JP2009145609A - 光走査装置および光走査方法および画像形成装置 - Google Patents

光走査装置および光走査方法および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回折光学素子を用いる光走査装置において、回折光学素子に対する温度変化の影響を有効に軽減もしくは回避する。
【解決手段】レーザ光源からのレーザ光束を光偏向手段により偏向させ、走査結像光学系により被走査面上に光スポットを形成して光走査を行う光走査装置であって、レーザ光源として面発光型レーザ光源10Aを用いるとともに、この面発光型レーザ光源から放射されるレーザ光束の一部を回折させる回折光学素子1と、この回折光学素子により回折された回折光を検出する回折光検知用光検出器とを有し、回折光学素子は、光走査装置の温度変化範囲内における線膨張率:αが、上記温度変化範囲内における面発光型レーザ光源の発光波長の波長変化率:βに略等しいプラスチック材料により形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は光走査装置および光走査方法および画像形成装置に関する。画像形成装置はデジタル複写機、各種プリンタ、デジタル複合機などとして実施できる。
レーザ光源からのレーザ光束を光偏向手段により偏向させ、走査結像光学系により被走査面上に光スポットを形成して光走査を行う光走査装置や光走査方法は、デジタル複写機、各種プリンタ、デジタル複合機(マルチファンクションプリンタ)等の画像形成装置に関連して従来から広く知られている。
光走査装置のレーザ光源として従来は、端面発光型の半導体レーザ(端面発光型レーザ光源)が主流であったが、近来、面発光型レーザ光源「VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)」が実用化されて光走査装置用光源として期待されている。即ち、例えば、面発光型レーザ光源は端面発光型レーザ光源に比して「発光部のアレイ化が容易」である。従来から知られた端面発光型の半導体レーザアレイでは、発光部のアレイ配列は4〜8個程度が限界であるが、面発光型レーザ光源では、発光部を16〜32さらにはそれ以上のアレイ配列が可能であり、特に「マルチビーム光走査装置の光源」としての期待が高い。
光走査装置にはまた、回折光学素子が用いられることが多い。例えば、光偏向手段により偏向するレーザ光束を光走査開始側の有効走査領域外で検出し、光書き込み開始の同期制御に用いることは従来から広く行われているが、上記レーザ光束を回折光学素子により0次光と1次回折光の2本の光ビームに分岐し、1本の光ビームを検知して上記書き込みの同期制御に供するとともに、他方の光ビームにより「走査線の副走査方向の位置」を検出することも提案されている。
このように、光走査装置内に「光学素子の一つとして回折光学素子を用いる」ことは従来から行われているが、面発光型レーザ光源と回折光学素子とを有する光走査装置としては、特許文献1、2に記載のものが知られている。
ところで、光走査装置は、光偏向手段として用いられるポリゴンミラーや半導体レーザ光源等、使用により発熱する部材や装置を含んでおり、光走査装置の温度(装置内部の温度)は、季節によっても異なるが、30度程度の範囲で変動するのが一般的である。また、光源として用いられるレーザ光源の発光波長が温度変化により変動することもよく知られており、面発光型レーザ光源も例外ではない。
光走査装置に用いられる各種の光学素子は、光走査装置に対して設計的に設定される基準温度において所望の光学機能が実現されるように設計される。基準温度は25℃前後に設定されるのが一般的である。
回折光学素子による回折角は回折格子の格子ピッチが変化すると変動し、また回折光の波長が変化した場合にも変動する。
光走査装置内に設置する回折光学素子をプラスチック材料で形成した場合、上記光走査装置の温度変動による回折光学素子の熱変形により回折格子の格子ピッチが変化して回折光の回折角が変化し、回折光を検出する光検出器から反れてしまうことが考えられる。このため、回折光学素子を「熱変形の極めて小さい光学ガラス」により形成する(特許文献2)ことが考えられるが、このように熱変形の小さい回折格子を用いても、光源における発光波長の変動に起因する回折角変化は避けられない。
特許文献1、2記載の発明は、このような回折格子自体の熱変形による回折角変化と、波長変化による回折角変化に対する対策を講じていない。
特開2007−133385 特開2007−199666
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、回折光学素子を用いる光走査装置において、回折光学素子に対する温度変化の影響を有効に軽減もしくは回避することを課題とする。
この発明の光走査装置は「レーザ光源からのレーザ光束を光偏向手段により偏向させ、走査結像光学系により被走査面上に光スポットを形成して光走査を行う光走査装置」であって、以下の如き特徴を有する(請求項1)。
即ち、レーザ光源として「面発光型レーザ光源(VCSEL)」が用いられ、回折光学素子と回折光検知用光検出器とを有する。
「回折光学素子」は、面発光型レーザ光源から放射されるレーザ光束の一部を回折させる。回折光学素子が、「面発光型レーザ光源から放射されるレーザ光束の一部を回折させる」とは、回折光学素子に入射するレーザ光束の全部が回折されるのではなく、一部は0次光として回折されること無く回折光学素子を透過し、他の部分が回折作用を受けて回折されることを意味する。
「回折光検知用光検出器」は、回折光学素子により回折された回折光を検出する光検出器であり、周知の各種フォトデテクタを使用できる。
回折光学素子はプラスチック材料により形成される。回折光学素子を形成するプラスチック材料は「光走査装置の温度変化範囲内における線膨張率:α」が、上記温度変化範囲内における「面発光型レーザ光源の発光波長の波長変化率:β」に略等しいものが選択される。「光走査装置の温度変化範囲」は、基準温度(例えば25℃)に対して光走査装置内の温度が変化する範囲であり、およそ30℃程度が目安となる。
請求項1記載の光走査装置において用いられるプラスチック材料による回折光学素子は「平行平板状のプラスチック基板の片面に表面レリーフ型の回折格子が形成されてもの」であることが好ましい(請求項2)。
請求項1または2記載の光走査装置において「回折光検知用光検出器により検出される回折光」は、回折光学素子による1次回折光であることが好ましい(請求項3)。このようにすると、後述するように回折光学素子の材料選択の自由度、あるいは回折光学素子に対する面発光型レーザ光源の選択の自由度が大きい。
1次回折光には、+1次回折光と−1次回折光とがあり、回折光学素子へ入射するレーザ光束の入射角が0であるときは、これら1次回折光のうち「回折光検知用光検出器」のレイアウトの容易な方を検出すれば良い。上記入射角が0でない場合には、+1次回折光と−1次回折光とで回折角が異なるので、このような場合には、一般に−1次回折光を検出するようにするのがよい。
請求項1〜3の任意の1に記載の光走査装置においては、回折光学素子が「光走査開始側の有効走査領域外」において、面発光型レーザ光源からのレーザ光束を0次透過光と−1次回折光との2つの光ビームに分岐させ、これら分岐した光ビームの一方を光走査開始の同期検知に供することができる(請求項4)。この場合、回折光学素子により分岐した2つの光ビームの他方により「走査線の副走査方向の位置」を検出することができる(請求項5)。
請求項1〜5の任意の1に記載の光走査装置においてはまた、回折光学素子が「面発光型レーザ光源と光偏向手段との間において、面発光型レーザ光源からのレーザ光束を0次透過光と−1次回折光との2つの光ビームに分岐させ、−1次回折光により面発光型レーザ光源の光出力を検知する」ように構成できる(請求項6)。請求項4、5のように「同期検知等」と請求項6のように「光出力の検知」とを共に行う場合には、同期検知等用の回折光学素子と、光出力検知用の回折光学素子を別個に設けることになる。
この発明の光走査方法は「レーザ光源からのレーザ光束を光偏向手段により偏向させ、走査結像光学系により被走査面上に光スポットを形成して光走査を行う光走査方法」であって、請求項1〜6の任意の1に記載の光走査装置を用い「回折光検知用光検出器により検出される回折光の回折角が、光走査装置の温度変化範囲内で実質的に変化しないようにして光走査を行う」ことを特徴とする(請求項7)。
この発明の画像形成装置は請求項1〜6の任意の1に記載の光走査装置を用いた画像形成装置であり、具体的にはデジタル複写機、各種プリンタ、デジタル複合機(マルチファンクションプリンタ)等として実施される。なお、光走査装置は一般に画像形成装置に組み込まれて使用されるのであるから、上記「光走査装置の温度変化範囲」は、画像形成装置に組み込まれた状態における光走査装置内部の温度変化範囲である。
ここで、図1を参照し、この発明の原理的部分を説明する。
図1(a)に「回折光学素子」の1形態例を示す。
回折光学素子1は、透明な平行平板の片面に「表面レリーフ型」の回折格子1Aが形成されたものである。回折格子の断面形状は図示の如く「矩形波形状」であり、図の如く格子ピッチ:P、ライン幅:Lを定めると、フィルファクタ:F=L/P=0.5である。
この回折光学素子1に対して、図の如く、波長:λのレーザ光束L0を入射角:θで入射させたときの「m次回折光」の回折角:θmは、周知の回折の式に従い、
sinθ+mλ/P=sinθm (1)
で与えられる。
この式から分かるように、回折角:θmはパラメータ:λ/Pに依存する。
前述のごとく、光走査装置や「光走査装置を用いる画像形成装置」では、使用環境温度範囲が設計上定められており、これらの装置中に回折光学素子を使用する場合には、この使用環境温度範囲内で特性を保証する必要がある。
「使用環境温度範囲」は上の説明における「光走査装置の温度変化範囲」に相当する。
光走査装置の温度が変化すればレーザ光の波長:λが変化し、回折光学素子1における回折格子1Aの格子ピッチ:Pも変化するので、回折角:θmも変化する。回折角:θmが変化すると、回折光検知用光検出素子で検出すべき回折光の方向が変わり、光検出素子への入射位置が変化して検出精度が低下する。
発明者は、図1に示した回折光学素子1に対し、「波長を固定したレーザ光」を入射角:θで照射し、回折光学素子1のみの温度を変化させて「回折角:θmの変化」を測定した。測定の結果は、回折光学素子1の「材質の線膨張率」により格子ピッチ:Pが伸縮するとしたときの計算結果と一致した。
即ち、ある基準温度(一般的には25℃程度とする)における回折光学素子1の格子ピッチ:P(μm)、回折光学素子1の材質の線膨張率:α(1/℃)で、回折光学素子1に基準温度から温度変化:ΔT(℃)が生じたときの格子ピッチ:P′(μm)は、
P′=P(1+αΔT) (2)
となることを実験により確かめた。
ここで、レーザ光源として用いられる面発光型レーザ光源を、図1(b)に示す1例により説明する。面発光型レーザ光源10Aは「単一の発光部」を有するものである。図示の如く、活性層10cがクラッド層10a、10bに挟まれ、クラッド層10aの上側に高い反射率を有する反射面10dが形成され、クラッド層10bの下側に高い反射率を有する反射面10eが形成されている。2つの反射面10d、10eに挟まれた領域が基板Sbに対して垂直な「ファブリーペロー共振器」となり、活性層10c内の発振領域10fでレーザ発振を起こし、基板Sbに垂直な方向(図2の上向き方向)にレーザ光束を放射する。勿論、これに限らず、複数のレーザ光を射出する面発光型レーザ光源として「複数の発光部をアレイ配列した面発光型レーザアレイ」を用いることもできるし、1つの発光部を持つ面発光型レーザ光源を複数個配列して光源とすることもできる。
上記基準温度における面発光型レーザ光源の波長:λ(μm)、基準温度から温度変化:ΔT(℃)が生じたときの波長変化:Δλ(μm/℃)、波長変化により変化した波長:λ′(μm)の間には、ΔTが100℃程度の範囲であれば以下の関係が成り立つ。
λ′=λ+Δλ・ΔT
=λ(1+Δλ・ΔT/λ)
=λ(1+βΔT) (3)
この式における「β=Δλ/λ(1/℃)」が「波長変化率(単位波長当たりの波長の変化)」である。
このように、回折光学素子の材料の線膨張率:αと、面発光型レーザ光源の波長変化率:βとは、単位:1/℃が同一であるから相互に大小を比較できる。
式(1)に示す回折の式は、波長:λ′、格子ピッチ:P′、回折角:θ′についても成り立ち、
sinθ+mλ′/P′=sinθm′ (4)
となる。
式(2)、(3)の右辺を、式(4)のλ′、P′に代入すると、
sinθ+mλ(1+βΔT)/P(1+αΔT)=sinθm′ (5)
が得られる。この式(5)の左辺第2項において、
γ=(1+βΔT)/(1+αΔT) (6)
と書けば、式(5)は、
sinθ+mγλ/P=sinθm′ (7)
となる。
式(7)の左辺において「γ=1」とおけば、式(1)の左辺が得られるから、γ=1であるとき、回折角:θm=θm′となって、m次の回折光の回折角:θmは、温度変化:ΔTに拘わらず変化しない。
γ=1は「α=β」と同義であるから、回折光学素子の材料として、その線膨張率:αが面発光型レーザ光源の波長変化率:βに等しいものを選べば、回折光の回折次数:mに関わらず、回折角:θmは温度変化:ΔTに影響されない。
このように「α=β」とならない場合であっても、「α≒β」であれば、回折角の「温度変動に対する変化を十分に小さくすることができる。
実験的に知られているところによれば、発光波長:λ=780nm〜850nmの範囲での面発光型レーザ光源の波長変化:Δλは、基準温度を含む100℃程度の範囲内では端面発光型レーザ光源に比して小さく、0.05/℃(発光波長:850nm)〜0.06nm/℃(発光波長:780nm)程度であり、これから、波長変化率:βは、
β=5.9×10−5〜7.7×10−5 (8)
である。
一般的な光学材質として知られた「溶融石英、Bk7などの光学ガラス」、ポリカードネートなどのプラスチックの線膨張率:αは、溶融石英:5×10−7程度、光学ガラス:7〜8×10−6程度、プラスチック:6〜7×10−5程度である。これらの数値から、プラスチックの線膨張率:αの範囲は、面発光型レーザの波長変化率:βの範囲と略等しく、従って、例えば、ある面発光型レーザ光源を選択したとき、その波長変化率:βと略等しい線膨張率:αを持つプラスチック材料を選択して回折光学素子を製造することにより、回折角に対する温度変化の影響を有効に軽減もしくは回避することが可能である。
「端面発光型レーザ光源」の場合には、波長変化:Δλは、0.2nm/℃(波長λ=780nm)であることが知られており、波長変化率:β=2.6×10−4となるから上記光学材料のいずれとも、線膨張率:αのオーダが異なり「回折光学素子の光学材料の選択によって回折角の温度変化による変動を軽減する」ことはできない。
上記の如く、γ=1、即ち、α=βであれば、回折角:θmは回折次数:mによらず温度変化の影響を受けない。しかし、α≒βであり、αとβとが同一値で無い場合には、回折角への温度変化の影響は回折次数:mにより異なる。
式(1)を(7)から引き算すると、
m(γ−1)λ/P=sinθm′−sinθm (8)
が得られる。使用する面発光型レーザ光源と「回折光学素子の材質」が決まれば式(6)の「γ」が決まる。このとき、回折角:θmの変化、即ち、式(8)右辺は「回折次数:mに比例」する。従って、γ≠1(α≒β)であるときには、温度変化の影響による回折角の変化は回折の次数:mが小さいほど小さくなる。従って、請求項3のように「回折光検知用光検出器により検出される回折光」は、回折光学素子による±1次回折光であることが好ましい。このようにすることにより「回折光学素子の材料選択の自由度、あるいは回折光学素子に対する面発光型レーザ光源の選択の自由度」が大きくなる。
ここで、具体的な数値を上げて説明する。
図1(a)の回折光学素子1において、回折格子1Aが、P=0.75μm、L=0.3μm、即ち、F=0.4の周期構造を持つ表面レリーフ型である場合を想定し、基準温度における発光波長:λ=0.78μmの「面発光型レーザ光源からのレーザ光束」を、入射角:θ=45°で入射させるものとする。
このとき、−1次回折光の回折角:θ−1=−19.444°となる。
一方、光走査装置における「基準温度に対する使用環境温度範囲の温度変化:ΔT=30℃」とする。
回折光学素子1を形成するプラスチック材質の線膨張率:α=7×10−5(1/℃)とすると、温度変化:ΔT=30℃を受けた格子ピッチは「P′=0.75158μm」になる。
面発光型レーザ光源の波長変化:Δλ=0.055nm/℃とすると、温度変化:ΔT=30℃を受けた面発光型レーザ光源の発光波長は「λ′=0.78165μm」に変化する。
従って、温度変化:ΔT=30℃が生じたときの−1次回折光の回折角:θ−1′は、θ−1′=−19.445°となり、温度変化による実質的な回折角変化を生じていない(θ−1≒θ−1′)。このとき、波長変化率:β=Δλ/λ=7.05×10−5(1/℃)となり「α≒βの関係」を満足している。
比較例として、上記と同形状の表面レリーフ型の回折格子を形成した「溶融石英材料による回折光学素子」に、端面発光型レーザ光源(LD)からの、波長:λ=0.78μmのレーザ光束を入射させた場合を考えてみる。
溶融石英材料の線膨張率:α=5×10−7(1/℃)、端面発光型レーザ光源の波長変化:Δλ=0.2nm/℃を用いると、温度変化:ΔT=30℃が生じたときの格子ピッチ:P′=0.7500μm、変化した波長:λ′=0.786μmとなり、―次回折光の回折角:θ−1′=−19.930°となり、基準温度における回折角に対して0.486°も変化することになる。
回折光学素子は振幅型と位相型に大別され、さらに位相型は屈折率変調型と表面レリーフ型に分かれる。この発明の回折光学素子は、これらの何れのものを用いることも可能であるが「プラスチック材料による回折光学素子」を振幅型で形成する場合には「濃淡の形成のためにプラスチック表面に遮光マスク等を塗る必要」があり、屈折率変調型とする場合には「屈折率変調の度合いを維持したまま、格子ピッチを変化させる必要」があるが、
請求項2のように「表面レリーフ型の回折格子」を形成する場合は「プラスチック材料の表面に直接、表面レリーフ型の回折格子形状を形成できるため、異材質や位相分布の維持といった問題がなく、プラスチックへの形状転写に優れたナノインプリント法などの適用が可能でありコスト的なメリットも大きい。
なお「許容される回折角変化」は、光走査装置の具体的構成(回折光学素子の使用目的や使用形態)に応じて広狭があるが、一般的な許容範囲を実現するためには、上記αとβとの差:|α―β|は、
|α―β|<0.3×10−5(1/℃)
であることが好ましい。
以上に説明したように、この発明によれば新規な光走査装置・光走査方法および画像形成装置を実現できる。この発明の光走査装置・光走査方法では、光走査装置内に配備される回折光学素子の回折角が光走査装置の温度範囲内において、温度変化の影響を実質的に受けないので、回折光学素子の光学機能を温度変化によらず適正に維持しつつ光走査を実行でき、従って、この発明の画像形成装置では良好な画像形成を実現できる。
以下、実施の形態を説明する。
図2は、光走査装置の実施の1形態を示している。
図2に示す光走査装置は、面発光型レーザ光源20、整形光学系24、光偏向手段25、走査結像光学系28、光ビーム検出手段31を有する。整形光学系24は、カップリングレンズ21とアパーチャ22とシリンドリカルレンズ23を有し、走査結像光学系28は2枚のレンズ26、27により構成されている。また、光ビーム検出手段31は分離光学系29と光検出器30を有する。また、図示されない処理装置等を備えている。光偏向手段25はポリゴンミラーである。
面発光型レーザ光源20は、シングルビーム光源であることもマルチビーム光源としての面発光型レーザレイ(VCSELアレイ)であることもできる。
カップリングレンズ21は、この例においては、面発光型レーザ光源20から放射されたレーザ光束を略平行光束に整形するが、これに限らず「弱い発散性」あるいは「弱い収束性」の光束に整形するようにしてもよい。
アパーチャ22によって一部を遮光されたレーザ光束はシリンドリカルレンズ23により副走査方向に収束され、光偏向手段25の偏向反射面近傍に「主走査方向に長い線像」として集光する。
光偏向手段25が回転駆動されると、レーザ光束は偏向走査され、2枚のレンズ26、27による走査結像光学系28により被走査面32上に光スポットを形成し、被走査面32を光走査する。
走査結像光学系28を透過したレーザ光束は「主走査方向の有効走査領域外」において、光ビーム検出手段31に入射し「ビーム位置」を検出される。
光ビーム検出手段31では、主走査方向のビーム位置を検出して「書き込み開始のタイミング」を調整する同期検知を行うほか、副走査方向のビーム位置を検出して「副走査方向における走査線位置」の検出を行う。
図3(a)に光ビーム検出手段31の構成例を示す。
走査結像光学系28を介して主走査方向の有効走査領域外に向かうレーザ光束は「表面レリーフ型の回折格子」を有するプラスチック製の回折光学素子33に入射し、副走査方向(図3の上下方向)において2つの光ビームC1、C2に分離される。
光ビームC1は回折光学素子33による「−1次回折光」であり、光ビームC2は回折されない「0次透過光」である。これら光ビームC1、C2は、副走査方向に離れて配置された2つの光検出器34−1、34−2によって各々検出される。
図3(b)に光検出器34−1、34−2の配置例を示す。
光検出器34−1、34−2は、図のごとく副走査方向(図の上下方向)に離されて配置される。光検出器34−1、34−2はそれぞれ、光ビームの光強度を光電変換する受光部35−1、35−2を備えている。2つの光検出器34−1、34−2は素子として同一のものであるが「配置の向き」が互いに異なる。
光検出器34−2は0次透過光である光ビームC2によって「同期検知を行う」ものであり、光検出器34−1は−1次回折光である光ビームC1によって「走査線の副走査方向の位置」の検出を行うものである。
図3(a)において回折光学素子33により回折された光ビームC1(−1次回折光)は、回折光学素子33に入射するレーザ光束の入射位置が副走査方向に変化すると、光検出器34−1の「受光部35−1を横切る位置」が副走査方向(図3(b)における上下方向)に変化する。受光部35−1は副走査方向に対して傾いているので、光ビームC1が受光部35−1を横切る「副走査方向の位置の変化」に応じて、受光部35−1が光ビームC1を検出する時刻が変化する。
一方、0次透過光である光ビームC2により同期検知を行っている光検出器34−2では、受光部35−2は「副走査方向に平行」に配置されているので、光ビームC2を検出される時刻は、光ビームC2が受光部35−2を横切る位置が副走査方向に変化しても変化しない。従って、受光部35−1、35−2で検出される時刻の差分により「変更されたレーザ光束の副走査方向の位置変化」を検知できる。
図2の実施の形態の光走査装置において用いられる回折光学素子33は「線膨張率:αが、面発光型レーザ光源20の波長変化率:βと略等しいプラスチック材料」で形成されており、従って、光走査装置の温度変化が生じても、回折角の変動が極めて小さく押さえられ、上記「走査線の副走査方向の位置」の検出を常に精度よく行うことができる。
光走査装置の実施の別形態を図4に示す。
この光走査装置は、面発光型レーザ光源10と、カップリングレンズ11と、アパーチャ12と、シリンドリカルレンズ13と、光偏向手段14と、2つのレンズにより構成される走査結像光学系16と、同期検知用光検出器17と、反射ミラー18と、導光光学系19と、回折光検知用光検出器20Aと、回折光学素子21Aと、図示されない処理装置等を有する。
面発光型レーザ光源10から放射される「発散性のレーザ光束」は、カップリングレンズ11により所望の集束性光束もしくは発散性光束あるいは平行光束に変換される。ここでは説明の具体性のため、カップリングレンズ11がレーザ光を「略平行光束」に変換するものとして説明する。
カップリングレンズ11によって略平行光束となったレーザ光束は、アパーチャ12を通過して光束周辺部を遮光され、シリンドリカルレンズ13により光偏向手段(ポリゴンミラー)14の偏向反射面15の近傍に「主走査方向に細長い線像」として集光し、光偏向手段14の回転により等角速度的に偏向され、2枚のレンズで構成される走査結像光学系16により被走査面32に光スポットを形成し、被走査面32を光走査する。
光走査の主走査方向における有効画像領域外には「同期検知」のための光検出器17が配置され、偏向されるレーザ光束は反射ミラー18により反射されて光検出器17へ導かれる。
カップリングレンズ11と光偏向手段14の間の光路上に、レーザ光束を分岐させるための回折光学素子21Aが配置され、回折光学素子21Aに入射するレーザ光束の一部は回折される。回折光学素子21Aにより回折されない0次透過光はシリンドリカルレンズ13に入射するが、−1次回折光は導光光学系19により回折光検知用光検出器20Aへと導光され光強度を検出される。なお、導光光学系19は省略することもできる。
図4の実施の形態では、回折光学素子21Aは、カップリングレンズ11より光偏向手段14側に配置される。このような構成により、回折光学素子21Aの取り付けが容易である。
回折光学素子21はアパーチャ12よりも光偏向手段14側に配置されている。面発光型レーザ光源10の駆動電流変化に伴う「放射レーザ光束の発散角変化」が大きい場合にも、このような配置により、放射レーザ光束の発散角が変化してもアパーチャ12を通過するレーザ光束の大きさは変わらないので、発散角変化の影響を低減して回折光検出を行うことができる。
回折光学素子21Aは、面発光型レーザ光源10の波長変化率:βに略等しい熱膨張率:αを有するプラスチック材料による平行平板の片面に表面レリーフ型の回折格子を形成されている。この回折格子に入射したレーザ光束は、回折格子の形状やサイズを適宜に設計することにより「その大部分が0次透過光として透過」し、一部が回折されて−1次回折光として透過し「0次透過光と所定角度を持って分岐」する。
この−1次回折光を回折光検知用光検出器20Aへ導光して光強度を検知することにより、面発光型レーザ光源10の光出力を検知できる。従って、回折光検知用光検出器20Aの検知信号が一定になるように、光源駆動手段の駆動電圧をリアルタイムにフィードバック制御することにより(APC制御)、面発光型レーザ光源10の光出力を安定化することができる。
このように、面発光型レーザ光源10とプラスチック製の回折光学素子21Aとを組み合わせることにより、光走査装置の温度が変化しても、回折光学素子21Aによる−1次回折光の回折角の変化を極めて小さく抑えることができ、回折光検知用光検出器20Aに適正に導光することができる。
図5は、画像形成装置の実施の1形態であるレーザプリンタを示す。
レーザプリンタ100は、光走査装置900、感光体ドラム901、帯電チャージャ902、現像ローラ903、トナーカートリッジ904、クリーニングブレード905、給紙トレイ906、給紙コロ907、レジストローラ対908、転写ローラ911、定着ローラ909、排紙ローラ912、排紙トレイ910等を有する。
帯電チャージャ902、現像ローラ903、転写ローラ911、クリーニング装置のクリーニングブレード905はそれぞれ、感光体ドラム901の表面に近接もしくは接触して配置され、感光体ドラム901の回転方向(矢印方向)に上記順序に配置されている。
感光体ドラム901は光導電性のものである。
感光体ドラム901を時計回りに等速回転させつつ、帯電チャージャ902により感光体ドラム901の表面を均一に帯電させ、光走査装置900による光走査を行って画像書込みを行い「静電線像」を形成する。光走査装置900による画像書込みは「パソコン等の上位装置からの画像情報に基づいてレーザ光束を変調して光走査する」ことにより行われる。
上記の如く形成された静電線像は、感光体ドラム901の回転に伴って現像部へ移動し、現像ローラ903による現像を受けて可視像化される。現像ローラ903にはトナーカートリッジ904に格納されたトナーが供給される。トナーカートリッジ904内のトナー量は、電源投入時や印刷終了時などにチェックされ、残量が少ないときには不図示の表示部に「交換を促すメッセージ」が表示される。
現像により可視像として形成されたトナー画像は、記録媒体としての記録紙上に転写・定着される。記録紙913は給紙トレイ906に格納され、給紙コロ907により給紙トレイ906から1枚づつ給紙される。給紙された記録紙913はその先端部がレジストローラ対908に一旦保持される。レジストローラ対908は、保持した記録紙913を、トナー画像の移動にタイミングを取って、感光体ドラム901と転写ローラ911との当接部へ向けて送り出す。
転写ローラ911には転写電圧が印加され、トナー画像を感光体ドラム901の表面上から記録紙913に静電的に転写する。トナー画像を転写された記録紙913は、定着ローラ909によりトナー画像を定着された後、排紙ローラ912により排紙トレイ910に排出され、排紙トレイ910上に順次スタックされる。
トナー画像の転写後、感光体ドラム901の表面に残留している残留トナーは、クリーニングブレード905により感光体ドラム表面から除去され、図示されないリサイクル機構により再利用されるようになっている。
光走査装置900は、先に、図2、図3、図4に即して実施の形態を説明した如きものであり、回折光学素子を用いられ、光源として面発光型レーザ光源が用いられ、回折光学素子のプラスチック材料は、素の線膨張率:αが面発光型レーザ光源の波長変化率:βに近いものが用いられている。
回折光学素子と面発光型レーザ光源を説明するための図である。 光走査装置の実施の1形態を説明するための図である。 図3の実施の形態における光ビームの検出を説明するための図である。 光走査装置の実施の他の形態を説明するための図である。 画像形成装置の実施の1形態を説明するための図である。
符号の説明
1 回折光学素子
10A 面発光型レーザ光源

Claims (8)

  1. レーザ光源からのレーザ光束を光偏向手段により偏向させ、走査結像光学系により被走査面上に光スポットを形成して光走査を行う光走査装置であって、
    レーザ光源として面発光型レーザ光源を用いるとともに、この面発光型レーザ光源から放射されるレーザ光束の一部を回折させる回折光学素子と、この回折光学素子により回折された回折光を検出する回折光検知用光検出器とを有し、
    上記回折光学素子は、光走査装置の温度変化範囲内における線膨張率:αが、上記温度変化範囲内における上記面発光型レーザ光源の発光波長の波長変化率:βに略等しいプラスチック材料により形成されていることを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1記載の光走査装置において、
    回折光学素子が、平行平板状のプラスチック基板の片面に表面レリーフ型の回折格子が形成されたものであることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1または2記載の光走査装置において、
    回折光検知用光検出器により検出される回折光が、回折光学素子による1次回折光であることを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1〜3の任意の1に記載の光走査装置において、
    回折光学素子が、光走査開始側の有効走査領域外において、面発光型レーザ光源からのレーザ光束を、0次透過光と−1次回折光との2つの光ビームに分岐させ、これら分岐した光ビームの一方を光走査開始の同期検知に供することを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項4記載の光走査装置において、
    回折光学素子により分岐した2つの光ビームの他方により走査線の副走査方向の位置を検出することを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項1〜5の任意の1に記載の光走査装置において、
    回折光学素子が、面発光型レーザ光源と光偏向手段との間において、面発光型レーザ光源からのレーザ光束を0次透過光と−1次回折光との2つの光ビームに分岐させ、−1次回折光により上記面発光型レーザ光源の光出力を検知することを特徴とする光走査装置。
  7. レーザ光源からのレーザ光束を光偏向手段により偏向させ、走査結像光学系により被走査面上に光スポットを形成して光走査を行う光走査方法であって、
    請求項1〜6の任意の1に記載の光走査装置を用い、回折光検知用光検出器により検出される回折光の回折角が、光走査装置の温度変化範囲内で実質的に変化しないようにして光走査を行うことを特徴とする光走査方法。
  8. 請求項1〜6の任意の1に記載の光走査装置を用いた画像形成装置。
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