JP2009150234A - 電動圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸入ポートからハウジング内への冷媒吸入を良好としつつ、ハウジングの径方向に沿った長さを短縮すること。
【解決手段】吸入ポート17は、インバータ側のコイル端部261と対向する位置に形成されている。また、中間ハウジング12の内周面122には、吸入ポート17に連通するように中間ハウジング12に向けて開口する逃し溝31が形成されるとともに、逃し溝31は、回転軸23の軸方向に沿って、インバータ側のコイル端部261の先端をインバータ側へ超えた位置まで広がるように形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】吸入ポート17は、インバータ側のコイル端部261と対向する位置に形成されている。また、中間ハウジング12の内周面122には、吸入ポート17に連通するように中間ハウジング12に向けて開口する逃し溝31が形成されるとともに、逃し溝31は、回転軸23の軸方向に沿って、インバータ側のコイル端部261の先端をインバータ側へ超えた位置まで広がるように形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電動モータ、圧縮部及びインバータが、回転軸の軸方向に沿って並ぶようにハウジング内に収容された電動圧縮機に関する。
このような電動圧縮機としては、例えば特許文献1に開示のものが挙げられる。特許文献1の電動圧縮機のハウジングは、吐出ハウジング、中間ハウジング及び吸入ハウジングから構成されている。そして、ハウジング内には、冷媒を圧縮するためのスクロール型の圧縮部と、圧縮部を駆動するためのモータ部と、モータ部を駆動させるためのインバータとが収容されている。モータ部(特にはモータ)は、コイルを備えたステータと、回転軸の周囲に固定されたロータとで構成されている。また、特許文献1の電動圧縮機では、吸入ハウジングの側面に、冷媒を吸入するための吸入ポートが形成されている。吸入ポートは、コイルにおける吸入ハウジング側のコイル端部よりインバータ側に位置するように設けられている。ところで、特許文献1のように、圧縮部と、モータ部と、インバータとが、この順序で、回転軸の軸方向に沿って配置された電動圧縮機においては、その軸方向の長さを短くすることが望まれている。
特許文献2の電動圧縮機では、吸入ポートは、コイル端部と対向する位置に設けられている。このため、吸入ポートがコイル端部よりインバータ側に位置する特許文献1に比して、軸方向への長さが短くなっている。
特開2000−291557号公報
特開平4−80554号公報
しかしながら、特許文献2の電動圧縮機においては、コイル端部と吸入ポートとを対向させている。このため、特許文献2では、吸入ポートからハウジング内への冷媒吸入を良好なものにするため、コイル端部を吸入ポートから離した位置に設ける必要が生じ、その結果、ハウジングの径方向の長さが増大する。
本発明の目的は、吸入ポートからハウジング内への冷媒吸入を良好としつつ、ハウジングの径方向に沿った長さを短縮することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハウジング内の電動モータの駆動によって回転軸が回転することにより前記ハウジング内の圧縮部が駆動されるとともに、前記ハウジングに形成された吸入ポートから前記圧縮部に吸入された冷媒が圧縮され、前記電動モータ、前記圧縮部、及び前記電動モータを駆動するためのインバータが、この順序で、前記回転軸の軸方向に沿って並ぶように前記ハウジング内に収容された電動圧縮機であって、前記電動モータにおけるコイルが前記ハウジングの内周面に隣接するように配設されるとともに、前記電動モータにおけるステータコアから突出した前記コイルの圧縮部側及びインバータ側のコイル端部のうち、前記インバータ側のコイル端部と対向する位置に前記吸入ポートが配置されており、前記ハウジングの内周面には、前記吸入ポートに連通する逃し部が前記ハウジング内に向けて開口するように形成され、該逃し部は前記インバータ側のコイル端部の先端を前記インバータ側へ超えた位置に広がるように形成されていることを要旨とする。
この発明によれば、吸入ポートへ流入した冷媒は、逃し部によって、インバータ側のコイル端部の先端をインバータ側へ越えた位置に向けて流れる。このため、吸入ポートへ流入した冷媒の全てが、インバータ側のコイル端部に衝突して逆流することがなく、一部の冷媒はコイル端部に衝突することなくハウジング内に流入される。したがって、回転軸の軸方向に沿ったハウジングの長さを短縮するために、吸入ポートをコイル端部と対向する位置に配置し、かつ、ハウジングの径方向に沿った長さを短縮するために、コイルをハウジングの内周面に隣接させたとしても、逃し部の存在により吸入ポートからハウジング内への冷媒吸入を良好なものとすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記逃し部は、前記ハウジングと前記インバータ側のコイル端部とが隣接している位置における、前記ハウジングの周方向の全周に亘って形成されていることを要旨とする。
この発明によれば、例えば、逃し部を吸入ポートと対向する位置の一部のみに形成する場合に比して、逃し部に流れた冷媒の流入先を広くし、コイル端部による影響を小さくすることができ、吸入ポートからハウジング内への冷媒吸入をより良好とすることができる。また、逃し部はハウジングの全周に亘って形成されている。このような逃し部は、ハウジング内に挿入した側フライスを回転させるだけで形成できる。
この発明によれば、吸入ポートからハウジング内への冷媒吸入を良好としつつ、ハウジングの径方向に沿った長さを短縮することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を電動圧縮機に具体化した第1実施形態を図1、図2にしたがって説明する。なお、図1は、本実施形態の電動圧縮機10の縦断面図を示すとともに、冷凍回路11を模式的に示す。図1において、右側を電動圧縮機10のフロント側(前側)とし、左側を電動圧縮機10のリヤ側(後側)とする。
以下、本発明を電動圧縮機に具体化した第1実施形態を図1、図2にしたがって説明する。なお、図1は、本実施形態の電動圧縮機10の縦断面図を示すとともに、冷凍回路11を模式的に示す。図1において、右側を電動圧縮機10のフロント側(前側)とし、左側を電動圧縮機10のリヤ側(後側)とする。
まず、車両空調装置の冷凍回路11について説明する。
図1に示すように、冷凍回路11は、冷媒を圧縮する電動圧縮機10と、電動圧縮機10から高温高圧の冷媒を液化冷却する凝縮器Cと、凝縮器Cからの冷媒を絞る膨張弁Vと、膨張弁Vからの冷媒を蒸発させる蒸発器Eとから構成されている。冷凍回路11には、蒸発器Eから蒸発された冷媒の温度を感知する温度センサSが設けられるとともに、膨張弁Vには、温度センサSからの情報を基に膨張弁Vの開度を調節するコントローラCNが接続されている。
図1に示すように、冷凍回路11は、冷媒を圧縮する電動圧縮機10と、電動圧縮機10から高温高圧の冷媒を液化冷却する凝縮器Cと、凝縮器Cからの冷媒を絞る膨張弁Vと、膨張弁Vからの冷媒を蒸発させる蒸発器Eとから構成されている。冷凍回路11には、蒸発器Eから蒸発された冷媒の温度を感知する温度センサSが設けられるとともに、膨張弁Vには、温度センサSからの情報を基に膨張弁Vの開度を調節するコントローラCNが接続されている。
次に、電動圧縮機10の構成について説明する。
電動圧縮機10のハウジングは、ハウジングの中間部分を構成する中間ハウジング12と、中間ハウジング12のリヤ側(図1では左側)に接合された吐出ハウジング13と、中間ハウジング12のフロント側(図1では右側)に接合されたインバータハウジング14とから構成されている。中間ハウジング12と吐出ハウジング13とは、5本のボルトB1(図1では2本のボルトB1のみ図示)によって共締めされているとともに、中間ハウジング12とインバータハウジング14とは、5本のボルトB2(図1では1本のボルトB2のみ図示)によって共締めされている。
電動圧縮機10のハウジングは、ハウジングの中間部分を構成する中間ハウジング12と、中間ハウジング12のリヤ側(図1では左側)に接合された吐出ハウジング13と、中間ハウジング12のフロント側(図1では右側)に接合されたインバータハウジング14とから構成されている。中間ハウジング12と吐出ハウジング13とは、5本のボルトB1(図1では2本のボルトB1のみ図示)によって共締めされているとともに、中間ハウジング12とインバータハウジング14とは、5本のボルトB2(図1では1本のボルトB2のみ図示)によって共締めされている。
中間ハウジング12と吐出ハウジング13との間には吐出室15が区画形成されている。吐出ハウジング13の端面には吐出ポート16が形成されているとともに、吐出室15には、吐出ポート16を介して凝縮器Cが接続されている。中間ハウジング12におけるインバータハウジング14側には、吸入ポート17が形成されるとともに、中間ハウジング12内は、吸入ポート17を介して蒸発器Eと接続されている。中間ハウジング12内には、冷媒を圧縮するための圧縮部18と、圧縮部18を駆動するための電動モータ19とが収容されている。
まず、圧縮部18について説明する。圧縮部18は、中間ハウジング12内に固定された固定スクロール20と、固定スクロール20に対向配置された可動スクロール21とで構成されている。固定スクロール20と可動スクロール21との間には容積変更可能な圧縮室22が区画形成されている。また、中間ハウジング12内には、回転軸23が収容されているとともに、回転軸23は中間ハウジング12によって回転可能に支持されている。
次に、電動モータ19について説明する。中間ハウジング12内には、電動モータ19を構成するロータ24(回転子)と、ステータ25(固定子)とが設けられている。中間ハウジング12内において、ロータ24は、回転軸23と一体的に回転するように回転軸23の外周に固定されている。ロータ24は、回転軸23に止着されたロータコア241と、ロータコア241の周面に設けられた複数の永久磁石242とからなる。ステータ25は、全体として略円環状をなし、中間ハウジング12の内周面122に固定されたステータコア251のティース(図示せず)にコイル26が巻回されて構成されている。コイル26は、中間ハウジング12の内周面122と径方向において隣接しているとともに、本実施形態においては、図2に示すように、中間ハウジング12の内周面122とコイル26との間の隙間H1は1mmである。コイル26において、ステータコア251から突出した部位をコイル26のコイル端部261とする。コイル端部261は、回転軸23の中心軸Lに沿った方向(以下、軸方向とする)において、ステータコア251のフロント側及びリヤ側から突出している。
インバータハウジング14内には、インバータ30が収容されるとともに、このインバータ30により電動モータ19に電力が供給されるようになっている。インバータ30は、平板状の基板301と、この基板301に実装された複数種類の電気部品302、303とからなっている。基板301はインバータハウジング14に固定されている。電気部品302としてはインバータ30をなす発熱部品であるスイッチング素子が挙げられる。電気部品302は、基板301における中間ハウジング12側の面に実装されるとともに、中間ハウジング12のフロント側の外部端面121に接触されている。また、電子部品303は、インバータ30を構成する周知の部品、例えば、電解コンデンサ、トランス、ドライバ、固定抵抗等であり、基板301における中間ハウジング12側の面とは反対側の面に実装されている。インバータ30と電動モータ19とは、図示しないハーネスによって電気的に接続されている。圧縮部18、電動モータ19及びインバータ30は、この順序で、回転軸23の軸方向に沿って並ぶようにハウジング内に収容されている。
図2に示すように、吸入ポート17は、回転軸23の軸方向において、インバータ側のコイル端部261と対向する位置に配置されている。中間ハウジング12の内周面122において、インバータ側のコイル端部261と対向する位置には逃し部としての逃し溝31が、中間ハウジング12内に向けて開口するように中間ハウジング12の周方向の全周に亘って延びるように凹設されている。逃し溝31は、吸入ポート17と連通するように形成されている。よって、中間ハウジング12の厚み内に吸入ポート17と逃し溝31が形成されている。なお、回転軸23の軸方向に沿った逃し溝31の開口幅W1は、回転軸23の軸方向に沿った吸入ポート17の開口幅W2より長くなっている。すなわち、逃し溝31の圧縮部側端面311は、吸入ポート17の圧縮部側端面171よりも圧縮部側に位置するとともに、逃し溝31のインバータ側端面312は、吸入ポート17のインバータ側端面172よりもインバータ側に位置する。また、回転軸23の軸方向に沿った逃し溝31の開口幅W1は、回転軸23の軸方向に沿った圧縮部側のコイル端部261の長さL1より長くなっている。すなわち、逃し溝31の圧縮部側端面311は、ステータコア251のインバータ側の端面より圧縮部側に位置し、逃し溝31のインバータ側端面312はインバータ側のコイル端部261の先端よりインバータ側に位置するとともに中間ハウジング12のインバータ側の内部端面123まで延びるように形成されている。よって、逃し溝31は回転軸23の軸方向に沿って、インバータ側のコイル端部261の先端を超えた位置にまで広がるように形成され、逃し溝31の一部はインバータ側のコイル端部261と対向しない位置にまで延びるように形成されている。また、本実施形態では、逃し溝31は、中間ハウジング12の内周面122から吸入ポート17に向かって1〜2mmの深さH2で彫ることで形成される。なお、逃し溝31の深さH2は、吸入ポート17から流入した冷媒が、逃し溝31の圧縮部側端面311及び逃し溝31のインバータ側端面312に向かって広がるために適した深さである。逃し溝31は、中間ハウジング12内に挿入した側フライスを回転させて形成される。コイル端部261と中間ハウジング12のインバータ側の内部端面123との間には、吸入空間32が区画形成されるとともに、本実施形態では、回転軸23の軸方向に沿った吸入空間32の長さL2は3mmとなっている。なお、吸入空間32の長さL2は、冷媒が吸入空間32へ流れるために適した距離である。吸入空間32に導入された低温低圧の冷媒によって、中間ハウジング12のインバータ側の外部端面121に接触している電気部品302が外部端面121を介して、冷却される。
そして、上記構成の電動圧縮機10では、インバータ30から電動モータ19に電力が供給されることにより、ロータ24とともに回転軸23を回転させる。すると、圧縮部18において、可動スクロール21と固定スクロール20との間の圧縮室22が容積減少する。そして、冷凍回路11の蒸発器Eから吸入ポート17を介してハウジング内に冷媒が吸入される。このとき、逃し溝31を通過する冷媒は、逃し溝31の圧縮部側端面311及び逃し溝31のインバータ側端面312に向かって広がる。そして、冷媒の一部は、コイル端部261に接触しながら吸入空間32に向けて流れ、その他の冷媒は、そのまま吸入空間32へ流入するようになっている。さらに、吸入空間32へ流入した冷媒は、中間ハウジング12内に設けられた吸入通路27(図1参照)を経由して圧縮室22へ吸入されるとともに、圧縮室22で圧縮される。図1に示すように、圧縮室22内で圧縮された冷媒は、固定スクロール20に形成された吐出通路28から固定スクロール20の端面に設けられた吐出弁29を押し退けて吐出室15へ吐出される。吐出室15内の冷媒は、冷凍回路11へ流出して中間ハウジング12内へ還流する。
第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)吸入ポート17は、インバータ側のコイル端部261と対向する位置に形成されている。また、中間ハウジング12の内周面122には、吸入ポート17に連通するように中間ハウジング12に向けて開口する逃し溝31が形成されるとともに、逃し溝31は、回転軸23の軸方向に沿って、インバータ側のコイル端部261の先端をインバータ側へ超えた位置まで広がるように形成されている。このため、吸入ポート17へ流入した冷媒は、逃し溝31によって、インバータ側のコイル端部261の先端をインバータ側へ越えた位置に向けて流れる。したがって、吸入ポート17へ流入した冷媒の全てが、インバータ側のコイル端部261に衝突することがなく、一部の冷媒はコイル端部261に衝突することなくハウジング内に流入される。よって、回転軸23の軸方向に沿ったハウジングの長さを短縮するために、吸入ポート17をコイル端部261と対向する位置に配置し、かつ、ハウジングの径方向に沿った長さを短縮するために、コイル26を中間ハウジング12の内周面122に隣接させても、逃し溝31により吸入ポート17からハウジング内への冷媒吸入を良好とすることができる。
(1)吸入ポート17は、インバータ側のコイル端部261と対向する位置に形成されている。また、中間ハウジング12の内周面122には、吸入ポート17に連通するように中間ハウジング12に向けて開口する逃し溝31が形成されるとともに、逃し溝31は、回転軸23の軸方向に沿って、インバータ側のコイル端部261の先端をインバータ側へ超えた位置まで広がるように形成されている。このため、吸入ポート17へ流入した冷媒は、逃し溝31によって、インバータ側のコイル端部261の先端をインバータ側へ越えた位置に向けて流れる。したがって、吸入ポート17へ流入した冷媒の全てが、インバータ側のコイル端部261に衝突することがなく、一部の冷媒はコイル端部261に衝突することなくハウジング内に流入される。よって、回転軸23の軸方向に沿ったハウジングの長さを短縮するために、吸入ポート17をコイル端部261と対向する位置に配置し、かつ、ハウジングの径方向に沿った長さを短縮するために、コイル26を中間ハウジング12の内周面122に隣接させても、逃し溝31により吸入ポート17からハウジング内への冷媒吸入を良好とすることができる。
(2)逃し溝31は、中間ハウジング12の周方向の全周に亘って形成されている。よって、例えば、逃し溝31を吸入ポート17と対向する位置の一部のみに形成する場合に比して、逃し溝31に流れた冷媒の流入先を広くし、コイル端部261による影響を小さくすることができ、吸入ポート17からハウジング内への冷媒吸入をより良好とすることができる。また、このような逃し溝31は、中間ハウジング12内に挿入した側フライスを回転させるだけで形成できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図3を用いて説明する。なお、図3において、第1実施形態の図1、図2に付した符号と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示し、その重複する説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について、図3を用いて説明する。なお、図3において、第1実施形態の図1、図2に付した符号と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示し、その重複する説明を省略する。
図3に示すように、逃し溝50の圧縮部側端面501は、吸入ポート17の圧縮部側端面171と同一端面上に位置するように形成されるとともに、逃し溝50のインバータ側端面502は、吸入ポート17のインバータ側端面172よりもインバータ側に位置している。また、回転軸23の軸方向に沿った逃し溝50の開口幅W3は、回転軸23の軸方向に沿ったインバータ側のコイル端部261の長さL1より長くなっている。逃し溝50の圧縮部側端面501は、ステータコア251のインバータ側の端面よりインバータ側に位置し、逃し溝50のインバータ側端面502はインバータ側のコイル端部261の先端よりインバータ側に位置するとともに中間ハウジング12のインバータ側の内部端面123まで延びるように形成されている。よって、逃し溝50は回転軸23の軸方向に沿って、インバータ側のコイル端部261の先端を超えた位置にまで広がるように形成され、逃し溝50の一部はインバータ側のコイル端部261と対向しない位置に形成されている。
第2実施形態では、第1実施形態の(1),(2)に対応する効果を得ることができる。
なお、各実施形態は以下のように変更してもよい。
なお、各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 各実施形態において、逃し部として、中間ハウジング12とコイル26とが隣接している位置における中間ハウジング12の内周面122の一部分に孔状に形成してもよい。
○ 各実施形態において、圧縮部18は、固定スクロール20と可動スクロール21とで構成されるタイプに限定されるものではなく、例えば、ピストンタイプやベーンタイプなどに変更してもよい。
10…電動圧縮機、12…ハウジングを形成する中間ハウジング、122…ハウジングの内周面、13…ハウジングを形成する吐出ハウジング、14…ハウジングを形成するインバータハウジング、17…吸入ポート、18…圧縮部、19…電動モータ、23…回転軸、251…ステータコア、26…コイル、261…コイル端部、30…インバータ、31,50…逃し部としての逃し溝。
Claims (2)
- ハウジング内の電動モータの駆動によって回転軸が回転することにより前記ハウジング内の圧縮部が駆動されるとともに、前記ハウジングに形成された吸入ポートから前記圧縮部に吸入された冷媒が圧縮され、前記電動モータ、前記圧縮部、及び前記電動モータを駆動するためのインバータが、この順序で、前記回転軸の軸方向に沿って並ぶように前記ハウジング内に収容された電動圧縮機であって、
前記電動モータにおけるコイルが前記ハウジングの内周面に隣接するように配設されるとともに、前記電動モータにおけるステータコアから突出した前記コイルの圧縮部側及びインバータ側のコイル端部のうち、前記インバータ側のコイル端部と対向する位置に前記吸入ポートが配置されており、
前記ハウジングの内周面には、前記吸入ポートに連通する逃し部が前記ハウジング内に向けて開口するように形成され、該逃し部は前記インバータ側のコイル端部の先端を前記インバータ側へ超えた位置に広がるように形成されていることを特徴とする電動圧縮機。 - 前記逃し部は、前記ハウジングと前記インバータ側のコイル端部とが隣接している位置における、前記ハウジングの周方向の全周に亘って形成されている請求項1に記載の電動圧縮機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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