JPH06326916A - カメラヘッド分離型撮像装置 - Google Patents

カメラヘッド分離型撮像装置

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JPH06326916A
JPH06326916A JP5110655A JP11065593A JPH06326916A JP H06326916 A JPH06326916 A JP H06326916A JP 5110655 A JP5110655 A JP 5110655A JP 11065593 A JP11065593 A JP 11065593A JP H06326916 A JPH06326916 A JP H06326916A
Authority
JP
Japan
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cable
circuit
length
drive circuit
camera head
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Withdrawn
Application number
JP5110655A
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English (en)
Inventor
Mitsunobu Ono
光伸 大野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5110655A priority Critical patent/JPH06326916A/ja
Publication of JPH06326916A publication Critical patent/JPH06326916A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コネクタを大型化することなく、簡単で安価な
構成でケーブル長の判別を可能にする。 【構成】カメラヘッド部1のCCD2はケーブル3を介
してコネクタ6に接続されて、駆動回路7からクロック
信号が供給される。ケーブル長に応じて、駆動回路7か
らコネクタ6側をみたインピーダンスが変化し、駆動回
路7に流入する消費電流も変化する。抵抗Rxによって
消費電流を検出し、コンパレータ11,12によって、消費
電流が3種類のケーブルのうちいずれのケーブルが接続
された場合に生ずるものであるかを検出する。駆動回路
7の消費電流を検出してケーブル長を判別しており、極
めて簡単で安価に構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラヘッド分離型撮
像装置に関し、特に、医療又は工業用の内視鏡に好適の
カメラヘッド分離型撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を体腔内に挿入する
ことにより、体腔内臓器等を診断したり、検査したりす
ることができる内視鏡(スコープ又はファイバスコー
プ)が広く用いられるようになってきた。また、医療用
のみならず、工業用においてもボイラ、機械、化学プラ
ント等の管内、あるいは機器内等の対象物を観察、検査
したりするのに用いられている。
【0003】更に、電荷結合素子(CCD)等の固体撮
像素子がカメラヘッド部に構成されたビデオスコープも
各種用いられている。カメラヘッド部からの映像信号は
ケーブルを介してビデオプロセッサに与えられ、ビデオ
プロセッサはカメラヘッド部からの映像信号を信号処理
してモニタ画面上に表示させるようになっている。
【0004】ところで、カメラヘッド部とビデオプロセ
ッサとが別体に構成されて、両者がケーブルによって接
続されたこのような従来のカメラヘッド分離型撮像装置
においては、使い勝手を向上させるために、長短複数種
類のケーブルを用意していることがある。この場合に
は、信号の遅延量及び減衰量等がケーブル長に応じて相
違することから、ビデオプロセッサ側でその補正をする
必要がある。このため、ビデオプロセッサは接続された
ケーブルの長さを検出して、補正量等を決定している。
【0005】ケーブル長を検出する方法としては、例え
ば、ビデオプロセッサ部のコネクタにケーブル長判別用
端子を増設し、ケーブルをコネクタに接続した場合のケ
ーブル長判別用端子の電位によってスコープ長を検出す
る方法が採用される。また、ビデオプロセッサ部がケー
ブルに基準クロック信号を印加し、反射信号を受信する
までの時間及び位相差を検出してケーブル長を検出する
方法を採用することもある。
【0006】しかし、ケーブルにはカメラヘッド内の撮
像素子を駆動するための信号線を十数本設ける必要があ
り、これに伴ってコネクタも大型化している。コネクタ
にケーブル長判別用端子を増設してケーブル長を検出す
る方法では、コネクタ外寸を一層大きくしなければなら
ず、小型化の要求に対処することができないという問題
があった。また、基準クロック信号をケーブルに印加す
る方法では、クロック印加手段及び時間検出手段等の高
価で複雑な装置が必要であるという問題があった。
【0007】ところで、一般に、CCDの入射光量−出
力特性はリニアな関係になっている。しかし、カラーフ
ィルタを採用したCCDにおいては、各色のフィルタの
透過特性の相違から、入射光量が所定値以上である場合
には、各色間のバランスが崩れ、色再現性が悪化してし
まう。そこで、高輝度クロマカット回路を採用して所定
光量以上の光が入射した場合には、色を抑圧することに
より色再現性の悪化を防いでいる。
【0008】図5は従来のカメラヘッド分離型撮像装置
において採用されているこの種の高輝度クロマカット回
路を示す構成図である。
【0009】図5において、カメラヘッド部1とビデオ
プロセッサ部31とはケーブル3をコネクタ6に取付ける
ことにより接続される。カメラヘッド部1に設けられた
CCD2からの出力はケーブル3を介してビデオプロセ
ッサ部31のプリプロセス回路33に供給される。なお、C
CD2は駆動回路32からケーブル3を介して駆動用のク
ロック信号が供給されて動作する。
【0010】プリプロセス回路33はCCD出力を輝度信
号Y及び色差信号R−Y,B−Yに変換してエンコーダ
34に与える。エンコーダ34は輝度信号及び色差信号から
コンポジット信号を作成して出力する。また、プリプロ
セス回路33からの輝度信号Yは高輝度部取出し回路35に
も与えられる。高輝度部取出し回路35は所定レベル以上
の信号を取出してクロマ抑圧回路36に出力する。クロマ
抑圧回路36はエンコーダ34からのサブキャリア変調され
たクロマ信号Cが入力されており、クロマ信号Cの高輝
度部分を抑圧して振幅を減衰させることにより無色化し
てエンコーダ34に出力する。こうして、画面全域にわた
って良好な色再現性を得るようになっている。
【0011】ところで、ケーブルの長さが比較的長い場
合等においては、ケーブルによる減衰量が大きくなり、
ビデオプロセッサ部31に入力される信号レベルが低下す
る。即ち、ビデオプロセッサ部31に入力される高輝度部
の信号レベルも比較的低いレベルとなっている。これに
対し、ビデオプロセッサ部31の高輝度部取出し回路35で
は、高輝度部であるか否かの判断は常に一定の輝度レベ
ルを用いている。このため、高輝度部取出し回路35にお
いて高輝度部を検出することができないことがある。従
って、色再現性が不良となる高輝度部であっても、クロ
マ抑圧回路36において十分に抑圧されず、色再現性が悪
化することがあるという問題があった。
【0012】逆に、比較的短いケーブルを採用した場合
には、ケーブルによる減衰量が小さいので、ビデオプロ
セッサ部31に入力される信号レベルが上昇する。このた
め、高輝度部取出し回路35において、高輝度部以外の部
分を高輝度部として検出してしまい、クロマ成分が必要
以上に抑圧されて、不自然な色再現となってしまうこと
もある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のカ
メラヘッド分離型撮像装置においては、コネクタにケー
ブル長判別用端子を増設してケーブル長を検出する方法
では、コネクタ外寸を一層大きくしなければならず、小
型化の要求に対処することができないという問題点があ
った。また、基準クロック信号をケーブルに印加する方
法では、クロック印加手段及び時間検出手段等の高価で
複雑な装置が必要であるという問題点があった。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、コネクタを大型化することなく、簡単で且
つ安価に構成することができるカメラヘッド分離型撮像
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラヘッ
ド分離型撮像装置は、光電変換素子を有するカメラヘッ
ド部との間で信号を伝送するケーブルが着脱自在に取付
けられるコネクタを有するプロセッサ部と、前記プロセ
ッサ部に設けられて前記光電変換素子を駆動するための
信号を供給する駆動回路と、この駆動回路に電源電圧を
供給する電源ラインと、この電源ラインに介挿されて前
記駆動回路の消費電流を検出する検出手段と、この検出
手段が検出した消費電流を所定の基準値と比較すること
により、前記ケーブルの種別を判別するケーブル判別手
段とを具備したものである。
【0016】
【作用】本発明において、駆動回路からコネクタ側をみ
た負荷インピーダンスは、コネクタに接続されるケーブ
ルによって変化する。検出手段は駆動回路の消費電流を
検出し、ケーブル判別手段は、この検出結果から負荷イ
ンピーダンス、即ち、コネクタに接続されているケーブ
ルを判別する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の第1実施例に係るカメラヘ
ッド分離型撮像装置の一実施例を示す構成図である。
【0018】カメラヘッド部1にはCCD2が配設され
ている。CCD2はケーブル3によってビデオプロセッ
サ部5に設けられたコネクタ6に接続されており、ケー
ブル3にはケーブル長補正回路4が介挿されている。ケ
ーブル長補正回路4は抵抗R1 と抵抗R1 に直列接続さ
れた抵抗R2 及びコンデンサC1 の並列回路とによって
構成されており、ケーブル3の長さに応じて抵抗R1 ,
R2 及びコンデンサC1 の値が設定されている。
【0019】ビデオプロセッサ部5の内部には駆動回路
7が設けられており、駆動回路7はコネクタ6を介して
ケーブル3に接続される。駆動回路7は電源端子8から
電源ライン9を介して電源電圧が供給されており、CC
D2を駆動するためのクロック信号を発生してケーブル
3を介してCCD2に供給する。本実施例においては、
電源ライン9には電流検出用抵抗Rxが介挿されてお
り、電流検出用抵抗Rxの抵抗値Rxは駆動回路7に影
響を与えない程度に小さな値に設定されている。
【0020】駆動回路7に供給される電圧VDDはバッフ
ァアンプ10の正極性入力端にも与えられる。バッファア
ンプ10は出力端が負極性入力端に接続されており、電圧
VDDはバッファアンプを介してコンパレータ11,12の負
極性入力端にインピーダンス変換されて供給される。
【0021】コンパレータ11の正極性入力端は、電源端
子13と基準電位点との間に直列接続された可変抵抗R3
と抵抗R4 との接続点に接続され、コンパレータ12の正
極性入力端は、電源端子14と基準電位点との間に直列接
続された可変抵抗R5 と抵抗R6 との接続点に接続され
る。可変抵抗R3 ,R5 の抵抗値を適宜設定することに
より、コンパレータ11,12の正極性入力端の電圧を制御
するようになっている。コンパレータ11,12は正極性入
力端の電圧とバッファアンプ10の出力電圧とを比較して
ローレベル(以下、“L”という)又はハイレベル(以
下,“H”という)の出力をケーブル長判別信号として
出力するようになっている。
【0022】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0023】いま、長さがAのケーブル3を用いて、カ
メラヘッド部1のCCD2とビデオプロセッサ部5とを
接続するものとする。ここで、動作状態にすると、端子
8から電流検出用抵抗Rxを介して電源ライン9に電流
が流れて、駆動回路7には電源電圧が供給される。これ
により、駆動回路7はクロック信号を発生して、コネク
タ6に接続されたケーブル3を介してCCD2に供給す
る。
【0024】ここで、端子8に供給される電圧をVccと
し、電源ライン9に流れる消費電流をIとし、電流検出
用抵抗Rxの抵抗値をRxとすると、駆動回路7に供給
される電源電圧VDDは下記(1)式によって与えられ
る。
【0025】 VDD=Vcc−I×Rx …(1) ここで、ケーブル3をコネクタ6からはずして、ケーブ
ル長がB(≠A)の別のケーブルを接続して、カメラヘ
ッド部1とビデオプロセッサ部5とを接続するものとす
る。この場合には、ケーブル長補正回路4の抵抗R1 ,
R2 及びコンデンサC1 の定数も変化させて、ケーブル
長に応じた補正量とする。即ち、駆動回路7からコネク
タ6側をみると、負荷インピーダンスが変化しているこ
とになり、駆動回路7の消費電流も変化する。いま、長
さがBのケーブルを接続した場合の消費電流をI′とす
ると、駆動回路7に供給される電源電圧VDD′は下記
(2)式に示すものとなる。
【0026】 VDD′=Vcc−I′×Rx …(2) 電圧VDD又は電圧VDD′はバッファアンプ9によってイ
ンピーダンス変換されて、コンパレータ11,12の負極性
入力端に印加される。コンパレータ11,12はバッファア
ンプ9の出力が正極性入力端に印可される電圧よりも大
きい場合には“L”の出力を出力し、小さい場合には
“H”の出力を出力する。コンパレータ11,12の2ビッ
トの出力がケーブル長判別信号として用いられる。
【0027】例えば、コンパレータ11の正極性入力端に
印可する電圧をVDDとVDD′との中間の値に設定する。
VDD>VDD′とすると、長さがAのケーブルを用いた場
合には、コンパレータ11の負極性入力端の電圧VDDは正
極性入力端の電圧よりも高く、コンパレータ11は“L”
の出力を出力する。逆に、長さがBのケーブルを用いた
場合には、コンパレータ11の負極性入力端の電圧VDD′
は正極性入力端の電圧よりも低く、コンパレータ11から
は“H”の出力が出力される。
【0028】即ち、コンパレータ11の“L”出力によっ
てケーブル長がAのケーブルが接続されていることが分
かり、“H”出力によってケーブル長がBのケーブルが
接続されていることが分かる。
【0029】同様に、コンパータ12の正極性入力端に印
可する電圧をコンパレータ11の正極性入力端に印可する
電圧と異なる電圧に設定することにより、駆動回路7に
電圧VDD,VDD′とは異なるレベルの電圧が供給された
ことを検出することができる。つまり、コンパレータ1
1,12の正極性入力端に印可する電圧を調整することに
よって、コンパレータ11,12の2ビットの出力から長さ
が相違する3種類のケーブルを判別することができる。
【0030】このように、本実施例においては、CCD
2を駆動する駆動回路7の消費電流に基づく電圧と所定
の基準電圧とを比較することによってケーブル長を判別
しており、極めて簡単な構成でケーブル長を判別するこ
とができ、また、コネクタが大型化することもない。
【0031】なお、本実施例では2個のコンパレータを
用いたが、コンパレータを増設することによって、判別
可能なケーブルの数を増やすことができることは明らか
である。
【0032】また、第1実施例においてはケーブル長補
正回路4が設けられているが、ケーブル長補正回路4を
有していない場合でも、同様にケーブル長の検出が可能
である。即ち、ケーブルの長さが変化するとケーブルの
インピーダンスも変化するので、駆動回路7側から見た
インピーダンスも変化する。従って、駆動回路7に流れ
る消費電流Iの値も変化し、電流検出用抵抗Rxにおけ
る電圧降下もケーブル長に応じたものとなり、コンパレ
ータ11,12によって検出可能となる。
【0033】なお、駆動回路7に流入する消費電流Iの
変化量が極めて小さい場合には、コンパレータ11,12の
前段において増幅又はセットアップ可変等を行うことに
よって、コンパレータ11,12の比較動作を容易にするこ
とができる。
【0034】図2及び図3は本発明の第2実施例に係
り、図2は第2実施例のカメラヘッド分離型撮像装置を
示す構成図、図3はその動作を説明するためのタイミン
グチャートである。図2において図1と同一の構成要素
には同一符号を付して説明を省略する。本実施例はケー
ブル長補正回路の定数を自動的に切換えるようにしたも
のである。
【0035】第2実施例においてはケーブル長補正回路
21がビデオプロセッサ部20内に設けられている。即ち、
一端がCCD2に接続されたケーブル3は他端がコネク
タ6に接続され、コネクタ6はスイッチ22及びケーブル
長補正回路21を介して駆動回路7に接続される。スイッ
チ22の端子aは、ケーブル長補正回路21を構成する抵抗
R11と抵抗R11に直列に接続された抵抗R21及びコンデ
ンサC11の並列回路とを介して駆動回路7に接続され、
スイッチ22の端子bは、ケーブル長補正回路21を構成す
る抵抗R21と抵抗R21に直列に接続された抵抗R22及び
コンデンサC21の並列回路とを介して駆動回路7に接続
される。ケーブル長補正回路21の抵抗値R11,R21及び
容量C11は長さがAのケーブル3を接続した場合に対応
した定数となっており、一方、抵抗値R21,R22及び容
量C21は長さがBのケーブルを接続した場合に対応した
定数となっている。
【0036】本実施例においては、駆動回路7に供給す
る電源電圧はバッファアンプ10を介してコンパレータ23
の負極性入力端に与えられる。コンパレータ23の正極性
入力端には電源端子24と基準電位点との間に接続された
可変抵抗R7 及び抵抗R8 の接続点の電圧が供給され
る。コンパレータ23はバッファアンプ10の出力が抵抗R
7 ,R8 の接続点の電圧よりも高い場合には“L”出力
を出力し、低い場合には“H”出力を出力するようにな
っている。コンパレータ23の出力はデータフリップフロ
ップ(以下、D−FFという)25のデータ端Dに供給さ
れる。
【0037】D−FF25にはタイマー回路26の出力も入
力される。タイマー回路26は電源投入から時間t後に出
力が“L”から“H”に切換わる。D−FF25はタイマ
ー回路26出力の“L”から“H”への立上がりエッジに
よって、コンパレータ23の出力をスイッチ22に制御信号
として与える。スイッチ22は“L”の制御信号によって
端子aを選択し、“H”の制御信号によって端子bを選
択するようになっている。
【0038】次に、このように構成された実施例の動作
について図3のタイミングチャートを参照して説明す
る。
【0039】電源オフ時及びケーブル無接続時には、ス
イッチ22は端子aを選択しているものとする。ここで、
長さがAのケーブル3を用いるものとする。電源が投入
されると、電源端子8から電源ライン9を介して駆動回
路7に電源電圧が供給され、抵抗R11,R21及びコンデ
ンサC11によるケーブル長補正回路及びスイッチ22の端
子aからコネクタ6を介してケーブル3にクロック信号
が供給されてCCD2が駆動される。この場合に、駆動
回路7に流れ込む消費電流をIとすると、駆動回路7に
供給される電源電圧VDDは上記(1)式に示すものとな
る。この電圧VDDはバッファアンプ10を介してコンパレ
ータ23の負極性入力端にも供給される。
【0040】ここで、長さがAのケーブル3に代えて長
さがBのケーブルを用い、スイッチ22が端子aを選択し
ているときに駆動回路7に供給される電源電圧がVDD′
(VDD>VDD′)であるものとする。可変抵抗R7 と抵
抗R8 との接続点の電圧は電圧VDDと電圧VDD′との中
間値に設定する。そうすると、長さがAのケーブル3が
接続されている状態では、コンパレータ23の負極性入力
端の電圧VDDの方が正極性入力端の電圧よりも高く、コ
ンパレータ23は“L”の出力をD−FF25に出力する。
この“L”出力は、電源投入から時間tが経過したこと
を示すタイマー回路26出力の立上がりエッジ(図3参
照)によってスイッチ22に制御信号として供給される。
スイッチ22は“L”の制御信号によって端子aを選択し
続ける。
【0041】ここで、ケーブル3をコネクタ6からはず
して、ケーブル長がBのケーブルを接続して電源を投入
するものとする。電源投入時にはスイッチ22は端子aを
選択しており、長さがAのケーブルに対応するケーブル
長補正用の定数が選択されている。即ち、この場合に
は、ケーブル長補正回路21のインピーダンスは変化して
いないので、駆動回路7からコネクタ6側を見た場合の
負荷インピーダンスは、長さがAのケーブルを接続して
いるときとケーブルのインピーダンス分だけ異なる。結
果的に、駆動回路7からコネクタ6側を見た負荷インピ
ーダンスは長さがAのケーブル3を接続した場合とは異
なり、駆動回路7に流れ込む消費電流も変化する。この
場合の消費電流をI′とすると、駆動回路7に供給され
る電源電圧VDD′は上記(2)式に示すものとなる。こ
の電圧VDD′はバッファアンプ10を介してコンパレータ
23の負極性入力端に与えられる。
【0042】上述したように、コンパレータ23の正極性
入力端の電圧は電圧VDDと電圧VDD′の中間値に設定さ
れているので、この場合には、コンパレータ23の出力は
反転して“H”となる。一方、電源投入からタイマー回
路26は時間を計測しており、時間tが経過すると、図3
に示すように、出力を“L”から“H”に変化させる。
D−FF25はタイマー出力の立上がりトリガによって、
コンパレータ23の“H”出力を制御信号としてスイッチ
22に与える。そうすると、スイッチ22は端子bを選択す
る。これにより、抵抗R21,R22及びコンデンサC21か
ら成るケーブル長補正回路が構成され、長さBのケーブ
ルに応じた補正が行われる。こうして、CCD2は正常
な動作を行うことができる。
【0043】ケーブル長補正回路21のインピーダンスが
変化するので、駆動回路7から見た負荷側のインピーダ
ンスは再度変化し、消費電流もI′から変化する。そう
すると、コンパレータ23の出力が再度反転してしまうこ
とがある。しかし、コンパレータ23の出力はタイマー回
路26の立上がりエッジが発生しなければスイッチ22に与
えられないので、スイッチ22は再度切換わることはなく
安定した動作が行われる。
【0044】このように、本実施例においては、消費電
流を検出してケーブル長を判別し、判別結果に基づいて
ケーブル長補正回路の定数を決定しており、ケーブル長
の補正を自動的に行うことができるという利点がある。
【0045】なお、第1実施例と同様に、コンパレータ
を複数設けることによって、ケーブル長を判別可能なケ
ーブルの種類を増やすことができることは明らかであ
る。
【0046】図4は本発明の第3実施例に係るカメラヘ
ッド分離型撮像装置を示す構成図である。図4において
図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略
する。本実施例はケーブルの種類に応じた最適な高輝度
抑圧を可能とする高輝度クロマカット回路を採用して自
然な色再現を得る例を示している。
【0047】CCD2出力はケーブル3を介してビデオ
プロセッサ部41のプリプロセス回路33に入力される。プ
リプロセス回路33はCCD出力を輝度信号Y及び色差信
号B−Y,R−Yに変換してエンコーダ34に出力すると
共に、輝度信号Yをケーブル長別ゲイン調整回路42に出
力する。エンコーダ34は輝度信号及び色差信号からコン
ポジット出力を作成してクロマ抑圧回路36に出力すると
共に、クロマ抑圧回路36によってクロマ抑圧されたコン
ポジット出力を出力するようになっている。
【0048】ケーブル長別ゲイン調整回路42はオペアン
プ43、抵抗R41乃至R44及びスイッチS1 乃至S3 によ
って構成されている。プリプロセス回路33の出力端はオ
ペアンプ43の正極性入力端に接続され、オペアンプ43の
負極性入力端は抵抗R44を介して基準電位点に接続され
る。オペアンプ43の負極性入力端と出力端との間には抵
抗R41及びスイッチS1 の直列回路、抵抗R42及びスイ
ッチS2 の直列回路並びに抵抗R43とスイッチS3 の直
列回路が並列接続されている。スイッチS1 乃至S3 の
オンオフによって、オペアンプ43の出力端と負極性入力
端との間の抵抗値が決定し、ケーブル長別ゲイン調整回
路42の利得が決定する。
【0049】スイッチS1 乃至S3 はデコーダ42によっ
てオンオフ制御される。ケーブル長検出回路44は第1及
び第2実施例と同様の構成であり、コネクタ6に接続さ
れたケーブル長を検出してケーブル長判別信号をデコー
ダ45に与える。デコーダ45はケーブル長判別信号に基づ
いてスイッチS1 乃至S3 のいずれか1つをオンにする
ための制御信号を出力する。これにより、ケーブル長別
ゲイン調整回路42の利得はケーブル長に対応したものと
なる。
【0050】ケーブル長別ゲイン調整回路42によって増
幅された輝度信号Yは高輝度部取出し回路35に与えられ
る。高輝度部取出し回路35は所定レベル以上の輝度信号
部分を高輝度部として検出して、この部分を示す信号を
クロマ抑圧回路36に出力する。クロマ抑圧回路36はエン
コーダ34からのサブキャリア変調されたクロマ出力のう
ち高輝度部分のレベルを抑圧してエンコーダ34に出力す
る。
【0051】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0052】CCD2の出力はケーブル3を介してプリ
プロセス回路33に与えられ、輝度信号Y及び色差信号B
−Y,R−Yが作成される。この場合には、ケーブル3
によってCCD2出力は減衰されてプリプロセス回路33
に入力されている。本実施例においては、プリプロセス
回路33の輝度信号Y出力はケーブル長別ゲイン調整回路
42を介して高輝度部取出し回路35に与えられる。
【0053】一方、ケーブル長検出回路44は駆動回路7
の消費電流を検出することによって、コネクタ6に接続
されているケーブルの長さを検出して、ケーブル長判別
信号をデコーダ45に出力する。デコーダ45はケーブル長
判別信号に基づいてケーブル長別ゲイン調整回路42のス
イッチS1 乃至S3 のいずれか1つをオンにする。これ
により、プリアンプ43の負極性入力端と出力端との間の
抵抗値が決定して、ケーブル長別ゲイン調整回路42の増
幅率が決定する。例えば、デコーダ45は、3種類のケー
ブルのうち最も長いケーブルがコネクタ6に接続された
場合には、ケーブル長別ゲイン調整回路42の利得を最も
大きくするスイッチを選択し、逆に、最も短いケーブル
がコネクタ6に接続された場合には、ケーブル長別ゲイ
ン調整回路42の利得を最も小さくするスイッチを選択す
る。これにより、ケーブル長別ゲイン調整回路42から
は、コネクタ6に接続されるケーブルの長さに拘らず、
CCD2の出力レベルに比例したレベルの輝度信号が出
力される。
【0054】高輝度部取出し回路35は所定の輝度レベル
以上の信号が入力されると、高輝度部であることを示す
信号をクロマ抑圧回路36に出力する。これにより、クロ
マ抑圧回路36は高輝度部のクロマ信号を抑圧してエンコ
ーダ34に与えて出力させる。
【0055】このように、本実施例においては、ケーブ
ル長に応じた利得で輝度信号を増幅して高輝度部取出し
回路35に与えており、ケーブル長に拘らず、最適なクロ
マ抑圧が可能となる。
【0056】なお、上記実施例においては、ケーブル長
別ゲイン調整回路42のゲインをケーブル長に応じて変化
させているが、ケーブル長別ゲイン調整回路42を削除し
て、高輝度部取出し回路35において高輝度部であるか否
かの判断の基準となるリミット電位をケーブル長毎に変
化させるようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ネクタを大型化することなく、簡単で且つ安価に構成す
ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るカメラヘッド分離型
撮像装置の一実施例を示す構成図。
【図2】本発明の第2実施例のカメラヘッド分離型撮像
装置を示す構成図。
【図3】本発明の第2実施例の動作を説明するためのタ
イミングチャート。
【図4】本発明の第3実施例のカメラヘッド分離型撮像
装置を示す構成図。
【図5】従来のカメラヘッド分離型撮像装置に採用され
ている高輝度クロマカット回路を示す構成図。
【符号の説明】
1…カメラヘッド部、2…CCD、3…ケーブル、5
…、ビデオプロセッサ部、6…コネクタ、7…駆動回
路、9…電源ライン、11,12…コンパレータ、Rx,R
3 〜R6 …抵抗
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】また、スイッチ22が端子aから端子bを選
択するように切替わったため、ケーブル長補正回路21の
インピーダンスが変化するので、駆動回路7から見た負
荷側のインピーダンスは再度変化し、消費電流もI′か
ら変化する。そうすると、コンパレータ23の出力が再度
反転してしまうことがある。しかし、コンパレータ23の
出力はタイマー回路26の立上がりエッジが発生しなけれ
ばスイッチ22に与えられないので、スイッチ22は再度切
換わることはなく安定した動作が行われる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子を有するカメラヘッド部と
    の間で信号を伝送するケーブルが着脱自在に取付けられ
    るコネクタを有するプロセッサ部と、 前記プロセッサ部に設けられて前記光電変換素子を駆動
    するための信号を供給する駆動回路と、 この駆動回路に電源電圧を供給する電源ラインと、 この電源ラインに介挿されて前記駆動回路の消費電流を
    検出する検出手段と、 この検出手段が検出した消費電流を所定の基準値と比較
    することにより、前記ケーブルの種別を判別するケーブ
    ル判別手段とを具備したことを特徴とするカメラヘッド
    分離型撮像装置。
JP5110655A 1993-05-12 1993-05-12 カメラヘッド分離型撮像装置 Withdrawn JPH06326916A (ja)

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