JP4862810B2 - NOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システム - Google Patents
NOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4862810B2 JP4862810B2 JP2007311537A JP2007311537A JP4862810B2 JP 4862810 B2 JP4862810 B2 JP 4862810B2 JP 2007311537 A JP2007311537 A JP 2007311537A JP 2007311537 A JP2007311537 A JP 2007311537A JP 4862810 B2 JP4862810 B2 JP 4862810B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nox
- amount
- sensor
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Description
また、請求項1から6に記載の発明では、NOx除去停止判定手段は、NOx除去制御手段によるNOx除去装置に対するNOx除去停止制御後、NOx除去装置の下流側に設置されたNOxセンサの出力信号が一定状態になるとNOx除去装置によるNOx除去が停止したと判定する。
NOxセンサの出力信号にゲインずれ等の異常があっても、NOx量が変化せず一定であれば、NOxセンサの出量力信号のレベルは一定状態になる。これにより、NOxセンサに異常があっても、NOx除去装置に対するNOx除去停止制御後、NOx除去装置によるNOx除去が停止したと正確に判定できる。
内燃機関の運転状態は既に設置されている各種センサの出力信号から取得できるので、NOx排出量取得手段は、新たにセンサを設置することなく、内燃機関の運転状態に基づいて内燃機関から排出されるNOx量を推定して取得できる。
請求項5に記載の発明では、NOx除去制御手段は、エンジン回転数の変動および内燃機関への燃料噴射量の変動がそれぞれ所定値以下の状態を内燃機関の運転状態の定常状態とする。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による排気浄化システムを図1に示す。
第1実施形態の排気浄化システム10は、酸化触媒12、排気温センサ14、NOx触媒20、尿素添加弁22、NOxセンサ30、電子制御装置(Electronic Control Unit;ECU)40等から構成されている。排気浄化システム10は、ディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」ともいう。)2から排気通路100に排出される排気を浄化するシステムである。エンジン2には、コモンレールにより蓄圧された燃料が燃料噴射弁から噴射される。
NOx異常検出装置としてのECU40は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶装置等から構成されている。ECU40は、エンジン回転数センサ4、アクセル開度センサ6、NOxセンサ30等の各種センサの検出信号からエンジン運転状態を取得する。そして、ECU40は、取得したエンジン運転状態に基づき、燃料噴射弁の噴射時期および噴射量、尿素添加弁22からNOx触媒20に添加する尿素水の添加量等を制御する。
(NOx排出量取得手段)
ECU40は、エンジン回転数センサ4の検出信号からエンジン回転数を取得し、アクセル開度センサ6の検出信号から燃料噴射弁に指令する燃料噴射量を算出して取得する。そして、ECU40は、エンジン回転数および燃料噴射量に基づいてエンジン2から排出されるNOx量を推定し、NOx排出量として取得する。
ECU40は、NOxセンサ30の出力信号に基づき、NOx触媒20の下流側のNOx量を算出し、NOx量として取得する。
ECU40は、エンジン回転数センサ4、アクセル開度センサ6、排気温センサ14、NOxセンサ30等の各種センサの検出信号からエンジン運転状態を取得する。そしてECU40は、取得したエンジン運転状態に基づいて、エンジン2に燃料を噴射する燃料噴射弁、尿素添加弁22等の作動を適切に制御する。
ECU40は、エンジン2から排出されるNOx量が所定値以上であり、かつエンジン運転状態が定常状態である検出条件が成立しているかを判定する。
前述したように、エンジン回転数および燃料噴射量は、ディーゼルエンジン2以外の他の内燃機関、例えばガソリンエンジンにおいてもエンジン構成に関わらず基本的に設置されているセンサから検出できるエンジン運転状態である。したがって、新たにセンサを設置することなく、エンジン回転数および燃料噴射量に基づいてエンジン運転状態が定常状態であると判定できる。
ECU40は、エンジン運転状態に基づいて、尿素添加弁22から噴射する尿素水の量を調整する。例えば、ECU40は、NOx排出量取得手段が取得したエンジン2から排出されるNOx量と、下流側NOx量取得手段が取得したNOx触媒20の下流側のNOx量との差に基づいてNOx触媒に吸着されている尿素量を推定し、尿素添加弁22から噴射する尿素水の量を調整する。
ECU40は、NOx除去制御手段による尿素添加弁22からの尿素水の噴射を停止する制御後、NOxセンサ30によるNOx量の検出値が一定状態になると、NOx触媒20に吸着されている尿素量が0になり、NOx触媒20によるNOx還元が停止したと判定する。
ECU40は、検出条件判定手段が検出条件が成立していると判定し、NOx除去停止判定手段がNOx触媒20によるNOx還元が停止したと判定すると、エンジン2から排出されるNOx量と、NOxセンサ30の出力信号に基づいて取得したNOx触媒20の下流側のNOx量とに基づいて、本実施形態ではその差の絶対値に基づいて、NOxセンサ30が正常であるか、異常であるかを判定する。
次に、排気浄化システム10におけるNOxセンサの異常検出について、図4の異常検出ルーチンおよび図5の異常検出タイムチャートに基づいて説明する。図4の異常検出ルーチンは常時実行される。図4において「S」はステップを表している。図4に示すルーチンは、ECU40のROMまたはフラッシュメモリ等の記憶装置に記憶されている。
NOx量の推定値とNOx量の検出値との差の絶対値が所定値(符号230)を超えると(S312:Yes)、ECU40はNOxセンサ30が異常であり故障が発生していると判断し、S314においてNOxセンサ30の故障判定フラグをオンにする(図5参照)。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態を図6に示す。尚、第1実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
上記実施形態では、高NOx運転状態になるまでNOxセンサ30の異常検出を待機した。これに対し、エンジン運転状態が高NOx運転状態ではないときに、燃料噴射弁からの噴射圧の上昇、噴射時期の進角、パイロット噴射の停止、EGRの停止等をECU40から指令することにより、エンジン運転状態を積極的に高NOx運転状態に変化させてもよい。これにより、所望の時期にNOxセンサの異常検出を実施できる。
Claims (6)
- 内燃機関から排気通路に排出されるNOx量を取得するNOx排出量取得手段と、
選択還元型のNOx触媒と前記NOx触媒に還元剤を添加する添加装置とを有し前記排気通路に設置されたNOx除去装置の下流側に設置されたNOxセンサの出力信号に基づき前記NOx除去装置の下流側のNOx量を取得する下流側NOx量取得手段と、
前記内燃機関の運転状態を取得する運転状態取得手段と、
前記NOx排出量取得手段が取得するNOx量が所定値以上であり、かつ前記運転状態が定常状態である検出条件が成立しているかを判定する検出条件判定手段と、
前記検出条件が成立している場合、前記添加装置から前記NOx触媒への前記還元剤の添加を停止することにより前記NOx除去装置によるNOxの除去を停止するNOx除去制御手段と、
前記NOx除去制御手段による前記NOx除去装置に対するNOx除去停止制御後、前記NOx除去装置の下流側に設置された前記NOxセンサによるNOx量検出値が一定状態になると前記NOx除去装置によるNOx除去が停止したと判定するNOx除去停止判定手段と、
前記NOx除去装置によるNOxの除去が停止すると、前記NOx排出量取得手段が取得するNOx量と前記下流側NOx量取得手段が取得するNOx量とに基づき前記NOxセンサの異常を検出する異常検出手段と、
を備えることを特徴とするNOxセンサ異常検出装置。 - 前記還元剤は尿素であることを特徴とする請求項1に記載のNOxセンサ異常検出装置。
- 前記NOx排出量取得手段は、前記運転状態取得手段が取得する前記運転状態に基づいて前記内燃機関から排出されるNOx量を推定してNOx量を取得することを特徴とする請求項1または2に記載のNOxセンサ異常検出装置。
- 前記NOx排出量取得手段は、前記運転状態として少なくともエンジン回転数および前記内燃機関への燃料噴射量に基づいて前記内燃機関から排出されるNOx量を推定してNOx量を取得することを特徴とする請求項3に記載のNOxセンサ異常検出装置。
- 前記検出条件判定手段は、エンジン回転数の変動および前記内燃機関への燃料噴射量の変動がそれぞれ所定値以下の状態を前記運転状態の前記定常状態とすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のNOxセンサ異常検出装置。
- 選択還元型のNOx触媒と前記NOx触媒に還元剤を添加する添加装置とを有し内燃機関の排気通路に設置されたNOx除去装置と、
前記NOx除去装置の下流側に設置されたNOxセンサと、
請求項1から5のいずれか一項に記載のNOxセンサ異常検出装置と、
を備えることを特徴とする排気浄化システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007311537A JP4862810B2 (ja) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | NOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007311537A JP4862810B2 (ja) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | NOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009133285A JP2009133285A (ja) | 2009-06-18 |
JP4862810B2 true JP4862810B2 (ja) | 2012-01-25 |
Family
ID=40865394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007311537A Expired - Fee Related JP4862810B2 (ja) | 2007-11-30 | 2007-11-30 | NOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4862810B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101091626B1 (ko) * | 2009-07-31 | 2011-12-08 | 기아자동차주식회사 | 배기 가스 내의 질소 산화물 정화 방법 및 이 방법을 실행하는 배기 장치 |
JP2014020774A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Samson Co Ltd | 燃焼装置 |
EP2921682B1 (en) * | 2012-11-19 | 2019-05-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device for internal combustion engine |
JP2014118945A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
JP2016020674A (ja) * | 2014-07-15 | 2016-02-04 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
CN112213449A (zh) * | 2020-10-10 | 2021-01-12 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种氮氧传感器劣化的判断方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19753718C1 (de) * | 1997-12-04 | 1999-07-08 | Daimler Chrysler Ag | Verfahren zum Betreiben eines Dieselmotors |
JP2000320360A (ja) * | 1999-05-07 | 2000-11-21 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
JP2002309987A (ja) * | 2001-02-05 | 2002-10-23 | Komatsu Ltd | エンジンの排気脱硝装置 |
JP2003269151A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-25 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
JP4475271B2 (ja) * | 2006-11-28 | 2010-06-09 | トヨタ自動車株式会社 | NOxセンサの異常診断装置及び異常診断方法 |
-
2007
- 2007-11-30 JP JP2007311537A patent/JP4862810B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009133285A (ja) | 2009-06-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4539740B2 (ja) | NOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システム | |
CN108412589B (zh) | 内燃机的排气净化装置的异常诊断装置及诊断方法、内燃机系统及其控制方法 | |
US7793489B2 (en) | Fuel control for robust detection of catalytic converter oxygen storage capacity | |
US10690078B2 (en) | System and method for estimating engine exhaust nitrogen oxide sensor instability | |
EP3124763B1 (en) | Abnormality diagnosis apparatus for nox storage reduction catalyst | |
JP4862810B2 (ja) | NOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システム | |
WO2010113269A1 (ja) | 触媒劣化判定装置及び触媒劣化判定方法 | |
JP2009162181A (ja) | NOxセンサ診断装置およびそれを用いた排気浄化システム | |
WO2013165302A1 (en) | Method for detecting sulphur poisoning in an exhaust treatment system | |
JP5170689B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
US20060288693A1 (en) | Exhaust gas purifying apparatus for internal combustion engine | |
JP2009156206A (ja) | NOxセンサ異常検出装置およびそれを用いた排気浄化システム | |
US9416715B2 (en) | Method for monitoring an exhaust system of an internal combustion engine | |
JP6238564B2 (ja) | 診断装置、排気浄化装置、および診断方法 | |
JP2009191756A (ja) | 酸化触媒の故障診断装置及び酸化触媒の故障診断方法、並びに内燃機関の排気浄化装置 | |
US5839274A (en) | Method for monitoring the performance of a catalytic converter using post catalyst methane measurements | |
WO2010079621A1 (ja) | 触媒通過成分判定装置および内燃機関の排気浄化装置 | |
US8806928B2 (en) | Catalyst deterioration detection apparatus and catalyst deterioration detection method for internal combustion engine | |
JP2012031826A (ja) | 排気浄化装置の異常検出システム | |
JP4640318B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
US11492950B2 (en) | Abnormality determination apparatus for ammonia sensor | |
US11536182B2 (en) | Method and processing unit for ascertaining a catalytic converter state | |
JP5509628B2 (ja) | 触媒劣化診断装置及び触媒劣化診断方法 | |
JP2015004319A (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
WO2020184446A1 (ja) | ラムダセンサーの応答性診断方法、及び排気浄化システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110405 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110601 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111011 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4862810 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |