JP5464271B2 - フィルタ係数制御装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信に係わり、特に、光コヒーレント受信器に係わる。
光通信システムの容量および柔軟性に係る性能に対する要求が高まるにつれて、コヒーレント光通信技術がより重要になってきている。非コヒーレント技術(例えば、on-off key、OOK)あるいはセルフコヒーレント技術(例えば、差動4相位相シフトキーイング、DQPSK)と比較すると、コヒーレント技術は、3dBの光信号対雑音比(OSNR)利得を持ち、より効率の高い変調技術(例えば、直交変調(QAM))を使用することにより容量を高めることができ、チャネル変動に応答するための電気等化技術を容易に使用でき、製造コストを低くする、などの利点を有する。電気コヒーレント技術の場合のように、光コヒーレント受信器は、キャリア位相の再生が必要である。現在、光コヒーレント受信器におけるキャリア位相の再生は、一般に、デジタル技術によりなされている。例えば、“Coherent detection of optical quadrature phase-shift keying signals with carrier phase estimation”, (Journal of Lightwave Technology, Vol24, No.1, January 2006, pp12-21), D. Ly-Gagon et al. は、M乗(Mth power)に基づく方法を提案し、また、“Multiplier-free Phase Recovery for Optical Coherent Receivers”, (OWT4, OFC2008), Z. Tao et al. は、データ事前決定に基づく方法を提案している。チャネル上の光雑音および受信器内の電気雑音が存在するので、デジタル位相再生技術は、雑音の影響を取り除いて正確なキャリア位相を得るために、受信信号をフィルタリングする必要がある。よって、位相再生の性能は、フィルタのパラメータの選択に強く関係する。よく知られているように、フィルタのパラメータの最適化は、雑音およびフィルタリングされた信号(ここでは、光キャリア位相)に注意を向けるべきである。しかし、光キャリア位相の変動は、実際の伝送システムでは、多くの要因(例えば、送信器/受信器内のレーザ特性、ファイバチャネルの構成、隣接チャネルの信号パワー)により決定される。これらの要因は、不変ではなく、リアルタイム検出で得ることは困難である。
図1は、デジタル位相再生装置を使用する従来技術の光コヒーレント受信器を示す。図1において、光90°周波数ミキサ102、光電変換器(O/E)104および105、アナログ/デジタル変換器(ADC)106および107、レーザ103は、光コヒーレント受信器のフロントエンド111を構成する。このセクションの機能は、受信した光入力信号101をベースバンド電気信号108に変換することである。ベースバンド電気信号108は、I+jQ = exp(jφd+jφ0)+nで表すことができる。nは、雑音を表す。一般的な環境では、ベースバンド電気信号108は、データ情報φdを含むだけでなく、キャリアと局部発振(レーザ103)との間の位相オフセットφ0も含んでいる。デジタル位相再生装置109の機能は、ベースバンド電気信号108から位相オフセットφ0を除去することである。デジタル位相再生装置109の出力はデータ情報φdであり、データ再生デバイス110は、入力データ情報に基づいて送信されたデータを再生する。上述のことから分かるように、デジタル位相再生装置109は、光コヒーレント受信器において非常に重要な部分である。
従来技術のデジタル位相再生装置は、図2に示す構成で表わすことができる。データ除去変調器204は、復調信号206、すなわち
を得るために、入力デジタルベースバンド電気信号201(108)に対してM乗演算を実行して(Mは、デジタル位相変調の相数であり、例えば、QPSKに対してはM=4である)、データ位相変調を取り除く。ここで、
は、M乗演算の後の雑音を表す。一般的な環境では、位相オフセットの変動は雑音の変動よりもゆっくりである。このため、雑音の影響を除去するために、平均化器205を使用することができる。偏角計算器210は、平均化器205の出力207に基づいて、範囲[−π/M, π/M]における位相オフセットの値211を取得し、アンラップ器212は、範囲[−π, π]における値として値211をアンラップする。この値は、位相オフセットの推定値
である。そして、最後に引き算器208は、偏角計算器202により得られるシンボル位相から位相オフセットの推定値
を差し引き、これにより、位相が再生された信号209が得られる。
上述のことから分かるように、位相再生装置の動作性能は、主に平均化器の設計に依存する。平均化器205は、区間ごとに算術平均化を実行でき、また、移動平均化を実行することもできる。現在、位相再生の性能を最適化するために、平均化で使用される長さを適応的に調整する幾つかの方法として、例えば、“Adaptive optimization for digital carrier phase estimation in optical coherent receivers”, pages 121-122, 2008 Digest of the IEEE/LEOS Summer Topical Meetingsがある。
しかし、本発明に係る調査において、本出願発明者は、そのような最適化は、平均化で使用される長さの調整のみに注意が向けられており、その長さの中の各シンボルの位相オフセットの関係を含んでいないことを見出した。したがって、そのような最適化によっては、最適な性能を得ることはできない。
このため、現在、光コヒーレント受信器のデジタル位相再生装置が最高の状態で動作するように、デジタル位相再生におけるフィルタ係数を適応的に最適化する技術が必要とされている。
"Coherent detection of optical quadrature phase-shift keying signals with carrier phase estimation", (Journal of Lightwave Technology, Vol24, No.1, January 2006, pp12-21), D. Ly-Gagon et al. "Multiplier-free Phase Recovery for Optical Coherent Receivers", (OWT4, OFC2008), Z. Tao et al. "Adaptive optimization for digital carrier phase estimation in optical coherent receivers", pages 121-122, 2008 Digest of the IEEE/LEOS Summer Topical Meetings
上述の従来技術の問題点および制限を考慮し、本発明の実施形態は、従来技術の1つ以上の欠点を解決し、少なくとも利益のある選択を提供する。
上述の目的を達成するために、本発明の実施形態は、以下の態様を提供する。
態様1:位相再生装置のフィルタの係数を制御するフィルタ係数制御装置は、キャリアと局部発振との間の位相オフセットを取得する位相オフセット取得手段と、前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量を計算する自己相関計算手段と、前記自己相関および関連する統計量に基づいて前記フィルタの係数を決定するフィルタ係数決定手段、を有する。
態様2:態様1に記載のフィルタ係数制御装置であって、前記位相オフセット取得手段は、前記位相再生装置へ入力されるトレーニング系列の各シンボルの偏角値から前記トレーニング系列の各シンボルのデータ変調位相を引き算して前記位相オフセットを取得する引き算器である。
態様3:態様1に記載のフィルタ係数制御装置であって、前記位相オフセット取得手段は、引き算器およびデータ変調位相取得部を含み、前記データ変調位相取得部は、前記位相再生装置の出力信号の各シンボルのデータ変調位相を取得するか、或いは前記出力信号を復号することにより得られる復号信号から各シンボルのデータ変調位相を取得し、前記引き算器は、前記位相再生装置へ入力される信号の各シンボルの偏角値から前記データ変調位相を引き算して前記位相オフセットを取得する。
態様4:態様3に記載のフィルタ係数制御装置であって、前記データ変調位相取得部は、前記位相再生装置の出力信号の各シンボルのデータ変調位相を取得するものであり、前記出力信号に対して2π/M丸め込みを実行する2π/M丸め込み器と、前記2π/M丸め込み器により得られる整数値に2π/Mを乗算する乗算器と、前記乗算器により得られる積にπ/Mを加算する加算器、を備える。
態様5:態様3に記載のフィルタ係数制御装置であって、前記データ変調位相取得部は、入力信号を復号することにより得られる復号信号から各シンボルのデータ変調位相を取得するものであり、前記復号信号に2π/Mを乗算する乗算器と、前記乗算器により得られる積にπ/Mを加算する加算器、を備える。
態様6:態様1に記載のフィルタ係数制御装置であって、前記自己相関計算手段は、前記位相オフセットに対して異なる遅延処理を行うことにより遅延系列を取得する遅延系列取得部と、前記遅延系列に基づいて前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量を決定する自己相関系列取得部、を含む。
態様7:態様1に記載のフィルタ係数制御装置であって、前記自己相関計算手段は、前記位相オフセットに対して異なる遅延処理を行うことにより遅延系列を取得する遅延系列取得部と、前記遅延系列の雑音を抑制する雑音抑制部と、雑音が除去された前記遅延系列に基づいて前記フィルタ係数の前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量を決定する自己相関系列取得部、を含む。
態様8:態様1に記載のフィルタ係数制御装置であって、前記フィルタ係数決定手段は、前記フィルタの入力と理想的な出力との間の相互相関を決定する入力/出力相互相関決定部と、前記フィルタの入力の自己相関を決定する入力自己相関部と、前記相互相関および前記自己相関に基づいて前記フィルタ係数を決定する係数算出部、を含む。
態様9:態様8に記載のフィルタ係数制御装置であって、前記自己相関および前記関連する統計量は、チャネル白色雑音に起因する位相変動の分散
、前記位相オフセットの変化の分散
、および前記位相オフセットの正規化された自己相関ρ(k)であり、前記入力/出力相互相関決定部は、下式に従って前記フィルタの入力と理想的な出力との間の相互相関R(k)を決定し(Mは、送信されたデータの位相変調の相数であり、例えば、送信されたデータがQPSK変調であるときは、M=4)、
前記入力自己相関部は、下式に従って最適なフィルタの入力の自己相関R’(k)を決定する
δ(k)は、インパルス関数、kが0のときはδ(k)の値は1、kが0でないときはδ(k)の値は0、kは−M<k<Mの範囲内の整数である。
態様10:位相再生装置のフィルタの係数を制御するフィルタ係数制御方法は、キャリアと局部発振との間の位相オフセットを取得し、前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量を計算し、前記自己相関および関連する統計量に基づいて前記フィルタの係数を決定する。
態様11:態様10に記載のフィルタ係数制御方法であって、前記取得は、前記位相再生装置へ入力されるトレーニング系列の各シンボルの偏角値から前記トレーニング系列の各シンボルのデータ変調位相を引き算して前記位相オフセットを取得する。
態様12:態様10に記載のフィルタ係数制御方法であって、前記取得は、前記位相再生装置の出力信号の各シンボルのデータ変調位相を取得すること、或いは前記出力信号を復号することにより得られる復号信号から各シンボルのデータ変調位相を取得こと、および前記位相再生装置へ入力される信号の各シンボルの偏角値から前記データ変調位相を引き算して前記位相オフセットを取得すること、を含む。
態様13:態様12に記載のフィルタ係数制御方法であって、前記取得は、前記出力信号または前記復号信号に対して2π/M丸め込みを実行すること、前記2π/M丸め込みにより得られる整数値に2π/Mを乗算すること、前記乗算により得られる積にπ/Mを加算すること、を含む。
態様14:態様10に記載のフィルタ係数制御方法であって、前記計算は、前記位相オフセットに対して異なる遅延処理を行うことにより遅延系列を取得すること、前記遅延系列に基づいて前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量を決定すること、を含む。
態様15:態様10に記載のフィルタ係数制御方法であって、前記計算は、前記位相オフセットに対して異なる遅延処理を行うことにより遅延系列を取得すること、前記遅延系列の雑音を除去すること、雑音が除去された前記遅延系列に基づいて前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量を決定すること、を含む。
態様16:態様10に記載のフィルタ係数制御方法であって、前記決定は、前記フィルタの入力と理想的な出力との間の相互相関を決定すること、前記フィルタの入力の自己相関を決定すること、前記フィルタ係数を決定すること、を含む。
態様17:態様16に記載のフィルタ係数制御方法であって、前記自己相関および前記関連する統計量は、チャネル白色雑音に起因する位相変動の分散
、前記位相オフセットの変化の分散
、および前記位相オフセットの正規化された自己相関ρ(k)であり、前記フィルタの入力と理想的な出力との間の相互相関R(k)は下式に従って決定され、
最適なフィルタの入力の自己相関R’(k)は下式に従って決定され
δ(k)は、インパルス関数、kが0のときはδ(k)の値は1、kが0でないときはδ(k)の値は0、kは−M<k<Mの範囲内の整数である。
態様18:位相再生装置は、態様1〜9のいずれか1つの記載のフィルタ係数制御装置を含む。
態様19:態様18に記載の位相再生装置は、互いに直列に接続されたデータ除去変調器、正規化器、調整可能フィルタを含み、前記フィルタ係数制御装置は、前記調整可能フィルタのフィルタ係数を制御する。
態様20:デジタル受信器は、態様18に記載の位相再生装置を含む。
本発明の実施形態による方法は、例えばチャネルおよび/またはレーザの特性などの演繹的な知識を必要とせず、最高の受信性能を得るために、チャネル特性の変動に対して適応的な最適化を成し遂げることができる。
以下の記載および添付の図面の参照により、本発明のこれらの及び他の態様および特徴は明らかになるであろう。本発明の特定の実施形態は、以下の記載および添付の図面において詳細に開示され、また、本発明の原理に適用可能なモードは、明確に記載される。本発明はそれによる範囲に制限されるものではなく、本発明は、添付のクレームの精神および条件の範囲内の多くの変更、変形、類推を含む、と理解されるべきである。
1つの実施形態について記載されたおよび/または示された特徴は、1つ以上の他の実施形態と同じまたは類似のモードに適用可能であり、他の実施形態の特徴と組み合わせ可能であり、或いは、他の実施形態の特徴と置き換え可能である。
強調されるべきことは、「含む/備える」という語は、この文書で使用されるときは、特徴、完全体、ステップ、部品の存在を意味するものであって、1つ以上の他の特徴、完全体、ステップ、部品の存在または追加を除外するものではない。
デジタル位相再生装置を使用する従来技術の光コヒーレント受信器を示す図である。 従来技術のデジタル位相再生装置を示す図である。 本発明の実施形態の位相再生装置を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態の自己相関計算器の構成を示す図である。 本発明の実施形態のフィルタ係数決定部の構成を示す図である。 本発明の実施形態のフィルタ係数決定部の処理フローを示す図である。 受信器がシンボルのデータ変調位相を知っている場合における本発明の実施形態の位相再生装置の動作フローチャートである。 受信器がシンボルのデータ変調位相を知らない場合における本発明の実施形態の位相再生装置の動作フローチャートである。 本発明の実施形態のデータ変調位相取得部を示す構成ブロック図である。 本発明のフィルタ係数制御装置320の処理フローチャートである。 本発明の実施形態の位相再生装置の正規化器を示すブロック図である。 本発明の位相再生装置の調整可能フィルタを示すブロック図である。 本発明の位相再生装置を使用する単一偏波光コヒーレント受信器を示すブロック図である。 本発明の位相再生装置を使用する2重偏波光コヒーレント受信器を示すブロック図である。
本発明の実施形態のデジタル位相再生装置について、添付の図面を参照しながら以下に詳細に記載する。
本発明の実施形態の基本的な作用原理は、受信信号から位相オフセットの統計的な特徴を取得すること、および最適な受信性能を確保するために位相オフセットの統計的な特徴に基づいてデジタル位相再生装置を適応的に調整することである。
図3は、本発明の実施形態の位相再生装置を示す機能ブロック図である。図3に示すように、装置は2つのセクションに分割される。第1のセクションは、制御されるセクション(位相再生セクション)であり、このセクションは、図2に示す従来のデジタル位相再生装置と同じ機能を実行し、データ除去変調器301は図2に示すデータ除去変調器204に対応し、偏角計算器307は図2に示す偏角計算器202に対応し、引き算器306は図2に示す引き算器208に対応し、偏角計算器304は図2に示す偏角計算器210に対応し、アンラップ器305は図2に示すアンラップ器212に対応する。信号308、310、311は、それぞれ図2の信号206、203、207に対応する。図2と比較すると、図3に示す本発明の実施形態の位相再生セクションは、データ除去変調器301の後に正規化器302が追加され、また、平均化器205は調整可能フィルタ303として実現されている。調整可能フィルタ303は、制御ポートを介して、本発明の実施形態の位相再生装置の第2のセクション(すなわち、フィルタ係数制御装置320)に接続されている。
図3に示すように、フィルタ係数制御装置320は、引き算器321、自己相関計算器322、およびフィルタ係数決定部323を備える。また、いくつかの実施形態においては、データ変調位相取得部327をさらに含むようにしてもよい。
引き算器321は、本発明の実施形態の位相オフセット取得手段の例であり、キャリアと局部発振との間の位相オフセットを取得する。引き算器321への1つの入力は、受信シンボルの位相、すなわち位相再生セクションの偏角計算器307の出力310である。引き算器321への他の入力325は、受信シンボルのデータ変調位相である。以下の2つの状況において、受信器がそのシンボルのデータ変調位相を知っているか否かに基づいて、データ変調位相取得部327が受信シンボルのデータ変調位相を取得する。受信器がシンボルのデータ変調位相を知っている状況、例えば、システムのタイミング系列が存在する場合には、受信器は、事前の特定または取決めに従ってそのタイミング系列の中の各シンボルのデータ変調位相を確実に知っている。この場合、専用のデータ変調位相取得部は必要ではない。受信器がシンボルのデータ変調位相を知らない第2の状況では、受信シンボルを識別することで入力325を取得することが可能である。例えば、位相再生装置300の出力209についてデータ識別を行うことで、データ変調位相を得ることができる。或いは、入力325は、最後の受信器から出力される復号されたデータに基づいて得ることができる。識別処理および復号処理は受信器において常に行われているので、このようにして引き算器329の入力325を取得しても、受信器の処理負荷が増えることはない。
自己相関計算器322への入力は、引き算器321からの出力であり、各シンボルについてのチャネル付加白色雑音が付された位相オフセットである。本発明の実施形態の自己相関計算器322は、例えば、“A Linear Model for Nonlinear Phase Noise Induced by Cross-phase Modulation”, (paper OTuD5, OFC2009)に記載されているXPMモニタにより実現することができる。そこからの出力信号324は、チャネル白色雑音により引き起こされる位相変動の分散
、位相オフセットの変化(位相オフセットの変化は、レーザの位相雑音およびチャネル間の相互位相変調などの要因によって引き起こされる)の分散
、および位相オフセットの正規化された自己相関値ρ(k)である。ρ(k)は、1×2Mのベクトルであり、kは、整数である。
図4は、本発明の実施形態の自己相関計算器322の構成を示す。本発明の実施形態の自己相関計算器322については、例えば、国際特許出願PCT/CN2008/073245「位相雑音統計的特徴モニタ装置および方法、およびコヒーレント光通信受信器」(2008年11月28日出願)を参照することができる。この国際特許出願のすべての内容は、それらが完全にここに記載されているのと同様に、参照によりここに組み込まれる。
具体的には、図4に示すように、本発明の実施形態の自己相関計算器322は、遅延系列取得部401、雑音抑制部402、自己相関系列取得部403を含むことができる。遅延系列取得部401への入力は、データ変調位相が除去された各シンボルの位相オフセット、すなわち引き算器321(図3参照)の出力326であり、自己相関系列取得部403は、雑音抑制部402からの出力を使用して自己相関値および位相オフセットに係わる統計量、すなわち自己相関計算器322(図3参照)の出力信号324を決定する。
同じ信号326が、遅延系列取得部401において異なるシンボル数ずつ遅延させられ、これにより対応する遅延系列が得られる。雑音抑制部402は、遅延系列に対して雑音抑制処理を実行する。注意すべきことは、実際の適用上の要求に応じたいくつかの状況によっては、雑音抑制部402を省略することができる。また、雑音抑制部402は、レーザ線幅の影響を抑制するレーザ線幅影響抑制部および増幅器の自然放出光雑音の影響を抑制する自然放出光雑音影響抑制部を含むようにしてもよい。
図3に戻り、フィルタ係数決定部323は、自己相関計算器322の出力信号324に基づいて、位相再生装置の制御を成し遂げるための最適なフィルタ係数を計算する。
図5Aは、本発明の実施形態のフィルタ係数決定部323の構成を示す。図5Bは、本発明の実施形態のフィルタ係数決定部の処理フローを示す。フィルタ係数決定部の作用原理は、位相オフセットの追跡と雑音の抑制との間で最適な妥協点を得るように、位相オフセットおよびチャネル雑音の統計的特徴に基づいてフィルタ係数を設計することである。入力がexp[jM(φ0n)]であり、出力が
であるフィルタに関しては(φ0は位相オフセット、φnはチャネル付加白色雑音に起因する位相変動、φ0の自己相関値をρ(k)としたときに、分散は
、φnの分散は
、フィルタ係数決定部により決定されるフィルタ係数は、
が位相オフセットφ0の最小平均二乗誤差の推定値であることを保証できる。
図5Aに示すように、本発明の実施形態のフィルタ係数決定部は、フィルタの入力と理想的な出力との間の相互相関を決定する入力/出力相互相関決定部501、異なるタイミングにおけるフィルタ入力どうしの自己相関を決定する入力自己相関部502、フィルタ係数を決定する係数算出部503を含む。
図5Bは、フィルタ係数決定部の処理フローを詳しく示す。図5Bに示すように、最初にステップS501において、入力/出力相互相関決定部501は、自己相関計算器322の出力324、すなわち
など、に基づいて最適なフィルタの入力と出力の相互相関R(k)を計算する。R(k)は、例えば、下式に従って計算することができる。
続いて、入力自己相関部502は、最適なフィルタの入力の自己相関R’(k)を計算する(ステップS502)。R’(k)を計算する方法は、例えば、下式で表わすことができる。
ここで、δ(k)はインパルス関数であり、kが0のときはδ(k)の値は1であり、kが0でないときはδ(k)の値は0である。kは、整数である。最後に、ステップS503において、係数算出部503は、R(k)およびR’(k)に基づいて、最適なフィルタの係数を計算する。計算方法は、例えば、下記で表わされる。
ここで、Lは整数であり、フィルタ長は2L+1である。
本発明の実施形態の位相再生装置の処理フローチャートについて下記に記載する。
図6Aは、受信器がシンボルのデータ変調位相を知っている場合における本発明の実施形態の位相再生装置の動作フローチャートを示す。図6Aに示すように、システムが動作を開始したときまたはチャネル切替えに際して(ステップ601)、本発明の実施形態の位相再生装置の位相再生セクションは、デフォルトのフィルタを使って動作を開始し(ステップ602)、動作中に受信したトレーニング系列のシンボル位相を記録する(ステップ603)。トレーニング系列のデータ変調位相は受信器によって知られているので、フィルタ係数制御装置320は、記録された位相および既知のデータ変調位相に基づいて位相オフセットを直接的に得ることができ、その位相オフセットに基づいて最適なフィルタ係数を決定できる(ステップ604)。その後、位相再生装置は、決定した最適なフィルタ係数を使用して動作する(ステップ605)。
図6Bは、受信器がシンボルのデータ変調位相を知らない場合における本発明の実施形態の位相再生装置の動作フローチャートを示す。図6Bに示すように、システムが動作を開始したときまたはチャネル切替えに際して(ステップ606)、本発明の実施形態の位相再生装置の位相再生セクションは、デフォルトのフィルタを使って動作を開始し(ステップ607)、入力信号の位相310および、信号209に対してデータ識別を実行することで得られるデータ変調位相または最後の受信器から出力される復号されたデータから得られるデータ変調位相、を取得する(ステップ608)。
図7は、本発明の実施形態のデータ変調位相取得部327を示す構成ブロック図である。この実施形態では、例としてQPSK信号を取り上げて、識別によりデータ変調位相を取得する方法について説明する。図7に示すように、この実施形態では、位相再生装置の出力209は、π/2丸め込み器701を通過し、データ変調位相が位置する象限が得られる。例えば、データが第1象限で変調されたときはπ/2丸め込み器701の出力はゼロ、第2象限のときはπ/2丸め込み器701の出力は1、第3象限のときはπ/2丸め込み器701の出力は2、第4象限のときはπ/2丸め込み器701の出力は3である。続いて、π/2丸め込み器701の出力702は、乗算器703において、π/2が掛け合わされる。その後、加算器705において乗算器703の出力704にπ/4が加算され、これによりデータ変調位相π/4、3π/4、5π/4、または7π/4(すなわち、信号325)が得られる。復号されたデータに関しては、それ自身がπ/2丸め込み器701の出力702に対応し、同様の方法で、復号されたデータから各シンボルのデータ変調位相を取得することができる。
注意すべきことは、図7の記載では例としてQPSKを取り上げているが、位相変調の相数がMである他の変調方式が使用されるときは、それに応じてπ/2丸め込み器701は2π/M丸め込み器に変更される。2π/M丸め込み器の出力は、乗算器703において2π/Mが乗算され、加算器705において乗算器703の出力にπ/Mが加算される。
図6Bに戻り、ステップ609において最適なフィルタ係数が決定される。その後、位相再生装置は、決定した最適なフィルタを使用して動作する(ステップ610)。さらに、図6Aに示す状況とは異なり、位相再生装置の動作性能に係わるデータ判定誤りの影響を取り除く必要がある。したがって、本発明のこの実施形態では、最初に最適なフィルタ係数が決定された後(すなわち、ステップ608〜610の後)、本発明の実施形態の位相再生装置の動作性能に係わる、デフォルトのフィルタの最初の使用に起因する潜在的な多数の判定誤りによる影響を取り除くために、最適なフィルタ係数を決定する処理(すなわち、ステップ608〜610)がもう一回繰り返される。
図8は、図6Aのステップ604および図6Bのステップ609の具体的な実現方法、すなわち本発明のフィルタ係数制御装置320の処理フローチャートを示す。
図8に示すように、最初にステップ801において、キャリア位相のオフセットが決定される。この処理は、引き算器を使用して実現される。続いてステップ802では、自己相関決定装置は、位相オフセットの自己相関、および雑音によって引き起こされる位相変動の分散を決定する。その後ステップ803において、フィルタ係数決定部は、自己相関決定装置によって決定された自己相関値および分散に基づいて、最適なフィルタ係数を決定する。
図9は、本発明の実施形態の位相再生装置の正規化器を示すブロック図である。図3に示すように、正規化器302への入力は、M乗で計算された受信信号の複素値308であり、絶対値計算器901は複素値308の絶対値を得る。複素値308は、割り算器902により複素値308の絶対値で割り算され、各入力複素値308と同じ偏角を有するが絶対値が常に1である出力309が得られる。ここで指摘しておきたいことは、正規化器302は本発明の実施形態の位相再生装置の動作性能を高めることができるが、欠くことのできないものというわけではない。ハードウェアの制限のような要因に基づき、本発明の実施形態の効果に影響を及ぼすことなく、本発明の実施形態から正規化器を省略することができる。
図10は、本発明の実施形態の位相再生装置の調整可能フィルタ303を示すブロック図である。図3に示すように、調整可能フィルタへの入力は、正規化器の出力309である(上述したように、その入力は、データ除去変調器からの出力308であってもよい)。図10に示すように、調整可能フィルタ303は、1シンボル期間の時間遅延を有するN個のデジタルレジスタ1001、N個の乗算器1002(Nは、フィルタのタップ数であり、1以上の整数である)、および総和演算器1003を含む。各デジタルレジスタに記録された後、調整可能フィルタへの入力は、乗算器によりフィルタの係数328(係数328は、1×Nのベクトル)が乗算され、総和演算器1003により乗算結果の総和が計算されて出力311が得られる。
図11は、本発明の位相再生装置を使用する単一偏波光コヒーレント受信器を示すブロック図である。図1に示す従来の光コヒーレント受信器と比較すると、本発明の実施形態の適応的位相再生装置300が図1の位相再生装置109の代わりに設けられているが、他の部分はそのまま維持されている。
図12は、本発明の実施形態の位相再生装置を使用する偏波多重光コヒーレント受信器を示すブロック図である。図11と比較すると、図12においては、本発明の実施形態の位相再生装置1213および1214が、2つの偏波ブランチ上でそれぞれ使用されている。偏波多重光コヒーレント受信器の他のセクション(等化偏波分離器1212などを含む)は、公知技術で実現可能である。
当業者であれば、この明細書で開示されている実施形態で記載のいくつかの例のユニットおよびステップが、電子的なハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組合せにより実現可能であることを知っている。ハードウェアとソフトウェアとの互換性について明確に説明するために、いくつかの例の構成およびステップが、それらの機能に応じて明細書の中で一般的に記載されている。これらの機能がハードウェアを使用して実行されるのかソフトウェアを使用して実行されるのかは、技術的なソリューションの特定のアプリケーションおよび設計上の制約条件に依存する。当業者は、上述の機能を実現するために、その実現が本発明の範囲を超えないように、各特定のアプリケーションについて他の方法を使用するかも知れない。
この明細書で開示されている実施形態との組み合わせで記載されている方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール、またはそれらの組合せにより実現することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、内部メモリ、読出し専用メモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM、電気的消去可能プログラマブルROM、レジスタ、ハードディスク、持ち運び可能な磁気ディスク、CD−ROM、或いは公知技術の他の任意の記憶媒体に格納することができる。
上述の実施形態は、全くの例示的なものであり、本発明を限定するものではなく、当業者は、本発明の原理に基づいて様々な変更および変形を思いつくことが可能であり、それらのすべての変更および変形も本発明の範囲内でカバーされるものである。

Claims (10)

  1. ベースバンド信号から位相オフセットを除去するための位相再生装置内に設けられ、複数の受信シンボルについての位相情報を平均化して前記位相オフセットを推定するフィルタの係数を制御するフィルタ係数制御装置であって、
    キャリアと局部発振との間の位相オフセットを取得する位相オフセット取得手段と、
    前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量を計算する自己相関計算手段と、
    前記自己相関および関連する統計量に基づいて前記フィルタの係数を決定するフィルタ係数決定手段、
    を有するフィルタ係数制御装置。
  2. 前記位相オフセット取得手段は、前記位相再生装置へ入力されるトレーニング系列の各シンボルの偏角値から前記トレーニング系列の各シンボルのデータ変調位相を引き算して前記位相オフセットを取得する引き算器である
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ係数制御装置。
  3. 前記位相オフセット取得手段は、引き算器およびデータ変調位相取得部を含み、
    前記データ変調位相取得部は、前記位相再生装置の出力信号の各シンボルのデータ変調位相を取得するか、或いは前記出力信号を復号することにより得られる復号信号から各シンボルのデータ変調位相を取得し、
    前記引き算器は、前記位相再生装置へ入力される信号の各シンボルの偏角値から前記データ変調位相を引き算して前記位相オフセットを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ係数制御装置。
  4. 前記データ変調位相取得部は、前記位相再生装置の出力信号の各シンボルのデータ変調位相を取得するものであり、
    Mがシンボルの位相変調の相数であるときに、前記出力信号に対して2π/M丸め込みを実行する2π/M丸め込み器と、
    前記2π/M丸め込み器により得られる整数値に2π/Mを乗算する乗算器と、
    前記乗算器により得られる積にπ/Mを加算する加算器、を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載のフィルタ係数制御装置。
  5. 前記自己相関計算手段は、
    前記位相オフセットに対して異なる遅延処理を行うことにより遅延系列を取得する遅延系列取得部と、
    前記遅延系列に基づいて前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量を決定する自己相関系列取得部、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ係数制御装置。
  6. 前記自己相関計算手段は、
    前記位相オフセットに対して異なる遅延処理を行うことにより遅延系列を取得する遅延系列取得部と、
    前記遅延系列の雑音を抑制する雑音抑制部と、
    雑音が抑制された前記遅延系列に基づいて前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量を決定する自己相関系列取得部、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ係数制御装置。
  7. 前記フィルタ係数決定手段は、
    前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量に基づいて前記フィルタの入力と理想的な出力との間の相互相関を決定する入力/出力相互相関決定部と、
    前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量に基づいて前記フィルタの入力の自己相関を決定する入力自己相関部と、
    前記相互相関および前記自己相関に基づいて前記フィルタ係数を決定する係数算出部、を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ係数制御装置。
  8. 前記自己相関および前記関連する統計量は、チャネル白色雑音に起因する位相変動の分散
    、前記位相オフセットの変化の分散
    、および前記位相オフセットの正規化された自己相関ρ(k)であり、
    前記入力/出力相互相関決定部は、下式に従って前記フィルタの入力と理想的な出力との間の相互相関R(k)を決定し、
    Mは、前記位相再生装置へ入力されるデータのシンボルの位相変調の相数であり、
    前記入力自己相関部は、下式に従って最適なフィルタの入力の自己相関R’(k)を決定する
    δ(k)は、インパルス関数、kが0のときはδ(k)の値は1、kが0でないときはδ(k)の値は0、kは整数である、
    ことを特徴とする請求項7に記載のフィルタ係数制御装置。
  9. ベースバンド信号から位相オフセットを除去するための位相再生装置内に設けられ、複数の受信シンボルについての位相情報を平均化して前記位相オフセットを推定するフィルタの係数を制御するフィルタ係数制御方法であって、
    キャリアと局部発振との間の位相オフセットを取得し、
    前記位相オフセットの自己相関および関連する統計量を計算し、
    前記自己相関および関連する統計量に基づいて前記フィルタの係数を決定する、
    フィルタ係数制御方法。
  10. 前記取得は、前記位相再生装置へ入力されるトレーニング系列の各シンボルの偏角値から前記トレーニング系列の各シンボルのデータ変調位相を引き算して前記位相オフセットを取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載のフィルタ係数制御方法。
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