JP2009008872A - 表示装置及び表示装置の駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、表示装置及び表示装置の駆動方法に関し、例えば有機EL素子によるアクティブマトリックス型の表示装置に適用して、信号レベル保持用コンデンサ等を小型化し、垂直駆動回路の構成を簡略化し、消費電力を低減する。
【解決手段】本発明は、中間電圧Vofs2、階調電圧Vsigにより駆動トランジスタの移動度のばらつきを補正するようにして、書込み信号WSのHレベルの電圧を駆動トランジスタの電源電圧Vccと等しい電圧に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示装置及び表示装置の駆動方法に関し、例えば有機EL(Electro Luminescence)素子によるアクティブマトリックス型の表示装置に適用することができる。本発明は、中間電圧、階調電圧により駆動トランジスタの移動度のばらつきを補正するようにして、書込み信号のHレベルの電圧を駆動トランジスタの電源電圧と等しい電圧に設定することにより、信号レベル保持用コンデンサ等を小型化し、垂直駆動回路の構成を簡略化し、消費電力を低減する。
従来、有機EL素子を用いたアクティブマトリックス型の表示装置は、有機EL素子と有機EL素子を駆動する駆動回路とによる画素をマトリックス状に配置して表示部が形成され、この表示部の周囲に配置した水平駆動回路及び垂直駆動回路により各画素の動作を制御して所望の画像を表示している。
この有機EL素子を用いた表示装置に関して、特開2006−227237号公報には、有機EL素子を駆動する駆動トランジスタのしきい値電圧のばらつきを補正して各画素の階調を設定することにより、このしきい値電圧のばらつきによる画質劣化を防止し、Nチャンネル型のトランジスタを使用する場合でも、高い画質を確保することが可能な構成が提案されている。
しかしながらこの種の表示装置に適用される駆動トランジスタは、しきい値電圧の他に、移動度もばらつく欠点がある。これに対してこの種の表示装置は、駆動トランジスタの移動度のばらつきによっても画質が劣化する問題がある。
この問題を解決する1つの方法として、各画素回路を図6に示すように構成することが考えられる。ここでこの図6に示す表示装置1において、表示部2は、画素3をマトリックス状に配置して形成される。画素3は、信号レベル保持用コンデンサC1の一端が有機EL素子4のアノードに接続され、書込み信号WSに応じてオンオフ動作する書込みトランジスタTR1を介して、この信号レベル保持用コンデンサC1の他端が信号線SIGに接続される。画素3は、この信号レベル保持用コンデンサC1の両端が駆動トランジスタTR2のソース及びゲートに接続され、この駆動トランジスタTR2のドレインが電源供給用の走査線SCNに接続される。なおこの図6において、Vcathは、有機EL素子4のカソード電圧である。またCsubは、有機EL素子4と並列に配置される補助容量である。
表示装置1は、垂直駆動回路5のライトスキャン回路(WSCN)5A、ドライブスキャン回路(DSCN)5Bにより走査線SCNに書込み信号WS、電源用の駆動信号DSを出力し、また水平駆動回路6の水平セレクタ(HSEL)6Aにより信号線SIGに駆動信号Ssigを出力し、これにより画素3の動作を制御する。
ここで図7は、この画素3の動作を示すタイムチャートである。ここで書込み信号WS(図7(A))は、当該画素3の発光を停止させる非発光期間において、所定のタイミングで立ち上げられて書込みトランジスタTR1をオン状態に設定する。また電源用の駆動信号DS(図7(B))は、当該画素3の非発光期間において、この非発光期間の開始時点から一定期間の間、電源電圧Vccから所定の固定電圧Viniに立ち下げられる。また駆動信号Ssig(図7(C))は、所定の固定電圧Vofsを間に挟んで、信号線SIGに接続された各画素の階調電圧Vsigが順次繰り返される。なおここで階調電圧Vsigは、各画素3に設けられた有機EL素子4の発光輝度を示す電圧である。
画素3は、有機EL素子4を発光させる期間である発光期間の間、書込み信号WSにより書込みトランジスタTR1がオフ状態に設定されて、駆動信号DSにより駆動トランジスタTR2に電源電圧Vccが供給される。これにより画素3は、駆動トランジスタTR2のゲート電圧Vg及びソース電圧Vs(図7(D)及び(E))が信号レベル保持用コンデンサC1の両端の電圧に保持され、この信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧差に応じた駆動電流Idsで有機EL素子4を駆動する。なおこの駆動電流Idsは、次式により表される。ここでVgsは、駆動トランジスタTR2のゲートソース間電圧であり、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧差である。またμはトランジスタTR2の移動度、WはトランジスタTR2のチャンネル幅、LはトランジスタTR2のチャンネル長、CoxはトランジスタTR2の単位面積当りのゲート絶縁膜の容量、VthはトランジスタTR2のしきい値電圧である。
Figure 2009008872
画素3は、発光期間が終了する時点t1で、電源用の駆動信号DSにより駆動トランジスタTR2のドレイン電圧が所定電圧Viniに立ち下げられる。ここでこの電圧Viniは、駆動トランジスタTR2のドレインをソースとして機能させるのに十分に低い電圧である。これにより画素3は、信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子4側端の蓄積電荷が駆動トランジスタTR2を介して走査線SCNに放電し、駆動トランジスタTR2のソース電圧Vsが電圧Viniに立ち下がって有機EL素子4の発光が停止する。
続いて画素3は、時点t2で、駆動信号Ssigにより信号線SIGの電圧が所定の固定電圧Vofsに立ち下げられ、書込み信号WSにより書込みトランジスタTR1がオン状態に切り換わる(図7(A)及び(C))。これにより画素3は、駆動トランジスタTR2のゲート電圧Vgがこの信号線SIGの電圧Vofsに設定され、駆動トランジスタTR2のゲートソース間電圧VgsがVofs−Viniに設定される。ここで画素3は、固定電圧Vofs、Viniの設定により、このVofs−Viniが、駆動トランジスタTR2のしきい値電圧Vthより大きな電圧となるように設定される。
続いて画素3は、時点t3で、電源用の駆動信号DSにより駆動トランジスタTR2のドレイン電圧が電源電圧Vccに立ち上げられる(図7(A)〜(C))。これにより画素3は、駆動トランジスタTR2を介して信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子4側端に電源Vccから充電電流が流入し、この有機EL素子4側端の電圧Vsが徐々に上昇する。なおこれにより画素3は、有機EL素子4にも電流が流入することになるが、この流入した電流は有機EL素子4の容量と補助容量Csubの充電に使用され、有機EL素子4は発光することなく、単に駆動トランジスタTR2のソース電圧Vsのみが上昇する。
画素3は、続く時点t4で、書込み信号WSにより書込みトランジスタTR1がオフ状態に切り換えられ、続いて信号線SIGの信号レベルが隣接ラインの対応する画素の階調電圧Vsigに設定される。これにより画素3は、時点t4における信号レベル保持用コンデンサの両端電圧差に応じた駆動トランジスタTR2の駆動電流によりこの駆動トランジスタTR2のソース電圧Vsが徐々に上昇し、またこのソース電圧Vsの上昇と連動して駆動トランジスタTR2のゲート電圧Vgが上昇する。なおこの間における信号線SIGの階調電圧Vsigは、隣接ラインの対応する画素の階調設定に使用される。
画素3は、一定時間の経過後、時点t5で、再び信号線SIGの信号レベルが電圧Vofsに切り換えられ、また書込み信号WSが立ち上げられて書込みトランジスタTR1がオン状態に設定される。これにより画素3は、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧差が駆動トランジスタTR2のしきい値電圧より大きい場合、信号レベル保持用コンデンサC1の信号線SIG側電圧を電圧Vofsに保持した状態で、駆動トランジスタTR2を介して電源Vccにより信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子4側端に充電電流が流れ、駆動トランジスタTR2のソース電圧Vsが徐々に上昇する。またこのソース電圧Vsの上昇により、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧差が駆動トランジスタTR2のしきい値電圧Vthになると、駆動トランジスタTR2を介した充電電流の流入が停止して駆動トランジスタTR2のソース電圧Vsの上昇が停止する。
画素3は、一定時間経過すると、時点t6で、書込み信号WSにより書込みトランジスタTR1がオフ状態に切り換えられる。これら一連の動作により、画素3は、時点t1から時点t2までの期間が、駆動トランジスタTR2におけるしきい値電圧Vthのばらつき補正の準備期間に割り当てられ、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧差が駆動トランジスタTR2のしきい値電圧Vthより大きな電圧に設定される。また時点t3から時点t4までの期間と、時点t5から時点t6までの期間とが、駆動トランジスタTR2におけるしきい値電圧Vthのばらつき補正の期間に割り当てられ、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧差が駆動トランジスタTR2のしきい値電圧Vthに設定される。なおこのばらつき補正の期間は、必要に応じて3回以上としてもよい。
画素3は、続いて駆動信号Ssigにより信号線SIGの信号レベルが当該画素3の階調電圧Vsigに設定され、その後、時点t7で、書込み信号WSにより書込みトランジスタTR1がオン状態に設定される。これにより画素3は、トランジスタTR2のしきい値電圧Vthを打ち消すようにして、信号レベル保持用コンデンサC1に階調電圧Vsigが設定され、これによりトランジスタTR2のしきい値電圧Vthのばらつきによる発光輝度のばらつきが防止される。
ここで画素3は、時点t7で書込みトランジスタTR1がオン状態に設定された後、一定の期間Tμだけ経過した時点t8で、書込み信号WSにより書込みトランジスタTR1がオフ状態に設定され、信号線SIGの電圧Vsigが信号レベル保持用コンデンサC1にホールドされる。この期間Tμの間、画素3は、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧に応じた駆動トランジスタTR2の駆動電流により、信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子4側端が充電され、トランジスタTR1のソース電圧Vsが上昇することになる。ここでこの駆動電流は、(1)式に示すように、移動度μに比例することから、期間Tμでは、駆動トランジスタTR2の移動度μに応じてソース電圧Vsの上昇速度が変化し、移動度μが大きい場合程、発光輝度を低下させる方向に信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧を補正することになる。これにより画素3は、この期間Tμで駆動トランジスタTR2の移動度のばらつきが補正され、その後、いわゆるブートストラップにより、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧に応じた駆動電流で有機EL素子4を発光させる。
この図6の構成によれば、Nチャンネル型トランジスタで画素回路を構成して、簡易な構成により、駆動トランジスタTR2のしきい値電圧のばらつき、移動度のばらつきによる画質劣化を防止することができる。
ところで図6の構成による表示装置では、書込み信号WSにより書込みトランジスタTR1をオン状態に設定して画素3の階調を設定しながら、駆動トランジスタTR2の移動度のばらつきを補正することになる。この移動度を補正している期間Tμの解析のために、図8に示すように、時点t=0で書込みトランジスタTR1がオン動作し、駆動トランジスタTR2のゲート電圧Vgが次式により示すように、時点tにおいて傾きaにより上昇するものとする。なおVg0は、ゲート電圧Vgの初期値である。
Figure 2009008872
この場合、駆動トランジスタTR2のソース電圧Vsは、次式により表される。なおここでgは、駆動トランジスタTR2の入力ゲインであり、Viは、駆動トランジスタTR2の電流によるソース電圧の上昇分である。またVs0は、ソース電圧Vsの初期値である。
Figure 2009008872
従って(2)及び(3)式により、駆動トランジスタTR2のゲートソース間電圧Vgsは、次式により表すことができる。なおここでVgs0は、ゲートソース間電圧Vgsの初期値であり、Vgs0=Vg0−Vs0である。
Figure 2009008872
またこの(4)式を右辺及び左辺を微分すれば、次式の関係式を得ることができる。
Figure 2009008872
また駆動トランジスタTR2のソース側端の容量をCと置くと、この容量Cの端子電圧は、CV=itで表されることから、駆動トランジスタTR2の電流によるソース電圧の上昇分Viに関して、次式の関係式を得ることができる。なおここでkuは、係数である。
Figure 2009008872
この(6)式に(5)式を代入して整理すれば、次式の関係式を得ることができる。
Figure 2009008872
この(7)式を解くと、次式の関係式を得ることができ、時点t=0を基準にしたゲートソース間電圧Vgsの変化を数式により表すことができる。
Figure 2009008872
図9及び図10は、この(8)式においてそれぞれ容量Cを5〔pF〕及び2〔pF〕とおいて駆動トランジスタTR2のゲート電圧Vg及びソース電圧Vsの変化をシュミレーションした結果を示す特性曲線図である。この図9及び図10から判るように、容量Cを大きくするに従って、ソース電圧Vsの立ち上がりに時間を要し、移動度の補正に時間を要することになる。
これに対して図11は、この移動度の補正期間Tμを極端に長くした場合における発光輝度の変化を示す特性曲線図である。この場合、時点t=0で移動度の補正を開始すると、一定の時間経過後に発光輝度がピーク値を取り、徐々に発光輝度が低下することが判る。以下、この発光輝度のピークを輝度ピークと呼ぶ。
ここでこの図9及び図10により示される容量Cと移動度補正に要する時間との関係、図11により示される輝度ピークの特性を考慮して、書込み信号WSについて考察する。ここで書込み信号WSは、ライトスキャン回路5Aで生成されて表示部12の走査線SCNに供給されることから、表示部12において、入力端より遠ざかるに従って負荷容量により波形なまりが発生する。従って入力端より遠く離れた部位でも、十分に移動度を補正するためには、移動度の補正時間Tμを十分に大きくする必要がある。
具体的に、例えば入力端から最も離れた箇所でのトランジェントがτ=0.2〔μsec〕であり、書込み信号WSの立ち上がり及び立ち下がりにそれぞれ5τの期間を割り当てるようにすると、この立ち上がり及び立ち下がりの期間は、10τ=2〔μsec〕の期間となる。この場合に、ピーク輝度となるまでの時間が2〔μsec〕であるとすると、書込み信号WSの入力端では、波形なまりが小さいことにより、書込みトランジスタTR1のオン期間を2〔μsec〕確保することができる。しかしながら入力端から離れた箇所では、波形なまりにより書込み信号WSの信号波形が三角波に近づき、書込みトランジスタTR1のオン期間では、ピーク輝度を確保することが困難になる。
これにより書込み信号WSの入力端から離れた箇所でもピーク輝度を確保するためには、移動度の補正時間Tμを十分に大きくする必要がある。この場合、図9及び図10により示される容量Cと移動度補正に要する時間との関係から、容量Cを大きくすることが必要になる。
しかしながら容量Cを大きくする場合には、信号レベル保持用コンデンサC1、補助容量Csubが大型化する問題がある。また書込みトランジスタTR1をオン動作させる書込み信号WSの電圧も高くする必要があり、垂直駆動回路の構成が複雑になり、さらには消費電力が増大する問題もある。
特開2006−227237号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信号レベル保持用コンデンサ等を小型化し、垂直駆動回路の構成を簡略化し、消費電力を低減することができる表示装置及び表示装置の駆動方法を提案しようとするものである。
上記の課題を解決するため請求項1の発明は、画素をマトリックス状に配置して形成された表示部に対して、前記表示部の信号線及び走査線を介して水平駆動回路及び垂直駆動回路により前記画素を駆動することにより、前記表示部で所望の画像を表示する表示装置に適用して、前記画素は、発光素子と、信号レベル保持用コンデンサと、前記垂直駆動回路から出力される書込み信号によりオン動作して、前記信号レベル保持用コンデンサの一端を前記信号線に接続する書込みトランジスタと、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧に応じた駆動電流で前記発光素子を駆動する駆動トランジスタと、前記発光素子と並列に接続された補助容量とを有し、前記水平駆動回路は、前記発光素子の発光を停止させる非発光期間において、前記信号線の電圧を所定の固定電圧、中間電圧、前記発光素子の発光輝度を示す階調電圧に順次切り換え、前記垂直駆動回路は、前記書込み信号及び前記駆動トランジスタの電源の立ち上げ及び立ち下げにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を移動度補正前電圧に設定した後、前記信号線の電圧を前記中間電圧、前記階調電圧に設定している期間で、前記書込み信号の立ち上げ及び立ち下げにより、前記駆動トランジスタの移動度で補正して前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記階調電圧に対応する電圧に設定し、前記書込み信号のHレベルの電圧を、前記駆動トランジスタの電源の電圧と等しい電圧に設定する。
また請求項3の発明は、画素をマトリックス状に配置して形成された表示部に対して、前記表示部の信号線及び走査線を介して水平駆動回路及び垂直駆動回路により前記画素を駆動することにより、前記表示部で所望の画像を表示する表示装置の駆動方法に適用して、前記画素は、発光素子と、信号レベル保持用コンデンサと、前記垂直駆動回路から出力される書込み信号によりオン動作して、前記信号レベル保持用コンデンサの一端を前記信号線に接続する書込みトランジスタと、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧に応じた駆動電流で前記発光素子を駆動する駆動トランジスタと、前記発光素子と並列に接続された補助容量とを有し、前記駆動方法は、前記発光素子の発光を停止させる非発光期間において、前記信号線の電圧を所定の固定電圧、中間電圧、前記発光素子の発光輝度を示す階調電圧に順次切り換え、前記書込み信号及び前記駆動トランジスタの電源の立ち上げ及び立ち下げにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を移動度補正前電圧に設定した後、前記信号線の電圧を前記中間電圧、前記階調電圧に設定している期間で、前記書込み信号の立ち上げ及び立ち下げにより、前記駆動トランジスタの移動度で補正して前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記階調電圧に対応する電圧に設定し、前記書込み信号のHレベルの電圧を、前記駆動トランジスタの電源の電圧と等しい電圧に設定する。
請求項1又は請求項3の構成により、信号線の電圧を中間電圧、階調電圧に設定している期間で、駆動トランジスタの移動度で補正して信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を階調電圧に対応する電圧に設定する場合には、単に階調電圧により駆動トランジスタの移動度のばらつきを補正する場合に比して、補正に要する時間を長くすることができる。従って信号レベル保持用コンデンサ、補助コンデンサの容量を増大しなくても、十分な補正時間を確保して書込み信号の波形なまりに対応することができ、これにより信号レベル保持用コンデンサ等の容量を小容量化することができる。また信号レベル保持用コンデンサ等の容量を小容量化しなくてもよいことにより、書込み信号のHレベルを低下させても十分に移動度を補正することができ、これにより書込み信号のHレベルの電圧を、駆動トランジスタの電源の電圧と等しい電圧に設定して、垂直駆動回路の構成を簡略化し、消費電力を低減することができる。
本発明によれば、信号レベル保持用コンデンサ等を小型化し、垂直駆動回路の構成を簡略化し、消費電力を低減することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例の構成
図1は、本発明の実施例1の表示装置を示すブロック図である。この表示装置11は、表示部12の周囲、表示部12を構成する絶縁基板上に垂直駆動回路15及び水平駆動回路16が配置される。
ここで中間データ生成部17は、表示部12とは別体に設けられ、例えばルックアップテーブルにより構成される。中間データ生成部17は、画像データD1に応じて、中間データD2を生成して出力する。ここでこの表示装置11は、画像データD1及び中間デーアD2をアナログディジタル変換処理してそれぞれ階調電圧Vsig及び中間電圧Vofs2を生成する。図2は、この階調電圧Vsig及び中間電圧Vofs2の関係を示す特性曲線図である。中間データ生成部17は、このルックアップテーブルの設定により、階調電圧Vsigが黒レベルの電圧から白レベルの電圧に変化するに従って、二次関数の特性により中間電圧Vofs2が変化するように中間データD2を生成する。またこの二次関数の特性のピークが、白レベルの電圧と黒レベルの電圧との間の、グレーレベルの階調電圧Vsigの位置となるように設定する。
水平駆動回路16は、この画像データD1、中間データD2に基づいて、固定電圧Vofs、中間電圧Vofs2、階調電圧Vsigの繰り返しによる駆動信号Ssigを各信号線SIGに出力する。すなわち水平駆動回路16において、水平セレクタ16Aは、表示部12の信号線SIG毎に、駆動信号生成回路18A、18B、……が設けられ、各駆動信号生成回路18A、18B、……でそれぞれ対応する信号線SIGの駆動信号Ssigを生成する。
すなわち水平セレクタ16Aは、所定のラッチパルスを駆動信号生成回路18A、18B、……で順次転送する。各駆動信号生成回路18A、18B、……は、このラッチパルスによりラッチ回路19で画像データD1をラッチし、これにより水平セレクタ16Aは、例えばラスタ走査順に入力される画像データD1を対応する信号線SIGに振り分ける。
階調電圧生成回路20は、この水平セレクタ16Aに設けられた図示しない基準電圧生成回路から出力される複数の基準電圧から、ラッチ回路19でラッチされた画像データD1に対応する基準電圧を選択出力することにより、この画像データD1をアナログディジタル変換処理して階調電圧Vsigを生成する。これにより階調電圧生成回路20は、対応する信号線SIGに接続された各画素3の階調電圧Vsigを例えば1水平走査期間を単位とした時分割により出力する。
ラッチ回路21は、ラッチ回路19と同様にして、順次転送されるラッチパルスにより、中間データ生成部23から出力される中間データD2をラッチする。
中間電圧生成回路22は、階調電圧生成回路20と同様にして、ラッチ回路21でラッチされた中間データD2をアナログディジタル変換処理し、中間電圧Vofs2を生成する。これにより中間電圧生成回路22は、階調電圧生成回路20と同様に、対応する信号線SIGに接続された各画素3の中間電圧Vofs2を例えば1水平走査期間を単位とした時分割により出力する。
電源回路25は、黒階調の階調電圧Vsig以下の電圧である固定電圧Vofsを出力する。スイッチ回路26、27、28は、固定電圧Vofs、階調電圧Vsig、中間電圧Vofs2を対応する信号線SIGに選択出力する。この表示装置11は、ライン順次で順次表示部12の各画素3に階調電圧Vsigを設定し、このためスイッチ回路26、27、28は、図3(C)に示すように、1水平走査期間を繰り返しの周期に設定して、順次、循環的にオン動作して固定電圧Vofs、階調電圧Vsig、中間電圧Vofs2の繰り返しにより駆動信号Ssigを出力する。
表示部12は、画素13をマトリックス状に配置して形成される。画素13は、信号レベル保持用コンデンサC1、補助容量Csubが小容量化されている点を除いて、図5について上述した画素3と同一に構成される。
垂直駆動回路15は、ライトスキャン回路(WSCN)15A及びドライブスキャン回路(DSCN)15Bで書込み信号WS及び駆動信号DSを生成し、これら書込み信号WS及び駆動信号DSを表示部12の走査線SCNに入力する。
すなわち図3に示すように、ドライブスキャン回路15Bは、非発光期間が開始すると、駆動信号DVを一次的に固定電圧Viniに立ち下げ、これにより信号レベル保持用コンデンサC1の有機EL素子4側端の電圧をこの固定電位Viniに設定する(図3(B))。またライトスキャン回路15Aは、非発光期間において、信号線SIGの駆動信号Ssigが固定電圧Vofsに設定されている期間の間、書込み信号WSの信号レベルを立ち上げ(図3(A))、これにより符号Tth1、Tth2、Tth3により示す期間で、信号レベル保持用コンデンサC1の両端電位差を駆動トランジスタTR2のしきい値電圧Vthに設定する。
またライトスキャン回路15Aは、非発光期間の最後の1水平走査期間において、信号線SIGの駆動信号Ssigが中間電圧Vofs2から階調電圧Vsigに切り換わる時点を間に挟んだ前後一定期間Tμの間、書込み信号WSを立ち上げ、これによりこの一定の期間Tμの間、書込みトランジスタTR1をオン状態に設定して駆動トランジスタTR2の移動度を補正する。これによりこの表示装置11では、この一定の期間Tμが移動度を補正する期間に割り当てられる。
ライトスキャン回路15Aは、この一定の期間Tμが、図5について上述した移動度の補正期間Tμに比して長くなるように書込み信号WSを生成する。またドライブスキャン回路15Bと同一の電源Vccによりこの書込み信号WSを作成し、これにより書込み信号WSのHレベルの電圧をこの電源Vccの電圧に設定する。
これらによりこの表示装置11は、発光素子である有機EL素子4の発光を停止させる非発光期間において、信号線SIGの電圧を固定電圧Vofs、中間電圧Vofs2、階調電圧Vsigで順次循環的に切り換えるようにして、非発光期間が開始すると、しきい値電圧Vthの補正処理における書込み信号WS及び駆動トランジスタTR2の電源の制御により、信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧を移動度補正前電圧である駆動トランジスタTR2のしきい値電圧Vthに設定する。またその後、信号線SIGの電圧を中間電圧Vofs2、階調電圧Vsigに設定している期間で、書込み信号WSの制御により、駆動トランジスタTR2の移動度μで補正して信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧を階調電圧Vsigに対応する電圧に設定する。
(2)実施例の動作
以上の構成において、この実施例の表示装置11では(図1)、水平駆動回路16及び垂直駆動回路15による表示部12の駆動により順次ライン単位で表示部12の画素13に信号線SIGの階調電圧Vsigが設定されると共に、この設定された階調電圧Vsigにより各画素13の有機EL素子4が発光し(図6参照)、所望の画像が表示部12で表示される。
すなわちこの表示装置11では、非発光期間において、この信号レベル保持用コンデンサC1の一端が信号線SIGの階調電圧Vsigに設定され、発光期間において、この信号レベル保持用コンデンサC1の端子間電圧によるゲートソース間電圧Vgsによって、トランジスタTR2により有機EL素子4が駆動される。これによりこの表示装置11では、信号線SIGの階調電圧Vsigに応じた発光輝度で各画素13の有機EL素子4が発光する。
表示装置11は、この階調電圧Vsigの設定に先立って(図4)、非発光期間が開始すると、始めに信号レベル保持用コンデンサC1の両端電圧が所定の固定電圧Vofs及びViniに設定された後、有機EL素子4を駆動するトランジスタTR2を介した放電により、信号レベル保持用コンデンサC1にトランジスタTR2のしきい値電圧Vthが設定される(図3、期間Tth1、Tth2、Tth3)。これにより表示装置11は、トランジスタTR2のしきい値電圧Vthのばらつきによる発光輝度のばらつきが補正される。
またその後、トランジスタTR2の移動度のばらつきが補正された後、信号レベル保持用コンデンサC1に信号線SIGの階調電圧Vsigがホールドされ、有機EL素子4の発光輝度が設定される。
しかしながら表示部12の入力端から遠ざかるに従って書込み信号WSの波形がなまることにより、単に階調電圧Vsigのみにより移動度のばらつきを補正する場合には(図7〜図11参照)、信号レベル保持用コンデンサC1、補助容量Csubの容量を十分に大きくして移動度を補正する期間Tμを十分に長くする必要があり、その結果、書込み信号WSのHレベルを十分に高い電圧に設定することが必要になる。
そこでこの表示装置11では、始めに、所定の中間電圧Vofs2により移動度のばらつきを補正した後、最終的な設定に係る階調電圧Vsigにより移動度のばらつきを補正する(図3)。このように中間電圧Vofs2、階調電圧Vsigで移動度のばらつきを補正する場合には、図4に示すように、単に階調電圧Vsigのみで移動度をばらつき補正する場合に比して、移動度の補正に要する時間を長くすることができる。なお図4では、階調電圧Vsigのみで移動度をばらつき補正する場合のトランジスタTR2のゲート電圧Vg及びソース電圧Vsを破線で示す。この図4において、符号Tμ1及びTμ2は、それぞれ階調電圧Vsigのみで移動度をばらつき補正する場合、中間電圧Vofs2、階調電圧Vsigで移動度のばらつきを補正する場合の、補正に要する時間である。
これによりこの実施例では、信号レベル保持用コンデンサC1、補助容量Csubの容量を大きくしなくても、十分に移動度補正の期間Tμ2を長くすることができ、その結果、図6に示す構成に比して信号レベル保持用コンデンサC1、補助容量Csubの容量を小容量化することができる。なおこのように信号レベル保持用コンデンサC1、補助容量Csubの容量を小容量化すれば、これら信号レベル保持用コンデンサC1、補助容量Csubの不良を低減することができ、表示装置としては、いわゆる欠陥画素である滅点の発生を少なくすることができる。
またこのように信号レベル保持用コンデンサC1、補助容量Csubの容量を小容量化することができることにより、書込み信号WSは、Hレベルの電圧を小さくすることができ、この実施例ではこのことを利用して、ライトスキャン回路15Aにおいて、ドライブスキャン回路15Bと同一の電源Vccにより書込み信号WSが生成され、これにより電源に関する構成を簡略化することができる。
さらにこの実施例では、この中間電圧Vofs2が、階調電圧Vsigに対して二次関数の特性により作成されることにより、発光輝度に応じて変化する移動度補正に要する時間変動に適切に対応して、高画質の表示画像を表示することができる。
すなわち単に階調電圧Vsigで移動度のばらつきを補正する場合、図5に示すように、階調電圧Vsigに応じて駆動トランジスタTR2におけるソース電圧Vsの電圧上昇が速くなり、これにより発光輝度が高い場合には、移動度のばらつき補正に要する時間が短くなるのに対し、発光輝度が低い場合は、移動度のばらつき補正に要する時間が長くなる。これによりこの場合、発光輝度に応じて移動度のばらつき補正に過不足が発生し、画質が劣化することになる。なおこの図5では、符号L3及びL4によりそれぞれ移動度が大きい場合及び小さい場合を示し、符号TW及びTGがそれぞれ白階調及びグレー階調を表示する場合の、移動度補正に要する時間である。
しかしながらこの実施例のように、始めに、所定の中間電圧Vofs2により移動度のばらつきを補正した後、最終的な設定に係る階調電圧Vsigにより移動度のばらつきを補正すれば、この中間電圧Vofs2の設定により、発光輝度が種々に異なる場合でも、一定時間の移動度の補正により、過不足なく移動度を補正することができる。
これによりこの実施例では、一定の時間Tμで移動度のばらつきを補正する場合でも、発光輝度に応じた移動度のばらつき補正の過不足を防止して画質の劣化を防止する。
具体的にこの実施例では、階調電圧Vsigの変化に対して、中間電圧Vofs2の変化が二次関数で表されるように設定することにより、発光輝度が種々に異なる場合でも、それぞれ過不足なくトランジスタTR2の移動度のばらつきを補正して、高画質の表示画像を得ることができる(図3)。
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、中間電圧、階調電圧により駆動トランジスタの移動度のばらつきを補正するようにして、書込み信号のHレベルの電圧を駆動トランジスタの電源電圧と等しい電圧に設定することにより、信号レベル保持用コンデンサ等を小型化し、垂直駆動回路の構成を簡略化し、消費電力を低減することができる。
またこのとき信号レベル保持用コンデンサに駆動トランジスタのしきい値電圧を設定した後、移動度補正の処理を実行するようにして、階調電圧の変化に対して中間電圧の変化が二次関数で表されるように階調電圧に応じて中間電圧を可変することにより、駆動トランジスタの移動度のばらつきを適切に補正して画質を向上することができる。
なお上述の実施例においては、水平セレクタの外部回路で中間データを生成し、この中間データを水平セレクタでアナログディジタル変換処理して中間電圧を生成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば階調電圧を非線型な特性で増幅して中間電圧を生成する場合等、中間電圧の生成方法は、種々の手法を広く適用することができる。
また上述の実施例においては、二次関数の特性により中間電圧を生成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、中間電圧設定前の信号レベル保持用コンデンサの設定電圧に応じて、種々の特性により中間電圧を生成して上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
また上述の実施例においては、発光輝度による移動度補正の過不足を防止することを目的に、階調電圧に応じて中間電圧を可変する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、実用上十分に移動度補正の過不足を許容できる場合には、中間電圧を固定した電圧に設定してもよい。
また上述の実施例においては、発光素子に有機EL素子を使用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電流駆動型の各種発光素子を使用する場合に広く適用することができる。
本発明は、例えば有機EL素子によるアクティブマトリックス型の表示装置に適用することができる。
本発明の実施例1の表示装置を示すブロック図である。 図1の表示装置における階調電圧と中間電圧との関係を示す特性曲線図である。 図1の表示装置の動作の説明に供するタイムチャートである。 図1の表示装置における移動度の補正の説明に表するタイムチャートである。 移動度のばらつき補正の過不足の説明に供する特性曲線図である。 Nチャンネル型トランジスタを用いて考えられる表示装置を示すブロック図である。 図6の表示装置の動作の説明に供するタイムチャートである。 図6の表示装置における移動度補正時の各部の電圧変化の説明に供するタイムチャートである。 容量が小さい場合のゲート電圧及びソース電圧の変化を示す特性曲線図である。 容量が大きい場合のゲート電圧及びソース電圧の変化を示す特性曲線図である。 輝度ピークの説明に供する特性曲線図である。
符号の説明
1、11……表示装置、2、12……表示部、3、13……画素、4……有機EL素子、5、15……垂直駆動回路、5A、15A……ライトスキャン回路、5B、15B……ドライブスキャン回路、6、16……水平駆動回路、6A、16A……水平セレクタ、17……中間データ生成回路、20……階調電圧生成回路、22……中間電圧生成回路

Claims (3)

  1. 画素をマトリックス状に配置して形成された表示部に対して、前記表示部の信号線及び走査線を介して水平駆動回路及び垂直駆動回路により前記画素を駆動することにより、前記表示部で所望の画像を表示する表示装置において、
    前記画素は、
    発光素子と、
    信号レベル保持用コンデンサと、
    前記垂直駆動回路から出力される書込み信号によりオン動作して、前記信号レベル保持用コンデンサの一端を前記信号線に接続する書込みトランジスタと、
    前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧に応じた駆動電流で前記発光素子を駆動する駆動トランジスタと、
    前記発光素子と並列に接続された補助容量とを有し、
    前記水平駆動回路は、
    前記発光素子の発光を停止させる非発光期間において、前記信号線の電圧を所定の固定電圧、中間電圧、前記発光素子の発光輝度を示す階調電圧に順次切り換え、
    前記垂直駆動回路は、
    前記書込み信号及び前記駆動トランジスタの電源の立ち上げ及び立ち下げにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を移動度補正前電圧に設定した後、
    前記信号線の電圧を前記中間電圧、前記階調電圧に設定している期間で、前記書込み信号の立ち上げ及び立ち下げにより、前記駆動トランジスタの移動度で補正して前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記階調電圧に対応する電圧に設定し、
    前記書込み信号のHレベルの電圧を、前記駆動トランジスタの電源の電圧と等しい電圧に設定した
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記移動度補正前電圧が、前記駆動トランジスタのしきい値電圧であり、
    前記水平駆動回路は、
    前記階調電圧の変化に対して、前記中間電圧の変化が二次関数で表されるように、前記階調電圧に応じて前記中間電圧を可変する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 画素をマトリックス状に配置して形成された表示部に対して、前記表示部の信号線及び走査線を介して水平駆動回路及び垂直駆動回路により前記画素を駆動することにより、前記表示部で所望の画像を表示する表示装置の駆動方法において、
    前記画素は、
    発光素子と、
    信号レベル保持用コンデンサと、
    前記垂直駆動回路から出力される書込み信号によりオン動作して、前記信号レベル保持用コンデンサの一端を前記信号線に接続する書込みトランジスタと、
    前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧に応じた駆動電流で前記発光素子を駆動する駆動トランジスタと、
    前記発光素子と並列に接続された補助容量とを有し、
    前記駆動方法は、
    前記発光素子の発光を停止させる非発光期間において、前記信号線の電圧を所定の固定電圧、中間電圧、前記発光素子の発光輝度を示す階調電圧に順次切り換え、
    前記書込み信号及び前記駆動トランジスタの電源の立ち上げ及び立ち下げにより、前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を移動度補正前電圧に設定した後、
    前記信号線の電圧を前記中間電圧、前記階調電圧に設定している期間で、前記書込み信号の立ち上げ及び立ち下げにより、前記駆動トランジスタの移動度で補正して前記信号レベル保持用コンデンサの端子間電圧を前記階調電圧に対応する電圧に設定し、
    前記書込み信号のHレベルの電圧を、前記駆動トランジスタの電源の電圧と等しい電圧に設定する
    ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
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