JP2009147248A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Masanobu Iwatani
将伸 岩谷
Ken Maikuma
健 毎熊
Masaaki Ogino
正明 荻野
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Abstract

【課題】半導体と導電体とが接触する箇所におけるコンタクト不良やリーク不良を低減して、素子の歩留まりを向上させること。
【解決手段】SOI基板22の表面層に素子構造を形成する。素子分離領域に、埋め込み酸化膜24に達するトレンチ31を形成する。基板表面およびトレンチ31の内周面に酸化膜32を形成する。基板表面およびトレンチ31の内部にノンドープのポリシリコン膜33を積層する。ポリシリコン膜33の、基板表面の上に積層された部分をエッチバックにより除去する。エミッタ部とコレクタ部の間に、埋め込み酸化膜24よりも浅いトレンチを形成し、酸化膜で埋める。BPSG膜を成膜し、層間絶縁膜とする。ポリシリコン膜33のエッチバックにより層間絶縁膜が薄くなる。層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、埋め込みプラグを介して層間絶縁膜上の金属配線と半導体とのコンタクトを取る。
【選択図】図4

Description

この発明は、半導体装置の製造方法に関する。
図11は、従来の半導体装置の構成を示す断面図である。図11に示すように、従来の高耐圧横型IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)1では、素子分離領域に第1トレンチ2が形成され、ドリフト電流が流れる素子活性領域に第2トレンチ3が形成されている。第1トレンチ2は、SOI(Silicon on Insulator)基板4の埋め込み酸化膜5に達している。第2トレンチ3は、埋め込み酸化膜5に達せずに、半導体活性層6の途中までの深さとなっている。第1トレンチ2および第2トレンチ3は、ともに酸化膜7,8で埋められている。
図12および図13は、従来の半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。図11に示す構成の高耐圧横型IGBTを製造する際には、図12に示すように、まず、SOI基板4の表面に拡散領域、選択酸化膜、ゲート酸化膜およびゲート電極を形成し、第1トレンチ2を形成する。そして、第1トレンチ2を酸化膜7で埋めた後、第2トレンチ3を形成する。次いで、図13に示すように、第2トレンチ3を酸化膜8で埋める。そして、図11に示すように、表面にBPSG(Boro−Phospho Silicate Glass)膜を堆積し、リフローにより表面を平坦化した後、コンタクトホール、埋め込みプラグ9、金属配線10およびパッシベーション膜(図示省略)を形成する。
ところで、シリコン基板に浅いトレンチを形成し、その浅いトレンチをシリコン酸化膜で埋め、さらにシリコン基板に深いトレンチを形成し、その深いトレンチをBPSG膜で埋めた後、基板表面のBPSG膜とシリコン酸化膜をエッチバックする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、SOI基板にトレンチを形成し、そのトレンチを絶縁膜で埋めることによって、耐圧を担持するドリフト領域を折り曲げて、実効的なドリフト長を長くした横型IGBTが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。また、SOI基板に埋め込まれた絶縁膜に達するトレンチを形成し、トレンチ側壁に絶縁膜を形成し、さらにトレンチにポリシリコンを埋め込む方法が公知である(例えば、特許文献3参照。)。
特開平5−315442号公報(段落番号[0008]〜[0009]) 特開2006−5175号公報([要約]の[解決手段]) 特開2000−315736号公報(段落番号[0030]〜[0032])
しかしながら、上述した従来の製造方法では、半導体領域と金属配線の間の層間絶縁膜が、第1トレンチを埋める酸化膜、第2トレンチを埋める酸化膜、およびBPSG膜によって構成されるため、層間絶縁膜が厚くなり、その分、層間絶縁膜の厚さのばらつきも大きくなる。層間絶縁膜の厚いところでは、コンタクトホールが十分な深さまで形成されず、半導体領域が露出しないことがある。この場合、埋め込みプラグが半導体領域に接触しないので、コンタクト不良となってしまう。一方、層間絶縁膜の薄いところでは、コンタクトホールが必要以上に深くまで形成されてしまい、浅いPN接合部を貫通してしまうことがある。この場合、埋め込みプラグを介してP型領域とN型領域が短絡してしまうため、リーク不良となってしまう。このように、コンタクト不良やリーク不良によって歩留まりが低下するという問題点がある。
これを回避する方法として、エッチバックやCMP(Chemical Mechanical Polishing)によって層間絶縁膜を薄くすることが考えられる。しかし、エッチバックやCMPを行う際のばらつきによって、層間絶縁膜の厚さにばらつきが生じるため、十分な歩留まりの向上効果は期待できない。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、半導体と導電体とが接触する箇所におけるコンタクト不良やリーク不良を低減して、素子の歩留まりを向上させることができる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる半導体装置の製造方法は、半導体基板の表面に第1パターンを有する第1マスク膜を形成する第1マスク工程と、前記第1マスク膜をマスクとして前記半導体基板に第1トレンチを形成する第1トレンチ工程と、前記第1トレンチの側壁および底面、並びに前記第1マスク膜の上に第1絶縁膜を形成する絶縁膜工程と、前記第1絶縁膜上に半導体膜を堆積して前記第1トレンチを前記半導体膜で埋める第1埋め込み工程と、基板表面上の前記半導体膜を除去する除去工程と、前記半導体膜が除去された表面に第2パターンを有する第2マスク膜を形成する第2マスク工程と、前記第2マスク膜をマスクとして前記半導体基板に前記第1トレンチよりも浅い第2トレンチを形成する第2トレンチ工程と、前記第2トレンチを第2絶縁膜で埋める第2埋め込み工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項1に記載の発明において、前記半導体基板として、埋め込み絶縁層上に半導体活性層を有する基板を用いることを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項2に記載の発明において、前記第1トレンチを前記埋め込み絶縁層に達するように形成し、前記第2トレンチを前記埋め込み絶縁層よりも浅く形成することを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項3に記載の発明において、前記第1トレンチを素子分離領域に形成することを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記半導体膜としてポリシリコンを堆積することを特徴とする。
また、請求項6の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項5に記載の発明において、前記半導体膜をエッチングにより除去することを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる半導体装置の製造方法は、半導体基板の表面に第1パターンを有する第1マスク膜を形成する第1マスク工程と、前記第1マスク膜をマスクとして前記半導体基板に第1トレンチを形成する第1トレンチ工程と、前記第1トレンチを第1絶縁膜で埋める第1埋め込み工程と、基板表面上の前記第1絶縁膜の表面に第2パターンを有する第2マスク膜を形成する第2マスク工程と、前記第2マスク膜をマスクとして前記半導体基板に前記第1トレンチよりも深い前記第2トレンチを形成する第2トレンチ工程と、前記第2トレンチの側壁および底面、並びに前記第2マスク膜の上に第2絶縁膜を形成する絶縁膜工程と、前記第2絶縁膜上に半導体膜を堆積して前記第2トレンチを前記半導体膜で埋める第2埋め込み工程と、基板表面上の前記半導体膜を除去する除去工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項7に記載の発明において、前記半導体基板として、埋め込み絶縁層上に半導体活性層を有する基板を用いることを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項8に記載の発明において、前記第1トレンチを前記埋め込み絶縁層よりも浅く形成し、前記第2トレンチを前記埋め込み絶縁層に達するように形成することを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項9に記載の発明において、前記第2トレンチを素子分離領域に形成することを特徴とする。
また、請求項11の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項7〜10のいずれか一つに記載の発明において、前記半導体膜としてポリシリコンを堆積することを特徴とする。
また、請求項12の発明にかかる半導体装置の製造方法は、請求項11に記載の発明において、前記半導体膜をエッチングにより除去することを特徴とする。
この発明によれば、第1トレンチおよび第2トレンチのうちの一方を、絶縁膜を介して半導体膜で埋め、その半導体膜の、基板表面に積層された部分を除去することによって、層間絶縁膜が薄くなる。従って、層間絶縁膜の厚さのばらつきも小さくなり、過不足のない深さのコンタクトホールを形成することができる。
本発明にかかる半導体装置の製造方法によれば、半導体と導電体とが接触する箇所におけるコンタクト不良やリーク不良を低減して、素子の歩留まりを向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。添付図面において、NまたはPを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、NやPに付す+は、それが付されていない層や領域よりも高不純物濃度であることを意味する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる高耐圧横型IGBT21は、SOI基板22に形成されている。SOI基板22は、支持基板23上に埋め込み酸化膜24を有し、さらにその上にN型シリコン活性層25を有する。N型シリコン活性層25は、トレンチアイソレーション構造を構成するトレンチ(以下、素子分離用トレンチとする)31により分割されている。素子分離用トレンチ31は、選択酸化膜48およびN型シリコン活性層25を貫通して埋め込み酸化膜24に達している。素子分離用トレンチ31は、絶縁膜、例えば酸化膜32を介して半導体膜、例えばノンドープのポリシリコン膜33により埋められている。
このトレンチアイソレーション部と埋め込み酸化膜24により囲まれる領域は、N型ドリフト領域34となる。N型ドリフト領域34の表面層においてエミッタ部には、P型ベース領域41、P型ベースコンタクト領域42およびN型エミッタ領域43が設けられている。P型ベース領域41の、N型エミッタ領域43とN型ドリフト領域34の間の表面には、ゲート酸化膜44を介してゲート電極(G)45が設けられている。また、ドリフト領域34の表面層において前記エミッタ部から離れた所には、コレクタ部が設けられている。コレクタ部には、N型バッファ領域46およびP型コレクタ領域47が設けられている。この例では、一つのN型ドリフト領域34に、コレクタ部を共通とする二つの素子が設けられている。
エミッタ部とコレクタ部の間には、N型ドリフト領域34を折り曲げて、実効的なドリフト長を長くするためのトレンチ(以下、ドリフト長確保用トレンチとする)35がある。このドリフト長確保用トレンチ35は、選択酸化膜49を貫通してN型ドリフト領域34に達するが、埋め込み酸化膜24には達していない。ドリフト長確保用トレンチ35は、絶縁膜、例えば酸化膜36により埋められている。ゲート電極45上には、層間絶縁膜50が設けられている。エミッタ電極(E)となる金属配線53は、層間絶縁膜50を貫通する埋め込みプラグ51を介してN型エミッタ領域43およびP型ベース領域41に電気的に接続されている。コレクタ電極(C)となる金属配線54は、層間絶縁膜50を貫通する埋め込みプラグ52を介してP型コレクタ領域47に電気的に接続されている。層間絶縁膜50および金属配線53,54は、図示しないパッシベーション膜により被覆されている。
図2〜図7は、実施の形態1にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。まず、図2に示すように、支持基板23上に例えば厚さ1μmの埋め込み酸化膜24があり、さらにその上に例えば厚さ14μmのN型シリコン活性層25を有するSOI基板22を用意する。このSOI基板22のN型シリコン活性層25の表面層に周知の方法によりP型ベース領域41、P型ベースコンタクト領域42、N型エミッタ領域43、N型バッファ領域46、P型コレクタ領域47、選択酸化膜48,49、ゲート酸化膜44およびゲート電極45等の素子構造を形成する。
次いで、図3に示すように、基板全面に例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により酸化膜を堆積する。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、その酸化膜の、素子分離領域における部分とその下の選択酸化膜48に例えば幅1.2μmの開口部を形成する。これをマスク酸化膜61として周知の方法によりN型シリコン活性層25に素子分離用トレンチ31を埋め込み酸化膜24に達するように形成する。
次いで、図4に示すように、周知の方法により基板全面に例えば厚さ0.3μmの酸化膜を成膜し、基板表面、素子分離用トレンチ31の底面に露出する埋め込み酸化膜24、および素子分離用トレンチ31の側壁に酸化膜32を形成する。酸化膜32は、基板表面のマスク酸化膜61の上にも積層される。その後、周知の方法によりノンドープのポリシリコン膜33を例えば1μmの厚さで成膜し、ポリシリコン膜33で素子分離用トレンチ31を埋める。ポリシリコン膜33は、基板表面の酸化膜32の上にも積層される。
次いで、図5に示すように、周知の方法によりポリシリコン膜33の、基板表面の酸化膜62(マスク酸化膜61および酸化膜32からなる)の上に積層された部分をエッチバックにより除去する。その際、素子分離用トレンチ31内にはポリシリコン膜33を残す。
次いで、図6に示すように、基板全面に例えばCVD法により酸化膜を堆積する。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、その酸化膜の、N型ドリフト領域34における部分と、その下の酸化膜62および選択酸化膜49に例えば幅0.8μmの開口部を形成する。これをマスク酸化膜63として周知の方法によりN型ドリフト領域34にドリフト長確保用トレンチ35を形成する。その際、ドリフト長確保用トレンチ35を、埋め込み酸化膜24に達しないように、例えば10μmの深さに形成する。
次いで、図7に示すように、トレンチエッチングの際にドリフト長確保用トレンチ35の内壁に生じたダメージ層をケミカルドライエッチングや犠牲酸化等により除去した後、周知の方法によりドリフト長確保用トレンチ35を例えば厚さ0.8μmの酸化膜36で埋める。酸化膜36は、基板表面のマスク酸化膜63の上にも積層される。
次いで、図1に示すように、周知の方法により基板全面にBPSG膜を成膜し、リフローによりその表面を平坦化する。層間絶縁膜50は、基板表面上の酸化膜62(マスク酸化膜61および酸化膜32からなる)、マスク酸化膜63、ドリフト長確保用トレンチ35を埋めたときに積層された酸化膜36、およびBPSG膜により構成される。次いで、周知の方法により層間絶縁膜50にコンタクトホールを形成し、埋め込みプラグ51,52でそのコンタクトホールを埋め、金属配線53,54を形成する。最後に、周知の方法により基板全面にパッシベーション膜を成膜し、IGBTが完成する。
実施の形態2.
図8〜図10は、実施の形態2にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、素子分離用トレンチ31とドリフト長確保用トレンチ35の形成順序である。実施の形態2にかかる半導体装置の構成は、図1に示す構成と同様である。まず、実施の形態1と同様に、SOI基板22に素子構造を形成する(図2参照)。
次いで、図8に示すように、基板全面に例えばCVD法により酸化膜を堆積する。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、その酸化膜の、エミッタ部とコレクタ部の間の部分とその下の選択酸化膜49に例えば幅0.8μmの開口部を形成する。これをマスク酸化膜64としてN型シリコン活性層25にドリフト長確保用トレンチ35を形成する。その際、ドリフト長確保用トレンチ35を、埋め込み酸化膜24に達しないように、例えば10μmの深さに形成する。次いで、実施の形態1と同様に、ドリフト長確保用トレンチ35のダメージ層を除去した後、ドリフト長確保用トレンチ35を例えば厚さ0.8μmの酸化膜36で埋める。酸化膜36は、基板表面のマスク酸化膜64の上にも積層される。
次いで、図9に示すように、基板全面に例えばCVD法により酸化膜を堆積する。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、その酸化膜の、素子分離領域における部分とその下の選択酸化膜48に例えば幅1.2μmの開口部を形成する。これをマスク酸化膜65としてN型シリコン活性層25に素子分離用トレンチ31を埋め込み酸化膜24に達するように形成する。マスク酸化膜65は、基板表面の酸化膜36の上にも積層される。
次いで、基板全面に例えば厚さ0.3μmの酸化膜を成膜し、基板表面、素子分離用トレンチ31の底面に露出する埋め込み酸化膜24、および素子分離用トレンチ31の側壁に酸化膜32を形成する。酸化膜32は、基板表面のマスク酸化膜65の上にも積層される。次いで、ノンドープのポリシリコン膜33を例えば1μmの厚さで成膜し、ポリシリコン膜33で素子分離用トレンチ31を埋める。ポリシリコン膜33は、基板表面の酸化膜32の上にも積層される。
次いで、図10に示すように、ポリシリコン膜33の、基板表面の酸化膜66(マスク酸化膜65および酸化膜32からなる)の上に積層された部分をエッチバックにより除去する。その際、素子分離用トレンチ31内にはポリシリコン膜33を残す。次いで、BPSG膜の成膜とリフローを行い、基板表面を平坦化して、層間絶縁膜50とする(図1参照)。層間絶縁膜50は、基板表面上のマスク酸化膜64、ドリフト長確保用トレンチ35を埋めたときに積層された酸化膜36、酸化膜66(マスク酸化膜65および酸化膜32からなる)およびBPSG膜により構成される。次いで、コンタクトホールの形成、埋め込みプラグ51,52の埋め込み、金属配線53,54の形成およびパッシベーション膜の成膜を行い、IGBTが完成する(図1参照)。
以上説明したように、実施の形態によれば、素子分離用トレンチ31を、酸化膜32を介してポリシリコン膜33で埋め、そのポリシリコン膜33の、基板表面に積層された部分をエッチングにより除去することによって、半導体層と配線層の間の層間絶縁膜50が薄くなる。例えば、実施の形態1の製造プロセスにおいて、素子分離用トレンチ31を酸化膜32を介してポリシリコン膜33で埋め込む代わりに、素子分離用トレンチ31を厚さ1.0μmの酸化膜のみで埋め込んだ場合、ポリシリコン膜のエッチバック工程がないので、最終的な層間絶縁膜の厚さは3μm程度になる。それに対して、実施の形態1では、層間絶縁膜50の厚さは2μm程度に薄くなる。層間絶縁膜50が薄くなることによって、層間絶縁膜50の厚さのばらつきが小さくなるので、層間絶縁膜50に過不足のない深さのコンタクトホールを形成することができる。従って、コンタクトホールが浅すぎてコンタクト不良となったり、コンタクトホールが深すぎてリーク不良となるのを防ぐことができるので、素子の歩留まりが向上するという効果が得られる。
以上において本発明は、上述した実施の形態に限らず、種々変更可能である。例えば、絶縁膜(絶縁層)は、酸化膜に限らず、窒化膜などの他の絶縁膜でもよい。また、半導体は、シリコンに限らず、化合物半導体などでもよい。また、実施の形態中に記載した寸法は一例であり、本発明はそれらの値に限定されるものではない。また、本発明は、導電型を反転させても同様に成り立つ。さらに、本発明は、例えば、図1のP型コレクタ領域47の代わりにN型領域を形成した横型MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)などの製造にも適用できる。
以上のように、本発明にかかる半導体装置の製造方法は、高耐圧半導体装置を製造するのに有用である。
実施の形態1にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。 従来の半導体装置の構成を示す断面図である。 従来の半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。 従来の半導体装置の製造段階の構成を示す断面図である。
符号の説明
22 SOI基板
24 埋め込み酸化膜
25 シリコン活性層
31,35 トレンチ
32,36 酸化膜
33 ポリシリコン膜
34 ドリフト領域
61,63,64,65 マスク酸化膜

Claims (12)

  1. 半導体基板の表面に第1パターンを有する第1マスク膜を形成する第1マスク工程と、
    前記第1マスク膜をマスクとして前記半導体基板に第1トレンチを形成する第1トレンチ工程と、
    前記第1トレンチの側壁および底面、並びに前記第1マスク膜の上に第1絶縁膜を形成する絶縁膜工程と、
    前記第1絶縁膜上に半導体膜を堆積して前記第1トレンチを前記半導体膜で埋める第1埋め込み工程と、
    基板表面上の前記半導体膜を除去する除去工程と、
    前記半導体膜が除去された表面に第2パターンを有する第2マスク膜を形成する第2マスク工程と、
    前記第2マスク膜をマスクとして前記半導体基板に前記第1トレンチよりも浅い第2トレンチを形成する第2トレンチ工程と、
    前記第2トレンチを第2絶縁膜で埋める第2埋め込み工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体基板として、埋め込み絶縁層上に半導体活性層を有する基板を用いることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1トレンチを前記埋め込み絶縁層に達するように形成し、前記第2トレンチを前記埋め込み絶縁層よりも浅く形成することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1トレンチを素子分離領域に形成することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体膜としてポリシリコンを堆積することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体膜をエッチングにより除去することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 半導体基板の表面に第1パターンを有する第1マスク膜を形成する第1マスク工程と、
    前記第1マスク膜をマスクとして前記半導体基板に第1トレンチを形成する第1トレンチ工程と、
    前記第1トレンチを第1絶縁膜で埋める第1埋め込み工程と、
    基板表面上の前記第1絶縁膜の表面に第2パターンを有する第2マスク膜を形成する第2マスク工程と、
    前記第2マスク膜をマスクとして前記半導体基板に前記第1トレンチよりも深い前記第2トレンチを形成する第2トレンチ工程と、
    前記第2トレンチの側壁および底面、並びに前記第2マスク膜の上に第2絶縁膜を形成する絶縁膜工程と、
    前記第2絶縁膜上に半導体膜を堆積して前記第2トレンチを前記半導体膜で埋める第2埋め込み工程と、
    基板表面上の前記半導体膜を除去する除去工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記半導体基板として、埋め込み絶縁層上に半導体活性層を有する基板を用いることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1トレンチを前記埋め込み絶縁層よりも浅く形成し、前記第2トレンチを前記埋め込み絶縁層に達するように形成することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第2トレンチを素子分離領域に形成することを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記半導体膜としてポリシリコンを堆積することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記半導体膜をエッチングにより除去することを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012049415A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Renesas Electronics Corp 半導体装置およびその製造方法

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