JP2009127835A - 継手への二重管の接続構造及び継手 - Google Patents

継手への二重管の接続構造及び継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2009127835A
JP2009127835A JP2007306869A JP2007306869A JP2009127835A JP 2009127835 A JP2009127835 A JP 2009127835A JP 2007306869 A JP2007306869 A JP 2007306869A JP 2007306869 A JP2007306869 A JP 2007306869A JP 2009127835 A JP2009127835 A JP 2009127835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
pipe
tube
connection portion
double pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007306869A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5198837B2 (ja
Inventor
Junji Takahashi
淳二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Industry Co Ltd
Original Assignee
Mirai Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mirai Industry Co Ltd filed Critical Mirai Industry Co Ltd
Priority to JP2007306869A priority Critical patent/JP5198837B2/ja
Publication of JP2009127835A publication Critical patent/JP2009127835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5198837B2 publication Critical patent/JP5198837B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

【課題】継手との接続部において、外管の先端開口から該外管と内管との間の空気が外部に流出入するのを確実に防止し、もって、二重管構造による断熱効果を高めるとともに、前記外管の先端開口から塵埃、ごみ等の異物が侵入するのを防止する。
【解決手段】流体管11の端部を継手1の内側接続部5に接続し、流体管11と被覆管21との間の空間Sが外部に臨まないよう、被覆管21の端部を継手1の内側接続部5の外側に形成した外側接続部6に外挿して接続するとともに、外側接続部6に接続された被覆管21が抜け外れるのを防止する抜止手段を設け、この抜止手段は、継手1の外側接続部6の外面6dに凹設された確認窓7と、被覆管21の外側からその周壁22を介して確認窓7に嵌合し、この確認窓7とで被覆管21の周壁22を挟持するU字状のクリップ31とで構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、水栓継手、ヘッダー等の分岐継手、水栓エルボ、チーズジョイントなどの継手に、通水管、流体管、給水管、給湯管などの可撓性を有する内管と、該内管に外挿してこれを保護する断熱発泡体からなる被覆管などの軟質性の外管とからなる二重管を接続する、継手への二重管の接続構造及び継手に関するものである。
従来より、屋内の台所流し、洗面、トイレ、浴室、給湯器などの水栓設備、機器においては、例えば、図14に示すように、台所流し91の水栓バルブ92の配管接続部に継手93が接続され、この継手93に給水管94及び給湯管95が接続されて給水、給湯が行なわれている。前記給水管94及び給湯管95は外部からの損傷を防止して保護し、また、給水管においては結露の発生を防止し、給湯管においては保温するため、波付鞘管96や断熱発泡体からなる被覆管等によって外側を覆われている。即ち、給水管94や給湯管95等の内管と波付鞘管96や被覆管等の外管との二重管構造の配管となっている。前記給水管94、給湯管95及び波付鞘管96等は通常熱伝導率が小さい合成樹脂で形成され、かつ、前記内管と外管との隙間には空気層が介在している。これにより、断熱効果が高められ、給水の場合では前記結露の発生が防止され、給湯の場合では保温効果が高められている。
この種の継手への給水管等の接続構造に関しては、例えば、特開平9−100560号公報に記載されたものが知られている。図15は従来の継手への給水管等の接続構造を示し、図14の二重管のうちの内管の給水管94及び給湯管95を台所流し91の水栓バルブ92に接続するための継手93は、水栓バルブ92の配管接続部に螺着される螺着部97と、鍔部98と、外径が給水管94等より僅かに大きく形成されて該給水管94等が圧入によって外挿される接続部99とを備え、更に、給水管94等が圧入された後、締付リング100によって給水管94等の外面を締付けて強固に接続するものとなっている。なお、図15に示す接続構造では、二重管のうちの外管が断熱発泡体からなる被覆管101であるものを示す。給水管94等を継手93に接続するには、外側の被覆管101の端部から給水管94等の端部を外部に所定長露出させた状態で、給水管94等を工具等で拡径しつつ継手93の接続部99の外面に圧入し、次いで、締付リング100を押し上げて給水管94等を挟持しており、その後、被覆管101を継手93側に押し上げている。
特開平9−100560号公報
しかし、従来の継手への給水管等の接続においては、図15に示すように、外管である被覆管101はその端部において内管である給水管94や継手93に固定されているわけではなく、被覆管101の内径より小さい外径の給水管94等に対して長手方向に自在に移動し得る状態で単に該給水管94等の外側に配置されているにすぎない。また、被覆管101の内径は通常前記締付リング100等の外径より小さいため、締付リング100を覆う位置まで押上げられてその外側を覆う構成ともなっていない。このため、被覆管101の先端部は、通常、図15に示すように、継手93の下端部からある程度下方に離間している。
したがって、前記被覆管101の先端開口は給水管94等の外面や締付リング100の外面との間で隙間を生じ、その先端部において、給水管94等と被覆管101との間の空間が外部に臨むこととなる。その結果、被覆管101の先端部の隙間から、給水管94等と被覆管101との隙間内の空気が、図15の実線矢印で示すように、外部に流出し、また、外部の空気が、図15の破線で示すように、被覆管101の先端部の隙間から前記二重管の空間内に流入することとなる。このため、給水管94等と被覆管101との間の空気層による断熱効果が低下して給水管94等の内外温度差が拡大し、内管が給水管94の場合には給水管94の外面に結露を生じ易くなり、また、内管が給湯管95の場合にはその保温効果が低下してしまう。加えて、被覆管101の先端開口の隙間から塵埃、ごみ、虫等の異物が二重管の隙間内に侵入することがある。
そこで、本発明は、継手との接続部において、外管の先端開口から該外管と内管との間の空気が外部に流出入するのを確実に防止し、もって、二重管構造による断熱効果を高めることができるとともに、前記外管の先端開口から塵埃、ごみ等の異物が侵入するのを防止できる、継手への二重管の接続構造及び継手の提供を課題とするものである。
請求項1の継手への二重管の接続構造は、軟質性の外管の内部に可撓性を有する内管が挿通された二重管を継手に接続するものであって、前記内管の端部が、前記継手の内側接続部に接続されるとともに、前記内管の外面と前記外管の内面との間の空間が外部に臨まないよう、前記外管の端部が、前記継手の内側接続部の外側に形成された外側接続部に外挿して接続され、更に、前記外側接続部に接続された外管が抜け外れるのを防止する抜止手段が設けられたものである。
前記二重管は内管を外管内に自在に挿通することができ、内管の外面と外管の内面との間には所定の隙間が形成され、その隙間内に空気層が介在する。内管は一般には合成樹脂材で形成され、内部には水道水、温水、空気等の流体が通流する。また、外管は、内管を保護するものであり、軟質性で一般には肉厚が比較的大きく弾力性及び保温性を備えた例えば断熱発泡体からなる被覆管などが使用される。即ち、外管の周壁は外部からの押圧によって容易に凹み変形するものとなっている。被覆管は、勿論、断熱発泡体で形成されたものには限らない。
前記継手の内側接続部及び外側接続部は、具体的には、内管が接続される受口側に突出する同心円筒状に形成されており、前記外管が外側接続部に接続された状態において、内側接続部に接続された内管の外面と前記外管の内面との間の空間が外部に臨まないようになっている。即ち、継手の外側接続部は先端開口から内管と外管との隙間内の空気が外部に流出入しないように形成されている。
前記内管は内面が前記継手の内側接続部の外面に外嵌或いは外接した状態で外挿され、または、外面が前記継手の内側接続部の内面に内嵌或いは内接した状態で内挿される。なお、内管は、一般には、内側接続部の外面に圧入により外挿されるとともに、その外挿によって僅かに拡径した外面は外側に配設された外側接続部の内面と当接して押圧され、内側接続部と外側接続部とで挟圧されることとなって強固に接続される。その意味で、継手の外側接続部は、内管を外側から挟圧して該内管の接続を強固にするものであるとも言える。一方、前記外管は、その内面が前記継手の外側接続部の外面に外嵌或いは外接した状態で外挿される。外管の内径は継手の外側接続部の外面に密接させるべく外側接続部の外径より僅かに小さく形成されているのが望ましいが、これに限られるものではない。外管は軟質性であるから、外管の内径が外側接続部の外径より僅かに大きい場合は、外側から締付部材等で締付けたりすることにより外側接続部の外面に密接させることができる。
前記抜止手段は、例えば、請求項2に記載のように、継手に設けられた被取着部と、この被取着部に取着され、外管の外側から継手の外側接続部とで該外管の周壁を挟持する挟持部材とを備えて抜止めするものとすることができる。
前記抜止手段は、更に具体的には、前記被取着部を、例えば、請求項3乃至請求項8に記載のように、継手の外側接続部の外面に凹設された被嵌合部で形成することができ、その被嵌合部は、例えば、外側接続部の外面に凹設された確認窓等で形成することができる。また、前記挟持部材は、U字状のクリップや外管の周方向に結束される結束部材などで形成することができる。
或いは、前記抜止手段は、請求項2において、挟持部材を、請求項9及び請求項10に記載のように、外管の外面に掛止して該外管を挟持するピン体や弾性爪などによって形成することができ、また、円筒状に形成されて縮径変形することによって外管を締付けて挟持するものなどで形成することができる。
なお、この抜止手段は、外管の内径が継手の外側接続部の外径より僅かに大きい場合に、外管の周壁を挟持したり締付けたりすることにより、外管を継手の外側接続部の外面に密接させる機能も発揮し得る。
請求項2の継手への二重管の接続構造は、抜止手段が、継手に設けられた被取着部と、前記継手の被取着部に取着され、外管の外側から前記継手の外側接続部とで該外管の周壁を挟持する挟持部材とを備えてなるものである。
また、請求項3の継手への二重管の接続構造は、請求項2の被取着部が、継手の外側接続部の外面に凹設された被嵌合部で形成され、挟持部材が、前記外管の外側からその周壁を介して前記被嵌合部に嵌合し、前記外管の周壁を前記被嵌合部とで挟持するものである。この接続構造では、挟持部材は、外管の周壁が間に介在した状態で被嵌合部に嵌合することによって、外管を被嵌合部とで挟持するとともに被嵌合部から管軸方向にずれることなく一定位置に保持されるため、外管が継手から抜脱して内管が露出するのを確実に防止できる。ここで、前記外側接続部の被嵌合部は、安定した挟持状態を得るため、外側接続部の外面の相反対側の位置に対向して一対設けられているのが望ましい。但し、外側接続部の被嵌合部は、一対に限られるものではなく、外側接続部の外面の1箇所のみに設けてもよく、或いは、3箇所以上に設けてもよく、更には、二対以上設けてもよい。
請求項4の継手への二重管の接続構造は、挟持部材が、挿入開口を有し外管にその管軸に直交する方向から差し込まれて該外管の周壁を外側接続部の被嵌合部とで挟持するU字状のクリップで形成されている。
請求項5の継手への二重管の接続構造は、挟持部材が、挿入開口を有し外管にその管軸に直交する方向から差し込まれて該外管の周壁を外側接続部の被嵌合部とで挟持するとともに、前記挿入開口を開口可能に閉塞する閉塞部を備えた環状のクリップで形成されている。
請求項6の継手への二重管の接続構造は、抜止手段が、継手の外側接続部の外面に凹設された被嵌合部と、一部が外管の外側からその周壁を介して前記被嵌合部に嵌合し、外管の周方向に結束されて該外管を締付ける結束部材とを備えてなるものである。前記結束部材としては、結束バンドや紐体などを挙げることができる。
請求項7の継手への二重管の接続構造は、外側接続部の被嵌合部が、継手の内側接続部に接続された内管の先端部の挿入位置を確認すべく前記外側接続部の周壁に貫設された確認窓に設けられたものである。前記確認窓は、外側接続部の周壁に凹設され、かつ貫設されており、外側接続部の外部からこの確認窓を通して内管の端部の挿入位置を直接視覚により確認することができる。
請求項8の継手への二重管の接続構造は、外側接続部の被嵌合部が、前記外側接続部の外面の相反対側位置に対向して少なくとも一対設けられたものである。
請求項9の継手への二重管の接続構造は、挟持部材が、外管の外面に掛止して該外管を挟持するものである。
請求項10の継手への二重管の接続構造は、挟持部材が、円筒状に形成され、縮径変形することによって外管を締付けて挟持するものである。
前記請求項3乃至請求項8では、挟持部材が取着される継手の被取着部が、被嵌合部に形成されているのに対し、前記請求項9及び請求項10では、通常継手の鍔部等に形成されている。
請求項11の継手は、軟質性の外管の内部に可撓性を有する内管が挿通された二重管が接続されるものであって、前記内管の端部が接続される内側接続部と、前記内側接続部の外側に形成され、前記内管の外面と前記外管の内面との間の空間が外部に臨まないよう、前記外管の端部が外挿して接続される外側接続部とを備え、前記外側接続部に接続された外管が抜け外れるのを防止する抜止手段を備えたものである。
請求項12の継手は、請求項11の抜止手段が、請求項2乃至請求項10のいずれかに記載の被取着部と、前記被取着部に取着された、請求項2乃至請求項10のいずれかに記載の挟持部材とを備えたものである。
請求項1の発明は、内管の外面と外管の内面との間の空間が外部に臨まないよう、前記外管の端部が継手の外側接続部に接続されるから、内管と外管との間の空気が該外管の先端開口から外部に流出入するのを防止できる。このため、二重管構造における空気層による断熱効果を高めることができ、給水管の場合は結露を防止でき、給湯管の場合は保温効果を高めることができる。また、外管の端部が継手の外側接続部に接続されることにより、継手自体の保温、保護も行なうことができる。加えて、前記外管の先端開口から塵埃、ごみ等の異物が侵入するのを防止することができる。
更に、継手の外側接続部に接続された外管が抜け外れるのを防止する抜止手段が設けられているので、外管は軸方向に引張る外力が加わったりしても外側接続部から抜け外れてしまうことはない。
また、外管は自身の成形後の戻りによる縮む方向の力が作用しても、外側接続部から抜け外れてしまうことはない。即ち、外管は製造時には軸方向に一定のテンションで引張られた状態で成形されるため、その後に原形状に復帰して軸方向に縮もうとする。しかし、抜止手段が設けられているため、前記原形状への復帰が阻止され、上述のように、外管は継手の外側接続部から抜け外れてしまうことはない。
以上により、外管が外側接続部から抜け外れ、先端部が継手の下端部即ち内管の受口から下方に離間することによりその部分において内管が露出し、内管の外面と前記外管の内面との間の空間が外部に臨んで、内管と外管との間の空気が該外管の先端開口から外部に流出入するという不具合を確実に防止することができ、二重管構造による断熱効果を確実に高めることができる。
加えて、抜止手段により、外管の内径が継手の外側接続部の外径より大きい場合であっても、外管の端部を外側接続部に確実に接続し、抜け外れを防止できるとともに、内管と外管との間の空間が該外管の端部開口から外部に臨まないようにすることも可能であり、前記内管と外管との間の空気が該外管の先端開口から外部に流出入するのを防止できるという効果も奏し得る。
そして、継手に一体に設けられた外側接続部に外管の端部が接続されるように構成されているから、簡易な接続構造で安価にしかも作業性良く簡単に、内管と外管との間の空気が外部に流出入するのを防止することができる。
請求項2の発明は、抜止手段が、継手に設けられた被取着部と、前記継手の被取着部に取着された挟持部材とを備えてなるものであり、請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の発明は、挟持部材を外側接続部の被嵌合部に嵌合させて外管の周壁を挟持するものであるから、特に、簡易な構成で簡単かつ強固に外管を継手の外側接続部に接続でき、外側接続部からの外管の抜脱をより確実に防止できる。
請求項4の発明は、挟持部材がU字状のクリップで形成されているから、継手に接続された外管に向けて前方から差し込むだけの操作で該外管を挟持することができ、外管の後側に廻り込むことなく固定できる。したがって、作業性がよく、抜止作業を楽にかつ円滑に行なうことができる。
請求項5の発明は、挟持部材が挿入開口を開口可能に閉塞する閉塞部を備えた環状のクリップで形成されているから、クリップが外管から管軸と直交する方向に外れるのを確実に防止できる。
請求項6の発明は、結束部材の一部を外側接続部の被嵌合部に嵌合させ、結束部材で外管の周壁を結束して挟持するものであるから、特に、簡易な構成でかつ低コストで外管を継手の外側接続部に接続でき、外側接続部からの外管の抜脱を確実に防止できる。
請求項7の発明は、外側接続部の被嵌合部が、外側接続部の周壁に貫設された確認窓に設けられているから、この確認窓を通して内管の先端部の挿入位置を確認できるとともに、外管の抜止め効果を得ることができる。
請求項8の発明は、外側接続部の被嵌合部が、外側接続部の外面の相反対側位置に対向して少なくとも一対設けられているから、特に、挟持部材で外管の周壁を安定して挟持でき、かつ強固に保持できる。
請求項9の発明は、挟持部材が、外管の外面に掛止して該外管を挟持するものであるから、外側接続部からの外管の抜脱を確実に防止できるとともに、ピン体や弾性爪等による掛止手段によって確実に外管の抜け外れを防止できる。
請求項10の発明は、挟持部材が、円筒状に形成され、縮径変形することによって外管を締付けて挟持するものであるから、かしめなどの手段によって確実に外管の抜け外れを防止できる。
請求項11の発明は、内管の端部が接続される内側接続部と、前記内管の外面と前記外管の内面との間の空間が外部に臨まないよう、前記外管の端部が外挿して接続される外側接続部とを備え、前記外側接続部に接続された外管が抜け外れるのを防止する抜止手段を備えているから、請求項1と同様の効果を奏する。
請求項12の発明は、請求項11の抜止手段が、請求項2乃至請求項10のいずれかに記載の被取着部と、請求項2乃至請求項10のいずれかに記載の挟持部材とを備えているから、請求項2乃至請求項10のいずれかと同様の効果を奏する。
〈第一実施形態〉
以下、本発明の第一実施形態における継手への二重管の接続構造を図1乃至図9に基づいて説明する。ここで、図1は前記継手への二重管の接続構造を示す一部破断正面図であり、図2及び図3は図1の継手を示し、図4は図1のクリップを示し、図5乃至図7は継手に二重管を接続する方法を示す。
図1において、継手への二重管の接続構造は、軟質性の外管としての被覆管21の内部に可撓性を有する内管としての流体管11が挿通された二重管を継手1に接続するものであり、前記流体管11の端部は継手1の内側接続部5に接続され、前記被覆管21の端部は継手1の内側接続部5の外側に形成された外側接続部6に外挿して接続されている。これにより、流体管11の外面12と被覆管21の内面24との間の空間Sが外部に臨まないようになっている。ここで、前記流体管11は屋内の台所流し、給湯器、浴室、トイレ、洗面等に給水、給湯する給水管、給湯管等であり、前記被覆管21は流体管11の外側を覆って該流体管11を保護するとともに、二重管の内管と外管との間の空間S内に空気層を形成して断熱効果を高めるものである。
更に、この接続構造には、前記外側接続部6に接続された被覆管21が抜け外れるのを防止する抜止手段が設けられている。前記抜止手段は、具体的には、外側接続部6の外面6dに凹設された確認窓7からなる請求項の被取着部としての被嵌合部と、被覆管21の外側からその周壁22を介して即ち間に周壁22を挟んで前記被嵌合部に嵌合するとともに、前記被覆管21の周壁22を被嵌合部とで挟持する挟持部材とを備えてなる。前記挟持部材は、被覆管21が挿入される挿入開口を有し、被覆管21にその管軸に直交する方向即ち側方から差し込まれて被覆管21を挟持する、図4に示したU字状のクリップ31で形成されている。以下、各構成部材について詳細に説明する。
まず、前記継手1は、図1乃至図3に示すように、水栓、給湯器等の各種設備、機器の配管接続部に螺着される、雄ねじで形成された螺着部2と、中間部に形成された六角ナット状の鍔部3と、前記螺着部2とは反対側にあって二重管が接続される受口4側に形成された内側接続部5及び外側接続部6とで構成されている。内側接続部5及び外側接続部6はそれぞれ円筒状に形成され、間隔をおいて同心状に配設されており、内側接続部5と外側接続部6との間に形成された隙間内に流体管11が挿入できるようになっている。継手1は金属材からなり、切削加工等によって形成することができる。但し、継手1は補強繊維等を添加した硬質合成樹脂材を用いて形成してもよく、この場合は、射出成形によって形成することも可能である。
螺着部2の内部は開口側から鍔部3側に向かうに従って連続的に縮径するテーパ孔2aが形成されている。鍔部3は内部中央に螺着部2のテーパ孔2aと連通する貫通孔3aが形成され、その内壁には内側接続部5の鍔部3側の端部の外面に設けられた螺着部5aと螺合する被螺着部3bが形成されている。また、鍔部3の受口4側の下面3cには該受口4側に垂直に突出する所定長さの円環状の取着部3dが一体に設けられており、更に、前記取着部3dの外面には後述する外側接続部6の上端部に形成された環状の係合突部6cと係合する環状の係合凹部3eが形成されている。
次に、前記継手1の内側接続部5は、上端部即ち鍔部3側の端部の外面に設けられた螺着部5aが鍔部3の被螺着部3bに螺着されることによって受口4側に突設されている。内側接続部5内の貫通孔5bは螺着部2のテーパ孔2aと連通し、貫通孔5bの内径はテーパ孔2aの最小径である鍔部3側の内径と同一に形成されており、これら両孔間において流体が円滑に通流するようになっている。更に、内側接続部5の外面の長さ方向の2箇所には環状溝5cが設けられ、この環状溝5cには環状のパッキング5dが嵌入されており、内側接続部5と流体管11との隙間から流体が洩出するのを防いでいる。また、前記外面における環状溝5cから離間した長さ方向の2箇所にはロックリング5eが嵌着されており、流体管11の内面に掛止して内側接続部5から流体管11が抜脱するのを防いでいる。更に、内側接続部5の上部には鍔部3との間にOリング9が取付けられている。
一方、前記継手1の外側接続部6は、上側円筒部6aと下側円筒部6bとの2部材で構成されている。上側円筒部6aと下側円筒部6bとは隣接箇所が互いに鈎状に形成され、軸方向の圧入によってかしめられて一体に接続されている。そして、上側円筒部6aの上端部には鍔部3の取着部3dの係合凹部3eと係合する環状の係合突部6cが形成されており、軸方向の圧入により係合突部6cが鍔部3の取着部3dの係合凹部3eに係合してかしめられ、これにより、外側接続部6は鍔部3に対して旋回自在に接合されている。したがって、外側接続部6に外挿された被覆管21も、浴室、給湯器などの水栓設備、機器に接続されている継手1に対して周方向に所定角度回動させることができる。外側接続部6の外面6dは鍔部3側に向かうに従って段階的に拡径している。
更に、外側接続部6の上側円筒部6aの周壁には、相反対側位置即ち180度離間する位置に対向して二対の確認窓が設けられている。この確認窓は、継手1の内側接続部5に外挿し接続された流体管11の先端部が所定位置まで挿入されているかを確認するために設けられたものである。このうち一方の一対の確認窓7,7は上側円筒部6aの周壁に周方向に細長の凹部7aが形成され、その中央部に貫通孔7bが設けられて成る。確認窓7の凹部7aは外側接続部6の上側円筒部6aの周壁の弦に沿って凹設されている。この凹部7aにおいて貫通孔7bを囲う受口側の部分7cは管軸に直交する平面に形成されている、即ち外側接続部6の外面6dに対して直角に凹設されたものとなっている。これにより、クリップ31を介して被覆管21が挟持されたとき、クリップ31は被覆管21の周壁22に鋭利に食い込ませることができるとともに、管軸方向にずれて継手1から抜け外れるのが確実に防止される。一方、この受口側の部分7cと対向する反対側の部分、即ち凹部7aにおいて貫通孔7bを囲う鍔部側の部分7dは外側接続部6の内部側から外部側にかけて傾斜するテーパ面に形成されている。これにより、確認窓7の貫通孔7b周辺の視野が拡大し、確認窓7の正面側からだけでなく継手1の斜め上方からも確認窓7を通して流体管11の先端部の位置を確認することができる。次に、二対のうち他方の一対の確認窓8,8は前記一対の確認窓7,7から90度周方向に離間した位置に設けられており、前記一対の確認窓7,7より小さい円形状の貫通孔や楕円形状の貫通孔で形成されている。このように、確認窓は計4個設けられているため、四方から流体管11の先端部を確認できる。なお、確認窓は、一対の確認窓7,7のみ或いは1個の確認窓7のみを設けてもよい。但し、確認窓7は一対設けられているのが望ましく、この場合、クリップ31で両側から被覆管21の周壁22を安定して挟持でき、かつ強固に保持することができる。
次に、前記継手1の内側接続部5に接続される内管としての流体管11は可撓性を有し、熱伝導率の小さいポリエチレン管、ポリブテン管等の合成樹脂管で形成されており、有色材または半透明色材が使用されていることにより継手1の外側接続部6の確認窓から外挿された先端位置を視覚により確認することができる。この流体管11は継手1の受口4側から外側接続部6と内側接続部5との隙間に挿入するだけで、内側接続部5に外挿して接続され、内面に内側接続部5のパッキング5dが密接して内部の流体が洩出するのが防がれるとともに、内側接続部5のロックリング5eの爪が内面に掛止して継手1からの抜け外れが防止される。
一方、継手1の外側接続部6に接続される外管としての被覆管21は、軟質性の発泡ポリエチレンフォームなどの断熱発泡体で形成されている。これにより、弾力性及び可撓性をも有し、外部からの押圧によって周壁22は容易に内部側に凹む。被覆管21の内径は継手1の外側接続部6の外径と同一であってもよく、また僅かに小さかったり逆に大きくてもよい。被覆管21の内径が外側接続部6の外径より小さければ、外側接続部6に圧入することにより密接状態で接続することができる。逆に大きければ、外側接続部6に簡単に外挿することができる。なお、被覆管21の内径が外側接続部6の外径より大きい場合は、クリップ31を挟持することにより被覆管21の内面24は外側接続部6の外面6dと密接し、外側接続部6と内側接続部5との間の空間Sは封止され、外部と遮断される。
次に、挟持部材としてのクリップ31は、図4に示すように、硬質合成樹脂材により略U字状に形成されている。クリップ31は対向する両側部32の対向側の面に略鋸歯状に突出する掛止歯32aが複数形成されており、クリップ31で被覆管21を挟持したときにその被覆管21の周壁22に食い込むものとなっている。また、クリップ31の両側部32間の湾曲部33の外側面には、間隔をおいて複数の小突条33aが幅方向に形成されている。クリップ31は硬質合成樹脂材で形成することにより全体の剛性が高められているが、前記小突条33aの形成により、捩りが抑えられて形状がより安定し、被覆管21に対して直角方向から真直ぐに差し込んで被覆管21を挟持することができる。クリップ31の両側部32相互の間隔は被覆管21の外径より小さく、継手1の外側接続部6に設けられた一対の確認窓7,7の凹部7a,7aにおける底面7e,7e相互の間隔より大きく形成されている。これらにより、クリップ31は挿入開口34側から被覆管21の周壁22に外側から差し込む際、両側部32が弾性的に僅かに拡開し、被覆管21を挟持した後は、復元力によって外側接続部6の周壁22を弾性的に強く押圧して挟持する。なお、クリップ31の両側部32の自由端の内側角部32bは傾斜面に面取り加工され、被覆管21に差し込み易くなっている。
次に、上記のように構成された継手1に二重管を接続する方法を図5乃至図7に基づいて説明する。
まず、図5に示すように、二重管の端部を継手1の下方に配置し、最初に内管である流体管11を継手1の内側接続部5に接続する。このとき、流体管11の端部は外管である被覆管21の端部から所定長さ外部に露出させておく。この状態で、工具を使用するなどして流体管11を内側接続部5と外側接続部6との間に挿入しつつ内側接続部5の外面に強制的に差し込み、先端部を内側接続部5と外側接続部6との間における奥側突当部まで挿入して当接させる。この際、流体管11の先端部が所定位置即ち前記奥側突当部まで到達したか否かを外側接続部6に設けられた確認窓7または確認窓8を通して確認する。このようにして内側接続部5に流体管11が外挿された状態においては、流体管11の内面は継手1の内側接続部5のパッキング5d及びOリング9と密接するとともに、ロックリング5eが掛止し、継手1の内側接続部5から流体管11内の水、温水等の流体が外部に漏出するのが確実に防止されるとともに、前記流体管11が継手1の内側接続部5から抜脱するのが防止される。また、外側接続部6の内面6eが流体管11の拡径を阻止し、流体管11は内側接続部5の外面と外側接続部6の内面6eとで挟圧され、継手1に強固に接続される。
流体管11を内側接続部5に接続したら、被覆管21を押し上げて継手1の外側接続部6の外面6dに外挿し、被覆管21の先端面を継手1の鍔部3の下面3cに当接させる。このとき、被覆管21の内径が継手1の外側接続部6の外径より小さい場合には、被覆管21を受口4側から強制的に上方に押上げることにより、被覆管21の周壁22は弾性的に拡開しつつ外側接続部6の外面6dに外挿され、その外面6dと密接する。この際、継手1の外側接続部6の外面6dは鍔部3側に向かうに従って段階的に拡径しているので、被覆管21を外側接続部6に外挿し易い。また、被覆管21の内径が継手1の外側接続部6の外径より大きい場合は、そのまま楽に継手1の外側接続部6の外面6dに外挿することができる。なお、外挿しただけでは、被覆管21は外側接続部6から落下してしまうので、次のクリップ31で挟持するまで保持する。
次に、被覆管21を継手1の外側接続部6に外挿し接続したら、図6に示すように、被覆管21の管軸に直交する方向からクリップ31を被覆管21の周壁22に差し込む。そして、クリップ31の両側部32を継手1の一対の確認窓7,7の凹部7a,7aに嵌合させて被覆管21の周壁22を両側から挟持する。このとき、継手1の確認窓7の位置は被覆管21に覆われて確認することはできないが、クリップ31を被覆管21の外面23に沿って周方向に移動させつつ差し込めば、クリップ31の両側部32が継手1の確認窓7の位置に到達すると、弾性的に拡開していたクリップ31の両側部32が弾性復帰して縮閉し、自ずと確認窓7の凹部7aに嵌合するので、その感触からクリップ31が所定位置に差し込まれたことを確認することができる。
次に、このようにして被覆管21にクリップ31が取付けられると、被覆管21は軟質性の断熱発泡体で形成されているので、図1及び図7に示したように、その周壁22は継手1の確認窓7とクリップ31の両側部32とによって強く挟持され圧縮されて、挟持された部分が大きく凹み確認窓7の凹部7aに食い込んだ状態となる。その結果、被覆管21は継手1の確認窓7における特にクリップ31の両側部32の対向側の角部32cが、間に被覆管21の周壁22を挟んで確認窓7の貫通孔7bの周辺の凹部7aに強く押圧されるため、これらの部分において流体管11と被覆管21との間の空間Sは完全に遮断される。したがって、前記流体管11と被覆管21との間の空間Sは外部に臨まず、前記空間Sに空気が流出入するのが防止される。また、被覆管21は継手1の確認窓7とクリップ31とで強く挟持され圧縮されることによって、外側接続部6から抜け外れるのが防止される。これは、被覆管21の内径が継手1の外側接続部6の外径より大きく、両者間に僅かな隙間が生じている場合であっても同様である。一方、クリップ31は両側部32の下側の角部32cが確認窓7における凹部7aの受口側の部分7cと当接し、被覆管21が下方即ち受口4側に引張られたりして下方に移動しようとするのが阻止される。これにより、クリップ31は被覆管21の周壁22を介して即ち被覆管21の周壁22を間に挟んで継手1の確認窓7に常時安定して嵌合し、ひいては、被覆管21は確実に保持され、継手1から抜け外れるのが防止される。
次に、本実施形態における継手1への二重管の接続構造の作用を説明する。
まず、流体管11と被覆管21との間の空間Sが外部に臨まないよう、被覆管21の端部が継手1の外側接続部6に接続されるとともに、被覆管21の端部における周壁22がクリップ31と継手1の外側接続部6とで挟持されるから、流体管11と被覆管21との空間S内の空気が被覆管21の先端開口から外部に流出入するのが防止される。その結果、前記流体管11と被覆管21との空間S内の空気が外部に自由に流出し、被覆管21の外部の空気が前記空間S内に流入する場合には、前記空間S内の温度が著しく変化し、前記空間S内の空気と流体管11内の流体との温度差が拡大し、二重管による断熱効果が低下して、結露が生じ易くなったり、保温効果の低下を招いてしまうところ、本実施形態においてはそのような不具合を生じない。即ち、流体管11と被覆管21との空間Sが外部と遮断される結果、温度差のある被覆管21の外部の空気が前記空間S内に流入するのが阻止されるので、前記空間S内の空気の温度変化が抑えられて前記空気による断熱効果が確保され、前記流体管11が給水管の場合には結露の発生を防止でき、給湯管の場合には湯水の保温効果を確保できる。
また、被覆管21の端部が継手1の外側接続部6に接続されることにより、継手1自体の保温、保護も行なうことができる。
加えて、流体管11と被覆管21との間の空間Sが閉塞されることにより、外部から塵埃、ごみ、虫等の異物が被覆管21内に侵入するのが防止される。
そして、流体管11に亀裂等が生じて漏水する事故が発生したときは、その水が被覆管21の先端開口から外部に溢れ出るのを防止できる。
更に、クリップ31が継手1の確認窓7の凹部7aに嵌合して被覆管21を挟持する抜止手段が設けられているため、軸方向に引張る外力が加わったりしても、被覆管21が継手1の外側接続部6から抜け外れてしまうことはない。また、被覆管21は自身の成形後の戻りによる縮む方向の力が作用しても、外側接続部6から抜け外れてしまうことはない。即ち、被覆管21は製造時には軸方向に一定のテンションで引張られた状態で成形されるため、その後に原形状に復帰して軸方向に縮もうとする。しかし、抜止手段が設けられているため、前記原形状への復帰が阻止され、上述のように、被覆管21は継手1の外側接続部6から抜け外れてしまうことはない。
これらのことから、クリップ31及び継手1の確認窓7は、流体管11と被覆管21との間の空間Sが外部に臨むのを阻止して前記空間S内の空気が外部に流出入するのを防止するとともに、被覆管21が継手1から抜け外れるのを防止する作用を奏するものであると言える。
この第一実施形態の継手1への二重管の接続構造は、請求項1乃至請求項8の態様に相当する。
ところで、上記実施形態における挟持部材は、U字状のクリップ31で形成されているが、これに限られるものではなく、例えば、図8に示すような各種形態のクリップで形成することもできる。これらのクリップは、挿入開口34を有し、被覆管21にその管軸に直交する方向から差し込まれてこの被覆管21を挟持するとともに、前記挿入開口34を開口可能に閉塞する閉塞部を備えた環状のクリップに形成されている。即ち、前述の実施形態のクリップ31における両側部32の自由端間の挿入開口34に、開口可能に閉塞する閉塞部を備えた形態となっている。
まず、図8(a)のクリップ35は、U字状の挟持部36における一方の側部37の端部に挿入開口34を開口可能に閉塞する閉塞部としての略L字状の蓋部38が一体に延設されている。この蓋部38の先端部は鈎状の係止爪38aが形成され、U字状の挟持部36における他方の側部37の端部の外面に形成された三角柱状の係止溝37aに弾性的に係止している。このクリップ35は、蓋部38の係止爪38aと他方の側部38の係止溝37aとの係止を解除し、挿入開口34を開放した状態で、継手1の外側接続部6に外挿し接続された被覆管21の周壁22に前記クリップ31と同様にして外側から差し込んだ後、蓋部38の係止爪38aを他方の側部37の係止溝37aに弾性的に係止させる。これにより、前記クリップ31と同様に、U字状の挟持部36と継手1の確認窓7とで被覆管21を挟持して被覆管21が外側接続部6から抜け外れるのを防止できるとともに、挟持後にクリップ35が被覆管21から管軸と直交する方向に抜け外れてしまうのを確実に防止することができる。
次に、図8(b)のクリップ41は、前記クリップ35と同様のU字状の挟持部36における両側部37の自由端の外面に係止溝37aが一対形成され、挿入開口34に閉塞部としての略コ字状の蓋部材42が着脱自在に取付けられたものである。この蓋部材42の両端部にはU字状の挟持部36の一対の係止溝37a,37aに係止する鈎状の係止爪42aが形成されている。このクリップ41は、閉塞部が別体としての蓋部材42で形成されている点で図8(a)のクリップ35と相違するが、基本的にはこのクリップ35と同様の作用を奏する。
図8(c)のクリップ43は、前記クリップ35と同様のU字状の挟持部36における両側部37の挿入開口34側に、閉塞部としての左右一対の円弧状腕部44,44が一体に延設されたものである。この左右一対の円弧状腕部44,44の内面には互いに係合する複数の鋸歯状の係合爪45が形成されていて、係合爪45が互いに係脱することによって挿入開口34が開口または閉塞される。このクリップ43も図8(a)のクリップ35と同様の作用を奏する。
次に、上記各実施形態における挟持部材は、クリップで形成されているが、これに限られるものではなく、結束バンドや紐体などの結束部材で形成することもできる。結束バンドは、図9に示すような周知の結束具であり、樹脂製の細帯体からなる結束バンド51の一端部を締付部52に挿通させて任意の位置で締付け固定できるものである。この結束部材で形成した挟持部材も前記各クリップと同様にして、一部を継手1の確認窓7の凹部7aに嵌合させて被覆管21を挟持し継手1の外側接続部6に固定して被覆管21の抜け外れを確実に防止できる。
〈第二実施形態〉
次に、第二実施形態の継手への二重管の接続構造を図10乃至図12に基づいて説明する。
図10の継手への二重管の接続構造は、流体管11の端部が継手1の内側接続部5に接続されるとともに、流体管11の外面12と被覆管21の内面24との間の空間Sが外部に臨まないよう、被覆管21の端部が継手1の外側接続部6に外挿して接続されている。更に、外側接続部6に接続された被覆管21が抜け外れるのを防止する抜止手段が設けられており、この抜止手段は、継手1に設けられた被取着部と、前記継手1の被取着部に取着される抜止部材61とを備えてなる。ここで、継手1は第一実施形態の継手1と同様の構成となっている。但し、螺着部2と鍔部3との間の外面には、抜止部材61のフランジ63が係合する前記被取着部としての係合凹部3fが環状に刻設されている。また、被覆管21は、その内径が継手1の外側接続部6の外径より僅かに小さく形成されており、外側接続部6に外挿されたとき、外側接続部6の外面6dに密接した状態で接続される。但し、被覆管21は、これに限られるものではなく、抜止部材61の後述する保持部によって被覆管21の内面24を外側接続部6の外面6dに密接させることができれば、内径を継手1の外側接続部6の外径より僅かに大きくすることもできる。これは、第二実施形態における他の接続構造における被覆管21についても同様である。
一方、前記抜止部材61は、左右一対の半割体62,62を組付けて略円筒状に形成されてなり、継手1の被取着部に取着される取着部と、被覆管21の端部を保持する保持部とを備えている。具体的には、取着部は、各半割体62の上端部にその全体に至って設けられた内部側に屈曲するフランジ63で形成されている。また、保持部は、各半割体62の内壁に、所定間隔をおいて垂直方向に突設された多数のピン体64で形成されている。左右一対の半割体62,62は中間位置に薄肉によって形成されたヒンジ65を軸に回動して閉じることにより略円筒状に形成される。更に、一方の半割体62の側端部には楔状の係止爪66が一体に設けられており、他方の半割体62の側端部には前記係止爪66と対応する位置にこの係止爪66が挿入されて着脱自在に係止される係止孔67aを備えた係止突起67が一体に形成されている。
このように形成された抜止部材61は、フランジ63を継手1の外面に刻設された被取着部である係合凹部3fに係合させつつヒンジ65を軸にして一対の半割体62,62を回動して閉じ、一方の半割体62の係止爪66を他方の半割体62の係止孔67aに挿通して係止させることにより、継手1に取着される。
そこで、継手1の外側接続部6に被覆管21を外挿して接続した後、被覆管21の外側から覆いながら抜止部材61を継手1に取着すれば、自ずと抜止部材61のピン体64が被覆管21の周壁22に突き刺さって掛止し前記被覆管21を保持する。
この第二実施形態の接続構造は、被覆管21の内径が継手1の外側接続部6の外径より僅かに小さく形成され、外側接続部6の外面6dには密接した状態で接続されるため、この密接部分において流体管11と被覆管21との間の空間Sが閉塞される。これにより、流体管11と被覆管21との間の空間S内の空気が外部に流出入するのが防止される。ここで、第二実施形態においては、第一実施形態で記載した確認窓7は、必ずしも設けることを要しないが、確認窓7を設けた場合は、被覆管21の内面24が外側接続部6の外面6dと密接する長さが、確認窓7を設けない場合と比較して確認窓7の分だけ短くなるので、その密接長さに留意し、流体管11と被覆管21との間の空間Sが確実に密閉されるようにすることが必要である。
そして、抜止部材61のピン体64が被覆管21の周壁22に突き刺さってこれを保持するとともに、抜止部材61はフランジ63が継手1の係合凹部3fに係合し継手1に取着されて管軸方向に移動するのが防止されるので、被覆管21が継手1から抜け外れるのが確実に防止される。
この第二実施形態の接続構造は以上のように構成され、作用効果を奏するものであり、前記第一実施形態と比較すれば、第一実施形態の接続構造は、継手1に設けられた被取着部が被嵌合部である確認窓7に形成され、被覆管21はこの確認窓7と挟持部材であるクリップとで挟持され、もって、継手1から抜け外れるのが防止されるものであるのに対し、第二実施形態の接続構造は、継手1に設けられた被取着部が螺着部2と鍔部3との間の外面に形成され、被覆管21は外側接続部6の外面6dと抜止部材61とで挟持され、もって、継手1から抜け外れるのが防止されるものである点で相違する。
なお、図10に示す第二実施形態の継手への二重管の接続構造は、請求項1及び請求項9の態様に相当する。
図11は第二実施形態の別の接続構造を示し、前記図10に示す接続構造とは、主として抜止部材が相違する。図11の接続構造における抜止手段は、継手1に設けられた被取着部と、前記継手1の被取着部に取着される抜止部材71とを備えてなる。前記継手1の被取着部は、螺着部2と鍔部3との間の外面に環状に形成され後述する抜止部材71の把持突起73によって把持される被把持部3gによって形成されている。
前記抜止部材71は、略円筒状に形成され、継手1の被把持部3gに取着される取着部と、被覆管21の端部を保持する保持部とを備えている。具体的には、抜止部材71の上端部にその全周に至って内部側に僅かに突出する環状突片72が設けられ、更にその複数箇所、図11においては4箇所に等間隔で円弧状の把持突起73が内方に向けて突設されている。円中心から各把持突起73までの半径は継手1の環状の被把持部3gの半径より僅かに小さく形成されており、抜止部材71を上方から継手1に取付け、強制的に押付けることにより、把持突起73は継手1の被把持部3gにかしめられ、抜止部材71は継手1に取着される。この抜止部材71の環状突片72及び把持突起73は前記取着部を形成している。次に、抜止部材71は上端から所定距離離間した位置に下方に向けて複数の細長の弾性片74が等間隔で一体に延設されており、更に弾性片74の内面側の先端部には掛止爪75が突設されている。また、弾性片74の外面側には外側に突出する段部76が形成され、この段部76に紐体、ゴム輪、樹脂リングなどのリング部材77が嵌着されて弾性片74が外方に拡開して締付力が低下するのを防止するようになっている。但し、前記リング部材77は必要に応じて取付ければよく、弾性片74による締付力がほとんど低下しないならば、その取付けを不要とすることができる。この弾性片74の掛止爪75は前記保持部を形成している。
このように形成された抜止部材71は、継手1の外側接続部6に被覆管21を外挿して接続した後、抜止部材71を上方から継手1に取付け、押し付けることによって、把持突起73が継手1の被把持部3gにかしめられ、継手1に取着される。この取着と同時に、弾性片74の掛止爪75が被覆管21の周壁22に掛止するので、被覆管21は管軸方向に移動するのが阻止され、継手1から抜け外れるのが確実に防止される。なお、図11に示す接続構造も、請求項1及び請求項9の態様に相当する。
図12は第二実施形態の更に別の接続構造の抜止部材を示し、この接続構造は、前記図11に示す接続構造とは、抜止部材のみが相違する。
図12(a)の抜止部材81は、略円筒状に形成されており、継手1の外側接続部6に被覆管21を外挿して接続した後、周壁82の中央部を全周に至って側方から均一に押圧することによって、図12(b)に示すように、周壁82の中央部が縮径し、被覆管21の外面23にかしめられる。これにより、被覆管21は継手1の外側接続部6と抜止部材81の周壁82とで挟持され、継手1から抜け外れるのが確実に防止される。
図12(c)の抜止部材83は、略円筒状に形成され、周壁84の1箇所或いは複数箇所が略U字状或いは略V字状に切欠されているとともに、この切欠85の開口側端部にボルト締め部86が設けられている。この抜止部材83は、継手1の外側接続部6に被覆管21を外挿して接続した後、ボルト締め部86のボルト86aを締付けることにより、周壁84が縮径し、被覆管21の外面23を締付ける。これにより、被覆管21は継手1の外側接続部6と抜止部材83の周壁84とで挟持され、継手1から抜け外れるのが確実に防止される。
図12に示す各接続構造は、請求項1及び請求項10の態様に相当する。
なお、第二実施形態において、抜止手段として継手1に設けられた被取着部は、係合凹部3f或いは被把持部3gとして、螺着部2と鍔部3との間に形成されているが、これらの形状、形成位置に限られるものではない。
更に、第二実施形態の接続構造は上記図10乃至図12に示したものに限られるものではなく、他に、例えば、図示しないが、抜止部材は、略円筒状に形成し、その内面に螺旋状に細溝を螺刻し、この螺旋状の細溝を被覆管21の保持部とすることもできる。ここで、この抜止部材の内径は被覆管21の外径より僅かに小さく形成されている。この抜止部材の場合は、先に継手1に抜止部材を取着しておいてから、被覆管21を継手1の下方即ち受口4側から螺旋状に回動させながら抜止部材内に強制的に挿入する。すると、被覆管21は、継手1の外側接続部6に外挿して接続されると同時に、周壁22が抜止部材の螺旋状の螺刻溝内に食い込まれる。したがって、流体管11と被覆管21との間の空間Sは螺刻溝への食い込み部分で閉塞され、前記空間S内の空気の流出入が防止されるとともに、被覆管21の外側接続部6からの抜け外れが確実に防止される。
ところで、この第二実施形態において、抜止部材は、継手1とは別体のものとして、継手1の被取着部に取着される取着部と、被覆管21の端部を保持する保持部とを備えて、継手1に取着するものとしているが、取着部が継手1の被取着部に固着され、予め継手1に一体化されたものとすることもできる。
〈継手〉
前記各実施形態において、継手1にクリップ或いは抜止部材を一体として或いは別体として備えたものも一種の継手であるとすることは可能であり、この場合、その継手は、請求項11及び請求項12の態様に相当する。
また、継手1は図2及び図3等に示された形状に限られるものではない。
〈その他〉
ところで、上記第一実施形態における抜止手段の被嵌合部は、外側接続部6の外面6dに凹設され、貫通孔7bを有する確認窓7で形成されているが、これに限定されるものではなく、単に外側接続部6の外面6dに凹部が形成され、貫通孔を有しないものであってもよい。
また、上記第一実施形態においては、被覆管21の抜け外れを防止する抜止手段は、外側接続部6の外面6dに凹設された確認窓7に、被覆管21の周壁22を間に挟んでクリップを嵌合し、確認窓7とクリップとで被覆管21の周壁22を挟持するものとしているが、これに限られるものではない。即ち、抜止手段は、外側接続部6の外面6dに凹設して形成するのではなく、例えば、図13に示すように、外側接続部6の外面6dに、僅かに外方に突出する複数段の楔状の段部10aが外側接続部6の外面6dに沿って環状に設けられてなる係合突起10を形成し、外側接続部6に被覆管21を外挿した後、前記クリップを差し込んで被覆管21の周壁22を係合突起10とクリップとで挟持し、被覆管21が抜け外れるのを防止するものとしてもよい。
更に、上記各実施形態においては、流体管11の端部は継手1の内側接続部5に外挿して接続されるとともに、被覆管21の端部は外側接続部6に外挿して接続され、内側接続部5と外側接続部6とは互いに離間し、別部材で形成されたものを示すが、内側接続部5と外側接続部6とが共通する同一の円筒部に形成され、内側接続部5は前記同一の円筒部の内面側に、また、外側接続部6は前記同一の円筒部の外面側に形成されていて、流体管11の端部は同一の円筒部の内側接続部5に内挿して接続され、被覆管21の端部は同一の円筒部の外側接続部6に外挿して接続されたものとしてもよい。この場合、流体管11は挿入端部内に流体管11の内径と略同一の外径を有する円筒状のインコアを挿入して挿入端部に剛性を付与した後、内側接続部5に内挿して接続することができる。
加えて、上記各実施形態においては、継手1の外側接続部6の外面6dにOリング等のシール部材を嵌着してもよい。この場合は、外側接続部6と被覆管21との密接箇所が増加し、流体管11と被覆管21との間の空間Sの密閉性がより高まる。
本発明の第一実施形態における継手への二重管の接続構造を示す一部破断正面図である。 図1の継手の斜視図である。 図2の継手を示し、(a)はその正面図、(b)は縦断面図である。 図1のクリップを示し、(a)はその斜視図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 図1の継手に二重管を接続する直前の状態を示す正面図である。 図5の被覆管21にクリップを差し込む直前の状態を示す斜視図である。 図5の被覆管21にクリップを差し込んだ後の状態を示す斜視図である。 図1のクリップの変形例を示す斜視図である。 図1のクリップと別の挟持部材である結束バンドの斜視図である。 本発明の第二実施形態における継手への二重管の接続構造を示し、(a)はその抜止部材の斜視図、(b)は接続構造の要部断面図である。 本発明の第二実施形態における別の継手への二重管の接続構造を示し、(a)はその抜止部材の斜視図、(b)は接続構造の要部断面図である。 本発明の第二実施形態における更に別の継手への二重管の接続構造における抜止部材を示す斜視図である。 本発明の別の実施形態における継手への二重管の接続構造を示す断面図である。 台所流しにおける従来の継手への二重管の接続部を示す斜視図である。 従来の継手への二重管の接続構造を示す一部破断正面図である。
符号の説明
1 継手
3 鍔部
3f 係合凹部
3g 被把持部
5 内側接続部
6 外側接続部
7 確認窓
7a 凹部
11 流体管
12、23 外面
21 被覆管
22、82、84 周壁
24 内面
31、35、41、43 クリップ
38 蓋部
42 蓋部材
44 円弧状腕部
51 結束バンド
61、71、81、83 抜止部材
63 フランジ
64 ピン体
73 把持突起
75 掛止爪
86 ボルト締め部
S 流体管と被覆管との間の空間

Claims (12)

  1. 軟質性の外管の内部に可撓性を有する内管が挿通された二重管を継手に接続する、継手への二重管の接続構造であって、
    前記内管の端部が、前記継手の内側接続部に接続され、
    前記内管の外面と前記外管の内面との間の空間が外部に臨まないよう、前記外管の端部が、前記継手の内側接続部の外側に形成された外側接続部に外挿して接続されるとともに、
    前記外側接続部に接続された外管が抜け外れるのを防止する抜止手段が設けられたことを特徴とする継手への二重管の接続構造。
  2. 前記抜止手段は、
    継手に設けられた被取着部と、
    前記継手の被取着部に取着され、外管の外側から前記継手の外側接続部とで該外管の周壁を挟持する挟持部材と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の継手への二重管の接続構造。
  3. 前記被取着部は、継手の外側接続部の外面に凹設された被嵌合部で形成され、
    前記挟持部材は、前記外管の外側からその周壁を介して前記被嵌合部に嵌合し、前記外管の周壁を前記被嵌合部とで挟持することを特徴とする請求項2に記載の継手への二重管の接続構造。
  4. 前記挟持部材は、挿入開口を有し外管にその管軸に直交する方向から差し込まれて該外管の周壁を外側接続部の被嵌合部とで挟持するU字状のクリップで形成されたことを特徴とする請求項3に記載の継手への二重管の接続構造。
  5. 前記挟持部材は、挿入開口を有し外管にその管軸に直交する方向から差し込まれて該外管の周壁を外側接続部の被嵌合部とで挟持するとともに、前記挿入開口を開口可能に閉塞する閉塞部を備えた環状のクリップで形成されたことを特徴とする請求項3に記載の継手への二重管の接続構造。
  6. 前記挟持部材は、一部が外管の外側からその周壁を介して前記被嵌合部に嵌合し、外管の周方向に結束されて該外管を締付ける結束部材で形成されたことを特徴とする請求項3に記載の継手への二重管の接続構造。
  7. 前記外側接続部の被嵌合部は、継手の内側接続部に接続された内管の先端部の挿入位置を確認すべく前記外側接続部の周壁に貫設された確認窓に設けられたことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の継手への二重管の接続構造。
  8. 前記外側接続部の被嵌合部は、前記外側接続部の外面の相反対側位置に対向して少なくとも一対設けられたことを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれかに記載の継手への二重管の接続構造。
  9. 前記挟持部材は、外管の外面に掛止して該外管を挟持することを特徴とする請求項2に記載の継手への二重管の接続構造。
  10. 前記挟持部材は、円筒状に形成され、縮径変形することによって外管を締付けて挟持することを特徴とする請求項2に記載の継手への二重管の接続構造。
  11. 軟質性の外管の内部に可撓性を有する内管が挿通された二重管が接続される継手であって、
    前記内管の端部が接続される内側接続部と、
    前記内側接続部の外側に形成され、前記内管の外面と前記外管の内面との間の空間が外部に臨まないよう、前記外管の端部が外挿して接続される外側接続部と
    を備え、
    前記外側接続部に接続された外管が抜け外れるのを防止する抜止手段を備えたことを特徴とする継手。
  12. 前記抜止手段は、
    請求項2乃至請求項10のいずれかに記載の被取着部と、
    前記被取着部に取着された、請求項2乃至請求項10のいずれかに記載の挟持部材と
    を備えたことを特徴とする請求項11に記載の継手。
JP2007306869A 2007-11-28 2007-11-28 継手への二重管の接続構造及び継手 Expired - Fee Related JP5198837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007306869A JP5198837B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 継手への二重管の接続構造及び継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007306869A JP5198837B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 継手への二重管の接続構造及び継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009127835A true JP2009127835A (ja) 2009-06-11
JP5198837B2 JP5198837B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=40818967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007306869A Expired - Fee Related JP5198837B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 継手への二重管の接続構造及び継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5198837B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122601A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Mirai Ind Co Ltd 継手への二重管の接続構造及び接続装置
JP2011127751A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Mirai Ind Co Ltd 配管表示体
JP2012002351A (ja) * 2010-05-18 2012-01-05 Hiroyuki Matsuda 受け金具の摺動とホースの伸縮での結合金具
JP2013040678A (ja) * 2011-07-21 2013-02-28 Mitsubishi Plastics Inc 留め具及びキャップの接続構造
JP2016217401A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 Jfe継手株式会社 管継手
CN107542989A (zh) * 2016-06-23 2018-01-05 重庆快联汽车零部件有限公司 一种快装接头

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50110415U (ja) * 1974-02-18 1975-09-09
JPS5555694U (ja) * 1978-10-09 1980-04-15
JPS6166287U (ja) * 1984-10-05 1986-05-07
JPS6324490U (ja) * 1986-07-30 1988-02-18
JPH0557405U (ja) * 1992-01-08 1993-07-30 株式会社豊田自動織機製作所 油圧ホース用クランプ装置
JP2005226833A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Schieffer Gmbh & Co Kg ホース接続部品、ホース継手、及びホース接続部品を有するホース金具
JP2006138364A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Rinnai Corp 配管連結構造

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50110415U (ja) * 1974-02-18 1975-09-09
JPS5555694U (ja) * 1978-10-09 1980-04-15
JPS6166287U (ja) * 1984-10-05 1986-05-07
JPS6324490U (ja) * 1986-07-30 1988-02-18
JPH0557405U (ja) * 1992-01-08 1993-07-30 株式会社豊田自動織機製作所 油圧ホース用クランプ装置
JP2005226833A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Schieffer Gmbh & Co Kg ホース接続部品、ホース継手、及びホース接続部品を有するホース金具
JP2006138364A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Rinnai Corp 配管連結構造

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011122601A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Mirai Ind Co Ltd 継手への二重管の接続構造及び接続装置
JP2011127751A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Mirai Ind Co Ltd 配管表示体
JP2012002351A (ja) * 2010-05-18 2012-01-05 Hiroyuki Matsuda 受け金具の摺動とホースの伸縮での結合金具
JP2013040678A (ja) * 2011-07-21 2013-02-28 Mitsubishi Plastics Inc 留め具及びキャップの接続構造
JP2016217401A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 Jfe継手株式会社 管継手
CN107542989A (zh) * 2016-06-23 2018-01-05 重庆快联汽车零部件有限公司 一种快装接头

Also Published As

Publication number Publication date
JP5198837B2 (ja) 2013-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5198837B2 (ja) 継手への二重管の接続構造及び継手
JP4511738B2 (ja) チューブカップリング
US10415728B2 (en) Seal for a pipe coupling
JP4819579B2 (ja) 継手への二重管の接続構造
JP2009209971A (ja) 配管材の固定具及び固定装置
KR100958816B1 (ko) 파이프의 연결장치
JP4719176B2 (ja) 管継手
JPH07253187A (ja) 管継手
JP3590843B2 (ja) 配管着脱装置
JP4842019B2 (ja) 配管接続構造
JP2008095922A (ja) 配管などの接続部の保護カバー
JP3091155B2 (ja) 小口径管継手
JP4778853B2 (ja) 継手用防塵キャップ及び防塵キャップ付き継手
JP2007138980A (ja) 管継手
JP2004183761A (ja) 給湯・給水配管ヘッダー及び継手
FR2687757A1 (fr) Accouplement emboitable pour relier des conduits parcourus par un fluide.
JP5515495B2 (ja) 継手
JP4066397B2 (ja) 管体接続方法
JP2009544914A (ja) パイプ継手組立体およびそのためのアダプタ
JP3133487U (ja) 三方継手
JP5244266B2 (ja) 管接続具及び管接続装置
JP5469790B2 (ja) 継手への二重管の接続装置
KR101642889B1 (ko) 분기파이프 연결용 연결장치
JP5342724B2 (ja) 継手への二重管の接続構造及び接続方法
KR100679287B1 (ko) 합성수지관 연결용 이음관

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5198837

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees