JP4747552B2 - 電気光学装置、電子機器および方法 - Google Patents

電気光学装置、電子機器および方法 Download PDF

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Description

この発明は、電気光学装置の駆動技術に関し、特に、電気光学装置に用いる発光素子用の駆動トランジスタのしきい値電圧を補償する技術に関する。
近年、有機エレクトロルミネッセンス素子や発光ポリマー素子などと呼ばれる自発光型の有機発光ダイオード素子(Organic Light Emitting Diode素子、以下「OLED素子」と呼ぶ)の電気光学的特性を利用した表示装置が注目されている。
OLED素子の発光階調の調整は、OLED素子に流れる電流量を制御するトランジスタ(「駆動トランジスタ」と呼ぶ)のゲート/ソース間電圧を調整することによって行われるのが一般的である。しかし、現実には、駆動トランジスタを流れる電流量は、駆動トランジスタのしきい値電圧にも依存する。駆動トランジスタのしきい値電圧は、画素回路毎にばらつくことが多いので、従来は、しきい値電圧のバラツキによって階調が必ずしも正確に再現されない場合があった。また、駆動トランジスタがアモルファスシリコンで構成される場合には、駆動トランジスタのしきい値電圧が経時変化し易いという問題があった。
このため、従来から、画素回路毎のしきい値電圧の差異を補償して、正確に発光階調を再現できる技術が望まれていた。
特開2004−133240号公報
なお、発光素子の階調を正確に制御したいという要望は、アモルファスシリコン製の駆動トランジスタを用いた装置に限らず、一般に、発光素子をそれぞれ有する複数の画素回路を備えた電気光学装置に共通する問題であった。
また、発光素子を用いた電気光学装置では、データ電圧を用いて画素回路の発光階調を設定する処理(「プログラミング」と呼ばれる)の際に発光素子が発光してしまうという問題もあった。
本発明は、駆動トランジスタのしきい値電圧を補償して、発光素子の発光階調を正確に再現するための技術を提供することを第1の目的とする。また、プログラミング時に発光素子による発光を抑制ための技術を提供することを第2の目的とする。
本発明による電気光学装置は、
発光素子を含む複数の画素回路がマトリクス状に配列された画素回路マトリクスと、
前記画素回路マトリクスに接続された複数の走査線と、
前記画素回路マトリクスに接続された複数のデータ線と、
前記複数の走査線上に第1と第2の走査信号を出力することによって前記画素回路マトリクスの行を順次選択する走査線駆動回路と、
前記発光素子の発光階調に応じた電圧を有するデータ信号を生成して前記複数のデータ線上に出力するデータ線駆動回路と、
を備え、
各画素回路は、
(i)高位基準電圧と低位基準電圧との間の電流経路上に設けられた発光素子と、
(ii)前記電流経路上において前記発光素子のアノード電極に接続されており、ソース及びドレインを構成する第1及び第2の電極と、ゲート電極とを有し、発光階調に応じた電流を前記発光素子に流すための駆動トランジスタと、
(iii)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第1の電極との間に接続された容量素子と、
(iv)前記データ線と前記第1の電極との間の接続状態を、前記第2の走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第1のスイッチングトランジスタと、
(v)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第2の電極との間の接続状態を前記第2の走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第2のスイッチングトランジスタと、
(vi)前記発光素子の電流経路上に設けられ、前記第1の走査信号に応じて前記駆動トランジスタ及び前記発光素子に電流が流れることを許容する第3のスイッチングトランジスタと、
(vii)前記駆動トランジスタのゲート電極と接地電位との間の寄生容量と、
を備え、
前記走査線駆動回路は、前記データ信号の電圧に応じた電荷量を前記容量素子に保持させるためのプログラミング期間の第1の期間において前記第1ないし第3のスイッチングトランジスタをオン状態に設定した後、前記プログラミング期間の第2の期間において前記第3のスイッチングトランジスタをオフ状態に設定するとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオン状態に設定し、前記プログラミング期間から前記発光素子の発光期間に切り替わる際に前記第3のスイッチングトランジスタをオン状態に切り換えるとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオフ状態に切り換えることによって、前記容量素子に、前記駆動トランジスタのしきい値電圧に依存せず、かつ、前記データ信号の電圧に依存する電荷量を保持させ、
前記データ線駆動回路は、
(a)前記プログラミング期間の前記第1の期間に相当するプリチャージ期間において、前記プログラミング期間中にダイオード接続する前記駆動トランジスタのドレイン側に所定の電圧を印加し、
(b)前記データ信号の電圧を、前記発光素子の発光時における前記アノード電極の電圧よりも低い電圧に設定する。
なお、「第1及び第2の電極」、ソース又はドレインとして機能する電極を意味している。この電気光学装置によれば、容量素子に保持される電荷量が、データ信号の電圧に依存するが駆動トランジスタのしきい値電圧には依存しないので、駆動トランジスタのしきい値電圧に依存せずに発光素子の発光階調を正確に再現することができる。すなわち、駆動トランジスタのしきい値電圧を補償した発光を行うことができる。また、プログラミング期間の開始時における駆動トランジスタのドレイン側の電圧が安定するので、プログラミングをより確実に行うことが可能である。さらに、プログラミング時に発光素子を発光させないので、画質を向上させることができる。
また、本発明の別の電気光学装置は、
発光素子を含む複数の画素回路がマトリクス状に配列された画素回路マトリクスと、
前記画素回路マトリクスに接続された複数の走査線と、
前記画素回路マトリクスに接続された複数のデータ線と、
前記複数の走査線上に走査信号を出力することによって前記画素回路マトリクスの行を順次選択する走査線駆動回路と、
前記発光素子の発光階調に応じた電圧を有するデータ信号を生成して前記複数のデータ線上に出力するデータ線駆動回路と、
を備え、
各画素回路は、
(i)高位基準電圧と低位基準電圧との間の電流経路上に設けられた発光素子と、
(ii)前記電流経路上において前記発光素子のアノード電極に接続されており、ソース及びドレインを構成する第1及び第2の電極と、ゲート電極とを有し、発光階調に応じた電流を前記発光素子に流すための駆動トランジスタと、
(iii)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第1の電極との間に接続された容量素子と、
(iv)前記データ線と前記第1の電極との間の接続状態を、前記走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第1のスイッチングトランジスタと、
(v)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第2の電極との間の接続状態を前記走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第2のスイッチングトランジスタと、
(vi)前記発光素子の電流経路上に設けられ、前記走査信号に応じて前記駆動トランジスタ及び前記発光素子に電流が流れることを許容する第3のスイッチングトランジスタと、
(vii)前記駆動トランジスタのゲート電極と接地電位との間の寄生容量と、
を備え、
前記走査線駆動回路は、前記発光素子の発光期間から前記データ信号の電圧に応じた電荷量を前記容量素子に保持させるためのプログラミング期間に切り替わる際に前記第3のスイッチングトランジスタをオフ状態に切り替えるとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオン状態に切り替えて、前記プログラミング期間における前記第3のトランジスタをオフ状態に設定するとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオン状態に設定し、前記プログラミング期間から前記発光素子の発光期間に切り替わる際に前記第3のスイッチングトランジスタをオン状態に切り換えるとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオフ状態に切り換えることによって、前記容量素子に、前記駆動トランジスタのしきい値電圧に依存せず、かつ、前記データ信号の電圧に依存する電荷量を保持させ、
前記データ線駆動回路は、
(a)前記プログラミング期間の前に設けられたプリチャージ期間において、前記プログラミング期間中にダイオード接続する前記駆動トランジスタのドレイン側に所定の電圧を印加し、
(b)前記データ信号の電圧を、前記発光素子の発光時における前記アノード電極の電圧よりも低い電圧に設定する。
この電気光学装置によっても、容量素子に保持される電荷量が、データ信号の電圧に依存するが駆動トランジスタのしきい値電圧には依存しないので、駆動トランジスタのしきい値電圧に依存せずに発光素子の発光階調を正確に再現することができる。すなわち、駆動トランジスタのしきい値電圧を補償した発光を行うことができる。また、プログラミング期間の開始時における駆動トランジスタのドレイン側の電圧が安定するので、プログラミングをより確実に行うことが可能である。さらに、プログラミング時に発光素子を発光させないので、画質を向上させることができる。
本発明による他の電気光学装置は、
発光素子と容量素子とを含む画素回路と、
前記画素回路に接続されたデータ線と、
前記発光素子の発光階調に応じた電圧を有するデータ信号を生成して前記データ線上に出力するデータ線駆動回路と、
を備え、
前記データ線駆動回路は、
(i)前記画素回路内の容量素子に前記発光素子の発光階調に応じた電荷量を書き込むためのプログラミングを実行するとともに、
(ii)前記プログラミング中における前記発光素子のアノード電圧が発光閾値電圧よりも低くなるように、前記データ信号の電圧を設定する。
このような電気光学装置では、プログラミング期間において、プログラミング対象の画素が発光することを防止することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画素回路、画素回路のための駆動回路、電気光学装置、電気光学装置を備えた電子機器、それらの装置の駆動方法、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.電子機器への適用例:
D.変形例
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としての電気光学装置の構成を概略的に示すブロック図である。この電気光学装置100は、画素領域200と、走査線駆動回路300と、データ線駆動回路400と、制御回路500とを備えている。電気光学装置100は、画素領域200に画像を表示させる画像表示装置である。なお、以下の説明では、図1に示すX方向を行方向とも呼び、Y方向を列方向とも呼ぶものとする。
画素領域200には、X方向(行方向)に伸びるm本の走査線310が、互いに平行に配設されている。また、画素領域200には、X方向と直交するY方向(列方向)に伸びるn本のデータ線402が、互いに平行に配設されている。そして、任意の1行分の走査線310と、任意の1列分のデータ線402とが交差する位置に、1つの画素回路210が設けられている。すなわち、画素領域200には、m行n列の画素回路210が設けられている。
走査線駆動回路300は、1行目〜m行目の各走査線310に対応した走査信号Y1〜Ymを生成し、これらの走査信号Y1〜Ymをそれぞれに対応する走査線310に出力する。データ線駆動回路400は、画素回路210が表示する階調を制御するための階調信号X1〜Xnを生成し、データ線402を介して各画素回路210に供給する。なお、階調信号X1〜Xnを「データ信号」とも呼ぶ。
図2は、i行目j列目の画素回路の一例を示す説明図である。なお、本実施例では、1行分の走査線310は、2本のサブ走査線310a,310bを含んでいる。2本のサブ走査線310a,310bには、走査信号Scan1,Scan2がそれぞれ出力される。これらについては後述する。
画素回路210は、自発光素子であるOLED素子220と、容量素子230と、4つのトランジスタ241〜244とを備えている。4つのトランジスタ241〜244は、いずれもnチャネル型のTFTである。
第4のトランジスタ244は、OLED素子220に流れる電流を調整する駆動トランジスタとしての機能を有している。容量素子230は、この駆動トランジスタのゲートとソースとの間に接続されている。この容量素子230は、データ信号Xjの電圧Vdataに応じた電荷を保持し、この電荷に応じて駆動トランジスタ244のゲート/ソース間電圧を設定する機能を有している。一般に、データ信号Xjに応じて容量素子230に電荷を保持させる(書き込む)動作は、「プログラミング」と呼ばれている。また、データ信号Xjの電圧Vdataに応じてプログラミングを行う方式は、「電圧プログラミング」と呼ばれている。第1ないし第3のトランジスタ241〜243は、プログラミングの動作と、OLED素子220の発光動作とを制御するためのスイッチングトランジスタとして機能する。これらの動作については後述する。
OLED素子220は、アノード電極220Aとカソード電極220Cとの間に発光層が狭持されており、順方向電流に応じた輝度で発光する。発光層としては、各画素回路210のOLED素子220の発光色(例えばR、G、Bの3色の内のいずれか1色)に応じた有機EL材料が用いられている。OLED素子220のカソード電極220Cは、すべての画素回路210に対して共通となっている。
OLED素子220は、電源電位VEL(高位基準電圧)と接地電位(低位基準電圧)との間の電流経路上に設けられている。すなわち、電源電位VELと接地電位との間には、第3のトランジスタ243と、駆動トランジスタ244と、OLED素子220とが直列に接続されている。OLED素子220のカソード電極220Cは接地されており、アノード電極220Aは駆動トランジスタ244のソースに接続されている。駆動トランジスタ244のドレインは、第3のトランジスタ243のソースに接続されている。第3のトランジスタ243のドレインは、電源電位VELに接続されている。第3のトランジスタ243のゲートは、第1のサブ走査線310aに接続されている。
第1のトランジスタ241は、データ線402と、駆動トランジスタ244のソース側のノードn1との間に設けられており、第2の走査信号Scan2に応じてこれらの間の接続状態をオン/オフする。第2のトランジスタ242は、駆動トランジスタ244のドレイン側のノードn2とゲートとの間に設けられており、第2の走査信号Scan2に応じてこれらの間の接続状態をオン/オフする。第1と第2のトランジスタ241,242のゲートは、いずれも第2のサブ走査線310bに接続されている。
図3(a)〜(i)は、電気光学装置100の全体動作を示すタイミングチャートである。ここでは、画素領域200(図1)が8行で構成されているものと仮定しており、図3(a)〜(h)に8本の走査信号Y1〜Y8を示している。これらの走査信号Y1〜Y8のレベル変化は、図2に示す第2の走査信号Scan2によるものである。
1行目の走査線310に出力される走査信号Y1は、1垂直走査期間Tv内において、1垂直走査期間の最初のタイミングから1水平走査期間Thの間Hレベルとなり、その他の期間はLレベルとなるパルス信号である。また、2行目の走査線310に出力される走査信号Y2は、走査信号Y1がHレベルからLレベルとなるタイミングから1水平走査期間Thの間Hレベルとなるパルス信号である。このように走査信号Y1〜Y8は、1垂直走査期間Tv内において、1水平走査期間Thの間だけHレベルとなり、かつHレベルとなる期間が順々にずれているようなパターンを、1垂直走査期間Tv毎に繰り返す信号となっている。1垂直走査期間Tvを「1フレーム期間」または「1フレーム」とも呼ぶ。i行目の走査線310に供給される走査信号YiがHレベルになると、i行目の走査線310に接続された複数の画素回路210が選択され、各画素回路210内の容量素子230に、データ信号Xj(図3(i))の電圧Vdataに応じた容量が設定される。走査線駆動回路300は、最初に1行目の走査線310に接続された複数の画素回路210のプログラミングを行い、その後、2行目以降の走査線310に接続された画素回路210を1行ずつ順に8行目までプログラミングを行い、以降、1行目に戻って画素回路210のプログラミングを繰り返し行うこととなる。各画素回路210は、プログラミングされた後は、次のプログラミングが開始されるまでの間、一定の階調で発光を継続する。
図4は、第1実施例におけるプログラミング期間と発光期間の動作の詳細を示す説明図である。図4(A)には、2つの走査信号Scan1,Scan2と、データ信号電圧Vdataのタイミングチャートが示されている。プログラミング期間Tprは、図3の1水平走査期間Thに相当する。また、発光期間Temは、プログラミング期間Tpr以外の期間を意味している。
プログラミング期間Tprは、第1の期間Tp1と第2の期間Tp2とに区分されている。第1の期間Tp1では、第1と第2の走査信号Scan1,Scan2はいずれもHレベルに設定される。
図4(B)は、第1の期間Tp1における画素回路210の等価回路を示している。第1の期間Tp1では、第1ないし第3のトランジスタ241〜243がいずれもオンとなるので、図4(B)に示す等価回路では、駆動トランジスタ244のドレインがゲートと電源電位VELとに接続された状態となる。また、駆動トランジスタ244のソース側のノードn1には、データ信号電圧Vdataが印加される。この状態では、駆動トランジスタ244はダイオード接続されているので、そのゲートの電圧は電源電位VELとなる。
なお、プログラミング期間Tp中は、OLED素子220を発光させないことが好ましい。このためには、データ信号電圧Vdataを、OLED素子220の発光時のアノード電圧VELAよりも小さい値に設定することが好ましく、特に、OLED素子220の発光閾値電圧よりも小さな値に設定することが好ましい。但し、プログラミング期間Tp中にOLED素子220の発光を許容してもよい。
図4(C)は、第2の期間Tp2における画素回路210の等価回路を示している。第2の期間Tp2では、第1の走査信号Scan1がLレベルに下がるので、第3のトランジスタ243がオフとなり、図4(C)に示す等価回路では、駆動トランジスタ244のドレイン側のノードn2が電源電位VELから切断される。なお、駆動トランジスタ244のソース側のノードn1には、データ信号電圧Vdataが印加されたままである。駆動トランジスタ244はダイオード接続されているので、そのゲート電圧は次第に低下してゆき、最終的にはソースの電圧Vdataにしきい値電圧Vthを加算した値(Vdata+Vth)となる。また、容量素子230に保持される電荷量は、しきい値電圧Vthに依存せず、データ信号電圧Vdataのみに依存している。
なお、前述した第1の期間Tp1で第3のトランジスタ243をオンさせていた理由は、仮に第1の期間Tp1に第3のトランジスタ243をオフさせて図4(C)の等価回路状態にすると、駆動トランジスタ244がオンしない可能性があるためである。但し、データ信号電圧Vdataが十分低い場合には、第1の期間Tp1を省略することができる。このように、第1の期間Tp1は省略できるので、第2の期間Tp2を狭義の「プログラミング期間」と呼ぶことができる。
図4(D)は、発光期間Temにおける画素回路210の等価回路を示している。発光期間Temでは、第1の走査信号Scan1が再びHレベルに立ち上がるので、第3のトランジスタ243がオンとなる。また、第2の走査信号Scan2がLレベルに下がるので、第1と第2のトランジスタ241,242がオフとなる。この結果、図4(D)に示す等価回路では、駆動トランジスタ244のドレインが電源電位VELに接続され、また、ゲートとドレイン間が切断される。
このときの駆動トランジスタ244のゲートの電圧Vgは、以下の(1)式で与えられる。
Vg=Vdata+Vth+kΔVn1 ...(1)
ここで、ΔVn1は駆動トランジスタ244のソース側のノードn1における電圧の変化量であり、(VELA−Vdata)に等しい。VELAは、OLED素子220の発光時のアノード電圧である。
また、上記(1)式のkは、容量素子230の容量Caと、駆動トランジスタ244のゲートの寄生容量Cp(図4(D))とに応じて決まる定数であり、ノードn1の電圧変化ΔVn1と、これによる駆動トランジスタ244のゲートの電圧変化との比を示している。この定数kは、以下の(2)式で与えられる。
k=Ca/(Ca+Cp) ...(2)
なお、寄生容量Cpの主なものは、駆動トランジスタ244のゲート容量である。
上記(1)式にΔVn1=(VELA−Vdata)を代入すると、以下の(3)式が得られる。
Vg=Vdata+Vth+k(VELA−Vdata)
=(1−k)Vdata+Vth+k・VELA ...(3)
発光期間Temにおける駆動トランジスタ244のソース電圧Vsは、OLED素子220のアノード電圧VELAに等しい。上記(3)式を利用すると、駆動トランジスタ244及びOLED素子220に流れる電流Iは、以下の(4)式で与えられる。
I=0.5β{(Vg−Vs)−Vth}
=0.5β{((1−k)Vdata+Vth+k・VELA−VELA)−Vth}
=0.5β{(1−k)Vdata−(1−k)VELA} ...(4)
ここで、βは駆動トランジスタ244の利得係数である。
上記(4)式から理解できるように、OLED素子220の電流値Iは、駆動トランジスタ244のしきい値電圧Vthに依存しない。従って、電気光学装置100内の個々の画素回路210においてしきい値電圧Vthのバラツキがあっても、各画素回路210で正確な発光階調を再現することができる。換言すれば、図4の動作では、しきい値電圧Vthを補償したプログラミングが行われている。また、データ信号電圧Vdataは、上記(4)式を考慮して、各発光階調に適した値に設定される。この際、定数kとアノード電圧VELAの値は、実験的に決定された値が使用される。
このように、第1実施例では、OLED素子220を流れる電流値Iがしきい値電圧Vthに依存しないように容量素子230をプログラミングしているので、各画素回路210において正確な発光階調を再現することが可能である。
また、データ信号電圧VdataをOLED素子220の発光時のアノード電圧VELAよりも小さい値に設定することによって、プログラミング期間Tpr中にOLED素子220を発光させないようにしているので、高画質な画像を表示することが可能である。
なお、第1の期間Tp1は、駆動トランジスタ244のドレインを一定電圧(第1実施例ではVEL)にチャージするプリチャージ期間であると考えることも可能である。プリチャージ電圧としては、VEL以外の任意の電圧値を採用することができる。このようなプリチャージ期間Tp1を設けないと、狭義のプログラミング期間Tp2の直前における駆動トランスジスタ244のドレイン電圧のレベルによっては、プログラミング期間Tp2においてしきい値電圧Vthの補償が十分でなく、発光階調がずれてしまう可能性がある。これに対して、プリチャージ期間Tp1を設けるようにすれば、プログラミング期間Tp2開始時のドレイン電圧が常に一定なので、プログラミング期間Tp2中におけるしきい値電圧Vthの補償をより確実に行うことが可能である。
B.第2実施例:
図5は、第2実施例における画素回路210aの構成を示す回路図である。図2に示した画素回路210との大きな差異は、容量素子230と第2のトランジスタ242の位置が入れ替わっている点にある。すなわち、容量素子230は、駆動トランジスタ244のゲートとドレインとの間に接続されている。また、第2のトランジスタ242は、駆動トランジスタ244のゲートとソースとの間に接続されている。この変更に伴って、第1のトランジスタ241の位置も、駆動トランジスタ244のドレイン側に接続されるように変更されている。第3のトランジスタ243aは、pチャネルTFTに変更されている。また、走査線310は1本のみであり、1つの走査信号Scanが3つのトランジスタ241,242,243aのゲートにそれぞれ供給されている。走査線310が1本で済む理由は後述する。なお、第2実施例ではpチャネルTFTを使用するので、アモルファスシリコンではなく、ポリシリコンを用いてトランジスタが形成される。
図6は、第2実施例におけるプログラミング期間と発光期間の動作の詳細を示す説明図である。図6(A)には、走査信号Scanと、データ信号電圧Vdataのタイミングチャートが示されている。
プログラミング期間Tprは、第1実施例のような2つの期間には区分されていない。走査信号Scanは、プログラミング期間TprにおいてHレベルとなり、それ以外の期間である発光期間TemにおいてLレベルとなる。
但し、プログラミング期間Tprの前に、プログラミング期間Tprにおいてダイオード接続する駆動トランジスタ244のドレインを一定電圧にチャージするプリチャージ期間を設けることも可能である。ここで、「プログラミング期間Tprにおいてダイオード接続する駆動トランジスタ244のドレイン」とは、ダイオード接続時におけるドレインを意味しており、図6(B)の例では、駆動トランジスタ244の下側(ノードn1側)のソース/ドレイン電極を意味している。プリチャージ電圧としては、駆動トランジスタ244のしきい値Vthを採用してもよく、また、これ以外の任意の電圧値を採用してもよい。また、プリチャージを行うために、プリチャージ用のトランジスタを画素回路内に設けるようにしてもよい。プリチャージ期間を設けるようにすれば、プログラミング期間Tpr開始時のドレイン電圧が常に一定になるので、プログラミング期間Tpr中におけるしきい値電圧Vthの補償をより確実に行うことが可能である。
図6(B)は、プログラミング期間Tprにおける画素回路210aの等価回路を示している。第2実施例のプログラミング期間Tprでは、第1と第2のトランジスタ241,242がいずれもオンとなるが、第3のトランジスタ243はオフに保たれる。この結果、図6(B)に示す等価回路では、駆動トランジスタ244のソース側のノードn1とゲートとが接続状態となる。また、駆動トランジスタ244のドレイン側のノードn2には、データ信号電圧Vdataが印加される。なお、ここでの説明における「駆動トランジスタ244のソース」という用語は、発光期間Temにおいてソースとなる電極を意味している。
第2実施例においても、データ信号電圧Vdataは、発光時におけるOLED素子220のアノード電圧VELAよりも小さな値に設定される。プログラミング期間Tprの初期には、駆動トランジスタ244のソース側のノードn1の電圧はOLED素子220の発光時のアノード電圧VELAに近い値を有しており、ドレイン側のノードn2の電圧はこれよりも低い電圧Vdataとなっている。従って、図6(B)に示すように、プログラミング期間Tprでは、駆動トランジスタ244のソースとドレインとの関係が、発光期間Temにおける関係と逆になる。すなわち、ノードn1側がドレインとして機能し、ノードn2側がソースとして機能する。このとき、駆動トランジスタ244のゲートとドレイン(ノードn1)とが接続されたダイオード接続が実現されるので、そのゲート電圧は、ソース側のノードn2の電圧Vdataにしきい値電圧Vthを加算した値(Vdata+Vth)となる。また、このとき容量素子230に保持される電荷量は、しきい値電圧Vthに依存せず、データ信号電圧Vdataのみに依存する。
一般に良く知られているように、トランジスタのソースとドレインとは互いに交換可能である。そこで、本明細書では、ソース又はドレインとして機能する電極を「ソース/ドレイン電極」とも呼ぶ。ソース/ドレイン電極がソースとして機能するか、ドレインとして機能するかは、2つのソース/ドレイン電極に印加される電圧の関係によって決定される。
なお、第2実施例の画素回路210aでは、プログラミング期間Tprにおいて駆動トランジスタ244をオン状態にするために、駆動トランジスタ244の2つのソース/ドレイン電極の一方を電源電位VELに接続する必要は無い。そこで、第2実施例では、プログラミング期間Tprの全体を通じて第3のトランジスタ243aをオフに設定している。この点は、図4(B)に示した第1実施例と異なる点である。また、この動作は、第3のトランジスタ243aをpチャネルTFTとして構成し、そのゲートに走査信号Scanを与えることによって実現されている。この構成によれば、1行分の走査線310が1本で済むので、回路構成が単純になり、開口率も向上するという利点がある。
図6(C)は、発光期間Temにおける画素回路210aの等価回路を示している。発光期間Temでは、走査信号ScanがLレベルに下がるので、第1と第2のトランジスタ241,242がオフとなり、第3のトランジスタ243aがオンとなる。この結果、図6(C)に示すように、駆動トランジスタ244のドレイン側のノードn2が電源電位VELに接続され、また、ゲートとソース間が切断される。
このときの駆動トランジスタ244のゲート電圧Vgは、以下の(5)式で与えられる。
Vg=Vdata+Vth+kΔVn2 ...(5)
ここで、ΔVn2は駆動トランジスタ244のドレイン側のノードn2における電圧の変化量であり、(VEL−Vdata)に等しい。また、上記(5)式の定数kは、上述した(2)式で与えられる値である。
上記(5)式にΔVn2=(VEL−Vdata)を代入すると、以下の(6)式が得られる。
Vg=Vdata+Vth+k(VEL−Vdata)
=(1−k)Vdata+Vth+k・VEL ...(6)
また、発光期間Temにおける駆動トランジスタ244のソース電圧Vsは、OLED素子220のアノード電圧VELAに等しい。上記(6)式を利用すると、駆動トランジスタ244及びOLED素子220に流れる電流Iは、以下の(7)式で与えられる。
I=0.5β{(Vg−Vs)−Vth}
=0.5β{((1−k)Vdata+Vth+k・VEL−VELA)−Vth}
=0.5β{(1−k)Vdata+k・VEL−VELA} ...(7)
上記(7)式から理解できるように、第2実施例においても、OLED素子220を流れる電流値Iがしきい値電圧Vthに依存しないように容量素子230をプログラミングしているので、各画素回路210において正確な発光階調を再現することが可能である。
また、データ信号電圧VdataをOLED素子220の発光時のアノード電圧VELAよりも小さい値に設定することによってプログラミング期間Tpr中にOLED素子220を発光させないようにしているので、高画質な画像を表示することが可能である。
C.電子機器への適用例:
上記各実施例において説明した電気光学装置100は、電子機器に適用することができる。図7は、電気光学装置を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの概略構成を示す説明図である。パーソナルコンピュータ800は、表示ユニットとしての電気光学装置100と、本体部830と、電源スイッチ810と、キーボード820とを備えている。この電気光学装置100は、OLED素子220(図2)を用いているので、視野角が広く見やすい表示ユニットとなる。
電気光学装置100が適用される電子機器としては、他に、携帯電話機、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。これらの電子機器の表示部として、電気光学装置100が適用可能である。また、光書込型のプリンタや電子複写機などの書込ヘッドにも適用可能である。
D.変形例
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
図4に示した第1実施例の構成において、第2のトランジスタ242のドレインと第2のノードn2との間に容量素子を追加してもよい。換言すれば、駆動トランジスタ244のゲート/ソース間と、ゲート/ソース間との両方に容量素子を設けるようにしてもよい。この構成には、次のような利点がある。すなわち、図4(D)に示した発光状態において、駆動トランジスタ244のゲート電圧は(Vdata+Vth+kΔVn1)となるものとしたが、プログラミング期間(特に第2の期間Tpr2)が十分に長くない場合には駆動トランジスタ244のゲート電圧がこの値(Vdata+Vth+kΔVn1)に達せず、(Vdata+Vth+α)となる可能性がある。ここで、αはkΔVn1よりも小さな値である。換言すれば、プログラミング期間Tpr2におけるしきい値電圧Vthの補償が十分で無い可能性がある。この場合には、発光期間Temにおいて、駆動トランジスタ244のゲート電圧が低いので、駆動トランジスタ244がオンせず、発光しない可能性も否定できない。これに対して、第2のトランジスタ242のドレインと第2のノードn2との間に容量素子を追加すれば、プログラミング期間Tpr2が短い場合にも、発光期間Tem(図4(D))において駆動トランジスタ244のゲート電圧が十分に上昇するので、駆動トランジスタ244が確実にオンし、OLED20を発光させることが可能である。
なお、第2実施例においても同様に、駆動トランジスタ244のゲート/ソース間と、ゲート/ソース間との両方に容量素子を設けるようにしてもよい。
D2.変形例2:
上記第1実施例では、画素回路内のトランジスタをアモルファスシリコンで構成し、また、第2実施例ではトランジスタをポリシリコンで構成していたが、本発明は他の半導体材料を用いて画素回路内のトランジスタを構成した場合にも適用可能である。
また、上記各実施例では、画素回路内のトランジスタの各トランジスタをnチャネルタイプとするかpチャネルタイプとするかは任意であり、上記実施例と異なるタイプにすることも可能である。
D3.変形例3:
上記各実施例の特徴の一部のみを備えた画素回路や電気光学装置を構成することも可能である。例えば、本発明の一実施形態として、プログラミング期間中において発光素子が発光しないようにデータ信号電圧Vdataの値を設定する電気光学装置を構成することも可能である。より正確に言えば、この電気光学装置では、プログラミング期間における発光素子のアノード電圧がその発光閾値電圧よりも低くなるように、データ信号電圧Vdataが設定される。このような電気光学装置では、プログラミング期間において、プログラミング対象の画素が発光することを防止できるという利点がある。なお、画素回路はマトリクス状に配列されている必要は無く、任意の配列方法を採用することが可能である。
D4.変形例4:
上記各実施例では、自発光素子としてOLED素子220を用いた電気光学装置100を例に用いて説明したが、他の自発光素子を用いることも可能である。例えば、自発光素子として、無機EL素子、フィールドエミッション素子(FED)、表面電動型エミッション素子(SED)、弾道電子放出素子(BSD)、発光ダイオード(LED)等を用いてもよい。
本発明の一実施例としての電気光学装置の構成を概略的に示すブロック図である。 第1実施例の画素回路の構成を示す回路図である。 電気光学装置の全体の動作を示すタイミングチャートである。 第1実施例におけるプログラミング期間と発光期間の動作の詳細を示す説明図である。 第2実施例の画素回路の構成を示す回路図である。 第2実施例におけるプログラミング期間と発光期間の動作の詳細を示す説明図である。 電気光学装置を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの概略構成を示す説明図である。
符号の説明
100...電気光学装置
200...画素領域
210...画素回路
220...OLED素子
220A...アノード電極
220C...カソード電極
230...容量素子
241...第1のトランジスタ
242...第2のトランジスタ
243...第3のトランジスタ
244...第4のトランジスタ(駆動トランジスタ)
300...走査線駆動回路
310...走査線
310a,310b...サブ走査線
400...データ線駆動回路
402...データ線
500...制御回路
800...パーソナルコンピュータ
810...電源スイッチ
820...キーボード
830...本体部

Claims (5)

  1. 発光素子を含む複数の画素回路がマトリクス状に配列された画素回路マトリクスと、
    前記画素回路マトリクスに接続された複数の走査線と、
    前記画素回路マトリクスに接続された複数のデータ線と、
    前記複数の走査線上に第1と第2の走査信号を出力することによって前記画素回路マトリクスの行を順次選択する走査線駆動回路と、
    前記発光素子の発光階調に応じた電圧を有するデータ信号を生成して前記複数のデータ線上に出力するデータ線駆動回路と、
    を備え、
    各画素回路は、
    (i)高位基準電圧と低位基準電圧との間の電流経路上に設けられた発光素子と、
    (ii)前記電流経路上において前記発光素子のアノード電極に接続されており、ソース及びドレインを構成する第1及び第2の電極と、ゲート電極とを有し、発光階調に応じた電流を前記発光素子に流すための駆動トランジスタと、
    (iii)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第1の電極との間に接続された容量素子と、
    (iv)前記データ線と前記第1の電極との間の接続状態を、前記第2の走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第1のスイッチングトランジスタと、
    (v)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第2の電極との間の接続状態を前記第2の走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第2のスイッチングトランジスタと、
    (vi)前記発光素子の電流経路上に設けられ、前記第1の走査信号に応じて前記駆動トランジスタ及び前記発光素子に電流が流れることを許容する第3のスイッチングトランジスタと、
    (vii)前記駆動トランジスタのゲート電極と接地電位との間の寄生容量と、
    を備え、
    前記走査線駆動回路は、前記データ信号の電圧に応じた電荷量を前記容量素子に保持させるためのプログラミング期間の第1の期間において前記第1ないし第3のスイッチングトランジスタをオン状態に設定した後、前記プログラミング期間の第2の期間において前記第3のスイッチングトランジスタをオフ状態に設定するとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオン状態に設定し、前記プログラミング期間から前記発光素子の発光期間に切り替わる際に前記第3のスイッチングトランジスタをオン状態に切り換えるとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオフ状態に切り換えることによって、前記容量素子に、前記駆動トランジスタのしきい値電圧に依存せず、かつ、前記データ信号の電圧に依存する電荷量を保持させ、
    前記データ線駆動回路は、
    (a)前記プログラミング期間の前記第1の期間に相当するプリチャージ期間において、前記プログラミング期間中にダイオード接続する前記駆動トランジスタのドレイン側に所定の電圧を印加し、
    (b)前記データ信号の電圧を、前記発光素子の発光時における前記アノード電極の電圧よりも低い電圧に設定する、電気光学装置。
  2. 発光素子を含む複数の画素回路がマトリクス状に配列された画素回路マトリクスと、
    前記画素回路マトリクスに接続された複数の走査線と、
    前記画素回路マトリクスに接続された複数のデータ線と、
    前記複数の走査線上に走査信号を出力することによって前記画素回路マトリクスの行を順次選択する走査線駆動回路と、
    前記発光素子の発光階調に応じた電圧を有するデータ信号を生成して前記複数のデータ線上に出力するデータ線駆動回路と、
    を備え、
    各画素回路は、
    (i)高位基準電圧と低位基準電圧との間の電流経路上に設けられた発光素子と、
    (ii)前記電流経路上において前記発光素子のアノード電極に接続されており、ソース及びドレインを構成する第1及び第2の電極と、ゲート電極とを有し、発光階調に応じた電流を前記発光素子に流すための駆動トランジスタと、
    (iii)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第1の電極との間に接続された容量素子と、
    (iv)前記データ線と前記第1の電極との間の接続状態を、前記走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第1のスイッチングトランジスタと、
    (v)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第2の電極との間の接続状態を前記走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第2のスイッチングトランジスタと、
    (vi)前記発光素子の電流経路上に設けられ、前記走査信号に応じて前記駆動トランジスタ及び前記発光素子に電流が流れることを許容する第3のスイッチングトランジスタと、
    (vii)前記駆動トランジスタのゲート電極と接地電位との間の寄生容量と、
    を備え、
    前記走査線駆動回路は、前記発光素子の発光期間から前記データ信号の電圧に応じた電荷量を前記容量素子に保持させるためのプログラミング期間に切り替わる際に前記第3のスイッチングトランジスタをオフ状態に切り替えるとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオン状態に切り替えて、前記プログラミング期間における前記第3のトランジスタをオフ状態に設定するとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオン状態に設定し、前記プログラミング期間から前記発光素子の発光期間に切り替わる際に前記第3のスイッチングトランジスタをオン状態に切り換えるとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオフ状態に切り換えることによって、前記容量素子に、前記駆動トランジスタのしきい値電圧に依存せず、かつ、前記データ信号の電圧に依存する電荷量を保持させ、
    前記データ線駆動回路は、
    (a)前記プログラミング期間の前に設けられたプリチャージ期間において、前記プログラミング期間中にダイオード接続する前記駆動トランジスタのドレイン側に所定の電圧を印加し、
    (b)前記データ信号の電圧を、前記発光素子の発光時における前記アノード電極の電圧よりも低い電圧に設定する、電気光学装置。
  3. 表示デバイスとして請求項1または請求項2に記載の電気光学装置を備える電子機器。
  4. 画素回路マトリクスを備えた電気光学装置の駆動方法であって、
    各画素回路は、
    (i)高位基準電圧と低位基準電圧との間の電流経路上に設けられた発光素子と、
    (ii)前記電流経路上において前記発光素子のアノード電極に接続されており、ソース及びドレインを構成する第1及び第2の電極と、ゲート電極とを有し、発光階調に応じた電流を前記発光素子に流すための駆動トランジスタと、
    (iii)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第1の電極との間に接続された容量素子と、
    (iv)データ線と前記第1の電極との間の接続状態を、第2の走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第1のスイッチングトランジスタと、
    (v)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第2の電極との間の接続状態を前記第2の走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第2のスイッチングトランジスタと、
    (vi)前記発光素子の電流経路上に設けられ、第1の走査信号に応じて前記駆動トランジスタ及び前記発光素子に電流が流れることを許容する第3のスイッチングトランジスタと、
    (vii)前記駆動トランジスタのゲート電極と接地電位との間の寄生容量と、
    を備え、
    前記方法は、
    (a)前記データ信号の電圧に応じた電荷量を前記容量素子に保持させるためのプログラミング期間の第1の期間において前記第1ないし第3のスイッチングトランジスタをオン状態に設定した後、前記プログラミング期間の第2の期間において前記第3のスイッチングトランジスタをオフ状態に設定するとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオン状態に設定する工程と、
    (b)前記プログラミング期間から前記発光素子の発光期間に切り替わる際に前記第3のスイッチングトランジスタをオン状態に切り換えるとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオフ状態に切り換えることによって、前記容量素子に、前記駆動トランジスタのしきい値電圧に依存せず、かつ、前記データ信号の電圧に依存する電荷量を保持させる工程と、
    を備え、
    前記プログラミング期間の前記第1の期間に相当するプリチャージ期間において、前記プログラミング期間中にダイオード接続する前記駆動トランジスタのドレイン側に所定の電圧を印加し、
    前記データ信号の電圧を、前記発光素子の発光時における前記アノード電極の電圧よりも低い電圧に設定する、方法。
  5. 画素回路マトリクスを備えた電気光学装置の駆動方法であって、
    各画素回路は、
    (i)高位基準電圧と低位基準電圧との間の電流経路上に設けられた発光素子と、
    (ii)前記電流経路上において前記発光素子のアノード電極に接続されており、ソース及びドレインを構成する第1及び第2の電極と、ゲート電極とを有し、発光階調に応じた電流を前記発光素子に流すための駆動トランジスタと、
    (iii)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第1の電極との間に接続された容量素子と、
    (iv)データ線と前記第1の電極との間の接続状態を、走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第1のスイッチングトランジスタと、
    (v)前記駆動トランジスタのゲート電極と前記第2の電極との間の接続状態を前記走査信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り換える第2のスイッチングトランジスタと、
    (vi)前記発光素子の電流経路上に設けられ、前記走査信号に応じて前記駆動トランジスタ及び前記発光素子に電流が流れることを許容する第3のスイッチングトランジスタと、
    (vii)前記駆動トランジスタのゲート電極と接地電位との間の寄生容量と、
    を備え、
    前記方法は、
    (a)前記発光素子の発光期間から前記データ信号の電圧に応じた電荷量を前記容量素子に保持させるためのプログラミング期間に切り替わる際に前記第3のスイッチングトランジスタをオフ状態に切り替えるとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオン状態に切り替えて、前記プログラミング期間における前記第3のスイッチングトランジスタをオフ状態に設定するとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオン状態に設定する工程と、
    (b)前記プログラミング期間から前記発光素子の発光期間に切り替わる際に前記第3のスイッチングトランジスタをオン状態に切り換えるとともに前記第1と第2のスイッチングトランジスタをオフ状態に切り換えることによって、前記容量素子に、前記駆動トランジスタのしきい値電圧に依存せず、かつ、前記データ信号の電圧に依存する電荷量を保持させる工程と、
    を備え、
    前記プログラミング期間の前に設けられたプリチャージ期間において、前記プログラミング期間中にダイオード接続する前記駆動トランジスタのドレイン側に所定の電圧を印加し、
    前記データ信号の電圧を、前記発光素子の発光時における前記アノード電極の電圧よりも低い電圧に設定する、方法。
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