JP2009133285A - NOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システム - Google Patents

NOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システム Download PDF

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Abstract

【課題】NOxセンサの異常を高精度に検出するNOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システムを提供する。
【解決手段】NOxセンサ異常検出装置は、エンジンから排出されるNOx量が所定値以上の高NOx運転状態であり(S302:Yes)、エンジン運転状態が定常状態であれば(S304:Yes)、尿素添加弁にNOx触媒への尿素水の添加を停止させる(S306)。尿素添加弁からの尿素水の添加が停止すると、NOx触媒に吸着されている尿素量が減少する。そして、NOxセンサ異常検出装置は、NOx触媒における尿素の吸着量が0になり(S308:Yes)、エンジン回転数NEおよび指令噴射量Qに基づいて推定したNOx量の推定値と、NOxセンサの出力信号から検出したNOx量の検出値との差の絶対値が所定値を超えると(S312:Yes)、NOxセンサが異常であると判定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、NOx除去装置の下流側に設置されたNOxセンサの異常を検出するNOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システムに関する。
従来、排気中のNOxを除去するNOx除去装置の下流側にNOxセンサを設置し、NOxセンサの出力信号に基づいてNOx除去装置によるNOx除去量を判定する排気浄化システムが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
このような排気浄化システムにおいては、NOx除去装置によるNOx除去量を高精度に検出するために、劣化または故障等によるNOxセンサの異常を検出することが求められる。
特許文献1では、例えばフューエルカット状態になり内燃機関からのNOx排出量が0と推定される運転状態において、NOxセンサの出力信号がNOx排出量の0に相当する値であるかを判定することによりNOxセンサの異常を検出している。
特開2002−47979号公報
しかしながら、NOxセンサの正常時にNOxセンサの出力信号に基づいて検出するNOx量と、NOxセンサの出力信号にゲインずれ等の誤差が発生している異常時にNOxセンサの出力信号に基づいて検出するNOx量とのずれ量は、NOxセンサが検出するNOx量が減少するにしたがい小さくなる。
したがって、特許文献1のように、内燃機関からのNOx排出量が0と推定される運転状態において、NOxセンサの出力信号がNOx排出量の0に相当する値であるかを判定することによりNOxセンサの異常を検出する方式では、NOxセンサの正常と異常との判別が困難である。その結果、NOxセンサの異常を高精度に検出することが困難であるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、NOxセンサの異常を高精度に検出するNOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システムを提供することを目的とする。
内燃機関から排気通路にNOxを排出し、排気通路に設置されたNOx除去装置がNOx除去を停止している状態では、内燃機関から排気通路に排出されるNOx量と、NOx除去装置を通過したNOx除去装置の下流側のNOx量とはほぼ等しいはずである。しかし、NOx除去装置の下流側に設置されたNOxセンサの出力信号にゲインずれ等の異常がある場合には、内燃機関から排出されるNOx量と、NOx除去装置の下流側に設置されたNOxセンサの出力信号に基づいて取得されるNOx量とにずれが生じる。このずれ量は、内燃機関から排出されるNOx量が増加すると大きくなる。
そこで、請求項1から8に記載の発明では、内燃機関から排気通路に排出されるNOx量が所定値以上であり、かつエンジン運転状態が定常状態のときにNOx除去装置によるNOxの除去を停止させ、内燃機関が排気通路に排出するNOx量と、NOx除去装置の下流側に設置されたNOxセンサの出力信号に基づいて取得したNOx量とに基づき、NOxセンサの異常を検出する。
NOxセンサにゲインずれ等の異常がある場合に、内燃機関が排出するNOx量と、NOxセンサの出力信号に基づいて取得するNOx量とのずれ量が大きくなる状態、請求項1の記載ではNOx排出量取得手段が取得するNOx量が所定値以上である状態でNOxセンサの異常を検出するので、NOxセンサの正常と異常との判別が容易である。これにより、NOxセンサの異常を高精度に検出できる。
また、内燃機関の運転状態が定常状態のときは内燃機関から排出されるNOx量はほぼ一定であるから、NOx除去装置によるNOx除去が停止している状態では、NOxセンサの出力信号に基づいて取得するNOx除去装置の下流側のNOx量もほぼ一定である。これにより、内燃機関が排出するNOx量と、NOxセンサの出力信号に基づいて取得するNOx除去装置の下流側のNOx量とに基づいて、高精度にNOxセンサの異常を検出できる。
請求項4に記載の発明では、NOx排出量取得手段は、内燃機関の運転状態に基づいて内燃機関から排出されるNOx量を推定しNOx量を取得する。
内燃機関の運転状態は既に設置されている各種センサの出力信号から取得できるので、NOx排出量取得手段は、新たにセンサを設置することなく、内燃機関の運転状態に基づいて内燃機関から排出されるNOx量を推定して取得できる。
請求項5に記載の発明では、NOx排出量取得手段は、内燃機関の運転状態として、少なくともエンジン回転数および内燃機関への燃料噴射量に基づいて内燃機関から排出されるNOx量を推定する。
エンジン回転数および燃料噴射量は内燃機関の運転状態として基本的な要素であるから、どのような構成の内燃機関においても既存のセンサから取得できる。
請求項6に記載の発明では、NOx除去制御手段は、エンジン回転数の変動および内燃機関への燃料噴射量の変動がそれぞれ所定値以下の状態を内燃機関の運転状態の定常状態とする。
前述したように、エンジン回転数および燃料噴射量は内燃機関の運転状態として基本的な要素であるから、どのような構成の内燃機関においても、エンジン回転数および燃料噴射量の変動から内燃機関の運転状態の定常状態を判定できる。
請求項7に記載の発明では、NOx除去停止判定手段は、NOx除去制御手段によるNOx除去装置に対するNOx除去停止制御後、NOx除去装置の下流側に設置されたNOxセンサの出力信号が一定状態になるとNOx除去装置によるNOx除去が停止したと判定する。
NOxセンサの出力信号にゲインずれ等の異常があっても、NOx量が変化せず一定であれば、NOxセンサの出量力信号のレベルは一定状態になる。これにより、NOxセンサに異常があっても、NOx除去装置に対するNOx除去停止制御後、NOx除去装置によるNOx除去が停止したと正確に判定できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、またはそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
以下、本発明の複数の実施形態を図に基づいて説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による排気浄化システムを図1に示す。
(排気浄化システム10)
第1実施形態の排気浄化システム10は、酸化触媒12、排気温センサ14、NOx触媒20、尿素添加弁22、NOxセンサ30、電子制御装置(Electronic Control Unit;ECU)40等から構成されている。排気浄化システム10は、ディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」ともいう。)2から排気通路100に排出される排気を浄化するシステムである。エンジン2には、コモンレールにより蓄圧された燃料が燃料噴射弁から噴射される。
酸化触媒12は、ハニカム構造体にプラチナ等の酸化触媒を担持した構造体であり、排気中の炭化水素、一酸化炭素等の有害物質を酸化する。酸化触媒12は排気通路100の上流側と下流側とにそれぞれ設置されている。上流側に設置されている酸化触媒12の上流側および下流側、ならびに下流側に設置されている酸化触媒12の下流側に排気温センサ14が設置されている。
NOx触媒20は、2個の酸化触媒12の間に設置されている。NOx触媒20の上流側に添加装置としての尿素添加弁22が設置されている。NOx触媒20および尿素添加弁22は、特許請求の範囲に記載した「NOx除去装置」に相当する。尿素添加弁22は、図示しないタンクに蓄えられている尿素水を還元剤としてNOx触媒20の上流側に噴射する。尿素添加弁22から噴射された尿素水はNOx触媒20に吸着され、排気温が所定温度異常になると加水分解されることによりアンモニアと二酸化炭素とに分解される。そして加水分解により発生したアンモニアがNOx触媒20においてNOxを還元する。
NOxセンサ30は、NOx触媒20の下流側に設置されており、NOx触媒20の下流側のNOx量を検出する。
NOx異常検出装置としてのECU40は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶装置等から構成されている。ECU40は、エンジン回転数センサ4、アクセル開度センサ6、NOxセンサ30等の各種センサの検出信号からエンジン運転状態を取得する。そして、ECU40は、取得したエンジン運転状態に基づき、燃料噴射弁の噴射時期および噴射量、尿素添加弁22からNOx触媒20に添加する尿素水の添加量等を制御する。
ECU40は、ECU40のROM、フラッシュメモリ等の記憶装置に記憶されている制御プログラムにより以下の各手段として機能する。
(NOx排出量取得手段)
ECU40は、エンジン回転数センサ4の検出信号からエンジン回転数を取得し、アクセル開度センサ6の検出信号から燃料噴射弁に指令する燃料噴射量を算出して取得する。そして、ECU40は、エンジン回転数および燃料噴射量に基づいてエンジン2から排出されるNOx量を推定し、NOx排出量として取得する。
エンジン回転数および燃料噴射量は、ディーゼルエンジン2以外の他の内燃機関、例えばガソリンエンジンにおいてもエンジン構成に関わらず基本的に設置されているセンサから検出できるエンジン運転状態である。したがって、新たにセンサを設置することなく、エンジン2から排出されるNOx量を推定し、NOx排出量として取得できる。
EGR(Exhaust Gas Recirculation)弁が設置されている場合には、EGR弁の開度からEGR量を取得し、エンジン回転数および燃料噴射量に加えEGR量に基づいてエンジン2から排出されるNOx量を推定し、NOx排出量として取得することが望ましい。EGR量が増加するとNOx排出量は減少し、EGR量が減少するとNOx排出量は増加する。
(下流側NOx量取得手段)
ECU40は、NOxセンサ30の出力信号に基づき、NOx触媒20の下流側のNOx量を算出し、NOx量として取得する。
(運転状態取得手段)
ECU40は、エンジン回転数センサ4、アクセル開度センサ6、排気温センサ14、NOxセンサ30等の各種センサの検出信号からエンジン運転状態を取得する。そしてECU40は、取得したエンジン運転状態に基づいて、エンジン2に燃料を噴射する燃料噴射弁、尿素添加弁22等の作動を適切に制御する。
(検出条件判定手段)
ECU40は、エンジン2から排出されるNOx量が所定値以上であり、かつエンジン運転状態が定常状態である検出条件が成立しているかを判定する。
ECU40は、図2の符号200に示すエンジン2の高負荷領域200において、エンジン2から排出されるNOx量が所定値以上であると判定する。ディーゼルエンジン2では、出力トルクと燃料噴射量とはほぼ比例関係にあるので、図2におけるエンジン回転数と出力トルクとの関係は、エンジン回転数と燃料噴射量との関係と見なすことができる。
高負荷領域200は、エンジン回転数および出力トルクが所定値以上の領域であり、エンジン負荷がハーフロードよりも高いことを表している。高負荷領域200は、エンジン2からのNOxの排出量が大きい高NOx領域である。
高負荷領域200は、NOxセンサ30の出力信号をNOx量に変換する際の誤差を考慮しても、NOxセンサ30の正常時と異常時とを判定できる偏差が生じるエンジン運転状態の領域であるということもできる。
ECU40は、エンジン回転数および燃料噴射量の変動が所定値以下になると、エンジン運転状態が定常状態であると判定する。
前述したように、エンジン回転数および燃料噴射量は、ディーゼルエンジン2以外の他の内燃機関、例えばガソリンエンジンにおいてもエンジン構成に関わらず基本的に設置されているセンサから検出できるエンジン運転状態である。したがって、新たにセンサを設置することなく、エンジン回転数および燃料噴射量に基づいてエンジン運転状態が定常状態であると判定できる。
(NOx除去制御手段)
ECU40は、エンジン運転状態に基づいて、尿素添加弁22から噴射する尿素水の量を調整する。例えば、ECU40は、NOx排出量取得手段が取得したエンジン2から排出されるNOx量と、下流側NOx量取得手段が取得したNOx触媒20の下流側のNOx量との差に基づいてNOx触媒に吸着されている尿素量を推定し、尿素添加弁22から噴射する尿素水の量を調整する。
尿素の加水分解は所定温度以上、例えば170℃以上で生じるので、ECU40は、排気温センサ14の出力信号から排気温が170℃未満の場合には、尿素添加弁22からの尿素水の噴射を停止する。
また、ECU40は、前述した検出条件判定手段により検出条件が成立していると判定すると、尿素添加弁22からの尿素水の噴射を停止する。尿素添加弁22からの尿素水の噴射を停止すると、NOx触媒20に尿素が補充されなくなる。その結果、NOx触媒20に吸着している尿素がNOxの還元に使用され吸着量が0になると、NOx触媒20によるNOxの還元は停止する。
(NOx除去停止判定手段)
ECU40は、NOx除去制御手段による尿素添加弁22からの尿素水の噴射を停止する制御後、NOxセンサ30によるNOx量の検出値が一定状態になると、NOx触媒20に吸着されている尿素量が0になり、NOx触媒20によるNOx還元が停止したと判定する。
ここで、NOxセンサ30の出力信号にゲインずれ等の異常があっても、NOx触媒20の下流側のNOx量が一定であれば、NOxセンサ30によるNOx量の検出値は一定状態になる。したがって、NOxセンサ30に異常があっても、尿素添加弁22からの尿素水の噴射を停止する制御後、NOx触媒20によるNOx還元が停止したと正確に判定できる。
(異常検出手段)
ECU40は、検出条件判定手段が検出条件が成立していると判定し、NOx除去停止判定手段がNOx触媒20によるNOx還元が停止したと判定すると、エンジン2から排出されるNOx量と、NOxセンサ30の出力信号に基づいて取得したNOx触媒20の下流側のNOx量とに基づいて、本実施形態ではその差の絶対値に基づいて、NOx触媒20が正常であるか、異常であるかを判定する。
図3に、NOx触媒20の下流側の実際の実NOx濃度と、NOxセンサ30の出力信号から算出する検出NOx濃度との関係を示す。NOxセンサ30の異常検出時においては、NOx排出量取得手段が取得するNOx量(NOx濃度)を図2の実NOx濃度と見なすことができる。
実線210は、実NOx濃度と検出NOx濃度とが一致するNOxセンサ30が正常時の特性である。これに対し、ゲインずれ等の出力誤差がNOxセンサ30に生じると、実線210に対し、検出NOx濃度は点線212、214に示すように高側または低側にずれる。
そして、実NOx濃度と検出NOx濃度とのずれは、実線210に対し検出NOx濃度の高側および低側の両方において、NOx濃度が増加するにしたがい大きくなり、NOx濃度が低下するにしたがい小さくなる。したがって、エンジン2から排出されるNOx量が所定値以上になり、NOx濃度が所定値以上の範囲でNOxセンサ30の出力を判定すれば、NOxセンサ30に異常がある場合に、正常値と異常値との判別が容易になる。その結果、NOxセンサ30の異常を高精度に検出できる。NOx濃度が所定値以上の範囲とは、前述したように、エンジン2の負荷がハーフロードよりも高い高負荷のときである。
(NOxセンサの異常検出)
次に、排気浄化システム10におけるNOxセンサの異常検出について、図4の異常検出ルーチンおよび図5の異常検出タイムチャートに基づいて説明する。図4の異常検出ルーチンは常時実行される。図4において「S」はステップを表している。図4に示すルーチンは、ECU40のROMまたはフラッシュメモリ等の記憶装置に記憶されている。
図4の異常検出ルーチンにおいてECU40は、まずS300において、エンジン回転数センサ4からエンジン回転数NEを、アクセル開度センサ6から指令噴射量Qをそれぞれ取得する。
エンジン回転数NEおよび指令噴射量Qが上昇すると、エンジン2から排出されるNOx量が増加し、NOx濃度が上昇する(図5参照)。図5に示すNOx濃度を示す実線220は、エンジン回転数NEおよび指令噴射量Qのエンジン運転状態に基づいてECU40が算出した推定値である。
S302においてECU40は、エンジン回転数NEおよび指令噴射量Qがそれぞれ所定値以上であり、エンジン2から排出されるNOx量が所定値以上の高NOx運転状態であるかを判定する。高NOx運転状態でなければ(S302:No)、ECU40はS300に処理を戻す。
図5に示すように、エンジン回転数NEおよび指令噴射量Qがそれぞれ所定値以上になると、ECU40は高NOx運転状態であると判定し(S302:Yes)、高NOxフラグをオンにする(図5参照)。
そして、ECU40は、S304においてエンジン運転状態が定常状態であるかを判定する。具体的には、ECU40は、図5に示すように、エンジン回転数NEおよび指令噴射量Qがそれぞれ所定値以上になった状態で、エンジン回転数NEおよび指令噴射量Qの変動が所定値以下であれば定常運転状態と判定する。
ECU40はS304において定常運転状態になるまで待機し、定常運転状態になると(S304:Yes)、定常運転判定フラグをオンにする(図5参照)。そして、S306においてECU40は、尿素添加弁22に尿素水の添加を停止させ、尿素添加禁止フラグをオンにする(図5参照)。
尿素添加弁22からの尿素水の添加が停止すると、NOx触媒20に吸着されている尿素量がNOxの還元のために減少する一方、補充されないので、NOx触媒20によるNOx還元量が減少する。これにより、NOx触媒20の下流側のNOx量が増加する(図5の実線222参照)。すると、NOxセンサ30にゲインずれ等の出力異常が発生していても、NOxセンサ30の出力は上昇する(図5参照)。
尿素の吸着量が0になりNOx触媒20におけるNOx還元量が0になると、NOx触媒20の上流側と下流側とにおいてNOx濃度は等しくなる。そして、エンジン運転状態が定常状態であれば、NOx濃度は一定である。したがって、NOxセンサ30にゲインずれ等の出力異常が発生していても、NOxセンサ30の出力は一定状態になる(図5参照)。
そこで、S308においてECU40は、S306において尿素水の添加を停止させてからNOxセンサ30の出力が一定状態になるかを判定することにより、NOx触媒20における尿素の吸着量が0になるまで待機する。
NOx触媒20における尿素の吸着量が0になると(S308:Yes)、S310においてECU40は、NOxセンサ30の故障診断許可フラグをオンにする(図5参照)。
S312においてECU40は、エンジン回転数NEおよび指令噴射量Qのエンジン運転状態から推定したNOx量(NOx濃度と言い換えてもよい。)の推定値と、NOx触媒20の下流側のNOxセンサ30の出力信号から検出したNOx量の検出値との差の絶対値が符号230(図5参照)で示す所定値を超えているかを判定する。
NOxセンサ30が正常でありNOxセンサ30の出力から検出するNOx濃度が図5の実線222に示すように正常であれば、NOx量の推定値とNOx量の検出値との差の絶対値は所定値(符号230)以内である。一方、NOxセンサ30の出力が図5の点線224に示すように異常であれば、NOx量の推定値とNOx量の検出値との差の絶対値は所定値(符号230)を超える。
図5では、正常値よりも高側の点線224を、NOx量の推定値とNOx量の検出値との差の絶対値が所定値を超えるNOxセンサ30の出力の異常値とした。これに対し、正常値よりも低側においてNOx量の推定値とNOx量の検出値との差の絶対値が所定値を超えるのであれば、低側のNOx量の検出値を異常値とする。
NOx量の推定値とNOx量の検出値との差の絶対値が所定値(符号230)以下の場合(S312:No)、ECU40は本ルーチンを終了する。
NOx量の推定値とNOx量の検出値との差の絶対値が所定値(符号230)を超えると(S312:Yes)、ECU40はNOxセンサ30が異常であり故障が発生していると判断し、S314においてNOxセンサ30の故障判定フラグをオンにする(図5参照)。
そして、S316においてECU40はNOxセンサの故障ランプを点灯し、本ルーチンを終了する。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態を図6に示す。尚、第1実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
第2実施形態の排気浄化システム50では、NOx触媒20の下流側に加え、上流側にもNOxセンサ30が設置されている。これにより、エンジン2から排出されるNOx量をエンジン回転数および燃料噴射量に基づいて推定し、NOx量を取得する代わりに、NOx触媒20の上流側に設置されたNOxセンサ30の出力信号によりエンジン2から排出されるNOx量を検出し、NOx量を取得する。
したがって、第2実施形態のEC40は、第1実施形態の図4に示す異常検出ルーチンのS312において、NOx触媒20の上流側のNOxセンサ30の出力信号から検出したNOx量の検出値と、NOx触媒20の下流側のNOxセンサ30の出力信号から検出したNOx量の検出値との差の絶対値が所定値(図5の符号230参照)を超えているかを判定する。
NOx触媒20の上流側および下流側に設置されたNOxセンサ30が両方とも異常である確率は非常に低いので、正常なNOxセンサ30と異常なNOxセンサ30との出力に基づいて検出されたNOx量の絶対値の差が所定値を超えている場合に、上流側または下流側のNOxセンサ30の一方が異常であると判定できる。
以上説明したように、本実施形態では、エンジン2から排出されるNOx量(NOx濃度)が所定値以上の高NOx運転状態において、還元剤である尿素水の添加を停止することによりNOx触媒によるNOx還元量を0にし、エンジン運転状態に基づいて推定されるNOx量の推定値、あるいはNOx触媒30の上流側に設置したNOxセンサの出力信号から検出したNOx量の検出値と、NOx触媒30の下流側に設置したNOxセンサ30の出力信号から検出したNOx量の検出値との差の絶対値に基づいてNOxセンサ30の異常を判定した。
これにより、NOxセンサ30にゲインずれ等の出力異常がある場合に、正常値と異常値との偏差が大きい高NOx運転状態でNOxセンサ30の異常を判定できる。その結果、NOxセンサ30の異常を高精度に判定できる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、高NOx運転状態になるまでNOxセンサ30の異常検出を待機した。これに対し、エンジン運転状態が高NOx運転状態ではないときに、燃料噴射弁からの噴射圧の上昇、噴射時期の進角、パイロット噴射の停止、EGRの停止等をECU40から指令することにより、エンジン運転状態を積極的に高NOx運転状態に変化させてもよい。これにより、所望の時期にNOxセンサの異常検出を実施できる。
本発明のNOx異常検出装置は、燃料を燃焼してNOxを排出する内燃機関であれば、ディーゼルエンジン以外の他の内燃機関、例えばガソリンエンジン等の排気浄化システムにも適用できる。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
第1実施形態による排気浄化システムを示すブロック図。 エンジン回転数と出力トルク(燃料噴射量)との関係を示す特性図。 実NOx濃度とNOxセンサが検出する性女児および異常時のNOx濃度との関係を示す特性図。 NOxセンサの異常検出時のタイムチャート。 NOxセンサの異常検出を示すフローチャート。 第2実施形態による排気浄化システムを示すブロック図。
符号の説明
2:ディーゼルエンジン(内燃機関)、10、50:排気浄化システム、20:NOx触媒(NOx除去装置)、22:尿素添加弁(添加装置、NOx除去装置)、30:NOxセンサ、40:ECU(NOxセンサ異常検出装置、NOx排出量取得手段、下流側NOx量取得手段、運転状態取得手段、検出条件判定手段、NOx除去制御手段、NOx除去停止判定手段、異常検出手段)、100:排気通路

Claims (8)

  1. 内燃機関から排気通路に排出されるNOx量を取得するNOx排出量取得手段と、
    前記排気通路に設置されたNOx除去装置の下流側に設置されたNOxセンサの出力信号に基づき前記NOx除去装置の下流側のNOx量を取得する下流側NOx量取得手段と、
    前記内燃機関の運転状態を取得する運転状態取得手段と、
    前記NOx排出量取得手段が取得するNOx量が所定値以上であり、かつ前記運転状態が定常状態である検出条件が成立しているかを判定する検出条件判定手段と、
    前記検出条件が成立している場合、前記NOx除去装置によるNOxの除去を停止するNOx除去制御手段と、
    前記NOx除去装置によるNOxの除去が停止すると、前記NOx排出量取得手段が取得するNOx量と前記下流側NOx量取得手段が取得するNOx量とに基づき前記NOxセンサの異常を検出する異常検出手段と、
    を備えることを特徴とするNOxセンサ異常検出装置。
  2. 前記NOx除去装置はNOx触媒と前記NOx触媒に還元剤を添加する添加装置とを備え、
    前記NOx除去制御手段は、前記添加装置から前記NOx触媒への前記還元剤の添加を停止することにより前記NOx除去装置によるNOxの除去を停止することを特徴とする請求項1に記載のNOxセンサ異常検出装置。
  3. 前記還元剤は尿素であることを特徴とする請求項2に記載のNOxセンサ異常検出装置。
  4. 前記NOx排出量取得手段は、前記運転状態取得手段が取得する前記運転状態に基づいて前記内燃機関から排出されるNOx量を推定してNOx量を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のNOxセンサ異常検出装置。
  5. 前記NOx排出量取得手段は、前記運転状態として少なくともエンジン回転数および前記内燃機関への燃料噴射量に基づいて前記内燃機関から排出されるNOx量を推定してNOx量を取得することを特徴とする請求項4に記載のNOxセンサ異常検出装置。
  6. 前記検出条件判定手段は、エンジン回転数の変動および前記内燃機関への燃料噴射量の変動がそれぞれ所定値以下の状態を前記運転状態の前記定常状態とすることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のNOxセンサ異常検出装置。
  7. 前記NOx除去制御手段による前記NOx除去装置に対するNOx除去停止制御後、前記NOx除去装置の下流側に設置された前記NOxセンサによるNOx量検出値が一定状態になると前記NOx除去装置によるNOx除去が停止したと判定するNOx除去停止判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のNOxセンサ異常検出装置。
  8. 内燃機関の排気通路に設置されたNOx除去装置と、
    前記NOx除去装置の下流側に設置されたNOxセンサと、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のNOxセンサ異常検出装置と、
    を備えることを特徴とする排気浄化システム。
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