JPH09265041A - 走査結像レンズおよび光走査装置 - Google Patents

走査結像レンズおよび光走査装置

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JPH09265041A
JPH09265041A JP8222279A JP22227996A JPH09265041A JP H09265041 A JPH09265041 A JP H09265041A JP 8222279 A JP8222279 A JP 8222279A JP 22227996 A JP22227996 A JP 22227996A JP H09265041 A JPH09265041 A JP H09265041A
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JP
Japan
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scanning
imaging lens
optical axis
lens
scanned
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Application number
JP8222279A
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English (en)
Inventor
Koji Masuda
浩二 増田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/785,274 priority patent/US6075638A/en
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/0005Optical objectives specially designed for the purposes specified below having F-Theta characteristic

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光偏向器としてポリゴンミラーを用い、面倒れ
を補正した光走査装置において、サグの影響を良好に補
正し、良好な光走査を実現する。 【解決手段】主走査対応方向に長い線像に結像した光束
を上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を有するポリゴ
ンミラー12により等角速度的に偏向させ、偏向光束を
走査結像レンズ13により被走査面上に光スポットとし
て集光して上記被走査面の等速的な光走査を行なう光走
査装置に用いる走査結像レンズであって、単玉構成であ
り、少なくとも一方の面が、偏向面内において光軸に関
して非対称的な面形状を有し、少なくとも主走査方向の
像面湾曲と等速特性とが有効光走査領域全域にわたって
良好に補正されるように上記非対称的な面形状を定め
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は走査結像レンズお
よび光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光走査装置に用いられる走査結像レンズ
には、光走査の等速性を担保するためのfθ特性等の等
速特性や、光スポット径の変動を抑えるための像面湾曲
の良好な補正が要請され、このような要請に応えるため
に走査結像レンズの面形状は特殊な形状が必要となる
(特開平7−35996号公報等)。
【0003】一方、走査結像レンズに入射する光束を偏
向するための光偏向器として一般的な「ポリゴンミラ
ー」は、偏向反射面の回転中心が偏向反射面内にないた
め、所謂「面倒れ補正」のために、偏向反射面近傍に結
像させる主走査対応方向(光源から被走査面に到る光路
上において主走査方向と対応する方向。上記光路上で副
走査方向に対応する方向を副走査対応方向と言う)に長
い線像に結像させる場合、線像の結像位置と偏向反射面
との位置関係がポリゴンミラーの回転に従い走査結像レ
ンズの光軸に対して非対称的に変動する所謂「サグ」が
発生する。
【0004】従来から知られた走査結像レンズは、その
レンズ面が主走査対応方向に就き光軸対称であるため、
サグがある場合には、像面湾曲や等速特性が著しく劣化
する問題がある。従来、このような性能劣化を走査結像
レンズのシフトやティルトにより補正しているが、補正
は必ずしも十分とは言い難い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、光偏向器
としてポリゴンミラーを用い、単玉構成の走査結像レン
ズを用い、面倒れを補正した光走査装置において、上記
サグの影響を良好に補正し、良好な光走査の実現を課題
とする。
【0006】この発明の別の課題は、光偏向器としてポ
リゴンミラーを用い、1以上のレンズにより構成される
走査結像レンズを用い、面倒れを補正した光走査装置に
おいて、上記サグの影響を良好に補正し、良好な光走査
を実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の走査結像レン
ズは「主走査対応方向に長い線像に結像した光束を上記
線像の結像位置近傍に偏向反射面を有するポリゴンミラ
ーにより等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像レ
ンズにより被走査面上に光スポットとして集光して被走
査面の等速的な光走査を行なう光走査装置」に用いる走
査結像レンズである。
【0008】請求項1記載の走査結像レンズは、以下の
如き特徴を有する。即ち、走査結像レンズは「単玉構
成」であり、少なくとも一方の面が「偏向面内において
光軸に関して非対称的な面形状」を有し、この光軸に関
して非対称的な面形状は、少なくとも主走査方向の像面
湾曲と等速特性とが有効光走査領域全域にわたって良好
に補正されるように定められる。ここに「偏向面」とは
「走査結像レンズを含み、主走査対応方向に平行な面」
を言う。走査結像レンズにシフトやティルトが無いと
き、光偏向器により理想的に偏向された偏向光束の主光
線が掃引する平面は、この偏向面と合致する。
【0009】偏向面内において光軸に関して非対称的な
面形状は、2つのレンズ面のうち少なくとも一方が有す
れば良いが、「偏向面内における面形状が、両面とも、
光軸に関して非対称的な非円弧形状である」ようにする
ことができる(請求項2)。「非円弧形状」とは、光軸
位置における偏向面内の曲率半径をRm、主走査対応方
向における光軸からの距離をY、円錐定数をK、高次の
係数をA,B,C,D,..とするとき、光軸方向の座
標をXとして多項式: X=(Y2/Rm)/[1+√{1−(1+K)(Y/Rm)2}] A・Y4+B・Y6+C・Y8+D・Y10+... (1) で一般的に表される「円弧でない曲線」であり、これが
「主走査対応方向に関して非対称的」であるとは、光軸
の両側において式(1)の具体的形状が互いに異なるこ
とを言う。
【0010】請求項1または2記載の走査結像レンズに
おいて、少なくとも1方のレンズ面を、その「偏向直交
面内の曲率半径」が、光軸から主走査対応方向の距離:
Yに関する高次の多項式:Σan・Y**n(n=0,
1,2,3,..)で表され、この多項式の形状が光軸
に関して非対称的である」ようにできる(請求項3)。
「偏向直交面」は、偏向面に直交する面のうちで、走査
結像レンズの光軸に平行な面である。また、上記高次の
多項式において「Y**n」は「Yのn乗」を意味す
る。
【0011】偏向面内におけるレンズ面形状は、一方を
上記「光軸に関して非対称的な非円弧形状」とし、他方
を「光軸に関して対称な形状」としてもよい。偏向直交
面内の曲率半径が「Yに対する非対称的な多項式」を持
つ面は、それが一方の面のみである場合には、偏向面内
の形状の上記「光軸に関して非対称的な非円弧形状」と
組み合わせても良いし、「光軸に関して対称な形状」と
組み合わせても良い。また、偏向面内における面形状の
一方のみが光軸に関して非対称的であるか、双方が光軸
に関して非対称的であるかに拘らず、両面とも、偏向直
交面内の曲率半径が「Yに対する非対称的な多項式」を
持つ面とすることができる。
【0012】上記請求項1〜3の任意の1に記載の走査
結像レンズは「プラスチックによる成形加工」により形
成することができる(請求項4)。
【0013】ポリゴンミラーにおける面倒れを補正する
のに一般には、線像の結像位置と偏向反射面の位置とを
近接させ、走査結像レンズにより、偏向反射面近傍の位
置と被走査面位置とを副走査対応方向において共役関係
とする。この場合「ポリゴンミラーの偏向反射面位置と
被走査面とを、有効光走査領域全域にわたって副走査対
応方向において共役関係とする」こともできるし(請求
項5)、「線像の結像位置と被走査面とを、有効光走査
領域全域にわたって、副走査対応方向に関して共役関係
とする」こともできる(請求項6)。即ち、請求項6記
載の発明においては、偏向反射面の回転に伴い偏向反射
面による線像の鏡映像位置が変動するが、各瞬間におけ
る鏡映像位置と被走査面位置とが副走査対応方向におい
て共役関係となるようにするのである。
【0014】この発明の光走査装置は「主走査対応方向
に長い線像に結像した光束を上記線像の結像位置近傍に
偏向反射面を有するポリゴンミラーにより等角速度的に
偏向させ、偏向光束を走査結像レンズにより被走査面上
に光スポットとして集光して上記被走査面の等速的な光
走査を行なう光走査装置」である。
【0015】請求項7記載の光走査装置は、走査結像レ
ンズとして、上記請求項1〜6の任意の1に記載の走査
結像レンズを用いることを特徴とする。
【0016】請求項8記載の走査結像レンズは、以下の
如き特徴を有する。即ち、走査結像レンズは「1以上の
レンズ」により構成され、「少なくとも1つのレンズに
おける少なくとも一方の面」が、偏向面内において光軸
に関して非対称的な面形状を有し、少なくとも主走査方
向の像面湾曲と等速特性とが有効光走査領域全域にわた
って良好に補正されるように、上記非対称的な面形状を
定められる。
【0017】この場合、少なくとも1つのレンズの偏向
面内における面形状が「両面とも、光軸に関して非対称
的な非円弧形状である」ことができる(請求項9)。ま
た、請求項8または9記載の走査結像レンズにおいて、
走査結像レンズを構成するレンズのうち、少なくとも1
つのレンズおける少なくとも1方の面の「偏向直交面内
の曲率半径」が、光軸からの主走査対応方向の距離:Y
に関する高次の多項式:Σan・Y**n(n=0,
1,2,3,..)で表され、上記多項式の形状が光軸
に関して非対称的であるようにできる(請求項10)。
【0018】この請求項10記載の走査結像レンズにお
いては、偏向直交面内の曲率半径が光軸に関して非対称
的である面が「偏向面内においても、光軸に関して非対
称的である」ようにすることができる(請求項11)。
【0019】上記請求項8〜11の任意の1に記載の走
査結像レンズにおいて、少なくとも「偏向面内において
光軸に関して非対称的な形状の面を持つレンズ」は、プ
ラスチックにより成形加工することができる(請求項1
2)。
【0020】請求項8〜12の任意の1に記載の走査結
像レンズは「偏向反射面位置と被走査面とを、有効光走
査領域全域にわたって、副走査対応方向において共役関
係とする」ように構成しても良いし(請求項13)、
「線像の結像位置と被走査面とを、有効光走査領域全域
にわたって、副走査対応方向に関して共役関係とする」
ように構成しても良い(請求項14)。
【0021】請求項15記載の光走査装置は、走査結像
レンズとして、請求項8〜14の任意の1に記載の走査
結像レンズを用いることを特徴とする。
【0022】勿論、上述の「主走査方向の像面湾曲と等
速特性とが良好に補正される領域」や「線像の結像位置
と被走査面とが副走査対応方向に関して共役関係とされ
る領域」は、有効光走査領域の外側の領域まで広げても
良いことは言うまでもない。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、請求項7記載の光走査装
置の実施の形態の1例を示している。図1において、光
源である半導体レーザ10から放射された発散性の光束
はカップリングレンズ11aによりカップリングされ、
シリンダレンズ11bに入射し、シリンダレンズ11b
により副走査対応方向(図面に直交する方向)に収束さ
れ、ポリゴンミラー12の偏向反射面12aの近傍に、
主走査対応方向に長い線像として結像する。なおカップ
リングレンズ11aとシリンダレンズ11bとにより構
成される第1光学系11から射出する光束は、主走査対
応方向に関しては「平行光束」としてもよいし、「弱い
発散性」としてもよく、あるいは「弱い収束性」として
もよい。
【0024】偏向反射面12aによる反射光束はポリゴ
ンミラー12の等速回転に伴い等角速度的に偏向し、走
査結像レンズ13に入射し、同レンズ13の作用により
被走査面14上に光スポットとして集光し、被走査面1
4を等速的に光走査する。
【0025】即ち、図1の光走査装置は、半導体レーザ
10から放射され、第1光学系11により主走査対応方
向に長い線像に結像した光束を、線像の結像位置近傍に
偏向反射面12aを有するポリゴンミラー12により等
角速度的に偏向させ、偏向光束を走査結像レンズ13に
より被走査面14上に光スポットとして集光して被走査
面14の等速的な光走査を行なう。被走査面14の位置
には一般に感光体面が配備されるので光スポットは実体
的には感光体表面を光走査する。
【0026】図7は、請求項15記載の光走査装置の実
施の形態の1例を図1に倣って示している。繁雑を避け
るため、混同の虞れが無いと思われるものに就いては図
1におけると同一の符号を用いている。光源である半導
体レーザ10から放射された発散性の光束はカップリン
グレンズ11aによりカップリングされ、シリンダレン
ズ11bに入射し、シリンダレンズ11bにより副走査
対応方向に収束され、ポリゴンミラー12の偏向反射面
12aの近傍に、主走査対応方向に長い線像として結像
する。図1に示した実施の形態におけると同様、カップ
リングレンズ11aとシリンダレンズ11bとによる第
1光学系11から射出する光束は、主走査対応方向に関
しては「平行光束」としてもよいし、「弱い発散性」と
してもよく、「弱い収束性」としてもよい。
【0027】偏向反射面12aによる反射光束はポリゴ
ンミラー12の等速回転に伴い等角速度的に偏向し、走
査結像レンズ15に入射し、同レンズ15の作用により
被走査面14上に光スポットとして集光し、被走査面1
4(実体的には感光体)を等速的に光走査する。走査結
像レンズ15は2枚のレンズ15A,15Bにより構成
されている。
【0028】
【実施例】以下、具体的な実施例を3例挙げる。実施例
1,2においては「走査結像レンズ」は、図1に示すよ
うに単玉構成であり、第1光学系11から射出する光束
は「主走査対応方向には弱い収束性」である。この光束
が偏向反射面12aで反射されたのち、走査結像レンズ
13の作用を受けないとした場合に主走査対応方向にお
いて自然に収束する位置(自然集光点という。走査結像
レンズの光軸上で考える)の偏向反射面12aからの距
離を「S」とする。ポリゴンミラー12は偏向反射面を
6面有し、偏向反射面12aの「内接円半径」は18m
mである。
【0029】光スポットの像高が0のとき(偏向光束が
走査結像レンズの光軸に合致するとき)の偏向反射面か
ら走査結像レンズ13の入射側面までの光軸上の距離を
0、走査結像レンズ13の光軸上の面間隔をD1、走査
結像レンズ13の射出側面から被走査面14に到る光軸
上の距離をD2とする。
【0030】走査結像レンズ13の入射側の面の光軸上
の曲率半径を、主走査対応方向に関してR1m(偏向面内
における光軸上の曲率半径)、副走査対応方向に関して
1sとし、射出側のレンズ面の光軸上の曲率半径を、主
走査対応方向に関してR2m、副走査対応方向に関してR
2sとする。半導体レーザ10の発振波長は780nmで
あり、この波長における走査結像レンズ13の屈折率を
Nとする。
【0031】以下に挙げる実施例1,2および比較例に
おいて、上記S=325.6mmであり、有効光走査領
域幅:W=216mm、走査結像レンズ13の半画角:
α=45.2度である。
【0032】実施例1 i Rim(mm) Ris(mm) Di(mm) N 0 48.0 1 200.0 −40.0 20.0 1.53 2 −210.0 −16.106 107.0 。
【0033】実施例1は請求項2記載の走査結像レンズ
に関する実施例であり、入射側・射出側の面は共に、偏
向面内の形状が、主走査対応方向において「光軸に関し
て非対称的」である。即ち偏向面内の形状は以下の如く
である。
【0034】入射側面:トーリック面 偏向面内の光軸上の曲率半径:R1m=200.0mm, 図1に於ける光軸より上側の部分(+側とする)の非円
弧形状: K(+)=−37.062,A(+)=−2.217E−
7,B(+)= 2.467E−11,C(+)= 2.1
78E−15,D(+)=−3.083E−19 図1に於ける光軸より下側の部分(−側とする)の非円
弧形状: K(−)=−41.860,A(−)=−2.261E−
7,B(−)= 2.097E−11,C(−)= 1.9
96E−15,D(−)=−1.799E−19 上記数値の表現において「Eとそれに続く数値」は「1
0のべき乗」を示す。例えば「E−19」は「10
~19」を意味し、この数値がその直前の数値に掛かるの
である。以下同様である。
【0035】入射側の面は、上記光軸に関して非対称的
な非円弧形状を、光軸上でレンズ面から40mm離れた
「主走査対応方向に平行な軸」の回りに回転して得られ
るトーリック面である。
【0036】射出側面:特殊なトーリック面 偏向面内の光軸上の曲率半径:R2m=−40.0mm, 図1に於ける光軸より上側の部分(+側とする)の非円
弧形状: K(+)= 3.266,A(+)=−4.045E−7,
B(+)= 2.629E−11,C(+)=−6.465
E−15,D(+)= 1.431E−18 図1に於ける光軸より下側の部分(−側とする)の非円
弧形状: K(−)= 2.335,A(−)=−4.199E−7,
B(−)= 1.835E−11,C(−)=−6.305
E−15,D(−)= 1.356E−18
【0037】射出側の面における偏向直交面内の曲率半
径:R2s(Y)(Yは光軸からの主走査対応方向の距離)
は「光軸に関して対称」な高次の多項式: R2s(Y)=a0+a22+a44+a66+a88+a1010 (2) において、 a0=16.106,a2=−5.551E−4,a4
6.414E−7,a6=−7.405E−11,a8
=−5.058E−15,a10= 1.325E−18
。 この射出側の面の形状を図2を参照して説明する。図2
においてX座標は走査結像レンズの光軸に合致して取ら
れている。Yは主走査対応方向に平行な座標であり、従
ってXY面は「偏向面」である。図中の曲線:X(Y)は
偏向面内におけるレンズ面の形状であり、光軸(X軸)
に関して非対称的な「非円弧形状」である。Z座標は
「XY面に直交」する座標であり、従って「偏向直交
面」はXZ面に平行である。上記レンズ面の偏向直交面
内の曲率半径:r(Y)は、上記式(2)で表されるR2s
(Y)である。曲率円の中心を連ねた線L(Y)は曲線で
あり、このような面を「特殊なトーリック面」と称す
る。
【0038】実施例1に関する主走査方向の像面湾曲と
等速特性・リニアリティの図を図3に示す。等速特性は
fθ特性として知られたものを修正して求めたもの(偏
向光束が主走査対応方向に関しては弱い収束性であるの
で、走査結像レンズ13は正確にはfθレンズでない)
である。なお、図2において、破線が等速特性、実線が
リニアリテイである。以下、同様である。
【0039】主走査対応方向の像面湾曲も、等速特性・
リニアリティも良好である。これは、偏向面内における
面形状を入射側・射出側とも主走査対応方向において、
光軸に関して非対称的に形成した結果である。
【0040】実施例2 実施例2は請求項3記載の走査結像レンズに関する実施
例であり、上記実施例1において、射出側の面形状にお
ける「R2s(Y)」を光軸に関して非対称的とした。従っ
て、Rim,Ris,Di,Nや「偏向面内における両面の
形状」は実施例1におけるデータと同一である。
【0041】入射側面:実施例1の入射側面と同じトー
リック面である。
【0042】射出側面:偏向面内の形状は、実施例1に
おける射出側面の偏向面内の形状と同一の「光軸に関し
非対称的な非円弧形状」である。 射出側面における偏向直交面内の曲率半径:R2s(Y)
(Yは光軸からの距離)は高次の多項式: R2s(Y)=a0+a22+a44+a66+a88+a1010 (2) で表されるが、図1における光軸から上の部分(+側)
と下の部分(−側)とで形状が異なる。即ち、R2s
(Y)は光軸に関して非対称的である。
【0043】図1に於ける光軸より上側の部分(+
側):R2s(Y)+0(+)=16.106,a2(+)=−2.030E−
4,a4(+)= 2.978E−7,a6(+)= 1.7
72E−10,a8(+)=−9.362E−14,a
10(+)= 1.279E−17 図1に於ける光軸より下側の部分(−側):R2s(Y)-0(−)=16.106,a2(−)=−6.447E−
4,a4(−)= 1.007E−6,a6(−)=−4.2
53E−10,a8(−)= 1.438E−13,a
10(−)=−2.049E−17 。
【0044】実施例2に関する主・副走査方向の像面湾
曲を図4に示す。主走査方向の像面湾曲(破線)は実施
例1のものと同一であり、実線で示す副走査対応方向の
像面湾曲も良好である。これは、偏向直交面内における
射出側面の曲率半径を与える多項式を上記の如く、R2s
(Y)+とR2s(Y)-のように「光軸に関して非対称的」と
した結果である。等速特性及びリニアリティは実施例1
の場合と同じである。
【0045】比較例 実施例1における入・射出側の面の「偏向面内の形状」
を、光軸に関して対称的な非円弧形状とする。即ち、 入射側面:以下のデータで定まる「光軸に関して対称的
な非円弧形状」を、光軸上でレンズ面から40mm離れ
た主走査対応方向に平行な軸の回りに回転して得られる
トーリック面である。
【0046】偏向面内の光軸上の曲率半径:R1m=20
0.0mm,K=−35.2,A=−2.0E−7,B
= 2.2E−11,C= 1.9E−15,D=−
1.9E−19 射出側面:以下のデータで特定される「光軸に関して対
称的な非円弧形状」を偏向面内の形状とする特殊なトー
リック面である。
【0047】偏向面内の光軸上の曲率半径:R2m=−4
0.0mm,K= 2.1,A=−3.7E−7,B=
1.7E−11,C=−5.9E−15,D= 1.5
E−18 。
【0048】射出側面における偏向直交面内の曲率半
径:R2s(Y)(Yは光軸からの距離)は高次の多項式: R2s(Y)=a0+a22+a44+a66+a88+a1010 (2) において、 a0=16.106,a2=−5.551E−4,a4
6.414E−7,a6=−7.405E−11,a8
=−5.058E−15,a10= 1.325E−18 とした「光軸対称な形状」である。
【0049】このようにすると、走査結像レンズは全体
として主走査対応方向において光軸に関して対称的にな
る。
【0050】比較例の場合、光偏向器としてポリゴンミ
ラー12に代えて回転単面鏡のように偏向反射面がその
回転軸を含むようなものを用いると「サグ」が発生せ
ず、この比較例の走査結像レンズにより、図6に示すよ
うな良好な主走査方向の像面湾曲(破線)と副走査方向
の像面湾曲(実線)と等速特性・リニアリティを実現で
きるが、光偏向器としてポリゴンミラー12を用いる
と、前記「サグ」の影響により、特に副走査方向の像面
湾曲(実線)が図5(左図)に示すように劣化し、等速
特性・リニアリティも図5(右図)のように劣化する。
【0051】実施例1,2における走査結像レンズはプ
ラスチックを素材として成形加工により形成することが
でき(請求項4)、金型を3次元加工機で製作すること
により複雑な面形状を有する走査結像レンズを低コスト
で精度良く製造可能である。
【0052】実施例2では、第1光学系11による、線
像の結像位置(の偏向反射面による像位置)と被走査面
14とが有効光走査領域にわたって、副走査対応方向に
関して共役関係となっている(請求項6)。ポリゴンミ
ラー12の各偏向反射面12aと被走査面とを、有効光
走査領域にわたって副走査対応方向において共役関係と
する(請求項5)方が、面倒れの補正はより精細に行な
うことができるが、実施例2のように「線像の位置と被
走査面とを共役関係とする」ほうが、副走査方向の像面
湾曲の補正に関しては有利である。勿論、この発明の走
査結像レンズはサグの影響を更に良好に補正するため
に、配備態位にシフトやティルトを施して良い。
【0053】以下に挙げる実施例3は、請求項8の走査
結像レンズの実施例であり、図7に示すように「2枚構
成」で、第1光学系11から射出する光束は「平行光
束」である。従って、この光束の主走査対応方向におけ
る自然集光点の偏向反射面12aからの距離:Sは
「∞」である。ポリゴンミラー12は、実施例1,2に
おけるものと同じものである。
【0054】図7に示すように、走査結像レンズ15
の、偏向反射面12a側から数えて第i番目の面と第i
+1番目の面との光軸上の面間隔をDi(i=1〜
3)、光スポットの像高が0のとき(偏向光束が走査結
像レンズの光軸に合致するとき)の偏向反射面12aか
ら走査結像レンズ15の入射側面(レンズ15Aの偏向
反射面側の面)までの光軸上の距離をD0(i=0)、
レンズ15Bの被走査面側の面から被走査面14に到る
光軸上の距離をD4(i=4)とする。
【0055】走査結像レンズ15の、偏向反射面12a
側から数えて第i番目の面の、光軸上の曲率半径を、主
走査対応方向に関してRim(偏向面内における光軸上の
曲率半径)、副走査対応方向に関してRisとする(i=
1〜4)。また、偏向反射面12aの側から数えて第j
番目のレンズの材質の屈折率をNj(j=1〜2)とす
る。半導体レーザ10の発振波長は780nmであり、
上記屈折率:Njは、この波長における屈折率である。
また、有効光走査領域幅:W=216mm、走査結像レ
ンズ15の半画角:α=43.6度である。
【0056】実施例3 i Rim(mm) Ris(mm) Di(mm) J Nj 0 40.610 1 -1247.368 -400.0 10.506 1 1.537 2 -96.361 -80.0 50.235 3 −1123.687 (=R3m) 17.450 2 1.537 4 −164.744 −29.02 97.750 。
【0057】レンズ15Aの入射側・射出側の面は共
に、偏向面内の形状が、主走査対応方向において「光軸
に関して非対称的」である(請求項8)。即ち、偏向面
内の形状は以下の如くである。
【0058】レンズ15Aの入射側面:偏向面内の形状
が光軸に関して非対称な非円弧形状であるトーリック面
である。 偏向面内の光軸上の曲率半径:R1m=−1247.36
8mm, 光軸を含む偏向直交面内の曲率半径:R1s=−400.
00mm 図7に於ける光軸より上側の部分(+側)の非円弧形
状: K1(+)= 56.885,A1(+)=−5.426E−
7,B1(+)= 2.246E−10,C1(+)=−4.
415E−14,D1(+)= 4.670E−18 図7に於ける光軸より下側の部分(−側)の非円弧形
状: K1(−)= 56.885,A1(−)=−5.415E−
7,B1(−)= 2.260E−10,C1(−)=−4.
418E−14,D1(−)= 4.669E−18
【0059】レンズ15Aの射出側面:偏向面内の形状
が光軸に関して非対称な非円弧形状であるトーリック面
である。 偏向面内の光軸上の曲率半径:R2m=−96.361m
m, 光軸を含む偏向直交面内の曲率半径:R2s=−80.0
0mm 図7に於ける光軸より上側の部分(+側)の非円弧形
状: K2(+)= 0.3419,A2(+)=−2.622E−
7,B2(+)= 1.311E−11,C2(+)=−1.
525E−14,D2(+)= 2.030E−18 図7に於ける光軸より下側の部分(−側)の非円弧形
状: K2(−)= 0.3419,A2(−)=−2.550E−
7,B2(−)= 1.300E−11,C2(−)= 1.
515E−14,D2(−)= 2.032E−18
【0060】レンズ15Bの入射側面:球面である。 偏向面内の曲率半径:R3m=光軸を含む偏向直交面内の
曲率半径:R3s=−1123.687mm
【0061】レンズ15Bの射出側面:偏向直交面内に
おける曲率半径が、光軸に関して非対称に変化する特殊
なトーリック面である(請求項10)。
【0062】偏向面内の曲率半径:R4m=−164.7
44mm, 偏向直交面内の曲率半径:R4s(Y)(Yは光軸からの主
走査対応方向の距離)は高次の多項式: R4s(Y)=a0+a22+a44+a66+a88+a1010 (2) において、図7の光軸より上の部分(+側:R4s
(Y)+)においては、 a0(+)=−29.02,a2(+)=−0.4163E−
3,a4(+)= 0.3040E−8,a6(+)= 0.
8338E−11,a8(+)=−0.1608E−1
4,a10(+)= 0.9851E−19 図7の光軸より下の部分(−側:R4s(Y)-)において
は、 a0(−)=−29.02,a2(−)=−0.4466E−
3,a4(−)= 0.2976E−7,a6(−)=−0.
6806E−11,a8(−)= 0.1549E−1
4,a10(−)=−0.1219E−18 。
【0063】実施例3に関する主走査方向の像面湾曲と
等速特性・リニアリティの図を図8に示す。第1光学系
11から射出する光束が主走査対応方向において平行光
束であるので、等速特性は「fθ特性」である。主走査
対応方向の像面湾曲も、等速特性(fθ特性)・リニア
リティも良好である。これは、レンズ15Aの「偏向面
内における面形状」を入射側・射出側とも主走査対応方
向において、光軸に関して非対称的に形成した結果であ
る。また、副走査方向(実線)の像面湾曲も、極めて良
好に補正されている。これは、レンズ15Bの射出側面
の偏向直交面内の曲率半径を与える多項式を、上記の如
く、R4s(Y)+とR4s(Y)-のように「光軸に関して非対
称的」とした結果である。
【0064】請求項8記載の発明の実施の形態および実
施例としては、走査結像レンズを2枚で構成する場合を
説明したが、走査結像レンズを3枚以上のレンズで構成
することも勿論可能である。
【0065】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な走査結像レンズと光走査装置とを提供できる。
この発明によれば、光走査装置において光偏向器として
ポリゴンミラーを用いることに起因する所謂「サグ」の
影響を有効に軽減・除去することが可能になる。
【0066】請求項4記載の発明によれば、面精度のよ
い走査結像レンズの低コストでの製造が可能であり、請
求項5記載の発明によれば、ポリゴンミラーにおける面
倒れの極めて良好な補正が可能であり、請求項6記載の
発明によれば副走査方向の像面湾曲の良好な補正が可能
である。
【0067】また、請求項8記載の発明によれば、走査
結像レンズを複数枚構成とすることにより性能を向上さ
せることが可能となり、請求項12記載の発明によれ
ば、面精度のよい走査結像レンズの低コストでの製造が
可能であり、請求項13記載の発明によれば、ポリゴン
ミラーにおける面倒れの極めて良好な補正が可能であ
り、請求項14記載の発明によれば副走査方向の像面湾
曲の良好な補正が可能である。請求項8記載の発明で
は、走査結像レンズを2枚以上のレンズで構成すること
もできるので、偏向面内で非対称的な形状をもつレンズ
面(請求項10)をどの面にするか、偏向直交面内の曲
率半径の変化を光軸に関して非対称とする面をどの面に
するかの自由度も大きく、設計が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項7記載の発明の光走査装置の実施の1形
態を示す図である。
【図2】実施例1の走査結像レンズにおける射出側の面
の形状を説明するための図である。
【図3】実施例1に関する主走査方向の像面湾曲と等速
特性・リニアリティを示す図である。
【図4】実施例2に関する主・副走査方向の像面湾曲の
図である。
【図5】比較例において「サグ」の影響がある場合の像
面湾曲と等速特性・リニアリティの図である。
【図6】比較例の走査結像レンズを、サグのない光偏向
器とともに使用した場合における像面湾曲と等速特性・
リニアリティの図である。
【図7】請求項15記載の発明の光走査装置の実施の1
形態を示す図である。
【図8】実施例3に関する主走査方向の像面湾曲と等速
特性(fθ特性)・リニアリティを示す図である。
【符号の説明】
10 半導体レーザ(光源) 11 第1光学系 11a カップリングレンズ 11b シリンダレンズ 12 ポリゴンミラー 13 走査結像レンズ 14 被走査面 15 走査結像レンズ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査対応方向に長い線像に結像した光束
    を上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を有するポリゴ
    ンミラーにより等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査
    結像レンズにより被走査面上に光スポットとして集光し
    て上記被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置に
    用いる走査結像レンズであって、 単玉構成であり、少なくとも一方の面が、偏向面内にお
    いて光軸に関して非対称的な面形状を有し、少なくとも
    主走査方向の像面湾曲と等速特性とが有効光走査領域全
    域にわたって良好に補正されるように、上記非対称的な
    面形状を定めたことを特徴とする走査結像レンズ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の走査結像レンズにおいて、 偏向面内における面形状が、両面とも、光軸に関して非
    対称的な非円弧形状であることを特徴とする走査結像レ
    ンズ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の走査結像レンズに
    おいて、 少なくとも1方の面の、偏向直交面内の曲率半径が光軸
    からの主走査対応方向の距離:Yに関する高次の多項
    式:Σan・Y**n(n=0,1,2,
    3,....)で表され、上記多項式の形状が光軸に関
    して非対称的であることを特徴とする走査結像レンズ。
  4. 【請求項4】請求項1または2または3記載の走査結像
    レンズにおいて、 プラスチックにより成形加工されていることを特徴とす
    る走査結像レンズ。
  5. 【請求項5】請求項1または2または3または4記載の
    走査結像レンズにおいて、 偏向反射面位置と被走査面とを、有効光走査領域全域に
    わたって、副走査対応方向において共役関係とすること
    を特徴とする走査結像レンズ。
  6. 【請求項6】請求項1または2または3または4記載の
    走査結像レンズにおいて、 線像の結像位置と被走査面とを、有効光走査領域全域に
    わたって、副走査対応方向に関して共役関係とすること
    を特徴とする走査結像レンズ。
  7. 【請求項7】主走査対応方向に長い線像に結像した光束
    を上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を有するポリゴ
    ンミラーにより等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査
    結像レンズにより被走査面上に光スポットとして集光し
    て上記被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置で
    あって、 走査結像レンズとして、請求項1〜6の任意の1に記載
    の走査結像レンズを用いることを特徴とする光走査装
    置。
  8. 【請求項8】主走査対応方向に長い線像に結像した光束
    を上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を有するポリゴ
    ンミラーにより等角速度的に偏向させ、偏向光束を走査
    結像レンズにより被走査面上に光スポットとして集光し
    て上記被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置に
    用いる走査結像レンズであって、 1以上のレンズにより構成され、少なくとも1つのレン
    ズにおける少なくとも一方の面が、偏向面内において光
    軸に関して非対称的な面形状を有し、少なくとも主走査
    方向の像面湾曲と等速特性とが有効光走査領域全域にわ
    たって良好に補正されるように、上記非対称的な面形状
    を定めたことを特徴とする走査結像レンズ。
  9. 【請求項9】請求項8記載の走査結像レンズにおいて、 少なくとも1つのレンズの偏向面内における面形状が、
    両面とも、光軸に関して非対称的な非円弧形状であるこ
    とを特徴とする走査結像レンズ。
  10. 【請求項10】請求項8または9記載の走査結像レンズ
    において、 少なくとも1つのレンズおける少なくとも1方の面の、
    偏向直交面内の曲率半径が、光軸からの主走査対応方向
    の距離:Yに関する高次の多項式:Σan・Y**n
    (n=0,1,2,3,...)で表され、上記多項式
    の形状が光軸に関して非対称的であることを特徴とする
    走査結像レンズ。
  11. 【請求項11】請求項10記載の走査結像レンズにおい
    て、 偏向直交面内の曲率半径が光軸に関して非対称的である
    面が、偏向面内においても、光軸に関して非対称的であ
    ることを特徴とする走査結像レンズ。
  12. 【請求項12】請求項8または9または10または11
    記載の走査結像レンズにおいて、 偏向面内において光軸に関して非対称的な形状の面を持
    つレンズがプラスチックにより成形加工されていること
    を特徴とする走査結像レンズ。
  13. 【請求項13】請求項8または9または10または11
    または12記載の走査結像レンズにおいて、 偏向反射面位置と被走査面とを、有効光走査領域全域に
    わたって、副走査対応方向において共役関係とすること
    を特徴とする走査結像レンズ。
  14. 【請求項14】請求項8または9または10または11
    または12記載の走査結像レンズにおいて、 線像の結像位置と被走査面とを、有効光走査領域全域に
    わたって、副走査対応方向に関して共役関係とすること
    を特徴とする走査結像レンズ。
  15. 【請求項15】主走査対応方向に長い線像に結像した光
    束を上記線像の結像位置近傍に偏向反射面を有するポリ
    ゴンミラーにより等角速度的に偏向させ、偏向光束を走
    査結像レンズにより被走査面上に光スポットとして集光
    して上記被走査面の等速的な光走査を行なう光走査装置
    であって、 走査結像レンズとして、請求項8〜14の任意の1に記
    載の走査結像レンズを用いることを特徴とする光走査装
    置。
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