JP2009130935A - 光コヒーレント受信機、周波数オフセット推定装置、及び光コヒーレント受信機の方法 - Google Patents

光コヒーレント受信機、周波数オフセット推定装置、及び光コヒーレント受信機の方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、光コヒーレント受信機、及び周波数オフセット推定装置、及び当該光コヒーレント受信機で用いられる周波数オフセット推定方法を開示する。
【解決手段】光コヒーレント受信機は、光信号をベースバンド・デジタル電気信号に変換するフロントエンド処理部を有する。周波数オフセット推定装置は、前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相オフセットを計算する位相オフセット計算部、前記位相オフセットの変化、つまり位相オフセット変化を前記位相オフセット計算部により計算された位相オフセットに従い計算する位相オフセット変化計算部、位相オフセット変化の加重平均を得るループ・フィルタリング部、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、光通信、より詳細には光通信のための光コヒーレント受信機に関する。
光通信システムの能力及び柔軟性の要求が高まると共に、コヒーレント光通信技術は益々重要性を増している。非コヒーレント技術(オンオフ変調、OKKなど)又は自動コヒーレント技術(差動4値位相変調、DQPSKなど)と比べて、コヒーレント技術は以下の利点を有する。つまり、約3dBの光信号対雑音比(OSNR)利得、より効率的な変調技術(直交変調、QAMなど)を用い伝送能力を向上する能力、及びチャネルの変化に応じて電気的等価技術を利用する能力、及びより低い製造価格、等である。電気コヒーレント技術の場合と同様に、光コヒーレント受信機も、局発光の周波数を制御し、当該周波数と搬送波周波数との差(つまり、周波数オフセット)をゼロにする装置を必要とする。
しかしながら、光通信システムでは、無線通信システムにおけるパイロットのような、直接に搬送波周波数を抽出するための情報がないので、光コヒーレント受信機の周波数オフセットを制御する最初の段階は、受信信号から周波数オフセットを推定することである。光通信システムの特性により、光コヒーレント受信機の周波数オフセット推定装置は次のことを要求される。第一に、温度安定性及び経年変化等のようなレーザーの問題により、周波数オフセットは実際のシステムでは−5GHz乃至+5GHz高い。第二に、光通信システムの無停止伝送特性により、周波数オフセットの推定は極めて正確且つ安定したものでなければならない。最後に、光通信による非常に高い信号送信レートのため、対応するADレート及びデジタル信号レートも非常に高く、従って周波数オフセット推定方法の計算の複雑性が低いことが要求される。纏めると、光コヒーレント受信機は、周波数オフセット推定を実行するために、推定レンジが広く及び計算の複雑性が低い安定した方法及び装置を必要とする。
図1は、周波数オフセット推定装置110の光コヒーレント受信機内の位置を示す。図では、コヒーレント受信機のフロントエンド処理部118は、光周波数混合器102、局発光103、受光器104、105、アナログ−デジタル変換器(ADC)106、107、及び制御部112を有する。フロントエンド処理部118は、光信号101をベースバンド・デジタル電気信号I+jQ108に変換する。ここで、Iは同相成分であり、Qは直交成分である。周波数オフセット推定装置110は、ベースバンド・デジタル電気信号I+jQ108に従って周波数オフセットの数値111を推定し、当該電気信号を制御モジュール112へ送信し、周波数オフセットがゼロになるように局発光の周波数を制御する。データ復元器109はデータを復元し、復元されたデータを出力する。
図2は、非特許文献1に提案された周波数オフセット推定装置を実現する方法を示す。図2では、レジスタ201及び共役計算機202は、入力されたベースバンド電気信号を1シンボル時間だけ遅延させ、当該電気信号の共役を得て、信号207を得る。信号207は次に乗算器203で入力されたベースバンド電気信号を乗算され、信号208を得る。上述の遅延、共役、及び乗算の計算は、位相雑音を除去する(局発光及び搬送波の位相はランダムに変化し、隣接する数シンボル以内で一定であると考えられる)。信号208の位相は、2つの隣接するシンボルのデータ情報の間の差、及び周波数オフセットにより導入された1シンボル時間以内の位相オフセットを有する。従って、四乗計算機204はデータ情報を除去し、複素加算器205は信号209のN個のデータを加算して雑音の影響を除去する。最後に、1シンボル時間以内の周波数オフセットにより導入された位相変化111が1/4計算機206により得られる。シンボル時間(つまり、1/シンボル・レート)は光伝送システムで不変量なので、位相変化111は推定されるべき周波数オフセットを直接表す。例えば、位相変化111の値がθならば、対応する周波数オフセットは(θ/2π)×Brである(ここで、Brはシンボル・レートを表す)。
上述の従来の方法には2つの問題がある。第一に、1/4位相角計算機206の出力範囲は[−π/4,+π/4]なので、この方法により推定可能な周波数オフセットの範囲は[−Br/8,+Br/8]である。現在利用可能な光伝送で達成可能な最高シンボル・レートは20Gシンボル/秒であり、このようなシステムを例に取ると、この方法により推定可能な周波数オフセットの範囲は[−2.5GHz,+2.5GHz]だけであり、要求される[−5GHz,5GHz]より遙かに狭い。第二に、この方法は複素数の乗算計算だけでなく複素数の4乗計算も含むので、このような計算の複雑性は、実数に対して実行される加算若しくは減算の計算又は論理計算と比べて遙かに負担が大きい。現在のデジタル信号処理技術が関連する範囲で、このような複素数計算を光伝送システム内の10G又は20Gシンボル/秒のような高レートのシンボルに対して実行することは殆ど不可能である。
アンドリアス・リーベン他(Andreas Leven et.al)、Frequency Estimation in Intradyne Reception、IEEE Photonics Technology Letters、2007年3月15日、19巻、6号、p.366−368
本発明は上述の従来技術の問題の観点から提案される。本発明の目的は、光コヒーレント受信機で周波数オフセットを推定する方法及び装置を提供する。当該方法及び装置は、実際のシステムで生じ得る周波数オフセットの安定した正確且つ高速な推定を実現することである。
本発明の目的を達成するために、本発明の第1の態様によると、光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。当該周波数オフセット推定装置は、光信号をベースバンド・デジタル電気信号に変換するフロントエンド処理部を有する。周波数オフセット推定装置は、前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相オフセットを計算する位相オフセット計算部、前記位相オフセットの変化、つまり位相オフセット変化を前記位相オフセット計算部により計算された位相オフセットに従い計算する位相オフセット変化計算部、及び位相オフセット変化の加重平均を得るループ・フィルタリング部、を有する。
本発明の第2の態様によると、本発明の第1の態様に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。前記光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置は、前記位相オフセット変化計算部により計算された前記位相オフセット変化に曖昧さがあるか否かを決定し、曖昧さを有さない位相オフセット変化を出力する曖昧さ決定部、を更に有する。
本発明の第3の態様によると、本発明の第2の態様に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。前記曖昧さ決定部は、前記位相オフセット変化の絶対値を所定の閾値と比較することにより、前記位相オフセット変化に曖昧さがあるか否かを決定する。
本発明の第4の態様によると、本発明の第3の態様に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。前記所定の閾値はπ/4又はπ/2又はπである。
本発明の第5の態様によると、本発明の第1の態様に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。前記光コヒーレント受信機はQPSK、8PSK等のような位相変調方式を用いる。
本発明の第6の態様によると、本発明の第1乃至5の態様の何れか一に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。前記位相オフセット計算部は、位相角計算機、前置決定器、及び位相オフセット計算機、を有し;前記位相角計算機は前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相角を取得し;前記前置決定器は前記ベースバンド・デジタル電気信号のデータ情報を前記位相角計算機により取得された前記位相角、前記位相オフセット計算部により計算された前の位相オフセット、及び前記ループ・フィルタリング部の前の出力に従い決定し;及び前記位相オフセット計算機は前記ベースバンド・デジタル電気信号の前記位相オフセットを前記前置決定器の決定結果に従い計算し;前記位相オフセット変化計算部は、位相オフセット・レジスタ部及び減算部を有し;前記位相オフセット・レジスタ部は前記位相オフセット計算部により計算された前記位相オフセットを記録し;前記減算部は前記位相オフセット・レジスタ部に記録された前の位相オフセットを前記位相オフセット計算部により計算された現在の位相オフセットから減算し、前記位相オフセット変化を得る。
本発明の第7の態様によると、本発明の第1乃至第5の態様の何れか一に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。前記位相オフセット計算部は、データ間引き回路、第1の位相オフセット計算部、及び第2の位相オフセット計算部、を有し;前記データ間引き回路は前記ベースバンド・デジタル電気信号の隣接するシンボルにより形成される第1の信号及び第2の信号である2つの信号を取得し;前記第1の位相オフセット計算部は前記第1の信号の位相オフセットを計算し;及び前記第2の位相オフセット計算部は前記第2の信号の位相オフセットを計算し;前記位相オフセット変化計算部は、前記第2の位相オフセット計算部により計算された前記第2の信号の位相オフセットを、前記第1の位相オフセット計算部により計算された前記第1の信号の位相オフセットから減算し、前記位相オフセット変化を得る。
本発明の第8の態様によると、本発明の第7の態様に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。前記第1の位相オフセット計算部は、第1の位相角計算機、第1の前置決定器、及び第1のオフセット計算機、を有し;前記第1の位相角計算機は前記第1の信号の位相角を取得し;前記第1の前置決定器は前記第1の信号のデータ情報を前記第1の位相角計算機により取得した前記位相角に従い決定し;及び前記第1のオフセット計算機は前記第1の信号の前記位相オフセットを前記第1の前置決定器の決定結果に従い計算し;前記第2の位相オフセット計算部は、第2の位相角計算機、第2の前置決定器、及び第2のオフセット計算機、を有し;前記第2の位相角計算機は前記第2の信号の位相角を取得し;前記第2の前置決定器は前記第2の信号のデータ情報を前記第2の位相角計算機により取得した前記位相角、前記第1の位相オフセット計算部により計算された前記第1の信号の前記位相オフセット、及び前記ループ・フィルタリング部から帰還される出力に従い決定し;及び前記第2のオフセット計算機は前記第2の信号の前記位相オフセットを前記第2の前置決定器の決定結果に従い計算する。
本発明の第9の態様によると、本発明の第7の態様に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。前記データ間引き回路は以下の2つの構造のうちの1つにより実現される。つまり、第1の構造では:データ間引き回路は、第1のダウン・サンプラー、遅延部、及び第2のダウン・サンプラー、を有する。前記第1のダウン・サンプラーは第1のN対1ダウンサンプリングを前記ベースバンド・デジタル電気信号に対して実行し、サンプルされた信号を前記第1の信号として取り込む。前記遅延部は、前記ベースバンド・デジタル電気信号を1シンボルだけ遅延させる。前記第2のダウン・サンプラーは、第2のN対1ダウンサンプリングを前記ベースバンド・デジタル電気信号に対して実行し、前記サンプルされた信号を前記第2の信号として取り込む。ここで、Nは1より大きい整数である。第2の構造では:データ間引き回路は、シリアル−パラレル変換器を有する。シリアル−パラレル変換器は、シリアル−パラレル変換を前記ベースバンド・デジタル電気信号に対して実行し、複数の変換されたパラレル信号の中の2つの隣接する信号を前記第1の信号及び前記第2の信号として出力し、複数の変換されたパラレル信号の中の他の信号を接地する。
本発明の第10の態様によると、光コヒーレント受信機が提供される。前記光コヒーレント受信機は、第1乃至第9の態様の何れか一に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置を有する。
本発明の第11の態様によると、本発明の第10の態様に従った光コヒーレント受信機が提供される。前記光コヒーレント受信機は、粗周波数オフセット監視装置、デジタル等化器、及びセレクタを更に有し、前記粗周波数オフセット監視装置は、前記デジタル等化器より前に信号を受信し;前記光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置は前記デジタル等化器から出力された信号を受信し;及び前記セレクタは前記粗周波数オフセット監視装置及び前記光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置の1つの出力を、前記デジタル等化器から出力された信号の残留波長分散及び偏波モード波長分散に従い選択する。
本発明の第12の態様によると、光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定方法が提供される。前記光コヒーレント受信機は、光信号をベースバンド・デジタル電気信号に変換するフロントエンド処理部を有する。前記周波数オフセット推定方法は:前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相オフセットを計算する位相オフセット計算段階;前記位相オフセットの変化である位相オフセット変化を前記位相オフセット計算段階で計算された前記位相オフセットに従い計算する位相オフセット変化計算段階;及び前記位相オフセット変化の加重平均を得るループ・フィルタリング段階、を有する。
本発明の第13の態様によると、第12の態様に従った周波数オフセット推定方法が提供される。前記周波数オフセット推定方法は:前記位相オフセット変化計算段階で計算された前記位相オフセット変化に曖昧さがあるか否かを決定し、曖昧さを有さない位相オフセット変化を出力する曖昧さ決定段階;を更に有する。
本発明の第14の態様によると、本発明の第6乃至第9の態様の何れか一に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。前記前置決定器は、減算器、2πモジュラ計算機、及びπ/2係数ラウンダーを有する。前記減算器は帰還位相オフセットを前記位相角計算により得られた位相角から除去する。前記2πモジュラ計算機は2πモジュラ計算を、前記位相オフセット除去部により帰還位相オフセットを除去された信号に対して実行し、前記信号を0乃至2πの間に制限する。π/2係数ラウンダーは、前記2πモジュラ計算機により0乃至2πの間に制限された信号を所定値で割り、商の整数部分を得る。
本発明の第15の態様によると、本発明の第6乃至第9の態様の何れか一に従った光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置が提供される。前記前置決定器は、第1の減算器、2πモジュラ計算機、第1の決定部、第2の減算器、第2の決定部、及び検索テーブル決定部、を有する。前記第1の減算器は、帰還位相オフセットを前記モジュラ計算機により得た係数から減算する。2πモジュラ計算機は、2πモジュラ計算を前記帰還位相オフセットを除去された信号に対して実行し、前記信号を0乃至2πの間に制限する。前記第1の決定部は、前記2πモジュラ計算機の出力を第1の閾値と比較する。前記第2の減算器は、前記2πモジュラ計算機の出力が前記第1の閾値より大きい場合、前記第1の閾値を前記2πモジュラ計算機の出力から減算する。前記第2の決定部は、前記第2の減算器の出力を第2の閾値と比較する。検索テーブル決定部は前記ベースバンド・デジタル電気信号のデータ位相を、検索テーブルを通じ、前記第1の決定部と前記第2の決定部の出力に従い決定する。
本発明の更に別の態様によると、コンピューター又は論理構成要素により実行されると、前記コンピューター又は前記論理構成要素に前述の第12の態様に従った方法、又は前述の第1乃至第9の何れか一に従った周波数オフセット推定装置を実施させるコンピューター・プログラムが提供される。
本発明の更に別の態様によると、前記コンピューター・プログラムを格納するコンピューター可読媒体が提供される。
本発明の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置及び方法によると、複素数の乗算は免除され、計算の複雑性は有意に低減され、信頼性が高く正確且つ高速な周波数オフセット推定装置が達成される。
添付の図面は、本出願の一部であり、発明の詳細な説明と共に本発明の好適な実施形態を説明する。本発明の前述の及び他の目的、特徴、及び利点は、添付の図面を参照した詳細な説明を通じて明らかになるだろう。
好適な実施例は、添付の図面を参照して以下に詳細に説明される。説明は本発明を限定するものというより、むしろ例である。図中、同一の参照符号は同一の又は対応する構成要素を示す。
図3は、本発明のある実施例による周波数オフセット推定装置を図示する。周波数オフセット推定装置の入力は、光コヒーレント受信機のフロントエンド処理部118により出力されたベースバンド電気信号108、つまりI+jQexp(jφ+jφ+jΔωt)である。一般に、ベースバンド電気信号108の位相角は、データ情報φだけでなく、搬送波と局発光との間の位相オフセットも含む。ここで、位相オフセットは2つの部分、つまり1つは位相雑音φ、もう1つは周波数オフセットにより導入された位相オフセットΔωtを含む(ここでtは時間を表す)。レーザーの特性によると、φは隣接する数シンボル以内で不変であると考えられるので、Δωtは時間と共に変動することが明らかである。本発明の目的は、周波数オフセットΔωを推定する方法である。以下の説明はQPSK変調方式に基づく。つまり例としてφ∈π/4、3π/4、5π/4、7π/4である。
ベースバンド電気信号108は、先ず位相角計算機301に入力され、ベースバンド電気信号108の位相角302を得る。前置決定器303は、位相角302に従い送信情報、及び前のシンボルの位相オフセット307、周波数オフセットにより導入された1シンボル時間後の位相オフセット変化111(つまり、周波数オフセット値Δωt、ここでtはシンボル時間を示す)の全体を判断し、そして選択スイッチ305を制御するスイッチ制御信号として所定値304を出力する。前置決定の目的は、一般的に、ベースバンド電気信号108のデータ情報φを得るためである。前置決定値304は、それぞれφ=π/4、3π/4、5π/4、7π/4を示す0、1、2、3であってよい。選択スイッチ305は、ベースバンド電気信号の位相角302を、スイッチ制御信号304に従い、位相オフセット計算機306の入力ポート314、315、316、317と結合する。位相オフセット計算機306は、所定データ情報φを位相角302から減算する。それにより得られる差はシンボルの位相オフセット307である。例えば、スイッチ制御信号304が0のとき、選択スイッチ305は位相角302をポート314に結合し、それにより得られる位相オフセット307はπ/4を位相角302から減算した結果である。同様に、スイッチ制御信号304が1のとき、選択スイッチ305は位相角302をポート315に結合し、それにより得られる位相オフセット307は3π/4を位相角302から減算した結果である。スイッチ制御信号304が2のとき、選択スイッチ305は位相角302をポート316に結合し、それにより得られる位相オフセット307は5π/4を位相角302から減算した結果である。スイッチ制御信号304が3のとき、選択スイッチ305は位相角302をポート317に結合し、それにより得られる位相オフセット307は7π/4を位相角302から減算した結果である。
レジスタ308に格納された前のシンボルの位相オフセットは、減算器329により位相オフセット307から減算され、1シンボル時間の位相オフセット変化309、つまりΔωT+n(ここで、nはチャネルの白色雑音により生じる位相雑音、又は受信機の電気雑音、等を表す)を出力する。位相角302の範囲は[0,2π]なので、計算される位相オフセットは360°の曖昧さを有する。一方で、2つのシンボルの位相オフセットが角度差360°の曖昧さを有する場合、位相オフセット変化309にも360°の曖昧さが現れ、位相オフセット変化309の値はこの時点でもはやΔωT+nではない。
以下の例は、360°の曖昧さ及び決定器の動作原理を説明する。2つの隣接するシンボルの位相オフセットをθ及びθ(−∞<θ,θ<+∞)、位相オフセット計算部306により計算された2つのシンボルの位相オフセットの出力値を~θ及び~θとする。位相角302の出力範囲は[0,2π]なので、~θ及び~θは360°の曖昧さを有する。つまり~θ=θ+m×2π、~θ=θ+k×2πである(ここで、mとkは整数である)。従って、位相オフセット変化309の値は、~θ−~θ=θ−θ+(k−m)×2πであり、kがmに等しくないとき、位相オフセット変化309に360°の曖昧さが現れる。決定器310は、まさにこのような360°の曖昧さを除去するために存在する。決定器の閾値をπに設定することは次の理由に基づく。つまり、|θ−θ|<πとすると、kがmに等しくないとき、|~θ−~θ|>πである。従って、位相オフセット変化309に360°の曖昧さが現れるか否かを、単に位相オフセット変化309の絶対値がπより大きいか否かを決定することにより決定することができる。別の観点から、決定器の閾値も周波数オフセット推定装置の動作範囲を(|θ−θ|<πを利用して)[−Br/2,Br/2]に制限する。シンボル・レートが20Gシンボル/秒のとき、本発明の周波数オフセット推定装置の動作範囲は[−10GHz,10GHz]であり、実際のシステムで生じる可能性のある周波数オフセットの範囲を包含する。実際の要求により、決定器310は他の閾値、例えばπ/2を用いてもよい。この場合、周波数オフセット推定装置の動作範囲は[−Br/4,Br/4]である、閾値π/4が用いられる場合、周波数オフセット推定装置の動作範囲は[−Br/8,Br/8]に制限される。この場合には、推定可能な周波数オフセット範囲は従来技術と等しい。しかしながら本発明は、複素数を含む複雑な計算を含まないので、安定性、正確性、及び堅牢性という利点を有する。換言すると、当業者は特定の用途に従い異なる閾値を用いてよい。決定器310は前述の動作原理に従い曖昧さを有するこれらの値を棄却し、如何なる360°の曖昧さも含まない位相オフセット変化312をループ・フィルター311に入力する。ループ・フィルター311は、重み付けされた移動平均により雑音を除去し、同時に周波数オフセットの変化を追跡する。ループ・フィルター311の出力(つまり、周波数オフセット111、つまりΔωT)は、加算器312によりシンボルの位相オフセット307と加算される。そしてその和は次のシンボルの推定された位相オフセットである。この推定値は、レジスタ314に予め決定された次のシンボルの基準として格納される。同時に、周波数オフセット111は周波数オフセット推定装置の全体の出力としても用いられる。
前置決定器303は、例えば、減算器318、Mod2π計算機(2πモジュラ計算機)319、及び切り捨て(floor)π/2計算機320を有する。減算器318は、入力されたシンボルの推定位相オフセット313をシンボルの位相角302から減算する。従って、減算器318の出力321は、実質的に入力されたシンボルのデータ情報である。Mod2π計算機319は、出力321に対し2πモジュラ計算を実行し、出力を0乃至2πの間に制限し、出力322を得る。Floorπ/2計算機(π/2商ラウンダー)320は、先ず、データ位相をπ/2で割り(留意すべき点は、ここで用いられるπ/2が簡単のための単なる例であることである。スイッチ制御信号が丸め込みの後に得られる限り、2π/5のような別の値が用いられてもよい。)、次に商の整数部分を丸めて出力し、スイッチ制御信号304を得る。従って、θ=π/4、3π/4、5π/4、7π/4、のとき、前置決定器の出力はそれぞれ0、1、2、3である。
図3は別の前置決定器を更に示す。図3の下部分に示されるように、前置決定器303は、減算器318、Mod2π計算機319、第1の決定部341、減算器342、第2の決定部343、及び検索テーブル決定部345、を有する。第1の決定部341は、Mod2π計算機319の出力(つまり、制限されたデータ位相)がπより小さいか否かを決定する。出力がπより小さい場合、当該出力は検索テーブル決定部345へ入力する。出力がπより小さくない場合、減算器342でπを減算した後に、当該出力は第2の決定部343へ入力する。第2の決定部343は、その入力がπ/2より小さいか否かを決定し、決定した値を出力する。検索テーブル決定部345は、決定部341及び343が決定する結果に従い、スイッチ制御信号304を出力する。この変換の関係は図3に示される。留意すべき点は、ここで用いられるπ/2及びπの両方が例であり、本発明を限定しないことである。
ループ・フィルター311は、乗算器323、325、加算器324、及びレジスタ326を有する。乗算器323は、入力された位相オフセット変化312に不変の係数(1−α)を乗算し、出力327を得る(αは0より大きく1より小さい実数である)。加算器324は、出力327を信号328に加算し(後述されるように、信号328は前のシンボルの重み付けされた位相オフセットである)、周波数オフセット111を出力する。周波数オフセット111は、同時にレジスタ326へ入力される。乗算器325によりレジスタ326内のデータに不変係数αが乗算された後、出力328が得られ、次の入力の処理のために加算器324へ入力される。
ループ・フィルター311は、推定値の雑音を抑制し安定した正確な推定値を得るために用いられる。上述の実施例では、ループ・フィルター311は1つのスライディングのみを実行している。つまり、加重平均は前の周波数オフセットだけで実行される。当業者に明らかなように、複数レベルのスライディングが実行されて良い。つまり、加重平均は複数の前のシンボルの推定された周波数オフセットに実行される。この場合、複数のシンボルの係数の和は1のままである。係数はスライディングのレートを決定し、従って雑音の抑制及び変化の追跡の間の妥協(つまり応答時間)を決定する。係数の値は所望の応答時間に従い選択されるべきである。
図3に示される周波数オフセット推定装置は、到来するデータ・シンボルのそれぞれを処理する必要がある。換言すると、図3の全ての計算は1つのシンボル時間内で完了されるべきである。従って、伝送システムのデータ・レートが非常に高い(例えば、数10Gbit/秒のレート)場合、図3に示される周波数オフセット推定装置は、ハードウェアで実施することが困難であるという問題を含む。このような問題に関し、本発明は、図4に周波数オフセット推定装置の低レートの実施の方法を提案する。
図4Aに示されるように、低レートで実施される周波数オフセット推定装置は、データ間引き回路401、位相オフセット及び変化計算機404、曖昧さ決定器310、及びループ・フィルター311を有する。図3と比較すると、図4の低レートでの実施は、主に、データ間引き回路401及び位相オフセット計算部が追加され、位相オフセット変化計算部は位相オフセット及び変化計算機406として統合されている。データ間引き回路は、図4B又は図4Cに示される構造により実施されてよい。
図4Bに示されるデータ間引き回路は、レジスタ404及び2つのN対1ダウン・サンプラー405及び406を有する。ベースバンド・デジタル信号108は、2つの枝路へされる。1つはダウン・サンプラー405へ直接入力され、もう1つはレジスタ404により1シンボルだけ遅延された後にダウン・サンプラー406へ入力される。ダウン・サンプラー405及び406は、入力されたベースバンド・デジタル信号にN対1抽出を実行し、それぞれ出力デジタル信号402及び403を得る。図4Cは、シリアル−パラレル変換器により実施されるデータ間引き回路を示す。ベースバンド・デジタル信号108は、シリアル−パラレル変換器418へ入力される。シリアル−パラレル変換器418のN個の出力ポートの最初の2つのポートの出力は、所望の信号402及び403である。一方で、シリアル−パラレル変換器418の残りの出力ポートは、接地される。勿論、シリアル−パラレル変換器418のN個の出力ポートのうちの最初の2つのポート以外の2つの隣接するポートを、出力ポートとして用いることも可能である。
図4Aに示される例は、抽出比(N:1)が4の場合の信号402/403とベースバンド・デジタル信号108との間の関係を示す。データ間引き回路を通過した後、ベースバンド・デジタル信号の1番目から10番目のシンボルのうちの1、5、及び9番目のシンボルは出力402として用いられ、2,6,及び10番目のシンボルは出力403として用いられる。この例から分かるように、出力403は常に出力402の次のシンボルである。上述の例では抽出分比4とした。しかしながら当業者には、抽出比に拘わらず、出力403が常に出力402の次のシンボルであることが明らかである。出力402及び403は、位相オフセット及び変化計算部に入力される。
図4Dに示されるように、シンボルの位相角409は、位相角計算機407を用いて出力402から得られる。また、丸め込みπ/2計算機411は入力された位相角409をπ/2で割り、商の整数部分を丸め、そして結果を出力する。スイッチ制御信号としての出力412は、入力された位相角409を位相オフセット計算部306へ入力する。スイッチ制御信号412及び位相オフセット計算部306の動作は、図3の対応する構成要素の動作と同じである。位相オフセット計算部306の位相の出力414は、加算器415により推定周波数オフセット111に加算され、出力403のシンボルの位相オフセットに関する推定値419を得る。この推定値419は、前置決定器303へ入力される。前置決定器303は、推定値419と出力403のシンボルの位相角410に従いスイッチ制御信号413を生成し出力する。スイッチ制御信号413による制御下で、位相角410は別の位相オフセット計算機306へ入力され、出力403のシンボルの位相オフセット417を得る。位相オフセット417及び414は、減算器416により減算され、隣接するシンボルの位相オフセット変化309を得る。位相オフセット変化309に追従する処理(曖昧さ判断及びループ・フィルタリング等)は、図3に示された実施例の処理と同じである。
しかしながら留意すべき点は、図4の実施例では、丸め込みπ/2計算機411は、位相オフセットに0を用いる前置決定器により実施されてもよい(つまり、図3に示される前置決定器の入力313は0と考えられる)。従って、構成要素411及び303は同一の構成要素により実施することが可能である。
更に留意すべき点は、図4では加算器415が用いられたが、加算器415は省かれてもよいことである。この場合、周波数オフセット111及び位相オフセット414は、減算のために前置決定器に直接入力される。
纏めると、データ間引き回路を用い、図4に示された実施例は1シンボル時間内の全ての計算を必ず完了するという要件を、構造の観点からNシンボル時間内で完了するに緩和する(ここで、Nは抽出比を示す)。性能への影響は、単に応答時間を増大するだけである(一方で、推定の精度及び範囲は影響されない)。特定のハードウェアの実施の観点から、処理能力及びハードウェアにより要求される応答時間に従い適切な抽出比を選択することが可能である。
本発明による周波数オフセット推定装置は、図1に示す光コヒーレント受信機で直接用いられ、従来の推定器110を置き換えてよい。
図5は、本発明による周波数オフセット推定装置を用いる別の光コヒーレント受信機を示す。周波数オフセットの粗推定及び補償は、この光コヒーレント受信機で既に実行されている。この受信機は、参照されることにより本願明細書に組み込まれる中国特許出願200710139769.1号、Zhenning Tao他に提案されている。このような光コヒーレント受信機に関し、本発明による周波数オフセット推定装置は、高精度周波数オフセット推定装置509として用いられてよい。
Zhenning Tao他による特許出願では、周波数オフセット監視装置の出力の極性は、周波数オフセットの正及び負の変化と共に変化する。従って、監視装置の出力は局発光の周波数を制御する帰還信号として用いられてよい。監視装置は、非常に強靱な堅牢性を有するので、深刻な残留波長分散及び偏波モード分散を許容すると共に、及び送信データと受信データとの間の同期クロックの如何なる問題も有さない。しかし、この監視装置には、周波数オフセットが特定の範囲(例えば、1GHz)より小さい場合、監視装置が誤った検出信号を送信するという問題がある。しかしながら、このような範囲内の周波数オフセットは、依然として光コヒーレント受信機で許容できないほど大きい。図1と比較して、図5には、周波数オフセット推定装置に専用の、デジタル等化器507、粗周波数オフセット監視装置501、選択制御装置503、及びセレクタ504、が追加されている。デジタル等化器507の機能は、ベースバンド・デジタル信号108を均一にし、波長分散及び偏波モード分散の影響を除去することである。デジタル等化器507は、一般に知られた技術により実施されてよい(例えば、「Adaptive digital equalization in the presence of chromatic dispersion, PMD, and phase noise in coherent fiber optic systems」、Crivelli D.E、Global Telecommunications Conference、2004年、p.2545−2551、vlo.4)。図5の粗周波数オフセット監視装置501の入力108は、デジタル等化器507の前の信号である。一方で、高精度周波数オフセット推定装置の入力508は、デジタル等化器507を通過した信号である。図5に示されるセレクタ504は、粗周波数オフセット監視装置の出力502又は高精度周波数オフセット推定装置の出力を、局発光の周波数制御装置112の入力へ、制御信号503に従い切り替えるスイッチ506を有する。
図6は、図5に示した光コヒーレント受信機の周波数オフセット推定装置の動作フローを示す。
図6に示されるように、受信機の開始/再開、又はチャネル切り替えの間(段階601)、セレクタ504は出力505を切り替え入力502と接続する(段階602)。この時点で、粗周波数監視装置501は、局発光を制御し始める。従って、粗周波数オフセット監視装置501が周波数オフセットをある程度まで制御する場合、デジタル等化器507は通常動作を開始し、波長分散及び偏波モード分散の影響を除去する(段階603)。続いて、波長分散及び偏波モード分散が除去されたか否かが決定される(段階604)。除去された場合(段階604で「YES」)、セレクタ504は出力505を入力111に接続し、高精度周波数オフセット推定装置509は局発光を制御し始める(段階605)。
上述の動作フローから分かるように、高精度周波数オフセット推定装置が局発光を制御し始めることを決定する基準は、波長分散及び偏波モード分散の影響が既に実質的に除去されているという事実である(図6の段階604で「YES」)。従って、セレクタの制御信号503は、デジタル等化器のエラー信号により決定されてよく、監視信号508の残留波長分散及び偏波モード分散を検出する方法を介し得られてもよい。波長分散及び偏波モード分散の検出は、Fiber chromatic dispersion and polarization-mode dispersion monitoring using coherentdetection、Biao Fu他、Photonics Technology Letters、IEEE、Volume 17、Issue 7、2005年7月、p.1561−1563のような一般に知られた技術を介し実行されてよい。
図7は、本発明による光コヒーレント受信機を用いた光通信システムを示す。このシステムは、送信機701、光ファイバ回線706、及び受信機705を有する。光ファイバ回線は、1又は複数のノード702、光ファイバ703、及び増幅器704を有してもよい。本発明の光コヒーレント受信機705を除き、上述の残りの部分は、Optical Differential Quadrature Phase-Shift Key(oDQPSK) for High Capacity Optical Transmission、R.A.Griffin他、OFC、2002年に記載の送信機技術のような一般に知られた技術に従い構成されてよい。
図8は、本発明による周波数オフセット推定方法を示すフローチャートである。この周波数オフセット推定方法は、上述の本発明によるコヒーレント受信機に適用される。図8に示されるように、周波数オフセット推定方法は、前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相オフセットを計算する位相オフセット計算段階、前記位相オフセットの変化、つまり位相オフセット変化を前記位相オフセット計算段階で計算された位相オフセットに従い計算する位相オフセット変化計算段階、前記位相オフセット変化計算段階で計算された前記位相オフセット変化に曖昧さがあるか否かを決定し、曖昧さを有さない位相オフセット変化を出力する曖昧さ決定段階、及び前記曖昧さ決定段階から出力された位相オフセット変化の加重平均を得るループ・フィルタリング段階、を有する。
勿論、位相オフセット計算段階は、例えば前述の位相角計算機301、前置決定器303、及び位相オフセット計算機306により実行されてよい。位相オフセット変化計算段階は、例えば、前述のレジスタ308及び減算器309により実行されてよい。曖昧さ決定段階は、例えば、前述の決定器303により実行されてよい。また、ループ・フィルタリング段階は、例えば、前述のループ・フィルター311により実行されてよい。これらの構成要素は全て先に詳細に説明されているので、当業者は本願明細書を参照しこれらの段階を容易に理解し実行できる。従って、これらの段階は以下に詳細に説明されない。
本発明による装置は、コンピューターに上述の装置の機能を実行させるか又はコンピューターに前述の方法の段階を実行させるコンピューター・ソフトウェアにより実施されてよい。コンピューターは、例えば、CPU、ROM、入出力手段、ハードディスク、及びRAM等を有する汎用目的コンピューター、及び専用コンピューターであってもよい。コンピューター・プログラムは、単一のコンピューター・プログラム、又は複数のコンピューター・プログラムを有する一式のプログラムであってよい。
コンピューター・プログラム又は一式のプログラムは、コンピューター可読記憶媒体に格納されてよい。コンピューター可読記憶媒体は、例えばCD,DVD、フロッピー(登録商標)・ディスク、フラッシュ・メモリー、磁気ディスク、又は当業者に知られている如何なる他の媒体であってもよい。
本発明の前述の説明は説明のための例であり、本発明を限定するものではない。本発明の範囲は、しかしながら特許請求の範囲によってのみ限定される。当業者は、本発明に対する種々の変形及び修正をなし得るだろう。また、本発明はこれら全ての変形及び修正を包含する。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置であって、前記光コヒーレント受信機は、光信号をベースバンド・デジタル電気信号に変換するフロントエンド処理部を有し、前記周波数オフセット推定装置は:
前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相オフセットを計算する位相オフセット計算部;
前記位相オフセットの変化である位相オフセット変化を前記位相オフセット計算部により計算された前記位相オフセットに従い計算する位相オフセット変化計算部;及び
前記曖昧さ決定部により出力された前記位相オフセット変化の加重平均を得るループ・フィルタリング部、を有する周波数オフセット推定装置。
(付記2) 前記位相オフセット変化計算部により計算された前記位相オフセット変化に曖昧さがあるか否かを決定し、曖昧さを有さない位相オフセット変化を出力する曖昧さ決定部;を更に有する付記1記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
(付記3) 前記曖昧さ決定部は、前記位相オフセット変化の絶対値を所定の閾値と比較することにより、前記位相オフセット変化に曖昧さがあるか否かを決定する、付記2記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
(付記4) 前記所定の閾値はπ/4又はπ/2又はπである、付記3記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
(付記5) 前記光コヒーレント受信機はQPSK変調方式を用いる、付記1記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
(付記6) 前記位相オフセット計算部は、位相角計算機、前置決定器、及び位相オフセット計算機、を有し;前記位相角計算機は前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相角を取得し;前記前置決定器は前記ベースバンド・デジタル電気信号のデータ情報を前記位相角計算機により取得された前記位相角、前記位相オフセット計算部により計算された前の位相オフセット、及び前記ループ・フィルタリング部の前の出力に従い決定し;及び前記位相オフセット計算機は前記ベースバンド・デジタル電気信号の前記位相オフセットを前記前置決定器の決定結果に従い計算し;
前記位相オフセット変化計算部は、位相オフセット・レジスタ部及び減算部を有し;前記位相オフセット・レジスタ部は前記位相オフセット計算部により計算された前記位相オフセットを記録し;前記減算部は前記位相オフセット・レジスタ部に記録された前の位相オフセットを前記位相オフセット計算部により計算された現在の位相オフセットから減算し、前記位相オフセット変化を得る、付記1乃至5の何れか一項記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
(付記7) 前記位相オフセット計算部は、データ間引き回路、第1の位相オフセット計算部、及び第2の位相オフセット計算部、を有し;前記データ間引き回路は前記ベースバンド・デジタル電気信号の隣接するシンボルにより形成される第1の信号及び第2の信号である2つの信号を取得し;前記第1の位相オフセット計算部は前記第1の信号の位相オフセットを計算し;及び前記第2の位相オフセット計算部は前記第2の信号の位相オフセットを計算し;
前記位相オフセット変化計算部は、前記第2の位相オフセット計算部により計算された前記第2の信号の位相オフセットを、前記第1の位相オフセット計算部により計算された前記第1の信号の位相オフセットから減算し、前記位相オフセット変化を得る、付記1乃至5の何れか一項記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
(付記8) 前記第1の位相オフセット計算部は、第1の位相角計算機、第1の前置決定器、及び第1のオフセット計算機、を有し;前記第1の位相角計算機は前記第1の信号の位相角を取得し;前記第1の前置決定器は前記第1の信号のデータ情報を前記第1の位相角計算機により取得した前記位相角に従い決定し;及び前記第1のオフセット計算機は前記第1の信号の前記位相オフセットを前記第1の前置決定器の決定結果に従い計算し;
前記第2の位相オフセット計算部は、第2の位相角計算機、第2の前置決定器、及び第2のオフセット計算機、を有し;前記第2の位相角計算機は前記第2の信号の位相角を取得し;前記第2の前置決定器は前記第2の信号のデータ情報を前記第2の位相角計算機により取得した前記位相角、前記第1の位相オフセット計算部により計算された前記第1の信号の前記位相オフセット、及び前記ループ・フィルタリング部から帰還される出力に従い決定し;及び前記第2のオフセット計算機は前記第2の信号の前記位相オフセットを前記第2の前置決定器の決定結果に従い計算する、付記7記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
(付記9) 光コヒーレント受信機であって、付記1乃至8の何れか一項記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置を有する光コヒーレント受信機。
(付記10) 粗周波数オフセット監視装置、デジタル等化器、及びセレクタを更に有し、前記粗周波数オフセット監視装置は、前記デジタル等化器より前に信号を受信し;前記光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置は前記デジタル等化器から出力された信号を受信し;及び前記セレクタは前記粗周波数オフセット監視装置及び前記光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置の1つの出力を、前記デジタル等化器から出力された信号の残留波長分散及び偏波モード分散に従い選択する、付記9記載の光コヒーレント受信機。
(付記11) 光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定方法であって、前記光コヒーレント受信機は、光信号をベースバンド・デジタル電気信号に変換するフロントエンド処理部を有し、前記周波数オフセット推定方法は:
前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相オフセットを計算する位相オフセット計算段階;
前記位相オフセットの変化である位相オフセット変化を前記位相オフセット計算段階で計算された前記位相オフセットに従い計算する位相オフセット変化計算段階;及び
前記位相オフセット変化の加重平均を得るループ・フィルタリング段階、を有する周波数オフセット推定方法。
(付記12) 前記位相オフセット変化計算段階で計算された前記位相オフセット変化に曖昧さがあるか否かを決定し、曖昧さを有さない位相オフセット変化を出力する曖昧さ決定段階;を更に有する付記11記載の周波数オフセット推定方法。
従来の周波数オフセット推定装置の光コヒーレント受信機内の位置を示す。 従来の周波数オフセット推定装置を示す。 本発明のある実施例による周波数オフセット推定装置を示す。 本発明の別の実施例による周波数オフセット推定装置を示す。 本発明のある実施例による光コヒーレント受信機を示す。 周波数オフセット推定装置により出力される周波数オフセットを用いることにより、局発光の周波数を制御する手順を示す。 本発明によるコヒーレント受信機を用いた光通信システムを示す。 本発明による周波数オフセット推定方法を示すフローチャートである。
符号の説明
101 光入力
102 光周波数混合器
103 局発光
104、105 受光器
106、107 アナログ−デジタル変換器(ADC)
108 ベースバンド・デジタル電気信号I+jQ
109 データ復元器
110 周波数オフセット推定装置
112 制御部
201 レジスタ
202 共役計算機
203 乗算器
205 複素加算器
206 1/4計算機
303 前置決定器
311 ループ・フィルター
345 論理テーブル
401 データ間引き回路
404 位相オフセット及び変化計算
405、406 N:1ダウン・サンプリング
418 シリアル−パラレル変換器
501 粗周波数オフセット監視装置
504 セレクタ
509 高精度周波数オフセット推定装置
701 送信機
702 ノード
703 光ファイバ
704 増幅器
705 コヒーレント受信機

Claims (12)

  1. 光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置であって、前記光コヒーレント受信機は、光信号をベースバンド・デジタル電気信号に変換するフロントエンド処理部を有し、前記周波数オフセット推定装置は:
    前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相オフセットを計算する位相オフセット計算部;
    前記位相オフセットの変化である位相オフセット変化を前記位相オフセット計算部により計算された前記位相オフセットに従い計算する位相オフセット変化計算部;及び
    前記位相オフセット変化の加重平均を得るループ・フィルタリング部、を有する周波数オフセット推定装置。
  2. 前記位相オフセット変化計算部により計算された前記位相オフセット変化に曖昧さがあるか否かを決定し、曖昧さを有さない位相オフセット変化を出力する曖昧さ決定部;を更に有する請求項1記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
  3. 前記曖昧さ決定部は、前記位相オフセット変化の絶対値を所定の閾値と比較することにより、前記位相オフセット変化に曖昧さがあるか否かを決定する、請求項2記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
  4. 前記所定の閾値はπ/4又はπ/2又はπである、請求項3記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
  5. 前記光コヒーレント受信機はQPSK変調方式を用いる、請求項1記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
  6. 前記位相オフセット計算部は、位相角計算機、前置決定器、及び位相オフセット計算機、を有し;前記位相角計算機は前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相角を取得し;前記前置決定器は前記ベースバンド・デジタル電気信号のデータ情報を前記位相角計算機により取得された前記位相角、前記位相オフセット計算部により計算された前の位相オフセット、及び前記ループ・フィルタリング部の前の出力に従い決定し;及び前記位相オフセット計算機は前記ベースバンド・デジタル電気信号の前記位相オフセットを前記前置決定器の決定結果に従い計算し;
    前記位相オフセット変化計算部は、位相オフセット・レジスタ部及び減算部を有し;前記位相オフセット・レジスタ部は前記位相オフセット計算部により計算された前記位相オフセットを記録し;前記減算部は前記位相オフセット・レジスタ部に記録された前の位相オフセットを前記位相オフセット計算部により計算された現在の位相オフセットから減算し、前記位相オフセット変化を得る、請求項1乃至5の何れか一項記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
  7. 前記位相オフセット計算部は、データ間引き回路、第1の位相オフセット計算部、及び第2の位相オフセット計算部、を有し;前記データ間引き回路は前記ベースバンド・デジタル電気信号の隣接するシンボルにより形成される第1の信号及び第2の信号である2つの信号を取得し;前記第1の位相オフセット計算部は前記第1の信号の位相オフセットを計算し;及び前記第2の位相オフセット計算部は前記第2の信号の位相オフセットを計算し;
    前記位相オフセット変化計算部は、前記第2の位相オフセット計算部により計算された前記第2の信号の位相オフセットを、前記第1の位相オフセット計算部により計算された前記第1の信号の位相オフセットから減算し、前記位相オフセット変化を得る、請求項1乃至5の何れか一項記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
  8. 前記第1の位相オフセット計算部は、第1の位相角計算機、第1の前置決定器、及び第1のオフセット計算機、を有し;前記第1の位相角計算機は前記第1の信号の位相角を取得し;前記第1の前置決定器は前記第1の信号のデータ情報を前記第1の位相角計算機により取得した前記位相角に従い決定し;及び前記第1のオフセット計算機は前記第1の信号の前記位相オフセットを前記第1の前置決定器の決定結果に従い計算し;
    前記第2の位相オフセット計算部は、第2の位相角計算機、第2の前置決定器、及び第2のオフセット計算機、を有し;前記第2の位相角計算機は前記第2の信号の位相角を取得し;前記第2の前置決定器は前記第2の信号のデータ情報を前記第2の位相角計算機により取得した前記位相角、前記第1の位相オフセット計算部により計算された前記第1の信号の前記位相オフセット、及び前記ループ・フィルタリング部から帰還される出力に従い決定し;及び前記第2のオフセット計算機は前記第2の信号の前記位相オフセットを前記第2の前置決定器の決定結果に従い計算する、請求項7記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置。
  9. 光コヒーレント受信機であって、請求項1乃至8の何れか一項記載の光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置を有する光コヒーレント受信機。
  10. 粗周波数オフセット監視装置、デジタル等化器、及びセレクタを更に有し、前記粗周波数オフセット監視装置は、前記デジタル等化器より前に信号を受信し;前記光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置は前記デジタル等化器から出力された信号を受信し;及び前記セレクタは前記粗周波数オフセット監視装置及び前記光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定装置の1つの出力を、前記デジタル等化器から出力された信号の残留波長分散及び偏波モード分散に従い選択する、請求項9記載の光コヒーレント受信機。
  11. 光コヒーレント受信機のための周波数オフセット推定方法であって、前記光コヒーレント受信機は、光信号をベースバンド・デジタル電気信号に変換するフロントエンド処理部を有し、前記周波数オフセット推定方法は:
    前記ベースバンド・デジタル電気信号の位相オフセットを計算する位相オフセット計算段階;
    前記位相オフセットの変化である位相オフセット変化を前記位相オフセット計算段階で計算された前記位相オフセットに従い計算する位相オフセット変化計算段階;及び
    前記位相オフセット変化の加重平均を得るループ・フィルタリング段階、を有する周波数オフセット推定方法。
  12. 前記位相オフセット変化計算段階で計算された前記位相オフセット変化に曖昧さがあるか否かを決定し、曖昧さを有さない位相オフセット変化を出力する曖昧さ決定段階;を更に有する請求項11記載の周波数オフセット推定方法。
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