JP2009119756A - 画像形成装置およびプリントヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子と結像素子との相対位置の変動を抑制する。
【解決手段】第1回路基板62をガラス布基材エポキシ樹脂基板により構成し、またロッドレンズアレイ64の収縮や膨張を主に支配する固定用側板をガラスエポキシにより形成している。付言すれば、第1回路基板62の主たる構成素材およびロッドレンズアレイ64の主たる構成素材をガラス入りエポキシとし、主たる構成素材同士がほぼ等しい熱膨張係数、湿度膨張係数を有する状態となっている。これにより、第1回路基板62とロッドレンズアレイ64との膨張特性や収縮特性が略同様の状態となる。さらに、主走査方向において、第1回路基板62とベース部材70との中央部における接着箇所(弾性率の高い接着部の位置)と、ロッドレンズアレイ64とホルダー65との中央部における接着箇所(弾性率の高い接着部の位置)とが揃った状態(一致した状態)となっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、プリンタや複写機などの画像形成装置等に関する。
感光体に画像品質が高い画像を形成等するため、画素素子アレイを搭載した長尺状基板の長さ方向中央部を硬質接着剤で、長さ方向の両端部を弾性率35Kgf/cm以上の軟質接着剤でハウジングに固定した画像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、感光体に画像品質が高い画像を形成等するため、画像素子アレイを搭載した基板と複数個の棒状レンズを直線状に配列した長尺状レンズアレイとを所定間隔をあけて固定してなる画像装置において、長尺状レンズアレイの中央部をハウジングに接着固定した画像装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−221015号公報 特開平5−207226号公報
ところで、発光素子が発光した光を被結像体に結像させる結像素子や、発光素子を搭載した基板が、温度変化などにより膨張や収縮をする場合がある。この場合、発光素子と結像素子との相対位置が変動し結像素子への入射光量が変化する場合がある。そして、結像素子への入射光量が変化すると、露光エネルギ分布の一様性が崩れ例えば画質の乱れが生じてしまう。
本発明の目的は、発光素子と結像素子との相対位置の変動を抑制することにある。
請求項1に記載の発明は、像保持体と、主たる構成素材が所定の熱膨張係数又は所定の湿度膨張係数を有し、複数の発光素子が所定方向に並んで配置された基板と、主たる構成素材が前記所定の熱膨張係数又は前記所定の湿度膨張係数と同等の係数を有し、前記複数の発光素子が発光した光を前記像保持体に結像させる結像素子と、前記所定方向に直交する関係を有する所定の基準面上にて前記結像素子を支持する第1の支持部材と、前記所定の基準面上にて、前記基板および前記第1の支持部材を支持する第2の支持部材と、を含む画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第1の支持部材は、前記所定の基準面上に加え当該所定の基準面上以外の箇所にて前記結像素子を接着剤によって支持し、当該所定の基準面上以外の接着部の弾性率は、当該所定の基準面上における接着部の弾性率よりも小さく形成され、前記第2の支持部材は、前記所定の基準面上に加え当該所定の基準面上以外の箇所にて前記基板および前記第1の支持部材を接着剤によって支持し、当該所定の基準面上以外の接着部の弾性率は、当該所定の基準面上における接着部の弾性率よりも小さく形成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第2の支持部材は、接着剤が塗布される塗布面および前記基板に接触配置される接触面を有し当該接着剤および当該接触面によって当該基板を支持し、当該塗布面は、当該接触面よりも当該基板から離れた側に位置することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第2の支持部材に設けられ、前記像保持体側に設けられた被突き当て部材に突き当てられることで当該像保持体に対する当該第2の支持部材の位置決めを行う位置決め部材と、前記位置決め部材を介し前記第2の支持部材を前記像保持体が配置された側に押圧する押圧部材と、を更に備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、複数の発光素子が所定方向に並んで配置された基板と、前記所定方向に沿って配置され、前記複数の発光素子が発光した光を被露光体に結像させる結像素子と、を備え、前記基板および前記結像素子は、前記所定方向に直交する所定の基準面上にて支持され、温度変化又は湿度変化により当該所定の基準面から所定距離に位置する箇所が当該所定方向に変位した場合に当該箇所の当該所定の基準面からの位置が互いに揃うように構成されたことを特徴とするプリントヘッドである。
請求項6に記載の発明は、前記基板を支持する基板支持部材を更に備え、前記基板に対する前記複数の発光素子の配置は、前記基板支持部材によって支持された後の当該基板に対して当該複数の発光素子を実装することにより行われ、前記基板支持部材は、前記複数の発光素子の実装位置の基準となるマークを有することを特徴とする請求項5記載のプリントヘッドである。
請求項7に記載の発明は、導電性を有し前記基板を支持する基板支持部材と、前記基板に設けられたグランドプレーンを前記基板支持部材に対して接地する接地部材と、を更に備えることを特徴とする請求項5記載のプリントヘッドである。
請求項8に記載の発明は、前記基板を支持する基板支持部材を更に備え、前記基板支持部材には、当該基板支持部材を構成する構成素材の一部をコの字状とする加工が施されていることを特徴とする請求項5記載のプリントヘッドである。
請求項9に記載の発明は、複数の発光素子が所定方向に並んで配置された基板と、前記複数の発光素子が発光した光を被露光体に結像させる結像素子と、を備え、前記結像素子を光軸方向の中央で支持する第1の支持部材と、前記基板および前記第1の支持部材を支持する第2の支持部材と、から構成されたことを特徴とするプリントヘッドである。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、発光素子と結像素子との相対位置の変動を抑制することができる。
本発明の請求項2によれば、発光素子と結像素子との相対位置の変動を抑制しつつ、結像素子、基板などの安定した支持が可能となる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、例えば接触面と基板との接触を維持でき基板を安定的に支持することができる。
本発明の請求項4によれば、第2の支持部材に曲げモーメントが作用することが抑制され第2の支持部材の撓みなどを抑制することができる。
本発明の請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、発光素子と結像素子との相対位置の変動を抑制することができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、基板支持部材に対する発光素子の配置を精度良く行うことができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、電磁ノイズの低減を図ることができる。
本発明の請求項8によれば、例えば基板支持部材の軽量化を図ることができ装置全体の軽量化も可能となる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べて、発光素子と結像素子との光軸方向の焦点位置の変動を抑制することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示した図である。同図に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラープリンタであり、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部10、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部30、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3や画像読取装置4等といった外部装置に接続され、これらから受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部35、各部に電力を供給する主電源36を備えている。
画像形成プロセス部10には、一定の間隔を置いて並列的に配置される4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K(以下、総称して単に「画像形成ユニット11」とも称する)が備えられている。各画像形成ユニット11は、回転可能に配置され静電潜像を形成してトナー像を保持する像保持体の一例としての感光体ドラム12、感光体ドラム12の表面を所定電位で一様に帯電する帯電器13、感光体ドラム12の軸方向(主走査方向)に沿って配置され帯電器13によって帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光するLEDプリントヘッド(LPH)14、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像器15、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するクリーナ16を備えている。なお、本実施形態における感光体ドラム12は、回転軸12b(図7参照)を備え、画像形成装置1のフロント側(図中手前側)からリヤ側(図中奥側)にかけて配置されている。
さらに、各画像形成ユニット11は、LPH14を、感光体ドラム12を露光する所定位置(以下、「露光位置」とも称する)まで進出させ、また、LPH14を、この所定位置よりも感光体ドラム12から離隔した位置(以下、「LPH離隔位置」とも称する)に退避させるリトラクト機構17を備えている。ここで、各画像形成ユニット11は、現像器15に収納されるトナーを除いて、略同様に構成されている。そして、各画像形成ユニット11は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
さらに、画像形成プロセス部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト20、各画像形成ユニット11による各色トナー像を中間転写ベルト20に順次転写(一次転写)させる一次転写ロール21、中間転写ベルト20上に転写された重畳トナー像を記録材(記録紙)である用紙に一括転写(二次転写)させる二次転写ロール22、二次転写された画像を用紙上に定着させる定着器45を備えている。また、画像形成プロセス部10は、各画像形成ユニット11の一部を覆うとともに、画像形成装置1のフロント側に開放可能なレバー部材26を備えている。
本実施の形態の画像形成装置1では、PC3や画像読取装置4から入力された画像データは、画像処理部35によって画像処理が施され、不図示のインターフェースを介して各画像形成ユニット11に供給される。そして、例えば黒(K)色の画像形成ユニット11Kでは、感光体ドラム12が矢印A方向に回転しながら、帯電器13により所定電位で一様に帯電され、画像処理部35から送信された画像データに基づいて発光するLPH14により露光される。これにより、感光体ドラム12上には、黒(K)色画像に関する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム12上に形成された静電潜像は現像器15により現像され、感光体ドラム12上には黒(K)色のトナー像が形成される。同様に、画像形成ユニット11Y,11M,11Cにおいても、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット11で形成された各色トナー像は、矢印B方向に移動する中間転写ベルト20上に、一次転写ロール21により順次静電吸引されて、各色トナーが重畳された合成トナー像が形成される。中間転写ベルト20上の合成トナー像は、中間転写ベルト20の移動に伴って二次転写ロール22が配置された領域(二次転写部T)に搬送される。合成トナー像が二次転写部Tに搬送されると、トナー像が二次転写部Tに搬送されるタイミングに合わせて用紙が用紙保持部40から二次転写部Tに供給される。そして、二次転写部Tにて二次転写ロール22により形成される転写電界により、合成トナー像は搬送されてきた用紙上に一括して静電転写される。
その後、合成トナー像が静電転写された用紙は、中間転写ベルト20から剥離され、定着器45まで搬送される。定着器45に搬送された用紙上の合成トナー像は、定着器45によって熱および圧力による定着処理を受けて用紙上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙は、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙積載部41に搬送される。
一方、二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナー(転写残トナー)は、二次転写の終了後に中間転写ベルト20表面からベルトクリーナ25によって除去され、次の画像形成サイクルに備えられる。このようにして、画像形成装置1での画像形成がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返して実行される。
ここで図2は、画像形成ユニット11のフロント側を示した図である。同図に示すように、本実施形態における画像形成装置1には、画像形成ユニット11のフロント側に配置され、各画像形成ユニット11を覆うレバー部材26が設けられている。このレバー部材26は、画像形成ユニット11に対して開閉可能に取り付けられており、閉じられた状態では、同図(a)に示すように、各画像形成ユニット11を覆う。また、レバー部材26は、開かれた状態において、同図(b)に示すように、下端部を支点として上端部が画像形成ユニット11から離間した状態となる。
また、レバー部材26は、ユーザにより操作されることでリトラクト機構17を動作させ、LPH14を上記所定位置(露光位置)又は上記離隔した位置(LPH離隔位置)に配置する。具体的に説明すると、レバー部材26は、閉じられた第1の位置においてLPH14を上記所定位置に配置し、開かれた第2の位置においてLPH14を上記離隔した位置に配置する。レバー部材26が上記第2の位置に位置する場合、各画像形成ユニット11は露出した状態となり、後述する取手部54に対するユーザの操作が可能となる。一方で、レバー部材26が上記第1の位置に位置する場合、各画像形成ユニット11は、レバー部材26に覆われた状態となり、取手部54に対するユーザの操作が不能となる。
次に、LEDプリントヘッド(LPH)14の構成を説明する。図3は、LPH14の構成を示した断面構成図である。本実施形態のLPH14は、感光体ドラム12の下方に配置され、下方から感光体ドラム12を露光する。同図(a)に示すように、LPH14は、ベース部材70、光源であるLEDアレイ63、LEDアレイ63等を搭載しガラス布基材エポキシ樹脂基板により形成された第1回路基板62(基板の一例)、LEDアレイ63からの光を感光体ドラム12表面に結像させる結像素子の一例としてのロッドレンズアレイ64、ロッドレンズアレイ64を支持するとともにLEDアレイ63を外部から遮蔽するホルダー65(第1の支持部材)を備えている。また、LPH14は、第1回路基板62とは分割して設けられ第1回路基板62上のLEDアレイ63を駆動する第2回路基板66、第1回路基板62と第2回路基板66とを電気的に接続するフレキシブル配線基板(FPC)67、フレキシブル配線基板67を間に挟みベース部材70に添付されるテープ部材68を備えている。
第2の支持部材、基板支持部材の一例としてのベース部材70は、アルミニウムやSUS等の金属ブロックで形成され、導電性を有し、また、第1回路基板62、ホルダー65等を支持する。なお、ベース部材70は、板金により形成することもできる。また、ベース部材70は、同図(b)に示すように、上面(感光体ドラム12と対向する対向面)に主走査方向に沿って配置された第1の溝72と、同じく主走査方向に沿って配置された第2の溝73と、第1の溝72と第2の溝73との間に位置し感光体ドラム12側に向かって突出した第1の突出部74とを備えている。また、ベース部材70は、幅方向(副走査方向)において第1の溝72よりも外側に配置され、主走査方向に沿って設けられた第2の突出部75と、幅方向において第2の溝73よりも外側に配置され主走査方向に沿って設けられた第3の突出部76とを備えている。ここで、第2の突出部75の上面および第3の突出部76の上面は、第1回路基板62に接触配置される接触面として機能する。
ここで、第1の突出部74の上面は、第2の突出部75の上面および第3の突出部76の上面よりも距離Dだけ低く形成されている。付言すれば、第1の突出部74の上面は、第2の突出部75の上面および第3の突出部76の上面よりも第1回路基板62から離れた側に位置している。なお、本実施形態における距離Dは、30μmとなっている。また、ベース部材70は、その下面に、ベース部材70の断面形状をコの字状とする凹部71を備えている。この凹部71は、切削加工などの除去加工もしくはダイカスト等の金属成形加工により形成される。このような凹部71を設けることで剛性を維持しながらベース部材70の軽量化を図ることができる。また、凹部71を設けることでベース部材70の固有振動数を上昇させ、モータ(不図示)等にて生じる振動によって生じる共振を抑制している。
一方、ホルダー65は、長尺状に形成され、また主走査方向に沿って配置されている。また、ホルダー65は、ロッドレンズアレイ64を支持し、LEDアレイ63の発光点とロッドレンズアレイ64の焦点面とが一致するように設定されている。さらに、ホルダー65はLEDアレイ63を密閉するように構成されている。これにより、LEDアレイ63に外部からゴミが付着し難い構成を実現している。また、ホルダー65は、副走査方向(幅方向)の両側面に、主走査方向に沿って配置され、スライド部材50(支持部52)のスライドをガイドするガイド溝65aを備えている。なお、スライド部材50(支持部52)については、後述する。
ここで、本実施形態では、ロッドレンズアレイ64とホルダー65とに対して接着剤を塗布した後、この接着剤を硬化させることで両者の固定を行っている。詳細に説明すれば、ホルダー65に形成された開口にロッドレンズアレイ64を入れた後、ロッドレンズアレイ64の副走査方向における側面とホルダー65の上面とに接着剤を塗布する。そして、この接着剤の硬化を行い両者の固定を行う。また、第1回路基板62もベース部材70に対して接着固定される。さらには、ホルダー65とベース部材70とに対しても接着剤を塗布し、この接着剤を硬化させることで両者の固定を行っている。詳細に説明すれば、ベース部材70に接着固定された第1回路基板62に対して上方からロッドレンズアレイ64が接着固定されたホルダー65を押し付ける。その後、ホルダー65の副走査方向における両側面とベース部材70の上面とに接着剤を塗布する。そして、塗布した接着剤を硬化させ両者の固定を行う。
ここでベース部材70に対する第1回路基板62の接着固定は、第1の突出部74の上面(塗布面の一例)に接着剤を塗布した後、第1回路基板62をベース部材70に対して押圧配置することで行われる。付言すれば、第1回路基板62とベース部材70との間に接着剤を介在させて両者の固定を行っている。接着剤の硬化が完了すると第1回路基板62の下面と第1の突出部74の上面との間に接着剤の硬化層が形成される。本実施形態では、上記のとおり第1の突出部74の上面は、第2の突出部75の上面および第3の突出部76の上面よりも距離Dだけ低く形成されている。このため、第1回路基板62の下面と第1の突出部74の上面との間には間隙が形成される。そして、この間隙に、上記接着剤の硬化層が位置する。
ところで、第1の突出部74の上面は、第2の突出部75の上面および第3の突出部76の上面に揃えることもできる。しかしながらこの場合、上記硬化層の厚み分だけ第1回路基板62がベース部材70から浮くことになる。そして、この状態にてホルダー65を第1回路基板62に押し付けると、硬化層を支点として、第1回路基板62の幅方向における一方端が浮き他方端が沈む状態となる場合がある。この場合、第1回路基板62およびホルダー65が傾いて配置され、ロッドレンズアレイ64の光軸が傾いてしまう。
また、第1の突出部74の上面を、第2の突出部75の上面および第3の突出部76の上面に揃えた場合、接着剤層の厚みが不均一となりLEDチップ63aの高さ方向における位置も不均一となる。この結果、ロッドレンズアレイ64の結像位置がずれてしまう。本実施形態のように、第1の突出部74の上面を第2の突出部75の上面および第3の突出部76の上面よりも低く形成することで、ロッドレンズアレイ64の光軸の傾きが抑制され、またロッドレンズアレイ64の結像位置のずれも抑制される。
ここで図4は、第1回路基板62の平面図である。同図に示すように、第1回路基板62には、例えば256個の発光点を有するLEDチップ63a(発光素子の一例)を57個並べたLEDアレイ63が、感光体ドラム12の軸線方向と平行にライン状に配置される。さらに第1回路基板62には、この第1回路基板62と第2回路基板66とを電気的に接続するフレキシブル配線基板67が接続されている。このフレキシブル配線基板67は、例えば熱圧着により第1回路基板62および第2回路基板66に接続される。ここで、LEDチップ63aの各々は、第2回路基板66からの駆動信号に応じて発光し、LEDチップ63aからの光はロッドレンズアレイ64から感光体ドラム12表面に出射される。
図5は、第2回路基板66の平面図である。
第2回路基板66には、信号生成回路100およびレベルシフト回路108、主電源から電力を送電する電源ハーネス101を接続する電源コネクタ103、制御部30および画像処理部35との間で信号の送受信を行う信号ハーネス102を接続する信号コネクタ104、電流のノイズを低減するコモンモードチョークコイル105、電源ハーネス101から供給される例えば5Vの電圧を例えば3.3Vに安定的に変圧する1次電圧レギュレータ106、1次電圧レギュレータ106から供給される例えば3.3Vの電圧を例えば1.8Vに安定的に変圧する2次電圧レギュレータ107が備えられている。さらに、第2回路基板66には、LEDチップ63aそれぞれの光量補正データ等を記憶するEEPROM109が備えられている。このように、本実施の形態のLPH14では、第2回路基板66上に、1次電圧レギュレータ106および2次電圧レギュレータ107を搭載している。これにより、画像形成装置1の主電源から電力を送電する電源ハーネス101自身が有するインピーダンスの影響を低減して、LEDチップ63aおよび信号生成回路100に対して安定した電圧を供給することができる。
ここで、図6は、ロッドレンズアレイ64の構造を説明するための図である。
同図に示すように、ロッドレンズアレイ64は、ガラスエポキシからなる固定用側板64aに、分布屈折率レンズ、いわゆるセルフォックレンズ64bが整列して配置されている(「セルフォック」は、日本板硝子(株)の登録商標)。詳細に説明すれば、ロッドレンズアレイ64は、対向配置された固定用側板64aの間に棒状のセルフォックレンズ64bが2列で多数個配置された構造を有している。ロッドレンズアレイ64は、例えば、セルフォックレンズ64b間の間隙、および固定用側板64aとセルフォックレンズ64bとの間の間隙に、シリコン樹脂等からなる接着剤を滴下し、その後この接着剤を硬化させることで形成される。なお、この接着剤の硬化後における弾性率は、固定用側板64aを形成するガラスエポキシの弾性率よりも小さい状態にある。
図7は、LPH14および感光体ドラム12の側面図である。なお、本図においてはスライド部材50の図示を省略している。
同図に示すように、LPH14のベース部材70の両端部には、LPH14におけるロッドレンズアレイ64の光軸方向(第1の方向:これを、「Y方向」と定義する)の位置を定める第1突出部材91F,91R、および、LPH14の感光体ドラム12の軸線方向(第2の方向:これを、「Z方向」と定義する)における位置とY方向およびZ方向の双方に直交する方向(第3の方向:これを、「X方向」と定義する)における位置とを同時に定める第2突出部材92F,92Rが配置されている。ここで、第1突出部材91F,91Rの先端は半球状に形成されている。
一方、本実施の形態の感光体ドラム12側には、感光体ドラム12の回転軸12bと同軸に配置され、LPH14側の第1突出部材91F,91Rが突き当てられることでLPH14のY方向位置を設定するY方向支持部材12F,12Rが配置されている。また、感光体ドラム12側には、LPH14側の第2突出部材92F,92Rを支持することでLPH14のX方向位置およびZ方向位置を同時に設定するXZ方向支持部材(不図示)が配置されている。
LPH14では、第1突出部材91F,91Rおよび第2突出部材92F,92Rは、それぞれ所定の外径を持った金属製の円柱状部材で構成されている。そして、ベース部材70の感光体ドラム12に対向する面上において垂直に突出するように設置されるとともに、それぞれの中心軸がロッドレンズアレイ64の配列線と一致するように配置されている。また、第1突出部材91F,91Rおよび第2突出部材92F,92Rは、ベース部材70に貫通した状態で配設されるとともに、いずれも両端がベース部材70から突出した状態となっている。
また、本実施形態におけるリトラクト機構17は、第1突出部材91F,91Rの下方における端部に接触配置され感光体ドラム12に対して進退可能に設けられたリトラクト部材17a、リトラクト部材17aを感光体ドラム12側に向かって押圧するコイルスプリング(不図示)、レバー部材26(図2参照)の動作に連動可能に配置されレバー部材26が開く方向に操作された際、上記コイルスプリングによる押圧力に抗してリトラクト部材17aを後退させる連動部材(不図示)を備えている。ここで、リトラクト部材17aは、位置決め部材として機能する第1突出部材91F,91Rを介しベース部材70を感光体ドラム12が配置された側に押圧する押圧する押圧部材として機能している。
レバー部材26が閉じられた状態においては、LPH14がリトラクト部材17aにより押し上げられ、第1突出部材91F,91Rが被突き当て部材の一例としてのY方向支持部材12F,12Rに突き当てられる。これにより、LPH14は、感光体ドラム12に対して露光を行う所定の露光位置に設定される。この際、LPH14側の第2突出部材92F,92Rは、それぞれXZ方向支持部材(不図示)によって支持され、LPH14のX方向位置およびZ方向位置が同時に設定される。一方、レバー部材26が開かれた状態においては、リトラクト部材17aは感光体ドラム12から離れた位置に退避し、LPH14は上記露光位置よりも感光体ドラム12から離隔した位置に配置される。
なお、本実施形態では、LPH14のうちリトラクト部材17aにより押し上げられる箇所は、第1突出部材91F,91Rとなっている。これにより、ベース部材70に対して曲げモーメントが作用しにくくなり、ベース部材70の撓みなどが抑制される。このため、焦点位置などを高い精度で保つことができる。さらにリトラクト部材17aは、ステンレスなどの金属により形成され、また画像形成装置1の金属フレーム(不図示)に電気的に接続されている。これにより、ハーネスや電送線などを別途設けることなくベース部材70の接地を行うことができる。ここで、第2回路基板66は不図示のねじ部材によってベース部材70に固定される。このねじ部材は、第2回路基板66をベース部材70に対して固定する機能を有するとともに、第2回路基板66の放熱や第2回路基板66のベース部材70に対する接地にも用いられる。
ここで、図8は、図7におけるC−C線における断面を示したものである。本実施形態におけるLPH14のベース部材70は、ロッドレンズアレイ64の光軸方向に沿って配置されストレート状に形成された貫通孔77と、貫通孔77の配置方向と直交する関係で配置されベース部材70の一側面から貫通孔77に貫通配設されたねじ孔95とを備えている。貫通孔77に配置された第1突出部材91Fは、ねじ孔95に配置されたねじ部材94によって側方が押圧されることでベース部材70に対して固定される。このような固定態様とすることで、第1突出部材91Fの軸方向における位置ずれが抑制され、第1突出部材91Fの突出量の変化を極めて小さいものとすることができる。なお、本図では、第1突出部材91Fの固定態様を一例に示したが、第1突出部材91R、第2突出部材92F,92Rも同様の態様にてベース部材70に固定されている。接着剤はホルダー65に形成した凹み部65bに塗布し、ロッドレンズアレイ64の光軸方向(Y方向)の中央でロッドレンズアレイ64をホルダー65に接着固定する。ホルダー65は液晶ポリマー等のガラス繊維を含む配向性の高い樹脂で成形し、Z方向に樹脂を流して成形することで光軸方向(Y方向)は環境変動に対して伸び縮みの小さくなるように形成している。
ここで図7に戻り、LPH14について更に説明する。
上述のとおり、ロッドレンズアレイ64はホルダー65に対して接着固定され、ホルダー65はベース部材70に対して接着固定される。
ここで、ロッドレンズアレイ64とホルダー65との接着は、ロッドレンズアレイ64における一方の側面にて計5箇所行われる(両側面で計10箇所)。この5箇所は、ロッドレンズアレイ64の長手方向における中央部、ロッドレンズアレイ64の両端、ロッドレンズアレイ64の中央部と一方の端部との中間箇所、同じく中央部と他方の端部との中間箇所である。ここで、側面両側対称に接着固定位置を配置する。本実施形態では、上記5箇所の接着箇所のうち、中央部における接着に用いる接着剤と中央部以外の接着に用いる接着剤とを異ならせ、接着剤の硬化後における弾性率を異ならせている。具体的には、中央部以外における接着剤の弾性率を、中央部における接着剤の弾性率よりも小さいものとしている。なお、中央部における接着剤には例えば変性アクリレート系接着剤を用いることができ、中央部以外における接着剤には例えば変性ウレタンアクリレート系接着剤を用いることができる。
また、ホルダー65とベース部材70との接着も、ホルダー65の一方の側面にて計5箇所行われる(両側面で10箇所)。この5箇所は、上記と同様に、ホルダー65の長手方向における中央部、ホルダー65の両端、ホルダー65の中央部と一方の端部との中間箇所、同じく中央部と他方の端部との中間箇所である。ホルダー65とベース部材70との接着も、5箇所の接着箇所のうち、中央部における接着に用いる接着剤と中央部以外の接着に用いる接着剤とを異ならせ、接着剤の硬化後における弾性率を異ならせている。
具体的には、中央部以外における接着剤の弾性率を中央部における接着剤の弾性率よりも小さいものとしている。ここで、中央部における接着剤には例えば変性アクリレート系接着剤を用いることができ、中央部以外における接着剤には例えば変性ウレタンアクリレート系接着剤を用いることができる。なお、本実施形態では、ロッドレンズアレイ64とホルダー65との上記中央部における接着箇所と、ホルダー65とベース部材70との上記中央部における接着箇所とは、主走査方向において揃った状態となっている。付言すれば、ロッドレンズアレイ64は、LEDチップ63aの配列方向(主走査方向)と直交する関係を有し上記中央部を通る所定の基準面(E−E線参照)上にてホルダー65によって支持され、ホルダー65もこの基準面上にてベース部材70によって支持されている。
また、本実施形態では、上記のとおり、第1回路基板62と第2回路基板66とを電気的に接続するフレキシブル配線基板67が設けられている。このフレキシブル配線基板67は、ベース部材70の一方の側面側に配置されており、また、テープ部材68により覆われた状態となっている。本実施形態におけるテープ部材68は、アルミニウム製であり導電性を有している。またこのテープ部材68は、導電性を有した接着剤によってベース部材70の側面に添付される。テープ部材68を設けることによりフレキシブル配線基板67のふくらみを抑えることができ、またフレキシブル配線基板67からの電磁ノイズの放射も抑制することができる。
ここで、図9は、ベース部材70の上面を示したものである。
本実施形態におけるベース部材70は、上述のとおり第1の溝72、第2の溝73、第1の突出部74、第2の突出部75、および第3の突出部76を備えている。
ここで、第1の突出部74の上面且つ一端部には、ねじ孔78および孔加工により形成された直径約50μmの基準マーク79が設けられている。また、第1の突出部74の上面且つ他端部にもねじ孔78および基準マーク79が設けられている。さらに、各貫通孔77の周囲は、第1突出部材91F,91Rおよび第2突出部材92F,92Rの挿入を容易にするため面取りが施されている。ここで、貫通孔77、ねじ孔78および基準マーク79は、同一の工作機械によって形成される。
また、本実施形態では、上記のとおり、第1回路基板62はベース部材70(第1の突出部74)に対して接着固定される。この際、第1の突出部74の長手方向中央部に塗布される接着剤と中央部以外に塗布される接着剤とを異ならせ、接着剤の硬化後における弾性率を異ならせている。具体的には、中央部における接着剤の弾性率を、中央部以外における接着剤の弾性率よりも高いものとしている。ここで、中央部における接着剤には例えば2液性変性アクリレート系接着剤を用いることができ、中央部以外における接着剤には例えばシリコン系接着剤を用いることができる。なお、本実施形態では、第1回路基板62とベース部材70(第1の突出部74)との上記中央部における接着箇所、ロッドレンズアレイ64とホルダー65との上記中央部における接着箇所、ホルダー65とベース部材70との上記中央部における接着箇所は、主走査方向において揃った状態となっている。付言すれば、第1回路基板62は、上記基準面(図7のE−E線参照)上にてベース部材70に支持される状態となっている。
なお、本実施形態では、ベース部材70に対する第1回路基板62の接着固定後、実装機(不図示)を用いてLEDチップ63aを第1回路基板62に対して実装する。即ち、ベース部材70によって支持された後の第1回路基板62に対してLEDチップ63aの実装を行う。この際、実装機は、基準マーク79の画像認識処理を行い、認識した基準マーク79を基準にLEDチップ63aの実装を行う。これにより、ベース部材70に対するLEDチップ63aの配置を精度よく行うことができる。
ここで、LEDアレイ63と光を収束させるロッドレンズアレイ64とは、所定の位置関係となるように配置されている。ロッドレンズアレイ64は、構造上、光学特性に周期的なむらを持ち、また、LEDアレイ63もLEDチップ63a間にばらつきがある。そこで、組みあがったLPH14の出力露光エネルギ分布におけるむらを無くすため光量補正が行われる。なお、光量補正データは上記EEPROM109に記憶される。ところで、温度変化や湿度変化によって、LEDアレイ63を搭載した第1回路基板62やロッドレンズアレイ64が膨張や収縮をする場合がある。この場合、LEDチップ63aとロッドレンズアレイ64との相対位置が変動し、ロッドレンズアレイ64への入射光量が変化するおそれがある。そして、ロッドレンズアレイ64への入射光量が変化すると、光量補正によって得られていた露光エネルギ分布の一様性が崩れ、例えば筋となって画質を乱してしまう。
そこで、本実施形態では、上記のとおり、第1回路基板62をガラス布基材エポキシ樹脂基板により構成し、またロッドレンズアレイ64の収縮や膨張を主に支配する固定用側板64aをガラスエポキシにより形成している。付言すれば、第1回路基板62の主たる構成素材およびロッドレンズアレイ64の主たる構成素材をエポキシとし、主たる構成素材同士がほぼ等しい熱膨張係数、湿度膨張係数を有する状態となっている。これにより、第1回路基板62とロッドレンズアレイ64との膨張特性や収縮特性が略同様の状態となる。
さらに、本実施形態では、主走査方向において、第1回路基板62とベース部材70との中央部における接着箇所(弾性率の大きい接着部の位置)と、ロッドレンズアレイ64とホルダー65との中央部における接着箇所(弾性率の大きい接着部の位置)とが揃った状態(一致した状態)となっている。即ち、主走査方向において、膨張、伸縮の基準が揃った状態となっている。
この結果、第1回路基板62およびロッドレンズアレイ64が膨張や収縮をしたとしても、両者の相対位置の変動を抑制でき、ロッドレンズアレイ64への入射光量の変化を抑制できる。付言すれば、本実施形態では、上記所定の基準面上から等距離にある、ロッドレンズアレイ64上の所定箇所と第1回路基板62上の所定箇所とは、温度上昇等による変位後も主走査方向における位置が互いに揃う状態となる。これにより、両者の相対位置の変動を抑制でき、ロッドレンズアレイ64への入射光量の変化を抑制できる。
また、側面にて計5箇所(両側面で計10箇所)になる接着剤の配置で、A3紙幅約300mmに対応した長さのロッドレンズアレイ64の組立ておよび環境変動時の歪みを小さくすることができ、ロッドレンズアレイ64への入射光量の変化を抑制できる。側面両側対称に配置することで接着剤硬化時の収縮の力をつり合わせることでロッドレンズアレイ64を歪ませることもない。
さらにロッドレンズアレイ64の光軸方向(Y方向)の中央をホルダー65に接着固定することで、ロッドレンズアレイ64が光軸方向(Y方向)に膨張や収縮をしたとしても、LEDアレイ63の発光点上の焦点位置と感光体ドラム12上の焦点位置とがロッドレンズアレイ64から同様に近づいたり離れたりするために焦点位置がずれることがない。
ここで、図10は、ベース部材70に対して第1回路基板62を固定した後の状態を示している。本実施形態における第1回路基板62は、多層構造を有しており、グランド(GND)パターン(グランドプレーン)62a、グランドパターン62aの上層および下層に絶縁層62b,62cを備えている。また、本実施形態では、第1回路基板62の一端部側および他端部側に接地部材の一例としての金属製の板ばね96F,96Rが設けられ、さらに、板ばね96F、96Rをベース部材70に固定する金属製のねじ部材97F,97Rが設けられている。ここで、板ばね96F,96Rは、第1回路基板62の表層に引き出されたグランドパターン62a(グランドパターン62aが表層に引き出された状態は不図示)とベース部材70とを電気的に接続する。これによりグランドの強化が図られ第1回路基板62からの電磁ノイズが低減する。なお、ねじ部材97F,97Rは、上記ねじ孔78(図9参照)に固定される。また、本実施形態では板ばね96F,96Rを第1回路基板62の両端部に設ける構成としたが、第1回路基板62の長手方向中央部に更に設けることも可能である。
ここで、板ばね96F、96Rは、第1回路基板62の下面に予め実装しておくこともできる。図11は、板ばね96F、96Rの他の配置態様を示した図である。なお、図11(c)は、図11(a)のF−F線における断面図を示している。同図(a)、(b)に示すように、本態様では、第1回路基板62の下面に、グランドパターン62a(図10参照)とベース部材70とを電気的に接続する板ばね96F、96Rが設けられている。本態様では、第1回路基板62に対しLEDチップ63aの実装が行われる際に併せて板ばね96F、96Rが実装される。そして、実装された板ばね96F、96Rは、第1回路基板62がベース部材70に対して固定される際、第1の溝72内に配置される。このような構成によりグランドパターン62aとベース部材70との接続が簡易化される。また、板ばね96F、96Rを第1の溝72内に配置することでLPH14の小型化を図ることができる。さらに、凹部71には錘98を接着剤(不図示)ではりつけている。ベース部材70よりも質量が大きい錘98をつけることで、LPH14の固有振動数を調整することができる。例えばベース部材70は約2.7g/cmのアルミ、錘98は約7.8g/cmの板金である。
図12は、LPH14等の側面図である。本図および図3を用いてスライド部材50について簡単に説明する。図12に示すように、スライド部材50は、長尺状に形成されるとともに感光体ドラム12の軸方向(LPH14の長手方向)に沿って設けられている。また、スライド部材50は、感光体ドラム12の軸方向に沿ってスライド可能に設けられている。さらに、スライド部材50は、ロッドレンズアレイ64の光照射面に接触配置され光照射面の清掃を行うブレード部材51、ブレード部材51を支持する支持部52を備えている。ブレード部材51は、ウレタンゴムなどの弾性を有する材料にて形成されている。支持部52は、図3に示すように、LPH14(ホルダー65)の一側面側から他側面側にかけて配置されLPH14の上部を跨ぐように配置されている。
さらに、スライド部材50は、図3に示すように、支持部52の両端部に設けられホルダー65側に突出する突出部52aを2つ備えている。ここで、各突出部52aは、ホルダー65に形成されたガイド溝65a内に配置される。これにより、支持部52のスライドは、ホルダー65によりガイドされる。また、スライド部材50は、図12に示すように、LPH14の一側面側に設けられユーザからの操作力を支持部52に伝達する伝達ロッド53を有している。この伝達ロッド53は、支持部52よりも感光体ドラム12から離れた側に配置され、また支持部52の下部に接続して配置されている。また、スライド部材50は、伝達ロッド53よりもフロント側に設けられ、操作される際にユーザにより把持される取手部54を備えている。
図12に示す状態にて、取手部54がユーザにより操作されスライド部材50の引き出しが開始されると、支持部52は、図中右方のフロント側に移動を開始する。これにより、ブレード部材51も移動を開始しロッドレンズアレイ64の光照射面上を移動(スライド)する。この結果、ロッドレンズアレイ64の光照射面に付着した付着物(例えば、トナー、紙粉、砂埃)が掻き取られる。なお、掻き取られた付着物は、ロッドレンズアレイ64の長手方向における外側に掃き出される。その後、取手部54がユーザにより操作されスライド部材50の押し込みが開始されると、同様に、ロッドレンズアレイ64の光照射面に付着した付着物がブレード部材51によって掻き取られる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成の一例を示した図である。 画像形成ユニットのフロント側を示した図である。 LPHの構成を示した断面構成図である。 第1回路基板の平面図である。 第2回路基板の平面図である。 ロッドレンズアレイの構造を説明するための図である。 LPHおよび感光体ドラムの側面図である。 図7におけるC−C線における断面を示したものである。 ベース部材の上面を示したものである。 ベース部材に対して第1回路基板を固定した後の状態を示している。 板ばねの他の配置態様を示した図である。 LPH等の側面図である。
符号の説明
1…画像形成装置、12…感光体ドラム、17a…リトラクト部材、62…第1回路基板、62a…グランドパターン、63a…LEDチップ、64…ロッドレンズアレイ、65…ホルダー、70…ベース部材、74…第1の突出部、75…第2の突出部、76…第3の突出部、79…基準マーク、91F,91R…第1突出部材、96F,96R…板ばね

Claims (9)

  1. 像保持体と、
    主たる構成素材が所定の熱膨張係数又は所定の湿度膨張係数を有し、複数の発光素子が所定方向に並んで配置された基板と、
    主たる構成素材が前記所定の熱膨張係数又は前記所定の湿度膨張係数と同等の係数を有し、前記複数の発光素子が発光した光を前記像保持体に結像させる結像素子と、
    前記所定方向に直交する関係を有する所定の基準面上にて前記結像素子を支持する第1の支持部材と、
    前記所定の基準面上にて、前記基板および前記第1の支持部材を支持する第2の支持部材と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記第1の支持部材は、前記所定の基準面上に加え当該所定の基準面上以外の箇所にて前記結像素子を接着剤によって支持し、当該所定の基準面上以外の接着部の弾性率は、当該所定の基準面上における接着部の弾性率よりも小さく形成され、
    前記第2の支持部材は、前記所定の基準面上に加え当該所定の基準面上以外の箇所にて前記基板および前記第1の支持部材を接着剤によって支持し、当該所定の基準面上以外の接着部の弾性率は、当該所定の基準面上における接着部の弾性率よりも小さく形成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の支持部材は、接着剤が塗布される塗布面および前記基板に接触配置される接触面を有し当該接着剤および当該接触面によって当該基板を支持し、当該塗布面は、当該接触面よりも当該基板から離れた側に位置することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の支持部材に設けられ、前記像保持体側に設けられた被突き当て部材に突き当てられることで当該像保持体に対する当該第2の支持部材の位置決めを行う位置決め部材と、
    前記位置決め部材を介し前記第2の支持部材を前記像保持体が配置された側に押圧する押圧部材と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 複数の発光素子が所定方向に並んで配置された基板と、
    前記所定方向に沿って配置され、前記複数の発光素子が発光した光を被露光体に結像させる結像素子と、を備え、
    前記基板および前記結像素子は、前記所定方向に直交する所定の基準面上にて支持され、温度変化又は湿度変化により当該所定の基準面から所定距離に位置する箇所が当該所定方向に変位した場合に当該箇所の当該所定の基準面からの位置が互いに揃うように構成されたことを特徴とするプリントヘッド。
  6. 前記基板を支持する基板支持部材を更に備え、
    前記基板に対する前記複数の発光素子の配置は、前記基板支持部材によって支持された後の当該基板に対して当該複数の発光素子を実装することにより行われ、
    前記基板支持部材は、前記複数の発光素子の実装位置の基準となるマークを有することを特徴とする請求項5記載のプリントヘッド。
  7. 導電性を有し前記基板を支持する基板支持部材と、
    前記基板に設けられたグランドプレーンを前記基板支持部材に対して接地する接地部材と、
    を更に備えることを特徴とする請求項5記載のプリントヘッド。
  8. 前記基板を支持する基板支持部材を更に備え、
    前記基板支持部材には、当該基板支持部材を構成する構成素材の一部をコの字状とする加工が施されていることを特徴とする請求項5記載のプリントヘッド。
  9. 複数の発光素子が所定方向に並んで配置された基板と、
    前記複数の発光素子が発光した光を被露光体に結像させる結像素子と、を備え、
    前記結像素子を光軸方向の中央で支持する第1の支持部材と、
    前記基板および前記第1の支持部材を支持する第2の支持部材と、から構成されたことを特徴とするプリントヘッド。
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