JP2009139444A - 電気光学表示装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた信頼性を有するとともに、光を高い利用効率で用いて高品位な画像を表示することができる電気光学表示装置および電子機器を提供すること。
【解決手段】本発明の電気光学表示装置100は、基板50の一方の面側に設けられた複数のスイッチング素子1を備えるアクティブマトリクス装置10と、各スイッチング素子1に対応して設けられた窓部31aを有する基体31と、各窓部31aを開閉するように基体31に対し変位可能に設けられた可動板33aと、可動板33aを変位させて開状態と閉状態とに切り換え可能な駆動手段とを備えたシャッタ装置30と、各窓部31aに対応して設けられたマイクロレンズ202aを備えたマイクロレンズアレイ20とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気光学表示装置および電子機器に関するものである。
電気光学表示装置としては、例えば、アクティブマトリクス駆動方式を採用するLCD(Liquid Crystal Display)パネルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
LCDパネルでは、例えば、特許文献1に開示されているように、印加される電界によって液晶の光学特性が変化することを利用して光シャッタが構成されている。例えば、このような光シャッタを画素ごとに設けることで、文字や画像を表示することができる。
しかしながら、液晶は、光により劣化するという問題がある。この問題は、用いる光の強度が大きいほど顕著である。そのため、長期に亘って高品位な画像を表示することが難しい。
また、このような電気光学表示装置では、用いる光の利用効率を高めることが望ましい。
特開2004−6782号公報
本発明の目的は、優れた信頼性を有するとともに、光を高い利用効率で用いて高品位な画像を表示することができる電気光学表示装置および電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の電気光学表示装置は、基板の一方の面側に設けられた複数のスイッチング素子を備えるアクティブマトリクス装置と、
前記各スイッチング素子に対応して設けられた窓部を有する基体と、該各窓部を開閉するように前記基体に対し変位可能に設けられた可動板と、前記可動板を変位させて開状態と閉状態とに切り換え可能な駆動手段とを備えたシャッタ装置と、
前記各窓部に対応して設けられたマイクロレンズを備えたマイクロレンズアレイとを有することを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有するとともに、光を高い利用効率で用いて高品位な画像を表示することができる。
本発明の電気光学表示装置では、前記基体は、前記窓部に隣接して遮光部が設けられており、前記可動板は、前記基板の板面に沿った方向に変位可能に設けられ、前記閉状態では前記窓部上に位置し、前記開状態では前記遮光部上に位置するように構成されていることが好ましい。
これにより、比較的簡単な構成で、可動板が窓部を開閉することができる。
本発明の電気光学表示装置では、前記シャッタ装置は、前記開状態または前記閉状態に保持するように前記可動板を付勢する付勢部材を備えていることが好ましい。
これにより、可動板が開状態または閉状態のいずれかの状態のときに、駆動手段が可動板に対し駆動力を与えなくて済むため、省電力化を図ることができる。
本発明の電気光学表示装置では、前記付勢部材は、前記可動板を支持する弾性変形可能な弾性部材であることが好ましい。
これにより、弾性部材が可動板を支持する機能と可動板を付勢する機能とを併せもつことができる。このような可動板および弾性部材は、一体的に形成することができ、機械的強度に優れている。そのため、電気光学表示装置の信頼性を向上させることができる。また、このような可動板および弾性部材は、同一基板から一括して形成することができる。
本発明の電気光学表示装置では、前記駆動手段は、1対の電極を有し、該1対の電極のうちの一方の電極が前記可動板側に設けられ、他方の電極が前記基体側に設けられ、前記1対の電極間に電圧を印加することにより、前記1対の電極間に静電引力を生じさせ、前記可動板を変位させるように構成されていることが好ましい。
これにより、駆動手段の構成を簡単なものとすることができる。そのため、駆動手段の構成要素が少なく、故障も少ない。
本発明の電気光学表示装置では、前記1対の電極は、互いに噛み合うように櫛歯状をなしていることが好ましい。
これにより、1対の電極間の対向面の面積を大きくして、1対の電極間に生じる静電引力を大きくすることができる。
本発明の電気光学表示装置では、前記マイクロレンズアレイは、前記シャッタ装置を介して対向するように1対設けられていることが好ましい。
これにより、電気光学表示装置から出射される光を平行光とすることができる。
本発明の電気光学表示装置では、前記窓部とこれに対応する前記可動板は、前記各スイッチング素子に対し複数設けられていることが好ましい。
これにより、電気光学表示装置はリダンダンシーを向上させることができる。また、可動板の大きさを小さくして、可動板の開状態と閉状態との切り換え速度(応答性)を向上させることができる。
本発明の電気光学表示装置では、前記基板を平面視したときに、前記可動板は、前記窓部と略同一形状をなしていることが好ましい。
これにより、可動板および窓部をそれぞれ効率的に配置することができる。
本発明の電気光学表示装置では、前記駆動手段は、前記可動板による前記窓部の開閉度を調整可能に構成されていることが好ましい。
これにより、多階調またはアナログ駆動を実現することができる。
本発明の電気光学表示装置では、前記スイッチング素子は、固定電極と、前記固定電極に対し接触/離反するように変位可能に設けられた可動電極と、前記可動電極に静電ギャップを介して設けられた駆動電極とを備え、前記可動電極と前記駆動電極との間に電圧を印加することにより、前記可動電極と前記駆動電極との間に静電引力を生じさせ、これにより、前記可動電極を変位させて、前記可動電極と前記固定電極とを接触させ、これらを導通状態とするように構成されていることが好ましい。
これにより、スイッチング素子の耐光性を向上させることができる。その結果、電気光学表示装置全体の耐光性を向上させることができる。
本発明の電気光学表示装置では、前記アクティブマトリクス装置は、前記基板に沿って互いに平行に複数設けられた第1の配線と、前記各第1の配線に交差するとともに、前記基板に沿って互いに平行に複数設けられた第2の配線とを備え、前記各スイッチング素子は、前記各第1の配線と前記各第2の配線との交点付近に設けられていることが好ましい。
これにより、マトリクス状に複数のスイッチング素子を配列するとともに、各スイッチング素子に通電することができる。
本発明の電子機器は、本発明の電気光学表示装置を備えることを特徴とする。
これにより、優れた信頼性を有するとともに、高品位な画像を表示することができる。
以下、本発明の電気光学表示装置および電子機器の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる電気光学表示装置の構成を示す縦断面図、図2は、図1に示す電気光学表示装置に備えられたアクティブマトリクス装置を示す平面図、図3は、図2中のA−A線断面図、図4は、図3に示すスイッチング素子を説明するための斜視図、図5は、図3に示すスイッチング素子の作動を説明するための図、図6は、図1に示す電気光学表示装置に備えられたシャッタ装置の平面図、図7は、図6に示すシャッタ装置の部分拡大平面図、図8は、図7中のB−B線断面図、図9は、図7に示すシャッタ装置の動作を説明するための図である。なお、以下の説明では、説明の便宜上、図1、図3および図5中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図2、図6、図7および図9中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
(電気光学表示装置)
図1に示すように、電気光学表示装置100は、アクティブマトリクス装置10と、このアクティブマトリクス装置10からの通電により駆動するシャッタ装置30と、入射光を集光するためのマイクロレンズアレイ20と、出射光を集光するマイクロレンズアレイ40とを有している。
このような電気光学表示装置100では、マイクロレンズアレイ20、アクティブマトリクス装置10、シャッタ装置30、およびマイクロレンズアレイ40がこの順に積層されている。
このような電気光学表示装置100にあっては、図1にて下方から入射した光Lは、マイクロレンズアレイ20を通過する際に集光されつつ、アクティブマトリクス装置10、シャッタ装置30、およびマイクロレンズアレイ40を透過する。このとき、シャッタ装置30のシャッタ機構の開閉がアクティブマトリクス装置10のスイッチングにより制御されており、当該シャッタ機構の開閉度に応じて、出射する光Lの輝度が制御される。
このような電気光学表示装置100は、光Lの入射側にマイクロレンズアレイ20が設けられているため、光Lをシャッタ装置30の所望部に集光することができ、光Lの減衰を防止し、光Lの利用効率を高めることができ、一方、光Lの出射側には、マイクロレンズアレイ40が設けられているため、出射する光Lの必要以上の広がりを防止することができる。
以下、電気光学表示装置100を構成する各部を順次詳細に説明する。
(アクティブマトリクス装置)
図2に示すアクティブマトリクス装置10は、複数の第1の配線11と、この複数の第1の配線11に交差するように設けられた複数の第2の配線12と、各第1の配線11と各第2の配線12との交点付近に設けられた複数のスイッチング素子1とを有し、これらが基板50上に設けられている。
基板50は、アクティブマトリクス装置10を構成する各部(各層)を支持するもの(支持体)である。
基板50には、例えば、ガラス基板、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルホン(PES)、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)等で構成されるプラスチック基板(樹脂基板)、石英基板、シリコン基板、ガリウム砒素基板等を用いることができる。
また、基板50の平均厚さは、その構成材料等によって若干異なり、特に限定されないが、10〜2000μm程度であるのが好ましく、30〜300μm程度であるのがより好ましい。基板50の厚さが薄すぎると、基板50の強度が低下し、支持体としての機能が損なわれるおそれがあり、一方、基板50の厚さが厚過ぎると、軽量化の観点から好ましくない。
複数の第1の配線11は、基板50に沿って互いに平行に設けられ、複数の第2の配線12は、各第1の配線11に交差するとともに、基板50に沿って互いに平行に設けられている。
本実施形態では、複数の第1の配線11と複数の第2の配線12は、互いに直交するように配列されている。そして、複数の第1の配線11は、行選択のためのものであり、複数の第2の配線12は、列選択のためのものである。すなわち、第1の配線11および第2の配線12のうち、一方がデータ線であり、他方が走査線である。このような複数の第1の配線11と複数の第2の配線12を用いて行選択および列選択を行うことにより、選択的に所望のスイッチング素子1を作動(可動電極5と駆動電極2との間に電圧を印加)させることができる。
このように配列された各第1の配線11と各第2の配線12との交点付近に各スイッチング素子1を設けることで、マトリクス状に複数のスイッチング素子1を配列するとともに、各スイッチング素子1に通電することができる。
このような各第1の配線11および各第2の配線12の構成材料は、それぞれ、導電性を有するものであれば、特に限定されず、例えば、Pd、Pt、Au、W、Ta、Mo、Al、Cr、Ti、Cuまたはこれらを含む合金等の導電性材料、ITO、FTO、ATO、SnO等の導電性酸化物、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、フラーレン等の炭素系材料、ポリアセチレン、ポリピロール、PEDOT(poly−ethylenedioxythiophene)のようなポリチオフェン、ポリアニリン、ポリ(p−フェニレン)、ポリフルオレン、ポリカルバゾール、ポリシランまたはこれらの誘導体等の導電性高分子材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、前述した導電性高分子材料は、通常、酸化鉄、ヨウ素、無機酸、有機酸、ポリスチレンサルフォニック酸などの高分子でドープされ導電性を付与された状態で用いられる。これらの中でも、各第1の配線11および各第2の配線12の構成材料としては、それぞれ、Al、Au、Cr、Ni、Cu、Ptまたはこれらを含む合金を主とするものが好適に用いられる。これらの金属材料を用いると、電解あるいは無電解メッキ法を用いて、容易かつ安価に各第1の配線11および各第2の配線12を形成することができる。また、アクティブマトリクス装置10の特性を向上することができる。
本実施形態では、基板50の一方の面(上面)上には、複数の第1の配線11が設けられていとともに、前述した複数の第1の配線11を覆うように第1の絶縁層4が設けられている。そして、第1の絶縁層4の基板50とは反対側の面(上面)上には、前述した複数の第2の配線12および導電層6が設けられているとともに、複数の第2の配線12および導電層6を覆うように第2の絶縁層7が設けられている。
この第1の絶縁層4および第2の絶縁層7は、それぞれ、一部が除去されていて、後述するスイッチング素子1の駆動部分を収納する収納部(除去部)13が形成されている。
また、第1の絶縁層4には、後述する導電層6との接続のための貫通孔(コンタクトホール)41が形成されている。また、第2の絶縁層7には、後述する画素電極8との接続のための貫通孔(コンタクトホール)71が形成されている。
このような第1の絶縁層4および第2の絶縁層7の構成材料としては、それぞれ、絶縁性を有するものであれば、特に限定されず、各種有機材料(特に有機高分子材料)や、各種無機材料を用いることができる。
絶縁性を有する有機材料としては、例えば、ポリスチレン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリビニルフェニレン、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)のようなアクリル系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のようなフッ素系樹脂、ポリビニルフェノールあるいはノボラック樹脂のようなフェノール系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブテンなどのオレフィン系樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
一方、絶縁性を有する無機材料としては、例えば、シリカ(SiO)、窒化珪素、酸化アルミ、酸化タンタル等の金属酸化物、チタン酸バリウムストロンチウム、ジルコニウムチタン酸鉛等の金属複合酸化物が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
導電層6は、前述した固定電極3と画素電極8とを電気的に接続するためのものである。
このような導電層6は、前述した第1の絶縁層4の貫通孔41に挿通される貫通電極部61を有している。これにより、導電層6と後述する固定電極3とが電気的に接続されている。
この導電層6の構成材料としては、導電性を有していれば、特に限定されず、例えば、前述した各第1の配線11および各第2の配線12の構成材料と同様のものを用いることができる。
各画素電極8は、前述した基板50の一方の面側に設けられ、電気光学表示装置100の各画素を駆動させるための電圧を印加する一方の電極を構成するものである。
このような各画素電極8は、図示しない配線を介して、後述するシャッタ装置30の対応する固定電極に電気的に接続されている。
画素電極8の構成材料としては、例えば、Ni、Pd、Pt、Li、Mg、Ca、Sr、La、Ce、Er、Eu、Sc、Y、Yb、Ag、Cu、Co、Al、Cs、Rb等の金属、これらを含むMgAg、AlLi、CuLi等の合金、ITO(Indium Tin Oxide)、SnO2、Sb含有SnO2、Al含有ZnO等の酸化物等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。特に、アクティブマトリクス装置10を後述するような透過型の電気光学表示装置100に組み込む場合には、画素電極8の構成材料としては、前述したものの中でも、透明材料が選択される。
また、各画素電極8は、前述した第2の絶縁層7の貫通孔71に挿通される貫通電極部81を有している。これにより、画素電極8と導電層6とが電気的に接続されている。
また、各画素電極8の下面(基板50側の面)の一部は、前述した収納部13の壁面の一部を構成しており、各画素電極8には、後述する製造工程において収納部13を形成するに際しエッチング液を供給するための貫通孔82が形成されている。この貫通孔82は、封止層9によって封止されている。
なお、この封止層9の上面上には、後述する基体31が設けられているが、この封止層9を省略し、基体31で貫通孔82を封止してもよい。すなわち、基体31が、後述するようなブラックマトリクスとしての機能の他に、貫通孔82を封止する機能を併せもっていてもよい。
封止層9の構成材料は、貫通孔82を封止する機能を有するものであれば、特に限定されず、各種有機材料、各種無機材料を用いることができるが、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリビニルアルコール、ポリテトラフルオロエチレン等の高分子材料が好適に用いられる。
このような各画素電極8には、各画素電極8に対応して設けられたスイッチング素子1が前述した導電層6を介して接続されている。このスイッチング素子1の作動を制御することにより、電気光学表示装置100において各画素の駆動が制御される。
各スイッチング素子1は、図3および図4に示すように、対応する第2の配線12に電気的に接続された駆動電極2と、対応する画素電極8に電気的に接続された固定電極3と、対応する第1の配線11に電気的に接続された可動電極(スイッチ片)5とを有している。
以下、スイッチング素子1を構成する各部を順次詳細に説明する。
駆動電極2は、前述した各第2の配線12からその側方に突出するように形成されており、前述した基板50の一方の面(上面)上に設けられている。そして、駆動電極2は、可動電極5に静電ギャップを介して対向して設けられている。
この駆動電極2は、可動電極5との間に電圧を印加する(電位差を生じさせる)ことにより、可動電極5との間(静電ギャップ)に静電引力を生じさせるものである。
このような駆動電極2は、前述した第2の配線12に電気的に接続されている。本実施形態では、第2の配線12も基板50の上面上(すなわち駆動電極2と同一面上)に形成されており、駆動電極2と第2の配線12とが一体的に形成されている。
このような駆動電極2の構成材料は、導電性を有するものであれば、特に限定されず、例えば、前述した各第1の配線11および各第2の配線12の構成材料と同様のものを用いることができる。
また、駆動電極2の厚さは、それぞれ、特に限定されないが、10〜1000nm程度とするのが好ましく、50〜500nm程度とするのがより好ましい。
固定電極3は、前述した駆動電極2に間隔を隔てて、前述した基板50の一方の面(上面)上に設けられている。
この固定電極3は、可動電極5と接触することにより、第1の配線12と電気的に接続されるものである。
このような固定電極3は、前述した導電層6を介して画素電極8に電気的に接続されている。
このような固定電極3の構成材料は、導電性を有するものであれば、特に限定されず、例えば、前述した各第1の配線11および各第2の配線12の構成材料と同様のものを用いることができる。
また、固定電極3の厚さは、特に限定されないが、10〜1000nm程度とするのが好ましく、50〜500nm程度とするのがより好ましい。
可動電極5は、前述した各第1の配線11からその側方に突出するように形成され、前述した駆動電極2および固定電極3に対向するように設けられている。
この可動電極5は、帯状をなし、その長手方向での第1の絶縁層4側の端(図3にて左側の端)51が固定され、片持ち支持されている。これにより、可動電極5は、その自由端52側が駆動電極2および固定電極3側(下側)へ変位可能となっている。
このようにして、可動電極5は、固定電極3に対して接触/離反するように変位可能に設けられている。
このような可動電極5の構成材料は、導電性を有するとともに、弾性変形可能なものであれば、特に限定されないが、例えば、単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、シリコンカーバイトのようなシリコン材料、ステンレス鋼、チタン、アルミニウムのような金属材料、またはこれらの各材料の1種または2種以上を組み合わせた複合材料等が挙げられる。
本実施形態では、前述したような駆動電極2、固定電極3、および可動電極5は、画素電極8と基板50との間に形成された収納部13内に収納されている。
収納部13内は、減圧状態としてもよいし、非酸化性のガスを充填してもよし、絶縁性の液体を充填してもよい。
このような各スイッチング素子1では、可動電極5と駆動電極2との間に電圧が印加されていないときには、図3および図4に示すように、可動電極5と固定電極3とが離間していて第1の配線11から画素電極8への通電が遮断状態となっている。
そして、可動電極5と駆動電極2との間に電圧が印加されることにより、可動電極5と駆動電極2との間に静電引力を生じさせ、図5に示すように、可動電極5と固定電極3とを接触させて第1の配線11から画素電極8への通電を導通状態とする。
このようなメカニカルなスイッチング素子1は、TFTに比し優れた耐光性を有する。その結果、後述するシャッタ装置30による効果との相乗効果により、電気光学表示装置100全体の耐光性を向上させることができる。
また、かかるスイッチング素子1は、TFTのような光リークを生じない。そのため、スイッチング素子1を遮光するためのブラックマトリクスのような遮光層を設ける必要がなく、アクティブマトリクス装置10における開口率を大きくすることができる。また、かかるスイッチング素子1は、温度による特性変動がないため、アクティブマトリクス装置10の冷却機構を簡易化することができる。さらに、かかるスイッチング素子1は、TFTに比し高速にスイッチング動作させることができる。
ここで、前述したように、可動電極5は、片持ち支持され、その自由端52側が変位するように構成され、固定電極2は、可動電極5の自由端52側の端部に対向するように設置され、駆動電極3は、固定電極2よりも可動電極5の固定端51側の部分に対向するように設置されている。そして、固定電極2と駆動電極3と可動電極5とは、図5に示すように、可動電極5と駆動電極2とが離間した状態のまま、可動電極5が固定電極3に接触するようになっている。これにより、可動電極5と駆動電極5との固着を防止することができる。すなわち、固定電極2と駆動電極3と可動電極5とは、駆動電極2と可動電極5とが固着するのを防止する固着防止手段を構成している。
このようにメカニカルな各スイッチング素子1が可動電極5と駆動電極2との固着を防止する固着防止手段を備えているため、アクティブマトリクス装置10は、優れた信頼性を有するとともに、開口率を向上させることができる。
特に、前述したように可動電極5を片持ち支持した構造とすることにより、スイッチング素子1の構造を簡単なものとすることができる。また、駆動電極2が可動電極5の固定端側に対向するため、可動電極5が駆動電極2側に変位(曲げ変形)したときに、可動電極5が元の状態に復帰しようとする反力が大きい。そのため、駆動電極2と可動電極5との固着を確実に防止することができる。
以上説明したようなアクティブマトリクス装置10の封止層9の上面(基板50と反対側の面)には、シャッタ装置30が接合されている。
(シャッタ装置)
シャッタ装置30は、図1に示すように、基体(ブラックマトリクス)31と、第1の中間層32と、電極層33と、第2の中間層34と、保護層35とがこの順で積層されている。
そして、平面視したときに、図6に示すように、基体31には、複数の窓部31aが形成されているとともに、この各窓部31aに対応して、電極層33には、可動板(シャッタ部材)33aが設けられており、各可動板33aがこれに対応する窓部31aを開閉する。
以下、シャッタ装置30を構成する各部を順次詳細に説明する。
基体31は、図6に示すように、第1の配線11に沿って延在する複数の窓部31aが設けられている。本実施形態では、各窓部31aは、平面視にて、帯状をなしている。
また、本実施形態では、基体31には、平面視したときに、互いに隣接する2つの第1の配線11と、互いに隣接する2つの第2の配線12との囲まれた領域(以下、「画素領域」とも言う)に、4つの窓部31aが設けられている。すなわち、各スイッチング素子1に対応して、4つの窓部31aが設けられている。
各窓部31aは、基体31の一部を除去することにより構成された開口部であり、光Lが透過可能に構成されている。なお、各窓部31aは、光Lを透過可能なものであれば、これに限定されず、例えば、樹脂材料やガラス材料などの透明材料で構成されていてもよい(言い換えると、各窓部31aを構成する開口部に当該透明材料が充填されていてもよい)。
また、基体31の窓部31a以外の部分は、遮光性を有し、遮光部を構成する。すなわち、基体31は、窓部31aに隣接して遮光部が設けられている。このような基体31は、ブラックマトリクスとして機能するものである。
このような基体31(窓部31a部分を除く)の構成材料としては、用いる光Lの波長域において遮光性を有するものであれば特に限定されず、例えば、単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、シリコンカーバイトのようなシリコン材料、ステンレス鋼、チタン、アルミニウムのような金属材料、石英ガラス、ケイ酸ガラス(石英ガラス)、ケイ酸アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス、カリ石灰ガラス、鉛(アルカリ)ガラス、バリウムガラス、ホウケイ酸ガラスのようなガラス材料、アルミナ、ジルコニア、フェライト、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化チタン、炭化ケイ素、炭化ホウ素、炭化チタン、炭化タングステンのようなセラミックス材料、グラファイトのような炭素材料、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、環状ポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリオキシメチレン、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンエーテル樹脂(PBO)、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、アラミド系樹脂、不飽和ポリエステル、シリコーン樹脂、ポリウレタン等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等の樹脂材料、またはこれらの各材料の1種または2種以上を組み合わせた複合材料等が挙げられ、また、透明材料を用いる場合には、遮光性を有する顔料や染料等の材料と組み合わせて(混合、塗布などして)用いることができる。
この中でも、基体31の構成材料としては、用いる光Lの波長域にもよるが、カーボンブラック、黒色の染料や顔料等の黒色のものが好適に用いられる。
このような基体31の上面(封止層9とは反対側の面)には、第1の中間層32を介して、電極層33が接合されている(図1および図8参照)。
第1の中間層32は、後述する可動板33aと基体31とを厚さ方向(上下方向)で離間させるスペーサとして機能するものである。また、第2の中間層34は、後述する可動板33aと保護層35とを厚さ方向(上下方向)で離間させるスペーサとして機能するものである。
このような第1の中間層32および第2の中間層34は、それぞれ、図8に示すように、画素領域において平面視したときに、後述する各支持部33c1、33c2に対応する部分と、後述する固定電極33bの本体(櫛歯状電極33b1以外の部分)に対応する部分とを除くように形成されている。
これにより、可動板33aおよび固定電極33bは、それぞれ、第1の中間層32の厚さ分基体31から離間するとともに、基体31との間に空隙が形成される。また、可動板33aおよび固定電極33bは、それぞれ、第2の中間層34の厚さ分保護層35から離間するとともに、保護層35との間に空隙が形成される。これらにより、可動板33aの円滑な変位を可能とする。
また、保護層35は、電極層33を保護する機能を有する。なお、この保護層35は、省略してもよい。
この保護層35の構成材料としては、特に限定されず、例えば、前述した封止層9と同様の材料を用いることができる。
電極層33は、前述した窓部31aを開閉するための可動板33aと、前述した基体31に対し固定的に設けられた固定電極33bおよび支持部33c1、33c2と、可動板33aと支持部33c1とを連結する1対の弾性部材33d1と、可動板33aと支持部33c2とを連結する1対の弾性部材33d2とを有する。
ここで、図7に示すように、電極層33は、2つの窓部31aに対し1つの繰り返し単位構造を有し、この繰り返し単位構造は、左右対称である。より具体的には、平面視したときに、1対の可動板33aが固定電極33bを介して対向している。
各可動板33aは、非駆動時に、対応する窓部31aを覆うように設けられている。また、各可動板33aは、対応する窓部31aの長手方向に沿って延在する長手形状をなしている。すなわち、平面視したときに、可動板33a(本体部)は、窓部31aと略同一形状(相似形状)をなしている。これにより、可動板33aおよび窓部31aをそれぞれ効率的に配置することができる。ここで、平面視したときに、可動板33aは、対応する窓部31aよりも若干大きい面積となるように形成されている。
そして、各可動板33aには、その幅方向での一方側(固定電極33b側)に、櫛歯状をなす櫛歯状電極33a1(可動板33a側に設けられた電極)が設けられている。
このような可動板33aは、1対の弾性部材33d1を介して支持部33c1に支持されているとともに、1対の弾性部材33d2を介して支持部33c2に支持されている。これにより、可動板33aは、対応する窓部31aを開閉するように基体31に対し変位可能に設けられている。
より具体的には、可動板33aは、その幅方向に変位可能であり、窓部31a上に位置して閉状態とし、窓部31aに隣接する遮光部上に位置して開状態とする。このように基板50の板面に沿った方向に可動板33aを変位可能に設けることで、比較的簡単な構成で、可動板33aが窓部31aを開閉することができる。
各支持部33c1、33c2は、前述した第1の中間層32を介して基体31に接合されている。これにより、各支持部33c1、33c2は、基体31に対し離間するとともに固定的に設けられている。
また、各支持部33c1、33c2は、図示しないが、貫通電極部を介して接地されている(共通電極に電気的に接続されている)。これにより、可動板33a(櫛歯状電極33a1)が接地される。
各弾性部材33d1、33d2は、弾性変形可能に構成されている。特に、本実施形態では、各弾性部材33d1、33d2は、略Z字状をなすように屈曲した部分を有している。これにより、各弾性部材33d1、33d2の弾性変形量を大きくすることができる。
固定電極33bは、前述した1対の可動板33aの各櫛歯状電極33a1に対し間隔を隔てて噛み合うように設けられた1対の櫛歯状電極33b1(基体31側に設けられた電極)が設けられている。
この固定電極33bは、図示しないが、対応するスイッチング素子1の画素電極8に電気的に接続されている。これにより、固定電極33bと可動板33aとの間に電圧を印加して、可動板33aを変位させて窓部31aを開状態と閉状態とに切り換え可能な駆動手段する。すなわち、シャッタ装置30は、静電駆動方式により可動板33aを窓部31aに対し開状態と閉状態とに切り換える。
このような電極層33の構成材料は、前述したような可動板33aによる窓部31aの開閉が可能であれば特に限定されないが、導電性を有するとともに、弾性変形可能なものであれば、特に限定されないが、例えば、単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、シリコンカーバイトのようなシリコン材料、ステンレス鋼、チタン、アルミニウムのような金属材料、またはこれらの各材料の1種または2種以上を組み合わせた複合材料等が挙げられる。中でも、シリコン材料を用いるのが好ましい。電極層33の構成材料としてシリコン材料を用いる場合、例えば、Al−Si(2%)材料をスパッタリングし、α−Si(アモルファスシリコン)材料をスパッタリングした後に300℃程度でアニールすることにより、前記Al−Siを通じてその下層にシリコン単結晶膜の結晶化をすすめ、その後上層に移動したAl−Siをエッチング除去することでシリコン単結晶膜を形成し、このシリコン単結晶膜をエッチングすることにより電極層33を形成することができる。
ここで、シャッタ装置30の動作を説明する。
スイッチング素子1がオフ状態のときには、櫛歯状電極33a1と櫛歯状電極33b1との間(1対の電極間)に電圧が印加されず、図7に示すように、可動板33aは窓部31a上を覆うように位置する。すなわち、可動板33aが窓部31aを閉状態とする。
一方、スイッチング素子1がオン状態となると、櫛歯状電極33a1と櫛歯状電極33b1との間に電圧が印加され(電位差が生じ)、これらの電極間に静電引力が生じる。すると、可動板33aは、各弾性部材33d1、33d2の付勢力(弾性力)に抗して固定電極33b側へ変位し、図9に示すように、窓部31a上から退避する。すなわち、可動板33aが窓部31aを開状態とする。
再度、スイッチング素子1がオフ状態となると、可動板33aは、各弾性部材33d1、33d2の付勢力(弾性力)により元の状態(閉状態)に復帰する。
このような駆動に際しては、1対の電極間に印加する電圧を調整することにより、可動板33aによる窓部31aの開閉度を調整することができる。これにより、多階調またはアナログ駆動を実現することができる。
このようなシャッタ装置30は、可動板33aを開状態または閉状態に保持するように付勢する付勢部材として各弾性部材33d1、33d2を備えているため、可動板33aが開状態または閉状態のいずれかの状態のときに、駆動手段が可動板33aに対し駆動力を与えなくて済むため、省電力化を図ることができる。
このような付勢部材としては、可動板33aと別体として形成されていてもよいが、前述したように可動板33aを支持する弾性変形可能な各弾性部材33d1、33d2を用いることで、各弾性部材33d1、33d2が可動板33aを支持する機能と可動板33aを付勢する機能とを併せもつことができる。このような可動板33aおよび各弾性部材33d1、33d2は、一体的に形成することができ、機械的強度に優れている。そのため、電気光学表示装置100の信頼性を向上させることができる。また、このような可動板33aおよび各弾性部材33d1、33d2は、同一基板または同一層から一括して形成することができる。
また、前述したように静電駆動方式により可動板33aを開状態と閉状態とに切り換えるように構成されているため、駆動手段の構成を簡単なものとすることができる。そのため、駆動手段の構成要素が少なく、故障も少ない。特に、櫛歯状電極を用いた構成とすることで、1対の電極間(櫛歯状電極33a1、33b1間)の対向面の面積を大きくして、1対の電極間に生じる静電引力を大きくすることができる。
また、窓部31aとこれに対応する可動板33aは、各スイッチング素子1に対し複数(本実施形態では4つ)設けられているため、各スイッチング素子1に対応する4つの可動板33aのうち1つが仮に故障等により動作しなくなっても、残りの可動板33aの動作により、画像の抜け等の発生を防止することができる。すなわち、電気光学表示装置100のリダンダンシー(冗長性)を向上させることができる。また、可動板33aの大きさ(質量)を小さくして、可動板33aの開状態と閉状態との切り換え速度(応答性)を向上させることができる。
以上説明したようなシャッタ装置30にあっては、メカニカルに光Lを透過したり遮断したりするため、液晶を用いたシャッタに比し、格段に耐光性に優れたものとすることができる。すなわち、シャッタ装置30は、光Lとして高強度なものを用いても、優れたシャッタ特性を長期に亘り発揮することができる。
(マイクロレンズアレイ)
マイクロレンズアレイ(マイクロレンズ基板)20は、図1に示すように、アクティブマトリクス装置10の基板50の下面に接合され、マイクロレンズアレイ40は、シャッタ装置30の保護層35の上面に接合されている。
マイクロレンズアレイ20は、凹曲面を有する複数(多数)の凹部(マイクロレンズ用凹部)201aが設けられたマイクロレンズ用凹部付き基板(第1の基板)201と、かかるマイクロレンズ用凹部付き基板201の凹部201aが設けられた面に接合された樹脂層(接着剤層)202を有している。そして、樹脂層202には、凹部201a内に充填された樹脂によりマイクロレンズ202aが形成されている。
この各マイクロレンズ202aは、前述した窓部31aに対応して設けられている。すなわち、マイクロレンズ202aは、その光軸Qが窓部31aのほぼ中央を通るように設置されている。
同様に、マイクロレンズアレイ40は、凹曲面を有する複数(多数)の凹部(マイクロレンズ用凹部)401aが設けられたマイクロレンズ用凹部付き基板(第1の基板)401と、かかるマイクロレンズ用凹部付き基板401の凹部401aが設けられた面に接合された樹脂層(接着剤層)402を有している。そして、樹脂層402には、凹部401a内に充填された樹脂によりマイクロレンズ402aが形成されている。
この各マイクロレンズ402aも、前述した窓部31aに対応して設けられている。すなわち、マイクロレンズ402aは、その光軸Qが窓部31aのほぼ中央を通るように設置されている。
このようなマイクロレンズ202aは、入射する光Lを窓部31a内に集光するためのものである。これにより、窓部31a自体の光透過領域の面積(開口面積)が小さくても、光Lを損失することなくシャッタ装置30を透過させることができる。すなわち、光Lの利用効率を高めることができる。
また、マイクロレンズ402aは、出射する光Lを集光するためのものである。このようにマイクロレンズアレイ20、40がシャッタ装置30を介して対向するように設けられているため、電気光学表示装置100から出射される光Lを平行光とすることができる。なお、マイクロレンズアレイ40は、省略することができる。
また、図1において、各マイクロレンズ202a、402aの横断面形状は、略半球状をなしている。また、各マイクロレンズ202a、402aの平面視形状は、窓部31aに沿って長手形状をなし、その長さは窓部31aの長さとほぼ等しくなっている。これにより、各マイクロレンズ202aは、入射した光Lを所望の窓部31a内に効果的に集光することができる。また、各マイクロレンズ402aは、所望の窓部31aからの光Lを効果的に集光しつつ出射することができる。
なお、各マイクロレンズ202a、402aの形状は、前述したような機能を有するものであれば、特に限定されない。例えば、各マイクロレンズ202a、402aは、第1の配線11に沿った方向において基板50のほぼ全域にわたるような長手形状をなしていて、レンチキュラレンズのような形態をなしていてもよい。また、各マイクロレンズ202a、402aの平面視形状が円形をなし、各窓部31aに複数のマイクロレンズが対応するように配列されていてもよい。
マイクロレンズ用凹部付き基板201およびマイクロレンズ用凹部付き基板401の構成材料は、それぞれ、光透過性を有していれば特に限定されないが、ガラス材料が好適に用いられる。
また、樹脂層202および樹脂層402の構成材料としては、それぞれ、マイクロレンズ用凹部付き基板201やマイクロレンズ用凹部付き基板401の構成材料と屈折率が異なり、かつ、光透過性を有しているのであれば特に限定されず、各種樹脂材料を用いることができる。
以上説明したような電気光学表示装置100によれば、前述したような優れた耐光性を有するシャッタ装置30と、マイクロレンズ202aの集光作用とを組み合わせることで、優れた信頼性を有するとともに、光を高い利用効率で用いて表示を行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の電気光学表示装置の第2実施形態を説明する。
図10は、本発明の第2実施形態にかかる電気光学表示装置に備えられたシャッタ装置を説明するための平面図である。なお、図10において、(a)は、シャッタ装置の可動板が閉状態にあるときを示す図、(b)は、シャッタ装置の可動板が開状態にあるときを示す図である。また、以下では、説明の便宜上、図10中の紙面手前側「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
以下、第2実施形態の電気光学表示装置について、前述した第1実施形態の電気光学表示装置との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態の電気光学表示装置は、主としてシャッタ装置の構成が異なる以外は、前述した第1実施形態の電気光学表示装置と同様である。
図10に示すように、本実施形態のシャッタ装置30Aでは、各窓部31aの平面視形状が略三角形(鋭角2等辺3角形)をなしている。また、本実施形態では、互いに隣接する2つの窓部31a同士は、互いに頂角が反対側となるように配置されている。ここで、互いに隣接する2つの窓部31aは、例えば、前述した第1実施形態での互いに隣接する2つの窓部31aに対応するものである。
そして、シャッタ装置30は、前述した窓部31aを開閉するための可動板33aと、前述した基体31に対し固定的に設けられた固定電極33bおよび支持部33cと、可動板33aと支持部33cとを連結する弾性部材33dとを有する。
各可動板33aは、非駆動時に、対応する窓部31aから退避した位置となるように設けられている。また、各可動板33aの平面視形状は、対応する窓部31aに対応して鋭角2等辺3角形をなしている。すなわち、平面視したときに、可動板33a(本体部)は、窓部31aと略同一形状をなしている。これにより、可動板33aおよび窓部31aをそれぞれ効率的に配置することができる。
そして、各可動板33aには、その底辺部(固定電極33b側)に、櫛歯状をなす櫛歯状電極33a1(可動板33a側に設けられた電極)が設けられている。
このような可動板33aは、弾性部材33dを介して支持部33cに支持されている。これにより、可動板33aは、対応する窓部31aを開閉するように基体31に対し変位可能に設けられている。
より具体的には、平面視したときに、可動板33aは、その頂角部付近を回動中心軸とし、回動可能であり、窓部31a上に位置して閉状態とし、窓部31aに隣接する遮光部上に位置して開状態とする。このように可動板33aを回動させることによっても、可動板33aを基板50の板面に沿った方向に変位させることができる。これにより、比較的簡単な構成で、可動板33aが窓部31aを開閉することができる。
各支持部33cは、前述した第1の中間層32を介して基体31に接合されている。これにより、各支持部33cは、基体31に対し離間するとともに固定的に設けられている。
また、各支持部33cは、図示しないが、貫通電極部を介して接地されている(共通電極に電気的に接続されている)。これにより、可動板33a(櫛歯状電極33a1)が接地される。
各弾性部材33dは、弾性変形可能に構成されている。特に、本実施形態では、各弾性部材33dは、棒状をなしている。これにより、各弾性部材33dを曲げ変形させて、可動板33aを回動させることができる。
固定電極33bは、前述した窓部31aの底辺付近に、前述した1対の可動板33aの櫛歯状電極33a1に対し間隔を隔てて噛み合うように設けられた櫛歯状電極33b1(基体31側に設けられた電極)が設けられている。
この固定電極33bは、図示しないが、対応するスイッチング素子1の画素電極8に電気的に接続されている。これにより、固定電極33bと可動板33aとの間に電圧を印加して、可動板33aを変位させて窓部31aを開状態と閉状態とに切り換え可能な駆動手段を構成する。すなわち、シャッタ装置30は、静電駆動方式により可動板33aを窓部31aに対し開状態と閉状態とに切り換える。
ここで、シャッタ装置30Aの動作を説明する。
スイッチング素子1がオフ状態のときには、櫛歯状電極33a1と櫛歯状電極33b1との間(1対の電極間)に電圧が印加されず、図10(a)に示すように、可動板33aは窓部31aに隣接する遮光部上に位置する。すなわち、可動板33aが窓部31aを開状態とする。
一方、スイッチング素子1がオン状態となると、櫛歯状電極33a1と櫛歯状電極33b1との間に電圧が印加され(電位差が生じ)、これらの電極間に静電引力が生じる。すると、可動板33aは、弾性部材33dの付勢力(弾性力)に抗して固定電極33b側へ変位し、図10(b)に示すように、窓部31a上を覆うように位置する。すなわち、可動板33aが窓部31aを閉状態とする。
再度、スイッチング素子1がオフ状態となると、可動板33aは、弾性部材33dの付勢力(弾性力)により元の状態(開状態)に復帰する。
以上説明したような第2実施形態の電気光学表示装置によっても、前述した第1実施形態の電気光学表示装置100と同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施形態においては、マイクロレンズの平面視形状は、窓部31aの平面視形状に対応した形状としてもよい。
(電子機器)
次に、本発明の電子機器の例として、前述した電気光学表示装置100を備える電子機器を図11ないし図14に示す第1〜4の例に基づき説明する。
(第1の例)
図11は、本発明の電子機器の第1の例であるモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このパーソナルコンピュータ1100においては、表示ユニット1106が、前述の電気光学表示装置100と、図示しないバックライトとを備えている。バックライトからの光を電気光学表示装置100に透過させることにより画像(情報)を表示し得るものである。
(第2の例)
図12は、本発明の電子機器の第2の例である携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206とともに、前述の電気光学表示装置100と、図示しないバックライトとを備えている。
(第3の例)
図13は、本発明の電子機器の第3の例であるディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、前述の電気光学表示装置100と、図示しないバックライトとが設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、電気光学表示装置100は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
ケースの内部には、回路基板1308が設置されている。この回路基板1308は、撮像信号を格納(記憶)し得るメモリが設置されている。
また、ケース1302の正面側(図示の構成では裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が電気光学表示装置100に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板1308のメモリに転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示のように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、回路基板1308のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
(第4の例)
図14は、本発明の電子機器の第4の例である投射型表示装置(プロジェクター)の光学系を模式的に示す図である。
同図に示すように、投射型表示装置300は、光源301と、複数のインテグレータレンズを備えた照明光学系と、複数のダイクロイックミラー等を備えた色分離光学系(導光光学系)と、赤色に対応した(赤色用の)ライトバルブ(光シャッターアレイ)240と、緑色に対応した(緑色用の)ライトバルブ(光シャッターアレイ)250と、青色に対応した(青色用の)ライトバルブ(光シャッターアレイ)260と、赤色光のみを反射するダイクロイックミラー面211および青色光のみを反射するダイクロイックミラー面212が形成されたダイクロイックプリズム(色合成光学系)210と、投射レンズ(投射光学系)220とを有している。
また、照明光学系は、インテグレータレンズ302および303を有している。色分離光学系は、ミラー304、306、309、青色光および緑色光を反射する(赤色光のみを透過する)ダイクロイックミラー305、緑色光のみを反射するダイクロイックミラー307、青色光のみを反射するダイクロイックミラー(または青色光を反射するミラー)308、集光レンズ310、311、312、313および314とを有している。
ライトバルブ250は、前述した電気光学表示装置100を備えている。ライトバルブ240および260も、ライトバルブ250と同様の構成となっている。これらライトバルブ240、250および260が備えている電気光学表示装置100は、図示しない駆動回路にそれぞれ接続されている。
なお、投射型表示装置300では、ダイクロイックプリズム210と投射レンズ220とで、光学ブロック200が構成されている。また、この光学ブロック200と、ダイクロイックプリズム210に対して固定的に設置されたライトバルブ240、250および260とで、表示ユニット230が構成されている。
以下、投射型表示装置300の作用を説明する。
光源301から出射された白色光(白色光束)は、インテグレータレンズ302および303を透過する。この白色光の光強度(輝度分布)は、インテグレータレンズ302および303により均一にされる。光源301から出射される白色光は、その光強度が比較的大きいものであるのが好ましい。これにより、スクリーン320上に形成される画像をより鮮明なものとすることができる。また、投射型表示装置300では、耐光性に優れた電気光学表示装置100を用いているため、光源301から出射される光の強度が大きい場合であっても、優れた長期安定性が得られる。
インテグレータレンズ302および303を透過した白色光は、ミラー304で図14中左側に反射し、その反射光のうちの青色光(B)および緑色光(G)は、それぞれダイクロイックミラー305で図14中下側に反射し、赤色光(R)は、ダイクロイックミラー305を透過する。
ダイクロイックミラー305を透過した赤色光は、ミラー306で図14中下側に反射し、その反射光は、集光レンズ310により整形され、赤色用のライトバルブ240に入射する。
ダイクロイックミラー305で反射した青色光および緑色光のうちの緑色光は、ダイクロイックミラー307で図14中左側に反射し、青色光は、ダイクロイックミラー307を透過する。
ダイクロイックミラー307で反射した緑色光は、集光レンズ311により整形され、緑色用のライトバルブ250に入射する。
また、ダイクロイックミラー307を透過した青色光は、ダイクロイックミラー(またはミラー)308で図14中左側に反射し、その反射光は、ミラー309で図14中上側に反射する。前記青色光は、集光レンズ312、313および314により整形され、青色用のライトバルブ260に入射する。
このように、光源301から出射された白色光は、色分離光学系により、赤色、緑色および青色の三原色に色分離され、それぞれ、対応するライトバルブに導かれ、入射する。
この際、ライトバルブ240が有する電気光学表示装置100の各画素(スイッチング素子1とこれに接続された画素電極8)は、赤色用の画像信号に基づいて作動する駆動回路(駆動手段)により、スイッチング制御(オン/オフ)、すなわち変調される。
同様に、緑色光および青色光は、それぞれ、ライトバルブ250および260に入射し、それぞれの電気光学表示装置100で変調され、これにより緑色用の画像および青色用の画像が形成される。この際、ライトバルブ250が有する電気光学表示装置100の各画素は、緑色用の画像信号に基づいて作動する駆動回路によりスイッチング制御され、ライトバルブ260が有する電気光学表示装置100の各画素は、青色用の画像信号に基づいて作動する駆動回路によりスイッチング制御される。
これにより赤色光、緑色光および青色光は、それぞれ、ライトバルブ240、250および260で変調され、赤色用の画像、緑色用の画像および青色用の画像がそれぞれ形成される。
前記ライトバルブ240により形成された赤色用の画像、すなわちライトバルブ240からの赤色光は、面213からダイクロイックプリズム210に入射し、ダイクロイックミラー面211で図14中左側に反射し、ダイクロイックミラー面212を透過して、出射面216から出射する。
また、前記ライトバルブ250により形成された緑色用の画像、すなわちライトバルブ250からの緑色光は、面214からダイクロイックプリズム210に入射し、ダイクロイックミラー面211および212をそれぞれ透過して、出射面216から出射する。
また、前記ライトバルブ260により形成された青色用の画像、すなわちライトバルブ260からの青色光は、面215からダイクロイックプリズム210に入射し、ダイクロイックミラー面212で図14中左側に反射し、ダイクロイックミラー面211を透過して、出射面216から出射する。
このように、前記ライトバルブ240、250および260からの各色の光、すなわちライトバルブ240、250および260により形成された各画像は、ダイクロイックプリズム210により合成され、これによりカラーの画像が形成される。この画像は、投射レンズ220により、所定の位置に設置されているスクリーン320上に投影(拡大投射)される。
以上説明したような電気光学表示装置100を備える電子機器によれば、優れた信頼性を有するとともに、高品位な画像を表示することができる。
なお、本発明の電子機器は、図11のパーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、図12の携帯電話機、図13のディジタルスチルカメラ、図14の投射型表示装置の他にも、例えば、テレビや、ビデオカメラ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、タッチパネルを備えた機器(例えば金融機関のキャッシュディスペンサー、自動券売機)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電表示装置、超音波診断装置、内視鏡用表示装置)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータなどが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部、モニタ部として、前述した本発明の電気光学表示装置が適用可能なことは言うまでもない。
以上のように電気光学表示装置100を備えた電子デバイスや電子機器は、優れた信頼性を有する。
以上、本発明の電気光学表示装置および電子機器を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明の電気光学表示装置および電子機器では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
例えば、前述した実施形態では、櫛歯状をなす1対の電極を用いた静電駆動方式により可動板33aを変位させたが、各電極の形状はこれに限定されず、例えば、1対の電極が平行平板をなしていてもよい。
また、前述した実施形態では、可動板33aの変位のための駆動方式として、静電駆動方式を用いたが、これに限定されず、例えば、圧電駆動方式、電磁駆動方式など他の駆動方式を用いてもよい。
また、窓部および可動板の数、形状、配置、大きさ等の形態は、前述した実施形態のものに限定されないのは言うまでもない。例えば、各スイッチング素子に対応する窓部および可動板の数は、1〜3つであってもよいし、5つ以上であってもよい。
また、弾性部材の数、形状、配置、大きさ等の形態に関しても、前述した実施形態のものに限定させないのは言うまでもない。
また、前述した実施形態では、投射型表示装置(電子機器)は、3個の電気光学表示装置を有するものであり、これらの全てに本発明の電気光学表示装置を適用したものについて説明したが、少なくともこれらのうち1個が、本発明にかかる電気光学表示装置であればよい。この場合、少なくとも、青色用のライトバルブに用いられる電気光学表示装置に本発明を適用するのが好ましい。
本発明の第1実施形態にかかる電気光学表示装置の構成を示す縦断面図である。 図1に示す電気光学表示装置に備えられたアクティブマトリクス装置を示す平面図である。 図2中のA−A線断面図である。 図3に示すスイッチング素子を説明するための斜視図である。 図3に示すスイッチング素子の作動を説明するための図である。 図1に示す電気光学表示装置に備えられたシャッタ装置の平面図である。 図6に示すシャッタ装置の部分拡大平面図である。 図7中のB−B線断面図である。 図7に示すシャッタ装置の動作を説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかるシャッタ装置の構成を示す部分拡大平面図である。 本発明の電子機器の第1の例であるモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器の第2の例である携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器の第3の例であるディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器の第4の例である投射型表示装置の光学系を模式的に示す図である。
符号の説明
1‥‥スイッチング素子 2‥‥駆動電極 20、40……マイクロレンズアレイ 3‥‥固定電極 30、30A……シャッタ装置 31……基体 31a……窓部 32……第1の中間層 33……電極層 33a……可動板 33b……固定電極 33a1、33b1……櫛歯状電極 33d1、33d2……弾性部材 34……第2の中間層 35……保護層 4‥‥第1の絶縁層 41‥‥貫通孔 5‥‥可動電極 50……基板 51‥‥固定端 52‥‥自由端 6‥‥導電層 61‥‥貫通電極部 7‥‥第2の絶縁層 71‥‥貫通孔 8‥‥画素電極 81‥‥貫通電極部 82‥‥貫通孔 9‥‥封止層 10‥‥アクティブマトリクス装置 11‥‥第1の配線 12‥‥第2の配線 13‥‥収納部 100……電気光学表示装置 1100‥‥パーソナルコンピュータ 1102‥‥キーボード 1104‥‥本体部 1106‥‥表示ユニット 1200‥‥携帯電話機 1202‥‥操作ボタン 1204‥‥受話口 1206‥‥送話口 1300‥‥ディジタルスチルカメラ 1302‥‥ケース(ボディー) 1304‥‥受光ユニット 1306‥‥シャッタボタン 1308‥‥回路基板 1312‥‥ビデオ信号出力端子 1314‥‥データ通信用の入出力端子 1430‥‥テレビモニタ 1440‥‥パーソナルコンピュータ 201a、401a……凹部 202a、402a……マイクロレンズ 300……投射型表示装置 301……光源 302、303……インテグレータレンズ 304、306、309……ミラー 305、307、308……ダイクロイックミラー 310〜314……集光レンズ 320……スクリーン 401……マイクロレンズ用凹部付き基板 200……光学ブロック 202、402……樹脂層 210……ダイクロイックプリズム 211、212……ダイクロイックミラー面 213〜215……面 216……出射面 220……投射レンズ 230……表示ユニット 240〜260……ライトバルブ L‥‥光

Claims (13)

  1. 基板の一方の面側に設けられた複数のスイッチング素子を備えるアクティブマトリクス装置と、
    前記各スイッチング素子に対応して設けられた窓部を有する基体と、該各窓部を開閉するように前記基体に対し変位可能に設けられた可動板と、前記可動板を変位させて開状態と閉状態とに切り換え可能な駆動手段とを備えたシャッタ装置と、
    前記各窓部に対応して設けられたマイクロレンズを備えたマイクロレンズアレイとを有することを特徴とする電気光学表示装置。
  2. 前記基体は、前記窓部に隣接して遮光部が設けられており、前記可動板は、前記基板の板面に沿った方向に変位可能に設けられ、前記閉状態では前記窓部上に位置し、前記開状態では前記遮光部上に位置するように構成されている請求項1に記載の電気光学表示装置。
  3. 前記シャッタ装置は、前記開状態または前記閉状態に保持するように前記可動板を付勢する付勢部材を備えている請求項1または2に記載の電気光学表示装置。
  4. 前記付勢部材は、前記可動板を支持する弾性変形可能な弾性部材である請求項3に記載の電気光学表示装置。
  5. 前記駆動手段は、1対の電極を有し、該1対の電極のうちの一方の電極が前記可動板側に設けられ、他方の電極が前記基体側に設けられ、前記1対の電極間に電圧を印加することにより、前記1対の電極間に静電引力を生じさせ、前記可動板を変位させるように構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の電気光学表示装置。
  6. 前記1対の電極は、互いに噛み合うように櫛歯状をなしている請求項5に記載の電気光学表示装置。
  7. 前記マイクロレンズアレイは、前記シャッタ装置を介して対向するように1対設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の電気光学表示装置。
  8. 前記窓部とこれに対応する前記可動板は、前記各スイッチング素子に対し複数設けられている請求項1ないし7のいずれかに記載の電気光学表示装置。
  9. 前記基板を平面視したときに、前記可動板は、前記窓部と略同一形状をなしている請求項1ないし8のいずれかに記載の電気光学表示装置。
  10. 前記駆動手段は、前記可動板による前記窓部の開閉度を調整可能に構成されている請求項1ないし9のいずれかに記載の電気光学表示装置。
  11. 前記スイッチング素子は、固定電極と、前記固定電極に対し接触/離反するように変位可能に設けられた可動電極と、前記可動電極に静電ギャップを介して設けられた駆動電極とを備え、前記可動電極と前記駆動電極との間に電圧を印加することにより、前記可動電極と前記駆動電極との間に静電引力を生じさせ、これにより、前記可動電極を変位させて、前記可動電極と前記固定電極とを接触させ、これらを導通状態とするように構成されている請求項1ないし10のいずれかに記載の電気光学表示装置。
  12. 前記アクティブマトリクス装置は、前記基板に沿って互いに平行に複数設けられた第1の配線と、前記各第1の配線に交差するとともに、前記基板に沿って互いに平行に複数設けられた第2の配線とを備え、前記各スイッチング素子は、前記各第1の配線と前記各第2の配線との交点付近に設けられている請求項1ないし11のいずれかに記載の電気光学表示装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の電気光学表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
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