JP4962914B2 - センサー付き転がり軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、センサー付き転がり軸受装置に関する。
一般に、自動車のハブユニットには車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置(回転検出装置)が取り付けられている。その回転検出装置は、例えば自動車のアンチロックブレーキシステム(ABS)の情報入力手段として用いられる。
この回転検出装置は、車輪を取り付けるハブと、このハブを内輪側で回転自在に支持し、かつ懸架装置に固定される外輪側を備えた軸受からなる軸受ユニットに使用される。この軸受ユニットの軸受の内輪側における車両インナー側には、回転検出装置を構成する磁気エンコーダーが固定される。外輪側における車両インナー側には、磁気エンコーダーを被覆する環状の保護板が設けられ、この保護板を介在させて磁気エンコーダーと対面配置させたセンサーが設けられている。これによって車輪の回転に伴い回転する磁気エンコーダーの回転変化をセンサーによって検出するように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−241351号公報
ところが、特許文献1のものは、クリップ部の弾性力によりセンサーのヘッドをクリップオン式に装着したものである。この構造は、クリップ部が弾性変形することによりセンサーを押し付けているため、熱変化や経時的なばね部位の押し付けによりクリープが生じてしまい、センサーを固定する力が低下する。これによって、センサーを安定的に固定することができなくなり、センサーの安定的な出力検出が確保できない問題を有している。
本発明の課題は、ABSセンサーの固定の安定化を図るための位置決め機能を高め、信頼性向上を図るようにしたセンサー付き転がり軸受装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明のセンサー付き転がり軸受装置は、車両固定部材に接続される外輪と、車輪に接続される内輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在される転動体と、前記内輪に固定され、周方向で磁気特性が交互に変化する環状の磁気エンコーダー部と、該磁気エンコーダー部の回転による磁気変化を検出するように、前記磁気エンコーダー部と軸方向で対向配置されるABSセンサーと、該ABSセンサーが固定され、前記外輪に固定される環状の保持部材とを備えるセンサー付き転がり軸受装置であって、
前記保持部材は前記磁気エンコーダー部と対向する円板部を有し、該円板部に形成した開口部と対向する保持片が設けられ、該保持片と前記円板部とによって保持部となし、
前記ABSセンサーは前記保持部の前記保持片と前記円板部との間に前記径方向から挿入された状態で、前記保持片に接触して前記ABSセンサーを前記円板部側に押し付ける弾発力を有する弾発係合体を備え、
前記保持片には係合孔が設けられ、一方、前記弾発係合体は別体で形成され、前記ABSセンサーとともに前記保持片と前記円板部との間に挿入されるとき弾性変形し、挿入後に弾性復帰して前記係合孔に入り込む係合突起を備え、
該係合突起には、前記径方向及び前記周方向に対応する前記係合孔の内端部と接触する接触部位を備えるとともに、
前記保持部材の前記保持片には、前記係合孔よりも前記径方向の外側の位置に係止孔が形成され、
一方、前記ABSセンサーとともに前記保持片と前記円板部との間に挿入されるとき弾性変形し、挿入後に弾性復帰して前記係止孔に入り込む係止突片が、前記弾発係合体から片持ち状に前記径方向の外側に延出形成され、
前記ABSセンサーが前記径方向の外側に移動するときに、前記係止孔の縁部が前記係止突片に接触することを特徴とする。
上記構成とすることにより、保持部に挿入されたABSセンサーは、弾発係合体の弾発力によって、係合突起と係合孔とが緊密に嵌装される状態で固定保持される。これによってABSセンサーの固定位置が決められ、磁気変化の検出が損なわれることがない。
しかも、係合孔に接触する弾発係合体の係合突起で押し付ける構造であるため、係合孔の具体的な加工は、簡易なパンチ加工による打ち抜きでよく、保持部材の形状も簡素となり、加工コストが安価である。また、具体的態様として弾発係合体の係合突起を、ABSセンサーの挿入方向に対する断面形状を三角山形状に折曲させて突出形成すれば、径方向及び周方向に対応する係合孔の内端部と接触する接触部位を備えることができる。この弾発係合体の加工は簡易でありコストも安価となる。さらに、軸方向、径方向及び周方向の3方向を、同時に位置決めすることができる構造となる。その結果、ABSセンサーの位置決め機能が高められ、信頼性向上を図ることができる。
また、ABSセンサーに径方向外側へ引き抜こうとする力が作用しても、係止突片に係止孔の縁部が接触することによって生じるクサビ作用により、抜け防止となる。
上記課題を解決するために、本発明のセンサー付き転がり軸受装置は、前記係止突片と前記弾発係合体との接続部位には、ABSセンサーと接触する面状の接触面が形成されたことを特徴とする。
上記構成とすることにより、接触面はABSセンサーが保持部に固定された状態で、保持部の保持片と対向するABSセンサーの外面と接触する。この接触状態によって、ABSセンサーに対する接触面圧が下げられるため、樹脂のクリープを低減でき、固定力低下を防止して固定の安定化を図る。
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は、本発明に係るセンサー付き転がり軸受装置の取付状態の断面図、図2は、センサー付き転がり軸受装置の回転検出装置の構成図である。図1において、センサー付き転がり軸受装置1は、固定輪としての外輪2aと、回転輪としての内輪2bと、該内輪2bと外輪2aとの間に介在される複数列で配列される転動体2cから構成される転がり軸受2を備えている。
転がり軸受2は車両における懸架装置の車両インナー側のナックル、アクスルハウジングなどの車両固定部材3の取付口3aに接続される。この接続は転がり軸受2の外輪2aを取付口3a内に挿入して嵌装するとともに、外輪2aから外方へ突設されるフランジ部2dをボルト・ナットなどの締結部材2eを介して車両固定部材3の取付口3aの周辺面(車両アウター側)に固定させている。
転がり軸受2の内輪2bはハブ4と接続されている。ハブ4は車両アウター側に車輪(図示せず)を装着するためのハブボルト4aを有している。ハブ4の車両インナー側には、転がり軸受2の内輪2bに圧入嵌装される圧入軸部4bを有しており、該圧入軸部4bを内輪2bに圧入してハブ4を内輪2bとともに回転可能に設けている。ハブ4は、ドライブシャフト5に対しスプライン結合され、ドライブシャフト5の一端側をハブ4の圧入軸部4bに形成される挿通孔4cに通し、この端部にナット6を螺合することにより固定されている。
転がり軸受2の車両インナー側端部には、車輪の回転変化を検出する回転検出装置7が取付られている。回転検出装置7は、図2に示すように、磁気エンコーダー部8と、該磁気エンコーダー部8の回転による磁気変化を検出するABSセンサー9と、該ABSセンサー9を固定する保持部材としてのカバー体10とから構成されている。
磁気エンコーダー部8は、図2に示すように、異なる極性の磁極(N極,S極)が周方向Yに交互並んで形成される。そして、磁気エンコーダー部8は、図1に示すように、転がり軸受2の内輪2bの外周に圧入外嵌され、車両インナー側端部で固定されている。
ABSセンサー9は磁気エンコーダー部8の回転による磁気変化を検出する検出体(図示せず)を、樹脂モールドによってパケージングして、その断面形状を矩形状となした簡素な柱状に形成されている。そして、ABSセンサー9は、図1に示すように、カバー体10に固定される。
カバー体10は、図2に示すように、鋼板、ステンレス鋼板等の板金材で、全体形状を円環状となしている。このカバー体10は、転がり軸受2の車両インナー側端部に固定される磁気エンコーダー部8を覆う円環状の円板部10aを備える。該円板部10aの外径端10a1から曲げられて軸方向Zに延び、転がり軸受2の外輪2aの外周に嵌めこまれるように、円筒部10bが連続形成される。このカバー体10は、図1に示すように、転がり軸受2の外輪2aの外周に圧入外嵌され、円板部10aが磁気エンコーダー部8と対向するように固定されている。
カバー体10には、図3、4に示すように、ABSセンサー9を固定保持するための保持部11が形成される。このカバー体10の円板部10aには、周方向Yの所定位置に、厚み方向に貫通する開口部10cが形成されており、その開口部10cに対応して保持部11が設けられる。また、図5に示すように、この保持部11にABSセンサー9が保持されたときに、この開口部10cを介して磁気エンコーダー部8の磁気変化が検出される。また、ABSセンサー9を保持部11に取り付けるときは、ABSセンサー9を環状のカバー体10の径方向X外側から内側に向って押し込むように挿入して保持部11に固定する。
図3に戻り、この保持部11はABSセンサー9を保持するための保持片11aを備える。この保持片11aは、開口部10cに対向して配設される。カバー体10の開口部10cに対応する円板部10aの内径端10a2から曲げられて、軸方向Zにおける車両インナー側に延設される接続壁部11bの先端からさらに曲げられて径方向X外側に延設されて保持片11aが形成される。
この保持片11aにおける径方向X内側には、矩形状の係合孔11cがパンチ加工による打ち抜きによって形成されている。また、係合孔11cより所定間隔を有した径方向X外側の位置に、矩形状の係止孔11dがパンチ加工による打ち抜きによって形成されている。この係止孔11dの大きさは、周方向Yの幅寸法W1を、係合孔11cの同方向に対応する幅寸法W2に対して短寸に設定している。
図5、6に示すように、ABSセンサー9には、該ABSセンサー9とは別体で形成され、カバー体10の保持部11における保持片11aの係合孔11cの内方に入り込む係合突起9aを備えた弾発係合体9cが装着されている。また、係止孔11dの内方に入り込む係止突片9bが弾発係合体9cから連続一体形成される。
この弾発係合体9cは、図7に示すように、鋼板、ステンレス鋼板等のばね用板金材によって形成される。弾発係合体9cは、ABSセンサー9の先端側の周面に巻き付けられて、その位置で固定するための帯状のバンド部9dを有している。このバンド部9dから径方向X外側に向かって延設される係合突起9aを備えている。この弾発係合体9cの係合突起9aからさらに径方向X外側に向かって片持ち状に延設される係止突片9bが帯状素材から形成される。
また、弾発係合体9cの係合突起9aは、ABSセンサー9の挿入方向(径方向Xの外側から内側)の断面形状を三角山形状に折曲させて突出形成するように、バンド部9dから連続形成される。このように形成された係合突起9aの両側の傾斜面9a1を径方向Xの内側及び外側に位置させている。これによって係合突起9aが係合孔11cの内方に入り込んだときに、接触部位としての傾斜状に形成される傾斜面9a1が、径方向Xに対応する係合孔11cの内端部としての周縁11c1と接触(図9参照)する。
また、係合突起9aにおける周方向Yの幅寸法W3は、係合突起9aが係合孔11cの内方に入り込んだときに、係合突起9aの側縁9a4が周方向Yに対応する係合孔11cの内端部としての内周部分11c2と接触するように設定されている。また、係合孔11cの内周部分11c2と接触(図10(a)参照)する係合突起9aの形態としては、図8に示すように、周方向Yにおける係合突起9aの両側の側縁9a4間の間隔Lを、頂上方向に移行するにしたがって小さく形成することができる。これによって傾斜状に形成される側縁9a4が係合孔11cの内方に入り込んだときに、係合孔11cの周縁11c1と接触(図10(b)参照)する。
図7に戻り、係止突片9bは係合突起9aの一方の傾斜面9a1(径方向X外側)の裾端9a2から径方向X外側に向かって係合突起9aの径方向X内側の傾斜面9a1と同様に上方傾斜状に延設されている。係止突片9bの幅寸法W4は係合突起9aの幅寸法W3より短寸に設定されて係止孔11dの内方に入り込むようにしている。
図6に戻り、弾発係合体9cの係合突起9aと係止突片9bとの接続部位としての裾端9a2には、所望する領域を有する面状の接触面9a3が形成されている。この接触面9a3はABSセンサー9が保持部11に固定された状態で、保持部11の保持片11aと対向するABSセンサー9の外面と接触する。この接触状態となすことにより、ABSセンサー9に対する接触面圧が下げられるため、樹脂のクリープを低減して固定力低下を防止することができる。
次に、ABSセンサー9のカバー体10における保持部11への取付状態について説明する。図2に示すように、ABSセンサー9をカバー体10の保持部11における保持片11aと円板部10aの間に、挿入するように押し込んでいくことにより、ABSセンサー9は保持部11の所定位置に固定される。
ABSセンサー9の弾発係合体9cの係合突起9aにおける挿入方向前側の傾斜面9a1が保持部11における保持片11aに接触することにより、弾発係合体9cの係合突起9aと、それに続く係止突片9bが弾性変形し、係合突起9aが保持片11の嵌合孔11cに達すると、係合突起9aが自身の持つ弾発力によって弾性復帰して、係合突起9aが係合孔11cに嵌装される。また、この挿入時には、係止突片9bも同様に係止孔11dに嵌装される(図5参照)。
このように、ABSセンサー9が保持部11に挿入されることにより、弾発力を備えた係合突起9aの両側の傾斜面9a1が、各々係合孔11cの周縁11c1に接触(図9参照)すると同時に、係合突起9aの側縁9a4が係合孔11cの内周部分11c2に接触(図10(a)参照)したり、若しくは周縁11c1に接触(図10(b)参照)する。これによって、保持部11に挿入されたABSセンサー9は、弾発係合体9cの弾発力によりカバー体10の円板部10c側へ押し付けられる。この状態は、係合突起9aと係合孔11cとが緊密に嵌装される状態で保持される。この結果、軸方向Z、径方向X及び周方向Yの3方向に対する位置決めが強固かつ持続的に固定保持される。
また、図11に示すように、ABSセンサー9に装着される弾発係合体9cに接続する係止突片9bが弾性復帰して係止孔11dの内方に入り込んでいるため、ABSセンサー9に径方向X外側へ引き抜こうとする力が作用しても、係止突片9bに係止孔11dの縁部11d1が接触することによって生じるクサビ作用により、抜け防止となる。
また、図12には、保持片11aの他の実施の形態が示されており、この保持片11aは、保護壁11eを備えている。この保護壁11eは、周方向Yにおける保持片11aの両側の側縁11a1から曲げられ、円板部10a側へ向かって延設されている。この防護壁11eは、保持片11aとABSセンサー9との間に異物が入り込んで、保持片11aが上方へ変位することによって、例えば係合突起9aが係合孔11cから外れるのを防止するために設けられる。この例による他の構成部材について、上述の他の実施の形態における構成部材と同様な部材は、図中に同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本発明に係るセンサー付き転がり軸受装置の取付状態の断面図。 センサー付き転がり軸受装置の回転検出装置の構成図。 カバー体における保持部の拡大図。 図3のA―A断面図。 ABSセンサーを保持部に固定した拡大図。 回転検出装置におけるABSセンサーの断面図。 ABSセンサーに装着する弾発係合体の斜視図。 ABSセンサーに装着する弾発係合体の他の例の斜視図。 図5のB―B断面図。 図5のC−C端面図。 図5のD−D断面図。 ABSセンサーを保持部に固定した他の例を示す図。
符号の説明
2a 外輪
2b 内輪
2c 転動体
8 磁気エンコーダー部
9 ABSセンサー
9a 係合突起
9a3 接触面
9b 係止突片
9c 弾発係合体
10 カバー体(保持部材)
10a 円板部
11 保持部
11a 保持片
11c 係合孔
11d 係止孔
X 径方向
Y 周方向
Z 軸方向

Claims (2)

  1. 車両固定部材に接続される外輪と、車輪に接続される内輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在される転動体と、前記内輪に固定され、周方向で磁気特性が交互に変化する環状の磁気エンコーダー部と、該磁気エンコーダー部の回転による磁気変化を検出するように、前記磁気エンコーダー部と軸方向で対向配置されるABSセンサーと、該ABSセンサーが固定され、前記外輪に固定される環状の保持部材とを備えるセンサー付き転がり軸受装置であって、
    前記保持部材は前記磁気エンコーダー部と対向する円板部を有し、該円板部に形成した開口部と対向する保持片が設けられ、該保持片と前記円板部とによって保持部となし、
    前記ABSセンサーは前記保持部の前記保持片と前記円板部との間に径方向から挿入された状態で、前記保持片に接触して前記ABSセンサーを前記円板部側に押し付ける弾発力を有する弾発係合体を備え、
    前記保持片には係合孔が設けられ、一方、前記弾発係合体は別体で形成され、前記ABSセンサーとともに前記保持片と前記円板部との間に挿入されるとき弾性変形し、挿入後に弾性復帰して前記係合孔に入り込む係合突起を備え、
    該係合突起には、前記径方向及び前記周方向に対応する前記係合孔の内端部と接触する接触部位を備えるとともに、
    前記保持部材の前記保持片には、前記係合孔よりも前記径方向の外側の位置に係止孔が形成され、
    一方、前記ABSセンサーとともに前記保持片と前記円板部との間に挿入されるとき弾性変形し、挿入後に弾性復帰して前記係止孔に入り込む係止突片が、前記弾発係合体から片持ち状に前記径方向の外側に延出形成され、
    前記ABSセンサーが前記径方向の外側に移動するときに、前記係止孔の縁部が前記係止突片に接触することを特徴とするセンサー付き転がり軸受装置。
  2. 前記係止突片と前記弾発係合体との接続部位には、前記ABSセンサーと接触する面状の接触面が形成されたことを特徴とする請求項に記載のセンサー付き転がり軸受装置。
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