JP2009141961A - ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを有するデータ処理装置 - Google Patents

ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを有するデータ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009141961A
JP2009141961A JP2008308767A JP2008308767A JP2009141961A JP 2009141961 A JP2009141961 A JP 2009141961A JP 2008308767 A JP2008308767 A JP 2008308767A JP 2008308767 A JP2008308767 A JP 2008308767A JP 2009141961 A JP2009141961 A JP 2009141961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beam steering
antenna
data processing
forming antenna
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008308767A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Saito
真 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Deutschland GmbH
Original Assignee
Sony Deutschland GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Deutschland GmbH filed Critical Sony Deutschland GmbH
Publication of JP2009141961A publication Critical patent/JP2009141961A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas
    • H01Q13/106Microstrip slot antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/007Details of, or arrangements associated with, antennas specially adapted for indoor communication
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas
    • H01Q13/16Folded slot antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/061Two dimensional planar arrays
    • H01Q21/064Two dimensional planar arrays using horn or slot aerials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/20Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart the units being spaced along or adjacent to a curvilinear path
    • H01Q21/205Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart the units being spaced along or adjacent to a curvilinear path providing an omnidirectional coverage
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q25/00Antennas or antenna systems providing at least two radiating patterns
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/24Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the orientation by switching energy from one active radiating element to another, e.g. for beam switching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/30Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture varying the relative phase between the radiating elements of an array

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】ワイヤレスリンクを介して送信/受信される信号を処理するデータ処理装置を提供し、送信/受信に関する装置それぞれの位置にかかわらずに信号受信又は送信を可能とすること。
【解決手段】
ワイヤレスリンクを介して送信/受信される信号を処理するデータ処理装置であって、上記データ処理装置は、データ処理装置に設置され、ワイヤレスリンクを介してデータを送信/受信する第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと角度をなしてデータ処理装置に設置され、ワイヤレスリンクを介してデータを送信/受信する第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナとが送信/受信する信号を処理する処理手段とを備えるデータ処理装置を提供すること。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤレスリンクを介して受信及び/又は送信される信号を処理するデータ処理装置に関する。
装置間のワイヤレスデータ送信が、プライベート関連及びオフィス関連の屋内及び屋外利用において、ますます必要とされている。例えば、ソース装置(データ送信装置)とシンク装置(データ受信装置)との間の、オーディオ及び/又はビデオデータのようないかなる種類の送信も、以前使用された有線接続に取って代った無線技術を用いて、ますます実施されている。特に、オフィス環境又はプライベート環境におけるワイヤレスデータ送信は美的価値が高いのみではなく、ケーブルやワイヤなどによって制約されることなく、ワイヤレス装置を自由に設置及び配置できる点で、柔軟性が高いという利点もある。
このように現代のデータソース装置及びデータシンク装置は、ワイヤレスリンクを介してデータの送信及び/又は受信を可能にするアンテナ及び他の必要な構成を含む場合があるものである。例えば、HDMIインターフェース又はUSBインターフェースを有する現代のテレビ、モニタ、プロジェクタ、ドングルなど(ただしこれらはデータシンク装置の非限定的例示である)は、いかなる種類のデータソース装置からのデータのワイヤレス受信も可能にするために必要な構成を与えられてもよい。他方で、HDMIインターフェース又はUSBインターフェースを有するテレビ受信機、DVDプレーヤ、コンピュータ、ドングルなどのデータソース装置は、データシンク装置へのデータのワイヤレス送信を可能にするために必要な構成を与えられてもよい。
ワイヤレスリンクを介して受信される信号を処理するデータ処理装置と、ワイヤレスリンクを介して送信される信号を処理するデータ処理装置とを提供し、それぞれの装置の位置にかかわらずに信号受信又は送信を可能とする、ということが本発明の課題である。
上記課題は、本発明による以下のデータ処理装置によって達成される。本発明によれば、ワイヤレスリンクを介して受信される信号を処理するデータ処理装置(1、1’)が、データ処理装置(1、1’)に設置され、ワイヤレスリンクを介してデータを受信する第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(5)と、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(5)と角度をなすようにデータ処理装置(1、1’)に設置され、ワイヤレスリンクを介してデータを受信する第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(6)と、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(5)と第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(6)とが受信する信号を処理する処理手段(10)とを備える。本発明によれば、ワイヤレスリンクを介して送信される信号を処理するデータ処理装置(1、1’)が、データ処理装置(1、1’)に設置され、ワイヤレスリンクを介してデータを送信する第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(5)と、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(5)と角度をなすようにデータ処理装置(1、1’)に設置され、ワイヤレスリンクを介してデータを送信する第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(6)と、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(5)と第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(6)とが送信する信号を処理する処理手段(10)とを備える。
ゆえに、本発明は、互いに角度をなすように、すなわち0ではない角度をなすように設置される2の(又は3以上の)ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(指向性アンテナとも呼ばれる)を使用することを提案するものであり、それにより異なる方向へ信号を送信すること、又は異なる方向から信号を受信することが可能となる。大抵は、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは主放射方向がある。主放射方向とは、放射パターンが操縦されない場合に指す方向である。このように、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは、主放射方向が互いに異なるように設置されるのではあるが、アンテナの設置及び所望のビーム方向に応じて、同一又は同様の方向へ操縦することも可能であるのは言うまでもない。このように、それぞれ信号を送信又は受信する他の装置に対してデータ処理装置が配置される環境が屋内か屋外かにかかわらず、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの制御及び操縦を対応して行うことで、非常に柔軟で単純な方法でワイヤレスリンクを確立可能である。ここで、例えば、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは全部、ワイヤレスリンクの確立を可能とする方向へと操縦される場合がある。すなわちビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナのビームと得られる放射パターンとを組み合わせる場合、又はいくつかのワイヤレスリンクを確立可能とするために各ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを別々のビーム方向へ操縦する場合、又は所望の方向を指す唯一のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを選択して使用する場合があるということである。本願書類において用いるビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナという言葉は、全方向放射特性も含んだ指向性及び/又はフォーミング放射特性を有する全ての種類のアンテナを含むものとして意図するところであって、それによって放射パターンの方向及び/又は形状(又は形態)は制御又は変更可能である。例えば、狭ビーム又は広ビームの(すなわち放射パターン)アンテナも使用可能である。
本発明によるデータ処理装置において、処理手段(10)が、第1(5)及び第2(6)のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの隣に位置すると、効果的である。GHzの範囲(例えば30〜300GHzであるが、限定ではない)というミリ波の周波数を使用するシステムのような高周波ワイヤレスシステムで、本発明のデータ処理装置が信号を受信/送信する場合には、処理手段は、モデム部のようなデジタル処理部、及び/又は高周波処理部(又は高周波回路)を備える。高周波処理部としては、例えば、ワイヤレスリンクの高周波から中間帯域周波数まで及び/又は基底帯域周波数まで、受信信号を低周波へと変換する低周波変換部や、基底帯域周波数から及び/又は中間帯域周波数から信号送信を行う高周波へと信号を変換する高周波変換部などがある。あるいは、高周波回路は、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナに備えられる場合もある。他のワイヤレスシステムにおいては、必要に応じてそれぞれ異なる種類の処理手段が与えられる。しかしながら、第1及び第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナのうちの両方に単一の処理手段を用いることにより、かかる処理手段が第1及び第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの各々に与えられる場合に比べ、製造コストが削減される場合がある。さらに、処理手段を第1及び第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの隣に可能な限り近接させることにより、不必要に長い信号線によって引き起こされる挿入損失を避けることが可能である。あるいは、処理手段は、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナのみの隣にも配置可能であり、それにより、導波管のような適当な信号線によって第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナに接続される。例えば、基板集積導波管を使用することで、信号は、他の信号線に比べて伝播損失が削減可能であり、コストも削減可能である。特に、柔軟な基板材料を基板集積導波管に使用することで、硬い導波管又は硬いケーブルと比べて、伝播損失も削減しつつもより柔軟な集積が可能となる。
一般的に、第1及び第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは、データ処理装置それぞれのケーシングの内部に、下部に、又は上部に、実施可能である。多くのデータシンク装置及びデータソース装置には、少なくとも部分的に矩形である側壁を有したケーシングがある。第1及び第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ、すなわち主放射方向は、したがって互いに垂直であると、効果的である。このような垂直の配置により、ほとんど全ての必要な方向、有り得る方向をカバーすることも可能となり、別の装置とのワイヤレスリンクを確立して、信号を受信又は送信することが可能となる。しかしながら、データ処理装置の特定の形状に応じて、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ間の角度が0以外のいかなる値ともなり得ることは、言うまでもないことである。
本発明によるデータ処理装置は、第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(7)を備えると、さらに効果的である。ここで、上述の処理手段は、第1及び第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの隣に位置することが可能であって、一方で第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは、上述の導波管のような信号線によって処理手段に接続されている。第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは、例えば第1又は第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと同一の面(又はデータ処理装置のケーシングの側壁)に設置しても、又は第1及び第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナに対してある(0ではない)角度をなすように設置してもよい。ここで、データ処理装置のケーシングの形状によっては、第1、第2及び第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは、例えば互いに垂直に、すなわちケーシングにおいてそれぞれ互いに垂直な3つの側壁に設置する場合がある。このような設置方法によって、さらに多くの空間的に異なる方向がカバーされ、その中から方向を選択して、別の装置とのワイヤレスリンクを確立することが可能となる。
第1、第2及び第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(5、6、7)は、同一の面に設置される2又は3以上のアンテナ部(8)をそれぞれ備える位相配列アンテナであると、効果的である。一般的には、位相配列アンテナとは、配列の効果的な放射パターンが所望の方向では強化され、所望しない方向は弱化されるように、アンテナをフィードするそれぞれの信号の相対位相が変動するアンテナ部の組である。位相配列アンテナにおいて、位相配列アンテナの各アンテナ部が同一の信号を送信するように、アンテナ部をフィードする信号それぞれは、共通の発信源又はロードから生じるが、位相はそれぞれ異なるものとなる。位相配列アンテナのアンテナ部は、大抵は共通の面、例えば基板に設置され、そのため本発明によると、第1及び/又は第2及び/又は第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの面は互いに(0とは異なる)角度をなすように設置される。上述の説明に沿えば、ここで位相配列アンテナの面は互いに垂直であってもよいものである。さらに、本発明によるデータ処理装置(1、1’)は、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(5、6、7)のビームを操縦するビームステアリング制御手段(15)を備えてもよい。あるいは、本発明によるデータ処理装置(1、1’)は、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ(5、6、7)のビームを形成するビームステアリング制御手段(15)を備えてもよい。
あるいは、本発明によるビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは、二重偏波アンテナ又はアンテナアレー又は位相配列アンテナであってもよい。ここで、本発明による処理装置(1、1’)は、二重偏波アンテナの偏波を制御して、それぞれのビームを操縦する偏波制御手段をさらに備える。
本発明によるデータ処理装置は、データシンク装置やデータソース装置、その組み合わせなど、ワイヤレスリンクを介して信号を受信又は送信可能な全種類の装置を含むように意図したものである。ここで、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ又は他の有線/無線インターフェースを介した、別の装置への受信信号又は他の信号の送信を、装置ができるようにする機能及び構成を、ワイヤレスリンクを介して受信される信号を処理するという本発明によるデータ処理装置は、さらに備えても、あるいは備えなくともよい。同様に、ワイヤレスリンクを介して送信される信号を処理するという本発明によるデータ処理装置は、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ又は他の有線/無線インターフェースを介して他の装置から送信信号又は他の信号を受信する機能及び構成を備えてもよい。また、ワイヤレスリンクを介して受信又は送信された信号を処理するという本発明によるデータ処理装置の機能を、単一の装置に組み合わせることも可能である。ワイヤレスリンクを介して受信される信号を処理するという、本発明によるデータ処理装置の非限定的な例としては、テレビ、モニタ、プロジェクタ(ビーマ)などがあるが、この場合、データ処理装置の処理手段は、受信信号における受信データを取得し、データに対応する表示が可能となるフォーマットへ変換するように、受信信号を処理するものである。ワイヤレスリンクを介して送信される信号を処理するという、本発明によるデータ処理装置の非限定的な例としては、ケーブル、地上波テレビ又は無線受信機、DVDプレーヤ、CDプレーヤ、MP3プレーヤ、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、サーバ、ゲーム機、動画カメラ、静止画カメラ、又は他のビデオ/オーディオデータソース装置がある。さらに、本発明によるデータ処理装置は、信号を送信及び/又は受信するアンテナ機能及び信号処理機能のみを備えた(他の機能なし)装置であって、上述のデータソース装置又はデータシンク装置に接続可能である装置であってもよい。
ワイヤレスリンクにおいて受信及び/又は送信されるデータは、いかなる種類の変調、符号化、暗号化、フォーマット化などが施されたいかなる種類のデータであってもよく、いかなる周知又は未知の種類のオーディオ及び/又はビデオデータ、又は信号データや制御データなどいかなる種類のデータからなるとしてもよいものである。ワイヤレスリンクに使用されるワイヤレスシステムは、電磁信号や赤外線信号など、いかなる種類のデータを伝搬するワイヤレス信号の送信及び/又は受信を可能とするいかなる種類のシステムであってもよい。電磁信号の場合には、本発明によるデータ処理装置は、必要ないかなる周知又は未知の周波数範囲における信号を受信及び/又は送信するものであり、例えばミリ波の周波数範囲、すなわち30GHz〜300GHzの範囲の周波数が挙げられるが、これに限定されるものではない。短距離及び/又は中距離限定システム、例えば屋内システムについては、60GHzあたりの周波数が効果的である場合があるが、適切であるなら他の周波数も使用可能である。
以下の発明を実施するための最良の形態において、添付図面と関連させながら、本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、ワイヤレスリンクを介して受信及び/又は送信される信号を処理するデータ処理装置1の第1の例を示す。データ処理装置1は、少なくとも3つの相互に垂直な側壁2、3、4を有するケーシングを備え、側壁2はx‐z平面に広がり、側壁3はx‐y平面に広がり、側壁4はy‐z平面に広がるものである。第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5が位相配列アンテナの形態で側壁4に設置され、第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ6が位相配列アンテナの形態で側壁3に設置され、第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7が位相配列アンテナの形態で側壁2に設置される。
第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ6、及び第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7は、データ処理装置1のケーシングの一角において互いに近接して配置される。すなわち、側壁2、3及び4それぞれの、互いに隣接する角に配置される。一般的に(他の実施形態についても)、アンテナが互いに近接しながらも、作動周波数の1/4(作動周波数帯域幅の中央)よりも長いものである最短距離だけは互いに離れていることが、効果的である場合がある。したがって、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7は、データ処理装置1のケーシングの外部に設置される場合、又はデータ処理装置1のケーシングの側壁2、3、4に集められる場合があり、それにより、ワイヤレス通信リンクを介した受信及び/又は送信が可能なように、アンテナ部が外部に対して自由に開放的に露出される。あるいは、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7は、側壁2、3、4それぞれの窓に配置されてもよく、ワイヤレス通信リンクを介した受信及び/又は送信が可能なように、当該窓を通して、アンテナ部が外部に対して自由に開放的に露出される。したがって、ワイヤレスリンクの信号が全く又はほとんど減衰せずに透過可能である透明、準透明又は不透明な材料又は格子で、窓を覆う場合がある。あるいは、データ処理装置1のケーシングを、ワイヤレスリンクの信号が全く又はほとんど減衰せずに透過可能である材料で作ってもよい。この場合、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7は、側壁2、3、4の直下に設置可能である。
図1に示すデータ処理装置1の例のビームステアリンク及び/又はフォーミングアンテナ5、6及び7は、2又は3以上の(図示の例では4)のアンテナ部8をそれぞれ備え、アンテナ部8はそれぞれ同一の面に設置されている。言い換えると、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7それぞれの全部のアンテナ部8は、同一の面に設置されるということである。図1は、各ビームステアリンク及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7のアンテナ部8を視覚化したものであり、図示する例において当該アンテナ部8は、導電層の平坦な矩形面により形成されており、例えば金属製であって、スリット又はノッチの形の放射部9を有している。各ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7の各アンテナ部8が同一の面に設置されるように、各ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7の各アンテナ部8の各導電層は、例えば共通基板に設置されるものであってもよい。上述のように、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7はそれぞれ互いに垂直である。ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7は、例えばミリ波信号などの電磁信号を放射及び/又は受信するためのものである。ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7は、所望の及び所定の作動周波数帯域幅内での指向性放射パターンを有し、例えば、ワイヤレス高周波送信機、受信機又は送受信機のアナログフロントエンド回路に接続される。このワイヤレス高周波送信機、受信機又は送受信機は、例えば、図示する処理手段10に備わっているものであり、図2に関連させて以下でさらに説明する。図1の例に示すアンテナ部8は、GHzの範囲の周波数で効果的に作動するよう設計されるものであり、より具体的には20〜120GHzの範囲で、さらに具体的には50〜70GHzの範囲で、最も具体的には59〜65GHzの範囲で作動するように設計されるものである。しかしながら、アンテナ部8は単なる例であり、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7の作動は上記周波数の範囲に限定されるものではなく、異なる種類のアンテナ部を用いれば異なる周波数でも作動可能である、ということを理解されたい。例えば、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7は、二重偏波アンテナ又は二重偏波アンテナアレーの形態で実施される場合もあり、二重偏波アンテナ又は二重偏波アンテナアレーにおいては、放射パターンを操縦するために水平及び垂直偏波が変更可能である。さらに、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7は互いに同一であってもよいが、必ずしもそうである必要はない。言い換えると、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7は、異なる種類の、位相配列アンテナ又は同一の位相配列アンテナをそれぞれ備える場合もあるということである。
図1に示す例において、3つの(少なくともほとんどの)直交又は垂直のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7は、xyz座標系の(6つのうち)有り得る3つの方向をカバーするものであり、それにより各ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7は、例えば指向性放射パターンによって半球空間をカバーすることで、データ処理装置1の有り得る取付/配置の全ての可能性について、データ処理装置1と別の装置との間にワイヤレスリンクを確立可能となるであろう。ある用途においては、十分なカバーエリアを得るためには、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5と第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ6とのみを提供することで十分である場合がある。例えば、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5が位置する側壁4がデータ処理装置1の前面の側壁であり、側壁3が上向きの側壁である場合、例えば屋内用としては、ほとんどの取付/配置において、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5は直接(照準線)リンクと部屋の床又は側壁を介した反射リンク(非照準線)とに使用可能であり、第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ6は部屋の天井を介した反射リンクに使用可能であるため、別の装置とのワイヤレスリンクを確立することが可能である。しかしながら、より多くのビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを提供することさえ可能である場合があり、例えば、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを側壁4に対向する側壁に追加し、さらに側壁2に対向する側壁にも追加することも可能であり、さらには側壁3に対向する側壁にも追加することさえ可能である。
図2は、別の例のデータ処理装置1’のブロック図を示しており、図3に示すものの概略図となっている。データ処理装置1’は、図1に示して説明したデータ処理装置1に非常によく似ており、ゆえにデータ処理装置1に関して説明した機能や特徴などは、同様にデータ処理装置1’にも関するものである。唯一の違いは、データ処理装置1’の第3のステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7’が、データ処理装置1’のケーシングの同一の側壁に設置され、したがって第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5と同一の面に設置されるということである。しかしながら、図3に示すように、第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7’は、側壁において、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5から、データ処理装置1’の幅に相当する距離だけ離れた反対の角に設置される。ここで、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5と第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7’とが設置される側壁4’がデータ処理装置1’の前側である場合には、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナのかかる設置により、空間カバーエリアをいっそう良いものとし、別の装置への信頼性の高いワイヤレスリンクを確立することができる。追加のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを、側壁4’に対向する側壁に追加することも可能であり、又はデータ処理装置1’の他の側壁に追加することも可能である。また、さらに別のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを、側壁2に対向する側壁に、アンテナ5、6の付近に設置して、図1のデータ処理装置と同様なものにアンテナ7’を追加したものとなるようにアンテナを設置することも可能である。図1に示す例の第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7に関する他の説明全ては、図3に示す例の第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7’にも当てはまるものである。
本発明によるデータ処理装置は、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナにより送信又は受信される信号を処理する処理手段又は処理部をさらに備える。図2及び3に示す例においては、処理手段10を概略的に示しているが、処理手段10は、図1に示して説明した例のデータ処理装置1に与えられる、ということを理解されたい。ワイヤレスリンクを介して受信される信号をデータ処理装置1’が処理するという場合には、処理手段10は、ワイヤレスリンクに使用される送信又は通信システムに応じて、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ6、及び/又は第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7’により受信される信号を処理する。電磁信号がワイヤレスリンクに使用される場合、例えば信号の周波数がGHzの周波数範囲(又はミリメートルの範囲)のうちで高いという場合には、処理手段10は高周波数処理部であっても、又は高周波数処理部を備えるものであってもよく、この場合の高周波数処理部は、中間周波数帯域信号まで、又は基底帯域信号まで、高周波数信号を低い周波数に変換するものである。最終的に、処理手段10は、復調部や基底帯域処理部のような機能や、他の必要な機能をさらに追加して備えることもできる。ワイヤレスリンクを介して送信される信号をデータ処理装置1’が処理するものである場合、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ6、及び/又は第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7’により送信される信号を処理するために必要な機能を、処理手段10は備えるものとなる。ワイヤレスリンクが高周波数範囲の電磁信号の送信に基づく場合、処理手段10は、高周波数処理部であっても、又は高周波数処理部を備えるものであってもよく、この場合の高周波数処理部は、基底帯域信号又は中間周波数帯域信号を高周波数に変換する。あるいは、高周波数処理回路をアンテナ5、6、7、7’の一部として有してもよく、処理手段10は必要な機能をさらに備えてもよい。
処理手段10は、変調機能や基底帯域処理機能などのような追加機能又は代替機能をさらに備えてもよい。図2及び3に概略的に示すように、データ処理装置1’は、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5と、第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ6と、第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7’とに接続される単一の信号処理手段10を備えるのみであると効果的である。ここで、処理手段10とビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナとが互いにできる限り近くに位置していると、すなわち損失をできる限り削減するように配置されていると、さらに効果的となる。図2及び3に概略的に示すとおり、処理手段10と第1及び第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6との間の信号線により引き起こされる全種類の損失を避けられるように、又は少なくとも削減できるように、第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5と第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ6とは、処理手段10の隣に、又は処理手段10に隣接して配置される。しかしながら、第1及び第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5及び6までの距離だけ、ゆえに処理手段10までの距離だけ離して設置される第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7’について、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ7’により受信される信号を処理手段10に提供する、又は逆方向の提供を行う適切な構成を用いることが、当を得ている。図2及び3において、この提供部16を概略的に示してある。当該提供部16は例えば導波管又は基板集積導波管であってよく、基板集積導波管は、より柔軟な集積の可能性を与えると同時に伝播損失を削減するために、例えば柔軟な基板材料を備えるものであってよい。しかしながら、同軸ケーブルなどのような他種の提供部16を与えて実施することも可能である。
本発明によるデータ処理装置1、1’は、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7、7’のビーム方向を操縦するビームステアリング制御手段さらに備える。ここで、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの実施形態に応じて、各ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7、7’は、個々に割り当てられたビームステアリング制御手段に制御される場合、又はそれぞれのデータ処理装置1、1’における全部のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナが1つの共通のビームステアリング制御手段に制御される場合がある。図4は、4つのアンテナ部8を有する位相配列アンテナの機能ブロック図であり、これは図1に関して説明したものと同様のものに、ビームステアリング部15と、位相配列アンテナの実際の実施に必要な他の構成とを追加したものである。各アンテナ部8は、例えば位相シフト部バンクのようにした位相シフト部15がそれぞれに割り当てられている。位相シフト部15は、アンテナ部8それぞれの位相を変化させて、位相配列アンテナの全体の放射パターンを変化させることが可能である。ここで、各アンテナ部8の移送入力を変化させ、次に各アンテナ部8の個々の放射パターンを操縦して、放射パターンの主ローブ方向まわりの特定の角度範囲内で位相配列アンテナの全体の放射パターンを操縦することが可能である。上記放射パターンの主ローブ方向とは、アンテナ平面それぞれから平面アンテナ部8の平面に対して垂直な(法線)方向である(例えば図1では矢印で示す)。それで図4は、ビームステアリングの可能性を実現するために、特定の実施形態としての回路に対する提案を示す。各位相シフト部15は、RFスイッチ11を介してそれぞれのアンテナ部に接続される。さらに、各位相シフト部15は、別のRFスイッチ12によってそれぞれのパワー分割部13に接続される。2つのパワー分割部13は、主パワー分割部14に接続される。パワー分割部13及び14を用いて、4つのアンテナ部8に対して同値の信号強度を分割したり(アンテナ部8を用いて信号を送信する場合)、又はアナログ高周波フロントエンドに対して同値の信号強度を合計したり(アンテナ部8を用いて信号を受信する場合)する。また、マイクロストリップ線のようなフィード構造(図示せず)を、各アンテナ部8に対するフィード線として使用してもよい。位相シフト部9を用いて、各アンテナ部8における信号位相をシフトし、所望のビームステアリングパターン方向を得る。このように、位相シフト部15は、アンテナ部8を備える位相配列アンテナ用のビームステアリング制御手段を形成する。代替実施形態においては、位相シフト部は、デジタル信号処理技術用いてデジタル領域で作動するデジタル処理部として実施される場合もある。他のビームステアリング制御手段も使用可能であるが、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7、7’として使用するアンテナの種類による。例えば、二重偏波アンテナ又は二重偏波アンテナアレーをビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナとして用いる場合には、(デジタル)偏波制御手段又は(デジタル)偏波制御部をビームステアリング制御手段として用いて、二重偏波アンテナ又は二重偏波アンテナアレーの水平及び垂直偏波を変化させてもよい。
一般的に、ビームステアリング制御手段は、例えば処理手段が受信する外部制御情報に又は内部制御情報に基づいて、処理手段10によって制御される場合がある。例えば、処理手段10は、リンク条件を測定したり、又は対応情報を受信したりすることで、ビームステアリング手段を制御可能である。
さらに処理部10は、例えば、信号受信及び/又は送信のために、本発明による2つのビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナのうちただ1つを選択可能であり、それにより、選択された単一のアンテナのビームが所望の方向に操縦される。あるいは、使用可能なビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを全部用いて同一のデータを受信又は送信することも可能であり、そのビームは組み合わされて単一のワイヤレスリンクを確立する場合と、又はそのビームは個別にいくつかのワイヤレスリンクを確立するようにされる場合とがある。さらに、個別に操縦されるビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナをいくつか介して、異なるデータを受信又は送信することも可能である。あるいは、ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの全部又はいくつかを用いて、同一のデータを受信又は送信することも可能である。
図5は、本発明によるビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナ5、6、7、7’として使用可能な位相配列アンテナ17の非限定的な例の斜視図を示す。図5のアンテナアレー17は、共通基板18に二次構造をとる4つのアンテナ部8の実施形態を示す。言い換えると、共通基板18は、例えば単一層基板であるとして、上面にプリント形成される4つの平面導電層を有し、各平面導電層はノッチの形態の放射部9を備えている。アンテナ17のフィード構造19を以下で説明することにする。アンテナ19は反射面20を備えてもよく、例えば反射面20は、基板18から所定の距離だけ離して配置された金属層である。しかしながら、反射面20は用途によっては備えずともよいものである。アンテナ17に与えるアンテナ部8は4つではなく、4より多くても少なくてもよい。ここで、アンテナ17は同一の縦rl3、横rl4(例えば5mm以上)の二重構造を有してもよい。しかしながら、アンテナ17は、異なる縦と横とを有するものであってもよい。
図6は、ミリ波信号放射及び/又は受信用アンテナ17のアンテナ部8の斜視図を示す。アンテナ17は、所定の作動周波数帯域幅の範囲内で、ゲイン指向性放射パターンが高く、例えばワイヤレスRF送受信機のアナログ(又はデジタル)フロントエンド回路に接続可能である。アンテナ17は、GHzの範囲の周波数において効果的に作動するように設計されるものであり、より具体的には20〜120GHzの範囲で、さらに具体的には50〜70GHzの範囲で、最も具体的には59〜65GHzの範囲で作動するように設計されるものである。しかしながら、このようなアンテナの作動は上記周波数の範囲に限定されるものではなく、異なる周波数でも、それに応じてアンテナの寸法や比を大きくしたり小さくしたりすることで作動可能となるものである。
上述のように、アンテナ17が備える基板18は、誘電体材料など、適切であればいかなる材料から形成してもよく、単一層として形成してもよい。各アンテナ部8において、平面導電層21が基板18に形成されており、この平面導電層21は、例えばプリント技術によって、基板18の上側に例えば銅の層として形成されるものである。平面導電層21において、放射部9が形成されており、この放射部9はスロットの形をしている。このスロットは、例えばエッチング技術によって形成されるものである。
基板18における導電層21の反対側には、フィード構造19があり、電磁信号を放射部9に提供して送信させたり、又は放射部9によって受信される電磁信号を、フィード構造に接続された処理回路に、例えば処理手段10に提供したりする。さらに、基板18におけるフィード構造19の側から所定の距離だけ離れたところに、反射面20があり、導電面、例えば金属面として形成されている。反射面は、放射部9により送信及び/又は受信される電磁波を反射する電磁波スクリーンとして機能し、基板18の裏面の放射を消去又は抑えて、アンテナの主方向におけるアンテナゲインを増加させる。ここでアンテナの主方向とは、基板18から離れる方へ向かう、導電層21の平面に対して垂直な方向である。しかしながら、本発明によるアンテナが上述の反射面20なしで実施可能である用途も有り得る。
フィード構造19は、適切であればいかなるフィード構造であってもよいが、プリント技術によって基板18の裏面に形成したマイクロストリップフィード線として実施されると効果的である。ここで、マイクロストリップフィード線のインピーダンスは、50Ωが効果的である。
アンテナ部8の作動原理は以下のとおりである。励起電磁波が、フィード構造19を通り、放射部9へと導かれる。放射部9、すなわちスロットにおいて、励起電磁波の磁界成分が、スロット内の電界を励起させる。ここで、作動周波数において大きな周波数帯域幅、例えば作動周波数の10%の周波数帯域幅を得るために、放射部9は、中央部9aと、当該中央部9aに接続されて当該中央部9aから広がる2つの外側部9bとを備えて、スロットアンテナを形成する。図6の平面導電層21及びフィード構造19の斜視図と、図7のアンテナ部8の平面図とで、放射部9の特定の形状を示す。
図示するアンテナ部8の実施形態において、放射部9のスロットは一般的にはU字型であり、U字の2つのアームは上述の外側部9bで形成され、U字の底部は中央部9aで形成されていて、2つの外側部9bに接続している。2つの外側部9bは、一般的には互いに平行に、中央部9aに対して垂直に広がる。図示したU字型のスロットは、作動周波数の約10%の周波数帯域幅をもたらし、例えば60GHz程度の作動周波数では6GHzの周波数帯域幅となる。図示した実施形態において、中央部9aと2つの外側部あるいはアーム9bとの間の変わり目は丸まっている。しかしながら、異なる用途では、中央部9aと2つの外側部9bとの間の変わり目は角をもって矩形となっている場合もある。
図7に示すように、平面導電層21の形状は、一般的に、長さの等しい辺rl1及びrl2が二次形状を示す矩形である。しかしながら、rl1がrl2よりも短くなったり長くなったりして、異なる形状をとることも有り得る。
図7は、アンテナ部8の平面図であり、基板の裏面のフィード構造19を示し、放射部9に関するフィード構造19の配置を示すものでもある。特に、フィード構造19は、図示する実施形態ではプリント形成したマイクロストリップ線であり、放射部9の中央部9aから信号をフィード又はリードする。ここで、フィード構造は、平面導電層21及びスロット9の反対の、基板18における裏面に設置されているものであり、それによりフィード構造と放射部とは分離され、放射特性の側ローブを抑える。ここで、フィード構造19は、放射部9の2つの外側部9bが広がる方向の反対方向から放射部9の中央部9aへ信号をフィードする。図7に視覚化した二次元投影図において、フィード構造19は放射部9の中央部9aと重なり、基板18をこえて、確実に結合しているということが分かる。
平面導電層21は、銅伝送21を縦方向と横方向とを半分に分割する2つの対称軸A及びBを有する。ここで、フィード構造19は対称軸Aに沿って対称に広がり、放射部9のスロットは対称軸Aに対して鏡像対称となるように設置される。言い換えると、放射部9の2つの外側部9bは、一般的に対称軸Aに対して平行に広がり、鏡像対称である。放射部9の中央部9aの基底線は、対称軸Bに設置される。言い換えると、中央部9aの基底線間の距離は、その方向における平面導電層21の縦の半分である。
一般的に、2つの外側部9bがテーパとなる、すなわち2つの外側部9bの横幅が中央部9aから離れるにしたがって増大すると効果的である。ここで、放射部の複素数インピーダンスの虚部が低減可能であり、そのためアンテナ1の全体のインピーダンスが低減され、例えば50Ωのフィード構造のインピーダンスと一致可能となる。
さらに、2つの外側部9bがテーパとなる場合、2つの外側部の横幅w1はその端が中央部9aの横幅w2よりも大きい。2つの外側部9bの端の横幅w1が中央部9aの横幅w2の2倍よりも大きいと効果的である。さらに、中央部9aの縦幅l3は、2つの外側部9bの端の横幅w1より大きい。言い換えると、2つの外側部9b間の距離は、それぞれの横幅w1より大きい。さらに、放射部9の全体の横幅w3はその縦幅l2よりも大きく、2つの外側部9bの各々の縦幅はl2であり、その横幅w1よりも長い。図示した平面導電層21及び放射部9の形状と次元とは、50〜70GHzの範囲の周波数で信号を放射及び受信するには特に適当である。
第1、第2及び第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを有する、本発明によるデータ処理装置を概略的に示す。 本発明によるデータ処理装置のブロック図を概略的に示す。 第1、第2及び第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを有する、本発明によるデータ処理装置の別の実施形態を概略的に示す。 ビームステアリング制御手段を有する位相配列アンテナの機能ブロック図を概略的に示す。 位相配列アンテナの一例の斜視図を示す。 図5の位相配列アンテナのアンテナ部の斜視図を示す。 図6のアンテナ部の平面図を示す。

Claims (12)

  1. ワイヤレスリンクを介して受信される信号を処理するデータ処理装置であって、
    前記データ処理装置に設置され、前記ワイヤレスリンクを介してデータを受信する第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと、
    前記第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと角度をなすように前記データ処理装置に設置され、前記ワイヤレスリンクを介してデータを受信する第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと、
    前記第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと前記第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナとが受信する信号を処理する処理手段と
    を備えるデータ処理装置。
  2. ワイヤレスリンクを介して送信される信号を処理するデータ処理装置であって、
    前記データ処理装置に設置され、前記ワイヤレスリンクを介してデータを送信する第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと、
    前記第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと角度をなすように前記データ処理装置に設置され、前記ワイヤレスリンクを介してデータを送信する第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと、
    前記第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと前記第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナとが送信する信号を処理する処理手段と
    を備えるデータ処理装置。
  3. 前記第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと前記第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナとは、互いに垂直に設置される、請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記処理手段は、前記第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと前記第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナとの隣に位置する、請求項1又は2又は3に記載のデータ処理装置。
  5. 前記処理手段は、前記第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの隣に位置し、前記第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは、導波管によって前記処理手段に接続される、請求項1又は2又は3に記載のデータ処理装置。
  6. 第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを備え、
    前記処理手段は、前記第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナと前記第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナとの隣に位置し、前記第3のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは、導波管によって前記処理手段に接続される、
    請求項1又は2又は3に記載のデータ処理装置。
  7. 前記導波管は基板集積導波管である、請求項5又は6に記載のデータ処理装置。
  8. 前記ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは、同一の面に設置される2又は3以上のアンテナ部をそれぞれ備える位相配列アンテナであり、少なくとも前記第1のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの面と前記第2のビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナの面とは、互いに角度をなすように設置される、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  9. 前記ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナのビームを操縦するビームステアリング制御手段を備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  10. 前記ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナのビームを形成するビームステアリング制御手段を備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  11. 前記ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナは二重偏波アンテナである、請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  12. 前記二重偏波アンテナの偏波を制御する偏波制御手段を備える、請求項11に記載のデータ処理装置。
JP2008308767A 2007-12-03 2008-12-03 ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを有するデータ処理装置 Pending JP2009141961A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP07122149A EP2068400A1 (en) 2007-12-03 2007-12-03 Slot antenna for mm-wave signals
EP08159734.6A EP2068394B1 (en) 2007-12-03 2008-07-04 Data processing device with beam steering and/or forming antennas

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009141961A true JP2009141961A (ja) 2009-06-25

Family

ID=39327003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008308767A Pending JP2009141961A (ja) 2007-12-03 2008-12-03 ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを有するデータ処理装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8126417B2 (ja)
EP (2) EP2068400A1 (ja)
JP (1) JP2009141961A (ja)
CN (2) CN101459285A (ja)
TW (1) TW200941826A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014529971A (ja) * 2011-08-31 2014-11-13 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 3dアンテナシステムをもつワイヤレスデバイス
WO2019077813A1 (ja) * 2017-10-19 2019-04-25 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 アンテナ装置
JP2021044789A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 株式会社東芝 電子装置及び方法

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4586842B2 (ja) * 2007-10-25 2010-11-24 ソニー株式会社 アンテナ装置
JP5344978B2 (ja) * 2009-04-22 2013-11-20 パナソニック株式会社 指向性パターン決定方法
US9401745B1 (en) * 2009-12-11 2016-07-26 Micron Technology, Inc. Wireless communication link using near field coupling
WO2012125185A1 (en) * 2011-03-15 2012-09-20 Intel Corporation Mm-wave phased array antenna with beam tilting radiation pattern
US8760352B2 (en) * 2012-03-30 2014-06-24 Htc Corporation Mobile device and antenna array thereof
US9306291B2 (en) 2012-03-30 2016-04-05 Htc Corporation Mobile device and antenna array therein
US9275690B2 (en) 2012-05-30 2016-03-01 Tahoe Rf Semiconductor, Inc. Power management in an electronic system through reducing energy usage of a battery and/or controlling an output power of an amplifier thereof
US9509351B2 (en) 2012-07-27 2016-11-29 Tahoe Rf Semiconductor, Inc. Simultaneous accommodation of a low power signal and an interfering signal in a radio frequency (RF) receiver
US20150269400A1 (en) * 2012-10-11 2015-09-24 Tagsys UHF RFID Reader with Improved Antenna System
US9413079B2 (en) * 2013-03-13 2016-08-09 Intel Corporation Single-package phased array module with interleaved sub-arrays
US9184498B2 (en) 2013-03-15 2015-11-10 Gigoptix, Inc. Extending beamforming capability of a coupled voltage controlled oscillator (VCO) array during local oscillator (LO) signal generation through fine control of a tunable frequency of a tank circuit of a VCO thereof
US9780449B2 (en) 2013-03-15 2017-10-03 Integrated Device Technology, Inc. Phase shift based improved reference input frequency signal injection into a coupled voltage controlled oscillator (VCO) array during local oscillator (LO) signal generation to reduce a phase-steering requirement during beamforming
US9666942B2 (en) 2013-03-15 2017-05-30 Gigpeak, Inc. Adaptive transmit array for beam-steering
US9716315B2 (en) 2013-03-15 2017-07-25 Gigpeak, Inc. Automatic high-resolution adaptive beam-steering
US9837714B2 (en) 2013-03-15 2017-12-05 Integrated Device Technology, Inc. Extending beamforming capability of a coupled voltage controlled oscillator (VCO) array during local oscillator (LO) signal generation through a circular configuration thereof
US9531070B2 (en) 2013-03-15 2016-12-27 Christopher T. Schiller Extending beamforming capability of a coupled voltage controlled oscillator (VCO) array during local oscillator (LO) signal generation through accommodating differential coupling between VCOs thereof
US9722310B2 (en) 2013-03-15 2017-08-01 Gigpeak, Inc. Extending beamforming capability of a coupled voltage controlled oscillator (VCO) array during local oscillator (LO) signal generation through frequency multiplication
CN103414028B (zh) * 2013-08-09 2016-05-04 电子科技大学 一种高功率微波谐振腔天线
FR3009897B1 (fr) * 2013-08-20 2015-08-14 Commissariat Energie Atomique Procede de determination d'un reseau antennaire
CN104218307B (zh) * 2014-08-20 2017-01-25 菲力克斯电子(宁波)有限公司 一种无源高增益天线
CN104466347B (zh) * 2014-12-05 2018-01-23 广东欧珀移动通信有限公司 移动终端
US9667290B2 (en) 2015-04-17 2017-05-30 Apple Inc. Electronic device with millimeter wave antennas
US20170033458A1 (en) * 2015-07-28 2017-02-02 Google Inc. Multi-Beam Antenna System
US10313894B1 (en) 2015-09-17 2019-06-04 Ethertronics, Inc. Beam steering techniques for external antenna configurations
GB201522722D0 (en) 2015-12-23 2016-02-03 Sofant Technologies Ltd Method and steerable antenna apparatus
US10074900B2 (en) * 2016-02-08 2018-09-11 The Boeing Company Scalable planar packaging architecture for actively scanned phased array antenna system
CN110383583B (zh) 2017-03-15 2022-03-11 索尼移动通信株式会社 通信装置
CN110870136B (zh) * 2017-03-24 2021-08-31 伊索电子股份有限公司 先进通信系统的零转向天线技术
RU2652169C1 (ru) * 2017-05-25 2018-04-25 Самсунг Электроникс Ко., Лтд. Антенный блок для телекоммуникационного устройства и телекоммуникационное устройство
CN107317121A (zh) * 2017-06-29 2017-11-03 昆山睿翔讯通通信技术有限公司 一种基于三维毫米波阵列天线的移动终端
CN108899642A (zh) * 2018-06-12 2018-11-27 瑞声科技(新加坡)有限公司 天线系统及应用该天线系统的移动终端
JP7047918B2 (ja) * 2018-08-06 2022-04-05 株式会社村田製作所 アンテナモジュール
US11165136B2 (en) * 2018-09-15 2021-11-02 Qualcomm Incorporated Flex integrated antenna array
US10680332B1 (en) 2018-12-28 2020-06-09 Industrial Technology Research Institute Hybrid multi-band antenna array
CN110729566B (zh) * 2019-10-29 2021-05-11 Oppo广东移动通信有限公司 透镜、透镜天线及电子设备
KR102197412B1 (ko) 2019-12-16 2020-12-31 한양대학교 산학협력단 밀리미터 웨이브 대역 배열 안테나
EP4078830A1 (en) * 2019-12-20 2022-10-26 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Mrc combined distributed phased antenna arrays
CN114423014A (zh) * 2020-10-10 2022-04-29 中国移动通信集团设计院有限公司 天线下倾角确定方法、装置、电子设备及存储介质
CN112838381B (zh) * 2020-12-28 2022-05-03 网络通信与安全紫金山实验室 缝隙阵列天线
CN113341417B (zh) * 2021-06-09 2024-04-19 深圳市九洲电器有限公司 基于探测雷达的路面障碍检测方法、车辆及存储介质
WO2023141919A1 (zh) * 2022-01-28 2023-08-03 京东方科技集团股份有限公司 一种视窗系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11186947A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Uniden Corp 携帯型通信端末装置
JP2001237757A (ja) * 2000-01-05 2001-08-31 Lucent Technol Inc 三重偏波送信を用いた通信
JP2002330026A (ja) * 2001-03-01 2002-11-15 Red-M (Communications) Ltd アンテナアレイ
JP2005341542A (ja) * 2004-04-28 2005-12-08 Sharp Corp 放送受信装置

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3757344A (en) * 1971-09-03 1973-09-04 E Pereda Slot antenna having capacitive coupling means
US3732572A (en) * 1971-11-22 1973-05-08 Gte Sylvania Inc Log periodic antenna with foreshortened dipoles
US4130822A (en) * 1976-06-30 1978-12-19 Motorola, Inc. Slot antenna
US4132992A (en) * 1977-09-19 1979-01-02 International Telephone And Telegraph Corporation Radiator/circuit incorporating a cross slot waveguide antenna array which will instantaneously measure the radiation axial ratio or degree of linear polarization of any antenna
US4170013A (en) * 1978-07-28 1979-10-02 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Stripline patch antenna
FR2513022A1 (fr) * 1981-09-11 1983-03-18 Thomson Csf Guide d'onde a fentes rayonnantes et a large bande de frequence
CA1259401A (en) * 1985-01-18 1989-09-12 Canadian Astronautics Limited Composite waveguide coupling aperture having a thickness dimension
US4843403A (en) * 1987-07-29 1989-06-27 Ball Corporation Broadband notch antenna
KR920002439B1 (ko) * 1988-08-31 1992-03-24 삼성전자 주식회사 휴대용 무선전화기의 슬로트 안테나 장치
EP0624919B1 (en) * 1992-12-01 2002-02-06 Ntt Mobile Communications Network Inc. Multi-beam antenna apparatus
KR100355263B1 (ko) * 1995-09-05 2002-12-31 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 동축공진형슬롯안테나와그제조방법및휴대무선단말
US6160514A (en) * 1999-10-15 2000-12-12 Andrew Corporation L-shaped indoor antenna
US6448930B1 (en) * 1999-10-15 2002-09-10 Andrew Corporation Indoor antenna
EP1158605B1 (en) 2000-05-26 2004-04-14 Sony International (Europe) GmbH V-Slot antenna for circular polarization
US6466176B1 (en) * 2000-07-11 2002-10-15 In4Tel Ltd. Internal antennas for mobile communication devices
WO2002013313A2 (en) * 2000-08-07 2002-02-14 Xtremespectrum, Inc. Electrically small planar uwb antenna apparatus and system thereof
US6862433B2 (en) * 2001-02-06 2005-03-01 Motorola, Inc. Antenna system for a wireless information device
US6492947B2 (en) * 2001-05-01 2002-12-10 Raytheon Company Stripline fed aperture coupled microstrip antenna
US6650302B2 (en) * 2001-07-13 2003-11-18 Aether Wire & Location Ultra-wideband monopole large-current radiator
US6919853B2 (en) * 2002-03-04 2005-07-19 M/A-Com, Inc. Multi-band antenna using an electrically short cavity reflector
US6774853B2 (en) * 2002-11-07 2004-08-10 Accton Technology Corporation Dual-band planar monopole antenna with a U-shaped slot
EP1563571A4 (en) * 2002-11-22 2008-04-30 Univ Ben Gurion INTELLIGENT ANTENNA SYSTEM WITH IMPROVED LOCALIZATION POLARIZED SOURCES
IL155221A0 (en) * 2003-04-03 2003-11-23 Wavextend Ltd Phased array antenna for indoor application
JP2005295312A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Hitachi Ltd 携帯無線装置
JP4330575B2 (ja) * 2005-03-17 2009-09-16 富士通株式会社 タグアンテナ
US7358921B2 (en) * 2005-12-01 2008-04-15 Harris Corporation Dual polarization antenna and associated methods
US7710319B2 (en) 2006-02-14 2010-05-04 Sibeam, Inc. Adaptive beam-steering methods to maximize wireless link budget and reduce delay-spread using multiple transmit and receive antennas
US8155712B2 (en) 2006-03-23 2012-04-10 Sibeam, Inc. Low power very high-data rate device
TWI293689B (en) * 2006-03-24 2008-02-21 Asustek Comp Inc Handheld gps device
ITTO20070420A1 (it) * 2007-06-13 2008-12-14 Telsey S P A Gateway provvisto di un sistema di ricetrasmissione multi-antenna con architettura miso per comunicazioni wi-fi
CN101809814A (zh) * 2007-08-27 2010-08-18 拉姆伯斯公司 用于移动无线设备的具有柔性互连的天线阵列

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11186947A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Uniden Corp 携帯型通信端末装置
JP2001237757A (ja) * 2000-01-05 2001-08-31 Lucent Technol Inc 三重偏波送信を用いた通信
JP2002330026A (ja) * 2001-03-01 2002-11-15 Red-M (Communications) Ltd アンテナアレイ
JP2005341542A (ja) * 2004-04-28 2005-12-08 Sharp Corp 放送受信装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014529971A (ja) * 2011-08-31 2014-11-13 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 3dアンテナシステムをもつワイヤレスデバイス
US9905922B2 (en) 2011-08-31 2018-02-27 Qualcomm Incorporated Wireless device with 3-D antenna system
KR101874077B1 (ko) 2011-08-31 2018-07-03 퀄컴 인코포레이티드 3-d 안테나 시스템을 갖춘 무선 디바이스
WO2019077813A1 (ja) * 2017-10-19 2019-04-25 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 アンテナ装置
JPWO2019077813A1 (ja) * 2017-10-19 2020-10-22 ソニー株式会社 アンテナ装置
US11239571B2 (en) 2017-10-19 2022-02-01 Sony Corporation Antenna device
JP2021044789A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 株式会社東芝 電子装置及び方法
JP7210408B2 (ja) 2019-09-13 2023-01-23 株式会社東芝 電子装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW200941826A (en) 2009-10-01
CN101471711A (zh) 2009-07-01
EP2068394B1 (en) 2017-11-15
CN101471711B (zh) 2013-12-11
EP2068400A1 (en) 2009-06-10
EP2068394A1 (en) 2009-06-10
US20090143038A1 (en) 2009-06-04
US8126417B2 (en) 2012-02-28
CN101459285A (zh) 2009-06-17
US20090140943A1 (en) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009141961A (ja) ビームステアリング及び/又はフォーミングアンテナを有するデータ処理装置
JP4692789B2 (ja) 金属壁付きパッチアンテナ
KR101484749B1 (ko) 안테나장치
EP1158604A2 (en) Antenna, antenna device, and radio equipment
US20130257680A1 (en) Antenna assembly for a wireless communications device
US20080018548A1 (en) Antenna Device and Radio Communication Apparatus
JP6868462B2 (ja) 無線中継装置
KR101988382B1 (ko) 안테나 장치 및 그를 구비하는 전자 기기
TWI622228B (zh) 波束選擇天線系統
JP2007060612A (ja) アンテナモジュール
US20200052414A1 (en) Methods circuits devices assemblies and systems for wireless communication
CN110911814A (zh) 一种天线单元及电子设备
US20110102293A1 (en) Antenna Assembly
KR20180047392A (ko) 안테나장치
KR20040086841A (ko) 안테나 장치
JP2008545327A (ja) 内蔵アンテナを有した電子機器
CN110828985A (zh) 一种天线单元及电子设备
CN110828987A (zh) 一种天线单元及电子设备
JP2004056498A (ja) 無線通信端末用アンテナ装置及び無線通信装置
WO2015129089A1 (ja) アレーアンテナ装置
JP4154362B2 (ja) 無線lanアンテナ、無線lanアンテナの制御方法、無線lan基地局用アンテナ、無線lan移動局端末アンテナ、端末用無線lanカードおよび無線lanシステム
JP3833601B2 (ja) 高周波マイクロストリップ線路
JP2008244733A (ja) 平面アレーアンテナ装置とそれを備えた無線通信装置
JP4913186B2 (ja) 無線通信システム及びその設置方法
JP2009017008A (ja) アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130319