JP2007215118A - 無線端末及び無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アクセスポイント1とアドホックネットワークを構成している他の無線端末2から報知されるガイダンス情報を受信すると、アドホックネットワークの経路接続要求を他の無線端末2に送信する経路接続要求部12を設け、その経路接続要求部12から経路接続要求が送信された後、他の無線端末2からアドホックネットワークの経路接続が許可されると、現在ネットワークを形成している旨を示すガイダンス情報を報知する。
【選択図】図1
Description
これにより、インフラストラクチャモードで無線通信を実施する場合よりも、電波効率が高められるなどのメリットが得られる。
また、この発明は、広域的なアドホックネットワークを形成することができる無線端末を得ることを目的とする。
図1はこの発明の実施の形態1による無線通信システムを示す構成図であり、図において、アクセスポイント1は図示せぬ他のアクセスポイントとIPパケットの通信処理を実施するとともに、アドホックネットワークを構成している無線端末2−1とIPパケットの通信処理を実施する。
通信エリア1aはアクセスポイント1が無線通信可能な範囲であり、アクセスポイント1は通信エリア1a内に存在する無線端末2であれば、その無線端末2宛てのIPパケットを無線端末2に送信することができる。
なお、アクセスポイント1は、ある無線端末2からアドホックネットワークの経路接続要求を受信すると、アドホックネットワーク内のIPアドレスを当該無線端末2に割り当てて、アドホックネットワークの経路接続を許可する機能を備えている。
なお、通信エリア2−1a〜2−5aは無線端末2−1〜2−5が無線通信可能な範囲(IPパケットを送信することが可能な範囲)である。
経路接続要求部12はガイダンス情報受信部11によりガイダンス情報が受信された場合、アドホックネットワークの経路接続要求をアクセスポイント1又は既にアドホックネットワークを構成している上位の無線端末2−1〜2−4に送信する処理を実施する。なお、経路接続要求部12は経路接続要求手段を構成している。
接続許可部14はガイダンス情報報知部13によりガイダンス情報が報知された後、アドホックネットワークの経路接続要求を受信すると、アドホックネットワーク内のIPアドレスを要求元の無線端末である下位の無線端末2−2〜2−5(アドホックネットワークにおいて、自己より下位に位置する無線端末であり、例えば、無線端末2−1であれば無線端末2−2が該当し、無線端末2−2であれば無線端末2−3が該当する)に割り当てて、アドホックネットワークの経路接続を許可する処理を実施する。なお、接続許可部14は接続許可手段を構成している。
下り無線通信部16は図示せぬ他のアクセスポイントに接続されている無線端末からIPパケットから送信された場合、アドホックネットワークの経路を使用せずに、アクセスポイント1から直接IPパケットを受信する処理を実施する。なお、下り無線通信部16は下り無線通信手段を構成している。
最初に、アドホックネットワークが形成されていない状態から、アドホックネットワークを形成する手順を説明する。
アクセスポイント1は、周期的に自己の存在を知らせるガイダンス情報をブロードキャスト送信する。
図1の例では、アクセスポイント1の通信エリア1aには無線端末2−1〜2−5が存在しているので、アクセスポイント1からブロードキャスト送信されたガイダンス情報は、無線端末2−1〜2−5のガイダンス情報受信部11に受信される。
無線端末2−1〜2−5の経路接続要求部12は、自己がアドホックネットワークを形成することが可能であると判断すると、アドホックネットワークの経路接続要求をガイダンス情報の送信元であるアクセスポイント1に送信する。
ただし、無線端末2−1〜2−5の通信エリア2−1a〜2−5aは、アクセスポイント1の通信エリア1aより狭いため、無線端末2−1〜2−5がアクセスポイント1からブロードキャスト送信されたガイダンス情報を受信することができても、無線端末2−1〜2−5から送信されたアドホックネットワークの経路接続要求がアクセスポイント1に届くとは限らない。
図1の例では、無線端末2−1から送信されたアドホックネットワークの経路接続要求のみがアクセスポイント1に届き、無線端末2−2〜2−5から送信されたアドホックネットワークの経路接続要求はアクセスポイント1に届かない。
即ち、アクセスポイント1は、無線端末2−1に割り当てたIPアドレスや、アドホックネットワークの経路を示す経路情報を含む接続許可信号を無線端末2−1に送信する。
この段階では、アドホックネットワークの経路は、“無線端末2−1→アクセスポイント1”になる。
図1の例では、無線端末2−1の通信エリア2−1aには無線端末2−2が存在しているので、無線端末2−1からブロードキャスト送信されたガイダンス情報は、無線端末2−2のガイダンス情報受信部11に受信される。
無線端末2−2の経路接続要求部12は、自己がアドホックネットワークを形成することが可能であると判断すると、アドホックネットワークの経路接続要求をガイダンス情報の送信元である無線端末2−1に送信する。
即ち、無線端末2−1の接続許可部14は、無線端末2−2に割り当てたIPアドレスや、アドホックネットワークの経路を示す経路情報を含む接続許可信号を無線端末2−2に送信する。
この段階では、アドホックネットワークの経路は、“無線端末2−2→無線端末2−1→アクセスポイント1”になる。
図1の例では、無線端末2−2の通信エリア2−2aには無線端末2−3が存在しているので、無線端末2−2からブロードキャスト送信されたガイダンス情報は、無線端末2−3のガイダンス情報受信部11に受信される。
図1の例では、アドホックネットワークの経路は、最終的に、“無線端末2−5→無線端末2−4→無線端末2−3→無線端末2−2→無線端末2−1→アクセスポイント1”になる。
例えば、無線端末2−3が、図示せぬ他のアクセスポイントに接続されている無線端末にIPパケットを送信する場合を例にして説明する。
無線端末2−3の上り無線通信部15は、内部メモリ12aに記憶されているアドホックネットワークの経路“無線端末2−3→無線端末2−2→無線端末2−1→アクセスポイント1”を参照して、自己の上位に位置する無線端末2−2に認識し、送信対象のIPパケットを上位に位置する無線端末2−2に送信する。
無線端末2−1の上り無線通信部15は、無線端末2−2から送信対象のIPパケットを受信すると、内部メモリ12aに記憶されているアドホックネットワークの経路“無線端末2−1→アクセスポイント1”を参照して、送信対象のIPパケットをアクセスポイント1に送信する。
アクセスポイント1は、無線端末2−2から送信対象のIPパケットを受信すると、送信対象のIPパケットを宛先の無線端末が接続されている図示せぬ他のアクセスポイントに送信する。
アクセスポイント1は、送信元の無線端末が接続されている図示せぬ他のアクセスポイントからIPパケットを受信すると、そのIPパケットのヘッダ等を参照して、宛先が無線端末2−3であると認識する。
アクセスポイント1は、IPパケットの宛先が無線端末2−3であると認識すると、アドホックネットワークを使用せずに、そのIPパケットを無線端末2−3に直接送信する。
無線端末2−3の下り無線通信部16は、アクセスポイント1から送信されたIPパケットを受信する。
これにより、数多くの無線端末2がアドホックネットワークの経路を使用して、IPパケットの送受信を実施することができるようになるため、数多くの無線端末2の電力消費を低減することができる(無線端末2が遠くに位置するアクセスポイント1にIPパケットを送信するより、近くに位置する他の無線端末2にIPパケットを送信する方が送信電力を低減することができる)。
図3はこの発明の実施の形態2による無線通信システムを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
無線端末2−6は無線端末2−1〜2−5と同一構成の端末であり、無線端末2−6は無線端末2−1〜2−5によりアドホックネットワークが形成された後、無線端末2−1,2−2の通信エリア2−1a,2−2a内に進入してきた端末である。
経路接続要求部17はガイダンス情報受信部11により複数のガイダンス情報が受信された場合、複数のガイダンス情報に含まれているアクセスポイント1に至るまでのホップ数を比較して、ホップ数が最も少ない無線端末2に対してアドホックネットワークの経路接続要求を送信する処理を実施する。なお、経路接続要求部17は経路接続要求手段を構成している。
上記実施の形態1と同様にして、アドホックネットワークの経路“無線端末2−5→無線端末2−4→無線端末2−3→無線端末2−2→無線端末2−1→アクセスポイント1”が形成されたのち、無線端末2−6が、無線端末2−1,2−2の通信エリア2−1a,2−2a内に進入してくることがある。
図3の例では、無線端末2−1からアクセスポイント1に至るまでのホップ数は“1”であり、無線端末2−2からアクセスポイント1に至るまでのホップ数は“2”である。
無線端末2−7の経路接続要求部17は、ガイダンス情報受信部11が2つのガイダンス情報を受信すると、無線端末2−1又は無線端末2−2とアドホックネットワークの経路を接続することが可能であると判断する。
図3の例では、アクセスポイント1に至るまでのホップ数が、無線端末2−2より無線端末2−1の方が少ないので、ホップ数が最も少ない無線端末2が無線端末2−1であると判別する。
これにより、無線端末2−7の経路接続要求部17は、ホップ数が最も少ない無線端末2−1に対してアドホックネットワークの経路接続要求を送信する。
即ち、無線端末2−1の接続許可部14は、無線端末2−6に割り当てたIPアドレスや、アドホックネットワークの経路を示す経路情報を含む接続許可信号を無線端末2−6に送信する。
これにより、アドホックネットワークの経路“無線端末2−5→無線端末2−4→無線端末2−3→無線端末2−2→無線端末2−1→アクセスポイント1”の他に、アドホックネットワークの経路“無線端末2−6→無線端末2−1→アクセスポイント1”が形成される。
その他は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
Claims (7)
- アクセスポイントとアドホックネットワークを構成している他の無線端末から現在ネットワークを形成している旨を示すガイダンス情報が報知されると、上記ガイダンス情報を受信するガイダンス情報受信手段と、上記ガイダンス情報受信手段によりガイダンス情報が受信された場合、アドホックネットワークの経路接続要求を他の無線端末に送信する経路接続要求手段と、上記経路接続要求手段から経路接続要求が送信された後、他の無線端末からアドホックネットワークの経路接続が許可されると、現在ネットワークを形成している旨を示すガイダンス情報を報知するガイダンス情報報知手段とを備えた無線端末。
- ガイダンス情報報知手段によりガイダンス情報が報知された後、アドホックネットワークの経路接続要求を受信すると、アドホックネットワーク内のIPアドレスを要求元の無線端末に割り当てて、アドホックネットワークの経路接続を許可する接続許可手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の無線端末。
- アドホックネットワークの経路を使用して、IPパケットをアクセスポイントに送信する上り無線通信手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線端末。
- アクセスポイントから直接IPパケットを受信する下り無線通信手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の無線端末。
- 経路接続要求手段は、ガイダンス情報受信手段により複数のガイダンス情報が受信された場合、上記複数のガイダンス情報に含まれているアクセスポイントに至るまでのホップ数を比較して、ホップ数が最も少ない無線端末に対してアドホックネットワークの経路接続要求を送信することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の無線端末。
- アクセスポイントと無線端末がアドホックネットワークを構成する無線通信システムにおいて、上記無線端末が、上記アクセスポイントとアドホックネットワークを構成している他の無線端末から現在ネットワークを形成している旨を示すガイダンス情報が報知されると、上記ガイダンス情報を受信するガイダンス情報受信手段と、上記ガイダンス情報受信手段によりガイダンス情報が受信された場合、アドホックネットワークの経路接続要求を他の無線端末に送信する経路接続要求手段と、上記経路接続要求手段から経路接続要求が送信された後、他の無線端末からアドホックネットワークの経路接続が許可されると、現在ネットワークを形成している旨を示すガイダンス情報を報知するガイダンス情報報知手段とを備えていることを特徴とする無線通信システム。
- 無線端末がアドホックネットワークの経路を使用して、上りのIPパケットをアクセスポイントに送信する一方、上記アクセスポイントが下りのIPパケットを上記無線端末に直接送信することを特徴とする請求項6記載の無線通信システム。
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JP2006035392A JP2007215118A (ja) | 2006-02-13 | 2006-02-13 | 無線端末及び無線通信システム |
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JP2011109412A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Mitsubishi Electric Corp | ノード装置、アドホックネットワークシステムおよびネットワーク参加方法 |
Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JP2001237764A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | マルチホップ無線ネットワークおよび無線局 |
JP2003078573A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-14 | Mitsubishi Electric Corp | ネットワークシステムおよびネットワーク構成方法 |
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