JP2009121804A - 蒸発器ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ノズル部14aから噴射される冷媒流により吸引口14bから冷媒を吸引し、ノズル部14aから噴射された冷媒と吸引口14bから吸引された冷媒とを混合して吐出するエジェクタ14と、吸引口14bに吸引される冷媒またはエジェクタ14から吐出された冷媒を蒸発させる蒸発器18とを備え、蒸発器18は、冷媒が流れる複数本のチューブ21と、複数本のチューブ21に分配される冷媒または複数本のチューブ21から集合した冷媒が流れるタンク18b、40とを有し、エジェクタ14は、タンク18b、40内に配置され、ノズル部14aは、タンク18b、40に対してろう付けにより固定されている。
【選択図】図3
Description
吸引口(14b)に吸引される冷媒またはエジェクタ(14)から吐出された冷媒を蒸発させる蒸発器(18)とを備え、
蒸発器(18)は、冷媒が流れる複数本のチューブ(21)と、複数本のチューブ(21)に分配される冷媒または複数本のチューブ(21)から集合した冷媒が流れるタンク(18b、40)とを有し、
エジェクタ(14)は、タンク(18b、40)内に配置され、
ノズル部(14a)は、タンク(18b、40)に対してろう付けにより固定されていることを特徴とする。
タンク(18b、40)に対するノズル部(14a)のろう付けは、ノズル部(14a)の外周面で行われていることを特徴とする。
ノズル部(14a)の外周面におけるろう付けは、吸引冷媒通路(42)に面する部位を避けて行われていることを特徴とする。
ノズル部(14a)とノズル支持部(24、33)とがろう付けにより固定され、
複数箇所の部位(B1、B2)のうち少なくとも1箇所の部位は、ノズル支持部(24、33)とのろう付け部であることを特徴とする。
タンク(18b)の内部空間は、長手方向に2つの空間(27、28)に仕切られており、
2つの空間のうち冷媒入口(30)側の空間は、複数本のチューブ(21)に冷媒を分配する分配空間(27)を構成し、
2つの空間のうち冷媒入口(30)と反対側の空間は、複数本のチューブ(21)からの冷媒を集合する集合空間(28)を構成し、
ノズル部(14a)の入口が分配空間(27)内に位置し、ノズル部(14a)の出口が集合空間(28)内に位置するようにエジェクタ(14)が配置され、
分配空間(27)には、ノズル部(14a)の入口と冷媒入口(30)とを連通するノズル入口配管(32)が配置され、
ノズル部(14a)およびノズル入口配管(32)のうち一方が他方に挿入されていることを特徴とする。
吸引口(14b)に吸引される冷媒またはエジェクタ(14)から吐出された冷媒を蒸発させる蒸発器(18)とを備え、
蒸発器(18)は、冷媒が流れる複数本のチューブ(21)と、複数本のチューブ(21)の配列方向に細長く延びて、複数本のチューブ(21)に対する冷媒流れの分配または集合を行うタンク(18b)とを有し、
タンク(18b)の長手方向一方側における側面部に冷媒入口(30)が配置され、
タンク(18b)の内部空間が、長手方向に2つの空間(27、28)に仕切られており、
2つの空間のうち冷媒入口(30)側の空間は、冷媒流れの分配を行う分配空間(27)を構成し、
2つの空間のうち冷媒入口(30)と反対側の空間は、冷媒流れの集合を行う集合空間(28)を構成し、
ノズル部(14a)の入口が分配空間(27)内に位置し、ノズル部(14a)の出口が集合空間(28)内に位置するようにエジェクタ(14)が配置され、
分配空間(27)には、ノズル部(14a)の入口と冷媒入口(30)とを連通するノズル入口配管(32)が配置されていることを特徴とする。
以下、本発明に係る蒸発器ユニットの実施形態を説明する。蒸発器ユニットは、エジェクタを備える冷凍サイクルを構成するために配管を介して冷凍サイクルの他の構成部品である凝縮器、および圧縮機と接続される。蒸発器ユニットは、ひとつの形態では室内機として空気を冷却する用途に用いられる。また、蒸発器ユニットは、他の形態では、室外機として用いることができる。
上記第1実施形態では、ノズル部14aと混合部14cとが分離しているが、本第2実施形態では、図6に示すように、ノズル部14aと混合部14cとを結合させている。
上記第1実施形態では、エジェクタ14を第2蒸発器18の上側タンク18b内部に配置しているが、本第3実施形態では、図7、図8に示すように、第1、第2蒸発器15、18がエジェクタ14の搭載のための専用のタンク40を有しており、この専用タンク40の内部にエジェクタ14を配置している。
上記第3実施形態では、専用タンク40の内径が一様になっているが、本第4実施形態では、図9に示すように、専用タンク40のうちノズル部14aがろう付けされる部位の内径が、残余の部位の内径よりも小さくなっている。
上記第4実施形態では、専用タンク40の内径を広い範囲で小さくして、専用タンク40に対するノズル部14aの外周面のろう付けを広い範囲で行っているが、本第5実施形態では、図10に示すように、専用タンク40の内径を局所的に小さくして、専用タンク40に対するノズル部14aのろう付けを局所的に行っている。
上記第5実施形態では、専用タンク40の内径を局所的に小さくしているが、本第6実施形態では、図11に示すように、専用タンク40の内径を一様にし、専用タンク40の内壁面とノズル部14aの外周面との間に、介在部材43を局所的に介在させている。
上記第5実施形態では、専用タンク40の内径を局所的に小さくしているとともに、ノズル部14aのうちテーパ状の出口側先端部以外の部位の外径を一様にしているが、本第7実施形態では、図12に示すように、専用タンク40の内径を一様にするとともに、ノズル部14aのうち出口側先端部以外の部位の外径を局所的に大きくしている。本実施形態においても、上記第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記第3実施形態では、ノズル部14aの全体を専用タンク40内に配置しているが、本第8実施形態では、図13に示すように、ノズル部14aの入口側端部(図13の右端部)を専用タンク40から若干突出させて、この突出した端部にノズル部14aの径方向外側に向かって突出する鍔部44を形成している。
上記第8実施形態では、ノズル部14aの外周面および鍔部44を専用タンク40にろう付けしているが、本第9実施形態では、図14に示すように、ノズル部14aの外周面と専用タンク40の内壁面との間に隙間を形成し、ノズル部14aの鍔部44のみを専用タンク40にろう付けしている。
上記第9実施形態では、ノズル部14aの鍔部44のみを専用タンク40にろう付けしているが、本第10実施形態では、図15に示すように、ノズル部14aのうち鍔部44近傍部位の外径を大きくして、ノズル部14aの鍔部44およびその近傍部位を専用タンク40にろう付けしている。
上記第3実施形態では、ノズル部14aおよび専用タンク40のうち少なくとも一方をクラッド材で形成することでノズル部14aと専用タンク40との一体ろう付けを行うようにしているが、本第11実施形態では、図16に示すように、ノズル部14aおよび専用タンク40をクラッド材で形成することなく、ノズル部14aおよび専用タンク40と別体のろう材45を用いることでノズル部14aと専用タンク40との一体ろう付けを行うようにしている。
上記第8実施形態では、ノズル部14aのうちテーパ状の出口側先端部以外の部位を一様な外径にして専用タンク40の内壁面にろう付けしているが、本第12実施形態では、図17に示すように、ノズル部14aのうち連通穴41よりも上流側の部位を他の部位よりも大きな外径にして専用タンク40の内壁面にろう付けしている。これにより、連通穴41の配置の自由度を高めることができる。
上記第11実施形態では、ノズル部14aの入口側端部を専用タンク40から若干突出させ、ノズル部14aの入口側端部と専用タンク40の端面とで形成されるすみ肉部にろう材45を配置しているが、本第13実施形態では、図18に示すように、ノズル部14a全体を専用タンク40内に配置し、ノズル部14aの外周面にろう材45を配置するための溝部46を形成している。
上記第13実施形態では、ノズル部14aのうちテーパ状の出口側先端部以外の部位を一様な外径にして専用タンク40の内壁面にろう付けしているが、本第14実施形態では、図20に示すように、ノズル部14aのうち連通穴41よりも上流側の部位を他の部位よりも大きな外径にして専用タンク40の内壁面にろう付けしている。これにより、連通穴41の配置の自由度を高めることができる。
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
14a ノズル部
14b 吸引口
18b 上側タンク(タンク)
24 仕切板(ノズル支持部)
27 右側空間(分配空間)
28 左側空間(集合空間)
30 冷媒入口
32 ノズル入口配管
32a 穴
33 ノズル支持板(ノズル支持部)
Claims (18)
- ノズル部(14a)から噴射される冷媒流により吸引口(14b)から冷媒を吸引し、前記ノズル部(14a)から噴射された冷媒と前記吸引口(14b)から吸引された冷媒とを混合して吐出するエジェクタ(14)と、
前記吸引口(14b)に吸引される冷媒または前記エジェクタ(14)から吐出された冷媒を蒸発させる蒸発器(18)とを備え、
前記蒸発器(18)は、前記冷媒が流れる複数本のチューブ(21)と、前記複数本のチューブ(21)に分配される冷媒または前記複数本のチューブ(21)から集合した冷媒が流れるタンク(18b、40)とを有し、
前記エジェクタ(14)は、前記タンク(18b、40)内に配置され、
前記ノズル部(14a)は、前記タンク(18b、40)に対してろう付けにより固定されていることを特徴とする蒸発器ユニット。 - 前記タンク(18b、40)に対する前記ノズル部(14a)のろう付けは、局所的に行われていることを特徴とする請求項1に記載の蒸発器ユニット。
- 前記ノズル部(14a)は円筒状に形成され、
前記タンク(18b、40)に対する前記ノズル部(14a)のろう付けは、前記ノズル部(14a)の外周面で行われていることを特徴とする請求項1に記載の蒸発器ユニット。 - 前記ノズル部(14a)の径方向外側には、前記吸引口(14b)に吸引される冷媒が流れる吸引冷媒通路(42)が形成され、
前記ノズル部(14a)の外周面におけるろう付けは、前記吸引冷媒通路(42)に面する部位を避けて行われていることを特徴とする請求項3に記載の蒸発器ユニット。 - 前記ノズル部(14a)は、ろう材が被覆されたクラッド材で形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の蒸発器ユニット。
- 前記タンク(18b、40)は、ろう材が被覆されたクラッド材で形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の蒸発器ユニット。
- 前記ノズル部(14a)は、前記タンク(18b、40)に対して仮固定される仮固定部を有していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の蒸発器ユニット。
- 前記ノズル部(14a)の局所的なろう付けは、複数箇所の部位(B1、B2)にて行われていることを特徴とする請求項2に記載の蒸発器ユニット。
- 前記複数箇所の部位(B1、B2)は、前記ノズル部(14a)の入口および出口を避けた部位であることを特徴とする請求項8に記載の蒸発器ユニット。
- 前記タンク(18b)は、その内壁面から前記ノズル部(14a)の外周面に向かって突出して前記ノズル部(14a)を支持するノズル支持部(24、33)を有し、
前記ノズル部(14a)と前記ノズル支持部(24、33)とがろう付けにより固定され、
前記複数箇所の部位(B1、B2)のうち少なくとも1箇所の部位は、前記ノズル支持部(24、33)とのろう付け部であることを特徴とする請求項8または9に記載の蒸発器ユニット。 - 前記タンク(18b)の長手方向一方側における側面部に冷媒入口(30)が配置され、
前記タンク(18b)の内部空間は、前記長手方向に2つの空間(27、28)に仕切られており、
前記2つの空間のうち前記冷媒入口(30)側の空間は、前記複数本のチューブ(21)に冷媒を分配する分配空間(27)を構成し、
前記2つの空間のうち前記冷媒入口(30)と反対側の空間は、前記複数本のチューブ(21)からの冷媒を集合する集合空間(28)を構成し、
前記ノズル部(14a)の入口が前記分配空間(27)内に位置し、前記ノズル部(14a)の出口が前記集合空間(28)内に位置するように前記エジェクタ(14)が配置され、
前記分配空間(27)には、前記ノズル部(14a)の入口と前記冷媒入口(30)とを連通するノズル入口配管(32)が配置され、
前記ノズル部(14a)および前記ノズル入口配管(32)のうち一方が他方に挿入されていることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1つに記載の蒸発器ユニット。 - 前記ノズル部(14a)が前記ノズル入口配管(32)に挿入され、
前記ノズル入口配管(32)のうち前記ノズル部(14a)側の端部が前記ノズル部(14a)とろう付けにより固定されていることを特徴とする請求項11に記載の蒸発器ユニット。 - ノズル部(14a)から噴射される冷媒流により吸引口(14b)から冷媒を吸引し、前記ノズル部(14a)から噴射された冷媒と前記吸引口(14b)から吸引された冷媒とを混合して吐出するエジェクタ(14)と、
前記吸引口(14b)に吸引される冷媒または前記エジェクタ(14)から吐出された冷媒を蒸発させる蒸発器(18)とを備え、
前記蒸発器(18)は、前記冷媒が流れる複数本のチューブ(21)と、前記複数本のチューブ(21)の配列方向に細長く延びて、前記複数本のチューブ(21)に対する冷媒流れの分配または集合を行うタンク(18b)とを有し、
前記タンク(18b)の長手方向一方側における側面部に冷媒入口(30)が配置され、
前記タンク(18b)の内部空間が、前記長手方向に2つの空間(27、28)に仕切られており、
前記2つの空間のうち前記冷媒入口(30)側の空間は、前記冷媒流れの分配を行う分配空間(27)を構成し、
前記2つの空間のうち前記冷媒入口(30)と反対側の空間は、前記冷媒流れの集合を行う集合空間(28)を構成し、
前記ノズル部(14a)の入口が前記分配空間(27)内に位置し、前記ノズル部(14a)の出口が前記集合空間(28)内に位置するように前記エジェクタ(14)が配置され、
前記分配空間(27)には、前記ノズル部(14a)の入口と前記冷媒入口(30)とを連通するノズル入口配管(32)が配置されていることを特徴とする蒸発器ユニット。 - 前記ノズル部(14a)および前記ノズル入口配管(32)のうち一方が他方に挿入されていることを特徴とする請求項13に記載の蒸発器ユニット。
- 前記ノズル入口配管(32)の管壁には、前記冷媒入口(30)から前記ノズル入口配管(32)内に流入した冷媒の一部を前記分配空間(27)側へ流出させる穴(32a)が形成されていることを特徴とする請求項11ないし14のいずれか1つに記載の蒸発器ユニット。
- 前記穴(32a)が、前記タンク(18b)の長手方向に複数個形成されていることを特徴とする請求項15に記載の蒸発器ユニット。
- 前記穴(32a)が、前記分配空間(27)側へ流出する冷媒を減圧する絞り機構を構成していることを特徴とする請求項15または16に記載の蒸発器ユニット。
- 前記吸引口(14b)が、前記ノズル部(14a)外周側の全周にわたって形成されていることを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1つに記載の蒸発器ユニット。
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