JP5509628B2 - 触媒劣化診断装置及び触媒劣化診断方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成を示す図である。図1に示すシステム1は、ECU(Engine Control Unit、触媒劣化診断装置)10、クランク角センサ11、アクセル開度センサ12、A/Fセンサ(空燃比センサ)13、O2センサ(酸素濃度センサ)14、触媒23等により構成される触媒劣化診断システムである。このシステム1は、自動車等の車両に搭載されている。
図2は、O2センサ14の素子温度推定に係る制御ロジックを示すフローチャートである。ECU10は、毎走行時に図2に示す制御ロジックを実行することにより、O2センサ14の素子温度を推定する。
図3は、図2のステップS1に係る所定運転状態を説明する図である。図3における領域Aが、図2のステップS1に係る所定運転状態を示す領域である。
図4は、図2のステップS2乃至S5に係る処理を実行したときのタイムチャートである。図4(a)はO2センサ14(詳しくは検出素子14a)の出力値を示す。図4(b)はヒータ14bへの通電に係るデューティ比を示す。なお、以下ではフローチャートとの対応が分かりやすくするために、フローチャートのステップ番号にSを付して記載する。
図5は、図2のステップS6に係る検索処理について説明する図である。図5は、デューティ比が所定値(ここでは30パーセント)のときの各運転状態とO2センサ14の素子温度(カッコ内の数値は考慮しない)とが対応付けられたマップを示している。ECU10は、予め図5のようなマップを保持している。
図6は、触媒23の劣化診断に係る制御ロジックを示すフローチャートである。ECU10は、図2に示す制御ロジックでO2センサ14の素子温度を推定した後にこの図6に示す制御ロジックを実行することにより、触媒23の劣化を診断する。
図7は、図6のステップS14に係る劣化診断処理について説明する図である。図7では横軸に温度偏差(絶対値)を、縦軸にデューティ比(又はO2センサ14の素子温度)を示している。また、これら温度偏差(絶対値)及びデューティ比と、触媒23の劣化(NG)又は非劣化(OK)と、の関係を示している。ステップS14に係る劣化診断処理では、このような関係を用いて触媒23の劣化又は非劣化を診断する。
以上のように、本実施形態によればECU10は、触媒23の劣化診断に際して、触媒23の上流と下流との温度差を用いている。ここで、触媒23は劣化すると自己発熱量が低下して温度低下するという特性を有するものであり、触媒23の上流と下流との温度差はこのような触媒23の特性を反映した指標である。このような温度差を用いるので、触媒23の触媒の活性後でなくても精度良く触媒23の劣化を診断することができる。
11 クランク角センサ
12 アクセル開度センサ
13 A/Fセンサ(空燃比センサ)
14 O2センサ(酸素センサ)
14a 検出素子
14b ヒータ
23 触媒
ステップS1乃至S7 第1の素子温度推定手段
ステップS1 運転状態検出手段
ステップS2、S4 ガスセンサ出力値検出手段
ステップS3 ヒータ制御手段
ステップS5 デューティ比記憶手段
ステップS6、S7 素子温度推定手段
ステップS12 温度差算出手段
ステップS14 劣化診断手段
Claims (7)
- 内燃機関の排気通路に設けられ、排気中の有害成分を浄化する触媒の劣化を診断する触媒劣化診断装置であって、
前記触媒の下流に設けられた酸素センサの素子温度を推定する第1の素子温度推定手段と、
前記触媒の上流に設けられた空燃比センサの素子温度を推定する第2の素子温度推定手段と、
前記酸素センサの素子温度と前記空燃比センサの素子温度とに基づいて前記触媒の上流と下流との温度差を算出する温度差算出手段と、
前記温度差に応じて、前記触媒が劣化したか否かを診断する劣化診断手段と、
を有することを特徴とする触媒劣化診断装置。 - 前記酸素センサは、前記排気通路を通流する排気中の酸素ガスの濃度を検出する検出素子と、前記検出素子を加熱するヒータと、を備えており、
前記第1の素子温度推定手段は、
前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
前記運転状態が所定運転状態になると、前記ヒータへの通電に係るデューティ比を段階的に上昇させるデューティ制御を開始するヒータ制御手段と、
前記酸素センサがリッチ信号とリーン信号とを交互に出力する制御空燃比のパータベーション中に前記検出素子の検出値の振幅が所定幅より小さくなったときのデューティ比を記憶するデューティ比記憶手段と、
記憶したデューティ比に応じて、前記酸素センサの素子温度を推定する素子温度推定手段と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の触媒劣化診断装置。 - 前記第2の素子温度推定手段は、
前記空燃比センサのインピーダンスに基づいて空燃比センサの素子温度を推定することを特徴とする請求項1又は2に記載の触媒劣化診断装置。 - 前記劣化診断手段は、前記温度差が所定値より小さいときには前記触媒が劣化したと診断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の触媒劣化診断装置。
- 前記劣化診断手段は、前記温度差をX、前記第1の素子温度推定手段で推定した前記酸素センサの素子温度をY、係数をα、βとした場合に、X/α+Y/β<1であるときには前記触媒が劣化したと診断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の触媒劣化診断装置。
- 前記劣化診断手段は、前記温度差をX、前記デューティ比をY、係数をα、βとした場合に、X/α+Y/β<1であるときには前記触媒が劣化したと診断することを特徴とする請求項2に記載の触媒劣化診断装置。
- 内燃機関の排気通路に設けられ、排気中の有害成分を浄化する触媒の劣化を診断する触媒劣化診断方法であって、
前記触媒の下流に設けられた酸素センサの素子温度を推定する第1の素子温度推定工程と、
前記触媒の上流に設けられた空燃比センサの素子温度を推定する第2の素子温度推定工程と、
前記酸素センサの素子温度と前記空燃比センサの素子温度とに基づいて前記触媒の上流と下流との温度差を算出する温度差算出工程と、
前記温度差に応じて、前記触媒が劣化したか否かを診断する劣化診断工程と、
を有することを特徴とする触媒劣化診断方法。
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JP2009054724A JP5509628B2 (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 触媒劣化診断装置及び触媒劣化診断方法 |
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