JP2009144812A - センサ付き軸受装置 - Google Patents

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    • F16C41/007Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles

Abstract

【課題】センサの固定力が経時的に低下し難いセンサ固定方法のセンサ付き軸受装置を提供する。
【解決手段】軸受本体回転側に取り付けられたパルサーリング11と、同非回転側に取り付けられる環状の芯金150に一体に形成されるセンサ収容部100とを有した金属製のセンサホルダ10と、センサ収容部100内に挿入・装着される回転検出センサ90とを備え、回転検出センサ90には、センサ収容部100内に弾性変形して挿入され、所定の装着位置に達すると弾性復帰する弾性変形片が設けられ、センサ収容部100には、当該弾性復帰に伴い弾性変形片の突出係合部と係合し挿入方向後方への抜けを阻止する係合受け部が設けられ、さらに回転検出センサ90には当該挿入をガイドする対をなすレール溝が設けられ、センサ収容部100には各レール溝にレール嵌合する対をなすレールが設けられ、当該レール嵌合により挿入方向と垂直な二方向への位置決めがなされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転検出用のセンサを備える軸受装置に関する。
特開2006−335178号公報 特開2003−172369号公報
各種装置における回転運動の計測において、軸受装置に計測機構を装備する場合がある。例えば、車両アクスル駆動輪に対してABS機構を構成するときに、回転検出装置を軸受装置に固定する場合が多い。通常の回転検出装置は、ハブユニットの回転輪側に固定されるパルス発生器(パルサーリング)と、固定輪側に固定される金属製のセンサホルダ(環状カバー体)に保持される樹脂モールドされてなる回転検出センサ(パルス検知センサ)とを有し、車輪の回転に伴い回転するパルサーリングの回転変化を該センサによって検出するように構成されたものが知られている(特許文献1,2参照)。
ところで、上述のようにセンサホルダに回転検出用のセンサを保持させる構成を有した従来の軸受装置においては、センサホルダ側にばね部位を設け、当該ばね部位によりセンサ外周面のうちの一面を押し付けることによる狭圧によりセンサを保持していた。このため、センサ固定部周辺における熱変化や継続的な押し付けにより、センサホルダとセンサ樹脂部との間でクリープが生じることがある。この場合、センサの固定力を長期にわたって確保することが難しく、経時的な固定力の低下に伴いセンサの安定的な出力検知が確保できなくなる可能性がある。
本発明の課題は、センサの装着が容易で、かつセンサの固定力が経時的に低下し難い新たなセンサ固定方法を実現したセンサ付き軸受装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のセンサ付き軸受装置は、
外輪部材と、該外輪部材に同心配置される内輪部材と、外輪部材と内輪部材とに設けられた対向する軌道面間に介在する転動体列とを有した軸受本体と、外輪部材と内輪部材とのうち回転側となるものの車両インナ側にて同心的に取り付けられたパルサーリングと、非回転側となるものの車両インナ側に取り付けられる環状の芯金と該芯金に対し一体に形成されるセンサ収容部とを有した金属製のセンサホルダと、センサ収容部内に所定の挿入方向に向けて挿入される形で装着され、その装着状態においてセンシング面がパルサーリングに対向する回転検出センサと、を備える基本構造を有する。
そして、本発明の第一の特徴として、センサ収容部及び回転検出センサのうちいずれか一方には、他方に向けて突出する突出係合部が設けられ、他方には、装着状態において回転検出センサの挿入方向後方への抜けを阻止する形で突出係合部と係合する係合受け部とが設けられる。この構成によると、突出係合部が係合受け収容部に収容されることにより、回転検出センサの挿入方向後方(挿入方向とは逆の方向)への抜けを防止できる。
また、本発明の第二の特徴として、センサ収容部及び回転検出センサのうちいずれか一方には、回転検出センサを挿入方向に挿入する際に弾性変形する形でその挿入が許容され、所定の装着位置に達すると弾性復帰し、係合受け部に突出係合部を係合させる弾性変形片が設けられる。この構成によると、弾性変形片を弾性変形させる形でセンサの挿入が可能となる。そして、センサが挿入完了位置に達すると該弾性変形片が弾性復帰し、突出係合部が自動的に係合状態となって、挿入方向後方に抜けない状態となる。つまり、上記構成によれば、回転検出センサは挿入するだけで容易に取り付ける。さらに、挿入が完了した装着状態において、弾性変形片は弾性復帰した状態となり、継続的な押し付け力を要しないから、センサの固定力が経時的に低下することもない。
さらに、本発明の第三の特徴として、センサ収容部には、当該弾性変形を伴う回転検出センサの挿入を安定的にガイドするために挿入方向に延出した挿入ガイドレール対が設けられ、他方、回転検出センサには、各々がセンサ本体部内側に向けて凹む断面形状を有し、挿入ガイドレール対をなす2つのレールにそれぞれが嵌合する2つのレール溝からなる挿入ガイドレール溝対が設けられる。この構成によると、回転検出センサの挿入がレール溝とレールとの嵌合によりガイドされるので、弾性変形を伴う挿入であっても安定して取り付けることができる。また、挿入方向に延出するレール溝に凸条部をなすレール部が嵌合すると、挿入方向と垂直な二方向において位置決めがなされる。つまり、レール溝の対向する内側面間にレールが挟まれることで当該レール幅方向への位置決めがなされると同時に、レールの突出方向とレール溝の溝底面との対向方向にも位置決めがなされるので、二方向からの安定的な位置保持が可能となる。さらに、上記の第二の特徴と合わせれば、挿入方向の位置保持を加えた三方向に位置決めされた状態となり、一層安定した位置保持が可能となる。さらに、周方向に対向するレール溝のそれぞれにレールが嵌合されることで、両レールの対向方向への位置決め効果も加えることができる。また、挿入が完了した装着状態において、継続的な押し付けを要しない構成であるから、センサの固定力が経時的に低下することもない。なお、センサ本体部内側とは、センサ本体部の内部中心側であり、具体的に言うならば、センサ本体部の外周面から該センサ本体の重心が存在する側といえる。
ところで、本発明におけるセンサ収容部は、装着状態のセンサ本体部の周方向両側を被うよう、各々が環状の芯金から突出して周方向に対向して形成され、かつ各々に挿入ガイドレール対をなす2つのレールの一方が設けられた対をなすセンサ保持用基部を備えて形成できる。この場合、該対をなすセンサ保持用基部は、各々が板金材料のプレス加工体として形成することができ、それぞれの突出側先端部には、装着される回転検出センサに向けて曲げる曲げ加工が施され、その曲げられた先端が挿入ガイドレール対をなす一方のレールとすることができる。この構成によると、板金材料の曲げ加工により、レールを容易に形成することができる。
上記構成において、挿入ガイドレール対をなす2つのレールは、周方向に対向形成される各センサ保持用基部の突出側先端部を互いが対向する対向方向に曲げられて、該対向方向に延出した先の先端部として形成することができる。この場合、挿入ガイドレール溝対をなす2つのレール溝は、各センサ保持用基部と周方向において対向するセンサ本体部の周方向側面に形成することができる。この構成によると、レールとレール溝との嵌合により、対をなすレール同士の対向方向(周方向)にて回転検出センサを位置決めすることができるし、各レール溝の対向する内側面の対向方向(挿入方向と垂直な方向)にて回転検出センサを位置決めすることもできる。つまり、挿入方向と垂直をなす互いに異なる二方向から回転検出センサの位置決めを行うことができる。
他方、挿入ガイドレール対をなす2つのレールは、周方向に対向形成される各センサ保持用基部の突出側先端部を互いが対向する対向方向に曲げられ、さらに該対向方向に延出した先が、装着状態において回転検出センサに向かうよう対向方向と挿入方向との双方に垂直な方向に曲げられた先の先端部として形成することができる。この場合、挿入ガイドレール溝対をなす2つのレール溝は、回転検出センサの各センサ保持用基部が突出する側に臨む同一の外周平面上にて、各々平行に形成することができる。この構成によると、レールとレール溝との嵌合により、対向するレール同士の対向方向(周方向)にて回転検出センサを位置決めすることができるし、レールとレール溝の当接方向(挿入方向と周方向に垂直な方向)にて回転検出センサを位置決めすることができる。
なお、レールが曲げ形成されるセンサ収容部(センサ保持用基部)は、例えば環状の心金に溶着固定することで一体に固定できるが、他の方法であってもよい。具体的に言えば、センサホルダは、環状の芯金とセンサ収容部とを含む全体がとして形成することができ、この場合、対をなすセンサ保持用基部は、芯金の周方向における一部区間をセンサ収容部形成区間として、当該センサ収容部形成区間を曲げ加工することで形成することができる。つまり、曲げるだけの容易な加工方法で、センサ保持用基部、さらにはレールを形成することができる。
上記構成において、センサ収容部形成区間には、挿入方向の中間位置に周方向に沿って切り欠かれた第一の切り欠き部を形成することができる。さらに、該第一の切り欠き部の中央から切り欠きがつながる形で挿入方向の第一側の端縁部までを切り欠かれた第二の切り欠き部を形成することができる。この構成によると、センサ収容部形成区間の挿入方向の第一側を、周方向において第一の切り欠き部の両端縁位置にて垂直に折り曲げることで、その折り曲げ片を、対をなすセンサ保持用基部とすることができる。各切り欠きにより、折り曲げ片領域が他の領域と分離されているので、曲げ加工が容易となる。
また、上記構成において、センサ収容部形成区間において、挿入方向の第一側とは逆の第二側は切り欠きを有さず周方向に連続して形成できる。つまり、この連続形成領域があることにより環状につながる板状の芯金が形成することができ、センサホルダ全体にねじれに対する一定以上の強度を付与できる。
また、対をなすセンサ保持用基部は、それら双方又はいずれかの挿入方向側の端部が互いの対向方向にそれぞれ曲げられ、その折り曲げ片が、装着状態において回転検出センサの挿入先端面に当接する形で、挿入方向において該回転検出センサを位置決めする挿入方向先端側位置決め部とすることができる。具体的に言えば、曲げ加工前の挿入方向先端側位置決め部を、センサ収容部形成区間におけるセンサ保持用基部に相当する基部相当部の、挿入方向に延出形成された部分とし、この延出形成された部分を曲げる形で挿入方向先端側位置決め部を設けることができる。この構成によると、曲げ加工により挿入方向先端側位置決め部を容易に形成することができる。また、上記構成に、上述した本発明の第二の特徴とを合わせることで、挿入方向の前後双方で回転検出センサが位置決めされる構成となる。
なお、各センサ保持用基部の芯金からの突出方向とは逆側の端部は、それら両端部の対向方向にそれぞれ曲げられ、その曲げられた折り曲げ片を、回転検出センサにおける突出方向とは逆側の面に当接する形で、該回転検出センサを当該突出方向とは逆側にて位置決めする突出方向逆側位置決め部とすることもできる。具体的に言えば、曲げ加工前のセンサ保持用基部に相当する基部相当部は、挿入方向に延出形成されており、突出方向逆側位置決め部に相当する部分は、基部相当部の挿入方向延出部分から周方向に延出した部分とすることができる。この構成によると、曲げ加工により突出方向逆側位置決め部を容易に形成することができる。
本発明の弾性変形片は、挿入方向側を自由端、挿入方向とは逆側を固定端として形成することができ、該自由端側に前記突出係合部を形成することができる。この構成によると、突出係合部における弾性変形の変位量を増すことができ、挿入が容易になる。
また、弾性変形片は、回転検出センサのセンサ本体部の外周面を延出元として外向きに延出する外向き延出部と、該外向き延出部の延出した先から挿入方向側に向けて延出し、延出元となるセンサ本体部の外周面に対し空隙を介して対向する挿入方向延出部と、を有して形成し、かつ、少なくとも挿入方向延出部の挿入方向先端部が空隙を縮小するよう、対向するセンサ本体部の外周面に向かう接近方向に弾性変形するように形成することができる。この場合、回転検出センサ全体を、例えば樹脂モールド体として形成するようにすれば、上記のような弾性変形片を有した特殊形状であっても本体部と同時に容易に成型できる。
なお、この構成において、弾性変形片の挿入方向側先端部には突出係合部を形成することができ、センサ収容部には、係合受け部を有し、かつ装着状態において突出係合部を収容する係合受け収容部を形成することができる。この場合、回転検出センサを挿入方向に挿入する際には、挿入方向において回転検出センサの突出係合部に対しセンサ収容部の挿入方向後端延部が当接するとともに、当該当接状態から回転検出センサを挿入方向にさらに押し込むことにより、弾性変形片が接近方向に弾性変形し、該弾性変形片の挿入方向先端部をなす突出係合部をセンサ収容部の内周面上に摺動させる形で、回転検出センサの挿入が継続し、さらに、突出係合部が装着位置に達した際には、弾性変形片が弾性復帰し、当該弾性復帰により突出係合部がセンサ収容部の内部に収容されて、回転検出センサが装着状態となるように構成できる。このように構成することで、回転検出センサをセンサホルダの挿入口から挿入方向に押し込むだけで装着状態とすることができる。さらに具体的に言えば、弾性変形片は、センサ本体部の外周面のうち周方向に対向する外周面の双方を延出元とする形で形成することができ、周方向に対向形成される各センサ保持用基部には、該周方向に貫通する窓部を形成して、当該窓部を係合受け収容部として構成することができる。
他方、弾性変形片は、センサ収容部に対し挿入方向とは逆側にて一体に連結される連結部と、該連結部から挿入方向側に延出し、少なくとも該連結部を曲げ起点とする形で、対向するセンサ本体部の外周面から離間する離間方向に弾性変形可能な挿入方向延出部とを有して形成することができる。この場合、センサ収容部全体を、例えば板金材料のプレス加工体として形成するようにすれば、上記のような弾性変形片も、曲げ加工にて形成することが可能となる。具体的にいえば、センサ収容部を形成する板金材料上に、弾性変形片が形成される弾性変形片領域を定め、当該弾性変形片領域の周辺領域のうち連結部側を除く領域を切り欠くだけで、弾性変形片領域が弾性変形片となる。
なお、この構成において、弾性変形片の挿入方向側先端部には突出係合部を形成することができ、回転検出センサには、回転検出センサを挿入方向に挿入する際に突出係合部に当接するよう、センサ収容部側に突出する当接用突起部を形成することができ、当該当接用突起部の挿入方向の逆側に臨む面を係合受け部とすることができる。この場合、回転検出センサを挿入方向に挿入する際には、挿入方向において回転検出センサの当接用突起部に対しセンサ収容部の突出係合部が当接するとともに、当該当接状態から回転検出センサを挿入方向にさらに押し込むことにより、弾性変形片が離間方向に弾性変形し、該弾性変形片の突出係合部を回転検出センサの当接用突起部上で摺動させる形で、回転検出センサの挿入が継続し、突出係合部が装着位置に達した際には、弾性変形片が弾性復帰し、当該弾性復帰により突出係合部が当接用突起部の係合受け部に係合して、回転検出センサが装着状態となるように構成できる。このように構成することで、回転検出センサを、センサホルダの挿入口から挿入方向に押し込むだけで装着することができる。さらに具体的に言えば、弾性変形片は、周方向に対向形成される各センサ保持用基部に形成することができ、当接用突起部は、センサ本体部の外周面のうち周方向に対向する外周面の双方に形成することができる。また、センサ収容部を、例えば板金材料のプレス加工体とすれば、弾性変形片は、挿入方向に向けて連結部から対向するセンサ本体部の外周面に接近する傾斜片とすることができ、曲げ加工により容易に形成できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のセンサ付き軸受装置をなすハブユニットの第一実施形態を示す断面図である。なお、図中の左側が車両アウタ側、右側が車両インナ側となっている。図1のハブユニット1は、アキシャル方向に配列する複数の軌道面2aが内周面に形成された外輪部材2と、軌道面2aの各々に対向する軌道面3a,4aが外周面に形成された内輪部材3,4と、外輪部材2と内輪部材3,4との対向する軌道面間に介在する複列の転動体列5,5とを有し、それら内輪部材3,4と外輪部材2とが、転動体5よりもアキシャル方向第一端側に延出する内輪延出部41及び外輪延出部21を形成する軸受本体50を備えて形成されている。外輪部材2と内輪部材3,4とは同心配置(軸線X周りに配置)されており、内輪部材3には、アキシャル方向に車軸挿通孔39が貫通形成され、車軸7の先端が挿通・固定されている。
また、図1のハブユニット1は、内輪延出部41及び外輪延出部21のうち回転側となるものに同心的に取り付けられたパルサーリング11と、内輪延出部41及び外輪延出部21との非回転側となるものをセンサ取付対象部として、環状隙間内にてセンサ取付対象部の周側面に嵌着される環状の芯金150と、該芯金150に対し一体形成されるセンサ収容部100とを有した金属製のセンサホルダ(センサ保持体)10と、センサ収容部100内に挿入される形で装着され、その装着状態においてセンシング面21bがパルサーリング11に対しアキシャル方向のエアーギャップを介して対向する回転検出センサ90と、を備えて形成される。なお、内輪部材3,4は、それぞれ一列の軌道を有するハブ軸(以下、ハブホイールという)3と、内輪4とからなる。
転動体列5は、内輪4又はハブホイール3と、外輪2との間にて周方向に配列する複数の転動体からなるものであり、アキシャル方向に2列配置されている。つまり、本実施形態における転動体列5,5は、車両インナ側転動体列と車両アウタ側転動体列とを備えている。各転動体列5,5の転動体は、冠形保持器6により保持されている。
外輪(外輪部材)2は、S55C等の機械構造用炭素鋼の熱間鍛造製であり、軸線X回りに筒状に形成された外輪本体部20と、該外輪本体部20の外周面からラジアル方向に突出する外輪フランジ部22と、本体部20から外輪フランジ部22よりも車両インナ側に向けて突出する筒状の外輪インロー部21とを備えている。外輪本体部(本体部)20は、内周面に2列の軌道面2a,2aを有している。また、外輪インロー部21は、車体(キャリア又はナックル)への取付部とされており、外輪フランジ部22には、アキシャル方向にボルト挿通孔が形成されている。
具体的には、外輪インロー部21の車両インナ側の外周面21aによって、車体側に形成されたボルト挿通孔に対する位置決めを行い、外輪フランジ部22の車両インナ側主表面22aにスペーサを挟む形で車体側固定部(キャリア(ナックル))80を配置し、その上で、外輪フランジ部22のボルト挿通孔にボルト82を挿通し、そのボルト82を車体側固定部80に設けられたボルト挿通孔にも挿通する形で固定する。これにより、ハブユニット1が車体に対して固定される。また、外輪2の車両インナ側端部開口21hには、センサホルダ10が該外輪2と一体回転可能に取り付けられる。
ハブホイール3は、車両アウタ側転動体列5に対応する軌道面3aを形成するアウタ側内輪であり、該軌道面3aを有して軸線X回りに回転する軸部30と、該軸部30からラジアル方向に突出する環状のハブフランジ32とを有して構成され、外輪2と同心に配置される。軸部30の外周側には外輪2が装着されている。軸部30の車両インナ側端部31の外周面31cには、内輪4が圧入嵌着されており、軸部30の車両インナ側の先端部がかしめられる形で固定されている(かしめ部33)。また、ハブフランジ32は、車輪のタイヤホイールやブレーキ装置のブレーキディスクロータを固定する車輪取付用フランジとして機能するものであり、タイヤホイール(車輪)とブレーキディスクロータとがハブボルト8により取り付けられてこれらと一体回転する。
具体的には、ハブフランジ32の主表面32aには、該主表面32aから車両アウタ側へ突出するように、ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールのラジアル方向の取付位置をガイドするハブインロー部34が形成されており、ブレーキディスクロータがハブインロー部34に当接してブレーキディスクロータのハブフランジ32に対する位置決めがなされ、さらにタイヤホイールがハブインロー部34に当接してタイヤホイールのハブフランジ32に対する位置決めがなされる。そして、ハブホイール3の挿通孔32hに挿通された複数本のハブボルト83が、ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールに形成されたそれぞれの取付孔に挿通され、複数個のハブナットがそれぞれのハブボルト8にねじ込まれる。これにより、タイヤホイールがブレーキディスクロータとともにハブホイール3に固定され、車体に対し回転自在に支持される。
内輪4は、車両インナ側転動体列5に対応する軌道面4aを形成するインナ側内輪であり、ハブホイール3と同心をなす形で、その車両インナ側端部31の外周面31cに嵌着される。車両アウタ側の内輪本体20を有するとともに、その車両インナ側にてラジアル方向外向きに延出する車両インナ側端部41を有して構成され、当該端部41の外周面41bが外輪2の車両インナ側端部21の内周面とラジアル方向において対向し、双方の間に環状の空隙を形成している。
また、ハブユニット1には、回転速度検出装置19が取り付けられている。回転速度検出装置19は、上記ハブホイール3の回転速度や回転方向などの回転状態を検出するものであり、パルサーリング11と、回転検出センサ(検知モジュール)90とを備える。パルサーリング11は、内輪4の車両インナ側端部41の外周面41bに圧入固定されている。回転検出センサ90は、外輪2の外周面21bと一体回転可能に取り付けられるセンサホルダ10のセンサ収容部100に、パルサーリング11に対してアキシャル方向に予め定められた検出ギャップを介して対向配置されている。図2は、パルサーリング11と、回転検出センサ90の取り付け前後のセンサホルダ10とを示す斜視図であり、図2(a)の矢印方向が、回転検出センサ90をセンサ収容部100に装着する際の挿入方向(挿入方向前方)である。
パルサーリング11は、図2(a)に示すように、内輪4の外周面肩部に取り付けられる環状の支持部12と、この支持部12に対して取り付けられる被検知部をなす環状永久磁石部材13とを有し、それぞれの中央には開口が設けられている。環状永久磁石部材13は、扁平板状リング形態のフェライト系ボンド磁石にて構成され、アキシャル着磁により、着磁極性の互いに異なる第一着磁領域Nと第二着磁領域Sとを周方向に等間隔にて交互に配列形成したものである。また、環状の支持部12は、環状永久磁石部材13の車両アウタ側にて当該環状永久磁石部材13を固定支持する環状の被検知部支持部と、該被検知部支持部12dの内周縁から車両アウタ側に延出形成される円筒状の固定部とを有して形成されている。内輪4への固定は、円筒状の固定部を内輪4の外周側(外周面41b)に圧入嵌合される形でなされる。
回転検出センサ(検知モジュール)90は、樹脂モールド体として成形されており、図2に示すように、該回転検出センサ90のセンタと環状永久磁石部材13の各着磁領域の中心とが一致し、かつパルサーリング11の環状永久磁石部材13の外面に対して予め定められた検出ギャップA(エアーギャップ)を介してアキシャル方向にセンシング面91eが対向する形でセンサホルダ10に取り付けられており、環状永久磁石部材13の回転状態に対応した電気信号を信号線90cを介して出力する。この回転検出センサ90は、検出ギャップA内の磁界強度に応じて電気的出力を変化させる磁界検出素子(磁電変換素子)、本実施形態ではホール素子と、該ホール素子の検知出力を増幅し、その増幅波形を方形波化した後、角度検知用の計数パルスに変換して出力する信号処理出力回路ICとを樹脂モールドにより一体化したものである。磁界検出素子は、パルサーリング11の回転に伴い交互に通過する第一着磁領域N及び第二着磁領域Sが形成する磁界Hの変動を、互いに隣接する第一着磁領域N及び第二着磁領域Sの対が繰り返し通過して形成される周期的波形として検出する。
センサホルダ10は、外輪2の車両インナ側外周面21bに嵌合固定され、該外輪2と一体回転可能に取り付けられる。このセンサホルダ10は、内輪延出部41及び外輪延出部21との非回転側となるものをセンサ取付対象部として、環状隙間内にてセンサ取付対象部の周側面に嵌着される環状の芯金150と、該芯金150に対し一体形成されるセンサ収容部100とを有した金属製のセンサホルダ10として形成され、全体が板金材料のプレス加工体として形成されている。本実施形態の芯金150は、図2に示すように、周方向の一区間にセンサ収容部100が形成される円環状部151と、該円環状部151の外縁からアキシャル方向に曲げ返した形で延出し、外輪2と嵌合する筒状の嵌合固定部152とを有して形成されている。
また、本実施形態においては、センサ収容部100に挿入して固定(装着)される回転検出センサ(検知モジュール)90の挿入方向が軸線Xに対するラジアル方向内向きとなっている。ただし、本発明における挿入方向は、ラジアル方向内向きに限られず、アキシャル方向や他の方向とすることもできる。
ところで、本発明においては、回転検出センサ(検知モジュール)90の取り付け固定方法に特徴があり、装着状態(装着を完了した状態)で固定力が経時的に低下し難く、かつ取り付け易い構成となっている。以下、その特徴部分について詳細に説明する。
回転検出センサ90は、図3及び図4に示すように、センサ本体部91と、突出係合部93aを備えて形成されている。センサ本体部91は、挿入方向先端部が直方体形状をなしており、その先端部にはセンシング面として面91eを有している。センサ本体部91の挿入方向後端面からは信号線90cが出ている。センサ本体部91の面91eと隣接して互いに対向する外周面(センサ90の装着状態において周方向に対向する外周面)91c,91dには、それぞれ外向きに突出する突出係合部93a,93aが形成されている。本実施形態においては、外周面91c,91dから延出した弾性変形片93,93に設けられている。なお、図3は、回転検出センサ90の斜視図であり、図4は、回転検出センサ90の正面(図4(c))、平面(図4(b))、背面(図4(a))、右側面(図4(d))を示す図である。
他方、センサホルダ10のセンサ収容部100には、図5及び図6に示すように、回転検出センサ90の装着状態において突出係合部93aを収容する係合受け収容部103が形成されている。回転検出センサ90のセンサ収容部100への装着状態において、係合受け収容部(係合受け部)103は、収容された突出係合部93aの、挿入方向とは逆側に望む後端面(係合部)93a1と該挿入方向において当接し、その当接部により、回転検出センサ90の該挿入方向後方への抜けを阻止している。ここでの後端面93a1は、挿入方向に対し垂直をなす面として形成されている。また、センサ収容部100には、回転検出センサ90の挿入方向前方への抜けを阻止するための挿入方向先端側位置決め部104が形成されている。これらにより、回転検出センサ90のセンサ収容部100への装着状態において、挿入方向前後双方向への回転検出センサ90の位置決めがなされている。なお、図5は、センサ収容部100の斜視図であり、図6は、センサ収容部100の正面(c)、平面(b)、背面(a)、右側面(d)を示す図である。
本実施形態のセンサ収容部100は、回転検出センサ90の装着状態におけるセンサ本体部91の周方向両側を挟む形で、各々が環状の芯金150から突出した、周方向に対向するセンサ保持用基部110,110を備えて形成されている。また、本実施形態の係合受け収容部103は、それら双方のセンサ保持用基部110,110を板厚方向に貫通する窓部としてそれら双方の挿入方向前方側に設けられている。なお、周方向における窓部の幅は、突出係合部93aと嵌合可能な幅で、かつ嵌合した突出係合部93aを幅方向に位置規制(位置決め)できるよう、突出係合部93aの周方向幅に合わせて形成されている。
また、センサ収容部100には、図9に示すように、回転検出センサ90を装着するために該センサ90をセンサ収容部100の挿入口(符号110,110の挿入方向後方の両端縁部に挟まれた領域)から挿入する際に、各突出係合部93a,93aに対し挿入方向(図9の下方向)に対向して位置しする突起摺動部112,112が設けられている(図9(a)参照)。本実施形態においては、周方向に対向するセンサ保持用基部110,110の挿入方向後端部分であり、さらに詳細に言えば、センサ保持用基部110,110に設けられる窓部の挿入方向後端部分であって、突出係合部93a,93aは、それらの挿入方向後端面112a,112aに対向して位置する(図9(a)参照)。突起摺動部112,112は、回転検出センサ90の挿入時において、後端面112a,112aが回転検出センサ90の各突出係合部93a,93aに当接するとともに、回転検出センサ90がさらに押し込まれることで弾性変形片93が弾性変形し、それら各突出係合部93a,93aが内側面112b上を係合受け収容部103,103に向けて摺動するようになっている。
本実施形態の弾性変形片93,93には、自由端側をなす先端部に突出係合部93a,93aが形成されている。そして、回転検出センサ90を挿入する際には、突出係合部93a,93aが各突起摺動部112,112に当接し、その当接状態から回転検出センサ90を挿入方向にさらに押し込むことにより、弾性変形片93,93は、先端の各突出係合部93aが各突起摺動部112上を挿入方向に移動可能となるよう弾性変形する。そして、各突出係合部93aがセンサ収容部100に達した際には弾性復帰し、これにより、各突出係合部93aが該センサ収容部100内に入り込み、上述した挿入方向における当接状態(挿入方向後方への抜け止め状態)となる。なお、図9は、センサ収容部100への回転検出センサ90の挿入組み付けを説明する図であり、左側が平面図で、右側が断面図であり、図の下方が回転検出センサ90の挿入方向(挿入方向前方)とされている。
また、本実施形態における各弾性変形片93は、センサ本体部91の外周面のうち挿入方向に対し垂直な方向にて対向する外周面91c,91dから外向きに延出する外向き延出部93cと、該外向き延出部93cの延出した先が挿入方向側に曲がって延出し、延出元となるセンサ本体部91の外周面に対し空隙を介して対向する挿入方向延出部93bとを有して形成されている。そして、その挿入方向延出部93bは、少なくとも延出元を曲げ起点とする形で、対向するセンサ本体部91の外周面に接近する方向に弾性変形可能に形成されており、その先端部93aが突出係合部93aとして外向きに突出して形成されている。なお、各弾性変形片93は、挿入方向側を自由端、挿入方向とは逆側を固定端として形成され、該自由端側に突出係合部93aが形成されている。
なお、突出係合部93aの挿入方向前端面93a2は、回転検出センサ90を装着するために該センサ90をセンサ収容部100の上記挿入口から挿入する際に、各突起摺動部112に当接する面である。このため、この挿入方向前端面93a2は、その当接状態において回転検出センサ90を挿入方向にさらに押し込むことにより、当該突出係合部93aを先頭に備える弾性変形片93に対し、回転検出センサ90の更なる挿入が許容される弾性変形を促すことができるようなテーパー面として形成されている。本実施形態においては、対向するセンサ本体部91の外周面に接近する弾性変形を促すことができるテーパー面となるよう、対向するセンサ本体部91とは逆向き(外向き)を臨み、挿入方向に向けて該センサ本体部9に接近する先細り形状をなすテーパー面とされており、さらにいえば、逆向き(外向き)側に膨出する湾曲面とされている。
ところで、センサ収容部100には、互いが周方向に対向する形でそれぞれ独立に形成され、挿入方向に平行な2つのレール102,102からなる挿入ガイドレール対(102,102)が設けられている。本実施形態においては、各センサ保持用基部110,110の双方に1つずつレール102が設けられており、周方向に対向する形で対をなしている。
他方、回転検出センサ90には、回転検出センサ90を上記挿入口から挿入方向に挿入する際に、挿入ガイドレール対(102,102)をなす2つのレール102,102に嵌合するよう、センサ本体部91の外周面91bから該本体部91の内部中心側に向けて凹む断面形状を有した2つのレール溝92,92からなる挿入ガイドレール溝対(92,92)が設けられている。さらに言えば、挿入ガイドレール溝対(92,92)は、回転検出センサ90の挿入方向先端面91aから挿入方向後方に向けて形成され、回転検出センサ90の挿入をその装着完了位置に達するまでガイドするように形成されている。
回転検出センサ90の挿入のガイドは、挿入ガイドレール溝対(92,92)に対する挿入ガイドレール対(102,102)の嵌合によりなされる。具体的に言えば、挿入ガイドレール溝対(92,92)をなす2つのレール溝92,92の溝内面92a,92a,92b(図8参照)上を、凸条部対をなすレール102,102部の外面102a,102a,102b(図8参照)が摺動する形でなされる。この嵌合状態は、回転検出センサ90の装着状態においても継続するよう、レール102,102及びレール溝92,92が形成されている。
なお、本実施形態の挿入ガイドレール溝対(92,92)は、センシング面91eの裏面91bに設けられている。さらに言えば、突出係合部93aが形成される面91c,91dに対し垂直な隣接面に形成されている。
また、本実施形態におけるレール溝92,92は、図8に示すように、矩形状の断面形状を有した溝とされており、他方、レール102,102もこれに対応した矩形状の断面を有した凸条部とされている。このため、回転検出センサ90の装着状態においては、レール溝92の対向する溝内側面92a,92aにレール102が挟まれるので、該溝内側面92a,92aの対向方向に回転検出センサ90が位置決めされる。本実施形態における当該対向方向は周方向であるから、レール溝92とレール102とによるレール嵌合により周方向の位置決めがなされている。なお、図8は、センサ収容部100に回転検出センサ90が装着された状態の正面図であり、図2(b)のY視図(図9(c)のY(Y1)視図)である。
また、回転検出センサ90のセンサ収容部100への装着状態において、レール溝92の溝底面92bは、レール102の突出先端面10bと当接する。この当接方向は、本実施形態においてはラジアル方向であり、ラジアル方向外側への回転検出センサ90の位置決めがなされている。なお、溝底面92bとレール先端面102bとの当接ではなく、溝周辺部とレール周辺部との当接により位置決めがなされる構成であってもよい。一方で、回転検出センサ90のラジアル方向内側への抜けを阻止するための突出方向逆側位置決め部105がセンサ収容部100に形成されている。これらにより、回転検出センサ90の装着状態において、ラジアル方向内外の双方向への回転検出センサ90の位置決めがなされている。
ところで、本実施形態においては、周方向に対向形成される対をなすセンサ保持用基部110,110が、各々板金材料のプレス加工体として形成されており、挿入ガイドレール対(102,102)をなす2つのレール102,102は、センサ保持用基部110,110の突出先端部を曲げ加工する形で形成されている。具体的に言えば、センサ保持用基部110,110のそれぞれの突出側先端部が、互いに対向する対向方向に曲げられ、対向方向に延出する対向方向延出部101,101を形成し、さらに該対向方向延出部101,101の先が、装着状態における回転検出センサ90に向かうよう対向方向と挿入方向との双方に垂直な方向(本実施形態ではラジアル方向内向き)に曲げられており、その曲げられた先端部が、挿入ガイドレール対(102,102)をなすレール102,102とされている。これらとレール嵌合する2つのレール溝92,92は、回転検出センサ90の、各センサ保持用基部110,110の突出側に臨む同一の外周平面上91bに、各々平行に形成されている。
なお、レール102,102が曲げ形成されるセンサ保持用基部110,110は、例えば環状の芯金150に対し溶接固定することで一体に固定できるが、本実施形態のセンサホルダ10は、環状の芯金150とセンサ収容部100とを含む全体が板金材料のプレス加工体として形成されている。このため、本実施形態における対をなすセンサ保持用基部110,110は、図7に示すように、芯金150の周方向における一部区間をセンサ収容部形成区間Bとして、当該センサ収容部形成区間Bに対する曲げ加工により形成されている。つまり、図7に示すような形状の板金材料を用意し、同図の破線に沿って曲げ加工を施すだけで、容易に形成することができる。図7では、曲げ加工後の各部位の符号に対し「’」を付する形で、その部位の曲げ加工前の部分を示している。
図7に示す曲げ加工前の板金材料には、センサ収容部形成区間Bに、挿入方向の中間位置に周方向に沿って切り欠かれた第一の切り欠き部121が形成されている。さらに、該第一の切り欠き部121の中央から切り欠きがつながる形で挿入方向の第一側(図の下側)の端縁部までを切り欠かれた第二の切り欠き部122が形成されている。他方、該第一側とは逆の第二側は切り欠きを有さず周方向に連続して形成されている(連続形成領域153)。この板金材料に対し、センサ収容部形成区間Bの挿入方向の第一側を、周方向において第一の切り欠き部121の両端縁位置にて垂直に折り曲げることで、その折り曲げ片は、周方向に対向する、対をなすセンサ保持用基部110,110となる。
対をなすセンサ保持用基部110,110は、それら双方の挿入方向側の端部が互いの対向方向にそれぞれ曲げられており、その折り曲げ片104,104は、挿入方向先端側位置決め部となっている。つまり、曲げ加工前の挿入方向先端側位置決め部104’,104’を、センサ収容部形成区間Bにおけるセンサ保持用基部110,110に相当する基部相当部110’,110’の、挿入方向への延出形成部分とし、この延出形成部分の先端部分104’,104’を曲げる形で挿入方向先端側位置決め部104,104を形成している。曲げ加工後の挿入方向先端側位置決め部104,104は、回転検出センサ90のセンサ収容部100への装着状態において、該回転検出センサ90の挿入先端面に当接する形で、挿入方向前方において該回転検出センサ90を位置決めする役割を果たす。
また、対をなすセンサ保持用基部110,110は、それら双方の、芯金150からの突出方向とは逆側の端部が、該基部110,110の互いの対向方向にそれぞれ曲げられ、その曲げられた折り曲げ片105,105が突出方向逆側位置決め部105,105となっている。つまり、曲げ加工前のセンサ保持用基部110,110に相当する基部相当部110’,110’は、挿入方向に延出形成されており、突出方向逆側位置決め部105,105に相当する部分105’,105’は、基部相当部110’,110’の挿入方向延出部分から互いの対向方向とは逆向きに延出した部分とすることができる。曲げ加工後の突出方向逆側位置決め部105,105は、回転検出センサ90のセンサ収容部100への装着状態において、該回転検出センサ90の、センサ保持用基部110,110の突出方向(本実施形態においてはラジアル方向外向き)とは逆側の面に当接する形で、該回転検出センサ90を位置決めする役割を果たす。
このような構成を有することで、本実施形態においては、回転検出センサ90の挿入装着時に、瞬間的な押し付けを生ずるものの、継続的な押し付けを要しない形で回転検出センサ90を常時保持できる。さらに、本実施形態では、センサ挿入方向と、ラジアル方向と、周方向という互いに垂直をなす三方向に対し位置決めされる形で回転検出センサ90が装着されており、装着された回転検出センサ90を安定して固定保持することができる。
ここで、回転検出センサ90の取り付け方法について、図9を用いて説明する。まずは、回転検出センサ90を装着するために該センサ90をセンサ収容部100の挿入口から挿入する。挿入をはじめると、センサ収容部100の各突起摺動部112、112に、回転検出センサ90の突出係合部93a、93aが当接する。当接が生じた際には、回転検出センサ90を挿入方向にさらに強く押し込む。これにより、各弾性変形片93,93が、対向するセンサ本体部91の外周面91c,91dに接近する形で延出元を起点に弾性変形し、この弾性変形に伴い各弾性変形片93,93の先端の各突出係合部93a、93aが、センサ収容部100における係合受け収容部103,103よりも挿入方向とは逆側の領域をなす突起摺動部112,112上を摺動する形で入り込み、回転検出センサ90の挿入方向への挿入が継続される。そして、各突出係合部93aがセンサ収容部100に達した際には、それら各弾性変形片93,93が弾性復帰し、これにより、各突出係合部93aが該センサ収容部100内に入り込み、挿入方向後方への抜け止め状態となる。これにより、回転検出センサ90の取り付けが完了する。このように、本実施形態における回転検出センサ90の取り付けは、回転検出センサ90をセンサ収容部100の挿入口から挿入方向に押し込むだけの容易な操作で可能となっている。なお、回転検出センサ90がセンサ収容部100に装着した状態において、弾性変形片は完全に弾性復帰した状態にあり、弾性変形していない状態となっている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。以下、上記実施形態を第一実施形態とし、それとは異なる形態のものについて説明する。なお、同様の構造については同一の符号を付することでその説明を省略する。
図10は、本発明のセンサ付き軸受装置をなすハブユニットの第二実施形態を示す断面図である。なお、図中の右側が車両アウタ側、左側が車両インナ側であることは図1と同様である。なお、図11は、第一実施形態を説明する図3に対応する図であり、同様に、図12は図4に、図13は図5に、図14は図6に、図15は図7に、図16は図8に、図17は図9に、それぞれ対応する図である。ハブユニットの基本構成においては、第二実施形態も上記第一実施形態と同様であり、主な違いは、弾性変形片がセンサ収容部100側に設けられている点にある。
第二実施形態における各弾性変形片108,108は、装着状態の回転検出センサ(検知モジュール)90において、センサ本体部91の外周面のうち突出係合部93a,93aが形成される外周面91c、91dに対向する形でセンサ収容部100に形成されている。具体的に言えば、各弾性変形片108,108は、図13及び図14に示すように、センサ収容部100に対し挿入方向とは逆側(固定端側)にて一体に連結される連結部108c,108cと、該連結部108c,108cから挿入方向側(自由端側)に延出し、少なくとも該連結部108c,108cを曲げ起点とする形で、対向するセンサ本体部91の外周面91c、91dから離間する方向に弾性変形可能な挿入方向延出部108b,108bとを有して形成されている。挿入方向延出部108b,108bには、対向する回転検出センサ90に向けて突出して、後述する回転検出センサ90の係合受け部95a1に係合するが形成されている。なお、本実施形態の各弾性変形片108,108は、連結部108cから挿入方向に向けて、対向するセンサ本体部91の外周面に接近するように傾斜した傾斜片として形成され、その先端が突出係合部108aとされている。
第二実施形態におけるセンサ収容部100は、上記第一実施形態と同様、周方向に対向するセンサ保持用基部110,110として形成されている。センサ保持用基部110,110において、各弾性変形片108,108の周辺部は、上記した連結部108c側を除き、空隙が形成されている。いずれも各弾性変形片108,108の上記弾性変形を容易とするための切り欠き(空隙)である。なお、弾性変形片108の挿入方向前方に設けられる空隙109の、さらに挿入方向前方には、センサ保持用基部110の一部をなし、挿入方向先端側位置決め部104として曲げ返されない部分119が残されている。
また、第二実施形態におけるセンサ収容部100にも、上記第一実施形態と同様に、挿入方向先端側位置決め部104及び突出方向逆側位置決め部105が形成されている。ただし、後述するレール及びレール溝の対向方向が上記第一実施形態とは異なる関係上、突出方向逆側位置決め部105は省略して形成してもよい。
他方、回転検出センサ90には、周方向に対向する外周面91c、91dの挿入方向前方側に当接用突起部95a,95aが形成されており、さらに、その挿入方向後方側に続く形で、弾性変形片108,108の突出係合部108a,108aを収容する係合受け収容部95b,95bをなす溝が形成されている。
当接用突起部95aの挿入方向の逆側に臨む面(挿入方向後端面)95a1は、回転検出センサ90のセンサ収容部100への装着状態において弾性変形片108の挿入方向前端(突出係合部)108aに係合し、回転検出センサ90の挿入方向後方への抜けを阻止する係合受け部とされている。本実施形態の係合受け部95a1をなす面は、挿入方向後方を望む形で、該挿入方向に対し垂直な面として形成されている。
逆に、当接用突起部95aの挿入方向側に臨む面(挿入方向前端面)95a2は、回転検出センサ90を装着するために該センサ90をセンサ収容部100の上記挿入口から挿入する際に、その挿入方向において弾性変形片108に当接する面である。この挿入方向前端面95a2は、回転検出センサ90の挿入時の当接状態から回転検出センサ90を該挿入方向にさらに押し込むことにより、弾性変形片108に対し、回転検出センサ90の更なる挿入が許容される弾性変形を促すことができるようなテーパー面として形成されている。本実施形態においては、突出元となるセンサ本体部91の外周面の主面から離間する弾性変形を促すことができるテーパー面となるよう、突出元となるセンサ本体部91の外周面から外側に臨み、挿入方向とは逆方向に向けて該センサ本体部91に接近する先細り形状をなすテーパー面とされている。
なお、突出係合部108aが係合するのは、当接用突起部95aの係合受け部95a1の根元部分(角部)である。この部分は、当該当接用突起部95aが形成されるセンサ本体部91の外周面91c,91dの主面よりも内側に窪んだ溝95bの溝底面と、該溝底面から外向きに立ち上がる係合受け部95a1をなす面とにより形成されている。つまり、回転検出センサ90がセンサ収容部100に装着した状態において、弾性変形片108の突出係合部108aは当該溝95b内に位置している。溝95bの溝幅は、該突出係合部108aの幅に応じて形成されているため、突出係合部108aは溝95b内に嵌合可能で、その嵌合状態においては、溝幅方向に対向する溝内側面により、回転検出センサ90の該溝95の溝幅方向への位置移動が規制される。本実施形態における溝幅方向はラジアル方向であるから、溝95bは、回転検出センサ90をラジアル方向に位置決めする役割を果たしている。
また、第二実施形態においては、図11及び図12に示すように、挿入ガイドレール対(107,107)をなす2つのレール107,107が、周方向に対向形成される各センサ保持用基部110,110の突出側先端部を互いが対向する対向方向に曲げ、該対向方向に延出した先の先端部として形成されている。他方、これに応じて、挿入ガイドレール溝対(94,94)をなす2つのレール溝94,94は、図13及び図14に示すように、各センサ保持用基部110,110と周方向において対向するセンサ本体部91の周方向側面91c、91dに形成されている。レール107とレール溝94との嵌合(レール嵌合)により、装着状態にある回転検出センサ90は、図16に示すように、対をなすレール107,107同士の対向方向(周方向)にて位置決めされるとともに、各レール溝94の対向する溝内側面94a,94aの対向方向(ラジアル方向)にて回転検出センサ90を位置決めされる。なお、挿入ガイドレール溝対(94,94)をなす2つのレール溝94,94は、当接用突起部95a及び溝95bが形成される面と同一の面に形成されている。
また、第二実施形態においても、センサ保持用基部110,110は、各々板金材料のプレス加工体として形成されており、挿入ガイドレール対(107,107)をなす2つのレール107,107は、センサ保持用基部110,110の突出先端部を曲げ加工する形で形成されている。具体的に言えば、センサ保持用基部110,110のそれぞれの突出側先端部が、互いに対向する対向方向に曲げられ、対向方向に延出する対向方向延出部が、挿入ガイドレール対(107,107)をなすレール107,107とされている。
さらに言えば、第二実施形態のセンサホルダ10も、環状の芯金150とセンサ収容部100とを含む全体が板金材料のプレス加工体として形成されている。このため、対をなすセンサ保持用基部110,110は、図15に示すように、芯金150の周方向における一部区間をセンサ収容部形成区間Bとして、当該センサ収容部形成区間Bに対する曲げ加工により形成されている。つまり、図7に示すような形状の板金材料を用意し、同図の破線に沿って曲げ加工するだけで、容易に形成することができる。なお、図15は、センサ収容部100に回転検出センサ90が装着された状態の正面図であり、図2(b)のY視図(図16(c)のY(Y2)視図)である。
図15に示す曲げ加工前の板金材料には、図7に示す第一実施形態の板金材料とほぼ同様の形状を有している。ただし、レール107が一回の曲げ加工で形成できるようになっている点と、曲げ加工後に弾性変形変108となる部分108’が存在する点で異なる。弾性変形片108,108となる部分108’,108’は、センサ保持用基部110,110をなす基部相当部110’,110’の中央部に設けられた切り欠きに囲まれた領域として形成されている。この切り欠きは、弾性変形片108の周辺領域の、連結部108cに相当する部分を除く領域に形成されており、弾性変形片108は、基部相当部110’,110’に曲げ加工を施した後、弾性変形片108となる部分108’を、連結部108cに相当する部分を曲げ起点として傾斜させる曲げ加工(塑性変形)を施して形成されている。傾斜片108の先端108aは、対向するセンサ本体部91の外周面に接近する形でわずかに曲げ形成した曲げ部分とし、回転検出センサ90の挿入時に当接用突起部95aと当接する当接面が切断端面とならないようにすることが望ましい。なお、弾性変形片108は、その先端部側(自由端側)のみが内向きに曲げ形成する形で形成されていてもよい。
このような構成を有することで、第二実施形態においても、回転検出センサ90が装着状態となると、継続的な押し付けを要しない形で常時保持され、さらに、センサ挿入方向と、ラジアル方向と、周方向という互いに垂直をなす三方向に対する位置決め部がなされて固定されるので、装着された回転検出センサ90を安定して位置保持することができる。
なお、本発明は、互いに垂直な三方向に位置決め(位置規制)される形で、回転検出センサがセンサ収容部に装着されている。挿入方向については、弾性変形片の弾性変形・弾性復帰と、弾性復帰に伴う挿入方向における係合を利用したセンサ挿入方向後方側の位置決めと、突出方向逆側位置決め部105を利用したセンサ挿入方向前方側の位置決めとがなされている。さらに、挿入方向に対し垂直な方向については、レール対をなす双方のレールが対向して配置され、それら双方がレール溝で嵌合されることによるレール対向方向の位置決めと、レールとレール溝とが嵌合することによるレール嵌合方向の位置決めと、同じくレールとレール溝が嵌合することによるレール溝の溝幅方向の位置決めとがなされている。挿入方向に対し垂直な方向については、レール及びレール溝の配置に応じて各位置決め方向が変わるが、その中には、互いに垂直をなす二方向が含まれており、挿入方向と合わせて、互いに垂直な三方向にて位置決めがなされるようになっており、回転検出センサをガタなく安定して固定することが可能となっている。つまり、本発明は、回転検出センサの挿入をガイドする目的で形成されるレールを、挿入方向に対し垂直な二方向への位置決めにも使用し、かつ、弾性変形片を利用して装着することを特徴として構成されており、例えば、上記第一及び第二実施形態のような形態にて形成することができる。
本発明の第一実施形態のセンサ付き軸受装置を示す断面図。 センサ付き軸受装置の回転検出装置を説明する斜視図。 第一実施形態の回転検出センサの斜視図。 第一実施形態の回転検出センサの正面、背面、平面、右側面図。 第一実施形態のセンサ収容部の斜視図。 第一実施形態のセンサ収容部の正面、背面、平面、右側面図。 第一実施形態のセンサ収容部の曲げ加工前の図。 第一実施形態において回転検出センサを装着したセンサ収容部の正面図。 第一実施形態において回転検出センサのセンサ収容部への装着手順を説明する図。 本発明の第二実施形態のセンサ付き軸受装置を示す断面図。 第二実施形態の回転検出センサの斜視図。 第二実施形態の回転検出センサの正面、背面、平面、右側面図。 第二実施形態のセンサ収容部の斜視図。 第二実施形態のセンサ収容部の正面、背面、平面、右側面図。 第二実施形態のセンサ収容部の曲げ加工前の図。 第二実施形態において回転検出センサを装着したセンサ収容部の正面図。 第二実施形態において回転検出センサのセンサ収容部への装着手順を説明する図。
符号の説明
1 ハブユニット(センサ付き軸受装置)
2 外輪(外輪部材)
3 ハブ軸(内輪部材)
4 内輪(内輪部材)
5 転動体列
19 回転速度検出装置
10 センサ保持体(センサホルダ10)
11 パルサーリング
90 回転検出センサ(検知モジュール)
91 センサ本体部
92 レール溝
(92,92) 挿入ガイドレール溝対
93 弾性変形片
93a 突出係合部
93a1 係合受け部
100 センサ収容部
102 レール
(102,102) 挿入ガイドレール対
103 係合受け収容部
110 センサ保持用基部
150 芯金

Claims (3)

  1. 外輪部材と、該外輪部材に同心配置される内輪部材と、前記外輪部材と前記内輪部材とに設けられた対向する軌道面間に介在する転動体列とを有した軸受本体と、前記外輪部材と前記内輪部材とのうち回転側となるものの車両インナ側にて同心的に取り付けられたパルサーリングと、非回転側となるものの車両インナ側に取り付けられる環状の芯金と該芯金に対し一体に形成されるセンサ収容部とを有した金属製のセンサホルダと、前記センサ収容部内に所定の挿入方向に向けて挿入される形で装着され、その装着状態においてセンシング面が前記パルサーリングに対向する回転検出センサと、を備え、
    前記センサ収容部及び前記回転検出センサのうちいずれか一方には、他方に向けて突出する突出係合部が設けられ、他方には、前記装着状態において前記回転検出センサの前記挿入方向後方への抜けを阻止する形で前記突出係合部と係合する係合受け部とが設けられ、さらに、同じく前記センサ収容部及び前記回転検出センサのうちいずれか一方には、前記回転検出センサを前記挿入方向に挿入する際には弾性変形してその挿入が可能とされるとともに、所定の装着位置に達すると弾性復帰して、前記係合受け部に前記突出係合部を係合させる弾性変形片が設けられるとともに、
    前記センサ収容部には、当該弾性変形を伴う前記回転検出センサの挿入を安定的にガイドするために前記挿入方向に延出した挿入ガイドレール対が設けられ、他方、前記回転検出センサには、各々がセンサ本体部内側に向けて凹む断面形状を有し、前記挿入ガイドレール対をなす2つのレールにそれぞれが嵌合する2つのレール溝からなる挿入ガイドレール溝対が設けられてなることを特徴とするセンサ付き軸受装置。
  2. 前記センサ収容部は、前記装着状態にある前記回転検出センサのセンサ本体部の周方向両側を被うよう、各々が前記環状の芯金から突出して周方向に対向して形成された対をなすセンサ保持用基部を備えるとともに、各センサ保持用基部は、板金材料のプレス加工体として形成され、それぞれの突出側先端部が、装着される前記回転検出センサに向けて曲げられる曲げ加工が施され、その曲げられた先端が前記挿入ガイドレール対をなす一方のレールとされてなる請求項1記載のセンサ付き軸受装置。
  3. 前記挿入ガイドレール対をなす前記2つのレールは、周方向に対向形成される各前記センサ保持用基部の前記突出側先端部を、互いが対向する対向方向に曲げた先の先端部として形成されており、他方、前記挿入ガイドレール溝対をなす前記2つのレール溝は、各前記センサ保持用基部と周方向において対向する前記センサ本体部の周方向側面に形成されている請求項2記載のセンサ付き軸受装置。
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