JP2009122231A - 表示装置及び表示装置の駆動方法 - Google Patents

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直史 豊村
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Abstract

【課題】本発明は、表示装置及び表示装置の駆動方法に関し、例えば有機EL素子によるアクティブマトリックス型の表示装置に適用して、出射効率が出射光の色で異なる場合でも、適切に移動度のばらつきを補正することができるようにする。
【解決手段】本発明は、駆動電流に対する出射効率に応じて書込トランジスタTR5の大きさWR、WG、WBを大型化する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示装置及び表示装置の駆動方法に関し、例えば有機EL(Electro Luminescence)素子によるアクティブマトリックス型の表示装置に適用することができる。本発明は、駆動電流に対する出射効率に応じて書込トランジスタの大きさを大型化することにより、出射効率が出射光の色で異なる場合でも、適切に移動度のばらつきを補正することができるようにする。
従来、有機EL素子を用いたアクティブマトリックス型の表示装置は、有機EL素子による画素と有機EL素子を駆動する駆動回路とによる画素回路をマトリックス状に配置して表示部が形成され、この表示部の周囲に配置した水平駆動回路及び垂直駆動回路により各画素回路を駆動して所望の画像を表示している。
この有機EL素子を用いた表示装置に関して、特開2005−345722号公報には、有機EL素子を駆動する駆動トランジスタのしきい値電圧のばらつきを補正して各画素の階調を設定することにより、このしきい値電圧のばらつきによる画質劣化を防止し、Nチャンネル型のトランジスタを使用する場合でも、高い画質を確保することが可能な構成が提案されている。また特開2007−133284号公報には、このしきい値電圧のばらつきを補正する処理を複数回に分けて実行する構成が提案されている。この特開2007−133284号公報には、さらに有機EL素子を駆動するトランジスタの移動度のばらつきによる画質劣化を防止する方法も開示されている。
ここで図5は、この特開2005−345722号公報に開示の表示装置を示す接続図である。この表示装置1は、水平セレクタ(HSEL)2により水平駆動回路3が構成され、またドライブスキャナ(DSCN)4B、ライトスキャナ(WSCN)4A、第1及び第2のオートゼロスキャナ(AZCN1及びAZCN2)4C及び4Dにより垂直駆動回路5が構成される。
ここで水平セレクタ2は、表示部6の信号線SIGにそれぞれ対応する複数のラッチ回路で入力画像データD1を順次ラッチすることにより、この画像データD1を各信号線SIGに振り分ける。また各信号線SIGに振り分けた画像データD1をそれぞれディジタルアナログ変換処理し、各信号線SIGに接続された各画素の階調を順次示す駆動信号Ssigを信号線SIG毎に生成する。水平セレクタ2は、この駆動信号Ssigを対応する信号線SIGに出力する。
ライトスキャナ4A、ドライブスキャナ4B、第1及び第2のオートゼロスキャナ4C及び4Dは、それぞれ図示しない信号生成回路で生成された基準信号を順次転送することにより、各走査線の駆動信号DS、WS、AZ1、AZ2を生成し、この駆動信号DS、WS、AZ1、AZ2をそれぞれ対応する走査線に出力する。
表示部6は、所定の画素回路7をマトリックス状に配置して形成される。ここで画素回路7は、信号レベル保持用コンデンサC1の両端をそれぞれゲート及びソースに接続したソースフォロワ回路構成のNMOSトランジスタTR1(以下、駆動トランジスタと呼ぶ)により、電流駆動型の発光素子である有機EL素子8を駆動する。なおここでCpは、有機EL素子8の容量成分である。またVcatは、有機EL素子8のカソード電圧である。
この駆動トランジスタTR1は、ドライブスキャナ4Bから出力される駆動信号であるドライブ信号DSによりオンオフ動作するNMOSトランジスタTR2を介して、駆動用電源Vccにドレインが接続される。これにより画素回路7は、ドライブ信号DSによるトランジスタTR2のオンオフ制御により駆動トランジスタTR1への電源Vccの供給が制御され、発光、非発光が制御される。
またこの駆動トランジスタTR1は、それぞれ第1及び第2のオートゼロスキャナ4C及び4Dから出力される駆動信号である第1及び第2のオートゼロ信号AZ1及びAZ2によりオンオフ動作するNMOSトランジスタTR3及びTR4を介して、ゲート及びソースが第1及び第2の基準電圧Vini及びVss2に接続される。これにより画素回路7は、これら第1及び第2のオートゼロ信号AZ1及びAZ2によるトランジスタTR3及びTR4の制御により信号レベル保持用コンデンサC1の両端電位をそれぞれ基準電圧Vini及びVss2に設定する。
また駆動トランジスタTR1は、ライトスキャナ4Aから出力される駆動信号である書込み信号WSによりオンオフ動作するNMOSトランジスタTR5(以下、書込トランジスタと呼ぶ)を介して、ゲートが信号線SIGに接続される。これにより画素回路7は、この書込み信号WSによる書込トランジスタTR5の制御により信号線SIGに出力される駆動信号Ssigの電圧が信号レベル保持用コンデンサC1の一端に設定される。
ここで図6は、この画素回路7の動作の説明に供するタイムチャートである。ここで表示部6は、図6(A)において信号書き込みにより駆動トランジスタTR1への信号線SIGの接続を示すように、フレーム単位のライン順次により各画素回路7の階調が設定される。各画素回路7は、この階調を設定する1水平走査期間(1H)の前後、一定の期間が非発光期間T1に設定され、残りが発光期間T2に設定される(図6(B))。
画素回路7は、非発光期間T1が時点t1により開始すると、第1及び第2のオートゼロ信号AZ1及びAZ2によりトランジスタTR3及びTR4がオン状態に設定され(図6(C)及び(D))、駆動トランジスタTR1のゲート電圧Vg及びソース電圧Vs(図6(E)及び(F))がそれぞれ基準電圧Vss2及びViniに設定される。ここで基準電圧Vss2及びViniは、電位差Vss2−Viniが駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthより十分に大きな電圧に設定される。これにより画素回路7は、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電位差が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthより大きな電圧に設定される。
続いて画素回路7は、時点t2において、第1のオートゼロ信号AZ1が立ち下げられ、駆動トランジスタTR1のソース側トランジスタTR3がオフ状態に設定される。これにより画素回路7は、駆動トランジスタTR1のゲートソース間電圧Vgsに応じた駆動電流が駆動トランジスタTR1のソースから流出する。ここで駆動トランジスタTR1のゲート側基準電圧Vss2は、この駆動トランジスタTR1による駆動電流が信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子8側端を充電するように、すなわち有機EL素子8のカソード電圧Vcatに比して有機EL素子8のアノード電圧を十分に低い電圧に保持する電圧に設定される。これにより画素回路7は、信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子8側端の電圧が駆動トランジスタTR1による充電により徐々に上昇し、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が徐々に低下し、この端子間電圧が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthとなると、駆動トランジスタTR1がオフ状態に動作を切り換え、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧の低下が停止する。これにより画素回路7は、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電位差が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthに設定される。
画素回路7は、続く時点t3において、第2のオートゼロ信号AZ2が立ち下げられて、駆動トランジスタTR1のゲート側トランジスタTR4がオフ状態に設定され、またドライブ信号DSが立ち下げられて、駆動トランジスタTR1への電源Vccの供給が停止される。また続く時点t4で、書込み信号WSが立ち上げられて書込トランジスタTR5がオン状態に設定され、これにより駆動トランジスタTR1のゲートが信号線SIGに接続される。画素回路7は、所定のタイミングで書込み信号WSが立ち下げられて書込トランジスタTR5がオフ状態に設定され、これにより信号線SIGに出力される駆動信号Ssigの電圧Vsigが信号レベル保持用コンデンサC1の一端にホールドされる。これにより画素回路7は、信号レベル保持用コンデンサC1に設定された駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthにより補正して、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が駆動信号Ssigの電圧Vsigに応じた電圧に設定される。
画素回路7は、発光期間T2の開始時点t5でトランジスタTR1への電源Vccの供給が開始される。これにより画素回路7は、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧によるゲートソース間電圧Vgsにより有機EL素子8を電流駆動し、有機EL素子8の容量Cpによるブートストラップ動作により有機EL素子8を発光させる。なおここでこの駆動トランジスタTR1による有機EL素子8の駆動電流Idsは、次式により表される。ここでVgsは、駆動トランジスタTR1のゲートソース間電圧であり、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧差である。またμはトランジスタTR1の移動度、WはトランジスタTR1のチャンネル幅、LはトランジスタTR1のチャンネル長、CoxはトランジスタTR1の単位面積当りのゲート絶縁膜の容量、VthはトランジスタTR1のしきい値電圧である。
Figure 2009122231
この図5及び図6の構成によれば、駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthで補正して信号線SIGに出力される駆動信号Ssigの電圧Vsigを信号レベル保持用コンデンサC1に設定することにより、駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthのばらつきによる画質の劣化を防止することができる。
ところでこの図5に示す構成では、事前に、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧を基準電圧Vini及びVss2に設定して信号レベル保持用コンデンサC1の両端電位差Vss2−Viniを駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthより十分に大きな電圧に設定した後、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電位差を駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthに設定する。
この事前に、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧を基準電圧Vini及びVss2に設定する処理のうち、駆動トランジスタTR1のゲート側電圧Vss2の設定については、書込トランジスタTR5を介して信号線SIGにより実行することもでき、この場合、トランジスタTR4を省略して画素回路7の構成を簡略化することができる。また駆動トランジスタTR1のソース側電圧Viniの設定については、電源電圧Vccの立ち下げにより設定できると考えられる。このようにすれば画素回路を構成するトランジスタ数を低減することができ、表示部を一段と高解像度化することができると考えられる。またこの場合に、特開2007−133284号公報に開示の手法を適用して、信号レベル保持用コンデンサC1に駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthを設定する処理を複数回に分けて実行すれば、高解像度化により動作周波数を高周波数化する場合でも、しきい値電圧Vthを設定する時間を十分に確保することができ、駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthのばらつきによる画質劣化を確実に防止できると考えられる。また併せて特開2007−133284号公報に開示の駆動トランジスタの移動度のばらつきによる画質の劣化を防止する手法を適用して、一段と画質を向上できると考えられる。
図7は、これらの点を考慮して考えられる表示装置を示すブロック図である。この表示装置11は、所定の絶縁基板上に表示部12が作成され、この表示部12の周囲に水平駆動回路13及び垂直駆動回路14が設けられる。水平駆動回路13には、水平セレクタ(HSEL)15が設けられ、また垂直駆動回路14には、ライトスキャナ(WSCN)16A、ドライブスキャナ(DSCN)16Bが設けられる。
水平セレクタ15は、水平セレクタ2と同様にして各信号線SIGに画像データD1を振り分けてディジタルアナログ変換処理する。水平セレクタ15は、所定の固定電圧Vofsとこのディジタルアナログ変換結果とを交互に出力することにより、固定電圧Vofsを間に挟んで、信号線SIGに接続された各画素の階調を示す階調電圧Vsigの連続による駆動信号Ssigを各信号線SIGに出力する(図9(C)参照)。
ライトスキャナ16A、ドライブスキャナ16Bは、それぞれ図示しない信号生成回路で生成された基準信号を順次転送することにより、各走査線の駆動信号DS、WSを生成し、この駆動信号DS、WSをそれぞれ対応する走査線に出力する。
表示部12は、画素回路(PIX)17をマトリックス状に配置して作成される。ここで図8に示すように、画素回路17は、信号レベル保持用コンデンサC1への基準電圧の設定に係るトランジスタTR3及びTR4が省略された点、このトランジスタTR3及びTR4の省略に関連する構成が異なる点を除いて、図5の画素回路7と同一に構成される。
図9に示すように、各画素回路17は、有機EL素子8の発光を停止させる非発光期間T1が時点t1で開始すると、ドライブ信号DSの電圧が発光期間T2の電圧Vccから基準電圧Viniに立ち下げられる(図9(B))。ここでこの基準電圧Viniは、有機EL素子8のカソード電圧Vcatに有機EL素子8のしきい値電圧を加算した電圧より低い電圧に設定される。これにより画素回路17は、駆動トランジスタTR1の駆動信号DS側がソースとして機能し、有機EL素子8のアノード電圧が立ち下がり、有機EL素子8が発光を停止する。また駆動トランジスタTR1を介して信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子8側端から蓄積電荷が放電し、これにより有機EL素子8のアノード電圧が立ち下がって信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子8側端の電圧(駆動トランジスタTR1のソース電圧Vs)(図9(E))が電圧Viniに設定される。
続いて画素回路17は、駆動信号Ssigにより信号線SIGが所定電圧Vofsに立ち下がると、時点t2で書込み信号WSにより書込トランジスタTR5がオン状態に切り換えられる(図9(A)及び(C))。これにより画素回路17は、駆動トランジスタTR1のゲート電圧Vgがこの信号線SIGの電圧Vofsに設定され、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧がVofs−Viniに設定される。ここで画素回路17では、この端子間電圧Vofs−Viniが駆動トランジスタTR1のしきい値電圧をVthより大きくなるように電圧Vofs、Viniが設定される。これにより画素回路17では、時点t1から時点t2までの期間で、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthより大きな電圧に設定され、信号レベル保持用コンデンサC1に駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthを設定するための準備処理が実行される。
続いて画素回路17は、駆動信号Ssigが固定電位Vofsに保持されている期間の時点t3で、書込トランジスタTR5をオン状態に保持したままの状態で、ドライブ信号DSが発光期間T2の電圧Vccに立ち上げられて駆動トランジスタTR1への電源の供給が開始される(図9(B))。また続いて信号線SIGの信号レベルが階調電圧Vsigに設定される直前の時点t4で、書込み信号WSにより書込トランジスタTR5がオフ状態に切り換えられる。
これにより画素回路17は、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthより大きい場合であることを条件に、時点t3から時点t4までの期間Tth1の間、駆動トランジスタTR1を介して電源Vccにより信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子8側端に充電電流が流れ、駆動トランジスタTR1のソース電圧Vsが徐々に上昇する(図9(E))。その結果、画素回路17は、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が徐々に駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthに接近する。なお画素回路17は、固定電位Vofsの設定によりこのように有機EL素子8側端の電圧Vsが上昇しても有機EL素子8が発光しないように設定される。
画素回路17は、時点t4で書込み信号WSにより書込トランジスタTR5がオフ状態に切り換えられると、有機EL素子8の容量Cpによるブートストラップ動作を開始し、駆動トランジスタTR1のゲート電圧Vg及びソース電圧Vsが徐々に上昇する(図9(D)及び(E))。
画素回路17は、一定時間経過して再び信号線SIGの信号レベルが電圧Vofsに設定されると、時点t5で書込み信号WSにより書込トランジスタTR5がオン状態に切り換えられて駆動トランジスタTR1のゲートが信号線SIGに接続される。また続いて信号線SIGの信号レベルが階調電圧Vsigに設定される直前の時点t6で、書込み信号WSにより書込トランジスタTR5がオフ状態に切り換えられる。
これにより画素回路17は、時点t5から時点t6までの期間Tth2の間、期間Tth1の場合と同様にして、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が徐々に駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthに接近し、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthとなると、ソース電圧Vsの上昇が停止する。これにより画素回路17は、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthに設定される。なおこれによりこの図10の例では、期間Tth1と期間Tth2との2回の処理で、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthに設定されるものの、この繰り返しの回数は、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthとなるに十分な回数だけ繰り返すことができ、3回以上としてもよい。
画素回路17は、続いて駆動信号Ssigが当該画素回路17の階調電圧Vsigに設定されている時点t7で書込み信号WSが立ち上げられて書込トランジスタTR5がオン状態に設定され、これにより駆動トランジスタTR1のゲートが信号線SIGに接続される。また一定期間Tμが経過した時点t8で、書込み信号WSが立ち下げられ、これにより信号線SIGに出力されている駆動信号Ssigの階調電圧Vsigが信号レベル保持用コンデンサC1の一端にホールドされる。これにより画素回路17は、信号レベル保持用コンデンサC1に設定された駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthにより補正して、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が階調電圧Vsigに応じた電圧に設定される。これによりこの表示装置11では、駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthのばらつきによる画質劣化を防止することができる。
ここでこの時点t7から時点t8までの期間Tμにおいては、駆動トランジスタTR1のゲートを信号線SIGに接続した状態で駆動トランジスタTR1に電源Vccを供給していることから、駆動トランジスタTR1は、ゲートソース間電圧Vgsに応じてソース電圧Vsが徐々に上昇することになる。またここでこのソース電圧Vsの上昇速度は、(1)式により駆動トランジスタTR1の移動度が大きい場合程、早くなる。またソース電圧Vsが上昇すると、ゲートソース間電圧Vgsが低下することにより、ソース電流が流れ難くなる。
これにより画素回路17は、この一定期間Tμにより、移動度が大きい駆動トランジスタ程、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が低下し、移動度のばらつきを補正して画質の劣化が防止される。
画素回路17は、時点t8で書込み信号WSが立ち下げられると、発光期間T2が開始し、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧によるゲートソース間電圧Vgsにより有機EL素子8を電流駆動する。なおこの発光期間T2において、画素回路17は、有機EL素子8の容量Cpによる駆動トランジスタTR1のブートストラップ動作により、期間Tμで設定された駆動トランジスタTR1のゲート電圧Vg及びソース電圧Vsが徐々に上昇して有機EL素子8が発光を開始し、やがてこれらゲート電圧Vg及びソース電圧Vsの上昇が停止してこれらゲート電圧Vg及びソース電圧Vsが一定電圧に保持される。
ところで画素回路17において、移動度補正の期間Tμを十分に長い時間に設定すると仮定する。この場合、画素回路17では、時点t7で移動度の補正を開始すると、駆動トランジスタTR1のゲート電圧Vgが所定の時定数により信号線SIGに設定された階調電圧Vsigに立ち上がり、またこのゲート電圧Vgの立ち上がりにより増加する信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧による駆動トランジスタTR1の駆動電流により、信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子側端が充電され、これによりゲート電圧Vgの立ち上がりに連動して駆動トランジスタTR1のソース電圧Vsも徐々に立ち上がることになる。従って画素回路17では、移動度補正の期間Tμが一定の範囲では、図10に示すように、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が徐々に増大し、この端子間電圧の増大に対応するように、有機EL素子8の駆動電流も徐々に増大することになる。
またさらに移動度補正の期間Tμが長くなると、画素回路17では、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧による駆動電流により信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子側端を充電し続けた状態で、駆動トランジスタTR1のゲート電圧Vgの上昇速度が低下してやがて階調電圧Vsigに保持されることにより、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧がピークを迎えて徐々に減少することになる。従って画素回路17では、この信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧の変化に対応するように、有機EL素子8の駆動電流もピークを迎えて徐々に減少することになる。
このような移動度補正の期間Tμと有機EL素子8の駆動電流との関係において、移動度補正の期間Tμにあっては、この期間Tμが短い場合には、駆動トランジスタTR1における移動度のばらつきを適切に補正できなくなる。またこれとは逆に、この期間Tμが長すぎる場合には、駆動トランジスタTR1における移動度のばらつきを過度に補正することになり、その結果、却って画質が劣化することになる。そこで移動度補正の期間Tμは、適切な期間に設定することが必要になる。
ここで種々に検討した結果によれば、この適切な移動度補正の期間Tμは、トランジスタを構成する材料により変化し、例えば図10に示す駆動電流がピーク値となる時点から0.5〔μsec〕の時点であることを確認した。
これに対して有機EL素子8は、発光色によって発光効率が異なることにより、画素の色によって駆動電流に対する出射効率が異なり、出射効率の高い発光色の画素では、所望する出射光量に対して駆動電流を小さくすることができる。従って赤色、青色、緑色による有機EL素子8を順次配置してカラー画像を表示する場合、これら赤色、青色、緑色による有機EL素子8の発光効率と逆比例するように補正して階調電圧Vsigを設定することが必要になる。
しかしながら階調電圧Vsigが変化すると、図10について上述した駆動電流がピークとなる移動度補正の期間Tμも変化することになる。その結果、赤色、青色、緑色による画素回路で最適な移動度補正の期間TR、TB、TGが異なるようになり、適切に移動度のばらつきを補正できなくなる問題がある。
具体的に、赤色及び緑色の有機EL素子8の発光効率が等しい場合、駆動電流がピークとなる移動度補正の期間Tμは等しくなり、その結果、赤色及び緑色の画素回路17では、最適な移動度補正の期間TR、TGも等しくなる。
これに対して赤色及び緑色の有機EL素子8に比して青色の有機EL素子8の発光効率が高い場合、青色の有機EL素子8では、赤色及び緑色の有機EL素子8に比して低い階調電圧Vsigで同等の出射光量を確保できることにより、赤色及び緑色の有機EL素子8に比して階調電圧Vsigを低くすることが必要になる。その結果、青色の画素回路17では、赤色及び緑色の画素回路17に比して、駆動電流がピークを迎えるのに時間を有することになり、赤色及び緑色の画素回路17に比して、最適な移動度補正の期間TBが異なるようになる。
この場合、赤色及び緑色の画素回路17における最適な移動度補正の期間TR、TGで、これら赤色、青色、緑色の画素回路17を移動度補正したのでは、青色の画素回路17で移動度補正の期間が不足し、その結果、適切に移動度を補正できなくなり、ユニフォミティーが劣化することになる。これに対して青色の画素回路17における最適な移動度補正の期間TBで、これら赤色、青色、緑色の画素回路17を移動度補正したのでは、赤色、緑色の画素回路17で過度に移動度を補正することになり、この場合も、適切に移動度を補正できなくなり、ユニフォミティーが劣化することになる。
特開2005−345722号公報 特開2007−133284号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、出射効率が出射光の色で異なる場合でも、適切に移動度のばらつきを補正することができる表示装置及び表示装置の駆動方法を提案しようとするものである。
上記の課題を解決するため請求項1の発明は、画素回路をマトリックス状に配置して形成された表示部に対して、前記表示部の信号線及び走査線を介して水平駆動回路及び垂直駆動回路により前記画素回路を駆動することにより、前記表示部で所望の画像を表示する表示装置に適用して、前記画素回路は、少なくとも発光素子と、信号レベル保持用コンデンサと、前記信号レベル保持用コンデンサの両端をゲート及びソースに接続し、前記発光素子のアノードを前記ソースに接続し、前記ゲート及びソース間電圧に応じた駆動電流で前記発光素子を駆動する駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタのゲートを前記信号線に接続する書込トランジスタとを有し、前記垂直駆動回路は、前記発光素子の発光を停止させる非発光期間において、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタのしきい値電圧以上の電圧に設定した後、前記駆動トランジスタの電源の制御により前記信号レベル保持用コンデンサの前記発光素子側端を前記駆動トランジスタにより充電することにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタのしきい値電圧に設定し、続いて移動度補正の期間の間、前記書込トランジスタをオン動作させて前記信号レベル保持用コンデンサの前記ゲート側端を前記信号線に接続することにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタの移動度で補正して前記信号レベル保持用コンデンサのゲート側電圧を前記発光素子の階調に対応する電圧に設定し、前記画素回路は、前記発光素子から出射される出射光の出射効率に応じて、前記書込トランジスタの大きさが設定される。
また請求項3の発明は、画素回路をマトリックス状に配置して形成された表示部に対して、前記表示部の信号線及び走査線を介して水平駆動回路及び垂直駆動回路により前記画素回路を駆動することにより、前記表示部で所望の画像を表示する表示装置の駆動方法に適用して、前記画素回路は、少なくとも発光素子と、信号レベル保持用コンデンサと、前記信号レベル保持用コンデンサの両端をゲート及びソースに接続し、前記発光素子のアノードを前記ソースに接続し、前記ゲート及びソース間電圧に応じた駆動電流で前記発光素子を駆動する駆動トランジスタと、前記駆動トランジスタのゲートを前記信号線に接続する書込トランジスタとを有し、前記駆動方法は、前記発光素子の発光を停止させる非発光期間において、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタのしきい値電圧以上の電圧に設定した後、前記駆動トランジスタの電源の制御により前記信号レベル保持用コンデンサの前記発光素子側端を前記駆動トランジスタにより充電することにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタのしきい値電圧に設定するしきい値電圧設定ステップと、続いて移動度補正の期間の間、前記書込トランジスタをオン動作させて前記信号レベル保持用コンデンサの前記ゲート側端を前記信号線に接続することにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタの移動度で補正して前記信号レベル保持用コンデンサのゲート側電圧を前記発光素子の階調に対応する電圧に設定する階調設定ステップとを有し、前記発光素子から出射される出射光の出射効率に応じて、前記書込トランジスタの大きさを設定する。
請求項1又は請求項3の構成によれば、出射光の出射効率に応じて駆動トランジスタに設定する電圧を可変して変化する、出射効率に応じた最適な移動度補正の期間を一致させることができ、これにより出射効率が出射光の色で異なる場合でも、適切に移動度のばらつきを補正することができる。
本発明によれば、出射効率が出射光の色で異なる場合でも、適切に移動度のばらつきを補正することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例の構成
図1は、図8との対比により本発明の実施例1の表示装置を示すブロック図である。この表示装置21において、図8の表示装置と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。この表示装置21は、表示部12に代えて表示部22が設けられる点を除いて、図8の表示装置と同一に構成される。
また表示部22は、発光色が赤色、緑色、青色である赤色、緑色、青色の有機EL素子8をそれぞれ有する赤色、緑色、青色の画素回路17R、17G、17Bを順次配置して表示部22が作成され、これら赤色、緑色、青色の画素回路17R、17G、17Bに設けられた書込トランジスタTR5の大きさWR、WG、WBがそれぞれ適切な大きさに設定されている点を除いて、図8の表示装置と同一に構成される。
表示部22は、水平方向に連続するこれら赤色、緑色、青色の画素回路17R、17G、17Bが、共通の書込み信号WS、駆動信号DSにより駆動される。従って表示部22は、赤色、緑色、青色の画素回路17R、17G、17Bで移動度補正の期間Tμが同一の期間に設定される。
表示部22は、発光効率が高く、駆動電流に対する出射効率の大きな画素回路程、書込トランジスタTR5の大きさが小さくなるように設定され、これにより出射効率の大きな画素回路程、書込トランジスタTR5のオン抵抗が小さくなるように設定される。
ここで図2及び図3にそれぞれ書込トランジスタTR5のオン抵抗が大きい場合及び小さい場合を示すように、書込トランジスタTR5のオン抵抗が小さくなると、駆動トランジスタTR1のゲート電圧Vgの立ち上げに要する時間が短くなり、駆動電流がピークとなる移動度補正の期間Tμが短くなる。
これにより表示部22は、図10との対比により図4に示すように、赤色、緑色、青色の画素回路17R、17G、17Bで、駆動電流がピークとなる移動度補正の期間Tμが一致するように、書込トランジスタTR5の大きさが設定され、これら赤色、緑色、青色の画素回路17R、17G、17Bで最適な移動度補正の期間TR、TG、TBが一致するように設定される。
(2)実施例の動作
以上の構成において、この表示装置21では(図1)、水平駆動回路13及び垂直駆動回路14による表示部22の駆動により順次ライン単位で表示部22の画素回路17R、17G、17Bに信号線SIGの階調電圧Vsigが設定されると共に、この設定された階調電圧Vsigにより各画素回路17R、17G、17Bの有機EL素子8が発光し、所望の画像が表示部22で表示される。
すなわちこの表示装置21では、非発光期間T1において(図9参照)、各画素回路17R、17G、17Bに設けられた信号レベル保持用コンデンサC1の一端が信号線SIGの階調電圧Vsigに設定され、発光期間T2において、この信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧によるゲートソース間電圧Vgsにより駆動トランジスタTR1で有機EL素子8が駆動される。これによりこの表示装置では、信号線SIGの階調電圧Vsigに応じた発光輝度で各画素回路17R、17G、17Bの有機EL素子8が発光する。
表示装置21は、この階調電圧Vsigの設定に先立って、非発光期間T1が開始すると、始めに信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧差が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vth以上の電圧に設定された後、この信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧に応じた電流により信号レベル保持用コンデンサC1のソース側端が充電され、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が駆動トランジスタTR1のしきい値電圧に設定される。表示装置21は、その後、駆動トランジスタTR1のゲートが信号線SIGに接続されて信号レベル保持用コンデンサC1の一端の電圧が階調電圧Vsigに設定されることにより、駆動トランジスタTR1のしきい値電圧Vthにより補正して信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が階調電圧Vsigに対応する電圧に設定される。これにより表示装置21では、駆動トランジスタTR1のしきい値電圧のばらつきによる画質劣化が有効に回避される。
また階調電圧Vsigを設定する際の一定期間Tμの間、信号線SIGに接続されて駆動トランジスタTR1に電源が供給され、これにより信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧が駆動トランジスタTR1の移動度により補正されて、駆動トランジスタTR1の移動度のばらつきによる画質劣化が防止される。
しかしながら有機EL素子8では、発光色によって発光効率が異なり、同一の駆動電流で駆動したのでは、出射光量が異なる場合も発生する。そこでこの場合、駆動電流に対する出射効率に対応するように、出射効率の高い有機EL素子8程、各画素回路17R、17G、17Bに設定する階調電圧Vsigを低くすることが必要になる。
しかしながらこのように出射効率に応じて各画素回路17R、17G、17Bに設定する階調電圧Vsigを低くすると、今度は、各画素回路17R、17G、17Bで最適な移動度補正の期間TR、TG、TB(Tμ)が異なるようになり(図10)、全ての画素回路で適切に駆動トランジスタTR1における移動度のばらつきを補正できなくなる。その結果、表示画像のユニフォミティーが損なわれることになる。
そこでこの実施例では、出射効率に応じて書込トランジスタTR5の大きさを設定し、出射効率が高い画素回路17R、17G、17B程、書込トランジスタTR5の大きさを大きくしてオン抵抗を小さくする。これにより表示装置21では、出射効率に応じて階調電圧Vsigを設定して変化する各画素回路17R、17G、17Bの最適な移動度補正の期間TR、TG、TBを一致させることができ、全ての画素回路17R、17G、17Bで適切に駆動トランジスタTR1における移動度のばらつきを補正し、表示画像のユニフォミティーを向上することができる。
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、駆動電流に対する出射効率に応じて書込トランジスタの大きさを大型化することにより、出射効率が出射光の色で異なる場合でも、適切に移動度のばらつきを補正して表示画像のユニフォミティーを向上することができる。
この実施例では白色発光の有機EL素子による画素回路で表示部を形成し、各画素の出射面に配置したカラーフィルタにより赤色、緑色、青色の画素回路17R、17G、17Bを構成する。従ってこの実施例では、各画素に配置するカラーフィルタの透過率により駆動電流に対する出射効率が変化し、この出射効率の変化に応じて書込トランジスタの大きさを大型化する。
この実施例のように、白色発光の有機EL素子の出射面にカラーフィルタを配置して各色の画素を構成する場合でも、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお上述の実施例においては、走査線に出力する電源の直接の制御により駆動トランジスタTR1の電源を制御する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図5について上述したように、別途、トランジスタTR2を設けて駆動トランジスタの電源を制御してもよい。
また上述の実施例においては、駆動トランジスタTR1のドレイン電圧を所定電圧Viniに立ち下げて信号レベル保持用コンデンサの有機EL素子側電圧を立ち下げ、信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を駆動トランジスタのしきい値電圧以上に設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図5について上述したように専用のトランジスタTR4を介して所定の基準電圧を接続して信号レベル保持用コンデンサの信号線側電圧を設定し、信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を駆動トランジスタのしきい値電圧以上に設定する場合にも広く適用することができる。
また上述の実施例においては、信号線SIGを介して信号レベル保持用コンデンサC1のゲート側端の電圧を設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図5について上述したように専用のトランジスタTR3を介して設定する場合にも広く適用することができる。
また上述の実施例では、発光素子に有機EL素子を使用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電流駆動型の各種発光素子を使用する場合に広く適用することができる。
本発明は、例えば有機EL素子によるアクティブマトリックス型の表示装置に適用することができる。
本発明の実施例1の表示装置を示すブロック図である。 駆動トランジスタが小型の場合の変化を示す信号波形図である。 駆動トランジスタが大型の場合の変化を示す信号波形図である。 最適な移動度補正の期間の説明に供するタイムチャートである。 従来の表示装置を示す接続図である。 図5の表示装置の動作の説明に供するタイムチャートである。 信号線により信号レベル保持用コンデンサの一端の電圧を設定する場合等に考えられる表示装置を示すブロック図である。 図7の表示装置の接続図である。 図7の表示装置の動作の説明に供するタイムチャートである。 適切な移動度補正の期間の説明に供するタイムチャートである。
符号の説明
1、11、21……表示装置、3、13……水平駆動回路、5、15……垂直駆動回路、6、16、22……表示部、7、17、17R、17G、17B……画素回路、8……有機EL素子、C1……信号レベル保持用コンデンサ、TR1〜TR5……トランジスタ

Claims (3)

  1. 画素回路をマトリックス状に配置して形成された表示部に対して、前記表示部の信号線及び走査線を介して水平駆動回路及び垂直駆動回路により前記画素回路を駆動することにより、前記表示部で所望の画像を表示する表示装置において、
    前記画素回路は、
    少なくとも発光素子と、
    信号レベル保持用コンデンサと、
    前記信号レベル保持用コンデンサの両端をゲート及びソースに接続し、前記発光素子のアノードを前記ソースに接続し、前記ゲート及びソース間電圧に応じた駆動電流で前記発光素子を駆動する駆動トランジスタと、
    前記駆動トランジスタのゲートを前記信号線に接続する書込トランジスタとを有し、
    前記垂直駆動回路は、
    前記発光素子の発光を停止させる非発光期間において、
    前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタのしきい値電圧以上の電圧に設定した後、前記駆動トランジスタの電源の制御により前記信号レベル保持用コンデンサの前記発光素子側端を前記駆動トランジスタにより充電することにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタのしきい値電圧に設定し、
    続いて移動度補正の期間の間、前記書込トランジスタをオン動作させて前記信号レベル保持用コンデンサの前記ゲート側端を前記信号線に接続することにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタの移動度で補正して前記信号レベル保持用コンデンサのゲート側電圧を前記発光素子の階調に対応する電圧に設定し、
    前記画素回路は、
    前記発光素子から出射される出射光の出射効率に応じて、前記書込トランジスタの大きさが設定された
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示部は、
    赤色、緑色及び青色の発光色による有機EL素子による前記発光素子の前記画素回路を順次配置して形成され、
    前記発光素子から出射される出射光の出射効率が、前記赤色、緑色及び青色の発光色による有機EL素子の発光効率であり、前記書込トランジスタの大きさが、前記赤色、緑色及び青色の発光色による有機EL素子の発光効率に応じて設定された
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 画素回路をマトリックス状に配置して形成された表示部に対して、前記表示部の信号線及び走査線を介して水平駆動回路及び垂直駆動回路により前記画素回路を駆動することにより、前記表示部で所望の画像を表示する表示装置の駆動方法において、
    前記画素回路は、
    少なくとも発光素子と、
    信号レベル保持用コンデンサと、
    前記信号レベル保持用コンデンサの両端をゲート及びソースに接続し、前記発光素子のアノードを前記ソースに接続し、前記ゲート及びソース間電圧に応じた駆動電流で前記発光素子を駆動する駆動トランジスタと、
    前記駆動トランジスタのゲートを前記信号線に接続する書込トランジスタとを有し、
    前記駆動方法は、
    前記発光素子の発光を停止させる非発光期間において、
    前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタのしきい値電圧以上の電圧に設定した後、前記駆動トランジスタの電源の制御により前記信号レベル保持用コンデンサの前記発光素子側端を前記駆動トランジスタにより充電することにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタのしきい値電圧に設定するしきい値電圧設定ステップと、
    続いて移動度補正の期間の間、前記書込トランジスタをオン動作させて前記信号レベル保持用コンデンサの前記ゲート側端を前記信号線に接続することにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記駆動トランジスタの移動度で補正して前記信号レベル保持用コンデンサのゲート側電圧を前記発光素子の階調に対応する電圧に設定する階調設定ステップとを有し、
    前記発光素子から出射される出射光の出射効率に応じて、前記書込トランジスタの大きさを設定する
    ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
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