JP3915968B2 - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気光学装置およびそれを備えた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプロジェクター等の電気光学装置は、白色光を発する光源と、複数のダイクロイックミラーと、R用、G用およびB用の液晶ライトバルブと、ダイクロイックプリズムと、投射レンズとで構成されている。
【0003】
光源から発せられた白色光は、複数のダイクロイックミラーにより、R(赤)、G(緑)およびB(青)の3色の光に分離され、その各色の光は、それぞれ、R用、G用およびB用の液晶ライトバルブにより、画素毎に変調され、これにより、R用、G用およびB用の画像がそれぞれ形成される。
【0004】
そして、各液晶ライトバルブにより形成されたR用、G用およびB用の画像は、ダイクロイックプリズムにより合成され、これによりカラーの画像が形成され、その画像は、投射レンズにより、図示しないスクリーン上に投影(拡大投射)される。
【0005】
しかし、前記プロジェクターは、大型であり、また、コストが高いと言う欠点があり、装置の小型化、低コスト化を図るために、一体型ダイクロイックミラー方式、カラーグレーティング(ホログラムカラーフィルタ)方式、時分割方式(色順次駆動方式)等が提案されている。
【0006】
しかしながら、前述したいずれの方式も、小型化、品質、コスト、光の利用効率等において、一長一短がある。
【0007】
特に、光源光を横方向から投光(投入)するので、装置の小型化を図るのが難しく、また、光源から発せられる光の利用効率が低い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、小型化に有利であり、光源から発せられる光の使用効率の高い電気光学装置および電子機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(11)の本発明により達成される。
【0010】
(1) 赤色光を発する複数の発光素子、緑色光を発する複数の発光素子および青色光を発する複数の発光素子が配列された点光源アレイと、
複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイと、
複数の赤色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複数の青色光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応する複数の透光窓部とを備えた光学変調パネルとを有する電気光学装置であって、
前記マイクロレンズアレイにより、前記赤色光を発する複数の発光素子からの光が前記赤色光用の画素に対応する透光窓部に集光し、前記緑色光を発する複数の発光素子からの光が前記緑色光用の画素に対応する透光窓部に集光し、前記青色光を発する複数の発光素子からの光が前記青色光用の画素に対応する透光窓部に集光するように、前記発光素子と、前記マイクロレンズアレイのマイクロレンズと、前記光学変調パネルの画素および透光窓部とが配置されており、
前記点光源アレイは、赤色光を発する少なくとも1つの発光素子と、緑色光を発する少なくとも1つの発光素子と、青色光を発する少なくとも1つの発光素子とを備えた点光源ユニットが複数配列された点光源ユニットアレイを有し、
前記光学変調パネルは、少なくとも1つの赤色光用の画素およびその画素に対応する透光窓部と、少なくとも1つの緑色光用の画素およびその画素に対応する透光窓部と、少なくとも1つの青色光用の画素およびその画素に対応する透光窓部とを備えた光学変調ユニットが複数配列された光学変調ユニットアレイを有し、
前記点光源ユニットのピッチをPs、前記光学変調ユニットのピッチをPa、前記マイクロレンズアレイのマイクロレンズのピッチをPL、前記発光素子と前記マイクロレンズアレイとの間の光学的距離をLs、前記マイクロレンズアレイと前記光学変調パネルの透光窓部との間の光学的距離をLaとしたとき、下記式で示す条件を満たすよう構成されていることを特徴とする電気光学装置。
PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは自然数)
La/Ls=Pa/Ps
【0011】
(2) 前記点光源ユニットのピッチPsは、前記光学変調ユニットのピッチPaより大きい上記(1)に記載の電気光学装置。
【0012】
(3) 前記発光素子は、発光ダイオードである上記(1)または(2)に記載の電気光学装置。
【0013】
(4) 前記発光素子は、レーザ光を発する素子である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0014】
(5) 前記発光素子は、有機EL素子または無機EL素子である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0015】
(6) 前記マイクロレンズアレイは、マイクロフレネルレンズアレイである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0016】
(7) 前記マイクロレンズアレイは、射出成形または2P法により成形されたものである上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0017】
(8) 当該電気光学装置は、直視型表示装置であり、
前記光学変調パネルより出射側に光散乱層を有する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0018】
(9) 当該電気光学装置は、直視型表示装置または投射型表示装置である上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の電気光学装置。
【0019】
(10) 上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
【0020】
(11) 前記電子機器は、パーソナルコンピュータ、携帯電話またはディジタルスチルカメラである上記(10)に記載の電子機器。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気光学装置および電子機器を、添付図面に示す好適な実施の形態に基づき詳細に説明する。
【0027】
図1は、本発明の電気光学装置の第1実施形態の構成を模式的に示す縦断面図である。なお、図が煩雑になるのを避けるため、図1中、断面であることを示す斜線は、省略されている。また、図1では、図が煩雑になるのを避けるため、マイクロレンズ32の中心を通過する光の主光軸のみを示す。
【0028】
同図に示す電気光学装置1は、空間分割方式のカラー(フルカラー)の投射型表示装置であり、点光源アレイ(光源手段)2と、液晶ライトバルブ7と、図示しない投射レンズ(投射光学系)とを有している。
【0029】
点光源アレイ2は、図1中下側に位置し、投射レンズは、図1中上側に位置し、液晶ライトバルブ7は、光源手段2と投射レンズとの間に位置している。
【0030】
液晶ライトバルブ7は、マイクロレンズアレイ板3と、複数の透光窓部を備えた透過型の液晶パネル(光学変調パネル)4と、一対の偏光板47、48とを有している。
【0031】
偏光板47は、液晶パネル4の図1中上側に設けられている。
また、マイクロレンズアレイ板3は、液晶パネル4の図1中下側に位置し、偏光板48は、このマイクロレンズアレイ板3の図1中下側に位置している。
【0032】
点光源アレイ2は、赤色光を発する複数の発光素子(点光源)22R、緑色光を発する複数の発光素子(点光源)22Gおよび青色光を発する複数の発光素子(点光源)22Bを配列してなる光源手段である。
【0033】
すなわち、点光源アレイ2は、赤色光を発する発光素子22Rと、緑色光を発する発光素子22Gと、青色光を発する発光素子22Bとを備えた単位を点光源ユニット21とし、該点光源ユニット21が複数配列された点光源ユニットアレイで構成されている。
【0034】
各点光源ユニット21における発光素子22R、22Gおよび22Bは、それぞれ、図1中左側から右側に向って、発光素子22R、発光素子22G、発光素子22Bの順序に配置されている。
【0035】
そして、これらの点光源ユニット21は、マトリックス状、すなわち、行列状(図1中横方向と、図1の紙面に対して垂直な方向)に配置されている。
【0036】
発光素子22R、22Gおよび22Bとしては、それぞれ、特に限定されず、例えば、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(レーザ光を発する素子)、有機EL(Electro Luminescence)素子、無機EL素子等が用いられる。
【0037】
発光素子22R、22Gおよび22Bとして発光ダイオードを用いる場合には、発光効率を比較的高くすることができ、また、コストを低減することができる。
【0038】
また、発光素子22R、22Gおよび22Bとしてレーザダイオードを用いる場合には、前記偏光板47、48を省略することができる。これにより、発光素子からの光の使用効率をさらに向上させることができ、また、部品点数を削減することができ、小型・薄型化に有利である。
【0039】
また、発光素子22R、22Gおよび22Bとして有機EL素子や無機EL素子を用いる場合には、EL素子はそのパターニングが容易であるので、製造を容易に行うことができ、量産性に優れる。
【0040】
マイクロレンズアレイ板3は、透明な基板30と、その基板30の図1中下側に設けられたマイクロレンズアレイ31とで構成されている。
【0041】
マイクロレンズアレイ31は、正のパワーを有する複数のマイクロレンズ(集光レンズ)32を有し、これらのマイクロレンズ32は、行列状(図1中横方向と、図1の紙面に対して垂直な方向)に配置されている。
【0042】
このマイクロレンズ32としては、マイクロフレネルレンズ(回折レンズ)を用いるのが好ましい。すなわち、マイクロレンズアレイ31としては、マイクロフレネルレンズアレイを用いるのが好ましい。
【0043】
これにより、マイクロレンズアレイ31(マイクロレンズ32)の厚さを薄くすることができ、小型・薄型化に有利である。
【0044】
マイクロレンズアレイ31(マイクロレンズ32)の構成材料の屈折率は、高いほど好ましい。なお、一般的な光学材料の屈折率は、1.45〜1.65程度である。
【0045】
マイクロレンズアレイ31および基板30は、それぞれ、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の各種樹脂や、各種ガラスで構成されている。
【0046】
なお、マイクロレンズアレイ31の構成材料と基板30の構成材料とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
【0047】
また、マイクロレンズアレイ31と基板30とは、一体的に成形されてもよく、また、別々に成形されてもよい。
【0048】
マイクロレンズアレイ板3の成形方法、すなわち、マイクロレンズアレイ31や基板30の成形方法は、特に限定されず、例えば、射出成形、2P法(フォトポリマゼーション)、ドライエッチング、ウエットエッチング等が挙げられるが、これらのうちでは、射出成形または2P法が好ましい。
【0049】
マイクロレンズアレイ板3を射出成形または2P法により成形することにより、レンズの精度を高くすることができ、また、製造を容易に行うことができ、量産性に優れ、また、コストを低減することができる。
特に、射出成形の場合には、2P法よりもコストを低減することができる。
【0050】
また、2P法の場合、特に、ガラス基板に2P法によりパターン形成する場合(ガラス2P法の場合)には、射出成形よりも使用温度が広範囲となり、好ましい。
【0051】
液晶パネル4は、複数の赤色光用の画素49R、複数の緑色光用の画素49Gおよび複数の青色光用の画素49Bと、各画素49R、49Gおよび49Bのそれぞれに対応する複数の透光窓部とを有する透過型の液晶パネルである。
【0052】
すなわち、液晶パネル4は、赤色光用の画素49Rおよびその画素49Rに対応する透光窓部と、緑色光用の画素49Gおよびその画素49Gに対応する透光窓部と、青色光用の画素49Bおよびその画素49Bに対応する透光窓部とを備えた単位を液晶ユニット(光学変調ユニット)490とし、該液晶ユニット490が複数配列された液晶ユニットアレイ(光学変調ユニットアレイ)で構成されている。
【0053】
各液晶ユニット490における画素49R、49Gおよび49Bは、それぞれ、図1中左側から右側に向って、画素49B、画素49G、画素49Rの順序に配置されている。
【0054】
そして、これらの液晶ユニット490は、行列状(図1中横方向と、図1の紙面に対して垂直な方向)に配置されている。
【0055】
以下、液晶パネル4の構造を具体的に説明する。
液晶パネル4は、透明な基板41と、基板41の図1中下側の表面に形成され、図1の紙面に対して垂直な方向に沿って並設された複数の帯状の透明電極42と、基板41の図1中下側に所定距離離間するように配置された透明な基板46と、基板46の図1中上側の表面に形成され、図1中横方向に沿って並設された複数の帯状の透明電極40および遮光機能を有するブラックマトリックス44と、基板41(透明電極42)と基板46(透明電極40)との間に設けられ、液晶を含有する液晶層43とを有している。
【0056】
透明電極40と透明電極42とは、略直交しており、これらの各交差部(交差部の近傍の部分も含む)が、それぞれ、1画素に相当する。
【0057】
透明電極40と透明電極42との間で充放電を行うことにより、液晶層43の液晶が駆動される。
【0058】
この透明電極40および42は、それぞれ、例えば、インジウムティンオキサイド(ITO)等で構成されている。
【0059】
ブラックマトリックス44には、複数の開口45が行列状に形成されており、このブラックマトリックス44は、画素間、すなわち、隣り合う透明電極40の間および隣り合う透明電極42の間をそれぞれ遮光するように設けられている。
【0060】
開口45は、透明電極42と透明電極40との交差部に位置し、1画素に対応している。この開口45により、液晶パネル4の透光窓部(光が透過し得る部分)が構成される。
【0061】
ブラックマトリックス44は、遮光機能を有し、例えば、Cr、Al、Al合金、Ni、Zn、Ti等の金属、カーボンやチタン等を分散した樹脂などで構成されている。
また、基板41、46は、例えば、各種ガラス等で構成されている。
【0062】
なお、一方の基板に1画素に対応してスイッチング素子を設けることができる。スイッチング素子は、図示しない制御回路に接続され、透明電極40または42へ供給する電流を制御する。これにより、透明電極40または42の充放電が制御される。
【0063】
液晶層43は液晶分子(図示せず)を含有しており、前記透明電極40または42の充放電に対応して、かかる液晶分子、すなわち液晶の配向が変化する。
【0064】
これにより、各画素49R、49Gおよび49Bにおいて、それぞれ、光の透過と遮断との切り替えと、輝度の調節とを任意に行うことができる。
【0065】
スイッチング素子としては、例えば、薄膜ダイオード(TFD)、薄膜トランジスタ(TFT)等を用いることができる。薄膜トランジスタを用いる場合、該トランジスタが設けられる基板における透明電極は、例えば1画素に対応してドット状に設けられ、対向する基板における透明電極は、基板全面に設けられる。
【0066】
この電気光学装置1では、上述のように規定した点光源ユニット21のピッチをPs、液晶ユニット490のピッチをPa、マイクロレンズアレイ31のマイクロレンズ32のピッチをPL、発光素子22R、22Gおよび22Bとマイクロレンズアレイ31との間の光学的距離をLs、マイクロレンズアレイ31と液晶パネル4の開口(透光窓部)45との間の光学的距離をLaとしたとき、下記式1および式2で示す条件を満たすように、発光素子22R、22Gおよび22Bと、マイクロレンズアレイ31のマイクロレンズ32と、液晶パネル4の画素49R、49G、49Bおよび開口45とを配置する。
【0067】
PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは自然数) ・・・式1
La/Ls=Pa/Ps ・・・式2
ここで、前記光学的距離は、環境を真空と仮定したときの距離、すなわち、実際の距離を、光路を構成する物質の屈折率で徐した値である。
【0068】
なお、前記式1および式2で示す条件は、図1中横方向と、図1の紙面に対して垂直な方向とのそれぞれにおいて満たされているものとする。
【0069】
また、マイクロレンズ32の焦点距離をfとしたとき、下記式3で示す条件を満たすように構成する。この式3は、発光素子22R、22Gおよび22Bの発光部の形状に対応する像がマイクロレンズ32により液晶パネル4の開口45の位置に結像するための条件式である。
1/Ls+1/La=1/f ・・・式3
【0070】
前記点光源ユニット21のピッチPs、液晶ユニット490のピッチPa、マイクロレンズ32のピッチPL、発光素子22R、22Gおよび22Bとマイクロレンズアレイ31との間の光学的距離Ls、マイクロレンズアレイ31と液晶パネル4の開口45との間の光学的距離La、マイクロレンズ32の焦点距離fは、例えば、用途等に応じて、前記式1、式2および式3で示す条件を満たすように適宜設定される。
【0071】
例えば、プロジェクターの場合には、例えば、下記のように設定するのが好ましい。
【0072】
点光源ユニット21のピッチPsは、0.01〜10mm程度であるのが好ましい。
【0073】
また、液晶ユニット490のピッチPaは、0.01〜0.1mm程度であるのが好ましい。
【0074】
また、マイクロレンズ32のピッチPLは、0.005〜0.1mm程度であるのが好ましい。
【0075】
また、発光素子22R、22Gおよび22Bとマイクロレンズアレイ31との間の光学的距離Lsは、0.3〜100mm程度であるのが好ましい。
【0076】
また、マイクロレンズアレイ31と液晶パネル4の開口45との間の光学的距離Laは、0.1〜5mm程度であるのが好ましい。
【0077】
また、マイクロレンズ32の焦点距離fは、0.07〜5mm程度であるのが好ましい。
【0078】
なお、マイクロレンズ32の平面視での形状(平面形状)および寸法等は、特に限定されず、例えば、液晶パネル4側の画素形状等に応じて適宜設定される。
【0079】
マイクロレンズ32の平面視での形状としては、液晶パネル4の画素形状の相似形状が好ましく、例えば、長方形、正方形等の角形や、円形等が挙げられる。
【0080】
また、光学的距離Lsは、光学的距離Laよりも大きく設定されるのが好ましい。すなわち、点光源ユニット21のピッチPsは、液晶ユニット490のピッチPaよりも大きく設定されるのが好ましい。
【0081】
これにより、点光源ユニット21のピッチPsを比較的大きく設定することができ、点光源ユニット21の数(発光素子22R、22Gおよび22Bの数)を比較的少なくすることができるので、製造が容易になる。
【0082】
前記光学的距離LsおよびLaは、それぞれ、例えば、基板46等の厚み等を所望の値に設定することで調節することができる。
【0083】
図1は、光学的距離Lsを光学的距離Laよりも大きく(点光源ユニット21のピッチPsを液晶ユニット490のピッチPaよりも大きく)設定し、かつ、n=1の場合が示されている。
【0084】
ここで、マイクロレンズ32は、点光源アレイ2の発光素子22R、22Gおよび22Bから出射するあらゆる成分の光(あらゆる光軸の光)を液晶パネル4の所定の開口45に結像する光学的特性を有している。
【0085】
図1に示すように、点光源アレイ2の発光素子22R、22Gおよび22Bから出射した光は、ほぼすべて、何れかのマイクロレンズ32の作用により、何れかの開口45に集光する。
【0086】
例えば、図1中最も左側の点光源ユニット21の発光素子22Rから出射した赤色光(R光)のうち、図1中最も左側のマイクロレンズ32に入射した赤色光61Rは、そのマイクロレンズ32により、図1中最も左側の液晶ユニット490の画素49Rに対応する開口45に集光し、図1中左から2番目のマイクロレンズ32に入射した赤色光62Rは、そのマイクロレンズ32により、図1中左から2番目の液晶ユニット490の画素49Rに対応する開口45に集光し、以下、同様に、各赤色光は、それぞれ、対応するマイクロレンズ32により、対応する開口45に集光する。
【0087】
同様に、図1中最も左側の点光源ユニット21の発光素子22Gから出射した緑色光(G光)のうち、図1中最も左側のマイクロレンズ32に入射した緑色光61Gは、そのマイクロレンズ32により、図1中最も左側の液晶ユニット490の画素49Gに対応する開口45に集光し、図1中左から2番目のマイクロレンズ32に入射した緑色光62Gは、そのマイクロレンズ32により、図1中左から2番目の液晶ユニット490の画素49Gに対応する開口45に集光し、以下、同様に、各緑色光は、それぞれ、対応するマイクロレンズ32により、対応する開口45に集光する。
【0088】
同様に、図1中最も左側の点光源ユニット21の発光素子22Bから出射した青色光(B光)のうち、図1中最も左側のマイクロレンズ32に入射した青色光61Bは、そのマイクロレンズ32により、図1中最も左側の液晶ユニット490の画素49Bに対応する開口45に集光し、図1中左から2番目のマイクロレンズ32に入射した青色光62Bは、そのマイクロレンズ32により、図1中左から2番目の液晶ユニット490の画素49Bに対応する開口45に集光し、以下、同様に、各青色光は、それぞれ、対応するマイクロレンズ32により、対応する開口45に集光する。
【0089】
以下、同様に、図1中左から2番目以降の点光源ユニット21の発光素子22Rから出射した赤色光、発光素子22Gから出射した緑色光および発光素子22Bから出射した青色光についても、それぞれ、対応するマイクロレンズ32により、対応する開口45に集光する。
【0090】
すなわち、所定の画素49Rに対応する開口45に着目すると、複数の発光素子22Rから出射した赤色光は、マイクロレンズアレイ31により、その開口45に集光し、所定の画素49Gに対応する開口45に着目すると、複数の発光素子22Gから出射した緑色光は、マイクロレンズアレイ31により、その開口45に集光し、所定の画素49Bに対応する開口45に着目すると、複数の発光素子22Bから出射した青色光は、マイクロレンズアレイ31により、その開口45に集光する。
【0091】
また、所定のマイクロレンズ32に着目すると、そのマイクロレンズ32は、複数の発光素子22Rから出射した赤色光を複数の画素49Rに対応する開口45に集光させ、複数の発光素子22Gから出射した緑色光を複数の画素49Gに対応する開口45に集光させ、複数の発光素子22Bから出射した青色光を複数の画素49Bに対応する開口45に集光させる。
【0092】
このように、この電気光学装置1では、点光源アレイ2から発せられる光を効率良く開口45に集光させることができ、これにより、点光源アレイ2から発せられる光の使用効率を向上させることができる。
【0093】
また、1つの開口45には、複数(多く)の点光源ユニット21(発光素子22R、22G、22B)からの光が集光するので、明るさが平均化される利点がある。すなわち、各点光源ユニット21(各発光素子22R、22G、22B)からの光の光量、点光源ユニット21(発光素子22R、22G、22B)の位置等にばらつきがあったとしても、開口45に集まる光は、複数の点光源ユニット21からの光の平均値となるので、画素49R、49Gおよび49Bのそれぞれにおいて、画素間の光量差は、ほとんどなくなる。これにより、均一性の高い表示を行うことができる。
【0094】
また、この電気光学装置1では、製造(組み付け)の際の位置調整において、調整工程を1回設ければよい。
【0095】
特に、隣接点への出射角θ1、θ2が比較的小さいので、前記平均化の効果が大きく、点光源アレイ2(各点光源ユニット21)とマイクロレンズアレイ31との位置関係を厳密に調整する必要がない。すなわち、位置調整の際は、適当な位置関係にある点光源アレイ2(各点光源ユニット21)と、マイクロレンズアレイ31とで決まる焦点位置に、開口45を位置決めする。このような調整工程が1つあればよい。
【0096】
これにより、位置調整を容易、迅速かつ確実に行うことができ、生産性が良く、量産に有利である。
【0097】
また、n=1とすることにより、n>1の場合に比べ、マイクロレンズ32のピッチPLを小さく設定することができ、これにより、マイクロレンズ32の焦点距離fを長く、すなわち、マイクロレンズ32の開口数NAを小さく設定することができる。これにより、マイクロレンズアレイ31の製造が容易となり、また、精度の向上、収差の減少を図ることができる。
【0098】
次に、電気光学装置1の作用を説明する。
図1に示すように、電気光学装置1の点光源アレイ2の各発光素子22R、22Gおよび22Bから発せられた赤色、緑色および青色の各光は、それぞれ、偏光板48で偏光された後、マイクロレンズアレイ31の各マイクロレンズ32に入射し、前述したように、マイクロレンズ32の作用により、対応する開口45に集光するようにマイクロレンズ32から出射する。
【0099】
マイクロレンズ32から出射した各光は、それぞれ、基板30を透過し、基板46を透過した後、対応する開口45に集光し、その開口45を透過(通過)する。
【0100】
開口45を透過した各光は、それぞれ、透明電極42と透明電極40との間に印加されている電圧により配向が制御された液晶層43の液晶により強度変調され、これにより、カラー(フルカラー)の画像が形成される。その光は、基板41を透過し、偏光板47で偏光され、外部に出射する。
【0101】
液晶パネル4からの光、すなわち、液晶パネル4により形成された画像は、図示しない投射レンズにより、所定の位置に設置されている図示しないスクリーン上に投影(拡大投射)される。
【0102】
このようにして、スクリーン上にフルカラーの画像(投影画像)が表示される。
【0103】
以上述べたように、この電気光学装置1によれば、点光源アレイ2から発せられる光を効率良く開口45に集光させることができ、これにより、点光源アレイ2から発せられる光の使用効率を向上させることができる。
【0104】
また、光源として、赤色光を発する発光素子22R、緑色光を発する発光素子22Gおよび青色光を発する発光素子22Bを用いるので、白色光源を用い、その白色光を赤色光と緑色光と青色光とに分離する場合に比べ、色純度を高く(良く)することができる。
【0105】
また、ダイクロイックミラーやカラーフィルタ等の色分離手段を用いる必要がないので、部品点数を削減することができ、装置を小型化することができ、また、コストを低減することができる。
【0106】
また、この電気光学装置1では、点光源ユニット21内において、赤色光の発光光量の合計値、緑色光の発光光量の合計値および青色光の発光光量の合計値を自由に設定(調整)することができる。赤色光の発光光量の合計値、緑色光の発光光量の合計値および青色光の発光光量の合計値を調整するには、例えば、点光源ユニット21における発光素子22R、22G、22Bの数、配置等を変更すればよい。
【0107】
なお、本発明では、点光源ユニット21における発光素子22R、22G、22Bの数、配置、液晶ユニット490における画素49R、49G、49Bの数、配置等は、特に限定されない。
【0108】
例えば、点光源ユニット21における発光素子22Rの数は、複数であってもよく、また、発光素子22Gの数は、複数であってもよく、また、発光素子22Bの数は、複数であってもよい。
【0109】
また、液晶ユニット490における画素49Rの数は、複数であってもよく、また、画素49Gの数は、複数であってもよく、また、画素49Bの数は、複数であってもよい。
【0110】
次に、本発明の電気光学装置の第2実施形態について説明する。
図2は、本発明の電気光学装置の第2実施形態の構成を模式的に示す縦断面図である。なお、図が煩雑になるのを避けるため、図2中、断面であることを示す斜線は、省略されている。また、図2では、図が煩雑になるのを避けるため、マイクロレンズ32の中心を通過する光の主光軸のみを示す。
【0111】
以下、第2実施形態の電気光学装置1について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
【0112】
同図に示すように、この電気光学装置1では、点光源ユニット21において、赤色光を発する発光素子22Rが2つ設けられ、それに対応して、液晶ユニット490において、赤色光用の画素49Rが2つ設けられている。この他の構成は、前述した第1実施形態と同様である。
【0113】
図3は、図2に示す電気光学装置1の点光源ユニット21および液晶ユニット490の構成の変形例を模式的に示す斜視図である。なお、図3では、図が煩雑になるのを避けるため、マイクロレンズ32の中心を通過する光の主光軸のみを示す。
【0114】
同図に示すように、点光源ユニット21は、2つの発光素子22Rと、1つの発光素子22Gと、1つの発光素子22Bとが素子が2×2で配置されるように構成されている。
【0115】
すなわち、発光素子22Bは、図3中左下に配置され、発光素子22Cは、図3中右上に配置され、発光素子22Rは、図3中右下および左上にそれぞれ配置されている。
【0116】
また、液晶ユニット490は、前記点光源ユニット21に対応して、2つの画素49Rと、1つの画素49Gと、1つの画素49Bとが素子が2×2で配置されるように構成されている。
【0117】
すなわち、画素49Bは、図3中右上に配置され、画素49Gは、図3中左下に配置され、画素49Rは、図3中左上および右下にそれぞれ配置されている。
【0118】
発光素子22Bから発せられた青色光は、マイクロレンズ32により、画素49Bに対応する開口45に集光し、発光素子22Gから発せられた緑色光は、マイクロレンズ32により、画素49Gに対応する開口45に集光し、図3中右下の発光素子22Rから発せられた赤色光は、マイクロレンズ32により、図3中左上の画素49Rに対応する開口45に集光し、図3中左上の発光素子22Rから発せられた赤色光は、マイクロレンズ32により、図3中右下の画素49Rに対応する開口45に集光する。
【0119】
この第2実施形態の電気光学装置1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0120】
そして、この電気光学装置1では、赤色を強くするよう表示することができ、また、赤色が弱い場合に、発光素子22Rを2つ設けることにより、その赤色を補って、より自然な色を表示することができる。
【0121】
ここで、本発明の電気光学装置は、投射型表示装置に限らず、例えば、直視型表示装置であってもよい。以下、本発明を直視型表示装置に適用する場合について説明する。
【0122】
本発明を直視型表示装置に適用する場合には、液晶パネル(光学変調パネル)4より出射側に光散乱層(光散乱板)を設けるのが好ましい。
【0123】
これにより、白色表示が虹色になってしまうのを防止することができ、画像をより鮮明に表示することができる。
【0124】
また、光学的距離Lsと光学的距離Laとを等しく、すなわち、点光源ユニット21のピッチPsと液晶ユニット490のピッチPaとを等しく設定するか、または、光学的距離Lsを光学的距離Laよりも大きく、すなわち、点光源ユニット21のピッチPsを液晶ユニット490のピッチPaよりも大きく設定するのが好ましい。
【0125】
光学的距離Lsと光学的距離Laとを等しく設定することにより、マイクロレンズ32の焦点距離fを最も長く(開口数NAを最も小さく)設定することができる。これにより、マイクロレンズアレイ31の製造が容易となり、また、精度の向上、収差の減少を図ることができる。
【0126】
また、光学的距離Lsを光学的距離Laよりも大きく設定することにより、点光源ユニット21のピッチPsを比較的大きく設定することができ、点光源ユニット21の数(発光素子22R、22Gおよび22Bの数)を比較的少なくすることができるので、製造が容易になる。
【0127】
また、本発明を直視型表示装置に適用する場合には、例えば、光学変調パネルとして透過型液晶パネルを用いた透過型の表示装置、または光学変調パネルとして半透過半反射型液晶パネルを用いた半透過半反射型の表示装置とすることができる。
【0128】
以上、本発明の電気光学装置を、図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
【0129】
例えば、本発明では、前記各実施形態および前記直視型表示装置に適用した場合における任意の2以上の構成を適宜組み合わせてもよい。
【0130】
本発明は、各種電子機器に適用することができる。例えば、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ等のパーソナルコンピュータのモニタ(ディスプレイ)、テレビジョンのモニタ、テレビ電話のモニタ、携帯電話(PHSを含む)、電子手帳、電子辞書、電子カメラ(デジタルカメラ)、ビデオカメラ等の携帯用電子装置のモニタ等の各種電子装置の直視型表示装置や、プロジェクター等の投射型表示装置等に適用することができる。
【0131】
以下、上述したような表示装置(電気光学装置)1を備える本発明の電子機器について、図4〜図6に示す実施形態に基づき、詳細に説明する。
【0132】
図4は、前述の表示装置を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
【0133】
このパーソナルコンピュータ1100においては、表示ユニット1106が前述の表示装置(電気光学装置)1を備えている。
【0134】
図5は、前述の表示装置をその表示部に適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204、送話口1206とともに、前述の表示装置(電気光学装置)1を備えている。
【0135】
図6は、前述の表示装置をそのファインダに適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
【0136】
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
【0137】
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、前述の表示装置(電気光学装置)1が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示装置1は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
【0138】
ケース1302の内部には、回路基板1308が設置されている。この回路基板1308は、撮像信号を格納(記憶)し得るメモリが設置されている。
【0139】
また、ケース1302の正面側(図6においては裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
【0140】
撮影者が表示装置1に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板1308のメモリに転送・格納される。
【0141】
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図6に示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、回路基板1308のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
【0142】
なお、本発明の電気光学装置を適用し得る電子機器としては、図4のパーソナルコンピュータ、図5の携帯電話、図6のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、テレビや、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、タッチパネルを備えた機器(例えば金融機関のキャッシュディスペンサー、自動券売機)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電表示装置、超音波診断装置、内視鏡用表示装置)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ、その他各種モニタ類、プロジェクター等の投射型表示装置などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部、モニタ部として、前述した表示装置(電気光学装置)が適用可能なことは言うまでもない。
【0143】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、色純度の高い、フルカラー表示を行うことができる。
【0144】
また、光源から発せられる光を効率良く透光窓部に集光させることができ、これにより、光源から発せられる光の使用効率を向上させることができる。
【0145】
また、ダイクロイックミラーやカラーフィルタ等の色分離手段を用いる必要がないので、装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気光学装置の第1実施形態の構成を模式的に示す縦断面図である。
【図2】 本発明の電気光学装置の第2実施形態の構成を模式的に示す縦断面図である。
【図3】 図2に示す電気光学装置の点光源ユニットおよび液晶ユニットの構成の変形例を模式的に示す斜視図である。
【図4】 本発明の実施形態にかかる電気光学装置を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータ(電子機器)の構成の例を示す斜視図である。
【図5】 本発明の実施形態にかかる電気光学装置をその表示部に適用した携帯電話機(電子機器)の構成の例を示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施形態にかかる電気光学装置をそのファインダに適用したディジタルスチルカメラ(電子機器)の構成の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電気光学装置
2 点光源アレイ
21 点光源ユニット
22R、22G、22B 発光素子
3 マイクロレンズアレイ板
30 基板
31 マイクロレンズアレイ
32 マイクロレンズ
4 液晶パネル
40 透明電極
41 基板
42 透明電極
43 液晶層
44 ブラックマトリックス
45 開口
46 基板
47、48 偏光板
490 液晶ユニット
49R、49G、49B 画素
61R、62R 赤色光
61G、62G 緑色光
61B、62B 青色光
7 液晶ライトバルブ
1100 パーソナルコンピュータ
1102 キーボード
1104 本体部
1106 表示ユニット
1200 携帯電話機
1202 操作ボタン
1204 受話口
1206 送話口
1300 ディジタルスチルカメラ
1302 ケース(ボディー)
1304 受光ユニット
1306 シャッタボタン
1308 回路基板
1312 ビデオ信号出力端子
1314 データ通信用の入出力端子
1430 テレビモニタ
1440 パーソナルコンピュータ

Claims (11)

  1. 赤色光を発する複数の発光素子、緑色光を発する複数の発光素子および青色光を発する複数の発光素子が配列された点光源アレイと、
    複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイと、
    複数の赤色光用の画素、複数の緑色光用の画素および複数の青色光用の画素と、前記各画素のそれぞれに対応する複数の透光窓部とを備えた光学変調パネルとを有する電気光学装置であって、
    前記マイクロレンズアレイにより、前記赤色光を発する複数の発光素子からの光が前記赤色光用の画素に対応する透光窓部に集光し、前記緑色光を発する複数の発光素子からの光が前記緑色光用の画素に対応する透光窓部に集光し、前記青色光を発する複数の発光素子からの光が前記青色光用の画素に対応する透光窓部に集光するように、前記発光素子と、前記マイクロレンズアレイのマイクロレンズと、前記光学変調パネルの画素および透光窓部とが配置されており、
    前記点光源アレイは、赤色光を発する少なくとも1つの発光素子と、緑色光を発する少なくとも1つの発光素子と、青色光を発する少なくとも1つの発光素子とを備えた点光源ユニットが複数配列された点光源ユニットアレイを有し、
    前記光学変調パネルは、少なくとも1つの赤色光用の画素およびその画素に対応する透光窓部と、少なくとも1つの緑色光用の画素およびその画素に対応する透光窓部と、少なくとも1つの青色光用の画素およびその画素に対応する透光窓部とを備えた光学変調ユニットが複数配列された光学変調ユニットアレイを有し、
    前記点光源ユニットのピッチをPs、前記光学変調ユニットのピッチをPa、前記マイクロレンズアレイのマイクロレンズのピッチをPL、前記発光素子と前記マイクロレンズアレイとの間の光学的距離をLs、前記マイクロレンズアレイと前記光学変調パネルの透光窓部との間の光学的距離をLaとしたとき、下記式で示す条件を満たすよう構成されていることを特徴とする電気光学装置。
    PL={Ps・Pa/(Ps+Pa)}・n(但し、nは自然数)
    La/Ls=Pa/Ps
  2. 前記点光源ユニットのピッチPsは、前記光学変調ユニットのピッチPaより大きい請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記発光素子は、発光ダイオードである請求項1または2に記載の電気光学装置。
  4. 前記発光素子は、レーザ光を発する素子である請求項1ないし3のいずれかに記載の電気光学装置。
  5. 前記発光素子は、有機EL素子または無機EL素子である請求項1ないし4のいずれかに記載の電気光学装置。
  6. 前記マイクロレンズアレイは、マイクロフレネルレンズアレイである請求項1ないし5のいずれかに記載の電気光学装置。
  7. 前記マイクロレンズアレイは、射出成形または2P法により成形されたものである請求項1ないし6のいずれかに記載の電気光学装置。
  8. 当該電気光学装置は、直視型表示装置であり、
    前記光学変調パネルより出射側に光散乱層を有する請求項1ないし7のいずれかに記載の電気光学装置。
  9. 当該電気光学装置は、直視型表示装置または投射型表示装置である請求項1ないし7のいずれかに記載の電気光学装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  11. 前記電子機器は、パーソナルコンピュータ、携帯電話またはディジタルスチルカメラである請求項10に記載の電子機器。
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