JP4314638B2 - 表示装置及びその駆動制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置及びその駆動制御方法に関し、特に、表示データに応じた電流を供給することにより所定の輝度階調で発光する電流駆動型(又は、電流制御型)の発光素子を、複数配列してなる表示パネル(表示画素アレイ)を備えた表示装置及びその駆動制御方法に関する。
近年、液晶表示装置に続く次世代の表示デバイスとして、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)や無機エレクトロルミネッセンス素子(無機EL素子)、あるいは、発光ダイオード(LED)等のような電流駆動型の発光素子を、マトリクス状に配列した表示パネルを備えた発光素子型の表示装置(発光素子型ディスプレイ)の研究開発が盛んに行われている。
特に、アクティブマトリックス駆動方式を適用した発光素子型ディスプレイにおいては、周知の液晶表示装置に比較して、表示応答速度が速く、また、視野角依存性も少なく、高輝度・高コントラスト化、表示画質の高精細化等が可能であるとともに、液晶表示装置のようにバックライトや導光板を必要としないので、一層の薄型軽量化が可能であるという極めて優位な特徴を有している。そのため、今後様々な電子機器への適用が期待されている。
そして、このような発光素子型ディスプレイにおいては、表示画素ごとに設けられた発光素子の発光状態を制御するための制御回路や制御方法が種々提案されている。例えば、特許文献1等には、表示パネルを構成する表示画素ごとに、発光素子に加えて、当該発光素子を発光駆動制御するための複数のスイッチング素子(トランジスタ)からなる画素回路(画素駆動回路)を備えた構成が記載されている。
図13は、従来技術における発光素子型ディスプレイに適用可能な表示画素(画素駆動回路及び発光素子)の構成例を示す等価回路図である。
図13に示すように、特許文献1等に記載された表示画素EMpは、相互に並行して配設された一対の走査ラインSLp1、SLp2とデータラインDLpとの各交点近傍に、ゲート端子が走査ラインSLp1に、ソース端子及びドレイン端子がデータラインDLp及び接点Np1に各々接続されたトランジスタTr111と、ゲート端子が走査ラインSLp2に、ソース端子及びドレイン端子が接点Np1及び接点Np2に各々接続されたトランジスタTr112と、ゲート端子が接点Np2に、ドレイン端子が接点Np1に各々接続され、ソース端子に高電位電圧Vddが印加されたトランジスタTr113と、ゲート端子が接点Np2に接続され、ソース端子に高電位電圧Vddが印加されたトランジスタTr114と、を備えた画素駆動回路DCp、及び、該画素駆動回路DCpのトランジスタTr114のドレイン端子にアノード端子が接続され、カソード端子に接地電位が印加された有機EL素子OLEDを有して構成されている。
ここで、トランジスタTr111はnチャネル型の電界効果型トランジスタ(薄膜トランジスタ)により構成され、トランジスタTr112乃至Tr114はpチャネル型の電界効果型トランジスタにより構成されている。また、CPは、トランジスタTr113及びTr114のゲート−ソース間に形成されるキャパシタ(寄生容量又は付加容量)である。
そして、このような画素駆動回路DCpを有する表示画素EMpにおいては、まず、走査ラインSLp1にハイレベルの走査信号Vsel1を、走査ラインSLp2にローレベルの走査信号Vsel2を各々印加することにより、トランジスタTr111、Tr112及びTr113がオン動作して表示画素EMpが選択状態に設定される。この選択タイミングに同期して、データラインDLpに供給された表示データに応じた階調電流Ipixが上記トランジスタTr111及びTr113を介して流れる。このとき、トランジスタTr112によりトランジスタTr113のゲート・ドレイン間が電気的に短絡されているため、トランジスタTr113は飽和領域で動作する。
これにより、階調電流Ipixの電流レベルがトランジスタTr113により電圧レベルに変換されてゲート−ソース間(接点Np2)に所定の電圧が生じ、この電圧に応じてトランジスタTr114がオン動作して、高電位電圧Vddから所定の発光駆動電流がトランジスタTr114を介して有機EL素子OLEDに流れ、有機EL素子OLEDが当該発光駆動電流に応じた輝度階調で発光動作する。
次いで、走査ラインSLp2にハイレベルの走査信号Vsel2を印加すると、トランジスタTr112がオフ動作することにより、トランジスタTr113のゲート−ソース間に生じた電圧がキャパシタCPにより保持され、次いで、走査ラインSLp1にローレベルの走査信号Vsel1を印加すると、トランジスタTr111がオフ動作することにより、データラインDLpと画素駆動回路DCpとが電気的に遮断される。これにより、上記キャパシタCPに保持された電圧(電位差)により、トランジスタTr114が継続してオン動作し、高電位電圧Vddから所定の発光駆動電流がトランジスタTr114を介して有機EL素子OLEDに流れ、有機EL素子OLEDの発光動作が継続される。
このような画素駆動回路DCpにおける駆動制御方法は、各表示画素EMp(トランジスタTr113のソース−ドレイン間)に表示データに応じて電流値を指定した階調電流Ipixを供給し、該電流値に応じて保持される電圧に基づいて、有機EL素子OLEDに流す発光駆動電流を制御して、所定の輝度階調で発光動作させていることから、電流指定型(又は、電流印加型)の階調制御方法と呼ばれている。
このような電流指定型の階調制御方法に対応した画素駆動回路DCpを備えた表示装置においては、各表示画素に供給される表示データに応じた階調電流Ipixの電流レベルを電圧レベルに変換するトランジスタTr113(電流/電圧変換用トランジスタ)と、当該電圧レベル(接点Np2の電位、又は、キャパシタCPに保持された電圧)に基づいて有機EL素子OLEDに所定の電流値の駆動電流を供給するトランジスタTr114(発光駆動用トランジスタ)と、を備え、これらのトランジスタがカレントミラー回路接続された回路構成を有しているので、トランジスタTr113、Tr114の素子特性(例えば閾値電圧等)の変動やバラツキが生じた場合であっても、有機EL素子に供給される駆動電流への影響を抑制することができ、長期にわたり安定的に表示データに応じた適切な輝度階調での発光動作を実現することができるという利点を有している。
これにより、画素駆動回路DCpに適用するトランジスタとして、素子特性(閾値電圧)の変動が比較的大きいとされるアモルファスシリコントランジスタを適用することができるので、アモルファスシリコン特有の高い生産性や均一性を有する製造プロセスを用いつつ、発光特性や表示画質に優れた表示装置を実現することができる。
特開2001−147659号公報 (第7頁〜第8頁、図1)
しかしながら、上述したような画素駆動回路を適用した表示装置においては、以下に示すような問題を有していた。
(1)電流指定型の階調制御方法においては、上述したように、各表示画素に表示データに応じた電流値を指定して階調電流を供給することにより、有機EL素子に流す発光駆動電流の電流値を設定しているため、表示データの書込動作における表示装置の消費電力が大きくなるという問題を有している。
(2)一方、大型の表示パネルを備えたテレビジョンやモニタ等の電子機器においては、表示パネルに配設されるデータラインの配線長が長くなるとともに、当該データラインに接続される表示画素の数が増加することになる。ここで、上記電流指定型の階調制御方法においては、各表示画素に表示データを書き込む動作は、電流値が指定された階調電流によりデータラインに寄生する容量成分(配線容量及び表示画素の寄生容量等)を所定の電圧まで充電することに相当する。
このとき、最下位又は比較的輝度の低い表示データに応じた階調電流を各表示画素に書き込む場合(低階調表示時)、表示データの輝度階調に対応した小さい電流値の信号電流を各表示画素に供給する必要があるが、上述したようにデータラインの配線長が長くなるとともに、当該データラインに接続される表示画素の数が増加した場合、階調電流の電流値が小さくなるほど(すなわち、低階調表示時ほど)、書込時定数に起因してデータラインの充電時間が長くなって書込動作に長時間を要するようになり、予め設定された(規定の)書込時間では表示画素に書き込まれる表示データが十分安定した状態(充電電圧が飽和状態)に達しない、いわゆる書込不足が生じるという問題を有していた。そのため、表示データに応じた適切な輝度階調で発光動作することができない表示画素が発生して、表示パネル内で輝度差が生じて表示画質の劣化を招くという問題を有していた。
(3)また、表示パネルを高精細化するために、表示パネルに配設される走査ラインの数を増加させて、各走査ラインの選択期間(すなわち、書込時間)を短く設定した場合においても、階調電流の電流値が小さくなるほど(低階調表示時ほど)、各表示画素への十分な書込動作が行われなくなり、上述したような書込不足が発生して表示画質の劣化を招いたり、表示パネルの高精細化が制約されたりするという問題を有していた。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑み、表示パネル(表示画素)への表示データの書込動作時における消費電力を削減することができるとともに、表示データの書込不足の問題を解消して表示画質を改善することができる表示装置及びその駆動制御方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、電流駆動型の発光素子を含む複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを備える表示装置において、前記表示画素は、前記発光素子を所望の輝度階調で発光動作させるための画素回路部を有し、前記画素回路部は、少なくとも、電流路の一端側に互いに異なる電位に設定された第1の電源電圧および第2の電源電圧の何れかの電源電圧が印加され、該電流路の他端側に前記発光素子の一端側との接続接点が接続された第1のスイッチング素子と、電流路の一端側に前記電源電圧が印加され、該電流路の他端側に前記第1のスイッチング素子の制御端子が接続された第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の前記制御端子と前記接続接点との間に接続された電圧保持素子と、を有し、前記画素回路部の前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側に前記電源電圧を印加する電源電圧制御部と、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の他端側に表示データに応じたデータ電圧を印加するデータ電圧制御部と、前記第2のスイッチング素子の前記電流路の導通状態を制御する接続状態制御部と、を具備し、前記電源電圧制御部によって印加される前記第1の電源電圧は、前記発光素子の他端側の電位を基準電位として、前記表示データの全ての階調に対応する前記データ電圧の全ての電圧値より高い電圧値を有するとともに、前記発光素子の発光開始電圧と前記第1のスイッチング素子の閾値電圧との合計電圧に等しいかそれより低く、前記発光素子を前記表示データの階調に依らずに非発光状態とする電圧値を有し、前記第2の電源電圧は前記発光素子を発光状態とする電圧値を有し、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の他端側に前記データ電圧を印加する際に、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側に前記電源電圧制御部から前記第1の電源電圧を印加し、前記接続状態制御部により前記第2のスイッチング素子の前記電流路を導通させて、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側と該第1のスイッチング素子の制御端子とを接続し、前記電圧保持素子に保持された電圧に基づく駆動電流を前記発光素子に流す際に、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側に前記電源電圧制御部から前記第2の電源電圧を印加し、前記接続状態制御部により前記第2のスイッチング素子の前記電流路を非導通として、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側と該第1のスイッチング素子の制御端子との接続を解除することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項2記載の表示装置において、前記電源電圧制御部は、前記表示パネルに2次元配列された前記複数の表示画素における各行ごとの前記表示画素に対して、前記電源電圧を順次印加することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項2記載の表示装置において、前記電源電圧制御部は、前記表示パネルに2次元配列された前記複数の表示画素における複数行ごとの前記表示画素に対して、前記電源電圧を順次印加することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の表示装置において、前記第1および第2のスイッチング素子は、アモルファスシリコンからなる半導体層を備えた電界効果型トランジスタであることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の表示装置において、前記画素回路部は、更に、電流路の一端側に前記データ電圧が印加され、該電流路の他端側に前記第1のスイッチング素子の前記電流路の他端側が接続された第3のスイッチング素子を備えることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の表示装置において、前記第3のスイッチング素子は、アモルファスシリコンからなる半導体層を備えた電界効果型トランジスタであることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の表示装置において、前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、電流駆動型の発光素子を含む複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを備える表示装置の駆動制御方法において、前記表示画素は、少なくとも、電流路の一端側に所定の電源電圧が印加され、該電流路の他端側に前記発光素子の一端側との接続接点が接続された第1のスイッチング素子と、電流路の一端側に前記電源電圧が印加され、該電流路の他端側に前記第1のスイッチング素子の制御端子が接続された第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の前記制御端子と前記接続接点との間に接続された電圧保持素子と、を具備する画素回路部を有し、前記第2のスイッチング素子の前記電流路を導通させて、前記第1のスイッチング素子の制御端子と該第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側とを電気的に接続し、該電流路の他端側に表示データに応じたデータ電圧を印加し、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側に、前記発光素子の他端側の電位を基準電位として、前記表示データの全ての階調に対応する前記データ電圧の全ての電圧値より高い電圧値を有するとともに、前記発光素子の発光開始電圧と前記第1のスイッチング素子の閾値電圧との合計電圧に等しいかそれより低く、前記発光素子を前記表示データの階調に依らずに非発光状態とする電圧値を有する第1の電源電圧を印加する書込動作と、前記第2のスイッチング素子の前記電流路を非導通として、前記第1のスイッチング素子の前記制御端子と該第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側とを電気的に遮断して、該電流路の両端に印加された電位差に相当する電圧成分を前記電圧保持素子に保持する保持動作と、前記第2のスイッチング素子の前記電流路を非導通として、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側に前記発光素子を発光状態とする電圧値を有する前記第1の電源電圧と異なる電位に設定された第2の電源電圧を印加し、前記電圧保持素子に保持された前記電圧成分に基づく駆動電流を前記発光素子に流す発光動作と、を含むことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の表示装置の駆動制御方法において、前記第2の電源電圧は、前記第1のスイッチング素子を飽和状態で動作させる電圧値を有することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項又はに記載の表示装置の駆動制御方法において、前記表示パネルに2次元配列された前記複数の表示画素における各行ごとの前記表示画素に対して、少なくとも前記発光動作を順次実行することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項乃至10のいずれかに記載の表示装置の駆動制御方法において、前記表示パネルに2次元配列された前記複数の表示画素における複数行ごとの前記表示画素に対して、少なくとも前記発光動作を順次実行することを特徴とする。
本発明に係る表示装置及びその駆動制御方法によれば、表示画素への表示データの書き込みを表示データに応じたデータ電圧を書き込むことによって行い、この書込動作時に表示画素に印加する電源電圧の電圧値を適切な値に設定することにより、データ電圧の書込動作を良好に行うことができて、表示パネル(表示画素)への表示データの書込動作時における消費電力を削減することができるとともに、表示パネルを大型化や高精細化した場合、また、低階調表示を行う場合であっても、表示データの書込不足の問題を解消して表示データに応じた適切な輝度階調で発光動作することができ、良好な表示画質を実現することができる。
本発明に係る表示装置及びその駆動制御方法について、以下に実施の形態を示して詳しく説明する。
まず、本発明に係る表示装置に適用される表示画素の要部構成及びその制御動作について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る表示装置に適用される表示画素の要部構成を示す等価回路図である。ここでは、表示画素に設けられる電流駆動型の発光素子として、便宜的に有機EL素子を適用した場合について説明する。
本発明に係る表示装置に適用される表示画素は、図1に示すように、画素回路部(後述する画素駆動回路DCに相当する)DCxと、電流駆動型の発光素子である有機EL素子OLEDと、を備えた回路構成を有している。画素回路部DCxは、例えば、ドレイン端子及びソース端子が電源電圧Vccが印加される電源端子TMv及び接点N2に、ゲート端子が接点N1に、各々接続された駆動トランジスタ(第1のスイッチング素子)T1と、ドレイン端子及びソース端子が電源端子TMv(駆動トランジスタT1のドレイン端子)及び接点N1に、ゲート端子が制御端子TMhに、各々接続された保持トランジスタ(第2のスイッチング素子)T2と、駆動トランジスタT1のゲート−ソース端子間(接点N1と接点N2との間)に接続されたキャパシタ(電圧保持素子)Cxと、を有している。また、有機EL素子OLEDは、アノード端子に上記接点N2が接続され、カソード端子TMcに一定電圧Vssが印加されている。
ここで、後述する制御動作において説明するように、表示画素(画素回路部DCx)の動作状態に応じて、電源端子TMvには、動作状態に応じて異なる電圧値を有する電源電圧Vccが印加され、有機EL素子OLEDのカソード端子TMcには電源電圧Vssが印加され、制御端子TMhには、保持制御信号Shldが印加され、接点N2に接続されたデータ端子TMdには、表示データの階調値に対応するデータ電圧Vdataが印加される。
また、キャパシタCxは、駆動トランジスタT1ゲート−ソース端子間に形成される寄生容量であってもよいし、該寄生容量に加えて接点N1及び接点N2間にさらに容量素子を並列に接続したものであってもよい。また、駆動トランジスタT1及び保持トランジスタT2の素子構造や特性等については、特に限定するものではないが、ここでは、nチャネル型の薄膜トランジスタを適用した場合を示す。
次いで、上述したような回路構成を有する表示画素(画素回路部DCx及び有機EL素子OLED)における制御動作(制御方法)について説明する。
図2は、本発明に係る表示装置に適用される表示画素の制御動作を示す信号波形図である。
図2に示すように、図1に示したような回路構成を有する表示画素(画素回路部DCx)における動作状態は、表示データの階調値に応じた電圧成分をキャパシタCxに書き込む書込動作と、該書込動作において書き込まれた電圧成分をキャパシタCxに保持する保持動作と、該保持動作により保持された電圧成分に基づいて有機EL素子OLEDに表示データの階調値に応じた階調電流を流して、表示データに応じた輝度階調で有機EL素子OLEDを発光させる発光動作と、に大別することができる。以下、各動作状態について図2に示したタイミングチャートを参照しながら具体的に説明する。
(書込動作)
書込動作では、有機EL素子OLEDを発光させない消灯状態において、キャパシタCxに表示データの階調値に応じた電圧成分を書き込む動作を行う。
図3は、書込動作時における表示画素の動作状態を示す概略説明図であり、図4(a)は書込動作時における表示画素の駆動トランジスタの動作特性を示す特性図であり、図4(b)は有機EL素子の駆動電流と駆動電圧の関係を示す特性図である。
図4(a)に示す実線SPwは、駆動トランジスタT1としてnチャネル型の薄膜トランジスタを適用し、ダイオード接続した場合の、ドレイン・ソース間電圧Vdsとドレイン・ソース間電流Idsの、初期状態における関係を示す特性線である。また、破線SPw2は、駆動トランジスタT1の、駆動履歴に伴って特性変化が生じたときの特性線の一例を示す。詳しくは後述する。特性線SPw上の点PMwは駆動トランジスタT1の動作点を示す。特性線SPwはドレイン・ソース間電流Idsに対する閾値電圧Vthを有し、ドレイン・ソース間電圧Vdsが閾値電圧Vthを超えると、ドレイン・ソース間電流Idsはドレイン・ソース間電圧Vdsの増加に伴い非線形的に増加する。
すなわち、図中でVeff_gsで示される値が実効的にドレイン・ソース間電流Idsを形成する電圧成分であり、ドレイン・ソース間電圧Vdsは、(1)式に示すように、閾値電圧Vthと電圧成分Veff_gsの和となる。
Vds=Vth+Veff_gs ・・・(1)
図4(b)に示す実線SPeは、有機EL素子OLEDの、初期状態における駆動電圧Voledと駆動電流Ioledの関係を示す特性線である。また、一点鎖線SPe2は、有機EL素子OLEDの、駆動履歴に伴って特性変化が生じたときの特性線の一例を示す。詳しくは後述する。特性線SPeは駆動電圧Voledに対する閾値電圧Vth_oledを有し、駆動電圧Voledが閾値電圧Vth_oledを超えると、駆動電流Ioledは駆動電圧Voledの増加に伴い非線形的に増加する。
書込動作においては、まず、図2、図3(a)に示すように、保持トランジスタT2の制御端子TMhにオンレベル(ハイレベル)の保持制御信号Shldを印加して保持トランジスタT2をオン動作させる。これにより、駆動トランジスタT1のゲート−ドレイン間を接続(短絡)して駆動トランジスタT1をダイオード接続状態に設定する。
続いて、電源端子TMv端子に書込動作の為の第一電源電圧Vccwを印加し、データ端子TMdに表示データの階調値に対応したデータ電圧Vdataを印加する。このとき、駆動トランジスタT1のドレイン−ソース間にはドレイン−ソース間の電位差(Vccw−Vdata)に応じた電流Idsが流れる。このデータ電圧Vdataは、ドレイン−ソース間に流れる電流Idsが、有機EL素子OLEDが表示データの階調値に応じた輝度階調で発光するために必要な電流値となるための電圧値に設定される。
このとき、駆動トランジスタT1がダイオード接続されているため、図3(b)に示す様に、駆動トランジスタT1のドレイン・ソース間電圧Vdsはゲート・ソース間電圧Vgsに等しく、(2)式に示すようになる。
Vds=Vgs=Vccw−Vdata ・・・(2)
そして、このゲート・ソース間電圧VgsがキャパシタCxに書き込まれる(充電される)。ここで、第一電源電圧Vccwの値に必要な条件について説明する。駆動トランジスタT1はnチャネル型の薄膜トランジスタである為、ドレイン・ソース間電流Idsが流れるためには、駆動トランジスタT1のゲート電位はソース電位に対し正でなければならず、ゲート電位はドレイン電位に等しく、第一電源電圧Vccwであり、ソース電位はデータ電圧Vdataであるから、(3)式の関係が成立しなければならない。
Vdata<Vccw ・・・(3)
また、接点N2はデータ端子TMdに接続されていると共に有機EL素子OLEDのアノード端子に接続されており、書込時には有機EL素子OLEDを消灯状態とするために、接点N2の電位Vdataは、有機EL素子OLEDのカソード側端子TMcの電圧Vssに有機EL素子OLEDの閾値電圧Vth_oledを加えた値以下でなければならないから、接点N2の電位Vdataは(4)式を満たさなければならない。
Vdata≦Vss+Vth_oled ・・・(4)
ここで有機EL素子OLEDのカソード側端子TMcの電圧Vssを接地電位0Vとすると、(5)式となる。
Vdata≦Vth_oled ・・・(5)
次に、(2)式と(5)式より(6)式が得られ、
Vccw−Vgs≦Vth_oled ・・・(6)
更に(1)式より、Vgs=Vds=Vth+Veff_gsであるから、(7)式が得られる。
Vccw≦Vth_oled+Vth+Veff_gs ・・・(7)
ここで、(7)式はVeff_gs=0でも成り立つことが必要であるから、Veff_gs=0とすると、(8)式が得られる。
Vdata<Vccw≦Vth_oled+Vth ・・・(8)
すなわち、書込動作時において、第一電源電圧Vccwの値は、ダイオード接続の状態において、(8)式の関係を満たす値に設定されなければならない。
次に、駆動履歴に伴う駆動トランジスタT1及び有機EL素子OLEDの特性変化の影響について説明する。駆動トランジスタT1の閾値電圧Vthは駆動履歴に従って増大することが知られている。図4(a)に示す破線SPw2は、駆動履歴により特性変化が生じたときの特性線の一例を示し、ΔVthは閾値電圧Vthの変化量を示す。
図4(a)に示すように、駆動トランジスタT1の駆動履歴に従う特性変動は、初期の特性線をほぼ平行移動した形に変化する。このため、表示データの階調値に応じた階調電流(ドレイン・ソース間電流Ids)を得るために必要なデータ電圧Vdataの値は、閾値電圧Vthの変化量ΔVth分だけ増加させなければならない。
また、有機EL素子OLEDは駆動履歴に従い高抵抗化することが知られている。図4(b)に示す一点鎖線SPe2は、駆動履歴に伴って特性変化が生じたときの特性線の一例を示し、有機EL素子OLEDの駆動履歴に従う高抵抗化による特性変動は、初期の特性線に対して、概ね、駆動電圧Voledに対する駆動電流Ioledの増加率が減少する方向に変化する。すなわち、有機EL素子OLEDが表示データの階調値に応じた輝度階調で発光するために必要な駆動電流Ioledを流すため駆動電圧Voledは、特性線SPe2−特性線SPe分だけ増加する。この増加分は、図4(b)中のΔVoled maxに示すように、駆動電流Ioledが最大値Ioled(max)となる最高階調時において最大となる。
(保持動作)
図5は、表示画素の保持動作時における動作状態を示す概略説明図であり、図6は、表示画素の保持動作時における駆動トランジスタの動作特性を示す特性図である。
保持動作では、図2、図5(a)に示すように、制御端子TMhにオフレベル(ローレベル)の保持制御信号Shldを印加して保持トランジスタT2をオフ動作させることにより、駆動トランジスタT1のゲート−ドレイン間を遮断(非接続状態に)してダイオード接続を解除する。これにより、図5(b)に示すように、上記書込動作においてキャパシタCxに充電された駆動トランジスタT1のドレイン−ソース間の電圧Vds(=ゲート・ソース間電圧Vgs)が保持される。
図6中に示す実線SPhは、駆動トランジスタT1のダイオード接続を解除し、ゲート・ソース間電圧Vgsを一定電圧としたときの特性線である。また、図6中に示す破線SPwは駆動トランジスタT1をダイオード接続したときの特性線である。保持時の動作点PMhはダイオード接続したときの特性線SPwとダイオード接続を解除したときの特性線SPhの交点となる。
図6中に示す一点鎖線SPoは特性線SPw−Vthとして導かれたものであり、一点鎖線SPoと特性線SPhとの交点Poはピンチオフ電圧Vpoを示す。ここで、図6に示すように、特性線SPhにおいて、ドレイン・ソース間電圧Vdsが0Vからピンチオフ電圧Vpoまでの領域は線形領域となり、ドレイン・ソース間電圧Vdsがピンチオフ電圧Vpo以上の領域は飽和領域となる。
(発光動作)
図7は、表示画素の発光動作時における動作状態を示す概略説明図であり、図8は発光動作時における表示画素の駆動トランジスタの動作特性及び有機EL素子の負荷特性を示す特性図である。
図2、図7(a)に示すように、制御端子TMhにオフレベル(ローレベル)の保持制御信号Shldを印加した状態(ダイオード接続状態を解除した状態)を維持し、電源端子TMvの端子電圧Vccを書込のための第一電源電圧Vccwから発光の為の第二電源電圧Vcceに切り替える。この結果、駆動トランジスタT1のドレイン−ソース間にはキャパシタCxに保持された電圧成分Vgsに応じた電流Idsが流れ、この電流が有機EL素子OLEDに供給され、有機EL素子OLEDは、供給された電流の値に応じた輝度で発光動作をする。
図8(a)に示す実線SPhは、ゲート・ソース間電圧Vgsを一定電圧としたときの駆動トランジスタT1の特性線である。また、実線SPeは有機EL素子OLEDの負荷線を示し、電源端子TMvと有機EL素子OLEDのカソード端子TMc間の電位差、すなわちVcce−Vssの値を基準として有機EL素子OLEDの駆動電圧Voled−駆動電流Ioled特性が逆向きにプロットされたものである。
発光動作時の駆動トランジスタT1の動作点は、保持動作時のPMhから駆動トランジスタT1の特性線SPhと有機EL素子OLEDの負荷線SPeの交点であるPMeに移動する。ここで、動作点PMeは、図8(a)に示すように、電源端子TMvと有機EL素子OLEDのカソード端子TMc間にVcce−Vssの電圧が印加された状態で、この電圧が駆動トランジスタT1のソース−ドレイン間と有機EL素子OLEDのアノード−カソード間で分配されるポイントを表している。すなわち、動作点PMeにおいて、駆動トランジスタT1のソース・ドレイン間に電圧Vdsが印加され、有機EL素子OLEDのアノード・カソード間には駆動電圧Voledが印加される。
ここで、書込動作時の駆動トランジスタT1のドレイン−ソース間に流す電流Ids(期待値電流)と発光動作時に有機EL素子OLEDに供給される駆動電流Ioledが変わらないようにするために、動作点PMeは特性線上の飽和領域内に維持されていなければならない。また、有機EL素子OLEDに印加される駆動電圧Voledは最高階調時に最大となり、これをVoled(max)とすると、第二電源電圧Vcceの値は(9)式の条件を満たさなければならない。
Vcce−Vss≧Vpo+Voled(max) ・・・(9)
ここでVssを接地電位0Vとすると(10)式となる。
Vcce≧Vpo+Voled(max) ・・・(10)
図4(b)に示したように、有機EL素子OLEDは駆動履歴に従って高抵抗化し、駆動電圧Voledに対する駆動電流Ioledの増加率が減少する方向に変化する。すなわち、図8(a)に示す有機EL素子OLEDの負荷線SPeの傾きが減少する方向に変化する。図8(b)はこの有機EL素子OLEDの負荷線SPeの駆動履歴に従った変化を記入したものであり、負荷線はSPe→SPe2→SPe3の変化を生じる。結果としてそのため、駆動トランジスタT1の動作点は、駆動履歴に伴い駆動トランジスタT1の特性線SPh上をPMe→PMe2→PMe3方向に移動する。このとき動作点が特性線上の飽和領域内にある間(PMe→PMe2)は、駆動電流Ioledは書込動作時の期待値電流の値を維持するが、線形領域に入ってしまうと(PMe3)駆動電流Ioledは書込動作時の期待値電流より減少してしまい、表示不良が発生してしまう。図8(b)に示す補償マージンは、駆動トランジスタT1の特性線SPh上のピンチオフ電圧Vpoを示す点Poと発光動作時の動作点PMe間の電位差であり、この補償マージンが有機EL素子OLEDの高抵抗化に対して、書込動作時の期待値電流を発光動作時において維持することができる範囲である。
図8(b)示すように、補償マージンは駆動電流Ioledの値の増大に伴って減少し、駆動電源|Vcc−Vss|の増加に伴って増大する。言い換えると、書込動作時の期待値電流を発光動作時において維持するために、飽和領域上に許容される動作点の電位幅が、有機EL素子OLEDの高抵抗化に対する補償マージンといえる。この補償マージンは、各Ioledレベルにおける点Poと負荷線SPe間の電位差である。図8(b)より補償マージンはIoled期待値の増大に伴い縮小し、電源端子TMvと有機EL素子OLEDのカソード端子TMc間に印加された電圧Vcce−Vssの増加に伴い増大する。
次に、上述したような要部構成を含む複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを備えた表示装置及びその駆動制御方法について具体的に説明する。
<表示画素の具体例>
まず、本発明に係る表示装置に適用可能であって、上述したような要部構成を有する表示画素の具体例について説明する。
図9は、本発明に係る表示装置に適用可能な表示画素(画素駆動回路及び発光素子)の一例を示す回路構成図である。なお、図9においては、上述した画素回路部DCx(図1参照)に対応する回路構成の符号を併記する。
図9に示すように、本具体例に係る表示画素PIXは、選択ドライバ120に接続された選択ラインLsとデータドライバ140に接続されたデータラインLdとの交点近傍に配置され、電流駆動型の発光素子である有機EL素子OLEDと、当該有機EL素子OLEDを発光駆動するための画素駆動回路DCと、を備えている。
画素駆動回路DCは、例えば、ゲート端子が選択ラインLsに、ドレイン端子が電源電圧Vccが印加される電源電圧ラインLvに、ソース端子が接点N11に各々接続されたトランジスタ(第2のスイッチング素子)Tr11と、ゲート端子が選択ラインLsに、ソース端子がデータラインLdに、ドレイン端子が接点N12に各々接続されたトランジスタTr12と、ゲート端子が接点N11に、ドレイン端子が電源電圧ラインLvに、ソース端子が接点N12に各々接続されたトランジスタ(第1のスイッチング素子)Tr13と、接点N11及び接点N12間(トランジスタTr13のゲート−ソース端子間)に接続されたキャパシタ(電圧保持素子)Csと、を備えている。ここで、トランジスタTr13は上述した画素回路部の要部構成(図1)に示した駆動トランジスタT1に、また、トランジスタTr11は保持トランジスタT2に、キャパシタCsはキャパシタCxに、接点N11は接点N1に、接点N12は接点N2に各々対応する。
有機EL素子OLEDのアノード端子は上記画素駆動回路DCの接点N12に接続し、カソード端子には一定電圧Vssが印加される。電源電圧Vcc及びVssの電圧値、画素駆動回路DC及び有機EL素子OLEDの各部に印加される電圧は、上述した電位関係を有するように設定される。
キャパシタCsは、トランジスタTr13のゲート−ソース間に形成される寄生容量であってもよいし、該寄生容量に加えて接点N11及び接点N12間にさらに容量素子を並列に接続したものであってもよい。また、詳しくは後述するが、選択ラインLsは、選択信号Sselを出力する選択ドライバ(接続状態制御部)120に接続され、電源電圧ラインLvは、電源電圧Vccを出力する電源ドライバ(電源電圧制御部)130に接続され、データラインLdは、階調信号Vpixを出力するデータドライバ(データ電圧制御部)140に接続されている。ここで、選択信号Sselは、上述した保持制御信号Shldに対応し、階調信号Vpixは、上述したデータ電圧Vdataに対応する。
なお、トランジスタTr11〜Tr13については、特に限定するものではないが、例えば全てnチャネル型の電界効果型トランジスタにより構成することにより、nチャネル型のアモルファスシリコン薄膜トランジスタを良好に適用することができる。この場合、すでに確立されたアモルファスシリコン製造技術を適用して、素子特性(電子移動度等)の安定したアモルファスシリコン薄膜トランジスタからなる画素駆動回路DCを比較的簡易な製造プロセスで製造することができる。以下の説明においては、トランジスタTr11〜Tr13を全てnチャネル型の薄膜トランジスタにより構成した場合について説明する。
また、表示画素PIX(画素駆動回路DC)の回路構成については、図9に示したものに限定されるものではなく、少なくとも図1に示したような駆動トランジスタT1、保持トランジスタT2及びキャパシタCxを備え、駆動トランジスタT1の電流路が電流駆動型の発光素子に直列に接続されたものであれば、他の回路構成を有するものであってもよい。また、画素駆動回路DCにより発光駆動される発光素子についても、有機EL素子OLEDに限定されるものではなく、発光ダイオード等の他の電流駆動型の発光素子であってもよい。
<表示装置>
次に、上述したような表示画素PIXを適用した表示装置の全体構成について説明する。
図10は、本発明に係る表示装置の一実施形態を示す概略構成図である。ここで、図9に示した表示画素PIX及び各ドライバ120〜140と同等の構成については、同一の符号を付して説明する。
図10に示すように、本実施形態に係る表示装置100は、例えば、行方向(図面左右方向)に配設された複数の選択ラインLsと列方向(図面上下方向)に配設された複数のデータラインLdとの各交点近傍に、図9に示した回路構成を有する画素駆動回路DC及び有機EL素子(発光素子)OLEDを備えた複数の表示画素PIXがn行×m列(n、mは、任意の正の整数)からなるマトリクス状に配列された表示パネル110と、各選択ラインLsに所定のタイミングで選択信号Sselを印加する選択ドライバ120と、選択ラインLsに並行して行方向に配設された複数の電源電圧ラインLvに所定のタイミングで所定の電圧レベルの電源電圧Vccを印加する電源ドライバ130と、各データラインLdに所定のタイミングで階調信号Vpixを供給するデータドライバ140と、後述する表示信号生成回路160から供給されるタイミング信号に基づいて、少なくとも選択ドライバ120、電源ドライバ130及びデータドライバ140の動作状態を制御する選択制御信号及び電源制御信号、データ制御信号を生成して出力するシステムコントローラ150と、例えば表示装置100の外部から供給される映像信号に基づいて、デジタル信号からなる表示データ(輝度階調データ)を生成してデータドライバ140に供給するとともに、該表示データに基づいて表示パネル110に所定の画像情報を表示するためのタイミング信号(システムクロック等)を抽出、又は、生成して上記システムコントローラ150に供給する表示信号生成回路160と、を備えて構成されている。
以下、上記各構成について説明する。
(表示パネル)
本実施形態に係る表示装置においては、表示パネル110にマトリクス状に配列される複数の表示画素PIXが、例えば図10に示すように、表示パネル110の上方領域と下方領域とにグループ分けされ、各グループに含まれる表示画素PIXが、各々、分岐した個別の電源電圧ラインLvに接続されている。すなわち、表示パネル110の上方領域の1〜n/2行目の表示画素PIXに対して共通に印加される電源電圧Vccと、下方領域の1+n/2〜n行目の表示画素PIXに対して共通に印加される電源電圧Vccは、電源ドライバ130により異なるタイミングで異なる電源電圧ラインLvを介して独立して出力される。
(選択ドライバ)
選択ドライバ120は、システムコントローラ150から供給される選択制御信号に基づいて、各選択ラインLsにオンレベル(図9に示した表示画素PIXにおいては、ハイレベル)の選択信号Sselを印加することにより、各行ごとの表示画素PIXを選択状態に設定する。具体的には、各行の表示画素PIXについて、書込動作期間中、選択信号Sselを当該行の選択ラインLsに印加する動作を、各行ごとに所定のタイミングで順次実行することにより、各行ごとの表示画素PIXを順次選択状態に設定する。
ここで、選択ドライバ120は、例えば、後述するシステムコントローラ150から供給される選択制御信号に基づいて、各行の選択ラインLsに対応するシフト信号を順次出力するシフトレジスタと、該シフト信号を所定の信号レベル(オンレベル)に変換して、各選択ラインLsに選択信号Sselとして出力する出力回路部(出力バッファ)と、を備えたものを適用することができる。
(電源ドライバ)
電源ドライバ130は、システムコントローラ150から供給される電源制御信号に基づいて、表示パネル110の同一領域に配列された(グループに含まれる)表示画素PIXに対して、書込動作期間中においては、電源電圧Vccw(第1の電源電圧)を当該領域に分岐して配設された電源電圧ラインLvを介して印加し、発光動作期間中においては、電源電圧Vcce(第2の電源電圧)を当該領域に配設された電源電圧ラインLvに印加する動作を、各領域(グループ)に個別に実行する。
ここで、電源ドライバ130は、例えば、システムコントローラ150から供給される電源制御信号に基づいて、各領域(グループ)の電源電圧ラインLvに対応するタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(例えばシフト信号を順次出力するシフトレジスタ等)と、タイミング信号を所定の電圧レベル(電圧値Vccw、Vcce)に変換して、各領域の電源電圧ラインLvに電源電圧Vccとして出力する出力回路部と、を備えたものを適用することができる。
(データドライバ)
データドライバ140は、後述する表示信号生成回路から順次供給される表示データ(輝度階調データ)を取り込んで、各行ごとに保持し、各表示データに応じた電圧レベルを有する階調信号Vpixを生成して、各列のデータラインLdを介して各行の表示画素PIXに一斉に供給する。
ここで、データドライバ140は、例えば、システムコントローラ150から供給されるデータ制御信号に基づいて、表示信号生成回路160から供給される1行分の各列の表示データを順次取り込むシフトレジスタ・データレジスタ部と、取り込まれた1行分の表示データを、各列の表示画素PIXごとに保持するデータラッチ部と、保持された各表示データに応じた電圧値を有する階調信号を生成して各列のデータラインLdに出力する階調電圧生成部と、を備えたものを適用することができる。
(システムコントローラ)
システムコントローラ150は、選択ドライバ120、電源ドライバ130及びデータドライバ140の各々に対して、動作状態を制御する選択制御信号、電源制御信号及びデータ制御信号を生成して出力することにより、各ドライバを所定のタイミングで動作させて、所定の電圧レベルを有する選択信号Ssel及び電源電圧Vcc、階調信号Vpixを生成して出力させ、各表示画素PIX(画素駆動回路DC)における駆動制御動作(書込動作、保持動作及び発光動作)を実行させて、映像信号に基づく所定の画像情報を表示パネル110に表示させる制御を行う。
(表示信号生成回路)
表示信号生成回路160は、例えば表示装置100の外部から供給される映像信号から輝度階調信号成分を抽出し、表示パネル110の1行分ごとに、該輝度階調信号成分をデジタル信号からなる表示データ(輝度階調データ)としてデータドライバ140に供給する。ここで、上記映像信号が、テレビ放送信号(コンポジット映像信号)のように、画像情報の表示タイミングを規定するタイミング信号成分を含む場合には、表示信号生成回路160は、上記輝度階調信号成分を抽出する機能のほかに、タイミング信号成分を抽出してシステムコントローラ150に供給する機能を有するものであってもよい。この場合においては、上記システムコントローラ150は、表示信号生成回路160から供給されるタイミング信号に基づいて、選択ドライバ120や電源ドライバ130、データドライバ140に対して個別に供給する各制御信号を生成する。
<表示装置の駆動制御方法>
次いで、本実施形態に係る表示装置における駆動制御方法(駆動制御動作)について説明する。
図11は、本実施形態に係る表示装置において特定の行に配列された表示画素の駆動制御方法の一例を示すタイミングチャートである。ここで、上述した画素回路部(図1、図2参照)における場合と同等の駆動制御方法については、その説明を簡略化する。なお、図11においては、説明の都合上、表示パネル110にマトリクス状に配列された表示画素PIXのうち、同一のグループに含まれるi行j列、及び、(i+1)行j列(iは1≦i≦nとなる正の整数、jは1≦j≦mとなる正の整数)の表示画素PIXを、表示データに応じた輝度階調で発光動作させる場合のタイミングチャートを示す。
本実施形態に係る表示装置100の表示パネル110に配列された表示画素PIXの駆動制御動作は、上述した画素回路部の制御方法と同様に、例えば図11に示すように、所定の表示駆動期間(1処理サイクル期間)Tcyc内に、データドライバ140からデータラインLdを介して、表示画素PIXに表示データに応じた階調信号Vpixを印加して、表示画素PIXの画素駆動回路DCに設けられたトランジスタTr13のゲート−ソース間に表示データに応じた電圧成分を書き込む書込動作期間Twrtと、該書込動作によりトランジスタTr13のゲート−ソース間に書き込み設定された電圧成分をキャパシタCsに充電して保持する保持動作期間Thldと、該保持動作によりキャパシタCsに保持された電圧成分に基づいて、表示データに応じた電流値を有する発光駆動電流を有機EL素子OLEDに流して、所定の輝度階調で発光動作させる発光動作期間Temと、を含むように設定されている(Tcyc≧Twrt+Thld+Tem)。
ここで、本実施形態に係る表示駆動期間Tcycに適用される1処理サイクル期間は、例えば、表示画素PIXが1フレームの画像のうちの1画素分の画像情報を表示するのに要する期間に設定される。すなわち、複数の表示画素PIXを行方向及び列方向にマトリクスに配列した表示パネルにおいて、1フレームの画像を表示する場合、上記1処理サイクル期間Tcycは、1行分の表示画素PIXが1フレームの画像のうちの1行分の画像を表示するのに要する期間に設定される。
以下、各動作期間について詳しく説明する。
(書込動作期間)
まず、書込動作期間Twrtにおいては、図11に示すように、まず、i行j列、及び(i+1)行j列の表示画素PIXが含まれるグループの全表示画素PIXに共通に接続された電源電圧ラインLvに対して、電源ドライバ130から書込動作レベルであるVccw(第1の電源電圧)が印加された状態で、選択ドライバ120からi行目の選択ラインLsにオンレベル(ハイレベル)の選択信号Sselが印加される。
これにより、i行目の表示画素PIXの画素駆動回路DCに設けられたトランジスタTr11及びTr12がオン動作することにより、トランジスタTr13がダイオード接続状態に設定され、上記電源電圧VccwがトランジスタTr13のドレイン端子及びゲート端子(接点N11;キャパシタCsの一端側)に印加されるとともに、トランジスタTr13のソース端子(接点N12;キャパシタCsの他端側)がj列目のデータラインLdに電気的に接続される。
一方、このタイミングに同期して、データドライバ140からj列目のデータラインLdに表示データに応じた階調信号Vpixが印加される。
これにより、トランジスタTr13のゲート−ソース間(キャパシタCsの両端)に、図3、図4に示した場合と同様に、当該階調信号Vpixと電源電圧Vccwとの差分に相当する電圧成分(|Vpix−Vccw|)が書き込み設定される。このような動作状態は、トランジスタTr13のゲート端子及びソース端子に対して、表示データに応じた電流を流して設定するのではなく、直接所望の電圧を印加しているので、各端子や接点の電位を瞬時に所望の状態に設定することができる。
なお、この書込動作期間Twrtにおいては、有機EL素子OLEDのアノード端子側の接点N12に印加される階調信号Vpixの電圧値が、カソード端子に印加される接地電位GNDよりも低くなるように設定されている(有機EL素子OLEDが0V又は逆バイアス状態に設定されている)ので、有機EL素子OLEDには電流が流れず発光動作しない非発光状態となる。
(保持動作期間)
次いで、上述したような書込動作期間Twrtの終了後、保持動作期間Thldにおいては、図11に示すように、選択ドライバ120からi行目の選択ラインLsにオフレベル(ローレベル)の選択信号Sselが印加されることにより、トランジスタTr11及びTr12がオフ動作する。これにより、トランジスタTr13のゲート−ドレイン間が遮断されてダイオード接続状態が解除されるとともに、トランジスタTr13のソース端子(接点N12)への階調信号Vpixの印加が遮断されて、図5、図6に示した場合と同様に、トランジスタTr13のゲート−ソース間に印加されていた電圧成分(|Vpix−Vccw|)がキャパシタCsに充電されて保持される。
なお、このタイミングにおいては、選択ドライバ120から(i+1)行目の選択ラインLsにオンレベル(ハイレベル)の選択信号Sselが印加されることにより、(i+1)行目の表示画素PIXにおいて、上記と同様の書込動作が実行される。すなわち、i行目の表示画素PIXの保持動作期間Thldは、当該i行目の表示画素PIXが含まれるグループの他の全ての行の表示画素PIXに対して表示データに応じた電圧成分が順次書き込み、保持されるまで保持動作が継続される。
(発光動作期間)
次いで、書込動作期間Twrt及び保持動作期間Thld終了後の発光動作期間Temにおいては、図11に示すように、選択ドライバ120から各行の選択ラインLsにオフレベル(ローレベル)の選択信号Sselを印加した状態で、電源ドライバ130からi行目の表示画素PIXを含むグループの全表示画素PIXに共通に接続された電源電圧ラインLvに発光動作レベルであるVcce(第2の電源電圧)を印加する。
ここで、電源電圧ラインLvに印加される電源電圧Vcceは、図7、図8に示した場合と同様に、トランジスタTr13の飽和電圧(ピンチオフ電圧Vpo)と有機EL素子OLEDの駆動電圧(Voled)との和よりも大きくなるように設定されているので、トランジスタTr13が飽和領域で動作する。また、有機EL素子OLEDのアノード側(接点N12)には上記書込動作によりトランジスタTr13のゲート−ソース間に書込設定された電圧成分(|Vpix−Vccw|)に応じた正の電圧が印加され、一方、カソード側には接地電位GND(0V)が印加されることにより、有機EL素子OLEDは順バイアス状態に設定されるので、電源電圧ラインLvからトランジスタTr13を介して有機EL素子OLEDに、表示データに応じた電流値を有する発光駆動電流Iem(トランジスタTr13のドレイン−ソース電流Ids)が流れ、所定の輝度階調で発光動作する発光状態となる。
そして、この発光動作は、電源ドライバ130から書込動作レベルの電源電圧Vccが印加されて、次の表示駆動期間(1処理サイクル期間)Tcycが開始されるタイミングまで継続して実行される。
なお、このタイミングにおいては、発光動作が実行されているi、(i+1)行目の表示画素PIXが含まれるグループとは異なる他のグループの表示画素PIXに対して、上記と同様の書込動作及び保持動作が実行される。すなわち、特定のグループに含まれる表示画素PIXについて、各行ごとに上記書込動作及び保持動作が実行されている期間中、同時並行して、他のグループに含まれる表示画素PIX(すでに書込動作及び保持動作が全ての表示画素PIXについて終了したグループ)について、表示データに応じた発光動作が継続して実行される。
次いで、上述した表示装置の駆動制御方法を、図10に示した表示パネルを有する表示装置に適用した場合の具体例について説明する。
図12は、本実施形態に係る表示装置の駆動制御方法の具体例を模式的に示した動作タイミング図である。なお、図12においては、説明の都合上、便宜的に表示パネルに12行(n=12;第1行〜第12行)の表示画素が配列され、1〜6行目及び7〜12行目の表示画素を各々一組として2組にグループ分けされている場合の動作タイミング図を示す。
図10に示した表示装置100の駆動制御動作は、図12に示すように、1フレーム期間Tfr内に、表示パネル110の各行ごとの表示画素PIX(画素駆動回路DC)に対して、上記書込動作及び保持動作をタイミングをずらして順次実行し、各グループにおいて、当該グループに含まれる全ての行の表示画素PIXへの書込動作が終了したグループの表示画素PIXについて、一斉に発光動作が実行される。
具体的には、1〜6行目の表示画素PIXを一組とするグループにおいて、当該グループの全表示画素PIXに共通に接続された電源電圧ラインLvを介して電源電圧Vccwを印加した状態で、1行目の表示画素PIXから順に、上記書込動作(書込動作期間Twrt)及び保持動作(保持動作期間Thld)が実行され、6行目の表示画素PIXについて書込動作が終了したタイミングで、電源電圧ラインLvを介して電源電圧Vcceを印加するように切り替え、各表示画素PIXに書き込まれた表示データ(階調信号Vpix)に基づいて、当該グループの6行分の表示画素PIXを一斉に発光動作させる。この発光動作は、1行目の表示画素PIXに対して、次の書込動作が開始されるタイミングまで継続される(発光動作期間Tem)。
また、上記6行目の表示画素PIXについて書込動作が終了したタイミングで、7〜12行目の表示画素PIXを一組とするグループにおいて、当該グループの全表示画素PIXに共通に接続された電源電圧ラインLvを介して電源電圧Vccwを印加した状態で、7行目の表示画素PIXから順に、上記書込動作(書込動作期間Twrt)及び保持動作(保持動作期間Thld)が実行され、12行目の表示画素PIXについて書込動作が終了したタイミングで、電源電圧ラインLvを介して電源電圧Vcceを印加するように切り替え、各表示画素PIXに書き込まれた表示データ(階調信号Vpix)に基づいて、当該グループの6行分の表示画素PIXが一斉に発光動作する(発光動作期間Tem)。この7〜12行目の表示画素PIXに対して書込動作及び保持動作が実行されている期間においては、上述したように、1〜6行目の表示画素PIXに対して電源電圧ラインLvを介して電源電圧Vcceが印加されて、一斉に発光する動作が継続されている。
このように、書込動作及び保持動作を各行ごとに所定のタイミングで順次実行し、予め設定された各グループについて、当該グループに含まれる全ての行の表示画素PIXへの書込動作が終了した時点で、当該グループの全ての表示画素PIXを一斉に発光動作させるように駆動制御される。したがって、本具体例に係る駆動制御動作においては、同一グループの他の行の表示画素PIXに対して、書込動作が実行されている期間中は、当該グループ内の全ての表示画素PIXが無発光動作(黒表示動作)するように制御される。
したがって、このような表示装置の駆動制御方法(表示駆動動作)によれば、同一グループ内の各行の表示画素に書込動作を実行する期間中、表示画素(発光素子)の発光動作が行われず、無発光状態(黒表示状態)に設定することができる。ここで、図12に示したタイミングチャートにおいては、表示パネル110を構成する12行の表示画素PIXを、2組にグループ分けして、グループごとに異なるタイミングで一斉に発光動作を実行するように制御されるので、1フレーム期間Tfrにおける上記無発光動作による黒表示期間の比率(黒挿入率)を50%に設定することができる。ここで、人間の視覚において、動画像をボケやにじみがなく鮮明に視認するためには、一般に、概ね30%以上の黒挿入率を有していることが目安になるので、本駆動制御方法によれば、比較的良好な表示画質を有する表示装置を実現することができる。
なお、本具体例においては、表示パネルに配列された複数の表示画素を、連続する行ごとに2組にグループ分けした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3組や4組等、任意の組数にグループ分けするものであってもよく、また、偶数行と奇数行のように連続しない行同士でグループ分けするものであってもよい。これによれば、グループ分けされた組数に応じて発光時間及び黒表示期間(黒表示状態)を任意に設定することができ、表示画質の改善を図ることができる。
また、本具体例に示したように表示パネルに配列された表示画素をグループ分けすることなく、各行ごとに個別の電源電圧ラインを配設し、電源ドライバから各行ごとに所定の電源電圧を印加して上述した書込動作、保持動作及び発光動作からなる一連の駆動制御動作を、一画面分繰り返し実行するものであってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る表示装置及びその駆動制御方法によれば、表示データの書込動作期間に駆動トランジスタ(トランジスタTr13)のゲート−ソース間に、表示データに応じた電圧値を指定して階調信号Vpixを直接印加することにより、所定の電圧成分(|Vpix−Vccw|)をキャパシタ(キャパシタCs)に保持させ、当該電圧成分に基づいて、発光素子(有機EL素子OLED)に流す発光駆動電流Iemを制御し、所望の輝度階調で発光動作させる電圧指定型(又は、電圧印加型)の階調制御方法を適用することができる。
したがって、表示データに応じた電流を供給して書込動作を行う(表示データに応じた電圧成分を保持させる)電流指定型の階調制御方法に比較して、表示パネルを大型化や高精細化した場合や、低階調表示を行う場合であっても、表示データに応じた階調信号を各表示画素に迅速かつ適切に書き込むことができるので、表示データの書込不足の発生を抑制して表示データに応じた適切な輝度階調で発光動作することができ、良好な表示画質を実現することができる。また、各表示画素への書込動作において表示データに応じた電圧値を指定して直接印加し書込動作を行うことができるので、電流指定型の階調制御方法に比較して、書込動作における表示装置の消費電力を大幅に削減することができる。
本発明に係る表示装置に適用される表示画素の要部構成を示す等価回路図である。 本発明に係る表示装置に適用される表示画素の制御動作を示す信号波形図である。 書込動作時における表示画素の動作状態を示す概略説明図である。 書込動作時における表示画素の駆動トランジスタの動作特性及び有機EL素子の特性を示す特性図である。 表示画素の保持動作時における動作状態を示す概略説明図である。 表示画素の保持動作時における駆動トランジスタの動作特性を示す特性図である。 表示画素の発光動作時における動作状態を示す概略説明図である。 発光動作時における表示画素の駆動トランジスタの動作特性及び有機EL素子の負荷特性を示す特性図である。 本発明に係る表示装置に適用可能な表示画素(画素駆動回路及び発光素子)の一例を示す回路構成図である。 本発明に係る表示装置の一実施形態を示す概略構成図である。 本実施形態に係る表示装置において特定の行に配列された表示画素の駆動制御方法の一例を示すタイミングチャートである。 本実施形態に係る表示装置の駆動制御方法の具体例を模式的に示した動作タイミング図である。 従来技術における発光素子型ディスプレイに適用可能な表示画素(画素駆動回路及び発光素子)の構成例を示す等価回路図である。
符号の説明
DCx 画素回路部
OLED 有機EL素子
T1 駆動トランジスタ
T2 保持トランジスタ
Cx、Cs キャパシタ
Ls 選択ライン
Lv 電源電圧ライン
Ld データライン
PIX 表示画素
DC 画素駆動回路
100 表示装置
110 表示パネル
120 選択ドライバ
130 電源ドライバ
140 データドライバ
150 システムコントローラ

Claims (11)

  1. 電流駆動型の発光素子を含む複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを備える表示装置において、
    前記表示画素は、前記発光素子を所望の輝度階調で発光動作させるための画素回路部を有し、前記画素回路部は、少なくとも、電流路の一端側に互いに異なる電位に設定された第1の電源電圧および第2の電源電圧の何れかの電源電圧が印加され、該電流路の他端側に前記発光素子の一端側との接続接点が接続された第1のスイッチング素子と、電流路の一端側に前記電源電圧が印加され、該電流路の他端側に前記第1のスイッチング素子の制御端子が接続された第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の前記制御端子と前記接続接点との間に接続された電圧保持素子と、を有し、
    前記画素回路部の前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側に前記電源電圧を印加する電源電圧制御部と、
    前記第1のスイッチング素子の前記電流路の他端側に表示データに応じたデータ電圧を印加するデータ電圧制御部と、
    前記第2のスイッチング素子の前記電流路の導通状態を制御する接続状態制御部と、
    を具備し、
    前記電源電圧制御部によって印加される前記第1の電源電圧は、前記発光素子の他端側の電位を基準電位として、前記表示データの全ての階調に対応する前記データ電圧の全ての電圧値より高い電圧値を有するとともに、前記発光素子の発光開始電圧と前記第1のスイッチング素子の閾値電圧との合計電圧に等しいかそれより低く、前記発光素子を前記表示データの階調に依らずに非発光状態とする電圧値を有し、前記第2の電源電圧は前記発光素子を発光状態とする電圧値を有し、
    前記第1のスイッチング素子の前記電流路の他端側に前記データ電圧を印加する際に、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側に前記電源電圧制御部から前記第1の電源電圧を印加し、前記接続状態制御部により前記第2のスイッチング素子の前記電流路を導通させて、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側と該第1のスイッチング素子の制御端子とを接続し、
    前記電圧保持素子に保持された電圧に基づく駆動電流を前記発光素子に流す際に、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側に前記電源電圧制御部から前記第2の電源電圧を印加し、前記接続状態制御部により前記第2のスイッチング素子の前記電流路を非導通として、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側と該第1のスイッチング素子の制御端子との接続を解除することを特徴とする表示装置。
  2. 前記電源電圧制御部は、前記表示パネルに2次元配列された前記複数の表示画素における各行ごとの前記表示画素に対して、前記電源電圧を順次印加することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記電源電圧制御部は、前記表示パネルに2次元配列された前記複数の表示画素における複数行ごとの前記表示画素に対して、前記電源電圧を順次印加することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 前記第1および第2のスイッチング素子は、アモルファスシリコンからなる半導体層を備えた電界効果型トランジスタであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記画素回路部は、更に、電流路の一端側に前記データ電圧が印加され、該電流路の他端側に前記第1のスイッチング素子の前記電流路の他端側が接続された第3のスイッチング素子を備えることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  6. 前記第3のスイッチング素子は、アモルファスシリコンからなる半導体層を備えた電界効果型トランジスタであることを特徴とする請求項5記載の表示装置。
  7. 前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 電流駆動型の発光素子を含む複数の表示画素が2次元配列された表示パネルを備える表示装置の駆動制御方法において、
    前記表示画素は、少なくとも、電流路の一端側に所定の電源電圧が印加され、該電流路の他端側に前記発光素子の一端側との接続接点が接続された第1のスイッチング素子と、電流路の一端側に前記電源電圧が印加され、該電流路の他端側に前記第1のスイッチング素子の制御端子が接続された第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の前記制御端子と前記接続接点との間に接続された電圧保持素子と、を具備する画素回路部を有し、
    前記第2のスイッチング素子の前記電流路を導通させて、前記第1のスイッチング素子の制御端子と該第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側とを電気的に接続し、該電流路の他端側に表示データに応じたデータ電圧を印加し、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側に、前記発光素子の他端側の電位を基準電位として、前記表示データの全ての階調に対応する前記データ電圧の全ての電圧値より高い電圧値を有するとともに、前記発光素子の発光開始電圧と前記第1のスイッチング素子の閾値電圧との合計電圧に等しいかそれより低く、前記発光素子を前記表示データの階調に依らずに非発光状態とする電圧値を有する第1の電源電圧を印加する書込動作と、
    前記第2のスイッチング素子の前記電流路を非導通として、前記第1のスイッチング素子の前記制御端子と該第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側とを電気的に遮断して、該電流路の両端に印加された電位差に相当する電圧成分を前記電圧保持素子に保持する保持動作と、
    前記第2のスイッチング素子の前記電流路を非導通として、前記第1のスイッチング素子の前記電流路の一端側に前記発光素子を発光状態とする電圧値を有する前記第1の電源電圧と異なる電位に設定された第2の電源電圧を印加し、前記電圧保持素子に保持された前記電圧成分に基づく駆動電流を前記発光素子に流す発光動作と、
    を含むことを特徴とする表示装置の駆動制御方法。
  9. 前記第2の電源電圧は、前記第1のスイッチング素子を飽和状態で動作させる電圧値を有することを特徴とする請求項8記載の表示装置の駆動制御方法。
  10. 前記表示パネルに2次元配列された前記複数の表示画素における各行ごとの前記表示画素に対して、少なくとも前記発光動作を順次実行することを特徴とする請求項8又は9に記載の表示装置の駆動制御方法。
  11. 前記表示パネルに2次元配列された前記複数の表示画素における複数行ごとの前記表示画素に対して、少なくとも前記発光動作を順次実行することを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の表示装置の駆動制御方法。
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