JP2008534684A - 安定な農薬濃縮物及び最終用途乳剤 - Google Patents

安定な農薬濃縮物及び最終用途乳剤 Download PDF

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Abstract

EPAリスト4不活性物質であり、ポリグリセロール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル又はこれらの組み合わせである乳化剤と、農薬と、アセチルエステルのEPAリスト3不活性物質、メチル脂肪性エステルのリスト4不活性物質、クエン酸アセチルトリブチル、白色鉱油又はこれらの組み合わせのいずれかである溶媒とを含有する農薬濃縮物が提供される。農薬は、水不溶性合成ピレスロイド、天然ピレスラム、チャネルブロッキング殺虫剤、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、オキサジアジン、有機ホスファート、ネオニコチノイド殺虫剤、チアメトキサム、イミダクロプリド、アセトアミプリド、チアクロプリド、クロシアニジン、ニテンピラン、昆虫成長制御因子、若齢ホルモン擬似体、発酵殺虫剤、植物油殺虫剤、ダニ駆除薬、殺ダニ剤、殺真菌薬、除草剤及びこれらの組み合わせであり得る。農薬濃縮物は、炭化水素溶媒、白色鉱油又はこれらの組み合わせで希釈され、水と混合される。家屋、庭、専門又は公衆衛生の有害生物駆除のための即時使用エアロゾルを調製するための噴霧剤とともに安定な油中水乳剤を形成するために、腐食阻害剤が添加される。

Description

本発明は、乳化剤、農薬及び溶媒を含有する農薬濃縮物に関する。前記農薬濃縮物は、溶媒で希釈され、水と混合され得る。これらの濃縮物は、安定な油中水乳剤を形成する。家、庭、職業的又は公共的衛生の有害生物駆除用即時使用エアロゾルを作製するために、噴霧剤とともに腐食阻害剤も添加され得る。
本発明は、一般的には、即時使用農薬エアロゾルにおいて使用するために噴霧剤とともに、又は噴霧剤なしでポンプ/トリッガースプレー中において、安定な油中水乳剤を形成し得る農薬濃縮物に関する。
農薬(本明細書で殺真菌剤、ダニ駆除薬、除草剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺魚剤、殺シラミ剤及び殺菌剤をさらに含むように定義される。)及び有害生物忌避剤は、通常、微生物駆除などのために、家、庭、ヒト及びペット/動物の有害生物駆除において使用するための多様な消費者製品へと調合される。前記製品は、エアロゾル、トリッガースプレー、粉末又は顆粒として調合され得る。溶媒、乳化剤、安定剤及び香料が、通常、このような製品中に組み込まれることによって、環境的に許容され、哺乳類に対して毒性が低く、効果的な即時使用製品の調製が確実に行える。
これらの製剤成分は、農薬組成物が適用地点でエアロゾル又はトリッガースプレー中に均一に分散又は乳化することを確保し、保存上の安定性を確保し、農薬調製物を標的有害生物又は基質へと最適に送達することを確保し、及び効果的で環境上許容される製品を消費者に提供するためにも選択される。混合物が複数の成分を含有し、その結果得られる水中油乳剤が金属製の缶中での腐食問題及びエアロゾルスプレー中での起泡問題を引き起こし得る場合には、幾つかの界面活性剤は、エアロゾル調製のための安定な油中水乳剤を完全に確保するのに十分ではない。生物活性を亢進するために、化学的安定性を提供するために、又は耐性を管理するために、抗酸化剤又は相乗剤を殺虫剤へ添加することが必要であり得る。
水ベースのエアロゾルは、乳剤の種類に関して分類される。主なカテゴリーは、水中油(o/w)乳剤及び油中水(w/o)又は逆性乳剤である。
高い親水性親油性平衡(HLB)の(すなわち、10ないし14の範囲の)界面活性剤を有する水中油乳剤は、乳剤の前記2種類のうち、特に最も普遍的である。これらは、典型的には、多量の気泡を生じる。低HLB値(4ないし7)の疎水性又は親油性の非イオン性界面活性剤は、通常、油中水乳剤を生じる。
油中水乳剤は、主に、エアロゾル製品の2つの一般的な種類、すなわち、水ベースの空気清浄剤及び水ベースの農薬において使用されている。これらは、低発泡性、不燃性であり、最適に調製されると、物理的に安定な乳剤を形成する。W/O乳剤は、缶の腐食を引き起こす傾向がより低い。消費者製品中の揮発性有機化合物(VOC)含量をより低下させることを求める、カリフォルニア州大気資源委員会(CARB)及び米国環境保護庁(EPA)から発令されるVOC規制によって、これらの製剤の種類は、米国では、事実上義務的なものとなっている。2004年1月9日に、カナダPMRAは、EPAリスト3及び4の不活性物質を用いて製品を再調合することを全ての農薬登録者に命じる規制2004−1製剤指針を発令した。製剤製造者は、指針どおりに製品を標識した場合に限って、他の不活性物質を使用し続けることができる。
初期のw/oエアロゾル乳剤は、しばしば、好ましい非イオン性乳化剤として、オレイン酸ポリグリセリル−4を使用した。これより後の乳剤は、リスト2の不活性物質であるジエタノールアミンを含有する脂肪性アルカノールアミド乳化剤を使用した。リスト3及び4の不活性物質は、より良好かつより完全な毒性学データベースを有するので、EPA及びPMRAは、これらのみを許容する方向で動いている。それゆえ、農薬乳剤のための効果的で、互換性のある乳化剤を同定する必要がある。
エアロゾル空気清浄剤及び多くのエアロゾル家庭用農薬の場合、揮発性有機化合物は、現在、これらの製品の総重量の20ないし45%までに制限されている。当業界が大きな懸念を抱いているように、CARBは、これらの制限を25%又は15%まで、さらに低下させることを計画している。製品の安定性及び有効性をなお維持しながら、VOC含有量を低下させるという必要性を満たすために、調合に関して大きな課題が存在する。安定で、効果的で、不燃性であり、並びに均一なスプレー微粒化及び被覆を提供し、並びに良好な有効性及びより高い腐食保護を確保し、費用効果の高い様式製造することができる、CARBのVOC制限及びカナダのPMRAリスト3又は4の不活性物質条件を満たす農薬製剤を提供することが、本発明の目的である。
米国特許第6,387,960号は、アジュバント濃縮物、農薬濃縮物及び即時使用農薬組成物のための乳化剤、分散剤、湿潤剤及び溶媒として使用されるモノグリセリドを含有する農業用製剤を開示する。
米国特許第6,531,144号は、殺虫剤、ソルビタン脂肪性エステルとポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル界面活性剤との混合物、脂肪族炭化水素溶媒、水、及び噴霧剤としての液化石油ガスを含む、マイクロエマルジョンエアロゾル組成物を開示する。前記組成物は、単一相の製剤であり、使用前に前記組成物を含有する容器を振とうさせる必要がない。
本発明の概要
本発明は、ポリグリセロール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル又はこれらの組み合わせのいずれかであるEPAリスト4不活性乳化剤と、殺虫薬と、及びEPAリスト3不活性アセチルエステル、EPAリスト4メチルエステル、クエン酸アセチルトリブチル又は白色鉱油又はこれらの組み合わせのいずれかである溶媒とを含む、農薬濃縮物に関する。
好ましくは、乳化剤がポリグリセロール脂肪酸エステルである場合、これはジイソステアリン酸トリグリセロール又はヘキサオレイン酸デカグリセロールであり、乳化剤がソルビタン脂肪酸エステルである場合、これはモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンなどのエトキシル化ソルビタン脂肪酸エステルであるか、又はモノオレイン酸ソルビタンなどの非エトキシ化脂肪酸エステルであるか、又はこれらの組み合わせである。
好ましくは、前記農薬は、ペルメスリン、デルタメスリン、ビフェンスリン、フルバリナート、フェンバレラート、エスフェンバレラート、ラムダシハロトリン、テトラメトリン、トラロメトリン、シフルトリン、レスメトリン、スミスリン、イミプロトリン、プラレスリン(ETOC(登録商標))、アレスリン、ビオアレスリン、エスビオスリン、s−ビオアレスリン(ESBIOL(登録商標))、d−アレスリンなどの天然ピレスラム又は合成ピレスロイド;シペルメトリン;ζシペリメトリン及びτフルバリナートなどの、天然プレスラム又は合成ピレスロイドの異性体形態;(フィプロニルなどの)フェニルピラゾールなどのチャネルブロッキング殺虫剤;(カルバリル及びベンジオカルブなどの)カルバマートなどのアセチルコリンエステラーゼ阻害剤;インドキサカルブなどのオキサジアジン;クロルピリホス(DURSBAN(登録商標))及びアセフェート(ORTHENE(登録商標))などの有機ホスファート、ジノテフラン(SHURINKEN(登録商標))などのネオニコチノイド殺虫剤;チアメトキサム;イミダクロプリド;アセトアミプリド;チアクロプリド;クロチアニジン;ニテンピラム;(ジフルベンズロン(DIMILIN(登録商標))、テフルベンズロン、フルフェノクスロン、ビストリフルロン、ヘキサフルムロンなどの)ベンゾイルフェニル尿素などの昆虫成長制御因子;ピリプロキシフェン(SUMILARV(登録商標))、メトプレン、フェノキシカルブなどの若齢ホルモン擬似体;アバメクチン、スピロメシフェン、スピノサド、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)などの発酵殺虫剤;シナモン油、ローズマリー油、ヒメコウジ油、柑橘油及び丁子油などの植物油殺虫剤;ダニ駆除薬;殺ダニ剤;殺真菌薬;除草剤並びにこれらの組み合わせであり得る。
より好ましくは、農薬は、天然ピレスラム、合成ピレスロイド、又はこれらの組み合わせである。
好ましくは、農薬濃縮物は、さらに、ピペロニルブトキシド、N−オクチルビシクロヘプテンジカルボキシイミド、フェニルホスホン酸プロパルギルプロピル及びこれらの組み合わせなどの追加の溶媒又は相乗剤、エトキシキン又は第三級ブチルヒドロキノン(TBHQ)などの抗酸化剤、並びにメトキシケイ皮酸エチルヘキシル又はベンゾフェノンなどの紫外線光吸収剤、又は他の添加物を含む。
好ましくは、即時使用製品は、農薬濃縮物を含有し、脱イオン水又はR/O(逆浸透)水、炭化水素溶媒などの希釈剤、又は白色鉱油若しくはこれらの組み合わせ、安息香酸ナトリウムなどの腐食阻害剤、及び窒素、ブタン、イソブタン、プロパン、ハイドロフルオロカーボンなどの噴霧剤又はこれらの組み合わせを包含する。
本発明は、即時使用エアロゾル又はトリッガースプレー製品を標的基質の表面へ適用することを含む、標的基質を処理するための方法にも関する。即時使用エアロゾル又はトリッガースプレー製品は有害生物駆除のために使用され、前記標的基質には、植物、家屋、庭、動物又はイヌなどのペット、又はヒトが含まれる。
最後に、本発明は、従来技術によって即時使用製品の成分を互いに混合することによって、農薬濃縮物及び最終用途乳剤を作製するための方法にも関する。
本発明のこれら及び他の特徴、態様、利点は、以下の記載及び添付の特許請求の範囲を参照することによって、よりよく理解されるであろう。
特許請求の範囲及び作業実施例を除き、又は別段の記載がなされている場合を除き、本明細書中で使用されている成分又は反応条件の量を表す全ての数は、全ての事例において、「約」という用語が先行するものと理解されるべきである。
本明細書において使用される「標的基質」用語は、家庭の有害生物又は微生物、家屋、芝又は庭の有害生物、庭、ヒト、動物、動物有害生物、ヒト有害生物又は動物及び動物有害生物の組み合わせ、又は有害生物を保有する全てのものを意味する。「有害生物」は、全ての飛行性及び歩行性有害生物又は雑草などの植物有害生物の何れかの生存段階として定義される。「動物有害生物」又は「ペット有害生物」は、ノミ、マダニ、イエバエ、カ、ゴキブリ、アリ、蛆虫及びコダニなどの有害生物のいずれかの生存段階として定義され、細菌、真菌、他の寄生生物体又はそれらの生殖性部分、ウィルス、前述のものと同様の又は類似のあらゆる生物体、又はあらゆる動物、ヒト、植物、構造(例えば、シロアリなどの有害生物のいる家屋)、ペット又はそれらの部分において直接的に又は間接的に害悪を生じ得る全ての感染性物質も包含する。
即時使用エアロゾル又はトリッガースプレー製品は、汲み上げ噴霧器、噴霧器システムなどの中で使用するための、希釈可能な消費者用農薬組成物であり得るが、これに限定されるわけではない。
前記希釈可能な農薬濃縮物は、飛行性又は歩行性有害生物の駆除、幼生若しくはチリダニの駆除、ヒトのアタマジラミ又はコロモジラミの駆除、防虫衣類の処理、ノミ又はマダニの駆除若しくはヒト/ペット/動物のケアのために、又は標的基質上の殺真菌剤、除草剤、殺ダニ剤若しくはダニ駆除薬として使用され得るが、これらに限定されるわけではない。
本発明の農薬濃縮物は、ポリグリセロール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル又はこれらの組み合わせのいずれかであるEPAリスト4不活性乳化剤と、殺虫薬と、及びEPAリスト3不活性アセチルエステル、EPAリスト4メチルエステル、クエン酸アセチルトリブチル又は白色鉱油又はこれらの組み合わせのいずれかである溶媒とを含む。
好ましくは、前記農薬は、ペルメスリン、デルタメスリン、ビフェンスリン、フルバリナート、フェンバレラート、エスフェンバレラート、ラムダシハロトリン、テトラメトリン、トラロメトリン、シフルトリン、レスメトリン、スミスリン、イミプロトリン、プラレスリン(ETOC(登録商標))、アレスリン、ビオアレスリン、エスビオスリン、s−ビオアレスリン(ESBIOL(登録商標))、d−アレスリンなどの天然ピレスラム又は合成ピレスロイド;シペルメトリン;ζシペリメトリン及びτフルバリナートなどの、天然プレスラム又は合成ピレスロイドの異性体形態;(フィプロニルなどの)フェニルピラゾールなどのチャネルブロッキング殺虫剤;(カルバリル及びベンジオカルブなどの)カルバミン酸塩などのアセチルコリンエステラーゼ阻害剤;インドキサカルブなどのオキサジアジン;クロルピリホス(DURSBAN(登録商標))及びアセフェート(ORTHENE(登録商標))などの有機ホスファート;ジノテフラン(SHURINKEN(登録商標))などのネオニコチノイド殺虫剤:チアメトキサム;イミダクロプリド;アセトアミプリド;チアクロプリド;クロチアニジン;ニテンピラム;(ジフルベンズロン(DIMILIN(登録商標));テフルベンズロン、フルフェノクスロン、ビストリフルロン、ヘキサフルムロンなどの)ベンゾイルフェニル尿素などの昆虫成長制御因子;ピリプロキシフェン(SUMILARV(登録商標))、メトプレン、フェノキシカルブなどの若齢ホルモン擬似体;アバメクチン、スピロメシフェン、スピノサド、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)などの発酵殺虫剤;シナモン、ローズマリー、ヒメコウジ、柑橘類、丁子油などの植物油殺虫剤;ダニ駆除薬;殺ダニ剤;殺真菌薬;除草剤及びこれらの組み合わせであり得る。
好ましくは、農薬濃縮物は、さらに、ピペロニルブトキシド、N−オクチルビシクロヘプテンジカルボキシイミド、フェニルホスホン酸プロパルギルプロピル及びこれらの組み合わせなどの追加の溶媒又は相乗剤、エトキシキン又は第三級ブチルヒドロキノン(TBHQ)などの抗酸化剤、並びにメトキシケイ皮酸エチルヘキシル又はベンゾフェノンなどの紫外線光吸収剤を含む。
より好ましくは、農薬濃縮物は、ピペロニルブトキシドなどの相乗剤を有するか又は有さない、水不溶性の天然ピレスラム、合成ピレスロイド又はこれらの組み合わせであり、乳化剤は好ましくは、ジイソステアリン酸トリグリセロール、ヘキサオレイン酸デカグリセロール又はモノオレイン酸ソルビタン及びエトキシル化ソルビタン脂肪酸エステル配合物である。エトキシル化ソルビタン脂肪酸エステルは、好ましくは、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン又はモノパルミタートである。
さらに、本発明の農薬濃縮物を包含する最終用途乳剤は、イソパラフィン流体又は白色鉱油などの炭化水素溶媒、N−オクチルビシクロヘプテンジカルボキシイミド又はフェニルホスホン酸プロパルギルプロピルなどの追加の相乗剤、エトキシキン、第三級ブチルヒドロキノン(TBHQ)、没食子酸プロピルなどの抗酸化剤、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル又はベンゾフェノンなどの紫外線光(UV)吸収剤、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール又はプロピレングリコールなどの空気消毒剤、o−フェニルフェノール又はアルキルベンジル第四級アンモニウム塩などのフェノール性消毒薬、安息香酸ナトリウム、ケイ酸塩、亜硝酸ナトリウム又はリン酸ナトリウムなどの腐食阻害剤、n−プロパン、n−ブタン、イソペンタン、イソブタン、n−ペンタン又はハイドロフルオロカーボンなどの噴霧剤、殺虫特性及び抗菌特性も有する柑橘油、丁子油、ユーカリ油、ヒメコウジ油、ローズマリー油、シトロネラ油又はシナモン油などの花油又は植物油の香料又は脱臭剤、植物油、本明細書に列挙される追加の生物活性成分、及びこれらの組み合わせ又は他の添加物を含み得る。
本明細書で使用される「油中水乳剤」という用語は、分散液及び即時使用組成物も表す。本明細書で使用される「アジュバント」という用語は、溶媒、乳化剤、相乗剤、UV吸収剤、腐食阻害剤、抗酸化剤及び香料などの農薬の活性を改善する増強剤を指す。本明細書で使用される「生物活性成分」という用語は、製剤中に使用される農薬の他に、全ての活性成分又は相乗剤を表す。
本発明において使用される低HLBポリグリセロール脂肪酸エステル界面活性剤又はソルビタン脂肪酸エステル界面活性剤は、多様な機能を提供し得る。界面活性剤は、炭化水素溶媒又は白色鉱油溶媒が添加され、組成物が水及び腐食阻害剤と混合される場合に、安定な油中水乳剤又は逆性乳剤を調製するための農薬濃縮物中で乳化剤として機能し得る。ポリグリセロール脂肪酸エステルは、EPAリスト4A不活性物質(より低い毒性を有する材料と一般的にみなされている不活性物質)であり、ソルビタン脂肪酸エステルは、EPAリスト4B不活性物質(より低い毒性の農薬製品において使用できることを実証するのに十分なデータを有する不活性物質)である。ポリグリセロールエステルは、脂肪酸及びポリグリセロールのエステル化に由来する。本発明において使用するための特に好ましいポリグリセリドは、6ないし7のHLB値を有するジイソステアリン酸トリグリセロール及びヘキサオレイン酸デカグリセロールである。
本発明において使用される適切な低VOC溶媒には、農業用アジュバント及び農薬組成物中で典型的に使用される、C9ないし11アルコールの酢酸塩エステル、技術用白色油、オレイン酸メチル、クエン酸アセチルトリブチル、イソパラフィン流体、菜種油、綿実油、大豆油などの植物油、及びそれらの混合物が含まれるが、これらに限定されるわけではない。
本発明の逆性乳剤を作製するために農薬濃縮物を希釈するのに使用される好ましい低VOC炭化水素溶媒又は白色鉱油溶媒は、水ベースのエアロゾル農薬組成物の重量をベースとして、約5ないし約20重量%、好ましくは約10ないし約15重量%の量で使用される技術用白色油又はイソパラフィン流体である。
本発明の別の実施形態によれば、天然ピレスラムとピペロニルブトキシド相乗剤及び/又は合成ピレスロイドとの混合物を含有する農薬濃縮物が提供される。ピレスラム、テトラメトリン、S−ビオアレスリン(ESBIOL(登録商標)、Valent BioSciences Corporation販売)又は他のノックダウンピレスロイドは、典型的には、ノックダウン作用を提供するのに使用され、デルタメスリン、ペルメスリン又は他の殺傷性ピレスロイドは、殺傷活性及び長期残留性駆除を提供するために主として使用される。ピペロニルブトキシド(PBO)は、飛行する虫に対しても、及び這う虫に対しても、天然ピレスラム又は合成ピレスロイドの殺傷活性を亢進させるための相乗剤として使用される。EPAリスト4のオレイン酸メチル溶媒中で可溶性のEPAリスト4のエトキシキン抗酸化剤は、天然ピレスラム及び合成ピレスロイドを効果的に保護及び安定化するのに使用される。ピレスロイドの替わりに使用できる他の農薬は、上に列記されている。この農薬とアジュバント又は相乗剤との組み合わせは、最終用途エアロゾル又はトリッガースプレー中での迅速なノックダウンと長期の残留活性とを提供する農薬濃縮物を提供する。
本発明の別の実施形態によると、従って、(a)上に開示される農薬及び相乗剤の約5ないし約99.9重量%、好ましくは約15ないし約95重量%、最も好ましくは約20ないし約90重量%と、(b)溶媒、乳化剤、抗酸化剤(抗酸化剤も相乗剤として考えることができることに留意されたい。)などの約0.1ないし約95重量%、好ましくは約5ないし約85重量%、最も好ましくは約5ないし約80重量%とを含有する農薬エアロゾル濃縮物が提供される。
上に開示されるアジュバント(溶媒、乳化剤、抗酸化剤)及び/又は相乗剤を含有する農薬濃縮物を混合する工程を含むエアロゾル農薬の安定な油中水乳剤を作製するための方法も提供される。本方法は、さらに、農薬エアロゾル濃縮物を、炭化水素溶媒、白色鉱油溶媒又はこれらの組み合わせで希釈した後、脱イオン水及び腐食阻害剤をゆっくり添加しながら油相を混合し、安定で、均一な油中水乳剤を形成することを含む。
より具体的には、本方法は、白色及び低発泡性の乳状油中水乳剤が形成されることを確保するために、腐食阻害剤(水相)を含有する脱イオン水をゆっくり添加することによって、前記濃縮物とイソパラフィン又は白色鉱油溶媒(油相)などの炭化水素溶媒を迅速に撹拌することを含む。一旦、全ての水が添加されると、粘度500ないし2000cps(ブルックフィールド)の、安定で均一な中程度の粘性のある乳剤が形成されるはずである。次に、油中水乳剤は、低剪断ポンプによって充填ラインへと転移され、即時使用エアロゾル農薬を調製するために、液化噴霧剤と混合される。
本発明の別の好ましい実施形態において、組成物の重量を基礎として、上に開示される農薬濃縮物の、約1.0ないし約15.0重量%、好ましくは約1.0ないし約10.0重量%を含有し、残りが典型的に、溶媒、腐食阻害剤、噴霧剤、水である、即時使用水性農薬組成物が提供される。
本発明は、以下の表に示されるように、非限定的な以下の代表的実施例から、より明確に理解されるであろう。これらの実施例は、低VOC溶媒並びにリスト3及びリスト4の不活性物質とともに調合された、改善されたエアロゾル農薬濃縮物及び最終用途乳剤を示す。異なる製剤は、本明細書に示される文字及び数のコードを介して指定される。
前記実施例を通じて、保存安定性のデータは、25℃未満及び熱帯温度(25ないし40℃)、又は54℃などの加速した保存条件での検査から得られる。「熱帯性条件」という用語は、25ないし40℃で8時間、40℃で4時間、40ないし25℃で8時間、25℃で4時間の制御された周期を指す。
実施例において列挙されている全ての商標も、本願の末尾の表に列記されている。
低VOCエアロゾル濃縮物製剤
Figure 2008534684
表1aは、2つの改善されたデルタメスリン−ESBIOL(登録商標)ノックダウンエアロゾル濃縮物製剤YW−88−1及びYW−78−1の成分の重量%を示す。オレイン酸メチル及びジイソステアリン酸トリグリセロールは、EPAリスト4不活性物質である。
簡潔に述べると、製剤は次のように調製される。まず、混合タンクにEXXATE(登録商標)1000又はAGNIQUE(登録商標)ME 181−U溶媒の液化量を負荷する。次に、デルタメスリン粉末及びESBIOL(登録商標)液体殺虫剤を秤量し、溶解し、溶媒中で混合する。最後に、EMEREST(登録商標)2452乳化剤及びTBHQ抗酸化剤を前記混合物へ添加し、数分間混合して、製剤を完成させる。
Figure 2008534684
表1bは、表1aの低VOCエアロゾル濃縮物が、25℃及び熱帯性条件で14又は17ヶ月後に良好な保存安定性を呈することを示す。
実施例1の濃縮物から調製される低VOCエアロゾル製剤
Figure 2008534684
Figure 2008534684
表2bは、表2aに示される組成物YW−82−2中のデルタメスリンの保存安定性を示す。
低VOCエアロゾル濃縮物製剤
Figure 2008534684
列挙されている成分を有する製剤は、実施例1に記載のものと同様の様式で調製される。
Figure 2008534684
表3bは、表3aの低VOCエアロゾル濃縮物製剤YW−50−6が、25℃と熱帯性条件の下とで6ヶ月の保存後に安定であることを示す。
低VOCエアロゾル濃縮物製剤
Figure 2008534684
表4aは、4種のピレスラムベースのエアロゾル濃縮物製剤を示す。
列挙されている成分を有する製剤は、実施例1に記載のものと同様の様式で調製される。
Figure 2008534684
表4bは、表4aに列挙されるエアロゾル濃縮物製剤の2つに関する保存安定性のデータを示す。本データは、ピレスリン(「ピレスラム」は本明細書で「ピレスリン」と呼ばれる。)殺虫剤及びPBO相乗剤が、25℃及び熱帯性条件下で6ヶ月の保存の後に安定であることを示す。YW−024−01におけるPBOのわずかな上昇は、異なる時点でHPLC分析アッセイを実施することによるものであり、異なる時点でのアッセイがデータをより大きく変動させ得る。
低VOCエアロゾル濃縮物製剤
Figure 2008534684
表5は、相乗剤PBOと同様、殺虫剤テトラメトリン及びペルメスリンを含有する2つのエアロゾル濃縮物製剤を示す。
列挙される成分を有する製剤は、実施例1に記載のものと同様の様式で調製される。
これらのリスト4不活性物質製剤の両者は、40°F保存で活性成分及び乳化剤の良好な可溶性を示し、カナダPMRA指令2004−1製剤指針にも適合する。
低VOCエアロゾル濃縮物製剤
Figure 2008534684
列挙されている成分を有する製剤は、実施例1に記載のものと同様の様式で調製される。
Figure 2008534684
表6bは、表6aに列記されている製剤の2つに関するピレスリン、ペルメスリン及びPBOの保存安定性の加速のデータを示す。本データは、54℃で2週間保存した後に、低VOC製剤が安定であることを示す。ピレスリン、ペルメスリン又はPBOのわずかな上昇は、異なる時点でHPLC分析アッセイを実施することによるものであり、異なる時点でのアッセイがデータをより大きく変動させ得る。
低VOCエアロゾル濃縮物製剤
Figure 2008534684
Figure 2008534684
表7bの保存案転生のデータは、表7aの製剤YW−83−8中のピレスリン、ペルメスリン、PBOが安定であることを示す。PBOのわずかな上昇は、異なる時点でHPLC分析アッセイを実施することによるものであり、異なる時点でのアッセイがデータをより大きく変動させ得る。
低VOCエアロゾル濃縮物製剤
Figure 2008534684
Figure 2008534684
本データは、低VOCエアロゾル濃縮物製剤YW−96−4が、25℃及び熱帯性条件での16ヶ月の保存後に化学的に安定であることを示す。レスメトリン又はBIOALLETHRIN(登録商標)のわずかな上昇は、異なる時点でHPLC分析アッセイを実施することによるものであり、異なる時点でのアッセイがデータをより大きく変動させ得る。
実施例8の濃縮物から調製される低VOCエアロゾル製剤
Figure 2008534684
表9aは、表8aの濃縮物から調製される製剤を示す。
Figure 2008534684
本データは、ポリマーコーティングされた缶又はコーティングされていない缶で、25℃及び熱帯性条件での12ヶ月の保存後に、低VOCエアロゾル濃縮物製剤YW−61−2が化学的に安定であることを示す。BIOALLETHRIN(登録商標)のわずかな上昇は、異なる時点でHPLC分析アッセイを実施することによるものであり、異なる時点でのアッセイがデータをより大きく変動させ得る。
低VOCエアロゾル濃縮物製剤
Figure 2008534684
列挙されている成分を有する製剤は、実施例1に記載のものと同様の様式で調製される。製剤AS−86−1は、全てのリスト4不活性物質を含有する。
Figure 2008534684
本データは、6ヶ月の保存後に、低VOCエアロゾル濃縮物製剤YW−001−2が化学的に安定であることを示す。ピレスリン又はPBOのわずかな上昇は、異なる時点でHPLC分析アッセイを実施することによるものであり、異なる時点でのアッセイがデータをより大きく変動させ得る。
低VOCエアロゾル濃縮物製剤
Figure 2008534684
列挙されている成分を有する製剤は、実施例1に記載のものと同様の様式で調製される。
実施例11の濃縮物から調製される低VOCエアロゾル製剤
Figure 2008534684
Figure 2008534684
以下の表は、本出願において使用される商標、商標が源となる化学的成分、出願書類作成時に商標が属する企業を列挙する。
Figure 2008534684
Figure 2008534684
本発明の製剤は、抗腐食効果を有することが見出された。これらの製剤は、上述の基質への適用に有用である即時使用スプレー製品中に含有され得る。
上述の特許請求の範囲に定義されている本発明の概念及び範囲から逸脱せずに、本明細書に記載の本発明の組成物、操作及び方法の配置を変化させることが可能である。

Claims (23)

  1. ポリグリセロール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル及びこれらの組み合わせからなる群から選択される乳化剤、
    農薬、及び
    アセチルエステル、メチルエステル、クエン酸アセチルトリブチル、白色鉱油及びこれらの組み合わせからなる群から選択される溶媒
    を含む、安定な農薬濃縮物。
  2. 農薬が、水不溶性合成ピレスロイド、天然ピレスラム、チャネルブロッキング殺虫剤、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、オキサジアジン、有機ホスファート、ネオニコチノイド殺虫剤、チアメトキサン、イミダクロプリド、アセトアミプリド、チアクロプリド、クロシアニジン、ニテンピラン、昆虫成長制御因子、若齢ホルモン擬似体、発酵殺虫剤、植物油殺虫剤、ダニ駆除薬、殺ダニ剤、殺真菌薬、除草剤及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の農薬濃縮物。
  3. 天然ピレスラム又は合成ピレスロイドが、ペルメスリン、デルタメスリン、ビフェンスリン、フルバリナート、フェンバレラート、エスフェンバレラート、ラムダシハロトリン、テトラメトリン、トラロメトリン、シフルトリン、レスメトリン、スミスリン、アレスリン、イミプロトリン、プラレスリン、ビオアレスリン、エスビオスリン、s−ビオアレスリン、ピナミンホルテ、シペルメトリン及びこれらの異性体形態からなる群から選択される、請求項2に記載の農薬濃縮物。
  4. 乳化剤が、ポリグリセロール脂肪酸エステル乳化剤である、請求項1に記載の農薬濃縮物。
  5. ポリグリセロール脂肪酸エステル乳化剤が、ジイソステアリン酸トリグリセロール又はヘキサオレイン酸デカグリセロールである、請求項4に記載の農薬濃縮物。
  6. 乳化剤が、ソルビタン脂肪酸エステルである、請求項1に記載の農薬濃縮物。
  7. ソルビタン脂肪酸エステルが、モノオレイン酸ソルビタンである、請求項6に記載の農薬濃縮物。
  8. ソルビタン脂肪酸エステルが、エトキシ化ソルビタン脂肪酸エステルである、請求項6に記載の農薬濃縮物。
  9. エトキシ化ソルビタン脂肪酸エステルが、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン又はモノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタンである、請求項8に記載の農薬濃縮物。
  10. 追加の溶媒又は相乗剤をさらに含む、請求項1に記載の農薬濃縮物。
  11. 追加の溶媒又は相乗剤が、ピペロニルブトキシド、N−オクチルビシクロヘプテンジカルボキシイミド、フェニルホスホン酸プロパルギルプロピル及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項10に記載の農薬濃縮物。
  12. 抗酸化剤をさらに含む、請求項1の農薬濃縮物。
  13. 抗酸化剤が、エトキシキン又は第三級ブチルヒドロキノンである、請求項12に記載の農薬濃縮物。
  14. 紫外線光吸収剤をさらに含む、請求項1に記載の農薬濃縮物。
  15. 紫外線光吸収剤が、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、ベンゾフェノン及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項14に記載の農薬濃縮物。
  16. 香料、脱臭剤、殺菌剤、消毒薬及びこれらの組み合わせからなる群から選択される付加的な成分をさらに含む、請求項1の農薬濃縮物。
  17. 脱イオン水又は逆浸透水、炭化水素溶媒、白色鉱油及びこれらの組み合わせからなる群から選択される希釈剤、安息香酸ナトリウム腐食阻害剤及び噴霧剤をさらに含む、請求項1に記載の農薬濃縮物。
  18. 請求項1に記載の農薬濃縮物を含有する即時使用製品。
  19. 請求項18に記載の製品を使用する方法であり、有害生物駆除のための前記製品を、植物、家、動物、ヒト及びこれらの組み合わせからなる群の少なくとも1つの要素へ適用することを含む、前記方法。
  20. 植物、家、動物、ヒト及びこれらの組み合わせからなる群の少なくとも1つの要素の表面に有害生物駆除のための前記製品を適用することを含む、請求項19に記載の製品を使用する方法。
  21. ポリグリセロール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪性エステル及びこれらの組み合わせからなる群から選択される乳化剤を提供する工程、
    少なくとも1つの農薬を提供する工程、及び
    前記乳化剤及び前記農薬を、アセチルエステル、メチルエステル、クエン酸アセチルトリブチル又は白色鉱油及びこれらの組み合わせからなる群から選択される溶媒と組み合わせる工程
    を含む、安定な農薬濃縮物を作製するための方法。
  22. 農薬が、水不溶性合成ピレスロイド、天然ピレスラム、チャネルブロッキング殺虫剤、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、オキサジアジン、有機ホスファート、ネオニコチノイド殺虫剤、チアメトキサン、イミダクロプリド、アセトアミプリド、チアクロプリド、クロシアニジン、ニテンピラン、昆虫成長制御因子、若齢ホルモン擬似体、発酵殺虫剤、植物油殺虫剤、ダニ駆除薬、殺ダニ剤、殺真菌薬、除草剤及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項21に記載の方法。
  23. 天然ピレスラム又は合成ピレスロイドが、ペルメスリン、デルタメスリン、ビフェンスリン、フルバリナート、フェンバレラート、エスフェンバレラート、ラムダシハロトリン、テトラメトリン、トラロメトリン、シフルトリン、レスメトリン、スミスリン、アレスリン、イミプロトリン、プラレスリン、ビオアレスリン、エスビオスリン、s−ビオアレスリン、ピナミンホルテ、シペルメトリン及びこれらの異性体形態からなる群から選択される、請求項22に記載の方法。
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