JP2009120955A - 被削性に優れる鋼およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削時の工具寿命と切削表面粗さ、および切り屑処理性に優れた、自動車、一般機械などに使用される被削性に優れた鋼とその製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.005〜0.2%、Si:0.003〜0.009%、Mn:0.3〜3.0%、S:0.1〜1.0%、必要に応じてB:0.0005〜0.05%を含み、抽出レプリカ法にて採取して透過型電子顕微鏡で観察するMnSに関し、鋼材の圧延方向と平行な断面において円相当径にて0.1〜0.5μmのものの存在密度が10,000個/mm2 以上であることを特徴とする被削性に優れた鋼。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や一般機械などに用いられる鋼に関するもので、特に切削時の工具寿命と切削表面粗さおよび切り屑処理性に優れた被削性に優れた鋼に関する。
一般機械や自動車は多種の部品を組み合わせて製造されているが、その部品は要求精度と製造効率の観点から、多くの場合、切削工程を経て製造されている。その際、コスト低減と生産能率の向上が求められ、鋼にも被削性の向上が求められている。特に従来SUM23やSUM24Lは被削性を重要視して開発されてきた。これまで被削性を向上させるためにS、Pbなどの被削性向上元素を添加するのが有効であることが知られている。しかし、需要家によってはPbは環境負荷として使用を避ける場合も有り、その使用量を低減する方向にある。
これまでもPbを添加しない鋼の場合には、SのようにMnSのような切削環境下で軟質となる介在物を形成して被削性を向上させる手法が使われている。しかし、いわゆる低炭鉛快削鋼SUM24Lには低炭硫黄快削鋼SUM23と同量のSが添加されている。従って、従来以上のS量を添加する必要がある。しかし、多量S添加ではMnSを単に粗大にするだけで、被削性向上に有効なMnSにならないだけでなく、圧延、鍛造等において破壊起点になって圧延疵等の製造上の問題を多く引き起こす。さらに、SUM23をベースとする硫黄快削鋼では構成刃先が付着しやすく、構成刃先の脱落および切り屑分離現象に伴う、切削表面に凹凸が生じ、表面粗さが劣化する。従って被削性の観点からも表面粗さが劣化による精度低下が問題である。切り屑処理性においても、切り屑が短く分断しやすい方が良好とされているが、単なるS添加だけではマトリックスの延性が大きいため、十分に分断されず、大きく改善できなかった。
さらに、S以外の元素、Te、Bi、P等も被削性向上元素として知られているが、ある程度被削性を向上させることができても、圧延や熱間鍛造時に割れを生じ易くなるため、極力少ない方が望ましいとされている。
例えば、特許文献1には単独で20μm以上の硫化物、あるいは複数の硫化物が略直列状に連なった長さ20μm以上の硫化物群が圧延方向断面1mm の視野内に30個以上存在することによって切屑処理性を高める方法が提案されている。しかし、事実上被削性に最も有効であるサブμmレベルの硫化物の分散については製造方法を含めて言及されておらず、またその成分系からも期待できない。
また、特許文献2には、硫化物系介在物の平均サイズが50μm 以下であり、かつ該硫化物系介在物が1mm 当たり750個以上存在することによって切屑処理性を高める方法が提案されている。しかし、事実上被削性に最も有効であるサブμmレベルの硫化物の分散については特許文献1同様何ら言及されておらず、またそれを意識して作りこむ技術や調査する方法についても記述されていない。
特開平11−222646号公報 特開平11−293391号公報
本発明は、圧延や熱間鍛造における不具合を避けつつ、工具寿命と表面粗さの両者を改善し、従来の低炭鉛快削鋼と同等以上の被削性を有する鋼及びその製造方法を提供する。
切削は切り屑を分離する破壊現象であり、それを促進させることが一つのポイントとなる。この効果はSを単純に増量するだけでは限界がある。本発明者らは、Sを増量するだけでなく、マトリックスを脆化させることで破壊を容易にして工具寿命を延長するとともに切削表面の凹凸を抑制することで被削性が向上することを知見した。
本発明は以上の知見に基づいてなされたもので、その要旨は次のとおりである。
(1)質量%で、C:0.005〜0.2%、Si:0.003〜0.009%、Mn:0.3〜3.0%、P:0.001〜0.2%、S:0.1〜1.0%、total−N:0.001〜0.02%、total−O:0.0005〜0.035%、Al:0.001〜0.1%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、抽出レプリカ法にて採取して透過型電子顕微鏡で観察するMnSに関し、鋼材の圧延方向と平行な断面において円相当径にて0.1〜0.5μmのものの存在密度が10、000個/mm以上であることを特徴とする被削性に優れる鋼。
(2)前記鋼が、質量%で、さらに、B:0.0005〜0.05%を含むことを特徴とする(1)記載の被削性に優れる鋼。
(3)前記鋼が、質量%で、さらに、Cr:0.01〜2.0%、V:0.01〜1.0%、Nb:0.005〜0.2%、Mo:0.01〜1.0%、W:0.05〜1.0%、Ni:0.05〜2.0%、Ti:0.005〜0.2%、Ca:0.0002〜0.01%、Zr:0.0005〜0.1%、Mg:0.0003〜0.01%、Te:0.0003〜0.2%、Zn:0.0005〜0.5%、Sn:0.005〜2.0%、Cu:0.01〜2.0%、Bi:0.005〜0.5%、Pb:0.01〜0.5%のうちの1種又は2種以上を含有することを特徴とする(1)又は(2)に記載の被削性に優れる鋼。
(4)(1)〜(3)のいずれかの項に記載の成分組成からなる鋼を、鋳造に際し、鋳片厚み方向Q部における液相線温度から固相線温度までの範囲を10〜100℃/minの冷却速度で冷却することにより、抽出レプリカ法にて採取して透過型電子顕微鏡で観察するMnSに関し、鋼材の圧延方向と平行な断面において円相当径にて0.1〜0.5μmのものの存在密度が10、000個/mm以上にすることを特徴とする被削性に優れる鋼の製造方法。
以上説明したように、本発明は、鋼中のMnSのサイズと分布を厳密に制御することにより、特に切削時の工具寿命と切削表面粗さ、および切削処理性の良好な被削性に優れる鋼を提供することが可能となる。
本発明は、鉛を添加することなく十分な被削性、特に良好な表面粗さを有する鋼を得るものであり、そのために、MnSを光学顕微鏡では確認し得ない寸法に制御し、その微細分散の程度を従来より大幅に向上させることで良好な表面粗さと工具寿命特性を得ることを見出したものである。
先ず、本発明で規定する鋼の成分組成の限定理由について説明する。なお、鋼の成分組成はいずれも質量%である。
Cは、鋼材の基本強度と鋼中の酸素量に関係するので被削性に大きな影響を及ぼす。Cを多量に添加して強度を高めると被削性を低下させるのでその上限を0.2%とした。一方、被削性を低下させる硬質酸化物生成を防止しつつ、凝固過程でのピンホール等の高温での固溶酸素の弊害を抑制するため、酸素量を適量に制御する必要がある。単純に吹錬によってC量を低減させすぎるとコストが嵩むだけでなく、鋼中酸素量が多量に残留してピンホール等の不具合の原因となる。従って、ピンホール等の不具合を容易に防止できるC量0.005%を下限とした。
Mnは、鋼中硫黄をMnSとして固定・分散させるために必要である。また鋼中酸化物を軟質化させ、酸化物を無害化させるために必要である。その効果は添加するS量にも依存するが、0.3%以下では添加SをMnSとして十分に固定できず、SがFeSとなり脆くなる。Mn量が大きくなると素地の硬さが大きくなり被削性や冷間加工性が低下するので、30%を上限とした。
Sは、Mnと結合してMnS介在物として存在する。MnSは被削性を向上させるが、伸延したMnSは鍛造時の異方性を生じる原因の一つである。大きなMnSは避けるべきであるが、被削性向上の観点からは多量の添加が好ましい。従って、MnSを微細分散させることが好ましい。Pbを添加しない場合の被削性向上には0.1%以上の添加が必要である。一方、1%を越えると粗大MnSの生成が避けられないだけでなく、FeS等による鋳造特性、熱間変形特性の劣化から製造中に割れを生じるので、1%を上限とした。
次に、MnSの形態と、その分布において、円相当径にて0.1〜0.5μmの存在密度が10.000個/mm 以上と規定する理由について説明する。
MnSは被削性を向上させる介在物であり、微細に高密度で分散させることで被削性を著しく向上する。その効果を発揮するには、円相当径で0.1〜0.5μmのMnSの存在密度が10、000個/mm 以上とすることが必要である。図3にMnS密度と表面粗さの関係を示した。通常MnS分布は光学顕微鏡にて観察し、その寸法、密度を測定する。当該寸法のMnSは光学顕微鏡での観察では確認することが不可能なものであり、レプリカ法による透過型電子顕微鏡(TEM)ではじめて観察できる。光学顕微鏡観察での寸法、密度に差は無くてもレプリカ法によるTEM観察では明確な差が認められる寸法のMnSであり、本発明ではこれを制御し、存在形態を数値化することにより従来技術との差別化を図るものである。
上述した寸法を超えたMnSを10、000個/mm 以上の密度で存在させるには、本発明の範囲を超えた多量のSの添加を必要とするが、多量添加すると粗大MnSも多数存在する確率が高くなり、鍛造時の異方性の原因となる。本発明に規定する範囲のS添加量でMnSがこの寸法を超えると、MnSの量が不足し、被削性向上に必要な密度を維持できなくなる。また、0.1μm以下のものは実質上被削性には影響を及ぼさない。従って、円相当径にて0.1〜0.5μmのMnSを主成分とする硫化物の存在密度が10、000個/mm 以上存在することが必要である。このMnSの寸法、密度を得るためには、冷却速度の制御の他、含有するMnとSの比を1.5〜2.5にするとより効果的である。
なお、MnSとは、純粋なMnSのみならず、MnSを主体に含み、Fe、Ca、Ti、Zr、Mg、REM等の硫化物がMnSと固溶したり結合して共存している介在物や、MnTeのようにS以外の元素がMnと化合物を形成してMnSと固溶・結合して共存している介在物や、酸化物を核として析出した上記介在物が含まれるものであり、化学式では、(Mn、X)(S、Y)(ここで、X:Mn以外の硫化物形成元素、Y:S以外でMnと結合する元素)として表記できるMn硫化物系介在物を総称して言うものである。
Bは、BNとして析出すると被削性向上に効果がある。これらの効果は0、0005%未満では顕著でなく、0.050%を超えて添加するとBNが多く析出し、鋳造特性、熱間変形特性の劣化から製造中に疵が発生しやすくなる。そこで0.0005〜0.050%を範囲とした。
本発明の被削性に優れる鋼は低炭快削鋼であり、C、Mn、S、B以外に、Si:0.003〜0.009%、P:0.001〜0.2%、total−N:0.001〜0.02%、total−O:0.0005〜0.035%、Al:0.001〜0.1%を含有させるものであり、また、必要に応じて、さらに、Cr:0.01〜2.0%、V:0.01〜1.0%、Nb:0.005〜0.2%、Mo:0.01〜1.0%、W:0.05〜1.0%、Ni:0.05〜2.0%、Ti:0.005〜0.2%、Ca:0.0002〜0.01%、Zr:0.0005〜0.1%、Mg:0.0003〜0.01%、Te:0.0003〜0.2%、Zn:0.0005〜0.5%、Sn:0.005〜2.0%、Cu:0.01〜2.0%、Bi:0.005〜0.5%、Pb:0.01〜0.5%のうちの1種又は2種以上を含有させてもよい。
次に、鋳造時の鋳片の冷却速度を、鋳片厚み方向Q部における液相線温度から固相線温度までの範囲を10〜100℃/minに限定する理由について説明する。
なお、ここで、鋳片厚み方向Q部とは、鋳片の横断面形状が方形の場合は、横断面において、鋳片幅の中央線上の、鋳片表面と鋳片中心の中間点、即ち鋳片厚みの1/4部をいい、鋳片の横断面形状が円形の場合は、横断面において、半径の中間点、即ち、直径の1/4部をいう。
MnSの微細分散は被削性向上に有効である。MnSを微細に分散させるにはMnSの晶析出を制御する必要があり、その制御には冷却速度範囲を厳密に制御する必要がある。冷却速度が10℃/min 以下では凝固が遅すぎて晶出したMnSが粗大化してしまい、微細分散できなくなる。冷却速度が100℃/min 以上では生成する微細MnSの密度は飽和し、鋼片の硬度が上昇し割れの発生する危険が増す。この冷却速度を得るには鋳型断面の大きさ、鋳込み速度、鋳込み速度等を適正な値に制御することで容易に得られる。これは連続鋳造法、造塊法共に適用可能である。
鋳片厚み方向Q部における液相線温度から固相線温度までの範囲の冷却速度は、凝固後の鋳片厚み方向凝固組織の2次デンドライトアームの間隔から下記式により計算で求める。
ここで Rc:冷却速度(℃/min )、λ2:2次デンドライトアームの間隔(μm)
つまり冷却条件により2次デンドライトアーム間隔が変化するので、これを測定することにより制御した冷却速度を確認した。
本発明の効果を実施例によって説明する。
表1、表2(表1のつづきの1)、表3(表1のつづきの2)、表4(表1のつづきの3)に示す供試材は一部は270t転炉で溶製後、冷却速度が10〜100℃/minになるように鋳造した。ビレットに分塊圧延、さらにφ50mmに圧延した。他は2t真空溶解炉にて溶製し、φ50mmに圧延した。このとき鋳型断面寸法を変えることにより鋳片の冷却速度を調整した。材料の被削性は表5に条件を示すドリル穿孔試験と表6に条件を示すプランジ切削によって評価し、ドリル穿孔試験は累積穴深さ1000mmまで切削可能な最高の切削速度(いわゆるVL1000、単位:mm/min)で被削性を評価する方法である。プランジ切削は突切工具によって工具形状を転写して表面粗さを評価する方法である。その実験方法の概要を図4に示す。実験では200溝加工した場合の表面粗さを表面粗さ計で測定した。10点表面粗さRz(単位:μm)を表面粗さを示す指標とした。
円相当径にて0.1〜0.5μmの寸法のMnS密度の測定は、φ50mm圧延後の圧延方向と平行な断面のQ部より抽出レプリカ法にて採取して過型電子顕微鏡にて行った。測定は10、000倍で1視野80μm を40視野以上行い、それを1平方ミリメートル当たりのMnS数に換算して算出した。
図1に本発明例のMnSのTEMレプリカ写真を示す。図2に比較例のMnSのTEMレプリカ写真を示す。このように、光学顕微鏡レベルでは確認できないサイズのMnSが、TEMレプリカの観察により、発明例と比較例では寸法、密度共に明確な差が見られる。
被削性では、発明例はいずれも比較例に対してドリル工具寿命に優れるとともに、プランジ切削における表面粗さが良好であった。特に表面粗さについては微細MnSの効果により非常に優れた値を得ることが出きた。
本発明による鋼のミクロ組織を示す図で、TEMレプリカ写真である。 比較鋼のミクロ組織を示す図で、TEMレプリカ写真である。 MnS密度と表面粗さの関係を示す図である。 プランジ切削方法を示す図である。

Claims (4)

  1. 質量%で、
    C:0.005〜0.2%、
    Si:0.003〜0.009%、
    Mn:0.3〜3.0%、
    P:0.001〜0.2%、
    S:0.1〜1.0%、
    total−N:0.001〜0.02%、
    total−O:0.0005〜0.035%、
    Al:0.001〜0.1%
    を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、抽出レプリカ法にて採取して透過型電子顕微鏡で観察するMnSに関し、鋼材の圧延方向と平行な断面において円相当径にて0.1〜0.5μmのものの存在密度が10、000個/mm以上であることを特徴とする被削性に優れる鋼。
  2. 前記鋼が、質量%で、さらに、B:0.0005〜0.05%含むことを特徴とする請求項1記載の被削性に優れる鋼。
  3. 前記鋼が、質量%で、さらに、Cr:0.01〜2.0%、V:0.01〜1.0%、Nb:0.005〜0.2%、Mo:0.01〜1.0%、W:0.05〜1.0%、Ni:0.05〜2.0%、Ti:0.005〜0.2%、Ca:0.0002〜0.01%、Zr:0.0005〜0.1%、Mg:0.0003〜0.01%、Te:0.0003〜0.2%、Zn:0.0005〜0.5%、Sn:0.005〜2.0%、Cu:0.01〜2.0%、Bi:0.005〜0.5%、Pb:0.01〜0.5%のうちの1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の被削性に優れる鋼。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載の成分組成からなる鋼を、鋳造に際し、鋳片厚み方向Q部における液相線温度から固相線温度までの範囲を10〜100℃/minの冷却速度で冷却することにより、抽出レプリカ法にて採取して透過型電子顕微鏡で観察するMnSに関し、鋼材の圧延方向と平行な断面において円相当径にて0.1〜0.5μmのものの存在密度が10、000個/mm以上にすることを特徴とする被削性に優れる鋼の製造方法。
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