JP5324398B2 - 警報システムの中継方式及び警報器 - Google Patents

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    • G08B25/009Signalling of the alarm condition to a substation whose identity is signalled to a central station, e.g. relaying alarm signals in order to extend communication range

Description

本発明は、火災などの異常を検出して警報すると共に他の警報器に信号を中継送信して警報を連動出力させる警報システムの中継方式及び警報器に関する。
従来、住宅における火災やガス漏れなどの異常を検出して警報する住宅用警報器(以下「住警器」という)が普及しており、近年にあっては、複数の住警器を相互に通信させ、1つの住警器の異常情報を他の警報器でも警報できる連動型の警報システムを構築できる住警器が実用化され、電池電源で動作し、無線で通信するものもある。
無線通信を行う連動型の警報システムにあっては、ある住警器で火災を検出した場合、火災を検出した連動元の住警器は、例えば「ウーウー火災警報器が作動しました 確認してください」との音声メッセージを出力し、一方、連動先の住警器では「ウーウー別の火災警報器が作動しました 確認してください」という音声メッセージを出力するようにしている。また、連動元の住警器の警報ランプは明滅とし、連動先の住警器の警報ランプは点滅とし、警報ランプの表示からも連動元か連動先かが区別できるようにしている。
特開2007−094719号公報
このような従来の連動警報を行う無線式の住警器にあっては、住宅内の各部屋のみならず、屋外のガレージや別棟といった離れた場所に設置した住警器を連動させる場合があり、また、住警器を設置した後の部屋の模様替えなどにより設置当初と通信環境が相違する場合もあり、設置当初に複数の住警器で相互に通信できることを確認していても、運用している間に、通信ができない住警器が存在する可能性があり、万一、火災を検出した時に、連動警報のできない住警器が発生し、連動監視の信頼性が充分に保証されない問題がある。
この問題を解決するため、本願発明者にあっては、連動元から火災を示す信号を受信した時に、受信した信号を他の警報に中継する機能を警報器に持たせるようにしている。このような中継機能を備えた警報器によれば、火災を示す無線信号は連動グループを構成する警報器により次々と中継され、離れた場所に設置した住警器あっても中継送信により確実に火災を示す信号を受信して警報することができる。
しかし、中継信号を受信した住警器がその中継信号を再び中継した際には、一度中継を終えた住警器で再受信されるなど、不必要な通信が繰り返し行われることになり、トラフィックが煩雑になるといった問題点があった。また中継送信の回数(段数)が増加することで、受信処理や送信処理に係る電力消費が増加して電池寿命に影響を及ぼすという問題もある。
本発明は、中継送信により連動監視の信頼性を向上させると共に中継回数を必要最小限に抑えて適切な範囲で中継送信を行う警報システムの中継方式及び警報器を提供することを目的とする。
(警報システムの中継方式)
本発明は、警戒エリアに、異常を検出して異常警報を出力する警報器を複数配置した警報システムの中継方式に於いて、
異常を検出した連動元の警報器は、連動元を示す警報を出力すると共に、連動先の警報器に異常信号を送信し、
連動元の警報器から異常信号を受信した連動先の警報器は、連動先を示す警報を出力すると共に、連動元の警報器に確認応答信号(ACK信号)を送信し、
連動元の警報器は、連動先の警報器から確認応答信号を受信した際に、確認応答信号の受信強度を測定し、予め登録した全ての連動先の確認応答信号が得られていない場合、受信強度の最も低い連動先の警報器を中継先に指定して異常信号を送信し、
中継先に指定された連動先の警報器は、受信した異常信号を他の連動先の警報器に中継送信し、
中継送信された異常信号を受信した連動先の警報器は、連動先を示す警報を出力すると共に、中継先に指定された警報器に確認応答信号を送信し、
中継先の警報器は受信した確認応答信号を連動元の警報器に中継送信し、
連動元の警報器は中継送信された確認応答信号を受信し、予め登録した全ての連動先の認信号が得られていない場合、次に受信強度の低い連動先の警報器を中継先に指定して異常信号を送信する処理を繰り返す、
ことを特徴とする。
ここで、連動元の警報器は、予め登録した全ての連動先の確認応答信号が得られるまで、受信強度の低いに順に連動先の警報器を中継先に指定して異常信号を送信する処理を、所定回数繰り返す。
(警報器)
本発明は、
監視エリアの物理的現象を検出して出力するセンサ部と、
他の警報器との間で信号を無線により送受信する無線通信部と、
異常警報を出力する報知部と、
センサ部の検出出力による異常の有無を含むイベントを検出するイベント検出部と、
イベント検出部で検出したイベントを示すイベント信号を連動先の警報器へ送信する送信処理部と、
他の警報器からのイベント信号を受信する受信処理部と、
イベント検出部で異常を検出した時に、報知部から連動元を示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を連動先の警報器に送信させ、一方、連動元の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、報知部から連動先を示す異常警報を出力させる警報処理部と、
を備えた警報器に於いて、
連動元の警報器からイベント信号を受信した時に、確認応答信号を送信する確認応答部と、
連動先の警報器から確認応答信号を受信した際に、受信強度を測定して連動先情報と共に登録し、予め登録した全ての連動先の確認応答信号が得られていない場合、受信強度の低い順に連動先の警報器を中継先に指定してイベント信号を送信する処理を繰り返す再送処理部と、
自己を中継先に指定されたイベント信号又は確認応答信号を受信した際に、受信したイベント信号又は確認応答信号を中継送信する中継処理部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、再送処理部は、予め登録した全ての連動先の確認応答信号が得られるまで、受信強度の低いに順に連動先の警報器を中継先に指定して異常信号を送信する処理を、所定回数繰り返す。
本発明によれば、火災などの異常検出で連動元の警報器から連動先の警報器に異常などを示すイベント信号を送信した時に、連動先の警報器から確認応答信号(ACK信号)を送信し、全ての連動先の警報器から確認応答信号が受信されなかった場合に、確認応答信号の受信強度の最も低い連動先の警報器を中継先に指定してイベント信号を送信して中継させる再送を行い、これによって最初の送信でイベント信号を受信できなかった連動先の警報器にイベント信号を中継送信して確実に連動警報を行わせることができる。
また中継先として、連動元から最も遠い位置に設置されていることが想定される確認応答信号の受信強度が最も低い警報器を中継先に指定して中継送信させているため、中継先より更に遠くに設置されていて連動元からイベント信号を直接受信できない警報器に対し少ない再送回数で確実に全ての連動先に信号を中継送信して連動させることができる。
また中継先の警報器を指定した中継送信であるため、同じイベント信号の中継が繰り返し行われてしまうことを防止し、中継送信によるイベント信号の衝突確率を低くして確実に中継することができる。
本発明の警報システムにおける異常検出時の送信処理と次に行う中継送信を伴う再送処理を示した説明図 本発明による住警器の実施形態を示したブロック図 本実施形態で使用する送信管理テーブルを示した説明図 本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図 本実施形態によるイベント送受信処理を示したタイムチャート 図5に続くイベント送受信処理を示したタイムチャート 本実施形態における基本的な処理動作を示したフローチャート 図7のステップS25における検出イベント処理の詳細を示したフローチャート 図8のステップS33,S36,S40,S42におけるイベント送信処理の詳細を示したフローチャート 図7のステップS27における受信イベント処理の詳細を示したフローチャート 図10のステップS72,S74,S77,S80におけるACK送信処理の詳細を示したフローチャート 図10のステップS82におけるイベント中継処理の詳細を示したフローチャート
図1(A)は、本発明による警報システムの実施形態を示した説明図である。図1(A)において、住宅などの監視エリアには、住警器10−1〜10−4が配置されている。住警器10−1〜10−4は、火災を検出して連動元を示す警報を出力すると共に、連動先の住警器に火災を示すイベント信号を送信し、連動先を示す警報を出力させる。なお、住警器10−1〜10−4の送信元符号をID1〜ID4で示している。
また住警器10−1〜10−4は、火災を示すイベント信号を受信して連動先を示す警報を出力した際に、連動元の住警器に確認応答信号としてのACKイベント信号を送信する。
また連動元となった住警器10−1〜10−4は、連動先の警報器からACKイベント信号を受信した際に、ACKイベント信号の受信強度を測定して連動先を示す送信元符号と共に登録し、予め登録した全ての連動先のACKイベント信号が得られていない場合、受信強度の低い順に連動先の住警器を中継先に指定して火災を示すイベント信号を送信する再送処理を繰り返す。この再送処理は予め定めた所定のリトライ回数に達するまで行われる。
ここで、住警器10−1で火災を検出した場合の処理動作を説明すると次のようになる。図1(A)において、火災を検出した住警器10−1は、連動元を示す警報を出力すると共に、連動先の住警器10−2〜10−4に向けて火災を示すイベント信号11を送信する。住警器10−1から送信されたイベント信号11は住警器10−2,10−3で受信されるが、住警器10−4は例えば設置場所が離れているために受信できない状態にある。
イベント信号11を受信した住警器10−2,10−3は連動先を示す警報を出力すると共に、例えば住警器毎にランダムに設定された相互に異なる所定の待ち時間経過後に、確認応答を示すACKイベント信号12を連動元の住警器10−1に向けて送信する。
連動元の住警器10−1は所定のACK受信時間を設定しており、その間にACKイベント信号12を受信すると、受信強度を測定して連動先を示す送信元符号と共にメモリに登録する。このとき予め登録している連動先となる住警器10−2〜10−4の内、住警器10−4からACKイベント信号が受信されておらず、住警器10−1は住警器10−4にイベント信号が届いていないと判断し、図1(B)に示すように、その近傍の住警器を中継先に指定した中継イベント信号を再送信する。
中継先となる住警器の指定は、メモリに登録された住警器10−2,10−3の受信強度の内、最小の受信強度となる例えば住警器10−3を選択し、住警器10−3を中継先に指定した中継イベント信号13を再送する。
受信強度が最小となる住警器10−3は、最初に送信したイベント信号11を受信した住警器の内、連動元の住警器10−1から最も離れた場所に設置された住警器とみなすことができ、受信可能な最も離れた位置の住警器を中継先に指定することで、受信できなかった更に離れた位置に設置されている住警器へのイベント信号13の中継による受信を可能とする。
連動元の住警器10−1から再送された中継イベント信号13は、住警器10−2,10−3の各々で受信されるが、中継先として住警器10−3の送信元符号を含むことから、送信元符号の異なる住警器10−2では無視され、送信元符号と一致した住警器10−3が中継先として動作し、中継イベント信号を通常のイベント信号14に変換して中継送信する。
住警器10−3により中継送信されたイベント信号13は最初送信したイベント信号11を受信できなかった住警器10−4で受信され、住警器10−4は連動先を示す警報を出力すると共に、確認応答のためにACKイベント信号15を送信する。
住警器10−4からのACKイベント信号15は中継動作中の住警器10−3で受信され、ACKイベント信号16として中継送信され、連動元の住警器10−1で受信される。連動元の住警器10−1は中継イベント信号12の再送時に所定のACK受信時間を設定しており、その間にACKイベント信号16を受信すると、受信強度を測定して連動先を示す送信元符号と共にメモリに登録する。
その結果、予め登録されている全ての連動先の住警器10−2〜10−4からACKイベント信号が受信され、これを確認してイベント信号の中継再送を含む送信処理を正常終了とする。
これによって連動元の住警器10−1による最初の送信でイベント信号を受信できなかった連動先の住警器10−4にイベント信号を中継送信して確実に連動警報を行わせることができる。
また中継先として、連動元の住警器10−1から最も遠い位置に設置されていることが想定されるACKイベント信号の受信強度が最も低い連動先の住警器10−3を中継先に指定してイベント信号を中継送信しているため、中継先より更に遠くに設置されていて連動元から直接受信できない住警器10−4にイベント信号を送信し、全て連動先にイベント信号を確実に送信して連動させることができる。
また中継先の住警器を指定した中継送信であるため、同じイベント信号の中継が繰り返し行われてしまうことを防止し、中継送信によるイベント信号の衝突確率を低くして確実に中継することができる。
図2は図1の警報システムに設けた住警器(住宅用火災警報器)の実施形態を示したブロック図であり、図1に示した住警器10−1について回路構成を詳細に示している。なお、他の住警器10−2〜10−4についても、住警器10−1と同様の構成を備える。
住警器10−1はワンチップCPUとして知られたプロセッサ18を備え、プロセッサ18に対しては、アンテナ21を備えた無線通信部20、メモリ22、センサ部24、報知部26、操作部28、電池電源30を設けている。
無線通信部20には送信回路32、受信回路34及び受信強度測定部35が設けられ、プロセッサ18からの指示に基づき例えば400MHz帯の4つのチャンネル周波数(通信周波数)f1,f2,f3,f4の内の1つ、例えばチャネル周波数f1を設定し、他の住警器10−2〜10−4との間でイベント信号を無線により送受信できるようにしている。
無線通信部20としては、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局無線設備標準規格)またはSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備標準規格)に準拠した構成を備える。
もちろん無線通信部20としては、日本国内以外の場所については、その地域の割当無線局の標準規格に準拠した内容を持つことになる。
受信強度測定部35はイベント信号の電波を受信して受信強度、即ちキャリア強度を測定し、受信強度に応じたDCレベルを持つ受信強度信号Riを出力する。受信強度測定部35から出力されたDCレベルの受信強度信号RiはAD変換されてプロセッサ18に読み込まれる。
メモリ22には、イベント信号の順番を示す連続番号である連番38、住警器を特定する符号(識別子)となる送信元符号40及び連動グループを構成するためのグループ符号42が格納されている。
連番38は警報器間の通信に於いてイベント信号の中継処理を管理するためのものであるが、本実施形態に直接関係しないので詳細な説明を省略する。
送信元符号40としては、国内に提供される住警器の数を予測し、例えば同一符号として重複しないように26ビットの符号コードが使用される。送信元符号としては例えば、固有のシリアル番号等を使用する。なお中継器12から送信される中継信号についても、中継器のシリアル番号等を送信元符号として付加する。
グループ符号42は連動グループを構成する複数の住警器に共通に設定される符号であり、無線通信部20で受信した他の住警器からのイベント信号に含まれるグループ符号がメモリ22に登録しているグループ符号42に一致したときに、このイベント信号を有効な信号として受信して処理することになるので、近隣の住宅等に設置された、連動を要しない警報器との混信を回避出来る。
またメモリ22には設定待ち時間50と送信管理テーブル52が格納されている。設定待ち時間52はイベント信号を受信してからACKイベント信号を送信するまでの待ち時間であり、同一グループに含まれる住警器10−1〜10−4毎に相互に異なる待ち時間を予め設定している。この待ち時間の設定は、例えば住警器の持つ送信元符号に基づきランダムに設定される。住警器10−1〜10−4がACKイベント信号を送信するまでの待ち時間が異なることで、ACKイベント信号の同時送信による衝突を回避している。
送信管理テーブル52は例えば図3に示すように、送信元符号、ACK受信状態および受信強度で構成されており、送信元符号として同一グループに属する他の住警器10−2〜10−4の「002」〜「004」が予め登録されている。送信管理テーブル3には図1(A)に示したように、連動先となる住警器10−2,10−3からACKイベント信号12を受信した事を示す○印と、その受信強度R2,R3が登録される。なお、受信した事を示す○印は、実際はフラグビットを0から1にセットする。
送信管理テーブル52はイベント信号を再送する際の中継先の決定に使用され、テーブル登録された受信強度のなかの最小の受信強度の連動先を中継先に指定して最初のイベント信号の再送を行い、それでもACKイベント信号が受信できない場合は、次に小さい受信強度の連動先を中継先に指定してイベント信号の再送を行う。
再び図2を参照するに、センサ部24には検煙部56が設けられ、火災による煙が所定濃度に達したときに火災を検出するようにしている。検煙部56以外に、火災による温度を検出するサーミスタ等の温度検出素子や、火災に伴うその他の物理現象変化を検出する各種素子を設けてもよい。また、異なる現象を検出する複数の素子を組み合わせても良い。
報知部26には警報音を出力するスピーカ58と警報表示を行うLED60が設けられている。スピーカ58は、図示しない音声合成回路部からの音声メッセージや警報音を出力する。スピーカ58に代えて、ブザー等を用いても良い。LED60は点滅や点灯、明滅などにより、火災などの異常を表示する。また、表示色の異なる2つのLEDを設け、連動元の表示と連動先の表示で表示色を異ならせても良い。
操作部28には警報停止スイッチ62が設けられている。警報停止スイッチ62は、報知部26からスピーカ58により警報音により警報表示を行っているときにのみ警報停止指示を入力することが出来る。
即ち警報停止スイッチ62は住警器の機能点検を指示する点検スイッチとしての機能を兼ねている。たとえば、火災警報時に警報停止スイッチ62が操作されると警報を停止し、通常状態で警報停止スイッチ62が操作されると機能点検を開始して結果を報知する。
住警器10−1〜10−4が警報音を出している状態で、警報停止スイッチ62を操作すると、警報音の停止処理が行われるが、ここで、本実施形態の警報音の停止処理としては次のいずれかの停止処理を行う。
(1)住警器10−1〜10−4の内、連動元以外の任意の警報停止スイッチ52を操作すると、連動元のみが引き続き警報音を出力し、連動先は警報音を停止する。一方、連動元の警報停止スイッチ62を操作すると、連動元および連動先の全ての警報音を停止する。
(2)警報中の住警器10−1〜10−4の内の任意の警報停止スイッチ62を操作すると、連動先、連動元に関わらず、全ての警報音を停止する。
(3)前記(1)の停止処理を第1モード、前記(2)の停止処理を第2モードとし、いずれか一方のモードを選択して停止処理を行う。
電池電源30は、例えば所定セル数のリチウム電池やアルカリ乾電池を使用しており、電池容量としては住警器10−1における無線通信部20を含む回路部全体の低消費電力化により、例えば10年の電池寿命を保証している。
プロセッサ18にはプログラムの実行により実現される機能として、イベント検出部64、送信処理部66、受信処理部68、警報処理部70、確認応答部72、再送処理部74及び中継処理部76が設けられている。
イベント検出部64は、センサ部24による火災検出、操作部28による警報停止または点検指示、センサ部24の火災検出がなくなる火災復旧を含むイベントを検出する。
送信処理部66は、イベント検出部64によりセンサ部24による火災検出、操作部28による警報停止または点検指示、センサ部24の異常検出がなくなる異常復旧を含む自己のイベントを検出した時に、検出イベントを示すイベント信号を連動先の住警器に送信させる。
受信処理部68は、他の住警器10−2〜10−4からのイベント信号を受信して解読する。
警報処理部70は、イベント検出部64で自己の異常として火災を検出した時にスピーカ58から連動元を示す警報音を出力すると共に、LED60を駆動して連動元を示す表示を行い、また、火災を示すイベント信号を他の住警器に無線送信する。
具体的に説明すると、警報処理部70は、センサ部24に設けた検煙部56から煙検出信号からイベント検出部64で火災を検出したときに、報知部26のスピーカ58から連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」を繰り返し出力させると共に、LED60をたとえば点灯して連動元を示す警報表示を行う。
また警報処理部70は、火災検出時に火災を示すイベント信号を無線通信部20の送信回路32によりチャンネル周波数f1を使用してアンテナ21から他の住警器に向けて送信させる。
また警報処理部64は、他の住警器からの火災を示すイベント信号を無線通信部20の受信回路34によりチャンネル周波数f1で受信し、受信処理部68で有効となったときに、報知部26のスピーカ58から連動先を示す警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」となる警報音を繰り返し出力させ、同時にLED60をたとえば点滅して連動先を示す警報表示を行う。
更に、警報処理部70は、火災警報の出力中に操作部28に設けた警報停止スイッチ62の警報停止操作を検出した場合、スピーカ58からの警報音を停止すると共にLED60の表示を停止させる。この場合、LED60による表示については所定時間継続させても良い。
確認応答部72は、連動元の住警器からイベント信号を受信した時に、確認応答のためにACKイベント信号を送信する。
再送処理部74は、連動先の住警器からACKイベント信号を受信した際に、受信強度測定部35で測定出力されている受信強度信号をAD変換して読み込み、連動先を示す送信元符号と共に図3に示した送信管理テーブル52に登録し、予め登録した全ての連動先の確認応答が得られていない場合、受信強度の低い順に連動先の警報器を中継先に指定して中継イベント信号を送信する処理を繰り返す。
中継処理部76は、自己を中継先に指定した中継イベント信号を受信した際に、中継イベント信号を中継先の指定を含まない通常のイベント信号に変換して中継送信する。また中継処理部76は中継イベント信号の中継送信の際に所定のACK応答待ち時間を設定し、この間にACKイベント信号を受信すると、そのまま中継送信する。
図4(A)は本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図である。図4(A)において、イベント信号36は連番38、送信元符号40、グループ符号42及びイベント符号44で構成されている。
連番38はイベント信号の順番を示す連続番号であり、イベント信号を送信する毎に1つずつ増加させる。連番38は警報器間の通信に於いてイベント信号の中継処理を管理するためのものであるが、本実施形態に直接関係しないので詳細な説明を省略する。
送信元符号40は例えば26ビットの符号である。グループ符号42は例えば8ビットの符号であり、同一グループを構成する例えば図1の住警器10−1〜10−4につき同じグループ符号が設定されている。グループ符号は、近隣に設置された他の(連動不要の)住警器からの受信信号を処理しないように、またそれらのシステムへの送信信号が処理されないように設けている。
なおグループ符号42としては、同一グループの住警器に同一のグループ符号を設定する以外に、予め定めたグループを構成する住警器に共通な基準符号と、各住警器に固有な送信元符号との演算から求めた住警器ごとに異なるグループ符号であってもよい。
イベント符号44は、火災、ガス漏れなどのイベント内容を表す符号であり、本実施形態にあっては3ビット符号を使用しており、例えば「001」で火災、「010」でガス漏れ、「011」で復旧、「100」で警報停止、「101」で復旧、「110」で点検、「111」でACK(確認応答)としている。なおイベント符号44のビット数は、イベントの種類が増加したときには更に4ビット、5ビットと増加させることで、複数種類のイベント内容を表すことができる。
図4(B)は本実施形態で使用する中継イベント信号46のフォーマットを示した説明図である。図4(B)において、中継イベント信号46は連番38、送信元符号40、グループ符号42及びイベント符号44で構成され、この点は図4(A)のイベント信号36と同じであり、更に中継先符号48を加えている。中継先符号48には中継先に指定された住警器の送信元符号が格納される。
図5及び図6は図2の実施形態によるイベント送受信処理を示したタイムチャートである。図5において、ステップS1で住警器10−1が火災を検出した場合、ステップS2で連動元を示す警報を出力すると共に、ステップS3で連動先の住警器10−2〜10−4に向けて火災を示すイベント信号を送信する。
住警器10−1から送信された火災イベント信号は住警器10−2,10−3で受信されるが、住警器10−4は例えば設置場所が離れているために受信できない状態にある。イベント信号を受信した住警器10−2はステップS5で連動先を示す警報を出力すると共に、ステップS6で例えば住警器毎にランダムに設定された相互に異なる所定の待ち時間経過を判別した後、ステップS7で確認応答を示すACKイベント信号を連動元の住警器10−1に向けて送信する。
またイベント信号を受信した住警器10−3はステップS7で連動先を示す警報を出力すると共に、ステップS8で相互に異なる所定の待ち時間経過を判別した後、ステップS9で確認応答を示すACKイベント信号を連動元の住警器10−1に向けて送信する。
連動元の住警器10−1は、住警器10−2からのACKイベント信号を受信すると、ステップS10で測定された受信強度を連動先を示す送信元符号と共にメモリ22の送信管理テーブル46に登録する。また連動元の住警器10−1は、住警器10−3からのACKイベント信号を受信すると、ステップS11で測定された受信強度を、連動先を示す送信元符号と共にメモリ22の送信管理テーブル46に登録する
続いてステップS12で送信管理テーブル46の参照により、全ての連動先から確認応答があったか否か判別し、このとき住警器10−4からACKイベント信号が受信されていないことが判別される。
このため住警器10−1はステップS13に進み、送信管理テーブル46に登録された住警器10−2,10−3の受信強度の内、最小の受信強度となる例えば住警器10−3を選択し、住警器10−3を中継先に指定した中継イベント信号を再送する。
連動元の住警器10−1から再送され中継先の指定を含む中継イベント信号は、住警器10−2,10−3の各々で受信されるが、中継先として住警器10−3の送信元符号を含むことから、送信元符号の異なる住警器10−2では無視され、送信元符号と一致した住警器10−3が中継先として動作し、ステップS14で中継イベント信号を通常のイベント信号に変換して中継送信する。
住警器10−3により中継送信されたイベント信号は最初送信したイベント信号を受信できなかった住警器10−4で受信され、住警器10−4は図6のステップS15で連動先を示す警報を出力すると共に、ステップS16で所定の待ち時間の経過を判別した後、ステップS17で確認応答のためにACKイベント信号を送信する。
住警器10−4からのACKイベント信号は、ステップS18で中継動作中の住警器10−3で受信されて中継送信され、連動元の住警器10−1で受信される。連動元の住警器10−1は中継送信されたACKイベント信号を受信すると、ステップS19で測定された受信強度を、連動先を示す送信元符号と共に送信管理テーブル46に登録する。
続いてステップS20で送信管理テーブル46の参照により、全ての連動先となる住警器10−2〜10−4からの確認応答が判別されると、ステップS21に進んでイベント信号の送信処理を正常終了とする。
図7は図2の実施形態における住警器の基本的な処理を示したフローチャートである。図7において、住警器10−1の電池電源30から電源供給が開始されると、ステップS23で初期化及び自己診断を実行し、異常がなければステップS24に進んでイベント検出部64によるイベント検出の有無をチェックし、イベント検出を判別するとステップS25に進み、検出イベントに対応した処理を実行する。
続いてステップS26で他の住警器からのイベント信号の受信の有無をチェックしており、イベント信号受信を判別するとステップS27に進み、受信イベントに対応した処理を実行する。
図8は、図7のステップS25における検出イベント対応処理の詳細を示したフローチャートであり、プロセッサ18のプログラムの実行による処理となる。
図8において、検出イベント対応処理は、ステップS31で火災を監視しており、センサ部24から出力された煙検出信号が所定の火災レベルを超えると火災を判別してステップS32に進み、スピーカ58からの警報音とLED60の点灯による表示により連動元を示す火災警報を出力する。
続いてステップS33で連番、送信元符号、グループ符号、火災を示すイベント符号を含むイベント信号を連動先の住警器10−2〜10−4に送信する火災イベント信号の送信処理を実行するが、この処理には連動先の住警器からのACKイベント信号の受信、全ての連動先から確認応答がない場合の中継先を指定した中継イベント信号の再送が含まれ、詳細は図9に示される。
続いて、ステップS34でセンサ部24からの煙検出信号が低下して火災状態が解消する火災復旧の有無を判別しており、火災復旧を判別するとステップS35に進み、連動元を示す火災警報を停止した後、ステップS36で連番、送信元符号、グループ符号、火災復旧を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に無線により送信する送信処理を行う。この場合の送信処理の詳細も図9と同じになる。
続いてステップS37で警報停止スイッチ52の操作の有無を判別し、スイッチ操作が判別されるとステップS38で警報中の有無を判別する。ステップS38で警報中が判別されると、ステップS39に進んで火災警報を停止する。続いてステップS40に進み、連番、送信元符号、グループ符号、警報停止を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に送信する送信処理を行う。この場合の送信処理の詳細も図9と同じになる。
一方、ステップS38で警報中でなかった場合には、通常の監視状態であることから、ステップS41に進んで連番、送信元符号、グループ符号、点検指示を示すイベント符号を含むイベント信号を他の住警器に送信した後、ステップS42で所定の点検処理を行い、点検結果を示す点検メッセージを出力する。この場合のステップS41における送信処理の詳細も図9と同じになる。
図9は図8のステップS33,S36,S40及びS41におけるイベント信号送信処理の詳細を示したフローチャートである。図9において、イベント送信処理は、まずステップS51でイベント符号を火災、火災復旧、警報停止又は点検としたイベント信号を連動先の住警器に送信した後、ステップS52で連動先から確認応答として送信されるACKイベント信号受信の有無を判別している。
ステップS52でACKイベント信号受信が判別されるとステップS53に進み、ACKイベント信号から得られた送信元符号と共に受信強度測定部35から取得した受信強度をメモリ22の送信管理テーブル46に登録する。
続いてステップS54で予め設定した所定のACK受信時間をタイムアウトしたか否か監視している。ACK受信時間は住警器に設定する最も長い待ち時間を越える時間に設定する。
ステップS54でACK受信タイムアウトが判別されるとステップS55に進み、送信管理テーブル46の参照により全ての連動先から確認応答が得られたか否か判別し、全ての連動先から確認応答が得られていれば送信処理を終了して図8にリターンし、一方、全ての連動先から確認応答が得られていない場合はステップS56に進む。
ステップS56では送信管理テーブル46に登録された受信強度の中から最小の受信強度となる連動先の送信元符号を取得し、これを図4(B)の中継先符号48にセットした中継イベント信号を生成してステップS57で送信する。
中継イベント信号を送信した後はステップS58でACKイベント信号受信の有無を判別しており、ステップS58でACKイベント信号受信が判別されるとステップS59に進み、ACKイベント信号から得られた送信元符号と共に受信強度測定部35から取得した受信強度をメモリ22の送信管理テーブル46に登録する。
続いてステップS60で所定のACK受信時間をタイムアウトしたか否か監視しており、ACK受信タイムアウトが判別されるとステップS61に進み、送信管理テーブル46の参照により全ての連動先から確認応答が得られたか否か判別し、全ての連動先から確認応答が得られていれば送信処理を終了する。
一方、全ての連動先から確認応答が得られていない場合はステップS62に進み、リトライカウンタNを1つカウントアップした後、ステップS63で所定のリトライ回数Nmaxに到達したか否か判別し、到達していなければステップS64で次に小さい受信強度の送信元符号を選択し、ステップS57に戻って選択した送信元符号を中継先符号48にセットした図4(B)の中継イベント信号を送信する。
このようなステップS57〜S64の処理は全ての連動先の確認応答が得られるまで繰り替えされるが、リトライカウンタNがNmaxに到達するリトライアウトとなったら処理を終了して図8にリターンする。
なお、全ての連動先の確認応答が得られずにリトライアウトしても、これをエラーとはしない。その理由は、イベント信号を受信できないような電波環境の悪化は一時的なものであることが多く、次にイベント信号を送信する際には電波環境が改善している可能性が高いことから不必要にエラーとはしない。
図10は図7のステップS27における受信イベント対応処理の詳細を示したフローチャートであり、プロセッサ18のプログラムの実行による処理となる。
図10において、ステップS71で他の住警器から火災を示すイベント信号受信の有無を判別しており、火災を示すイベント信号受信を判別するとステップS72に進んで連動先を示す火災警報としてスピーカ48からの警報音とLED50の点滅による表示を行い、更に、確認応答のためにイベント符号をACKとしたACKイベント信号を送信するACK送信処理を行う。
このACK送信処理の詳細は、図11に示すように、ステップS91で予め設定された待ち時間経過の有無を判別し、待ち時間経過を判別するとステップS92に進んでACKイベント信号を送信し、これによってACKイベント信号の同時送信による衝突を回避する。
再び図10を参照するに、ステップS73で火災復旧のイベント信号受信の有無を判別しており、火災復旧を示すイベント信号の受信を判別するとステップS74で火災警報を停止すると共に確認応答のためにACKイベント信号を送信するACK送信処理を行う。
続いてステップS75で警報停止を示すイベント信号受信の有無を判別し、警報停止を示すイベント信号受信を判別するとステップS76で警報中の有無を判別する。ステップS76で警報中が判別されると、ステップS77に進んで火災警報を停止すると共に、確認応答のためにイベント符号をACKとしたACKイベント信号を送信するACK送信処理を行う。
続いてステップS78で点検を示すイベント信号受信の有無を判別し、点検を示すイベント信号受信を判別するとステップS79で警報停止中の有無を判別する。ステップS79で警報停止中が判別されると、ステップS80に進んで所定の点検処理を行って結果を示す点検メッセージを報知部26のスピーカ58から出力すると共に、確認応答のためにイベント符号をACKとしたACKイベント信号を送信するACK送信処理を行う。
続いてステップS81で中継先を指定した中継イベント信号受信の有無を判別しており、中継イベント信号受信を判別するとステップS82に進み、中継処理を実行する。
図12は図10のステップS82における中継処理の詳細を示したフローチャートである。図12において、イベント中継処理は、ステップS101で受信した中継イベント信号の中継先符号が自分の送信元符号に一致する否か判別し、一致を判別すると自分が中継先であることを認識し、ステップS102に進んでイベント信号を中継送信する。この場合、受信した図4(B)の中継イベント信号46から中継先符号48を外すことで、図4(A)に示す通常のイベント信号に変換して中継送信する。
続いてステップS103で中継送信したイベント信号に基づく連動先からのACKイベント信号受信の有無を判別しており、ACKイベント信号受信を判別するとステップS104で所定の待ち時間の経過を判別した後にステップS105でACKイベント信号をそのまま中継送信する。
このようなステップS103〜S105の処理はステップS106で所定時間となるACK受信タイムアウトが判別するまで繰り返されており、ACK受信タイムアウトを判別するとイベント中継処理を終了して図10にリターンする。
ここで、ステップS102で中継先から送信されたイベント信号は、受信応答をしていない住警器以外の住警器でも受信されてACKイベント信号が返送されてくるが、これを区別することなく連動元に中継送信しており、連動元で既に確認応答を受信済みであることから、有効なACKイベント信号としての受信処理は行わない。
また、中継イベント信号に中継先符号を残したまま中継送信し、受信側で中継されたイベント信号であることを認識した場合、既に確認応答済みであれば、不必要なACKイベント信号の送信を行わないようにしても良い。
なお、上記の実施形態は親機/子機の区別無くそれぞれの警報器が相互に通信するものであるが、親機と子機を区別する警報システムにおいて親機から子機へのイベント信号の通信について適用しても良い。
また上記の実施形態は火災を検出して警報する住警器を例にとるものであったが、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムについても同様に適用できる。
また上記の実施形態におけるフローチャートは処理の概略例を説明したもので、処理の順番等はこれに限定されない。また各処理や処理と処理の間に必要に応じて遅延時間を設けたり、他の判定を挿入する等が出来る。
また、上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また、上記の実施形態は警報器にセンサ部と警報出力処理部を一体に設けた場合を例にとるが、他の実施形態として、センサ部と警報出力処理部を別体とした警報器であっても良い。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10−1〜10−4:住警器
11,14:イベント信号
12,15,16:ACKイベント信号
13:中継イベント信号
18:CPU
20:無線通信部
21:アンテナ
22:メモリ
24:センサ部
26:報知部
28:操作部
30:電池電源
32:送信回路
32:送信回路
34:受信回路
36:イベント信号
38:連番
40:送信元符号
42:グループ符号
44:イベント符号
46:中継イベント信号
48:中継先符号
50:設定待ち時間
52:送信管理テーブル
56:検煙部
58:スピーカ
60:LED
62:警報停止スイッチ
64:イベント検出部
66:送信処理部
68:受信処理部
70:警報処理部
72:確認応答部
74:再送処理部
76:中継処理部

Claims (4)

  1. 警戒エリアに、異常を検出して異常警報を出力する警報器を複数配置した警報システムの中継方式に於いて、
    異常を検出した連動元の警報器は、連動元を示す警報を出力すると共に、連動先の警報器に異常信号を送信し、
    連動元の警報器から異常信号を受信した連動先の警報器は、連動先を示す警報を出力すると共に、連動元の警報器に確認応答信号を送信し、
    連動元の警報器は、連動先の警報器から確認応答信号を受信した際に、前記確認応答信号の受信強度を測定し、予め登録した全ての連動先の確認応答信号が得られていない場合、受信強度の最も低い連動先の警報器を中継先に指定して異常信号を送信し、
    中継先に指定された連動先の警報器は、受信した異常信号を他の連動先の警報器に中継送信し、
    中継送信された異常信号を受信した連動先の警報器は、連動先を示す警報を出力すると共に、中継先に指定された警報器に確認応答信号を送信し、
    中継先の警報器は受信した確認応答信号を連動元の警報器に中継送信し、
    連動元の警報器は中継送信された確認応答信号を受信し、予め登録した全ての連動先の認信号が得られていない場合、次に受信強度の低い連動先の警報器を中継先に指定して異常信号を送信する処理を繰り返す、
    ことを特徴とする警報システムの中継方式。
  2. 請求項1記載の警報システムの中継方式に於いて、連動元の警報器は、予め登録した全ての連動先の確認応答信号が得られるまで、受信強度の低いに順に連動先の警報器を中継先に指定して異常信号を送信する処理を、所定回数繰り返すことを特徴とする警報システムの中継方式。
  3. 監視エリアの物理的現象を検出して出力するセンサ部と、
    他の警報器との間で信号を無線により送受信する無線通信部と、
    異常警報を出力する報知部と、
    前記センサ部の検出出力による異常の有無を含むイベントを検出するイベント検出部と、
    前記イベント検出部で検出したイベントを示すイベント信号を連動先の警報器へ送信する送信処理部と、
    他の警報器からのイベント信号を受信する受信処理部と、
    前記イベント検出部で異常を検出した時に、前記報知部から連動元を示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を連動先の警報器に送信させ、一方、連動元の警報器から異常を示すイベント信号を受信した時に、前記報知部から連動先を示す異常警報を出力させる警報処理部と、
    を備えた警報器に於いて、
    連動元の警報器からイベント信号を受信した時に、確認応答信号を送信する確認応答部と、
    連動先の警報器から確認応答信号を受信した際に、受信強度を測定して連動先情報と共に登録し、予め登録した全ての連動先の確認応答信号が得られていない場合、受信強度の低い順に連動先の警報器を中継先に指定してイベント信号を送信する処理を繰り返す再送処理部と、
    自己を中継先に指定されたイベント信号又は確認応答信号を受信した際に、受信したイベント信号又は確認応答信号を中継送信する中継処理部と、
    を備えたことを特徴とする警報器。
  4. 請求項3記載の警報器に於いて、前記再送処理部は、予め登録した全ての連動先の確認応答信号が得られるまで、受信強度の低いに順に連動先の警報器を中継先に指定して異常信号を送信する処理を、所定回数繰り返すことを特徴とする警報器。
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