JP2009132792A - 白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法及び白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子 - Google Patents

白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法及び白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子 Download PDF

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泰宏 松本
Kei Tomiyasu
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Abstract

【課題】残留塩が存在せず、且つ、所望とする色に着色して使用することが可能な、白色化された硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子を有利に製造する方法を提供すること、並びに、そのような白色化された硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子を提供すること。
【解決手段】ノボラック型のフェノール樹脂粒子を製造するに際し、保護コロイドが含有された水の中で、触媒として、シュウ酸と炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸とを併用して、下記一般式(I)にて示されるビスフェノール類とアルデヒド類とを反応させるようにした。
【化1】
Figure 2009132792

【選択図】なし

Description

本発明は、白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法及び白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子に係り、特に、電子写真用トナー、塗料、クロマトグラフィー用担体、充填材、難燃剤等として有用であり、しかも、所望の色に着色して使用することが可能な白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子を有利に製造する方法、及び白色度が有利に高められた白色硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子に関するものである。
従来より、硬化フェノール樹脂からなる球状粒子は、種々の手法によって製造されており、充填材や難燃剤等として広く用いられてきている。ところが、製造された硬化フェノール樹脂粒子は、一般に、黄色〜赤褐色を呈しているため、所望の色に着色しようとしても、着色できる色に制限があった。それ故、様々な色に着色することが可能な、白色乃至は淡色の硬化球状フェノール樹脂粒子の開発が、強く要請されてきている。
ところで、硬化フェノール樹脂粒子の製造技術としては、これまでにいくつかの提案が為されており、例えば、特許文献1には、フェノール類とホルムアルデヒド類を、酸性触媒と塩基性触媒のうちの少なくとも一種と、ヘキサメチレンテトラミンの如き窒素系化合物との存在下で反応させ、そして、得られる縮合物に、ポリビニルアルコールの如き親水性高分子化合物を添加して、更に反応せしめることにより、硬化フェノール樹脂粒子を製造する方法が提案されている。また、特許文献2には、フェノール類とホルムアルデヒド類とを、ヘキサメチレンテトラミンの如き反応触媒の存在下で、黒鉛類粉末と混合しつつ反応させて、黒鉛・フェノール樹脂粒状物を製造する方法が提案されている。しなしながら、これらの硬化球状フェノール樹脂粒子には、ヘキサメチレンテトラミンの如き窒素含有化合物が用いられていることから、硬化樹脂粒子中に、窒素が含有せしめられることとなり、この窒素によって、得られる樹脂粒子の色が、黄色くなるのであり、更に、黒鉛類粉末を加える場合には黒くなる。
また、特許文献3には、炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸と保護コロイドの存在下に、フェノール類とアルデヒド類を反応させて、硬化フェノール樹脂粒子を製造する手法が提案されている。しかしながら、かかる手法で製造された硬化フェノール樹脂粒子は、製造中に、原料のフェノール類が酸化されてしまうため、得られる樹脂粒子が、赤色〜褐色になる。
一方、特許文献4には、メチロール基を有する液状フェノール樹脂と有機エステルとを分散状態で反応させて、硬化フェノール樹脂粒子を製造する手法が提案されている。そこでは、フェノール樹脂として、多量の塩基性触媒の存在下で生成されたレゾール樹脂が用いられ、かかるレゾール樹脂を有機溶剤中に分散せしめた後、有機エステルを添加し、それらを反応せしめることによって、暗色化し難い白色乃至は淡色の硬化フェノール樹脂粒子を製造している。ところが、そのような手法で製造される硬化フェノール樹脂粒子は、ノボラックタイプではなく、レゾールタイプであるところから、塩基性触媒の中和によって生成される多量に残留塩が、樹脂粒子に多量に含有せしめられるおそれがあり、ひいては、その残留塩が、樹脂粒子を用いてなる塗料等の最終製品の物性(例えば、耐熱性や吸熱性等)に大きな悪影響を及ぼすおそれがあった。また、特許文献4に記載される手法では、液状のレゾール樹脂を製造し、これを一旦取り出した後、取り出したレゾール樹脂を、別の反応槽に収容された有機溶剤中に分散せしめなければならず、つまり、一つの反応槽で、レゾール樹脂の製造と、それに続く樹脂の粒状化や硬化等を連続して行うことができず、操作が煩雑であるといった問題を内在している。
特開昭51−62857号公報 特開昭63−48319号公報 特開平3−7714号公報 特開平6−239948号公報
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決すべき課題とするところは、残留塩が存在せず、且つ、所望とする色に着色して使用することが可能な、白色化された硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子を有利に製造する方法を提供すること、並びに、そのような白色化された硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子を提供することにある。
そして、本発明者等が、上述の如き課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、フェノール樹脂の反応原料であるフェノール類として、各種フェノールの中でも、特定のビスフェノール類を用い、このビスフェノール類とアルデヒド類とを、保護コロイドを含有する水の存在下において、シュウ酸及び炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸を酸性触媒として併用して、反応、硬化せしめることによって、様々な色に着色可能な白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、保護コロイドを含有する水の存在下、触媒として、シュウ酸と炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸とを併用して、下記一般式(I)にて示されるビスフェノール類とアルデヒド類とを反応せしめることを特徴とする白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法を、その要旨とするものである。
Figure 2009132792
[式中、R1 ,R2 は、それぞれ独立して、炭素数1〜8のアルキル基である。]
なお、そのような本発明に従う白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法における好ましい態様の一つにおいては、前記シュウ酸を用いて、乳化状態となるまで、前記ビスフェノール類と前記アルデヒド類とを反応させた後、前記アルキルベンゼンスルホン酸を加えて更に反応させるようにすることが望ましい。
また、本発明に従う白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法における他の好ましい態様の一つにおいては、前記ビスフェノール類として、ビスフェノールA及び/又は2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタンが有利に採用され得る。
また、本発明は、下記一般式(I)にて示されるビスフェノール類とアルデヒド類とを反応させて得られるノボラック型フェノール樹脂粒子であって、JIS Z 8715に規定される白色度:W10が、50以上であることを特徴とする白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子をも、その要旨とするものである。
Figure 2009132792
[式中、R1 ,R2 は、それぞれ独立して、炭素数1〜8のアルキル基である。]
このように、本発明に従う白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法にあっては、フェノール樹脂の反応原料であるフェノール類として、各種フェノールの中でも、上記一般式(I)にて示されるビスフェノール類が用いられていると共に、その反応触媒として、シュウ酸及び炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸が併用されているところから、球状で、且つ白色度の高められた白色硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子が、有利に製造され得るのである。このため、得られる白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子を、所望の色に着色して、使用することができる。
また、本発明においては、多量の塩基性触媒を用いて製造されるレゾール型のフェノール樹脂粒子ではなく、特定の酸性触媒を用いて、ノボラック型のフェノール樹脂粒子を製造するようにしているところから、得られる白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子に多量の残留塩が含有せしめられるおそれもないのである。
しかも、本発明に従う白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法によれば、従来のレゾール型のフェノール樹脂粒子を製造する場合とは異なり、未硬化のフェノール樹脂を製造工程の途中で取り出すことなく、フェノール樹脂の生成及び粒状化、並びに樹脂粒子の硬化を、一つの反応槽内において連続して行うことができるところから、目的とする白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子を短時間で容易に製造することができる。
また、本発明に従う白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子にあっては、フェノール樹脂の反応原料であるフェノール類として、各種フェノールの中でも、前記一般式(I)にて示されるビスフェノール類が用いられ、そして、JIS Z 8715に規定される白色度:W10が、50以上とされている。このため、上述のように、所望の色に着色して使用することができ、幅広い用途に用いることができる。
ところで、本発明において、目的とする白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子は、保護コロイドを含有する水の存在下、特定の酸性触媒を併用して、特定のフェノール類とアルデヒド類とを反応させることによって、製造される。
そこにおいて、先ず、フェノール樹脂を生成する一方の反応原料であるフェノール類としては、前記一般式(I)にて表される構造を有するビスフェノール類が用いられるのであり、これによって、得られるノボラック型フェノール樹脂が有利に白色化され得るのである。なお、前記した一般式(I)において、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、炭素数1〜8のアルキル基であり、そのようなアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基又はtert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等を挙げることができる。
そして、前記一般式(I)にて示されるビスフェノール類としては、例えば、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン:[ビスフェノールA]、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4,4−ジメチルペンタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−5−メチルヘキサン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−5,5−ジメチルヘキサン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2,6−ジメチルヘプタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−6,6−ジメチルヘプタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2,2,6,6−テトラメチルヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ノナン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)デカン等を挙げることができ、これらのうちの1種を単独で、或いは2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、ビスフェノールA、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、特に、ビスフェノールAは、フェノール樹脂の白色度や粒子化を高める観点から、好適に用いられる。
一方、本発明において用いられる他方の反応原料であるアルデヒド類としては、例えば、パラホルムアルデヒド、ホルマリン、アセトアルデヒド、サリチルアルデヒド、シクロヘキシルアルデヒド等を挙げることができ、これらのうちの1種を単独で、或いは2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、反応性や原料価格等の観点から、パラホルムアルデヒド、ホルマリンが好適に用いられる。
そして、本発明に従って硬化ノボラック型フェノール樹脂からなる白色球状粒子を製造するに際して、前記ビスフェノール類とアルデヒド類との配合割合は、特に限定されるものではないものの、好適には、ビスフェノール類のフェノール性水酸基(OH)の1モルに対して、アルデヒド類が0.9モル以上、より好ましくは1〜5モル、更に好ましくは1.2〜3モルとなる割合が望ましい。この理由は、アルデヒド類がフェノール性OH基の1モルに対して0.9モル未満では、ノボラック型フェノール樹脂の球状粒子が硬化しない可能性があるからであり、逆にアルデヒド類が多くなりすぎると、未反応のアルデヒド類が増加して、生産効率が低下するおそれがあるからである。
そして、本発明においては、前記一般式(I)にて示されるビスフェノール類とアルデヒド類とが、保護コロイドを含有する水を主体とする媒体中で、特定の触媒を併用して、反応・硬化せしめられることとなる。この際、媒体としての水の量は、特に制限されるものではなく、目的とする白色硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の粒子サイズ等を勘案して適宜に設定され得るのであるが、造粒操作を円滑に実施し、且つ生成した樹脂粒子の凝集化を有利に防止するためには、水分量は、ビスフェノール類の80質量%以上、更に好ましくは100〜180質量%の割合とされることが、廃液処理や生産効率等の点においても有利である。
また、かかる水には、生成したノボラック型フェノール樹脂を球状の粒子の形態にて得る目的で、保護コロイドが添加、含有せしめられることとなるが、この保護コロイドとしては、その種類が特に限定されるものではなく、従来より公知の各種の保護コロイドを使用することができる。中でも、本発明の目的をより一層有利に達成せしめるものとしては、例えば、アラビアゴム、ガッチゴム、ヒドロキシアルキルグアルゴム、部分加水分解ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の水溶性高分子化合物を例示することができ、それらのうちの1種が単独で、或いは2種以上が組み合わされて用いられる。これらの中でも、アラビアゴムは、反応生成物であるノボラック型フェノール樹脂粒子の凝集化や複合化、塊状化等を更に効果的に抑制するところから、より一層好適に用いられ得る。なお、そのような保護コロイドは、一般に、ビスフェノール類の0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%の割合となる量において、用いられることとなる。
さらに、本発明においては、ノボラック型フェノール樹脂の触媒として、酸性触媒であるシュウ酸と炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸とが併用されることとなる。これにより、白色度の高められた粒子状のノボラック型フェノール樹脂が、有利に生成され得るようになるのである。因みに、酸性触媒として、炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸を用いることなく、シュウ酸のみを用いてノボラック型フェノール樹脂粒子を製造すると、樹脂粒子の凝集乃至は融着が惹起されて、球状の樹脂粒子を得ることができない。逆に、シュウ酸を用いることなく、炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸のみを用いて製造すると、得られる樹脂粒子に色がつき、白色の粒子を得ることができなくなるのである。
そして、上述のように併用される酸性触媒のうち、上記シュウ酸は、還元作用を有する酸であって、ビスフェノール類とアルデヒド類との反応を促進せしめる機能を有すると共に、得られる樹脂粒子の白色度を効果的に高める作用を発揮する。本発明において、かかるシュウ酸の使用量は、反応原料の配合割合や反応条件等に応じて適宜に設定されることとなるが、ビスフェノール類の0.05〜5質量%、好ましくは0.1〜0.8質量%の割合となる量において、使用されることが望ましい。なぜなら、シュウ酸の使用量が過少であると、添加効果が無く、得られる樹脂粒子に色が付いて、白色の粒子を得ることができなくなるおそれがあるからであり、また、シュウ酸の使用量が過多であると、樹脂粒子の凝集乃至は融着が惹起されて、球状の樹脂粒子を得ることができないおそれがあるからである。
一方、シュウ酸と併用される炭素数が10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸は、ビスフェノール類とアルデヒド類との反応触媒として機能すると共に、特異な界面活性能を発揮して、硬化樹脂の安定な乳濁液を生成する作用を奏するものであって、ベンゼン骨格に、スルホン酸基と、炭素数が10以上の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基とを、それぞれ一つ以上有するものであればよい。具体的には、デシルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、テトラデシルベンゼンスルホン酸、ヘキサデシルベンゼンスルホン酸、オクタデシルベンゼンスルホン酸、及びこれらのうちの2種以上を組み合わせた混合物等を挙げることができる。これらの中でも、経済性や入手容易性、触媒機能等の観点から、ドデシルベンゼンスルホン酸が、特に有利に用いられ得る。なお、ベンゼン骨格に導入されたアルキル基の炭素数が10に満たない場合には、樹脂粒子の凝集乃至は融着が惹起されるようになる。また、炭素数の上限としては、特に制限されるものではないものの、水への溶解性の観点から、15以下とされることが望ましい。また、この炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸の使用量は、反応原料の配合割合や反応条件等に応じて適宜に設定されることとなるが、ビスフェノール類の0.1〜5質量%、好ましくは0.5〜2質量%の割合となる量において、使用されることが望ましい。
そして、本発明に従う白色硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法においては、保護コロイドを含有する水の存在下、触媒としてシュウ酸と特定のアルキルベンゼンスルホン酸とを併用して、ビスフェノール類とアルデヒド類とが反応せしめられるが、有利には、以下のような手法に従って、製造される。
先ず、温度計、攪拌装置及び還流冷却器を備えた通常の反応槽内に、反応原料であるビズフェノール類及びアルデヒド類、溶媒である水、保護コロイド、酸性触媒であるシュウ酸、更に必要に応じて、各種添加剤(例えば、界面活性剤等)を投入する。ここで、保護コロイドの反応系への投入(添加)時期は、縮合物(反応生成物)が硬化する以前であればよく、特に制限されるものではないが、一般的には、樹脂化(乳化)時又はそれ以前に添加することが望ましく、特に、作業の簡素化を図ると共に、微粒子を得ることができるといった観点から、反応開始時から添加しておくことが望ましい。
次いで、反応槽内の反応原料等を撹拌しながら、反応槽内を、0.5〜2℃/分程度の昇温速度にて加熱して、反応温度を、反応効率の観点から、一般に50℃以上、好ましくは70℃以上、更に好ましくは還流温度とする。そして、この反応温度で、所定の時間(0.5〜6時間程度)、ビスフェノール類とアルデヒド類とを、先ず、少なくとも乳化状態となる(未硬化状態の樹脂粒子となる)まで、反応させる。
その後、未硬化のノボラック型フェノール樹脂粒子を含む反応系内に、更に、酸性触媒である炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸を添加し、引き続き、上記反応温度と同じ温度又は若干低めの温度で、所定時間(1〜5時間程度)、反応を継続させることにより、フェノール樹脂粒子を硬化せしめる。
なお、ここにおいて、炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸の反応系への投入(添加)時期は、縮合物(反応生成物)が硬化する以前であればよく、シュウ酸と共に、反応開始時から添加してもよいが、上述のように反応の進行に応じてアルキルベンゼンスルホン酸をシュウ酸とは別の時期に添加することによって、得られる樹脂粒子がより一層有利に白色化され得るようになる。
しかる後、反応槽内を室温程度まで冷却し、必要に応じて、酸性触媒を中和した後、濾過又は遠心分離器等の固液分離手段によって、生成した硬化フェノール樹脂粒子を分離する。そして、分離された硬化フェノール樹脂粒子を、必要に応じて洗浄し、従来より公知の各種の乾燥方法、例えば、風乾や加熱乾燥等によって乾燥させることにより、目的とする白色硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子を得ることができるのである。
このように、本発明に従う白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法によれば、従来のレゾール型のフェノール樹脂粒子を製造する場合とは異なり、未硬化のフェノール樹脂を製造工程の途中で取り出すことなく、フェノール樹脂の生成及び粒状化、並びに樹脂粒子の硬化を、一つの反応槽内において連続して行うことができるところから、目的とする白色硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子を、良好な作業性をもって容易に製造することができるようになる。また、本発明によれば、ビスフェノール類とアルデヒド類との反応を促進させる触媒として、多量の塩基性触媒ではなく、酸性触媒が用いられているところから、得られる白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子に多量の残留塩が含有せしめられるおそれもないのである。
かくして、このようにして製造された本発明に従う白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子にあっては、フェノール樹脂の硬化によって、その形状が、真球状に近い球状とされているのである。また、樹脂粒子の体積平均粒径は、保護コロイドの添加量や水分量等に応じて変化するものの、通常、5μm〜2mm程度の範囲とされる。
しかも、本発明に従う白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子は、従来の酸性触媒を用いたノボラック型フェノール樹脂粒子に比べて、その白色度が著しく高められており、具体的には、JIS Z 8715に規定される白色度:W10が、50以上、好適には、70以上とされているのである。なお、本発明において、かかる白色度:W10は、先ず、JIS Z 8722に規定される「5.分光測色方法」によって、表面色を測定した後、得られた測定値(三刺激値及び色度座標)を用いて、JIS Z 8715に規定される「6.白色度指数及び色み指数の計算方法」に従って算出することにより、求められる。また、この際、本発明に従う白色硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子は粉状乃至は粒状であるところから、測定値のバラつきを防止するために、樹脂粒子を所定の圧力で押し固めて表面の状態を一定に保ったものを被測定物とする。
ところで、本発明に従って製造される硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子が白色化される理由については、未だ十分に明らかにされてはいないが、反応原料として用いられる前記一般式(I)にて示されるビスフェノール類は、そのフェノール基(ヒドロキシフェニル基)の結合している炭素原子に水素原子が結合していないため、キノン構造になりにくく、酸化されにくいこと、及び、触媒としてシュウ酸を併用することによって、反応途中におけるビスフェノール類の酸化が防止されることに起因すると推測される。
そして、上述のように白色度が高められた本発明に従う白色硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子にあっては、所望とする色に着色せしめられ、電子写真用トナー、塗料、クロマトグラフィー用担体、充填材、難燃剤等として、有利に用いられるのである。
以下に、本発明の実施例を幾つか示し、本発明を更に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまでもないところである。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記した具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等が加え得るものであることが、理解されるべきである。
なお、後述する実施例1〜7及び比較例1〜6で得られたノボラック型フェノール樹脂粒子の色相、形状、白色度及び体積平均粒子径は、以下に示す方法で測定した。
(1)色相及び形状
色相及び形状は、目視によって観察した。
(2)白色度
白色度は、得られた硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子を2kN/cm2 で圧縮し固めたものを、コニカミノルタ社製分光測色計(型番:CM−3600d、測定径:φ8mm)を用いて測定し、JIS Z 8715に規定される計算方法で求めた。
(3)体積平均粒子径
日機装株式会社製マイクロトラック粒度分布測定装置(型番:MT3200II)を用い
て測定した。
(実施例1)
温度計、攪拌装置及び還流冷却器を備えた反応容器内に、下記化3に示されるビスフェノールA:100質量部、47%ホルマリン:39質量部、水:144質量部、アラビアゴム:4質量部、シュウ酸:0.2質量部を仕込んだ後、内容物を攪拌混合しながら100℃まで加熱し、3時間反応させて、未硬化のフェノール樹脂粒子を生成させた。その後、反応容器内に、10%ドデシルベンゼンスルホン酸水溶液:10質量部を添加し、更に反応を3時間継続させて、フェノール樹脂を硬化させた。反応後、反応容器内を室温まで冷却し、濾過した後、洗浄を行い、硬化したノボラック型フェノール樹脂粒子を得た。
Figure 2009132792
得られたノボラック型フェノール樹脂粒子の色相及び形状を目視で確認した後、白色度及び体積平均粒子径を測定し、得られた結果を下記表1に示す。
(実施例2〜実施例6)
シュウ酸の配合割合を、下記表1に示すように変更した以外は実施例1と同様にして、硬化したノボラック型フェノール樹脂粒子を得た。そして、得られたノボラック型フェノール樹脂粒子の色相及び形状を目視で確認した後、白色度及び体積平均粒子径を測定し、得られた結果を下記表1に示す。
(実施例7)
ビスフェノールA:100質量部に代えて、下記化4に示される2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン:100質量部を用いると共に、47%ホルマリン及びシュウ酸の配合量を、それぞれ、33質量部及び0.5質量部に変更した以外は実施例1と同様にして、硬化したノボラック型フェノール樹脂粒子を得た。そして、得られたノボラック型フェノール樹脂粒子の色相及び形状を目視で確認した後、白色度及び体積平均粒子径を測定し、得られた結果を下記表1に示す。
Figure 2009132792
(比較例1)
温度計、攪拌装置及び還流冷却器を備えた反応容器内に、ビスフェノールA:100質量部、47%ホルマリン:39質量部、水:144質量部、アラビアゴム:4質量部、シュウ酸:2質量部を仕込んだ後、内容物を攪拌混合しながら100℃度まで加熱し、10時間反応させた。その結果、樹脂の凝集(粒子同士の融着)が起こり、球状の粒子は得られなかった。
(比較例2)
温度計、攪拌装置及び還流冷却器を備えた反応容器内に、ビスフェノールA:100質量部、47%ホルマリン:39質量部、水:96質量部、アラビアゴム:4質量部、10%ドデシルベンゼンスルホン酸水溶液:10質量部を仕込んだ後、内容物を攪拌混合しながら100℃度まで加熱し、6時間反応させた。反応後、反応容器内を室温まで冷却し、濾過の後、洗浄を行い、ノボラック型フェノール樹脂粒子を製造した。
そして、得られたノボラック型フェノール樹脂粒子の色相及び形状を目視で確認した後、白色度及び体積平均粒子径を測定し、得られた結果を下記表1に示す。
(比較例3)
ドデシルベンゼンスルホン酸とアラビアゴムの配合割合を下記表1に示すように変更した以外は比較例2と同様にしてノボラック型フェノール樹脂粒子を得た。そして、得られたノボラック型フェノール樹脂粒子の色相及び形状を目視で確認した後、白色度及び体積平均粒子径を測定し、得られた結果を下記表1に示す。
(比較例4)
温度計、攪拌装置及び還流冷却器を備えた反応容器内に、フェノール:100質量部、47%ホルマリン:81質量部、水:87質量部、アラビアゴム:4質量部、シュウ酸:0.5質量部を仕込んだ後、内容物を攪拌混合しながら100℃度まで加熱し、3時間反応させ、未硬化のフェノール樹脂粒子を生成させた。その後、反応容器内に、10%ドデシルベンゼンスルホン酸水溶液:10質量部を添加し、更に反応を3時間継続させて、フェノール樹脂を硬化させた。反応後、反応容器内を室温まで冷却し、濾過した後、洗浄を行い、ノボラック型フェノール樹脂粒子を得た。
そして、得られたノボラック型フェノール樹脂粒子の色相及び形状を目視で確認した後、白色度及び体積平均粒子径を測定し、得られた結果を下記表1に示す。
(比較例5)
ドデシルベンゼンスルホン酸とアラビアゴムの配合割合を下記表1に示すように変更した以外は比較例4と同様にしてノボラック型フェノール樹脂粒子を得た。そして、得られたノボラック型フェノール樹脂粒子の色相及び形状を目視で確認した後、白色度及び体積平均粒子径を測定し、得られた結果を下記表1に示す。
(比較例6)
温度計、撹拌装置、還流冷却器を備えた反応容器内にビスフェノールA:100質量部、47%ホルマリン:39質量部、水:144質量部、アラビアゴム:4質量部、シュウ酸:0.5質量部を仕込んだ後、内容物を撹拌混合しながら100℃まで加熱し、3時間反応させ、未硬化のフェノール樹脂粒子を生成させた。その後、反応容器内に、10%パラトルエンスルホン酸水溶液:10質量部を添加し、更に反応を3時間継続させた。その結果、樹脂の凝集(粒子同士の融着)が起こり、球状の粒子は得られなかった。
Figure 2009132792
かかる表1の結果からも明らかなように、本発明手法に従って製造された実施例1〜7に係るノボラック型フェノール樹脂粒子は、粒子同士が融着することなく、球状とされている。しかも、実施例1〜7に係るノボラック型フェノール樹脂粒子は、体積平均粒子径に関係なく、白色化されており、何れも、白色度:W10が50以上になっていることが、わかる。
これに対して、シュウ酸のみが触媒として用いられた比較例1及びシュウ酸と炭素数が1であるアルキル基を有するトルエンスルホン酸とが触媒として併用された比較例6にあっては、粒子同士の融着が起こり、球状の樹脂粒子が得られていないことがわかる。また、シュウ酸が使用されていない比較例2,3及びフェノール類として、前記一般式(I)にて示されるビスフェノール類ではなくフェノールが使用された比較例4,5にあっては、得られた粒子に色がついており、白色度:W10が極めて低く、負の値になっていることが認められる。

Claims (4)

  1. 保護コロイドを含有する水の存在下、触媒として、シュウ酸と炭素数10以上のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸とを併用して、下記一般式(I)にて示されるビスフェノール類とアルデヒド類とを反応せしめることを特徴とする白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法。
    Figure 2009132792
    [式中、R1 ,R2 は、それぞれ独立して、炭素数1〜8のアルキル基である。]
  2. 前記シュウ酸を用いて、乳化状態となるまで、前記ビスフェノール類と前記アルデヒド類とを反応させた後、前記アルキルベンゼンスルホン酸を加えて更に反応せしめる請求項1に記載の白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法。
  3. 前記ビスフェノール類として、ビスフェノールA及び/又は2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタンが用いられる請求項1又は請求項2に記載の白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子の製造方法。
  4. 下記一般式(I)にて示されるビスフェノール類とアルデヒド類とを反応させて得られるノボラック型フェノール樹脂粒子であって、JIS Z 8715に規定される白色度:W10が、50以上であることを特徴とする白色の硬化球状ノボラック型フェノール樹脂粒子。
    Figure 2009132792
    [式中、R1 ,R2 は、それぞれ独立して、炭素数1〜8のアルキル基である。]
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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