JP2009129242A - 電源制御システム、画像処理装置、電源制御方法、及び電源制御プログラム - Google Patents

電源制御システム、画像処理装置、電源制御方法、及び電源制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】制御対象である画像処理装置において、遠隔操作による最適な電源制御が可能な消費電力を最低水準にまで低下させた装置待機状態を実現する電源制御システム、画像処理装置、電源制御方法、及び電源制御プログラムを提供する。
【解決手段】電源制御システム1は、情報処理装置300と、画像処理装置100と、遠隔制御装置200とから構成されるシステム1であって、画像処理装置100が、情報処理装置300からの要求に従って遠隔聖書総理200から送信された当該装置の電源を制御する制御コマンドを、当該装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源131から電力供給され、情報処理装置300と双方向データ通信を行う第1の通信手段31に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段32により受信し、受信した制御コマンドに従って、当該装置の電源を制御する電源制御手段32bにより、第1の電源のオン/オフを制御することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、当該システム内に設置された画像処理装置を遠隔操作により電源制御可能な電源制御システム、画像処理装置、電源制御方法、及び電源制御プログラムに関するものである。
従来、プリンタの電源は、当該プリンタ本体面にあるスイッチを用いて手動で電源オン/オフを行っている。このことから、ネットワークに複数のプリンタが接続されている画像形成システムでは、各プリンタの電源をユーザ自身が手動でオン/オフを行わなければならない。この作業は、ユーザにとって煩雑である。このような状況から、電源の消し忘れが発生した場合には、無駄な電力を消費するといった問題が発生する。
上記問題を解決するため、プリンタが接続されているネットワークに接続される情報処理端末(PC:Personal Computer)の動作状況に応じて、プリンタの電源を自動的にオン/オフする技術が提案されている。例えば、従来技術として、特許文献1には、複数のクライアントPCと、この複数のクライアントPCに接続可能な1台のネットワークプリンタとがサーバを介して接続されるプリンタシステムにおいて、ネットワークプリンタが、複数のクライアントPCからのリモートコントロールにて電源のオン/オフを制御する電源制御手段と、この電源制御手段により複数のクライアントPCのうち、1台のクライアントPCから電源オフの指示がなされた場合に、指示したクライアントPC以外の他のクライアントPCとの接続状況を確認する接続状況確認手段とを有し、電源制御手段において、接続状況確認手段により確認された接続状況の情報に基づいて電源オフ可能な状態と判断したときに電源をオフするように制御することが開示されている。
また、他の従来技術として、特許文献2には、複数のPCとネットワークで接続され、複数のPCのうち特定のPCからのアクセスのみを許可して印刷処理を行うネットワークプリンタが、アクセスを許可するPCの電源オン/オフ状態を検出する検出手段と、ネットワークプリンタの電源のオン/オフする電源オン/オフ手段と、アクセスを許可するPCの全てが電源オフ状態であることを検出手段が検出した場合に、電源オン/オフ手段に電源をオフさせる制御手段とを備えていることが開示されている。特許文献3には、全てのPCからプリンタの電源を起動/停止指示する通知手段を持たせ、全てのPCから電源オフ要求が来た状態で初めてプリンタの電源を自動オフするプリンタシステムが開示されている。
特開2000−20179号公報 特開2002−63006号公報 特開2006−1146号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に開示されている従来技術では、自動的に電源をオン/オフする手段(自動電源制御手段)と、画像処理装置本体から手動で電源をオン/オフする手段(電源スイッチ)とが同時に動作する場合に発生する問題点について考慮されていない。すなわち、画像処理装置では、機器の設定や機器単体の機能を得るために、装置本体に付属の電源スイッチが必須である。この本体附属の電源スイッチと、自動電源制御手段と、複数の電源切り替え手段が同時に存在することにより、以下のような問題が発生する。
まず第一に、複数のユーザが同じ画像処理装置を使用している状況で、自動電源制御手段を用いて最適な電源状態を制御しているにも関わらず、特定のユーザが画像処理装置本体の電源をオフしてしまうことで、印刷などの画像処理装置が有する機能を、別のユーザが利用不可能となり、最適な電源状態が維持できなくなるといった問題点がある。
また、機密印刷や時刻指定印刷(タイマー印刷)のような、特定のユーザによって所定の印刷処理が予約されている場合に、別のユーザが画像処理装置本体の電源をオフしてしまうことで、予約されている印刷が行うことができなくなるといった問題点がある。
更に、複数のPCとPCから共有して使用される画像処理装置とがネットワークで接続されるホームネットワーク環境では、画像処理装置とPCとが別々の空間に設置されている場合がある。例えば、画像処理装置とPCが1階と2階、もしくは別々の部屋に設定されているなどである。このような状況では、画像処理装置を使用しているユーザが、画像処理装置が設置されている位置から見えない場所に居ることになるため、画像処理装置本体の電源をオフしても良いのか否かの判断に困ってしまう。
しかし、上記のような問題点があるからといって、自動電源制御を行っている最中に画像処理装置本体の電源をオフすること(本体付属の電源スイッチから電源をオフすること)ができないようにすると、画像処理装置の保守を行う管理者にとって都合が悪く、画像処理装置が無駄に電力を消費するといった問題が発生してしまう。その他にも、自動電源制御手段を用いて、最適な電源状態を制御していても、実際には、画像処理装置が利用されない可能性もあるなど、従来の電源管理方法には様々な問題点が存在する。
そこで、上記問題点を解決する従来技術の一例が特許文献3に開示されている。この従来技術は、同じネットワークに接続される画像処理装置とPCを1つの集合体として捉え、複数のPCが特定の画像処理装置に対して所望する電源オン/オフ状態を、所定の情報として記憶する記憶手段として画像処理装置に備えた上で管理し、全てのPCから電源オフ要求された場合でなければ画像処理装置の電源をオフできなくする構成としたことにより、画像処理装置において不用意な電源オフによる利便性の低下を防止する技術である。
しかしながら、自動で電源オン/オフされ、かつPCを使用しているユーザの総意によって画像処理装置の電源状態が決定されるため、電源オフ状態になるのは、例えば、オフィス環境では退社時などの大きな業務サイクルでしか機能を発揮することができない。
最近の画像処理装置は、ユーザの利便性と省エネ対応により電源復帰時間(電源オフ状態からオン状態へ移行し装置が利用可能となるまでの時間)も高速になり、電源がオンされてからすぐに使用可能となるものも少なくない。このため、なるべく頻繁に電源をオフすることが最良の省エネ効果を生むことになる。しかし、自動で電源をオン/オフするために、PCなどの外部機器から電源オン/オフを制御する信号を受信するため、画像処理装置が備えるネットワークI/F(NIC:Network Interface Controller)などを常に待機状態にしておかなければならない。このことから、画像処理装置待機時の消費電力を、通信I/Fを動作させるために必要な電力(一定の水準)より低下させることができない。
このように、従来の画像処理装置では、待機時の消費電力を一定の水準より低下させた状態で、PCなどの外部機器から送信される制御コマンドにより、最適な電源オン/オフ制御を行うことができないという問題点がある。
本発明では、上記従来技術の問題点に鑑み、制御対象である画像処理装置において、遠隔操作による最適な電源制御が可能な消費電力を最低水準にまで低下させた装置待機状態を実現することができる電源制御システム、画像処理装置、電源制御方法、及び電源制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電源制御システムは、当該情報処理装置以外の電子機器と双方向データ通信を行う情報処理装置と、入力データに対して所定の画像処理を行う画像処理装置と、無線回線により双方向データ通信を行い、前記画像処理装置を遠隔制御する遠隔制御装置とから構成される電源制御システムであって、前記画像処理装置が、前記情報処理装置と双方向データ通信を行う第1の通信手段と、前記画像処理装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源から電力供給され、前記第1の通信手段に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段と、前記画像処理装置の電源を制御する電源制御手段とを有し、前記遠隔制御装置が、前記情報処理装置からの要求に従って前記画像処理装置の電源を制御する制御コマンドを前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置が、前記遠隔制御装置から送信された前記制御コマンドを、前記第2の通信手段により受信し、前記電源制御手段により、受信した前記制御コマンドに従って、前記第1の電源のオン/オフを制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の電源制御システムは、前記画像処理装置が、前記画像処理装置の動作状況、又は今後行われる動作の予約状況を基に、前記第1の電源をオフすることを許可するか否かを判定する判定手段を有し、前記電源制御手段において、前記第2の通信手段により受信した前記制御コマンドが前記第1の電源オフを指示するコマンドであった場合に、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記第1の電源をオフすることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の電源制御システムは、前記画像処理装置が、前記画像処理装置の状態情報を収集し所定の記憶領域に保持する保持手段を有し、前記第2の通信手段により受信した前記制御コマンドが前記状態情報の取得を要求するコマンドであった場合に、前記制御コマンドに従って、前記保持手段により保持している前記状態情報を、取得要求元へ応答することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の電源制御システムは、前記遠隔制御装置において、前記情報処理装置から送信される通信相手を識別する通信相手識別情報に基づいて、前記制御コマンドを送信し制御する前記画像処理装置との通信を確立することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の電源制御システムは、前記遠隔制御装置が、前記通信相手識別情報を管理する管理情報を有し、前記情報処理装置から前記状態情報の取得が要求された場合に、前記管理情報に基づいて前記画像処理装置から取得した前記状態情報を、前記情報処理装置へ応答することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の電源制御システムは、前記画像処理装置において、前記第1の電源がオフされ待機状態であった場合に、前記第2の通信手段により受信した前記制御コマンドに従って、前記電源制御手段により、前記第1の電源をオンの状態にし、前記情報処理装置から送信された前記入力データを、前記第1の通信手段により受信し、前記所定の画像処理を実行することを特徴とする。
これによって、本発明の電源制御システムは、例えば、通常動作時にデータ量の多い入力データなどのデータ通信を行う通信装置に比べて、少ない消費電力で動作可能な低電力無線通信装置を備え、待機時における外部機器との双方向データ通信を低電力無線通信装置のみによって行う画像処理装置と、画像処理装置の電源制御を行う制御コマンドを、画像処理装置が備える低電力無線通信装置に送信する遠隔制御装置と、遠隔制御装置に対して制御コマンドの送信を指示する情報処理装置とから構成され、情報処理装置からの制御コマンドの送信指示に従って、遠隔制御装置が画像処理装置に対して電源をオン/オフする制御コマンドを送信し、画像処理装置が備える低電力無線通信装置によって制御コマンドを受信し、画像処理装置の電源を制御することにより、制御対象である画像処理装置において、遠隔操作による最適な電源制御が可能な消費電力を最低水準にまで低下させた装置待機状態を実現することができる。
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、入力データに対して所定の画像処理を行う画像処理装置であって、当該画像処理装置以外の電子機器と双方向データ通信を行う第1の通信手段と、当該画像処理装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源から電力供給され、前記第1の通信手段に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段と、前記第2の通信手段により受信した、当該画像処理装置の電源を制御する制御コマンドに従って、前記第1の電源のオン/オフを制御する電源制御手段とを有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、当該画像処理装置が、前記画像処理装置の動作状況、又は今後行われる動作の予約状況を基に、前記第1の電源をオフすることを許可するか否かを判定する判定手段を有し、前記電源制御手段において、前記第2の通信手段により受信した前記制御コマンドが前記第1の電源オフを指示するコマンドであった場合に、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記第1の電源をオフすることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、前記画像処理装置が、前記画像処理装置の状態情報を収集し所定の記憶領域に保持する保持手段を有し、前記第2の通信手段により受信した前記制御コマンドが前記状態情報の取得を要求するコマンドであった場合に、前記制御コマンドに従って、前記保持手段により保持している前記状態情報を、取得要求元へ応答することを特徴とする。
これによって、本発明の画像処理装置は、例えば、通常動作時にデータ量の多い入力データなどのデータ通信を行う通信装置に比べて、少ない消費電力で動作可能な低電力無線通信装置を備え、待機時における外部機器との双方向データ通信を低電力通信装置のみによって行う構成とし、低電力無線通信装置によって受信した制御コマンドに従って、当該装置の電源をオン/オフすることにより、制御対象である画像処理装置において、待機時の消費電力を最低水準にまで低下した状態で、当該装置の電源を制御することができる。
上記目的を達成するため、本発明の電源制御方法は、当該情報処理装置以外の電子機器と双方向データ通信を行う情報処理装置と、前記情報処理装置と双方向データ通信を行う第1の通信手段と、前記画像処理装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源から電力供給され、前記第1の通信手段に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段と、前記画像処理装置の電源を制御する電源制御手段とを備える画像処理装置と、無線回線により双方向データ通信を行い、前記画像処理装置を遠隔制御する遠隔制御装置とから構成される電源制御システムにおける電源制御方法であって、前記遠隔制御装置が、前記情報処理装置からの要求に従って前記画像処理装置の電源を制御する制御コマンドを前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置が、前記遠隔制御装置から送信された前記制御コマンドを、前記第2の通信手段により受信し、前記電源制御手段により、受信した前記制御コマンドに従って、前記第1の電源のオン/オフを制御することを特徴とする。
これによって、本発明の電源制御方法は、情報処理装置からの制御コマンドの送信指示に従って、遠隔制御装置が画像処理装置に対して電源をオン/オフする制御コマンドを送信し、画像処理装置が備える低電力無線通信装置によって制御コマンドを受信し、画像処理装置の電源を制御することで、制御対象である画像処理装置において、遠隔操作による最適な電源制御が可能な消費電力を最低水準にまで低下させた装置待機状態を実現することができる。
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置における電源制御プログラムは、当該情報処理装置以外の電子機器と双方向データ通信を行う情報処理装置と、前記情報処理装置と双方向データ通信を行う第1の通信手段と、前記画像処理装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源から電力供給され、前記第1の通信手段に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段と、前記画像処理装置の電源を制御する電源制御手段とを備える画像処理装置と、無線回線により双方向データ通信を行い、前記画像処理装置を遠隔制御する遠隔制御装置とから構成される電源制御システムにおける電源制御プログラムであって、コンピュータに、前記遠隔制御装置が、前記情報処理装置からの要求に従って前記画像処理装置の電源を制御する制御コマンドを前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置が、前記遠隔制御装置から送信された前記制御コマンドを、前記第2の通信手段により受信し、前記電源制御手段により、受信した前記制御コマンドに従って、前記第1の電源のオン/オフを制御するように実行させる。
これによって、本発明の画像処理装置における電源制御プログラムは、コンピュータを、低電力無線通信装置によって受信した制御コマンドに従って、当該装置の電源をオン/オフするように機能させることができる。
上記目的を達成するため、本発明の遠隔制御装置における電源制御プログラムは、入力データに対して所定の画像処理を行う画像処理装置における電源制御プログラムであって、コンピュータに、当該画像処理装置以外の電子機器と双方向データ通信を行う第1の通信手段と、当該画像処理装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源から電力供給され、前記第1の通信手段に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段と、前記第2の通信手段により受信した、当該画像処理装置の電源を制御する制御コマンドに従って、前記第1の電源のオン/オフを制御する電源制御手段を機能させる。
これによって、本発明の遠隔制御装置における電源制御プログラムは、コンピュータを、画像処理装置が電力を最低水準にまで低下した待機状態であっても、画像処理装置の電源制御を行う制御コマンドの送信を含む双方向のデータ通信が行えるように機能させることができる。
よって、本発明の電源制御プログラムは、コンピュータにおいて、遠隔操作による最適な電源制御が可能な消費電力を最低水準にまで低下させた装置待機状態を実現することができる。
本発明によれば、制御対象である画像処理装置において、遠隔操作による最適な電源制御が可能な消費電力を最低水準にまで低下させた装置待機状態を実現する電源制御システム、画像処理装置、電源制御方法、及び電源制御プログラムを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
まず、本実施形態に係る電源制御システム1のシステム構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源制御システム1のシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る電源制御システム1は、例えば、図1に示すように、受信した印刷ジョブ(入力データ)を記録紙(印刷用紙)に印刷(出力)する画像形成機能を有する画像処理装置100と、印刷ジョブを生成し、画像処理装置100に送信する情報処理装置300とが、有線及び無線回線によって双方向のデータ通信が可能な状態で接続されている。そのため、情報処理装置300と画像処理装置100は、有線回線による双方向データ通信を行うための第1の通信装置と、無線回線による双方向データ通信を行うための第2の通信装置をと備えている。
例えば、第1の通信装置は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルやネットワークケーブルなどのデータ伝送路90を介して、互いの装置間においてデータ通信を行う装置である。
また、第2の通信装置は、赤外線や微弱電波などにより互いの装置間においてデータ通信を行う装置である。そのため、第2の通信装置は、先に述べた第1の通信装置に比べてデータ通信可能な動作条件(例えば、「通信可能な距離」や「単位時間あたりの通信可能な最大データ量」など。)に制限があるものの、第1の通信装置に比べて少ない消費電力で動作可能である。第2の通信装置の例として、図1に示す画像処理装置100には、内蔵型の低電力無線通信装置(詳しくは図2に示す低電力無線通信ユニットを参照のこと)が備えられ、また情報処理装置300には、所定の接続ケーブルによって外部接続可能な低電力無線通信装置であるリモートコントローラ200が備えられている。
このように、本実施形態に係る電源制御システム1では、特性の異なる通信装置を用いて、画像処理装置100と情報処理装置300との間で双方向データ通信を行う。よって、電源制御システム1では、例えば、所定の画像処理を要求する場合などの画像処理装置100の通常動作時(情報処理装置300から画像処理装置100へ印刷ジョブが送信される場面)には、通信を行うデータ量が多いことから、第1の通信装置を用いてデータ通信を行い、また、待機状態から使用可能状態への復帰を要求した場合などの画像処理装置100の待機時(情報処理装置300から画像処理装置100へ電源オンを指示する制御コマンドが送信される場面)には、通信を行うデータ量が少ないことから、第2の通信装置を用いてデータ通信を行うことで、画像処理装置100において、第1の通信装置を動作させて待機していたときに比べて低い消費電力(最低水準にまで低下した消費電力)による待機状態を実現し、その中でも遠隔制御による最適な電源制御が可能なシステムを提供するものである。
ここで、本実施形態に係る電源制御システム1について補足する。本実施形態に係る電源制御システム1は、図1に示したようなデータ伝送路90を介して互いの装置を1対1の関係で接続した構成に限らず、画像処理装置100と情報処理装置300とが、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのネットワーク(データ通信網)を介して接続される構成としても良い。また、上記の説明において、第1の通信装置を有線回線による双方向データ通信を行う装置としたが、例えば、第2の通信装置より多くのデータを無線回線により送受信可能な通信装置であっても良い。以降では、画像処理装置100や情報処理装置300が標準的に搭載している有線回線による通信装置を、第1の通信装置として説明する。
<ハードウェア構成>
では、本実施形態に係る電源制御システム1の画像処理装置100と情報処理装置300(接続されるリモートコントローラ200を含む)のハードウェア構成について、図2及び図3を用いて説明する。
<<画像処理装置(プリンタ)>>
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る画像処理装置100は、主に、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)104と、ネットワークI/F105と、ビデオ書込処理回路106と、LD制御部107と、LD108と、操作パネル109と、電源回路110と、低電力無線通信ユニット120(図1において説明を行った第2の通信装置である内蔵型の低電力無線通信装置)とから構成されている。
画像処理装置100では、CPU101と、ROM102と、RAM103と、ASIC104と、ネットワークI/F105と、ビデオ書込処理回路106とが、それぞれバス111で相互に接続されている。
CPU101は、ROM102からRAM103上に読み出されたプログラムを実行する。例えば、当該装置がネットワークI/F105を介して情報処理装置300から印刷ジョブを受信した場合に、CPU108は、ROM102からRAM103上に読み出されたPDL(Page Description Language)を解釈可能なプログラム(以下、「PDLパーサ」という。)を実行し、受信したデータを解釈後、RAM103上にビットマップイメージを生成する(印刷画像を形成する)。ROM102は、当該装置が起動するときに実行されるシステム制御に関するプログラムや各種データ、また本実施形態に係る電源制御機能に関するプログラムや各種データなどを格納している。また、RAM103は、ROM102から読み出された各種プログラムやデータ(参照データだけでなく処理中の中間データを含む)を一時保持する。
ASIC104は、RAM103のメモリ制御、操作パネル109の画面表示、CPU101への入力情報通知、ネットワークI/F105のインタフェース制御、ビデオ書込処理回路105への画像データ転送など、特定の用途に応じて設計された回路により上記所定の処理を実行する。ネットワークI/F105は、当該装置と情報処理装置300との間で、データ伝送路90などの有線回線を介して双方向のデータ通信を行うためのインタフェースである。ネットワークI/F105は、図1に示す画像処理装置100において説明を行った第1の通信装置にあたる。
ビデオ書込処理回路106は、ASIC104によりバス111を介して転送された、RAM103が一時保持しているビットマップデータを、LD制御部107によってLD108の点滅信号に変換する。その結果、当該装置は、LD108を点滅信号に従って発光させ、感光体(非図示)表面に潜像を形成し、形成された潜像をトナーの塗布により現像後、所定の搬送路を経由して給紙トレイ(非図示)から装置内に搬入された印刷用紙にトナー像を転写し、定着装置(非図示)により印刷用紙に定着する画像形成動作を行っている。
操作パネル109は、ハードウェアキーとLCD(Liquid Crystal Display)などで構成され、ハードウェアキーにより当該装置に各操作信号を入力し、LCDにより、例えば当該装置の状態情報(ステータス情報)など当該装置に関する各種情報を表示する。電源回路110は、外部電源から当該装置に対して必要な電力を供給する。
低電力無線通信ユニット120は、当該装置と情報処理装置300との間で、無線回線を介して双方向のデータ通信を行うため通信装置である。低電力無線通信ユニット102は、図1に示す画像処理装置100において説明を行った第2の通信装置(内蔵型の低電力無線通信装置)にあたる。
低電力無線通信ユニット120は、赤外線や微弱電波などによる低電力で動作可能な無線回線による双方向データ通信を行う低電力無線通信回路121と、当該ユニットが有する機能を実現するために必要な各種情報を格納しているNV−RAM(Non Volatile RAM)122とを有している。
低電力無線回路121は、無線回線による双方向データ通信を行う他、データ通信によって受信した制御コマンドに従った電源回路110のスイッチング制御、すなわち電源のオン/オフを制御する。
NV−RAM122は、低電力無線回路121において行う電源制御において用いる各種情報を所定の記憶領域に格納している。例えば、電源制御を行うときに用いる画像処理装置100の状態情報などが、ASIC104により書き込まれる。
上記装置を備えた低電力無線通信ユニット120は、電源回路110を介して画像処理装置100に電力供給する電源(第1の電源)と別途独立した電源(第2の電源)から動作に必要な電力が供給される。図2には、低電力無線通信ユニット120へ電池パック131(第2の電源)によって電力が供給される構成が示されている。
<<情報処理装置(PC)>>
図3は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る情報処理装置300は、入力装置301と、表示装置302と、ドライブ装置303と、ROM305と、RAM306と、CPU307と、ネットワークI/F308と、HDD(Hard Disk Drive)309と、外部装置I/F310とから構成され、それぞれバスで相互に接続されている。
入力装置301は、キーボード及びマウスなどで構成され、当該装置に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置302は、ディスプレイなどで構成され、例えば画像処理装置100から取得した状態情報などの各種情報を表示する。ネットワークI/F308は、当該装置と画像処理装置100との間で、データ伝送路90などの有線回線を介して双方向のデータ通信を行うためのインタフェースである。ネットワークI/F308は、図1に示す情報処理装置300において説明を行った第1の通信装置にあたる。HDD309は、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、例えば本実施形態に係る電源制御機能や印刷要求機能などを含む外部機器制御に関する各種機能を有するプログラムやデータを格納している。また、HDD309は、本実施形態に係る電源制御機能に用いる無線回線を介したデータ通信の相手を特定する通信相手識別情報を含む各種データを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
本実施形態に係る電源制御機能を含む各種制御プログラムは、例えばCD−ROM(Compact Disk ROM)などの記録媒体304によって当該装置に提供されるか、またデータ伝送路90であるネットワークなどを通じてダウンロードされる。記録媒体304は、ドライブ装置303にセットされプログラムが記録媒体304からドライブ装置303を介してHDD309にインストールされる。
ROM305は、当該装置が起動されるときに実行されるBIOS(Basic Input/Output System)のプログラムや各種データを格納している。RAM306は、ROM305やHDD309から読み出された各種プログラムやデータを一時保持する。CPU307は、RAM306が一時保持しているプログラムを実行する。
外部装置I/F310は、当該装置と、所定の接続ケーブルによって外部接続可能な機器との間で、双方向のデータ通信を行うためのインタフェースである。図3には、本実施形態における当該装置に外部接続可能な機器として、当該装置と画像処理装置100との間で、無線回線を介して双方向のデータ通信を行うためリモートコントローラ200が接続されている構成が示されている。リモートコントローラ200は、図1に示す情報処理装置300において説明を行った第2の通信装置(外部接続可能な低電力無線通信装置)にあたる。
本実施形態に係る電源制御システム1は、図2及び図3を用いて説明を行った各ハードウェアから構成される画像処理装置100、リモートコントローラ200、及び情報処理装置300を、以下に示す手順に従って動作させることによって、画像処理装置100の電源制御を行っている。以下に示す動作手順は、画像処理装置100を待機状態から使用可能状態に復帰する電源制御を行った場合の例である。
(手順1)制御コマンドの送信要求
情報処理装置300は、接続されたリモートコントローラ200に対して電源オンを指示する制御コマンドの送信を要求する。
(手順2)制御コマンドの送信
リモートコントローラ200は、送信要求に従い、画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120に対して電源をオンする制御コマンドを送信する。
(手順3)電源制御の実行
画像処理装置100は、自身が備える低電力無線通信ユニット120によって、リモートコントローラ200から送信された制御コマンドを受信し、受信した制御コマンドに従い、当該装置の電源をオンする。
このように、本実施形態に係る電源制御システム1は、上記動作手順によって遠隔操作による「電源制御機能」を実現している。
<電源制御機能>
次に、本実施形態に係る電源制御システム1が有する「電源制御機能」の構成について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の第1の実施形態に係る電源制御システム1が有する機能構成の一例を示す図である。
<<機能の概要>>
本実施形態に係る「電源制御機能」について簡単に説明する。
本実施形態では、画像処理装置100において、第1の通信装置を動作させて待機していたときに比べて低い消費電力(最低水準にまで低下した消費電力)による待機状態を実現し、その中でも遠隔制御による最適な電源制御が可能なシステムを提供するため、画像処理装置100の電源制御を行うために、画像処理装置100と情報処理装置300との間でやり取りされる制御コマンドの双方向データ通信を、従来システムのように、印刷ジョブを送受信するときに用いる第1の通信装置により行わず、電池パック131から電力供給され動作する画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120と情報処理装置300に外部接続されるリモートコントローラ200とを用いて行う構成とし、例えば、画像処理装置100に対して外部電源から電源回路110を介して電力供給されていない状態においても、情報処理装置100からの送信要求に応じてリモートコントローラ200から送信された電源の制御コマンドに従って、画像処理装置100の電源制御が可能な遠隔操作による「電源制御機能」を実現している。
<<機能構成の概要>>
本実施形態に係る電源制御システム1は、主に、画像処理装置100が有する、当該装置と情報処理装置300との間で双方向データ通信を行う第1の通信部31(第1の通信手段)と、当該装置とリモートコントローラ200との間で双方向データ通信を行う第2の通信部32(第2の通信手段)と、情報処理装置300が有する、当該装置と画像処理装置100との間で双方向データ通信を行う第1の通信部21と、情報処理装置300に外部接続されるリモートコントローラ200が有する、当該装置と画像処理装置100との間で双方向データ通信を行う第2の通信部22と、から構成されている。以下に、上記各機能部について説明する。
第1の通信部21及び31は、データ伝送路90で接続される画像処理装置100と情報処理装置300との間でデータの送受信を行う機能である。第1の通信部21及び31は、画像処理装置100が通常動作時(例えば印刷動作中などのとき)に用いる通信機能で、例えば情報処理装置100で生成された印刷データなど、データ通信の頻度が高く比較的データ量が多いデータの送受信を行う。第1の通信部21及び31は、情報処理装置300及び画像処理装置100が備えるネットワークI/F105及び308が有する機能である。
第2の通信部22及び32は、赤外線や微弱電波により画像処理装置100と情報処理装置300との間でデータの送受信を行う低電力無線通信機能である。第2の通信部22及び32は、画像処理装置100が待機時(例えば省エネモード移行時)に用いる通信機能である。例えば情報処理装置100から送信要求される電源制御の制御コマンドなど、データ量が少ないデータの送受信を行う。第2の通信部22は、情報処理装置300に外部接続されるリモートコントローラ200が備える低電力無線通信装置が有する機能で、第2の通信部32は、画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120が有する機能である。
このように、本実施形態では、第1の通信部21及び31と第2の通信部22及び32との特性の違いを利用し、画像処理装置100における適切な電源制御を実現している。すなわち、画像処理装置100が待機時のデータ通信は、通常動作時に用いる通信手段に比べて消費電力の少ない通信手段を用いて行う。
更に、画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32は、画像処理装置100の電源をオフしてもよいか否かを判定する判定部32a(判定手段)と、画像処理装置100の電源を制御する電源制御部32b(電源制御手段)と、画像処理装置100に関する各種情報を格納する保持部32c(保持手段)とを有している。
判定部32aは、画像処理装置100の動作状況又は予約されている動作状況(以下に、「動作予約状況」という。)に応じて、電源をオフしてもよいか否かを判定する機能である。画像処理装置100には、例えば「印刷中」、「印刷ジョブ受信中」、及び「記憶装置へのデータ書き込み中」などの動作状況や、「指定時刻印刷予約あり」などの予約動作状況など、受信した制御コマンドに従った電源オフを許可できない場合がある。特に、遠隔操作により電源制御が行われる場合には、遠隔操作を行っているユーザから、制御対象の画像処理装置100の動作状況が視覚的に確認できない場面が想定されるため、画像処理装置100において自動判定する必要がある。よって、判定部32aは、画像処理装置100が通常動作時に受信した制御コマンドが「電源オフを指示するコマンド」であった場合に機能する。
また、判定部32aは、画像処理装置100が備えるASIC104から低電力無線通信ユニット120へ転送される画像処理装置100の動作状況又は予約動作状況に関する情報(状態を示す信号)に基づいて判定を行う。そのため、判定部32aは、「どの状態が電源オフを許可してはならない状態なのか」を判断するため、予め電源オフを許可しない動作状況及び予約動作状況に関する情報を保持部32cの所定の記憶領域に格納しておき、判定の時に参照する。判定部32aは、電源オフしてもよいと判定された場合に、電源制御部32bに電源オフを指示する。
電源制御部32bは、受信した制御コマンドに従って画像処理装置100が備える電源回路110を制御し、電源のオン/オフを行う機能である。電源制御部32bは、受信した制御コマンドが「電源オンを指示するコマンド」であった場合に、電源回路110へ電源オンを指示する制御コマンドを送信する。また、電源制御部32bは、制御コマンドが「電源オフを指示するコマンド」であった場合は、判定部32aの判定結果に従って、電源回路110へ電源オフを指示する制御コマンドを送信する。
上記判定部32a及び電源制御部32bは、低電力無線通信ユニット120が備える低電力無線回路121が有する機能である。
保持部32cは、判定部32aにより参照される、電源オフを許可しない動作状況又は予約動作状況に関する情報や、情報処理装置300からの取得要求に応じて応答する画像処理装置100の状態情報などの各種情報を、所定の記憶領域に格納し保持する機能である。画像処理装置100の状態情報は、例えば画像処理装置100が通常動作時から待機時に移行したときなどに、ASIC104から移行後の状態情報41が低電力無線通信ユニット120へ転送され、保持部32cに書き込まれる。保持部32cは、低電力無線通信ユニット120が備えるNV−RAM122が有する機能である。
<<機能動作の概要>>
これまでに説明を行った各機能部の構成によって、本実施形態に係る電源制御システム1が有する「電源制御機能」が、どのように動作しているのかについて、3つの動作場面に基づいて説明する。
[動作場面1]電源オンが指示された場合の動作
動作場面の一例として、情報処理装置300から画像処理装置100へ電源オンが指示された場合の動作について、図5を用いて説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る遠隔操作による電源制御の動作例(電源オンが指示された場合)を示す図である。図5には、電源オンが指示される場面として想定される、待機状態の画像処理装置100に対して印刷ジョブを送信し、印刷を実行する例が示されている。
(動作1)制御コマンドの送信
まず、情報処理装置300は、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22に対して、通信相手を識別する通信相手識別情報(例えばID情報など)と装置起動を指示する(電源オンを指示する)制御コマンドとを渡し、制御コマンドを画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120へ送信するように要求する。
リモートコントローラ200は、第2の通信部22により、情報処理装置300からの送信要求に従って、制御対象となる画像処理装置100の低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32へ、通信相手識別情報と電源オンを指示する制御コマンドとを送信する(図中の(1))。
このとき、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22と、画像処理装置100の低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32とは、以下に示す手順により無線回線による通信を確立する。
(通信手順1)通信相手を検索
リモートコントローラ200が有する第2の通信部22は、通信相手を識別する通信相手識別情報(例えばID情報など)を送信し、無線通信可能な範囲で稼働中の画像処理装置100が有する低電力無線通信ユニット120を検索する。
(通信手順2)通信相手を特定
画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により、リモートコントローラ200からの問い合わせに対して、自身の識別情報と受信した識別情報とが一致した場合(通信相手として該当した場合)に応答する。リモートコントローラ200が有する第2の通信部22は、通信相手識別情報の送信に対して応答のあった画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120を通信相手として特定する。
(通信手順3)データ通信の確立
リモートコントローラ200が有する第2の通信部22は、特定した画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120に対して無線回線による双方向のデータ通信を確立する。
このように、リモートコントローラ200と、画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120とは、2台の機器が通信を確立する際に、通信速度などの情報を相互に交換しながら通信設定を決定する「ネゴシエーション」を実施し、互いの間のデータ通信を確立する。この方法は、後述する他の動作場面においても同じ手順で通信を確立する。
リモートコントローラ200は、上記手順により通信が確立された後に、第2の通信部22により、低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32へ電源オンを指示する制御コマンドを送信する。
(動作2)画像処理装置の起動
画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により制御コマンドを受信する。低電力無線通信ユニット120は、受信した制御コマンドに従って、第2の通信部32が有する電源制御部32bにより、電源がオンされるように電源回路110を制御し、待機状態から使用可能状態(印刷ジョブ受信待ち状態)へ移行する。その後、低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22へ、電源制御結果(使用可能状態への復帰完了の旨)を応答する(図中の(2))。
(動作3)印刷ジョブの送信
情報処理装置300は、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22で受信した電源制御結果に基づいて、第1の通信部21により、画像処理装置100が有する第1の通信部31へ印刷ジョブを送信する(図中の(3))。このとき、情報処理装置300と画像処理装置100とが、ネットワークI/F105を介してLANなどのネットワークに接続されている場合、情報処理装置300は、画像処理装置100のIPアドレスを指定して印刷ジョブを送信する。
このように、本実施形態に係る電源制御システム1では、省エネモードなどにより待機状態の画像処理装置100を使用可能な状態に復帰させ印刷を行う。
[動作場面2]状態通知が要求された場合の動作
動作場面の一例として、情報処理装置300から画像処理装置100へ状態通知が要求された場合の動作について、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る状態情報41の一例を示す図であり、図7は、本発明の第1の実施形態に係る遠隔操作による電源制御の動作例(状態通知が要求された場合)を示す図である。図7には、待機状態の画像処理装置100に対して状態通知を要求する例が示されている。
まず、画像処理装置100が要求に応じて応答する状態情報41について説明する。図6に示すように、状態情報41とは、画像処理装置100に対して情報の通知要求がなされた時点での装置の状態に関する情報である。例えば、「紙なし」や「紙づまり」と言ったエラー状態に関する情報や、「用紙サイズ」、「用紙種類」、及び「用紙残量」と言った給紙トレイ状態に関する情報、また「両面ユニット装着」と言ったオプション装置の装着状態に関する情報などである。情報処理装置300は、これらの状態情報41を文字列で取得する。
(動作1)制御コマンドの送信
まず、情報処理装置300は、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22に対して、通信相手を識別する通信相手識別情報と状態情報41の要求を指示する制御コマンドとを渡し、制御コマンドを画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120へ送信するように要求する。
リモートコントローラ200は、第2の通信部22により、情報処理装置300からの送信要求に従って、取得対象となる画像処理装置100の低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32へ、通信相手識別情報と状態情報41の要求を指示する制御コマンドとを送信する(図中の(1))。
このとき、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22と、画像処理装置100の低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32とは、先に説明を行った通信確立手順により無線回線による通信を確立する。
(動作2)状態情報の取得
画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により制御コマンドを受信する。その後の状態通知応答に関する動作は、制御コマンドを受信したときの画像処理装置100の状態に応じて行われる。
・画像処理装置100が待機時に制御コマンドを受信した場合
低電力無線通信ユニット120は、受信した制御コマンドに従って、第2の通信部32により、同機能部が有する保持部32cに格納されている状態情報41を取得する(図中の(2))。
・画像処理装置100が通常動作時に制御コマンドを受信した場合
低電力無線通信ユニット120は、受信した制御コマンドに従って、第2の通信部32により、ASIC104から転送される状態情報41を取得する(図中の(2))。
(動作3)状態情報を応答
低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により、保持部32cから取得した情報を基に、状態通知の応答メッセージ(例えば所定の文字列データ)を生成する。その後、低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22へ、生成した応答メッセージを送信する(図中の(3))。
このように、本実施形態に係る電源制御システム1では、省エネモードなどにより待機状態の画像処理装置100においても、装置本体を起動し使用可能な状態に復帰することなく、画像処理装置100の状態情報41を要求元に応答する。
[動作場面3]電源オフが指示された場合の動作
動作場面の一例として、情報処理装置300から画像処理装置100へ電源オフが指示された場合の動作について、図8を用いて説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る遠隔操作による電源制御の動作例(電源オフが指示された場合)を示す図である。図8には、電源オフが指示される場面として想定される、使用可能状態の画像処理装置100に対して電源オフを指示する例が示されている。
(動作1)制御コマンドの送信
まず、情報処理装置300は、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22に対して、通信相手を識別する通信相手識別情報と電源オフを指示する制御コマンドとを渡し、制御コマンドを画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120へ送信するように要求する。
リモートコントローラ200は、第2の通信部22により、情報処理装置300からの送信要求に従って、制御対象となる画像処理装置100の低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32へ、通信相手識別情報と装置停止を指示する(電源オフを指示する)制御コマンドとを送信する(図中の(1))。
このとき、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22と、画像処理装置100の低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32とは、先に説明を行った通信確立手順により無線回線による通信を確立する。
(動作2)画像処理装置の停止許可判定
画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により制御コマンドを受信する。低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32が有する判定部32aにより、ASIC104から転送される画像処理装置100の動作状況又は予約動作状況に関する情報を基に、保持部32cに格納されている電源オフを許可しない動作状況又は予約動作状況に関する情報を参照し、一致する情報がなかった場合(停止可能な場合)に、受信した制御コマンドに従って、電源制御部32bに電源オフを指示する(図中の(2))。
(動作3)画像処理装置の停止
低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32が有する電源制御部32bにより、電源がオフされるように電源回路110を制御し、使用可能状態(印刷ジョブ受信待ち状態)から待機状態へ移行する。その後、低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22へ、電源制御結果(待機状態への移行完了の旨)を応答する(図中の(3))。
このように、本実施形態に係る電源制御システム1では、画像処理装置100の動作状況又は予約動作状況に応じて、使用可能な状態から省エネモードなどにより待機状態に移行する。
これまでに3つの動作場面について説明を行ってきたが、上記の中で、情報処理装置300がリモートコントローラ200に対して送信する通信相手識別情報は、必ず情報処理装置300からリモートコントローラ200へ送信される構成でなくてもよく、リモートコントローラ200に備えられた記憶装置内に予め通信相手識別情報が格納されている構成であってもよい。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100は、通常動作時にデータ量の多い印刷ジョブなどのデータ通信を行う第1の通信部31に比べて、少ない消費電力で動作可能な第2の通信部32を有し、待機時における外部機器との双方向データ通信を第2の通信部32のみによって行う構成とし、第2の通信部32によって受信した制御コマンドに従って、当該装置の電源を制御することにより、待機時の消費電力を最低水準にまで低下した状態で、当該装置の電源を制御することができる。
また、本実施形態に係る情報処理装置300は、画像処理装置100が備える第2の通信部32と双方向のデータ通信可能な第2の通信部22を有するリモートコントローラ200を外部接続する構成としたことにより、画像処理装置100が電力を最低水準にまで低下した待機状態であっても、画像処理装置100の電源制御を行う制御コマンドの送信を含む双方向のデータ通信を行うことができる。
このように、本実施形態に係る電源制御システム1は、上記に説明を行った画像処理装置100、リモートコントローラ200、及び情報処理装置300それぞれが有する各機能部により、情報処理装置300からの制御コマンドの送信指示に従って、リモートコントローラ200が画像処理装置100に対して電源をオン/オフする制御コマンドを送信し、画像処理装置100が備える、従来の通信装置に比べて消費電力が少ない低電力無線通信ユニット120によって制御コマンドを受信し、画像処理装置100の電源を制御することで、制御対象である画像処理装置100において、遠隔操作による最適な電源制御が可能な消費電力を最低水準にまで低下させた装置待機状態を実現することができる。
<処理手順>
上記に説明を行った本実施形態に係る「電源制御機能」の具体的な処理手順について、図9から図17を用いて説明する。
[動作場面1]電源オンを指示する場合の動作
(情報処理装置)
図9は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置300の処理手順の一例(電源をオンする場合)を示すフローチャートである。
情報処理装置300は、インストールされたプリンタドライバなどの印刷アプリケーションから印刷要求を受け付けるまで待つ(ステップS101がNOの場合)。
情報処理装置300は、印刷要求を受け付けると、接続されているリモートコントローラ200に制御対象となる画像処理装置300が備える低電力無線通信ユニット120を識別する通知相手識別情報を通知し(ステップS102)、リモートコントローラ200からのネゴシエーション完了(通信OK)の通知が応答されるまで待つ(ステップS103がNOの場合)。
情報処理装置300は、ネゴシエーション完了の通知が応答されると(ステップS103がYESの場合)、リモートコントローラ200に、ネゴシエーションが完了した通信相手識別情報と起動コマンド(電源オンを指示する制御コマンド)とを送信し(ステップS104)、リモートコントローラ200からの電源オンによる起動完了の通知が応答されるまで待つ(ステップS105がNOの場合)。
情報処理装置300は、起動完了の通知が応答されると(ステップS105がYESの場合)、データ伝送路90を介して画像処理装置100が備えるネットワークI/F105へ印刷ジョブを送信する(ステップS106)。
(リモートコントローラ)
図10は、本発明の第1の実施形態に係るリモートコントローラ200の処理手順の一例(電源をオンする場合)を示すフローチャートである。
リモートコントローラ200は、情報処理装置300から接続ケーブルを介してデータ通信があるまで待つ(ステップS201はNOの場合)。
リモートコントローラ200は、情報処理装置300からの通信を受け取ると(ステップS201がYESの場合)、制御対象である画像処理装置100を識別する通信相手識別情報を受信するまで待つ(ステップS202がNOの場合)。
リモートコントローラ200は、通信相手識別情報を受信すると(ステップS202がYESの場合)、受信した通知相手識別情報を、無線通信可能な範囲で稼働中の画像処理装置100が有する低電力無線通信ユニット120へ送信し(ステップS203)、通信相手に該当する(送信した通信相手識別情報と一致する)低電力無線通信ユニット120からの応答(ネゴシエーション完了)を待つ(ステップS204がNOの場合)。
リモートコントローラ200は、低電力無線通信ユニット120から応答があると(ステップS204がYESの場合)、その旨を情報処理装置300へ通知する(ステップS205)。
リモートコントローラ200は、情報処理装置300から通信相手識別情報と起動コマンドとを受信するまで待つ(ステップS206)。
リモートコントローラ200は、通信相手識別情報と起動コマンドとを受信すると(ステップS206がYESの場合)、受信したデータを、ネゴシエーション後の画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120に対して送信し(ステップS207)、起動完了の通知を待つ(ステップS208がNOの場合)。
リモートコントローラ200は、低電力無線通信ユニット120から、画像処理装置100の起動完了の通知が応答されると(ステップS208がYESの場合)、その旨を情報処理装置300へ通知する(ステップS209)。
上記処理手順の中で、リモートコントローラ200と画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120との間で無線回線による双方向データ通信が行われている手順は、ステップS203及びS204、ならびにステップS207及びS208である(図中の破線枠P)。
(画像処理装置:低電力無線通信ユニット)
図11は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100の処理手順の一例(電源をオンする場合)を示すフローチャートである。
画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120は、リモートコントローラ200から通知相手識別情報の通知があると(ステップS301がYESの場合)、受信した旨をリモートコントローラ200へ応答する(ステップS302)。
低電力無線通信ユニット120は、リモートコントローラ200とネゴシエーション後、再び、リモートコントローラ200から通知相手識別情報と起動コマンドとを受信するまで待つ(ステップS303)。
低電力無線通信ユニット120は、通知相手識別情報と起動コマンドとを受信すると(ステップS303がYESの場合)、受信した起動コマンドに従って、画像処理装置100が備える電源回路110へ電源オンを指示し(ステップS304)、画像処理装置100が待機状態から使用可能情報への移行が完了するまで待つ(ステップS305がNOの場合)。
低電力無線通信ユニット120は、使用可能状態への移行が完了すると(ステップS305がYESの場合)、起動完了の旨をリモートコントローラ200へ応答する(ステップS306)。
画像処理装置100は、情報処理装置300からデータ伝送路90を介して送信される印刷ジョブを受信するまで待つ(ステップS307がNOの間)。
画像処理装置100は、印刷ジョブを受信すると(ステップS307がYESの場合)、受信した印刷ジョブに対して所定の画像形成動作を実施し印刷を行う(ステップS308)。
上記処理手順の中で、リモートコントローラ200と画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120との間で無線回線による双方向データ通信が行われている手順は、ステップS301からS303、ならびにステップS306である(図中の破線枠P)。
[動作場面2]状態通知を要求する場合の動作
(情報処理装置)
図12は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置300の処理手順の一例(状態通知を要求する場合)を示すフローチャートである。
図12に示すように、情報処理装置300における「状態通知が要求された場合」の処理手順は、ステップS401における状態通知要求を受け付ける点と、ステップS404における外部接続されたリモートコントローラ200へ状態通知を要求する要求コマンドを送信する点と、ステップS405におけるリモートコントローラ200から状態情報41の受信を待つ点と、ステップS406における受信した状態情報41を表示する点以外の手順において、先の図9を用いて説明を行った処理手順と同様の手順により実行される。
(リモートコントローラ)
図13は、本発明の第1の実施形態に係るリモートコントローラ200の処理手順の一例(状態通知を要求する場合)を示すフローチャートである。
図13に示すように、リモートコントローラ200における「状態通知が要求された場合」の処理手順は、以下に示すステップS506からS509以外の手順において、先の図10を用いて説明を行った処理手順と同様の手順により実行される。よって、ステップS501からS505までの処理手順については説明を省略する。
リモートコントローラ200は、情報処理装置300から通信相手識別情報と状態通知要求コマンドとを受信するまで待つ(ステップS506)。
リモートコントローラ200は、通信相手識別情報と状態通知要求コマンドとを受信すると(ステップS506がYESの場合)、受信したデータを、ネゴシエーション後の画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120に対して送信し(ステップS507)、状態情報41を受信するまで待つ(ステップS508がNOの場合)。
リモートコントローラ200は、低電力無線通信ユニット120から、画像処理装置100の状態情報41を受信すると(ステップS508がYESの場合)、取得した状態情報41を情報処理装置300へ送信する(ステップS509)。
(画像処理装置:低電力無線通信ユニット)
図14は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100の処理手順の一例(状態通知を要求する場合)を示すフローチャートである。
図14に示すように、画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120における「状態通知が要求された場合」の処理手順は、以下に示すステップS603からS606以外の手順において、先の図11を用いて説明を行った処理手順と同様の手順により実行される。よって、ステップS601及びS602の処理手順については説明を省略する。
低電力無線通信ユニット120は、リモートコントローラ200とネゴシエーション後、再び、リモートコントローラ200から通知相手識別情報と状態通知要求コマンドとを受信するまで待つ(ステップS603)。
低電力無線通信ユニット120は、通知相手識別情報と状態通知要求コマンドとを受信すると(ステップS603がYESの場合)、受信した状態通知要求コマンドに従って、低電力無線通信ユニット120が備えるNV−RAM122に格納されている状態情報41を読み出し(ステップS604)、格納された状態情報41を取得するまで待つ(ステップS605がNO場合)。
低電力無線通信ユニット120は、状態情報41の取得が完了すると(ステップS605がYESの場合)、取得した状態情報41をリモートコントローラ200へ通知する(ステップS606)。
また、上記ステップS604の処理手順では、画像処理装置100が待機状態である場合の例を示したが、使用可能状態の場合には、ASIC104から転送された状態情報41をリモートコントローラ200へ通知する。
[動作場面3]電源オフを指示する場合の動作
(情報処理装置)
図15は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置300の処理手順の一例(電源をオフする場合)を示すフローチャートである。
図15に示すように、情報処理装置300における「電源オフを指示する場合」の処理手順は、以下に示すステップS703からS706以外の手順において、先の図9を用いて説明を行った処理手順と同様の手順により実行される。よって、ステップS701及びS702の処理手順については説明を省略する。
情報処理装置300は、ネゴシエーション完了の通知が応答されると(ステップS702がYESの場合)、リモートコントローラ200に、ネゴシエーションが完了した通信相手識別情報と電源断要求コマンド(電源オフを指示する制御コマンド)とを送信する(ステップS703)。
情報処理装置300は、リモートコントローラ200から電源断完了の通知が応答されると(ステップS704がYESの場合)、処理を終了する。
また、情報処理装置300は、通知された応答が、電源をオフすることができなかった旨を示す電源断拒絶の通知であった場合(ステップS704がNOで、かつステップS705がYESの場合)、電源オフできなかった旨を表示装置302に表示する(ステップS706)。
情報処理装置300は、リモートコントローラ200から応答がない場合には(ステップS704及びS705の両方がNOの場合)、応答が通知されるまで待つ。
(リモートコントローラ)
図16は、本発明の第1の実施形態に係るリモートコントローラ200の処理手順の一例(電源をオフする場合)を示すフローチャートである。
図16に示すように、リモートコントローラ200における「電源オフを指示する場合」の処理手順は、以下に示すステップS806からS811以外の手順において、先の図10を用いて説明を行った処理手順と同様の手順により実行される。よって、ステップS801からS805までの処理手順については説明を省略する。
リモートコントローラ200は、情報処理装置300から通信相手識別情報と電源断要求コマンドとを受信するまで待つ(ステップS806)。
リモートコントローラ200は、通信相手識別情報と電源断要求コマンドとを受信すると(ステップS806がYESの場合)、受信したデータを、ネゴシエーション後の画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120に対して送信し(ステップS807)、電源オフによる電源断完了の通知を待つ(ステップS808がNOの場合)。
リモートコントローラ200は、低電力無線通信ユニット120から、画像処理装置100の電源断完了の通知が応答されると(ステップS808がYESの場合)、電源断完了の旨を情報処理装置300へ通知する(ステップS809)。
また、リモートコントローラ200は、通知された応答が、電源をオフすることができなかった旨を示す電源断拒絶の通知であった場合(ステップS808がNOで、かつステップS810がYESの場合)、電源断拒絶の旨を情報処理装置300へ通知する(ステップS811)。
リモートコントローラ200は、低電力無線通信ユニット120から応答がない場合には(ステップS808及びS810の両方がNOの場合)、応答が通知されるまで待つ。
(画像処理装置:低電力無線通信ユニット)
図17は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100の処理手順の一例(電源をオフする場合)を示すフローチャートである。
図17に示すように、画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120における「電源オフを指示する場合」の処理手順は、以下に示すステップS903からS910以外の手順において、先の図11を用いて説明を行った処理手順と同様の手順により実行される。よって、ステップS901及びS902の処理手順については説明を省略する。
低電力無線通信ユニット120は、リモートコントローラ200とネゴシエーション後、再び、リモートコントローラ200から通知相手識別情報と電源断要求コマンドとを受信するまで待つ(ステップS903)。
低電力無線通信ユニット120は、通知相手識別情報と電源断要求コマンドとを受信すると(ステップS903がYESの場合)、画像処理装置100が印刷中又は印刷予約済みであるかなどの動作状況又は予約動作状況を基に、NV−RAM122に格納してある電源オフが許可されない動作状況及び予約動作状況に関する情報を参照し、電源をオフしてもよいか否かを判断する(ステップS904)。
低電力無線通信ユニット120は、電源オフを許可してもよいと判断された場合(ステップS904がYESの場合)、受信した電源断要求コマンドに従って、画像処理装置100が備える電源回路110へ電源オフを指示し(ステップS905)、画像処理装置100が待機状態から使用可能情報への移行が完了するまで待つ(ステップS906がNOの場合)。
低電力無線通信ユニット120は、使用可能状態への移行が完了すると(ステップS906がYESの場合)、電源断完了の旨をリモートコントローラ200へ応答する(ステップS907)。
また、低電力無線通信ユニット120は、電源オフを許可できない判断された場合(ステップS904がNOの場合)、電源断拒絶の旨をリモートコントローラ200へ応答する(ステップS908)。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る電源制御システム1は、情報処理装置100からの制御コマンドの送信指示に従って、リモートコントローラ200が画像処理装置100に対して電源をオン/オフする制御コマンドを送信し、画像処理装置100が備える、従来の通信装置に比べて消費電力が少ない低電力無線通信ユニット120によって制御コマンドを受信し、画像処理装置100の電源を制御する。
これによって、本実施形態に係る電源制御システム1は、遠隔操作による最適な電源制御を行うことができ、画像処理装置100の消費電力を最低水準にまで低下させた待機状態を実現可能な「電源制御機能」を提供することができる。
よって、本実施形態に係る電源制御システム1は、従来より少ない消費電力で画像処理装置100の待機状態を実現し、ユーザに利便性の高い電源制御機能を提供することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、電源制御を指示する情報処理装置300と制御対象の画像処理装置100とが1台ずつで構成される電源制御システム1について説明を行った。第2の実施形態では、よりユーザ環境に近いシステム構成において実施した場合の例を示す。すなわち、情報処理装置300と画像処理装置100とが複数台で構成される電源制御システム1である。
図18は、本発明の第2の実施形態に係る電源制御システム1のシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る電源制御システム1は、複数の情報処理装置300nと複数の画像処理装置100nとが、集線装置であるHUB400を経由してネットワークケーブルなどのデータ伝送路90で接続されている。また、情報処理装置300からの要求に従って、画像処理装置100を遠隔制御するリモートコントローラ200も、HUB400にデータ伝送路90にて接続されている。
本実施形態に係る電源制御システム1は、このようシステム構成によって、複数の画像処理装置100の電源制御が可能な「電源制御機能」を実現している。
以降に、本実施形態に係る電源制御システム1について説明を行うが、第1の実施形態において説明を行った点と同じ技術的事項については、その説明を省略する。
<電源制御管理>
次に、本実施形態に係る電源制御システム1が有する「電源制御機能」の構成について、図19を用いて説明する。図19は、本発明の第2の実施形態に係る電源制御システムが有する機能構成の一例を示す図である。
<<機能構成の概要>>
本実施形態に係る電源制御システム1は、主に、画像処理装置100が有する、当該装置と情報処理装置300との間で双方向データ通信を行う第1の通信部31(第1の通信手段)と、当該装置とリモートコントローラ200との間で双方向データ通信を行う第2の通信部32(第2の通信手段)と、情報処理装置300が有する、当該装置と画像処理装置100との間で双方向データ通信を行う第1の通信部21と、リモートコントローラ200が有する、当該装置と画像処理装置100との間で双方向データ通信を行う第2の通信部22と、から構成されている。また、画像処理装置100が有する第2の通信部32は、当該装置の電源をオフしてもよいか否かを判定する判定部32a(判定手段)と、当該装置の電源を制御する電源制御部32b(電源制御手段)と、当該装置に関する各種情報を格納する保持部32c(保持手段)とを有している。
このように、本実施形態に係る機能構成は、第1の実施形態において説明を行った機能構成と基本構成は同じである。但し、以下に挙げる点について異なる。
(リモートコントローラ)
リモートコントローラ200が有する第2の通信部22は、無線通信可能な範囲の複数の画像処理装置100n(通信相手)を識別するための複数の通信相手識別情報を管理する管理情報(以下、「通信相手識別管理情報」という。)を保持している。
図20は、本発明の第2の実施形態に係る通信相手識別情報51の一例を示す図である。図20では、無線回線による通信を確立するために必要なID情報である、画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120を識別する通信相手識別情報が、所定のデータ形式で管理されている例が示されている。このような通信相手識別管理情報51は、例えば、低電力無線通信装置に備えられた不揮発性の記憶装置に格納され保持される。第2の通信部22は、第1の実施形態において説明を行った機能のほか、通信相手識別管理情報51を参照し、制御対象となっている複数の画像処理装置100nそれぞれから定期的に状態情報41を取得する機能を有している。
また、リモートコントローラ200は、当該装置と情報処理装置300との間で双方向データ通信を行う第1の通信部23を有している。
<<機能動作の概要>>
本実施形態に係る電源制御システム1が有する「電源制御機能」が、どのように動作しているのかについて、2つの動作場面に基づいて説明する。
[動作場面1]電源オンが指示された場合の動作
動作場面の一例として、情報処理装置300から画像処理装置100へ電源オンが指示された場合の動作について、図21及び図22を用いて説明する。図21及び図22は、本発明の第2の実施形態に係る遠隔操作により電源制御の動作例(電源オンが指示された場合)を示す図である。図21及び図22には、電源オンが指示される場面として想定される、待機状態の画像処理装置100に対して印刷ジョブを送信し、印刷を実行する例が示されている。
(動作1)制御コマンドの送信
まず、情報処理装置300は、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22に対して、通信相手を識別する通信相手識別情報(ID:1000)と装置起動を指示する(電源オンを指示する)制御コマンドとを渡し、制御コマンドを画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120へ送信するように要求する。このとき、情報処理装置300は、第1の通信部21により、リモートコントローラ200のIPアドレス(192.168.xxx.xxx)を指定し、上記情報とコマンドとを、リモートコントローラ200へ送信する(図21(a)の(1))。その結果、リモートコントローラ200は、第1の通信部23により、上記情報とコマンドを情報処理装置300から受信し、第2の通信部22へ転送する。
リモートコントローラ200は、第2の通信部22により、情報処理装置300からの送信要求に従って、制御対象となる画像処理装置100の低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32へ、通信相手識別情報と電源オンを指示する制御コマンドとを送信する。
このとき、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22と、画像処理装置100の低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32とは、第1の実施形態において説明を行った通信確立手順と同じ手順により無線回線による通信を確立する。
但し、本実施形態に係る電源制御システム1の場合、第1の実施形態に示すシステム構成と異なり、制御対象となる画像処理装置300が複数存在するため、情報処理装置300が制御指定した画像処理装置100を特定しなければならない。そのため、本実施形態では、図21(b)に示すように、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22により、情報処理装置100から受信した通信相手識別情報(ID:1000)を基に、所定の通信確立手順(無線通信可能な範囲にある装置全てに対して通信相手識別情報を送信し一致する装置を特定する)によって無線回線による通信を確立する。更に、本実施形態に係るリモートコントローラ200が有する第2の通信部22は、特定の画像処理装置100nと無線データ通信を行うものではないため、内部的に決まった通信相手識別情報を保持しておくと言う構成では対応できない。そこで、第2の通信部22では、情報処理装置300から受信した通信相手識別情報を用いて画像処理装置100との通信を確立する構成としている。
リモートコントローラ200は、上記の方法によって通信が確立された後に、第2の通信部22により、低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32へ電源オンを指示する制御コマンドを送信する(図21(a)の(2))。
(動作2)画像処理装置の起動
画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により制御コマンドを受信する。低電力無線通信ユニット120は、受信した制御コマンドに従って、第2の通信部32が有する電源制御部32bにより、電源がオンされるように電源回路110を制御し、待機状態から使用可能状態(印刷ジョブ受信待ち状態)へ移行する(図21(a)の(3))。その後、低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22へ、電源制御結果(使用可能状態への復帰完了の旨)を応答する(図21(a)の(4))。
(動作3)印刷ジョブの送信
情報処理装置300は、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22で受信した電源制御結果に基づいて、第1の通信部21により、画像処理装置100が有する第1の通信部31へ印刷ジョブを送信する(図22の(5))。このとき、情報処理装置300は、画像処理装置100のIPアドレスを指定して印刷ジョブを送信する。
このように、本実施形態に係る電源制御システム1では、省エネモードなどにより待機状態の画像処理装置100を使用可能な状態に復帰させ印刷を行う(図22の(6))。
[動作場面2]状態通知が要求された場合の動作
動作場面の一例として、情報処理装置300から画像処理装置100へ状態通知が要求された場合の動作について、図23から図25を用いて説明する。
図23から図25は、本発明の第2の実施形態に係る遠隔操作による電源制御の動作例(状態通知が要求された場合)を示す図である。図23には、待機状態の画像処理装置100に対して状態通知を要求する例が示されている。また、図25には、リモートコントローラ200に対して状態通知を要求する例が示されている。
図23及び図25に示されるように、本実施形態に係る電源制御システム1では、「画像処理装置100から取得する方法」と「リモートコントローラ200から取得する方法」の2つの方法によって、画像処理装置100の状態情報41を取得することができる。
まずは、「画像処理装置100から取得する方法」の動作について説明する。
(動作1)制御コマンドの送信
まず、情報処理装置300は、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22に対して、通信相手を識別する通信相手識別情報と状態情報41の要求を指示する制御コマンドとを渡し、制御コマンドを画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120へ送信するように要求する。このとき、情報処理装置300は、第1の通信部21により、リモートコントローラ200のIPアドレス(192.168.xxx.xxx)を指定し、上記情報とコマンドとを、リモートコントローラ200へ送信する(図23の(1))。その結果、リモートコントローラ200は、第1の通信部23により、上記情報とコマンドを情報処理装置300から受信し、第2の通信部22へ転送する。
リモートコントローラ200は、第2の通信部22により、情報処理装置300からの送信要求に従って、取得対象となる画像処理装置100の低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32へ、通信相手識別情報と状態情報41の要求を指示する制御コマンドとを送信する(図23の(2))。
このとき、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22と、画像処理装置100の低電力無線通信ユニット120が有する第2の通信部32とは、第1の実施形態において説明を行った通信確立手順と同じ手順により無線回線による通信を確立する。
(動作2)状態情報の取得
画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により制御コマンドを受信する。その後の状態通知応答に関する動作は、制御コマンドを受信したときの画像処理装置100の状態に応じて行われる。
・画像処理装置100が待機時に制御コマンドを受信した場合
低電力無線通信ユニット120は、受信した制御コマンドに従って、第2の通信部32により、同機能部が有する保持部32cに格納されている状態情報41を取得する(図23の(3))。
・画像処理装置100が通常動作時に制御コマンドを受信した場合
低電力無線通信ユニット120は、受信した制御コマンドに従って、第2の通信部32により、ASIC104から転送される状態情報41を取得する(図23の(3))。
(動作3)状態情報を応答
低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により、保持部32cから取得した情報を基に、状態通知の応答メッセージ(例えば所定の文字列データ)を生成する。その後、低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により、リモートコントローラ200が有する第2の通信部22へ、生成した応答メッセージを送信する(図23の(4))。その後、リモートコントローラ200は、第2の通信部22により受信した応答メッセージを、第1の通信部23により、情報処理装置300が有する第1の通信部21へ送信する(図23の(5))。
このように、本実施形態に係る電源制御システム1では、省エネモードなどにより待機状態の画像処理装置100においても、装置本体を起動し使用可能な状態に復帰することなく、画像処理装置100の状態情報41を要求元に応答する。
次に、「リモートコントローラ200から取得する方法」の動作について説明する。先に説明を行った「画像処理装置100から取得する方法」の動作との違いは、「(動作2)状態情報の取得」と「(動作3)状態情報の応答」である。
(動作2)状態情報の取得
画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120は、第2の通信部32により制御コマンドを受信する。その後の状態通知応答に関する動作は、全てリモートコントローラ200によって行われる。
図24には、リモートコントローラ200が画像処理装置100から状態情報41を取得する例が示されている。図24に示すように、リモートコントローラ200は、第2の通信部22により、通信相手識別管理情報51を基に、制御対象である複数の画像処理装置100nから、それぞれの状態情報41を定期的に取得しておく。その結果、リモートコントローラ200は、第2の通信部22により、取得した画像処理装置100nごとの状態情報41を記憶装置の所定の記憶領域に格納し保持する(図25の(2))。
(動作3)状態情報を応答
リモートコントローラ200は、第1の通信部23により、情報処理装置300が有する第1の通信部21へ、保持しておいた状態情報41を基に、状態通知の応答メッセージ(例えば所定の文字列データ)を生成し、生成した応答メッセージを送信する(図25の(3))。その後、リモートコントローラ200は、第2の通信部22により受信した応答メッセージを、第1の通信部23により、情報処理装置300が有する第1の通信部21へ送信する(図23の(5))。
このように、本実施形態に係る電源制御システム1では、状態通知を要求する複数の情報処理装置300nから共通して利用されるリモートコントローラ200が、画像処理装置100に代わって状態情報41を応答する。これによって、省エネモードなどにより待機状態の画像処理装置100においても、低電力無線通信ユニット120へアクセスすることなく、画像処理装置100の状態情報41を要求元に応答する。よって、リモートコントローラ200と低電力無線通信ユニット120との間で行うネゴシエーションにかかる時間を短縮し、迅速に応答することができる。
<処理手順>
上記に説明を行った本実施形態に係る「電源制御機能」の中で、「動作場面2」におけるリモートコントローラ200の具体的な処理手順について、図26を用いて説明する。
図26は、本発明の第2の実施形態に係るリモートコントローラの処理手順の一例(状態通知を要求する場合)を示すフローチャートである。
リモートコントローラ200は、情報処理装置300からの要求に対して、状態通知要求か否かを判断する(ステップS1001)。
リモートコントローラ200は、状態通知要求であった場合(ステップS1001がYESの場合)、予め画像処理装置100から取得し記憶装置に保持しておいた画像処理装置100ごとの状態情報41を読み出し(ステップ1002)、読み出した状態情報41を、情報処理装置300へ送信する(ステップS1003)。その後は、ステップS1001の処理手順へ移行する。
また、リモートコントローラ200は、状態通知要求でなかった場合(ステップS1001がNOの場合)、予め設定されている所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS1004)。
リモートコントローラ200は、所定時間経過したと判定した場合(ステップS1004がYESの場合)、不揮発性の記憶装置に保持されている通信相手識別管理情報51と、状態通知要求コマンドとを、ネゴシエーション後の画像処理装置100が備える低電力無線通信ユニット120に対して送信し(ステップS1005)、状態情報41を受信するまで待つ(ステップS1006がNOの場合)。
リモートコントローラ200は、低電力無線通信ユニット120から、画像処理装置100の状態情報41を受信すると(ステップS1006がYESの場合)、取得した状態情報41を記憶装置に記憶し(ステップS1007)、ステップS1001の処理手順へ移行する。また、リモートコントローラ200は、まだ所定時間経過していないと判定された場合(ステップS1004がNOの場合)、ステップS1001の処理手順へ移行する。
<まとめ>
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、本実施形態に係る電源制御システム1は、複数の情報処理装置300nと複数の画像処理装置100nとから構成されるシステムにおいても、情報処理装置300の制御コマンドの送信指示に従って、リモートコントローラ200が画像処理装置100に対して電源をオン/オフする制御コマンドを送信し、画像処理装置100が備える、従来の通信装置に比べて消費電力が少ない低電力無線通信ユニット120によって制御コマンドを受信し、画像処理装置100の電源を制御する。
これによって、本実施形態に係る電源制御システム1は、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
ここまで、上記第1及び第2の実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、各実施形態に係る電源制御システム1が有する「電源制御機能」は、図9から図17に示した各処理手順と図26に示した各処理手順を、上記各実施形態に係る画像処理装置100と情報処理装置300のそれぞれの動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてコンピュータで実行することで実現することができる。よって、本発明の各実施形態に係る電源制御プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体304などに格納することができる。
よって、本実施形態に係る電源制御プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体304に記憶させることによって、これらの記憶媒体304を読み取り可能なドライブ装置303に接続された記録媒体304から、情報処理装置300にインストールすることができる。また、画像処理装置100及び情報処理装置300は、それぞれにおいてネットワークI/F105及び308を有していることから、インターネットなどの電気通信回線を介して電源制御プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記第1及び第2の実施形態において、画像処理装置100の一例としてプリンタ(画像形成機能を有する画像処理装置)を例に説明を行ってきたが、本発明は、プリンタに限定されるものではない。例えば、スキャナ機能、FAX機能、コピー機能のいずれか1つの機能のみを有する装置や、これらの機能とプリンタ機能とを複合して搭載する装置などであってもよい。
最後に、上記実施形態に挙げた形状に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る電源制御システムのシステム構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御システムが有する機能構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る遠隔操作による電源制御の動作例(電源オンが指示された場合)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る状態情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る遠隔操作による電源制御の動作例(状態通知が要求された場合)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る遠隔操作による電源制御の動作例(電源オフが指示された場合)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例(電源をオンする場合)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るリモートコントローラの処理手順の一例(電源をオンする場合)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の処理手順の一例(電源をオンする場合)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例(状態通知を要求する場合)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るリモートコントローラの処理手順の一例(状態通知を要求する場合)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の処理手順の一例(状態通知を要求する場合)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の処理手順の一例(電源をオフする場合)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るリモートコントローラの処理手順の一例(電源をオフする場合)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の処理手順の一例(電源をオフする場合)を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る電源制御システムのシステム構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電源制御システムが有する機能構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信相手識別情報の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る遠隔操作により電源制御の動作例(電源オンが指示された場合:その1)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る遠隔操作により電源制御の動作例(電源オンが指示された場合:その2)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る遠隔操作により電源制御の動作例(状態通知が要求された場合:その1)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る遠隔操作により電源制御の動作例(状態通知が要求された場合:その2)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る遠隔操作により電源制御の動作例(状態通知が要求された場合:その3)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るリモートコントローラの処理手順の一例(状態通知を要求する場合)を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電源制御システム
21 第1の通信部(情報処理装置側)
22 第2の通信部(リモートコントローラ側:低電力無線通信機能)
23 第1の通信部(リモートコントローラ側)
31 第1の通信部(画像処理装置側)
32 第2の通信部(画像処理装置側:低電力無線通信機能)
32a 判定部
32b 電源制御部
32c 保持部
41 状態情報
51 通信相手識別管理情報
90 データ伝送路(例えばネットワークなど)
100 画像処理装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 ASIC
105 ネットワークI/F(有線)
106 ビデオ書込処理回路
107 LD制御部
108 LD
109 操作パネル
110 電源回路
111 バス
120 低電力無線通信ユニット
121 低電力無線回路
122 NV−RAM
131 電池パック
200 リモートコントローラ
300 情報処理装置
301 入力装置
302 表示装置
303 ドライブ装置
304 記録媒体
305 ROM
306 RAM
307 CPU
308 ネットワークI/F(有線)
309 HDD
310 外部機器I/F
400 HUB(集線装置)
P 無線回線によりデータ通信を行っている処理手順

Claims (12)

  1. 当該情報処理装置以外の電子機器と双方向データ通信を行う情報処理装置と、
    入力データに対して所定の画像処理を行う画像処理装置と、
    無線回線により双方向データ通信を行い、前記画像処理装置を遠隔制御する遠隔制御装置とから構成される電源制御システムであって、
    前記画像処理装置は、
    前記情報処理装置と双方向データ通信を行う第1の通信手段と、
    前記画像処理装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源から電力供給され、前記第1の通信手段に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段と、
    前記画像処理装置の電源を制御する電源制御手段とを有し、
    前記遠隔制御装置が、前記情報処理装置からの要求に従って前記画像処理装置の電源を制御する制御コマンドを前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置が、前記遠隔制御装置から送信された前記制御コマンドを、前記第2の通信手段により受信し、
    前記電源制御手段により、受信した前記制御コマンドに従って、前記第1の電源のオン/オフを制御することを特徴とする電源制御システム。
  2. 前記画像処理装置が、
    前記画像処理装置の動作状況、又は今後行われる動作の予約状況を基に、前記第1の電源をオフすることを許可するか否かを判定する判定手段を有し、
    前記電源制御手段は、
    前記第2の通信手段により受信した前記制御コマンドが前記第1の電源オフを指示するコマンドであった場合に、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記第1の電源をオフすることを特徴とする請求項1に記載の電源制御システム。
  3. 前記画像処理装置が、
    前記画像処理装置の状態情報を収集し所定の記憶領域に保持する保持手段を有し、
    前記第2の通信手段により受信した前記制御コマンドが前記状態情報の取得を要求するコマンドであった場合に、
    前記制御コマンドに従って、前記保持手段により保持している前記状態情報を、取得要求元へ応答することを特徴とする請求項1又は2に記載の電源制御システム。
  4. 前記遠隔制御装置は、
    前記情報処理装置から送信される通信相手を識別する通信相手識別情報に基づいて、前記制御コマンドを送信し制御する前記画像処理装置との通信を確立することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電源制御システム。
  5. 前記遠隔制御装置は、
    前記通信相手識別情報を管理する管理情報を有し、
    前記情報処理装置から前記状態情報の取得が要求された場合に、
    前記管理情報に基づいて前記画像処理装置から取得した前記状態情報を、前記情報処理装置へ応答することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電源制御システム。
  6. 前記画像処理装置は、
    前記第1の電源がオフされ待機状態であった場合に、
    前記第2の通信手段により受信した前記制御コマンドに従って、前記電源制御手段により、前記第1の電源をオンの状態にし、
    前記情報処理装置から送信された前記入力データを、前記第1の通信手段により受信し、前記所定の画像処理を実行することを特徴とする請求項1ないし5に記載の電源管理システム。
  7. 入力データに対して所定の画像処理を行う画像処理装置であって、
    当該画像処理装置以外の電子機器と双方向データ通信を行う第1の通信手段と、
    当該画像処理装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源から電力供給され、前記第1の通信手段に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段により受信した、当該画像処理装置の電源を制御する制御コマンドに従って、前記第1の電源のオン/オフを制御する電源制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 当該画像処理装置は、
    前記画像処理装置の動作状況、又は今後行われる動作の予約状況を基に、前記第1の電源をオフすることを許可するか否かを判定する判定手段を有し、
    前記電源制御手段は、
    前記第2の通信手段により受信した前記制御コマンドが前記第1の電源オフを指示するコマンドであった場合に、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記第1の電源をオフすることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像処理装置は、
    前記画像処理装置の状態情報を収集し所定の記憶領域に保持する保持手段を有し、
    前記第2の通信手段により受信した前記制御コマンドが前記状態情報の取得を要求するコマンドであった場合に、
    前記制御コマンドに従って、前記保持手段により保持している前記状態情報を、取得要求元へ応答することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像処理装置。
  10. 当該情報処理装置以外の電子機器と双方向データ通信を行う情報処理装置と、
    前記情報処理装置と双方向データ通信を行う第1の通信手段と、
    前記画像処理装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源から電力供給され、前記第1の通信手段に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段と、
    前記画像処理装置の電源を制御する電源制御手段とを備える画像処理装置と、
    無線回線により双方向データ通信を行い、前記画像処理装置を遠隔制御する遠隔制御装置とから構成される電源制御システムにおける電源制御方法であって、
    前記遠隔制御装置が、前記情報処理装置からの要求に従って前記画像処理装置の電源を制御する制御コマンドを前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置が、前記遠隔制御装置から送信された前記制御コマンドを、前記第2の通信手段により受信し、
    前記電源制御手段により、受信した前記制御コマンドに従って、前記第1の電源のオン/オフを制御することを特徴とする電源制御方法。
  11. 当該情報処理装置以外の電子機器と双方向データ通信を行う情報処理装置と、
    前記情報処理装置と双方向データ通信を行う第1の通信手段と、
    前記画像処理装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源から電力供給され、前記第1の通信手段に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段と、
    前記画像処理装置の電源を制御する電源制御手段とを備える画像処理装置と、
    無線回線により双方向データ通信を行い、前記画像処理装置を遠隔制御する遠隔制御装置とから構成される電源制御システムにおける電源制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記遠隔制御装置が、前記情報処理装置からの要求に従って前記画像処理装置の電源を制御する制御コマンドを前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置が、前記遠隔制御装置から送信された前記制御コマンドを、前記第2の通信手段により受信し、
    前記電源制御手段により、受信した前記制御コマンドに従って、前記第1の電源のオン/オフを制御するように実行させる電源制御プログラム。
  12. 入力データに対して所定の画像処理を行う画像処理装置における電源制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    当該画像処理装置以外の電子機器と双方向データ通信を行う第1の通信手段と、
    当該画像処理装置の本体に電力供給する第1の電源と異なる第2の電源から電力供給され、前記第1の通信手段に比べて少ない電力で動作する第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段により受信した、当該画像処理装置の電源を制御する制御コマンドに従って、前記第1の電源のオン/オフを制御する電源制御手段を機能させる画像処理装置における電源制御プログラム。
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