JP2009140236A - 警報装置及び警報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】警報信号を送信した警報装置と、当該警報信号を受信した警報装置との間で、警報が出力されるタイミングのずれを抑制した警報装置及び警報システムを提供すること。
【解決手段】住警器10は、監視領域における異常発生を検出して警報を出力する住警器10であって、異常発生を検出するセンサ部11と、センサ部11が異常発生を検出した場合に、警報信号を送信する送信部12と、送信部12が警報信号を送信した後、当該送信から所定時間経過後に警報を出力するスピーカ14と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、監視領域における異常発生を検出して警報を出力する警報装置及び警報システムに関する。
従来から、火災発生やガス漏れ等の異常を検出し警報を出力する、火災報知器やガス検知器等の警報装置が用いられている。また、これらの警報装置を複数備え、いずれかの警報装置において異常が検出され警報が出力された場合に、これと連動して他の警報装置にも警報を出力させる警報システムが用いられている。このような警報装置として、外部に連動指示情報を送信する送信手段と、外部からの連動指示情報を受信する受信手段とを備え、異常を検出した場合、あるいは外部からの連動指示情報を受けた場合に、警報を報知する警報装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−213507号公報
ところで、上述の警報装置及び警報システムにおいて、当該警報システムの任意の警報装置での警報出力に連動して他の警報装置でも警報を出力させるには、異常発生を検出した警報装置から送信される警報信号を、他の警報装置によって受信させる必要がある。このため、各々の警報装置は、常時、あるいは間欠的に受信手段を動作させ、他の警報装置から送信される警報信号を待機させていた。
特に、電池等の内部電源により駆動される形式の警報装置においては、消費電力の低減のため、受信手段を間欠的に動作させると共に、当該間欠動作の時間間隔を大きくする必要があった。その結果、異常発生を検出した警報装置から警報信号が送信された後、当該警報信号が他の警報装置において受信されるまでの間に、上述の間欠動作の時間間隔に相当する時間を要する場合があった。従って、異常発生を検出した警報装置において警報が出力されるタイミングと、当該異常を検出した警報装置から送信された警報信号を受信した他の警報装置において警報が出力されるタイミングとの間で、ずれが発生する問題が生じていた。例えば、警報装置の設置後にユーザが実施する動作点検の際、動作点検対象の警報装置が警報を出力してから他の警報装置が警報を出力するまでに時間が掛かり、警報装置の不具合と誤認される等、不都合が生じていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、警報信号を送信した警報装置と、当該警報信号を受信した警報装置との間で、警報が出力されるタイミングのずれを抑制した警報装置及び警報システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の警報装置は、監視領域における異常発生を検出して警報を出力する警報装置であって、異常発生を検出する検出手段と、前記検出手段が異常発生を検出した場合に、前記警報信号を送信する送信手段と、前記送信手段が前記警報信号を送信した後、当該送信から所定時間経過後に警報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の警報装置は、請求項1に記載の警報装置において、前記出力手段は、前記送信手段による前記警報信号の送信と略同時に第1の音量の警報を出力し、当該送信から前記所定時間経過後に、前記警報の音量を前記第1の音量とは相互に異なる第2の音量に変更すること、を特徴とする。
また、請求項3に記載の警報装置は、請求項1又は2に記載の警報装置において、前記検出手段が異常発生を検出した場合に、警報表示を行う表示手段を備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載の警報システムは、監視領域における異常発生を検出して警報を出力する警報システムであって、請求項1から3のいずれか一項に記載の警報装置と、前記警報信号を受信する受信手段と、前記受信手段が前記警報信号を受信した場合、当該受信と略同時に警報を出力する出力手段と、を有する受信装置と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載の警報システムは、請求項4に記載の警報システムにおいて、前記所定時間を、前記送信手段による前記警報信号の送信から前記受信手段による当該警報信号の受信までに要する時間としたこと、を特徴とする。
また、請求項6に記載の警報システムは、請求項4又は5に記載の警報システムにおいて、前記警報装置と前記受信装置とを相互に一体に構成し、これら相互に一体に構成した前記警報装置と前記受信装置とを複数備えること、を特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、異常発生を検出した警報装置は、警報信号を送信した後、所定時間が経過した後に出力手段によって警報を出力させる。これにより、異常発生を検出した警報装置における警報出力のタイミングと、当該警報装置から警報信号を受信した他の警報装置等における警報出力のタイミングとを、略一致させることができる。
また、請求項2に記載の本発明によれば、出力手段は、警報信号の送信と略同時に、第1の音量にて警報を出力する。これにより、警報装置が異常発生を検出した場合に、当該警報装置が正常に動作しているか否かについて、通常よりも小さい音量である第1の音量の警報によって即座に確認することができる。また、警報信号を送信した後、所定時間が経過した後に警報出力の音量を通常の警報出力の音量である第2の音量まで増大させるので、異常を検出した警報装置における第2の音量での警報出力のタイミングを、当該警報装置から警報信号を受信した他の警報装置等における警報出力のタイミングと略一致させることができる。
また、請求項3に記載の本発明によれば、警報装置が異常発生を検出した場合に、表示手段によって警報表示を行わせるので、当該警報装置が正常に動作しているか否かについて容易に確認することができる。
また、請求項4に記載の本発明によれば、異常発生を検出した警報装置は、警報信号を送信した後、所定時間が経過した後に出力手段によって警報を出力させる。これにより、異常発生を検出した警報装置における警報出力のタイミングと、当該警報装置から警報信号を受信した受信装置における警報出力のタイミングとを、略一致させることができる。
また、請求項5に記載の本発明によれば、異常発生を検出した警報装置における、警報信号の送信から出力手段による警報出力までの所定時間を、送信手段による警報信号の送信から受信手段による当該警報信号の受信までに要する時間としているので、警報信号を送信した警報装置と、当該警報信号を受信した受信装置との間で、警報出力のタイミングを略一致させることができる。
また、請求項6に記載の本発明によれば、警報システムは、送信手段と受信手段とを有する複数の警報装置を備えているので、任意の警報装置によって異常発生を検出させることができ、他の警報装置によって警報出力をさせることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る警報装置及び警報システムの各実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念を説明した後、〔II〕各実施の形態の具体的内容について順次説明し、最後に、〔III〕各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態に係る警報装置及び警報システムは、監視領域における異常発生を検出し、警報を出力することを目的とするものである。なお、各実施の形態に係る警報装置及び警報システムの構成は任意であり、警報信号を送信する警報装置と、当該警報信号を受信し警報を出力する受信装置とを、相互に別体として設けることもでき、あるいは、相互に一体として設けることもできる。以下では、警報装置と受信装置とを相互に一体として設けた場合を例に挙げて説明する。
各実施の形態に係る警報装置及び警報システムの設置対象及び適用対象は任意であり、例えば、キッチン、階段、寝室、居間等の住宅内部の各部屋や、地下街、高層ビル、工場等の大規模建築物等に設置することができ、火災警報器、監視センサ等の警報装置及び複数の当該警報装置を含む警報システムに適用することができる。また、警報システムが有する複数の警報装置間の通信にて用いられる通信手段は任意であり、無線、有線、光通信等の各通信手段を用いることができる。
各実施の形態に係る警報装置及び警報システムの特徴の一つは、概略的に、異常発生を検出した警報装置における警報出力のタイミングを、警報信号の送信時から所定時間経過後まで遅らせたことにある。これにより、異常発生を検出した警報装置における警報出力のタイミングと、当該警報装置から警報信号を受信した他の警報装置における警報出力のタイミングとを、略一致させることができる。
〔II〕各実施の形態の具体的内容
次に、本発明に係る各実施の形態の具体的内容について説明する。なお、上述の如く各実施の形態に係る警報装置及び警報システムの設置対象や適用対象は任意であるが、以下では、住宅に設置され無線信号によって通信を行なう無線式住宅用警報器(以下では「住警器」という)に適用した場合を例として説明を行う。
〔実施の形態1〕
まず実施の形態1について説明する。この形態は、異常発生を検出した警報装置における警報出力のタイミングを遅らせた、基本的な形態である。
(警報システムの概要)
まず、警報システムの概要を説明する。図1は、警報システムの概要を示したシステム図である。図1に示すように、本実施の形態1においては、住警器10は住宅2の各部屋に設置されている。何れかの部屋において発生した火災等を、その部屋の住警器10が検出すると、当該住警器10は警報内容を含む無線信号を他の部屋の住警器10に対して送信する。他の部屋の住警器10は、受信した無線信号の内容に基づいて、警報を発報する。これにより、火災等の発生していない部屋の住警器10にも警報を発報させ、住人に対応を促すことができる。
(住警器10の構成)
次に、住警器10の構成について説明する。図2は、住警器10の電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。上述したように、住警器10は火災等の異常発生を検出し、警報信号の送受信や警報の出力を行うものであり、特許請求の範囲における警報装置、及び、受信装置に対応している。図2に示すように、住警器10は、センサ部11、送信部12、受信部13、スピーカ14、制御部15、及び、記憶部16を備えている。
(住警器10の構成−センサ部11)
センサ部11は、住警器10が設置されている監視領域において、火災やガス漏れ等の検出対象を検出するためのものであり、特許請求の範囲における検出手段に対応している。検出対象及び当該検出対象の検出原理は任意であり、例えば、火災に伴って発生する煙や熱を検出対象とし、これらを検出するために、赤外線LEDやフォトダイオード、サーミスタ等の電子素子を用いることができる。
(住警器10の構成−送信部12、受信部13)
送信部12は、他の住警器10に対して警報信号の送信を行うためのものであり、特許請求の範囲における送信手段に対応している。受信部13は、他の住警器10の送信部12から送信された信号を受信するためのものであり、特許請求の範囲における受信手段に対応している。送信部12及び受信部13の具体的な構成は任意であるが、本実施の形態1においては通信は無線によって行なわれることを仮定しているため、送信部12としては公知の無線送信機、受信部13としては公知のアンテナを用いることができる。
(住警器10の構成−スピーカ14)
後述する出力制御部15cからの制御に基づいて警報音を出力するものであり、特許請求の範囲における出力手段に対応している。スピーカ14における音声を出力させる部分の具体的な構成は任意であり、公知のスピーカやブザー等を用いることができる。
(住警器10の構成−制御部15)
制御部15は、住警器10における種々の制御を行う制御手段であり、検出処理部15a、通信制御部15b、出力制御部15c、及び、タイマー15dを備えている。検出処理部15aは、センサ部11の動作制御や検出信号の処理を行う処理手段である。通信制御部15bは、送信部12及び受信部13の制御や信号の処理を行う制御手段である。出力制御部15cは、スピーカ14による警報出力を制御するものであり、特許請求の範囲における出力手段に対応している。タイマー15dは、通信制御部15bが送信部12の動作を制御する際に参照する計時手段である。制御部15が実行する処理の詳細については後述する。なお、制御部15の具体的な構成は任意であるが、例えば、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定した組み込みプログラム、所要データを格納するための内部メモリ、及び、これらのプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を備えて構成される。
(住警器10の構成−記憶部16)
記憶部16は、住警器10における各種処理にて必要とされる情報を記憶するためのものであり、例えば、送信部12による警報信号送信からスピーカ14による警報音出力までの待機時間を記憶している。ここで、待機時間は、特許請求の範囲における所定時間に対応している。待機時間の具体的な内容は任意であるが、例えば、警報信号を送信した住警器10と、当該警報信号を受信した住警器10との間で、警報出力のタイミングを略一致させるため、通信制御部15bが受信部13によって間欠的に受信動作をさせる際の動作間隔に相当する時間を、待機時間とすることが望ましい。なお、記憶部16の具体的な構成は任意であり、例えば、メモリIC等の不揮発的な記録装置を用いることができる。
(スピーカ14による警報出力のタイミング)
次に、住警器10のスピーカ14による警報出力のタイミングについて説明する。ここでは、2台の住警器10A、Bが住宅2等に設置されており、住警器10Aによって異常検出がされた場合を例に挙げて説明する。図3は、住警器10Aのセンサ部11、送信部12、及びスピーカ14と、住警器10Bの受信部13、及びスピーカ14との動作タイミングを示したタイミングチャートである。図3に示すように、住警器10Aのセンサ部11が異常検出すると、送信部12が動作され、警報信号が送信される。一方、住警器10Bにおいては、受信部13が一定の間隔(図3におけるT1)で間欠的に動作されており、住警器10Aからの警報信号を受信すると、スピーカ14によって警報が出力される。このため、住警器10Aにおいては、警報信号の送信からスピーカ14による警報出力を行わせるまでの待機時間を住警器10Bの受信部13の動作間隔T1とすることにより、図3に示すように、住警器10Aにおけるスピーカ14の動作タイミングを住警器10Bにおけるスピーカ14の動作タイミングと略一致させている。
(異常検出時の処理動作)
次に、警報システム1に属する住警器10の何れかが火災等の異常発生を検出した場合における、各住警器10の処理動作について説明する。図4は、住警器10の制御部15が実行する処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、2台の住警器10A、及びBが住宅2等に設置され、所定の入力操作によってそれぞれの住警器10による監視状態が開始されている場合を例に挙げて説明する。なお、住警器10A及びBは、同一の警報システム1に属しているものとする。
所定の入力操作によって監視状態が開始されると、住警器10A及びBの検出処理部15aはセンサ部11によって監視領域の監視動作を実行させる(ステップSA−1)。住警器10Aのセンサ部11が火災発生等を検出した場合(ステップSA−2、Yes)、当該センサ部11から出力され検出処理部15aによって処理された検出信号に基づき、住警器10Aの通信制御部15bは送信部12によって警報信号を送信させ(ステップSA−3)、それと共にタイマー15dをスタートさせる(ステップSA−4)。続いて、住警器10Aの出力制御部15cはタイマー15d及び記憶部16を参照し、タイマー15dによって計時されている警報信号の送信からの経過時間が、記憶部16に記憶されている待機時間に達しているか否かを判定する(ステップSA−5)。その結果、待機時間に達していない場合(ステップSA−5、No)には待機を継続し、待機時間に達していた場合には(ステップSA−5、Yes)、スピーカ14によって警報を出力させる(ステップSA−6)。
一方、住警器10Bの通信制御部15bは、一定の間隔で間欠的に受信部13を動作させ、他の住警器10からの信号の送信を待機する(ステップSA−7)。受信部13によって信号が受信された場合(ステップSA−7、Yes)、通信制御部15bは受信した信号を処理し、その結果(例えば、受信した信号が警報信号又は障害信号の何れであるか等)に基づいて所定の情報を出力制御部15cに入力する(ステップSA−8)。出力制御部15cは、入力された情報に基づき、スピーカ14によって警報を出力させる(ステップSA−9)。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、異常発生を検出した住警器10は、他の住警器10に警報信号を送信した後、所定の待機時間が経過した後にスピーカ14によって警報を出力させる。これにより、異常発生を検出した住警器10における警報出力のタイミングと、当該住警器10から警報信号を受信した他の住警器10における警報出力のタイミングとを、略一致させることができる。
また、異常発生を検出した住警器10における、警報信号の送信からスピーカ14による警報出力までの待機時間を、受信側の住警器10における通信制御部15bが受信部13によって間欠的に受信動作をさせる際の動作間隔に相当する時間としているので、警報信号を送信した住警器10と、当該警報信号を受信した住警器10との間で、警報出力のタイミングを略一致させることができる。
また、警報システム1は、送信部12と受信部13とを有する複数の住警器10を備えているので、任意の住警器10によって異常発生を検出させることができ、他の住警器10によって警報出力をさせることができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、警報出力の音量を変化させる形態である。
なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(住警器10の構成−表示部17)
図5は、本実施の形態2に係る住警器10の電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。図5に示すように、住警器10は表示部17を備えている。表示部17は、出力制御部15cからの制御入力に基づいて警報表示を行うためのものであり、特許請求の範囲における表示手段に対応している。表示部17の具体的な構成は任意であるが、例えば、一つ、あるいは複数のLEDを用いて発光表示させてもよく、あるいは、液晶画面を用いて記号表示や文字表示をさせてもよい。
(住警器10の構成−出力制御部15c)
本実施の形態2に係る出力制御部15cは、スピーカ14による警報出力のタイミングを制御すると共に、当該スピーカ14による警報出力の音量についても制御を行う。スピーカ14によって出力させる警報音の音量は任意であるが、通常の警報出力時における第2の音量と、当該第2の音量よりも小さい音量である第1の音量とを出力させることができる。出力制御部15cによって実行される制御の詳細は後述する。
(異常検出時の処理動作)
次に、警報システム1に属する住警器10の何れかが火災等の異常発生を検出した場合における、各住警器10の処理動作について説明する。図6は、住警器10の制御部15が実行する処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、実施の形態1の場合と同様に、同一の警報システム1に属している2台の住警器10A、及びBが住宅2等に設置され、所定の入力操作によってそれぞれの住警器10による監視状態が開始されている場合を例に挙げて説明する。
まず、ステップSB−1からステップSB−4までの処理については、実施の形態1におけるステップSA−1からSA−4までの流れと同様であるので、説明を省略する。
ステップSB−4におけるタイマー15dのスタートと共に、住警器10Aの出力制御部15cはスピーカ14によって第1の音量にて警報を出力させ(ステップSB−5)、表示部17によって警報表示をさせる(SB−6)。続いて、住警器10Aの出力制御部15cはタイマー15d及び記憶部16を参照し、タイマー15dによって計時されている警報信号の送信からの経過時間が、記憶部16に記憶されている待機時間に達しているか否かを判定する(ステップSB−7)。その結果、待機時間に達していない場合(ステップSB−7、No)には、スピーカ14における警報出力を第1の音量に維持し、待機時間に達していた場合には(ステップSB−7、Yes)、警報出力の音量を第2の音量まで増大させる(ステップSB−8)。
一方、住警器10Bの通信制御部15bは、一定の間隔で間欠的に受信部13を動作させ、他の住警器10からの信号の送信を待機する(ステップSB−9)。受信部13によって信号が受信された場合(ステップSB−9、Yes)、通信制御部15bは受信した信号を処理し、その結果(例えば、受信した信号が警報信号又は障害信号の何れであるか等)に基づいて所定の情報を出力制御部15cに入力する(ステップSB−10)。出力制御部15cは、入力された情報に基づき、表示部17によって警報表示をさせ(ステップSB−11)、スピーカ14によって第2の音量にて警報を出力させる(ステップSB−12)。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、出力制御部15cは、警報信号の送信と略同時に、スピーカ14によって第1の音量にて警報を出力させる。これにより、住警器10が異常発生を検出した場合に、当該住警器10が正常に動作しているか否かについて、通常よりも小さい音量である第1の音量の警報によって即座に確認することができる。また、他の住警器10に警報信号を送信した後、所定の待機時間が経過した後に警報出力の音量を通常の警報出力の音量である第2の音量まで増大させるので、異常を検出した住警器10における第2の音量での警報出力のタイミングを、当該住警器10から警報信号を受信した他の住警器10における警報出力のタイミングと略一致させることができる。
また、住警器10が異常発生を検出した場合に、出力制御部15cは表示部17によって警報表示を行わせるので、当該住警器10が正常に動作しているか否かについて容易に確認することができる。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(警報装置及び警報システムの構成について)
上述の各実施の形態では、警報信号を送信する警報装置と、当該警報信号を受信し警報を出力する受信装置とを相互に一体として設けた場合について説明したが、警報装置と受信装置とが別体となるように構成してもよい。例えば、一台の防災受信機に対して複数の警報器が接続されて構成されている警報システムに、本発明を適用することもできる。
(第1の音量と第2の音量との相互関係について)
上述の実施の形態2では、第1の音量は第2の音量よりも小さいと説明しているが、第1の音量を第2の音量よりも大きくしてもよい。あるいは、第1の音量と第2の音量との異なる音量だけではなく、異なる音程や音声等を用いることにより、警報信号送信後の待機時間中における警報出力と、待機時間経過後における警報出力との区別をつけるようにしてもよい。これにより、警報信号を送信した警報装置と、当該警報信号を受信した警報装置との間における、警報が出力されるタイミングのずれが、警報信号の送受信に要する時間によるものであることを容易に把握することが出来る。
この発明に係る警報装置及び警報システムは、監視領域における異常発生を検出して警報を出力する警報装置及び警報システムに適用でき、警報信号を送信した警報装置と、当該警報信号を受信した警報装置との間で、警報が出力されるタイミングのずれを抑制した警報装置及び警報システムに有用である。
警報システムの概要を示したシステム図である。 住警器10の電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。 住警器10Aのセンサ部11、送信部12、及びスピーカ14と、住警器10Bの受信部13、及びスピーカ14との動作タイミングを示したタイミングチャートである。 住警器10の制御部15が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 住警器10の電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。 住警器10の制御部15が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 警報システム
2 住宅
10 住警器
11 センサ部
12 送信部
13 受信部
14 スピーカ
15 制御部
15a 検出処理部
15b 通信制御部
15c 出力制御部
15d タイマー
16 記憶部
17 表示部

Claims (6)

  1. 監視領域における異常発生を検出して警報を出力する警報装置であって、
    異常発生を検出する検出手段と、
    前記検出手段が異常発生を検出した場合に、前記警報信号を送信する送信手段と、
    前記送信手段が前記警報信号を送信した後、当該送信から所定時間経過後に警報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする警報装置。
  2. 前記出力手段は、前記送信手段による前記警報信号の送信と略同時に第1の音量の警報を出力し、当該送信から前記所定時間経過後に、前記警報の音量を前記第1の音量とは相互に異なる第2の音量に変更すること、
    を特徴とする請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記検出手段が異常発生を検出した場合に、警報表示を行う表示手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の警報装置。
  4. 監視領域における異常発生を検出して警報を出力する警報システムであって、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の警報装置と、
    前記警報信号を受信する受信手段と、前記受信手段が前記警報信号を受信した場合、当該受信と略同時に警報を出力する出力手段と、を有する受信装置と、
    を備えることを特徴とする警報システム。
  5. 前記所定時間を、前記送信手段による前記警報信号の送信から前記受信手段による当該警報信号の受信までに要する時間としたこと、
    を特徴とする請求項4に記載の警報システム。
  6. 前記警報装置と前記受信装置とを相互に一体に構成し、これら相互に一体に構成した前記警報装置と前記受信装置とを複数備えること、
    を特徴とする請求項4又は5に記載の警報システム。
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