JP2005059298A - 画像形成装置およびプリントヘッド - Google Patents

画像形成装置およびプリントヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2005059298A
JP2005059298A JP2003290476A JP2003290476A JP2005059298A JP 2005059298 A JP2005059298 A JP 2005059298A JP 2003290476 A JP2003290476 A JP 2003290476A JP 2003290476 A JP2003290476 A JP 2003290476A JP 2005059298 A JP2005059298 A JP 2005059298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting element
lens array
support member
array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003290476A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nomiyama
孝 野見山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2003290476A priority Critical patent/JP2005059298A/ja
Publication of JP2005059298A publication Critical patent/JP2005059298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】 LEDプリントヘッドからの露光光を感光体ドラム表面に対して高精度に結像させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 感光体ドラム10と、感光体ドラム10を露光するLEDアレイ41と、LEDアレイ41から出射された光を感光体ドラム10上に結像させるセルフォックレンズアレイ42とを備えており、LEDアレイ41とセルフォックレンズアレイ42とは、感光体ドラム10から所定の距離に設けられた基準面43bから、基準面43bと感光体ドラム10との距離と、セルフォックレンズアレイ42のTC長とに基づいて算出された距離を隔てた位置に配置する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置等に関し、より詳しくは感光体を露光するLEDプリントヘッド(LPH)を搭載した画像形成装置等に関する。
従来より、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置では、例えばドラム状に形成された感光体を一様に帯電し、この感光体を画像情報に基づいて制御された露光手段によって露光して感光体上に静電潜像を形成している。そして現像剤(トナー)を保持した現像手段によってこの静電潜像を現像してトナー像とし、このトナー像を記録紙に転写した後、これを定着することによって画像形成を行っている。
近年画像形成装置の小型化を実現するべく、機械的な駆動機構を必要としないLEDプリントヘッド(LPH)を露光手段として搭載した画像形成装置が開発されている。このLPHでは、LEDアレイとセルフォックレンズアレイ(SLA)とが備えられ、LEDアレイの発光点をSLAの入射側焦点に一致させるとともに、感光体表面をSLAの出射側焦点に一致させるように配置して、LEDアレイから出射される光を感光体表面上に結像させている。
ここで、LEDアレイから出射される光を感光体表面上に結像させるために、LPHと感光体表面との位置を設定する従来技術として、LEDと結像系レンズアレイとの対面距離は、結像系レンズアレイのLED対向面を基準としてLEDが配列された基板に載置されるヘッドカバーによって決定し、結像系レンズアレイと感光体との対面距離は、結像系レンズアレイの感光体対向面を基準として、結像系レンズアレイ上に載置される突当部を有する突当部材によって決定する技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−195734号公報(第3-4頁)
ところで、かかるSLAにおいて、SLAの入射側焦点位置と出射側焦点位置との距離(以下、「TC長」という。)は、SLAの光軸方向の寸法のバラツキ等により、製造ロット毎に異なりを有している。そのため、LEDプリントヘッド(LPH)においては、TC長のバラツキに応じて、LEDアレイとSLAとの配置位置を設定する必要がある。さらに、LPHを画像形成装置に組み込む際には、このTC長のバラツキを補償したり、光軸の位置合わせを行うため、感光体ドラムに対するLPHの位置を調整する必要がある。特に、高画質化・高精細化を図るために、LEDアレイの集積密度を高く構成した場合には、LPHにおいては感光体ドラムに対するLEDアレイやSLAの配置位置を高精度に設定する必要がある。
しかしながら、上記の特許文献1に記載された技術のように、LEDと結像系レンズアレイとの対面距離、および結像レンズアレイと感光体ドラムとの対面距離をヘッドカバーや突当部材によって決定する方法では、突当部材等の部品精度、取付精度等の影響を受け、高精度な位置設定を行うことは困難であった。
そこで本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、LPHからの露光光を感光体ドラム表面に対して高精度に結像させることができる画像形成装置を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明の画像形成装置は、感光体と、感光体を露光する発光素子アレイと、発光素子アレイから出射された光を感光体上に結像させるレンズアレイとを備えており、発光素子アレイとレンズアレイとは、感光体から所定の距離に設けられた基準面から、基準面と感光体との距離と、レンズアレイのTC長とに基づいて算出された距離を隔てた位置に配置されることを特徴としている。以下、ここで用いる距離とは、レンズアレイの光軸方向における距離をいう。
ここで、基準面とレンズアレイの光軸方向の中心位置との距離D1と、基準面と発光素子アレイの光出射面との距離D2とは、基準面と感光体との距離をZO、レンズアレイのTC長をTCとして、
D1=ZO−TC/2
D2=TC−ZO
に設定することができる。
また、発光素子アレイは発光素子アレイ支持部材に支持され、レンズアレイはレンズアレイ支持部材に支持されるように構成することもできる。
また、本発明の画像形成装置は、感光体を露光する発光素子アレイと、発光素子アレイから出射された光を感光体上に結像させるレンズアレイとを感光体に対して配置するに際し、感光体から所定の距離に設けられた基準面を有する基準部材を設けておき、レンズアレイ支持部材では、この基準部材の基準面から、基準面と感光体との距離と、レンズアレイのTC長とに基づいて算出された距離を隔てた位置にレンズアレイを支持し、発光素子アレイ支持部材では、この基準部材の基準面から、基準面と感光体との間隙と、レンズアレイのTC長とに基づいて算出された距離を隔てた位置に発光素子アレイを支持することを特徴としている。
ここで、レンズアレイ支持部材と発光素子アレイ支持部材とは、傾斜角が同じく形成された斜面部が互いに対向するように配設され、この斜面部同士が当接するように構成することができる。また、基準部材とレンズアレイ支持部材とを一体的に構成することができる。さらに、基準部材と発光素子アレイ支持部材とを一体的に構成することもできる。
また、本発明をプリントヘッドと捉え、本発明のプリントヘッドは、感光体を露光する発光素子アレイと、発光素子アレイから出射された光を感光体上に結像させるレンズアレイと、感光体から所定の距離に設けられた基準面と、発光素子アレイとレンズアレイとを支持する支持部材とを備えており、発光素子アレイとレンズアレイとは、基準面と感光体との距離と、レンズアレイのTC長とに基づいて、支持部材における支持位置が決定されることを特徴としている。ここで、支持部材は、発光素子アレイを支持する発光素子アレイ支持部と、レンズアレイを支持するレンズアレイ支持部とを有する構成とすることができる。特に、支持部材は、発光素子アレイ支持部と、レンズアレイ支持部とが相対的に移動可能に構成することもできる。さらに加えて、レンズアレイ支持部と発光素子アレイ支持部とは、傾斜角が同じく形成された斜面部が互いに対向するように配設され、斜面部同士が当接するように構成することもできる。
また、基準面は、支持部材に配設された構成とすることもできる。
本発明の効果として、画像形成装置においてLPHからの露光光を感光体ドラム表面に対して高精度に結像させることが可能となった。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1に示すものは、本発明の実施の形態1における画像形成装置を説明する図である。図1で示すように、本実施の形態の画像形成装置は、矢印Aの方向に定速回転する感光体ドラム10の周囲に、感光体ドラム10上を一様に帯電する帯電ローラ11、画像情報に基づいて制御された光を露光するLEDプリントヘッド(LPH)12、感光体ドラム10上に形成された静電潜像を現像する現像器13、トナー像を記録紙20に転写する転写ローラ14、感光体ドラム10上から転写残トナーを除去するクリーナ15を備えている。
さらには、記録紙20に転写されたトナー像を加熱定着するための定着器16を備えている。
帯電ローラ11は、導電性ゴムまたは導電性スポンジと導電性ゴムとが積層されて構成されている。帯電ローラ11には電源(図示せず)が接続され、この電源から直流電圧または直流電圧に交流電圧が重畳された電圧が供給される。そして感光体ドラム10の表面を一定電圧で一様に帯電する。
LPH12は、LPH駆動部21に接続されている。そしてLPH12は、制御部30からの画像データに基づきLPH駆動部21によって制御された光を出射し、感光体ドラム10上に静電潜像を形成する。なお、LPH12の構成については、後段で詳細に説明する。
現像器13は、現像剤を貯蔵する現像ハウジング22、現像剤を担持搬送する現像ローラ23を備えている。現像ローラ23は現像ハウジング22内に貯蔵された現像剤を担持して、矢印B方向に回転しながら感光体ドラム10にトナーを供給し、静電潜像を可視像化したトナー像を形成する。
転写ローラ14は、導電性ゴムまたは導電性スポンジと導電性ゴムとを積層して構成され、電源(図示せず)に接続されて直流電圧が供給される。そして給紙ローラ31によって搬送されてきた記録紙20上にトナー像を転写する。
定着器16は、加熱ローラ16aと加圧ローラ16bとからなる一対のローラで構成される。トナー像が転写された記録紙20は定着器16に搬送され、定着器16を通過する際に加熱および加圧され、トナー像が記録紙20に定着される。
一方、クリーナ15は、クリーニングブレード24とクリーナハウジング25とで構成される。クリーニングブレード24は感光体ドラム10の回転方向Aとはカウンタ方向に当接され、転写の際に感光体ドラム10上に残った転写残トナーを掻き取り、クリーナハウジング25に貯蔵する。
次に、本実施の形態におけるLPH12について説明する。
図2はLPH12の構成を示す正面図であり、図3はLPH12のXX断面図である。図2および図3に示すように、LPH12は、画像情報に基づいて制御された光を出射する発光素子アレイの一例としての発光ダイオードアレイ(LEDアレイ)41、LEDアレイ41からの光を感光体ドラム表面10aに結像させるレンズアレイの一例としてのセルフォックレンズアレイ(SLA)42、SLA42を支持するレンズアレイ支持部材の一例としてのSLA支持部材43、LEDアレイ41を支持する発光素子アレイ支持部材の一例としてのLED支持部材44によって主要部が構成されている。
SLA支持部材43は、アルミニウム、SUS等のブロックで形成され、SLA42が支持されるSLA支持部43aと、感光体ドラム10側の面の両端部に設けられ、各部材の位置合わせの基準となる基準面43b、感光体ドラム10とは反対側の面の両端部に設けられ、LED支持部材44と接合する接合面43cを備えている。したがって、SLA支持部材43は基準部材としての機能をも併せ持つ。
両端部の基準面43bは同一平面上に形成されている。さらに、SLA支持部43aは、SLA42の光軸が基準面43bに対して垂直方向を向くように、SLA42を支持している。したがって、感光体ドラム表面10aと両端部の基準面43bとを等しい距離に設定することで、SLA42の光出射面42aと感光体ドラム表面10aとは平行に配置することができる。
また、両端部の接合面43cは、ともに基準面43bに対して所定の角度だけ傾けて形成されている。
LED支持部材44は、同様にアルミニウム、SUS等のブロックで形成され、LEDアレイ41が支持されるLED支持面44a、感光体ドラム10側の面の両端部に設けられ、SLA支持部材43と接合する接合面44bを備えている。両端部の接合面44bは、LED支持面44aに対してともに所定の角度だけ傾けて形成されており、その傾き角は、SLA支持部材43における基準面43bに対する接合面43cの傾き角と同じ角度に形成されている。
したがって、SLA支持部材43の接合面43cと、LED支持部材44の接合面44bとを当接させることによって、LEDアレイ41とSLA42とは平行に配置することができる。
また、図3に示したように、SLA支持部材43はLEDアレイ41とSLA42の光入射面42bとの間を遮蔽することがないように中空に構成されている。さらに、LEDアレイ41の発光点はSLA42の光軸に一致するように配置されている。
次に、LPH12においてSLA42とLEDアレイ41とが配置される位置関係について述べる。
まず、SLA42の入射側焦点位置と出射側焦点位置との距離(以下、「TC長(Total Conjugate Length)」という。)は、SLA42の光軸方向の寸法のバラツキやセルフォックレンズの屈折率等により製造ロット毎に異なる。そのため、製造ロット毎にSLA42のTC長を予め測定することで、各SLA42のTC長は把握しておくことができる。いま、SLA42のTC長の測定値がTC'であったとした場合を想定する。この場合には、SLA支持部材43の基準面43bと感光体ドラム表面10aとの距離をZOとして、SLA42の光軸方向における中心線Cと基準面43bとの距離D1がD1=ZO−TC'/2となるように、SLA42がSLA支持部材43に固設されている。なお、以下における距離とは、SLA42の光軸方向における距離をいう。
すなわち、SLA42の光軸方向の寸法をZA'、焦点距離をl'とすると、
TC'=ZA'+2l'
で表せる。したがって、感光体ドラム表面10aから距離ZOに位置するSLA支持部材43の基準面43bに対して、SLA42の光軸方向の中心線CがZO−TC'/2だけ離れるようにSLA42を配置することによって、SLA42の光出射面42aと感光体ドラム表面10aとの距離L1は、
L1=ZO−(ZO−TC'/2)−ZA'/2
=(TC'−ZA')/2
=l'
となるので、SLA42の出射側焦点位置と感光体ドラム表面10aとを一致させることができる。
一方、LEDアレイ41は、LEDアレイ41の光出射面41aとSLA支持部材43の基準面43bとの距離D2がD2=TC'−ZOとなるように、LED支持部材44がSLA支持部材43に固設されている。
すなわち、このように配置することによって、SLA42の光入射面42bとLEDアレイ41の光出射面41aとの距離L2は、
L2=(TC'−ZO)+(ZO−TC'/2)−ZA'/2
=(TC'−ZA')/2
=l'
となるので、SLA42の入射側焦点位置とLEDアレイ41の光出射面41aとを一致させることができる。
ところで、LEDアレイ41の光出射面41aとSLA支持部材43の基準面43bとの距離をTC'−ZOに設定するに際しては、LED支持部材44をLEDアレイ41の長手方向に移動させながら調整することができる。すなわち、LED支持部材44の接合面44bの傾き角とSLA支持部材43の接合面43cの傾き角とは同じ角度で形成されているため、LED支持部材44をLEDアレイ41の長手方向に移動させることによって、LEDアレイ41とSLA42との平行度を維持しながら、LEDアレイ41の光出射面41aとSLA支持部材43の基準面43bとの距離をTC'−ZOに調整することが可能である。
その際、LED支持部材44の接合面44bの傾き角とSLA支持部材43の接合面43cの傾き角をθとすると、LEDアレイ41の長手方向の移動量xと、LEDアレイ41の光出射面41aからSLA42光軸方向への移動量zとの間には、z=x・tanθの関係があるため、移動量xを調整することで、LEDアレイ41の光出射面41aとSLA支持部材43の基準面43bとの距離TC'−ZOを容易に設定することが可能である。
そして、かかる位置関係を有するSLA42とLEDアレイ41とが配置されたLPH12を画像形成装置に組み込む際には、SLA支持部材43の基準面43bと感光体ドラム表面10aとの距離がZOとなるように配設する。
これによって、SLA42の出射側焦点位置は感光体ドラム表面10aと精度良く一致させることができる。またその際には、SLA42の入射側焦点位置はLEDアレイ41の光出射面41aと一致するように構成されている。そのため、LEDアレイ41から出射された光は、感光体ドラム表面10aに結像させることができる。
このように、本実施の形態の画像形成装置では、LPH12に基準面(SLA支持部材43の基準面43b)を設定し、SLA42のTC長(TC')に対応させて、SLA42の光軸方向の中心線Cが基準面からZO−TC'/2だけ離れて位置するようにSLA42を配置し、さらに、LEDアレイ41の光出射面41aが基準面からTC'−ZOだけ離れて位置するようにLEDアレイ41を配置する。そして、基準面が感光体ドラム表面10aと距離ZOとなるようにLPH12を配設している。
そのため、SLA42およびLEDアレイ41は、予めSLA42のTC長のバラツキが補償された状態でLPH12に設置されているので、LPH12が基準面を基準として感光体ドラム10に対して所定の距離(ZO)を持って配設されるだけで、LEDアレイ41から出射された光を、感光体ドラム表面10aに高精度に結像させることが可能となる。
さらに、LPH12と感光体ドラム10との間では突当部材等を介在させずに設定することができるので、突当部材の寸法誤差、取付誤差等が排除され、より高精度に配置位置を設定することができる。
なお、本実施の形態では、SLA42とLEDアレイ41との位置合わせの基準となる基準面43bをSLA支持部材43に配設したが、この基準面43bはLED支持部材44に配設した構成としてもよい。また、基準面43bをSLA支持部材43やLED支持部材44と別体構成の部材に形成することもできる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、ブロック状のSLA支持部材43およびLED支持部材44を用い、基準面に対してSLA42のTC長に対応させてSLA42やLEDアレイ41を配設したLPH12を搭載した画像形成装置について説明した。実施の形態2では、SLA支持部材43およびLED支持部材44を板金で構成したLPH12を搭載した画像形成装置について説明する。尚、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態2の画像形成装置に用いられるLPH12について説明する。図4は本実施の形態におけるLPH12の構成を説明する図である。図4(a)はLPH12の正面図を示し、(b)はLPH12をY方向から見た側面図を示している。
図4に示したように、本実施の形態におけるLPH12では、SLA支持部材43およびLED支持部材44は、ともに例えばアルミニウムやSUS等の板金で形成されている。そして、SLA支持部材43は、LED支持部材44と接合する接合部71と、SLA42を支持するレンズ支持部72とが折り曲げ加工により一体に連設して構成されている。ここで、接合部71とレンズ支持部72とは互いに平行に形成されている。加えて、SLA支持部材43の両端部には、接合部71に直角に構成された基準面73aを有する基準部材の一例としての基準板73が配設されている。
一方、LED支持部材44には、LEDアレイ41を支持するLEDアレイ支持部74と、SLA支持部材43と接合する接合部75とが形成されている。そして、LEDアレイ支持部74と接合部75とが直角に形成された「コ」字形状に折り曲げ加工されている。このように折り曲げ加工することで、LPH12においてSLA42の光軸方向に対する耐振性を高めることができるために、振動によって画像の鮮明度が低下するのを抑制できると同時に、安価に製造することが可能となる。
次に、本実施の形態のLPH12においてSLA42とLEDアレイ41とが配置される位置関係について述べる。まず、実施の形態1と同様に、予めSLA42のTC長は測定されて把握されている。そして、SLA42のTC長の測定値がTC'であったとした場合を想定する。この場合には、SLA支持部材43の基準面73aと感光体ドラム表面10aとの距離をZOとして、SLA支持部材43の基準面73aとSLA42の光軸方向における中心線CとがZO−TC'/2の距離を持って位置するように、SLA42がSLA支持部材43に固設されている。
一方、LED支持部材44には、LEDアレイ支持部74にLEDアレイ41が支持されている。そして、LEDアレイ41の光出射面41aが、LEDアレイ41の光出射面41aとSLA支持部材43の基準面73aとの距離がTC'−ZOとなるように、LED支持部材44をSLA支持部材43に固定する。
さらに、かかる位置関係を有するSLA42とLEDアレイ41とが配置されたLPH12を画像形成装置に組み込む際には、感光体ドラム表面10aと基準面73aとの距離がZOとなるように配設している。
このように構成することによって、実施の形態1と同様に、SLA42の出射側焦点位置は感光体ドラム表面10aと一致させることができ、また、SLA42の入射側焦点位置はLEDアレイ41の光出射面41aと一致しているため、LEDアレイ41から出射された光は、感光体ドラム表面10aに結像させることができる。
このように、本実施の形態におけるLPH12では、LPH12に基準面(SLA支持部材43の基準面73a)を設定し、SLA42のTC長(TC')に対応させて、SLA42の光軸方向の中心線Cが基準面からZO−TC'/2だけ離れて位置するようにSLA42を配置し、さらに、LEDアレイ41の光出射面41aが基準面からTC'−ZOだけ離れて位置するようにLEDアレイ41を配置する。そして、基準面が感光体ドラム表面10aと距離ZOとなるようにLPH12を配設する。
そのため、SLA42およびLEDアレイ41は、予めSLA42のTC長のバラツキが補償された状態でLPH12に設置されているので、LPH12が基準面を基準として感光体ドラム10に対して所定の距離(ZO)を持って配設されるだけで、LEDアレイ41から出射された光を、感光体ドラム表面10aに高精度に結像させることが可能となる。
特に、本実施の形態では、SLA支持部材43およびLED支持部材44を板金で折り曲げ加工して形成しているため、LPH12においてSLA42の光軸方向に対する耐振動強度を高めることができるために、振動によって画像の鮮明度が低下するのを抑制できると同時に、安価に製造することが可能となる。
本発明の活用例として、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置において、例えば感光体ドラムを露光して静電潜像を形成するプリントヘッドに適用することができる。
本発明の画像形成装置を説明する図である。 LPHの構成を示す正面図である。 LPHのXX断面図である。 (a)はLPHの正面図を示し、(b)はLPHをY方向から見た側面図である。
符号の説明
10…感光体ドラム、11…帯電ローラ、12…LEDプリントヘッド(LPH)、13…現像器、14…転写ローラ、15…クリーナ、16…定着器、41…発光ダイオードアレイ(LEDアレイ)、41a…光出射面、42…セルフォックレンズアレイ(SLA)、43…SLA支持部材、43c,44b…接合面、44…LED支持部材、43b,73a…基準面、71,75…接合部、72…レンズ支持部、73…基準板、74…LEDアレイ支持部

Claims (12)

  1. 感光体と、
    前記感光体を露光する発光素子アレイと、
    前記発光素子アレイから出射された光を前記感光体上に結像させるレンズアレイとを備え、
    前記発光素子アレイと前記レンズアレイとは、前記感光体から所定の距離に設けられた基準面から、当該基準面と当該感光体との距離と、前記レンズアレイのTC長とに基づいて算出された距離を隔てた位置に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記基準面と前記レンズアレイの光軸方向の中心位置との距離D1と、当該基準面と前記発光素子アレイの光出射面との距離D2とは、当該基準面と前記感光体との距離をZO、前記レンズアレイのTC長をTCとして、
    D1=ZO−TC/2
    D2=TC−ZO
    に設定されたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記発光素子アレイは発光素子アレイ支持部材に支持され、前記レンズアレイはレンズアレイ支持部材に支持されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 感光体と、
    前記感光体を露光する発光素子アレイと、
    前記発光素子アレイから出射された光を前記感光体上に結像させるレンズアレイと、
    前記感光体から所定の距離に設けられた基準面を有する基準部材と、
    前記基準部材の基準面から、当該基準面と当該感光体との距離と、前記レンズアレイのTC長とに基づいて算出された距離を隔てた位置に前記レンズアレイを支持するレンズアレイ支持部材と、
    前記基準部材の基準面から、当該基準面と前記感光体との間隙と、前記レンズアレイのTC長とに基づいて算出された距離を隔てた位置に前記発光素子アレイを支持する発光素子アレイ支持部材と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記レンズアレイ支持部材と前記発光素子アレイ支持部材とは、傾斜角が同じく形成された斜面部が互いに対向するように配設され、当該斜面部同士が当接するように構成されたことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記基準部材と前記レンズアレイ支持部材とを一体的に構成したことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記基準部材と前記発光素子アレイ支持部材とを一体的に構成したことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  8. 感光体を露光する発光素子アレイと、
    前記発光素子アレイから出射された光を前記感光体上に結像させるレンズアレイと、
    前記感光体から所定の距離に設けられた基準面と、
    前記発光素子アレイと前記レンズアレイとを支持する支持部材とを備え、
    前記発光素子アレイと前記レンズアレイとは、前記基準面と前記感光体との距離と、前記レンズアレイのTC長とに基づいて、前記支持部材における支持位置が決定されることを特徴とするプリントヘッド。
  9. 前記支持部材は、前記発光素子アレイを支持する発光素子アレイ支持部と、前記レンズアレイを支持するレンズアレイ支持部とを有することを特徴とする請求項8記載のプリントヘッド。
  10. 前記支持部材は、前記発光素子アレイ支持部と、前記レンズアレイ支持部とが相対的に移動可能に構成されたことを特徴とする請求項9記載のプリントヘッド。
  11. 前記レンズアレイ支持部と前記発光素子アレイ支持部とは、傾斜角が同じく形成された斜面部が互いに対向するように配設され、当該斜面部同士が当接するように構成されたことを特徴とする請求項9記載のプリントヘッド。
  12. 前記基準面は、前記支持部材に配設されたことを特徴とする請求項8記載のプリントヘッド。
JP2003290476A 2003-08-08 2003-08-08 画像形成装置およびプリントヘッド Pending JP2005059298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003290476A JP2005059298A (ja) 2003-08-08 2003-08-08 画像形成装置およびプリントヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003290476A JP2005059298A (ja) 2003-08-08 2003-08-08 画像形成装置およびプリントヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005059298A true JP2005059298A (ja) 2005-03-10

Family

ID=34368497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003290476A Pending JP2005059298A (ja) 2003-08-08 2003-08-08 画像形成装置およびプリントヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005059298A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008023720A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Suzuka Fuji Xerox Co Ltd Ledプリントヘッドの製造方法
CN110785287A (zh) * 2017-06-16 2020-02-11 佳能株式会社 光学打印头、成像设备及光学打印头的制造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008023720A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Suzuka Fuji Xerox Co Ltd Ledプリントヘッドの製造方法
CN110785287A (zh) * 2017-06-16 2020-02-11 佳能株式会社 光学打印头、成像设备及光学打印头的制造方法
CN110785287B (zh) * 2017-06-16 2021-08-20 佳能株式会社 光学打印头、成像设备及光学打印头的制造方法
US11366405B2 (en) 2017-06-16 2022-06-21 Canon Kabushiki Kaisha Optical print head, image forming apparatus and manufacturing method of the optical print head

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20150049264A (ko) 이미징 유닛의 위치 조정 장치, 이미징 유닛 및 이를 포함한 화상 독취 장치
JP2007069528A (ja) 画像形成装置
JP2007086482A (ja) 画像形成装置および感光体ユニット
JP2006017881A (ja) 光書込装置及び画像形成装置
JP2002169353A (ja) 画像形成装置
JP5149860B2 (ja) 光源ユニット、光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP2001242671A (ja) 画像形成装置
JP6816455B2 (ja) 画像形成装置
JP2005059300A (ja) 画像形成装置およびプリントヘッド
JP2005059298A (ja) 画像形成装置およびプリントヘッド
JP4483345B2 (ja) 画像形成装置
KR101076742B1 (ko) 노광 장치, 화상 형성 장치, 노광 장치의 제조 방법 및화상 형성 방법
JP5954580B2 (ja) 画像形成装置
JP3182619B2 (ja) カラー画像形成装置
JP4932014B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2004101994A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP4661846B2 (ja) 光源装置ならびに光源装置を利用した露光装置および画像形成装置
US6379482B1 (en) Manufacturing device and method of the exposure device
US5678151A (en) Toner adhesion preventing mechanism for image forming apparatus
JP2005131835A (ja) 光プリントヘッド、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2821771B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2002091268A (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2008164669A (ja) 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
JPH10119345A (ja) 画像形成装置
JP2006072334A (ja) 湿式画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090423

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090721