JP2009153070A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的なデータ転送ができる無線通信装置及び無線通信方法を提供すること。
【解決手段】第1データを保持する第1無線端末2とBluetooth通信により通信可能な無線通信装置1であって、第2無線端末の検索処理を予約すると共に、検索処理を実行する検索部と、前記第1データ、及び前記第2データを受信する第1送受信部35と、前記第1無線端末2への前記第2制御パケットの送信を予約すると共に、前記第2制御パケットの送信が許可された際に、前記第1送受信部35に対して前記第2制御パケットを送信するよう命令する第1制御部34と、前記第1制御部34、及び前記検索部13からの前記予約を受け付けると共に、前記検索処理に比して、前記第2制御パケットの送信を優先的に許可し、前記第2制御パケットの送信の予約がない場合に、前記検索処理を許可するスケジューリング部17とを具備する。
【選択図】 図7

Description

この発明は、無線通信装置及び無線通信方法に関する。例えば、リアルタイム性のあるデータのみならず、非ストリーミングデータの効率的な転送方法に関する。
簡易に家電製品同士をコードレスで接続し、互いに無線通信ができるBluetooth(登録商標)は、Bluetooth SIG(Special Interest Group)が発表した、短距離無線データ通信技術の規格の1つである。
Bluetoothを用いた通信としては、例えば、オーディオプレーヤから、カーステレオなどへのオーディオデータ転送が挙げられる。この際、Bluetoothを用いた通信では、この該オーディオデータを再生のためにリアルタイム性を要求される、すなわちストリーミング技術が必要となる。
従来、ストリーミングでは伝送線路状況に合わせて、その伝送線路状況が劣化したときなどは、転送されるデータを圧縮した状態で確実にデータ転送する手段(例えば、特許文献1)や、データ転送において余分なパケットを切り捨てる手段(例えば、特許文献2)などがとられてきた。また、Bluetooth機能を持つ他デバイスの検索や接続処理よりも、データ元であるデバイスから連続してデータ受信を行うことが優先されてきた。つまり、実際は、データ元であるデバイスから連続してデータ受信を行うことよりも、Bluetooth機能を持つ他デバイスの検索や接続処理が行われる優先度が高かったが、予め伝送線路状況が劣化した場合などを仮定し、データ元のデバイスに対しデータの転送機会を多く与えることで、データ元のデバイスから連続してデータの受信を行う手段、更には、データの再送を繰り返す手段などが採用されてきた。
しかし、これら従来技術ではリアルタイム性を維持することを第一に考えていた。その結果、Bluetooth機能を持つ他デバイスの検索や接続処理、又は非ストリーミングデータの転送などの転送効率が非常に悪く、快適なストリーミングが実現できていなかった。つまり、リアルタイム性のあるデータを転送しながら、同Bluetoothを搭載した機器への他デバイスへの検索を行う機会や、リアルタイム性が要求されないデバイスへのデータ転送が効率良く出来ていなかった。
特開2003−309541号公報 特開2003−152736号公報
この発明は、効率的なデータ転送ができる無線通信装置及び無線通信方法を提供する。
この発明の一実施形態に係る無線通信装置は、第1データパケットを保持する第1無線端末とBluetooth通信により通信可能な無線通信装置であって、前記第1無線端末と異なる第2無線端末の検索処理を予約すると共に、前記予約が許可された際に該検索処理を実行する検索部と、前記第1データパケットの転送の開始を通知する第1制御パケット、及び前記第1データパケットに後続する第2データパケットを受信するための第2制御パケットを前記第1無線端末へ送信すると共に、前記第1無線端末が送信した前記第1データパケット、及び前記第2データパケットを受信する第1送受信部と、前記第1無線端末への前記第2制御パケットの送信を予約すると共に、前記第2制御パケットの送信が許可された際に、前記第1送受信部に対して前記第2制御パケットを送信するよう命令する第1制御部と、前記第1制御部、及び前記検索部からの前記予約を受け付けると共に、前記検索処理に比して、前記第2制御パケットの送信を優先的に許可し、前記第2制御パケットの送信の予約がない場合に、前記検索処理を許可するスケジューリング部とを具備する。
また、この発明の一態様に係る無線通信方法は、第1無線端末と、前記第1無線端末に対する制御機能を備えた第2無線端末とがBluetooth通信を行う無線通信方法であって、前記第1無線端末に送信すべきパケットにつき前記パケットの種類毎に前記送信の優先順位を保持する優先度テーブルを参照し、データパケットを前記第1無線端末から受信するための第1制御パケットを、前記第2無線端末が前記第1無線端末に送信するステップと、前記第1制御パケットに応答して前記第1無線端末が、前記第2無線端末に前記データパケットを送信するステップと、前記データパケットを受信したのち、前記優先度テーブルに従って更にデータパケットを受信するための第2制御パケットを、前記第2無線端末が前記第1無線端末に送信するステップと、前記第1無線端末からの前記データパケットの受信が終了したのち、前記優先度テーブルに従って前記第2無線端末が第3無線端末を検索するステップとを具備する。
本発明によれば、効率的なデータ転送ができる無線通信装置及び無線通信方法を提供することが出来る。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
この発明の一態様に係る無線通信装置及び無線通信方法について、図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係る無線通信システムの概念図であり、Bluetooth規格に従った無線通信システムを示している。
<ピコネットの構成>
図示するように無線通信システムは無線通信装置1及び無線通信端末2、3を備えている。無線通信装置1は、複数の無線通信端末2、3を収容して、Bluetooth規格に準拠した無線通信システムを形成している。本実施形態における無線通信システムは、無線通信装置1とアドホックモードで接続、形成されるネットワークであり、Bluetooth規格においてピコネット(Piconet)と呼ばれるものである。この無線通信システムにおいてアドホックモード通信とは、無線基地局などのようなアクセスポイントを必要とせず、端末同士で通信を行うモードでの通信のことであり、IEEE802.11規格においてIBBS(Independent Basic Service Set)と呼ばれる。
ここで図1における無線通信装置1とは、ピコネットに収容された無線通信端末2、3に対して制御機能を付与された機器のことをいい、以下マスター1と呼ぶ。
また、図1における無線通信端末2、3はマスター1からの指示に従って動作する機器のことをいい、以下スレーブと呼ぶ。つまりスレーブとは、制御機能を付与された機器(マスター1)以外の機器のことをいう。また、スレーブは、所属するピコネット内のマスターが備えるクロックを取得し、スレーブ自身のクロックとのオフセットを計算することでマスターと同期を取ることが出来、そのクロックに従ったデータ転送を行うことができる。なお本実施形態における図1では、ピコネット内に含まれる無線通信端末が2つある場合を示しているが、無線通信端末の数は最大7つまでと規定されている。これは、ピコネット内で送受信されるデータ内に含まれる、マスターとスレーブとを互いに認識できる情報が3bitで構成されているためである。また、1つのピコネットにスレーブは最大7台まで収容されるため、マスター1を含めて最大8台で無線通信を行うことができる。ピコネット内で送受信されるデータフォーマットについては後述する。
また、Bluetooth規格における通信では、例えば、スレーブ2の保持するデータを、スレーブ3へと転送したい場合、一度マスター1を介してスレーブ3へと転送する。同様にスレーブ3の保持するデータをスレーブ2に転送したい場合においてもマスター1を介する必要がある。
つまりピコネットを収容するスレーブ2、3間のデータ転送においては、必ずマスター1を介してデータのやり取りを行う必要がある。それは、マスター1が、ピコネット内のデータ転送をすべて制御しているからである。
また、ピコネットに収容されたマスター1とスレーブ2、3との役割はいつでも交代することができる。すなわち通常、マスターとスレーブとの役割は、ピコネット形成時に割り振られる。しかし、マスターがピコネットから抜けたとしても、今までスレーブだった機器がマスターに切替わることで、新たなピコネットを形成しうることができる。
また、図1に示したピコネットが複数存在し、それら複数のピコネットが1つのネットワークを形成してもよい。複数のピコネットが数珠繋ぎ状に形成されている概念図を図2に示す。
図2に示すように複数のピコネットa、ピコネットbが点在して存在し、数珠繋ぎ状に包括されているこのようなネットワークをスキャッタネットと呼ぶ。図2に示すピコネットaは、スレーブ6、7とマスター5から形成されている。
マスター5は、ピコネットaのマスターとして動作すると同時に、スキャッタネットのマスター4に対して、スレーブとして動作する。ピコネットbは、スレーブ9とマスター8から形成されている。
マスター8は、ピコネットbのマスターとして動作すると同時に、スキャッタネットのマスター4に対して、スレーブとして動作する。つまり、この場合、スキャッタネットを制御するマスターは1台である。そしてピコネットa、及びピコネットbのマスター5、及び8は、スキャッタネットのマスター4に対してスレーブとしての役割を持つと同時に、それぞれピコネットa、bを収容するスレーブに対し、マスターとしての役割を持つ。これは、ピコネット間でそれぞれ同期をとるために、1台のデバイスが複数のピコネットのマスターとなることはできないからである。
なお、図2では1台のマスターがスキャッタネット内のスレーブを制御する例を示したが、複数のマスターがスキャッタネット内のスレーブを制御してもよい。また、マスター4は、マスター5を介すことでスレーブ6、7を制御する。この時、スレーブ6、7はマスター4、5からの指示を同時に受信することは出来ないので、送受信されるデータはスロット番号に分割され、時分割多重を用いてデータ転送が行われている。また、ピコネットbについても同様な動作をしている。
<通信方式>
次に、Bluetooth規格で使用される周波数帯域について、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態に係るピコネットで使用可能な周波数帯域を示すバンド図である。図3に示すように、本実施形態に係るマスター1とスレーブ2、3との間で使用する周波数帯域は、Bluetooth規格で予め決められた、2.4[GHz]帯域である。詳しくは、2.402〜2.480[GHz]の周波数が79分割される。つまり、2.402[GHz]、2.403[GHz]、2.404[GHz]、・・・、2.480[GHz]のいずれかの周波数を用いて通信が行われる。また、Bluetooth規格における通信では最大1[Mbps]の伝送速度が可能とされており、その周波数帯域内にはSCOリンク、ACLリンクで用いられるチャネルが存在する。リンク方式であるSCOリンク、ACLリンクについては後述する。
またBluetooth規格に準拠した通信では、周波数ホッピング型スペクトラム拡散方式を用いることで79分割に割り振られた周波数を、一秒間に1600回変化させている。これにより他デバイスとの干渉を低減、つまり、電波干渉からの回避を可能としている。2.4[GHz]帯域を使用している機器として、代表的なものにIEEE802.11b規格に準拠した無線LANシステムや、家庭電化製品の電子レンジなどが挙げられる。Bluetooth規格では、周波数ホッピング型スペクトラム拡散方式を用いることで、これら2.4[GHz]帯を使用する機器との電波干渉の回避が可能となる。
図4は、Bluetooth規格に準拠した通信における周波数ホッピング型スペクトラム拡散方式の概念図であり、縦軸に時刻の経過と、横軸にその時刻における使用される周波数との関係を示す。図4は、ピコネットを形成するマスター1とスレーブ2、3とが、使用する周波数帯域を時間毎に切り替えて(ホッピング)いる様子を示している。Bluetooth規格に準拠した通信では、使用する周波数を1秒間に1600回変化させていることから、周波数を一定に保ちながらデータ転送をする時間は625[μsec]となる。つまり、図4中に示すαの値とは625[μsec]となる。またこの625[μsec]毎の区間を1スロットと呼ぶ。スロットについては後述する。
図4に示すように、ある時刻tにおいて使用した周波数fを、時刻(t+α)で周波数をfへと変化させる。同様に、時刻(t+α)で使用した周波数fを、時刻(t+2α)で周波数fへと切り替え、時刻(t1+2α)で使用した周波数fを、時刻(t+3α)で周波数fへと切り替える。つまり、625[μsec]毎に周波数を変化させていく。このように、Bluetooth規格に準拠した通信では、周波数を逐一変化させることで、2.4[GHz]帯域を使用する他デバイスとの周波数干渉を極力回避している。
次に、図1に示すマスター1と、スレーブ2、3とが無線通信をする際のリンク方式について説明する。
Bluetooth規格に係るマスターとスレーブ間でのリンク方式は、SCO(Synchronous Connection Oriented)リンクとACL(Asynchronous Connection Oriented)リンクとがある。SCOリンクとは、マスターとある1つの特定スレーブとのPoint to Pointリンクであり、電話品質音声用対称64[Kbps]通信用として使用される。また、SCOリンクを用いた音声通話において、伝送線路状況の劣化が原因で通信中にパケットが送信できなかったとしても同一パケットを再送することはない。一方、これに対しACLリンクとは、マスターと複数からなるスレーブとのPoint to Multipointリンクであり、マスターとスレーブ間とのデータ転送用として使用される。また、伝送線路状況の劣化に伴い、通信中にマスター又はスレーブからのパケットなどが送信できなかった場合でも、再送をすることで一定の品質を補償している。
本実施形態では、上記2つのリンクのうちACLリンクを用いてデータ転送を行う。以降、データ転送と称する場合、ACLリンク方式における通信を指す。
次に、データ転送で用いられるDHパケット、DMパケットについて説明する。
DHパケットとは、誤り訂正符号(FEC:Forward Error Correction code)を含まないパケットをいい、DMパケットとは、誤り訂正符号(FEC)を含むパケットである。
伝送線路状況が良好である場合、誤り訂正符号を含まないDHパケットを使用し、伝送線路状況が良好でない場合、誤り訂正符号を含むDMパケットを使用するよう切り替えてデータ転送をすることもできる。また伝送線路状況に合わせて、転送するDHパケット、若しくはDMパケットのデータ量も変化させても良い。
また本実施形態では、特にDHパケットを用いて説明するが、DMパケットについてもデータ転送をする動作は同様である。
次にマスター1と、スレーブ2、3とでデータ転送されるパケットのフォーマットについて、図5を用いて説明する。図5は、マスター1、スレーブ2、3間で送受信されるデータのフォーマット例である。
データフォーマットは大まかに、アクセスコード(access code)、パケットヘッダー(packet header)、ペイロード(payload)を備えている。
まずアクセスコードは、68、又は72[bit]のデータ長を持つ。このマスター1から送信されたアクセスコードにより、スレーブ2、3は自己の所属するピコネットを認識し、またピコネット内における通信の同期をとることができる。つまりアクセスコードを以って、ピコネット内のマスターとスレーブとが互いに識別することができる。マスター1が、スレーブ2、3を検索(Inquiry処理)するときは、このアクセスコードのみからなるデータを送信している。また、アクセスコードのみによるデータ送信では、68[bit]のデータ長を持つが、アクセスコードの後にパケットヘッダーが送信される場合は72[bit]のデータ長を持つ。
パケットヘッダーは、54[bit]のデータ長を持つ。パケットヘッダーにより、主にピコネット内の通信制御が行われる。パケットヘッダーの先頭には、‘AM_ADDR’が備えられており、この値が3[bit]の値を持つ。‘AM_ADDR’は、最大7台分のスレーブを認識するアドレスを備えている。つまり、‘AM_ADDR’は‘001’、‘010’、‘011’・・、‘111’の値を持つ。すなわち、この‘AM_ADDR’の値が3[bit]で構成されているため、ピコネットに収容できるスレーブ数は最大7台と規定される。また、制御データ部分には前述したSCO、若しくはACLリンク方式を示す情報などが含まれる。
ペイロードは、0〜2745[bit]のデータ長を持つ。ペイロードには、実際にマスター1、スレーブ2、3間で送受信される正味データが含まれている。
次に、図1に示すピコネット内のマスター1、スレーブ2、3間における大まかな通信方法について図6を用いて説明する。図6は、マスター1がスレーブ2、3に対し、データ転送するため一定の周期を与え、その周期内でスロット毎にデータ転送をしている概念図である。
まず、スロットについて説明する。上述した、各パケットが送受信されるタイミングの基準となる単位をスロットという。図4で示したように、ホッピングすることで使用される周波数は625[μsec]毎に切り替わっていく。つまり、スロットとはピコネット内で使用する周波数がホッピングする過程で、現在の周波数が次の周波数に切り替わるまでの、一定の周波数を保った区間のことであり、単位は時間である。つまり、図6に示すように1スロットの区間は625[μsec]となる。
更に各スロットには、マスター1が備えるタイマーに従って、例えば、‘0’、‘1’、‘2’・・・と通し番号が付されている。以下、この番号をスロット番号SNと呼ぶ。ピコネット内におけるスレーブ2、3は、マスター1の発生するクロックと同期を取ることが出来るため、スレーブ2、3はマスター1が現在使用しているスロットのSNを認識できる。このとき、図示するようにマスター1は、偶数番号が付されたスロットからデータ送信を行う。また、スレーブ2、3は、マスター1から偶数スロットのタイミングで送信された最後のパケットに隣接する、奇数番号が付されたスロットからデータ送信を行う。つまり、Bluetooth規格では時分割多重通信を行っているため、図示するように時間軸上のスロットに付されたスロット番号に従い送受信を交互に行う。
また、マスター1、及びスレーブ2、3間でのデータ転送の送受信は、DH1、DH3、DH5の3つのパケット長のうちいずれかでデータ転送がされ、パケット長が長い程、一度に転送されるデータ量が多くなる。DHパケットは、上述したようにマスター1と、スレーブ2、3とでデータの送受信がされる際の送信元と送信先のアドレスを備え、更に転送される正味のデータを含んでいる。つまり、DH3パケット及びDH5パケットとは1スロット単位で送受信されるDH1パケットをアグリゲートしたものであり、DH1パケットに比べ一度に大量のデータを転送できる。すなわち、スレーブ2、3からの転送すべきデータ転送量が少ないときは、DH1パケットを使用し、データ転送量が多いときは、アグリゲートを行いDH3パケット及びDH5パケットを複数のスロットを用いて一度に転送する。また、DHパケットを転送するとき、通常はスロット毎に異なる周波数が使用される。しかし、アグリゲートされたDH3パケット及びDH5パケットを送信する場合、同一の周波数を用いた複数のスロットが使用される。
次に、マスター1がスレーブ2、3に対し、データ転送を許可する周期を示すデータ転送許可周期(TPOLL)について説明をする。TPOLLとは、マスターが各スレーブに対して送信権限を与える一定の周期を指し、単位はスロットである。すなわち、TPOLLに含まれる複数のスロットにおいて、マスターとあるスレーブとは連続して通信を行うことが可能とされる。以下具体的に説明する。
スレーブ2、3が有するMTU(Maximum Transmission Unit)値が異なれば、MTU値から得られるTPOLL値は異なった値を示す。MTUとは、一度のデータ転送でスレーブ2、3が転送できるデータの最大値を示す。以下、スレーブ2、3にそれぞれ割り当てられたTPOLLを、TPOLL、TPOLLと呼ぶことにする。図示するように、スレーブ2に対するTPOLLは‘10’であり、スレーブ3に対するTPOLLは‘8’である。つまり、両者がデータ送信可能な期間は異なる。また、たとえスレーブ2、3のMTU値が同じであっても、マスター1が備える制御データ処理部23と、非ストリーミングデータ処理部28(後述する)とがスレーブ2、スレーブ3から受信するためのデータ転送率を変えることで、スレーブ2、3のTPOLL値が異なるような設定ができる。
なお、TPOLLとTPOLLとの値は同一の値をとってもよい。しかし、特にTPOLL値が同じ場合では、図6に示すように、スレーブ2、3に対するマスター1からのPOLLパケットの送信を行うタイミングをずらす必要がある。つまり、TPOLLとTPOLLとの開始タイミングを異ならせる必要がある。なぜなら、スレーブ2、3に対するPOLLパケット送信は、TPOLL区間毎に必ず実行される処理であり、またスレーブ2、3はマスター1からPOLLパケットを受信して初めてデータ転送を開始するからである。つまり、図示するようにマスター1がスレーブ2に対してSN=‘6’、‘16’のスロットで、またスレーブ3に対して、SN=‘12’のスロットでPOLLパケット送信を行う。すなわち、制御データ処理部23、非ストリーミングデータ処理部28がスレーブ2、3のMTUを基に計算したTPOLL、TPOLL周期で、マスター1はスレーブ2、3にPOLLパケットの送信を行っている。この結果、マスター1からPOLLパケットを受信したスレーブ2、3は、与えられたTPOLL周期でデータ転送の許可が与えられる。すなわち、スレーブ2がデータの転送できるタイミングは、TPOLL内においてSNが奇数のスロットであり、またスレーブ3がデータの転送できるタイミングは、TPOLL内においてSNが奇数のスロットである。
次に、マスター1と、スレーブ2、3間で送受信されるパケットの種類について説明する。データの種類として、POLLパケット、データパケット、NULLパケット、DHパケット、DMパケットがある。そして、それらパケットの送受信されるタイミングの基準として、スロットという単位を用いる。
POLLパケットとは、スレーブ2、3とデータ転送の送受信を行う際、TPOLL毎に必ず一度偶数スロットのタイミングで、マスター1がスレーブ2、3に対し送信するパケットである。これにより、マスター1はスレーブ2、3に対して、送信すべきデータがあるかを問い合わせし、データを保持するスレーブ2、3に対し、データ転送の権限を与える。POLLパケットの受信に対し、スレーブ2、3は受信確認応答を行う。また、POLLパケットには、送信元であるマスター1を示す情報と、スレーブ2、又はスレーブ3のいずれかの宛先を示した情報が付与されている。すなわち、これらPOLLパケットに付与された送信元と、宛先の情報とを互いに確認することで、マスター1とスレーブ2、3とが送受信されるデータを識別し、誤りのない通信が可能となる。自局宛でないPOLLパケットを受信したスレーブ2、3は、自局宛ではないことを認識すると、そのPOLLパケットを破棄する。以下、説明するデータパケット、NULLパケット、DHパケット、DMパケットも同様に互いを認識できる情報を備えている。
データパケットとは、POLLパケットと同様に、スレーブ2、3とデータ転送を行う際、偶数スロットから送信される。またデータパケットは、スレーブ2、3に対し、データ転送の権限を与える役割以外に、ピコネット内では使用することができない周波数帯域の通知などの情報なども含む。例えばマスター1、スレーブ2、3を含むピコネット近接にIEEE802.11bの規格に従った無線LANシステムがあるような場合、無線LANシステムが使用する周波数チャネルとの競合が起こらないよう制御する情報が、このデータパケットに含まれる。
また、マスター1が、データを保持している送信元である場合、スレーブ2、3に対し、主にデータ送信をするような場合も、偶数スロットからデータパケットが送信される。
従って、前述のDHパケット及びDMパケットも、データパケットの一種である、ということも出来る。
NULLパケットとは、マスター1から送信されたPOLLパケットを受信したスレーブ2、3が、転送すべきデータがないとき、送信する受信確認応答パケットである。すなわち、マスター1からPOLLパケットを受けたスレーブは必ず、DHパケット、若しくはDMパケットか、NULLパケットを送信しなければならない。マスター1は、POLLパケット若しくはデータパケットに応答して、スレーブ2からデータ転送があった場合に、スレーブ2から更にデータを受信する必要があると判断する。この場合にも、マスター1は、スレーブ2に対して後続するデータを受信するため、NULLパケットを送信する。マスター1が送信したNULLパケット受信に対しては、スレーブ2は受信確認応答をしなくてもよい。つまり、スレーブ2からの後続データの転送が終了すると、その後、スレーブ2はNULLパケットを受信したとしても、マスター1に対して受信確認返答を行わなくてもよい。
<マスター1の全体構成>
次に、図7を用いて、図1で示したマスター1の内部構成について説明する。図7は本実施形態に係るマスター1のブロック図である。本実施形態では、スレーブ2を例えば、オーディオ再生機器とし、スレーブ3をPDAなどの、例えば文字データを保持しているものとする。つまり、スレーブ2からの転送データはリアルタイム性が要求されるストリーミングデータであり、スレーブ3からの転送データは、スレーブ2と比べ、リアルタイム性を要求されない非ストリーミングデータである。
図示するようにマスター1は大まかには、アンテナ10、パケット無線送受信部(RF部)11、リンクコントローラ12、接続処理部13、ストリーミングデータ転送部14、非ストリーミングデータ転送部15、及びスピーカー27を備えている。
アンテナ10は、スレーブ2、3から送信された無線信号(RF信号:Bluetoothパケット)を受信し、またスレーブ2、3へ向けて無線信号を送信する。
パケット無線送受信部11は、無線信号の受信時には、アンテナ10で受信した2.4[GHz]帯の無線信号(Bluetoothパケット)をダウンコンバートして、ストリーミングデータパケットと非ストリーミングデータパケットとにそれぞれ分けた後、リンクコントローラ12へ供給する。また無線信号の送信時には、リンクコントローラ12から別々に与えられるストリーミングデータパケットと非ストリーミングデータパケットとを、2.4GHz帯の無線信号にアップコンバートして、アンテナ10から送信する。
リンクコントローラ12は、パケット無線送受信部11でダウンコンバートされたストリーミングデータパケットと非ストリーミングデータパケットとを、それぞれストリーミングデータ転送部14と、及び非ストリーミングデータ転送部15へと供給する。
つまり、リンクコントローラ12により、スレーブ2から受信したパケットはストリーミングデータ転送部14へ供給し、スレーブ3から受信したパケットは非ストリーミングデータ転送部15へと供給する。
また、リンクコントローラ12は、ストリーミングデータ転送部14と、非ストリーミングデータ転送部15からスレーブ2、3とデータ転送を行うためのTPOLL値を受信する。そしてリンクコントローラ12は、受信したスレーブ2、3のTPOLL値に従い、パケット無線送受信部10を介してスレーブ2、3とデータ転送を行う。また、接続処理部13から接続処理(後述する)の指示を受けると、リンクコントローラ12は、スレーブ2、3以外のBluetooth機能を持ったデバイスとの接続処理を行う。
次に、接続処理部13について説明する。接続処理部13は、リンクコントローラ12に対し、スレーブ2、3以外のBluetooth機能を持つデバイスの接続処理を行うよう命令をする。
ストリーミングデータ転送部14と、非ストリーミングデータ転送部15は、それぞれリンクコントローラ12から受信したスレーブ2、3のMTU値とデータ転送率とを基にTPOLL値を算出し、リンクコントローラ12に算出結果を返す。また、ストリーミングデータ転送部14は受信したスレーブ2のストリーミングデータにつき、デコード処理を行った後、スピーカーにオーディオデータを転送する。
<処理部12乃至15の詳細について>
次に、上記リンクコントローラ12、接続処理部13、ストリーミングデータ転送部14及び非ストリーミングデータ転送部15の詳細について説明する。
<<接続処理部13>>
まず接続処理部13の詳細について説明する。接続処理部13は、接続処理を行う。接続処理とは、マスター1が周囲に存在するスレーブを検索してそれらと通信可能な状態を作り出すための処理である。またマスター1がスキャッタネットにおいてスレーブとして機能する場合には、スキャッタネット内におけるマスターと通信可能な状態を作り出すための処理である。
接続処理には、例えばInquiry処理、Inquiry Scan処理、Page処理、及びPage Scan処理が含まれる。接続処理部13は、これらの具体的な処理を上記リンクコントローラ12内のInquiry処理部19、Inquiry Scan処理部20、Page処理部21、Page Scan処理部22にそれぞれ命令する。以下、図8乃至図11を用いて、接続処理の流れについて説明する。
接続処理にあたって、まず初めにマスター1におけるInquiry処理とスレーブ2、3におけるInquiry Scan処理とが行われる。Inquiry処理は、マスター1が、マスター1の周囲に点在するBluetooth機能を持つスレーブを検索する処理のことである。Inquiry処理について図8を用いて説明する。図8はInquiry処理の概念図である。図示するように、マスター1は、図5に示すアクセスコードを備えたIQパケットを、スロットの半分の速さで周波数を切り替えながらブロードキャストで送信する。IQパケットはスレーブを検索するためのパケットである。すると、IQパケットに応答してスレーブからFHSパケットが送信され、これをマスター1が受信する。この一連の処理がInquiry処理である。なお、図8では、マスター1がIQパケットを送信する様子のみ示す。また、スレーブ2、3は、マスター1から約10m以内の距離に位置しているものとする。
Inquiry Scan処理とは、Inquiry処理と対になって行われる処理である。つまり、マスター1が送信したIQパケットに応答して、スレーブがFHSパケットを送信するまでの処理のことである。図9はInquiry Scan処理の概念図である。図示するように、マスター1から送信されたIQパケットを受信したスレーブ2、3はマスター1に対してFHSパケットを返信する。マスター1は、このFHSパケットを受信して、スレーブ2、3の存在を把握する。なおスレーブ2、3はIQパケットを送信する際における周波数の切替え速度よりも、ゆっくりした速さで周波数を切り替えながら周波数を走査する。これにより、スレーブ2、3はIQパケットを受信できる。
なお、Inquiry Scan処理には次の処理も含まれる。すなわち、マスター1がスキャッタネット内におけるスレーブとしても機能する場合(図2参照)には、上記IQパケットの受信から上記FHSパケットをスキャッタネットのマスターに送信するまでの一連の処理を含む。
このIQパケットとFHSパケットの送受信により、マスターはスレーブの存在と当該スレーブに関する情報を把握できる。
上記Inquiry処理及びInquiry Scan処理の後、マスター1におけるPage処理とスレーブ2、3におけるPage Scan処理とが行われる。Page処理とは、マスター1と、マスター1の周囲に点在しているスレーブ2、3のうちデータの送受信を行うべきいずれかのスレーブとを接続する処理である。図10はPage処理の概念図である。まず、マスター1がスレーブ2、3に対してIDパケットを送信する。するとスレーブ2、3はIDパケットをマスター1に送信する。マスター1はスレーブ2、3からのIDパケットを受信すると、これに対し、マスター1の情報を含むFHSパケットを送信する。次に、マスター1は送信したFHSパケットに応答してスレーブ2、3から送信されたIDパケットを受信する。すなわち、スレーブに対するIDパケット及びFHSパケットの送信、並びにスレーブ2、3からのIDパケットの受信を行うことにより、スレーブを特定し、スレーブの情報を把握する処理がPage処理である。すなわちこの段階において、マスター1は、スレーブ2、3の存在を把握している。そこでマスター1は、図示するように、アクセスコードを備えたIDパケットを、1スロットの半分の速さで周波数を切り替えながらスレーブ2、3へと送信して、ベースバンド接続を行う。IDパケットとは、スレーブ2、3の情報を含むパケットである。この際、IDパケットの送信先は、Inquiry処理及びInquiry Scan処理で検索されたスレーブのうち、マスター1がデータの送受信として選択したスレーブである。なお、図10では、マスター1がIDパケット及びFHSパケットを送信する様子を示す。
Page Scan処理とは、Page処理と対になって行われる処理である。つまり、マスター1からPage処理で送信されたIDパケットをスレーブ2、3が受信すると、これに応答してスレーブ2、3はIDパケットを送信する。これに対しマスター1から送信されたFHSパケットを受信したスレーブ2、3はIDパケットを送信する。図11はPage Scan処理の概念図である。図示するように、マスター1から送信されたIDパケットを受信したスレーブ2、3は、マスター1に対してIDパケットを返信する。これに対しIDパケットを受信したマスター1から送信されたFHSパケットを受信すると、スレーブ2、3はIDパケットを送信する。なおスレーブ2、3は、マスター1によるIDパケットを送信する際における周波数の切替え速度よりも、ゆっくりした速さで周波数を切り替えながら周波数を走査する。これにより、スレーブ2、3はIDパケットを受信できる。つまり、マスター1からのIDパケット及びFHSパケットの受信と、それに応答したマスター1へのIDパケットの送信が、Page Scan処理である。従って、Page Scan処理は、自身がスレーブとして機能する際に主に行われる処理である。
なお、Page Scan処理には次の処理も含まれる。すなわち、マスター1がスキャッタネット内におけるスレーブとしても機能する場合には、スキャッタネットのマスターからのIDパケットの受信から、IDパケットをスキャッタネットのマスターに送信するまでの一連の処理を含む。
上記Inquiry処理/Inquiry Scan処理、及びPage処理/Page Scan処理後、マスター1、スレーブ2、3間においてクロックの同期が図られ、送受信されるデータの暗号化、承認などの処理が行われる。すなわち、マスター1及びスレーブ2、3を含むピコネットが確立される。これにより、マスター1、スレーブ2、3間で所望のデータ転送が可能となる。これが接続処理である。
また、上記接続処理を行い、ピコネットを確立した後、マスター1はスレーブ2、3のプロファイルを認識する。プロファイルとは、スレーブがマスター1に対して転送するデータの種類を示すものである。つまり、マスター1は、スレーブ2、3からのプロファイルを認識することで、スレーブ2がオーディオデータを保持し、スレーブ3がリアルタイム性を意識しなくともよいデータを保持していると確認できる。
<<リンクコントローラ12>>
引き続き図7に戻り、次に上記リンクコントローラ12の詳細について説明する。図示するようにリンクコントローラ12は、ストリーミングデータパケット送受信部16、非ストリーミングデータパケット送受信部18、スケジューリング部17、Inquiry処理部19、Inquiry Scan処理部20、Page処理部21、Page Scan処理部22を備えている。
<<ストリーミングデータパケット送受信部16>>
ストリーミングデータパケット送受信部16は、制御部34と、送受信部35を備えている。送受信部35は、パケット無線送受信部11から受信したスレーブ2のストリーミングデータパケットにつき、ストリーミングデータ転送部14へとストリーミングデータパケットや、ストリーミングに必要な転送制御データを供給する。また、送受信部35は、制御部34からPOLLパケット、又はNULLパケットの送信の命令を受けるとスレーブ2に対して、POLLパケット、又はNULLパケットを送信する。
制御部34は、スレーブ2からストリーミングデータを受信する為に、スケジューリング部17へと、TPOLL毎にPOLLパケットを送信するタイミングの予約を入れる。そして当該予約が、スケジューリング部17により許可されると、スレーブ2に対しPOLLパケットの送信を行うよう、送受信部35に命令をする。更に、スレーブ2が、POLLパケットに応答して送信したストリーミングデータを送受信部35が受信すると、制御部34はストリーミングデータの転送が更に必要であると判断する。この場合、制御部34は、スケジューリング部17に対し、スレーブ2から後続するストリーミングデータを受信するため、NULLパケット送信の予約を行う。そして当該予約が、スケジューリング部17により許可されるとスレーブ2に対し、NULLパケットの送信を行うよう送受信部35に命令を行う。
<<非ストリーミングデータパケット送受信部18>>
次に、非ストリーミングデータパケット送受信部18の説明をする。非ストリーミングデータパケット送受信部18は、制御部36と、送受信部37を備えている。
制御部36と、送受信部37の機能は、非ストリーミングデータを扱う以外、ストリーミングデータパケット送受信部16が備える制御部34、及び送受信部35と同一である。つまり、非ストリーミングデータパケット送受信部18の備える送受信部37は、パケット無線送受信部11から受信したスレーブ3の非ストリーミングデータパケットにつき、非ストリーミングデータ転送部15へと非ストリーミングデータパケットや、非ストリーミング転送に必要な転送制御データを供給する。また、送受信部37は、制御部36からPOLLパケット、又はNULLパケットの送信の命令を受けるとスレーブ3に対して、POLLパケット、又はNULLパケットを送信する。
制御部36は、スレーブ3から非ストリーミングデータを受信する為に、スケジューリング部17へと、TPOLL毎にPOLLパケットを送信するタイミングの予約を入れる。そして当該予約が、スケジューリング部17により許可されると、スレーブ3に対しPOLLパケットの送信を行うよう、送受信部37に命令を行う。更に、スレーブ3が、POLLパケットに応答して送信した非ストリーミングデータを送受信部37が受信すると、制御部36は非ストリーミングデータの転送が更に必要であると判断する。この場合、制御部36は、スケジューリング部17に対し、スレーブ3から後続する非ストリーミングデータを受信するため、NULLパケット送信の予約を行う。そして当該予約が、スケジューリング部17により許可されるとスレーブ2に対し、NULLパケットの送信を行うよう送受信部37に命令を行う。
<<Inquiry処理部19、Inquiry Scan処理部20、Page処理部21、Page Scan処理部22>>
次に、Inquiry処理部19、Inquiry Scan処理部20、Page処理部21、及びPage Scan処理部22について説明する。
Inquiry処理部19は、接続処理部13からのInquiry処理の命令を受けると、スケジューリング部17に対してInquiry処理を予約する。そしてスケジューリング部17により予約が許可されると、パケット無線送受信部11を介してInquiry処理を行う。より具体的には、IQパケットの送信を予約し、それが許可されるとIQパケットをパケット無線送受信部11から送信する。また、パケット無線送受信部11を介して、IQパケットを受信したスレーブ2、3からのFHSパケットを受信する。
Inquiry Scan処理部20は、マスター1自身が同時にスレーブとしても機能する際に動作し、上記したInquiry Scan処理を行う。つまり、接続処理部13からInquiry Scan処理の命令を受けた際に、スケジューリング部17に対してInquiry Scan処理を予約する。そしてスケジューリング部17により予約が許可されると、パケット無線送受信部11を介してInquiry Scan処理を行う。より具体的には、上記Inquiry処理を行うマスターからパケット無線送受信部11を介して、IQパケットを受信する。IQパケットを受信すると、FHSパケットの送信を予約し、それが許可されるとFHSパケットをパケット無線送受信部11から送信する。
Page処理部21は、接続処理部13からPage処理の命令を受けると、スケジューリング部17に対して、Page処理を予約する。そしてスケジューリング部17によりPage処理の予約を許可されると、パケット無線送受信部11を介してPage処理を行う。より具体的には、IDパケット及びFHSパケットの送信を予約し、該予約が許可されるとIDパケット及びFHSパケットをパケット無線送受信部11から送信する。また、IDパケット及びFHSパケットを受信したスレーブ2、3から送信されたIDパケットを、パケット無線送受信部11を介して受信する。
Page Scan処理部22は、マスター1自身が同時にスレーブとしても機能する際に動作し、上記したPage Scan処理を行う。つまり、接続処理部13からのPage Scan処理の命令を受けた際に、スケジューリング部17に対してPage Scan処理を予約する。そしてスケジューリング部17により予約が許可されると、パケット無線送受信部11を介してPage Scan処理を行う。より具体的には、上記Page処理を行うマスターからパケット無線送受信部11を介して、IDパケット及びFHSパケットの受信をする。IDパケット及びFHSパケットを受信すると、IDパケットの送信を予約し、それが許可されるとIDパケットをパケット無線送受信部11から送信する。
なお、ピコネットの形成前、形成後に関わらず、上記接続処理が行われる場合には、Inquiry処理部19によるIQパケットの送信、Inquiry Scan処理部20によるFHSパケットの送信、並びにPage処理部21及びPage Scan処理部22によるIDパケット、FHSパケットの送信等の処理は、スケジューリング部17からの許可があった際に実行される。
<<スケジューリング部17>>
次に、スケジューリング部17について説明する。スケジューリング部17は、上述したように、ストリーミングデータパケット送受信部16、非ストリーミングデータパケット送受信部18、Inquiry処理部19、Inquiry Scan処理部20、Page処理部21、及びPage Scan処理部22からの予約を受け付ける。そして、予約を許可すべきタイミングを迎えると、その予約をした処理部に対し実行の許可をする。また、同一スロットに複数の予約がある場合には、そのうちのいずれかのみを選択して、許可する。なお、スケジューリング部17は、各処理部からの予約に対して事前に実行タイミングを通知してもよい。
次にスケジューリング部17の内部構成について説明する。図示するようにスケジューリング部17は、制御部30、タイマー31、予約受付部32、優先度テーブル33を備えている。
予約受付部32は、ストリーミングデータパケット送受信部16及び非ストリーミングデータパケット送受信部18によるスレーブ2、及びスレーブ3に対するPOLLパケット送信予約、データパケット送信予約、NULLパケット送信予約、並びにInquiry処理部19、Inquiry Scan処理部20、Page処理部21、及びPage Scan処理部22からの接続処理の予約を受け付ける。
優先度テーブル33は、例えば不揮発性のメモリに保持される。優先度テーブル33により予約受付部32で受け付けた予約のうち許可すべき処理の優先順位を保持する。この優先度テーブル33について図12を用いて説明する。図12は、スケジューリング部17が備える、優先度テーブル33の概念図である。
図示するように、優先度テーブル33は、ストリーミングを必要とするスレーブに対する、TPOLL毎のPOLLパケット送信、及びストリーミングを必要としないスレーブに対するTPOLL毎のPOLLパケット送信、ストリーミングを必要とするスレーブに対するNULLパケット送信、Inquiry、Inquiry Scan、Page、Page Scan処理によるBluetooth機能を持つ他デバイスへの接続処理、ストリーミングを必要としないスレーブに対するNULLパケット送信、における相対的な優先度を示したデータを保持する。
すなわち、図12に示す優先度は、優先度の高い順に次の通りである。
1:ストリーミングデータパケット送受信部16によるスレーブ2へのPOLLパケット送信、
2:非ストリーミングデータパケット送受信部18によるスレーブ3へのPOLLパケット送信、
3:ストリーミングデータパケット送受信部16によるスレーブ2へのNULLパケット送信、
4:Inquiry処理、Inquiry Scan処理、Page処理、Page Scan処理、
5:非ストリーミングデータパケット送受信部18によるスレーブ3へのNULLパケット送信。
すなわち、マスター1は、スレーブ2、3に対し送信すべきパケットにつき、該パケットの種類毎(POLLパケット、NULLパケット、検索及び接続のためのパケットなど)に送信の優先順位を保持する優先度テーブル33を参照する。
以下では、TPOLLの最初にPOLLパケットが送信される場合について説明する。しかし、マスター1がTPOLLの最初にPOLLの代わりにデータパケットを送信する場合には、このデータパケットの送信予約が最も高い優先度とされる。
なお、POLLパケットの優先度の高さは上述したパターンに限られない。すなわち、非ストリーミングデータパケット送受信部18によるスレーブ3へのPOLLパケット送信の優先度が、ストリーミングデータパケット送受信部16によるスレーブ2へのPOLLパケット送信よりも高くてもよい。また、ストリーミングデータパケット送受信部16によるスレーブ2へのPOLLパケット送信と、非ストリーミングデータパケット送受信部18によるスレーブ3へのPOLLパケット送信は、同一の優先度としてもよい。この場合は、両者の実行タイミングは、ずらして行われるものとする。
タイマー31は、マスター1、スレーブ2、3がデータ転送を行う際、基準となるものである。すなわち、スレーブ2、3はマスター1が備えるタイマー31と同期を取ることで送信すべきスロットのタイミングが分かる。
制御部30は、偶数のスロット番号毎に、予約受付部32で受け付けた予約された処理を確認する。予約受付部32に上記いずれの予約も入っていない場合、制御部30は、次のスロットに予約があるかを確認する。注目したスロットに予約が1つだけある場合には、予約された処理を実行するタイミングに達すると当該予約を行った処理部に対して、実行を許可する。
注目したスロットに複数の予約が入っている場合、制御部30は、図12に示す優先度テーブル33を参照する。優先度テーブル33を参照した結果、予約受付部32に予約されている処理のうち最も優先度の高いいずれかの処理を1つ選択する。そして予約された処理を実行するタイミングに達すると、上記選択したいずれかの処理部に対して、実行を許可する。
<<ストリーミングデータ転送部14>>
次に、ストリーミングデータ転送部14の詳細について説明する。図示するようにストリーミングデータ転送部14は、データ転送制御部24、制御データ処理部23、バッファ25、デコード26を備えている。データ転送制御部24は、マスター1が、スレーブ2からストリーミングデータを受信するため、スレーブ2とのリンクを制御するデータの送受信を、ストリーミングデータパケット送受信部16を介して行う。
制御データ処理部23は、スレーブ2が有するMTU及びスレーブ2から受信するデータの転送率から、TPOLLの値を計算する。本実施形態におけるオーディオデータなどによるストリーミングであると、データサイズが大きいことがよくある。こういった場合、スレーブ2からデータを分割して送信を行う。
例えば、スレーブ2のMTUの値が672byteだった場合に、マスター1が400kbpsのデータ転送率を満たしたストリーミングを行いたいとする。この場合、TPOLLの値は次のようになる。
TPOLL=(672×8)/400、000×1600=21.504スロット
上式より、TPOLLの値は21スロット(小数点以下切り捨てした)となる。しかしマスター1がデータの転送をすることができるのは、偶数番目である。よって、TPOLLの値は‘20’となる。つまり、マスター1からスレーブ2に対して、送信されるPOLLパケットは20スロット毎となり、スレーブ2はその20スロット周期でデータ転送の機会を許可される。
次に、ストリーミングデータ転送部14の詳細について説明する。
バッファ25は、ストリーミングデータパケット送受信部16から受信したストリーミングデータにつき、バッファリングを行う。
一般的にバッファとは、処理速度や転送速度の差を補うためにデータを一時的に保存しておく記憶装置や記憶領域を指す。本実施形態においても、スレーブ2から受信したストリーミングデータを順次、デコード部26へと供給する。スレーブ2から受信したストリーミングデータの転送速度と、スピーカー27がオーディオデータを再生する速度とを比較すると、ストリーミングデータの転送速度が速いのは明らかである。もしバッファ25がない場合、スピーカー27による再生が追いつかないため、途切れ途切れに再生されてしまう。バッファ25はこの差を補う役目を持つ。
デコード部26は、バッファ25から受信した符号化されているストリーミングデータの復号化を行った後、スピーカー26へとオーディオデータを供給する。
スピーカー27はデコード部26から供給されたオーディオデータを再生する。
<<非ストリーミングデータ転送部15>>
次に、非ストリーミングデータ転送部15の詳細について説明する。図示するように非ストリーミングデータ転送部15は、非ストリーミングデータ処理部28、非ストリーミングデータ転送制御部29、バッファ38、デコード部39を備えている。
非ストリーミングデータ処理部28は、制御データ処理部23と同様にスレーブ3が有するMTUからTPOLLの値を計算する。つまり、TPOLLの値を非ストリーミングデータパケット送受信部18に供給することで、非ストリーミングデータパケット送受信部18はTPOLL区間毎にスレーブ3へとPOLLパケット送信を行う。
非ストリーミングデータ転送制御部29は、非ストリーミングデータパケット送受信部18に対し、非ストリーミングデータの送受信を行う。
また、バッファ38、デコード39は、非ストリーミングデータを扱う以外、動作はバッファ25及びデコード部26と同様である。つまり、非ストリーミングデータパケット送受信部18から受信した非ストリーミングデータにつき、バッファリングを行う。
デコード部39は、バッファ38から受信した符号化されている非ストリーミングデータの復号化を行う。
<通信方法>
次に、上記無線通信システムにおける通信方法につき、図1に示すピコネットにおけるマスター1の動作に着目しつつ、以下説明する。図13は本実施形態に係る無線通信方法のフローチャートである。
まずマスター1は、ピコネットを確立しているかを確認する(S0)。まだピコネットが確立されていない場合(S0、NO)、マスター1の周囲約10[m]以内の領域のスレーブに対して接続処理を行い、ピコネットを確立する(S1)。ステップS1の後、又はピコネットが確立されている場合(S0、YES)、マスター1はスレーブに対してTPOLL値が設定されているかを確認する(S2)。設定されていない場合(S2、NO)、制御部34及び制御部36はTPOLLを設定する(S3)。すなわち、制御部34は、ステップ1における接続処理の過程で取得したスレーブ2のMTU値を制御データ処理部23へ供給する。更に制御部36はスレーブ3のMTU値を非ストリーミングデータ処理部28へ供給する。これにより、制御データ処理部23は、制御部34から受信したスレーブ2のMTU値と、スレーブ2から受信するデータ転送率とに基づいてスレーブ2に対するTPOLL値を算出し、その算出したTPOLL値を制御部34へと供給する。また、同様に制御部36から受信したスレーブ3のMTU値と、スレーブ3とのデータ転送率とに基づいて非ストリーミングデータ処理部28はスレーブ3に対するTPOLL値を算出し、その算出したTPOLL値を制御部36へと供給する。
ステップS2の結果、TPOLL値が設定されている場合(S2、YES)及びステップS3でTPOLLを設定した後、制御部34は、受信したTPOLL値に基づき、スケジューリング部17にスレーブ2に対するPOLLパケット送信の予約をする。同様に制御部36は受信したTPOLL値に基づき、スケジューリング部17にスレーブ3に対するPOLLパケット送信の予約をTPOLL毎に通知する(S4)。このほか、上述したNULLパケットの送信、及び接続処理部13による接続処理の要求がある場合には、これらの予約がスケジューリング部17になされる(S4)。
次にスケジューリング部17は、ステップS4で受け付けた予約のうち、優先度の高い予約を選択する(S5)。選択した予約について実行タイミングの時刻を迎えると、スケジューリング部17は当該予約を行った処理部に対し該予約の実行を許可する(S5)。ステップS5にてスケジューリング部17より、許可を受けたいずれかの処理部は、予約した処理を行う(S6)。
<<ステップS5の詳細>>
次に、図13で示したステップS5におけるスケジューリング部17の詳細な動作を、図14を用いて説明する。図14は、スケジューリング部17の動作の流れを示すフローチャートであり、図13におけるステップS5の詳細を示している。
まず、制御部30は注目したスロットにおいて、予約受付部32に各処理部からの予約がなされているかを確認する(ステップS10)。予約がなければ(S11、NO)、次のスロットが来るまで待機し、次のスロットに予約がなされているかを確認する(S10)。予約がある場合(S11、YES)、次に予約受付部32の該注目したスロットに、複数の予約があるか否かを確認する(S12)。複数の予約がない場合(S13、NO)、タイマー31の示す時刻が、予約された処理を実行するタイミングに達すると、制御部30は予約をした各処理部に対し、実行を許可する(S17)。ステップS12において複数の予約がある場合(S13、YES)、制御部30は、優先度テーブル33を参照する(S14)。そして、図12に示す優先度テーブル33に基づいて、制御部30は、予約受付部32に予約されている処理のうち最も優先度の高い予約を選択する(S15)。そして、ステップS15で選択された予約の実行タイミングにおいて、当該の予約を許可する(S16)。
<<ステップS14、S15の詳細>>
上記ステップS14、S15における制御部30の詳細な動作を、図15を用いて説明する。図15は、ステップS14、S15の詳細を示すフローチャートである。
図15に示すように、制御部30はまず、制御部34、制御部36のいずれかによるPOLLパケット送信の予約が入っているか確認する(S20)。前述の通り、制御部34、制御部36によるPOLLパケット送信の予約が同一スロットに重なることはない。制御部34、制御部36のいずれかによるPOLLパケット送信の予約が入っている場合には(S21、YES)、制御部30は当該予約を選択する(S22)。すなわち、他の予約に関わらず、POLLパケットの送信がステップS6で実行される。POLLパケット送信の予約がない場合(S21、NO)、制御部30は、制御部34によるNULLパケット送信の予約がなされているか否かを確認する(S23)。予約がある場合(S24、YES)、制御部30は、制御部34によりNULLパケット送信の予約を選択する(S25)。NULLパケット送信の予約がない場合(S24、NO)、制御部30は接続処理部13からの予約がなされているか否かを確認する(S26)。予約がある場合(S27、YES)、制御部30は、接続処理部13により接続処理の予約を選択する(S28)。接続処理部13による予約がない場合(S27、NO)、制御部30は制御部36によりNULLパケット送信の予約を選択する(S29)。すなわち、制御部36によるNULLパケット送信の予約は、図12からも確認できるように、一番、実行が許可される優先度が低いため、制御部36から予約されたスレーブ3へのNULLパケット送信に対して、制御部30が実行タイミングを許可するのは、同一のスロットに複数の予約がない場合である。つまり、図14において、制御部30が予約受付部32に予約が重複していないと判断した場合(S13、NO)、制御部36によるスレーブ3へのNULLパケットの送信が許可される(S17、図14)。
<通信方法の具体例>
次に、制御部30による予約の選択方法の具体例について、図16(a)乃至(d)を用いて説明する。
図16(a)は、マスター1がスレーブ2との間で希望する送受信を示すタイミングチャートである。すなわち、制御部34はスケジューリング部17に対して、SN=‘0’及びSN=‘14’のスロットにおけるスレーブ2へのPOLL送信を予約し、SN=‘2’,‘4’,‘6’のスロットにおけるスレーブ2へのNULLパケットの送信を予約する。また、図16(b)は、マスター1がスレーブ3との間で希望する送受信を示すタイミングチャートである。すなわち、制御部36がスケジューリング部17に対して、SN=‘10’、‘24’でPOLLをスレーブ3への予約をし、SN=‘12’乃至‘22’及び‘26’でNULLパケットの送信の予約をする。また、図16(c)は、マスター1の接続処理部13が希望する動作を示したタイミングチャートである。すなわち、Inquiry処理部19、Inquiry Scan処理部20、Page処理部21、Page Scan処理部22の少なくともいずれかがスケジューリング部17に対して、SN=‘0’乃至‘21’のスロットにおける接続処理の予約をする。図16(d)は、実際に制御部30によって許可され、実行される処理の様子である。
また説明を簡単にするため図16に示すスレーブ2、3からマスター1へデータ転送されるパケット長を‘1’とした、DH1パケットとする。
<CASE0>
まずSN=‘0’のスロットの場合を、CASE0として説明する。図示するようにCASE0では、スレーブ2に対するPOLLパケット送信と、接続処理とが、同一スロットに予約されている。従って、制御部30はスレーブ2に対してPOLLパケット送信予約を選択する。(図15、ステップS21、YES)。この結果、SN=‘0’のスロットではマスター1からスレーブ2へPOLLパケットが送信される(図16(d)参照)。
<CASE1>
次にSN=‘2’乃至‘6’のスロットの場合を、CASE1として以下説明する。図示するようにCASE1では、スレーブ2に対するNULLパケット送信と、接続処理とが同一スロットに予約されている。従って、制御部30はスレーブ2に対してNULLパケット送信予約を選択する。(図15、ステップS24、YES)。この結果、SN=‘2’乃至‘6’のスロットではマスター1からスレーブ2へNULLパケットが送信される(図16(d)参照)。
<CASE2>
次にSN=‘8’、‘9’のスロットの場合を、CASE2として以下説明する。図示するようにCASE2では、接続処理部13による接続処理が予約されている。従って、制御部30は接続処理部13に対して接続処理の予約を選択する。(図14、ステップS13、NO)。この結果、SN=‘8’、‘9’のスロットではマスター1の接続処理部13により接続処理が行われる(図16(d)参照)。つまり、IQパケット、FHSパケット、及びIDパケット等の送受信が実行される。
<CASE3>
次にSN=‘10’のスロットの場合を、CASE3として以下説明する。図示するようにCASE3では、スレーブ3に対するPOLLパケット送信と、接続処理とが同一スロットに予約がなされている。従って、制御部30はスレーブ3に対してPOLLパケット送信予約を選択する。(図15、ステップS21、YES)。この結果、SN=‘10’のスロットではマスター1からスレーブ3へPOLLパケットが送信される(図16(d)参照)。
<CASE4>
次にSN=‘12’、‘13’及びSN=‘16’乃至‘21’のスロットの場合を、CASE4として以下説明する。図示するようにCASE4では、スレーブ3に対するNULLパケット送信と、接続処理とが同一スロットに予約されている。従って、制御部30は接続処理部13に対して接続処理の予約を選択する。(図15、ステップS27、YES)。この結果、SN=‘12’、‘13’及びSN=’16’乃至’21’のスロットではマスター1の接続処理部13により接続処理が行われる(図16(d)参照)。
<CASE5>
次にSN=‘14’のスロットの場合を、CASE5として以下説明する。図示するようにCASE5では、スレーブ2に対するPOLLパケット送信と、スレーブ3に対するNULLパケット送信と、接続処理とが同一スロットに予約されている。従って、制御部30はスレーブ2に対してPOLLパケット送信予約を選択する。(図15、ステップS21、YES)。この結果、SN=‘14’のスロットではマスター1からスレーブ2へPOLLパケットが送信される(図16(d)参照)。
<CASE6>
次にSN=‘22’乃至‘26’のスロットの場合を、CASE6として以下説明する。図示するようにCASE6では、スレーブ3に対するPOLLパケット送信と、スレーブ3に対するNULLパケット送信とが予約されている。従って、SN=‘22’、‘26’において、制御部30は制御部36に対してスレーブ3に対してNULLパケット送信予約を選択する(図14、ステップS13、NO)。また、SN=‘24’において制御部30はスレーブ3に対してPOLLパケット送信予約を選択する。(図14、ステップS13、NO)。この結果、SN=‘22’乃至‘26’のスロットではマスター1からスレーブ3へPOLLパケットの送信及びNULLパケットの送信がなされる(図16(d)参照)。
<効果>
上記のように本実施形態の無線通信装置及び無線通信方法によれば以下の効果が得られる。
(1)効率的なデータ転送が可能となる
本実施形態に係る無線通信装置及び無線通信方法によると、TPOLLを短くすることなくリアルタイム性を要求されるストリーミングデータのデータ転送を行うことができる。なぜなら、本実施形態では、スレーブ2へのPOLLパケット送信の後、接続処理の実行が許可されるのではなく、スレーブ2からのデータを更に受信するため、NULLパケット送信が先に許可されるからである。つまり、制御部34が更にスレーブ2からのデータ転送が必要であると判断した場合、ストリーミングデータパケット送受信部16によりスレーブ2に対してNULLパケットの送信が可能となる。これは前述の通り、接続処理部13による接続処理や、スレーブ3へのNULLパケット送信よりもスレーブ2へのPOLLパケット送信及びスレーブ2へのNULLパケット送信が許可される優先度が高いためである。したがって、この後続データ転送は例えば、以下の場合に有効である。スレーブ2からのデータ転送中に伝送線路状況の劣化により、マスター1がDHパケットの受信に失敗した場合、またはアグリゲートしたDH3パケット及びDH5パケットを、高い転送率でスレーブ2が送信したために、マスター1がDH3パケット及びDH5パケットの後段にあたるパケット部分が正常に受信できなかった場合などである。このような場合でも後続データ転送を用いることで、更にデータ転送が必要である場合など、再度データを転送することができる。すなわち以上から、接続処理が許可されるよりも、スレーブ2へのNULLパケット送信の優先度が高いため、TPOLLを短くすることなく、リアルタイム性を要求されるストリーミングデータのデータ転送を行うことができる。
また通常、オーディオデータを備えるスレーブ2のMTU値は、Bluetooth規格で送受信されるパケットサイズよりも大きいためBluetooth規格に準拠したパケットサイズに分割することがある。また、たとえスレーブ2の備えるMTU値が、Bluetooth規格によるパケットサイズと同等の値であっても、マスター1が備えるMTU値よりも大きいことがある。これらのような場合でも、優先順位を付したうえで行われる上記後続データ転送は有効な手法となる。
また、本実施形態に係る無線通信装置及び無線通信方法によると、ストリーミングデータのデータ転送を行いながら、接続処理部13による接続処理及び、文字データなどの非ストリーミングデータのデータ転送をも効率的に行うことができる。なぜなら、本実施形態ではTPOLLを十分に長くすることが出来る。そのため、TPOLL内でスレーブ2からのデータ転送が終了すると、残りのスロットにおいて接続処理や非ストリーミングデータを保持するスレーブ3へのNULLパケット送信が可能となる。つまり、接続処理やスレーブ3へのNULLパケット送信の機会が与えられる。
上記本効果つき、従来の通信方法と比較しつつ、以下詳細に説明する。図17(a)乃至(d)は、従来のBluetooth通信装置におけるデータ通信の様子を示すタイミングチャートである。
図17(a)は、マスター1がスレーブ2との間で希望する送受信を示すタイミングチャートである。すなわち、制御部34はスケジューリング部17に対して、SN=‘0’乃至‘26’のスロットにおけるスレーブ2へのPOLL送信を予約する。また、図17(b)は、マスター1がスレーブ3との間で希望する送受信を示すタイミングチャートである。すなわち、制御部36がスケジューリング部17に対して、SN=‘10’、‘24’でPOLLをスレーブ3への予約をし、SN=‘12’乃至‘22’及び‘26’でNULLパケットの送信の予約をする。また、図17(c)は、マスター1の接続処理部13が希望する動作を示したタイミングチャートである。すなわち、Inquiry処理部19、Inquiry Scan処理部20、Page処理部21、Page Scan処理部22の少なくともいずれかがスケジューリング部17に対して、SN=‘0’乃至‘21’のスロットにおける接続処理の予約をする。図17(d)は、実際に制御部30によって許可され、実行される処理の様子である。また、図17(a)、(b)より、SN=‘10’、‘24’において、スレーブ2へのPOLLパケット送信及びスレーブ3へのPOLLパケット送信が同一スロットにて予約されている。図17(d)に示す従来例では、スレーブ3へのPOLLパケット送信が許可される優先度の高さが、スレーブ2へのPOLLパケット送信が許可される優先度よりも高いものとする。
従来では、図7に示すマスター1内のストリーミングデータパケット送受信部16が、予め伝送線路状況の劣化によるデータの再送や制御データの転送が発生するであろうことを想定する。そこで制御データ処理部23はスレーブ2に対する送信の機会を多く与えるよう、TPOLLの周期を短くする必要があった。例えば、図17(d)の例であると、TPOLL値が‘2’である。従って、図17(d)に示すようにスレーブ2に対するデータ転送の機会は多く与えられる。このため、伝送線路状況の劣化時でもマスター1からスレーブ2に対してデータの再送を要求することでストリーミングは可能となる。しかしTPOLLが短いがため、図17(d)に示すように、非ストリーミングデータの転送、及び接続処理の機会が減ってしまっていた。
この点につき、たしかに本実施形態においても、たとえストリーミングデータにつきリアルタイム性を維持することが出来たとしても、ストリーミングデータを保持するスレーブ2へのNULLパケット送信を優先するといった点からすれば、接続処理の機会が減ってしまうように思われる。しかし、上述のように本実施形態における無線通信装置及び無線通信方法では、スレーブ2から後続データを受信するためのNULLパケット送信は、必要と判断した際に実行される。つまり、スレーブ2から後続データ転送がないと判断すればNULLパケットは送信されない。すなわち、本実施形態では従来と比べて、TPOLLが長いため、上記後続データ転送がないと判断した場合、余ったスロットで接続処理を行う機会が多くなる。
従って、TPOLLの周期を短くすることなく、ストリーミングデータのデータ転送をしつつ、接続処理や非ストリーミングデータのデータ転送が実現する。
(2)動作信頼性を向上出来る。
特にマスター1がスレーブ2から後続データを受信している際に、この後続データにはストリーミングデータ以外に制御データも含ませることができる。つまり、マスター1がスレーブ2からストリーミングデータを受信している際、例えばピコネット内における通信において必要とされる制御データが割り込んで転送することが出来る。
なお、ここで言う制御データとは、前述の通り使用禁止帯域の情報を含むデータパケットである。もちろん使用禁止帯域に関する情報のみならず、マスター1とスレーブ2、3との間の通信を実現するのに必要なシステム情報全般を含むものであってもよい。
上記のように、この発明の実施形態に係る無線通信方法は、第1無線端末(スレーブ2)と、前記第1無線端末(スレーブ2)に対する制御機能を備えた第2無線端末(マスター1)とがBluetooth通信を行う無線通信方法であって、前記第1無線端末(スレーブ2)が前記第2無線端末(マスター1)に対しデータ転送許可周期を設定する第1ステップと、前記データ転送許可周期内において前記第1無線端末(スレーブ2)に送信すべきパケットにつき前記パケットの種類毎(POLLパケット、NULLパケット、検索及び接続のためのパケットなど)に前記送信の優先順位を保持する優先度テーブルを参照し、データパケット(DH1パケット)を前記第1無線端末(スレーブ2)から受信するための第1制御パケット(POLLパケット)を、前記第2無線端末(マスター1)が前記第1無線端末(スレーブ2)に送信する第2ステップと、前記第1制御パケット(POLLパケット)に応答して前記第1無線端末(スレーブ2)が、前記第2無線端末(マスター1)に前記データパケット(DH1パケット)を送信する第3ステップと、前記データパケット(DH1パケット)を受信したのち、前記優先度テーブルに従って更にデータパケット(後続するDH1パケット)を受信するための第2制御パケット(NULLパケット)を、前記第2無線端末(マスター1)が前記第1無線端末(スレーブ2)に送信する第4ステップと、前記第1無線端末(スレーブ2)からの前記データパケット(DH1パケット)の受信が終了したのち、前記優先度テーブルに従って前記第2無線端末(マスター1)が第3無線端末(Bluetooth機能をもつスレーブ)を検索する第5ステップとを含み、前記第2乃至第5ステップは同一の前記データ転送許可周期内において実行される。
すなわち、上記方法において、データ転送許可周期は、マスター1がスレーブ2に対して連続して送信する権限を与えた期間であって、第1制御パケットを送信する第2ステップと、データパケットを送信する第3ステップと、第2制御パケットを送信する第4ステップと、検索する第5ステップとは、同一のデータ転送許可周期内において行われるものである。
また、実施形態は上記した一実施形態に限られるものでは無い。例えば、上記実施形態ではBluetooth通信を例に挙げて説明した。しかし、TPOLLのようなある連続送信期間をスロット等の区間に区切って通信を行うような通信方法全般に適用出来る。また、送信すべきパケットに優先順位を設けるという観点からは、例えば無線LAN等、他の無線通信方法に広く適用可能である。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の一実施形態に係る無線通信システムのブロック図。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムのブロック図。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムで使用する周波数帯域について示すバンド図。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムが使用する通信方式に従った通信の様子を示す概念図。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムで使用するデータフォーマット。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムで送受信されるデータの概念図。 この発明の一実施形態に係る無線通信装置のブロック図。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムにおける接続処理の概念図。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムにおける接続処理の概念図。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムにおける接続処理の概念図。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムにおける接続処理の概念図。 この発明の一実施形態に係る優先度テーブルの概念図。 この発明の一実施形態に係るスケジューリング部の動作を示すフローチャート。 この発明の一実施形態に係る無線通信装置の動作を示すフローチャート。 この発明の一実施形態に係る無線通信装置の動作を示すフローチャート。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムで送受信されるデータの概念図であり、(a)はマスター1がスレーブ2に対し希望するデータ転送、(b)はマスター1がスレーブ3に対し希望するデータ転送、(c)はマスター1の接続処理部13が接続処理を希望する動作、(d)は実際制御部30によって許可され実行される処理の様子を示している。 この発明の一実施形態に係る無線通信システムで送受信されるデータの概念図であり、(a)はマスター1がスレーブ2に対し希望するデータ転送、(b)はマスター1がスレーブ3に対し希望するデータ転送、(c)はマスター1の接続処理部13が接続処理を希望する動作、(d)は実際制御部30によって許可され実行される処理の様子を示している。
符号の説明
1、4、5、8…マスター、2、3、5、6、7、8、9…スレーブ、10…無線アンテナ、11…パケット無線送受信部、12…リンクコントローラ、13…接続処理部、14…ストリーミングデータ転送部、15…非ストリーミングデータ転送部、16…ストリーミングデータパケット送受信部、17…スケジューリング部、18…非ストリーミングデータパケット送受信部、19…Inquiry処理部、20…Inquiry Scan部、21…Page処理部、22…Page Scan部、23…制御データ処理部、24…データ転送制御部、25…バッファ、26…デコード部、27…スピーカー、28…非ストリーミングデータ処理部、29…非ストリーミングデータ転送制御部、30、34、36…制御部、31…タイマー、32…予約受付部、33…優先度テーブル、35、37…送受信部

Claims (5)

  1. 第1無線端末と、前記第1無線端末に対する制御機能を備えた第2無線端末とがBluetooth通信を行う無線通信方法であって、
    前記第1無線端末に送信すべきパケットにつき前記パケットの種類毎に前記送信の優先順位を保持する優先度テーブルを参照し、データパケットを前記第1無線端末から受信するための第1制御パケットを、前記第2無線端末が前記第1無線端末に送信するステップと、
    前記第1制御パケットに応答して前記第1無線端末が、前記第2無線端末に前記データパケットを送信するステップと、
    前記データパケットを受信したのち、前記優先度テーブルに従って更にデータパケットを受信するための第2制御パケットを、前記第2無線端末が前記第1無線端末に送信するステップと、
    前記第1無線端末からの前記データパケットの受信が終了したのち、前記優先度テーブルに従って前記第2無線端末が第3無線端末を検索するステップと
    を具備することを特徴とする無線通信方法。
  2. 第1データパケットを保持する第1無線端末とBluetooth通信により通信可能な無線通信装置であって、
    前記第1無線端末と異なる第2無線端末の検索処理を予約すると共に、前記予約が許可された際に該検索処理を実行する検索部と、
    前記第1データパケットの転送の開始を通知する第1制御パケット、及び前記第1データパケットに後続する第2データパケットを受信するための第2制御パケットを前記第1無線端末へ送信すると共に、前記第1無線端末が送信した前記第1データパケット、及び前記第2データパケットを受信する第1送受信部と、
    前記第1無線端末への前記第2制御パケットの送信を予約すると共に、前記第2制御パケットの送信が許可された際に、前記第1送受信部に対して前記第2制御パケットを送信するよう命令する第1制御部と、
    前記第1制御部、及び前記検索部からの前記予約を受け付けると共に、前記検索処理に比して、前記第2制御パケットの送信を優先的に許可し、前記第2制御パケットの送信の予約がない場合に、前記検索処理を許可するスケジューリング部と
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  3. 前記スケジューリング部は、前記検索部及び前記第1制御部からの前記予約を受け付ける予約受付部と、
    異なる複数の前記予約を許可する優先順位を保持する優先度テーブルと、
    前記予約受付部が複数の前記予約を同時刻に受け付けている場合、前記優先度テーブルを参照し優先度の高いいずれか1つの前記予約を選択し、前記選択した前記予約の実行タイミングにおいて、前記予約を許可する第2制御部と
    を備えることを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  4. 第3データパケットの転送の開始を通知する第3制御パケット、及び前記第3データパケットに後続する第4データパケットを受信するための第4制御パケットを第3無線端末へ送信すると共に、前記第3無線端末が送信した前記第3データパケット、及び前記第4データパケットを受信する第2送受信部と、
    前記第3無線端末へ前記第4制御パケットの送信を予約すると共に、前記第4制御パケットの送信が許可された際に、前記第2送受信部に対して前記第4制御パケットを送信するよう命令する第3制御部と
    を更に備え、前記第1制御部は更に、前記第1無線端末への前記第1制御パケットの送信を予約すると共に、前記第1制御パケットの送信が許可された際に、前記第1送受信部に対して前記第1制御パケットを送信するよう命令し、
    前記スケジューリング部は、前記第2制御パケット及び前記第4制御パケットの送信の予約、並びに前記検索処理の予約に比して、前記第1制御パケットの送信の予約を優先的に許可し、前記第1制御パケット及び前記第2制御パケットを送信する予約、並びに前記検索処理の予約がない場合に、前記第4制御パケットの送信を許可する
    ことを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  5. 前記第1データパケット及び前記第2データパケットはストリーミングデータであり、前記第3データパケット及び前記第4データパケットは非ストリーミングデータである
    ことを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
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