JP5277896B2 - 位相エラー、コヒーレント受信器、及び位相エラー推定方法 - Google Patents

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Description

本発明は光通信に関し、より具体的にはコヒーレント受信器に関する。
光通信システムの伝送容量や柔軟性に対する要求が高まりつつあり、コヒーレント光通信技術の重要性が増しつつある。非コヒーレント方式(オン・オフ・キーOOK等)や自己コヒーレント方式(差動直交位相シフトキーイングDQPSK等)と比較して、コヒーレント方式には次の優位性がある:光信号対雑音比(OSNR)利得が3dBであること、等化法(equalization technology)を利用できること、より効率的な変調方式(直交変調QAM等)を利用できること。電気的コヒーレント方式の場合と同様に、光コヒーレント受信器はキャリアの位相を回復するデバイスを必要とする。電子デバイス技術の発展に伴い、光技術では解決が困難な問題を解決するために、光通信でもデジタル技術が利用されるようになりつつある。Dany−Sebastien Ly−GagnonらはOFC2005 OTuL4においてデジタル信号処理技術を用いた光コヒーレント受信器を紹介した。彼らは、デジタル信号処理に基づく前方位相推定を用いて、実現が困難な光位相ロックループと置き換えた。図1は、従来の光コヒーレント受信器を示す図である。図1に示したように、光ミキサ102、ローカルレーザ発信器103、光電子検出器104、105、及びアナログ・デジタル変換器(ADC)106、107が、コヒーレント受信器のフロントエンド処理部118を構成している。位相ロックループは使用していないので、ベースバンド電気信号108は、データ情報だけでなく、キャリアとローカル発信器との間の位相エラーも含んでいる。位相エラー推定器109は位相エラーを推定子、推定値113を出力する。偏角計算器110を用いて、複素入力の偏角を求める。すなわち、ベースバンド電気信号108の位相111を求める。位相111はデータ位相と位相エラーとの和である。減算器112は位相111から位相エラー113を減算して、位相データ119を求める。データ回復部114は、回復したデータ値を最終的に出力する。位相エラー推定器109は、4乗器(quadruplicater)116、平均器117、偏角計算器115、4分割部120とを有し、これらは直列に配置されている。信号レートは高速光通信システムでは40GHz程度まで高くなる。このように信号が高速なので、受信器のデジタル信号処理ハードウェアの計算能力は非常に高いことが要求される。他の観点では、現在入手可能なデジタル信号処理ハードウェアの計算能力により、光デジタルコヒーレント受信器の実施や適用が制約される。既存の方法の移送エラー推定器は複素数の4乗計算を含む。このような乗算は、加算、減算、論理演算よりも非常に複雑である。
以上の状況を考慮して、デジタル信号処理ハードウェアの処理能力に対する要求を低減するために、簡単な位相エラー推定方法、特に乗算が必要ない位相エラー推定方法が早急に必要である。
本発明の第1の態様による、入力されたベースバンド電気信号の位相エラーを推定して、前記位相エラーをフィードバックする位相エラー推定器は、前記フィードバックされる位相エラーにより前記ベースバンド電気信号のデータの位相を判断する前置決定器と、前記前置決定器の判断結果により前記位相エラーの実部と虚部とを抽出する位相エラー複素値抽出部と、前記位相エラー複素値抽出部が抽出した位相エラーの実部と虚部とにより、前記位相エラーを決定する位相エラー決定部と、Nを2以上の整数として、Nシンボルだけ前記位相エラーを遅延させて、遅延させた位相エラーを前記前置決定器にフィードバックする遅延フィードバック部とを有する。
本発明の第2の態様による位相エラー推定器は、第1の態様による位相エラー推定器において、前記位相エラー複素値抽出部は、前記前置決定器が前記データの位相がπ/4であると判断したとき、w1=Q−I、w2=I+Q;前記前置決定器が前記データの位相が3π/4であると判断したとき、w1=−Q−I、w2=Q−I;前記前置決定器が前記データの位相が5π/4であると判断したとき、w1=−Q−I、w2=−I−Q;前記前置決定器が前記データの位相が7π/4であると判断したとき、w1=Q+I、w2=I−Q;により、前記位相エラーの実部w1と虚部w2とを抽出し、Iは前記入力されたベースバンド電気信号の同相成分であり、Qは前記入力されたベースバンド電気信号の直交成分であり、前記位相エラー決定部は、前記位相エラー複素値抽出部が抽出した位相エラーの実部のノイズを除去する第1のノイズ除去デバイスと、前記位相エラー複素値抽出部が抽出した位相エラーの虚部のノイズを除去する第2のノイズ除去デバイスと、前記第1のノイズ除去デバイスを介してノイズを除去された実部と、前記第2のノイズ除去デバイスを介してノイズを除去された虚部により構成される複素信号の偏角を求め、前記偏角を前記位相エラーとする偏角計算器とを有する。
本発明の第3の態様による位相エラー推定器は、第2の態様による位相エラー推定器において、前記第1のノイズ除去デバイスと前記第2のノイズ除去デバイスはNシンボルの算術平均をとる平均器であることを特徴とする。
本発明の第4の態様による位相エラー推定器は、第1の態様による位相エラー推定器において、前記前置決定器は、前記ベースバンド電気信号から前記フィードバック位相エラーを除去する位相エラー除去部と、前記位相エラー除去部により前記フィードバック位相エラーを除去した前記ベースバンド電気信号のデータの位相を決定するデータ位相決定部とを有することを特徴とする。
本発明の第5の態様による位相エラー推定器は、第4の態様による位相エラー推定器において、前記位相エラー除去部は、前記ベースバンド電気信号の偏角を求める偏角計算器と、前記偏角計算器が求めた偏角から前記フィードバック位相エラーを減算する減算器とを有し、前記データ位相決定部は、前記位相エラー除去部により前記フィードバック位相エラーを除去された前記ベースバンド電気信号に2πモジュロ計算をして、0と2πの間に制限する2πモジュロ計算器と、前記2πモジュロ計算器により0と2πの間に制限された前記ベースバンド電気信号を所定の値で除算して、商の整数部を求める商計算・丸め部とを有することを特徴とする。
本発明の第6の態様による位相エラー推定器は、第5の態様による位相エラー推定器において、前記所定の値はπ/2または2π/5であることを特徴とする。
本発明の第7の態様による位相エラー推定器は、第4の態様による位相エラー推定器において、前記位相エラー除去部は、前記ベースバンド電気信号の偏角を求める偏角計算器と、前記偏角計算器が求めた偏角から前記フィードバック位相エラーを減算する減算器とを有し、前記データ位相決定部は、前記位相エラー除去部により前記フィードバック位相エラーを除去された前記ベースバンド電気信号に2πモジュロ計算をして、0と2πの間に制限する2πモジュロ計算器と、前記2πモジュロ計算器の出力を第1の閾値と比較する第1の決定部と、前記2πモジュロ計算器の出力が前記第1の閾値より大きいとき、前記2πモジュロ計算器の出力から前記第1の閾値を減算する減算部と、前記減算部の出力を第2の閾値と比較する第2の決定部と、テーブルをルックアップして、前記第1の決定部と前記第2の決定部の出力に応じて前記ベースバンド電気信号のデータの位相を決定するテーブルルックアップ・決定部とを有することを特徴とする。
本発明の第8の態様による位相エラー推定器は、第4の態様による位相エラー推定器において、前記位相エラー除去部は、前記位相エラーと反対方向に、前記位相エラーの大きさだけ前記ベースバンド電気信号を回転する複素乗算部であり、前記データ位相決定部は、前記複素乗算部の複素出力の実部を求める実部計算器と、前記実部計算器により求めた実部の符号を決定する第1の決定器と、前記複素乗算部の複素出力の虚部を求める虚部計算器と、前記虚部計算器により求めた虚部の符号を決定する第2の決定器と、テーブルをルックアップして、前記第1の決定部と前記第2の決定部の出力に応じて前記ベースバンド電気信号のデータの位相を決定するテーブルルックアップ・決定部とを有することを特徴とする。
本発明の第9の態様によるコヒーレント受信器は、第1乃至第8の態様による位相エラー推定器を有することを特徴とする。
本発明の第10の態様による、ベースバンド電気信号に位相エラーを推定して、前記位相エラーをフィードバックする位相エラー推定方法は、前記フィードバック位相エラーによりベースバンド電気信号のデータの位相を判断する前置判断段階と、前記前置判断段階の出力により位相エラーの実部と虚部を抽出する位相エラー複素値抽出段階と、前記位相エラー複素値抽出段階で抽出した位相エラーの実部と虚部により前記位相エラーを決定する位相エラー決定段階と、Nを2以上の整数として、前記位相エラーをNシンボルだけ遅延させ、遅延させた位相エラーを前記前置判断ステップでの適用のためにフィードバックする遅延フィードバック段階とを含む。
本発明の他の態様によるコヒーレント受信器は、フロントエンド処理部と、本発明の第5乃至第7の態様による位相エラー推定器と、受信器減算部と、データ回復部とを有し、前記受信器減算部は、位相エラー推定器の前置決定器の偏角計算器の出力から、位相エラー決定部が決定した位相エラーを減算し、減算結果をデータ回復部に出力する。
本発明のさらに他の態様によるコンピュータプログラムは、コンピュータまたは論理デバイスにより実行されると、前記コンピュータまたは論理デバイスに、本発明の第1乃至8の態様による位相エラー推定器として動作させ、または本発明の第10の態様による位相エラー推定方法を実行させる。
本発明はさらに、上記コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ記憶媒体が提供する。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。以下の説明は例示及び説明のためのものであり、本発明の保護範囲を制限するものではない。
図2は、本発明による位相エラー推定器の構成を示すブロック図である。位相エラー推定器の入力は、コヒーレント受信器のフロントエンド処理部118(図1参照)から出力されたベースバンド電気信号108、すなわちI+jQ=exp(jθ+jθ)である。一般的には、ベースバンド電気信号108は、データ情報θだけでなく、キャリアとローカル発信器との間の位相エラーθも含んでいる。本発明による位相エラー推定器の機能は、この位相エラーθの推定にある。以下、QPSK変調モード、すなわちθ∈π/4、3π/4、5π/4、7π/4を例として説明する。
ベースバンド電気信号108は最初に前置決定器(pre-decider)202に入力される。前置決定器202は、その時点での(current)ベースバンド電気信号108と、Nシンボル前(Nは2以上の整数)の位相エラー213とにより、伝送情報の概略的な判断(general judgment)を行い、前置決定値204(すなわち、仮に推定されたデータ位相を示す信号)を選択スイッチ203を制御するスイッチ制御信号として出力する。使用する位相エラーはNシンボル前のものなので、上記の判断は概略的なものであり、その値は前置決定値と呼ぶ。最初の判断のときの初期位相エラーは0に設定できる。前置決定値は0,1,2または3でもよい。これらの値はそれぞれθ=π/4、3π/4、5π/4、7π/4を表している。選択スイッチ203は、スイッチ制御信号204により、ベースバンド電気信号108を位相エラー複素値抽出部209の入力ポート205,206,207または208に接続する。位相エラー複素値抽出部209は、複素数として表された位相エラー√2exp(jθ)の実部w2と虚部w1を求める。以下、原理を説明する。
データ情報θ=π/4のとき、前置決定器の出力204は0であり、選択スイッチ203はベースバンド電気信号108(すなわちI+jQ=exp(jθ+jθ))を入力ポート205に接続する。位相エラー複素値抽出部209ではw1=Q−I、w2=I+Qを計算する。すなわち、
Figure 0005277896
データ位相値が他の値のときは、図2に示したアルゴリズムを用いて
Figure 0005277896
を求めることができる。
ノイズ除去デバイスにより推定した虚部と実部からノイズを除去する。ノイズ除去デバイスは例えば平均器210により実現できる。平均器210はN個のシンボルの算術平均を求め、ノイズを除去できる簡単なデバイスである。偏角計算器211は、平均化された複素数w2+jw1=√2(cos(θ)+jsin(θ))=√2exp(jθ)の偏角を求め、それを位相エラー113として出力する。位相エラー113は、位相エラー推定器の出力として出力される一方、前置決定器202に送られ、時間遅延デバイス212によりNシンボルだけ時間遅延された後、使用される。
前置決定器202と制御選択スイッチ203は上記の説明では別のものとしたが、一体としてもよい。さらに、制御選択スイッチ203を位相エラー複素値抽出部209と一体にしてもよい。前置決定器202、制御選択スイッチ203、位相エラー複素数抽出部209、平均器210、及び偏角計算器211は、MCU、CPU、プログラマブル論理デバイス等のプログラム可能なデジタルデバイスで実現することができる。
前置決定器の具体的な実施形態を以下に説明する。図3は前置決定器の実施形態を示すブロック図である。図3Aに示した前置決定器202は、偏角計算器214、減算器215、Mod2π(2πモジュロ)計算器216、フロアπ/2計算器217を含む。偏角計算器214は、ベースバンド電気信号108の偏角、すなわちθ+θを求める。減算器215は、この偏角から、Nシンボル前の位相エラー213 θ”を減算する(上記の通り、初期動作ではθ”=0と設定できる)。位相エラーが徐々に変化する場合、θ≒θ”であり、全山器215の出力はほぼ位相データθである。偏角計算器214と減算器215は本発明の位相エラー除去部に対応する。
Mod2π計算器216は、減算器215の出力に対して2πモジュロ演算をして、0から2πまでの間に制限して、制限したデータ位相を出力する。フロアπ/2計算器217はこのデータ位相をπ/2で除算して、商の整数部を求め、出力して、スイッチ制御信号204を得る(留意すべき点として、π/2は単なる例であり、実施が容易であるが、丸めて(rounded)スイッチ制御信号を得られるものであれば、2π/5等の他の値を用いることもできる)。次に、θ=π/4、3π/4、5π/4、7π/4のとき、前置決定器の出力204はそれぞれ0、1,2,または3である。これは上で説明した通りである。図3Bに示した前置決定器202は、複素乗算部218、実部取得器221、虚部取得器219、決定器222、220、及び論理変換テーブル223を含む。複素乗算部218は、複素ベースバンド電気信号108(すなわち、I+jQ=exp(jθ+jθ))をexp(−jθ)と乗算して、位相エラーを除去した信号(exp(jθ)=cos(jθ)+jsin(θ)を求める。ここで、θは複素乗算部218のもうひとつの入力であり、すなわちコンステレーション回転角(すなわち、フィードバックにより求めた位相エラー)である。複素乗算部218は本発明の位相エラー除去部に対応する。虚部取得器219は複素乗算部218の出力の虚部を取得し、決定器220は、虚部が0以上のとき論理1を出力し、虚部が0より低いとき論理0を出力する。実部取得器221及び決定器222はそれぞれ虚部219及び決定器220と同様の構成である。実部取得器221は複素乗算部218の出力信号の実部を取得し、決定器222はその実部が0以上であれば論理1を出力し、実部が0より低ければ論理0を出力する。論理変換テーブル223は、決定器222、220により出力された論理値をスイッチ制御信号204に変換する。決定器222,220が出力した論理値が1、1であるとき、論理変換テーブル223は0を出力する。決定器222,220が出力した論理値が0、1であるとき、論理変換テーブル223は1を出力する。決定器222,220が出力した論理値が0、0であるとき、論理変換テーブル223は2を出力する。決定器222,220が出力した論理値が1、0であるとき、論理変換テーブル223は3を出力する。
図3Cに示したように、前置決定器202は偏角計算器214、減算器215、Mod2π計算器216、第1決定部224、減算器225、第2決定部226、及びテーブルルックアップ部227を含む。第1決定部224はMod2π計算器216の出力(すなわち、制約されたデータ位相)がπより小さいか決定する。πより小さければ、第2決定部226に進む。πより小さくなければ、デバイス225でπを減算してから第2決定部226に進む。第2決定部226は、入力がπ/2より小さいか決定し、決定した値を出力する。テーブルルックアップ部227は決定部224、226の決定結果に応じてスイッチ制御信号204を出力する。変換関係は例えば図に示した通りである。ここで留意すべきことは、π/2やπという数値は説明のための単なる例であって、本発明を限定するものではないことである。
また、コヒーレント受信器または位相エラー推定器が周波数オフセット推定デバイスを含む場合、図3Aと図3Cに示したように、前置決定器は、それぞれ第2減算器または第2複素乗算器を含み、これらを用いてコヒーレント受信器の周波数オフセット推定デバイスから入力される周波数オフセットに起因する位相オフセットを除去してもよい。周波数オフセット推定デバイスは、例えば2006年にC.R.S Fludgeらが提案したデバイス(IEEE photonics Technology Letters, Volume: 19, Issue: 6, Page 366-368)である。もちろん、第2減算器または第2複素乗算器は図3A乃至図3Cに示した減算器または複素乗算器と同じものであってもよい。換言すると、図3D乃至図3Fに示すように、周波数オフセット推定デバイスが推定した、周波数オフセットにより生じた位相と、フィードバック位相とを、図3A乃至図3Cに示した減算器または複素乗算器に入力することも可能である。図3D乃至図3Fにおいて、213’とθ’は周波数オフセット推定デバイスが推定した周波数オフセットである。このような場合には、時間遅延デバイス212の上流に減算器を追加して、周波数オフセット推定デバイスが推定した周波数オフセットにより生じるNシンボルの位相エラー変化を減算してもよい。
加算、減算、論理演算は主に本発明による位相エラー推定器で行われるので、計算を大幅に簡略化して本発明の主目的を達成できる。前置決定器において複素乗算器を用いたとしても、従来技術より非常に簡単である。
さらに、本発明による位相エラー推定器が処理できる位相エラーは0と2πの間である。すなわち、偏角計算器211の出力113は0から2πの範囲で可変である。このため、90°の不確定性(ambiguity)の問題を回避できる。これに対して、図1に示した従来の方法は、4除算部(divided-by-four section)があるため、0からπ/2の間の推定しかできない。
図4は、本発明による位相エラー推定器を使用した光コヒーレント受信器を示すブロック図である。その構成は、本発明による位相エラー推定器301により従来の推定器109を置き換えたこと以外は、図1に示した構成と大きくは変わらない。
図5は、本発明による位相エラー推定器を使用した他の光コヒーレント受信器を示すブロック図である。図3に示した構成と比較して、図3の偏角計算器110と、位相エラー推定器301の前置決定器202の偏角計算器214とが結合されて、1つの偏角計算器214になっており、それ以外は何も違わない。
図6は、本発明による光コヒーレント受信器を使用した光通信システムを示すブロック図である。このシステムは、送信器501、光ファイバリンク506、及び受信器505を有する。光ファイバリンク506は少なくとも1つのノード502、光ファイバ503、及び増幅器504を含む。上記の構成要素は、本発明による光コヒーレント受信器505を除き、R.A.Griffinらによる「Optical Differential Quadrature Phase-Shift Key (oDQPSK) for High Capacity Optical Transmission」(OFC2002)で公開された送信器などの公知の技術でできている。
図7は、本発明による位相エラー推定方法の一実施形態を示す図である。図7に示したように、本発明による位相エラー推定方法は、フィードバック位相エラーによりベースバンド電気信号のデータの位相を判断する前置判断段階と、前記前置判断段階の出力により位相エラーの実部と虚部を抽出する位相エラー複素値抽出段階と、前記位相エラー複素値抽出段階で抽出した位相エラーの実部と虚部により前記位相エラーを決定する位相エラー決定段階と、Nを2以上の整数として、前記位相エラーをNシンボルだけ遅延させ、遅延させた位相エラーを前記前置判断ステップでの適用のためにフィードバックする遅延フィードバック段階とを含む。
前置判断段階は、例えば図3A乃至図3Fに示した前置決定器により実現できる。位相エラー複素値抽出段階は、例えば図2に示した数式を用いて位相エラー複素値抽出部209により計算できる。位相エラー決定段階は、例えば図2に示した平均器210と偏角計算器211により実現できる。遅延フィードバック段階は、例えば図2に示した遅延デバイス212により実現できる。
上記した本発明のデバイスはコンピュータソフトウェアにより実現することもできる。コンピュータは、このコンピュータソフトウェアにより上記のデバイスの機能を実行し、または上記の方法の段階を実行することができる。コンピュータは、例えば、CPU、ROM、入出力手段、ハードディスク、RAM等を含む汎用コンピュータであっても、専用コンピュータであってもよい。上記のコンピュータプログラムは、単一のコンピュータプログラムであっても、複数のコンピュータプログラムよりなるプログラムスイートであってもよい。
コンピュータプログラムやコンピュータプログラムスイートを、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶することができる。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、例えば、CD、DVD、フレキシブルディスク、フラッシュメモリ、磁気テープ等の様々な媒体であり、当業者には知られている。
当業者には言うまでもなく、実際の要求に即して本発明に様々な修正や変形を加えることができる。こうした修正や変更も、添付した特許請求の範囲に含まれる限り、本発明の範囲内にある。
上記の実施形態について次の付記を記載する。
(付記1) 入力されたベースバンド電気信号の位相エラーを推定して、前記位相エラーをフィードバックする位相エラー推定器であって、
前記フィードバックされる位相エラーにより前記ベースバンド電気信号のデータの位相を判断する前置決定器と、
前記前置決定器の判断結果により前記位相エラーの実部と虚部とを抽出する位相エラー複素値抽出部と、
前記位相エラー複素値抽出部が抽出した位相エラーの実部と虚部とにより、前記位相エラーを決定する位相エラー決定部と、
Nを2以上の整数として、Nシンボルだけ前記位相エラーを遅延させて、遅延させた位相エラーを前記前置決定器にフィードバックする遅延フィードバック部とを有する位相エラー推定器。
(付記2) 前記位相エラー複素値抽出部は、
前記前置決定器が前記データの位相がπ/4であると判断したとき、w1=Q−I、w2=I+Q;
前記前置決定器が前記データの位相が3π/4であると判断したとき、w1=−Q−I、w2=Q−I;
前記前置決定器が前記データの位相が5π/4であると判断したとき、w1=−Q−I、w2=−I−Q;
前記前置決定器が前記データの位相が7π/4であると判断したとき、w1=Q+I、w2=I−Q;
により、前記位相エラーの実部w1と虚部w2とを抽出し、
Iは前記入力されたベースバンド電気信号の同相成分であり、Qは前記入力されたベースバンド電気信号の直交成分であり、
前記位相エラー決定部は、
前記位相エラー複素値抽出部が抽出した位相エラーの実部のノイズを除去する第1のノイズ除去デバイスと、
前記位相エラー複素値抽出部が抽出した位相エラーの虚部のノイズを除去する第2のノイズ除去デバイスと、
前記第1のノイズ除去デバイスを介してノイズを除去された実部と、前記第2のノイズ除去デバイスを介してノイズを除去された虚部により構成される複素信号の偏角を求め、前記偏角を前記位相エラーとする偏角計算器とを有する、付記1に記載の位相エラー推定器。
(付記3) 前記第1のノイズ除去デバイスと前記第2のノイズ除去デバイスはNシンボルの算術平均をとる平均器であることを特徴とする、付記2に記載の位相エラー推定器。
(付記4) 前記前置決定器は、
前記ベースバンド電気信号から前記フィードバック位相エラーを除去する位相エラー除去部と、
前記位相エラー除去部により前記フィードバック位相エラーを除去した前記ベースバンド電気信号のデータの位相を決定するデータ位相決定部とを有することを特徴とする、付記1に記載の位相エラー推定器。
(付記5) 前記位相エラー除去部は、
前記ベースバンド電気信号の偏角を求める偏角計算器と、
前記偏角計算器が求めた偏角から前記フィードバック位相エラーを減算する減算器とを有し、
前記データ位相決定部は、
前記位相エラー除去部により前記フィードバック位相エラーを除去された前記ベースバンド電気信号に2πモジュロ計算をして、0と2πの間に制限する2πモジュロ計算器と、
前記2πモジュロ計算器により0と2πの間に制限された前記ベースバンド電気信号を所定の値で除算して、商の整数部を求める商計算・丸め部とを有することを特徴とする、
付記4に記載の位相エラー推定器。
(付記6) 前記所定の値はπ/2または2π/5であることを特徴とする、付記5に記載の位相エラー推定器。
(付記7) 前記位相エラー除去部は、
前記ベースバンド電気信号の偏角を求める偏角計算器と、
前記偏角計算器が求めた偏角から前記フィードバック位相エラーを減算する減算器とを有し、
前記データ位相決定部は、
前記位相エラー除去部により前記フィードバック位相エラーを除去された前記ベースバンド電気信号に2πモジュロ計算をして、0と2πの間に制限する2πモジュロ計算器と、
前記2πモジュロ計算器の出力を第1の閾値と比較する第1の決定部と、
前記2πモジュロ計算器の出力が前記第1の閾値より大きいとき、前記2πモジュロ計算器の出力から前記第1の閾値を減算する減算部と、
前記減算部の出力を第2の閾値と比較する第2の決定部と、
テーブルをルックアップして、前記第1の決定部と前記第2の決定部の出力に応じて前記ベースバンド電気信号のデータの位相を決定するテーブルルックアップ・決定部とを有することを特徴とする、付記4に記載の位相エラー推定器。
(付記8) 前記位相エラー除去部は、前記位相エラーと反対方向に、前記位相エラーの大きさだけ前記ベースバンド電気信号を回転する複素乗算部であり、
前記データ位相決定部は、
前記複素乗算部の複素出力の実部を求める実部計算器と、
前記実部計算器により求めた実部の符号を決定する第1の決定器と、
前記複素乗算部の複素出力の虚部を求める虚部計算器と、
前記虚部計算器により求めた虚部の符号を決定する第2の決定器と、
テーブルをルックアップして、前記第1の決定部と前記第2の決定部の出力に応じて前記ベースバンド電気信号のデータの位相を決定するテーブルルックアップ・決定部とを有することを特徴とする、付記4に記載の位相エラー推定器。
(付記9) 付記1乃至8いずれか一項に記載の位相エラー推定器を有することを特徴とするコヒーレント受信器。
(付記10) ベースバンド電気信号に位相エラーを推定して、前記位相エラーをフィードバックする位相エラー推定方法であって、
前記フィードバック位相エラーによりベースバンド電気信号のデータの位相を判断する前置判断段階と、
前記前置判断段階の出力により位相エラーの実部と虚部を抽出する位相エラー複素値抽出段階と、
前記位相エラー複素値抽出段階で抽出した位相エラーの実部と虚部により前記位相エラーを決定する位相エラー決定段階と、
Nを2以上の整数として、前記位相エラーをNシンボルだけ遅延させ、遅延させた位相エラーを前記前置判断ステップでの適用のためにフィードバックする遅延フィードバック段階とを含む方法。
本発明の上記その他の特徴と優位性は、添付した図面を参照して以下の詳細な説明を読めばより明らかになる。
従来の光コヒーレント受信器を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による位相エラー推定器を示すブロック図である。 本発明による事前設定器の構成を示すブロック図である。 本発明による事前設定器の構成を示すブロック図である。 本発明による事前設定器の構成を示すブロック図である。 本発明による事前設定器の構成を示すブロック図である。 本発明による事前設定器の構成を示すブロック図である。 本発明による事前設定器の構成を示すブロック図である。 本発明による位相エラー推定器を組み込んだ光コヒーレント受信器の一実施形態を示す図である。 本発明による位相エラー推定器を組み込んだ光コヒーレント受信器の他の実施形態を示す図である。 本発明によるコヒーレント受信器を利用する光通信システムを示すブロック図である。 本発明による位相エラー推定方法を示すフローチャートである。
符号の説明
101 光入力
102 光周波数ミキサ
103 ローカル発振レーザ
104、105 光電気検出器
114 データ回復デバイス
118 コヒーレント受信器のフロントエンド処理
202 前置決定器
220、222 判断
223 論理テーブル
225 π減算
227 論理テーブル
301 位相推定器
501 送信器
502 ノード
503 光ファイバ
504 増幅器
505 光コヒーレント受信器

Claims (10)

  1. 入力されたベースバンド電気信号の位相エラーを推定して、前記位相エラーをフィードバックする位相エラー推定器であって、
    前記フィードバックされる位相エラーにより前記ベースバンド電気信号のデータの位相を判断する前置決定器と、
    前記前置決定器の判断結果により前記位相エラーの実部と虚部とを抽出する演算器として加算器及び減算器を用いた位相エラー複素値抽出部と、
    前記位相エラー複素値抽出部が抽出した位相エラーの実部と虚部とにより、前記位相エラーを決定する位相エラー決定部と、
    Nを2以上の整数として、Nシンボルだけ前記位相エラーを遅延させて、遅延させた位相エラーを前記前置決定器にフィードバックする遅延フィードバック部とを有する位相エラー推定器。
  2. 前記位相エラー複素値抽出部は、
    前記前置決定器が前記データの位相がπ/4であると判断したとき、w1=Q−I、w2=I+Q;
    前記前置決定器が前記データの位相が3π/4であると判断したとき、w1=−Q−I、w2=Q−I;
    前記前置決定器が前記データの位相が5π/4であると判断したとき、w1=−Q−I、w2=−I−Q;
    前記前置決定器が前記データの位相が7π/4であると判断したとき、w1=Q+I、w2=I−Q;
    により、前記位相エラーの実部w1と虚部w2とを抽出し、
    Iは前記入力されたベースバンド電気信号の同相成分であり、Qは前記入力されたベースバンド電気信号の直交成分であり、
    前記位相エラー決定部は、
    前記位相エラー複素値抽出部が抽出した位相エラーの実部のノイズを除去する第1のノイズ除去デバイスと、
    前記位相エラー複素値抽出部が抽出した位相エラーの虚部のノイズを除去する第2のノイズ除去デバイスと、
    前記第1のノイズ除去デバイスを介してノイズを除去された実部と、前記第2のノイズ除去デバイスを介してノイズを除去された虚部により構成される複素信号の偏角を求め、前記偏角を前記位相エラーとする偏角計算器とを有する、請求項1に記載の位相エラー推定器。
  3. 前記第1のノイズ除去デバイスと前記第2のノイズ除去デバイスはNシンボルの算術平均をとる平均器であることを特徴とする、請求項2に記載の位相エラー推定器。
  4. 前記前置決定器は、
    前記ベースバンド電気信号から前記フィードバック位相エラーを除去する位相エラー除去部と、
    前記位相エラー除去部により前記フィードバック位相エラーを除去した前記ベースバンド電気信号のデータの位相を決定するデータ位相決定部とを有することを特徴とする、請求項1に記載の位相エラー推定器。
  5. 前記位相エラー除去部は、
    前記ベースバンド電気信号の偏角を求める偏角計算器と、
    前記偏角計算器が求めた偏角から前記フィードバック位相エラーを減算する減算器とを有し、
    前記データ位相決定部は、
    前記位相エラー除去部により前記フィードバック位相エラーを除去された前記ベースバンド電気信号に2πモジュロ計算をして、0と2πの間に制限する2πモジュロ計算器と、
    前記2πモジュロ計算器により0と2πの間に制限された前記ベースバンド電気信号を所定の値で除算して、商の整数部を求める商計算・丸め部とを有することを特徴とする、
    請求項4に記載の位相エラー推定器。
  6. 前記所定の値はπ/2または2π/5であることを特徴とする、請求項5に記載の位相エラー推定器。
  7. 前記位相エラー除去部は、
    前記ベースバンド電気信号の偏角を求める偏角計算器と、
    前記偏角計算器が求めた偏角から前記フィードバック位相エラーを減算する減算器とを有し、
    前記データ位相決定部は、
    前記位相エラー除去部により前記フィードバック位相エラーを除去された前記ベースバンド電気信号に2πモジュロ計算をして、0と2πの間に制限する2πモジュロ計算器と、
    前記2πモジュロ計算器の出力を第1の閾値と比較する第1の決定部と、
    前記2πモジュロ計算器の出力が前記第1の閾値より大きいとき、前記2πモジュロ計算器の出力から前記第1の閾値を減算する減算部と、
    前記減算部の出力を第2の閾値と比較する第2の決定部と、
    テーブルをルックアップして、前記第1の決定部と前記第2の決定部の出力に応じて前記ベースバンド電気信号のデータの位相を決定するテーブルルックアップ・決定部とを有することを特徴とする、請求項4に記載の位相エラー推定器。
  8. 前記位相エラー除去部は、前記位相エラーと反対方向に、前記位相エラーの大きさだけ前記ベースバンド電気信号を回転する複素乗算部であり、
    前記データ位相決定部は、
    前記複素乗算部の複素出力の実部を求める実部計算器と、
    前記実部計算器により求めた実部の符号を決定する第1の決定器と、
    前記複素乗算部の複素出力の虚部を求める虚部計算器と、
    前記虚部計算器により求めた虚部の符号を決定する第2の決定器と、
    テーブルをルックアップして、前記第1の決定と前記第2の決定の出力に応じて前記ベースバンド電気信号のデータの位相を決定するテーブルルックアップ・決定部とを有することを特徴とする、請求項4に記載の位相エラー推定器。
  9. 請求項1乃至8いずれか一項に記載の位相エラー推定器を有することを特徴とするコヒーレント受信器。
  10. ベースバンド電気信号に位相エラーを推定して、前記位相エラーをフィードバックする位相エラー推定方法であって、
    前記フィードバック位相エラーによりベースバンド電気信号のデータの位相を判断する前置判断段階と、
    前記前置判断段階の出力により演算器として加算器及び減算器を用いて位相エラーの実部と虚部を抽出する位相エラー複素値抽出段階と、
    前記位相エラー複素値抽出段階で抽出した位相エラーの実部と虚部により前記位相エラーを決定する位相エラー決定段階と、
    Nを2以上の整数として、前記位相エラーをNシンボルだけ遅延させ、遅延させた位相エラーを前記前置判断段階での適用のためにフィードバックする遅延フィードバック段階とを含む方法。
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