JP2009130628A - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents

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    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations

Abstract

【課題】 注目被写体のブレを低減させて自動的に流し撮りを行なうことができる撮像装置及びそのプログラムを実現する。
【解決手段】 デジタルカメラ1のスイング中に、図3(A)に示すような画角の周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルのブロック群が、図3(B)に示すような中央領域31の中にあるか否かを判断し、異質な動きベクトルのブロック群が中央領域31の中にある場合は、流し撮りを行おうとしていると判定し、該ブロック群を注目被写体領域として特定し、該特定した注目被写体領域内の各ブロックの動きベクトルのうち、最も大きい動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さい場合は、流し撮りであり、且つ、被写体のブレがないと判断して自動撮影を行なう。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像装置及びそのプログラムに係り、詳しくは、自動的に撮影する機能を有した撮像装置及びそのプログラムに関する。
従来から自動撮影機能を搭載したデジタルカメラが考案されている。
たとえば、下記特許文献1には、検出されたカメラの角速度又は角加速度が所定の条件を満たした場合、流し撮りと判断して自動的に撮影して記録する技術が記載されている。
公開特許公報 特開2001−235782
しかしながら、上記特許文献1においては、流し撮りを自動的に行うことができるが、注目被写体(撮影したい主要被写体)まで流れて(ブレて)しまうといった問題がある。
そこで本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、注目被写体のブレを低減させて自動的に流し撮りを行なうことができる撮像装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による撮像装置は、撮像素子と、
前記撮像素子により撮像された画像データに基づいて、該画像データの動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルとは異なる動きベクトルを有する領域を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された領域の動きベクトル量が所定量より小さいか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により動きベクトル量が所定量より小さいと判断された場合に、前記撮像素子を用いて自動的に静止画撮影を行う自動撮影制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、例えば、請求項2に記載されているように、前記特定手段は、
前記動きベクトル検出手段により検出された所定領域の動きベクトルとは異なる動きベクトルを有する領域を特定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項3に記載されているように、前記所定領域は、画角の周囲領域又は任意に指定された領域であるようにしてもよい。
また、例えば、請求項4に記載されているように、前記特定手段は、
画角の中央領域又は任意に指定された領域の中から該ある領域の動きベクトルとは異なる動きベクトルを有する領域を特定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項5に記載されているように、前記特定手段は、
前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルの量又は向きとは異なる量又は向きの動きベクトルを有する領域を特定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項6に記載されているように、前記特定手段は、
前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルの量より小さい量の動きベクトルを有する領域を特定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項7に記載されているように、前記特定手段は、
前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルの量より所定の比率以上小さい量の動きベクトル、または、所定値より小さい量の動きベクトルを有する領域を特定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項8に記載されているように、前記撮像装置がスイング中であるか否かを判定する判定手段を備え、
前記特定手段は、
前記判定手段によりスイング中であると判定された場合に、前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルとは異なる動きベクトルを有する領域を特定し、
前記判断手段は、
前記判定手段によりスイング中であると判定された場合に、前記特定手段により特定された領域の動きベクトル量が所定量より小さいか否かを判断するようにしてもよい。
また、例えば、請求項9に記載されているように、前記判定手段は、
前記動きベクトル検出手段により検出された動きベクトルの量が所定量以上の場合に、スイング中であると判定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項10に記載されているように、前記判定手段は、
前記動きベクトル検出手段により同一の動きベクトルが所定数以上検出され、且つ、該所定数以上検出された動きベクトルの量が所定量以上の場合に、スイング中であると判定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項11に記載されているように、前記判定手段は、
前記動きベクトル検出手段により検出された動きベクトルの方向が、前回検出された動きベクトルの方向と類似性がある場合に、スイング中であると判定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項12に記載されているように、加速度センサ又は角加速度センサを備え、
前記判定手段は、
前記加速度センサ又は角加速度センサにより検出された動き量が一定量以上の場合に、スイング中であると判定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項13に記載されているように、加速度センサ又は角加速度センサを備え、
前記判定手段は、
前記加速度センサ又は角速度センサにより検出された動きの方向が、前回検出された動きの方向と類似性がある場合に、スイング中であると判定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項14に記載されているように、前記動きベクトル検出手段は、
前記撮像素子により周期的に撮像された画像データに基づいて、各画像データの動きベクトルを検出していくようにしてもよい。
また、例えば、請求項15に記載されているように、前記判断手段により前記特定手段により特定された領域の動きベクトル量が所定量より小さいと判断されるまでは、前記撮像素子により撮像される画像データのシャッタ速度を、前記自動撮影制御手段による撮影のシャッタ速度より早いシャッタ速度で撮像を行う撮像制御手段を備えるようにしてもよい。
上記目的達成のため、請求項16記載の発明によるプログラムは、撮像素子を備えたコンピュータを、
前記撮像素子により撮像された画像データに基づいて、該画像データの動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルとは異なる動きベクトルを有する領域を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された領域の動きベクトル量が所定量より小さいか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により動きベクトル量が所定量より小さいと判断された場合に、前記撮像素子を用いて自動的に静止画撮影を行う自動撮影制御手段と、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、注目被写体のブレがない、若しくは少ない流し撮りを自動的に行なうことができる。
以下、本実施の形態について、本発明の撮像装置をデジタルカメラに適用した一例として図面を参照して詳細に説明する。
[実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本実施の形態におけるデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、絞り兼用シャッタ4、CCD5、垂直ドライバ6、TG(timing generator)7、ユニット回路8、DMAコントローラ(以下、DMAという)9、CPU10、キー入力部11、メモリ12、DRAM13、DMA14、動きベクトル検出部15、DMA16、画像生成部17、DMA18、DMA19、表示部20、DMA21、圧縮伸張部22、DMA23、フラッシュメモリ24、バス25を備えている。
撮影レンズ2は、図示しない複数のレンズ群から構成されるフォーカスレンズ、ズームレンズを含む。そして、撮影レンズ2には、レンズ駆動ブロック3が接続されている。レンズ駆動ブロック3は、フォーカスレンズ、ズームレンズをそれぞれ光軸方向に駆動させるフォーカスモータ、ズームモータ(図示略)と、CPU10から送られてくる制御信号にしたがって、フォーカスレンズ、ズームレンズを光軸方向に駆動させるフォーカスモータドライバ、ズームモータドライバ(図示略)とから構成されている。
絞り兼用シャッタ4は、図示しない駆動回路を含み、駆動回路はCPU10から送られてくる制御信号にしたがって絞り兼用シャッタ4を動作させる。この絞り兼用シャッタは、絞りとシャッタとして機能する。
絞りとは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいい、シャッタとは、CCD5に光を当てる時間を制御する機構のことをいう。CCD5に光を当てる時間は、シャッタの開閉の速度(シャッタ速度)によって変わってくる。露光は、この絞りとシャッタ速度によって定めることができる。
CCD5は、垂直ドライバ6によって走査駆動され、一定周期毎に被写体像のRGB値の各色の光の強さを光電変換して撮像信号としてユニット回路8に出力する。この垂直ドライバ6、ユニット回路8の動作タイミングはTG7を介してCPU10によって制御される。なお、CCD5はベイヤー配列の色フィルターを有しており、また、電子シャッタとしての機能も有する。この電子シャッタのシャッタ速度は、垂直ドライバ6、TG7を介してCPU10によって制御される。
ユニット回路8には、TG7が接続されており、CCD5から出力される撮像信号を相関二重サンプリングして保持するCDS(Correlated Double Sampling)回路、そのサンプリング後の撮像信号の自動利得調整を行なうAGC(Automatic Gain Control)回路、その自動利得調整後のアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器から構成されており、CCD5によって得られた撮像信号はユニット回路8を経た後、DMA9によってベイヤーデータの状態でバッファメモリ(DRAM13)に記憶される。
CPU10は、AE処理、AF処理、撮像処理などを行う機能を有すると共に、デジタルカメラ1の各部を制御するワンチップマイコンであり、時刻を計時するクロック回路も含む。
特に、CPU10は、動きベクトル検出部15により検出された動きベクトルに基づいてデジタルカメラ1がスイング中であるか否かを判定する機能、流し撮りを行おうとしているか否かを判定する機能、動きベクトル検出部15により検出された画角の周囲領域の動きベクトルと異質な動きベクトルを有する領域を特定する機能、該特定された領域の動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さいか否かを判断する機能、該特定された領域の動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さいと判断された場合は、自動的に静止画撮影を行う機能を有する。
キー入力部11は、半押し操作全押し操作可能なシャッタボタン、モード切替キー、十字キー、SETキー等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をCPU10に出力する。
メモリ12には、CPU10がデジタルカメラ1の各部を制御するのに必要な制御プログラム、及び必要なデータ(閾値v、閾値s等)が記録されており、CPU10は、該プログラムに従い動作する。
DRAM13は、CCD5によって撮像された画像データを一時記憶するバッファメモリとして使用されるとともに、CPU10のワーキングメモリとしても使用される。
DMA14は、バッファメモリに記憶されているベイヤーデータ若しくは後述する輝度色差信号の画像データを読み出して、動きベクトル検出部15に出力するものである。
動きベクトル検出部15は、フレーム画像データのある領域の動きベクトルを検出するものであり、代表点マッチング法や、ブロックマッチング法などを用いて該画像データの動きベクトルを検出する。
ここでは、撮像されたフレーム画像データ(現フレーム画像データ)を複数のブロック(m画素×n画素毎)に分け、該分けられた各ブロック(各領域)の画像データと、現フレーム画像データの前に撮像されたフレーム画像データ(前フレーム画像データ)とに基づいて、該各ブロックの動きベクトルを検出するので、撮像されたフレームを一定時間保持する記憶回路も含む。この検出された動きベクトルは、DMA14を介してCPU10に送られる。
DMA16は、バッファメモリ(DRAM13)に記憶されたベイヤーデータの画像データを読み出して画像生成部17に出力するものである。
画像生成部17は、DMA16から送られてきた画像データに対して、画素補間処理、γ補正処理、ホワイトバランス処理などの処理を施すとともに、輝度色差信号(YUVデータ)の生成も行なう。つまり、画像処理を施す部分である。
DMA18は、画像生成部17で画像処理が施された輝度色差信号の画像データ(YUVデータ)をバッファメモリに記憶させるものである。
DMA19は、バッファメモリに記憶されているYUVデータの画像データを表示部20に出力するものである。
表示部20は、カラーLCDとその駆動回路を含み、DMA19から出力された画像データの画像を表示させる。
DMA21は、バッファメモリに記憶されているYUVデータの画像データや圧縮された画像データを圧縮伸張部22に出力したり、圧縮伸張部22により圧縮された画像データや、伸張された画像データをバッファメモリに記憶させたりするものである。
圧縮伸張部22は、画像データの圧縮・伸張(例えば、JPEGやMPEG形式等の圧縮・伸張)を行なう部分である。
DMA23は、バッファッメモリに記憶されている圧縮画像データを読み出してフラッシュメモリ24に記録させたり、フラッシュメモリ24に記録された圧縮画像データをバッファメモリに記憶させるものである。
B.次に自動撮影について詳しく説明する。
ここでは、自動撮影の種類として、ブレ検出自動撮影と流し撮り自動撮影とがあるので、各種類の自動撮影について説明する。
B−1.ブレ検出自動撮影について
ブレ検出自動撮影とは、撮像された画像データの像のブレ量が閾値vより小さくなると自動撮影を行うというものである。
したがって、動きベクトル検出部15により検出された画像データの各ブロックの動きベクトルのうち、最も大きい動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さくなると、画像データの像のブレ量が少ないと、若しくは、無いと判断して自動撮影を行う。
つまり、ブレ検出自動撮影においては、何れかのブロックの動きベクトルのスカラー量が閾値v以上の場合は自動撮影を行わないことになる。
B−2.流し撮り検出自動撮影について
流し撮り検出自動撮影とは、スイング中であると判定され、さらに流し撮りを行おうとしていると判定された後、撮像された画像データのうち、流し撮りの対象となる注目被写体領域を特定し、該注目被写体領域内の像のブレ量が閾値vより小さくなると自動撮影を行うというものである。
したがって、動きベクトル検出部15により検出された注目被写体領域の各ブロックの動きベクトルのうち、最も大きい動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さくなると、画像データの像のブレ量が少ないと、若しくは、無いと判断して自動撮影を行う。
ここで、ブレ検出自動撮影と違う点は、自動撮影を行うか否かの判断の元となる動きベクトルの領域が異なるということである。つまり、ブレ検出自動撮影では、画像データの全領域の動きベクトル量が閾値vよりも小さくなったか否かを判断しているが、流し撮り検出自動撮影では、注目被写体領域の動きベクトル量が閾値vよりも小さくなったか否かを判断している点で異なる。
次に、流し撮りを行おうとしているか否かの判定、注目被写体領域の特定について詳しく説明する。
まず、流し撮りを行おうとする場合は、撮影者は、注目被写体が画角の中央に位置するように、該注目被写体の移動に合わせてデジタルカメラ1を動かすのが通常であるから、注目被写体は画角の中央にほぼ固定状態で存在し、背景は注目被写体が移動している方向とは逆方向に移動していることになる。
したがって、背景の動きベクトルは一方向を向いており、注目被写体の動きベクトルは背景の動きベクトルとは異質なものということになる。なお、確実に注目被写体を画角の中央で捉えている場合は、注目被写体の動きベクトルはほぼ0ということになる。
図2は、スルー画像表示中に、左方向に走行している車に対して、デジタルカメラ1を左方向に動かして流し撮りを行おうとしているときに検出される動きベクトルの様子の一例を示す図であり、図2を見るとわかるように、背景の動きベクトルが一方向を向いており、注目被写体の動きベクトルは背景の動きベクトルと比べ異質なものとなっている。
この原理を応用して流し撮りを行おうとしているか否かの判定、注目被写体領域の特定を行なうことになる。
ここで、図3は、画角の中央領域と周囲領域の様子の一例を示す図である。
図3(A)は、画角の中央領域の様子の一例を示しており、図3(A)を見るとわかるように、フレーム画像データが複数のブロックに分けられており、中央領域31は、画角の中央にある複数のブロック(斜線で表示されているブロック)から構成されている。
また、図3(B)は、画角の周囲領域の様子の一例を示しており、図3(B)を見るとわかるように、周囲領域32は、主に画角の外側にあるブロック(薄暗く表示されているブロック)から構成されている。なお、周囲領域32は、画角の外側にあるブロックから構成されていればよく、図3(B)に示すように、画角の全周囲のブロックから構成される必要はない。
図3を見ると、この画角の中央領域31、周囲領域32は、共に重なり合う領域があるのがわかるが、互いに重なり合う領域がないように中央領域31、周囲領域32を定めてもよいし、また、中央領域31以外の領域を周囲領域32としてもよい。
まず、流し撮りを行おうとしているか否かの判定をする前に、デジタルカメラ1がスイング中であるか、つまり、パーンが行われているか否かを判断する。スイング中でなければ流し撮りを行おうとしていないからである。
このスイング中であるか否かの判断は、画角の周囲領域32の動きベクトルのスカラー量が閾値s以上の場合は、スイング中であると判定する。
ここで、画角の周囲領域32の動きベクトルのスカラー量が閾値s以上か否かを判断する理由は、手ブレと流し撮りのスイングとを区別するためである。動きベクトルのスカラー量が閾値sより小さい場合は単なる手ブレと見ることができるからである。
また、画角の周囲領域32の動きベクトルとは、周囲領域32の各ブロックの動きベクトルのうち、最も多かった動きベクトル、若しくは、所定数以上あった動きベクトルのことをいう。なお、スイング中は、周囲領域32(背景領域)のブロックの動きベクトルの検出は失敗しやすく、常に全ての周囲領域32のブロックの動きベクトルが検出されるとは限らないことに留意されたい。例えば、現フレーム画像データの周囲領域32のブロックの画像が前フレーム画像データの中にない場合は、該ブロックの動きベクトルの検出に失敗することになる。
そして、スイング中であると判定されると、中央領域31の各ブロックの中で、周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルのブロック群(ブロックのかたまり)がある場合は、流し撮りを行おうとしていると判定する。この異質なブロック群が注目被写体領域となる。つまり、異質な動きベクトルのブロック群がなければ、単にカメラをパーンした状態であるからである。
ここでは、異質な動きベクトルは、周囲領域32(背景領域)の動きベクトルの量より所定の比率(たとえば、2対1の比率)以上小さい量の動きベクトルのことをいう。なお、異質な動きベクトルを、所定値より小さい量の動きベクトルとするようにしてもよいし、単に周囲領域32の動きベクトルの量より小さい量の動きベクトルとするようにしてもよい。また、異質な動きベクトルを、周囲領域32の動きベクトルの向きと異なる向きの動きベクトルとするようにしてもよいし、周囲領域32の動きベクトルの量及び向きと異なる量及び向きの動きベクトルとするようにしてもよい。
また、ここで、「ブロック群」としたのは、周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルのブロックが所定数以上ない、例えば、1つしかなかった場合に流し撮りを行おうとしていると判定されてしまうといった不具合を防止するためである。つまり、異質な動きベクトルが所定数以上なかった場合は、単なる動きベクトルの誤検出と考えられるからである。
そして、流し撮りを行おうとしていると判定されると、中央領域31の中にある、周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルのブロック群(ブロックのかたまり)を注目被写体領域として特定する。
ここで、周囲領域32の動きベクトルを基準とし、中央領域31の中に該周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルを有する領域(ブロック群)がある場合に流し撮りを行おうとしていると判定して該異質な動きベクトルを有する領域を注目被写体領域として特定するとしたのは、流し撮りにおいては、通常、注目被写体を画角の中央となるようにデジタルカメラ1を動かすのが通常であるから、画角の周囲領域32は背景(注目被写体以外の被写体)と考えられる。したがって、中央領域31の中で画角の周囲領域32の動きベクトルと同じ動きベクトルを有する領域は背景と考えられ、中央領域31の中で画角の周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルを有する領域のみが注目被写体領域と見ることができ、流し撮りを行おうとしていると見ることができるからである。
そして、該特定した注目被写体領域のブロックの中で最も大きい動きベクトルが閾値vより小さい場合は、自動撮影を行う。つまり、流し撮り検出自動撮影においては、注目被写体領域の何れかのブロックの動きベクトルのスカラー量が閾値v以上の場合は自動撮影を行わないことになる。
C.デジタルカメラ1の動作
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図4及び図5のフローチャートにしたがって説明する。
ユーザのキー入力部11のモード切替キーの操作により自動撮影モードに設定されると、CPU10は、自動撮影の種類を一覧表示させる(ステップS1)。ここでは、自動撮影の種類として、ブレ検出自動撮影と流し撮り検出自動撮影とを一覧表示させる。このとき、どちらか一方の種類の自動撮影にカーソルを合わせた状態で表示させる。
次いで、CPU10は、ユーザによって自動撮影の種類が選択されたか否かを判断する(ステップS2)。この判断は、SETキーの操作に対応する操作信号がキー入力部11から送られてきたか否かにより判断する。
ここで、ユーザは、十字キーの操作を行うことにより、一覧表示されたブレ検出自動撮影、流し撮り検出自動撮影の何れかにカーソルを合わせることができ、該カーソルが合わさっている種類の自動撮影でOKと思う場合は、SETキーの操作を行うことにより、現在カーソルが合わさっている種類の自動撮影を選択することができる。
ステップS2で、自動撮影の種類が選択されたと判断すると、CPU10は、該選択された種類の自動撮影で設定する(ステップS3)。これにより、設定された種類の自動撮影が行われることになる。
自動撮影の設定を行うと、CPU10は、所定のフレームレートでCCD5による被写体の撮像を開始させ、画像生成部17によって順次生成されてバッファメモリ(DRAM13)に記憶された輝度色差信号のフレーム画像データを表示部20に表示させていく、といういわゆるスルー画像表示を開始する(ステップS4)。
次いで、CPU10は、ユーザによってシャッタボタンの半押し操作が行われた否かを判断する(ステップS5)。この判断は、シャッタボタンの半押し操作に対応する操作信号がキー入力部11から送られてきたか否かにより判断する。
ステップS5で、シャッタボタンが半押し操作されていないと判断すると、半押し操作されるまでステップS5に留まり、シャッタボタンの半押し操作が行われたと判断すると、CPU10は、動きベクトル検出部15に、撮像されバッファメモリに記憶されたフレーム画像データを順次出力させて、動きベクトル検出部15に撮像された各フレーム画像データの各ブロックの動きベクトルを検出させる処理を開始させる(ステップS6)。
次いで、CPU10は、動きベクトル検出部15により検出されたに直近のフレーム画像データの各ブロックの動きベクトルを取得する(ステップS7)。
次いで、CPU10は、自動撮影の種類として流し撮り検出自動撮影が設定されているか否かを判断する(ステップS8)。
ステップS8で、流し撮り検出自動撮影が設定されていないと判断すると、つまり、ブレ検出自動撮影が設定されていると判断すると、CPU10は、ステップS7で取得したフレーム画像データの各ブロックの動きベクトルのうち、最も大きい動きベクトル(最大動きベクトル)を選択して(ステップS9)、ステップS15に進む。
ステップS15に進むと、CPU10は、該選択した最大動きベクトルのスカラー量と閾値vを比較し、最大動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さいか否かを判断する(ステップS16)。
ステップS16で、最大動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さくないと判断するとステップS7に戻り、直近のフレーム画像データの各ブロックの動きベクトルを取得して上記した動作を繰り返す。
なお、動きベクトル検出部15は、直近に撮像されたフレーム画像データの各ブロックの動きベクトルを、次のフレーム画像データのCCD5からの読み出しが終了するまでに検出し、また、ステップS7〜ステップS9、ステップS15、ステップS16の一連の処理も、次のフレーム画像データのCCD5からの読出しが終了するまでに行なうものとする。つまり、各フレーム画像データ毎に、自動撮影を行なうか否かを判断することになる。これにより、一番最初に到来した自動撮影のタイミングを逃すことがない。
一方、ステップS16で、最大動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さいと判断すると、CPU10は、自動撮影記録処理を行う(ステップS17)。つまり、ユーザの撮影指示操作がなくても自動的に静止画撮影処理(流し撮り)を行い、圧縮伸張部22で圧縮された静止画像データをDMA23を介してフラッシュメモリ24に記録する。この静止画撮影処理は、少なくとも動きベクトルの検出中(シャッタ半押し後から自動撮影を行なうまでの間)の撮像のシャッタ速度より遅いシャッタ速度で行なう。動きベクトルの検出中の撮像のときも、遅いシャッタ速度で撮像してしまうと、得られる画像の像ブレが大きく、精度よく動きベクトルを検出できないからである。
また、ステップS8で、自動撮影の種類として流し撮り検出自動撮影が設定されていると判断すると、図5のステップS10に進み、CPU10は、図4のステップS7で取得したフレーム画像データの周囲領域32の動きベクトルに基づいてスイング中であるか否かを判定する。
このスイング中であるか否かの判定は、画角の周囲領域32の動きベクトルの量が閾値s以上であるか否かによって判定する。また、画角の周囲領域32の動きベクトルとは、周囲領域32の各ブロックの動きベクトルのうち、最も多い動きベクトル、または、所定数以上ある動きベクトルのことをいう。
次いで、CPU10は、スイング中であると判定されたか否かを判断する(ステップS11)。
ステップS11で、スイング中であると判定されたと判断すると、CPU10は、画角の周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルの集まりが画角の中央領域31の中にあるか否かを判断する(ステップS12)。
つまり、画角の周囲領域32の各ブロックの動きベクトルのうち、最も多い動きベクトル、又は、所定数以上ある動きベクトルと異質な動きベクトルのブロック群が中央領域31の中にあるか否かを判断する。
ステップS11でスイング中であると判定されていないと判断した場合、ステップS12で画角の周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルの集まりが画角の中央領域31の中にないと判断した場合は、図4のステップS7に戻り、直近のフレーム画像データの各ブロックの動きベクトルを取得して上記した動作を繰り返す。異質な動きベクトルのブロック群が中央領域31にない場合は流し撮りを行おうとしていない、つまり、単なるデジタルカメラ1をパーンしただけだと考えられるからである。
一方、ステップS12で、画角の周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルの集まりが画角の中央領域31の中にあると判断すると、CPU10は、流し撮りを行なおうとしていると判定し、流し撮りの対象となる注目被写体領域を特定する(ステップS13)。つまり、中央領域31の中にある周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルのブロック群を特定する。
次いで、CPU10は、該特定した注目被写体領域のブロックの動きベクトルのうち、最も大きい動きベクトル(最大動きベクトル)を選択して(ステップS14)、図4のステップS15に進む。
ステップS15に進むと、上述したように、CPU10は、該選択した最大動きベクトルのスカラー量と閾値vを比較し、最大動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さいか否かを判断する(ステップS16)。
そして、ステップS16で、最大動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さくないと判断するとステップS7に戻り、直近のフレーム画像データの各ブロックの動きベクトルを取得して上記した動作を繰り返し、ステップS16で、最大動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さいと判断すると、流し撮りであり、且つ、被写体のブレがないと判断して、CPU10は、自動撮影記録処理(流し撮り)を行う(ステップS17)。
なお、図4のステップS7、ステップS8、図5のステップS10〜ステップS14、図4のステップS15、ステップS16の一連の処理は、次のフレーム画像データのCCD5からの読出しが終了するまでに行なうものとする。つまり、各フレーム画像データ毎に、自動撮影を行なうか否かを判断することになる。これにより、一番最初に到来した自動撮影のタイミングを逃すことがない。
以上のように、実施の形態においては、中央領域31内にある周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルのブロック群を注目被写体領域として特定し、該特定した注目被写体領域の最大動きベクトルが閾値vより小さい場合は、ユーザの撮影指示を待つことなく自動的に静止画撮影を行うようにしたので、注目被写体のブレがない、若しくは少ない流し撮りを自動で行うことができる。
また、画角の周囲領域32の動きベクトルのスカラー量が閾値s以上か否かによってスイング中であるか否かを判定するようにしたので、精度よくスイング中であるか、手ブレであるかを区別することができる。
また、スイング中の場合に、該周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルのブロック群が中央領域31内にある場合に流し撮りを行おうとしていると判定するようにしたので、精度良く流し撮りを行おうとしている状態か、単にデジタルカメラ1をパーンしている状態かを区別することができる。
[変形例]
上記実施の形態は、以下のような変形例も可能である。
(01)上記実施の形態においては、画角の周囲領域32を背景領域とし、周囲領域32の動きベクトルに基づいてスイング中であるか、また、周囲領域32と異質な動きベクトルがあるか否かによって流し撮りを行おうとしているかを判定するようにしたが、ユーザによって任意に指定された領域を背景領域として、スイング中であるかの判定等を行うようにしてもよい。
また、背景領域を定めず、各ブロックの動きベクトルの中で、最も多い同一の動きベクトルのブロックと、該最も多い同一の動きベクトルに類似するブロックとを背景領域とするようにしてもよい。この場合は、中央領域31の中から注目被写体領域(異質な動きベクトルのブロック群)を探すのではなく、背景領域以外の領域の中から注目被写体領域を探すようにしてもよいし、画角の全領域の中から注目被写体領域を探すようにしてもよい。
これによっても、注目被写体のブレがない、若しくは少ない流し撮りを自動で行うことができる。
(02)また、上記実施の形態において、中央領域31の中から注目被写体領域(異質な動きベクトルのブロック群)を探すようにしたが、画角の全領域、若しくは、ユーザによって任意に指定された領域の中から、注目被写体領域を探すようにしてもよい。
(03)また、上記実施の形態において、周囲領域32の動きベクトルのスカラー量が閾値s以上の場合は、スイング中であると判定するようにしたが、周囲領域32の動きベクトルのスカラー量が閾値s以上であり、且つ、該周囲領域32の動きベクトルの方向が、前に検出された周囲領域32の動きベクトルの方向と類似性がある(動きベクトルの方向がある程度一致する)場合のみ、スイング中であると判定するようにしてもよい。
流し撮りを行おうとしている場合は、デジタルカメラ1の移動方向が同じであるのに対し、手ブレの場合は動きベクトルの方向が容易に揺らぎ、場合によっては方向が逆になるからである。
これにより、手ブレと、スイングとを精度よく区別することができる。
また、周囲領域32の動きベクトルのスカラー量が閾値s以上の場合は、スイング中であると判定するようにしたが、これに代えて、周囲領域32の動きベクトルの方向が、前回検出された周囲領域32の動きベクトルの方向と類似性がある(動きベクトルの方向がある程度一致する)場合のみ、スイング中であると判定するようにしてもよい。これにより、手ブレと、スイングとを区別することができる。
(04)また、上記実施の形態において、図5のステップS10で、スイング中であるか否かを判定するようにしたが、スイング中の判定を行わずに、画角の周囲領域32の動きベクトルと異質な動きベクトルの集まりが画角の中央領域31の中にあるか否かを判断するようにしてもよい。この場合は、図4のステップS8で、流し撮り検出自動撮影が設定されていると判断すると、図5のステップS12に進む。
(05)また、上記実施の形態においては、周囲領域32の動きベクトルに基づいて、スイング中であるか否かを判定するようにしたが、加速度センサ又は角加速度センサ、若しくは角速度センサを設け、該加速度センサ、角加速度センサ、角速度センサにより検出された動きの量が所定の閾値以上である場合はスイング中であると判断するようにしてもよいし、加速度センサ又は角加速度センサ、若しくは角速度センサを設け、該加速度センサ、角加速度センサ、角速度センサにより検出された動きの量が所定の閾値以上であり、且つ、該検出された動きの方向が前に検出された動きの方向と類似性がある場合にスイング中であると判断するようにしてもよいし、また、該加速度センサ又角加速度センサ、若しくは角速度センサにより検出された動きの方向と前に検出された動きの方向と類似性がある場合にスイング中であると判断するようにしてもよい。これにより、手ブレと、スイングとを区別することができる。
(06)また、上記実施の形態においては、図4のステップS9で最大動きベクトルを選択し、該選択した最大動きベクトルのスカラー量と閾値vとを比較し(ステップS15)、最大動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さい場合は、自動撮影記録を行うようにしたが(ステップS16、ステップS17)、各ブロックの動きベクトルのスカラー量の平均値、又は、各ブロックの動きベクトルの平均の動きベクトルのスカラー量と閾値vとを比較し、閾値vより小さい場合は、自動撮影記録を行うようにしてもよい。要は、画像データの全領域のブレ量が閾値vより小さいか否かを判断するものであればよい。
また、同様に、図5のステップS14で特定した注目被写体領域の最大動きベクトルを選択し、該選択した最大動きベクトルのスカラー量と閾値vとを比較し(ステップS15)、最大動きベクトルのスカラー量が閾値vより小さい場合は、自動撮影記録を行うようにしたが(ステップS16、ステップS17)、注目被写体領域内の各ブロックの動きベクトルのスカラー量の平均値、又は、注目被写体領域内の各ブロックの動きベクトルの平均の動きベクトルのスカラー量と閾値vとを比較し、閾値vより小さい場合は、自動撮影記録を行なうようにしてもよい。要は、注目被写体領域のブレ量が閾値vより小さいか否かを判断するものであればよい。
(07)また、上記実施の形態においては、フレーム画像データ毎に、自動撮影を行なうか否かを判断するようにしたが、所定のフレーム毎に自動撮影を行なうか否かを判断するようにしてもよい。要は、所定の周期で自動撮影を行なうか否かを判断するものであればよい。
(08)また、上記実施の形態、上記変形例(01)乃至(07)を任意に組み合わせた態様であってもよい。
(09)また、本発明の上記実施形態及び各変形例は、何れも最良の実施形態としての単なる例に過ぎず、本発明の原理や構造等をより良く理解することができるようにするために述べられたものであって、添付の特許請求の範囲を限定する趣旨のものでない。
したがって、本発明の上記実施形態に対してなされ得る多種多様な変形ないし修正はすべて本発明の範囲内に含まれるものであり、添付の特許請求の範囲によって保護されるものと解さなければならない。
最後に、上記各実施の形態においては、本発明の撮像装置をデジタルカメラ1に適用した場合について説明したが、上記の実施の形態に限定されるものではなく、要は、被写体を撮像することができる機器であれば適用可能である。
実施の形態のデジタルカメラのブロック図である。 スルー画像表示中にデジタルカメラ1を左方向に動かして流し撮りを行おうとしているときに検出される動きベクトルの様子の一例を示す図である。 画角の中央領域と周囲領域の様子の一例を示す図である。 実施の形態のデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。 実施の形態のデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り兼用シャッタ
5 CCD
6 垂直ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 DMA
10 CPU
11 キー入力部
12 メモリ
13 DRAM
14 DMA
15 動きベクトル検出部
16 DMA
17 画像生成部
18 DMA
19 DMA
20 表示部
21 DMA
22 圧縮伸張部
23 DMA
24 フラッシュメモリ
25 バス

Claims (16)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子により撮像された画像データに基づいて、該画像データの動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
    前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルとは異なる動きベクトルを有する領域を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された領域の動きベクトル量が所定量より小さいか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により動きベクトル量が所定量より小さいと判断された場合に、前記撮像素子を用いて自動的に静止画撮影を行う自動撮影制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記特定手段は、
    前記動きベクトル検出手段により検出された所定領域の動きベクトルとは異なる動きベクトルを有する領域を特定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記所定領域は、画角の周囲領域又は任意に指定された領域であることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記特定手段は、
    画角の中央領域又は任意に指定された領域の中から該ある領域の動きベクトルとは異なる動きベクトルを有する領域を特定することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の撮像装置。
  5. 前記特定手段は、
    前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルの量又は向きとは異なる量又は向きの動きベクトルを有する領域を特定することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。
  6. 前記特定手段は、
    前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルの量より小さい量の動きベクトルを有する領域を特定することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記特定手段は、
    前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルの量より所定の比率以上小さい量の動きベクトル、または、所定値より小さい量の動きベクトルを有する領域を特定することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記撮像装置がスイング中であるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記特定手段は、
    前記判定手段によりスイング中であると判定された場合に、前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルとは異なる動きベクトルを有する領域を特定し、
    前記判断手段は、
    前記判定手段によりスイング中であると判定された場合に、前記特定手段により特定された領域の動きベクトル量が所定量より小さいか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の撮像装置。
  9. 前記判定手段は、
    前記動きベクトル検出手段により検出された動きベクトルの量が所定量以上の場合に、スイング中であると判定することを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. 前記判定手段は、
    前記動きベクトル検出手段により同一の動きベクトルが所定数以上検出され、且つ、該所定数以上検出された動きベクトルの量が所定量以上の場合に、スイング中であると判定することを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  11. 前記判定手段は、
    前記動きベクトル検出手段により検出された動きベクトルの方向が、前回検出された動きベクトルの方向と類似性がある場合に、スイング中であると判定することを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載の撮像装置。
  12. 加速度センサ又は角加速度センサを備え、
    前記判定手段は、
    前記加速度センサ又は角加速度センサにより検出された動き量が一定量以上の場合に、スイング中であると判定することを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  13. 加速度センサ又は角加速度センサを備え、
    前記判定手段は、
    前記加速度センサ又は角速度センサにより検出された動きの方向が、前回検出された動きの方向と類似性がある場合に、スイング中であると判定することを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  14. 前記動きベクトル検出手段は、
    前記撮像素子により周期的に撮像された画像データに基づいて、各画像データの動きベクトルを検出していくことを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の撮像装置。
  15. 前記判断手段により前記特定手段により特定された領域の動きベクトル量が所定量より小さいと判断されるまでは、前記撮像素子により撮像される画像データのシャッタ速度を、前記自動撮影制御手段による撮影のシャッタ速度より早いシャッタ速度で撮像を行う撮像制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載の撮像装置。
  16. 撮像素子を備えたコンピュータを、
    前記撮像素子により撮像された画像データに基づいて、該画像データの動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
    前記動きベクトル検出手段により検出された、ある領域の動きベクトルとは異なる動きベクトルを有する領域を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された領域の動きベクトル量が所定量より小さいか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により動きベクトル量が所定量より小さいと判断された場合に、前記撮像素子を用いて自動的に静止画撮影を行う自動撮影制御手段と、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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