JP2002137438A - 光書き込み装置 - Google Patents

光書き込み装置

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JP2002137438A JP2000331845A JP2000331845A JP2002137438A JP 2002137438 A JP2002137438 A JP 2002137438A JP 2000331845 A JP2000331845 A JP 2000331845A JP 2000331845 A JP2000331845 A JP 2000331845A JP 2002137438 A JP2002137438 A JP 2002137438A
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    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/447Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的短尺に形成したプリント基板を含む構成
の発光素子アレイユニットを、その発光素子アレイが並
んでいる長手方向に複数並べることにより、全体として
長尺に構成した光書き込み装置であって、各発光素子ア
レイユニットの熱膨張に起因するピント方向のたわみ、
画像上のスジなどの発生を回避しつつ、安価に構成する
ことのできる広幅サイズ用の光書き込み装置およびこれ
を使用した画像形成装置を提供すること。 【解決手段】隣り合う発光素子アレイユニット同士を直
接、若しくは接続部材を介して連結されることにより全
体を一体的に構成し、この一体的な構成が、この構成全
体を支持する支持部材60に、段付きねじ80による一
箇所においてのみ前記発光素子の並び方向Aへのずれが
生じないように固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発光素子ア
レイユニットを用いた光書き込み装置及びデジタル複写
機、プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】多数の発光素子が一方向に列設された発
光素子アレイユニットを複数、前記発光素子の並び方向
に互いに位置をずらして配置した構成を具備した光書き
込み装置が、(a)特開平10−86438号公報、
(b)特開平7 −61035号公報に開示されてい
る。
【0003】前記(a)に開示された技術はLEDヘッ
ド群を、感光体の軸線方向に沿って配列した複数個のL
EDヘッドによって構成し、感光体の軸線方向の最大感
光幅を各LEDヘッドによって分割露光可能にする。
【0004】これらの従来技術では、例えばA3サイズ
の長さ(長手方向の幅)のように比較的短尺に形成した
プリント基板を含む構成の発光素子アレイユニットを、
その発光素子アレイが並んでいる長手方向に複数並べる
ことにより、全体として長尺の光書き込み装置にするこ
とができ、この光書き込み装置から感光体に光を照射し
て潜像を書き込むことで次の利点を得る。 (a)例えば、A0サイズのように幅が広い画像を書き
込むことができる。因みに、A0 サイズのように幅が
広い画像を書き込む場合には、この画像の書き込み幅以
上の例えば1m 程度の長さを有する発光素子アレイユ
ニットを用いた光書き込み装置を使用することもできる
が、仮に、1m もの長さの1つの発光素子アレイユニ
ットを、例えば400dpi (ドットピッチ63.5
μm )で列設した発光素子により作ろうとすると、発
光素子アレイユニット全長に亘る精度の維持や設備の大
型化、さらには歩留まりの低下等によりかなり高価なも
のになるが、この問題を解消することができる。 (b)仮に、1mもの長さの1つの発光素子アレイユニ
ットにより光書き込み装置を構成した場合には、1ドッ
トに相当する発光素子1つが故障したときには書き込み
装置全体を交換しなければならないが、その故障した発
光素子の属する短尺の発光素子アレイユニットだけを交
換することで発光素子アレイ書き込み装置全体の交換を
免れる。
【0005】前記従来技術では前記(a)、(b)の利
点を有する反面、発光素子アレイユニットを複数、発光
素子の並び方向に互いに位置をずらして配置した構成を
具備した光書き込み装置では、隣接するユニットの継ぎ
目におけるドット位置合わせ,及び各発光素子アレイユ
ニットのたわみが問題になる。
【0006】すなわち、400dpi におけるドット
ピッチは63.5μmであるが、通常は、ドットピッチ
誤差を5μm程度よりも小さくしないと、画像に縦の黒
や白のすじが発生しやすい。又一般に発光素子アレイユ
ニットの焦点深度は、レーザ書き込み装置等に比べて非
常に浅く,感光体との距離精度は0.1mm程度に収め
なければならない.前記従来技術におけるように、複数
の発光素子アレイユニットを支持部材などを用いて単純
に連結しただけでは、環境温度の変化、発光素子アレイ
ユニットの自己発熱や,画像形成装置内に設けられた他
の構成装置の発熱による機内温度上昇により、発光素子
アレイユニットの温度が上昇し,各発光素子アレイユニ
ットが熱膨張を起こす。
【0007】このときに、各発光素子アレイユニットの
両端部を支持部材に対して固定していると、ユニットと
支持部材の温度差、線膨張率の違いにより、ユニットが
ピント方向にたわみ、前述の焦点距離精度を保つことが
出来なくなるおそれがある。又、このたわみを阻止する
ため、発光素子の並び方向の固定を各ユニットについて
一箇所とし、他の支持部分は、支持部材に対して発光素
子の並び方向にスライドするような構成にすると、隣り
合う発光素子アレイユニット同士の間隔が変化し、継ぎ
目部でのドット間隔が変化することにより、画像に縦の
黒スジ、白スジが発生するおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、各発光素子
アレイユニットの熱膨張に起因するピント方向のたわ
み、画像上のスジなどの発生を回避しつつ、安価に構成
することのできる広幅サイズ用の光書き込み装置および
これを使用した画像形成装置を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成とした。 (1).多数の発光素子が一方向に列設された発光素子
アレイユニットが複数、前記発光素子の並び方向に互い
に位置をずらして配置され、隣り合う前記発光素子アレ
イユニット同士が直接、若しくは接続部材を介して連結
されることにより全体が一体的に構成されていて、前記
一体的な構成が、この構成全体を支持する支持部材に、
一箇所においてのみ前記発光素子の並び方向へのずれが
生じないように拘束することとした(請求項1)。 (2).(1)記載の光書き込み装置において、前記発
光素子の並び方向での拘束箇所を、前記一体的な構成に
ついて前記並び方向の略中央とした(請求項2)。 (3).(1)又は(2)記載の光書き込み装置におい
て、前記一体的な構成からなる発光素子アレイユニット
を前記拘束箇所以外の部位で前記支持部材に摺接可能に
支持する補助支持手段を有し、この補助支持手段は前記
発光素子アレイユニットを前記並び方向以外の方向に拘
束して支持していることとした(請求項3)。 (4).(3)記載の光書き込み装置において、前記補
助支持手段による前記摺接は、前記発光素子アレイユニ
ットと前記支持部材間に設けた凸状の部材と面状の部材
との当接によるものとした(請求項4)。 (5).(4)記載の光書き込み装置において、前記面
状の部材を前記凸状の部材と概略同程度以上の硬度の摺
動板とした(請求項5)。 (6).一様に帯電された感光体を、光書き込み装置か
らの光で走査して画像を書き込み、この画像書き込みに
より形成された潜像を、可視像化して画像を得る画像形
成装置において、前記(1)乃至(5)の何れか1つに
記載の光書き込み装置を前記光書き込み装置とした(請
求項6)。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]この実施の
形態は主として請求項1に対応する。本例は、図1にお
いて図示しない発光素子の並び方向A(以下、矢視A方
向ともいう。)で隣接する一方の発光素子アレイユニッ
ト1Bに対して他方の発光素子アレイユニット1A、1
Cをこれら発光素子アレイユニットの厚さ方向Yに相当
するピント合わせ方向に変位させるピント調節手段P1
C1、P1A1と、前記発光素子の並び方向Aで隣接す
る一方の発光素子アレイユニット1Bを基準として前記
他方の発光素子アレイユニット1B、1Cを揺動させて
これら他方の発光素子アレイユニット1B、1Cから出
射される光が前記一方の発光素子アレイユニット1Bか
ら出射される光に近づき或いは遠ざかる副走査方向Eに
調節可能な副走査調節手段F1C1、F1A1を具備す
ることにより、発光素子アレイユニットのピント調節と
副走査方向での書き込み位置の調節の両方を行なうこと
ができる光書き込み装置に関する。
【0011】本例では、ピント調節手段P1C1(P1
A1)と副走査調節手段F1C1(F1A1)とを一体
的に構成している。また、てこを利用したねじ構造によ
り、一方向からピント調節と副走査方向での書き込み位
置の調節を行なうことができる。以下に例を説明する。
図1乃至図7において、発光素子アレイユニット1A、
1B、1Cについてはそれぞれ、基板2a、2b、2
c、レンズケースZ、集束性光伝送体によるレンズアレ
イ12a、12b、12c等を有し、さらに、図2では
煩雑防止のため図示を省略しているが各基板2a、2
b、2cに沿わせて筐体4a、4b、4cが設けられて
いる。
【0012】発光素子アレイユニット1A、1Cと発光
素子アレイユニット1Bとは、感光体ドラム10の軸心
Oを通る線D−Dを対称軸として対称の位置関係にあ
り、各発光素子アレイユニットから出射される光の光軸
は感光体ドラムの軸心に向かうようにしてある。
【0013】図3において、発光素子アレイユニット1
Aは矩形板状のスペーサ14Lに基板2aの部分で接着
保持されている。発光素子アレイユニット1Bは矩形板
状のスペーサ15Lに基板2bの部分で接着保持されて
いる。スペーサ14Lは板状をした調節板171Lの一
端側にねじ50で固定されている。調節部材171Lの
他端側は、スペーサ15Lにねじ18Lにより固定され
ている。
【0014】同様に、図4において、発光素子アレイユ
ニット1Cは矩形板状のスペーサ14Rに基板2cの部
分で接着保持されている。発光素子アレイユニット1B
は矩形板状のスペーサ15Rに基板2bの部分で接着保
持されている。スペーサ14Rは板状をした調節板17
1Rの一端側にねじ520で固定されている。調節板1
71Rの他端側は、スペーサ15Rにねじ18Rにより
固定されている。
【0015】図4において、レンズケースZに可動状に
接着された基板2bの上部には、基板2bを保持し、ま
た、基板2bの熱を放熱する機能を有する筐体4bが重
ねられた上で、板ばね30により基板2bが筐体4bと
レンズケースZによりサンドイッチ状に挟まれた状態で
一体的に保持されている。
【0016】基板2bに対する筐体4bの保持状態、基
板2bに対するレンズケースZの保持状態は密着性が保
持できれば十分なので、レンズケースZの側部に形成し
た凸部31にM字状をした板ばね30の穴30aを嵌合
させて板ばね30の弾性により筐体4bとレンズケース
Zで、基板2bを弾性的にサンドイッチ状に挟んで保持
するようにしている。
【0017】図2において、ピント調節手段P1C1
は、発光素子の並び方向であり走査方向でもある矢視A
で示す方向で隣接する一方の基板2cと他方の基板2b
にそれぞれスペーサ14R、15Rを介して固定された
板状の接続部材1601Rと、接続部材1601Rに対
向配置されていて他方の基板2b側の固定位置でねじ1
8Rにより接続部材1601Rに固定されていると共に
不動部材にも固定されている調節板171Rと、一方の
基板2cの部位で接続部材1601Rと調節板171R
との間隔を広狭調節する第3外力手段としての調節ねじ
1900Rを具備する。ここで、図2における基板2
a、2b、2cなどにはそれぞれ矢視A方向上に図示し
ない発光素子が配列されている。
【0018】副走査調節手段F1C1は、第3外力手段
としての調節ねじ1900Rの一部(先端部)を支点と
して接続部材1601Rにおける一方の基板2c側の端
部に外力を作用させて接続部材1601Rと調節板17
1Rとの間隔を広狭調節する第4外力手段としてのねじ
390Rを具備した構成からなる。
【0019】同様に、ピント調節手段P1A1は、図3
にも示すように発光素子の並び方向Aで隣接する一方の
基板2aと他方の基板2bにそれぞれスペーサ14L、
15Lを介して固定された板状の第3接続部材1601
Lと、接続部材1601Lに対向配置されていて他方の
基板2b側の固定位置でねじ18Lにより接続部材16
01Lに固定されていると共に不動部材(フレーム6
0)段付きねじ80を以って1箇所で固定されている調
節板171Lと、一方の基板2aの部位で接続部材16
01Lと調節板171Lとの間隔を広狭調節する外力手
段としての調節ねじ1900Lを具備する。
【0020】副走査調節手段F1A1は、外力手段とし
ての調節ねじ1900Lの一部(先端部)を支点として
接続部材1601Lの一方の基板2a側の端部に外力を
作用させて接続部材1601Lと調節板171Lとの間
隔を広狭調節する外力手段としてのねじ390Lを具備
している構成からなる。
【0021】上記において接続部材1601R(160
1L)は、スペーサ14R(14L)との固定部分から
更に延出されていてU字上に上方に回り込んだ形状とな
っていて、調節板171R(171L)の上方にまで及
んでいて、このまわり込んだ位置にねじ390R(39
0L)が螺入されて調節板171R(171L)の上面
に当接し、該ねじ390R(390L)を回すことによ
り、ねじ1900R(1900L)の先端部を支点とし
て接続部材1601R(1601L)を変位させて発光
素子アレイユニット1C(1A)を副走査調節方向eに
調節することができる。
【0022】また、調節ねじ1900R(1900L)
を回転することにより発光素子アレイユニット1C(1
A)を調節板171R(171L)との固定部を支点と
して基板2c(2a)の厚さ方向に揺動変位させてピン
ト調節方向cに変位させることができる。ここで、ねじ
1900R(1900L)をレンズアレイ12cの直上
部に位置させることにより力が直接的に発光素子アレイ
ユニット1C(1A)に及び、ピント調節の感度を高め
ることができる。また、副走査方向の調整を行なうこと
によりピントがずれることがない。
【0023】これらの調節に係るねじ390R、390
L及び調節ねじ1900R、1900Lは共に、略同じ
位置にあり同じ方向からこれらのねじを操作して回転さ
せることができる。これにより、基板を含む発光素子ア
レイユニットのピント調節と副走査方向での書き込み位
置の調節の両方を行なうことができるので、調節作業が
容易となる。
【0024】図1のIIの位置において、基板2b、レ
ンズケースZ、筐体4bが板ばね30により各々可動状
態に取り付けられている。ここで、可動状態に取り付け
られることにより、熱膨張、熱収縮による部材の変位が
拘束されないで支持されることになる。基板2a、2c
についても基板2bにおけると同じような構成により付
帯部材が可動状態に取り付けられて発光素子アレイユニ
ット1A、1B、1C等が構成されている。
【0025】これらの発光素子アレイユニット1A、1
B、1Cは以下の図1、図3、図4に示すように、付帯
部材としての接続部材1601R、1601Lで接続さ
れて、副走査調節手段F1C1、F1A1やピント調節
手段P1C1、P1A1と共に一体的に構成されて不動
部材として設けられた共通支持部材としてのフレーム6
0に対して取り付けられている。このフレーム60を含
む全体の構成を以って、光書き込み装置90が構成され
る。
【0026】ここで、発光素子の並び方向に隣接する一
方の基板2aから他方の基板2bとの間及び基板2aか
ら他方の基板2cまでの間の固定経路にはスペーサ14
L、15Lと接続部材1601L及びスペーサ14R、
15Rと接続部材1601Rしか介在しないのでこれら
接続部材と基板とを固定してこれら基板を同士を実質的
に一体化する。しかし、これら接続部材以外の付帯部材
については基板との間での熱膨張、熱収縮による影響を
回避するため、基板に対して可動状態に取り付けてい
る。
【0027】図1において、基板2b、レンズケース
Z、筐体4b、板ばね30等からなる発光素子アレイユ
ニット1Bは、基板2a、レンズケースZ、筐体4a、
板ばね30等からなる発光素子アレイユニット1Aと接
続部材1601Lを介して固定されかつ、副走査調節手
段F1A1やピント調節手段P1A1と共に一体的に構
成されている。また、発光素子アレイユニット1Bは、
基板2c、レンズケースZ、筐体4c、板ばね30等か
らなる発光素子アレイユニット1Cと接続部材1601
Rを介して固定されかつ、副走査調節手段F1C1やピ
ント調節手段P1C1と共に一体的に構成されている。
これにより、発光素子アレイユニット1A、B、1Cも
これら全体が一体的な構成となっている。
【0028】この一体的な構成のうち、接続部材160
1Lに固定されている調節板171L(図2(b)参
照)についてだけ1箇所においてのみ、この一体的構成
の全体を支持する支持部材としてのフレーム60に、発
光素子の並び方向であるA方向へのずれが生じないよう
に拘束されている。具体的には一本の軸部により固定し
ている。
【0029】この1箇所での固定についての構成の詳細
を図3により説明する。図3は、図1における符号Iで
示す部分を拡大して示したものである。なお、図3にお
ける部材の主要部の構成は図2(a)、(b)における
ものと対応している。
【0030】図3において、調節板171Lには一体に
矩形板状のブラケット171Laが設けられていて、こ
のブラケット171Laがフレーム60の裏面に重ねら
れた上で、段付きねじ80により固定される。ここで、
段付きねじ80は、伸張性のばね81及びワッシャー8
2を介してその軸部80aがフレーム60に形成された
丸穴80hと嵌合挿通されて、先端ねじ部がブラケット
171Laに螺入されている。ばねの弾性によりブラケ
ット171Laはフレーム60に固定されることにな
る。
【0031】発光素子アレイユニット1A、1B、1C
を通じて、フレーム60に対するA方向の固定箇所は、
この段付きねじ80による1箇所だけであり、発光素子
アレイユニット1A、1B、1Cは図1において、符号
II、III、IVでそれぞれ示す3箇所でフレーム6
0に対し補助支持手段により可動状に支持されているに
すぎない。
【0032】このように、発光素子アレイユニット1
A、1B、1C及びその付帯部材、副走査調節手段、ピ
ント調節手段等を含めた一体的な構成全体を1箇所にお
いてのみ発光素子の並び方向へのずれが生じないように
フレーム60に固定することにより拘束した。
【0033】環境温度が変化したり、発光素子アレイユ
ニットの自己発熱や、画像形成装置内の他の構成装置の
発熱による機内温度上昇により、発光素子アレイユニッ
トの温度が上昇し、各発光素子アレイが熱膨張を起こし
ても、接続部材1601R、1601Lなどの接続によ
る一体的構成となっている発光素子アレイユニット1
A、1B、1Cは、フレーム60との1箇所での発光素
子の並び方向での拘束位置を中心として自由に矢視A方
向に伸縮することができるので、発光素子アレイユニッ
トのたわみによるピント不良や、発光素子アレイユニッ
ト同士の間隔がずれることなく、精度の高い光書き込み
を行うことができる。
【0034】図4において、調節板171Rには一体に
矩形板状のブラケット171Raが設けられていて、こ
のブラケット171Raがフレーム60の裏面に重ねら
れた上で、段付きねじ80'により固定される。ここ
で、段付きねじ80'は、伸張性のばね81'及びワッシ
ャー82'を介してその軸部80a'がフレーム60に形
成された矢視A方向と平行な長穴80h'と嵌合挿通さ
れて、先端ねじ部がブラケット171Raに螺入されて
いる。ばねの弾性によりブラケット171Raはフレー
ム60に矢視A方向に可動に支持されることになる。段
付きねじ80'による長穴80h'を介してのフレーム6
0に対する支持部分の構成は、第1の補助支持手段18
1を構成する。
【0035】このように、上記第1の補助支持手段及び
後述する第2、第3の補助支持手段を設けることによ
り、発光素子アレイユニット1A、1B、1C全体はフ
レーム60に対し安定して保持され、書き込み精度を安
定させることができる。
【0036】つまり、上記段付きねじ80による拘束箇
所以外の、発光素子アレイユニットとフレーム60との
接続箇所に、発光素子の並び方向A以外の方向(副走査
方向E)に拘束し、並び方向Aでは拘束しないで支持す
る第1の補助支持手段181および第2の補助支持手
段、第3の補助支持手段などによる支持を行なうことに
より、発光素子アレイユニットの一体的な構成を安定支
持して高画質の書き込み精度を得る。
【0037】第2の補助支持手段182は、図1におけ
る符号IIIで示す箇所に設けられている。この補助支
持手段について拡大して示した図5は図1におけるG―
G矢視断面を示したものである。
【0038】図5において、発光素子アレイユニット1
Cにおける矢視A方向の端部において筐体4cと基板2
cとを保持している板ばね30には、緊縮性のばね83
の一端側が掛けられ、このばね83の他端側はフレーム
60の壁部に植設されたピン84に掛けられている。
【0039】ばね83が掛けられた板ばね30に近接し
た部位において、筐体4cの上面に対向するフレーム6
0の部位には調節ねじ85が螺入されていてその先端部
が筐体4cの上面に当接している。
【0040】ばね83が掛けられた板ばね30に近接し
た部位において、筐体4cの側面に対向するようにフレ
ーム60の一部が切り起こされていて、この切り起こし
の部位には、調節ねじ85、86が螺入されていてその
先端部が筐体4cの側面に当接している。
【0041】図5を矢視B方向から見たのが図6であ
る。図6において、ばね83により引かれる力を調節ね
じ85と調節ねじ86とが受けて、安定的に発光素子ア
レイユニット1Cを支持している。調節ねじ85をまわ
すことにより発光素子アレイユニット1Cの一端側をピ
ント方向に、調節ねじ86をまわすことにより発光素子
アレイユニット1Cの一端側を副走査方向Eにそれぞ
れ、微調整することができる。フレーム60の上方は開
放されているので、調整ねじ85による調節は容易であ
り、フレーム60の調節ねじ86に対応する部位は切り
欠かれているので、調節ねじ86による調節も容易であ
る。
【0042】これら調節ねじ85、86による調節は、
副走査調節手段F1C1やピント調節手段P1C1によ
る調節に応じて行なう。ばね83及び調節ねじ85、8
6は第2の補助支持手段182の主要部を構成してい
る。第2の補助支持手段182では、ばね83の弾性力
を調節ねじ85、86の先端部で受けて筐体4cを支持
しているのであるから、発光素子アレイユニット1Cは
フロート状に支持されていることになり、基板及び付帯
部材の矢視A方向の移動を拘束せず、熱膨張、熱収縮に
より矢視A方向に筐体4cが変位しても無理な応力がか
からない。
【0043】第3の補助支持手段183は、図1におけ
る符号IVで示す箇所に設けられている。この第3の補
助支持手段183について拡大して示した図7は図5に
おけると同じ機能を有する部材には同じ符号に「'」を
付してある。
【0044】各補助支持手段は、矢視A方向に可動、副
走査方向に位置調整可能であるので、熱膨張、熱収縮に
伴う変形による書き込み精度の低下を防止し、副走査方
向での書き込み位置については副走査調節手段による調
節に応じて調節可能である。
【0045】図7において、発光素子アレイユニット1
Aにおける矢視A方向の端部において筐体4aと基板2
aとを保持している板ばね30には、緊縮性のばね8
3'の一端側が掛けられ、このばね83'の他端側はフレ
ーム60の壁部に植設されたピン84'に掛けられてい
る。
【0046】ばね83'が掛けられた板ばね30に近接
した部位において、筐体4aの上面に対向するフレーム
60の部位には調節ねじ85'が螺入されていてその先
端部が筐体4aの上面に当接している。
【0047】ばね83'が掛けられた板ばね30に近接
した部位において、筐体4aの側面に対向するようにフ
レーム60の一部が切り起こされていて、この切り起こ
しの部位には、調節ねじ85'、86'が螺入されていて
その先端部が筐体4aの側面に当接している。
【0048】これらばね83'、調節ねじ85'、86'
の配置関係は、前記図6におけるばね83、調節ねじ8
5、86の配置関係と全く同じである。これら調節ねじ
85'、86'による調節は、副走査調節手段F1A1や
ピント調節手段P1A1による調節に応じて行なう。
【0049】第3の補助支持手段183では、図7にも
示すように、ばね83'の弾性力を調節ねじ85'、8
6'の先端部で受けて筐体4aを支持しているのである
から、発光素子アレイユニット1Aはフロート状に支持
されていることになり、基板及び付帯部材は熱膨張、熱
収縮により矢視A方向に筐体4aが変位しても無理な応
力がかからない。
【0050】このように、発光素子アレイユニットを補
助支持手段により共通支持部材であるフレーム60に支
持するので、基板及びその付帯部材、ピント調節手段、
副走査調節手段等の全体構成は不動部材に対し安定して
保持され、書き込み精度を安定させることができる。
【0051】図1において、フレーム60の矢視A方向
での両端部はそれぞれ煩雑を避けるため途中で切断され
ているが、これらの切断面には図示を省略した延長部分
がある。これらの延長部分は画像形成装置本体の一部を
なす対向する2つの側板に図示省略のピント合わせ調節
手段を介して取り付けられている。
【0052】光書き込み装置90は上記ピント合わせ調
節手段を介して画像形成装置本体に取り付けられ、ピン
ト調節手段P1C1、P1A1によりピント合わせ方向
の位置決めがなされる。
【0053】こうして、画像形成装置において、短尺の
基板だけを用いて実質的に1つの基板を構成した光源部
を有する発光素子アレイユニットを用いた光書き込み装
置90について、ピント合わせ方向の位置決めが行なわ
れるが、このピント合わせに際して、フレーム60は副
走査方向にずれるので、ピント合わせ後、このずれに合
わせて、発光素子の並び方向で隣接する他方の基板にか
かる発光素子アレイユニット1C、1Aについて副走査
調節手段F1C1、F1A1により発光素子アレイユニ
ット1Bの書き込みラインと平行になるように調節すれ
ばよい。 [第2の実施の形態]この実施の形態は主として請求項
2、3に対応する。前記第1の実施の形態にかかる図1
乃至図7に示した光書き込み装置において、温度上昇で
各発光素子アレイユニットが膨張した場合、書き込みド
ットは膨張につれて移動する。例えば、図1に示したよ
うに、複数個の発光素子アレイユニット1A、1B、1
Cを連結した一体構成をフレーム60に固定する際、発
光素子の並び方向Aでの拘束位置である段付きねじ80
の位置が発光素子アレイユニット1Aの左端側、つま
り、全長の略1/3の位置であると、発光素子アレイユ
ニット1Cの端部での書き込みドットは温度変化による
各発光素子アレイユニット1A、1B、1Cの膨張・収
縮につれて大きく移動してしまうことになる。
【0054】例1.本第2実施の形態はかかる問題を解
消するものであり、その手段として発光素子の並び方向
Aでの拘束箇所を、一体的な構成からなる発光素子アレ
イユニット1A、1B、1Cからなる一体的な構成につ
いて発光素子の並び方向Aでの略中央とする。図1の例
でいえば、図示の段付きねじ80の位置が発光素子アレ
イユニット1A、1B、1Cからなる一体的構成につい
て、各発光素子アレイユニットの重なり量を調節するな
どして上記拘束箇所を発光素子の並び方向Aでの中央に
位置させる。
【0055】例2.例1のようにすると、発光素子アレ
イユニット長さを有効に使えないこととなる。そこで、
発光素子アレイユニットの全長を有効に使用しつつ拘束
位置を一体的な構成の略中央となし得る手段を以下に説
明する。図8に本例にかかる光書き込み装置90'の概
要を示す。図8は前記例における図1に対応し、光書き
込み装置90'は光書き込み装置90に対して多くの共
通構成箇所を有している。煩雑を避けるため共通箇所に
ついては図1におけるものと同じ符号を付し特に必要な
箇所以外は説明を省略する。
【0056】前記図1において、光書き込み装置90の
矢視Aでの拘束位置は発光素子アレイユニット1Aの左
端部であるIの部位で行っていたが、本例の光書き込み
装置90'では、各発光素子アレイユニット1A、1
B、1Cの重複量を可能な限り少なくした状態でこれら
発光素子アレイユニットを一体的に構成し、その略中央
部を拘束位置としている。
【0057】この中央部に相当する筐体4bの上面に取
り付け座4bxを新たに設けると共に、この取り付け座
4bxの直上に相当するフレーム60に丸穴80hxを
開け、ねじ80xを該丸穴80hxを挿通させた上で取
り付け座4bxに螺入することにより、これら発光素子
アレイユニット1A、1B、1Cからなる一体的な構成
をその矢視A方向での略中央部分1箇所で固定するので
ある。
【0058】また、これに応じて、図1において段付き
ねじ80により丸穴80hを挿通してブラケット171
Raに固定していたのに代えて、図1、図4における長
穴80h'と同様、発光素子の並び方向Aに長い長穴8
0h"をあけ、これに段付きねじ80の軸部を嵌合させ
ることで、熱膨張した場合には発光素子Aの並び方向に
のみ摺動できる構成にした。
【0059】本例においては、発光素子アレイユニット
長さを有効に使いつつ、発光素子アレイユニットの端部
での書き込みドットが温度変化により、膨張・収縮につ
れて大きく移動してしまう問題を解消することができ
る。なお、本例において、長穴80h"を挿通して支持
する段付きねじ80は、第1の補助手段181、第2の
補助手段182、第3の補助支持手段183などと共
に、第4の補助手段を構成し、一体的な構成の発光素子
アレイユニットを可動状に支持する。 [第3の実施の形態]この実施の形態は主として請求項
4、5に対応する。
【0060】第1、第2の各実施の形態では、第1の補
助支持手段182、第2の補助支持手段182、第3の
補助支持手段183などにより、発光素子アレイユニッ
トの温度膨張・収縮に応じて、発光素子の並び方向Aに
発光素子アレイユニット1A、1C等が摺動するのを許
容する構成にしている。また、これらの補助支持手段の
うち、第2の補助支持手段182、第3の補助支持手段
183については、ピント方向、副走査方向における発
光素子アレイユニットの位置調整の便から、フレーム6
0と一体的な調整ねじ86、86'等の凸状の部材を発
光素子アレイユニットの一部をなす筐体4a、4c等の
面状の部材にばね83、83'などにより弾性力を作用
させつつ当接させ、これら凸状の部材の進退動作に応じ
て発光素子アレイユニットの位置を変位させている。
【0061】このように、面状の部材と凸状の部材とを
組合わせ、面状の部材に凸状の部材を当接する構成とす
ることにより、凸状の部材の進退動作に応じて一体的な
構成からなる発光素子アレイユニットの一端側での位置
を副走査方向Eに変位させ、走査ラインの曲がりを調節
することができる。
【0062】図5、図7等に示した例では、上記凸状の
部材としての調節ねじ85、86や調整ねじ85'、8
6'が面状の部材である筐体4a、4c等に当接する部
位は精密な調整を可能とするために尖状をしている。
【0063】他方、この尖状の部位に当接する筐体4
a、4cの面は放熱効果を果たさせるためアルミニウム
材による放熱板から構成されている。つまり、アルミニ
ウムのように硬度の低い柔らかな部材からなる面に、鉄
やステンレスのような硬度の高い材料からなる堅く尖っ
たねじなどの先端部が弾性的に当接していて、発光素子
アレイユニットの熱膨張に応じて尖状部と面状部との摺
接が生じることとなる。
【0064】このため、尖ったねじ頭によりアルミニウ
ムの面が削られてしまい、調節位置や調節量が狂った
り、スライド時の抵抗が大きくなり、うまく摺動しない
等の不具合が生ずることが懸念される。
【0065】そこで、本実施の形態では面状の部材を凸
状或は尖状の部材と概略同程度以上の硬度の摺動板で構
成することととした。
【0066】図9により図1、図8に示した構成におい
て符号IVで示した部位における第3の補助支持手段1
83にかかる具体例を説明する。前記したように、発光
素子アレイユニット1Aはばね83' により引っ張られ
ていて、調節ねじ85'、86'が、発光素子アレイユニ
ット1Aの筐体4aに貼り付けられたステンレス製の摺
動板100、100'が当接するようにしている。
【0067】ここで、調整ねじ85、86を鉄或はステ
ンレス製とするとき、摺動板100、100'もステン
レスであるので、調整ねじ85、86と硬度は同等若し
くは同程度以上であるので、面状の部分が削られて不具
合を生ずるという問題は解消される。
【0068】摺動板100、100'の材質はステンレ
スに限るものではなく、具体的には調整ねじ85、86
の材質との関係で決まり、要は、調整ねじ85、86の
硬度と概略同程度であれば、他の材料でも差し支えな
い。
【0069】なお、図1、図8に示した構成において符
号IIIで示した部位における第2の補助支持手段18
2においても、上記第3の補助支持手段183にかかる
具体例に準じて構成するものとする。 [第4の実施の形態]この実施の形態は請求項6に対応
する。
【0070】画像形成装置600は、画像形成のための
機械的な構成にかかる画像形成部601と、電気的な処
理を行なうための構成からなる制御部602とからな
り、記憶された情報を転写紙に複写するための一連のプ
ロセスを実行する。画像形成部601は画像の形成を行
なうプリンタ機能部分の他に、原稿を読み取って電気的
な信号に置きかえる原稿読み取り装置を包含した構成と
することもできるし、該原稿読み取り装置を画像形成部
とは別体の装置として構成し読み取った画像信号を回線
を通じて制御部602に入力するようにすることもでき
る。本例では、画像形成部601とは別体の原稿読み取
り装置603を設けた例を示している。
【0071】画像形成部601は、光書き込み装置90
(90')のほか、制御部602に入力を行なう操作手
段として、キー入力を可能とする操作装置604を有し
ている。そのほか、画像形成部601は、画像形成のた
めの諸部材を有し、これらの諸部材が駆動されて画像形
成にかかる諸プロセスが行なわれる。これら諸部材とし
ては、例えば、感光体10、現像手段440、転写搬送
ベルト450等の駆動源が含まれ、これらを一括して駆
動装置と称し符号605で示した。
【0072】以下、画像形成部601の構成について説
明する。図10において、周面に感光体を具備した感光
体10のまわりには、矢印で示す時計回りの向きの回転
方向順に、帯電ローラからなる帯電装置420、光書き
込み装置90(90')を構成する発光素子アレイユニ
ット1B、1C(1A)が配置され、さらに、現像ロー
ラ440aを具備した現像手段440、記録媒体Pとし
ての転写紙を保持して搬送する転写搬送ベルト450、
感光体ドラム10の周面に摺接するブレード460aを
具備したクリーニング装置460などが配置されてい
る。感光体ドラム10上であって帯電装置420と現像
ローラ440aとの間の位置には光書き込み装置90
(90')からの露光光が走査されるようになってい
る。
【0073】転写搬送ベルト450は無端状のベルトで
あって、2つの支持ローラ450a、450bに支持さ
れている。これら支持ローラ450a、450bにより
支持された転写搬送ベルト450の中間の位置には感光
体ドラム10の下面が接している。この接している部位
が転写部470であり、この転写部470における転写
搬送ベルト450の裏側には転写バイアスを印加する転
写手段としての転写ローラ480が設けられている。
【0074】転写搬送ベルト450は矢印で示すように
反時計回りの向きに回転駆動されるようになっている。
該転写搬送ベルト450の上側のベルト部より上流端の
さらに上流側の位置には一対のレジストローラ490が
設けられている。このレジストローラ490に向けて、
図示しない搬送ガイドに案内されて図示しない給紙トレ
イに収納された記録媒体Pが給紙コロ500により送り
出されるようになっている。転写搬送ベルト450につ
いて上側のベルト部についての下流端よりさらに下流側
の位置には、加熱ローラ150、加圧ローラ151の対
からなる定着装置510が配置されている。
【0075】転写搬送ベルト450の上側ベルト部の上
流端部において該転写搬送ベルト450を支持している
支持ローラ450aの上方には、該転写搬送ベルト45
0に当接するようにして吸着手段としてのブラシローラ
2000が矢印で示す時計回りの向きに回転駆動される
ようにして設けられている。
【0076】ブラシローラ2000が回転すると、ブラ
シは転写搬送ベルト450に摺接する。このブラシロー
ラ2000には図示しないバイアス印加手段により、記
録媒体Pを転写搬送ベルト450に吸着する極性のバイ
アス電流を印加するための電位が与えられるようになっ
ている。
【0077】この画像形成装置において、画像形成は次
のようにして行われる。感光体ドラム10が回転を始
め、この回転中に感光体が暗中において帯電装置420
により均一に帯電され、光書き込み装置からの光が露光
部に照射、走査されて作成すべき画像に対応した潜像が
形成される。この潜像は感光体ドラム10の回転により
現像装置440に至り、ここでトナーにより可視像化さ
れてトナー像が形成される。
【0078】一方、給紙コロ500により給紙トレイ上
の記録媒体Pの送給が開始され、破線で示す搬送経路を
経て一対のレジストローラ490の位置で一旦停止し、
感光体ドラム10上のトナー像と転写部470で合致す
るように送り出しのタイミングを待つ。かかる好適なタ
イミングが到来するとレジストローラ490に停止して
いた記録媒体Pはレジストローラ490から送り出され
る。
【0079】レジストローラ490から送り出された記
録媒体Pは転写搬送ベルト450とブラシローラ200
0との間にくわえられ、バイアスによる静電気力および
ブラシの弾性力により押されて転写搬送ベルト450に
吸着され、転写搬送ベルト450の移動と共に転写部4
70に向けて搬送される。
【0080】感光体ドラム10上のトナー像と記録媒体
Pとは、転写部470で合致し、転写ローラ480によ
り転写搬送ベルト450に印加されたバイアスと感光体
との電位差から形成される電界により、トナー像は記録
媒体P上に転写される。
【0081】こうして感光体ドラム10まわりの画像形
成部でトナー像を担持した記録媒体Pは転写搬送ベルト
450と共に搬送され、やがて該転写搬送ベルト450
の上側部の下流端部で転写搬送ベルト450から分離さ
れて定着装置510に向けて送り出される。記録媒体P
上のトナー像は定着装置510を通過する間に当該記録
媒体Pに定着されて図示省略の排紙部に排紙される。
【0082】一方、転写部470で転写されずに感光体
上に残った残留トナーは感光体ドラム10の回転と共に
クリーニング装置460に至り、該クリーニング装置4
60を通過する間に清掃されて次の画像形成に備えられ
る。
【0083】本発明によれば、このような画像形成装置
において、短尺の基板だけを用いて実質的に1つの基板
を構成した光源部を有する発光素子アレイユニットを用
いた光書き込み装置により、他の光書き込み装置、例え
ばレーザー装置に比べてコンパクトな装置構成により、
広幅な画像を書き込むことができ、広幅の記録を可能に
する。よって、画像形成装置も広幅画像の形成が可能で
あるにも拘わらず、コンパクトな構成とすることができ
る。この光書き込み装置については、前記した各実施の
態様にかかる発明を適用することができ、それぞれの発
明に応じた作用効果を奏することができる。
【0084】なお、本発明における光書き込み装置は、
上記構成の画像形成装置に限らず、光書き込みを行ない
画像形成を行なう、複写機、プリンター、ファクシミ
リ、マイクロフィルムリーダプリンター等の画像形成装
置に対して広く適用することができる。
【0085】これらの画像形成装置では、記録媒体Pと
して前記のように給紙トレイ上に規格サイズのカット紙
を積載した構成とすることができるほか、ロール状に巻
かれたロール紙を用い、このロール紙から引き出された
紙を所要の長さに切断して使用する給紙方式を採用する
こともできる。
【0086】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、1箇所での発
光素子の並び方向での拘束位置を中心として自由に伸縮
することができるので、発光素子アレイユニットのたわ
みによるピント不良や、発光素子アレイユニット同士の
間隔がずれることなく、精度の高い光書き込みを行うこ
とができる。
【0087】請求項2記載の発明では、一体的な構成の
中央部を拘束するので、一体的な構成の一端側と他端側
とで書き込みドットが膨張・収縮につれて大きく異なる
ことがなくなる。請求項3記載の発明では、補助支持手
段により、発光素子アレイユニットの一体的な構成を安
定支持して高画質の書き込み精度を得る。
【0088】請求項4記載の発明では、面状の部材と凸
状の部材とを組合わせ、面状の部材に凸状の部材を当接
する構成とすることにより、凸状の部材の進退動作に応
じて一体的な構成からなる発光素子アレイユニットの一
端側での位置を副走査方向Eに変位させ、走査ラインの
曲がりを調節することができる。凸状の部材には調整ね
じを利用することができる。
【0089】請求項5記載の発明では、凸状部材の先端
部が面状の部材に摺接しても該面状の部位が削られるこ
とがなく、発光素子アレイユニットの調節位置や調節量
が狂ったり、スライド時の抵抗が大きくなり、うまく摺
動しない等の問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】光書き込み装置の分解斜視図である。
【図2】図2(a)は接続部材で接続された3つの発光
素子アレイユニットの平面図、図2(b)は図2(a)
を矢視B方向からみた図である。
【図3】ピント調節手段及び副走査調節手段を基板の固
定手段と共に説明した斜視図である。
【図4】ピント調節手段及び副走査調節手段を基板の可
動支持手段と共に説明した斜視図である。
【図5】補助支持手段を説明した斜視図である。
【図6】補助支持手段を説明した図1における矢視G―
G断面図である。
【図7】補助支持手段を説明した斜視図である。
【図8】光書き込み装置の分解斜視図である。
【図9】補助支持手段を説明した斜視図である。
【図10】画像形成装置の概略構成を説明した正面図で
ある。
【符号の説明】
90、90' 光書き込み装置 80 段付きねじ 80x ねじ 181 第1の補助支持手段 182 第2の補助支持手段 183 第3の補助支持手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の発光素子が一方向に列設された発光
    素子アレイユニットが複数、前記発光素子の並び方向に
    互いに位置をずらして配置され、隣り合う前記発光素子
    アレイユニット同士が直接、若しくは接続部材を介して
    連結されることにより全体が一体的に構成されていて、 前記一体的な構成が、この構成全体を支持する支持部材
    に、一箇所においてのみ前記発光素子の並び方向へのず
    れが生じないように拘束されていることを特徴とする光
    書き込み装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光書き込み装置において、 前記発光素子の並び方向での拘束箇所は、前記一体的な
    構成について前記並び方向の略中央であることを特徴と
    する光書き込み装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の光書き込み装置にお
    いて、 前記一体的な構成からなる発光素子アレイユニットを前
    記拘束箇所以外の部位で前記支持部材に摺接可能に支持
    する補助支持手段を有し、この補助支持手段は前記発光
    素子アレイユニットを前記並び方向以外の方向に拘束し
    て支持していることを特徴とする光書き込み装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光書き込み装置において、 前記補助支持手段による前記摺接は、前記発光素子アレ
    イユニットと前記支持部材間に設けた凸状の部材と面状
    の部材との当接によるものであることを特徴とする光書
    き込み装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の光書き込み装置において、 前記面状の部材を前記凸状の部材と概略同程度以上の硬
    度の摺動板としたことを特徴とする光書き込み装置。
  6. 【請求項6】一様に帯電された感光体を、光書き込み装
    置からの光で走査して画像を書き込み、この画像書き込
    みにより形成された潜像を、可視像化して画像を得る画
    像形成装置において、 前記請求項1乃至5の何れか1つに記載の光書き込み装
    置を前記光書き込み装置としていることを特徴とする画
    像形成装置。
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