JP4425502B2 - ネットワークシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線通信システムと有線通信システムとを組み合わせたネットワークシステムに係るものであり、特に短距離無線通信によってアクセスネットワークを動的に構成するネットワークシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯パソコンやPDAなどの携帯情報機器の普及、また、インターネットの普及、さらに、携帯電話によるインターネット接続サービスの急速な普及などにより、無線によるデータ通信サービスの需要が伸びている。第3世代と呼ばれる携帯電話システムでは最高2Mbpsの高速データ通信サービスを行なう。
【0003】
しかしながら、データ通信サービス需要の急激な伸びに対し、周波数資源は有限であるため、より効率の良い通信方式が望まれている。特に都市部の駅周辺など、通信収容能力が需要に追い付かないことが予想されている。
【0004】
通信収容能力を向上するためには、より高い周波数帯を使用する、電波出力を抑制して同一周波数帯の再利用を地理的に図るといったアプローチが主にとられており、特に都市部の混雑地域では微弱な電波による無線通信システムを多数配置する方法が有効と考えられている。
【0005】
現在市場には微弱電波を用いる通信システムとして、IEEE802.11で規定される無線LANが、また、当初情報機器同士の接続を目的とし、赤外線接続(IrDA)の代替技術として開発されたBluetooth(登録商標)が普及し始めている。これらは医療、学術用に無免許で開放されているISMと呼ばれる帯域を使用している。出力を抑えて10〜100m程度を通信可能な距離としており、これ以上離れると別システムが同帯域を再利用可能である。
【0006】
一方、有線によるインターネット接続通信環境も高速化が図られてきており、DSLやケーブルモデム、FTTHといった技術により、1Mbps〜100Mbpsという高速なインターネット接続サービスを数千円/月といった低額料金で利用できるようになってきている。
【0007】
以上のような背景から、簡便で微弱な出力の無線通信システムと、有線のインターネット接続通信システムとを組み合わせて、無線によるデータ通信サービスを自営網、ないしは小規模な形態で提供することが今後予想される。例えば、駅構内、コーヒーショップといった場所で高速なインターネット有線接続を引き込み、無線局を接続してサービスを行う形態である。
【0008】
ところが、より多くの利用者に対応し、より広いサービスエリアを実現するために無線局を複数配置しようとすると、有線接続を施設内で引き回さなければならず、場所によっては困難な事も多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来のネットワークシステムは以上のように構成されているので、無線局の増設や移設を簡単に行なうことができないという課題があった。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、無線局の増設や移設を簡単に行なうことができるネットワークシステムを提供することを目的とする。
【0011】
具体的には、この発明により、有線インターネットに接続する無線局と、独立した無線局とを用意し、有線接続する無線局の通信圏、ないしは有線接続する無線局に到達できる独立した無線局の通信圏に独立した無線局を配置することによって、上記無線局によるアクセスネットワークを簡単に構成することを可能にする。
【0012】
例えばコーヒーショップにおいて、事務所にある有線のインターネット接続に有線接続用の無線局を接続し、独立した無線局を必要に応じて、適宜配置、移動、撤去すれば簡単にアクセスネットワークの拡張、縮小ができる。
【0013】
これを実現するには動的に無線局同士の接続を管理し、IP等の上位通信プロトコルにおける経路管理を行う機構が必要である。この発明はこの課題を解決するものである。
【0014】
特開平8−37535号公報には、特定のネットワークに所属しない無線端末同士がネットワークを構成する、いわゆるアドホックネットワークの構成技術が開示されている。この従来技術は、移動する無線端末群を対象に、端末間の通信経路をどのように管理するかを課題とした発明である。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るネットワークシステムは、IPルート制御機構、IP通信スタック、Ethernet(登録商標)制御ドライバ、Bluetooth制御スタック、複数のBluetoothデバイスおよび前記各Bluetoothデバイスに設けられた複数のスレーブデバイスを有することが出来るゲートウェイルータと、
IPルート制御機構、IP通信スタック、Bluetooth制御スタック、複数のBluetoothデバイスおよび前記各Bluetoothデバイスに設けられた複数のスレーブデバイスを有することが出来るアクセスルータと、
アプリケーション、IPルート制御機構、IP通信スタック、Bluetooth制御スタック、Bluetoothデバイスを有する無線端末と
前記ゲートウェイルータとインターネットを接続する有線リンクと、
前記ゲートウェイルータと前記アクセスルータおよびアクセスルータ同士を前記Bluetoothデバイスおよび前記各Bluetoothデバイスに設けられた複数のスレーブデバイスを介してBluetooth接続したルータ間接続専用無線リンクと、
前記ゲートウェイルータおよび前記アクセスルータと前記無線端末を前記Bluetoothデバイスを介してBluetooth接続した端末接続専用無線リンクとを備え、
前記アクセスルータは、前記ゲートウェイルータが接続した前記無線リンクから前記無線端末が接続した前記無線リンクまでの通信経路を設定し、
前記ゲートウェイルータは、前記アクセスルータが接続した前記無線リンクから有線リンクまでの通信経路を設定して、前記有線リンクへのゲートウェイとして機能するものである。
【0016】
この発明に係るネットワークシステムは、有線リンク数、有線リンクの、有線リンクへ到達可能な無線リンク数、無線リンクを属性情報とし、無線リンク間の接続は、属性情報を参照して選択されるようにしたものである。
【0017】
この発明に係るネットワークシステムは、有線リンクへの通信経路が設定された無線リンクを有するアクセスルータに別のアクセスルータが2以上接続され、アクセスルータが未使用の無線リンクを有する際には、有線リンクへ通信経路が設定された無線リンクをマルチリンクとするようにしたものである。
【0018】
この発明に係るネットワークシステムは、アクセスルータが、ゲートウェイルータおよびアクセスルータ群から空き無線リンクを探索し、接続している無線リンクよりも高い空き無線リンクを発見すると、のより高い空き無線リンクへ接続を切り替えるようにしたものである。
【0019】
この発明に係るネットワークシステムは、アクセスルータが、タイマから周期的に発生するネットワーク再構成トリガによって、空き無線リンクを探索するようにしたものである。
【0020】
この発明に係るネットワークシステムは、アクセスルータが、ネットワーク管理者によって放送されるネットワーク再構成コマンドによって、空き無線リンクを探索するようにしたものである。
【0021】
この発明に係るネットワークシステムは、通信経路が設定された無線端末からゲートウェイルータへ一定時間毎に送信される端末ルート設定メッセージを受信すると、無線端末の通信経路が設定登録されるネットワークシステム中のゲートウェイルータおよびアクセスルータにそれぞれ設けるとともに、無線端末は、接続する無線リンクを移動によって切り替えるようにしたものである。
【0022】
この発明に係るネットワークシステムは、は、端末ルート設定メッセージが一定時間を超えて受信されない場合には、無線端末の通信経路が登録無効にされるようにしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図である。
図1において、10はインターネット(有線ネットワーク)、20はインターネット10に接続可能な無線局としてのIPルータ(ゲートウェイルータ、以下GRと呼ぶ)、30,40,50はそれぞれ独立した複数の無線局としてのIPルータ(アクセスルータ、以下ARと呼ぶ)、60は無線端末、70はインターネット10に接続した有線端末、80は無線端末60認証のための認証データベース、90は通信課金のための課金データベースである。
【0024】
GR20は有線リンクL1を経由してインターネット10に接続されており、またGR20には無線リンクL2を通してAR30が接続されている。さらにAR30にはAR40,50が無線リンクL3,L4をそれぞれ通して接続されている。無線端末60は、AR50,AR30,GR20およびインターネット10を経由して、インターネット10に接続された有線端末70と通信を行なうことができる。
【0025】
図2は図1に示したGR20の構成例を示す図であり、また図3は図1に示したAR30(AR40,50)の構成例を示す図である。無線通信デバイスとしてBluetoothを使用している。
図2および図3において、21,31はIPルート制御機構、22,32はIP通信スタック、23はEthernet(登録商標)制御ドライバ、24,34はBluetooth制御スタック、各符号25〜28,35〜38はそれぞれ4つのBluetoothデバイスである。
【0026】
特開平8−37535号公報にある通信経路設定方法が前提としている802.11型の通信デバイスはCSMA/CA型のMAC制御のもと、同一の通信チャネルを複数のデバイスが台数に制限なく使用できる。このため、共有するチャネルを通したブロードキャストも容易である。
【0027】
これに対し、BluetoothはTDMA型の通信方式で、ページングと呼ぶ手順によりデバイス間で通信リンクを形成して通信を行う。デバイスはリンク生成時にマスタあるいはスレーブと規定され、最大7までの複数のスレーブデバイスがマスタの制御のもと接続可能である。
【0028】
また、Bluetoothは3つの出力電力クラス定義を持ち、一般に使用される1mwのものでは通信可能な距離は10mと言われている。通信圏にある他のデバイスを探索するために、Bluetoothはinquiryと言う手順を備えている。inquiryを発行することにより、通信圏内にあるデバイスの識別子を得ることができる。一つのデバイスからの通信リンクは最大7までの制限があるのに対し、この探索手順においては最大255台からの応答を得ることができる。
【0029】
さて、図2に示すGR20は4つのBluetoothデバイス25〜28とその制御スタック24,およびEthernet(登録商標)とその制御ドライバ23を通信機構とし、IPパケットの経路情報に応じたフォワードなどのIPパケット制御を行うIP通信スタック22,Bluetoothデバイス25〜28の接続制御やIP経路の管理を行うIPルート制御機構21から構成される。一方、図3に示すAR30はGR20とほぼ同じ構成であるが、Ethernet(登録商標)の有線接続機構が通信機構にない。
【0030】
図4は図1に示した無線端末60の構成例を示す図である。
図4において、61はブラウザや音声コーデック等からなるアプリケーション、62はIPルート制御機構、63はIP通信スタック、64はBluetooth制御スタック、65は通信機構としてのBluetoothデバイスである。
【0031】
以下、この発明の実施の形態1によるネットワークシステムを、単純な適用例から順を追って説明する。
図5はこの発明の実施の形態1によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図であり、GR20がある場所に単独で設置されている状態を示している。
【0032】
GR20は不図示のインターネット10に有線接続され、全てのBluetoothデバイス25〜28はSTANDBYステートにあり、PAGE SCANステート、INQUIRY SCANステートを周期的に繰り返し、page要求やinquiry要求をモニタしている。
【0033】
この実施の形態1におけるGR20,およびAR30〜50に配されたBluetoothデバイス25〜28,35〜38は、STANDBYモードにおける休止ステート継続パラメータを0に設定し、休止期間を置かず、page要求、inquiry要求のモニタを繰り返している。したがって、上記の各要求に対する応答時間を極めて短くすることができる。
【0034】
図5の符号200でGR20の通信圏を示した。通信圏200内にやってきた無線端末60はinquiryをユーザによる接続オペレーションの一部として発行する。ユーザは本システムの無線局を目視にて確認し、WEBブラウザ等の通信アプリケーションを起動することにより、接続オペレーションは開始される。
【0035】
無線端末60がBluetoothのinquiry手順を発行すると、無線端末60の通信圏600にあるBluetoothデバイスが応答する。今、GR20の4つのBluetoothデバイス25〜28は全てSTANDBY状態であるので、GR20の4つのBluetoothデバイス25〜28と、他の無線端末60’のBluetoothデバイスがこのinquiryに対して応答すべきデバイスとなる。
【0036】
ところが、本システムの無線局は、前述した理由により応答時間が短く、また、本システムにおける無線端末は本システムへのネットワーク接続時に、inquiry手順のタイムアウト時間(inquiry手順においては、ある一定期間他デバイスからの応答を待ち、期間の満了をもってデバイスの有無を判断する)を、無線局からの応答に対して十分な期間に制限してあるので、無線端末60はinquiry手順の結果として、0x0050CD00053A,0x0050CD00053B,0x0050CD00053C,0x0050CD00053Dの4つのデバイスアドレスを得る。
【0037】
無線端末60はinquiryにて得た上記のデバイスアドレスに対して、順次IP接続を試みていく。今、リストの先頭にあるデバイスアドレス0x0050CD00053Aを選択し、処理を開始する。以降、次の図6を用いて、無線端末60のIP接続時における無線端末60側およびIPルータ側処理につき説明する。
【0038】
図6はこの発明の実施の形態1によるネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。
ステップST1で無線端末60は、本システムのIP接続ネゴシエーションのために割り当てられたPSMをもって選択したデバイスに対してpage手順を発行して接続を試みる。PSMはBluetoothにおけるリンク処理スタックL2CAPにおいて使用されるL2CAPの上位スタックの識別子として定義される。
【0039】
IPルータ上における、本システムの端末IP接続ネゴシエーション機構は本PSMにより呼び出される。本PSMを設定していない、すなわち本システムのIPルータでないデバイスを呼び出した場合、接続試行は失敗し、IP接続処理は終了する。
【0040】
IPルータへの接続が成功すると(ステップST1でYES)、ステップST2において、無線端末60はIPルータからのデータ配信を待ち受ける。IPルータ側は接続を受けると、IP接続サービスが利用可能かどうかを示すデータに加え、例えば、IPルータを設置している店舗のクーポンデータ等の便宜情報を送信する。無線端末60の目的がこの便宜情報の取得である場合、以降のIP接続処理を実行する必要はない。また、当データにはGR20へのホップ数が含まれる。この場合、自身がGR20であるのでホップ数は0となる。
【0041】
接続を試みたデバイスアドレスが、ルータ間接続専用のデバイス(ルータ間接続専用無線リンク)であるか、または、端末接続専用のデバイス(端末接続専用無線リンク)に空きリンク(一つのデバイスでサポートする接続端末数に達していない状態)がなければ、上記、接続利用可能かどうかを示す情報して、利用不可が記されている。ステップST3で上記情報を吟味し、接続不可であれば(ステップST3でNO)処理を終了する。なお、ルータ間接続専用と端末接続専用とにデバイスを分類することで、AR30〜50や無線端末60の接続が容易になる。
【0042】
無線端末60はIP接続可能であると判断すると(ステップST3でYES)、IP接続用PSMを用いてIPルータデバイスにステップST4で接続し、認証データとともにIP接続要求を送信する。指定されたIPルータデバイスは接続後、ステップST10でIP接続要求を受け付ける。なお、IPルータ側のステップST9とステップST10との処理は同一コンテキストで表現したが、必ずしも逐次実行する必要はなく、ステップST9とステップST10とは並列実行が可能である。
【0043】
IPルータは接続時に無線端末60のデバイスアドレスを知ることができるので、デバイスアドレスをキーに認証データベース80から、無線端末60の認証データを取得する。これを持って、無線端末60からの認証データの正当性をチェックする。このことにより、認証データを登録していない無線端末60の接続を排除することができる。この実施の形態1ではワンウェイハッシュのデータ比較のみを検証機構として採用するが、CHAP方式のように認証のための手順を追加しても良い。
【0044】
IPルータはステップST12で判定結果を吟味し、否認されたのであれば(ステップST12でNO)ステップST8で否認応答を、認証されたのであれば(ステップST12でYES)自身に割り振られているIPアドレスをステップST13で送信する。無線端末60はこのいずれかの応答をステップST5で受信し、ステップST6で認証されたどうかを吟味する。否認された場合(ステップST6でNO)はIP接続処理を終了する。
【0045】
さて、本システムはIPとして、バージョン6を採用している。したがって、無線端末60はIPルータのアドレスと自身のデバイスアドレス(Bluetoothで採用されているIEEEデバイスアドレスはEthernet(登録商標)デバイスなどに与えられるMACアドレスと同等である)とから同一サブネットのIPアドレスをステートレスアドレスとして生成できる。無線端末60はこのアドレスをIPアドレスとし、ステップST7で登録する。
【0046】
バージョン4のIPシステムに適用したい場合、IPアドレスの管理機構を設け(DHCPサーバ)、ステップST13のルータアドレスを送信する代わりに、割り当てたIPv4アドレスを送信することもできる。その場合、無線端末60は与えられたIPv4アドレスをそのまま使用する。また、無線端末60に固定的にIPアドレスを付与する必要がある場合、ステップST7で登録するアドレスをMobileIP機構におけるCare−of−Addressとして使用することもできる。
【0047】
IPルータ側では、無線端末60と同様に、無線端末60が自動生成するIPアドレスを生成し、無線端末60へのIP経路の設定をステップST14で行い、ステップST15で課金データベース90に当該無線端末60のデバイスアドレスをキーに通信開始時間を登録する。以降、Bluetoothの当該リンクは維持され、無線端末60はIPルータに対してIP接続状態となる。
【0048】
無線端末60上の全ての通信アプリケーションが通信を終了すると(ソケットをクローズする)無線端末60上のIPルート制御機構62はBluetoothのリンクを切断する。IPルータ側のIPルート制御機構31にはリンクの切断を持って、イベント通知がIPスタック経由で行われ、当該端末へのIP経路をルートテーブル上から削除し、課金データベース90に通信終了時間として現時刻を登録する。なお、課金データベース90は積算通信時間を管理する。
【0049】
以上のように、この実施の形態1によれば、有線リンクと複数の無線リンクとを有し、無線リンクを介して無線端末60が接続されると、無線端末60が接続した無線リンクから有線リンクまでのIP経路を設定するGR20を備えるようにしたので、無線局の増設や移設を簡単に行なうことが可能なネットワークシステムを提供できるという効果が得られる。
【0050】
また、この実施の形態1によれば、複数の無線リンクのみを有し、無線リンクを介してGR20および無線端末60に接続し、GR20が接続した無線リンクから無線端末60が接続した無線リンクまでのIP経路を設定するAR30〜50(アクセスルータ群)を備え、GR20は、AR30〜50が接続した無線リンクから有線リンクまでのIP経路を設定して、有線リンクへのゲートウェイとして機能するようにしたので、無線局の増設や移設を簡単に行なうことが可能なネットワークシステムを提供できるという効果が得られる。
【0051】
さらに、この実施の形態1によれば、インターネット10上に設けられ、無線端末60の正当性を証明する認証データを無線端末60毎に登録した認証データベース80を備えるとともに、認証データの参照によって正当性が証明された無線端末60のみにIP経路が設定されるようにしたので、認証データを登録した無線端末60のみに通信サービスを提供できるという効果が得られる。
【0052】
さらに、この実施の形態1によれば、インターネット10上に設けられ、無線端末60の通信使用料としての課金情報を無線端末60毎に登録する課金データベース90を備えるとともに、無線端末60の接続時間に応じて課金データベース90に課金情報が登録されるようにしたので、無線端末60の接続時間に基づいてその通信使用料を管理できるという効果が得られる。
【0053】
さらに、この実施の形態1によれば、無線リンクに接続した無線端末60に対して事前登録した便宜情報をGR20が提供するようにしたので、無線端末60へ便宜情報を簡単に提供できるという効果が得られる。
【0054】
さらに、この実施の形態1によれば、GR20とAR30〜50との接続およびAR30〜50同士の接続に用いるルータ間接続専用無線リンクと、無線端末60が接続される端末接続専用無線リンクとに無線リンクが予め分類されるようにしたので、無線リンクに対するAR30〜50や無線端末60の接続を容易に行なうことができるという効果が得られる。
【0055】
さらに、この実施の形態1によれば、Bluetoothデバイス25〜28,35〜38によって無線リンクが構成されるようにしたので、1つのBluetoothデバイスについて複数の無線端末60の接続を許容できるという効果が得られる。
【0056】
さらに、この実施の形態1によれば、STANDBYモードにおける休止期間を0に設定するようにしたので、page要求およびinquiry要求に対する応答時間を極めて短縮できるという効果が得られる。
【0057】
実施の形態2.
この実施の形態2では、IPルータ上の一つのBluetoothデバイスに二つ以上の無線端末が接続する場合について説明する。
【0058】
ある無線端末からのinquiry手順発行時に、別の無線端末の接続を既に持つBluetoothデバイスの応答は遅れる。したがって、ある無線端末からの接続要求はinquiry応答リストの後方に登録される。つまり、無線端末接続数のより少ないBluetoothデバイスが優先的に接続試行されるようになり、Bluetoothデバイスにおける最大接続数に達するまで、実施の形態1と同様に無線端末接続が実行されるようになる。
【0059】
実施の形態3.
この発明による半動的なアクセスネットワークシステムの最も単純な例について説明する。
【0060】
実施の形態1における無線端末60をAR上の選択したBluetoothデバイスに置き換える。図6のステップST3で指定したデバイスはルータ接続可能かを吟味し、ステップST7のIPアドレス登録において、IPアドレスをルータIPアドレスとし、接続先GR20をIPデフォルト経路として設定の上、有線リンクまでのホップ数を1とする。以上が最も単純な半動的アクセスネットワークの構成方法である。
【0061】
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図である。図1と同一符号は同一または相当する構成である。
図7は、ネットワークをすでに構成・維持しているGR20とAR30とに対し、GR20,AR30双方を含む通信圏にAR40を新規配置したスナップショットを示している。図7中、200,300,400はGR20,AR30,AR40の通信圏をそれぞれ示しており、符号L2で示す点線はGR20とAR30との間で無線リンクが維持されていることを示す。
【0062】
この実施の形態4にて、AR40がアクセスネットワークを構成する動作につき説明する。
実施の形態1で説明した、ステップST2〜ステップST9の処理で示す配信情報に含まれるGR20へのホップ数をチェックし、ルータ間リンクで最もホップ数の少ないものを選択し無線リンクとIP経路設定を行う。最もホップ数の少ないBluetoothデバイスを探索する動作について、次の図8を用いて説明する。接続先動作は実施の形態1での動作と同一であるのでここでは説明しない。
【0063】
図8はこの発明の実施の形態4によるネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。
ステップST21で、本アルゴリズムの初期値、つまり探索すべきホップ数として十分に大きなホップ数(最大ホップ数)を登録する。ステップST22では既述の様にPSM接続を試行し、ステップST23で配信情報を得る。ステップST24で当該Bluetoothデバイスがルータ間リンク用かどうかをチェックし、さらに同リンクのホップ数が最大ホップ数より小さいかどうかをステップST25でチェックする。
【0064】
このチェックの結果、同リンクのホップ数が最大ホップ数より小さければステップST26で最大ホップ数を同リンクのホップ数に更新して、そのデバイスアドレスを記録する。以下、ステップST27,ステップST28を経由して、inquiryで取得したリストの全てに対し上記ホップ数のチェックを行う。AR40は選択されたデバイスに対し、実施の形態3と同様にアクセスネットワークの形成を行う。このようにすることで、最もホップ数の小さいリンクを発見することができるようになる。そして、この最小ホップ数の無線リンクにAR40は接続し、IP経路設定が行われる。
【0065】
なお、この実施の形態4は図8のアルゴリズムに限定されるものではなく、接続可能な複数の無線リンクの中から最小ホップ数の無線リンクが探索されれば、特に限定されるものではない。
【0066】
また、ここでは、ホップ数によっての高低を判断するようにしたが、無線リンクの転送速度によって判断しても良く、同様の効果が得られる。加えて、ホップ数と転送速度との両者を合わせて判断しても良い。
【0067】
以上のように、この実施の形態4によれば、有線リンク数、有線リンクの、有線リンクへ到達可能な無線リンク数、無線リンクを属性情報とし、属性情報を参照して無線リンク間の接続が選択されるようにしたので、無線局の増設や移設を簡単に行なうことが可能なネットワークシステムを提供できるという効果が得られる。
【0068】
また、この実施の形態4によれば、無線リンクから有線リンクまでのホップ数をとするようにしたので、を具体的に判断できるという効果が得られる。
【0069】
さらに、この実施の形態4によれば、有線リンクおよび無線リンクの転送速度をとするようにしたので、を具体的に判断できるという効果が得られる。
【0070】
実施の形態5.
図9はこの発明の実施の形態5によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図である。図1と同一符号は同一または相当する構成である。
図9は、ネットワークをすでに構成、維持しているGR20と、AR30と、AR30経由で接続されているAR40とに対して、AR30とAR40とを含む通信圏にAR50を新規配置したスナップショットを示している。図9中、200,300,400,500はGR20,AR30,AR40,AR50の通信圏をそれぞれ示している。
【0071】
この実施の形態5にて、このAR50がアクセスネットワークを構成する際に、GR20とAR30間に無線リンクが追加される。この実施の形態5において、次の図10で示す処理が図6のステップST14の前におかれる。
【0072】
図10はこの発明の実施の形態5によるネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。
披接続終了後、無線端末側へのリンクの合計がGR20側のリンクの合計を越えた場合(ステップST31でYES)には、ステップST32のマルチリンク追加処理を行う。ステップST32の処理は内容的にはIPルータ接続処理を行うが、図6のステップST7相当、またステップST14のルートテーブル設定処理において登録すべきIPアドレスが既に存在する場合、PPPマルチリンク等で用いられるのと同等のキュー管理機構に登録する。
【0073】
ルータ間接続の場合、1デバイスに複数無線リンクを持つことはないので、リンクを確保できない場合はステップST32の処理は何もせずに終了する。この実施の形態5により、当発明のアクセスネットワークシステムの全体に渡りをバランス良く保つことができる。
【0074】
以上のように、この実施の形態5によれば、有線リンクへのIP経路が設定された無線リンクを有するAR30にAR40,50が接続され、AR30が未使用の無線リンクを有する際には、有線リンクへIP経路が設定されたGR20,AR30間における無線リンクをAR30の未使用の無線リンクを使ってマルチリンクとするようにしたので、アクセスネットワークシステムの全体に渡ってバランス良く保つことができるという効果が得られる。
【0075】
実施の形態6.
図11はこの発明の実施の形態6によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図である。図1と同一符号は同一または相当する構成である。
図11は、実施の形態5で生成されたアクセスネットワークに対しGR20’をAR50の通信圏に追加したところを示している。200’はGR20’の通信圏を示す。GR20’をアクセスネットワークに追加することで、アクセスネットワークの再構成を行い、トラッフィックの分散を行う動作例につき説明する。
【0076】
AR50は、1時間に一回といった低い頻度で周囲のネットワーク構成の変動を探索する。この発明の課題は、無線アクセスネットワーク管理者にネットワークの拡張・強化・変更といったメンテナンス作業を、AR50の通信圏を考慮しながら、ARを電灯線に接続する、あるいは撤去する、またGR20’の設置・撤去だけで可能とすることである。AR50やGR20’の配置変更がネットワークに直ちに反映されなくても良い。ただし、有線リンクへのリンクを何も持たなければ、1分に1回といった頻度で探索が行われる。
【0077】
AR50は自身のタイマより探索時期の通知を受けて、inquiry手順を実行して新しいデバイスのリストを得る。リストにあるデバイスに対して次の図12の処理を実行する。
【0078】
図12はこの発明の実施の形態6によるネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。
ステップST41で現有のリンクの有線リンクへの到達ホップ数と他のデバイスのホップ数とを比較し、現有リンクのホップ数よりも他のデバイスのホップ数が小さければステップST42以降の処理を行う。現有リンクを持たない場合や有線リンクへのデバイスの発見の処理は実施の形態3で示したものと同等である。
【0079】
ステップST42で現有リンクを切断し、ステップST43でリンク接続とIP経路設定を行う。ネットワーク管理者はアクセスネットワークの処理能力が低いと判断した場合、付設条件の良い場所にGR20’を新設することで、アクセスネットワークの処理能力を改善することができる。
【0080】
以上のように、この実施の形態6によれば、AR50は、GR20,20’およびAR30,40から空き無線リンクを探索し、接続している無線リンクよりも高い空き無線リンクを発見すると、のより高い空き無線リンクへ接続を切り替えるようにしたので、のより高い無線リンクにAR50を接続できるという効果が得られる。
【0081】
また、この実施の形態6によれば、AR50は、タイマから周期的に発生するネットワーク再構成トリガによって、空き無線リンクを探索するようにしたので、アクセスネットワークの処理能力を改善できるという効果が得られる。
【0082】
なお、実施の形態4でも述べたように、はホップ数に限定されるわけではなく、転送速度によって判断しても良い。
【0083】
また、より高い無線リンクの周期的探索機能はAR50だけでなく、他のAR30,40にも持たせるようにしても良い。
【0084】
実施の形態7.
実施の形態6では、各IPルータが自律的に自身のタイマをネットワーク再構成のトリガとする形態につき述べたが、この実施の形態7では、ネットワーク管理者に明示的にネットワークの再構成を行う手段も与える。
【0085】
各ARは管理者からのネットワーク再構成コマンドを受け取るために、専用のデータグラムパケット用ポートを用意している。ネットワーク管理者は放送IPアドレスにデータグラムパケット形態でネットワーク再構成コマンドを送出すると、各ARはこれを受け取り、実施の形態6にあるネットワーク再構成処理をそれぞれ開始する。各ARが処理をほぼ一斉に開始するため競合が発生するが、無線リンクレベルでシリアライズされるため特に問題は発生しない。
【0086】
ネットワーク管理者から各ARへのネットワーク再構成コマンドの送付はIP放送によるだけではなく、各ARのIPアドレスを指定して(ネットワーク管理者は各ARの接続に使用するデバイスのデバイスアドレスを知っているので、ステートレスアドレスとして構成されるIPv6アドレスを知ることができる)行うこともできる。また、グラフィカルユーザインタフェースでネットワーク状態を管理することもできる。
【0087】
以上のように、この実施の形態7によれば、ARおよび無線端末は、ネットワーク管理者によって放送されるネットワーク再構成コマンドによって、空き無線リンクを探索するようにしたので、アクセスネットワークの処理能力をネットワーク管理者が意識的に改善できるという効果が得られる。
【0088】
実施の形態8.
この実施の形態8では、ネットワークシステム内での無線端末の移動をルート設定機構によってサポートする手法について述べる。
【0089】
図13はこの発明の実施の形態8によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図である。図1と同一符号は同一または相当する構成である。
図13において、符号30’,40’,50’はそれぞれAR,符号L5,L6,L7はそれぞれ無線リンク、符号Mは端末ルート設定メッセージである。
【0090】
この実施の形態8では、IP接続状態になると無線端末60がIP経路(通信経路)上のARを介してGR20へ端末ルート設定メッセージMを一定時間毎に送信するようになっている。GR20,AR30〜50,30’ 〜50’には、無線端末60毎のIP経路テーブルを設けてあり、端末ルート設定メッセージMを受信するとGR20から無線端末60毎へのIP経路が経路上のAR,GRのIP経路テーブルに設定登録される。
【0091】
次に動作について説明する。
GR20とARまたはAR同士のルータ間接続が1デバイス1リンクであるのに対し、GR20と無線端末60またはARと無線端末60との端末ルータ間接続はルータ側デバイスをマスタデバイスとして最大7の無線端末接続を行なうPiconetを生成する。Piconetには、例えばIETFで検討されているIP over Bluetooth方式を適用する。
【0092】
前述したように、無線端末60は、接続可能なGR20またはARのBluetoothデバイスをInquiry手順によって探索する。このリンク生成時には、高速化のために、無線端末60のBluetoothデバイスがマスタ、GR20またはARのBluetoothデバイスがスレーブとなっている。図13(a)の場合には無線端末60はAR30’と接続し、AR30’はBluetoothのChange Role手順を発行し、無線端末60,AR30’の各Bluetoothデバイスのマスタ/スレーブが入れ替わって、無線端末60がIP接続する。
【0093】
アクセスネットワークの全体は一つのIPサブネットワークとして扱われ、無線端末60へのIPアドレスはGR20が管理するIPアドレスデータベースから取得され、IP接続時に無線端末60へ与えられる。
【0094】
図13(a)のIP接続状態になると、無線端末60はGR20に宛てて端末ルート設定メッセージMを送信する。このときのGR20までのIP経路上にある各AR30’,40,30とGR20とは、端末ルート設定メッセージMを受信して、各々のIP経路テーブル上に無線端末60へのIP経路を設定登録(更新)する。
【0095】
そして図13(b)に示すように、IP接続状態のまま無線端末60が移動して、例えば無線リンクの電界強度を電界強度閾値と比較した結果、AR30’の無線リンクからAR40’の空き無線リンクへ接続を切り替える(移動による無線端末60の接続先の切替方式は電界強度閾値に限定されず、他の方式であっても良い)。無線端末60は端末ルート設定メッセージMをGR20へ一定時間毎に送信しているので、新しいIP経路上のAR40’,50,30とGR20とは端末ルート設定メッセージMを無線端末60から受信し、IP経路テーブルを更新して無線端末60のIP経路を設定登録する。
【0096】
一方、AR30’,40では、端末ルート設定メッセージMが受信されなくなり、端末ルート設定メッセージMの未受信時間が一定時間を超えると有効期限切れと判定され、各IP経路テーブル上の無線端末60のIP経路を設定無効にする(GR20,AR30’,40,30間のルータ間接続はそのまま維持される)。
【0097】
このようなルート設定機構によって、GR20から一旦与えられたIPアドレスを無線端末60が保持できるようになり、ARまたはGR20間のハンドオーバー機構を提供できるようになる。これにより、無線端末60の移動に関しても、無線LANによるネットワークシステムと比較して遜色のないネットワークシステムを構築することが可能になる。例えばインターネット10上のサーバから大きなファイルをダウンロードしている際に、無線端末60がネットワークシステム中を移動しても、途切れることなくダウンロードを継続できる。
【0098】
以上のように、この実施の形態8によれば、無線端末60毎のIP経路を設定登録するIP経路テーブルをGR20,AR30〜50,30’ 〜50’がそれぞれ備え、IP接続状態になった無線端末60はIP経路上のARを介してGR20へ端末ルート設定メッセージMを一定時間毎に送信し、GR20およびIP経路上のARは端末ルート設定メッセージMを受信するとIP経路テーブルに無線端末60のIP経路を設定登録するとともに、端末ルート設定メッセージMが一定時間を超えて受信されない場合にはIP経路テーブル上の無線端末60のIP経路を設定無効し、無線端末60がAR30からAR40’へ移動によって接続を切り替えるようにしたので、ネットワークシステム中における無線端末60の移動をサポートするハンドオーバー機構を提供できるという効果が得られる。
【0099】
なお、この発明は、Bluetoothデバイスによる無線リンクに限定されるものではなく、他の方式の近距離無線通信デバイスによって実現することも可能である。
【0100】
また、ネットワークシステムにおけるGR,ARの各個数は特に限定されるものではなく、さらに、GRやARに設けるBluetoothなどの近距離無線通信デバイスの個数も限定されず、これらの個数は必要に応じて定めることができる。
【0101】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、IPルート制御機構、IP通信スタック、Ethernet(登録商標)制御ドライバ、Bluetooth制御スタック、複数のBluetoothデバイスおよび前記各Bluetoothデバイスに設けられた複数のスレーブデバイスを有することが出来るゲートウェイルータと、
IPルート制御機構、IP通信スタック、Bluetooth制御スタック、複数のBluetoothデバイスおよび前記各Bluetoothデバイスに設けられた複数のスレーブデバイスを有することが出来るアクセスルータと、
アプリケーション、IPルート制御機構、IP通信スタック、Bluetooth制御スタック、Bluetoothデバイスを有する無線端末と
前記ゲートウェイルータとインターネットを接続する有線リンクと、
前記ゲートウェイルータと前記アクセスルータおよびアクセスルータ同士を前記Bluetoothデバイスおよび前記各Bluetoothデバイスに設けられた複数のスレーブデバイスを介してBluetooth接続したルータ間接続専用無線リンクと、
前記ゲートウェイルータおよび前記アクセスルータと前記無線端末を前記Bluetoothデバイスを介してBluetooth接続した端末接続専用無線リンクとを備え、
前記アクセスルータは、前記ゲートウェイルータが接続した前記無線リンクから前記無線端末が接続した前記無線リンクまでの通信経路を設定し、
前記ゲートウェイルータは、前記アクセスルータが接続した前記無線リンクから有線リンクまでの通信経路を設定して、前記有線リンクへのゲートウェイとして機能するようにしたので、ゲートウェイルータとアクセスルータ、アクセスルータ同士を、それぞれBluetoothデバイスを介してBluetooth接続したり、取り外すことにより、アクセスルータの増設や移設を簡単に行なうことが可能なネットワークシステムを提供できるという効果がある。
つまり、ゲートウェイルータおよびアクセスルータはそれぞれ複数のBluetoothデバイスを備え、その各Bluetoothデバイスはそれぞれ複数のスレーブデバイスを有することが出来るので、通信帯域の大きさに対応して、ゲートウェイルータに対するアクセスルータの増設、取り外しをルータ間接続専用無線リンクを介して容易に行うことができ、自由に最適な通信帯域を構成することができる。また、大きな通信容量を必要とするゲートウェイルータとアクセスルータ、アクセスルータ同士の接続には、ルータ間接続専用無線リンクを介してデバイス同士または数個のデバイスを1つに纏めて接続することで対応できる。また、都市部等において、小さな通信容量で多数の無線端末を接続したいときには、各Bluetoothデバイスのそれぞれのスレーブデバイスに無線端末を接続することにより、多数の無線端末を接続してネットワークシステムを構成することができる。
【0102】
この発明によれば、有線リンク数、有線リンクの、有線リンクへ到達可能な無線リンク数、無線リンクを属性情報とし、属性情報を参照して無線リンク間の接続が選択されるようにしたので、無線局としてのゲートウェイルータ、アクセスルータの増設や移設を簡単に行なうことが可能なネットワークシステムを提供できるという効果がある。
【0103】
この発明によれば、有線リンクへの通信経路が設定された無線リンクを有するアクセスルータに別のアクセスルータが2以上接続され、アクセスルータが未使用の無線リンクを有する際には、有線リンクへ通信経路が設定された無線リンクをマルチリンクとするようにしたので、アクセスネットワークの全体に渡ってバランス良く保つことができるという効果がある。
【0104】
この発明によれば、アクセスルータが、ゲートウェイルータおよびアクセスルータ群から空き無線リンクを探索し、接続している無線リンクよりも高い空き無線リンクを発見すると、のより高い空き無線リンクへ接続を切り替えるようにしたので、のより高い無線リンクにアクセスルータおよび無線端末を接続できるという効果がある。
【0105】
この発明によれば、アクセスルータが、タイマから周期的に発生するネットワーク再構成トリガによって、空き無線リンクを探索するようにしたので、アクセスネットワークの処理能力を改善できるという効果がある。
【0106】
この発明によれば、アクセスルータは、ネットワーク管理者によって放送されるネットワーク再構成コマンドによって、空き無線リンクを探索するようにしたので、アクセスネットワークの処理能力をネットワーク管理者が意識的に改善できるという効果がある。
【0107】
この発明によれば、通信経路が設定された無線端末からゲートウェイルータへ一定時間毎に送信される端末ルート設定メッセージを受信すると、無線端末の通信経路が設定登録されるネットワークシステム中のゲートウェイルータおよびアクセスルータにそれぞれ設けるとともに、無線端末は、接続する無線リンクを移動によって切り替えるようにしたので、ネットワークシステム中における無線端末の移動をサポートするハンドオーバー機構を提供できるという効果が得られる。
【0108】
この発明によれば、端末ルート設定メッセージが一定時間を超えて受信されない場合には、無線端末の通信経路が登録無効にされるようにしたので、無線端末の移動によって使用されなくなった通信経路を他の無線端末への接続に用いることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図である。
【図2】 図1に示したGRの構成例を示す図である。
【図3】 図1に示したARの構成例を示す図である。
【図4】 図1に示した無線端末の構成例を示す図である。
【図5】 GRがある場所に単独で設置されている状態を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態4によるネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態5によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態5によるネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態6によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態6によるネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態8によるネットワークシステムの構成例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 インターネット、20,20’ IPルータ(GR)、21,31 IPルート制御機構、22,32 IP通信スタック、23 Ethernet(登録商標)制御ドライバ、24,34 Bluetooth制御スタック、25〜28,35〜38,65 Bluetoothデバイス、30,40,50,30’,40’,50’ IPルータ(AR)、60 無線端末、61 アプリケーション、62 IPルート制御機構、63 IP通信スタック、64 Bluetooth制御スタック、70 端末、80 認証データベース、90 課金データベース、200,200’,300,400,500 通信圏、L1,L1’ 有線リンク、L2,L3,L4,L5,L6,L7 無線リンク、M 端末ルート設定メッセージ。
Claims (8)
- IPルート制御機構、IP通信スタック、Ethernet(登録商標)制御ドライバ、Bluetooth制御スタック、複数のBluetoothデバイスおよび前記各Bluetoothデバイスに設けられた複数のスレーブデバイスを有することが出来るゲートウェイルータと、
IPルート制御機構、IP通信スタック、Bluetooth制御スタック、複数のBluetoothデバイスおよび前記各Bluetoothデバイスに設けられた複数のスレーブデバイスを有することが出来るアクセスルータと、
アプリケーション、IPルート制御機構、IP通信スタック、Bluetooth制御スタック、Bluetoothデバイスを有する無線端末と
前記ゲートウェイルータとインターネットを接続する有線リンクと、
前記ゲートウェイルータと前記アクセスルータおよびアクセスルータ同士を前記Bluetoothデバイスおよび前記各Bluetoothデバイスに設けられた複数のスレーブデバイスを介してBluetooth接続したルータ間接続専用無線リンクと、
前記ゲートウェイルータおよび前記アクセスルータと前記無線端末を前記Bluetoothデバイスを介してBluetooth接続した端末接続専用無線リンクとを備え、
前記アクセスルータは、前記ゲートウェイルータが接続した前記無線リンクから前記無線端末が接続した前記無線リンクまでの通信経路を設定し、
前記ゲートウェイルータは、前記アクセスルータが接続した前記無線リンクから有線リンクまでの通信経路を設定して、前記有線リンクへのゲートウェイとして機能することを特徴とするネットワークシステム。 - 有線リンク数、上記有線リンクの、上記有線リンクへ到達可能な無線リンク数、上記無線リンクを属性情報とし、
上記無線リンク間の接続は、上記属性情報を参照して選択されることを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。 - 有線リンクへの通信経路が設定された無線リンクを有するアクセスルータに別の上記アクセスルータが2以上接続され、上記アクセスルータが未使用の無線リンクを有する際には、上記有線リンクへ上記通信経路が設定された上記無線リンクをマルチリンクとすることを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
- アクセスルータは、ゲートウェイルータおよびアクセスルータ群から空き無線リンクを探索し、接続している無線リンクよりも高い上記空き無線リンクを発見すると、上記のより高い空き無線リンクへ接続を切り替えることを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
- アクセスルータは、タイマから周期的に発生するネットワーク再構成トリガによって、空き無線リンクを探索することを特徴とする請求項5記載のネットワークシステム。
- アクセスルータは、ネットワーク管理者によって放送されるネットワーク再構成コマンドによって、空き無線リンクを探索することを特徴とする請求項5記載のネットワークシステム。
- 通信経路が設定された無線端末からゲートウェイルータへ一定時間毎に送信される端末ルート設定メッセージを受信すると、上記無線端末の上記通信経路が設定登録されるをネットワークシステム中の上記ゲートウェイルータおよびアクセスルータにそれぞれ設けるとともに、
上記無線端末は、接続する無線リンクを移動によって切り替えることを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。 - は、端末ルート設定メッセージが一定時間を超えて受信されない場合には、無線端末の通信経路が登録無効にされることを特徴とする請求項8記載のネットワークシステム。
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