JP2009141161A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高誘電率膜をゲート絶縁膜として用い、pチャネル型MISFETおよびnチャネル型MISFETのそれぞれに要求されるしきい値電圧を容易に実現できる相補型MISFETおよびその製造技術を提供する。
【解決手段】n型ウエル3およびp型ウエル4のそれぞれの表面に清浄な酸化シリコン膜5を形成した後、酸化シリコン膜5上に2A族元素の酸化物、3A族元素の酸化物、3B族元素の酸化物、4A族元素の酸化物、および5A族元素の酸化物等からなる酸素欠損調整層6と、高誘電率膜8と、水素に対する還元触媒効果を有する導電性膜12とを順次堆積し、Hを含む雰囲気中にて基板1に対して熱処理を施すことで酸素欠損調整層6と酸化シリコン膜5との間にダイポールを形成する。その後、導電性膜12、高誘電率膜8、酸素欠損調整層6および酸化シリコン膜5等をパターニングしてゲート電極およびゲート絶縁膜を形成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、特に、相補型MISFET(complementary Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を備えた半導体装置およびその製造技術工程に適用して有効な技術に関するものである。
特開2003−282875号公報には、ゲート絶縁膜として酸化アルミニウム(Al)膜を用いた相補型MISFETおよびその製造工程が開示されている。
特開2003−282875号公報
近年、MISFETをはじめとする半導体素子の高集積化の要求から、半導体素子を微細に加工することが求められている。MISFETの特性はゲート絶縁膜の静電容量に左右されるものであり、MISFETを微細に加工した場合でも特性を同じくするために、ゲート絶縁膜の静電容量が変化しないように加工することが求められている。微細加工に伴って、ゲート絶縁膜は面積が小さくなってしまうことから、その静電容量を保つためにはゲート絶縁膜の膜厚を薄くする手段が用いられている。
ここで、ゲート絶縁膜として酸化シリコン膜を選択した場合には、膜厚が薄くなることによって、チャネルを流れる電子がゲート絶縁膜によって形成されている障壁を通り抜けてゲート電極に流れ込んでしまう、いわゆるトンネル電流の発生が懸念される。そこで、ゲート絶縁膜として、酸化シリコン膜より誘電率の大きい薄膜(以降、高誘電率膜と記す)を用いることによって、酸化シリコン膜を用いた場合に比べて膜厚を薄くすることなくゲート絶縁膜の静電容量を保つ手段が検討されている。
ところで、このような高誘電率膜をゲート絶縁膜として用いて相補型MISFETを製造する場合には、pチャネル型MISFETとnチャネル型MISFETとで、それぞれ適切な高誘電率膜およびゲート電極材料を選択して、それぞれに要求されるしきい値電圧を実現している。そのため、pチャネル型MISFETおよびnチャネル型MISFETの双方に要求されるしきい値電圧を容易に実現することが困難となっている。
本発明の目的は、高誘電率膜をゲート絶縁膜として用い、pチャネル型MISFETおよびnチャネル型MISFETのそれぞれに要求されるしきい値電圧を容易に実現できる相補型MISFETおよびその製造技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
(1)本発明による半導体装置は、半導体基板の主面上において、酸化シリコンより相対的に誘電率の大きい第1ゲート絶縁膜および水素に対する還元触媒効果を有する第1金属膜を含む第1ゲート電極を備えたMISFETを含む半導体装置であって、
前記第1ゲート絶縁膜は、下層から酸化シリコン層、酸素欠損調整層および前記酸化シリコン層より相対的に誘電率の大きい高誘電率層が積層されて形成され、
前記酸素欠損調整層は、2A族元素、3A族元素、3B族元素、4A族元素または5A族元素を含む酸化物である。
(2)また、本発明による半導体装置の製造方法は、相補型MISFETを備えた半導体装置の製造方法であって、
(a)半導体基板の主面に酸化シリコン層を形成する工程、
(b)前記酸化シリコン層上に酸素欠損調整層を形成する工程、
(c)前記半導体基板の前記主面上の第1領域における前記酸素欠損調整層を残し、前記半導体基板の前記主面上の第2領域における前記酸素欠損調整層を除去する工程、
(d)前記(c)工程後、前記半導体基板の前記主面上に前記酸化シリコン層より相対的に誘電率の大きい高誘電率層を形成する工程、
(e)前記第1領域において、前記高誘電率層上に水素に対する還元触媒効果を有する第1金属膜を形成する工程、
(f)前記第2領域において、前記高誘電率層上に第2金属膜を形成する工程、
(g)前記(e)工程後、前記半導体基板に対して熱処理を施す工程、
(h)前記第1領域の前記第1金属膜上および前記第2領域の前記第2金属膜上に、シリコンおよび金属の化合物膜を形成する工程、
(i)前記第1領域において、前記化合物膜、前記第1金属膜、前記高誘電率層、前記酸素欠損調整層および前記酸化シリコン層をパターニングしてpチャネル型MISFETの第1ゲート電極および第1ゲート絶縁膜を形成し、前記第2領域において、前記化合物膜、前記第2金属膜、前記高誘電率層および前記酸化シリコン層をパターニングしてnチャネル型MISFETの第2ゲート電極および第2ゲート絶縁膜を形成する工程、
を含み、
前記酸素欠損調整層は、2A族元素、3A族元素、3B族元素、4A族元素または5A族元素を含む酸化物である。
(3)また、本発明による半導体装置の製造方法は、相補型MISFETを備えた半導体装置の製造方法であって、
(a)半導体基板の主面に酸化シリコン層を形成する工程、
(b)前記酸化シリコン層上に酸素欠損調整層を形成する工程、
(c)前記(b)工程後、前記半導体基板の前記主面上に前記酸化シリコン層より相対的に誘電率の大きい高誘電率層を形成する工程、
(d)前記半導体基板の前記主面上の第1領域および第2領域において、前記高誘電率層上に水素に対する還元触媒効果を有する第1金属膜を形成する工程、
(e)前記(d)工程後、前記第2領域の前記第1金属膜上に第2金属膜を形成する工程、
(f)前記(e)工程後、前記半導体基板に対して熱処理を施す工程、
(g)前記第1領域の前記第1金属膜上および前記第2領域の前記第2金属膜上に、シリコンおよび金属の化合物膜を形成する工程、
(h)前記第2領域において、前記化合物膜、前記第2金属膜、前記第1金属膜、前記高誘電率層および前記酸化シリコン層をパターニングしてnチャネル型MISFETの第1ゲート電極および第1ゲート絶縁膜を形成し、前記第1領域において、前記化合物膜、前記第1金属膜、前記高誘電率層、前記酸素欠損調整層および前記酸化シリコン層をパターニングしてpチャネル型MISFETの第2ゲート電極および第2ゲート絶縁膜を形成する工程、
を含み、
前記酸素欠損調整層は、2A族元素、3A族元素、3B族元素、4A族元素または5A族元素を含む酸化物である。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
高誘電率膜をゲート絶縁膜として用いた相補型MISFETのしきい値電圧を容易に制御できる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、実施例等において構成要素等について、「Aからなる」、「Aよりなる」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、材料等について言及するときは、特にそうでない旨明記したとき、または、原理的または状況的にそうでないときを除き、特定した材料は主要な材料であって、副次的要素、添加物、付加要素等を排除するものではない。たとえば、シリコン部材は特に明示した場合等を除き、純粋なシリコンの場合だけでなく、添加不純物、シリコンを主要な要素とする2元、3元等の合金(たとえばSiGe)等を含むものとする。
また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするために部分的にハッチングを付す場合がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1の半導体装置は、たとえば相補型MISFETを有するものである。このような本実施の形態1の半導体装置について、その製造工程と併せて図1〜図17を用いて説明する。
まず、図1に示すように、たとえばp型の単結晶シリコンからなる半導体基板(以下、単に基板と記す)1を用意する。図1に示す基板1の断面では、nチャネル型MISFETが形成される領域(第2領域)ANMと、pチャネル型MISFETが形成される領域(第1領域)APMとが示されている。
次いで、基板1の主面の素子分離領域に素子分離溝2を形成する。素子分離溝2を形成するには、たとえば基板1の主面をドライエッチングして溝を形成し、続いてこの溝の内部を含む基板1上にCVD法で酸化シリコン膜などの絶縁膜を堆積した後、溝の外部の不要な酸化シリコン膜を化学的機械研磨(Chemical Mechanical Polishing;CMP)法で研磨、除去することによって、溝の内部に酸化シリコン膜を残す。
続いて、領域APMにおける基板1の主面にn型の不純物(たとえばP(リン))をイオン注入し、領域ANMにおける基板1の主面にp型の不純物(たとえばB(ホウ素))をイオン注入する。次いで、基板1を熱処理してこれら不純物を基板1中に拡散させることにより、領域APMにおける基板1の主面にn型ウエル3を形成し、領域ANMにおける基板1の主面にp型ウエル4を形成する。
続いて、たとえばフッ酸系の洗浄液を用いて基板1(n型ウエル3およびp型ウエル4)の主面をウェット洗浄した後、熱酸化によりn型ウエル3およびp型ウエル4のそれぞれの表面に清浄な酸化シリコン膜5を形成する。
次に、図2に示すように、ALD(Atomic Layer Deposition)法を用い、基板1の主面上に膜厚0.5nm程度のAl膜を成膜して酸素欠損調整層6を形成する。この酸素欠損調整層6としては、Al膜以外に、2A族元素の酸化物(たとえばMgO、CaO、SrOおよびBaO)、3A族元素の酸化物(たとえばY)、3B族元素の酸化物、4A族元素の酸化物(たとえばHfO)、および5A族元素の酸化物(La)等の単層膜、積層膜または合金膜としてもよい。酸素欠損調整層6は、後の工程で領域APMにのみ残されるものであり、製造するpチャネル型MISFETの特性に合わせて酸素欠損調整層6の材料は適宜選択することができる。
続いて、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜7をマスクとしてn型ウエル3上(領域APM)以外の酸素欠損調整層6をエッチングして除去する。
次に、図3に示すように、たとえばALD法によって基板1の主面上にHfO膜を成膜して、相補型MISFETのゲート絶縁膜となる高誘電率膜(高誘電率層)8を形成する。続いて、基板1に対して、たとえば約850℃のPDA(Post Deposition Anneal)処理を施す。
次に、図4に示すように、フォトリソグラフィ技術にてパターニングされたフォトレジスト膜9によって領域ANM以外の領域を覆った後、たとえば基板1の主面上に膜厚20nm程度の窒化タンタル膜(第2金属膜)10を堆積する。図示は省略するが、この後、フォトレジスト膜9を除去することで領域ANM以外の領域の窒化タンタル膜10を除去することができる(いわゆるリフトオフ法)。
次に、フォトレジスト膜9を除去することで領域ANM以外の領域の窒化タンタル膜10を除去した後、図5に示すように、フォトリソグラフィ技術にてパターニングされたフォトレジスト膜11によって領域ANM以外の領域を覆った後、たとえば基板1の主面上に水素に対する還元触媒効果を有する導電性膜(第1金属膜)12として膜厚20nm程度のPt(白金)膜を成膜する。本実施の形態1においては、この水素に対する還元触媒効果を有する導電性膜12としてはPt膜を例示するが、Re(レニウム)膜、あるいはPt膜とRe膜との積層膜としてもよい。
次に、図6に示すように、リフトオフ法により、フォトレジスト膜11を除去することで領域APM以外の領域の導電性膜12を除去する。
続いて、約3%のH(水素)を含む雰囲気中にて基板1に対して約450℃の熱処理を施す。それにより、後の工程で完成するpチャネル型MISFETの実効仕事関数を制御することができる。この原理について、以下に詳述する。
前述したように、導電性膜12は水素に対する還元触媒効果を有しており、図7に示すように、上記の約3%のHを含む雰囲気中での熱処理により、HfO膜からなる高誘電率膜8を組成するO(酸素)を還元しHO(水)を生成する。この還元により、高誘電率膜8はOが欠損した組成となるが、下層のAl膜からなる酸素欠損調整層6からOを取り込み、そのOの欠損を補う。そのため、酸素欠損調整層6はOが欠損した組成となり、酸素欠損調整層6と酸化シリコン膜5との間にダイポール(2e, Vo2+)が形成される。
ここで、図8は、上記水素に対する還元を行う熱処理時の温度と後の工程で完成するpチャネル型MISFETの実効仕事関数φm,eff(eV)との関係を示しており、酸素欠損調整層6として図2を用いて説明したAlを用いた場合と、HfOを用いた場合と、Yを用いた場合とが示されている。図8中では、実際に測定した熱処理時の温度の範囲として400℃〜600℃が示されているが、これは導電性膜12の水素に対する還元触媒効果が得られる上限および下限だからである。また、図9および図10は、上記水素に対する還元を行う熱処理時の温度と、後の工程で完成するpチャネル型MISFETのフラットバンド電圧(しきい値電圧)VFB(V)の変化量(ΔVFB(V))との関係(400℃時を基準)を示したものである。図9中では、酸素欠損調整層6として図2を用いて説明したAlを用いた場合と、SiO(酸化シリコン)を用いた場合と、HfOを用いた場合と、AlおよびHfOの積層膜(Alが上層となる場合および下層となる場合の2通り)を用いた場合とが示されている。図10中では、酸素欠損調整層6として図2を用いて説明したAlを用いた場合と、SiO(酸化シリコン)を用いた場合と、Yを用いた場合と、AlおよびYの積層膜(Alが上層となる場合および下層となる場合の2通り)を用いた場合とが示されている。なお、図9は、高誘電率膜8形成後のPDA処理温度(図2を用いた前述の説明を参照)が850℃の場合を示し、図10は、高誘電率膜8形成後のPDA処理温度(図2を用いた前述の説明を参照)が650℃の場合を示している。また、図11は、酸素欠損調整層6と酸化シリコン膜5との間にてダイポール(2e, Vo2+)が形成されたことによるpチャネル型MISFETの仕事関数φ(eV)の変化をエネルギー帯を用いて示したものであり、実効仕事関数φm,eff(eV)についても示している。なお、図11中にて、VL、EvおよびEcは、それぞれ真空順位、伝導帯および価電子帯を示している。また、図12は、酸素欠損調整層6と酸化シリコン膜5との間にてダイポール(2e, Vo2+)が形成されたことによるpチャネル型MISFETのゲート電圧とゲート電極−基板1(n型ウエル3)間の容量値との関係を示したものであり、ダイポール(2e, Vo2+)が形成されている場合のグラフと、ダイポール(2e, Vo2+)が形成されていない場合のグラフとが示されている。
これら図8〜図12に示すように、水素に対する還元触媒効果を有する導電性膜12の形成後のH(水素)を含む雰囲気中での熱処理により、酸化シリコン膜5と接する酸素欠損調整層6の酸素欠損(Vo)に起因する上記ダイポール(2e, Vo2+)が形成され、pチャネル型MISFETの実効仕事関数φm,eff(eV)が下がり、フラットバンド電圧(しきい値電圧)も下がる。また、図8〜図10に示すように、酸素欠損調整層6として用いた主な材料について、導電性膜12の形成後のH(水素)を含む雰囲気中での熱処理の温度の変化に対する、pチャネル型MISFETのフラットバンド電圧(しきい値電圧)の変化の大きさを比較すると、Al>HfO>Yとなる。単結晶シリコンからなる基板1の主面上に形成されたpチャネル型MISFETが相補型MISFETを形成する場合には、たとえば実効仕事関数は4.95eV〜5.15eV程度となり、図8より、酸素欠損調整層6としてはAlまたはHfOを用いることが好ましいことがわかる。すなわち、ゲート絶縁膜としてHfO膜のような高誘電率膜8を用いた場合に、酸素欠損調整層6の材料と導電性膜12の形成後のH(水素)を含む雰囲気中での熱処理の温度とを適宜選択することにより、pチャネル型MISFETのフラットバンド電圧(しきい値電圧)を広範囲で精度よく制御できるようになり、所望のpチャネル型MISFETのフラットバンド電圧(しきい値電圧)を得ることが可能となる。
次に、図13に示すように、基板1上に非晶質シリコン膜を堆積した後、その非晶質シリコン膜に熱処理を施すことによって多結晶シリコン膜13を形成する。ここでは、非晶質シリコン膜の堆積を省略して、たとえばCVD法で多結晶シリコン膜を堆積してもよい。前述の導電性膜12の形成後のH(水素)を含む雰囲気中での熱処理は、この多結晶シリコン膜13の形成直後に行ってもよい。
次に、図14に示すように、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして多結晶シリコン膜13、導電性膜12、窒化タンタル膜10、高誘電率膜8、酸素欠損調整層6および酸化シリコン膜5をエッチングする。それにより、領域ANMにおいては、窒化タンタル膜10および多結晶シリコン膜13からなるゲート電極16Aと、酸化シリコン膜5および高誘電率膜8からなるゲート絶縁膜(第2ゲート絶縁膜)17Aとを形成し、領域APMにおいては、導電性膜12および多結晶シリコン膜13からなるゲート電極16Bと、酸化シリコン膜5、酸素欠損調整層6および高誘電率膜8からなるゲート絶縁膜(第1ゲート絶縁膜)17Bとを形成することができる。
次に、図15に示すように、たとえばn型ウエル3にp型の不純物としてBをイオン注入することによって比較的低濃度のp型半導体領域18を形成し、p型ウエル4にn型の不純物としてPまたはAsをイオン注入することによって比較的低濃度のn型半導体領域19を形成する。p型半導体領域18およびn型半導体領域19は、pチャネル型MISFETおよびnチャネル型MISFETのソース、ドレインをLDD(Lightly Doped Drain)構造にするために形成するものである。
続いて、ゲート電極16A、16Bの側壁に絶縁膜からなるサイドウォールスペーサ20を形成する。サイドウォールスペーサ20を形成するには、たとえば基板1上にCVD法で酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜を異方性エッチングする。
次に、n型ウエル3にp型の不純物としてBをイオン注入することによって比較的高濃度のp型半導体領域21を形成し、p型ウエル4にn型の不純物としてPまたはAsをイオン注入することによって比較的高濃度のn型半導体領域22を形成する。p型半導体領域21およびn型半導体領域22は、それぞれpチャネル型MISFETおよびnチャネル型MISFETのソース、ドレインを構成する。ここまでの工程により、pチャネル型MISFETQpおよびnチャネル型MISFETQnを形成することができる。導入した不純物を活性化させるための約1000℃以上の熱処理工程は、p型半導体領域18およびn型半導体領域19とp型半導体領域21およびn型半導体領域22との各々作製工程で行っても、一括して最後に行ってもこれら半導体領域が作製できればよい。
次に、図16に示すように、たとえばCVD法により、埋め込み酸化シリコン膜を前述のトランジスタ素子構造の全面に堆積した後に、CMP技術によって平坦化して、多結晶シリコン膜13の上面を出す。この段階で、前述のH(水素)を含む雰囲気中での熱処理を行ってもよい。
続いて、多結晶シリコン膜13上に、たとえばNi(ニッケル)膜を堆積して金属膜を形成する。この金属膜としては、Ni膜以外にTi(チタン)膜、W(タングステン)膜、Ta(タンタル)膜、ニッケル(Ni)膜、Pt(白金)膜またはRu(ルテニウム)膜等を用いてもよい。次いで、基板1に400℃程度の熱処理を10分間程度施すことによって金属膜と多結晶シリコン膜13とを反応させ、金属シリサイド膜(化合物膜)15を形成する。その後、未反応の金属膜は、ウエットエッチング等により除去する。
上記のように形成された本実施の形態1のpチャネル型MISFETQpおよびnチャネル型MISFETQnは、ゲート絶縁膜17A、17Bに酸化シリコン膜より誘電率の高い高誘電率膜8を含むことから、酸化シリコン膜を用いた場合に比べて膜厚を薄くすることなくゲート絶縁膜17A、17Bの静電容量を保つことができる。それにより、ゲート絶縁膜17A、17Bにおけるトンネル電流の発生を抑制できるので、pチャネル型MISFETQpおよびnチャネル型MISFETQnの消費電力を低く抑えることが可能となる。
次に、pチャネル型MISFETQpおよびnチャネル型MISFETQnを覆う絶縁膜として、たとえばCVD法で酸化シリコン膜23を堆積し、続いて化学的機械研磨法で酸化シリコン膜23の表面を平坦化する。
次に、フォトレジスト膜をマスクにして上記酸化シリコン膜23をドライエッチングすることにより、pチャネル型MISFETQpおよびnチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン(p型半導体領域21およびn型半導体領域22)の上部にコンタクトホール24を形成する。続いて、コンタクトホール24の内部にプラグ25を形成する。プラグ25を形成するには、たとえばコンタクトホール24の内部を含む酸化シリコン膜23上にスパッタリング法でTi膜およびTiN(窒化チタン)膜を堆積し、続いてCVD法でTiN膜および金属膜としてW膜を堆積した後、コンタクトホール24の外部のW膜、TiN膜およびTi膜を化学的機械研磨法によって除去する。
次いで、酸化シリコン膜23およびプラグ25上に配線26を形成し、本実施の形態1の半導体装置を製造する。配線26を形成するには、たとえば酸化シリコン膜23上にTi膜、Al(アルミニウム)合金膜およびTiN膜をスパッタリング法により順次堆積し、続いてフォトレジスト膜をマスクとしたドライエッチングによりそのTi膜、Al合金膜およびTiN膜をパターニングする。
なお、プラグ25および配線26を形成した工程を繰り返してさらに多層に配線を形成してもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2の半導体装置も前記実施の形態1の半導体装置と同様に相補型MISFETを有するものである。以下、本実施の形態2の半導体装置について、その製造工程と併せて図17〜図21を用いて説明する。
本実施の形態2の半導体装置の製造工程は、前記実施の形態1にて説明した酸素欠損調整層6を形成する工程(図2参照)までは前記実施の形態1と同様である。その後、図17に示すように、前記実施の形態1で説明した高誘電率膜8(図3も参照)と同様の高誘電率膜8を基板1の主面上に形成する。
次に、図18に示すように、前記実施の形態1で説明した水素に対する還元触媒効果を有する導電性膜12(図5も参照)と同様の導電性膜12を基板1の主面上に形成する。
次いで、図19に示すように、フォトリソグラフィ技術にてパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)によって領域ANM以外の領域を覆った後、導電性膜12上に膜厚20nm程度の窒化タンタル膜10を堆積する。続いて、リフトオフ法により領域ANM以外の領域の窒化タンタル膜10を除去する。すなわち、前記フォトレジスト膜を除去することで領域ANM以外の領域の窒化タンタル膜10を除去するものである。
続いて、約3%のH(水素)を含む雰囲気中にて基板1に対して約450℃の熱処理を施す。それにより、前記実施の形態1で説明したpチャネル型MISFETQpの場合と同様の原理により、領域ANMに形成されるnチャネル型MISFETQnについても実効仕事関数を制御することができる。すなわち、導電性膜12は水素に対する還元触媒効果を有しており、上記の約3%のHを含む雰囲気中での熱処理により、高誘電率膜8を組成するOを還元しHO(水)を生成する。この還元により、高誘電率膜8はOが欠損した組成となるが、下層の酸素欠損調整層6からOを取り込み、そのOの欠損を補う。そのため、酸素欠損調整層6はOが欠損した組成となり、酸素欠損調整層6と酸化シリコン膜5との間にダイポール(2e, Vo2+)が形成される。その結果、前記実施の形態1において図8〜図12を用いて説明したように、MISFETの実効仕事関数を制御できるようになり、nチャネル型MISFETQnの場合には、実効仕事関数を小さくでき、フラットバンド電圧(しきい値電圧)も小さくすることができる。つまり、所望のnチャネル型MISFETQnのフラットバンド電圧(しきい値電圧)を得ることが可能となる。
次に、図20に示すように、前記実施の形態1において図13および図14を用いて説明した工程と同様の工程により多結晶シリコン膜13を形成した後、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして多結晶シリコン膜13、導電性膜12、窒化タンタル膜10、高誘電率膜8、酸素欠損調整層6および酸化シリコン膜5をエッチングする。それにより、領域ANMにおいては、窒化タンタル膜10、多結晶シリコン膜13および導電性膜12からなるゲート電極(第1ゲート電極)16Aと、酸化シリコン膜5、酸素欠損調整層6および高誘電率膜8からなるゲート絶縁膜(第1ゲート絶縁膜)17Aとを形成し、領域APMにおいては、導電性膜12および多結晶シリコン膜13からなるゲート電極(第2ゲート電極)16Bと、酸化シリコン膜5、酸素欠損調整層6および高誘電率膜8からなるゲート絶縁膜(第2ゲート絶縁膜)17Bとを形成することができる。このような工程でpチャネル型MISFETQpおよびnチャネル型MISFETQnのそれぞれのゲート電極16A、16Bおよびゲート絶縁膜17A、17Bを形成することにより、pチャネル型MISFETQpとnチャネル型MISFETQnとでゲート電極およびゲート絶縁膜の材料を共通化できる(窒化タンタル膜10を除く)。それにより、製造工程数の増加を防ぎつつ、相補型MISFETのしきい値電圧を広範囲で精度よく制御することが可能となる。
その後、前記実施の形態1において図15および図16を用いて説明した工程と同様の工程を経て本実施の形態2の半導体装置を製造する(図21参照)。
(実施の形態3)
本実施の形態3の半導体装置は、SOI(Silicon On Insulator)基板を用いて形成された相補型MISFETを有するものである。以下、本実施の形態3の半導体装置について、その製造工程と併せて図22〜図24を用いて説明する。
図22に示すように、本実施の形態3で用いるSOI基板は、たとえば単結晶シリコンからなるベース基板1Aと、単結晶シリコンからなり表面に酸化シリコン膜が形成されたボンド基板とを貼り合わせて形成されたものであり、ボンド基板の表面の酸化シリコン膜がBOX(Buried Oxide)層1Bとなり、ボンド基板の単結晶シリコン部がSOI層1Cとなっている。
上記のようなSOI基板のSOI層1Cに対して、前記実施の形態1において図1を用いて説明した工程と同様の工程によって素子分離溝2を形成した後、たとえばSOI基板の主面にBOX層1Bに達するU溝を形成し、その溝に酸化シリコン膜を埋め込むことによってU溝素子分離領域2Aを形成する。その後、領域APMのSOI層1Cにn型ウエル3を形成し、領域ANMのSOI層1Cにp型ウエル4を形成する。これらn型ウエル3およびp型ウエル4を形成する工程は、前記実施の形態1(図1参照)と同様である。
この後、前記実施の形態1で説明した工程(図1〜図6、図13および図14参照)と同様の工程によってゲート電極16A、16Bおよびゲート絶縁膜17A、17Bを形成した時点の要部断面を図23に示し、前記実施の形態2で説明した工程(図17〜図20参照)と同様の工程によってゲート電極16A、16Bおよびゲート絶縁膜17A、17Bを形成した時点の要部断面を図24に示す。
SOI基板を用いて形成された相補型MISFETにおいては、たとえば実効仕事関数は4.4eV〜4.8eV程度となる。そのため、pチャネル型MISFETのフラットバンド電圧(しきい値電圧)を制御したい場合には図23に示す構造とし、前記実施の形態1で図8に示したグラフから、酸素欠損調整層6としてはAlまたはHfOを用い、導電性膜12の形成後のH(水素)を含む雰囲気中での熱処理の温度は、500℃〜600℃程度とすることが好ましい。一方、nチャネル型MISFETのフラットバンド電圧(しきい値電圧)を制御したい場合には図24に示す構造とし、前記実施の形態1で図8に示したグラフから、酸素欠損調整層6としてはYを用い、導電性膜12の形成後のH(水素)を含む雰囲気中での熱処理の温度は、400℃〜600℃程度とすることが好ましい。
ゲート電極16A、16Bおよびゲート絶縁膜17A、17Bを形成した後は、前記実施の形態1において図15および図16を用いて説明した工程と同様の工程を経て本実施の形態3の半導体装置を製造することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の半導体装置およびその製造方法は、相補型MISFETを備えた半導体装置およびその製造工程に広く適用することができる。
本発明の実施の形態1である半導体装置の製造方法を説明する要部断面図である。 図1に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図2に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図3に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図4に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体装置の製造工程中における水素に対する還元触媒効果の説明図である。 水素に対する還元を行う熱処理時の温度とpチャネル型MISFETの実効仕事関数との関係を示す説明図である。 水素に対する還元を行う熱処理時の温度とpチャネル型MISFETのフラットバンド電圧の変化量との関係を示す説明図である。 水素に対する還元を行う熱処理時の温度とpチャネル型MISFETのフラットバンド電圧の変化量との関係を示す説明図である。 水素に対する還元を行う熱処理によるpチャネル型MISFETの実効仕事関数の変化を示す説明図である。 本発明の実施の形態1である半導体装置が有するpチャネル型MISFETにおけるゲート電圧とゲート電極−基板間容量との関係を示す説明図である。 図6に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図13に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図14に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図15に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 本発明の実施の形態2である半導体装置の製造方法を説明する要部断面図である。 図17に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図18に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図19に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図20に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体装置の製造方法を説明する要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 本発明の実施の形態3である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
1A ベース基板
1B BOX層
1C SOI層
2 素子分離溝
2A U溝素子分離領域
3 n型ウエル
4 p型ウエル
5 酸化シリコン膜
6 酸素欠損調整層
7 フォトレジスト膜
8 高誘電率膜(高誘電率層)
9 フォトレジスト膜
10 窒化タンタル膜(第2金属膜)
11 フォトレジスト膜
12 導電性膜(第1金属膜)
13 多結晶シリコン膜
15 金属シリサイド膜(化合物膜)
16A ゲート電極(第1ゲート電極、第2ゲート電極)
16B ゲート電極(第1ゲート電極、第2ゲート電極)
17A ゲート絶縁膜(第1ゲート絶縁膜、第2ゲート絶縁膜)
17B ゲート絶縁膜(第1ゲート絶縁膜、第2ゲート絶縁膜)
18 p型半導体領域
19 n型半導体領域
20 サイドウォールスペーサ
21 p型半導体領域
22 n型半導体領域
23 酸化シリコン膜
24 コンタクトホール
25 プラグ
26 配線
ANM 領域
APM 領域
Qn nチャネル型MISFET(第2領域)
Qp pチャネル型MISFET(第1領域)

Claims (17)

  1. 半導体基板の主面上において、酸化シリコンより相対的に誘電率の大きい第1ゲート絶縁膜および水素に対する還元触媒効果を有する第1金属膜を含む第1ゲート電極を備えたMISFETを含む半導体装置であって、
    前記第1ゲート絶縁膜は、下層から酸化シリコン層、酸素欠損調整層および前記酸化シリコン層より相対的に誘電率の大きい高誘電率層が積層されて形成され、
    前記酸素欠損調整層は、2A族元素、3A族元素、3B族元素、4A族元素または5A族元素を含む酸化物であることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第1金属膜は、白金膜またはレニウム膜の単層膜、前記白金膜および前記レニウム膜の積層膜、または前記白金膜または前記レニウム膜から形成した合金膜であることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記MISFETは、pチャネル型MISFETであり、
    前記第1ゲート電極は、前記第1金属膜と、シリコンおよび金属の化合物膜とを下層から積層して形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3記載の半導体装置において、
    前記半導体基板の前記主面上において、前記酸化シリコンより相対的に誘電率の大きい第2ゲート絶縁膜および第2金属膜を含む第2ゲート電極を備えたnチャネル型MISFETを含むことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記MISFETは、nチャネル型MISFETであり、
    前記第1ゲート電極は、前記第1金属膜と、第2金属膜と、シリコンおよび金属の化合物膜とを下層から積層して形成されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項5記載の半導体装置において、
    前記半導体基板の前記主面上において、前記第2ゲート絶縁膜および第1金属膜を含む第2ゲート電極を備えたpチャネル型MISFETを含むことを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記酸素欠損調整層は、Al、HfO、Y、La、MgO、CaO、SrOまたはBaOであることを特徴とする半導体装置。
  8. 相補型MISFETを備えた半導体装置の製造方法であって、
    (a)半導体基板の主面に酸化シリコン層を形成する工程、
    (b)前記酸化シリコン層上に酸素欠損調整層を形成する工程、
    (c)前記半導体基板の前記主面上の第1領域における前記酸素欠損調整層を残し、前記半導体基板の前記主面上の第2領域における前記酸素欠損調整層を除去する工程、
    (d)前記(c)工程後、前記半導体基板の前記主面上に前記酸化シリコン層より相対的に誘電率の大きい高誘電率層を形成する工程、
    (e)前記第1領域において、前記高誘電率層上に水素に対する還元触媒効果を有する第1金属膜を形成する工程、
    (f)前記第2領域において、前記高誘電率層上に第2金属膜を形成する工程、
    (g)前記(e)工程後、前記半導体基板に対して熱処理を施す工程、
    (h)前記第1領域の前記第1金属膜上および前記第2領域の前記第2金属膜上に、シリコンおよび金属の化合物膜を形成する工程、
    (i)前記第1領域において、前記化合物膜、前記第1金属膜、前記高誘電率層、前記酸素欠損調整層および前記酸化シリコン層をパターニングしてpチャネル型MISFETの第1ゲート電極および第1ゲート絶縁膜を形成し、前記第2領域において、前記化合物膜、前記第2金属膜、前記高誘電率層および前記酸化シリコン層をパターニングしてnチャネル型MISFETの第2ゲート電極および第2ゲート絶縁膜を形成する工程、
    を含み、
    前記酸素欠損調整層は、2A族元素、3A族元素、3B族元素、4A族元素または5A族元素を含む酸化物であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1金属膜は、白金膜またはレニウム膜の単層膜、前記白金膜および前記レニウム膜の積層膜、または前記白金膜または前記レニウム膜から形成した合金膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、
    前記酸素欠損調整層は、Al、HfO、Y、La、MgO、CaO、SrOまたはBaOであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(g)工程の熱処理は、400℃〜650℃の雰囲気下で行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板は、シリコン基板上に絶縁層を挟んでシリコン活性層が設けられたSOI基板であり、
    前記酸素欠損調整層は、AlまたはHfOであり、
    前記(g)工程の熱処理は、500℃〜600℃の雰囲気下で行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 相補型MISFETを備えた半導体装置の製造方法であって、
    (a)半導体基板の主面に酸化シリコン層を形成する工程、
    (b)前記酸化シリコン層上に酸素欠損調整層を形成する工程、
    (c)前記(b)工程後、前記半導体基板の前記主面上に前記酸化シリコン層より相対的に誘電率の大きい高誘電率層を形成する工程、
    (d)前記半導体基板の前記主面上の第1領域および第2領域において、前記高誘電率層上に水素に対する還元触媒効果を有する第1金属膜を形成する工程、
    (e)前記(d)工程後、前記第2領域の前記第1金属膜上に第2金属膜を形成する工程、
    (f)前記(e)工程後、前記半導体基板に対して熱処理を施す工程、
    (g)前記第1領域の前記第1金属膜上および前記第2領域の前記第2金属膜上に、シリコンおよび金属の化合物膜を形成する工程、
    (h)前記第2領域において、前記化合物膜、前記第2金属膜、前記第1金属膜、前記高誘電率層および前記酸化シリコン層をパターニングしてnチャネル型MISFETの第1ゲート電極および第1ゲート絶縁膜を形成し、前記第1領域において、前記化合物膜、前記第1金属膜、前記高誘電率層、前記酸素欠損調整層および前記酸化シリコン層をパターニングしてpチャネル型MISFETの第2ゲート電極および第2ゲート絶縁膜を形成する工程、
    を含み、
    前記酸素欠損調整層は、2A族元素、3A族元素、3B族元素、4A族元素または5A族元素を含む酸化物であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項13記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1金属膜は、白金膜またはレニウム膜の単層膜、前記白金膜および前記レニウム膜の積層膜、または前記白金膜または前記レニウム膜から形成した合金膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 請求項13記載の半導体装置の製造方法において、
    前記酸素欠損調整層は、Al、HfO、Y、La、MgO、CaO、SrOまたはBaOであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 請求項13記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(f)工程の熱処理は、400℃〜650℃の雰囲気下で行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 請求項13記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板は、シリコン基板上に絶縁層を挟んでシリコン活性層が設けられたSOI基板であり、
    前記酸素欠損調整層は、Yであり、
    前記(f)工程の熱処理は、400℃〜600℃の雰囲気下で行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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