JP2009152062A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】レバーの仮係止時における無用な外れ事故を未然に防止し、信頼性の高いレバー式コネクタを提供する。
【解決手段】レバー100の回動操作により、コネクタを嵌合させるレバー式コネクタにおいて、レバー側板102の一端側の外縁部に突起115、116を設けると共に、レバーを装着する雄コネクタハウジング10Hに、レバー側板の外縁部に設けた突起と係合することで、レバー側板の外側への開きを防止する受部15Aを設け、それら突起115、116と受部15Aを、少なくとも雄コネクタハウジングに装着したレバーをコネクタ嵌合前の仮係止位置にセットしたときに、互いに係合し得る位置関係で設けた。
【選択図】図10

Description

本発明は、レバーの回動操作により、小さい力で、雄雌コネクタハウジングを嵌合させたり離脱させたりすることのできるレバー式コネクタに関するものである。
レバー式コネクタは、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングにレバーを回動可能に装着し、このレバーを回動操作することにより、レバーと他方のコネクタハウジングとの間に設けたカム機構の作用によって、両コネクタハウジングの嵌合と離脱を助勢するものである。
例えば、特許文献1に記載のレバー式コネクタにおけるレバーは、左右一対のレバー側板の一端側にコネクタハウジング側の回動支点部と嵌合する回動支点部(回動孔)を有し、レバー側板の他端側に両レバー側板間を連結する操作部を有した略U字状をなしている。また、回動支点部の近傍に、他方のコネクタハウジングのカム溝(またはカム凸部)と係合するカム凸部(またはカム溝)を有している。
このようなレバー式コネクタにおいては、レバーを予め仮係止位置に仮保持しておき、実際に相手コネクタと嵌合する段階で、レバーを特に位置合わせしないでも、カム溝とカム凸部が相互に係合を始められるようにしている。
特開2005−122942号公報
ところで、このようなレバー式コネクタの場合、レバーを仮係止位置に保持した状態で搬送や保管を行うことになるが、その際、予期しない過大な外力がレバーに加わることによって、レバー側とコネクタハウジング側の回動支点部同士の嵌合が外れてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を考慮し、レバーの仮係止時における無用な外れ事故を未然に防止し、信頼性の高いレバー式コネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングにレバーが回動可能に装着され、該レバーは、各一端側に回動支点部を有する一対のレバー側板と、該一対のレバー側板の他端同士を連結する操作部とを備える略U字状をなし、前記一対のレバー側板の一端側を外側に開くことで、前記一方のコネクタハウジングの外側面に設けた回動支点部に前記レバー側の回動支点部を回動可能に嵌合させるものであり、このレバーを回動操作することにより、該レバーと前記他方のコネクタハウジングとの間に設けたカム機構の作用によって前記両コネクタハウジングの嵌合と離脱を助勢するレバー式コネクタにおいて、前記レバー側板の一端側の外縁部に突起を設けると共に、該レバーを装着する前記一方のコネクタハウジングに、前記レバー側板の外縁部に設けた突起と係合することで、該レバー側板の外側への開きを防止する受部を設け、それら突起と受部を、少なくとも前記一方のコネクタハウジングに装着したレバーをコネクタ嵌合前の仮係止位置にセットしたときに、互いに係合し得る位置関係で設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレバー式コネクタであって、前記レバーが、前記両回動支点部同士を嵌合させた後、その嵌合部分を支点として前記レバーを回動させることによってコネクタ嵌合前の仮係止位置にセットされるものとして構成され、前記突起と受部が、前記両回動支点部同士を嵌合させてから前記仮係止位置まで回動させる間、常時、いずれかのもの同士が互いに係合し得る位置関係で設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のレバー式コネクタであって、前記一方のコネクタハウジングに対する前記レバーの取り付け向きを第1の方向と、それと反対の第2の方向の2通りに選択できるように、前記一方のコネクタハウジングが略左右対称に構成され、それに対応して、前記受部が、前記一方のコネクタハウジングの左右方向の中心位置に対して左右対称に設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレバー式コネクタであって、前記一方のコネクタハウジングの表側と裏側の外側面に前記受部が設けられると共に、前記一対のレバー側板のそれぞれに前記突起が設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、レバーの仮係止時にレバー側の突起とコネクタハウジング側の受部が係合することによって、レバー側板の開きを防止することができ、レバーを脱落しないように確実に保持しておくことができる。従って、レバー式コネクタの信頼性の向上が図れる。
請求項2の発明によれば、レバーをコネクタハウジングに対して装着した時の位置から仮係止位置まで回動させる間、突起と受部のいずれかのもの同士を常時係合させておけるので、回動操作途中でレバーが脱落するのを防ぐことができ、組み付け作業性の向上が図れる。
請求項3の発明によれば、コネクタハウジング側の受部を左右対称に配置しているので、コネクタハウジングに対するレバーの取り付け方向によらず、レバーの脱落防止を果たすことができる。
請求項4の発明によれば、コネクタハウジングの表側と裏側の外側面に受部を設けているので、両方のレバー側板の開きをバランスよく抑えることができ、レバーの外れを確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態のレバー式コネクタの嵌合前の状態を示す斜視図、図2は図1とは反対側から見た側面図、図3はレバーの下から見た斜視図、図4は同レバーのガイド斜面を設けた部分の横断面図、図5はレバーを雄コネクタハウジングに装着する際の最初の段階を示す側面図、図6は図5の状態からレバーを少し回動させた状態を示す側面図、図7は図6の状態のときの上から見た概略平面図、図8はレバーを雄コネクタハウジングに装着して仮係止位置まで回動させる前の状態を示す側面図、図9は図8の反対側から見た側面図、図10は図8の状態からレバーを仮係止位置まで回動させる途中の段階を示す側面図、図11は図10の状態を反対側から見た側面図、図12はレバーを仮係止位置まで回動させた状態を示す側面図、図13は図12の状態を反対側から見た側面図、図14はレバーを仮係止位置にセットした雄コネクタを雌コネクタに嵌合させる初期の段階における、レバー側の仮係止アームと雌コネクタ側の仮係止解除部との関係を斜め上から見た斜視図である。
図1、図2に示すように、このレバー式コネクタは、雄コネクタハウジング10Hに複数の端子(不図示)を装着した雄コネクタ10と、雌コネクタハウジング200Hに複数の端子(不図示)を装着した雌コネクタ200と、回動操作により雄コネクタ10と雌コネクタ200の嵌合と離脱を助勢するレバー100と、から構成されている。
レバー100は、互いに嵌合される雄コネクタハウジング10Hと雌コネクタハウジング200Hのうちの雄コネクタハウジング10Hに回動可能に装着されている。
雌コネクタハウジング200Hは、雄コネクタハウジング10Hを嵌合させるための嵌合口201を備えており、雄コネクタハウジング10Hに装着されたレバー100は、雄コネクタハウジング10Hと共に雌コネクタハウジング200Hの嵌合口201に挿入されるようになっている。
図1〜図4に示すように、レバー100は、各一端側に回動孔106、107を有する一対のレバー側板102、102と、一対のレバー側板102、102の他端同士を連結する操作部103とを備える略U字状をなしており、一対のレバー側板102、102の一端側を外側に開くことで、雄コネクタハウジング10Hの外側面11A、11Bに設けた回動支点凸部16、17に、回動孔106、107を回動可能に嵌合させるものとして構成されている。
レバー100の操作部103には、ロックアーム105Rを備えた開口105が設けられており、ロックアーム105Rは、レバー100を回動させることによって雄コネクタ10を雌コネクタ200に完全に嵌合させたときに、雌コネクタハウジング200Hの嵌合口201の内壁に設けたロック部205(図1参照)にロックすることで、嵌合状態を維持するようになっている。
このレバー式コネクタは、レバー100を回動操作することにより、レバー100と雌コネクタハウジング200Hとの間に設けたカム機構の作用によって両コネクタハウジング10H、200Hの嵌合と離脱を助勢するものであり、雌コネクタハウジング200Hの嵌合口201の内側面とレバー側板102の外側面には、カム機構を構成するカム溝220とカム溝220に係合されるカム凸部120がそれぞれ形成されている。
雄コネクタハウジング10H及びレバー100並びに雌コネクタハウジング200Hは、それぞれ樹脂の一体成形品で構成されており、雌コネクタハウジング200Hの嵌合口201の側壁には、カム溝220を成形する際に型抜きを行うための型抜き孔221が設けられている。また、嵌合口201の対向側壁の内面左右端には、コネクタ嵌合方向に平行なガイド溝202が設けられている。
各レバー側板102の操作部3側の外縁部のコネクタ嵌合方向の前端側には、への字状の切欠部104が設けられている。また、雄コネクタハウジング10Hの外側面11A、11Bの左右方向(コネクタハウジングの長手方向)の両端部には、雌コネクタハウジング200Hに形成したガイド溝202にスライド自在に挿入されるガイド用のリブ14が突設されている。これらのリブ14は、一端側のリブ14に両レバー側板102の切欠部104を係合させることにより、レバー100を雄コネクタハウジング10Hに装着するときの回動操作の支点となる部位である。リブ14の上端には、レバー100の切欠部104を係合しやすくするための浅い溝14aが設けられている。
また、図3、図4に示すように、両レバー側板102のコネクタ嵌合方向前端側の外縁部の内面には、ガイド斜面108が設けられている。このガイド斜面108は、雄コネクタハウジング10H側のリブ14を支点として、レバー100を回動操作することにより、雄コネクタハウジング10Hの外側面11A、11Bに設けた回動支点凸部16、17にレバー側板102に設けた回動孔106、107を嵌合させるときに、回動支点凸部16、17へのレバー側板102の乗り上げを誘導して、レバー側板102の外側への開きを促し、それにより、回動支点凸部16、17への回動孔106、107の嵌合を案内するガイド機能を果たすものである。
本実施形態では、雄コネクタハウジング10Hに対するレバー100の取り付け向きを2通りに選択できるように、回動支点凸部16、17と回動孔106、107とが、コネクタ嵌合方向と略直交する方向に並べてそれぞれ2つずつ設けられている。そして、ガイド斜面108は、レバー側板102の操作部3に近い方の回動孔106及び回動支点凸部16に対応する位置だけに設けられている。
また、レバー100は、切欠部104をリブ14に係合させた状態でリブ14を支点としてレバー100を回動操作することによって回動支点凸部16、17に回動孔106、107を嵌合させた後、回動支点凸部16、17と回動孔106、107の嵌合部分を支点としてレバー100をレバー100の装着時と反対方向へ回動させることによってコネクタ嵌合前の仮係止位置にセットされるものとして構成されている。
その仮係止位置にレバー100を仮保持しておくために、レバー側板102には、可撓性を有する仮係止アームが突設されている。また、雄コネクタハウジング10Hの外側面11A、11Bには、仮係止アーム110が係合する仮係止凸部18が設けられている。
仮係止アーム110は、仮係止凸部18に係合することによって、レバー100を仮係止位置に仮保持するものであり、レバー側板102のコネクタ嵌合方向の前端側の外縁部に、レバー側板102との間に切り離し隙間112を介して、片持梁状の形態で隣接配置されている。そして、仮係止アーム110は、通常は、仮係止凸部18と係合し得る定位置にあり、レバー側板102の外側へ向けての撓みにより、仮係止凸部18に対する係合を解除し得るものとして構成されている。
また、仮係止凸部18のコネクタ嵌合方向の前端側の側面には、仮係止アーム110と摺動することで仮係止アーム110を外側へ撓ませながら仮係止凸部18の上に乗り上げさせる傾斜面18aが設けられ、傾斜面18aと反対側の側面には、仮係止アーム110の端面と係合する係止壁18bが設けられている。
また、仮係止アーム110の先端には、仮係止解除突起111が設けられると共に、雌コネクタハウジング200Hの嵌合口201の内壁には、図14に示すように、雌コネクタ200に雄コネクタ10を嵌合させる初期の段階で、仮係止突起111と干渉することにより、仮係止アーム110を外側に撓ませて、仮係止凸部18に対する仮係止を解除する仮係止解除部210が設けられている。
また、図3に示すように、レバー側板102の内面には、レバー100が回動する際の仮係止凸部18とレバー側板102の干渉を逃げるための逃げ溝119が形成されている。
また、レバー側板102の操作部103と反対側(一端側)のコネクタ嵌合方向前端側の外縁部には、突起115、116が設けられている。また、レバー100を装着する雄コネクタハウジング10Hの外側面11A、11Bのコネクタ嵌合方向の前端には、レバー側板102の外縁部に設けた突起115、116と係合することで、レバー側板102の外側への開きを防止する鉤型の受部15A、15Bが設けらている。受部15Aの内側には、突起115、116が通過する溝15aが確保されている。
突起115、116と受部15A、15Bは、少なくとも雄コネクタハウジング10Hに装着したレバー100をコネクタ嵌合前の仮係止位置にセットしたとき、また、レバー100を雄コネクタハウジング10Hに装着してから仮係止位置まで回動させる間、常時、いずれかのもの同士が互いに係合し得る位置関係で設けられている。
本実施形態の場合、雄コネクタハウジング10Hに対するレバー100の取り付け向きを第1の方向とそれと反対の第2の方向の2通りに選択できるようにしてあり、雄コネクタハウジング10Hが略左右対称に構成されているので、それに対応して、受部15A、15Bも、雄コネクタハウジング10Hの左右方向の中心位置に対して左右対称に設けられている。なお、図8と図9を見比べれば分かるように、表側の外側面11Aの2つの受部15Aの間隔と裏側の外側面11Bの2つの受部15Aの間隔は異なっている。
次に作用を説明する。
まず、雄コネクタハウジング10Hにレバー100を組み付けるには、図5、図6に示すように、レバー側板102に設けたへの字状の切欠部104を、雄コネクタハウジング10Hの端部に設けたリブ14に引っ掛ける。そしてリブ14を支点にして、レバー100を矢印A方向に回動させる。
そうすると、回動支点凸部16、17にレバー100のレバー側板102の外縁部が当たる。その際、図6及び図7に示すように、操作部103に近い側の回動支点凸部16は、レバー側板102の外縁部内面に設けたガイド斜面108に当たるので、レバー100を回動させる(押し込む)のに従い、ガイド斜面108の働きで、レバー側板102が外側に図7中矢印Bのように開き、それにより、回動支点凸部16、17が回動孔106、107にそれぞれ嵌まる。
この際、回動動作の支点が、リブ14に切欠部104が係合することによって明確に決まるので、特に目見当を働かせないでも自動的に、ガイド斜面108を回動支点凸部16に位置合わせすることができ、そのままレバー100を更に回動させるだけで、レバー100の装着(回動支点凸部16、17と回動孔106、107の嵌合)ができる。
従って、レバー側板102を専用の治具を用いて無理に広げつつ位置合わせする必要がなくなり、最小の負荷で簡単に、レバー側板102の回動孔106、107を雄コネクタハウジング10Hの回動支点凸部16、17に嵌め込むことができる。その結果、組み付け作業性の向上を図ることができて、レバー100を空中で雄コネクタハウジング10Hにワンタッチで組み付けることも可能になる。
また、本実施形態の場合、回動支点凸部16、17が横に並んで2つあるが、レバー側板102の操作部103に近い側(基端側)の回動支点凸部16にガイド斜面108が当たるようになっているので、ガイド斜面108の働きで回動支点凸部16にレバー側板102を乗り上げさせることによって、レバー100の操作部103から遠い側に位置する回動支点凸部17に対して、レバー側板102をより大きく開かせることができる。従って、操作部103から遠い側にある回動支点凸部17に関しては、ガイド斜面がなくても容易に回動孔107を嵌めることができ、ガイド斜面108を最小数だけ設ければ済むことになる。
以上のように、レバー100を雄コネクタハウジング10Hに組み付けると、図8、図9に示すような状態になる。そこで今度は、矢印C方向にレバー100を移動させる。即ち、回動支点凸部16、17と回動孔106、107の嵌合部分を支点にして、レバー100の操作部103側を引き上げる。そうすると、図10、図11に示すように、仮係止アーム110が仮係止凸部18の傾斜面18aに乗り上げて乗り越し、図12、図13に示すように、撓みから定位置に復帰することで、仮係止アーム110が、仮係止凸部18の係止壁18bに係合することになる。
この状態が図1、図2にも示した仮係止状態であり、レバー100は、この仮係止位置にあるとき、図12中の矢印D方向にもE方向にも動かないように仮ロックされる。つまり、D方向には、仮係止アーム110が仮係止凸部18に係合することでロックされ、E方向には、他の干渉部位がストッパとして機能することによりロックされる。レバー100は、雌コネクタ200に嵌合する前、雄コネクタに対しこの状態で保持されている。
このようして実現したレバー100の仮係止状態においては、レバー100側の突起115とコネクタハウジング10H側の受部15A、15Bが係合する。従って、レバー側板102の開きを防止することができ、レバー100を脱落しないように確実に保持しておくことができる。そのため、レバー式コネクタの信頼性の向上が図れる。
また、レバー100を雄コネクタハウジング10Hに対して装着した時の位置(図8、図9に示す位置)から仮係止位置(図12、図13に示す位置)まで回動させる間、突起115、116と受部15A、15Bのいずれかのもの同士が常時係合するようになっているので、回動操作途中でレバー100が脱落するのを防ぐことができ、組み付け作業性の向上が図れる。
また、雄コネクタハウジング10Hの表側と裏側の外側面11A、11Bの両方に受部15A、15Bを設けているので、両方のレバー側板102の開きをバランスよく抑えることができ、レバー100の外れを確実に防止することができる。
次に、雌コネクタ200と嵌合させる場合の動作について述べる。
その場合は、レバー100が仮係止位置に保持された雄コネクタ10を、まず、雌コネクタハウジング200Hの嵌合口201に挿入する。レバー100は、嵌合口201の内側に雄コネクタハウジング10Hと一緒に進入し、その際、リブ14がガイド溝202に案内されることにょり、雄コネクタ10は真っ直ぐな姿勢で雌コネクタ200に対峙し、カム凸部120がカム溝220の入口に誘導される。
この挿入始めの段階で、図14に示すように、仮係止解除部210に仮係止アーム110の先端の仮係止開度突起111が当たり、仮係止解除部210の斜面の作用により、仮係止アーム110が外側に撓ませられ、仮係止凸部18との係合位置から外れる。レバー100を雌コネクタ200に向けて押しながら雄コネクタ10を雌コネクタ200内に入れて行くと、仮係止アーム110と仮係止凸部18の仮係止状態が解除されるので、バー100を回動させつつ押し込むことができる状態になる。そして、レバー100を押し込むように回動させることにより、カム溝220とカム凸部120のカム作用により、両コネクタ10、200が完全に嵌合する。
以上のように、このレバー式コネクタの場合、コネクタ嵌合前のレバー200を仮係止位置に保持するようにしているので、雄雌コネクタ10、200の嵌合操作を、予めカム溝220とカム凸部120の位置が合った仮係止状態からのレバー100の操作でスムーズに行うことができる。
また、雄雌コネクタ10、200を嵌合した状態において、外側にレバー100が露出しないので、コンパクトな構造にすることができる。
なお、以上においては、レバー100を第1の方向から装着した場合だけについて説明したが、反対の方向からレバー100を雄コネクタハウジング10Hに装着することもできる。その場合も、雄コネクタハウジング10H側の受部15A、15Bを左右対称に配置しているので、雄コネクタハウジング10Hに対するレバー100の取り付け方向によらず、レバー100の脱落防止を果たすことができる。
本発明の実施形態のレバー式コネクタの嵌合前の状態を示す斜視図である。 図1とは反対側から見た側面図である。 レバーの下から見た斜視図である。 同レバーのガイド斜面を設けた部分の横断面図である。 レバーを雄コネクタハウジングに装着する際の最初の段階を示す側面図である。 図5の状態からレバーを少し回動させた状態を示す側面図である。 図6の状態のときの上から見た概略平面図である。 レバーを雄コネクタハウジングに装着して仮係止位置まで回動させる前の状態を示す側面図である。 図8の反対側から見た側面図である。 図8の状態からレバーを仮係止位置まで回動させる途中の段階を示す側面図である。 図10の状態を反対側から見た側面図である。 レバーを仮係止位置まで回動させた状態を示す側面図である。 図12の状態を反対側から見た側面図である。 レバーを仮係止位置にセットした雄コネクタを雌コネクタに嵌合させる初期の段階における、レバー側の仮係止アームと雌コネクタ側の仮係止解除部との関係を斜め上から見た斜視図である。
符号の説明
10 雄コネクタ
10H 雄コネクタハウジング
11A,11B 外側面
15A、15B 受部
16,17 回動支点凸部
100 レバー
102 レバー側板
103 操作部
106,107 回動孔
115,116 突起
119 逃げ溝
120 カム凸部(カム機構)
200 雌コネクタ
200H 雌コネクタハウジング
220 カム溝(カム機構)

Claims (4)

  1. 互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうちの一方のコネクタハウジングにレバーが回動可能に装着され、該レバーは、各一端側に回動支点部を有する一対のレバー側板と、該一対のレバー側板の他端同士を連結する操作部とを備える略U字状をなし、前記一対のレバー側板の一端側を外側に開くことで、前記一方のコネクタハウジングの外側面に設けた回動支点部に前記レバー側の回動支点部を回動可能に嵌合させるものであり、このレバーを回動操作することにより、該レバーと前記他方のコネクタハウジングとの間に設けたカム機構の作用によって前記両コネクタハウジングの嵌合と離脱を助勢するレバー式コネクタにおいて、
    前記レバー側板の一端側の外縁部に突起を設けると共に、該レバーを装着する前記一方のコネクタハウジングに、前記レバー側板の外縁部に設けた突起と係合することで、該レバー側板の外側への開きを防止する受部を設け、それら突起と受部を、少なくとも前記一方のコネクタハウジングに装着したレバーをコネクタ嵌合前の仮係止位置にセットしたときに、互いに係合し得る位置関係で設けたことを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 請求項1に記載のレバー式コネクタであって、
    前記レバーが、前記両回動支点部同士を嵌合させた後、その嵌合部分を支点として前記レバーを回動させることによってコネクタ嵌合前の仮係止位置にセットされるものとして構成され、
    前記突起と受部が、前記両回動支点部同士を嵌合させてから前記仮係止位置まで回動させる間、常時、いずれかのもの同士が互いに係合し得る位置関係で設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  3. 請求項1に記載のレバー式コネクタであって、
    前記一方のコネクタハウジングに対する前記レバーの取り付け向きを第1の方向と、それと反対の第2の方向の2通りに選択できるように、前記一方のコネクタハウジングが略左右対称に構成され、それに対応して、前記受部が、前記一方のコネクタハウジングの左右方向の中心位置に対して左右対称に設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレバー式コネクタであって、
    前記一方のコネクタハウジングの表側と裏側の外側面に前記受部が設けられると共に、前記一対のレバー側板のそれぞれに前記突起が設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。
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