JPH09312581A - 適応フィルタの係数推定装置 - Google Patents

適応フィルタの係数推定装置

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JPH09312581A
JPH09312581A JP12475196A JP12475196A JPH09312581A JP H09312581 A JPH09312581 A JP H09312581A JP 12475196 A JP12475196 A JP 12475196A JP 12475196 A JP12475196 A JP 12475196A JP H09312581 A JPH09312581 A JP H09312581A
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coefficient
adaptive filter
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response
power
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Kensaku Fujii
健作 藤井
Toshiro Oga
寿郎 大賀
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、特性が未知の信号伝達系に送出した
既知の信号(参照信号)とその応答とから、該信号伝達
系のインパルス応答を模擬する適応フィルタの係数を推
定する装置の改良に関し、亜逐次最小2乗法において必
要とされる除算を抑えることを目的とする。 【解決手段】該未知系の応答と該参照信号との相互相関
関数を計算する手段110と、該参照信号の自己相関関
数を計算する手段120と、記憶手段140に記憶され
た適応フィルタの係数と該自己相関関数との積を得る手
段121と、該相互相関関数と該積との差分に対して自
己相関関数の一部として得た参照信号のパワーに対応す
る値を除数として除算する手段131と、その除算する
手段の出力を該レジスタに記憶された係数に加算する手
段132とを有し、その加算する手段132の加算値を
該適応フィルタの新しい係数として記憶手段140に記
憶された係数を更新することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特性が未知の信号
伝達系に送出した既知の信号(参照信号)とその応答と
から、該信号伝達系のインパルス応答を模擬する非巡回
型(FIR:Finite Impulse Response)フィルタなどの
適応フィルタの係数を推定する装置の改良に関する。
【0002】図2は本発明が適用される適応システムの
基本構造である。この図2に示すシステムにおいて既知
の参照信号Xj が信号伝達系200に送出されたとき、
その信号伝達系の出力には応答 gj =hj T j (1) j:時刻(sample time index, iteration) が得られる。ここで、hj は、その応答長がI標本化
周期と仮定される未知の信号伝達系のインパルス応答で
あり、参照信号とあわせて、 hj T =〔hj (1) ,hj (2) ,・・・,hj (I) 〕 (2) Xj T =〔Xj (1) ,Xj (2) ,・・・,Xj (I) 〕 (3) と表現される。
【0003】非巡回型フィルタ210は、この応答gj
に対して擬似応答 Gj =Hj T j (4) を合成し、この擬似応答Gj によってその応答gj は減
算器220において相殺される。このとき、この減算の
結果として得られる応答相殺の程度は、係数更新回路2
30によって算定される非巡回型フィルタ210の係数
j と信号伝達系200のインパルス応答hj との
誤差(推定誤差) Δj =hj −Hj (5) によって測られ、係数更新回路230はその残差信号 Ej =yj −Gj (6) =Δj T j +Nj (7) が最も小さくなるように係数Hj を更新する。ここ
で、Nj は外乱であり、加算器221は現実には回路と
して構成されない。
【0004】この適応システムの応用例の一つに図3に
示す音響エコーキャンセラがある。この音響エコーキャ
ンセラのスピーカ300からマイクロホン301に至る
音響伝達系が図2に示す未知の信号伝達系200に対応
する。この音響エコーキャンセラの目的は、非巡回型フ
ィルタ210で合成した擬似エコーをもってスピーカ3
00からマイクロホン301に至る音響結合を相殺し、
ハウリングの発生を防ぐことである。しかし、非巡回型
フィルタ210の係数が収束し、十分なエコー消去量が
確保されるまでには時間がかかるために、その間におい
てハウリングが発生する危険が否定できない。係数更新
回路230は非巡回型フィルタ210の係数を素早く更
新して、ハウリングが発生する前に音響結合を小さく抑
える必要がある。当然ながら、その収束の高速化と同時
に、実用的には、その係数更新に要する処理量が少ない
ことが求められ、従って適応フィルタの係数更新回路と
して、この非巡回型フィルタ210の係数を高速に推定
するとともに、処理量の少ないことが求められる。
【0005】
【従来の技術】この係数更新回路を実現する比較的に計
算量が少ないアルゴリズムとして学習同定法(NLM
S:Normalized Least Mean Square) がよく知られてい
る。その係数更新式は、 Hj+1 =Hj +μEj j /Xj T j (8) と書かれる。ここで、μはステップゲイン(0<μ<
2)である。この学習同定法は処理量が少ないことを特
徴としており、実用システムへの適用が最もよく検討さ
れているアルゴリズムの一つとなっている。その難点は
収束が遅いことである。
【0006】一方、逐次最小2乗法(RLS:Recursiv
e Least Square法)は、その収束が大幅に高速化される
アルゴリズムとして知られ、その係数更新式は、 Hj+1 =Hj +Ej j j /〔1+Xj T j j 〕 (9) と与えられる。但し、 Pj+1 =Pj −Pj j j T j /〔1+Xj T j j 〕 (10) である。一見して明らかに、RLS法は学習同定法に比
較して計算量が多いという欠点をもつ。
【0007】このRLS法に対して、本発明者らによっ
て学習同定法の1次巡回型フィルタ表現から導出された
アルゴリズムが亜逐次最小2乗法(Sub-RLS法)であ
る。この亜逐次最小2乗法の参考文献としては、"A Fas
t Adaptive Algorithm Suitable for Acoustic Echo Ca
nceller, IEICE Trans. , vol.B75-A, No.11, pp.1509-
1515, Nov.1992" がある。この計算式は Hj+1 =Sj j −Rj j (11) と書かれる。
【0008】但し、 Yj =Σyt t (12) (但し、Σはt=1からjまでの加算、以下の各式にお
いても同じ) nn=1/ΣXt (n) Xt (n) (13) nm=ΣXt (n) Xt (m) /ΣXt (n) Xt (n) 〔n≠m〕 (16) である。
【0009】また、その係数更新に対して係数H
j+1 (1) の算定には次の係数の組 {0,Hj (2) ,Hj (3) ,・・・Hj (I) } を用いるとしても、次の係数Hj+1 (2) の算定には新し
く得たHj+1 (1) の利用が可能となるので、 {Hj+1 (1),0,Hj (3) ,・・・Hj (I) } を用いて式(11)の第2項を計算する。この構成とす
るとき、古いHj (1) を保存する必要がなくなるので、
メモリの節約が可能となる。以下同様に、 {Hj+1 (1) ,Hj+1 (2) ,0,Hj (4)・・・Hj (I) } ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ {Hj+1 (1) ,Hj+1 (2) ,Hj+1 (3) ,・・・Hj+1 (I-1) ,0} を係数更新に用いる。
【0010】明らかに、この係数更新法において計算量
の大部分を占める式(13)、式(15)の合計計算量
もRLS法におけるXj j T と、その行列Xj
j T の対角成分で各行を正規化する計算量に等し
く、その量はRLS法と比較して少ない。
【0011】また、その収束速度は図4から確認される
ようにRLS法に比較して少し劣る程度である。但し、
この例において未知の信号伝達系200のインパルス応
答の振幅特性は平坦、I=128、参照信号と外乱はと
もに白色雑音で、そのパワー比は約40dBとしている。
また、推定精度は、 Dj =Δj T Δj /hj T j (17) を標本化周期ごとに計算して対数で表示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】それでも、計算量は依
然として多い。特に、行列Sj やRj の各成分を得
るのにタップ数×タップ数(I×I)個の除算を必要と
する。除算は乗算に比較して格段に多くの処理量を必要
とし、その削減は乗算数や加算数を減らす以上の効果が
ある。
【0013】本発明の目的は、この亜逐次最小2乗法に
おいて必要とされる除算を抑えた適応フィルタ係数の更
新回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、特性が未知の信
号伝達系に送出する参照信号とその応答とから該信号伝
達系の応答特性を推定し、その応答特性に等価な応答を
出力する適応フィルタの係数を推定する本発明にかかる
適応フィルタの係数推定装置の原理図である。図1に示
す110は参照信号Xj と外乱Nj を含む信号伝達系の
応答yj との相互相関関数ベクトルYj を計算する回
路、120は参照信号Xj の自己相関関数行列Bj
計算する回路で、記憶手段140に記憶された係数H
j との積を相互相関関数ベクトルYj との差分が演算
手段130で計算される。131は参照信号のパワーに
近似される定数との積を得る演算手段で、その積を演算
手段132で係数Hj と加算することで係数更新を行
う。
【0015】上述の課題を解決するために、本発明に係
る適応フィルタの係数推定装置は、一つの形態として、
該未知系の応答と該参照信号との相互相関関数を計算す
る手段110と、該参照信号の自己相関関数を計算する
手段120と、記憶手段140に記憶された適応フィル
タの係数と該自己相関関数との積を得る手段121と、
該相互相関関数と該積との差分に対して自己相関関数の
一部として得た参照信号のパワーに対応する値を除数と
して除算する手段131と、その除算する手段の出力を
該レジスタに記憶された係数に加算する手段132とを
有し、その加算する手段132の加算値を該適応フィル
タの新しい係数として記憶手段140に記憶された係数
を更新することを特徴とする。上記の除算する手段13
1は、該パワーに相当する値の逆数を乗じる乗算器で構
成することができる。
【0016】まず、式(11)を Hj+1 =Sj j −Rj j +Hj −Hj (18) と変形し、自己相関係数行列Rj の対角成分を1とお
いた行列 を導入して Hj+1 =Hj +Sj j −Aj j (20) と置き換える。ここで、説明を簡単にするために外乱N
t を無視すると、 Xt t =Xt t =Xt t T t (21) と書ける。このt=1〜jの加算値Yj に正規化パワ
ー行列Sj を乗じた結果である式(20)の第2項は
自己相関係数行列Aj を用いることにより、 Sj j =Aj j (22) とおける。ここに推定誤差Δj を導入すれば式(2
0)は、 Hj+1 =Hj +Aj Δj (23) と表され、自己相関係数rnm〔n≠m〕が0に漸近する
ときには式(23)の第2項はΔj に近似される。す
なわち、式(23)の第2項は現推定値Hj と真値
j との差を与え、現時点において最も望ましい係数
更新量とみなせる。従って、収束速度に若干の低下を許
せば、定数 ρ≦1 (24) を導入して本アルゴリズムを Hj+1 =Hj +ρ(Sj j −Aj j ) (25) とする変形も可能となる。当然ながら、その更新量を最
大に見積もるρ=1と与えるときに収束がもっとも早
く、ρ=1として小さめに見積もるときに収束は遅くな
る。図5は定数ρを導入したときに得られる本アルゴリ
ズムによって得られる収束特性である。但し、ρ=0.
7、その他は図4と同様の条件を設定している。明らか
に、定数ρの導入によって収束速度に若干の低下が見ら
れるものの、収束値は逐次最小2乗法と同様となること
が確認される。
【0017】次に、正規化パワー行列Sj の各成分S
nn間の差は時間の経過とともに少なくなって行くことに
注意すれば、行列Sj は Sj ≒S11j (25−1) (但し、Ij は単位行列) とする近似が見出される。このとき、自己相関係数行列
j も同様に、その正規化パワーを共通にして Aj ≒S11j (26) と近似するならば、式(25)の第2項の除算個数は1
/Iに減少する。但し、上式において、 nm=ΣXt (n) Xt (m) (28) である。図6は正規化パワーを全行について共通化する
本発明が与える収束特性の例である。但し、定数ρ=
0.99としている。
【0018】また本発明に係る適応フィルタの係数推定
装置は、他の形態として、上記乗算器で乗じる逆数を、
該参照信号の最大パワーの逆数に1以下の定数を乗じて
得た定数に置き換えて該係数更新を実行することを特徴
とする。
【0019】前記のS11が次第に大きくなってしまうこ
との対策として、、忘却係数αを導入して自己相関関数
を bnm=bnm×α+ΣXt (n) Xt (m) (1−α) (29) と計算して係数更新を実行する場合においては、正規化
パワーbnnは一定の範囲内に留まると期待できる。従っ
て、その最大値をbmax とおいて定数ρに含め、 λ=ρ/bmax (30) とおいて係数更新式を Hj+1 =Hj +λ(Yj −Bj j ) (31) に変形すれば、除算は全て乗算に置き換えられる。図7
は式(30)に従って決定したλ=13を与えて計算し
た本アルゴリズムの収束特性である。また、その他の条
件は図5と同じである。明らかに、従来の最小2乗法と
同程度の収束速度が得られていることが分かる。
【0020】また本発明に係る適応フィルタの係数推定
装置は、また他の形態として、乗算器に与える逆数を一
定の時間を経過するまでは予め定めた定数で代用し、そ
の時間の経過後は該自己相関関数の一部として得られる
参照信号の最大パワーに置き換えることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】通常、式(29)によって得られ
る参照信号のパワーは未知と考える必要がある。従っ
て、自己相関関数の計算から得られるパワーをもとに修
正しつつ、係数を更新することが望ましい。図8にはそ
の原理を利用した本発明の一実施例の適応フィルタの係
数推定装置が示される。
【0022】図8において、相互相関ベクトル計算回路
10は参照信号Xj と外乱Nj を含む信号伝達系の応答
j との相互相関関数ベクトルYj を計算する回路、
自己相関行列計算回路20は参照信号Xj の自己相関関
数行列Bj を計算する回路、レジスタ40は係数H
j を記憶するレジスタである。減算器30は自己相関行
列計算回路20からの自己相関関数行列Bj とレジス
タ40に記憶された係数Hj との積と、相互相関ベク
トル計算回路10からの相互相関関数ベクトルYj
の差分を計算する。乗算器31は参照信号のパワーに近
似される定数λとの積を得るもので、その積を加算器3
2で係数Hj と加算することで係数更新を行う。
【0023】最大パワー検出回路51は最大パワーを検
出する回路、初期値回路52は当初の最大パワーとして
与える初期値を保持する回路、最大値更新回路53は、
最大パワー検出回路51からの最大パワーと初期値回路
52からの初期値を比較し、大きい方を最大値bmax
して更新する回路、逆数計算回路54はλ=ρ/bma x
の演算を行う回路である。カウンタ55は一定時間を計
時するためのもので、最大値更新回路53はカウンタ5
5で一定時間が経過した後にも初期値が最大値bmax
して用いられている場合に、最大値bmax を最大パワー
検出回路51からの最大パワーに強制的に切り換えるよ
う構成される。
【0024】この実施例回路においては、式(29)に
よって得られるパワーは漸増し、収束の初期段階から最
大パワーbmax が得られないことを重視して、初期段階
においては初期値回路52からの予め定めた定数(初期
値)で最大パワーbmax を代用する。しかし、この初期
値が実際に観測される最大パワーに比べ予想よりも大き
過ぎた場合、最大値更新回路53の最大値bmax はいつ
までも初期値のままで更新されない。よってカウンタ5
4による一定の時間の経過後に、最大値更新回路53の
最大値bmax が初期値であった場合には、最大パワー検
出回路51で観測された最大パワーが初期値よりも小さ
い場合であっても、最大値更新回路53の最大値bmax
をこの観測された最大パワーで強制的に入れ替え、これ
をもとに定数λを計算する。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、亜逐次最小2乗法における演算量の削減が実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明が適用されるシステムの基本構造を示す
図である。
【図3】本発明が適用される音響エコーキャンセラの例
を示す図である。
【図4】逐次最小2乗法(RLS)と亜逐次最小2乗法
(Sub−RLS)との収束特性を比較する図である。
【図5】定数ρを導入した時に得られる、逐次最小2乗
法(RLS)と亜逐次最小2乗法(Sub−RLS)と
の収束特性を、定数ρ=0.7と与えた時の収束特性で
比較する図である。
【図6】正規化パワーを共通化する本発明の収束特性
〔亜逐次最小2乗法(Sub−RLS)〕を逐次最小2
乗法(RLS)と比較して示す図である。
【図7】共通化した正規化パワーを定数とした本発明の
収束特性〔亜逐次最小2乗法(Sub−RLS)〕を逐
次最小2乗法(RLS)と比較して示す図である。
【図8】本発明の一実施例としての適応フィルタの係数
推定装置を示す図である。
【符号の説明】
10 相互相関ベクトル計算回路 20 自己相関行列計算回路 21 乗算器 30 減算器 31 乗算器 32 加算器 40 レジスタ 51 最大パワー検出回路 52 初期値回路 53 最大値更新回路 54 逆数計算回路 55 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 3/23 H04B 3/23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特性が未知の信号伝達系に送出する参照信
    号とその応答とから該信号伝達系の応答特性を推定し、
    その応答特性に等価な応答を出力する適応フィルタの係
    数を推定する装置であって、該未知系の応答と参照信号
    との相互相関関数を計算する手段と、該参照信号の自己
    相関関数を計算する手段と、記憶手段に記憶された該適
    応フィルタの係数と該自己相関関数との積を得る手段
    と、該相互相関関数と該積との差分に対して該自己相関
    関数の一部として得た参照信号のパワーに対応する値を
    除数として除算する手段と、その除算する手段の出力を
    該レジスタに記憶された係数に加算する手段とを有し、
    その加算する手段の加算値を該適応フィルタの新しい係
    数として該記憶手段に記憶された係数を更新することを
    特徴とする適応フィルタの係数推定装置。
  2. 【請求項2】該除算する手段は、該パワーに相当する値
    の逆数を乗じる乗算器で構成される請求項1記載の適応
    フィルタの係数推定装置。
  3. 【請求項3】該乗算器で乗じる逆数を、該参照信号の最
    大パワーの逆数に1以下の定数を乗じて得た定数に置き
    換えて該係数更新を実行することを特徴とする請求項2
    記載の適応フィルタの係数推定装置。
  4. 【請求項4】該乗算器に与える逆数を一定の時間を経過
    するまでは予め定めた定数で代用し、その時間の経過後
    は該自己相関関数の一部として得られる参照信号の最大
    パワーに置き換えることを特徴とする請求項3記載の適
    応フィルタの係数推定装置。
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