JP2009149086A - タイヤ組立コアの組立および分解ステーションおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コアは、コア本体を形成するために組み立てられ中心軸から半径方向に延びる複数のコアセグメントと、コア本体の両側に接続された第1および第2のロックスピンドル部分とを有する。ステーション装置は、基部と、下側コアロック機構に固定するために動作可能であり基部に取り付けられたステーションロック機構と、第1のスピンドル部分に固定するために、かつ、コアを、ステーションロック機構に固定係合するようにコア垂直軸方向に降下させる搬送装置と、コアセグメントを、半径方向外側位置と半径方向内側のセグメント取り外し位置との間を移動させるコアセグメント操作機構と、コアセグメントの半径方向内側への移動の間に、硬化したタイヤを支持するタイヤ取り外し機構とを有する。
【選択図】図22
Description
2.下側コア組立ステーション16と上側コアマニピュレータ12とからなる、タイヤ組立コアの組立および分解ステーション34(上側コアマニピュレータ12がタイヤ反転ステーション14まで移動しているので、図1と2には下側コアマニピュレータ16だけが示されている)
3.金型組立ステーション18
4.硬化ラインのレール搬送組立体30の他の部分に取り付けられた金型搬送組立体またはマニピュレータ26を備えている、図1と2に示されている金型装着および収容ステーション20
5.硬化ステーション22
6.誘導硬化ドーム24を配置するために用いられるジブクレーン236
図3には、タイヤ組立コアの組立および分解ステーション34が示されている。前述したように、タイヤ組立コアの組立および分解ステーション34は、2つの主要な組立体を有している。硬化ラインの基礎プレート組立体に固定されている下側コアマニピュレータステーション16と、硬化ラインのレール搬送組立体30に接続されタイヤ反転装置14と下側コア組立体ステーション16と金型組立ステーション18との間を移動可能な上側コアマニピュレータ組立体12である。図3では、見易くするために、レール組立体30への接続部は図示されておらず、そのため、上側コアマニピュレータ組立体12は宙に浮いているように図示されている。
動作シークエンスは、図面を参照する以下の説明から理解されるであろう。
1.硬化したタイヤ230が装着されているタイヤ組立コア234が、コア組立ステーション34で上側コアマニピュレータ12に取り付けられる(図21、22、23参照)。
2.コアセグメント支持部分82が上向きに延びる。
3.下部スピンドルクランプ組立体84が(下に)後退する。
4.ピン136を備えている下部コア処理組立体80が、隙間ができるように直径を広げるように(半径方向外向きに)後退する。
5.取り外し装置組立体36が、下側コア処理組立体80の中心上のタイヤ取り上げ位置にある。
1.上側コアマニピュレータ12が、上側コア処理組立体198が下側コアセグメント処理組立体80の真上になる位置に移動する(図20、21、22、23参照)。
2.上側コア処理組立体198が、タイヤ組立コア15をコアセグメント支持部分82上に下降させる(図24、25参照)。コア15の各セグメントに対して1つの支持部分114がある。
3.下部スピンドルクランプ組立体84が、タイヤ組立コア15の下側コアスピンドル組立体240と係合するように上向きに延びる。シリンダ90がクランプのために複数のリンケージ92、94を作動させる(図8、26、27参照)。
4.上側コア処理組立体12の中央シリンダ208が、タイヤ組立コア15のスピンドルの2つの半分部236、240を一緒に保持する、ばねが作用しているクランプおよびラッチ264を解放するロッド206を作動させる(図22、29参照)。
5.下部スピンドルクランプ組立体84は、タイヤ成形コア15の下側スピンドルの半分部240を取り外すために後退する(下向きに移動する)。コアセグメントは、コアセグメント支持組立体82のアーム114上に依然として支持されている(図28、29参照)。
6.端部から上向きに延びているピン136を各々が備えている、下側コアセグメント処理組立体80のピン組立体124、127の8つのアームは、ピン136をタイヤ組立コアセグメントの穴の真下に位置させるところまで、コアセグメント支持組立体82のアーム114の間の隙間を通して延びる(図11、30、31参照)。
7.コアセグメント支持組立体80を延ばしているシリンダ118内の空気圧が低下する。上側コア処理組立体12が、下側コアセグメント処理組立体80の8つのアーム上の8つのピン136上に、コアセグメント244、246を下降させる。この動作は、コアセグメント支持組立体80の空気シリンダ118の力を上回り、セグメントがピン136に係合するまで、コアセグメント支持組立体80も下降させる。そのため、コア支持組立体80が、最も後退した位置まで下降する。タイヤ取り外し装置組立体36のグリッパ組立体40はタイヤ230を保持するように係合されている(図32、33参照)。
8.上側コア処理組立体198を上昇させることによって、タイヤ組立コアスピンドルの上側半分部236が取り外される。
9.上側コアセグメント処理組立体150の中心が下側コア処理組立体80の中心の真上に配置されるように、上側コア組立体マニピュレータ12全体がレール30に沿って移動する。
10.上側コアセグメント処理組立体150は半径方向に移動し、タイヤ組立コア234の第1のキーセグメントに係合するように、タイヤ230内の位置まで下降する(図34、35参照)。
11.第1のキーセグメント244をタイヤ230の中央に向けて半径方向に引くために、コアセグメント処理組立体150の半径方向軸と下側コアセグメント処理組立体80のアームの軸とが、電子的に同期して一緒になる。硬化したタイヤ230の形状は、キーセグメント244の広い部分がタイヤビード232同士の間を通過できるように、タイヤがわずかに曲がることが必要な場合がある(図36参照)。
12.それから、コア処理組立体150を上昇させることによって、キーセグメント244が持ち上げられる(図37、38参照)。
13.上側コア処理組立体150は、垂直方向軸、回転軸、および半径方向軸に関する運動の組み合わせを用いて、セグメント244を上側コアマニピュレータ12のメインフレーム上に位置している収容ピン151まで移動させる。4つのセグメントは、前述したように、フレームの各側の、組み立てられたコア234の各セグメントの位置に対応する位置に収容される。各セグメントは、前述したように、各セグメントの前面が複数の収容プレート153の間の中央領域Pに向けて内向きに傾斜している収容ステーション152内で、所望の復帰方向まで回転する。
14.他の3つのキーセグメント244が取り外されるまでステップ10〜13が繰り返される。下側セグメント処理組立体80の4つのキーセグメント処理組立体124のピン136が半径外側の位置に後退し、その後の、より大きいコアセグメント246の取り外し(Removal)のための隙間を作るように下向きに傾斜する。
15.4つの大きいセグメント246を取り外すためにステップ10〜13が繰り返される。
16.上側コアセグメント処理組立体150が、上側コア組立体マニピュレータ12全体が反転ステーション14に向けて移動するときに隙間を作るように、停止位置まで移動する。
17.タイヤ取り外し装置36は、ピン254が下側コアスピンドル組立体240に干渉されないように上昇し、取り外し位置まで180度回転し、それから取り外し高さまで下降する(図39、40参照)。
18.それから、前述したシークエンスが、タイヤ組立コア234を再組立するために、逆順で繰り返される。4つのキーセグメント処理組立体124のピン136は、垂直方向上向きに戻るように逆に傾斜する。コアセグメント244、246のセグメントピン136は、組み立てられたコア234の構成を概ね再現する(半径方向外側の)後退位置にある。キーセグメント244用のキーセグメントピン136は、より大きいコアセグメント246用のセグメントピン136よりも半径方向内側に配置されている。より大きいセグメント246がまず所定の位置に配置され、それぞれのピン136上に配置される。それからキーセグメント244がそれぞれの半径方向内側に位置しているピン136上に配置される。キーセグメント244は、組み立てられたコア234を最終的に構成するように、より大きいセグメント246に向かって半径方向外側に移動する。スピンドル組立体の上側半分部236が取り付けられ、それに続いてスピンドルの下側半分部240が取り付けられる。最後に、組み立てられたタイヤ組立コア234は、上側コアマニピュレータ12の上側スピンドルラッチ機構198によって取り上げられ、タイヤ組立領域に戻るように配送されるために、反転ステーション14まで搬送される。
19.完成したグリーンタイヤ230が、組立コア234のタイヤ組立領域から反転ステーション14に到着する。反転ステーション14はコアとグリーンタイヤを垂直方向に回転させる。
20.上側コアマニピュレータ12が定位置に移動して、上側コアスピンドルラッチ機構198によってタイヤ組立コア15を取り上げ、それをタイヤ金型内に装填するために金型組立ステーション18まで搬送する。
21.上側コアスピンドルラッチ機構198は、タイヤ組立コア234を解放し、上側コアマニピュレータ12とともに収容位置に移動して、サイクルを再開できるようにタイヤ組立コア234による硬化処理が終了するのを待つ。
サイクル時間を節約するために、他の分解シークエンスを用いることができる。前述したステップ10と11において、ボールねじ130が下側コアセグメント処理組立体80のそれぞれのピン組立体124、127のアームに作用させる力だけを用いて、セグメントを取り外すことができる。他のシークエンスでは、下側ユニット124、127がセグメントを、タイヤ230を避けて中央に移動させ、それからセグメントに上側ユニット150が係合する。これによって、上側コアセグメント処理組立体150が第1セグメント244をその収容ピン151上に依然として位置させている間に、次のセグメントを中央に押し出すことができる。このシークエンスによると、トータルのサイクル時間が数秒短縮することになる。
12 上側コアマニピュレータ
14 反転装置
15 コア組立体
16 下側コア組立ステーション
18 金型組立ステーション
22 硬化ステーション
26 金型マニピュレータ組立体
30 搬送レール組立体
34 コア組立/分解ステーション
36 上側タイヤ取り外し装置
39 中心開口
40 タイヤ把持組立体
41 上側支持プレート
42 タイヤ把持パドル
43 下側支持プレート
52 上側作動アーム
54 下側作動アーム
56 作動アーム
74 軸
80 下側セグメント処理組立体
82 中間コアセグメント支持組立体
84 下部スピンドルクランプ組立体
86 クランプ機構
94 ラッチ部材
95、205 開口
120 硬化したタイヤ
124 キーセグメント組立体
127 より大きいセグメント組立体
128 駆動ベルト
140 セグメント支持表面
146 上側セグメントマニピュレータ
148 支持フレーム組立体
150 上側コアセグメント処理機構
151 ピン部材
152 コアセグメント収容ステーション
158 垂直軸
160 ピン支持ブロック
174 コアセグメントグリッパ
176 ベースプレート
182 垂直ピン
184 水平ピン
230 タイヤ
234 分割されているコア
236 上側コアスピンドル組立体
238 円錐台状ソケット
240 下側コアスピンドル組立体
242 円錐台状ソケット
244 キーセグメント
246 コアセグメント
248 電気ソケットコネクタ
250 セグメント垂直ソケット
252 セグメント側方ソケット
Claims (13)
- 硬化したタイヤを支持するように構成されている環状のコアを組立および分解する、タイヤ硬化ライン内のステーション装置であって、前記コアは、コア本体を形成するために組み立てられ前記コアの中心軸通路内の中心軸から概ね半径方向に延びている複数の前記コアセグメントを有しており、前記コアは、前記コア本体に接続されている上側ロック機構および下側ロック機構をさらに有している、ステーション装置において、
基部と、
前記下側ロック機構に固定するために動作可能に前記基部に取り付けられているステーションロック機構と、
前記上側ロック機構に固定するために、かつ、前記コアを、前記ステーションロック機構に固定された係合状態になるように実質的にコア垂直軸方向に降下させるために動作可能な搬送装置と、
それぞれの前記コアセグメントを、半径方向外側位置と半径方向内側のセグメント取り外し位置との間を半径方向内側に移動させるように動作可能なコアセグメント操作機構と、
前記コアセグメントの半径方向内側への移動の間に、硬化したタイヤを支持するように動作可能なタイヤ取り外し機構と
を有することを特徴とするステーション装置。 - 前記コアセグメント操作機構は、それぞれの前記コアセグメントに対向し、離れて位置している円状の列をなす複数の作動アーム組立体を有している、請求項1に記載のステーション装置。
- 前記タイヤ取り外し機構は、半径方向外側のタイヤ解放位置と半径方向内側のタイヤ把持位置との間を移動するように動作可能であり、硬化したタイヤを中心とした、離れて位置する円状の列をなす複数のタイヤ係合パドル組立体を有している、請求項2に記載のステーション装置。
- 前記ステーション装置は、前記搬送装置と前記ステーションロック機構の間に中央コア受け入れ開口を有しており、前記タイヤ係合パドル組立体の列と前記作動アーム組立体の列が、前記中央コア受け入れ開口を中心として同心になっている、請求項3に記載のステーション装置。
- 前記コアは、
前記中心軸に沿って前記コア本体の第1の側に位置し、前記コア本体から分離するように構成されており、前記搬送装置が固定されている第1のスピンドル部分と、
前記中心軸に沿って前記コア本体の前記第1の側と反対側の第2の側に位置し、前記コア本体から分離するように構成されており、前記ステーションロック機構が動作可能に固定されている第2のスピンドル部分と、
を有している、請求項1に記載のステーション装置。 - 前記ステーションロック機構は、分離した前記第2のスピンドル部分を昇降させる、請求項5に記載のステーション装置。
- 前記搬送装置は、分離した前記第1のスピンドル部分を昇降させる、請求項4に記載のステーション装置。
- 前記搬送装置は、前記コアを、前記タイヤ硬化ライン内の複数のステーションの間を前記コア垂直軸方向に、動作可能に移動させる、請求項1に記載のステーション装置。
- 前記搬送装置は、複数の前記コアセグメントを硬化したタイヤと前記中心軸の周囲とから個別に取り外し、該コアセグメントをそれぞれの収容位置に個別に配置する少なくとも1つのセグメント取り外し装置を有している、請求項1に記載のステーション装置。
- 前記コアセグメントのそれぞれの前記収容位置は前記搬送装置にある、請求項9に記載のステーション装置
- 前記コアセグメント操作機構は、それぞれの前記コアセグメントに対向する、離れて位置する円状の列をなす複数の作動アーム組立体を有しており、前記搬送装置は、複数の前記コアセグメントをそれぞれの前記収容位置から個別に取り外し、該コアセグメントをそれぞれの前記作動アーム組立体に係合するように個別に配置するための少なくとも1つのコアセグメント組立体を有している、請求項9に記載のステーション装置。
- タイヤ硬化ライン内で、硬化したタイヤを支持するように構成されている環状のコアを分解する方法であって、前記コアは、コア本体を形成するために組み立てられ前記コアの中心軸通路内の中心軸から概ね半径方向に延びている複数の前記コアセグメントを有しており、前記コアは、前記中心軸に沿って前記コア本体の両側に位置し、前記コア本体から分離するように構成されている第1および第2のスピンドル部分をさらに有している、環状のコアを分解する方法において、
a.前記コアの前記第1のスピンドル部分を前記搬送装置に固定し、
b.前記搬送装置を作動させ、前記コアを、前記第2のスピンドル部分とステーションロック機構の間を前記コア垂直軸方向に、固定された係合状態になるように下降させ、
c.ステーションタイヤ取り外し機構とともに、前記コア本体に取り付けられた硬化したタイヤを支持し、
d.前記第1および第2のスピンドル部分を前記コア本体から分離させ、
e.前記コアセグメントを、半径方向外側位置から半径方向内側のセグメント取り外し位置まで、半径方向内側に個別に移動させ、
f.前記コアセグメントを、半径方向内側の前記セグメント取り外し位置から取り外しそれぞれの離れた収容位置に移動させる
ことを特徴とする、環状のコアを分解する方法。 - 前記第1および第2のスピンドル部分の前記コア本体からの分離は、前記第1および第2のスピンドル部分をそれぞれ前記コア本体に対して昇降させることを含む、請求項12に記載の方法。
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