JP4163164B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、特に、Hf(ハフニウム)系ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成したnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタでCMOS回路を構成する半導体装置に適用して有効な技術に関する。
従来、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路を構成するnチャネル型MOSトランジスタおよびpチャネル型MOSトランジスタは、ゲート絶縁膜材料として酸化シリコン膜を用い、このゲート酸化膜上に形成されるゲート電極材料として、多結晶シリコン膜、あるいは多結晶シリコン膜上にW(タングステン)シリサイド膜やCo(コバルト)シリサイド膜などのメタルシリサイド膜を重ねた積層膜(ポリサイド膜)を用いている。
そして、nチャネル型MISトランジスタのゲート電極を構成する多結晶シリコン膜にn型不純物(リン、ヒ素など)を導入し、ゲート電極の仕事関数(フェルミ準位)をSiの伝導帯近傍(4.05eV近傍)に設定することによって、しきい値電圧の低下を図っている。一方、pチャネル型MISトランジスタのゲート電極を構成する多結晶シリコン膜にはp型不純物(ホウ素など)を導入し、ゲート電極の仕事関数をSiの価電子帯近傍(5.17eV近傍)に設定することによって、しきい値電圧の低下を図っている。
ところが、近年、半導体集積回路を構成するMISトランジスタの微細化に伴って、ゲート酸化膜の薄膜化が急速に進んでいることから、MISトランジスタをON状態にするためにゲート電極に電圧を印加した際、ゲート酸化膜界面近傍のゲート電極(多結晶シリコン膜)内に生じる空乏化の影響が次第に顕著になり、ゲート酸化膜の膜厚が見かけ上厚くなる結果、ON電流の確保が難しくなり、トランジスタの動作速度の低下が顕著になってきた。
また、ゲート酸化膜の膜厚が薄くなると、ダイレクトトンネリングと呼ばれる量子効果によって電子がゲート酸化膜中を通り抜けるようになるために、リーク電流が増大する。さらに、pチャネル型MISトランジスタにおいては、ゲート電極(多結晶シリコン膜)中のホウ素がゲート酸化膜を通じて基板に拡散し、チャンネル領域の不純物濃度を高めるために、しきい値電圧が変動する。
そこで、ゲート絶縁膜材料を酸化シリコンから、より誘電率の高い絶縁膜(高誘電体膜)に置き換えると共に、ゲート電極材料を多結晶シリコン(またはポリサイド)からメタルシリサイドあるいはメタルに置き換える検討が進められている(例えば特許文献1〜5参照)。
これは、ゲート絶縁膜を高誘電体膜で構成した場合、酸化シリコン膜厚換算容量が同じであっても、実際の物理膜厚を(高誘電体膜の誘電率/酸化シリコン膜の誘電率)倍だけ厚くできるので、結果としてリーク電流を低減することができるからである。高誘電体材料としては、Hf(ハフニウム)酸化物やZr(ジルコニウム)酸化物といった種々の金属酸化物が検討されている。
また、多結晶シリコンを含まない材料でゲート電極を構成することにより、前述した空乏化の影響によるON電流の低減や、ゲート電極から基板へのホウ素漏れといった問題も回避することができる。
特許文献1〜3には、nチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタを形成する場合において、ゲート絶縁膜に前提としてシリコン系ゲート絶縁膜、さらに付加的に高誘電体膜を形成した後、Pt(プラチナ)、Ti(チタン)、Ni(ニッケル)、Co、Ta(タンタル)、Zrのような金属膜を堆積し、一方の金属膜をマスクしてもう一方の金属膜にシリコンをイオン注入することにより金属シリサイドを形成し、金属膜の電極と金属シリサイド膜の電極をそれぞれ形成してpチャネル型MISトランジスタとnチャネル型トランジスタを形成する方法の開示があり、pチャネル型MISトランジスタには高い仕事関数の材料を、nチャネル型MISトランジスタには低い仕事関数の材料を用いることが開示されている。
また、特許文献3〜5には、金属の仕事関数のリストが示されている。なお、このリストに示された仕事関数の測定方法は、金属膜の仕事関数を直接測定したものかと推測される。
酸化シリコン膜や酸窒化シリコン膜のようなシリコン系ゲート絶縁膜上に形成したゲート電極の仕事関数は、比較的そのまま電気特性に反映される。しかしながら、Hf系酸化物に代表される高誘電率材料をゲート絶縁膜に用いた場合、シリコン系ゲート絶縁膜を用いた場合と比較して実効的に仕事関数が変化することが知られており、フェルミレベルピニングとして解釈されている(非特許文献1)。
特開2004−158593号公報 特開2004−152995号公報 米国特許公開2004/0065930A1号公報 米国特許第6,475,908 B1号公報 米国特許第6,750,519 B2号公報 IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES、VOL.51、No.6、JUNE 2004、pp.971-984
CMOS回路は、低消費電力設計が重要であり、そのためにはnチャネル型MISトランジスタとpチャネル型MISトランジスタのそれぞれのしきい値電圧を低減する必要がある。
そこで、ゲート絶縁膜材料をHf酸化物のような高誘電体膜で構成し、ゲート電極材料を多結晶シリコン(またはポリサイド)からメタルシリサイドあるいはメタルに置き換えるに際しても、nチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタにおいて、それぞれに適した仕事関数を有するゲート電極材料を選択し、しきい値電圧の上昇を抑えることが要求される。
ところが、前記の従来技術は、ゲート絶縁膜を酸化シリコン膜から高誘電体膜に置き換えた場合、高誘電体膜上に形成されるメタルシリサイドの仕事関数が実効的に変動するフェルミレベルピニングについてはまったく考慮されていなかった。
例えば、前記特許文献1(特開2004−158593号公報)は、ハフニウム酸化膜からなるゲート絶縁膜上にW(タングステン)膜と白金シリサイド膜との積層膜からなるゲート電極を形成したpチャネルMISFETを開示している。そして、「白金シリサイド及びタングステンの仕事関数は共に4.8−4.9eV程度のため、pチャネルMISFETのゲート電極として適切な値となる」(明細書段落0038欄参照)と説明している。
しかし、本発明者の検討によると、図2に示したように、ハフニウム系ゲート絶縁膜上にPtSiやNiSiのような8族元素のシリサイドからなるゲート電極を形成した場合は、シリコン系ゲート絶縁膜上に形成した場合と比較して、フェルミレベルピニングによる実効的な仕事関数の低下が観測された。一方、ハフニウム系ゲート絶縁膜上にPtのような8族元素からなるゲート電極を形成した場合には、同様なフェルミレベルピニングは起こらず、逆に実効的な仕事関数の増加が観測された。
例えば、Ptシリサイドからなるゲート電極の場合、酸化シリコン膜上では4.8−4.9eVの仕事関数を有するのに対し、酸化ハフニウム膜上では実効的に4.5−4.6eVとなり、Siの伝導帯方向へのフェルミレベルピニングが認められた。すなわち、酸化ハフニウム膜で構成されたゲート絶縁膜を有するpチャネル型MISトランジスタのゲート電極をPtシリサイド膜で構成した場合は、pチャネル型MISトランジスタのしきい値電圧が上昇してしまうので、CMOS回路の低消費電力設計が困難となる。
また、Niシリサイドからなるゲート電極の場合は、酸化シリコン膜上では4.6−4.7eVの仕事関数が、酸化ハフニウム膜上では実効的に4.4−4.5eVとなり、やはりSiの伝導帯方向へのシフト(フェルミレベルピニング)が認められた。すなわち、酸化ハフニウム膜で構成されたゲート絶縁膜を有するpチャネル型MISトランジスタのゲート電極をNiシリサイド膜で構成した場合も、pチャネル型MISトランジスタのしきい値電圧が上昇してしまうことが分かった。
すなわち、酸化ハフニウム膜で構成されたゲート絶縁膜を有するpチャネル型MISトランジスタのゲート電極をPtシリサイド膜で構成した場合は、pチャネル型MISトランジスタのしきい値電圧が上昇してしまうので、CMOS回路の低消費電力設計が困難となる。
また、金属膜にシリコンをイオン注入して金属シリサイド膜を形成する従来技術の場合、シリコンの注入量によっては金属膜の剥離や破裂等の問題が生じる。さらに、金属膜以外の絶縁領域にシリコンが大量に注入されると、絶縁膜の絶縁性が低下するという問題も生じる。
本発明の目的は、高いON電流を有し、しかも消費電力の低いCMOS回路を実現する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、単結晶シリコンからなる半導体基板の主面の第1領域にnチャネル型MISトランジスタが形成され、前記主面の第2領域にpチャネル型MISトランジスタが形成された半導体装置において、前記nチャネル型MISトランジスタは、ハフニウム酸化物を主体として含むゲート絶縁膜上に、プラチナシリサイド膜、ニッケルシリサイド膜またはルテニウムシリサイド膜で構成されたゲート電極を備え、前記pチャネル型MISトランジスタは、前記ハフニウム酸化物を主体として含むゲート絶縁膜上に、プラチナ膜、ニッケル膜またはルテニウム膜で構成されたゲート電極を備え、前記nチャネル型MISトランジスタのゲート電極を構成するメタルシリサイド膜の形成に用いるメタル膜と、前記pチャネル型MISトランジスタのゲート電極を構成するメタル膜とは、互いに異なる元素からなるものである。
また、本発明は、上記半導体装置を次のような工程によって製造するものである。
(a)前記半導体基板の主面に、ハフニウム酸化物を主体として含むゲート絶縁膜を形成する工程、
(b)前記第1領域の前記ゲート絶縁膜上に前記nチャネル型MISトランジスタの第1シリコンゲート電極を形成し、前記第2領域の前記ゲート絶縁膜上に前記pチャネル型MISトランジスタの第2シリコンゲート電極を形成する工程、
(c)前記半導体基板の主面上に、前記第1および第2シリコンゲート電極よりも厚い膜厚の第1絶縁膜を堆積した後、前記第1絶縁膜の表面を平坦化することにより、前記第1および第2シリコンゲート電極のそれぞれの表面を、前記第1絶縁膜の表面に露出させる工程、
(d)前記第1絶縁膜の表面に露出した前記第2シリコンゲート電極の表面を第2絶縁膜で選択的に覆った後、前記第1および第2絶縁膜上に、プラチナ膜、ニッケル膜またはルテニウム膜からなる第1メタル膜を形成する工程、
(e)前記半導体基板を加熱し、前記第1シリコンゲート電極と前記第1メタル膜とを反応させることにより、前記nチャネル型MISトランジスタの前記第1シリコンゲート電極を、プラチナシリサイド膜、ニッケルシリサイド膜またはルテニウムシリサイド膜からなるメタルシリサイドゲート電極に変換する工程、
(f)前記第2絶縁膜を除去した後、前記第2シリコンゲート電極を除去する工程、
(g)前記工程(f)の後、前記第2シリコンゲート電極の除去によって生じた空隙の内部に、プラチナ膜、ニッケル膜またはルテニウム膜からなり、且つ、前記第1メタル膜とは異なる元素からなる第2メタル膜を充填することによって、前記pチャネル型MISトランジスタのメタルゲート電極を形成する工程。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
nチャネル型MISトランジスタでは固相反応で形成したシリサイドゲート電極を、pチャネル型MISトランジスタではメタルゲート電極を、ハフニウム酸化物を主体として含むゲート絶縁膜上にそれぞれ形成することにより、しきい値電圧の低減がより効果的に実現できるので、高いON電流を有し、かつ消費電力の低いCMOS回路を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態のnチャネル型MISトランジスタ(Qn)およびpチャネル型MISトランジスタ(Qp)が形成された半導体基板(以下、単に基板という)1の断面図である。
p型の単結晶シリコンからなる基板1の主面には、素子分離溝2によって周囲を規定されたp型ウエル3およびn型ウエル4が形成されている。p型ウエル3上にはnチャネル型MISトランジスタ(Qn)が形成され、n型ウエル4上にはpチャネル型MISトランジスタ(Qp)が形成されている。
nチャネル型MISトランジスタ(Qn)は、p型ウエル3の表面に形成されたゲート絶縁膜5と、このゲート絶縁膜5上に形成されたゲート電極6と、p型ウエル3に形成されたn+型半導体領域(ソース、ドレイン)13とを備えている。また、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)は、n型ウエル4の表面に形成されたゲート絶縁膜5と、このゲート絶縁膜5上に形成されたゲート電極7と、n型ウエル4に形成されたp+型半導体領域(ソース、ドレイン)14とを備えている。
nチャネル型MISトランジスタ(Qn)のn+型半導体領域(ソース、ドレイン)13には、酸化シリコン膜15、18に形成されたコンタクトホール20内のプラグ21を介してメタル配線22が接続されている。同様に、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)のp+型半導体領域(ソース、ドレイン)14には、酸化シリコン膜15、18に形成されたコンタクトホール20内のプラグ21を介してメタル配線22が接続されている。
上記nチャネル型MISトランジスタ(Qn)およびpチャネル型MISトランジスタ(Qp)のそれぞれのゲート絶縁膜5は、酸化ハフニウム(HfO2)膜で構成されている。また、nチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極6は、Ni(ニッケル)シリサイド膜で構成され、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)のゲート電極7は、Pt(プラチナ)膜で構成されている。
このように、本実施の形態のnチャネル型MISトランジスタ(Qn)およびpチャネル型MISトランジスタ(Qp)は、酸化シリコンや酸窒化シリコンよりも誘電率の高い酸化ハフニウムでゲート絶縁膜5を構成することにより、酸化シリコン膜厚換算容量が同じであっても、実際の物理膜厚をより厚くできるので、ダイレクトトンネリングによるリーク電流を低減することができる。
また、本実施の形態のnチャネル型MISトランジスタ(Qn)およびpチャネル型MISトランジスタ(Qp)は、多結晶シリコンを含まない材料でゲート電極6、7を構成することにより、多結晶シリコンを含むゲート電極で問題となる空乏化の影響によるON電流の低減を防ぐことができる。さらに、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)のゲート電極7は、ホウ素を含まないので、ホウ素を含んだ多結晶シリコンゲート電極で問題となる基板へのホウ素漏れに起因するしきい値電圧の変動を防ぐことができる。
図2は、酸化シリコン膜上および酸化ハフニウム膜上におけるゲート電極材料(p+多結晶シリコン、n+多結晶シリコン、Pt、Ptシリサイド、Niシリサイド)の実効的な仕事関数を示している。
図に示すように、Niシリサイドからなるゲート電極の場合、酸化シリコン膜上では4.6−4.7eVの仕事関数を有するのに対し、酸化ハフニウム膜上では4.4−4.5eVとなり、Si(シリコン)の伝導帯方向へのシフト(フェルミレベルピニング)が認められる。同様に、Ptシリサイドからなるゲート電極の場合も、酸化シリコン膜上では4.8−4.9eVの仕事関数を有するのに対し、酸化ハフニウム膜上では4.5−4.6eVとなり、Siの伝導帯方向へのフェルミレベルピニングが認められる。
すなわち、酸化ハフニウム膜で構成されたゲート絶縁膜を有するpチャネル型MISトランジスタのゲート電極をNiシリサイド膜やPtシリサイド膜で構成した場合は、pチャネル型MISトランジスタのしきい値電圧が上昇するので、CMOS回路の低消費電力設計が困難となる。
これに対し、本実施の形態のpチャネル型MISトランジスタ(Qp)のように、ゲート電極7をPt膜で構成した場合は、酸化シリコン膜上で5.0−5.2eVの仕事関数が、酸化ハフニウム膜上では5.2−5.4eVとなり、Siの伝導帯方向へのフェルミレベルピニングが生じないので、しきい値電圧の上昇を抑制することができる。
一方、nチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極6は、酸化ハフニウム膜で構成されたゲート絶縁膜5上において、Siの伝導帯方向へのフェルミレベルピニングが生じるNiシリサイド膜で構成されているので、しきい値電圧の上昇を抑制することができる。
従って、本実施の形態のnチャネル型MISトランジスタ(Qn)およびpチャネル型MISトランジスタ(Qp)を使ってCMOS回路を構成することにより、高いON電流を有し、かつ消費電力の低いCMOS回路を実現することができる。
また、nチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極6をNiシリサイド膜で構成した場合は、後述するように、ゲート電極を一旦多結晶シリコン膜で構成し、次にこの多結晶シリコン膜をシリサイド化することによって、ゲート電極6を形成することができる。これにより、多結晶シリコン膜で構成されたゲート電極を有する従来のMISトランジスタの製造プロセスを踏襲することが可能となるので、従来のプロセス設計を大幅に変更する必要もない。
次に、前記図1に示すnチャネル型MISトランジスタ(Qn)およびpチャネル型MISトランジスタ(Qp)の製造方法について、図3〜図14を用いて説明する。
まず、図3に示すように、p型の単結晶シリコンからなる基板1の主面に周知のSTI(Shallow Trench Isolation)技術を用いて素子分離溝2を形成した後、nチャネル型MISトランジスタ形成領域の基板1にホウ素をイオン注入し、pチャネル型MISトランジスタ形成領域の基板1にリンをイオン注入する。続いて、基板1を熱処理し、上記不純物(ホウ素およびリン)を基板1中に拡散させることにより、基板1にp型ウエル3とn型ウエル4とを形成する。
次に、p型ウエル3とn型ウエル4のそれぞれの表面に、MISトランジスタのしきい値電圧を調整するための不純物をイオン注入した後、図4に示すように、p型ウエル3とn型ウエル4のそれぞれの表面に、酸化ハフニウム膜からなるゲート絶縁膜5を形成する。酸化ハフニウム膜は、CVD法あるいは原子層制御成膜(ALD:Atomic Layer Deposition)法を用いて堆積し、その膜厚は1.5nm〜4.0nm程度とする。また、周知の湿式酸化法を用いて基板1の表面に膜厚0.4nm〜1.5nm程度の薄い酸化シリコン膜を形成した後、この酸化シリコン膜上に上記の方法で酸化ハフニウム膜を堆積し、酸化シリコン膜と酸化ハフニウム膜との積層膜でゲート絶縁膜5を構成してもよい。このとき、下層の酸化シリコン膜に代えて酸窒化シリコン膜を用いてもよい。
本実施の形態では、ゲート絶縁膜5を酸化ハフニウム膜、あるいは酸(窒)化シリコン膜と酸化ハフニウム膜との積層膜で構成するが、酸化ハフニウム膜以外のハフニウム系絶縁膜、例えばHf-Si-O膜、Hf-Si-O-N膜、Hf-Al-O膜、Hf-Al-O-N膜などを使用することもできる。さらに、これらのハフニウム系絶縁膜に酸化タンタル、酸化Nb(ニオブ)、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化ランタン、酸化イットリウム等の酸化物を導入してもよい。これらのハフニウム系絶縁膜は、酸化ハフニウム膜と同様、酸化シリコン膜や酸窒化シリコン膜よりも誘電率が高いので、酸化ハフニウム膜を用いた場合と同様の効果を得ることができる。これらのハフニウム系絶縁膜は、CVD法、ALD法あるいはスパッタリング法を用いて堆積することができる。
次に、図5に示すように、基板1上にCVD法を用いて多結晶シリコン膜(またはアモルファスシリコン膜)を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでこの多結晶シリコン膜をパターニングすることにより、p型ウエル3とn型ウエル4のそれぞれのゲート絶縁膜5上にシリコンゲート電極8を形成する。このとき、シリコンゲート電極8の下部以外の領域のゲート絶縁膜5も除去する。
次に、図6に示すように、p型ウエル3にリンまたはヒ素をイオン注入してn-型半導体領域10を形成し、n型ウエル3にホウ素をイオン注入してp-型半導体領域11を形成した後、シリコンゲート電極8の側壁にサイドウォールスペーサ12を形成する。サイドウォールスペーサ12は、基板1上にCVD法で酸化シリコン膜を堆積し、続いてこの酸化シリコン膜を異方性エッチングすることによって形成する。n-型半導体領域10は、nチャネル型MISトランジスタ(Qn)をLDD(Lightly Doped Drain)構造にするために形成し、p-型半導体領域11は、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)をLDD(Lightly Doped Drain)構造にするために形成する。
続いて、p型ウエル3にリンまたはヒ素をイオン注入し、n型ウエル3にホウ素をイオン注入した後、基板1を熱処理してこれらの不純物を拡散させることにより、p型ウエル3にn+型半導体領域(ソース、ドレイン)13を形成し、n型ウエル3にp+型半導体領域(ソース、ドレイン)14を形成する。
次に、図7に示すように、基板1上にCVD法で酸化シリコン膜15を堆積した後、化学的機械研磨法を用いて酸化シリコン膜15の表面を研磨、平坦化することにより、酸化シリコン膜15の表面にシリコンゲート電極8の表面を露出させる。
次に、図8に示すように、基板1上にCVD法で窒化シリコン膜16を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでp型ウエル3の上方の窒化シリコン膜シリコン膜16を選択的に除去し、p型ウエル3側のシリコンゲート電極8の表面をもう一度露出させる。
次に、図9に示すように、基板1上にスパッタリング法でNi膜6Aを堆積した後、基板1を400℃程度に加熱する。これにより、p型ウエル3側のシリコンゲート電極8とその上部に堆積されたNi膜6Aとの界面からシリサイド反応が進行し、シリコンゲート電極8がNiシリサイド膜に変換される。ここまでの工程により、p型ウエル3上に、Niシリサイド膜で構成されたゲート電極6を有するnチャネル型MISトランジスタ(Qn)が形成される。一方、n型ウエル4上のシリコンゲート電極8は、その表面が窒化シリコン膜16で覆われているので、上記の加熱処理を行っても、Ni膜6Aと反応することはない。
次に、図10に示すように、強酸を用いたウェットエッチングまたは化学的機械研磨法でNi膜6Aを除去し、続いて、熱リン酸を用いたウェットエッチングで窒化シリコン膜16を除去することによって、n型ウエル4上のシリコンゲート電極8の表面を露出させる。
次に、図11に示すように、基板1上にCVD法で窒化シリコン膜17を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでn型ウエル4の上方の窒化シリコン膜17を選択的に除去し、シリコンゲート電極8の表面をもう一度露出させる。続いて、シリコンゲート電極8をドライエッチングまたはウェットエッチングで除去することによって、n型ウエル4の表面のゲート絶縁膜5を露出させる。なお、Niシリサイドに対するシリコンのエッチング選択比が高いエッチング方法でシリコンゲート電極8を除去する場合は、Niシリサイド膜で構成されたnチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極6上を窒化シリコン膜17で覆わなくともよい。
次に、図12に示すように、基板1上にスパッタリング法でPt膜7Aを堆積し、シリコンゲート電極8の除去によって生じたゲート絶縁膜5上の隙間にPt膜7Aを埋め込む。続いて、図13に示すように、酸化シリコン膜15の上部のPt膜7Aを化学的機械研磨法で除去し、さらに窒化シリコン膜17をウェットエッチングで除去する。ここまでの工程により、n型ウエル4上に、Pt膜で構成されたゲート電極7を有するpチャネル型MISトランジスタ(Qp)が形成される。
次に、図14に示すように、酸化シリコン膜15上にCVD法で酸化シリコン膜18を堆積し、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングで酸化シリコン膜18および酸化シリコン膜15にコンタクトホール20を形成した後、コンタクトホール20の内部にプラグ21を形成する。プラグ21を形成するには、コンタクトホール20の内部を含む酸化シリコン膜18上にスパッタリング法で窒化チタン(TiN)膜とタングステン(W)膜とを堆積し、続いて、酸化シリコン膜18上のTiN膜とW膜とを化学的機械研磨法で除去する。
その後、前記図1に示すように、酸化シリコン膜18上にメタル配線22を形成する。メタル配線22は、酸化シリコン膜18上にスパッタリング法でW膜、Al合金膜などの金属膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでこの金属膜をパターニングすることによって形成する。
(実施の形態2)
本実施の形態によるnチャネル型MISトランジスタ(Qn)およびpチャネル型MISトランジスタ(Qp)の製造方法について、図15〜図19を用いて説明する。
まず、図15に示すように、p型ウエル3とn型ウエル4のそれぞれのゲート絶縁膜5上にシリコンゲート電極8を形成した後、p型ウエル3にn+型半導体領域(ソース、ドレイン)13を形成し、n型ウエル4にp+型半導体領域(ソース、ドレイン)14を形成する。その後、基板1上に堆積した酸化シリコン膜15の表面を研磨、平坦化することによって、酸化シリコン膜15の表面にシリコンゲート電極8の表面を露出させる。ここまでの工程は、前記実施の形態1の図1〜図7に示す工程と同じである。
次に、図16に示すように、基板1上にCVD法で窒化シリコン膜17を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでn型ウエル4の上方の窒化シリコン膜17を選択的に除去し、n型ウエル4側のシリコンゲート電極8の表面を露出させる。続いて、n型ウエル4側のシリコンゲート電極8をドライエッチングで除去することによって、n型ウエル4の表面のゲート絶縁膜5を露出させる。
次に、窒化シリコン膜17をウェットエッチングで除去することによって、p型ウエル3側のシリコンゲート電極8の表面を露出させた後、図17に示すように、酸化シリコン膜15上にスパッタリング法でPt膜24を堆積する。これにより、n型ウエル4の表面のゲート絶縁膜5上に生じた隙間にPt膜24が埋め込まれる。
次に、図18に示すように、基板1を400℃程度に加熱する。これにより、p型ウエル3上のシリコンゲート電極8とその上部に堆積されたPt膜24との界面からシリサイド反応が進行し、シリコンゲート電極8がPtシリサイド膜に変換される。ここまでの工程により、p型ウエル3上に、Ptシリサイド膜で構成されたゲート電極25を有するnチャネル型MISトランジスタ(Qn)が形成される。
次に、図19に示すように、酸化シリコン膜15上のPt膜24を化学的機械研磨法で除去することにより、n型ウエル4側のゲート絶縁膜5上にPt膜24からなるゲート電極26が形成され、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)が形成される。その後の工程は、前記実施の形態1と同じである。
前記図2に示すように、Ptシリサイドからなるゲート電極の場合、酸化シリコン膜上では4.8−4.9eVの仕事関数を有するのに対し、酸化ハフニウム膜上では4.6−4.7eVとなり、Siの伝導帯方向へのフェルミレベルピニングが認められる。すなわち、本実施の形態のnチャネル型MISトランジスタ(Qn)も、しきい値電圧の上昇を抑制することができる。従って、本実施の形態のnチャネル型MISトランジスタ(Qn)およびpチャネル型MISトランジスタ(Qp)を使ってCMOS回路を構成することにより、高いON電流を有し、かつ消費電力の低いCMOS回路を実現することができる。
なお、前記実施の形態1では、nチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極6をNiシリサイド膜で構成したので、pチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極7との仕事関数差は約0.8eVとなる。これに対し、本実施の形態では、nチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極25をPtシリサイド膜で構成したので、pチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極26との仕事関数差は約0.6eVと小さくなるが、実用上は問題とならないレベルである。
また、本実施の形態の製造方法によれば、1回の成膜工程で堆積したPt膜24を使用してnチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極25とpチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極26とを製造するので、Ni膜6Aの成膜工程とPt膜7Aの成膜工程を必要とする前記実施の形態1の製造方法に比べて、工程数を簡略化することができる。
また、前記実施の形態1および本実施の形態では、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)のゲート電極7、26をPtで構成したが、酸化ハフニウム膜上あるいは前述したハフニウム系絶縁膜上において、Siの伝導帯方向へのフェルミレベルピニングが生じないメタル材料であれば、Pt以外のものを使用することができる。このような特性を有するメタル材料として、周期律表の8族元素やW(タングステン)やMo(モリブデン)を例示することができるが、特にPt、Ru(ルテニウム)、Niが好適である。
nチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極6、25もNiシリサイドやPtシリサイドに限定されるものではなく、上記した各種メタル材料のシリサイド化合物の中から、pチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極との仕事関数差を考慮して適宜選択することができる。この場合、pチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極を構成するメタルと同じメタルのシリサイド化合物をnチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極とすることにより、本実施の形態のように、工程数を簡略化することができる。
また、前記実施の形態1および本実施の形態では、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)のゲート電極7、26をPtの単層膜で構成したが、ハフニウム系絶縁膜で構成されたゲート電極5と接する部分がPt膜であれば、Pt膜上に他のメタル膜やメタル化合物膜を重ねた積層膜であっても、Ptの単層膜と同様の仕事関数を有するので、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)のゲート電極材料として使用することができる。例えば、膜厚が数nm程度の薄いPt膜上に窒化タンタル(TaN)などの拡散バリア膜を重ねた積層膜でゲート電極7、26を構成した場合は、Pt単層膜に比べてゲート電極の加工が容易になり、かつ熱処理によるゲート電極の劣化も抑制することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態のnチャネル型MISトランジスタ(Qn)は、ハフニウム系絶縁膜で構成されたゲート絶縁膜上のゲート電極を、リンやヒ素がドープされたn型多結晶シリコン膜、またはNiシリサイドのようなメタルシリサイド膜で構成する。また、本実施の形態のpチャネル型MISトランジスタ(Qp)は、ハフニウム系絶縁膜で構成されたゲート絶縁膜上のゲート電極を、Ptシリサイドのようなメタルシリサイド膜で構成する。
pチャネル型MISトランジスタ(Qp)のゲート電極をPtシリサイドのようなメタルシリサイド膜で構成した場合は、ゲート電極をp型多結晶シリコン膜で構成した場合に比べて空乏化の影響を抑えることができる。これにより、元々nチャネル型MISトランジスタ(Qn)に比べてON電流の少ないpチャネル型MISトランジスタ(Qp)の駆動力を向上させることができる。
また、nチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極をn型多結晶シリコン膜で構成した場合は、ゲート電極内に生じる空乏化の影響でnチャネル型MISトランジスタ(Qn)の動作速度が低下するが、ハフニウム系絶縁膜上のn型多結晶シリコン膜は、フェルミレベルピニングが少ないので、しきい値電圧の大幅な上昇を抑制することができる。
また、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)のゲート電極をPtシリサイド膜で構成し、nチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極をNiシリサイド膜で構成した場合は、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)のゲート電極の仕事関数が4.6−4.7eVとなり、nチャネル型MISトランジスタ(Qn)のゲート電極の仕事関数が4.4−4.5eVとなる。すなわち、この場合は、上記2つのゲート電極の仕事関数が、酸化シリコン膜上におけるn型多結晶シリコン膜の仕事関数(4.05eV)とp型多結晶シリコン膜の仕事関数(5.17eV)の中間値(ミッドギャップ:約4.6eV)に対してほぼ対称になるので、CMOS回路のデバイス設計が容易になる。
(実施の形態4)
本実施の形態によるnチャネル型MISトランジスタ(Qn)およびpチャネル型MISトランジスタ(Qp)の製造方法について、図20〜図26を用いて説明する。
まず、前記実施の形態1の図3で説明した方法により、基板1の主面に素子分離溝2、p型ウエル3およびn型ウエル4を形成し、続いて、p型ウエル3とn型ウエル4のそれぞれの表面に、MISトランジスタのしきい値電圧を調整するための不純物をイオン注入した後、図20に示すように、基板1を熱酸化することによって、p型ウエル3とn型ウエル4のそれぞれの表面に、酸化シリコンからなるゲート絶縁膜9を形成する。
次に、図21に示すように、基板1上にCVD法を用いて多結晶シリコン膜(またはアモルファスシリコン膜)を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでこの多結晶シリコン膜をパターニングすることにより、p型ウエル3とn型ウエル4のそれぞれのゲート絶縁膜9上にダミーゲート電極30を形成する。なお、ダミーゲート電極30の材料は、シリコン膜に限定されるものではなく、酸化シリコン系の絶縁膜に対するエッチング選択比が高い各種絶縁材料や金属材料を使用することも可能である。
次に、図22に示すように、前記実施の形態1の図6、図7で説明した方法により、n-型半導体領域10、p-型半導体領域11、サイドウォールスペーサ12、n+型半導体領域(ソース、ドレイン)13およびp+型半導体領域(ソース、ドレイン)14を順次形成した後、基板1上に堆積した酸化シリコン膜15の表面を化学的機械研磨法で研磨、平坦化することにより、酸化シリコン膜15の表面にダミーゲート電極30の表面を露出させる。
次に、図23に示すように、ダミーゲート電極30をエッチングによって除去した後、ダミーゲート電極30の除去によって露出した領域のゲート絶縁膜9をエッチングによって除去する。
次に、図24に示すように、ダミーゲート電極30の除去によって生じた凹溝の内壁、およびゲート絶縁膜9の除去によって露出した基板1(p型ウエル3、n型ウエル4)の表面にハフニウム系絶縁膜からなるゲート絶縁膜31を形成する。ゲート絶縁膜31は、前記実施の形態1で例示した各種ハフニウム系絶縁材料のいずれかを使用し、CVD法、ALD法あるいはスパッタリング法などを用いて堆積する。また、ゲート絶縁膜31は、ダミーゲート電極30の除去によって生じた凹溝の内部を埋め込まない程度の薄い膜厚で堆積する。
次に、図25に示すように、ゲート絶縁膜31上にスパッタリング法やCVD法でPt膜を堆積することによって、上記凹溝の内部にPt膜を充填した後、凹溝の外部のPt膜とゲート絶縁膜31とを化学的機械研磨法で除去する。ここまでの工程により、p型ウエル3上およびn型ウエル4上にPt膜で構成されたゲート電極32が形成される。また、これにより、n型ウエル4上に、Pt膜で構成されたゲート電極32を有するpチャネル型MISトランジスタ(Qp)が形成される。なお、ゲート電極32の材料は、Ptに限定されるものではなく、前記実施の形態1、2で例示した8族元素、WまたはMoを使用することも可能であるが、特にPt、Ru、Niが好適である。
次に、図26に示すように、pチャネル型MISトランジスタ(Qp)のゲート電極32を窒化シリコン膜33で覆い、続いて酸化シリコン膜15上および窒化シリコン膜33上にスパッタリング法でシリコン膜34を堆積した後、基板1を400℃程度に加熱する。これにより、p型ウエル3上のPt膜で構成されたゲート電極32とシリコン膜34との界面からシリサイド反応が進行し、p型ウエル3上のゲート電極32がPtシリサイドからなるゲート電極32sに変換される。
ここまでの工程により、p型ウエル3上に、Ptシリサイド膜で構成されたゲート電極32sを有するnチャネル型MISトランジスタ(Qn)が形成される。このとき、Pt膜で構成されたpチャネル型MISトランジスタ(Qp)のゲート電極32は、その表面が窒化シリコン膜33で覆われているので、上記の加熱処理を行ってもシリコン膜34と反応することはない。その後、シリコン膜34と窒化シリコン膜33とをエッチングで除去するが、それ以降の工程は、前記実施の形態1と同じであるので、説明は省略する。
本実施の形態の製造方法によれば、ゲート電極32を構成するPt膜を堆積する工程の直前の工程でゲート絶縁膜31を形成するので、ゲート絶縁膜31の汚染や劣化を防止することができ、nチャネル型MISトランジスタ(Qn)およびpチャネル型MISトランジスタ(Qp)の信頼性が向上する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、Hf系ゲート絶縁膜を有するnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタでCMOS回路を構成する半導体装置に適用することができる。
本発明の一実施の形態であるnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタが形成された半導体基板の断面図である。 酸化シリコン膜上および酸化ハフニウム膜上におけるゲート電極材料の実効的な仕事関数を示す図表である。 本発明の一実施の形態であるnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図3に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図4に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図5に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図6に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図7に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図8に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図9に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図10に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図11に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図12に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図13に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 本発明の他の実施の形態であるnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図15に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図16に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図17に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図18に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 本発明の他の実施の形態であるnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図20に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図21に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図22に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図23に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図24に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。 図25に続くnチャネル型MISトランジスタおよびpチャネル型MISトランジスタの製造方法を示す半導体基板の断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 素子分離領域
3 p型ウエル
4 n型ウエル
5 ゲート絶縁膜
6 ゲート電極
6A Ni膜
7 ゲート電極
7A Pt膜
8 シリコンゲート電極
9 ゲート絶縁膜
10 n-型半導体領域
11 p-型半導体領域
12 サイドウォールスペーサ
13 n+型半導体領域(ソース、ドレイン)
14 p+型半導体領域(ソース、ドレイン)
15 酸化シリコン膜
16、17 窒化シリコン膜
18 酸化シリコン膜
20 コンタクトホール
21 プラグ
22 メタル配線
24 Pt膜
25、26 ゲート電極
30 ダミーゲート電極
31 ゲート絶縁膜
32、32s ゲート電極
33 窒化シリコン膜
34 シリコン膜
Qn n型MISトランジスタ
Qp p型MISトランジスタ

Claims (10)

  1. 単結晶シリコンからなる半導体基板の主面の第1領域にnチャネル型MISトランジスタが形成され、前記主面の第2領域にpチャネル型MISトランジスタが形成された半導体装置であって、
    前記nチャネル型MISトランジスタは、ハフニウム酸化物を主体として含むゲート絶縁膜上に、プラチナシリサイド膜、ニッケルシリサイド膜またはルテニウムシリサイド膜で構成されたゲート電極を備え、
    前記pチャネル型MISトランジスタは、前記ハフニウム酸化物を主体として含むゲート絶縁膜上に、プラチナ膜、ニッケル膜またはルテニウム膜で構成されたゲート電極を備え
    前記nチャネル型MISトランジスタのゲート電極を構成するメタルシリサイド膜の形成に用いるメタル膜と、前記pチャネル型MISトランジスタのゲート電極を構成するメタル膜とは、互いに異なる元素からなることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記nチャネル型MISトランジスタのゲート電極は、前記ゲート絶縁膜に接する部分が前記メタルシリサイド膜で構成され、前記メタルシリサイド膜上に拡散バリア膜が積層されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記ゲート絶縁膜は、HfO、Hf-Si-O、Hf-Si-O-N、Hf-Al-OおよびHf-Al-O-Nからなる群より選択された少なくとも一種のハフニウム酸化物を主体として含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記ゲート絶縁膜は第1ゲート絶縁膜および第2ゲート絶縁膜の積層膜からなり、
    前記第2ゲート絶縁膜は、前記ハフニウム酸化物を主体とする膜であり、
    前記第1ゲート絶縁膜は、前記ハフニウム酸化物を主体とする膜と前記半導体基板との間に形成され、且つ、前記ハフニウム酸化物を主体とする膜よりも膜厚の薄い酸化シリコン膜であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記ゲート絶縁膜は第1ゲート絶縁膜および第2ゲート絶縁膜の積層膜からなり、
    前記第2ゲート絶縁膜は、前記ハフニウム酸化物を主体とする膜であり、
    前記第1ゲート絶縁膜は、前記ハフニウム酸化物を主体とする膜と前記半導体基板との間に形成され、且つ、前記ハフニウム酸化物を主体とする膜よりも膜厚の薄い酸窒化シリコン膜であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 単結晶シリコンからなる半導体基板の主面の第1領域にnチャネル型MISトランジスタを形成し、前記主面の第2領域にpチャネル型MISトランジスタを形成する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板の主面に、ハフニウム酸化物を主体として含むゲート絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記第1領域の前記ゲート絶縁膜上に前記nチャネル型MISトランジスタの第1シリコンゲート電極を形成し、前記第2領域の前記ゲート絶縁膜上に前記pチャネル型MISトランジスタの第2シリコンゲート電極を形成する工程、
    (c)前記半導体基板の主面上に、前記第1および第2シリコンゲート電極よりも厚い膜厚の第1絶縁膜を堆積した後、前記第1絶縁膜の表面を平坦化することにより、前記第1および第2シリコンゲート電極のそれぞれの表面を、前記第1絶縁膜の表面に露出させる工程、
    (d)前記第1絶縁膜の表面に露出した前記第2シリコンゲート電極の表面を第2絶縁膜で選択的に覆った後、前記第1および第2絶縁膜上に、プラチナ膜、ニッケル膜またはルテニウム膜からなる第1メタル膜を形成する工程、
    (e)前記半導体基板を加熱し、前記第1シリコンゲート電極と前記第1メタル膜とを反応させることにより、前記nチャネル型MISトランジスタの前記第1シリコンゲート電極を、プラチナシリサイド膜、ニッケルシリサイド膜またはルテニウムシリサイド膜からなるメタルシリサイドゲート電極に変換する工程、
    (f)前記第2絶縁膜を除去した後、前記第2シリコンゲート電極を除去する工程、
    (g)前記工程(f)の後、前記第2シリコンゲート電極の除去によって生じた空隙の内部に、プラチナ膜、ニッケル膜またはルテニウム膜からなり、且つ、前記第1メタル膜とは異なる元素からなる第2メタル膜を充填することによって、前記pチャネル型MISトランジスタのメタルゲート電極を形成する工程、
    を含む半導体装置の製造方法。
  7. 単結晶シリコンからなる半導体基板の主面の第1領域にnチャネル型MISトランジスタを形成し、前記主面の第2領域にpチャネル型MISトランジスタを形成する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板の主面に、ハフニウム酸化物を主体として含むゲート絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記第1領域の前記ゲート絶縁膜上に前記nチャネル型MISトランジスタの第1シリコンゲート電極を形成し、前記第2領域の前記ゲート絶縁膜上に前記pチャネル型MISトランジスタの第2シリコンゲート電極を形成する工程、
    (c)前記半導体基板の主面上に、前記第1および第2シリコンゲート電極よりも厚い膜厚の第1絶縁膜を堆積した後、前記第1絶縁膜の表面を平坦化することにより、前記第1および第2シリコンゲート電極のそれぞれの表面を、前記第1絶縁膜の表面に露出させる工程、
    (d)前記工程(c)の後、前記第2シリコンゲート電極を除去する工程、
    (e)前記第2シリコンゲート電極の除去によって生じた空隙の内部を含む前記第1絶縁膜上に、プラチナ膜、ニッケル膜またはルテニウム膜からなるメタル膜を形成する工程、
    (f)前記半導体基板を加熱し、前記第1シリコンゲート電極と前記メタル膜とを反応させることにより、前記nチャネル型MISトランジスタの前記第1シリコンゲート電極を、プラチナシリサイド膜、ニッケルシリサイド膜またはルテニウムシリサイド膜からなるメタルシリサイドゲート電極に変換する工程、
    (g)前記工程(f)の後、前記第1絶縁膜上の前記メタル膜を除去し、前記空隙の内部に前記メタル膜を残すことによって、前記空隙の内部に前記pチャネル型MISトランジスタのメタルゲート電極を形成する工程、
    を含む半導体装置の製造方法。
  8. 前記工程(a)は、
    (a1)前記半導体基板上に酸化シリコン膜を形成する工程と、
    (a2)前記工程(a1)の前記酸化シリコン膜上に、前記酸化シリコン膜よりも膜厚の厚い前記ハフニウム酸化物を主体とする膜を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項6または7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記工程(a)は、
    (a1)前記半導体基板上に酸窒化シリコン膜を形成する工程と、
    (a2)前記工程(a1)の前記酸窒化シリコン膜上に、前記酸窒化シリコン膜よりも膜厚の厚い前記ハフニウム酸化物を主体とする膜を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項6または7記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記ゲート絶縁膜は、HfO、Hf-Si-O、Hf-Si-O-N、Hf-Al-OおよびHf-Al-O-Nからなる群より選択された少なくとも一種のハフニウム酸化物を主体として含むことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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