JP2009148374A - 食器洗浄機と、食器洗浄機の泡検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 食器洗浄機であって、洗浄槽と、洗浄槽内の洗浄水を吸引して噴射するポンプと、ポンプが泡を吸引しているか否か検出する泡吸引検出手段と、洗浄槽内に空気を送り込むファンと、洗浄槽に連通している水位室と、水位室内で浮遊可能なフロートと、フロートの浮遊高さが基準高さに達しているか否かを検出するフロート検出手段と、制御装置を備えている。制御装置は、ポンプが泡を吸引しているか否かを検出するステップと、泡吸引を検出したときに、フロートが基準高さに達しているか否かを検出するステップと、フロートが基準高さに達していないと検出したときに、ファンを作動させてフロートが基準高さに達するか否かを検出するステップを実行する。
【選択図】図3
Description
しかしながら、エアガミは、洗浄槽内に多量の泡が発生した場合以外にも起きる。例えば、食器の洗浄時には、洗浄槽内に載置した食器が洗浄中にひっくり返ったり、食器の載置方法が悪かったりして、洗浄する食器内に洗浄水が溜まることがある。食器内に洗浄水が溜まると、洗浄槽の底に溜まっている洗浄水の水位は低下する。このように洗浄槽内の洗浄水の水位が低下した場合には、洗浄槽内の空気が洗浄水に巻き込まれてポンプに吸引される(すなわち、エアガミが発生する)。また、卵白等の泡立ち易い汚染物が付着した食器を洗浄する場合には、その汚染物の影響で洗浄槽内に泡が発生する。この場合に発生する少量の泡は、上述した泡による不具合が生じない程度の少量の泡である。このように、洗浄槽内に少量の泡が発生した場合にも、エアガミは発生する。以下では、上述したエアガミを引き起こす現象を区別するために、以下のように各現象を呼ぶこととする。すなわち、洗浄する食器内に洗浄水が溜まる等により、洗浄槽内の洗浄水の水位が低下することを、「単なる水位の低下」という。また、汚染物の影響等により洗浄槽内に少量の泡(食器洗浄機に泡による不具合を生じさせない程度の泡)が発生することを、「少量の泡の発生」という。そして、台所洗剤の投入等により洗浄槽内に多量の泡(食器洗浄機に泡による不具合が発生する程度の泡)が発生することを、「多量の泡の発生」という。
このように、エアガミは、「多量の泡の発生」だけでなく、ほとんど不具合とならない「単なる水位の低下」や「少量の泡が発生」によっても起きる。したがって、特許文献1の食器洗浄機では、「単なる水位の低下」や「少量の泡の発生」を、「多量の泡の発生」として誤って検出してしまうという問題があった。
なお、フロートの浮遊高さとは、水位室内におけるフロートの垂直方向の位置をいう。
また、後述するように、第1フロート検出ステップ及び第2フロート検出ステップでは、フロートの浮遊高さが基準高さに達しているか否かによって、「多量の泡が発生」と「少量の泡の発生」と「単なる水位の低下」のいずれの現象が生じているかを検出する。すなわち、基準高さは、「多量の泡が発生」と「少量の泡の発生」と「単なる水位の低下」のいずれの現象が生じているかを判別する基準となるフロートの浮遊高さである。
食器の洗浄時には、制御装置が、ポンプが泡を吸引しているか否か(すなわち、エアガミが発生しているか否か)を検出する(泡吸引検出ステップ)。エアガミが発生していなければ、洗浄槽内に泡が発生していないと考えられる。一方、エアガミが発生している場合には、「多量の泡が発生」と「少量の泡の発生」と「単なる水位の低下」のいずれかの現象が生じていると考えられる。
エアガミが発生している場合には、制御装置は、フロートが基準高さに達しているか否かを検出する(第1フロート検出ステップ)。フロートの浮遊高さは、水位室内の水位を表している。つまり、第1フロート検出ステップでは、水位室内の水位がフロートが基準高さに達する水位(以下では、基準水位という)となっているか否かが検出される。上述したように、水位室内の水位は、洗浄槽内の水位と略等しい。したがって、第1フロート検出ステップでは洗浄槽内の水位が基準水位に達しているか否かが検出される。洗浄槽内で「多量の泡の発生」が起きていれば、洗浄水の多くが泡となっているので、洗浄槽内の水位は低くなっている。また、洗浄槽内で「単なる水位の低下」が起きていれば、当然に洗浄槽内の水位は低くなっている。第1フロート検出ステップでは、「多量の泡の発生」または「単なる水位の低下」が起きていれば、フロートが基準高さに達していないと検出される。一方、洗浄槽内で「少量の泡の発生」が起きていれば、泡が少量であるので洗浄槽内の水位はそれほど低くならない。したがって、第1フロート検出ステップでは、洗浄槽内で「少量の泡の発生」が起きている状態であれば、フロートが基準高さに達していると検出される。
第1フロート検出ステップでフロートが基準高さに達していない場合には、制御装置は、ファンを作動させる。そして、ファンを作動させた状態で、フロートが基準高さに達するか否かを検出する(第2フロート検出ステップ)。ファンを作動させると、洗浄槽内の空気の圧力が上昇する。すると、洗浄槽内の空気の圧力によって洗浄槽内の洗浄水の水面が押し下げられる。これによって、洗浄槽内の水位が低下し、水位室内の水位が基準水位以上の水位まで上昇する。このとき、フロートが洗浄槽内の水位の上昇に伴って移動するが、洗浄槽内で「多量の泡の発生」が起きている場合と「単なる水位の低下」が起きている場合とで、フロートの動きが異なる。「単なる水位の低下」が起きている場合には、水位室内の水位の上昇に伴ってフロートが上昇し、フロートが基準高さに達する。一方、「多量の泡の発生」が起きている場合には、水位室内にも泡が流入しているので、水位室内に多量の泡が浮いている状態となっている。すなわち、フロートが泡に覆われた状態となっている。この状態で水位室内の水位が上昇すると、泡が水位室の上面を押し、その反作用で泡によってフロートが下方に押される。すなわち、泡が抵抗となってフロートの上昇が遮られる。したがって、水位室内の水位の上昇量よりフロートの上昇量が少なくなり、フロートが基準高さに達しない。このように、第2フロート検出ステップでは、「多量の泡の発生」が起きていればフロートが基準高さに達していないと検出され、「単なる水位の低下」が起きていればフロートが基準高さに達していると検出される。
以上に説明したように、この食器洗浄機によれば、「多量の泡の発生」を、正確に「単なる水位の低下」、及び、「少量の泡の発生」と区別して検出することができる。
このように、洗浄槽内の洗浄水を入れ換えることで、洗浄槽内の泡を消去することができる。「多量の泡の発生」を解消することができる。
このような構成によれば、洗浄槽内の水位が基準水位を下回ったときに洗浄槽内に洗浄水が追加供給される。すなわち、「単なる水位の低下」が解消される。したがって、洗浄槽内の水位が基準水位を大きく下回ることを防止することができる。
「少量の泡の発生」は、上述したように洗浄水中に汚染物が多く存在しているときに起きる。上記の構成によれば、「少量の泡の発生」が起きた時点で、洗浄槽内に洗浄水が追加供給されて、洗浄水中の汚染物の濃度が低下する。したがって、洗浄水が、極端に汚染されることを防止することができる。また、エアガミが発生することなく正常に洗浄を実施できる。
また、上述した食器洗浄機は、ポンプに供給される電力が一定となるようにポンプを制御するポンプ電力制御手段をさらに有しており、泡吸引検出手段が、ポンプの回転数が上昇したときに、ポンプが泡を吸引していると検出するように構成してもよい。このような構成によれば、ポンプの回転数の上昇を検出することによりポンプのエアガミを検出することができる。
この検出方法では、洗浄槽と、ポンプと、泡吸引検出手段と、空気通路と、ファンと、水位室と、フロートと、フロート検出手段を備えた食器洗浄機の洗浄槽内に泡が発生していることを検出する。この検出方法では、泡吸引検出ステップと、第1フロート検出ステップと、第2フロート検出ステップを実行する。泡吸引ステップでは、食器の洗浄中に、泡吸引検出手段によって、ポンプが泡を吸引しているか否かを検出する。第1フロート検出ステップは、泡吸引検出ステップでポンプが泡を吸引していることを検出したときに実行する。第1フロート検出ステップでは、フロート検出手段によってフロートが基準高さに達しているか否かを検出する。第2フロート検出ステップは、第1フロート検出ステップでフロートが基準高さに達していないと検出したときに実行する。第2フロート検出ステップでは、ファンを作動させた状態で、フロート検出手段によってフロートが基準高さに達しているか否かを検出する。
この検出方法によれば、洗浄槽内における「多量の泡の発生」を、正確に「単なる水位の低下」及び「少量の泡の発生」と区別して検出することができる。
(特徴1)第2水位検出ステップでは、ファンを作動させてから一定時間内にフロートが基準高さに達するか否かを検出する。
(特徴2)第1水位検出ステップ及び第2水位検出ステップでは、ポンプを停止する。
(特徴3)食器洗浄機は、食器の洗浄後に、ファンを作動させて食器を乾燥させる。
(特徴4)水位室は、「多量の泡の発生」が起きているとともにファンを作動させている状態において、水位室内の泡が水位室の天井に接触するように形成されている。
食器洗浄機10は、ケース12とケース12内に収容された洗浄槽14を備えている。洗浄槽14の前側(図1の左側)には、扉15が一体的に取付けられている。扉15を引き出すことで、洗浄槽14がケース12内から引き出されて、洗浄槽14内に食器が載置できる。図示するように、ケース12内に洗浄槽14を収容した状態では、洗浄槽14の上部が蓋56によって塞がれる。
操作パネル16の近くには制御装置60が設置されている。制御装置60と操作パネル16は電気的に接続されている。制御装置60は、食器洗浄機10の各部の動作を制御する。
食器かご61には、食器を載置することができる。
ノズル22は、後述するインペラ収容室31から供給される洗浄水を、複数の噴射口から洗浄槽14内に噴射する。これによって、食器かご61に載置される食器に洗浄水がかかり、食器が洗浄される。
洗浄槽14の底面には、凹部29が形成されている。凹部29の上側開口部は、残菜フィルタ17によって覆われている。残菜フィルタ17はメッシュ状に形成されている。
水位室45には、水位室45内の水位を検出するフロートスイッチ46が設置されている。フロートスイッチ46は、フロート47と、シャフト48と、電極49によって構成されている。シャフト48は、水位室45の上部に形成された孔に挿通されており、上下にスライド移動可能とされている。フロート47は、シャフト48の下端に固定されている。フロート47は、水に浮遊する。したがって、水位室45内に洗浄水が溜まると、洗浄水の水位に応じて、フロート47とシャフト48は上下動する。電極49は、シャフト48の上端と対向する位置に設置されている。水位室45内の水位が上昇してフロート47が所定の高さ(基準高さ)まで上昇すると、シャフト48と電極49は接触する。これによって、フロートスイッチ46はオンする。フロートスイッチ46のオン−オフは、制御装置60によって読み取られる。フロートスイッチ46は、洗浄槽14内の水位が食器洗浄運転を実行するのに十分な水位であるときにオンするように設置されている。以下では、シャフト48と電極49が接触する水位室45内の水位を、基準水位という。
洗浄槽14内の給気管54の接続部の下方には、ヒータ30が設置されている。ヒータ30は、制御装置60によって制御される。ヒータ30を加熱しながらファン52を作動させることで、洗浄槽14内に温風を送り込むことができる。これによって、洗浄後の食器を乾燥させることができる。
ステップS2では、制御装置60は、食器洗浄機10内に残留している洗浄水を排出する。すなわち、制御装置60は、洗浄ポンプ28のインペラ27を前記逆方向に回転させる。凹部29や排水管36内に、前回の使用時の洗浄水が残留している場合には、ステップS2で残留している洗浄水が排出される。洗浄ポンプ28を所定時間作動させると、制御装置60は洗浄ポンプ28を停止する。
「多量の泡の発生」は、ユーザが洗剤貯留槽62に、誤って台所用洗剤等の泡立ちのよい洗剤を投入した場合に起こる。ユーザが誤って台所洗剤等の泡立ちのよい洗剤を洗剤貯留槽62に投入すると、食器洗浄中に洗浄槽14内で多量の泡が発生する。洗浄槽14内で発生した泡の多くは、洗浄槽14の底部に溜まっている洗浄水の上に浮いている状態となる。泡の発生量が多いと、泡が水路や空気通路に浸入して食器洗浄機10が誤作動を起こす場合がある。例えば、水位室45に多量の泡が流入すると、フロートスイッチ46が誤作動する場合がある。また、給気管54を通ってファン52に泡が到達すると、ファン52が誤作動する場合がある。このように、「多量の泡の発生」は、種々の問題を引き起こす。
「少量の泡の発生」は、卵白等の比較的粘度が高い汚染物が付着している食器を洗浄した場合に起こる。すなわち、粘度が高い汚染物が付着している食器を洗浄すると、洗浄槽14の底部に溜まっている洗浄水の粘度が汚染物によって若干上昇する。すると、洗浄槽14内に少量の泡が発生する。「少量の泡の発生」は、洗浄水の汚染度が上昇していることを意味する。しかしながら、「少量の泡の発生」は、食器の洗浄性が少し落ちるものの、洗浄槽14内に洗浄水を追加供給すれば食器の洗浄にそれほど悪影響を与えることはない。
「単なる水位の低下」は、洗浄槽14の底部に溜まっている洗浄水の水位が低下する現象である。「単なる水位の低下」は、ユーザが食器かご61上に食器を上向きに載置した場合や、食器洗浄中に食器が回転して上を向いてしまった場合に起こる。食器が上向きになると、ノズル22から噴射される洗浄水が食器内に溜まってしまう。したがって、洗浄槽14の底部に溜まっている洗浄水の水位は低下する。「単なる水位の低下」は、洗浄槽14内の洗浄水の水位が極端に低下していなければ、食器の洗浄にそれほど悪影響を与えることはない。
すなわち、上述したように、洗浄ポンプ28は制御装置60によって定電流で作動される。洗浄ポンプ28が泡を吸引すると(すなわち、エアガミが起こると)、洗浄ポンプ28が吸引して吐出する洗浄水の量が少なくなる(すなわち、洗浄ポンプ28の仕事率が下がる)ので、洗浄ポンプ28の回転数が上昇する。上述した閾値は、通常時の洗浄ポンプ28の回転数より高く、一定量以上の泡を吸引しているときの洗浄ポンプ28の回転数より低い値に設定されている。したがって、制御装置60がステップS22の判定を実行することで、洗浄ポンプ28でエアガミが起こっているか否かを判定することができる。洗浄ポンプ28でエアガミが起こっている場合、上述した「多量の泡の発生」と「少量の泡の発生」と「単なる水位の低下」のいずれかの現象が起こっていると考えられる。
洗浄ポンプ28でエアガミが起こっていない場合には(ステップS22でNO)、制御装置60は、再度、ステップS20及びS22を実行する。洗浄ポンプ28でエアガミが起こっている場合には(ステップS22でYES)、制御装置60は、ステップS24を実行する。
すなわち、ステップS26の実行時においては、洗浄槽14内で「多量の泡の発生」と「少量の泡の発生」と「単なる水位の低下」のいずれかの現象が起きている。「多量の泡の発生」が起きていれば、多くの洗浄水が泡となっている状態であるので、洗浄槽14の水位は低下している。また、「単なる水位の低下」が起きていれば、当然、洗浄槽14の水位は低下している。すなわち、「多量の泡の発生」と「単なる水位の低下」が起きていれば、洗浄槽14の水位が基準水位未満の水位となっている。一方、「少量の泡の発生」が起きている場合は、泡が少量であるので洗浄槽14の水位はほとんど低下していない。すなわち、洗浄槽14の水位が基準水位以上の水位となっている。したがって、ステップS26で、フロートスイッチ46がオンしていれば、洗浄槽14内で「少量の泡の発生」が起きていることが分かる。ステップS26でフロートスイッチ46がオフしていれば、「多量の泡の発生」と「単なる水位の低下」のいずれかが発生していることが分かる。
ステップS28でYESであった場合には、制御装置60は、ステップS30を実行する。ステップS30では、制御装置60は、給水弁44を一定時間開き、洗浄槽14内に洗浄水(水道水)を追加供給する。これによって、洗浄槽14内の洗浄水の汚染が緩和され、「少量の泡の発生」が解消される。ステップS30が終了すると、制御装置60は、洗浄ポンプ28を作動させて、食器の洗浄を再開する(ステップS58)。その後は、制御装置60は、再度、ステップS20からの処理を実行する。
上述したステップS28でYESと判定されて食器の洗浄を再開した後に、再度、ステップS26で「少量の泡の発生」を検出すると、制御装置60は、ステップS28でNOと判定する。この場合は、制御装置60は、ステップS34で洗浄水の入れ替えを行う。すなわち、2度目以降の「少量の泡の発生」の検出は、大量に汚染された食器が食器洗浄機10に投入されていることを意味する。したがって、制御装置60は、洗浄水を入れ替えて、新たな洗浄水で食器の洗浄を再開する。ステップS34の洗浄水の入れ替えでは、制御装置60は、洗浄ポンプ28のインペラ27を前記逆方向に回転させて、汚染された洗浄水の略全てを排出する。その後、洗浄ポンプ28を停止するとともに給水弁44及び洗剤供給弁66を開いて、洗浄槽14内に新たな洗浄水を導入する。新たな洗浄水の導入が完了したら(ステップS34が終了したら)、制御装置60は、洗浄ポンプ28のインペラ27を前記一方向に回転させて(ステップS58)、食器の洗浄を再開する。食器の洗浄の再開後は、再度、ステップS20からの処理を実行する。
なお、種々の条件(水位室45の水位、フロート47の浮力、泡75の粘度等)によっては、ステップS26で、時間の経過とともに泡75が開放孔70へ押し出されて、フロート47が上昇する場合がある。すなわち、フロートスイッチ46がオンする場合がある。この場合には、泡75がない場合に比べて、フロートスイッチ46がオンするタイミングが遅れる。
また、図3の処理によれば、「少量の泡の発生」(すなわち、洗浄水の汚染)を検出することができる。したがって、洗浄槽14に新たな洗浄水を供給して、それ以上に洗浄水が汚染されることを防止することができる。すなわち、極端に洗浄水が汚染されることが防止される。
また、図3の処理によれば、「単なる水位の低下」を検出することができる。したがって、洗浄槽14に洗浄水を供給して、それ以上に水位が低下することを防止することができる。すなわち、極端に洗浄水の水位が低下することが防止される。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12:ケース
14:洗浄槽
15:扉
16:操作パネル
22:ノズル
28:ポンプ
30:ヒータ
36:排水管
43:給水管
45:水位室
46:フロートスイッチ
47:フロート
48:シャフト
49:電極
50:連通路
52:ファン
54:給気管
56:蓋
60:制御装置
61:食器かご
Claims (7)
- 食器洗浄機であって、
食器を収容する洗浄槽と、
洗浄槽内の洗浄水を吸引し、吸引した洗浄水を洗浄槽内に噴射するポンプと、
ポンプが泡を吸引しているか否か検出する泡吸引検出手段と、
洗浄槽内に空気を送り込むファンと、
洗浄槽と連通している水位室と、
水位室内の洗浄水に浮遊するフロートと、
フロートの浮遊高さが基準高さに達しているか否かを検出するフロート検出手段と、
制御装置を備えており、
制御装置が、
食器の洗浄中に、泡吸引検出手段によって、ポンプが泡を吸引しているか否かを検出する泡吸引検出ステップと、
泡吸引検出ステップでポンプが泡を吸引していることを検出したときに、フロート検出手段によってフロートが基準高さに達しているか否かを検出する第1フロート検出ステップと、
第1フロート検出ステップでフロートが基準高さに達していないと検出したときに、ファンを作動させた状態で、フロート検出手段によってフロートが基準高さに達しているか否かを検出する第2フロート検出ステップ、
を実行することを特徴とする食器洗浄機。 - 第2フロート検出ステップでフロートが基準高さに達していないと検出したときに、洗浄槽内の洗浄水を排出し、その後、洗浄槽内に洗浄水を供給して食器の洗浄を再開することを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
- 第2フロート検出ステップでフロートが基準高さに達していると検出したときに、洗浄槽内に洗浄水を追加供給して食器の洗浄を再開することを特徴とする請求項1または2に記載の食器洗浄機。
- 第1フロート検出ステップでフロートが基準高さに達していると検出したときに、洗浄槽内に洗浄水を追加供給して食器の洗浄を再開することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の食器洗浄機。
- ポンプが所定の回転数となるように制御するポンプ回転数制御手段をさらに有しており、
泡吸引検出手段が、ポンプに供給される電力が低下したときに、ポンプが泡を吸引していると検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の食器洗浄機。 - ポンプに供給される電力が一定となるようにポンプを制御するポンプ電力制御手段をさらに有しており、
泡吸引検出手段が、ポンプの回転数が上昇したときに、ポンプが泡を吸引していると検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の食器洗浄機。 - 食器を収容する洗浄槽と、
洗浄槽内の洗浄水を吸引し、吸引した洗浄水を洗浄槽内に噴射するポンプと、
ポンプが泡を吸引しているか否か検出する泡吸引検出手段と、
洗浄槽内に空気を送り込むファンと、
洗浄槽と連通している水位室と、
水位室内の洗浄水に浮遊するフロートと、
フロートの浮遊高さが基準高さに達しているか否かを検出するフロート検出手段と、
を備えた食器洗浄機の洗浄槽内に、泡が発生していることを検出する方法であって、
食器の洗浄中に、泡吸引検出手段によって、ポンプが泡を吸引しているか否かを検出する泡吸引検出ステップと、
泡吸引検出ステップでポンプが泡を吸引していることを検出したときに、フロート検出手段によってフロートが基準高さに達しているか否かを検出する第1フロート検出ステップと、
第1フロート検出ステップでフロートが基準高さに達していないと検出したときに、ファンを作動させた状態で、フロート検出手段によってフロートが基準高さに達しているか否かを検出する第2フロート検出ステップ、
を有することを特徴とする洗浄槽内の泡の発生の検出方法。
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