JP2009153416A - 鼻環とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 挿通端が魚の鼻に通りやすく、挿通した鼻環によって魚の鼻の傷付きを防止する鼻環を提供することである。
【解決手段】 鼻環1は、金属からなる芯部2の表面に薄膜からなる表面層3を有する線材Sを環形状に屈曲して形成され、その一端が自由端となって魚の鼻に差し込むための挿通端部4を形成し、他端は、挿通端部4の周面に交差方向に向って配された取り付け端部6を形成している。
挿通端部4は、その先端側が表面層3を有しない芯部2が露出した状態となり、取り付け端部6に取り付けられた可撓性部材7が挿通端部4の表面層3で覆われた部分に当接している。
【0009】
【選択図】 図1
【解決手段】 鼻環1は、金属からなる芯部2の表面に薄膜からなる表面層3を有する線材Sを環形状に屈曲して形成され、その一端が自由端となって魚の鼻に差し込むための挿通端部4を形成し、他端は、挿通端部4の周面に交差方向に向って配された取り付け端部6を形成している。
挿通端部4は、その先端側が表面層3を有しない芯部2が露出した状態となり、取り付け端部6に取り付けられた可撓性部材7が挿通端部4の表面層3で覆われた部分に当接している。
【0009】
【選択図】 図1
Description
本発明は、魚釣りに使用される鼻環に関する。
従来特許文献1のように、鼻環の挿通端部に着色をしたものが記載されている。
この鼻環は、その挿通端を周辺より視認性の良い色に着色し、鼻環の挿通端の位置が確認しやすく容易に鮎の鼻に鼻環を通すことができるようにしたものであった。
しかし、鼻環の挿通端を塗料に漬け込む等、塗料を付着させて着色するため、鼻環の挿通部が太くなって鮎の鼻に通りにくくなるという不具合があった。
実用新案登録第3107179号
この鼻環は、その挿通端を周辺より視認性の良い色に着色し、鼻環の挿通端の位置が確認しやすく容易に鮎の鼻に鼻環を通すことができるようにしたものであった。
しかし、鼻環の挿通端を塗料に漬け込む等、塗料を付着させて着色するため、鼻環の挿通部が太くなって鮎の鼻に通りにくくなるという不具合があった。
解決しようとする問題点は、鼻環の挿通端に塗料を付着させて着色すると、鼻環の挿通部が太くなって魚の鼻に通りにくくなることである。
本発明の目的は前記欠点に鑑み、鼻環の挿通端が魚の鼻に通りやすく、挿通した鼻環によって魚の鼻の傷付きを防止した鼻環を提供することである。
本発明の請求項1は、金属の芯部にこれより軟らかい材料の表面層を設けた鼻環の挿通端部から前記芯部を露出させたことを要旨とするものである。
本発明の請求項2は、挿通端部と反対側の端部に前記挿通端部の表面層に向かって突出する可撓性部材を取り付けたことを要旨とするものである。
本発明の請求項3は、可撓性部材は、挿通端部の表面層に当接していることを要旨とするものである。
本発明の請求項4は、金属の芯部にこれより軟らかい材料の表面層を設けた鼻環の挿通端部の前記表面層を除去して芯部を露出させたことを要旨とするものである。
本発明の請求項2は、挿通端部と反対側の端部に前記挿通端部の表面層に向かって突出する可撓性部材を取り付けたことを要旨とするものである。
本発明の請求項3は、可撓性部材は、挿通端部の表面層に当接していることを要旨とするものである。
本発明の請求項4は、金属の芯部にこれより軟らかい材料の表面層を設けた鼻環の挿通端部の前記表面層を除去して芯部を露出させたことを要旨とするものである。
本発明により、鼻環の挿通端が魚の鼻に通りやすく、挿通した鼻環によって魚の鼻の傷付きを防止することができる。
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1は鼻環の環形状に沿った断面図、図2は鼻環の開口部の部分横断面図、図3は製造方法を示すための鼻環の環形状に沿った断面図である。
本願の鼻環1は、金属からなる芯部2の表面に薄膜からなる表面層3を有する線材Sを環形状に屈曲して形成されている。
線材Sは、一端が自由端となって突出して魚の鼻に差し込むための挿通端部4を形成し、他端は、湾曲部5を挟んで、挿通端部4の周面に交差方向するように向いた状態で配された取り付け端部6を形成している。
線材Sは、一端が自由端となって突出して魚の鼻に差し込むための挿通端部4を形成し、他端は、湾曲部5を挟んで、挿通端部4の周面に交差方向するように向いた状態で配された取り付け端部6を形成している。
芯部2は、ステンレスやチタン合金等の金属で形成され、表面層3は、合成樹脂等の芯部2よりも軟らかい材料からなり芯部2の外周を覆っている。
表面層3は染料等を含有した材料を用いて線材Sを着色することができ、魚に警戒心を与えない黒色等の暗色に着色されている。
表面層3は染料等を含有した材料を用いて線材Sを着色することができ、魚に警戒心を与えない黒色等の暗色に着色されている。
一端の挿通端部4は、その先端側(自由端側)が表面層3を有しない芯部2が露出した状態となり、この芯部2が露出した部分は表面層3に比べ明色の金属肌であるため視認性が良好で、また、表面層3を有しないため表面層3で覆われた部分に比べ細径となっている。
挿通端部4の露出した芯部2の先端側は先細り状になるように傾斜面4aが形成されている。
挿通端部4の露出した芯部2の先端側は先細り状になるように傾斜面4aが形成されている。
鼻環1の他端の取り付け端部6には可撓性部材7が取り付けられ、取り付け端部6から挿通端部4の間の間隙からなる開口部8を閉鎖している。
可撓性部材7は合成樹脂のチュ−ブで形成され、そのチュ−ブの一端が取り付け端部6に差し込まれて取り付けられ、チュ−ブの他端が自由端となって挿通端部4の周面に交差する方向で当接している。
なお、可撓性部材7はチュ−ブの中に充填材を入れることによってその弾性を調節できる。
可撓性部材7は合成樹脂のチュ−ブで形成され、そのチュ−ブの一端が取り付け端部6に差し込まれて取り付けられ、チュ−ブの他端が自由端となって挿通端部4の周面に交差する方向で当接している。
なお、可撓性部材7はチュ−ブの中に充填材を入れることによってその弾性を調節できる。
可撓性部材7の先端は挿通端部4の表面層3で覆われた部分に当接し、これより挿通端部4の先端側2mm程度が芯部2が露出した部分となっている。
可撓性部材7はその長手方向の線分Bが挿通端部4の長手方向の線分Aに対し、鼻環1の内側部9側に傾斜するように突出してして不用意に開口部8の外方に向かって変形し開口部8が開かないようになっている。
取り付け端部6に折曲状に形成した止着糸等の取付部6aが形成されている。
可撓性部材7はその長手方向の線分Bが挿通端部4の長手方向の線分Aに対し、鼻環1の内側部9側に傾斜するように突出してして不用意に開口部8の外方に向かって変形し開口部8が開かないようになっている。
取り付け端部6に折曲状に形成した止着糸等の取付部6aが形成されている。
鼻環1が使用されるときは、魚の鼻に挿通端部4を差し込み、可撓性部材7を図2に2点鎖線で示したように内側部9側に変形させながら開口部8を開き魚の鼻に刺し通す。
鼻環1の取り付けが完了すると可撓性部材7は元の開口部8を閉鎖した状態に戻り、魚の鼻から不用意に外れてしまうことを防止する。
鼻環1の取り付けが完了すると可撓性部材7は元の開口部8を閉鎖した状態に戻り、魚の鼻から不用意に外れてしまうことを防止する。
魚の鼻に挿通端部4を差し込むときは、一端の挿通端部4は、その先端側(自由端側)が芯部2が露出した状態となっているため、視認性が良好であり、また、芯部2が露出した部分は表面層3を有する部分より細径になっているため魚の鼻に容易に刺し通すことができる。
また、挿通端部4の露出した芯部2の先端側は先細り状になるように傾斜面4aが形成され、より魚の鼻への刺し通しが容易になっている。
また、挿通端部4の露出した芯部2の先端側は先細り状になるように傾斜面4aが形成され、より魚の鼻への刺し通しが容易になっている。
また、線材Sの挿通端部4の他端は挿通端部4に交差方向から向いて配された取り付け端部6を形成し、一端が取り付け端部6に取り付けられた合成樹脂等の可撓性部材7の先端が自由端となって挿通端部4の周面の合成樹脂等の表面層3を有する部分に当接している。
したがって、その摩擦抵抗により可撓性部材7の先端が不用意に表面層3から離れて、開口部8が開いてしまうことが防止されている。
なお、 可撓性部材7の先端は挿通端部4の周面に当接していなくても、挿通端部4の近傍に達するように配され、開口部8を開閉するために可撓性部材7が変形したときに挿通端部4の周面に当接するようにしてもよい。
鼻環1を魚の鼻に取り付けると、表面層3が芯部2より軟らかい材料で形成したため魚を傷つけることが防止される。
したがって、その摩擦抵抗により可撓性部材7の先端が不用意に表面層3から離れて、開口部8が開いてしまうことが防止されている。
なお、 可撓性部材7の先端は挿通端部4の周面に当接していなくても、挿通端部4の近傍に達するように配され、開口部8を開閉するために可撓性部材7が変形したときに挿通端部4の周面に当接するようにしてもよい。
鼻環1を魚の鼻に取り付けると、表面層3が芯部2より軟らかい材料で形成したため魚を傷つけることが防止される。
鼻環1を製造するときは、図3のように、芯材2を所定の環形状に形成して表面層3を芯材2の表面に設けるか、または、予め表面層3を芯材2の表面に設けてから線材Sを所定の環形状に形成して、挿通端部4の先端側の表面層3をヤスリYで削って除去し、芯部2の先端側を露出させる。
なお、図3は可撓性部材7の取り付け前の状態である。
また、挿通端部4の先端側の表面層3は溶剤等で溶かして除去することもできる。
このように挿通端部4の表面層3を除去して芯部2を露出させると挿通端部4が太径にならず、従来の挿通端部に塗料を付着させて着色した場合のように、付着させた塗料の剥離が防止される。
なお、図3は可撓性部材7の取り付け前の状態である。
また、挿通端部4の先端側の表面層3は溶剤等で溶かして除去することもできる。
このように挿通端部4の表面層3を除去して芯部2を露出させると挿通端部4が太径にならず、従来の挿通端部に塗料を付着させて着色した場合のように、付着させた塗料の剥離が防止される。
本願発明は、釣りに使用する鼻環全般に利用できる。
1 鼻環
2 芯部
3 表面層
4 挿通端部
6 取り付け端部
7 可撓性部材
2 芯部
3 表面層
4 挿通端部
6 取り付け端部
7 可撓性部材
Claims (4)
- 金属の芯部にこれより軟らかい材料の表面層を設けた鼻環の挿通端部から前記芯部を露出させたことを特徴とする鼻環。
- 挿通端部と反対側の端部に前記挿通端部の表面層に向かって突出する可撓性部材を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の鼻環。
- 可撓性部材は、挿通端部の表面層に当接していることを特徴とする請求項2に記載の鼻環。
- 金属の芯部にこれより軟らかい材料の表面層を設けた鼻環の挿通端部の前記表面層を除去して芯部を露出させたことを特徴とする鼻環の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007333331A JP2009153416A (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | 鼻環とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007333331A JP2009153416A (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | 鼻環とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009153416A true JP2009153416A (ja) | 2009-07-16 |
Family
ID=40958119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007333331A Pending JP2009153416A (ja) | 2007-12-25 | 2007-12-25 | 鼻環とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009153416A (ja) |
-
2007
- 2007-12-25 JP JP2007333331A patent/JP2009153416A/ja active Pending
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