WO2015177900A1 - 無線通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

 様々な通信端末との通信を適切に行うことが可能な技術を提供することを目的とする。車載器1は、通信部11と制御部16とを備える。通信部11は、例えばHFP及びAVPを含む複数のプロファイルを用いて、マスターの役割にて通信端末2と通信可能である。制御部16は、例えばHFPを用いて通信部11と通信している通信端末2から通信部11に送信されたパケット情報に拡張同期パケットが含まれない場合に、通信部11の役割をマスターからスレーブに切り替えることを禁止する。

Description

無線通信システム及び通信方法
 本発明は、例えばBluetooth(登録商標)通信などを行う無線通信システム、及び、無線通信の通信方法に関する。
 Bluetooth通信を行う場合、通信機器及び通信端末(例えば携帯電話機やスマートフォン)のそれぞれは、マスターまたはスレーブの役割を担い、ピコネットという接続状態を形成する。ピコネットにおいては、マスターで決定される通信タイミングに合わせてスレーブとの通信が成立する仕組みになっており、他のピコネットとの間では通信タイミングは同期していない。また、Bluetooth通信では、一つの通信機器が、あるピコネットのマスターとして動作しつつ、他のピコネットのスレーブとして動作したり、複数のピコネットのスレーブとして動作する、所謂スキャターネットという接続状態を形成する場合もあり、これらの接続状態では、各ピコネット間同士の通信タイミングの同期を合わせることはできない。
 同期が合っていない場合の問題として、例えば通信機器が、マスターとしてある通信端末とハンズフリーを行うためのHFP(Hands Free Profile)を用いて通信を行うとともに、別の通信端末との間ではスレーブとして音楽などの音声を出力するためのAVP(オーディオに関連するプロファイルの総称)を用いて通信を行うと、スキャターネットの接続状態となり、各々の通信状況によっては、AVPによる音声出力品質が劣化したり、通信自体が切断されてしまうことがある。
 一方、ナビゲーション装置などの車載器において、通信端末とBluetooth通信を行うものが知られている(例えば特許文献1)。ただし、上述の現象によって例えばAVPの通信が切断されないように、従来の車載器は、複数の通信端末に対してマスターの役割を担うピコネット接続状態を形成する様に通信制御している。具体的には、通信端末から車載器に対してマスターからスレーブに切り替えるロールスイッチ(role switch)が要求されても、その要求を拒否(reject)する仕様で車載器が構成されている。
特開2010-79423号公報
 しかしながら、市場の通信端末には、通信端末側がマスターとして動作することを前提にしたものが存在する。
 上述したように車載器は、ロールスイッチの要求を拒否するように構成されているので、ロールスイッチを拒否された通信端末側の実装仕様によっては車載器と通信接続することができないという問題がある。あるいは、車載器と下位のプロトコルにおいて通信接続できたとしても、車載器と上位のプロトコルにおいて通信接続することができず、データ通信及びネットワーク通信において何らかのサービス機能が制限される。この結果、ユーザに対する利便性が喪失されてしまう問題がある。さらに、マスターの役割しか担わない通信端末も市場に現れてきており、車載器は、上述と同様に当該通信端末と適切に通信を行うことができないという問題がある。
 そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、様々な通信端末との通信を適切に行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
 本発明に係る無線通信システムは、ハンズフリー通話に関する第1プロファイル及びオーディオに関する第2プロファイルを含む複数のプロファイルを用いて、通信端末と通信可能な通信部と、通信部と通信している通信端末から通信部に送信されたパケット情報に拡張同期パケットが含まれない場合に、通信部の役割をマスターからスレーブに切り替えることを禁止する制御部とを備える。
 また、本発明に係る無線通信システムは、ハンズフリー通話に関する第1プロファイル及びオーディオに関する第2プロファイルを含む複数のプロファイルを用いて、通信端末と通信可能な通信部と、第1及び第2プロファイルの両方を用いて通信部が複数の通信端末と通信している場合、通信部の役割をマスターからスレーブに切り替えることを禁止する制御部とを備える。
 また、本発明に係る通信方法は、ハンズフリー通話に関する第1プロファイル及びオーディオに関する第2プロファイルを含む複数のプロファイルを用いて、通信部が通信端末と通信し、通信部と通信している通信端末から通信部に送信されたパケット情報に拡張同期パケットが含まれない場合に、通信部の役割をマスターからスレーブに切り替えることを禁止する。
 本発明によれば、従来の問題を回避し、かつマスターの役割しか担わない通信端末との通信も適切に行うことができる。
 本発明の目的、特徴、態様および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
Bluetooth通信の基本事項を説明するための図である。 Bluetooth通信の基本事項を説明するための図である。 Bluetooth通信の基本事項を説明するための図である。 Bluetooth通信の基本事項を説明するための図である。 実施の形態1に係る車載器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車載器の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る車載器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車載器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態1に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態1に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態2に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態2に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態3に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態4に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態5に係る車載器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態5に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態5に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態6に係る車載器の動作を説明するための図である。 実施の形態6に係る車載器の動作を説明するための図である。 実施の形態7に係る車載器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態7に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態7に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態7に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態7に係る車載器の動作を示すシーケンス図である。 変形例に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
 <実施の形態1>
 以下の実施の形態では、本発明に係る無線通信システムが、ナビゲーション機能や通話機能やAV機能などを複合的に有する車載器(例えばヘッドユニット)単体において実現されている場合を例にして説明する。この車載器は、携帯電話機やスマートフォンなどの通信端末とBluetooth通信を行うように構成されている。
 以下では、本発明の実施の形態1に係る車載器について説明する前に、Bluetooth通信の基本事項と、本実施の形態1に係る車載器と関連する車載器(以下「関連車載器」と記す)について説明する。
 <基本事項>
 <プロファイル>
 図1~図3は、通信機器81が、携帯電話機やスマートフォンなどの通信端末2とBluetooth通信を行っている様子を示す図である。Bluetooth通信には、通信機器81及び通信端末2などにおいて各種機能を実行するためのプロファイルが、規定されている。
 図1では、通信機器81が、PAN(Personal Area Network profile)等のネットワークとのデータ通信を行う為のプロファイルを用いて通信端末2と通信接続している様子が示されている。PANを用いた通信では、通信機器81が、通信端末2を介して基地局3と通信可能、または、通信端末2、基地局3及び通信網4を介してサーバ5若しくは基地局6と通信可能となる。
 図2では、通信機器81が、HFPというプロファイルを用いて通信端末2と通信接続している様子が示されている。HFPを用いた通信では、通信機器81のユーザは、通信端末2、基地局3及び通信網4を介して通話相手の通話機7と通話することが可能となる。
 図3では、通信機器81が、AVPというプロファイルを用いて通信端末2と通信接続している様子が示されている。AVPを用いた通信では、通信機器81は、通信端末2から送信された音楽などの音声データを受信し、当該音声データに応じた音声を出力することが可能となる。
 なお、Bluetooth通信のプロファイルには、上記以外にもファクシミリ送信を行うためのFAX(Fax Profile)や、ファイル転送を行うためのFTP(File Transfer Profile)など様々なプロファイルが規定されている。
 <マスター、スレーブ、ピコネット>
 通信機器81と通信端末2とが、Bluetooth通信を行う場合、通信機器81及び通信端末2の一方はマスターの役割を担い、他方はスレーブの役割を担う。
 ここで、例えば、通信機器81の役割がマスターであり、かつ、複数の通信端末2の役割がスレーブである場合には、マスターである通信機器81を中心に、スレーブである複数の通信端末2を統合するネットワーク(ピコネット)が形成される。一方、例えば、一の通信端末2の役割がマスターであり、かつ、通信機器81及び他の通信端末2の役割がスレーブである場合には、マスターである一の通信端末2を中心に、スレーブである通信機器81及び他の通信端末2を統合するネットワーク(ピコネット)が形成される。
 このように、一のマスターに対しては一または複数のピコネットが形成される。なお、各ピコネットの通信タイミングは、マスターによって決定される。
 <スキャターネット接続、SCOリンク>
 通信機器81及び通信端末2のそれぞれは、複数のピコネットに接続することが可能である。例えば、通信機器81は、一のピコネットに属しつつ、他のピコネットに属することが可能である。このような接続は、スキャターネット接続と呼ばれる。
 通信機器81がスキャターネット接続を行っている場合、通信機器81は、一のピコネットでマスターの役割を担いつつ、他のピコネットでスレーブの役割を担うことが可能である。また、それだけでなく、通信機器81は、一のピコネットでスレーブの役割を担いつつ、他のピコネットでスレーブの役割を担うことが可能である。
 次に、スキャターネット接続の通信における同期のタイミングについて説明する。図4(a)及び図4(b)は、スキャターネット接続の通信における同期のタイミングの一例を示す図である。
 具体的には、図4(a)では、通信機器81と第1の通信端末とが形成する第1ピコネットにおいて、通信機器81がスレーブの役割を担っており、図4(b)では、通信機器81と第2の通信端末とが形成する第2ピコネットにおいて、通信機器81がマスターの役割を担っている。また、図4(a)では、通信機器81は、HFPを用いて第1の通信端末と通信しており、図4(b)では、通信機器81は、AVPを用いて第2の通信端末と通信している。
 図4(a)に示すように、HFPを用いた通信では、SCO(Synchronous Connection Oriented)リンクと呼ばれるポイントツーポイント・リンクによるパケット交換接続が、一定期間ごと(例えば6スロットごと)に行われる。つまり、SCOリンクでは、周期的にパケットの送受信が繰り返し行われる。
 一方、図4(b)に示すように、AVPを用いた通信では、ACL(Asynchronous Connection-Less)に関するパケットの送受信が非周期的に繰り返し行われる。
 ここで、上述したように、第1ピコネットの通信タイミングは、マスターの役割を担う第1の通信端末によって制御されており、第2ピコネットの同期のタイミングは、マスターの役割を担う通信機器81によって制御される。このため、第1ピコネットと、第2ピコネットとの間の通信タイミングに依存性はなく非同期である。
 この結果、図4(a)の第1ピコネットの期間Pにおける通信機器81の通信動作(受信)と、図4(b)の第2ピコネットの期間Pにおける通信機器81の通信動作(送信)とが衝突してしまい、図4(b)の通信機器81の通信動作が行われなくなることがある。図4(b)の例のように、使用されているプロファイルが、音声出力するAVPなどのプロファイルなどのリアルタイム性が要求されるプロファイルである場合には、音声出力が切断されてしまったり、最悪通信自体が切断されるなど、上記衝突が不具合として顕在化してしまう。
 <ロールスイッチ>
 以上のようなピコネット間の非同期による不具合を解消するためには、通信機器81が、スキャターネット接続を行わずに、第1ピコネット及び第2ピコネットの両方においてマスターの役割を担えばよい。具体的には、第1ピコネットにおいて、スレーブである通信機器81が、マスターである第1の通信端末に対してスレーブに切り替わるように要求し、第1の通信端末が当該要求に応じてマスターからスレーブに切り替わるとともに、通信機器81が第1の通信端末との関係においてスレーブからマスターに切り替わるようにすればよい。このような役割の切り替わりは、ロールスイッチと呼ばれる。
 ロールスイッチは、通信に用いられるプロファイルの種類などに応じて適宜行われる場合がある。例えば、通信機器81がマスターの役割を担っている場合に、通信端末2がPANを用いて通信機器81と通信接続しようとする場合には、通信端末2は、通信機器81に対してマスターからスレーブに切り替わるロールスイッチを行うように要求することがある。なお、ロールスイッチが実行されると、通常、通信網のトポロジーが変更される。
 <関連車載器>
 次に、本実施の形態1に係る車載器と関連する車載器、つまり関連車載器について説明する。
 関連車載器は、上述の通信機器81に対応しており、通信端末2とBluetooth通信を行うように構成されている。上述と同様に、関連車載器が、スキャターネット接続によって、HFPを用いて一の通信端末2と通信を行うとともに、AVPを用いて別の通信端末2と通信と行う場合には、AVPによる音声出力が切断されてしまうことがある。
 そこで、関連車載器では、複数の通信端末2に対してマスターの役割を担うことができるように、通信端末2からマスターからスレーブに切り替えるロールスイッチが要求されても、その要求を拒否する仕様で構成されている。
 しかしながら、通信端末2が、関連車載器に対してスレーブの役割を担うように要求することがあるPANを用いて通信接続しようとする場合、関連車載器は、通信端末2などからのロールスイッチの要求を拒否するように構成されているので、通信端末2がPANを用いて車載器と適切に通信を行うことができないことがあるという問題がある。また、マスターの役割しか担わない通信端末2も市場に現れてきており、関連車載器は、上述と同様に当該通信端末2とも適切に通信を行うことができないという問題がある。
 <実施の形態1に係る車載器の構成>
 これに対して、以下で説明する本実施の形態1に係る車載機によれば、上述の問題を解決することが可能となっている。
 図5は、本実施の形態1に係る車載器1の主要な構成を示すブロック図である。図5の車載器1は、通信部11と、これを制御する制御部16とを備えている。車載器1は、通信端末2とBluetooth通信を行うことが可能である。なお、図5では、車載器1が二つの通信端末2(第1の通信端末2a及び第2の通信端末2b)とBluetooth通信を行っている例が示されているが、車載器1と当該通信を行う通信端末2の数は、これに限ったものではない。
 通信部11は、ハンズフリー通話に関するHFP(第1プロファイル)及びオーディオに関するAVP(第2プロファイル)を含む複数のプロファイルを用いて、マスターの役割にて通信端末2と通信可能である。なお、通信部11は、Bluetoothの規格に合った無線通信装置などから構成される。
 制御部16は、例えば車載器1の図示しないCPU(Central Processing Unit)などが、車載器1の図示しない半導体メモリなどの記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、当該CPUの機能として実現される。このようなプログラムの実行により、様々な機能を有する制御部16が実現される。その機能の一つとして、制御部16は、HFPを用いて通信部11と通信している通信端末2から通信部11に送信されたパケット情報に、拡張同期パケットが含まれない場合に、通信部11の役割をマスターからスレーブに切り替えることを禁止する。
 ここで、拡張同期パケットには、例えば図4(a)に示したSCOリンクを発展させたeSCO(Extended SCO)リンクが可能か否かを示すパケットなどが適用される。図4(a)、図4(b)、図6(a)及び図6(b)を用いて、eSCOについて簡単に説明する。
 図4(a)に示したSCOリンクでは、パケットの送受信が繰り返し行われる間隔(周期)が一定であったため、SCOリンクを用いる場合には、図4(a)及び図4(b)に示したように第1及び第2ピコネットの通信動作が衝突する。
 一方、eSCOリンクでは、パケットの送受信が繰り返し行われる間隔(周期)が可変であり、当該間隔の自由度が高くなっている。このため、eSCOリンクを用いる場合には、図6(a)及び図6(b)に示すようにパケットの送受信が繰り返し行われる間隔を適宜変更することによって、第1及び第2ピコネットの通信動作の衝突が抑制される。したがって、拡張同期パケットを確認してeSCOリンクなどを使用することが可能に構成された本実施の形態1に係る車載器1によれば、異なるピコネット間における通信動作の衝突を抑制すること、すなわち衝突頻度を低減することが可能となっている。
 次に、車載器1の主要な構成要素だけでなく、付加的な構成要素についても説明する。図7は、本実施の形態1に係る車載器1の主要な構成及び付加的な構成を示すブロック図である。図7の車載器1は、上述の通信部11及び制御部16に加えて、記憶部12、入力部13、音声入出力部14及び表示部15を備えている。なお、図7では、車載器1が三つの通信端末2(第1の通信端末2a、第2の通信端末2b及び第3の通信端末2c)とBluetooth通信を行っている例が示されているが、車載器1と当該通信を行う通信端末2の数は、これに限ったものではない。
 制御部16は、車載器1の構成要素を統括的に制御する。図7の制御部16は、音声制御部16a、表示制御部16b、通信状態管理部16c及び通信制御部16dの機能を有している。
 記憶部12には、車載器1が、Bluetooth通信を行うのに必要な情報(例えばパラメータなどの設定値)が記憶されている。この記憶部12は、例えばハードディスクドライブ(HDD)、DVD(Digital Versatile Disc)、または、半導体メモリなどの記憶装置から構成される。
 入力部13は、ユーザからの操作を受け付け、当該操作に応じた信号を制御部16に出力する。入力部13は、例えば、ユーザの手動操作により信号を出力するボタン及びタッチパネル、その他の適切な入力装置の少なくともいずれかから構成される。
 音声入出力部14は、受け付けた音声に基づく音声信号を音声制御部16aに入力したり、音声制御部16aから出力された音声信号に基づいて音声を外部に出力したりする。
 表示部15は、表示制御部16bから出力された映像信号に基づいて映像やアイコンなどを表示する。
 次に、制御部16の各機能(各構成要素)について詳細に説明する。音声制御部16aは、音声入出力部14の音声を制御し、表示制御部16bは、表示部15の表示を制御する。
 通信状態管理部16cは、例えばミドルウェアによって実現されており、通信部11が担っている役割(マスター/スレーブ)の管理、通信端末2とのBluetooth接続の状態(例えばプロファイルなど)の管理、通信部11と通信端末2との間の通信で使用可能なパケットのタイプの管理などを行うとともに、各種判定を行う。また、通信状態管理部16cは、ロールスイッチなどのBluetooth通信に必要な設定を、通信制御部16dを経由して通信部11に指示する。
 通信制御部16dは、通信状態管理部16cからの指示に基づいて、通信部11にコマンド制御を行う。
 <動作>
 図8は、本実施の形態1に係る車載器1の動作を示すフローチャートであり、図9、図10及び図11は、当該車載器1の動作を示すシーケンス図である。
 まず、図8のステップS1にて、ロールスイッチの許可設定を行う。そして、ステップS2にて、通信部11は、通信端末2と通信を行い、パケット情報(対応パケット情報)を取得する。
 このステップS1及びS2は、図9のステップS61~S65に対応している。具体的には、ステップS61にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16dを介して、通信部11にロールスイッチを許可する設定を行う。ステップS62にて、通信部11は、第1の通信端末2aとパケット情報を送受信し、ステップS63にて、通信部11は、第2の通信端末2bと対応パケット情報を送受信する。ただし、ステップS63は、図9に図示したタイミングに限ったものではなく、例えば図10のステップS71の後で行われてもよい。
 ステップS64にて、通信部11は、上記送受信によって得られたパケット情報を、通信制御部16dを介して通信状態管理部16cに通知し、ステップS65にて、通信状態管理部16cは、パケット情報を記憶(保持)する。なお、以下では、ステップS65の次のステップS66にて、通信部11及び第1の通信端末2aの間に、通信部11をマスター、第1の通信端末2aをスレーブとするHFP接続が確立しているものとして説明する。
 図8に戻ってステップS3にて、通信状態管理部16cは、通信部11と一の通信端末2との間でプロファイル接続要求があるか否かを判定する。以下では、この一の通信端末2は、第2の通信端末2bであるものとして説明する。通信状態管理部16cは、入力部13にて接続要求に対応する操作を受け付けた場合には接続要求があると判定してステップS4に進み、そうでない場合には接続要求がないと判定してステップS3を再度行う。
 ステップS4にて、通信状態管理部16cは、HFP接続している第1の通信端末2aからのパケット情報に、拡張同期パケットが含まれるか否かを判定する。拡張同期パケットが含まれると判定した場合にはステップS5に進み、そうでない場合にはステップS6に進む。
 ステップS4からステップS5に進んだ場合、車載器1及び第2の通信端末2bはプロファイル接続を確立するとともに、表示部15は、接続結果を表示する。その後、図8の動作が終了する。
 このステップS5は、図10のステップS71~S76に対応している。なお、図10の例では、プロファイル接続要求はPAN接続要求であるものとして説明するが、これに限ったものではない。
 ステップS71にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16d及び通信部11を介して、第2の通信端末2bにプロファイル接続(ここではPAN接続)を要求する。ステップS72にて、第2の通信端末2bは、車載器1からPAN接続の要求を受けると、車載器1にロールスイッチを要求する。
 ステップS73にて、通信部11は、第2の通信端末2bからロールスイッチの要求を受けると、第2の通信端末2bにロールスイッチを許可する応答を行う。ステップS74にて、第2の通信端末2bは、車載器1からロールスイッチの許可応答を受けると、車載器1にPAN接続の応答を行う。ステップS75にて、通信状態管理部16cは、第2の通信端末2bから、通信部11及び通信制御部16dを介して、PAN接続の応答を受けると、表示部15にPAN接続が成功したことを表示させる。
 ステップS76にて、通信部11の第2の通信端末2bに対する役割がマスターからスレーブに切り替わることによって、通信部11及び第2の通信端末2bの間に、通信部11をスレーブ、第2の通信端末2bをマスターとするPAN接続が確立する。
 一方、図8のステップS4からステップS6に進んだ場合、車載器1及び第2の通信端末2bは、ロールスイッチを拒否する設定を行い、プロファイル接続の確立が失敗した場合に、表示部15は、プロファイル接続が失敗したことを表示する。その後、図8の動作が終了する。
 このステップS6は、図11のステップS81~S86に対応している。なお、図11の例では、プロファイル接続要求はPAN接続要求であるものとして説明するが、これに限ったものではない。
 ステップS81にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16dを介して、通信部11にロールスイッチを拒否する設定を行う。ステップS82にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16d及び通信部11を介して、第2の通信端末2bにプロファイル接続(ここではPAN接続)を要求する。ステップS83にて、第2の通信端末2bは、車載器1からPAN接続の要求を受けると、車載器1にロールスイッチを要求する。
 ステップS84にて、通信部11は、第2の通信端末2bからロールスイッチの要求を受けると、第2の通信端末2bにロールスイッチを拒否する応答を行う。ステップS85にて、第2の通信端末2bは、車載器1からロールスイッチの拒否応答を受けとり、第2の通信端末2bがロールスイッチ拒否を受け入れない場合、車載器1にPAN接続の失敗の応答を行う。ステップS86にて、通信状態管理部16cは、第2の通信端末2bから、通信部11及び通信制御部16dを介して、PAN接続の失敗の応答を受けると、表示部15にPAN接続が失敗したことを表示させる。
 <効果>
 以上のような本実施の形態1に係る車載器1によれば、HFPを用いて通信部11と通信している通信端末2から通信部11に送信されたパケット情報に拡張同期パケットが含まれない場合に、通信部11の役割をマスターからスレーブに切り替えることを禁止する。これにより、異なるピコネット間における通信動作の衝突を抑制することができるので、従来問題となっていたスキャターネット接続でのAVP通信が切断されるという問題を回避しつつ、マスターの役割しか担わない通信端末2との通信を適切に行うことができる。
 <実施の形態2>
 図12及び図13は、本発明の実施の形態2に係る車載器1の動作を示すシーケンス図である。なお、本実施の形態2以降の車載器1の構成を示すブロック図は、実施の形態1に係る車載器1のブロック図(図5、図6)と同様である。そこで、本実施の形態2以降の車載器1において、以上で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、異なる部分について主に説明する。
 本実施の形態2に係る制御部16は、通信部11が複数の通信端末2との各通信に用いるプロファイルに基づいて、各通信に割り当てられるパケットのタイプを変更するように構成されている。
 このように構成された車載器1の動作について、図12及び図13を用いて以下説明する。なお、図12の動作は、図9の動作にステップS91及びS92を追加したものに対応し、図13の動作は、図10の動作にステップS96及びS97を追加したものに対応している。そこで、以下においては、ステップS91,S92,S96及びS97について主に説明する。また、以下においては、通信部11及び第1の通信端末2aはHFPを用いて通信を行っており、通信部11及び第2の通信端末2bはPANを用いて通信を行っているものとして説明する。
 まず、図12の動作について説明する。ステップS66の後、ステップS91にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16d及び通信部11を介して、第1の通信端末2aに、パケットタイプを切り替える要求を行う。ここでは、通信状態管理部16cは、第1の通信端末2aのようにHFPを用いる通信端末2に対して、パケット送受信の間隔が比較的長いパケットを用いるように、パケットタイプを切り替える要求を行う。
 ステップS92にて、第1の通信端末2aは、車載器1からパケットタイプを切り替える要求を受けると、要求されたタイプのパケットに切り替えて、以降の通信に当該パケットを用いる応答を車載器1に対して行う。その後、通信状態管理部16cは、第1の通信端末2aから、通信部11及び通信制御部16dを介して当該応答を受け取ることによって、通信部11と第1の通信端末2aとの間の通信において、要求されたタイプのパケットが用いられる。
 次に、図13の動作について説明する。ステップS74の後、ステップS96にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16d及び通信部11を介して、第2の通信端末2bに、パケットタイプを切り替える要求を行う。ここでは、通信状態管理部16cは、第2の通信端末2bのようにPANを用いる通信端末2や、図示しないがAVPを用いる通信端末2に対して、パケット長が比較的短いパケットを用いるように、パケットタイプを切り替える要求を行う。
 ステップS97にて、第2の通信端末2bは、車載器1からパケットタイプを切り替える要求を受けると、要求されたタイプのパケットに切り替えて、以降の通信に当該パケットを用いる応答を車載器1に対して行う。その後、通信状態管理部16cは、第2の通信端末2bから、通信部11及び通信制御部16dを介して当該応答を受け取ることによって、通信部11と第2の通信端末2bとの間の通信において、要求されたタイプのパケットが用いられる。
 <効果>
 以上のような本実施の形態2に係る車載器1によれば、通信部11が複数の通信端末2との各通信に用いるプロファイルに基づいて、各通信に割り当てられるパケットのタイプを変更する。これにより、異なるピコネット間における通信動作の衝突をより抑制することが可能となるので、従来問題となっていたスキャターネット接続でのAVP通信が切断されるという問題を回避しつつ、マスターの役割しか担わない通信端末2との通信を適切に行うことができる。
 <実施の形態3>
 図14は、本発明の実施の形態3に係る車載器1の動作を示すシーケンス図である。
 本実施の形態3に係る制御部16は、一の通信端末2に対して通信部11がマスターの役割を担うことによって第1ピコネットを形成し、かつ、別の通信端末2に対して通信部11がスレーブの役割を担うことによって第2ピコネットを形成する場合に、第2ピコネットの同期クロックのオフセット値を第1ピコネットに設定するように構成されている。
 このように構成された車載器1の動作について、図14を用いて以下説明する。
 図14の例では、ステップS101にて、第1の通信端末2aに対して通信部11がマスターの役割を担うことによって第1ピコネットを形成し、ステップS102にて、第2の通信端末2bに対して通信部11がスレーブの役割を担うことによって第2ピコネットを形成している。すなわち、車載器1においてスキャターネット接続が形成されている。
 このような場合に、ステップS103にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16d及び通信部11を介して、第2の通信端末2bに第2ピコネットのクロックオフセット値を要求する。ステップS104にて、第2の通信端末2bは、車載器1から第2ピコネットのクロックオフセット値の要求を受けると、車載器1に第2ピコネットのクロックオフセット値の応答を行う。
 ステップS105にて、通信状態管理部16cは、第2の通信端末2bから、通信部11及び通信制御部16dを介して、第2ピコネットのクロックオフセット値の応答を受けると、当該第2ピコネットのクロックオフセット値を、第1ピコネットのクロックオフセット値に設定するように、通信部11に第1ピコネットの同期のタイミングを変更させる。
 <効果>
 以上のような本実施の形態3によれば、第1の通信端末2aに対して通信部11がマスターの役割を担うことによって第1ピコネットを形成し、かつ、第2の通信端末2bに対して通信部11がスレーブの役割を担うことによって第2ピコネットを形成する場合に、第2ピコネットの同期クロックのオフセット値が第1ピコネットに設定される。これにより、第1ピコネットの同期のタイミングと、第2ピコネットの同期のタイミングとの間のずれを補正することができる。よって、異なるピコネット間における通信動作の衝突をより抑制することが可能となるので、AVPを用いた音声出力の切断や、PAN接続時のパケットの再送などの不具合をさらに抑制することができる。
 <実施の形態4>
 図15は、本発明の実施の形態4に係る車載器1の動作を示すシーケンス図である。
 本実施の形態4に係る制御部16は、一の通信端末2に対して通信部11がスレーブの役割を担うことによって第1ピコネットを形成し、かつ、別の通信端末2に対して通信部11がスレーブの役割を担うことによって第2ピコネットを形成する場合に、第1ピコネット及び第2ピコネットのいずれか一方の同期クロックのオフセット値を、他方に設定するように構成されている。
 このように構成された車載器1の動作について、図15を用いて以下説明する。
 図15の例では、ステップS111にて、第1の通信端末2aに対して通信部11がスレーブの役割を担うことによって第1ピコネットを形成し、ステップS112にて、第2の通信端末2bに対して通信部11がスレーブの役割を担うことによって第2ピコネットを形成している。すなわち、車載器1においてスキャターネット接続が形成されている。
 このような場合に、ステップS113にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16d及び通信部11を介して、第1の通信端末2aに第1ピコネットのクロックオフセット値を要求する。ステップS114にて、第1の通信端末2aは、車載器1からクロックオフセット値の要求を受けると、車載器1に第1ピコネットのクロックオフセット値の応答を行う。
 ステップS115にて、通信状態管理部16cは、第1の通信端末2aから、通信部11及び通信制御部16dを介して、第1ピコネットのクロックオフセット値の応答を受けると、通信制御部16d及び通信部11を介して、当該第1ピコネットのクロックオフセット値と、クロックオフセット値を変更する要求とを第2の通信端末2bに送信する。ステップS116にて、第2の通信端末2bは、車載器1から第1ピコネットのクロックオフセット値とクロックオフセット値を変更する要求とを受けると、当該第1ピコネットのクロックオフセット値を、第2ピコネットのクロックオフセット値に設定する。
 なお、以上の説明では、クロックオフセット値の変更に必要な計算(例えば第1ピコネットのクロックオフセット値と第2ピコネットのクロックオフセット値との差)は、第2の通信端末2bで行われたが、これに限ったものではなく、通信状態管理部16cなどで行われてもよい。また、以上の説明では、第1ピコネットのクロックオフセット値を、第2ピコネットのクロックオフセット値に設定したが、第2ピコネットのクロックオフセット値を、第1ピコネットのクロックオフセット値に設定してもよい。
 <効果>
 以上のような本実施の形態4によれば、第1の通信端末2aに対して通信部11がスレーブの役割を担うことによって第1ピコネットを形成し、かつ、第2の通信端末2bに対して通信部11がスレーブの役割を担うことによって第2ピコネットを形成する場合に、第1ピコネット及び第2ピコネットのいずれか一方の同期クロックのオフセット値が、他方に設定される。これにより、第1ピコネットの同期のタイミングと、第2ピコネットの同期のタイミングとの間のずれを補正することができる。よって、異なるピコネット間における通信動作の衝突をより抑制することが可能となるので、AVPを用いた音声出力の切断や、PAN接続時のパケットの再送などの不具合をさらに抑制することができる。
 <実施の形態5>
 本発明の実施の形態5に係る制御部16は、一の通信端末2に対する通信部11の役割が、通信部11と別の通信端末2との間で通信を行う際にスレーブに切り替えられた場合には、通信部11と別の通信端末2との間の通信が切断される際に、一の通信端末2に対する通信部11の役割をマスターに戻すように構成されている。
 図16は、本発明の実施の形態5に係る車載器1の動作を示すフローチャートであり、図17、図18及び図19は、当該車載器1の動作を示すシーケンス図である。以下においては、通信部11が第2の通信端末2bとプロファイル接続を行う際に、第1の通信端末2aに対する通信部11の役割もスレーブに切り替えられたものとして説明する。
 まず、図16のステップS11にて、通信状態管理部16cは、通信部11とプロファイル接続している第2の通信端末2bが、当該接続を切断したか否かを判定する。切断したと判定した場合には、ステップS11に進み、そうでない場合にはステップS11を再度行う。
 例えば、図17のシーケンスの例では、ステップS121にて、第1の通信端末2aに対して通信部11がスレーブの役割を担うことによってHFP接続確立中の第1ピコネットを形成し、ステップS122にて、第2の通信端末2bに対して通信部11がスレーブの役割を担うことによってPAN接続確立中の第2ピコネットを形成している。そして、ステップS123にて、通信部11と第2の通信端末2bとの間のPAN接続が切断されている。このような場合には、ステップS12に進むことになる。なお、図17では、プロファイル接続の一例としてPAN接続の切断について説明したが、プロファイル接続の切断はこれに限ったものではない。
 図16に戻って、ステップS12にて、通信状態管理部16cは、通信部11とプロファイルを用いて通信している残りの通信端末2(ここでは第1の通信端末2a)に対してマスターの役割を担うことが可能か否かを判定する。可能であると判定した場合にはステップS13に進み、そうでない場合には図16の処理を終了する。
 ステップS13にて、通信状態管理部16cは、残りの通信端末2(ここでは第1の通信端末2a)に対してスレーブの役割を担っているか否かを判定する。スレーブの役割を担っていると判定した場合にはステップS14に進み、そうでない場合には図16の処理を終了する。
 ステップS14にて、通信状態管理部16cは、残りの通信端末2のうち車載器1に対してマスターの役割を担っている通信端末2(ここでは第1の通信端末2a)にロールスイッチを要求する。
 ステップS15にて、ロールスイッチを要求された通信端末2(ここでは第1の通信端末2a)は、ロールスイッチ変更可能か否かを判定する。ロールスイッチ変更可能と判定した場合にはステップS16に進み、そうでない場合にはステップS17に進む。
 ステップS15からステップS16に進んだ場合、車載器1及びロールスイッチを要求された通信端末2(ここでは第1の通信端末2a)は、ロールスイッチを実行するとともに、車載器1がマスターに変更されたことをアイコンなどによって表示する。その後、図16の処理を終了する。
 ステップS14及びステップS16は、図18のステップS131~S134に対応している。例えば、ステップS131にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16d及び通信部11を介して、マスターの役割を担っている第1の通信端末2aにロールスイッチを要求する。ステップS132にて、第1の通信端末2aは、車載器1からロールスイッチの要求を受けると、車載器1にロールスイッチを許可する応答を行う。
 ステップS133にて、通信状態管理部16cは、第1の通信端末2aから、通信部11及び通信制御部16dを介して、ロールスイッチの許可応答を受けると、表示部15に車載器1がマスターに切り替えられたことを示すアイコンを表示する。ステップS134にて、通信部11の役割がスレーブからマスターに切り替わることによって、通信部11及び第1の通信端末2aの間に、通信部11をマスター、第1の通信端末2aをスレーブとするHFP接続が確立する。
 図16に戻って、ステップS15からステップS17に進んだ場合、車載器1及びロールスイッチを要求された通信端末2(ここでは第1の通信端末2a)は、ロールスイッチを実行しない。その後、図16の処理を終了する。
 ステップS14及びステップS17は、図19のステップS141及びS142に対応している。例えば、ステップS141にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16d及び通信部11を介して、マスターの役割を担っている第1の通信端末2aにロールスイッチを要求する。ステップS142にて、第1の通信端末2aは、車載器1からロールスイッチの要求を受けると、車載器1にロールスイッチを拒否する応答を行う。その後、通信状態管理部16cは、第1の通信端末2aから、通信部11及び通信制御部16dを介して、ロールスイッチの許否応答を受ける。
 <効果>
 以上のような本実施の形態5に係る車載器1によれば、第1の通信端末2aに対する通信部11の役割が、通信部11と第2の通信端末2bとの間で通信を行う際にスレーブに切り替えられた場合には、通信部11と第2の通信端末2bとの間の通信が切断される際に、第1の通信端末2aに対する通信部11の役割をマスターに戻す。したがって、通信部11(車載器1)の役割をなるべくマスターにすることができるので、車載器1にてスキャターネット接続が形成される可能性を低減することができる。
 <実施の形態6>
 本発明の実施の形態6に係る表示部15は、車載器1及び複数の通信端末2のマスターまたはスレーブに関する役割、並びに、車載器1と複数の通信端末2との通信に用いられているプロファイル及びパケットのタイプを表示する。
 図20は、車載器1が二つの通信端末2と通信を行っている場合に、表示部15の表示例を示す図である。この図において、四角の枠15aは車載器1に対応しており、当該枠15aの内側のMは、車載器1がマスターの役割を担っていることを示し、枠15aの内側のSは、車載器1がスレーブの役割を担っていることを示している。図20の表示例では、枠15aの内側にMとSとが存在することから、車載器1においてスキャターネット接続が形成されている。
 枠15aの外側のMは、車載器1とプロファイルを用いて通信を行っている通信端末2がマスターの役割を担っていることを示し、枠15aの外側のSは、車載器1とプロファイルを用いて通信を行っている通信端末2がスレーブの役割を担っていることを示している。
 アンテナを示す図形と受信強度に応じて本数が変わる縦線とからなる記号15bは、車載器1と、記号15bが付された役割(SまたはM)を担う通信端末2とがHFPを用いて通信を行っていることを示している。オーディオの再生状態を示す図形からなる記号15cは、車載器1と、記号15cが付された役割(SまたはM)を担う通信端末2とがAVPを用いて通信を行っていることを示している。図20の表示例では、記号15cに、音声再生を示す図形が適用されているが、これに限ったものではなく、早送りを示す図形、スキップを示す図形、または、一時停止を示す図形などが適宜適用されてもよい。
 矢印15d,15eは、車載器1及び通信端末2の通信に用いられているパケットのタイプを示している。例えば、実線の矢印15dは、その両側に表示されている車載器1及び通信端末2がSCOパケットの様な同期パケットを用いて通信を行っていることを示している。また、例えば、破線の矢印15eは、その両側に表示されている車載器1及び通信端末2がACLパケットの様な非同期パケットを用いて通信を行っていることを示している。なお、実線の矢印15dの上に付された「e」という文字は、その両側に表示されている車載器1及び通信端末2が拡張同期パケットを用いて通信を行っていることを示している。
 図21は、車載器1が三つの通信端末2と通信を行っている場合に、表示部15の表示例を示す図である。この図21の表示例では、車載器1は、一の通信端末2に対してはマスターの役割を担うが、二つの通信端末2に対してはスレーブの役割を担っている。
 図21の表示例では、図20の表示例に、記号15fと、矢印15gとが付加されている。ここで、パーソナルコンピュータの外形を略した記号15fは、車載器1と、記号15fが付された役割(SまたはM)を担う通信端末2とがPAN等のデータ通信プロファイルを用いて通信を行っていることを示している。破線の矢印15gは、破線の矢印15eと同様の内容を示している。
 <効果>
 以上のような本実施の形態6に係る車載器1によれば、車載器1及び複数の通信端末2のマスターまたはスレーブに関する役割、並びに、車載器1と複数の通信端末2との通信に用いられているプロファイル及びパケットのタイプが表示される。したがって、ユーザは、車載器1及び複数の通信端末2の間の通信状態を容易に把握することができる。
 <実施の形態7>
 これまでに説明した制御部16は、HFPを用いて通信部11と通信している通信端末2から通信部11に送信されたパケット情報に拡張同期パケットが含まれる場合に、通信部11の役割をマスターからスレーブに切り替え可能となっていた。これに対して、本発明の実施の形態7に係る制御部16は、HFP及びAVPの両方を用いて通信部11が複数の通信端末2と通信している場合を除いて、通信部11の役割をマスターからスレーブに切り替え可能となっている。
 図22は、本実施の形態7に係る車載器1の動作を示すフローチャートである。
 まず、図22のステップS21にて、通信状態管理部16cは、通信制御部16dを介して、通信部11にロールスイッチを許可する設定を行う。ステップS22にて、通信状態管理部16cは、通信部11と一の通信端末2との間でプロファイル接続要求があるか否かを判定する。以下では、この一の通信端末2は、第3の通信端末2cであるものとして説明する。通信状態管理部16cは、入力部13にて接続要求に対応する操作を受け付けた場合には接続要求があると判定してステップS23に進み、そうでない場合には接続要求がないと判定してステップS22を再度行う。
 ステップS23にて、通信状態管理部16cは、通信部11がマルチデバイス接続中か否かを判定する。すなわち、通信状態管理部16cは、通信部11が複数の通信端末2と通信接続されているか否かを判定する。通信部11が複数の通信端末2と通信接続されていない場合としては、一つの通信端末2と通信接続されている場合、または、通信端末2と全く通信接続されていない場合が想定される。通信部11が複数の通信端末2と通信接続されていると判定した場合にはステップS24に進み、複数の通信端末2と通信接続されていないと判定した場合にはステップS25に進む。
 ステップS24にて、通信状態管理部16cは、通信部11が複数の通信端末2のうちHFP接続中及びAVP接続中している通信端末2があるか否かを判定する。すなわち、通信状態管理部16cは、通信部11と複数の通信端末2との通信においてHFP及びAVPの両方が用いられているか否かを判定する。通信部11が複数の通信端末2とHFP接続中及びAVP接続中であると判定した場合にはステップS26に進み、そうでない場合にはステップS25に進む。
 ステップS23またはステップS24からステップS25に進んだ場合、上述のステップS5(図8)と同様に、車載器1及び第3の通信端末2cはプロファイル接続を確立するとともに、表示結果を表示する。その後、図22の動作が終了する。
 一方、ステップS24からステップS26に進んだ場合、上述のステップS6(図8)と同様に、車載器1及び第3の通信端末2cは、ロールスイッチを拒否する設定を行い、プロファイル接続の確立が失敗した場合に、表示部15は、プロファイル接続が失敗したことを表示する。その後、図22の動作が終了する。
 図23、図24、図25及び図26は、本実施の形態7に係る車載器1の動作を示すシーケンス図である。なお、図23~26の例では、プロファイル接続要求はPAN接続要求であるものとして説明するが、これに限ったものではない。
 図23の例では、第3の通信端末2cが通信接続する際には、通信部11と通信接続されている通信端末2は存在しない。このような場合には、図22のステップS22からステップS24に進むことになり、図23に示すように、ステップS71~S76(図10)と同様のステップS141~S146が行われる。
 図24の例では、ステップS151にて、通信部11及び第1の通信端末2aの間に、通信部11をマスター、第1の通信端末2aをスレーブとするHFP接続が確立しているこのため、第3の通信端末2cが通信接続する際には、通信部11とプロファイルを用いて通信している通信端末2は第1の通信端末2aだけである。このような場合には、図22のステップS22からステップS24に進むことになり、図24に示すように、ステップS71~S76(図10)と同様のステップS152~S157が行われる。
 図25の例では、ステップS161にて、通信部11及び第1の通信端末2aの間に、通信部11をマスター、第1の通信端末2aをスレーブとするHFP接続が確立している。また、ステップS162にて、通信部11及び第2の通信端末2bの間に、通信部11をマスター、第2の通信端末2bをスレーブとするFTP接続が確立している。このようにHFP及びAVPの両方が用いられていない場合には、図22のステップS22からステップS23に進んだ後、ステップS23からステップS24に進むことになり、図25に示すように、ステップS71~S76(図10)と同様のステップS163~S168が行われる。
 図26の例では、ステップS171にて、通信部11及び第1の通信端末2aの間に、通信部11をマスター、第1の通信端末2aをスレーブとするHFP接続が確立している。また、ステップS172にて、通信部11及び第2の通信端末2bの間に、通信部11をマスター、第2の通信端末2bをスレーブとするAVP接続が確立している。このような場合には、図22のステップS22からステップS23に進んだ後、ステップS23からステップS25に進むことになり、図26に示すように、ステップS81~S86(図11)と同様のステップS173~S178が行われる。
 <効果>
 以上のような本実施の形態7に係る車載器1によれば、HFP及びAVPの両方を用いて通信部11が複数の通信端末2と通信している場合、通信部11の役割をマスターからスレーブに切り替えることを禁止する。これにより、異なるピコネット間における通信動作の衝突を抑制することができるので、従来問題となっていたスキャターネット接続でのAVP通信が切断されるという問題を回避しつつ、マスターの役割しか担わない通信端末2との通信を適切に行うことができる。
 <実施の形態7の変形例>
 なお、実施の形態1に対して適用された実施の形態2~6を、同様にして実施の形態7に対して適用してもよい。
 例えば、実施の形態7に係る制御部16は、実施の形態2に係る制御部16と同様にして、通信部11が複数の通信端末2との各通信に用いるプロファイルに基づいて、各通信に割り当てられるパケットのタイプを変更してもよい。この場合には、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
 また、実施の形態7に係る制御部16は、実施の形態5に係る制御部16と同様にして、例えば、第1の通信端末2aに対する通信部11の役割が、通信部11と第2の通信端末2bとの間で通信を行う際にスレーブに切り替えられた場合には、通信部11と第2の通信端末2bとの間の通信が切断される際に、第1の通信端末2aに対する通信部11の役割をマスターに戻してもよい。この場合には、実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
 <その他の変形例>
 図27は、変形例に係る第1の通信端末2aの主要な構成を示すブロック図である。本変形例に係る第1の通信端末2aは、これまでに説明した通信部11及び制御部16と同様の通信部21及び制御部26を備えてもよい。つまり、本発明に係る無線通信システムが、第1の通信端末2aにおいて実現されてもよい。このような構成であっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。同様に、図示しないが、本発明に係る無線通信システムが、第1の通信端末2a以外の通信端末2においても実現されてもよい。
 また、以上で説明した無線通信システムは、車両に搭載可能な、車載器、カーナビゲーション装置、PND(Portable Navigation Device)、及び、上述の通信端末、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築される無線通信システムにも適用することができる。この場合、以上で説明した車載器1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置される。
 また、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
 本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
 1 車載器、2 通信端末、2a 第1の通信端末、2b 第2の通信端末、2c 第3の通信端末、11,21 通信部、15 表示部、16,26 制御部。

Claims (12)

  1.  ハンズフリー通話に関する第1プロファイル及びオーディオに関する第2プロファイルを含む複数のプロファイルを用いて、通信端末と通信可能な通信部と、
     前記通信部と通信している前記通信端末から前記通信部に送信されたパケット情報に拡張同期パケットが含まれない場合に、前記通信部の役割をマスターからスレーブに切り替えることを禁止する制御部と
    を備える、無線通信システム。
  2.  請求項1に記載の無線通信システムであって、
     前記制御部は、
     前記通信部が複数の前記通信端末との各通信に用いる前記プロファイルに基づいて、前記各通信に割り当てられるパケットのタイプを変更する、無線通信システム。
  3.  請求項1に記載の無線通信システムであって、
     前記制御部は、
     第1の前記通信端末に対する前記通信部の前記役割が、前記通信部と第2の前記通信端末との間で通信を行う際にスレーブに切り替えられた場合には、前記通信部と前記第2の通信端末との間の通信が切断される際に、前記第1の通信端末に対する前記通信部の前記役割をマスターに戻す、無線通信システム。
  4.  請求項1に記載の無線通信システムであって、
     前記制御部は、
     第1の前記通信端末に対して前記通信部がマスターの役割を担うことによって第1ピコネットを形成し、かつ、第2の前記通信端末に対して前記通信部がスレーブの役割を担うことによって第2ピコネットを形成する場合に、前記第2ピコネットの同期クロックのオフセット値を前記第1ピコネットに設定する、無線通信システム。
  5.  請求項1に記載の無線通信システムであって、
     前記制御部は、
     第1の前記通信端末に対して前記通信部がスレーブの役割を担うことによって第1ピコネットを形成し、かつ、第2の前記通信端末に対して前記通信部がスレーブの役割を担うことによって第2ピコネットを形成する場合に、前記第1ピコネット及び前記第2ピコネットのいずれか一方の同期クロックのオフセット値を、他方に設定する、無線通信システム。
  6.  請求項2に記載の無線通信システムであって、
     前記制御部は、
     第1の前記通信端末に対して前記通信部がマスターの役割を担うことによって第1ピコネットを形成し、かつ、第2の前記通信端末に対して前記通信部がスレーブの役割を担うことによって第2ピコネットを形成する場合に、前記第2ピコネットの同期クロックのオフセット値を前記第1ピコネットに設定する、無線通信システム。
  7.  請求項2に記載の無線通信システムであって、
     前記制御部は、
     第1の前記通信端末に対して前記通信部がスレーブの役割を担うことによって第1ピコネットを形成し、かつ、第2の前記通信端末に対して前記通信部がスレーブの役割を担うことによって第2ピコネットを形成する場合に、前記第1ピコネット及び前記第2ピコネットのいずれか一方の同期クロックのオフセット値を、他方に設定する、無線通信システム。
  8.  請求項1に記載の無線通信システムであって、
     前記無線通信システム及び前記複数の通信端末の前記役割、並びに、前記無線通信システムと前記複数の通信端末との通信に用いられている前記プロファイル及びパケットのタイプを表示する表示部
    をさらに備える、無線通信システム。
  9.  ハンズフリー通話に関する第1プロファイル及びオーディオに関する第2プロファイルを含む複数のプロファイルを用いて、通信端末と通信可能な通信部と、
     前記第1及び前記第2プロファイルの両方を用いて前記通信部が複数の前記通信端末と通信している場合、前記通信部の役割をマスターからスレーブに切り替えることを禁止する制御部と
    を備える、無線通信システム。
  10.  請求項9に記載の無線通信システムであって、
     前記制御部は、
     前記通信部が複数の前記通信端末との各通信に用いる前記プロファイルに基づいて、前記各通信に割り当てられるパケットのタイプを変更する、無線通信システム。
  11.  請求項9に記載の無線通信システムであって、
     前記制御部は、
     第1の前記通信端末に対する前記通信部の前記役割が、前記通信部と第2の前記通信端末との間で通信を行う際にスレーブに切り替えられた場合には、前記通信部と前記第2の通信端末との間の通信が切断される際に、前記第1の通信端末に対する前記通信部の前記役割をマスターに戻す、無線通信システム。
  12.  ハンズフリー通話に関する第1プロファイル及びオーディオに関する第2プロファイルを含む複数のプロファイルを用いて、通信部が通信端末と通信し、
     前記通信部と通信している前記通信端末から前記通信部に送信されたパケット情報に拡張同期パケットが含まれない場合に、前記通信部の役割をマスターからスレーブに切り替えることを禁止する、無線通信の通信方法。
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