JP2009129587A - 電池用電極活物質及びその製造方法 - Google Patents

電池用電極活物質及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電子伝導性炭素質層で被覆された電池用電極活物質の製造方法を提供する。
【解決手段】電極活物質粒子の表面、又は電極活物質粒子が凝集粒子の場合には、凝集粒子を形成する小粒子間界面若しくは小粒子間間隙に、電子伝導性炭素質層が形成された電極活物質の製造方法であり、(i)ヘキソース単位を少なくとも2個有し、その結合のうちα−1,4結合を除いた結合の量が20%以上であるか、又は数平均分子量が350以上のいずれかを満たす糖類、又はカラメルと、(ii)電極活物質若しくは電極活物質原料と、を含む水溶液若しくは水性分散液を噴霧乾燥して粉体を得、次いで該粉体を熱処理することを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、電子伝導性炭素質層で被覆された電池用電極活物質の製造方法、製造された電極活物質、その電極活物質を含有する電池用電極、及びその電極を用いた二次電池に関する。
例えば、携帯電話機などのモバイル機器用エネルギー源として、高出力で高エネルギー密度のリチウムイオン二次電池が認知され、従来のアルカリ二次電池やニッケル水素電池と急速に置き換えられてきた。その一方で、電池の更なる高容量化、ハイパワー化、長寿命化の要求は尽きることがなく、さまざまな面から検討されてきた。特に電池における電気化学反応は物質の表面に係わることから、電極活物質の表面の改質も有効な手段であると考えられ、正極活物質についても負極活物質についても、種々の提案がなされている。
特許文献1は、二次電池の正極活物質の粒子表面と粒子間に2種類の導電性炭素質層を設けることで、高い放電容量とハイパワーを実現できるとしている。しかしながら、ここで導電性炭素質層として使用されているのは従来から汎用の導電助剤と同じもので、ハイパワー化に寄与するものではない。従来、電極活物質の活物質の持つパワーを引き出せなかった要因は、凝集粒子を形成する小粒子間界面あるいは小粒子間間隙に電子伝導性パスを確保できなかったことにあり、特許文献1はその充分な解決策とはなっていない。
また、特許文献2では、メカノケミカル手法を用い、電極活物質の粒子表面に被覆する導電性炭素質層を強力に結合する方法が提案されている。しかし、この方法においても凝集粒子内部の粒子界面や粒子間隙に、導電性炭素質層を充分満足する状態で設けることは困難で、ハイパワーの発現には至らなかった。
一方、二次電池の黒鉛系負極活物質にも導電性炭素質被覆層を設ける試みが検討され、電池の長寿命化を実現できたとする提案もなされている。例えば、特許文献3では、黒鉛系活物質表面に吸着させた界面活性剤を加熱分解して炭素質層を設ける方法が提案されている。この方法では、導電性炭素質被覆層のプロピレンカーボネート等の電解質溶媒の分解を抑制でき、安全性を改善できたことが開示されている。
また、特許文献4では、球状化処理した負極活物質である黒鉛表面に化学蒸着法を用いて結晶性炭素質被覆を設けることにより、サイクル特性を改善できることが開示されている。しかしながら、これらは、両者とも、負極活物質が凝集粒子である場合、凝集粒子内部の微細粒子間の界面の改質等については全く記載が無い。
黒鉛系負極に代わって、高容量の期待される金属系負極においても炭素との複合化が検討されている。特許文献5は、合金系負極活物質粒子の表面及び粒子間間隙に施された高分子材料焼成物からなる炭素質層が、充放電に伴う活物質の膨潤収縮繰り返し歪を緩和して、長期に良好な電池のサイクル特性の発現を可能にしたことが開示されている。
しかし、メカノケミカル法で形成されるコート層(被覆層)は凝集粒子の表面にあるもので、しかも高分子層を炭化させた後に解砕処理が行われている。これでは合金系活物質の大きな寸法変化に伴う歪を緩和することは極めて困難であり、凝集粒子の内部では多くの小粒子が電子伝導ネットワークから脱落してしまい、急速に初期のパフォーマンスを劣化させてしまう。
特許文献6では、特に電子伝導性の乏しいオリビン系正極物質への導電性炭素質の被覆を提案している。ここでは、オリビンの原料成分を溶媒あるいは分散媒中で微細化しており、このときに導電性炭素の原料成分を溶媒あるいは分散媒に溶解させて添加すれば、合成されたオリビンの小粒子表面にまで導電性炭素を被覆することができる可能性がある。
しかしながら、特許文献6による提案の方法では電池のパフォーマンスに大きく係わる粒子径を制御することができない。むしろ導電性炭素の原料成分は合成時、微細化した原料を強力に結び付けるバインダとして機能し、その結果、巨大に焼結したオリビンを造ってしまうため電池性能を発現させるためには、電池の使用温度を80℃という高温にする必要があった。
一方、本発明者も、汎用で安価な鉄化合物である価数IIIの酸化鉄を鉄源とし、良好な初期特性を発現できるLiFePOの製造方法を特許文献7及び特許文献8として提案した。これによれば、正極活物質原料と電子伝導性炭素を形成し得る前駆体物質を含む水性分散液を微細化処理して均質に混合した後、噴霧乾燥して凝集粒子を形成することにより、凝集粒子内部にまで行き渡った伝導性ネットワークを備えたLiFePOを製造できる。
特に、水溶性であるショ糖等は安価であり、還元能を有することから最も合理的な手法であると期待された。しかしながら、ショ糖など多くの糖類は、通常噴霧乾燥で乾燥粉を調製することが困難であり、上記LiFePO製造用原料混合物を含む水性分散液中に糖類が添加されると、原料混合物自体の噴霧乾燥も困難となる。
特許文献7及び特許文献8では、噴霧の入り口温度を設備能力上限の225℃に高めて初めて満足した充分な乾燥できる。これにより、電池の低負荷時には理論に近い良好な電池特性を実現できたが、一方で、微量ではあるが副生成物を伴ってしまい、特にパワーを求められる用途向けにはそれでも不十分であった。
[特許文献1] 特許第3525710号公報
[特許文献2] 特開2003−272632号公報
[特許文献3] 特許第3685364号公報
[特許文献4] 特開2004−319312号公報
[特許文献5] 特開2007−115687号公報
[特許文献6] 特表2004−509058号公報
[特許文献7] WO2005/095273号公報
[特許文献8] 特開2006−347805号公報
本発明は、前記従来技術の課題を克服し、二次電池の電極活物質粒子の表面、又は凝集粒子を構成している小粒子の各小粒子間界面及び小粒子間間隙にまで行き渡った電子伝導性炭素質層を有し、かつ粒径の制御可能な、二次電池用電極活物質の新規な製造方法と、かかる方法により製造された二次電池用電極活物質と、その電極活物質を用いた電池用電極と、その電極を用いた二次電池の提供を目的とする。
本発明者は、上記課題を達成すべく鋭意研究を進めたところ、上記課題を達成する発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、下記の要旨を有するものである。
[1] 電極活物質粒子の表面、又は電極活物質粒子が凝集粒子の場合には、凝集粒子を形成する小粒子間界面若しくは小粒子間間隙に、電子伝導性炭素質層が形成された電極活物質の製造方法であり、(i)ヘキソース単位を少なくとも2個有し、その結合のうちα−1,4結合を除いた結合の量が20%以上であるか、又は数平均分子量が350以上のいずれかを満たす糖類、又はカラメルと、(ii)電極活物質若しくは電極活物質原料と、を含む水溶液若しくは水性分散液を噴霧乾燥して粉体を得、次いで該粉体を熱処理することを特徴とする電池用電極活物質の製造方法。
[2] 前記糖類が、オリゴ糖類、デキストリン類、水溶性食物繊維、及び水溶性のセルロース分解物からなる群から選ばれる少なくとも1種である上記[1]に記載の電池用電極活物質の製造方法。
[3] 電極活物質が、金属酸化物類、金属硫化物類、又は導電性有機高分子化合物類からなる群から選ばれる少なくとも1種の正極活物質である上記[1]又は[2]に記載の電池用電極活物質の製造方法。
[4] 金属酸化物類がLiFePO類である上記[3]に記載の電池用電極活物質の製造方法。
[5] 電極活物質が、黒鉛系炭素、非黒鉛系炭素、又は金属系の負極活物質である上記[1]又は[2]に記載の電池用電極活物質の製造方法。
[6] 金属系がシリコン系である上記[5]に記載の電池用電極活物質の製造方法。
[7] 上記[1]から[6]のいずれかに記載の製造方法で得られた電池用電極活物質を用いた電池用電極。
[8] 上記[7]に記載の電池用電極を用いた二次電池。
本発明の製造方法によれば、本質的に疎水性である炭素質化合物の代わりに水溶性前駆体化合物を用いている。これにより、微細なあるいは溶解した電極活物質原料と溶解した導電性炭素前駆体化合物との混合水溶液あるいは水性分散液を形成することができるため、電極活性物質の原料成分と導電性炭素前駆体との均質混合が実現できる。
本発明の上記混合水溶液あるいは混合水性分散液からは、噴霧乾燥法により乾燥粉を調製することが可能であり、電極活物質原料と導電性炭素前駆体が均質に分布した原料混合物粒子を、50%体積累積径(以後、D50とも表現する。)2〜100μmの範囲で制御することができる。なお、本発明において、D50などの体積累積径は、レーザー散乱法による測定にて求めたものである。この原料混合物粒子を焼成するあるいは熱処理する等により、本発明の電子伝導性炭素質層で被覆された二次電池用電極活物質が製造できる。こうして製造された電極活物質は焼成前あるいは熱処理前の粒径分布の多くの特徴を維持するように作用して、一次粒子及び二次粒子の過剰な焼結を防止するように機能する。
かくして、本発明の製造方法で得られる電子伝導性炭素質層で被覆された二次電池用電極活物質は、微細に均質混合できている一方で巨大な焼結の進行を防止でき、微小な小粒子表面及び小粒子間間隙に電子伝導性炭素質層を形成できるうえ、電極活性物質の小粒子が複数個集合した凝集粒子表面にも電子伝導性炭素質層を形成できる。
本発明の製造方法で得られる電子伝導性炭素質層で被覆された二次電池用電極活物質は、界面電荷移動反応をスムースに進行させ、優れた電池特性を発現する。すなわち、電極コンポジット層の奥深くの活物質も凝集粒子内部の活物質も、コンポジット表層にある活物質表面に遅れることなく電気化学反応を遂行でき、大電流を流すことができるパワーが取れ、しかも信頼性が高い安全性と長寿命を達成できる。
本発明に係る電子伝導性炭素質層で被覆された二次電池用電極活物質では、電極活物質粒子の表面と、凝集粒子を構成している小粒子の小粒子間界面及び小粒子間間隙にも電子伝導性パスのネットワークが形成されるで、電極活物質の材料の選択により二次電池の正極であっても負極であっても、本発明の製造方法は好適に用いられる。
電極活物質が正極活物質である場合、正極活物質としては、金属酸化物類、金属硫化物類、導電性有機高分子化合物類等が用いられる。本発明の製造方法はこれら多くの正極活物質に好ましく適用できる。なかでも、正極活物質としては、オリビン構造の金属リン酸化合物、特に、鉄を中心としたLiFePO類が資源豊富で安価であり、強固な安定性故の高い安全性を活かせる点で好適である。なお、鉄を中心としたLiFePO類とは、LiFePO、または、LiFePO4のFeの一部をMn,Co,Ni等で置換したオリビン構造の金属リン酸化合物を意味する。
上記LiFePO類の合成は、従来知られている種々の方法で行うことが可能であり、本発明の製造方法はそれらいずれの方法で得られたものであっても好適に用いることができる。なお、本発明者は、2価の鉄化合物であるLiFePOの合成を、広範に存在して容易に入手可能な3価の鉄を含有する原料から合成する手法を確立し、高性能な電池特性の発現と両立できることを見出し、先の特許文献7及び特許文献8において報告している。
本発明の製造方法により、電子伝導性炭素質層で被覆したLiFePOを製造する場合、LiFePOを形成する鉄原料としては何ら限定されることなく、広範囲な鉄化合物の中から選択して用いることができる。入手と取り扱いが容易で、しかも安価であることから、酸化鉄を鉄原料成分として用いるのが好ましい。酸化鉄としてはFeのみでなく、FeあるいはFeOOH等も好適に用いられる。異方性の強い針状酸化鉄も好適に用いられる。
また、LiFePOの合成に用いられるリチウム化合物としては、リチウムを含有するものであればいずれも使用可能であるが、取り扱い容易な点からリチウムの酸化物、水酸化物、塩類、又はこれら化合物の2種以上の混合物等が好ましい。
LiFePOの合成に用いられるリン酸化合物も何ら限定されるものではないが、入手し易く取り扱い容易なことから、リン酸、リン酸鉄、リン酸リチウム、リン酸アンモニウム類、及びリン酸トリエチルやリン酸2−エチルへキシルジフェニルなどのリン酸エステル類が例示でき、いずれも好ましく使用できる。
一方、電極活物質が負極活物質である場合、負極活物質としては、黒鉛系炭素、非黒鉛系炭素あるいは金属系等のいずれであっても適用できる。中でも金属系、特にシリコンを含有したシリコン系が資源豊富で入手が容易であるために本発明に好適である。シリコンはLi22Siを形成して4200mAh/gの理論放電容量を有することが知られており、電池容量を飛躍的に高められる黒鉛代替材料として有望視されている。シリコンは電子伝導性が乏しくそのままでは持てる特性を引き出せない。また、シリコンはLiの挿入と脱離に伴い大きな体積変化を起こすことから、微細な粒子として使用しなければならないという制約もある。
本発明の方法はこれらのシリコンの有する欠点を克服し、微細なシリコン粒子の表面に電子伝導性炭素質層を施すことが可能であり、その結果、高い放電容量を発現でき、充放電に伴う大きな体積変化による崩壊を防いで長期の電池寿命を実現できる。
また、充放電の大きな体積変化に伴うシリコンの崩壊を防止するため、微細な金属ケイ素コアを二酸化ケイ素シェルで被覆した負極活物質にも本発明の方法が好適に用いられる。例えば、二酸化ケイ素と金属ケイ素との混合物から一酸化ケイ素を合成した後、不活性雰囲気下で熱処理して不均化し、電気化学的に活性な金属ケイ素が電気化学的に不活性な二酸化ケイ素中に分散された、シリコン複合体系負極活物質を製造することができる。かかる構造によりシリコン活物質の大きな体積変化が二酸化ケイ素マトリクスにより抑えられ、活物質の崩壊とサイクル劣化を防止できて長期のライフを実現できると考えられる。
しかし、二酸化ケイ素被膜は電子伝導性が乏しいことから、電池特性を発現させるためには導電助剤との複合化が必要であるが、本発明の方法は、かかるシリコン系複合体粒子の表面に行き渡った電子伝導性炭素質層を設けることができ、良好な電池特性の発現を可能にする。
例えば、微細な一酸化ケイ素を本発明に係る糖類水溶液に分散させた水性分散液から粒子径を制御して噴霧乾燥し、調製した粉体を熱処理して、糖類の炭化処理と一酸化ケイ素の不均化処理を同時に、あるいは逐次に行うことができる。これによりシリコン系活物質表面と活物質粒子の間隙に行き渡った炭素質導電層を形成させることができ、良好な電池特性と長期に安定した電池性能を発現できる負極活物質が得られる。
本発明において、上記電極活物質の粒子表面に電子伝導性炭素質層を形成するために、特定の糖類又はカラメルを用いることが必要である。最も安価で入手容易な糖類であるショ糖やブドウ糖は、本発明に使用することができない。すなわち、本発明では、電極活物質の粒子表面への電子伝導性炭素質層の形成及び得られる電極活物質の粒子の粒径制御は、噴霧乾燥処理で行っているが、これらのショ糖やブドウ糖を使用した場合には、噴霧乾燥により本発明の目的とする電極活物質の粉体を調製することができない。その原因が、ショ糖やブドウ糖の有する高い保水力のためなのか、加熱されて分解しながら脱水するためなのかは必ずしも明らかではない。
本発明では、糖類としては、少なくとも2個のヘキソース単位を有し、その結合のうちα−1、4結合を除いた結合の量が20%以上、好ましくは30%以上であるか、又は数平均分子量が350以上、好ましくは400〜数万のいずれかを満たす場合に使用可能である。なお、本発明では、α−1、4結合を除いた結合の量の要件と、数平均分子量の要件との2つを満たす糖類であってもよい。また、α−1,4結合以外の結合とは、例えば、分枝鎖、α−1,3結合、α−1,6結合、β−1,4結合などである。これらの糖類は、加熱分解による炭化反応がショ糖とほぼ同様条件で進行する上、炭化物の収率がショ糖やブドウ糖より高い。α−1,4結合を除いた結合の量が20%未満であると噴霧乾燥できないので好ましくない。また、平均分子量が350未満であると分子鎖末端の−OH基が増え、親水性を増し、噴霧乾燥できなくなるので好ましくない。
上記本発明で使用される好ましい具体的な糖類は、例えば、オリゴ糖類やデキストリン類等として容易に入手可能である。水溶性食物繊維や水溶性のセルロース分解物も使用できる。セルロースを2量体にまで分解したセロビオースも、平均分子量は350未満であるがヘキソース単位の結合が、α―1,4結合ではない、β−結合であることから使用可能である。
本発明において、上記の糖類は、熱処理されて最終的に電子伝導性炭素質層を形成し、電局活物質の電子伝導性を補うように作用して、電極活物質が本質的に持つ特性を発現できるよう機能する。本発明では、上記の糖類ととともに、カーボンブラックやアセチレンブラックを併用することができる。
しかし、これらのカーボンブラックやアセチレンブラックは、疎水性が高いカーボンであるため、それらを単独で使用した場合には、親水性が高い電極活物質粒子とともに微細にして相互に均質に分散させた分散液を調製することは困難である。そのため従来の方法では、良好な電子伝導パスを確保できない活物質粒子あるいは電極コンポジット領域を残してしまっていた。
本発明では、上記糖類に代えて、カラメルが使用できる。カラメルとは糖類、又は糖類の水溶液を加熱し糖類を好ましくは部分分解し、一部脱水して得られる水溶性物質である。部分脱水により親水性の−OH基が減少する結果、噴霧乾燥ができるものと思われる。カラメルとしては、ブドウ糖を原料にしたものでも、ショ糖を原料にしたものでも、果糖を原料としたものでも、ガラクトースを原料としたものでも、マルトースを原料としたものでも、オリゴ糖やデキストリンを原料にしたものでも、その他のものでも本発明に使用可能である。
本発明では、電極活物質粒子の表面、又は電極活物質粒子が凝集粒子の場合には、凝集粒子を形成する小粒子間界面若しくは小粒子間間隙に、電子伝導性炭素質層を形成させ、電極活物質の電子伝導性を改善するところに特徴がある。電子伝導性の改善を促進するためには、電極活物質を微細化処理することも有効であり、本発明にも好適である。
電極活物質の微細化処理は、電極活物質粒子又はその原料粒子と分散媒から形成された分散液にて行うのが、散逸を防止しながら効率良い微細化が可能であるために好ましい。分散液の分散媒は、原料成分の溶媒であってもよい。分散媒としては、水性系、ハイドロカーボン系、又はハロゲン化カーボン系のいずれも使用可能である。なかでも、取り扱い容易で安価であることから、水性分散媒が特に好ましい。
電極活物質を製造するための固体原料成分を原料混合物分散液として微細化することも可能である。また原料成分を単独で、あるいは2種以上の原料成分を同時に微細化処理することができる。微細化処理された原料成分は他の原料成分や本発明の電子伝導性炭素質層を形成するための前駆体物質と均一に混合される。本発明において、微細化処理の工程と混合の工程はそれぞれ独立に行うことも可能であるが、ほぼ同時に2つの処理を1つの工程で行うこともできる。
本発明において、電極活物質を製造するための固体原料を上記分散液の形態で微細化処理する場合の方法は、分散液にせん断力を加えるなどの手段がいずれも使用可能である。なかでも、効率よく微細化できて異物の混入を低く制御できる点で、分散液を、回転速度の大きく異なる2つのローター間、2つのディスク間、あるいはローターとステーター間に通して微細化する方法、ノズルから高圧で噴射し、相互に衝突させるか、又は遮蔽物に衝突させて微細化する方法、分散液中にキャビテーションを起こして微細化する方法、ビーズミル、遊星ボールミル、又はボールミルといった方法を用いるのが好ましい。
上記微細化された固体原料の分散液中における好ましい粒子径は活物質の種類や電池の種類にもよる。例えばLiFePO4の場合、D50が1μm以下であるのが均質な合成反応を遂行できることから好ましい。またシリコン系活物質の場合は、一酸化ケイ素として0.1〜30μmであるのが好ましい。
本発明では、次いで、分散液から噴霧乾燥し、原料混合物複合粒子あるいは活物質複合粒子を調製する。噴霧乾燥はノズル式、スリット式、回転盤式等の方法でなされる。スラリーの乾燥条件は入り口温度が210℃以下で、出口温度が110℃以下であるのが、好ましくない副反応を防止できることから望ましい。これにより原料成分の全てを回収でき、得られる凝集粒子の粒径制御も容易にできる。噴霧乾燥された凝集粒子の粒子径は活物質の種類や電池系により異なるが、一般的には正極、負極共に、D50が好ましくは0.1〜100μm、より好ましくは0.5〜30μmに調製される。
こうして得られた原料混合物複合粒子あるいは活物質複合粒子を熱処理して、最終の電子伝導性炭素質層で被覆された二次電池用活物質を製造する。活物質複合粒子の場合は、活物質表面に被覆された糖類を炭化させ、電子伝導性炭素質層を形成すればよい。炭化は150℃〜1500℃に加熱して行われる。処理温度が150〜350℃であれば空気雰囲気下で行うことが可能である。処理温度が300℃以上の場合は、好ましくは窒素、アルゴンなどの不活性雰囲気中、大気中減圧下あるいは還元雰囲気中で行われるのが好ましい。酸素存在下300℃以上に加熱されると残存してほしい炭素も燃焼焼失してしまうからである。処理時間は、処理温度や粒子径、粒子形態にも依存し一概には決められないが、通常は数秒から48時間が好ましい。
LiFePO4原料混合物複合粒子の場合は、LiFePO4の合成と糖類の炭化を焼成工程1つで遂行することができる。LiFePO4の合成は、不活性雰囲気下の300〜1150℃、好ましくは350〜1100℃にて熱処理され、オリビン型構造のLiFePO4の合成と糖類の電子伝導性炭素質層への変換がなされる。この場合、糖類はLiFePO4合成時の還元剤としても機能することから、合成反応をスムースに行き渡らせるのに好適である。なお、熱処理温度が300℃より低いと合成反応は遂行し難く、また1150℃より高いと目的外の反応物が生成してしまい、修復困難となり好ましくない。
シリコン系すなわち一酸化ケイ素混合物複合粒子の場合も、不均化反応と糖類の炭化を焼成工程1つで遂行することができる。一酸化ケイ素の不均化は不活性雰囲気下の900〜1400℃、好ましくは1000〜1300℃で行われ、活物質となるシリコンと二酸化ケイ素からなるシリコン系負極活物質の合成及び糖類の電子伝導性炭素質層への変換がなされる。このようにして粒子の表面及び小粒子の小粒子間界面や間隙にまで行き渡った電子伝導性炭素質層を有する、本発明に係る二次電池用活物質が製造できる。
以下に実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、本発明の解釈はこれらによって制限されるものではない。なお、実施例において、電池の容量維持率は以下の式で求めた。
容量維持率(%)=100サイクル目の放電容量/初期放電容量×100
[実施例1]
313.1gの85%HPOを純水1000gで希釈した。このリン酸水溶液を撹拌しながら100.3gのLiCOを加えて溶解させ、リン酸リチウムの水溶液を得た。一方、鉄1当量あたりの分子量が92.4で長軸方向平均粒子長D50が0.8μmである、針状結晶の凝集したFeOOHを用意した。
前記リン酸リチウム水溶液を攪拌しながら、251.0gの前記のFeOOHを加え、さらに純水400gを追加してLiFePO用原料の水性分散液を調製した。この水性分散液を直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて1時間ビーズミル処理し、D50が0.22μmである原料成分分散液に微細化した。
前記の原料成分分散液に対して、平均分子量が8500、α−1,4結合が76.2%であるデキストリン51.4gを115gの純水に溶かした水溶液を加えて溶解させ、デキストリンを含む原料混合物分散液を得た。
次いで、この原料混合物スラリーを4流体ノズル型噴霧乾燥機を用いて乾燥粉体を得た。乾燥条件は、原料混合物スラリーをそれぞれ15ミリリットル/分の供給速度で2本のノズルに供給しながら、微粒化用圧縮空気をそれぞれ70リットル/分の速度で2本のノズルに供給し、乾燥チャンバーの入り口温度を200℃、出口温度を95℃とした。その結果、D50が3.7μmの原料混合物乾燥粒子が得られた。
この原料混合物乾燥粒子を、水素5%含有窒素ガス0.8リットル/分の流速で供給しながら5℃/分の昇温速度で600℃まで加熱し、600℃にて5時間保持した後、−5℃/分の降温速度設定で冷却して、D50が4.2μmであるLiFePO(A)粉末を合成した。なお、LiFePO(A)は、X線回折測定(XRD)よりオリビン型結晶であることがわかった。
このオリビン型LiFePO(A)粉末90重量部、アセチレンブラック5重量部、及びポリフッ化ビニリデン5重量部に20重量部のN−メチルピロリドンを加えて混練し、ペーストとした。このペーストをアルミニウム箔に塗布して乾燥後、圧延して所定の大きさに打ち抜き、正極板とした。次に、95重量部の黒鉛と5重量部のポリフッ化ビニリデンに20重量部のN−メチルピロリドンを加えて混練してペーストとした。このペーストを銅箔に塗布して乾燥後、圧延して所定の大きさに打ち抜き、負極板とした。
こうして得られた正極板、負極板にそれぞれリード線を取り付け、ポリオレフィン系セパレータを介してステンレス製セルケースに収納した。続いて、エチレンカーボネートとジエチレンカーボネートの混合液に六フッ化リン酸リチウムを1モル/リットル溶かした電解質溶液を注入し、モデルセルとした。
このモデルセルの電池特性を以下のようにして評価した。すなわち、充放電測定装置を用い、25℃において充電電流0.6mA/cm2で電池電圧4.3Vになるまで充電した後、放電電流2.0mA/cm2(1.25Cレートに相当する。)で2.0Vになるまで放電する充放電の繰り返しを行い、初期放電容量と100サイクル後の放電容量を求めて評価した。その結果を表1に示した。
[実施例2]
ショ糖由来のカラメル噴霧乾燥品を用意し、デキストリンの代わりに、このカラメル噴霧乾燥品51.4gを用いたことを除き、実施例1と同様にしてD50が4.5μmであるオリビン型LiFePO(B)粉末を得た。
このオリビン型LiFePO(B)粉末を用いた他は、実施例1と同様にして正極板を製造し、かつモデルセルを製造し、得られたモデルセルの電池特性評価結果を表1に示した。
[実施例3]
平均分子量が2000、α−1,4結合以外の結合が57.7%である水溶性食物繊維を用意し、デキストリンの替わりにこの水溶性食物繊維51.4gを用いたことを除き、実施例1と同様にしてD50が4.6μmであるオリビン型LiFePO(C)粉末を得た。
このオリビン型LiFePO(C))粉末を用いた他は、実施例1と同様にして正極板を製造し、かつモデルセルを製造し、得られたモデルセルの電池特性評価結果を表1に示した。
[比較例1]
デキストリンの代わりにショ糖51.4gを用いたことを除き、実施例1と同様にしてオリビン型LiFePOの合成を試みたが、原料混合物分散液を噴霧乾燥しても原料混合物乾燥粒子を調製することができず、断念した。
[実施例4]
D50が0.38μmの一酸化ケイ素と、2個のヘキソース単位から成り、その90%がβ−1,4結合しているセロビオースを入手した。セルビオースは水溶性セルロース分解物である。このセロビオースの30.4gを純水630gに溶解させた水溶液に240gの一酸化ケイ素を撹拌しながら加え、一酸化ケイ素の水性スラリーを調製した。このスラリーから実施例1と同様にして噴霧乾燥したところ、D50が4.8μmの原料混合物乾燥粒子が得られた。この原料混合物乾燥粒子をアルゴンガス1リットル/分の流速で供給しながら5℃/分の昇温速度で1200℃まで加熱し、1200℃にて5時間保持した後、−5℃/分の降温速度設定で冷却して、D50が4.2μmである不均化されたシリコン系負極活物質(D)を合成した。
このシリコン系負極活物質(D)の50重量部と黒鉛45重量部及びポリフッ化ビニリデン5重量部に20重量部のN−メチルピロリドンを加えて混練りし、ペーストとした。このペーストを銅箔に塗布して乾燥後、圧延して所定の大きさに打ち抜き、正極板とした。
シリコン系負極活物質の電池評価は、対極(負極)にリチウム箔を用いて行った。リチウム箔及び正極板にそれぞれリード線を取り付け、ポリオレフィン系セパレータを介してステンレス製セルケースに収納した。続いて、エチレンカーボネートとジエチレンカーボネートの混合液に六フッ化リン酸リチウムを1モル/リットル溶かした電解質溶液を注入し、モデルセルとした。電池特性は充放電測定装置を用い、25℃において充電電流0.6mA/cm2で電池電圧0Vになるまで充電した後、放電電流2.0mA/cm2で(1.25Cレートに相当)で1.8Vになるまで放電する充放電の繰り返しを行い、初期放電容量と100サイクル後の放電容量を求めて評価した。その結果を表1に示した。
[実施例5]
平均2.5個のヘキソース単位を有し、平均分子量が450、α−1,4結合が80.3%であるオリゴ糖を用意し、セロビオースの代わりに、このオリゴ糖を用いたことを除き、実施例4と同様にしてシリコン系負極活物質(E)粉末を得た。
このシリコン系負極活物質(E)粉末を用いた他は、実施例4と同様にして正極板を製造し、かつモデルセルを製造し、得られたモデルセルの電池特性評価結果を表1に示した。
[比較例2]
セロビオースの代わりブドウ糖を用いたことを除いて、実施例4と同様にしてシリコン系負極活物質の合成を試みたが、噴霧乾燥で原料混合物乾燥粉を調製することができず、断念した。
Figure 2009129587
上記の表1から明らかなように、本発明の実施例1〜5の電極活物質に用いたリチウム二次電池の初期放電容量及び、100サイクル後の放電容量はいずれも高い。
本発明の製造方法で得られる電極活物質、例えば、オリビン型構造のリチウム鉄複合酸化物や不均化シリコン系酸化ケイ素等は、二次電池用電極の正極活物質や負極活物質として、有効に使用される。本発明は、リチウム一次電池用電極活物質のほか、リチウムイオン電池、リチウムイオンポリマー電池、リチウムポリマー電池等の非水電解液二次電池用電極活物質として有効である。
本発明に係る電極活物質を用いた非水電解液二次電池は、大きな充放電容量と高いエネルギー密度を持ち、優れたサイクル特性、高負荷特性、低温特性、高温特性、安全性を発現する。特にパワーの取れるエネルギー密度及び高負荷特性と、信頼性の高い安全性を両立できたることから、中・大型二次電池や車載用二次電池の電極材料として有効に適用できる。

Claims (8)

  1. 電極活物質粒子の表面、又は電極活物質粒子が凝集粒子の場合には、凝集粒子を形成する小粒子間界面若しくは小粒子間間隙に、電子伝導性炭素質層が形成された電極活物質の製造方法であり、(i)ヘキソース単位を少なくとも2個有し、その結合のうちα−1,4結合を除いた結合の量が20%以上であるか、又は数平均分子量が350以上のいずれかを満たす糖類、又はカラメルと、(ii)電極活物質若しくは電極活物質原料と、を含む水溶液若しくは水性分散液を噴霧乾燥して粉体を得、次いで該粉体を熱処理することを特徴とする電池用電極活物質の製造方法。
  2. 前記糖類が、オリゴ糖類、デキストリン類、水溶性食物繊維、及び水溶性のセルロース分解物からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の電池用電極活物質の製造方法。
  3. 電極活物質が、金属酸化物類、金属硫化物類、又は導電性有機高分子化合物類からなる群から選ばれる少なくとも1種の正極活物質である請求項1又は2に記載の電池用電極活物質の製造方法。
  4. 金属酸化物類がLiFePO類である請求項3に記載の電池用電極活物質の製造方法。
  5. 電極活物質が、黒鉛系炭素、非黒鉛系炭素、又は金属系の負極活物質である請求項1又は2に記載の電池用電極活物質の製造方法。
  6. 金属系がシリコン系である請求項5に記載の電池用電極活物質の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法で得られた電池用電極活物質を用いた電池用電極。
  8. 請求項7に記載の電池用電極を用いた二次電池。
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