JP2016217401A - 管継手 - Google Patents

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藤藁 貴夫
Takao Fujiwara
貴夫 藤藁
義郎 岡崎
Yoshiro Okazaki
義郎 岡崎
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Abstract

【課題】ストッパーリングをストッパーリング収容凹溝から抜ける可能性を低くする。【解決手段】 管継手は、筒状の雌型部材10と、筒状の雄型部材とを備える。雌型部材10が、受口部とストッパーリング収容凹溝34とを有している。ストッパーリング収容凹溝34は受口部の外周に配置される。雄型部材は挿入側端部を有する。挿入側端部は、雌型部材10の受口部に挿入される。管継手はストッパーリング18をさらに備える。ストッパーリング18はストッパーリング収容凹溝34に嵌められる。ストッパーリング収容凹溝34の底から見て、溝縁箇所102は隣接箇所112より高い。溝縁箇所102は、ストッパーリング収容凹溝34の縁のいずれかの箇所である。隣接箇所112は、ストッパーリング収容凹溝34にストッパーリング18が嵌まった際のストッパーリング18の外周のうち溝縁箇所102に隣接する箇所である。【選択図】 図7

Description

本発明は管継手に関する。
特許文献1は管継手を開示する。特許文献1に開示された管継手は、雌型部材と、雄型部材と、シールリングと、ストッパーリングとを備える。雌型部材は、少なくとも一端に受口部を有する。雄型部材は挿入側先端部を有する。挿入側先端部はこの雌型部材の受口部に挿入される。シールリングは、受口部と挿入側先端部との重合面間に在る。ストッパーリングは、受口部の外周に装着される。雄型部材の挿入側先端部の外周には抜止溝が円周方向に設けられている。ストッパーリングは、リング本体と複数個の抜止爪とを有する形に形成される。リング本体は、開離両端部を有するC形状に形成される。リング本体は、弾性体で拡縮変形自在である。抜止爪は、リング本体の内周に内向きに一体に突設している。雌型部材においては、受口部の外周に、ストッパーリング収容凹溝が設けられている。ストッパーリング収容凹溝は抜止溝の外周に対応する。ストッパーリング収容凹溝にはストッパーリングが嵌め込まれる。雌型部材においては、ストッパーリング収容凹溝の溝底に、爪挿通孔が設けられている。爪挿通孔は、ストッパーリングの抜止爪を貫通する。これにより、抜止爪の先端部は受口部の内方へ突出する。爪挿通孔から突出する抜止爪の先端部は抜止溝に係合されている。
特許文献1に開示された管継手によると、ナット(押輪)の使用を省略化することでコスト低減と小型化とコンパクト化とを図り得る。特許文献1に開示された管継手によると、ナットの締付け作業の省略化により組立て作業性の向上を図り得る。特許文献1に開示された管継手によると、施工後のナットの緩み問題も解消できる。
特開2007−292281号公報
特許文献1に開示された管継手には、力を偶然に受けたストッパーリングがストッパーリング収容凹溝から抜けることがあり得るという問題点がある。本発明はこのような課題を解決するものである。本発明の目的は、ストッパーリングがストッパーリング収容凹溝から抜ける可能性が低くなる管継手を提供することにある。
図面を参照し本発明の管継手を説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためである。この欄で図中の符号を使用することには発明の内容を図示した範囲に限定する意図がない。
上述した目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、管継手は、筒状の雌型部材10と、筒状の雄型部材12とを備える。雌型部材10が、受口部30と、ストッパーリング収容凹溝34と、爪挿通孔36とを有している。受口部30は少なくとも一端に配置される。ストッパーリング収容凹溝34は、受口部30の外周に配置される。爪挿通孔36は、ストッパーリング収容凹溝34の底に配置される。爪挿通孔36は、ストッパーリング収容凹溝34と受口部30内部とを連通させる。雄型部材12は挿入側端部40を有する。挿入側端部40は、雌型部材10の受口部30に挿入される。管継手は、シール材14,16と、ストッパーリング18とをさらに備える。シール材14,16は、雌型部材10の内部で雌型部材10と雄型部材12との隙間をシールする。ストッパーリング18は、受口部30に挿入側端部40が挿入された後にストッパーリング収容凹溝34に嵌められることにより受口部30から挿入側端部40が抜けることを防止する。ストッパーリング18は、リング本体90と、抜止爪92とを有している。リング本体90は、C字状である。抜止爪92は、リング本体90の内周から突出する。抜止爪92は、ストッパーリング18がストッパーリング収容凹溝34に嵌まると爪挿通孔36を貫通する。挿入側端部40は、抜止溝64を有する。抜止溝64は、ストッパーリング18がストッパーリング収容凹溝34に嵌まると抜止爪92が引っ掛かる。ストッパーリング収容凹溝34の底46から見て、溝縁箇所102が隣接箇所112より高い。溝縁箇所102は、ストッパーリング収容凹溝34の縁のいずれかの箇所である。隣接箇所112は、ストッパーリング収容凹溝34にストッパーリング18が嵌まった際のストッパーリング18の外周のうち溝縁箇所102に隣接する箇所である。
溝縁箇所102が隣接箇所112より高ければ、溝縁箇所102が隣接箇所112以下の場合に比べ、力を受けたストッパーリング18がストッパーリング収容凹溝34の縁を越える可能性が低くなる。その可能性が低くなると、その分、ストッパーリング18の動きが制限されるので、その動きが制限されない場合より、ストッパーリング18がストッパーリング収容凹溝34から抜ける可能性が低くなる。
また、上述した管継手が、締付バンド20をさらに備えていることが望ましい。締付バンド20はストッパーリング18を締め付ける。
締付バンド20がストッパーリング18を締め付けると、締付バンド20によって締め付けられない場合に比べ、力を受けたストッパーリング18はストッパーリング収容凹溝34から抜け難くなる。
もしくは、上述した溝縁箇所102と隣接箇所112との高低差が締付バンド20の厚さ以上であることが望ましい。
締付バンド20が力を受けてずれると、締付バンド20によるストッパーリング18の締め付けは弱くなる。締め付けが弱くなると、締め付けが強い場合に比べ、ストッパーリング18はストッパーリング収容凹溝34から抜けやすくなる。溝縁箇所102と隣接箇所112との高低差が締付バンド20の厚さ以上であると、締付バンド20が力を受けてずれようとする際、溝縁箇所102に隣接箇所112が遮られるので、締付バンド20は、ずれ難くなる。締付バンド20がずれ難いので、ストッパーリング18はストッパーリング収容凹溝34から抜け難くなる。
もしくは、上述した高低差が、締付バンド20の厚さに等しいことが望ましい。
溝縁箇所102と隣接箇所112との高低差が締付バンド20の厚さに等しいと、締付バンド20のうち溝縁箇所102に隣接する箇所と溝縁箇所102との高低差はなくなる。高低差がないと、高低差がある場合に比べ、管継手に接触する物がそこで引っ掛かる可能性が低くなる。これにより、物が引っ掛かることに起因するトラブル発生の可能性を低くできる。
本発明によれば、ストッパーリングがストッパーリング収容凹溝から抜ける可能性が低くなる。
本発明のある実施形態にかかる管継手の図である。 図1のA−A矢視図である。 本発明のある実施形態にかかる雌型部材の図である。 図3のB−B断面図である。 本発明のある実施形態にかかる雄型部材の図である。 本発明のある実施形態にかかるストッパーリングの斜視図である。 本発明のある実施形態にかかる管継手のストッパーリング収容凹溝付近の図である。 本発明のある実施形態にかかる貫通シールの図である。 本発明のある実施形態にかかる隙間シールの図である。 本発明のある変形形態にかかる管継手のストッパーリング収容凹溝付近の図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。従って、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[構造の説明]
図1は、本実施形態にかかる管継手の図である。図1において、管継手の一部が切欠かれている。図2は、図1のA−A矢視図である。図1と図2とに基づいて、本実施形態の管継手の構成を説明する。管継手は、筒状の雌型部材10と、筒状の雄型部材12と、貫通シール14と、隙間シール16と、ストッパーリング18と、締付バンド20とを備える。雌型部材10には合成樹脂管900が接続される。雌型部材10には雄型部材12の一部が挿入される。雄型部材12には合成樹脂管902が接続される。貫通シール14は、雌型部材10と雄型部材12との間をシールする。隙間シール16も、雌型部材10と雄型部材12との間をシールする。ストッパーリング18は雄型部材12の一部が雌型部材10内から抜けることを防止する。締付バンド20はストッパーリング18の外周に巻かれる。締付バンド20はストッパーリング18を締め付ける。
図3は、本実施形態にかかる雌型部材10の図である。図3において、雌型部材10の一部が切欠かれている。図4は、図3のB−B断面図である。図1ないし図4に基づいて、本実施形態の雌型部材10の構成が説明される。本実施形態の場合、雌型部材10は、合成樹脂製である。本実施形態の場合、雌型部材10を構成する各部品は射出成形型により成型される。本実施形態の場合、雌型部材10は、受口部30と、合成樹脂管接続部32と、ストッパーリング収容凹溝34と、爪挿通孔36と、ずれ防止凸部38の対とを有する。本実施形態の場合、受口部30は雌型部材10の一端に配置される。本実施形態の場合、合成樹脂管接続部32は雌型部材10の他端に配置される。合成樹脂管接続部32には合成樹脂管900の一端が挿入される。その合成樹脂管900は、溶着熱融着により、雌型部材10に固定される。ストッパーリング収容凹溝34は受口部30の外周に設けられる。ストッパーリング収容凹溝34には、ストッパーリング18が嵌め込まれる。爪挿通孔36は、ストッパーリング収容凹溝34の底46に配置される。爪挿通孔36を介して、ストッパーリング収容凹溝34と受口部30内部とは連通している。ずれ防止凸部38の対は、ストッパーリング収容凹溝34の両脇にこれに隣接するよう配置される。ずれ防止凸部38の外周部分がストッパーリング収容凹溝34の縁に連なる。
受口部30が、円環状の進入口50と、円筒状の外環接触部52と、環状の隙間シール接触部54とを有している。進入口50を介して雌型部材10の内側と外側とは連通している。進入口50から雄型部材12が進入する。外環接触部52に貫通シール14が収容される。外環接触部52は、貫通シール14を取り囲む。外環接触部52は、貫通シール14に接触する。隙間シール接触部54は進入口50から見て外環接触部52の奥に配置される。隙間シール接触部54は進入口50に対向する。
図5は、本実施形態にかかる雄型部材12の図である。図5において、雄型部材12の一部が切欠かれている。図1と図5とに基づいて、本実施形態の雄型部材12の構成が説明される。雄型部材12は、挿入側端部40と、鍔部42と、合成樹脂管接続側端部44とを有する。挿入側端部40は雄型部材12の一端に配置される。挿入側端部40は、雌型部材10の受口部30に挿入される。挿入側端部40は進入口50から受口部30内に進入する。鍔部42は挿入側端部40の外周に配置される。鍔部42は挿入側端部40が受口部30内に進入し過ぎることを防止する。合成樹脂管接続側端部44は雄型部材12の他端に配置される。合成樹脂管接続側端部44には合成樹脂管902の一端が挿入される。その合成樹脂管902は、溶着熱融着により、雄型部材12に固定される。
挿入側端部40は、シール材接触部60と環状の先端側シール面62と抜止溝64とを有している。シール材接触部60は、貫通シール14に接触する。先端側シール面62は、シール材接触部60から見て挿入側端部40の先端側に配置される。先端側シール面62は、受口部30内で隙間シール接触部54と対向する。先端側シール面62は、隙間シール接触部54と共に隙間シール16を挟む。抜止溝64は、挿入側端部40の外周に円周方向に設けられる。抜止溝64は、挿入側端部40が貫通シール14に突き当てられたとき爪挿通孔36に対向する位置に配置される。
図6は、本実施形態にかかるストッパーリング18の斜視図である。図1および図6に基づいて、本実施形態のストッパーリング18の構成が説明される。ストッパーリング18は、リング本体90と、複数個の抜止爪92とを有している。リング本体90はC形状に形成される。リング本体90は、弾性変形自在である。抜止爪92は、リング本体90の内周に内向きに突出する。抜止爪92はリング本体90と一体となっている。抜止爪92は、受口部30に挿入側端部40が挿入された後にストッパーリング18がストッパーリング収容凹溝34に嵌められると、受口部30の爪挿通孔36を貫通する。これにより、抜止爪92の先端部は受口部30の内へ突出する。雌型部材10に雄型部材12の挿入側端部40が挿入されていると、抜止爪92の先端部は、雄型部材12の抜止溝64に係合される。これにより、ストッパーリング18は、受口部30に挿入側端部40が挿入された後にストッパーリング収容凹溝34に嵌められることにより受口部30から挿入側端部40が抜けることを防止できる。
図7は、ストッパーリング18が嵌められ、かつ、そのストッパーリング18が締付バンド20によって締め付けられた状態である、ストッパーリング収容凹溝34付近の図である。図7において、雌型部材10と、ストッパーリング18と、締付バンド20との一部とは切り欠かれている。図7から明らかなように、本実施形態の場合、ストッパーリング収容凹溝34の底46(図3参照)から見て、溝縁箇所102が隣接箇所112より高い。本実施形態に言う溝縁箇所102とは、ストッパーリング収容凹溝34の双方の縁のうちいずれかの箇所である。本実施形態に言う隣接箇所112とは、ストッパーリング収容凹溝34にストッパーリング18が嵌まった際のストッパーリング18の外周のうち溝縁箇所102に隣接する箇所である。本実施形態の場合、溝縁箇所102と隣接箇所112との高低差が締付バンド20の厚さに等しい。ここで言う「等しい」とは、次に述べられる誤差が存在する場合を包む。その誤差とは、雌型部材10と雄型部材12とストッパーリング18との形状上の誤差に起因するものである。例えば、ストッパーリング収容凹溝34の底46の曲率半径に0.01mmの誤差があるとする。ストッパーリング18のリング本体90の厚さに0.01mmの誤差があるとする。ストッパーリング収容凹溝34の底46から溝縁箇所102までの高さに0.01mmの誤差があるとする。この場合、溝縁箇所102と隣接箇所112との高低差が0.00mm以上0.03mm以下であることがここで言う「等しい」である。これにより、本実施形態において、次に述べられる場合、ストッパーリング収容凹溝34の底46から見た締付バンド20の外周面の高さは、ストッパーリング収容凹溝34の底46から見た溝縁箇所102の高さに等しくなる。その場合とは、ストッパーリング収容凹溝34にストッパーリング18が嵌められ、そのストッパーリング18が締付バンド20によって締付けられた場合である。
図8は、本実施形態にかかる貫通シール14の図である。図8において、貫通シール14の一部が切欠かれている。図8に基づいて、本実施形態にかかる貫通シール14の構成を説明する。貫通シール14は筒状の外環部70と環状の内環部72とを有している。外環部70は、外環接触部52に接触する。内環部72が、外環部70の内周面から突出する。内環部72を、雄型部材12のシール材接触部60が貫通する。内環部72にシール材接触部60が接触する。
図9は、本実施形態にかかる隙間シール16の図である。図9において、隙間シール16の一部が切欠かれている。図9に基づいて、本実施形態の隙間シール16の構成が説明される。隙間シール16は、受口側環状部80と、先端側環状部82と、隙間シール連結部84とを有する。受口側環状部80は、隙間シール接触部54と対向する。先端側環状部82は、先端側シール面62と対向する。隙間シール連結部84は、受口側環状部80の外縁部分と先端側環状部82の外縁部分とを連結する。
なお、本実施形態にかかる締付バンド20は、帯状の金属製部材とこの金属製部材に張力を与える器具とからなる。前者の金属製部材には、一列に並ぶ複数のスリットが形成されている。後者の器具は、雄ねじとこの雄ねじを収容する筐体とからなる。この雄ねじはこの筐体の内部において金属製部材のスリットとかみ合っている。スリットとかみ合っているので、この雄ねじが回されると、その回転方向に応じて金属製部材が移動する。その金属性部材が予めストッパーリング18に巻付けられていると、雄ねじの所定方向への回転に伴い、金属製部材はストッパーリング18を締め付ける。このような締付バンド20は周知のものである。したがって、ここではその詳細な説明は繰返されない。
[使用方法の説明]
本実施形態にかかる管継手は、給水配管の一部として使用される。予め、雌型部材10には貫通シール14と隙間シール16とが収容されている。
本実施形態にかかる管継手によって合成樹脂管900と合成樹脂管902とを接続しようとする者(以下「接続者」と称される)は、まず、雌型部材10に合成樹脂管900を接続する。次に、接続者は、雄型部材12に合成樹脂管902を接続する。これらの接続の具体的な手順は周知の継手と周知の合成樹脂管との接続と同様である。したがって、その具体的な手順はここでは説明されない。
雌型部材10に合成樹脂管900が接続され、かつ、雄型部材12に合成樹脂管902が接続されると、接続者は、雌型部材10の受口部30に雄型部材12の挿入側端部40を挿入する。受口部30に挿入側端部40が挿入されると、その挿入側端部40は貫通シール14を貫通する。これにより、貫通シール14が雌型部材10の外環接触部52と雄型部材12のシール材接触部60とに挟まれることとなる。その後、雄型部材12の先端側シール面62は雌型部材10の隙間シール接触部54に隙間シール16を押付ける。これにより、隙間シール16は、隙間シール接触部54と先端側シール面62とに挟まれることとなる。
貫通シール14が外環接触部52とシール材接触部60とに挟まれ、かつ、隙間シール16が隙間シール接触部54と先端側シール面62とに挟まれると、雄型部材12の抜止溝64内部は爪挿通孔36を介して雌型部材10の外部と連通する。接続者は、ストッパーリング18をストッパーリング収容凹溝34に嵌める。ストッパーリング18の抜止爪92は爪挿通孔36を貫通する。爪挿通孔36を貫通した抜止爪92は雄型部材12の抜止溝64に係合する。抜止爪92が抜止溝64に係合すると、接続者は、ストッパーリング18の外周に締付バンド20を巻き付ける。その後、接続者は、締付バンド20を締付ける。これにより、本実施形態にかかる管継手による合成樹脂管900と合成樹脂管902との接続が完了する。
ストッパーリング18の抜止爪92を予め爪挿通孔36に装着しておいて、受口部30に挿入側端部40を挿入することもできる。この場合、爪部のテーパに雄部材のシール材接触部60が当ってストッパーリング18が一旦押し拡げられ、抜止溝64に係合する。
[本実施形態にかかる管継手の効果]
本実施形態にかかる管継手においては、溝縁箇所102が隣接箇所112より高い。溝縁箇所102が隣接箇所112より高いので、ストッパーリング収容凹溝34の双方の縁のすべての箇所がそれらに隣接するストッパーリング18の外周より低い場合に比べ、ストッパーリング18がストッパーリング収容凹溝34の縁を越える可能性が低くなる。その可能性が低くなる分、ストッパーリング18がストッパーリング収容凹溝34から抜ける可能性が低くなる。
また、本実施形態にかかる管継手は締付バンド20を備えている。締付バンド20がストッパーリング18を締め付けることにより、締付バンド20によって締め付けられない場合に比べ、ストッパーリング18はストッパーリング収容凹溝34から抜け難くなる。
また、本実施形態の場合、溝縁箇所102と隣接箇所112との高低差が締付バンド20の厚さに等しい。これにより、締付バンド20のうち溝縁箇所102に隣接する箇所と溝縁箇所102との高低差はなくなる。高低差がないと、管継手に接触する物がそこで引っ掛かる可能性が低くなる。その結果、物が引っ掛かることに起因するトラブル発生の可能性を低くできる。
<変形例の説明>
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではない。もちろん、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよい。
例えば、本発明にかかる管継手は、上述した締付バンド20に代えて、合成樹脂製の周知の締付バンドを備えてもよい。本発明にかかる管継手は、ストッパーリング18にこれが外れるような力がかかる恐れが少ない場合、上述した締付バンド20および合成樹脂製の周知の締付バンドを備えていなくてもよい。その場合も、溝縁箇所102が隣接箇所112より高いので、溝縁箇所102が隣接箇所112より低い場合に比べ、ストッパーリング18がストッパーリング収容凹溝34の縁を越える可能性が低くなる。その可能性が低くなるので、ストッパーリング18がストッパーリング収容凹溝34から抜ける可能性が低くなる。
また、受口部が設けられる位置は雌型部材の一端のみに限られない。例えば、受口部は、雌型部材の両端に設けられていてもよい。
また、溝縁箇所102と隣接箇所112との高低差は特に限定されない。例えば、ストッパーリング収容凹溝34の底46から見た溝縁箇所102と隣接箇所112との高低差は、締付バンド20の厚さより大きくてもよい。図10は、そのような場合のストッパーリング収容凹溝34付近の図である。図10に示されているような場合、締付バンド20が偶然に力を受けてずれようとする際、溝縁箇所102に隣接箇所112が遮られるので、締付バンド20はずれ難くなる。締付バンド20がずれ難いので、偶然に力を受けたストッパーリング18はストッパーリング収容凹溝34から抜け難くなる。
また、隣接箇所112より高くなっている溝縁箇所102の数は特に限定されない。例えば、ストッパーリング収容凹溝34の双方の縁のすべての箇所においてそれらに隣接するストッパーリング18の外周より高くてもよい。ストッパーリング収容凹溝34の双方の縁のうちある一箇所においてそこに隣接するストッパーリング18の外周より高くてもよい。ストッパーリング収容凹溝34の双方の縁それぞれにおいて一箇所ずつそこに隣接するストッパーリング18の外周より高くてもよい。なお、雌型部材は、ストッパーリング収容凹溝34の両脇に配置されるずれ防止凸部38の対に代えて、ストッパーリング収容凹溝34の片方の脇に配置される一箇所のずれ防止凸部38を有してもよい。雌型部材は、ずれ防止凸部38を有していなくてもよい。
10…雌型部材
12…雄型部材
14…貫通シール
16…隙間シール
18…ストッパーリング
20…締付バンド
30…受口部
32…合成樹脂管接続部
34…ストッパーリング収容凹溝
36…爪挿通孔
38…ずれ防止凸部
40…挿入側端部
42…鍔部
44…合成樹脂管接続側端部
46…底
50…進入口
52…外環接触部
54…隙間シール接触部
60…シール材接触部
62…先端側シール面
64…抜止溝
70…外環部
72…内環部
80…受口側環状部
82…先端側環状部
84…隙間シール連結部
90…リング本体
92…抜止爪
102…溝縁箇所
112…隣接箇所
900,902…合成樹脂管

Claims (4)

  1. 筒状の雌型部材と、
    筒状の雄型部材とを備え、
    前記雌型部材が、
    少なくとも一端に配置される受口部と、
    前記受口部の外周に配置されるストッパーリング収容凹溝と、
    前記ストッパーリング収容凹溝の底に配置され、かつ、前記ストッパーリング収容凹溝と前記受口部内部とを連通させる爪挿通孔とを有しており、
    前記雄型部材が、前記雌型部材の前記受口部に挿入される挿入側端部を有しており、
    前記雌型部材の内部で前記雌型部材と前記雄型部材との隙間をシールするシール材と、
    前記受口部に前記挿入側端部が挿入された後に前記ストッパーリング収容凹溝に嵌められることにより前記受口部から前記挿入側端部が抜けることを防止するストッパーリングとをさらに備え、
    前記ストッパーリングが、
    C字状のリング本体と、
    前記リング本体の内周から突出し、かつ、前記ストッパーリングが前記ストッパーリング収容凹溝に嵌まると前記爪挿通孔を貫通する抜止爪とを有しており、
    前記挿入側端部が、前記ストッパーリングが前記ストッパーリング収容凹溝に嵌まると前記抜止爪が引っ掛かる抜止溝を有する管継手であって、
    前記ストッパーリング収容凹溝の底から見て、前記ストッパーリング収容凹溝の縁のいずれかの箇所である溝縁箇所が前記ストッパーリング収容凹溝に前記ストッパーリングが嵌まった際の前記ストッパーリングの外周のうち前記溝縁箇所に隣接する箇所である隣接箇所より高いことを特徴とする管継手。
  2. 前記管継手が、前記ストッパーリングを締め付ける締付バンドをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記ストッパーリング収容凹溝の底から見た前記溝縁箇所と前記隣接箇所との高低差が前記締付バンドの厚さ以上であることを特徴とする請求項2に記載の管継手。
  4. 前記高低差が、前記締付バンドの厚さに等しいことを特徴とする請求項3に記載の管継手。
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