JP2009151051A - 一芯双方向光通信モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】単一の波長での光通信が可能な一芯双方向光通信モジュールを提供する。
【解決手段】回路基板7に対して垂直方向に進行する発光素子8から出射された送信光17は、送信側レンズ14を透過して送信側光学部22において光路が変更される。そして、光路が変更された送信光17は、このまま光ファイバ2の端面に入射する。一方、光ファイバ2の端面から出射され光ファイバ2の光軸方向に進行する受信光18は、受信側光学部23において光路が変更され受信側レンズ15に入射する。そして、この受信側レンズ15を透過した後には、受光素子9で受光される。送信光17は、送信側光学部22において曲げられて光路が変わるが、この曲げ方向は受信側光学部23と異なる。一芯双方向光通信モジュール1は、送信光17と受信光18とが別々の経路を通る構造となる。
【選択図】図10

Description

本発明は、一本の光ファイバを介して光の送受信を行う双方向光通信に用いられる一芯双方向光通信モジュールに関する。
下記特許文献1、2に開示される従来の一芯双方向光通信モジュールは、第1の波長帯の送信光を出射する発光素子部品と、光ファイバから伝播してきた第2の波長帯の受信光が入射する受光素子部品と、上記送信光を透過し且つ上記受信光を反射する光路変更素子部品(光フィルタ)と、発光素子部品を光ファイバの光軸上に配置するとともに受光素子部品を発光素子部品の直交方向に配置する筐体とを備えて構成されている。
特開2007−17903号公報 特開2005−3810号公報
ところで、上記従来の一芯双方向光通信モジュールにあっては、次のような幾つかの問題点を有している。一つ目として、接続する相手側のモジュールの光源は、自モジュールの光源と異なる波長のものを選ぶ必要があることから、接続相手が制限されてしまうという問題点を有している。
また、二つ目としては、送信光と受信光とを分離するために、波長毎に透過率と反射率とが異なる高価な光フィルタ(光路変更素子部品)を備えることが必須となってしまうという問題点を有している。
さらに、三つ目としては、発光素子部品と受光素子部品とを直交配置とするため、回路部分を含めたモジュールのサイズが大きくなってしまうという問題点を有している(発光素子部品と受光素子部品とを同一の回路基板に面実装することができず、結果、回路部分を含めたモジュールのサイズが大きくなってしまう)。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、単一の波長での光通信が可能となり、また、光路部分の小型化を図ることも可能な一芯双方向光通信モジュールを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の一芯双方向光通信モジュールは、受光素子及び発光素子を有する光トランシーバ回路部品と、該光トランシーバ回路部品及び光ファイバの間に介在して光路を変更する光路変更部品とを備え、前記トランシーバ回路部品は、前記受光素子及び前記発光素子を実装する回路基板と、前記受光素子及び前記発光素子の垂直方向に配置される受信側レンズ及び送信側レンズとを更に有し、前記受光素子及び前記発光素子は、受信光及び送信光が前記回路基板に対して垂直方向に入出射するように実装されるとともに、並んで前記回路基板に実装され、前記光路変更部品は、前記発光素子から出射され前記送信側レンズを透過した前記送信光の光路を前記光ファイバの端面に向けて変更する送信側光学部と、前記光ファイバの端面から出射された前記受信光の光路を前記受信側レンズに向けて変更する受信側光学部とを有し、前記送信側光学部は、前記送信光の光路を前記垂直方向に対する曲げ及び水平方向に対する曲げの二方向同時の曲げを生じさせて変更する送信側プリズムを有し、前記受信側光学部は、前記光ファイバの光軸上に配置されて前記光ファイバの端面に対向する光学部側レンズと、該光学部側レンズを透過した前記受信光の光路を前記垂直方向に対する曲げの一方向のみの曲げを生じさせて変更する受光側プリズムとを有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、回路基板に対して垂直方向に進行する発光素子から出射された送信光は、送信側レンズを透過して送信側光学部において光路が変更される。そして、光路が変更された送信光は、このまま光ファイバの端面に入射する。一方、光ファイバの端面から出射され光ファイバの光軸方向に進行する受信光は、受信側光学部において光路が変更され受信側レンズに入射する。そして、この受信側レンズを透過した後には、受光素子で受光される。送信光は、送信側光学部において曲げられて光路が変わるが、この曲げ方向は受信側光学部と異なる。つまり、本発明では、送信光と受信光とが別々の経路を通る構造が採用される。このような構造によれば、光ファイバの端面で発生する反射光(迷光)が受光素子へ入らないような構造にもなる。
また、本発明によれば、受光素子及び発光素子が回路基板に並んで実装されることから、近接度合いに応じて小型化を図ることが可能になる。
請求項2記載の本発明の一芯双方向光通信モジュールは、請求項1に記載の一芯双方向光通信モジュールにおいて、前記垂直方向に対する曲げを略90°とすることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、プリズム面のプリズム角度を略45°にすると、光路の略90°曲げが図られる。光路があたかも折り畳まれたような状態になることから、受光素子及び発光素子と光ファイバとの高さ位置が低くなり、結果、光路変更部品の小型化を図ることが可能になる。
請求項3記載の本発明の一芯双方向光通信モジュールは、請求項1又は請求項2に記載の一芯双方向光通信モジュールにおいて、前記光路変更部品は、前記光ファイバの端末に設けられるフェルールを挿入するためのスリーブと、該スリーブにおける前記フェルールの位置決めをするためのフェルール位置決め部とを更に有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、スリーブにフェルールが差し込まれて位置決めがなされると、光ファイバの端面の位置が送信側光学部及び受信側光学部に対してそれぞれ良好な位置となる。
請求項4記載の本発明の一芯双方向光通信モジュールは、請求項1ないし請求項3いずれか記載の一芯双方向光通信モジュールにおいて、前記光路変更部品は、前記トランシーバ回路部品を覆うカバー部を更に有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、光トランシーバ回路部品の一部又は全部が光路変更部品のカバー部によって保護される。
請求項1に記載された本発明によれば、送信光と受信光とが別々の経路を通り、且つ光ファイバの端面で発生する反射光(迷光)が受光素子へ入らない構造となる。これにより、クロストーク光の対策のために異なる波長の発光素子や光フィルタを必要としない一芯双方向光通信モジュールとなることから、単一の波長での光通信をすることができるという効果を奏する。
また、請求項1に記載された本発明によれば、受光素子及び発光素子が回路基板に並んで実装される構造となる。これにより、受光素子及び発光素子の近接度合いに応じて小型化を図ることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、受光素子及び発光素子と光ファイバとの高さ寸法が低くなる構造となる。これにより、光路変更部品の小型化を図ることができるという効果を奏する。また、請求項1の効果と合わせると、モジュールとして一層小型化を図ることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、光ファイバの端面の位置が良好な位置となる。これにより、光結合損失に配慮することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、光トランシーバ回路部品の一部又は全部が光路変更部品に保護される構造となる。これにより、信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一芯双方向光通信モジュールの一実施の形態を示す図であり、(a)はスリーブを手前側にした一芯双方向光通信モジュールを示す斜視図、(b)は受信側光学部を手前側にした一芯双方向光通信モジュールを示す斜視図である。また、図2は一芯双方向光通信モジュールの分解斜視図である。
また、図3及び図4は光トランシーバ回路部品に関する図である。また、図5及び図6は光路変更部品の送信光に係る部分を示す図である。また、図7はプリズム角度と光クロストークの関係を示すグラフである。また、図8及び図9は光路変更部品の受信光に係る部分を示す図である。
図1及び図2において、引用符号1は本発明の一芯双方向光通信モジュールを示している。一芯双方向光通信モジュール1は、一本の光ファイバ2(図5参照)を介して光の送受信を行う双方向光通信に用いられるようになっている。一芯双方向光通信モジュール1は、光トランシーバ回路部品3と、この光トランシーバ回路部品3及び光ファイバ2の間に介在する光路変更部品4とを備えて構成されている。以下、上記各構成部材について説明する。
図3において、光トランシーバ回路部品3は、送受信回路部5と、回路部カバー6とを備えて構成されている。送受信回路部5は、回路基板7を備えており、この回路基板7の表面には、発光素子8と受光素子9とが隣り合わせに並んで面実装されている。発光素子8と受光素子9は、近接した状態で回路基板7の表面に実装されている。発光素子8及び受光素子9は、この入出射が回路基板7の表面に対して垂直方向となるように実装されている。回路基板7の表面には、発光素子8及び受光素子9の他に、送信側IC10、受信側IC11、複数の電子部品12等も実装されている。尚、回路基板7は、例えば発光素子8用のものと、受光素子9用のものとで二枚構成にしても良いものとする(発光素子8と受光素子9が近接した状態になれば回路基板7は特に限定されないものとする)。
発光素子8は、本形態において、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)[発光波長850nm]を用いている。VCSEL以外としては、LDやLEDを用いても良いものとする。受光素子9は、本形態において、Si−PINフォトダイオードを用いている。Si−PINフォトダイオード以外としては、発光素子8に合わせた波長感度の受光素子(例えばGaAs系フォトダイオード)を用いても良いものとする。
図3及び図4において、回路部カバー6は、光透過性を有する透明な合成樹脂製の部品(一例であるものとする。ガラス製の部品であっても良いものとする)であって、カバー本体13と、このカバー本体13に一体化する送信側レンズ14及び受信側レンズ15とを有している。カバー本体13は、浅底の蓋形状に形成されている。カバー本体13には、マーカー用溝16が形成されている。このマーカー用溝16は、カバー本体13を回路基板7に固定する際に位置合わせとして用いられるようになっている。位置合わせに関して具体的な一例を説明すると、透明な溝越しに回路基板7を観察し、回路基板7上に設けられた位置合わせ用のマークと位置合わせをすることが挙げられる。この例の場合、簡単な位置合わせ作業で済むという利点を有している(位置合わせによって発光素子8と送信側レンズ14、受光素子9と受信側レンズ15のそれぞれの光軸があった状態になる)。カバー本体13と回路基板7との固定に関しては、予めカバー本体13の底面(枠部分の底面)に塗布しておいた紫外線硬化接着剤を硬化させることによって接着固定をするようになっている(この固定方法は一例であるものとする)。カバー本体13は、この表裏面が回路基板7の表面と略平行となるように形成されている。
送信側レンズ14及び受信側レンズ15は、共に略半球形状であってカバー本体13の表面に対し垂直方向に突出するように形成されている。送信側レンズ14及び受信側レンズ15は、発光素子8及び受光素子9の直上に位置するように配置形成されている(垂直方向に配置されている)。送信側レンズ14は、発光素子8から出射された送信光17を集光するように形成されている。また、受信側レンズ15は、受信光18を受光素子9へ集光するように形成されている。送信側レンズ14及び受信側レンズ15は、発光素子8から出射された送信光17が受光素子9へ入り込んでしまわないように形成されている。
図1及び図2において、光路変更部品4は、上記回路カバー6と同様に、光透過性を有する透明な合成樹脂製の部品(一例であるものとする。ガラス製の部品であっても良いものとする)であって、壁部19と、スリーブ20と、カバー部21と、送信側光学部22と、受信側光学部23とを有している。
壁部19は、光路変更部品4を正面側から見た場合(スリーブ20がある方から見た場合)、略矩形状の壁となるように形成されている。また、壁部19は、垂直方向にのびるように形成されている。
スリーブ20は、壁部19の一方の面に対して直交するように突出形成されている。スリーブ20は、筒状の形状に形成されている。また、スリーブ20は、この中心軸が水平方向に平行となるように形成されている。このようなスリーブ20には、光ファイバ2(図5参照)の端末に設けられるフェルール24(図5参照)が差し込まれるようになっている。尚、フェルール24は、スリーブ20に差し込まれると、この奥に形成されるフェルール位置決め部25(図5参照)に当接して位置決めがなされるようになっている。フェルール位置決め部25は、フェルール24の最適な挿入を図り、光ファイバ2の端面が所定の位置となるように形成されている。
ここで光ファイバ2について説明すると、本形態においては、PCS(Polymer Clad Silica)[コア径:φ200μm、クラッド径:φ230μm]を用いている。PCS以外としては、POFなどのマルチモード光ファイバを用いても良いものとする。
カバー部21は、壁部19の他方の面に対して直交するように形成されている。また、カバー部21は、光路変更部品4を平面側から見た場合、略矩形状となるように形成されている。カバー部21は、この表面位置がスリーブ20の上記中心軸よりも下側となるように配置形成されている。カバー部21の裏面側は、開口部を有するように形成されている。この開口部は、垂直方向に二段となる凹部26、27として形成されている。凹部26は、光トランシーバ回路部品3の回路部カバー6におけるカバー本体13の形状に合わせて形成されている。また、凹部27は、カバー本体13に突出する送信側レンズ14及び受信側レンズ15を収容することができるように形成されている。
カバー部21は、光トランシーバ回路部品3を覆ってこれを保護することができるように、また、カバー本体13に固定されて光路変更部品4と光トランシーバ回路部品3との一体化を図ることができるように形成されている。
図1及び図2において、送信側光学部22及び受信側光学部23は、壁部19の他方の面とカバー部21の表面とが直交する位置に配置形成されている。また、送信側光学部22及び受信側光学部23は、図示の如く連続するように形成されている。先ず、送信側光学部22について説明し、次いで受信側光学部23について説明する。
図5及び図6において、送信側光学部22は、発光素子8から出射され送信側レンズ14を透過した送信光17の光路を光ファイバ2の端面に向けて変更するための部分として形成されている。送信側光学部22は、送信光17の光路を垂直方向に対する90°曲げ(図5(b)参照)及び水平方向に対するθ曲げ(図6(b)参照)の二方向同時の曲げを生じさせて変更するプリズム形状に形成されている。送信側光学部22は、送信側プリズム28として形成されている。
図5(b)において、送信側プリズム28は、光路を垂直方向に対する90°曲げするために、プリズム面(斜面)29のプリズム角度(傾斜角度)が45°となるように形成されている(角度は一例であるものとする。プリズム角度45°は、図11に示す如く、光ファイバ配置が他の角度の場合よりも低くなることから、モジュールの小型化を図る際に好適な角度になる。尚、プリズム角度がα°の場合には、光ファイバに対する角度β°の制約がある)。また、送信側プリズム28は、図6(b)に示す如く、水平方向に対するθ曲げをするために、プリズム面(斜面)29を水平方向にθの角度を持たせて形成されている。
発光素子8から出射され送信側レンズ14を透過した送信光17は、図5(b)及び図6(b)に示す如く、送信側プリズム28(送信側光学部22)によって、光路が垂直方向に90°曲げられると同時に、水平方向にもθ曲げられ、光ファイバ2の端面に入射する(光ファイバ2に光結合する)。尚、光ファイバ2の端面で発生する反射光(迷光)30は、後述する受信側光学部23の要部(光学部側レンズ31)に入らないようになっている。上記θに関しては、使用する光ファイバ2のコアサイズとNAによって最適値が異なるものとする。上記θは、本形態において、図7のプリズム角度と光クロストークの関係を示すグラフに基づいて設定されている(グラフ中の矢印参照)。
図8及び図9において、受信側光学部23は、光ファイバ2の端面から出射された受信光18の光路を光トランシーバ回路部品3の受信側レンズ15に向けて変更するための部分として形成されている。受信側光学部23は、光ファイバ2の光軸上に配置されて光ファイバ2の端面に対向する光学部側レンズ31と、この光学部側レンズ31を透過した受信光18の光路を垂直方向に対する90°曲げ(図8(b)参照)の一方向のみの曲げを生じさせて変更する受光側プリズム32とを有して構成されている。
光学部側レンズ31は、光ファイバ2の端面から出射された受信光18を平行光化する部分として形成されている。光学部側レンズ31は、略半球形状(略丘形状)であって、光ファイバ2の端面に向けて突出するように形成されている。
受光側プリズム32は、光路を垂直方向に対する90°曲げするために、プリズム面(斜面)33のプリズム角度(傾斜角度)が45°となるように形成されている(角度は上記送信側プリズム28と同様に一例であるものとする)。
次に、光路変更に係る説明とともに、本発明の一芯双方向光通信モジュール1の特徴について説明する。図10は、光路変更に係る説明図である。
図10(a)及び(b)において、本発明の一芯双方向光通信モジュール1によれば、回路基板7に対して垂直方向に進行する発光素子8から出射された送信光17は、送信側レンズ14を透過して送信側光学部22において光路が変更される。そして、光路が変更された送信光17は、このまま光ファイバ2の端面に入射する。
一方、光ファイバ2の端面から出射され光ファイバ2の光軸方向に進行する受信光18は、図10(c)及び(d)に示す如く、受信側光学部23において光路が変更され受信側レンズ15に入射する。そして、この受信側レンズ15を透過した後には、受光素子9で受光される。
本発明によれば、送信光17は、送信側光学部22において曲げられて光路が変わるが、この曲げ方向は受信側光学部23と異なる。つまり、本発明では、送信光17と受信光18とが別々の経路を通る構造が採用される。このような構造によれば、上記の如く、光ファイバ2の端面で発生する反射光(迷光)30が受光素子9へ入らないような構造になる。
従って、本発明の一芯双方向光通信モジュール1は、クロストーク光の対策のために異なる波長の発光素子や光フィルタを必要としないモジュールとなることから、従来とは異なり、単一の波長での光通信をすることができるという効果を奏する。
この他、本発明の一芯双方向光通信モジュール1によれば、発光素子8及び受光素子9が回路基板に並んで実装される構造となることから、発光素子8及び受光素子9の近接度合いに応じて小型化を図ることができるという効果を奏する。また、本発明の一芯双方向光通信モジュール1によれば、光路の略90°曲げを図ることで光路があたかも折り畳まれたような状態になることから、発光素子8及び受光素子9と光ファイバ2との高さ位置が低くなり(図11参照)、結果、光路変更部品4の小型化を図ることができるという効果を奏する。従って、上記二つの小型化に関する効果から、モジュールとして一層小型化を図ることができると言える。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
例えば、プリズム面29、33にミラーを形成して反射率を向上させ、モジュール内で光結合損失を低減させるようにしても良いものとする。尚、ミラーの形成に関しては、「無電解めっき」や「誘電体多層膜の蒸着」が挙げられる。
本発明の一芯双方向光通信モジュールの一実施の形態を示す図であり、(a)はスリーブを手前側にした一芯双方向光通信モジュールを示す斜視図、(b)は受信側光学部を手前側にした一芯双方向光通信モジュールを示す斜視図である。 一芯双方向光通信モジュールの分解斜視図である。 光トランシーバ回路部品の分解斜視図である。 光トランシーバ回路部品の断面図である。 光路変更部品の送信光に係る部分を示す図であり、(a)は光路変更部品の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 光路変更部品の送信光に係る部分を示す図であり、(a)は光路変更部品の側面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(b)の要部拡大図である。 プリズム角度と光クロストークの関係を示すグラフである。 光路変更部品の受信光に係る部分を示す図であり、(a)は光路変更部品の平面図、(b)は(a)のC−C線断面図、(c)は(b)の要部拡大図である。 光路変更部品の受信光に係る部分を示す図であり、(a)は光路変更部品の側面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。 光路変更に係る説明図であり、(a)は送信光が垂直方向に90°曲げられる状態を示す断面図、(b)は送信光が水平方向にθ曲げられる状態を示す断面図、(c)は受信光が垂直方向に90°曲げられる状態を示す断面図、(d)は受信光が光学部側レンズに入射する状態を示す断面図である。 プリズム角度に関する説明図である。
符号の説明
1 一芯双方向光通信モジュール
2 光ファイバ
3 光トランシーバ回路部品
4 光路変更部品
5 送受信回路部
6 回路部カバー
7 回路基板
8 発光素子
9 受光素子
10 送信側IC
11 受信側IC
12 電子部品
13 カバー本体
14 送信側レンズ
15 受信側レンズ
16 マーカー用溝
17 送信光
18 受信光
19 壁部
20 スリーブ
21 カバー部
22 送信側光学部
23 受信側光学部
24 フェルール
25 フェルール位置決め部
26、27 凹部
28 送信側プリズム
29 プリズム面
30 反射光
31 光学部側レンズ
32 受光側プリズム
33 プリズム面

Claims (4)

  1. 受光素子及び発光素子を有する光トランシーバ回路部品と、該光トランシーバ回路部品及び光ファイバの間に介在して光路を変更する光路変更部品とを備え、
    前記トランシーバ回路部品は、前記受光素子及び前記発光素子を実装する回路基板と、前記受光素子及び前記発光素子の垂直方向に配置される受信側レンズ及び送信側レンズとを更に有し、
    前記受光素子及び前記発光素子は、受信光及び送信光が前記回路基板に対して垂直方向に入出射するように実装されるとともに、並んで前記回路基板に実装され、
    前記光路変更部品は、前記発光素子から出射され前記送信側レンズを透過した前記送信光の光路を前記光ファイバの端面に向けて変更する送信側光学部と、前記光ファイバの端面から出射された前記受信光の光路を前記受信側レンズに向けて変更する受信側光学部とを有し、
    前記送信側光学部は、前記送信光の光路を前記垂直方向に対する曲げ及び水平方向に対する曲げの二方向同時の曲げを生じさせて変更する送信側プリズムを有し、
    前記受信側光学部は、前記光ファイバの光軸上に配置されて前記光ファイバの端面に対向する光学部側レンズと、該光学部側レンズを透過した前記受信光の光路を前記垂直方向に対する曲げの一方向のみの曲げを生じさせて変更する受光側プリズムとを有する
    ことを特徴とする一芯双方向光通信モジュール。
  2. 請求項1に記載の一芯双方向光通信モジュールにおいて、
    前記垂直方向に対する曲げを略90°とする
    ことを特徴とする一芯双方向光通信モジュール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の一芯双方向光通信モジュールにおいて、
    前記光路変更部品は、前記光ファイバの端末に設けられるフェルールを挿入するためのスリーブと、該スリーブにおける前記フェルールの位置決めをするためのフェルール位置決め部とを更に有する
    ことを特徴とする一芯双方向光通信モジュール。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれか記載の一芯双方向光通信モジュールにおいて、
    前記光路変更部品は、前記トランシーバ回路部品を覆うカバー部を更に有する
    ことを特徴とする一芯双方向光通信モジュール。
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