JP2009111877A - 映像機器、映像機器の出力切換方法及びケーブル判別方法 - Google Patents

映像機器、映像機器の出力切換方法及びケーブル判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】SD映像信号とHDコンポーネント映像信号を出力するに当たって、ジャックを1つにして、装置全体の小型化を図りつつ部品点数の削減を図る。
【解決手段】ジャック11に接続されたケーブルの種類を判別して、SD映像信号とHD映像信号とを選択的に出力する出力切換方法において、ジャック11に接続されたケーブルの種類を判別し、マイコン107がジャック11に接続されたHD映像信号用のケーブル接続装置30であると判別したとき、HDディジタル信号処理回路101とSDディジタル信号処理回路102とのうち、HDディジタル信号処理回路101を選択し、ジャック11よりHD映像信号を出力できるように切り換える。
【選択図】図14

Description

本発明は、出力手段に接続されたケーブルの種類を判別することができるビデオカメラ装置といった映像機器、映像機器の出力切換方法及びケーブル判別方法に関する。
映像機器であるビデオカメラ装置には、高画質で撮影を行うことができるHDビデオカメラ装置と標準的画質で撮影を行うことができるSDビデオカメラ装置とがある。
HDビデオカメラ装置では、テレビジョン受像機等のモニタに撮影した映像を出力できるように、出力部が設けられている。具体的に、HDビデオカメラ装置では、輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とコンポジット信号(VIDEO)からなる標準的画質の映像信号(SD映像信号)とRチャンネルとLチャンネルのオーディオ信号を出力することができるA/V出力端子と、輝度信号(Y)と第1の色信号(Cb/Pb)と第2の色信号(Cr/Pr)とからなる高画質のコンポーネント映像信号(HD映像信号)を出力するコンポーネント出力端子とが設けられている。
このHDビデオカメラ装置とモニタとを接続する場合、第1の方法として、ケーブルをA/V出力端子に接続する方法がある。この場合、1本のケーブルで、モニタ装置に対して、SD映像信号を出力し、モニタ装置にSD画質の映像を表示し、音声を出力することができる。また、第2の方法として、ケーブルをコンポーネント出力端子に接続する方法がある。この場合、映像用のケーブルをコンポーネント出力端子に接続し、オーディオ用のケーブルをA/V出力端子に接続し、2本のケーブルでHD映像信号をモニタに表示し、音声を出力することができる。
ところで、ビデオカメラ装置では、更なる部品点数の削減と更なる小型化が求められている。そこで、ビデオカメラ装置の出力手段を構成するジャックを1つにして、A/V出力&コンポーネント出力端子とすることができる。しかしながら、A/V出力&コンポーネント出力端子において、A/V出力端子にある端子とコンポーネント出力端子の端子とを、コンポジット映像信号用の端子に足し合わせて設けると、端子数が多くなり、A/V出力&コンポーネント出力端子のジャックが大きくなってしまう。
また、SDビデオカメラ装置では、HDビデオカメラ装置と異なり、輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とコンポジット信号(VIDEO)からなるSD映像信号とRチャンネルとLチャンネルのオーディオ信号を出力することができるA/V出力端子のみが設けられている。したがって、HDビデオカメラ装置にA/V出力&コンポーネント出力端子を設けた場合には、1つのジャックのみが設けられた外観となって、SDビデオカメラ装置のA/V出力端子と同じになってしまう。
ところで、コンポーネント出力端子に接続されるケーブルは、HD映像信号がSD映像信号より帯域幅が広いことに鑑み、広帯域のケーブルが用いられ、A/V出力端子とは異なるケーブルが用いられている。また、HD映像信号用のケーブルは、HD用モニタ装置に接続され、SD用映像信号用のケーブルは、SD用モニタ装置に接続される。しかしながら、HDビデオカメラ装置の出力部をA/V出力&コンポーネント出力端子とした場合には、HDビデオカメラ装置がSD映像信号を出力しているときに、ケーブルがHD用モニタ装置のコンポーネント入力端子に接続されてしまうおそれがある。この場合、HD用モニタ装置には、HDビデオカメラ装置から出力されたSD映像信号がモニタに正しく表示されなくなってしまう。また、SDビデオカメラ装置の出力部がHD用モニタ装置のコンポーネント入力端子に接続された場合にも、SDビデオカメラ装置から出力されたSD映像信号がモニタに正しく表示されなくなってしまう。
したがって、HDビデオカメラ装置では、A/V出力端子にある端子とコンポーネント出力端子の共通化、すなわちジャックを共用とし1つとした場合、出力端子に接続されたケーブルの種類を判別し、出力する映像信号を切り換えることが望ましい。また、SDビデオカメラ装置でも、A/V出力端子がモニタのコンポーネント入力端子に誤って接続されたときには、警告表示を行った方が望ましい。
特開2004−56719号公報
そこで、本発明は、標準的画質の映像信号と高画質のコンポーネント映像信号を出力するに当たって、ジャック等の出力手段を1つにして、装置全体の小型化を図りつつ部品点数の削減を図ることができる映像機器及び映像機器の出力切換方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、機器本体に設けられる出力手段を1つにした際にも出力手段を小型にすることができる映像機器及び映像機器の出力切換方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、ケーブルの種類を判別して、正しい映像信号を出力できるようにする映像機器及びケーブル判別方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、ケーブルの種類を判別して、誤ったときにはユーザに対して、誤ったことを告知することができる映像機器及びケーブル判別方法を提供することを目的とする。
本発明に係る映像機器は、上述のような課題を解決すべく、輝度信号と色信号とコンポジット信号からなる標準的画質の映像信号を生成する標準画質映像信号処理手段と、高画質のコンポーネント映像信号を生成する高画質映像信号処理手段と、上記標準的画質の映像信号と上記高画質のコンポーネント映像信号とを接続されたケーブルに出力する出力手段と、上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別する判別手段と、上記判別手段の判別結果に基づいて上記標準画質映像信号処理手段と上記高画質映像信号処理手段とを切り換える第1の切換手段と、上記出力手段より上記標準的画質の映像信号と上記高画質のコンポーネント映像信号とが選択的に出力できるようにする第2の切換手段とを備える。上記判別手段が上記出力手段に接続されたケーブルが高画質用のケーブルであると判別したとき、上記第1の切換手段は、上記高画質映像信号処理手段を選択し、上記第2の切換手段は、上記出力手段が上記高画質のコンポーネント映像信号を出力できるようにする。
また、本発明に係る出力切換方法は、出力手段に接続されたケーブルの種類を判別して、標準画質映像信号処理手段で生成される輝度信号と色信号とコンポジット信号からなる標準的画質の映像信号と、高画質映像信号処理手段で生成される高画質のコンポーネント映像信号とを出力手段に選択的に出力する出力切換方法であって、上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別手段で判別するステップと、上記判別手段が上記出力手段に接続されたケーブルが高画質用のケーブルであると判別したとき、上記標準画質映像信号処理手段と上記高画質映像信号処理手段とのうち、上記高画質映像信号処理手段を選択するステップと、上記出力手段より上記高画質の映像信号を出力できるように切り換えるステップとを有する。
更に、本発明に係る映像機器は、輝度信号と色信号とコンポジット信号からなる標準的画質の映像信号を生成する標準画質映像信号処理手段と、上記標準的画質の映像信号を接続されたケーブルに出力する出力手段と、上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別する判別手段と、誤ったケーブルが上記出力手段に接続されたとき、警告データを出力する警告手段とを備える。上記判別手段が上記出力手段に接続されたケーブルが誤っていると判別したとき、上記警告手段は、警告データを出力する。
更にまた、本発明に係る判別方法は、標準画質映像信号処理手段で生成される輝度信号と色信号とコンポジット信号からなる標準的画質の映像信号を出力手段より出力すると共に、この出力手段に接続されたケーブルの種類を判別する判別方法であって、上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別するステップと、上記出力手段に接続されたケーブルが誤っていると判別したとき、警告データを出力するステップとを有する。
本発明によれば、出力手段に接続されたケーブルの種類を判別手段で判別し、判別手段が出力手段に接続されたケーブルが高画質用のケーブルであると判別したとき、標準画質映像信号処理手段と高画質映像信号処理手段とのうち、高画質映像信号処理手段を選択し、出力手段より高画質の映像信号を出力できるように切り換えるようにしたので、標準的画質の映像信号と高画質のコンポーネント映像信号を出力するに当たって、ジャック等の出力手段を1つにして、装置全体の小型化を図りつつ部品点数の削減を図ることができる。また、既存の映像機器と出力手段のインターフェースを同じにできるので、出力手段の大型化を防止することができる。また、ケーブルの種類に応じて正しく映像信号を出力することができる。
また、本発明によれば、出力手段に接続されたケーブルの種類を判別し、出力手段に接続されたケーブルが誤っていると判別したとき、警告データを出力するようにしたので、ユーザに対してケーブルの種類を誤ったことを知らせることができる。
以下、本発明を、ビデオカメラ装置とモニタとをケーブルで接続する場合を例に取り、図面を参照して説明する。
図1では、高画質に映像を撮影することができるHDビデオカメラ装置10が、高画質の映像信号(HD映像信号)を表示することができるHD用モニタ装置20に、HD映像信号を伝送するために用いられるケーブル接続装置30によって接続される状態を示している。また、標準的画質に映像を撮影することができるSDビデオカメラ装置40が、標準的画質の映像信号(SD映像信号)を表示することができるSD用モニタ装置50に、SD映像信号を伝送するために用いられるケーブル接続装置60によって接続される状態を示している。高画質に映像を撮影することができるHDビデオカメラ装置10は、SD映像信号も出力可能であり、この場合、ケーブル接続装置60を用いてSD用モニタ装置50にも接続することができる。
以上のように、HDビデオカメラ装置10は、HD映像信号とSD映像信号とを出力することができ、このため、HD映像信号用のケーブル接続装置30とSD映像信号用のケーブル接続装置60が、出力する映像信号の種類に応じて選択的に接続されることになる。
また、HDビデオカメラ装置10では、小型化等を図るために、HD映像信号用のケーブル接続装置30とSD映像信号用のケーブル接続装置60とが接続されるジャック11が同じものとなっており、1つとなっている。したがって、HD映像信号用のケーブル接続装置30とSD映像信号用のケーブル接続装置60とは、そのプラグも同じものとなっている。HD映像信号用のケーブル接続装置30とSD映像信号用のケーブル接続装置60のプラグの形状が同じになったことに伴って、HDビデオカメラ装置10からHD映像信号を出力するときに、SD映像信号用のケーブル接続装置60が誤って接続されたり、SD映像信号を出力するときに、HD映像信号用のケーブル接続装置30が誤って接続されたりするおそれがある。そこで、HDビデオカメラ装置10では、接続されたケーブル接続装置の種類を判別する処理が行われ、接続されたケーブル接続装置の種類に合致したHD映像信号又はSD映像信号を出力するようになっている。
SDビデオカメラ装置40に対しても、HD映像信号用のケーブル接続装置30とSD映像信号用のケーブル接続装置60のプラグの形状が同じになったことに伴って、HD映像信号用のケーブル接続装置30が誤って接続されるおそれがある。そこで、SDビデオカメラ装置40では、接続されたケーブル接続装置の種類を判別する処理を行って、誤ってHD映像信号用のケーブル接続装置30が接続されたとき、SDビデオカメラ装置40のビューファインダやモニタにケーブルが間違っている旨の警告を行うことができるようになっている。また、この接続されたケーブル接続装置の種類を判別する処理が行われない従来のSDビデオカメラ装置に対して、HD映像信号用のケーブル接続装置30が接続されたときであっても、HD用モニタ装置20やSDビデオカメラ装置40のビューファインダやモニタに警告を連想させるような例えば赤色のような画面を表示するようになっている。
なお、HDビデオカメラ装置10やSDビデオカメラ装置40で行われる接続されたケーブルの種類判別は、プラグ内に内蔵されたIDによって行われる。詳細は後述するが、ここでは、HD映像信号用のケーブル接続装置30のプラグは、SD映像信号用のケーブル接続装置60や更に他の種類のケーブルの種類と区別するための抵抗素子が内蔵されており、HDビデオカメラ装置10やSDビデオカメラ装置40では、この抵抗値を検出して、ケーブルの種類を判別するようになっている。
(1)HD映像信号用のケーブル接続装置30の説明
図1乃至図3に示すように、HDビデオカメラ装置10とHD用モニタ装置20との接続に用いられるケーブル接続装置30は、HD映像信号を伝送するために用いられるケーブルであって、3本の第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cを一列に一体成形した3芯平行の第1のケーブル複合体301と、2本の第4及び第5のケーブル302a,302bを一列に一体成形した2芯平行の第2のケーブル複合体302とを備え、第1のケーブル複合体301では、HD映像信号を伝送するようになっており、第2のケーブル複合体302は、オーディオ信号を伝送するようになっている。
第1のケーブル複合体301は、HD映像信号を伝送するものであり、HD映像信号がSD映像信号より帯域幅が広いことに鑑み、SD映像信号を伝送するためのケーブル接続装置60のケーブルより広帯域のケーブルが用いられている。具体的に、HD映像信号は、輝度信号(Y)と第1の色信号(Pb)と第2の色信号(Pr)とから構成されたコンポーネント映像信号となっている。そこで、第1のケーブル複合体301を構成する第1のケーブル301aでは、例えば輝度信号(Y)を伝送するようにし、第2のケーブル301bでは、例えば第1の色信号(Pb)を伝送するようにし、第3のケーブル301cでは、例えば第2の色信号(Pr)を伝送するようにしている。
また、第2のケーブル複合体302の第4のケーブル302aでは、Lチャンネルのオーディオ信号を伝送するようにし、第5のケーブル302bでは、Rチャンネルのオーディオ信号を伝送するようにしている。
以上のような第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とは、HDビデオカメラ装置10のジャック11と接続する側に、マルチプラグ304が設けられ、このマルチプラグ304により一体化され、HD用モニタ装置20と接続する側に、例えばRCAプラグ303が設けられている。すなわち、RCAの場合、図1に示すように、第1のケーブル複合体301の第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cのそれぞれを分離し、第1のケーブル301aにYプラグ303aを設け、第2のケーブル301bにPbプラグ303bを設け、第3のケーブル301cにPrプラグ303cを設けるようにしている。また、第2のケーブル複合体302の第4及び第5のケーブル302a,302bを分離し、第4のケーブル302aにLchオーディオプラグ303dを設け、第4のケーブル302bにRchオーディオプラグ303eを設けるようにしている。
HDビデオカメラ装置10のジャック11と接続する側で第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とを一体化するマルチプラグ304は、図2(B)に示すように、3芯平行の第1のケーブル複合体301と2芯平行の第2のケーブル複合体302とは、第1のケーブル複合体301の第2のケーブル複合体302側となる第1のケーブル複合体301の第1のケーブル301aと第2のケーブル301bとの間の谷部305a及び第2のケーブル301bと第3のケーブル301cとの間の谷部305bに、第2のケーブル複合体302の第4及び第5のケーブル302a,302bが位置するように配置されて、マルチプラグ304によって一体化される。図2(B)に示すように、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とが俵積みされることによって、ケーブル接続装置30は、ケーブルが5本一列に並べられるときよりも、マルチプラグ304の幅を狭くすることができ、例えば外形が縦10mm横10mm程度の大きさの中に納めることができ、小型化を図ることができる。
また、マルチプラグ304の第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とが導出される背面は、図2(B)に示すように、周囲に、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302の周囲を支持する支持部307が設けられている。
また、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とは、上述のように重ねられたとき、外側に、複数の外側谷部308が形成される。そこで、マルチプラグ304の背面の周囲に形成された支持部307には、連続して、略山形の外側谷部308を閉塞する閉塞部309が形成されている。閉塞部309は、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302を支持すると共に、マルチプラグ304の内部に塵埃等の異物が浸入しないようにする。第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とは、マルチプラグ304から導出された部分では分離されており、それぞれが互いに可撓変位するようになっている。閉塞部309は、第1のケーブル複合体301や第2のケーブル複合体302が過度に曲がりすぎることを防止するようにもしている。
このような、マルチプラグ304は、図2乃至図4に示すように、ケース306の内部に、第1乃至第5のケーブル301a,301b,301c,302a,303bが接続される端子部材311やこの端子部材311を覆うように設けられるシェル312が設けられている。
ケース306は、マルチプラグ304の外筐を構成するものであって、PVC(polyvinyl chloride)樹脂等でモールド成形されてなる。このケース306は、本体部306aと、この本体部306aの背面側に、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とが導出される導出部306bとが設けられている。本体部306aは、内部に、図4に示すように、第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cと第4及び第5のケーブル302a,302bの各ケーブルが接続される端子部材311やこの端子部材311上に設けられるシェル312等が内蔵されている。また、導出部306bは、複数のスリット306cが複数設けられており、本体部306aより可撓性を有するように形成されており、本体部306aから導出される第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cと第4及び第5のケーブル302a,302bを摩耗等しないように保護している。
端子部材311は、図4乃至図7に示すように、一端側に、HDビデオカメラ装置10のジャック11に挿入される端子部313が設けられ、他端側に、第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cと第4及び第5のケーブル302a,302bとを接続するための接続部314が設けられている。
端子部313は、プラグ部分が略D字状に形成されており、周囲が、導電性を有するシェル312で被覆されている。この端子部313は、ケース306の前面よりシェル312に覆われた状態で突出する部分であり、HDビデオカメラ装置10のジャック11に挿入される部分となる。
ここで、端子部313のピン配置を図5(A)及び図5(B)を用いて説明する。この例で、この端子部313は、図5(A)に示すように、ピンが5本ずつ2列に合計で10本設けられている。
(一列目)
1番ピン・・・Lチャンネルのオーディオ信号端子
2番ピン・・・ここではブランクであるが、民生用VCRのコントロール用として用いられるインターフェースであるLANC(Local ApplicatioN Control bus system)の信号端子
3番ピン・・・映像信号用のGND端子
4番ピン・・・ここではブランクであるが、LANCの直流電源供給端子
5番ピン・・・第1の色信号(Pb)端子
(二列目)
6番ピン・・・Rチャンネルのオーディオ信号端子
7番ピン・・・プラグID端子、ここでは、HD映像信号用のケーブル接続装置30であることを示す抵抗素子(例えば33KΩ)が接続され、この抵抗素子は、他端がGNDに接続されている。
8番ピン・・・オーディオ信号用のGND端子
9番ピン・・・第2の色信号(Pr)端子
10番ピン・・・輝度信号(Y)端子
以上のように、端子部313は、オーディオ信号用の端子(1番ピンと6番ピン)を長手方向の一端側に設け、映像信号用の端子(10番ピン、9番ピン、5番ピン)を長手方向の他端側に設け、出力端子列の相対する側に設け、距離を離すことによって、伝送するオーディオ信号と映像信号とが互いに干渉しないようにしている。
以上のような端子部313の反対側に設けられる接続部314は、図4、図6乃至図8に示すように、基端側に第1の段差部315が設けられ、次いで、第1の段差部315より先端側に第1の段差部315より肉薄の第2の段差部316が設けられ、それぞれの段差部315,316の相対する面には、第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cと第4及び第5のケーブル302a,302bの各ケーブルが半田付け等によって接続される接続端子317が設けられている。
具体的に、第1の段差部315の一方の面には、1番ピン、3番ピン、5番ピンに対応した接続端子317,317,317が設けられ、第2の段差部316の一方の面には、接続端子317,317が設けられている。また、第1の段差部315の他方の面には、6番ピン、8番ピン、10番ピンに対応した接続端子317,317,31710が設けられ、第2の段差部316の他方の面には、接続端子317,317が設けられている。そして、各接続端子3171〜10には、次のように、第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cと第4及び第5のケーブル302a,302bの各ケーブルが接続される。
接続端子317(1番ピンに対応)・・・第2のケーブル複合体302の第4のケーブル302a(Lチャンネルのオーディオ信号)が接続される。
接続端子317(2番ピンに対応)・・・ここではブランクであるが、LANCの信号ケーブルが接続されることがある。
接続端子317(3番ピンに対応)・・・第1のケーブル複合体301の第3のケーブル301cのGND線が接続される。
接続端子317(4番ピンに対応)・・・ここではブランクであるが、LANCの直流電源供給ケーブルが接続されることがある。
接続端子317(5番ピンに対応)・・・第1のケーブル複合体301の第2のケーブル301b(第1の色信号(Pb))が接続される。
接続端子317(6番ピンに対応)・・・第2のケーブル複合体302の第5のケーブル302b(Rチャンネルのオーディオ信号)が接続される。
接続端子317(7番ピンに対応)・・・プラグIDとなる抵抗素子(例えば33KΩ)318の一端が接続される。
接続端子317(8番ピンに対応)・・・第2のケーブル複合体302の第5のケーブル302bのGND線が接続される。また、抵抗素子318の他端が接続される。
接続端子317(9番ピンに対応)・・・第1のケーブル複合体301の第3のケーブル301c(第2の色信号(Pr))が接続される。
接続端子31710(10番ピンに対応)・・・第1のケーブル複合体301の第1のケーブル301a(輝度信号(Y))が接続される。
なお、各ケーブルのGND線は、図4及び図8に示すように、端子部材311の端子部313を覆うように設けられるシェル312に半田付け等によって接続される。
シェル312は、表面にニッケルメッキ等が施され導電性を有している。このシェル312は、端子部材311の端子部313が内部に挿入される筒部319と、この筒部319の両側に形成されたアーム部320,320とを有しており、アーム部320,320には、各ケーブルのGND線が接続されるようになっている。
以上のように、マルチプラグ304は、端子部材311の接続部317に設けられた接続端子3171〜10に、第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cと第4及び第5のケーブル302a,302bの各ケーブルが半田付け等によって接続され、GND線がシェル312に半田付け等によって接続されると、図8に示したような状態となり、この後、図9に示したように、端子部材311やシェル312と第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cや第4及び第5のケーブル302a,302bとの接続部分、すなわち端子部材311の接続部314を保護するため、インナーモールド321が設けられる。また、このインナーモールド321が設けられる部分は、上述したマルチプラグ304の外筐となるケース306の本体部306aに略対応する部分でもある。このインナーモールド321は、PE(Polyethylene)樹脂等でモールド成形される。この後、インナーモールド321上には、ケース306がモールド成形される。
ここで、図10は、ケース306をモールド成形する際の一方の第1の金型330を示す。この第1の金型330は、2芯平行の第2のケーブル複合体302側を成形する金型であって、ケース306の本体部306aを成形する本体成形部331と、ケース306の導出部306bを成形する導出部成形部332と、シェル312に覆われた端子部材311の端子部313が配置される本体成形部331に連続して形成された端子配置部333と、重ねられた状態にある第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とが配置される導出部成形部332に連続して形成されたケーブル配置部334とを有している。
なお、図11は、第1の金型330と第1の金型330に突き合わされる第2の金型340とが型締めされた状態のケーブル配置部334の断面図である。
ケーブル配置部334は、第2のケーブル複合体302を保持する略半円状の連続したケーブル保持部335a,335aを有すると共に、ケーブル保持部335a,335bの両側に、第1のケーブル複合体301の両側を支持するケーブル支持部336a,336bが互いに平行に突出して形成されている。
ところで、ケース306をモールド成形する際には、樹脂が第1の金型330と第2の金型340が型締めされることによって構成されるキャビティ339内に射出充填される。この際、キャビティ339内に射出充填された樹脂がケーブル配置部334に配置されている第1のケーブル複合体301や第2のケーブル複合体302の外側谷部308に沿って染み出すおそれがある。また、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302との間に設けられる谷部305a,305bに染み出すおそれがある。
そこで、図10及び図11に示すように、ケーブル配置部334のケーブル保持部335a,335bのケーブル支持部336a,336b側の端部337では、ケーブル保持部335a,335aに保持された第2のケーブル複合体302の第4及び第5のケーブル302a,302bを互いに近接する方向に圧縮するように、やや内側に張り出すように形成されている。また、第1のケーブル複合体301の両側を支持するケーブル支持部336a,336bにあっても、第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cを互いに近接する方向に圧縮するように、やや内側に張り出すように形成されている。すなわち、第1の金型330では、ケーブル保持部335a,335aとケーブル支持部336a,336bとによって、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とを幅方向にやや圧縮した状態で保持するようにしている。更に、ケーブル支持部336a,336bの先端部338、すなわち第2の金型340と突き合わされる部分は、外側に向かって略円弧状に形成されている。
第1の金型330と対をなす第2の金型340は、図11に示すように、第1のケーブル複合体301の第1乃至第3のケーブル301a,301b,301cを保持する略半円状の連続したケーブル保持部341a,341b,341cが形成されており、両側のケーブル保持部341a,341cの隣には、第1の金型330のケーブル支持部336a,336bの円弧状に形成された先端部338を受ける受け部342が形成されている。
したがって、型締めは、図11に示すように、第1の金型330のケーブル支持部336a,336bの先端部338が第2の金型340の受け部342に係合するように行われる。すると、ケーブル保持部335a,335aとケーブル支持部336a,336bとによって、幅方向にやや圧縮した状態で保持されている第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302は、図11中矢印で示すように、更に、第2の金型340によって、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とが互いに近接する方向に圧縮されることになる。これによって、第1の金型330と第2の金型340とが型締めされた状態において、外側谷部308、特に、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302との間に設けられる外側谷部308a,308aの部分は、減少する。したがって、キャビティ339内に射出充填された樹脂がケーブル配置部334に配置されている第1のケーブル複合体301や第2のケーブル複合体302の外側谷部308に沿って染み出すことを防止することができる。また、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302との間に形成される谷部305a,305b内にも、第1のケーブル複合体301や第2のケーブル複合体302とが圧縮されることで、キャビティ339内に射出充填された樹脂が染み出すことを防止することができる。
なお、以上のような第1の金型330及び第2の金型340からなる金型装置において、キャビティ339内に樹脂を射出充填するゲートは、ケーブル配置部334から離れた例えば本体成形部331の部分に設けられ、ケーブル配置部334側の圧力が低くなるようにして、樹脂の染み出しを防止するようにもしている。
第1の金型330と第2の金型340とが型開きされ、成型品であるマルチプラグ304がエジェクトされると、第1及び第2の金型330,340によって圧縮されていた第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とは元の状態に戻る。これによって、図2(B)で示したように、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302の外周部は、閉塞部309と略密着することになり、この閉塞部309によって強度が補強され、また、マルチプラグ304内に塵埃等が浸入することを防止することができる。
以上のように構成されたHD映像信号用のケーブル接続装置30では、図2乃至図4に示すように、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とを、第1のケーブル複合体301の谷部305a,305bに第2のケーブル複合体302の第4及び第5のケーブル302a,302bが位置するようにして、マルチプラグ304で一体化するようにしたので、ケーブルが5本一列に並べられた5芯平行ケーブルのときよりも、マルチプラグ304の幅を狭くすることができ、例えば外形が縦10mm横10mm程度の大きさの中に納めることができ、小型化を図ることができる。また、HD映像信号用のケーブル接続装置30では、映像用の第1のケーブル複合体301とオーディオ用の第2のケーブル複合体302とを、マルチプラグ304以外の部分では分離する構成としたので、映像信号とオーディオ信号とのクロストークを小さくすることができ、例えば以上のような構成では、クロストーク80db以上の性能のケーブルを実現することができた。また、例えば、特性インピーダンス75Ω、30MHzで減衰量0.1db以下を実現することができた。
また、図11に示すように、ケーブル接続装置30では、3芯平行の第1のケーブル複合体301と2芯平行の第2のケーブル複合体302と重ね合わせる配置としたことで、マルチプラグ304の外筐となるケース306をモールド成形する際にも、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302とが互いに近接する方向に圧縮された状態で樹脂を射出充填することができ、これにより、樹脂の染み出しを防止することができ、見栄えを良くすることができ、また、バリ等の除去作業を省略することもでき、生産効率の向上を図ることもできる。
また、図2(B)で示したように、第1のケーブル複合体301と第2のケーブル複合体302の外周部は、閉塞部309と略密着することになり、この閉塞部309によって強度が補強され、また、マルチプラグ304内に塵埃等が浸入することを防止することができる。
なお、以上の例では、3芯平行の第1のケーブル複合体301と2芯平行の第2のケーブル複合体302とを積み上げてマルチプラグ304で一体化したHD映像信号用のケーブル接続装置30を説明したが、ケーブルとしては、ケーブルが奇数本の平行ケーブルとケーブルが偶数本のケーブルとを積み上げるケーブルであれば、ケーブル接続装置30と同様な効果を得ることができる。例えば、SD映像信号を伝送するために用いられるケーブル接続装置60は、後述のように2本のオーディオ信号を伝送するケーブルと1本の映像信号を伝送するケーブルで構成される3芯平行ケーブルであるが、例えば、オーディオ信号を伝送するための2芯平行ケーブルと映像信号を伝送する1本のケーブルを、2芯平行ケーブルの谷部に配置するようにしても良い。
また、以上のようなHD映像信号用のケーブル接続装置30は、プラグIDとして、抵抗素子を用いたが、この他に、RFIDタグ等の他の識別手段を設けるようにしても良い。
また、HD映像信号用のケーブル接続装置30は、HDビデオカメラ装置10とHD用モニタ装置20との接続に用いる場合に限定されるものではなく、VTRとHD用モニタ装置20等の接続に用いても良い。また、HD映像信号用のケーブル接続装置30では、輝度信号(Y)と第1の色信号(Cb)と第2の色信号(Cr)とから構成されたコンポーネント映像信号を伝送するようにしても良い。
また、HD映像信号用のケーブル接続装置30は、マルチプラグ304やYプラグ303a、Pbプラグ303b、Prプラグ303c、Lchオーディオプラグ303d、Rchオーディオプラグ303eの近傍に、ケーブルからの放射ノイズ対策や静電気対策として、ケーブルを中心に通す略円柱状のフェライトコア部材を設けるようにしても良い。
(2)SD映像信号用のケーブル接続装置60の説明
図1に示すように、HDビデオカメラ装置10又はSDビデオカメラ装置40とSD用モニタ装置50とを接続するケーブル接続装置60は、例えば、3芯平行ケーブルで構成されており、SD映像信号用の第1のケーブル601と、オーディオ信号用の第2及び第3のケーブル602,603を一列に一体化して形成されている。そして、ケーブル接続装置60は、HDビデオカメラ装置10又はSDビデオカメラ装置40と接続される側には、HD映像信号用のケーブル接続装置30で用いられているマルチプラグ304と同じ構成のマルチプラグ600が設けられている。また、SD映像信号用のケーブル接続装置60のSD用モニタ装置50と接続される側は、第1のケーブル601に、SD映像信号用のプラグ604が設けられ、第2のケーブル602に、Lchオーディオプラグ605が設けられ、第3のケーブル603に、Rchオーディオプラグ606が設けられている。SD映像信号用のプラグ604は、例えば、コンポジット信号(VIDEO)を出力するRCAプラグであり又はS端子となっている。また、映像用に3本のケーブルを用いるときには、コンポジット信号(VIDEO)のプラグの他に、輝度信号(S−Y)用のプラグと色信号(S−C)用のプラグと設けるようにしても良い。また、第1乃至第3のケーブル601,602,603は、通常、標準的なケーブルが用いられているが、HD映像信号用のケーブル接続装置30のときのように広帯域のケーブルを用いても良い。
HDビデオカメラ装置10又はSDビデオカメラ装置40と接続されるマルチプラグ600は、HDビデオカメラ装置10又はSDビデオカメラ装置40に設けられたジャック11,41に接続される。
ここで、図12(A)及び(B)を用いて、マルチプラグ600のピン配置を説明する。
1番ピン・・・Lチャンネルのオーディオ信号端子
2番ピン・・・ここではブランクであるが、LANCの信号端子
3番ピン・・・映像信号用のGND端子
4番ピン・・・ここではブランクであるが、LANCの直流電源供給端子
5番ピン・・・色信号(S−C)端子
(二列目)
6番ピン・・・Rチャンネルのオーディオ信号端子
7番ピン・・・ショート。抵抗素子318は接続されていない。
8番ピン・・・オーディオ信号用のGND端子
9番ピン・・・コンポジット信号(VIDEO)端子
10番ピン・・・輝度信号(S−Y)端子
以上のように構成されたSD映像信号用のケーブル接続装置60は、マルチプラグ600をHDビデオカメラ装置10のジャック41又はSDビデオカメラ装置40のジャック41に接続することができる。そして、SD映像信号用のケーブル接続装置60は、SD用モニタ装置50にSD映像信号を表示することができる。
なお、SD映像信号用のケーブル接続装置60は、SDビデオカメラ装置40とSD用モニタ装置50との接続に用いる場合に限定されるものではなく、VTRとSD用モニタ装置50等の接続に用いても良い。また、SD映像信号用のケーブル接続装置60にも、HD映像信号用のケーブル接続装置30と同様に、ケーブルからの放射ノイズ対策や静電気対策として、ケーブルを中心に通す略円柱状のフェライトコアを設けるようにしても良い。
(3)HDビデオカメラ装置10の説明
上述のように、HDビデオカメラ装置10は、HD映像信号とSD映像信号とをジャック11から選択的に出力することができ、このジャック11には、上述のHD映像信号用のケーブル接続装置30のマルチプラグ304とSD映像信号用のケーブル接続装置60のマルチプラグ600が選択的に挿入されて接続される。
HD映像信号用のケーブル接続装置30のマルチプラグ304とSD映像信号用のケーブル接続装置60のマルチプラグ600とは、物理的に同一であり、ピン数も10本である。このようなマルチプラグ304,600が挿入されるジャック11は、図13に示すように、信号を出力するようになっている。
ここで、1〜4,6,8番ピンは、HD映像信号を出力する場合とSD映像信号を出力する場合とで、出力する信号の種類は異ならない。
7番ピンは、プラグIDを示すものであり、HD映像信号用のケーブル接続装置30のとき、所定の抵抗値、例えば33kΩとなっており、SD映像信号用のケーブル接続装置60のときは、抵抗素子が接続されていないことから0Ωとなっている。
5番ピンは、HD映像信号のとき、第1の色信号(Pb)を出力し、SD映像信号のとき、色信号(S−C)を出力するようになっている。
9番ピンは、HD映像信号のとき、第2の色信号(Pr)を出力し、SD映像信号のとき、コンポジット信号(VIDEO)を出力するようになっている。
10番ピンは、HD映像信号のとき、輝度信号(Y)を出力し、SD映像信号のときも、輝度信号(S−Y)を出力するようになっている。
このHDビデオカメラ装置10は、図14に示すように、ディジタルHD映像信号を生成するHDディジタル信号処理回路101と、ディジタルSD映像信号を生成するSDディジタル信号処理回路102と、HDディジタル信号処理回路101とSDディジタル信号処理回路102とを切り換える第1の切換スイッチ103と、ディジタルHD映像信号又はディジタルSD映像信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ104と、アナログHD映像信号を出力できるように切り換えるHDアナログ信号処理回路105と、アナログSD映像信号を出力できるように切り換えるSDアナログ信号処理回路106と、ジャック11に接続されたケーブル接続装置の種類を判別するマイコン107と、撮像部で撮像した映像をHD映像信号又はSD映像信号で記録し保存する記録部108と、HDアナログ信号処理回路105とSDアナログ信号処理回路106の出力を切換制御するインバータ109とを備えている。
HDディジタル信号処理回路101は、CCD(Charge-Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子で撮像した信号から輝度信号(Y)と第1の色信号(Pb)と第2の色信号(Pr)とから構成されているHDコンポーネント映像信号を生成し、ディジタル信号で記録部108に保存する。また、HDディジタル信号処理回路101は、HD用モニタ装置20に出力するとき、記録部108よりディジタル形式のHD映像信号、すなわちコンポーネント映像信号を読み出す。
また、SDディジタル信号処理回路102は、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子で撮像した信号から輝度信号(S−Y)と色差信号(R−Y、B−Y)から色信号(S−C)を生成し、更に、輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とを合成してコンポジット信号(VIDEO)をディジタル信号で記録部108に保存する。また、SDディジタル信号処理回路102は、SD用モニタ装置50に出力するとき、記録部108よりディジタル形式のSD映像信号、すなわちコンポジット信号(VIDEO)を読み出し、コンポジット信号(VIDEO)から輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とを生成する。
第1の切換スイッチ103は、HD映像信号用のケーブル接続装置30が接続されたとき、HDディジタル信号処理回路101を選択し、HD映像信号、すなわち輝度信号(Y)と第1の色信号(Pb)と第2の色信号(Pr)とをD/Aコンバータ104に出力できるようにする。また、第1の切換スイッチ103は、SD映像信号用のケーブル接続装置60が接続されたとき、SDディジタル信号処理回路102を選択し、SD映像信号、すなわちコンポジット信号(VIDEO)から生成した輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とをD/Aコンバータ104に出力できるようにする。
D/Aコンバータ104は、HDディジタル信号処理回路101からのHD映像信号とSDディジタル信号処理回路102からのSD映像信号とが選択的に入力される入力ポート104aと、第1乃至第3の出力ポート104b,104c,104dとを有している。
D/Aコンバータ104は、HDディジタル信号処理回路101からディジタルのHD映像信号が入力されたとき、ディジタルの輝度信号(Y)をアナログ信号に変換し、第1の出力ポート104bより出力し、ディジタルの第2の色信号(Pr)をアナログ信号に変換し、第2の出力ポート104cより出力し、ディジタルの第1の色信号(Pb)をアナログ信号に変換し、第3の出力ポート104dより出力する。また、D/Aコンバータ104は、SDディジタル信号処理回路102からディジタルのSD映像信号が入力されたとき、ディジタルの輝度信号(S−Y)をアナログ信号に変換し、第1の出力ポート104bより出力し、ディジタルの色信号(S−C)をアナログ信号に変換し、第2の出力ポート104cより出力し、第3の出力ポート104eからは何も出力しない。
HDアナログ信号処理回路105は、アナログのHD映像信号の出力をオンオフする。具体的に、HDアナログ信号処理回路105は、第2の切換手段となる第1乃至第3のスイッチ105a,105b,105cを有している。第1のスイッチ105aは、D/Aコンバータ104の第1の出力ポート104bとジャック11の10番ピンとの間に設けられ、HD映像信号のアナログの輝度信号(Y)の出力をオンオフする。第2のスイッチ105bは、D/Aコンバータ104の第2の出力ポート104cとジャック11の9番ピンとの間に設けられ、HD映像信号のアナログの第2の色信号(Pr)の出力をオンオフする。第3のスイッチ105cは、D/Aコンバータ104の第3の出力ポート104dとジャック11の5番ピンとの間に設けられ、HD映像信号のアナログの第1の色信号(Pb)の出力をオンオフする。
SDアナログ信号処理回路106は、アナログのSD映像信号の出力をオンオフする。具体的に、SDアナログ信号処理回路106は、第2の切換手段となる第4乃至第6のスイッチ106a,106b,106cを有している。第4のスイッチ106aは、D/Aコンバータ104の第1の出力ポート104bとジャック11の10番ピンとの間に設けられ、SD映像信号のアナログの輝度信号(S−Y)の出力をオンオフする。第5のスイッチ106bは、D/Aコンバータ104の第2の出力ポート104cとジャック11の5番ピンとの間に設けられ、SD映像信号のアナログの色信号(S−C)の出力をオンオフする。
また、SDアナログ信号処理回路106は、D/Aコンバータ104の第1の出力ポート104bと第2の出力ポート104cとの出力を加算する加算器106dを有する。加算器106dは、SD映像信号のアナログの輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とを加算してコンポジット信号(VIDEO)を生成する。第6のスイッチ106cは、加算器106dと9番ピンとの間に設けられ、SD映像信号のアナログのコンポジット信号(VIDEO)の出力をオンオフする。
マイコン107は、7番ピンの抵抗値を検出する。そして、マイコン107は、所定値、例えば33kΩのとき、ジャック11にHD映像信号用のケーブル接続装置30が接続されていると判断し、0Ωであったとき、ジャック11にSD映像信号用のケーブル接続装置60が接続されていると判断し、∞Ωであったとき、ジャック11に何も接続されていないと判断する。具体的に、マイコン107は、ジャック11にHD映像信号用のケーブル接続装置30が接続されていると判断したとき、第1の切換スイッチ103を、端子101aと接続し、HDディジタル信号処理回路101とD/Aコンバータ104とを接続するように切り換える。また、マイコン107は、ジャック11にSD映像信号用のケーブル接続装置60が接続されていると判断したとき、第1の切換スイッチ103を、端子102aと接続し、SDディジタル信号処理回路102とD/Aコンバータ104とを接続するように切り換える。また、マイコン107は、インバータ109に対して、第1乃至第3のスイッチ105a,105b,105cと第4乃至第6のスイッチ106a,106b,106cとを切換制御するための制御信号を出力する。
インバータ109は、第1乃至第3のスイッチ105a,105b,105cと第4乃至第6のスイッチ106a,106b,106cを、マイコン107から入力された制御信号に基づいて切換制御する。具体的に、インバータ109は、アナログのHD映像信号を出力するとき、第1乃至第3のスイッチ105a,105b,105cをオンにし、第4乃至第6のスイッチ106a,106b,106cをオフにする。これにより、ジャック11の10番ピンからは、HD映像信号のアナログの輝度信号(Y)が出力されるようになり、9番ピンからは、HD映像信号のアナログの第2の色信号(Pr)が出力されるようになり、5番ピンからは、HD映像信号のアナログの第1の色信号(Pb)が出力されるようになる。
また、インバータ109は、アナログのSD映像信号を出力するとき、第1乃至第3のスイッチ105a,105b,105cをオフにし、第4乃至第6のスイッチ106a,106b,106cをオンにする。これにより、ジャック11の10番ピンからは、SD映像信号のアナログの輝度信号(S−Y)が出力されるようになり、9番ピンからは、SD映像信号のアナログのコンポジット信号(VIDEO)が出力されるようになり、5番ピンからは、SD映像信号のアナログの色信号(S−C)が出力されるようになる。
次に、HDビデオカメラ装置10のジャック11に接続されたケーブル接続装置の種類を検出し、HD映像信号又はSD映像信号を出力するまでの処理手順について図15を参照して説明する。
ステップS1において、マイコン107は、7番ピンの抵抗値を検出し、抵抗値が∞Ωから0Ω又は33kΩになったかを判断し、33kΩ又は0Ωになったとき、ジャック11にHD映像信号用のケーブル接続装置30のマルチプラグ304又はSD映像信号用のケーブル接続装置60のマルチプラグ600の何れかが接続されたと判断する。そして、ケーブルがジャック11に接続されたとき、マイコン107は、ステップS2において、抵抗値が所定値、例えば33kΩであるかを判断し、所定値であったとき、HD映像信号用のケーブル接続装置30が接続されたと判断し、ステップS3に進む。また、マイコン107は、抵抗値が所定値でなかったとき、SD映像信号用のケーブル接続装置60が接続されたと判断し、ステップS4に進む。
HD映像信号用のケーブル接続装置30が接続されたとき、マイコン107は、ステップS3において、第1の切換スイッチ103を端子101aと接続し、HD映像信号がD/Aコンバータ104に出力できるようにする。また、マイコン107は、インバータ109を介して第1乃至第3のスイッチ105a,105b,105cをオンにし、第4乃至第6のスイッチ106a,106b,106cをオフにする。
これにより、HDディジタル信号処理回路101は、輝度信号(Y)と第1の色信号(Pb)と第2の色信号(Pr)からなるコンポーネント映像信号をD/Aコンバータ104に出力し、D/Aコンバータ104は、ディジタル信号をアナログ信号に変換して、第1の出力ポート104bよりアナログの輝度信号(Y)を出力する。このアナログの輝度信号(Y)は、第1のスイッチ105aを介して10番ピンに出力される。また、D/Aコンバータ104は、第2の出力ポート104cよりアナログの第2の色信号(Pr)を出力する。このアナログの第2の色信号(Pr)は、第2のスイッチ105bを介して9番ピンに出力される。また、D/Aコンバータ104は、第3の出力ポート104dよりアナログの第1の色信号(Pb)を出力する。このアナログの第1の色信号(Pb)は、第3のスイッチ105cを介して5番ピンに出力される。また、1番ピンや6番ピンからは、オーディオ信号が出力される。
HD映像信号用のケーブル接続装置30は、図1に示したように、Yプラグ303aがHD用モニタ装置20のY入力端子21aに接続され、Pbプラグ303bがPb入力端子21bに接続され、Prプラグ303cがPr入力端子21cに接続されている。更に、Lchオーディオプラグ303dがLchオーディオ入力端子21dに接続され、Rchオーディオプラグ303eがRchオーディオ入力端子21eに接続されている。したがって、HD用モニタ装置20には、HD映像信号が表示されると共に、ステレオのオーディオ信号が出力されることになる。
また、SD映像信号用のケーブル接続装置60が接続されたとき、マイコン107は、ステップS4において、第1の切換スイッチ103を端子102aと接続し、SD映像信号がD/Aコンバータ104に出力できるようにする。また、マイコン107は、インバータ109を介して第1乃至第3のスイッチ105a,105b,105cをオフにし、第4乃至第6のスイッチ106a,106b,106cをオンにする。
これにより、SDディジタル信号処理回路102は、輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とをD/Aコンバータ104に出力し、D/Aコンバータ104は、ディジタル信号をアナログ信号に変換して、第1の出力ポート104bよりアナログの輝度信号(S−Y)を出力する。このアナログの輝度信号(S−Y)は、第4のスイッチ106aを介して10番ピンに出力される。また、D/Aコンバータ104は、第2の出力ポート104cよりアナログの色信号(S−C)を出力する。このアナログの色信号(S−C)は、第5のスイッチ106bを介して5番ピンに出力される。また、加算器106dは、アナログの輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とを加算してコンポジット信号(VIDEO)を生成し、9番ピンに出力する。また、1番ピンや6番ピンからは、オーディオ信号が出力される。
SD映像信号用のケーブル接続装置60は、図1に示したように、SD映像信号用のプラグ604がSD用モニタ装置50のRCAのコンポジット入力端子又はS端子61aに接続されている。更に、Lchオーディオプラグ605がLchオーディオ入力端子61bに接続され、Rchオーディオプラグ606がRchオーディオ入力端子61cに接続されている。したがって、SD用モニタ装置50には、SD映像信号が表示されると共に、ステレオのオーディオ信号が出力されることになる。
以上のように構成されたHDビデオカメラ装置10は、HD映像信号とSD映像信号の両方を出力することができるが、このような構成を採用する際、1つのジャック11に対して、HD映像信号用のケーブル接続装置30のマルチプラグ304とSD映像信号用のケーブル接続装置60のマルチプラグ600の両方が接続されるようにしたので、従来よりジャックの数を減らすことができ、部品点数の削減を図ることができ、また、装置全体の小型化を図ることができる。HDビデオカメラ装置10では、ジャック11に対してHD映像信号用のケーブル接続装置30のマルチプラグ304とSD映像信号用のケーブル接続装置60のマルチプラグ600の両方が接続されるようにしたが、この際、ケーブルの種類を判別し、判別結果に応じて、HD映像信号とSD映像信号を出力したので、誤った映像信号をHD用モニタ装置20やSD用モニタ装置50に出力してしまうことを防止することができる。
なお、HDビデオカメラ装置10において、マイコン107は、更に多くのケーブルの種類を判別するようにしても良い。例えば、以上の例では、HD映像信号用のケーブル接続装置30を33kΩで、SD映像信号用のケーブル接続装置60が0Ωに定義していたが、更に、別の抵抗値を、ヘッドホンやイヤホンに接続されるケーブルに割り当てるようにし、この抵抗値を、更にマイコン107が判別するようにしても良い。この場合、Lchオーディオ信号とRchオーディオ信号のみを出力するようにする。更に、別の抵抗値を、遠隔操作装置等の操作装置と接続するケーブルに割り当てるようにし、この抵抗値を、マイコン107が判別するようにしても良い。この場合は、上述の例ではブランクとなっていたLANCに用いられる2番ピン、4番ピンを使って制御信号のやり取りがされることになる。このように、マイコン107は、より多くのケーブルの種類を判別することができる。
(4)SDビデオカメラ装置40の説明
SDビデオカメラ装置40は、SD映像信号を出力するジャック41を有している。このジャック41は、専らSD映像信号を出力するものであり、SD映像信号用のケーブル接続装置60が接続されるものであるが、HD映像信号用のケーブル接続装置30のマルチプラグ304とSD映像信号用のケーブル接続装置60のマルチプラグ600とが物理的に同一形状を有していることに鑑みて、HDビデオカメラ装置10のジャック11と物理的に同じものとなっている。
このSDビデオカメラ装置40は、図16に示すように、ディジタルSD映像信号を生成するSDディジタル信号処理回路401と、ディジタルSD映像信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ402と、アナログSD映像信号を生成するSDアナログ信号処理回路403と、誤ったケーブル接続装置がジャック41に接続されたときに表示する警告用データが格納された警告用データメモリ404と、ジャック41に接続されたケーブル接続装置の種類を判別するマイコン405と、SDディジタル信号処理回路401の出力を切り換える切換スイッチ406とを備えている。
SDディジタル信号処理回路102は、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子で撮像した信号から輝度信号(S−Y)と色差信号(R−Y、B−Y)から色信号(S−C)を生成し、更に、輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とを合成してコンポジット信号(VIDEO)をディジタル信号で記録部407に保存する。また、SDディジタル信号処理回路102は、SD用モニタ装置50に出力するとき、記録部407よりディジタル形式のSD映像信号、すなわちコンポジット信号(VIDEO)を読み出し、コンポジット信号(VIDEO)から輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とを分離する。
切換スイッチ406は、SD映像信号用のケーブル接続装置60が接続されたとき、オンとなって、SD映像信号、すなわち輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とをD/Aコンバータ402に出力できるようにする。また、切換スイッチ406は、誤った種類のケーブル、例えばHD映像信号用のケーブル接続装置30が接続されたとき、オフとなって、SD映像信号の出力を禁止する。
D/Aコンバータ402は、SDディジタル信号処理回路102からのSD映像信号が入力される入力ポート402aと、第1及び第2の出力ポート402b,402cとを有している。D/Aコンバータ402は、SDディジタル信号処理回路401からディジタルのSD映像信号が入力されたとき、ディジタルの輝度信号(S−Y)をアナログ信号に変換し、第1の出力ポート402bより出力し、ディジタルの色信号(S−C)をアナログ信号に変換し、第2の出力ポート402cより出力する。
SDアナログ信号処理回路403は、出力するアナログのSD映像信号を生成する。具体的に、SDアナログ信号処理回路403は、D/Aコンバータ402の第1の出力ポート402bと第2の出力ポート402cとの出力を加算する加算器403aを有する。加算器403aは、SD映像信号のアナログの輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とを加算してコンポジット信号(VIDEO)を生成する。
したがって、D/Aコンバータ402の第1の出力ポート402bより出力されたアナログの輝度信号(S−Y)は、ジャック41の10番ピンに入力され、D/Aコンバータ402の第2の出力ポート402cより出力されたアナログの色信号(S−C)は、ジャック41の5番ピンに入力され、加算器403aで生成されたコンポジット信号(VIDEO)は、9番ピンに入力されることになる。
警告用データメモリ404は、SD映像信号用のケーブル接続装置60ではなく誤ったケーブルがジャック41に接続されたときに、SDビデオカメラ装置40のモニタやビューファインダ等の表示部408に警告表示するためのデータが格納されている。例えば、SDビデオカメラ装置40のジャック41にHD映像信号用のケーブル接続装置30が接続された場合には、HD用モニタ装置20と接続される可能性が高い。すなわち、図1に示すように、HD用モニタ装置20では、コンポーネント信号用の入力端子、すなわちY入力端子21a、Pb入力端子21b、Pr入力端子21cが設けられている。したがって、SDビデオカメラ装置40に対してHD用モニタ装置20が接続され、HD用モニタ装置20には、SD映像信号が入力される。具体的には、HD映像信号用のケーブル接続装置30のYプラグ303aは、Y入力端子21aに接続され、Pbプラグ303bがPb入力端子21bに接続され、Prプラグ303cがPr入力端子21cに接続される。このため、HD用モニタ装置20には、SD映像信号が入力されることになってしまい、正しく表示が行われなくなってしまう。このため、警告用データメモリ404には、文字等のテキストデータ、画像データ、動画データ、音声データ等で警告用のデータが格納されている。例えば、警告用データメモリ404には、「このモニタに対応していないケーブルです。」といった警告データが格納されている。
マイコン405は、7番ピンの抵抗値を検出する。そして、マイコン405は、所定値、例えば33kΩのとき、ジャック41に誤ってHD映像信号用のケーブル接続装置30が接続されていると判断し、0Ωであったとき、ジャック41にSD映像信号用のケーブル接続装置60が接続されていると判断し、∞Ωであったとき、ジャック41に何も接続されていないと判断する。具体的に、マイコン405は、ジャック41にHD映像信号用のケーブル接続装置30が誤って接続されていると判断したとき、切換スイッチ406をオフにする。また、マイコン405は、ジャック41にSD映像信号用のケーブル接続装置60が正しく接続されていると判断したとき、切換スイッチ406を、オンにし、端子401aと接続し、SDディジタル信号処理回路401とD/Aコンバータ402とを接続するように切り換える。
次に、SDビデオカメラ装置40のジャック41に接続されたケーブル接続装置の種類を検出し、SD映像信号を出力するまでの処理手順について図17を参照して説明する。
ステップS11において、マイコン405は、7番ピン抵抗値を検出し、抵抗値が∞Ωから0Ω又は33kΩになったかを判断し、0Ω又は33kΩになったとき、ジャック41にHD映像信号用のケーブル接続装置30のマルチプラグ304又はSD映像信号用のケーブル接続装置60のマルチプラグ600の何れかが接続されたと判断する。そして、ケーブルがジャック41に接続されたとき、マイコン405は、ステップS12において、抵抗値が所定値、例えば33kΩであるかを判断し、所定値であったとき、HD映像信号用のケーブル接続装置30が誤って接続されたと判断し、ステップS13に進む。また、マイコン405は、抵抗値が所定値でなかったとき、SD映像信号用のケーブル接続装置60が正しく接続されたと判断し、ステップS14に進む。
誤ってHD映像信号用のケーブル接続装置30がジャック41に接続されたとき、マイコン405は、ステップS13において、切換スイッチ406を端子401aと切り離しオフにし、SD映像信号の出力を禁止し、HD用モニタ装置20にSD映像信号が出力されないようにする。これと共に、マイコン405は、警告用データメモリ404から警告用のデータを読み出して、モニタ、ビューファインダ等の表示部408に表示する。
また、SD映像信号用のケーブル接続装置60が正しく接続されたと判断したとき、マイコン405は、ステップS14において、切換スイッチ406をオンとし、端子401aとD/Aコンバータ402とを接続する。これにより、SDディジタル信号処理回路401は、輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とをD/Aコンバータ402に出力し、D/Aコンバータ402は、ディジタル信号をアナログ信号に変換して、第1の出力ポート402bよりアナログの輝度信号(S−Y)を出力する。このアナログの輝度信号(S−Y)は、10番ピンに出力される。また、D/Aコンバータ402は、第2の出力ポート402cよりアナログの色信号(S−C)を出力する。このアナログの色信号(S−C)は、5番ピンに出力される。また、加算器403aは、アナログの輝度信号(S−Y)と色信号(S−C)とを複合してコンポジット信号(VIDEO)を生成し、9番ピンに出力する。また、1番ピンや6番ピンからは、オーディオ信号が出力される。
SD映像信号用のケーブル接続装置60は、図1に示したように、SD映像信号用のプラグ604がSD用モニタ装置50のRCAのコンポジット入力端子又はS端子61aに接続されている。更に、Lchオーディオプラグ605がLchオーディオ入力端子61bに接続され、Rchオーディオプラグ606がRchオーディオ入力端子61cに接続されている。したがって、SD用モニタ装置50には、SD映像信号が表示されると共に、ステレオのオーディオ信号が出力されることになる。
以上のように構成されたSDビデオカメラ装置40では、マイコン405で、SD映像信号用のケーブル接続装置60が正しく接続されたかを判断するようにして、HD映像信号用のケーブル接続装置30等誤ったケーブルが接続されたとき、SD映像信号の出力を禁止するようにしたので、誤った映像がHD用モニタ装置20に表示されることを防止することができる。これと共に、SDビデオカメラ装置40は、モニタやビューファインダ等の表示部408に表示するようにしたので、ユーザは、誤ってHD映像信号用のケーブル接続装置30をSDビデオカメラ装置40に接続してしまったことを知ることができる。
なお、図17の例では、ジャック41に、誤ってHD映像信号用のケーブル接続装置30のマルチプラグ304が接続されると、SDビデオカメラ装置40では、切換スイッチ406をオフにし、SD映像信号の出力を禁止するようにしたが、SD映像信号の出力を禁止しないようにしても良い。この場合、次に説明するように、HD用モニタ装置20には、赤い画像が表示されるようになる。一般に、赤色は、警告を行うときに用いられる色であるので、ユーザは、HD用モニタ装置20に赤い画像が表示されることによって、誤ってHD映像信号用のケーブル接続装置30を接続してしまったことを知ることができる。
(5)既存のSDビデオカメラ装置の説明
既存のSDビデオカメラ装置は、上述した図16に示したSDビデオカメラ装置40からマイコン405と警告用データメモリ404の構成を除いたものであり、その他は同様な構成を有している。すなわち、SD映像信号を出力する出力端子のジャックも上述のSDビデオカメラ装置40のジャック41と同じである。したがって、既存のSDビデオカメラ装置のジャックには、SD映像信号用のケーブル接続装置60のマルチプラグ600の他に、HD用モニタ装置20と接続されるHD映像信号用のケーブル接続装置30のマルチプラグ304も誤って接続されてしまうおそれがある。
既存のSDビデオカメラ装置のジャックに対してHD映像信号用のケーブル接続装置30のマルチプラグ304が誤って接続されたときには、図18に示すように、SD映像信号がHD用モニタ装置20に入力されることになる。
この際、HD映像信号用のケーブル接続装置30とHD用モニタ装置20との間では、正しく接続が行われることによって、結果として、SD映像信号はHD用モニタ装置20の入力端子には、次のようなSD信号が入力されることになる。
輝度信号(S−Y)・・・HD用モニタ装置20の輝度信号Y入力端子21a
色信号(S−C) ・・・HD用モニタ装置20の第1の色信号Pb入力端子21b
コンポジット信号(VIDEO)
・・・HD用モニタ装置20の第2の色信号Pr入力端子21c
そして、図18に示すように、HD用モニタ装置20の輝度信号Y入力端子21a、第1の色信号Pb入力端子21b及び第2の色信号Pr入力端子21bのそれぞれは、同期信号syncを検出するようになっている。
このため、HD用モニタ装置20の輝度信号Y入力端子21aでは、SD映像信号の輝度信号(S−Y)に同期信号syncが含まれているため、このSD映像信号の輝度信号(S−Y)をHD映像信号の輝度信号(Y)として認識することになる。
また、HD用モニタ装置20の第1の色信号Pb入力端子21bでは、SD映像信号の色信号(S−C)が入力されても同期信号syncが含まれていないため、色信号(S−C)を、青成分である第1の色信号(Pb)として認識をしないことになる。
更に、HD用モニタ装置20の第2の色信号Pr入力端子21cは、SD映像信号のコンポジット信号(VIDEO)には同期信号syncが含まれているため、このSD映像信号のコンポジット信号(VIDEO)を、赤成分であるHD映像信号の第2の色信号(Pr)として認識することになる。
結果として、HD用モニタ装置20は、SD映像信号の輝度信号(Y)及び第2の色信号(Pr)を認識することになり、赤い画像を表示することになる。一般的に、赤は、警告の際に多く用いられる色であるから、ユーザは、誤ったケーブルを接続してしまったことを、HD用モニタ装置20を見ることによって知ることができる。
なお、HD用モニタ装置20では、図19に示すように、一定幅以上の振幅を有する同期信号が入力されたとき、輝度信号(Y)、第1の色信号(Pb)、第2の色信号(Pr)を認識する。したがって、HD映像信号用のケーブル接続装置30とHD用モニタ装置20との間でプラグの差込を誤った場合にも、以下に示すような場合には、HD用モニタ装置20では、赤以外の色を表示することになる。
輝度信号(S−Y)・・・HD用モニタ装置20の輝度信号Y入力端子21a
色信号(S−C) ・・・HD用モニタ装置20の第2の色信号Pr入力端子21c
コンポジット信号(VIDEO)
・・・HD用モニタ装置20の第1の色信号Pb入力端子21b
この場合、同期信号を有するコンポジット信号(VIDEO)は、第1の色信号Pb入力端子21bに入力されるので、HD用モニタ装置20には、青色の画面が表示される。このような場合にも、ユーザは、HD用モニタ装置20に正常でない画像が表示されることから、誤ったケーブルを接続してしまったことを、HD用モニタ装置20を見ることによって知ることができる。
なお、HD用モニタ装置20は、図19に示すように、映像信号の領域X中の輝度信号(S−Y)の振幅が大きいほど明るい映像を表示し、コンポジット信号(VIDEO)の振幅が大きいほど赤い又は青い画面を表示することになる。
また、コンポジット信号(VIDEO)がHD用モニタ装置20の輝度信号Y入力端子21aが入力され、輝度信号(S−Y)が第1の色信号Pb入力端子21b又は第2の色信号Pr入力端子21cに入力されることになる。この場合、輝度信号Y入力端子21aは、クロマ成分を輝度信号として認識するため、全体としてギラついた画像が表示されることになる。このような場合にも、ユーザは、HD用モニタ装置20に正常でない画像が表示されることから、誤ったケーブルを接続してしまったことを、HD用モニタ装置20を見ることによって知ることができる。
(6)HD映像信号用のケーブル接続装置30の変形例
以上の例では、HD映像信号用のケーブル接続装置30に関し、HD用モニタ装置20との接続にRCAプラグを用いた場合を説明したが、HD用モニタ装置20との接続には、図20に示すように、D端子プラグ22を用いても良い。このD端子プラグ22は、HD用モニタ装置20のD端子23に接続される。この方式では、HDコンポーネント映像信号(Y、Pb、Pr)とRチャンネルとLチャンネルのオーディオ信号と1つのコネクタ接続で行うことができ、RCAの場合よりプラグ数を減らすことができる。
本発明が適用されるHD映像信号とSD映像信号の表示システムを示す図である。 (A)は、HD映像信号用のケーブル接続装置のマルチプラグを背面側から見た斜視図であり、(B)は、背面図である。 HD映像信号用のケーブル接続装置のマルチプラグを正面側から見た斜視図である。 HD映像信号用のケーブル接続装置のマルチプラグの分解斜視図である。 (A)及び(B)は、HD映像信号用のケーブル接続装置のマルチプラグのピン配置を示す図である。 端子部材の側面図である。 端子部材の背面図である。 端子部材にケーブルが接続された状態を示す斜視図である。 図8の状態にインナーモールドが設けられた状態を示す斜視図である。 マルチプラグの外筐となるケースをモールド成型するための第1の金型を示す斜視図である。 第1の金型と第2の金型とが型締めされた状態のケーブル配置部の断面図である。 (A)及び(B)は、SD映像信号用のケーブル接続装置のマルチプラグのピン配置を示す図である。 HDビデオカメラ装置のジャックのピン配置を示す図である。 HDビデオカメラ装置のブロック図である。 HDビデオカメラ装置のジャックに接続されたケーブル接続装置の種類を検出し、HD映像信号又はSD映像信号を出力するまでの処理手順を示すフローチャートである。 SDビデオカメラ装置のブロック図である。 SDビデオカメラ装置のジャックに接続されたケーブル接続装置の種類を検出し、SD映像信号を出力するまでの処理手順を示すフローチャートである。 SD映像信号とHDコンポーネント映像信号との関係を示す図である。 映像信号の振幅を示す図である。 HD映像信号用のケーブル接続装置の変形例を示す図である。
符号の説明
10 HDビデオカメラ装置、11 ジャック、20 HD用モニタ装置、30 HD映像信号用のケーブル接続装置、40 SDビデオカメラ装置、50 SD用モニタ装置、60 SD映像信号用のケーブル接続装置、301 第1のケーブル複合体、301a〜301c 第1乃至第3のケーブル、302 第2のケーブル複合体、302a 第4のケーブル、302b 第5のケーブル、303 RCAプラグ、303a Yプラグ、303b Pbプラグ、303c Prプラグ、303d Lchオーディオプラグ、303e Rchオーディオプラグ、304 マルチプラグ、305a,305b 谷部、306 ケース、306a 本体部、306b 導出部、306c スリット、307 支持部、308 外側谷部、309 閉塞部、311 端子部材、312 シェル、313 端子部、314 接続部、315 第1の段差部、316 第1の段差部、317 接続端子、318 抵抗素子、319 筒部、320 アーム、321 インナーモールド

Claims (15)

  1. 輝度信号と色信号とコンポジット信号からなる標準的画質の映像信号を生成する標準画質映像信号処理手段と、
    高画質のコンポーネント映像信号を生成する高画質映像信号処理手段と、
    上記標準的画質の映像信号と上記高画質のコンポーネント映像信号とを接続されたケーブルに出力する出力手段と、
    上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別する判別手段と、
    上記判別手段の判別結果に基づいて上記標準画質映像信号処理手段と上記高画質映像信号処理手段とを切り換える第1の切換手段と、
    上記出力手段より上記標準的画質の映像信号と上記高画質のコンポーネント映像信号とが選択的に出力できるようにする第2の切換手段とを備え、
    上記判別手段が上記出力手段に接続されたケーブルが高画質用のケーブルであると判別したとき、上記第1の切換手段は、上記高画質映像信号処理手段を選択し、上記第2の切換手段は、上記出力手段が上記高画質のコンポーネント映像信号を出力できるようにすることを特徴とする映像機器。
  2. 上記ケーブルのプラグには、識別用端子とグランド端子間に抵抗素子が接続されており、
    上記判別手段は、上記抵抗素子の抵抗値に基づいて、上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別することを特徴とする請求項1記載の映像機器。
  3. 上記高画質のコンポーネント映像信号は、輝度信号と第1の色信号と第2の色信号とからなることを特徴とする請求項2記載の映像機器。
  4. 上記標準画質の映像信号の輝度信号と上記高画質のコンポーネント映像信号の輝度信号とは、同じ端子から出力されることを特徴とする請求項3記載の映像機器。
  5. 上記高画質のコンポーネント映像信号の第1の色信号は、Pb信号であり、
    上記標準画質の映像信号の色信号と上記高画質のコンポーネント映像信号の第1の色信号とは、同じ端子から出力されることを特徴とする請求項4記載の映像機器。
  6. 上記高画質のコンポーネント映像信号の第2の色信号は、Pr信号であり、
    上記標準画質の映像信号のコンポジット信号と上記高画質のコンポーネント映像信号の第2の色信号とは、同じ端子から出力されることを特徴とする請求項5記載の映像機器。
  7. 上記出力手段の映像信号の出力端子とオーディオ信号の出力端子とは、出力端子列の相対する側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の映像機器。
  8. 出力手段に接続されたケーブルの種類を判別して、標準画質映像信号処理手段で生成される輝度信号と色信号とコンポジット信号からなる標準的画質の映像信号と、高画質映像信号処理手段で生成される高画質のコンポーネント映像信号とを出力手段に選択的に出力する出力切換方法において、
    上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別手段で判別するステップと、
    上記判別手段が上記出力手段に接続されたケーブルが高画質用のケーブルであると判別したとき、上記標準画質映像信号処理手段と上記高画質映像信号処理手段とのうち、上記高画質映像信号処理手段を選択するステップと、
    上記出力手段より上記高画質の映像信号を出力できるように切り換えるステップとを有することを特徴とする出力切換方法。
  9. 上記ケーブルのプラグには、識別用端子とグランド端子間に抵抗素子が接続されており、
    上記ケーブルの種類を判別するステップでは、上記抵抗素子の抵抗値に基づいて、上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別することを特徴とする請求項8記載の出力切換方法。
  10. 輝度信号と色信号とコンポジット信号からなる標準的画質の映像信号を生成する標準画質映像信号処理手段と、
    上記標準的画質の映像信号を接続されたケーブルに出力する出力手段と、
    上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別する判別手段と、
    誤ったケーブルが上記出力手段に接続されたとき、警告データを出力する警告手段とを備え、
    上記判別手段が上記出力手段に接続されたケーブルが誤っていると判別したとき、上記警告手段は、警告データを出力することを特徴とする映像機器。
  11. 上記判別手段は、上記出力手段に接続されたケーブルのプラグの識別用端子とグランド端子間の抵抗値に基づいて、上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別することを特徴とする請求項10記載の映像機器。
  12. 上記判別手段が上記出力手段に接続されたケーブルのプラグの識別用端子とグランド端子間の抵抗値に基づいて、上記出力手段に接続されたケーブルが高画質のコンポーネント映像信号を伝送するケーブルであると判別したとき、上記警告手段は、上記警告データを出力することを特徴とする請求項11記載の映像機器。
  13. 標準画質映像信号処理手段で生成される輝度信号と色信号とコンポジット信号からなる標準的画質の映像信号を出力手段より出力すると共に、この出力手段に接続されたケーブルの種類を判別する判別方法において、
    上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別するステップと、
    上記出力手段に接続されたケーブルが誤っていると判別したとき、警告データを出力するステップとを有することを特徴とするケーブル判別方法。
  14. 上記出力手段に接続されたケーブルのプラグの識別用端子とグランド端子間の抵抗値に基づいて、上記出力手段に接続されたケーブルの種類を判別することを特徴とする請求項13記載のケーブル判別方法。
  15. 上記出力手段に接続されたケーブルのプラグの識別用端子とグランド端子間の抵抗値に基づいて、上記出力手段に接続されたケーブルが高画質のコンポーネント映像信号を伝送するケーブルであると判別したとき、上記警告データを出力することを特徴とする請求項14記載ケーブル判別方法。
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