JP2008060997A - 通信装置、通信方法及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の移動型通話装置と通信装置との間で安定した通話を行なうことができる通信装置、通信方法及び通信システムを提供する。
【解決手段】 第1の移動型通話装置とマスタ又はスレーブとして無線通信すると共に、第2の移動型通話装置とマスタ又はスレーブとして無線通信する通信部と、第1及び第2移動型通話装置に対して、制御信号を通信する第1の無線接続を行い、1の移動型通話装置から第1の無線接続により着信を受けると、当該第1の移動型通話装置との間に音声信号を通信する第2の無線接続を行なうと共に、第1及び第2の移動型通話装置の少なくとも一方に対してスレーブとして無線通信をしている場合に、待機状態にさせる制御信号を第2の移動型通話装置へ第1の無線接続により送信する制御部をもつ通信装置。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の移動型通話装置と無線通信を行なう通信装置、通信方法及び通信システムに関する。
最近、デジタル無線通信の発達に応じて、携帯電話器や通常の電話機の無線機能をもつ子機等に対して、室内等で無線通信を行なうことができるハンズフリーのヘッドセット等の通話装置が開発され普及してきている。
特許文献1には、複数の携帯電話に対して通話が可能であり、例えば、複数台の携帯電話機を車両内に持ち込んで、ハンズフリー通話を行なう場合に、各携帯電話機の取扱を用意に行なうことができるハンズフリー通話システムが開示されている。
特開2003−174676公報
しかし、特許文献1の従来技術は、同時に複数の携帯電話に対して接続を行なうものではなく、複数の携帯電話からの着信を待つことができる装置については考慮されていない。
特にBluetooth(登録商標)のHFP(Hand−Free−Profile)で通信を行なうハンズフリー機器(Hand−Free unit)では、複数の携帯電話と接続した場合であって、少なくとも一方に対しスレーブとして通信している場合には、それぞれの携帯電話から着信があって複数の音声通信コネクションが形成されると、通信状態が不安定となる可能性がある。
本発明は、複数の移動型通話装置に対して安定した通話を行なうことができる通信装置、通信方法及び通信システムを提供することを目的とする。
課題を解決する一実施の形態は、
第1の移動型通話装置(M1)とマスタ又はスレーブとして無線通信すると共に、第2の移動型通話装置(M2)とマスタ又はスレーブとして無線通信する通信部(2)と、
前記第1の移動型通話装置及び前記第2の移動型通話装置に対して、制御信号を通信する第1の無線接続を行い、
前記第1の移動型通話装置から前記第1の無線接続により着信を受けると、当該第1の移動型通話装置との間に音声信号を通信する第2の無線接続を行なうと共に、前記第1の移動型通話装置及び前記第2の移動型通話装置の少なくとも一方に対してスレーブとして無線通信をしている場合に、待機状態にさせる制御信号(AT+CMER=3,0,0,0)を前記第2の移動型通話装置へ前記第1の無線接続により送信する制御部(11)と、
を具備することを特徴とする通信装置である。
複数の移動型通話装置に対して安定した通話を行なうことができる通信装置、通信方法及び通信システムを提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信装置の外観の一例を示す外観図である。図2は、本発明の一実施形態に係る通信装置の構成の一例を示すブロック図である。図3は、本発明の一実施形態に係る通信装置と通信を行なう移動型通話装置の外観の一例を示す外観図である。図4は、本発明の一実施形態に係る通信装置と通信を行なう移動型通話装置の構成の一例を示すブロック図である。図5は、一般的なBluetooth機器の実装構成の一例を示すブロック図である。図6は、本発明の一実施形態に係る通信装置と携帯電話機との関係の一例を示す説明図である。図7は、本発明の一実施形態に係る通信装置と携帯電話機との他の関係の一例を示す説明図である。図8は、本発明の一実施形態に係る通信装置と携帯電話機との間でモード変更を行なう動作の一例を示すフローチャートである。図9は、本発明の一実施形態に係る通信装置において携帯電話機のモード変更のための動作の一例を示すフローチャートである。図10は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機においてモード変更のための動作の一例を示すフローチャートである。図11は、本発明の一実施形態に係る通信装置と携帯電話機との間でロールスイッチを伴う場合のモード変更を行なう動作の一例を示すフローチャートである。
<本発明の一実施形態に係る通信装置及び移動型通話装置>
(通信装置の構成と動作)
初めに、本発明の一実施形態に係る通信装置の構成の一例を説明する。本発明の一実施形態に係る通信装置1は、図1に示すような外観をもち、ユーザが音声を入力するマイク部19、及びユーザが両耳に当て、音声を聞き取るためのスピーカ部18を有する。本通信装置1は、2以上の携帯電話機と通信することができる。詳細は後述する。
通信装置1の構成として図2に示すように、全体の処理動作を制御するCPU11、プログラム等を格納しているROM12、処理データやプログラム、管理情報等を格納しているRAM13、音量等、通信の対象となる携帯電話等との通信条件の設定等の操作を行うことができる操作部15を有している。
更に通信装置1は、図2に示すように、携帯電話から受信した音声信号のデコード、ユーザがマイク部19に入力した音声の音声信号へのエンコード、音質調整等を行なう音声処理部17、この音声処理部でデコードした音声等を出力するスピーカ部18、ユーザの音声を入力するマイク部19、例えばBluetooth等の方式で機器間の無線通信を行なう無線通信部20、例えば通常のアナログ入力端子であるラインイン端子や、USB(Universal Serial Bus)等の外部装置との接続機能である有線通信部21を有している。
上述した通信装置1は、通信範囲に存在する後述する移動型通話装置(いわゆる携帯電話)Mと、例えばBluetoothのHFP(Hands−Free Profile)等で無線通信を行なうことにより、ハンズフリー通話を可能とする。
図5は、BluetoothのHFPで通信を行う場合の通信装置1のスタックの構成の一例を示すブロック図である。システムメインプログラム51と、HFPスタックソフトウェア52と、ベースバンド/LMP LSI53と、Radio LSI54とから構成される。
ここで、システムメインプログラム51及びHFPスタックソフトウェア52はソフトウェアで構成されており、ベースバンド/LMP LSI及びRadio LSIはハードウェアで構成されているものとする。
このとき、後述するように、ヘッドセットである通信装置1がそれぞれマスタとして、携帯電話機M1,M2と通信を行なっている場合は問題ない。しかし、通信装置1が、携帯電話機M1又はM2の少なくとも一方に対してスレーブとして通信を行なっている状態でオーディオコネクションを設定すると、オーディオコネクションが二重に設定されたとしてもBluetoothベースバンドのタイムスロットスケジューリングができなくなり、通話が不能となる等の不具合が生じる場合がある。
(移動型通話装置の構成及び動作)
次に、本発明の一実施形態である通信装置1の通信相手である移動型通話装置を図3及び図4を用いて説明する。
移動型通話装置(携帯電話装置)Mは、図3に示す外観を一例として有しており、構成としては図4に示すように、通信部100と、アンテナ101と、デュプレクサ102と、RF受信利得可変増幅器103と、RF帯域制限フィルタ104と、周波数変換器105と、IF帯域制限フィルタ106と、IF受信利得可変増幅器107と、変調・復調部108と、IF送信利得可変増幅器111と、周波数変換器112と、RF帯域制限フィルタ113と、RF送信利得可変増幅器114と、電力増幅器115と、アイソレータ116と、ボコーダ123と、スピーカ124とを有している。
又、更に、移動型通信装置Mは、全体の動作を制御する制御部131と、外部の通信装置と例えばBluetooth等の無線通信で通信を行なう通信部132と、複数のスイッチ等を有している操作部133と、操作情報や写真画像等を表示する表示部134と、動画コンテンツや番組予約情報等を記憶する記憶部135と、MPEGデコーダ・音声映像処理部136と、メール処理部137とが制御部131に接続されている。又、MPEGデコーダ・音声映像処理部136の出力は、それぞれ表示部134とスピーカ124とに接続されている。
又、変調・復調部108は、例えば直交復調部181と、A/D変換部182と、情報信号復調部183と、復号化部192とからなり、更に、ボコーダ123からの信号を暗号化する暗号化部189と、情報信号変調部184と、D/A変換部185と、直交変調部186とにより構成される。この構成において、直交復調部181で直交復調された信号はA/D変換部182でA/D変換され、信号復調部183で情報信号復調されて、復号化部192により復号されて出力される。
この移動型通信装置Mはこのような構成において、受信処理について説明すると、基地局から送信されるフォワードリンク信号はアンテナ101で受信、デュプレクサ102で受信機側回路へ供給され、RF受信利得可変増幅器103で増幅あるいは減衰され、RF帯域制限フィルタ104で不要成分をフィルタリングされ、周波数変換器105でRF帯からIF帯へ周波数変換され、IF帯域制限フィルタ106で不要成分をフィルタリングされ、IF受信利得可変増幅器107で増幅あるいは減衰され、変調・復調部108へ入力する。
変調・復調部108は、例えば直交復調部181と、A/D変換部182と、情報信号復調部183と、情報信号変調部184と、D/A変換部185と、直交変調部186で構成される。
ここで、暗号化部189と復号化部192とは、共通の暗号鍵情報で暗号化され復号されることが好適であり、暗号化処理により通話される音声情報の不当な傍聴を防止するものである。しかし、厳密には、送信側の移動型通話部からの暗号化のための暗号鍵情報と受信側の復号化部192との鍵情報が共通であればよい。
この構成を有する移動型通信装置Mの受信処理について以下に説明すると、表示部134の操作情報の表示に応じて、ユーザの操作部133から与えられる操作情報に応じ、制御部131の動作制御に従って、以下のような動作が行われる。すなわち、直交復調部181で直交復調された信号は、A/D変換部182でA/D変換され信号復調部183で情報信号復調され、更に復号化部192で復号されて音声としてスピーカ124に出力される。
又、更にこの移動型通信装置Mの送信処理について以下に説明すると、同様に、表示部134の操作情報の表示に応じて、ユーザの操作部133から与えられる操作情報に応じ、制御部131の動作制御に従って、以下のような動作が行われる。すなわち、移動局から送信されるリバースリンク信号はボコーダ123により与えられ、これを暗号化部189にて暗号化する。この暗号化された暗号化信号は、情報信号変調部184で変調されて出力されD/A変換部185でD/A変換、直交変調部186で直交変調され、IF送信利得可変増幅器111で増幅あるいは減衰され、周波数変換器112でIF帯からRF帯へ周波数変換され、RF帯域制限フィルタ113で不要成分をフィルタリングして、RF送信利得可変増幅器114で増幅あるいは減衰され、電力増幅器115で増幅され、アイソレータ116を介してデュプレクサ102でアンテナ101ヘ供給され、空間へ送信されるものである。
さらに、このような移動型通信装置Mは、上述したBluetooth等の通信部132を用いることにより、図1に示す通信装置1等を用いることでハンズフリー通話を可能とするものである。
(通信装置及び移動型通話装置でのモード変更動作)
次に、通信装置及び移動型通話装置でのモード変更動作について、図8乃至図11のフローチャートを用いて詳細に説明する。
なお、以下の図8乃至図11のフローチャートの各ステップは、回路ブロックに置き換えることができ、従って、各フローチャートのステップは、全てブロックに定義しなおすことが可能である。
初めに、通信装置1は、移動型通話装置M1,M2と通信を行なう際に、Bluetooth規格に従う場合、必ずマスタかスレーブかの地位で通信を行なうことになる。以下、通信装置1は移動型通話装置M1及びM2と、HFP(Hands−Free Profile)により通信するものとする。ここでHFPとは、Bluetoothによりハンズフリーの音声通話を行うための通信手順を規定したプロファイルである。例えば携帯電話機と、ヘッドセットや車載機通話装置等との間の通信に利用される。通信装置1はHFPで規定されるHF(Hands−Free unit)として、携帯電話機M1及びM2は、同じくHFPで規定されるAG(Audio Gateway)として動作するものとする。
図6の(a)においては、通信装置1は、携帯電話機M1に対してマスタ、携帯電話機M2に対してマスタである。この場合、通信装置1は携帯電話機M1,M2に対して自主的にBluetoothベースバンドのタイムスロットスケジューリングを決定することができるため、機器の設定によっては、二つの携帯電話機M1,M2に対して、同時に通話することも可能である。
図6の(b)においては、携帯電話機M1に対してスレーブ、携帯電話機M2に対してマスタである。この場合、通信装置1は携帯電話機M1に対して自主的にBluetoothベースバンドのタイムスロットスケジューリングを決定することができない。従って、一方の携帯電話機に着信がありオーディオコネクションを形成した状態になると、他方に更に着信があり複数のオーディオコネクションが形成された場合、複数のオーディオコネクションを制御することができなくなり、通話が不能となる場合がある。従って後述するように、両者がマスタでない限り、一方に着信があると、図7に示すように他方の携帯電話機に対して所定の制御信号(制御コマンド)を送信し、着信等を知らせる制御信号を通信装置1へ送信しない状態(待機状態)とする。更に、当該携帯電話機は他方を待機モード(ドライブモード又は留守録モード又は自動保留モード)等に変更する。
ここで、留守録モードは、着信があったら自動的にメッセージ録音を行なうモードであり、自動保留モードは、着信があったら自動的に一旦保留とするモードである。
図6の(c)の例では、携帯電話機M1及び携帯電話機M2の両方に対してスレーブとなっている。この場合、通信装置1は携帯電話機M1,M2に対して自主的にBluetoothベースバンドのタイムスロットスケジューリングを決定することができない。従って、一方の携帯電話機に着信がありオーディオコネクションを形成した状態になると、他方に更に着信があり複数のオーディオコネクションが形成された場合、複数のオーディオコネクションを制御することができなくなり、通話が不能となる場合がある。従って、この場合も、一方に着信があると図7に示すように他方を待機状態及び待機モード(ドライブモード)等に変更する必要がある。
次に、図8のフローチャートを用いて、通信装置1と移動型通話装置(携帯電話)M1,M2との間のモード変更動作を詳細に説明する。まず通信装置1は、CPU11及び無線通信部20の働きにより、通信可能範囲に存在する携帯電話機M1,M2に対して、それぞれ、サービスレベルコネクションを形成する(ステップS11,S12)。このとき、通信装置1は携帯電話機M1又はM2の少なくとも一方に対してスレーブとして通信するものとする。尚、サービスレベルコネクションとは、主に制御信号を通信するための無線接続であり、例えば着信の通知、通話が切れた旨の通知、圏外になったことの通知、バッテリが切れた旨の通知等はサービスレベルコネクションにより行われる。
この状態で携帯電話機M1からの着信を受けると、携帯電話機M1はサービスレベルコネクションで通信装置1へその旨通知し、通信装置1はCPU11及び無線通信部20の働きにより(ステップS13)、携帯電話機M1との間でオーディオコネクションを設定する(ステップS14)。その後、通信装置1はCPU11及び無線通信部20の働きにより、HFPで規定された制御コマンドである「AT+CMER=3,0,0,0」を生成して、サービスレベルコネクションで携帯電話M2に送信する(ステップS15)。
ここでAT+CMERとは、HFPで規定された制御コマンドの一つであり、HF(Hands−Free unit)からAG(Audio Gateway)に対して送信されるものである。「AT+CMER=3,0,0,0」はAGからHFへのインジケータ(HFPの制御コマンドの1つで、AGの状態変化(着信の通知、通話が切れた旨の通知、圏外になった旨の通知、バッテリが切れた旨の通知等)の送信を停止する待機状態とする。一方、「AT+CMER=3,0,0,1」であれば、AGからHFへのインジケータの送信をスタートし、待機状態を解除する。
携帯電話M2では、受信した制御コマンド「AT+CMER=3,0,0,0」に応じて、上述のように待機状態とするとともに、ドライブモード(又は自動保留又は着信通知音等)に設定する(ステップS16)。これによって、携帯電話M2で着信があったとしても、携帯電話M2と通信装置1との間でオーディオコネクションが設定され混信する等の不具合が発生することはない。
その後、携帯電話M1との通話が終了してオーディオコネクションが解除されると(ステップS17)、通信装置1はCPU11及び無線通信部20の働きにより、上述したHFPで規定された制御コマンドである「AT+CMER=3,0,0,1」を生成して携帯電話M2に送信する(ステップS18)。
携帯電話M2では、受信した制御コマンドである「AT+CMER=3,0,0,1」に応じて待機状態を解除するとともに、ドライブモード(又は自動保留又は着信通知音等)も併せて解除して通常モードに設定する(ステップS19)。
このような動作を、図9の通信装置1の動作のフローチャートを用いて説明する。通信装置1では、CPU11及び無線通信部20の働きにより、HFPスタックソフトウェア52がベースバンド/LMP LSI53からHCIイベントを受信すると(ステップS21)、本来のイベント処理を行なう(ステップS22)。例えば着信であればオーディオコネクションの接続処理(図8のS14)、通信終了であればオーディオコネクションの解放(図8のS17)等がこれに相当する。そして、イベントコードの種類に応じて(ステップS23)それぞれ異なる処理がなされる。
すなわち、イベントコードが、“Connection Complete”(オーディオコネクションの接続)であるとき、両携帯電話に対してマスタであれば(ステップS24)着信を受けている携帯電話機M1とは異なる携帯電話機M2から着信を受けても処理上特に問題は無いため信号は発信することはないが、両携帯電話に対して一方でもスレーブであれば(ステップS24)、通信装置1から携帯電話機M2に対し、待機状態とするための制御コマンド“AT+CMER=3,0,0,0”を送信する(ステップS25)。
又、イベントコードが、“Disconnection Complete”(オーディオコネクションの解放)であるとき、両携帯電話に対してマスタであれば(ステップS26)いずれの携帯電話機も待機状態とはなっていないはずであるため信号を発信することはない。しかしながら両携帯電話に対して一方でもスレーブであれば(ステップS27)、これまでオーディオコネクションを張っていた携帯電話機M1ではない携帯電話機M2が待機状態となっているため、通信装置1から該当の携帯電話に対して“AT+CMER=3,0,0,1”を送信する(ステップS27)。
次に、イベントコードが、“Role Change”(マスタとスレーブの入れ替え)であるとき、オーディオコネクションが張られているかどうかを判断する(ステップS28)。オーディオコネクションが張られていなければ、特に制御コマンド「AT+CMER」を送信する必要は無い。しかしながら、オーディオコネクションが張られている場合には、着信を受けていない携帯電話機M2の待機状態を変化させる必要がある。両携帯電話に対してマスタであれば(ステップS29のYes)、通信装置1から、着信を受けていない携帯電話機M2を待機状態とする必要は無くなるので、制御コマンド“AT+CMER=3,0,0,1”を送信する(ステップS31)。他方、両携帯電話に対して一方でもスレーブとなった場合には(ステップS29のNo)、着信を受けていない携帯電話機M2を待機状態とする必要があるため、制御コマンド “AT+CMER=3,0,0,0”を送信する(ステップS30)。
同様に、このような処理の携帯電話における動作のみを図10のフローチャートに従って説明する。図10のフローチャートにおいて、初めに、ATコマンドを受信すると(ステップS41)、本来のコマンド処理を行なった後に(ステップS42)、受信したコマンドが「AT+CMER=3,0,0,0」であれば(ステップS44)、ドライブモード(又は自動保留又は着信通知音等)を設定する(ステップS45)。又、これとは逆に、受信したコマンドが「AT+CMER=3,0,0,1」であれば(ステップS43)、ドライブモード(又は自動保留又は着信通知音等)を解除する(ステップS47)。
(通信装置及び移動型通話装置でのモード変更動作:ロールスイッチ)
又、次に、ロールスイッチによるマスタとスレーブとの入れ替えに伴うモード変更動作を図11のフローチャートを用いて以下に説明する。
すなわち、初めに通信装置1が各移動型通話装置M1,M2に対して、マスタで通信を行なっているとする。この場合のステップS11乃至ステップS14までの処理は、図8に示すフローチャートと同等である。
ここで、ステップS21において、通信装置1からロールスイッチの信号が発信されると、通信装置1と各移動型通話装置M1,M2とのマスタとスレーブが入れ替わり、今度は通信装置1がスレーブとなってしまう。これに応じて、通信装置1のCPU11及び無線通信部20の働きにより、BluetoothのHFPであれば、制御コマンド「AT+CMER=3,0,0,0」を生成して携帯電話M2に送信する(ステップS22)。これは、両者の移動型通話装置M1,M2に対するマスタの地位がなくなったため、待機モード等を取ることにより、二つの移動型通話装置M1,M2からの着信による通信不能が発生することを回避する必要が出たためである。
更に再びステップS24において、マスタである移動型通話装置からロールスイッチの信号が発信されると(ステップS24)、通信装置1と各移動型通話装置M1,M2とのマスタとスレーブが入れ替わり、今度は通信装置1がマスタとなる。これに応じて、通信装置1のCPU11及び無線通信部20の働きにより、BluetoothのHFPであれば、制御コマンド「AT+CMER=3,0,0,1」を生成して携帯電話M2に送信する(ステップS25)。これに応じて携帯電話M2では、待機モード(ドライブモード等)から、通常モードへとモード変換を行なう(ステップS26)。
これは、両者の移動型通話装置M1,M2に対する通信装置1のマスタの地位が復活したため、待機モード等を取るよりも、通常モードとして、通話を行なっていない携帯電話に対しても着信に対して通話可能な状態とすることが好適であるためである。
(発信の選択)
又、他の実施形態として、通信装置1から移動型電話装置M1,M2を介して発信することができる。この際に、両方の移動型電話装置M1,M2の状態を取得して、どちらの移動型電話装置M1,M2から発信するかを選択することが好適である。この場合、少なくとも、以下の3つの方法により選択することができる。
(1)両電話機から電話帳を取得し、発信しようとする電話番号を電話帳に持っているほうの電話から発信する。
(2)両電話機から電話網の電界強度を取得し、強度の高いほうから発信する。
(3)両電話機からバッテリ残量を取得し、残量の多いほうから発信する。
又、これらの例に限らず、両方の移動型電話装置M1,M2の状態に応じて適切な選択を行なうことが好適である。
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る通信装置の外観の一例を示す外観図。 本発明の一実施形態に係る通信装置の構成の一例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る通信装置と通信を行なう移動型通話装置の外観の一例を示す外観図。 本発明の一実施形態に係る通信装置と通信を行なう移動型通話装置の構成の一例を示すブロック図。 一般的なBluetooth機器の実装構成の一例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る通信装置と携帯電話機との関係の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る通信装置と携帯電話機との他の関係の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る通信装置と携帯電話機との間でモード変更を行なう動作の一例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る通信装置において携帯電話機のモード変更のための動作の一例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る携帯電話機においてモード変更のための動作の一例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る通信装置と携帯電話機との間でロールスイッチを伴う場合のモード変更を行なう動作の一例を示すフローチャート。
符号の説明
1…通信装置、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…オーディオ記憶部、15…操作部、16…表示部、17…音声処理部、18…スピーカ部、19…マイク部、20…無線通信部(Bluetooth等)、21…有線通信部。

Claims (18)

  1. 第1の移動型通話装置とマスタ又はスレーブとして無線通信すると共に、第2の移動型通話装置とマスタ又はスレーブとして無線通信する通信部と、
    前記第1の移動型通話装置及び前記第2の移動型通話装置に対して、制御信号を通信する第1の無線接続を行い、
    前記第1の移動型通話装置から前記第1の無線接続により着信を受けると、当該第1の移動型通話装置との間に音声信号を通信する第2の無線接続を行なうと共に、前記第1の移動型通話装置及び前記第2の移動型通話装置の少なくとも一方に対してスレーブとして無線通信をしている場合に、待機状態にさせる制御信号を前記第2の移動型通話装置へ前記第1の無線接続により送信する制御部を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 前記待機状態とは、前記第2の移動型通話装置が前記第1の無線接続で行う着信の通知を停止した状態であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信部は、前記第1の移動型通話装置及び前記第2の移動型通話装置とHFP(Hands−Free Profile)によるBluetooth通信を行い、
    前記制御部が前記第2の移動型通話装置を待機状態にさせるための制御信号は、HFP上で規定された制御信号であるAT+CMER=3,0,0,0であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の移動型通話装置との間の前記第2の無線接続を解消した後に、前記第2の移動型通話装置に対して待機状態を解消させる制御信号を送信することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記移動型通話装置の待機状態を解消させるための制御信号は、HFP上で規定された制御信号であるAT+CMER=3,0,0,1であることを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  6. 前記第1及び第2移動型通話装置と通話を行なうためのマイク部及びスピーカ部を更に有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  7. 通信装置と第1の移動型通話装置及び第2の移動型通話装置との間の通信方法であって、
    前記通信装置と前記第1の移動型通話装置との間、及び前記通信装置と前記第2の移動型通話装置との間に、制御信号を通信する第1の無線接続を行い、
    前記第1の移動型通話装置が着信を受けると、当該第1の移動型通話装置と前記通信装置との間に音声信号を通信する第2の無線接続を行なうと共に、前記第1の移動型通話装置及び前記第2の移動型通話装置の少なくとも一方に対して前記通信装置がスレーブとして無線通信をしている場合に、待機状態にさせる制御信号を前記通信装置が前記第2の移動型通話装置に送信することを特徴とする通信方法。
  8. 前記待機状態とは、前記第2の移動型通話装置が前記第1の無線接続で行う前記通信装置への着信の通知を停止した状態であることを特徴とする請求項7記載の通信方法。
  9. 前記通信装置は、前記第1の移動型通話装置及び前記第2の移動型通話装置とHFP(Hands−Free Profile)によるBluetooth通信を行い、
    前記通信装置が前記第2の移動型通話装置を待機状態にさせる制御信号は、HFPで規定された制御信号であるAT+CMER=3,0,0,0であることを特徴とする請求項7記載の通信方法。
  10. 前記通信装置と前記第1の移動型通話装置との間の前記第2の無線接続を解消した後に、前記第2の移動型通話装置の待機状態を解消させる制御信号を前記通信装置から前記第2の移動型通話装置に送信することを特徴とする請求項7記載の通信方法。
  11. 前記第2の移動型通話装置の待機状態を解消させるための制御信号は、HFP上で規定された制御信号であるAT+CMER=3,0,0,1であることを特徴とする請求項9記載の通信方法。
  12. 前記第1及び第2移動型通話装置と通話を行なうために前記通信装置がマイク部及びスピーカ部を用いることを特徴とする請求項7記載の通信方法。
  13. 第1の移動型通話装置と、
    第2の移動型通話装置と、
    前記第1の移動型通話装置及び前記第2の移動型通話装置に対して制御信号を通信する第1の無線接続を行い、
    前記第1の移動型通話装置から着信を受けると、当該第1の移動型通話装置との間に音声信号を通信する第2の無線接続を行なうと共に、前記第1の移動型通話装置及び前記第2の移動型通話装置の少なくとも一方に対してスレーブとして無線通信をしている場合に、待機状態にさせる制御信号を前記第2の移動型通話装置に送信する通信装置と、
    を具備することを特徴とする通信システム。
  14. 前記待機状態とは、前記第2の移動型通信装置が前記第1の接続で行う前記通信装置への着信の通知を停止した状態であること
    を特徴とする請求項13記載の通信システム。
  15. 前記通信装置は、前記第1の移動型通話装置及び前記第2の移動型通話装置とHFP(Hands−Free Profile)によるBluetooth通信を行い、
    前記第2の移動型通話装置は、HFPで規定された制御信号であるAT+CMER=3,0,0,0を前記通信装置から受信して待機状態とすることを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  16. 前記通信装置と前記第1の移動型通話装置との間の前記第2の無線接続を解消した後に、前記第2の移動型通話装置の待機状態を解消させる制御信号を前記通信装置から前記第2の移動型通話装置に送信することを特徴とする請求項13記載の通信システム。
  17. 前記第2の移動型通話装置は、HFP上で規定された制御信号であるAT+CMER=3,0,0,1を前記通信装置から受信して待機状態を解消することを特徴とする請求項15記載の通信システム。
  18. 前記第1及び第2移動型通話装置と通話を行なうために前記通信装置はマイク部及びスピーカ部を用いることを特徴とする請求項13記載の通信システム。
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