JP2009127048A - テーパードブロック共重合体を含有した改質アスファルト組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
アスファルト100重量部と、下記化学式1に表されるブロック共重合体が0.5〜40重量部含有することを特徴とする改質アスファルト組成物。
[化学式1]
A1−B1−X−B2−A2
前記化学式1において、A1およびA2は各々芳香族ビニル単量体を含有した高分子ブロックであり、B1およびB2は各々ブタジエン系単量体を含有する高分子ブロックであり、Xはカップリング剤であり、Aのブロック率は70〜95%である。
【選択図】 なし
Description
A1−B1−X−B2−A2
本発明はアスファルトおよび芳香族ビニル単量体ブロックの両末端に短いブタジエン系単量体ブロックが存在するテーパードブロック共重合体を改質剤として含有するアスファルト改質剤組成物に関する。
A1−B1−X−B2−A2
重合体の両スチレンブロックの末端に短いブタジエンブロックが存在するテーパードスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の製造
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン30g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)3.0mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン120gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.5mmolのジクロロジシランをカップリング剤として使用して89%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン37.5g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)3.8mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン109gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.9mmolのジクロロジシランをカップリング剤として使用して74%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス 1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン37.5g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持した。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)3.8mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン109gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.9mmolのジクロロジシランをカップリング剤として使用して81%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス 1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン37.5g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)3.8mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン109gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.9mmolのジクロロジシランをカップリング剤として使用して87%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン37.5g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)3.9mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン109gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.9mmolのジクロロジシランをカップリング剤として使用して89%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス 1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン37.5g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)3.8mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン109gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.9mmolのジクロロジシランをカップリング剤として添加して95%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス 1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン37.5g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)3.6mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン109gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.8mmolのジクロロジシランをカップリング剤として添加して87%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス 1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン37.5g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)3.5mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン109gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.8mmolのジクロロジシランをカップリング剤として添加して87%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン37.5g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)3.8mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン109gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.7mmolのジクロロジシランをカップリング剤として添加して86%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン37.5g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)2.6mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン109gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.3mmolのジクロロジシランをカップリング剤として添加して89%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス 1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン37.5g、ブタジエン3.8gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)3.2mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから2分後に、ブタジエン109gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.6mmolのジクロロジシランをカップリング剤として添加して、88%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達してから2分後に重合を終了し、重合の終了は少量のメタノールを重合溶液に添加してリビング重合体の活性を完全に除去した後、酸化防止剤であるイルガノックス1076(チバ・ジャパン株式会社)1gとトリスノニルフェノール(TNPP)1.5gを添加して行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン62gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)4.0mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから5分後に、ブタジエン138gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、2.0mmolのジクロロジシランをカップリング剤として添加して、86%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達した2分後に、重合を終了した。その後、酸化防止剤を添加して、製造例1と同様の過程を行った。
2Lのオートクレーブの内部雰囲気をアルゴンガスで十分に置換させた。ここに精製されたシクロヘキサン900gとスチレン62gを注入し、温度を60℃に維持させた。重合開始剤であるn−ブチルリチウム(BuLi)4.2mmolのシクロヘキサン溶液(1.3M濃度)をオートクレーブに投入して重合反応を開始した。重合温度が最高温度に到達してから5分後に、ブタジエン138gを投入して重合を行い、ブタジエン重合温度が最高温度に到達してから3分後に、1.0mmolのジクロロジシランをカップリング剤として添加して、90%のカップリング効率でスチレン−ブタジエン−スチレン共重合体混合物を得た。重合温度が最高温度に到達した2分後に重合を終了した。その後、酸化防止剤を添加して、製造例1と同様の過程を行った。
1.分子量分析
分子量分析は高性能液体クロマトグラフィである分離モジュールウオーターズ(separation‘s module Waters )2690、検出器としては示差屈折計ウオーターズ(Waters) 410を使用し、分析条件は下記の通りとした。カラム温度は41℃、溶媒はTHF、流速は1.0mL/minである。カラムはジビニルベンゼンスタイラジェル HR 5E、HR 4、HR 2を直列連結して使用し、ポリスチレン標準試料を基準とし、示差屈折計により屈折率の差を検出した。
スチレン、ブタジエンの含量および微細構造の分析は核磁気共鳴分析器であるVarian NMR−200とNMR−400を使用して行い、試料分析のためクロロホルム−dを溶媒として製造した。
前記アスファルト100重量部に対して前記製造例1〜11および比較製造例1と2で合成されたブロック共重合体が各々4.5重量部となるように180℃の溶融状態のアスファルト600gに添加した後、高速剪断ミキサーで30分間混合し、スチレン−ブタジエン−スチレン系の改質アスファルト組成物を製造した。
Claims (8)
- アスファルト100重量部と、
下記化学式1に表されるブロック共重合体が0.5〜40重量部含有することを特徴とする改質アスファルト組成物。
[化学式1]
A1−B1−X−B2−A2
前記化学式1において、A1およびA2は各々芳香族ビニル単量体を含有した高分子ブロックであり、B1およびB2は各々ブタジエン系単量体を含有する高分子ブロックであり、Xはカップリング剤であり、Aのブロック率は70〜95%である。 - 前記ブロック共重合体は、アスファルト100重量部に対して1〜20重量部含有することを特徴とする、請求項1記載の組成物。
- 前記A1およびA2は、各々の数平均分子量が4,500〜15,000であり、B1およびB2は、各々の数平均分子量が35,000〜45,500であることを特徴とする、請求項1記載の組成物。
- 前記化学式1に表されるブロック共重合体は、数平均分子量が50,000〜300,000であることを特徴とする、請求項1記載の組成物。
- 前記芳香族ビニル単量体は、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレンおよびp−tert−ブチルスチレンの中から選択される1種類の単量体または2種類以上の単量体の混合物であることを特徴とする、請求項1記載の組成物。
- 前記芳香族ビニル単量体はスチレンであることを特徴とする、請求項1または5記載の組成物。
- 前記A1およびA2は、ブロック共重合体100重量部に対して15〜40重量部含有することを特徴とする、請求項1記載の組成物。
- 前記改質アスファルト組成物は道路舗装用、防水シート用およびシーラント用として適用することを特徴とする、請求項1記載の組成物。
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