本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。実施形態1は、主に請求項1、15などについて説明する。実施形態2は、主に請求項2などについて説明する。実施形態3は、主に請求項3などについて説明する。実施形態4は、主に請求項4などについて説明する。実施形態5は、主に請求項5などについて説明する。実施形態6は、主に請求項6、16などについて説明する。実施形態7は、主に請求項7などについて説明する。実施形態8は、主に請求項8などについて説明する。実施形態9は、主に請求項9などについて説明する。実施形態10は、主に請求項10などについて説明する。実施形態11は、主に請求項11などについて説明する。実施形態12は、主に請求項12などについて説明する。実施形態13は、主に請求項13などについて説明する。実施形態14は、主に請求項14などについて説明する。
(実施形態1)
(実施形態1:概要)本実施形態は、商品コードの入力を受付けるための商品コード受付部と、商品コード受付部にて受付けた商品コードを保持する商品コード保持部と、撮像部と、商品コードと関連付けて電子決済を行う電子決済部と、表示部と、を有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態1:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図2に例示する。携帯端末装置(0200)は、「商品コード受付部」(0201)と、「商品コード保持部」(0202)と、「撮像部」(0203)と、「電子決済部」(0204)と、「表示部」(0205)と、を有する。
なお、以下に詳述する本発明の構成要素である各部は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの両方のいずれかによって構成される。例えば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、バス、メモリ、インタフェース、周辺装置などで構成されるハードウェアと、それらハードウェア上で実行可能なソフトウェアがある。ソフトウェアとしては、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インタフェースを介して入力されるデータの加工、保存、出力などにより各部の機能が実現される。(明細書の全体を通じて同様である。)
「商品コード受付部」(0201)は、商品コードの入力を受付ける。「商品コード」とは、商品を一意に識別するためのコードであり、例えば図4に示すような英数字の組み合わせ等によって構成されるコードである。商品コードは、例えば広告チラシに記載されている商品コードと広告チラシを発行した販売店において商品について使用されている商品コードが同じコードである場合等が想定される。また、商品コードはJAN(Japan Article Number)コードであってもよい。また、「商品コードの入力」とは、ユーザが携帯端末装置の英数字キーなどを使用して手入力で手入力する場合もあるが、広告チラシ、商品、陳列棚に付されたり埋め込まれているQRコードやバーコード等の一次元コードや二次元コード、RFIDタグ等を読み込むことによって商品コードが入力される場合も含まれる。また、音声によって入力されてもよい。さらに、商品コードは外部からの通信によって取得されてもよく、例えばインターネットのサイトや店舗からの電子メールなどから入手されてもよい。
「商品コード保持部」(0202)は、商品コード受付部にて受付けた商品コードを保持する。図5は、商品コード保持部にて保持される情報の具体例である。「ID」は各レコードに対して一意に付されるシリアル番号である。「商品コード」は商品コード受付部にて受け付けられた商品コードであり、「商品名」は商品コードによって示される商品の商品名である。この商品名は商品コードが入力される際に一緒に入力されてもよいし、あらかじめ携帯端末装置内に商品コードと商品名との対応表を保持しておくことにより決定されるものであってもよい。「画像ファイル」は商品に関する画像ファイルであり、例えば商品の外観を示す写真や図面等である場合が想定される。この画像ファイルは後述する撮像部(0203)によって撮像されたものであってもよい。なお、画像ファイルは付加的なデータであり必須でなくともよい。「数量」は商品の数量であり、個数や重量が商品コードとともに入力されることが想定される。また、商品コード保持部は図5のような情報をデータベース等として半導体メモリやハードディスク等の記憶装置に記憶しているが、この記憶装置は不揮発性であることが望ましい。また、商品コード保持部にて保持される商品コードは、例えば購入予定の商品を示す商品コードである場合や、購入しようとして買い物かごに入れている商品を示す商品コードである場合等がありうる。
「撮像部」(0203)は、画像を撮像する。撮像部は、主に商品の画像や図面等を撮像したりQRコード等の商品コードを示す画像を撮像する役目を果たす。例えば、商品コード受付部にて商品コードの入力を受け付ける際に撮像部にて撮像した商品の画像が同時に入力されると、商品コード保持部においては図5の例のように、商品コード、商品名とともに入力された画像ファイルが関連付けて保持される。また、撮像部がQRコード等を撮像すると撮像されたQRコードから商品コードが認識されて商品コード受付部にて商品コードが受け付けられる。
「電子決済部」(0204)は、商品コードと関連付けて電子決済を行う。「電子決済」とは、現金を用いずに電子的に決済がなされることを意味し、例えばいわゆる電子マネーを利用して決済がなされる場合等が該当する。「商品コードと関連付けて電子決済を行う」とは、どの商品について決済がなされるかを商品コードによって認識しつつ電子決済がなされることを意味する。例えば商品コード保持部(0202)にて保持されている商品コードが買い物かごに入れている商品を示す商品コードである場合には、保持されている商品コードや数量に基づいて当該商品の単価を掛けることによって決済額が決定され電子決済が実行される場合等が該当する。
「表示部」(0205)は、ユーザに認識させる文字や画像等を表示する機能を有する。具体的には、例えば、商品コード受付部にてユーザが商品コードを手入力する場合には入力している商品コードを表示する、QRコード等を撮像部で撮像する場合にはカメラで捉えている映像(QRコード等)を表示する、商品コード保持部に保持されている商品コードや数量を一覧表示する、買い忘れをユーザに注意するためのメッセージを表示する、等の役目を果たす。
(実施形態1:ハードウェア上における処理)図3は、本件発明に係る携帯端末装置のハードウェア構成の一例を示す。以下、図3を用いて本実施形態に係る携帯端末装置におけるハードウェア上の処理について説明する。まず、英数字キー等の操作部(0309)を介して商品コードの入力を受け付ける。また、商品コードは、撮像部(0301)によってQRコード等を撮像したり、RFIDリーダ(0305)によってRFIDタグが読み込まれたり、赤外線通信部(0310)における赤外線通信や無線部(0306)における無線通信によって他の電子機器から入力されてもよい。さらに、マイク(0303)を介して音声入力されてもよい。受け付けられた商品コードや撮像しているQRコードの映像等は表示部(0302)に表示される。次に、受け付けられた商品コードは半導体メモリやハードディスク等の記憶部(0308)に記憶される。次に、記憶されている商品コードと関連付けて電子決済が実行される。また、これらの処理を実行するためのプログラムは半導体メモリやハードディスク等のプログラムメモリ(0307)に保持されており、必要に応じて読み出されて実行される。
なお、図3を用いて説明したハードウェア上の処理はあくまで処理の概要を説明するものである。(明細書の全体を通じて同様である。)
(実施形態1:処理の流れ)図6は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、商品コードの入力を受け付ける(S0601)。次に、受け付けた商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S0602)。次に、商品コードと関連付けて電子決済を行う(S0603)。
なお、図6のフロー図は、計算機に実行させるプログラムの処理フロー図とみなすことも可能である。さらに、このようなプログラムをフレキシブルディスク等の媒体に記録することも可能である。(明細書の全体を通じて同様である。)
(実施形態1:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、例えば購入予定の商品の商品コードを入力して保持しておき、買い物の際に入力しておいた商品コードに基づいて買い物をすることによって、買い忘れや重複購入を防止することができる。
(実施形態2)
(実施形態2:概要)本実施形態は、商品コード保持部は、商品コード受付部にて受付けた商品コードを購入予定商品コードからなる購入予定商品リストとして保持する購入予定商品リスト保持手段をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態2:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図7に例示する。携帯端末装置(0700)は、「商品コード受付部」(0701)と、「商品コード保持部」(0702)と、「撮像部」(0703)と、「電子決済部」(0704)と、「表示部」(0705)と、を有する。また、商品コード保持部(0702)は、「購入予定商品リスト保持手段」(0706)を有する。「購入予定商品リスト保持手段」(0706)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「購入予定商品リスト保持手段」(0706)は、商品コード受付部にて受付けた商品コードを購入予定商品コードからなる購入予定商品リストとして保持する。すなわち、図5に例示したような情報を購入予定商品リストとして保持する。「購入予定商品コード」とは、購入予定の商品の商品コードを意味する。具体的には例えば、購入予定商品リスト作成アプリケーションなどが起動されて表示部に購入予定の商品の商品コードや数量等を入力する画面が表示され、ユーザが広告チラシなどを見ながら購入する予定の商品の商品コードや数量等を入力すると、入力された商品コード等が図5のような情報として保持される。また、購入予定商品コードは一以上のグループに分類されて保持されてもよい。例えば、「食料品」、「日用品」、「衣類」、などのカテゴリーに分類されていたり、さらに一以上のサブグループに分類されていてもよい。例えば、「食料品」のサブグループとして、「野菜」、「鮮魚」、「精肉」、「乳製品」、等と分類されている場合が挙げられる。また、購入予定商品リストは、購入店舗ごとに作成されてもよいし、決済場所(レジ等)ごとに作成されてもよい。また、購入予定商品リストはユーザが確認したい時に、その都度、表示部(0705)に表示させることができるようになっていると便利である。
(実施形態2:処理の流れ)本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れは、実施形態1に係る携帯端末装置における処理の流れと同様である。ただし、受け付けた商品コードを購入予定商品コードからなる購入予定商品リストとして保持する。
(実施形態2:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、購入予定の商品の商品コード、数量、画像等を入力して購入予定商品リストとして保持しておくことができるため、例えば幼い子供でも購入予定商品リストを見ながら買い物をすることによって、買い忘れや重複購入を防ぐことができる。
(実施形態3)
(実施形態3:概要)本実施形態は、商品コード保持部は、商品コード受付部にて受付けた商品コードを買掛商品コードからなる買掛商品リストとして保持する買掛商品リスト保持手段をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態3:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図8に例示する。携帯端末装置(0800)は、「商品コード受付部」(0801)と、「商品コード保持部」(0802)と、「撮像部」(0803)と、「電子決済部」(0804)と、「表示部」(0805)と、を有する。また、商品コード保持部(0802)は、「買掛商品リスト保持手段」(0807)を有する。さらに、商品コード保持部(0802)は、購入予定商品リスト保持手段を有していてもよい。「買掛商品リスト保持手段」(0807)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「買掛商品リスト保持手段」(0807)は、商品コード受付部にて受付けた商品コードを買掛商品コードからなる買掛商品リストとして保持する。すなわち、図5に例示したような情報を買掛商品リストとして保持する。「買掛商品コード」とは、ユーザが購入するつもりで買い物かごに入れた商品の商品コードを意味する。具体的には例えば、ユーザが販売店に行って商品を買い物かごに入れる際に、当該商品や当該商品の陳列棚に付されているQRコードやRFIDタグ等を読み込むことによって当該商品の商品コードが入力され、例えば図9のような情報として保持される。図9においては「画像ファイル」は必須データではなく、よって画像ファイルのない商品コードもある。また、買掛商品コードは一以上のグループに分類されて保持されてもよい。例えば、「食料品」、「日用品」、「衣類」、などのカテゴリーに分類されていたり、さらに一以上のサブグループに分類されていてもよい。例えば、「食料品」のサブグループとして、「野菜」、「鮮魚」、「精肉」、「乳製品」、等と分類されている場合が挙げられる。
(実施形態3:処理の流れ)本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れは、実施形態1に係る携帯端末装置における処理の流れと同様である。ただし、受け付けた商品コードを買掛商品コードからなる買掛商品リストとして保持する。
(実施形態3:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、商品を購入する際に当該商品の商品コードを読み出す等して買掛商品リストとして保持しておくことができるため、買掛商品コードに基づいて電子決済を行ったり、前述した購入予定商品コードと照合することにより買い忘れや重複購入を防ぐことができる。
(実施形態4)
(実施形態4:概要)本実施形態は、商品コード受付部は、商品コードの入力と関連付けて購入すべき商品の数又は量、購入予定日、購入すべき商品の細分類、購入すべき店舗、購入すべき値段、購入すべき商品の生産年月日、購入すべき商品の賞味期限、購入すべき商品の産地、購入すべき商品の生産者、購入すべき商品の流通識別番号、購入すべき商品の外観、購入すべき商品の図面、購入すべき商品の写真などのいずれか一以上の組合せからなる商品属性情報を受付ける商品属性情報受付手段を有し、商品コード保持部は、商品属性情報受付手段にて受付けた商品属性情報をその商品コードと関連付けて保持する商品属性情報保持手段をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態4:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図10に例示する。携帯端末装置(1000)は、「商品コード受付部」(1001)と、「商品コード保持部」(1002)と、「撮像部」(1003)と、「電子決済部」(1004)と、「表示部」(1005)と、を有する。また、商品コード受付部(1001)は、「商品属性情報受付手段」(1008)を有する。また、商品コード保持部(1002)は、「商品属性情報保持手段」(1009)を有する。さらに、商品コード保持部(1002)は、購入予定商品リスト保持手段を有していてもよい。さらに、商品コード保持部(1002)は、買掛商品リスト保持手段を有していてもよい。「商品属性情報受付手段」(1008)と「商品属性情報保持手段」(1009)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「商品属性情報受付手段」(1008)は、商品コードの入力と関連付けて購入すべき商品の数又は量、購入予定日、購入すべき商品の細分類、購入すべき店舗、購入すべき値段、購入すべき商品の生産年月日、購入すべき商品の賞味期限、購入すべき商品の産地、購入すべき商品の生産者、購入すべき商品の流通識別番号、購入すべき商品の外観、購入すべき商品の図面、購入すべき商品の写真などのいずれか一以上の組合せからなる商品属性情報を受付ける。商品属性情報を受け付ける方法は、直接、携帯端末装置に入力される場合のみならず、外部の電子機器から無線通信(赤外線通信等)や有線通信により入力されるようになっていてもよい。図11は、商品属性情報受付手段の具体例を示す。例えば、図11のような商品情報入力メニュー画面が表示部に表示され、ユーザは商品コードを入力するとともに、数量、(購入すべき)値段、画像ファイル、賞味期限、等の情報を入力して決定ボタンを押下すると、商品コードとともに商品属性情報が受け付けられる。なお、各情報は任意で入力できるようになっていてもよい。
「商品属性情報保持手段」(1009)は、商品属性情報受付手段にて受付けた商品属性情報をその商品コードと関連付けて保持する。すなわち、例えばユーザが図11のような画面において商品属性情報を入力して決定ボタンを押下すると、入力された商品属性情報が図12のような情報として保持される。図12の例では、「画像ファイル」、「値段」、「賞味期限」については任意であるので、入力されていないものもある。このような情報が保持されることによって、例えばユーザが商品属性情報保持手段にて保持されている賞味期限よりも早い賞味期限の商品を購入しようとした場合等には、表示部にその旨の警告を表示したり、バイブレータの振動や光の点滅等によって注意喚起することによってユーザが気づくことができる。
(実施形態4:処理の流れ)図13は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、商品コードの入力と商品属性情報を受け付ける(S1301)。次に、受け付けた商品属性情報を商品コードと関連付けて半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S1302)。次に、商品コードと関連付けて電子決済を行う(S1303)。
(実施形態4:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、商品コードのみならず商品属性情報も保持しておくことができるので、賞味期限や購入価格などユーザが購入したい商品の条件を指定することができる。特に、幼い子供などが買い物をする場合には、価格、賞味期限、産地などを確認しつつ商品を購入することが難しい場合もあるため有用である。
(実施形態5)
(実施形態5:概要)本実施形態は、撮像部は、撮像した写真を商品コード受付部の商品属性情報受付手段に商品属性情報を示す写真として出力する商品写真出力手段をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態5:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図14に例示する。携帯端末装置(1400)は、「商品コード受付部」(1401)と、「商品コード保持部」(1402)と、「撮像部」(1403)と、「電子決済部」(1404)と、「表示部」(1405)と、を有する。また、撮像部(1403)は、「商品写真出力手段」(1410)を有する。また、商品コード受付部(1401)は、「商品属性情報受付手段」(1408)を有し、商品コード保持部(1402)は、「商品属性情報保持手段」(1009)を有する。さらに、商品コード保持部(1402)は、購入予定商品リスト保持手段を有していてもよい。さらに、商品コード保持部(1402)は、買掛商品リスト保持手段を有していてもよい。「商品写真出力手段」(1410)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「商品写真出力手段」(1410)は、撮像した写真を商品コード受付部の商品属性情報受付手段に商品属性情報を示す写真として出力する。「撮像した写真」とは、具体的には例えば、購入すべき商品の外観の写真や商品の図面等である場合が想定される。
(実施形態5:処理の流れ)図15は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、撮像した写真を商品属性情報を示す写真として出力する(S1501)。次に、商品コードの入力とともに撮像した写真を商品属性情報として受け付ける(S1502)。次に、受け付けた商品属性情報を商品コードと関連付けて半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S1503)。次に、商品コードと関連付けて電子決済を行う(S1504)。
(実施形態5:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、撮像した写真を商品コードと関連付けて保持することができるので、広告チラシに掲載されている商品の写真を撮像して取り込むこと等が可能である。また、商品について詳しい知識がなくとも目的の商品を購入することができる。
(実施形態6)
(実施形態6:概要)本実施形態は、購入予定商品リスト保持手段に保持されている購入予定商品コードと、買掛商品リスト保持手段に保持されている買掛商品コードとを照合する照合部と、照合部での照合結果を表示部に出力する照合結果出力部と、をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態6:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図16に例示する。携帯端末装置(1600)は、「商品コード受付部」(1601)と、「商品コード保持部」(1602)と、「撮像部」(1603)と、「電子決済部」(1604)と、「表示部」(1605)と、「照合部」(1611)と、「照合結果出力部」(1612)と、を有する。また、商品コード保持部(1602)は、「購入予定商品リスト保持手段」(1606)と、「買掛商品リスト保持手段」(1607)と、を有する。「照合部」(1611)と「照合結果出力部」(1612)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「照合部」(1611)は、購入予定商品リスト保持手段に保持されている購入予定商品コードと、買掛商品リスト保持手段に保持されている買掛商品コードとを照合する。図17は、照合部における処理の具体例を示す。例えば、購入予定商品リスト(1701)が図5のような内容であり、買掛商品リスト(1702)が図9のような内容であるとする。この場合、購入予定商品リスト(1701)を構成する商品コードと、買掛商品リスト(1702)を構成する買掛商品コードとを照合すると、りんご2個とじゃがいも1個が足らないことが分かる。これにより、照合部は照合結果として、「購入予定商品コードと買掛商品コードが合致しない」、「りんご2個とじゃがいも1個が不足」、「商品コードPN00233791、PN00156034が不足」、等というような内容を示す情報を生成する。また、購入予定商品と買掛商品の数量が合致しない場合や購入予定商品にはない商品が買掛商品に含まれている場合等もその旨の照合結果を生成してもよい。また、購入予定商品リストが複数存在する場合には、リストごとに照合するようになっていてもよいし、全リストを横断的に照合するようになっていてもよい。さらに、いずれの方法で照合するかを切り換えることが可能となっていてもよい。また、照合のタイミングは様々に考えられる。ユーザが照合ボタンを押下等することで任意のタイミングで照合することができるようになっていてもよいし、買掛商品リストが更新される度に照合するようになっていてもよいし、電子決済部での決済が終了したことをトリガーとして照合する等となっていてもよい。
「照合結果出力部」(1612)は、照合部での照合結果を表示部に出力する。照合結果を表示部に出力することにより、表示部において、例えば「購入予定の商品と買掛の商品とが一致しません。」、「りんご2個とじゃがいも1個がありません。」、「商品○○○は購入予定の商品ではありません。」等というような内容のメッセージ等が表示される。
(実施形態6:ハードウェア上における処理)図3を用いて本実施形態に係る携帯端末装置におけるハードウェア上の処理について説明する。まず、英数字キー等の操作部(0309)等を介して購入予定商品コードの入力を受け付ける。受け付けられた購入予定商品コードは半導体メモリやハードディスク等の記憶部(0308)に記憶される。同様に、操作部(0309)等を介して買掛商品コードの入力を受け付ける。受け付けられた買掛商品コードは記憶部(0308)に記憶される。次に、記憶されている購入予定商品リストと買掛商品リストとを照合プログラムによって照合し照合結果が一時メモリに記憶され、当該照合結果は表示部(0302)に出力されて表示される。また、これらの処理を実行するためのプログラムは半導体メモリやハードディスク等のプログラムメモリ(0307)に保持されており、必要に応じて読み出されて実行される。
(実施形態6:処理の流れ)図18は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、購入予定商品コードの入力を受け付ける(S1801)。次に、受け付けた購入予定商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S1802)。次に、買掛商品コードの入力を受け付ける(S1803)。次に、受け付けた買掛商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S1804)。次に、購入予定商品コードと買掛商品コードとを照合する(S1805)。次に、照合結果を表示部に出力する(S1806)。
(実施形態6:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、購入予定商品コードと買掛商品コードとを照合し照合結果を表示することができるので、商品の買い忘れや重複購入を防ぐことができる。
(実施形態7)
(実施形態7:概要)本実施形態は、照合部での照合結果に基づいて購入予定商品リスト保持手段に保持されている購入予定商品リストに対して、購入予定商品コードに関連付けた照合結果フラグを記録する照合結果フラグ記録部をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態7:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図19に例示する。携帯端末装置(1900)は、「商品コード受付部」(1901)と、「商品コード保持部」(1902)と、「撮像部」(1903)と、「電子決済部」(1904)と、「表示部」(1905)と、「照合部」(1911)と、「照合結果出力部」(1912)と、「照合結果フラグ記録部」(1913)と、を有する。また、商品コード保持部(1902)は、「購入予定商品リスト保持手段」(1906)と、「買掛商品リスト保持手段」(1907)と、を有する。「照合結果フラグ記録部」(1913)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「照合結果フラグ記録部」(1913)は、照合部での照合結果に基づいて購入予定商品リスト保持手段に保持されている購入予定商品リストに対して、購入予定商品コードに関連付けた照合結果フラグを記録する。「購入予定商品コードに関連付けた照合結果フラグ」とは、購入予定商品コードごとにフラグを付す場合のみならず、前述したように購入予定商品コードが一以上のグループに分類されている場合には、グループに対して照合結果フラグを付すような場合も含まれる。図20は、図5の購入予定商品リストと図9の買掛商品リストを照合した照合結果に基づいて照合結果フラグを記録した場合の具体例である。「フラグ」の欄が照合結果フラグの内容を示す。まず、照合部にて両者を照合した結果としては、図17にて説明したように、りんごが一つも買掛商品リストに含まれておらず、じゃがいもは買掛商品リストに含まれているが数量が異なる、というような結果となる。ここで、例えば照合結果フラグとして、商品コードと数量が合致したものには「1」、買掛商品リストに含まれていない商品の商品コードには「0」、商品コードは含まれているが数量が異なる商品コードには「2」、というフラグを記録すると、図20のような状態となる。すなわち、りんごには「0」というフラグが記録され、じゃがいもには「2」というフラグが記録され、他の商品には「1」というフラグが記録される。さらに、例えばすべての購入予定商品に「1」のフラグが付された場合には、表示部等にすべて合致した旨のメッセージを表示する等してもよい。なお、図20は一例であるので、他にも様々なフラグの付し方があり得る。また、図20の例のように一つの商品について数量が複数である場合には、例えば買い物かごに商品が一つずつ入れられて商品コードが読み込まれる度に照合部による照合を行うか(照合回数は商品の数量分となる)、もしくは商品コードを読み込んだ後に数量が入力された後に照合を行う(照合回数は1回)ようになっていてもよい。また、照合結果フラグが付されている商品から順次、電子決済されるようになっていてもよい。
(実施形態7:ハードウェア上における処理)図3を用いて本実施形態に係る携帯端末装置におけるハードウェア上の処理について説明する。まず、英数字キー等の操作部(0309)等を介して購入予定商品コードの入力を受け付ける。受け付けられた購入予定商品コードは半導体メモリやハードディスク等の記憶部(0308)に記憶される。同様に、操作部(0309)等を介して買掛商品コードの入力を受け付ける。受け付けられた買掛商品コードは記憶部(0308)に記憶される。次に、記憶されている購入予定商品リストと買掛商品リストとを照合し照合結果が一時メモリに記憶され、当該照合結果に応じて照合結果フラグが記憶部(0308)に記憶されている購入予定商品コードと関連付けて記憶される。また、これらの処理を実行するためのプログラムは半導体メモリやハードディスク等のプログラムメモリ(0307)に保持されており、必要に応じて読み出されて実行される。
(実施形態7:処理の流れ)図21は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、購入予定商品コードの入力を受け付ける(S2101)。次に、受け付けた購入予定商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S2102)。次に、買掛商品コードの入力を受け付ける(S2103)。次に、受け付けた買掛商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S2104)。次に、購入予定商品コードと買掛商品コードとを照合する(S2105)。次に、照合結果に基づいて購入予定商品コードに関連付けた照合結果フラグを記録する(S2106)。
(実施形態7:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、購入予定商品コードに関連付けて照合結果フラグを記録しておくことによって、例えば欠品で購入できなかった商品等を買い物終了後に抽出すること等が可能である。
(実施形態8)
(実施形態8:概要)本実施形態は、異なる商品コードで示される商品の類似性を定める第一類似性判断テーブル部を有し、照合部での照合結果が購入予定商品コードと、買掛商品コードとが合致しないとの照合結果である場合には、第一類似性判断テーブルを参照して、合致しないとされた前記買掛商品コードと所定の範囲内の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに含まれる購入予定商品コードの中にあるか判断する第一類似判断部と、第一類似判断部での判断結果が類似しているとの判断結果である場合にはその購入予定商品コードを出力する第一類似商品コード出力部と、をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態8:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図22に例示する。携帯端末装置(2200)は、「商品コード受付部」(2201)と、「商品コード保持部」(2202)と、「撮像部」(2203)と、「電子決済部」(2204)と、「表示部」(2205)と、「照合部」(2211)と、「照合結果出力部」(2212)と、「第一類似テーブル部」(2214)と、「第一類似判断部」(2215)と、「第一類似商品コード出力部」(2216)と、を有する。また、商品コード保持部(2202)は、「購入予定商品リスト保持手段」(2206)と、「買掛商品リスト保持手段」(207)と、を有する。さらに、携帯端末装置(2200)は、照合結果フラグ記録部を有していてもよい。「第一類似テーブル部」(2214)と、「第一類似判断部」(2215)と、「第一類似商品コード出力部」(2216)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「第一類似テーブル部」(2214)は、異なる商品コードで示される商品の類似性を定める。類似性の設定方法については様々な方法が考えられる。例えば、異なる商品間の類似性である場合、同一商品であって異なる産地、品種、メーカー等の商品間の類似性である場合、等が挙げられる。図23は、第一類似テーブル部の具体例である。図23では、りんごについての類似性の設定例について示す。「類似度」は、商品間の類似性を示し、数が小さいほど類似性が高いことを表す。例えば、「りんご」と「なし」は類似度が「3」であるので、類似性はさほど高くないことを示す。また、「りんご(ふじ)」と「りんご(紅玉)」は類似度が「1」であり類似性が高いことを示す。また、総務省が設定する「日本標準産業分類」において、中分類、小分類、細分類、に分類されているものを類似商品であるとしてもよい。第一類似テーブル部は、図23のような情報をデータベース等として半導体メモリやハードディスク等の記憶装置に記憶しているが、この記憶装置は不揮発性であることが望ましい。
「第一類似判断部」(2215)は、照合部での照合結果が購入予定商品コードと、買掛商品コードとが合致しないとの照合結果である場合には、第一類似性判断テーブルを参照して、合致しないとされた前記買掛商品コードと所定の範囲内の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに含まれる購入予定商品コードの中にあるか判断する。「所定の範囲内の類似性を有する」とは、例えば図23に示したように類似性が段階的に設定されている場合に、「類似度」が「1」又は「2」である商品、というように所定の範囲内の類似性を示す商品を対象とする意味である。このように類似性の範囲を所定の範囲に限定することにより、類似性の低い商品を除外すること等が可能である。なお、「所定の範囲内」には、全範囲を対象とする(類似性の高低は問わない)場合も含む。第一類似判断部における判断処理は、例えば以下のように実行される。まず、照合部での照合結果が「りんご(商品コード:PN00233791)が合致しない」という結果であったとすると、図23の第一類似テーブル部を参照して「りんご(商品コード:PN00233791)」を検索する(なお、ここでは類似性の範囲は問わないとする)。検索の結果、「りんご」に類似するものとして「なし(商品コード:PN00024895)」が取得される。さらに、図5に示したような購入予定商品リストに「なし(商品コード:PN00024895)」が含まれるか検索する。図5の場合には、検索結果として、「(なしの商品コードは)存在する」という結果となる。
「第一類似商品コード出力部」(2216)は、第一類似判断部での判断結果が類似しているとの判断結果である場合にはその購入予定商品コードを出力する。「第一類似判断部での判断結果が類似しているとの判断結果である場合」とは、すなわち、第一類似判断部にて、照合部での照合結果において合致しないとされた買掛商品コードと所定の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに含まれる購入予定商品コードの中にある、という判断結果である場合を意味する。このような条件を満たす購入予定商品コードを出力することで、合致しない買掛商品の代わりに、購入予定商品であって類似する商品を購入すること等が可能になる。また、「購入予定商品コードの出力」とは、例えば、表示部(2205)における表示、スピーカーによる音声出力、光の点滅、バイブレータの振動、等によって出力される場合等があり得る。また、購入予定商品コードそのものを出力しなくとも、商品名や画像ファイルに変換されて出力されてもよい。図24は、第一類似商品コード出力部の出力例を示す。例えば、図24(a)に示すように商品名によって出力してもよいし、図24(b)のように、商品名をクリック等するとさらにその商品の画像が出力されるようになっていてもよい。
(実施形態8:処理の流れ)図25は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、購入予定商品コードの入力を受け付ける(S2501)。次に、受け付けた購入予定商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S2502)。次に、買掛商品コードの入力を受け付ける(S2503)。次に、受け付けた買掛商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S2504)。次に、購入予定商品コードと買掛商品コードとを照合する(S2505)。次に、照合結果が購入予定商品コードと買掛商品コードとが合致しないという結果であるか判断する(S2506)。ここでの判断結果が合致する(NO)との判断結果である場合には、処理を終了する。ここでの判断結果が合致しない(YES)である場合には、合致しなかった買掛商品コードと所定の範囲内の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに存在するか判断する(S2507)。ここでの判断結果が存在しない(NO)との判断結果である場合には、処理を終了する。ここでの判断結果が存在する(YES)との判断結果である場合には、当該購入予定商品コードを出力する(S2508)。
(実施形態8:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、ユーザは照合の結果、合致しない買掛商品について類似する購入予定商品を知ることができ、代替品を購入することができる。
(実施形態9)
(実施形態9:概要)本実施形態は、異なる商品コードで示される商品の類似性を定める第二類似性判断テーブル部を有し、照合部での照合結果が購入予定商品コードと、買掛商品コードとが合致したとの照合結果である場合には、第二類似性判断テーブルを参照して、合致したとされた前記買掛商品コードと所定の範囲内の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに含まれる購入予定商品コードの中にあるか判断する第二類似判断部と、第二類似判断部での判断結果が類似しているとの判断結果である場合にはその購入予定商品コードを出力する第二類似商品コード出力部と、をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態9:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図26に例示する。携帯端末装置(2600)は、「商品コード受付部」(2601)と、「商品コード保持部」(2602)と、「撮像部」(2603)と、「電子決済部」(2604)と、「表示部」(2605)と、「照合部」(2611)と、「照合結果出力部」(2612)と、「第二類似テーブル部」(2617)と、「第二類似判断部」(2618)と、「第二類似商品コード出力部」(2619)と、を有する。また、商品コード保持部(2602)は、「購入予定商品リスト保持手段」(2606)と、「買掛商品リスト保持手段」(2607)と、を有する。さらに、携帯端末装置(2600)は、照合結果フラグ記録部を有していてもよい。さらに、携帯端末装置(2600)は、第一類似テーブル部と、第一類似判断部と、第一類似商品コード出力部を有していてもよい。「第二類似テーブル部」(2617)と、「第二類似判断部」(2618)と、「第二類似商品コード出力部」(2619)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「第二類似テーブル部」(2617)は、異なる商品コードで示される商品の類似性を定める。第二類似テーブル部の機能は前述した第一類似テーブル部の機能と同様であるので、ここでの説明は省略する。
「第二類似判断部」(2618)は、照合部での照合結果が購入予定商品コードと、買掛商品コードとが合致したとの照合結果である場合には、第二類似性判断テーブルを参照して、合致したとされた前記買掛商品コードと所定の範囲内の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに含まれる購入予定商品コードの中にあるか判断する。第二類似判断部における判断処理は、例えば以下のように実行される。なお、第二類似テーブル部の内容は、図23のような内容であったとする。まず、照合部での照合結果が「りんご(商品コード:PN00233791)が合致する」という結果であったとすると、図23の第二類似テーブル部を参照して「りんご(商品コード:PN00233791)」を検索する(なお、ここでは類似性の範囲は問わないとする)。検索の結果、「りんご」に類似するものとして「なし(商品コード:PN00024895)」が取得される。さらに、図5に示したような購入予定商品リストに「なし(商品コード:PN00024895)」が含まれるか検索する。図5の場合には、検索結果として、「(なしの商品コードは)存在する」という結果となる。
「第二類似商品コード出力部」(2619)は、第二類似判断部での判断結果が類似しているとの判断結果である場合にはその購入予定商品コードを出力する。「第二類似判断部での判断結果が類似しているとの判断結果である場合」とは、すなわち、第二類似判断部にて、照合部での照合結果において合致するとされた買掛商品コードと所定の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに含まれる購入予定商品コードの中にある、という判断結果である場合を意味する。他の点においては、前述した第一類似商品コード出力部と同様である。
(実施形態9:処理の流れ)図27は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、購入予定商品コードの入力を受け付ける(S2701)。次に、受け付けた購入予定商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S2702)。次に、買掛商品コードの入力を受け付ける(S2703)。次に、受け付けた買掛商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S2704)。次に、購入予定商品コードと買掛商品コードとを照合する(S2705)。次に、照合結果が購入予定商品コードと買掛商品コードとが合致するという結果であるか判断する(S2706)。ここでの判断結果が合致しない(NO)との判断結果である場合には、処理を終了する。ここでの判断結果が合致する(YES)である場合には、合致した買掛商品コードと所定の範囲内の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに存在するか判断する(S2707)。ここでの判断結果が存在しない(NO)との判断結果である場合には、処理を終了する。ここでの判断結果が存在する(YES)との判断結果である場合には、当該購入予定商品コードを出力する(S2708)。
(実施形態9:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、ユーザは照合の結果、合致した買掛商品について類似する購入予定商品を知ることができ、類似度の設定等についての妥当性をチェックすることができる。
(実施形態10)
(実施形態10:概要)本実施形態は、前記類似判断部での判断結果が類似しているものがないとの判断結果である場合には、前記判断がなされた買掛商品コードを出力する非類似買掛商品コード出力部をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態10:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図28に例示する。携帯端末装置(2800)は、「商品コード受付部」(2801)と、「商品コード保持部」(2802)と、「撮像部」(2803)と、「電子決済部」(2804)と、「表示部」(2805)と、「照合部」(2811)と、「照合結果出力部」(2812)と、「第一類似テーブル部」(2814)と、「第一類似判断部」(2815)と、「第一類似商品コード出力部」(2816)と、「非類似買掛商品コード出力部」(2820)と、を有する。また、商品コード保持部(2802)は、「購入予定商品リスト保持手段」(2806)と、「買掛商品リスト保持手段」(2807)と、を有する。さらに、携帯端末装置(2800)は、照合結果フラグ記録部を有していてもよい。さらに、携帯端末装置(2800)は、第二類似性判断テーブル部と、第二類似判断部と、第二類似商品コード出力部を有していてもよい。「非類似買掛商品コード出力部」(2820)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「非類似買掛商品コード出力部」(2820)は、前記類似判断部での判断結果が類似しているものがないとの判断結果である場合には、前記判断がなされた買掛商品コードを出力する。「前記類似判断部」とは、前述した第一類似判断部又は第二類似判断部を指す。また、「前記類似判断部での判断結果が類似しているものがないとの判断結果である場合」とは、第一類似判断部にて、照合部での照合結果において合致しないとされた買掛商品コードと所定の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに含まれる購入予定商品コードの中にはない、という判断結果である場合、又は、第二類似判断部にて、照合部での照合結果において合致するとされた買掛商品コードと所定の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに含まれる購入予定商品コードの中にはない、という判断結果である場合を意味する。また、「前記判断がなされた買掛商品コード」とは、第一類似判断部又は第二類似判断部における判断結果の対象となった買掛商品コードを指す。また、「買掛商品コードの出力」とは、例えば、表示部(2805)における表示、スピーカーによる音声出力、光の点滅、バイブレータの振動、等によって出力される場合等があり得る。また、買掛商品コードを出力する際に、照合できなかった旨を同時に報知してもよい。また、買掛商品コードそのものを出力しなくとも、図29に示すように買掛商品コードに対応する商品名によって出力されてもよいし、画像ファイルに変換されて出力されてもよい。
(実施形態10:処理の流れ)図30は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、購入予定商品コードの入力を受け付ける(S3001)。次に、受け付けた購入予定商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S3002)。次に、買掛商品コードの入力を受け付ける(S3003)。次に、受け付けた買掛商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S3004)。次に、購入予定商品コードと買掛商品コードとを照合する(S3005)。次に、照合結果が購入予定商品コードと買掛商品コードとが合致しないという結果であるか判断する(S3006)。ここでの判断結果が合致する(NO)との判断結果である場合には、処理を終了する。ここでの判断結果が合致しない(YES)である場合には、合致しなかった買掛商品コードと所定の範囲内の類似性を有する購入予定商品コードが購入予定商品リストに存在するか判断する(S3007)。ここでの判断結果が存在しない(NO)との判断結果である場合には、買掛商品コードを出力する(S3009)。ここでの判断結果が存在する(YES)との判断結果である場合には、当該購入予定商品コードを出力する(S3008)。
(実施形態10:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、携帯端末装置における類否判断についての学習効果が期待できる。
(実施形態11)
(実施形態11:概要)本実施形態は、購入予定商品リストに含まれる購入予定商品コードに関連付けて記録されている照合結果フラグが購入予定商品リストに含まれる全ての購入予定商品コードに対して記録されているか判断するフラグ判断部と、フラグ判断部での判断結果が全ての購入予定商品コードに対して記録されているとの判断結果である場合にはその旨を示す情報である完了コードを出力する完了コード出力部と、をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態11:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図31に例示する。携帯端末装置(3100)は、「商品コード受付部」(3101)と、「商品コード保持部」(3102)と、「撮像部」(3103)と、「電子決済部」(3104)と、「表示部」(3105)と、「照合部」(3111)と、「照合結果出力部」(3112)と、「照合結果フラグ記録部」(3113)と、「フラグ判断部」(3121)と、「完了コード出力部」(3122)と、を有する。また、商品コード保持部(3102)は、「購入予定商品リスト保持手段」(3106)と、「買掛商品リスト保持手段」(3107)と、を有する。さらに、携帯端末装置(3100)は、第一類似テーブル部と、第一類似判断部と、第一類似商品コード出力部を有していてもよい。さらに、携帯端末装置(3100)は、第二類似性判断テーブル部と、第二類似判断部と、第二類似商品コード出力部を有していてもよい。さらに、携帯端末装置(3100)は、非類似買掛商品コード出力部を有していてもよい。「フラグ判断部」(3121)と、「完了コード出力部」(3122)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「フラグ判断部」(3121)は、購入予定商品リストに含まれる購入予定商品コードに関連付けて記録されている照合結果フラグが購入予定商品リストに含まれる全ての購入予定商品コードに対して記録されているか判断する。「照合結果フラグが購入予定商品リストに含まれる全ての購入予定商品コードに対して記録されている」とは、主に購入予定商品コードと買掛商品コードとが合致した旨を示す照合結果フラグが全ての購入予定商品コードに対して記録されていることを意味する。図20にて説明した例であれば、全ての購入予定商品コードについてフラグ「1」(商品と数量が完全一致)が記録されている場合である。ただし、これに限るものではなく、例えばフラグ「1」もしくは「2」(数量は異なるが商品コードが一致)が記録されている場合であってもよいし、いずれのフラグが記録されている場合を判断対象とするかを設定できるようになっていてもよい。さらに、前述したように照合結果フラグは、購入予定商品コードごとに付す場合のみならず、購入予定商品コードが一以上のグループに分類されている場合にはグループに対して付すようになっていてもよい。よって、このような場合には、「照合結果フラグが購入予定商品リストに含まれる全ての購入予定商品コードに対して記録されているか判断する」とは、購入予定商品コードを分類するグループの全てについて照合結果フラグが付されているかを判断することになる。
「完了コード出力部」(3122)は、フラグ判断部での判断結果が全ての購入予定商品コードに対して記録されているとの判断結果である場合にはその旨を示す情報である完了コードを出力する。「完了コードの出力」とは、例えば、表示部(3105)における表示、スピーカーによる音声出力、光の点滅、バイブレータの振動、等によって出力される場合等があり得る。また、完了コードそのものを出力しなくとも、図32に示すように全ての購入予定商品がそろった旨のメッセージを出力する等となっていてもよい。また、完了コードが出力されたことをトリガーとして、予め設定されている連絡先にその旨のメッセージやメール等によって報知するようになっていてもよい。具体的には、例えば子供に買い物を頼んだ親の携帯電話のメールアドレスにその旨のメールを送信するようになっているような場合である。このようになっていると、メールを受信した親は子供が無事に買い物を済ませることができたことを知ることができる。
(実施形態11:処理の流れ)図33は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、購入予定商品コードの入力を受け付ける(S3301)。次に、受け付けた購入予定商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S3302)。次に、買掛商品コードの入力を受け付ける(S3303)。次に、受け付けた買掛商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S3304)。次に、購入予定商品コードと買掛商品コードとを照合する(S3305)。次に、照合結果に基づいて購入予定商品コードに関連付けた照合結果フラグを記録する(S3306)。次に、照合結果フラグが購入予定商品リストに含まれる全ての購入予定商品コードに対して記録されているか判断する(S3307)。ここでの判断が記録されていないとの判断である場合には、処理を終了する。ここでの判断が記録されているとの判断である場合には、完了コードを出力する(S3308)。
(実施形態11:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、完了コードの出力により、例えばユーザは全ての購入予定商品が揃ったことを知ることができる。
(実施形態12)
(実施形態12:概要)本実施形態は、電子決済部は、完了コード出力部から完了コードが出力されたことを条件として完了コードにかかる商品コードで示される商品についての電子決済を実行する完了後決済手段をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態12:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図34に例示する。携帯端末装置(3400)は、「商品コード受付部」(3401)と、「商品コード保持部」(3402)と、「撮像部」(3403)と、「電子決済部」(3404)と、「表示部」(3405)と、「照合部」(3411)と、「照合結果出力部」(3412)と、「照合結果フラグ記録部」(3413)と、「フラグ判断部」(3421)と、「完了コード出力部」(3422)と、を有する。また、商品コード保持部(3402)は、「購入予定商品リスト保持手段」(3406)と、「買掛商品リスト保持手段」(3407)と、を有する。また、電子決済部(3404)は、「完了後決済手段」(3423)を有する。さらに、携帯端末装置(3400)は、第一類似テーブル部と、第一類似判断部と、第一類似商品コード出力部を有していてもよい。さらに、携帯端末装置(3400)は、第二類似性判断テーブル部と、第二類似判断部と、第二類似商品コード出力部を有していてもよい。さらに、携帯端末装置(3400)は、非類似買掛商品コード出力部を有していてもよい。「完了後決済手段」(3423)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「完了後決済手段」(3423)は、完了コード出力部から完了コードが出力されたことを条件として完了コードにかかる商品コードで示される商品についての電子決済を実行する。すなわち、照合結果フラグが購入予定商品リストに含まれる全ての購入予定商品コードに対して記録されている場合にのみ、電子決済が実行されることになる。また、「完了コードにかかる商品コードで示される商品についての電子決済」とは、完了コードにかかる商品のすべてについて電子決済する場合だけでなく、例えば特定の照合結果フラグが記録されている商品のみ決済するような場合も含む。例えば商品コードと数量が合致している商品のみ決済するようになっていてもよい。本実施形態の利点としては、例えば幼い子供に買い物をさせる場合に、全ての商品を漏れなく購入することや不要な物を購入させないようにすることができることである。また前述したように、照合結果フラグは不足している商品や数量が足らない商品をも示すことができるので、欠品等によって入手できなかった商品についても確認して電子決済を了承することができる。さらに、前述したように、完了コードが出力されたことをトリガーとして予め設定されている連絡先にその旨のメッセージやメール等によって報知するようになっている場合には、電子決済を了承する旨の返信があった場合にのみ電子決済を実行するようになっていてもよい。具体的には、例えば子供に買い物を頼んだ親の携帯電話のメールアドレスに購入予定商品が揃った旨のメールが送信され、それに対して親が返信メールを返信した場合にのみ電子決済するようになっていてもよい。これにより、親が買掛商品の内容を把握して電子決済をするか否かを判断することができる。
(実施形態12:処理の流れ)図35は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、購入予定商品コードの入力を受け付ける(S3501)。次に、受け付けた購入予定商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S3502)。次に、買掛商品コードの入力を受け付ける(S3503)。次に、受け付けた買掛商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S3504)。次に、購入予定商品コードと買掛商品コードとを照合する(S3505)。次に、照合結果に基づいて購入予定商品コードに関連付けた照合結果フラグを記録する(S3506)。次に、照合結果フラグが購入予定商品リストに含まれる全ての購入予定商品コードに対して記録されているか判断する(S3507)。ここでの判断が記録されていないとの判断である場合には、処理を終了する。ここでの判断が記録されているとの判断である場合には、完了コードを出力する(S3508)。次に、完了コードにかかる商品コードで示される商品についての電子決済を実行する(S3509)。
(実施形態12:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、例えば購入予定商品が漏れなく揃った場合にのみ電子決済を行ったり、商品コードと数量が合致している商品のみ電子決済を行ったりすることができる。
(実施形態13)
(実施形態13:概要)本実施形態は、完了コード出力部から出力された完了コードにかかる商品コードを決済の場所、決済の日時、決済手段、の少なくとも一以上を含む情報である決済情報と関連付けて保持する決済履歴情報保持部をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態13:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図36に例示する。携帯端末装置(3600)は、「商品コード受付部」(3601)と、「商品コード保持部」(3602)と、「撮像部」(3603)と、「電子決済部」(3604)と、「表示部」(3605)と、「照合部」(3611)と、「照合結果出力部」(3612)と、「照合結果フラグ記録部」(3613)と、「フラグ判断部」(3621)と、「完了コード出力部」(3622)と、「決済履歴情報保持部」(3624)と、を有する。また、商品コード保持部(3602)は、「購入予定商品リスト保持手段」(3606)と、「買掛商品リスト保持手段」(3607)と、を有する。さらに、携帯端末装置(3600)は、第一類似テーブル部と、第一類似判断部と、第一類似商品コード出力部を有していてもよい。さらに、携帯端末装置(3600)は、第二類似性判断テーブル部と、第二類似判断部と、第二類似商品コード出力部を有していてもよい。さらに、携帯端末装置(3600)は、非類似買掛商品コード出力部を有していてもよい。さらに、電子決済部(3604)は、完了後決済手段を有していてもよい。「決済履歴情報保持部」(3624)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「決済履歴情報保持部」(3624)は、完了コード出力部から出力された完了コードにかかる商品コードを決済の場所、決済の日時、決済手段、の少なくとも一以上を含む情報である決済情報と関連付けて保持する。図37は、決済履歴情報保持部にて保持される情報の一例を示す。図37(a)は、商品コードと決済情報を関連付けた情報の一例である。さらに、図37に保持されている商品コード等については、情報の削除や追加ができるようになっていてもよい。また、例えば購入予定商品リストが決済場所(購入店舗)ごとに分けて作成されている場合には、決済場所や決済日時は購入予定商品リストごとに決定されることになるため、図37(b)に示すように購入予定商品リストごとに保持されるようになっていてもよい。図37(b)において「リストコード」とは、購入予定商品リストを一意に示すコードである。つまり、このリストコードには一以上の購入予定商品コードが含まれていることになるので、このような場合も、上記「完了コードにかかる商品コードを決済の場所、決済の日時、決済手段、の少なくとも一以上を含む情報である決済情報と関連付けて保持する」の意味に含まれる。また、図37に示すように画像ファイルも関連付けて保持されてもよい。さらに、図37の情報に画像ファイルが保持されたことをトリガーとして、購入予定商品リストに商品コードとともに記憶されている画像ファイルは消去されるようになっていてもよい。決済履歴情報保持部は、図37のような情報を半導体メモリやハードディスク等の記憶装置にデータベース等として記憶する。
(実施形態13:処理の流れ)図38は、本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れを示すフロー図を例示する。
最初に、購入予定商品コードの入力を受け付ける(S3801)。次に、受け付けた購入予定商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S3802)。次に、買掛商品コードの入力を受け付ける(S3803)。次に、受け付けた買掛商品コードを半導体メモリ等の記憶装置に保持する(S3804)。次に、購入予定商品コードと買掛商品コードとを照合する(S3805)。次に、照合結果に基づいて購入予定商品コードに関連付けた照合結果フラグを記録する(S3806)。次に、照合結果フラグが購入予定商品リストに含まれる全ての購入予定商品コードに対して記録されているか判断する(S3807)。ここでの判断が記録されていないとの判断である場合には、処理を終了する。ここでの判断が記録されているとの判断である場合には、完了コードを出力する(S3808)。次に、完了コードにかかる商品コードを決済情報と関連付けて保持する。(S3809)。
(実施形態13:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、過去に買い物をした商品について確認等することができる。
(実施形態14)
(実施形態14:概要)本実施形態は、商品コード受付部は、決済履歴情報保持部に保持されている完了コードにかかる商品コードを購入予定商品コードとして選択する購入済商品選択手段をさらに有する携帯端末装置について説明する。
(実施形態14:構成)本実施形態に係る携帯端末装置の機能ブロック図を図39に例示する。携帯端末装置(3900)は、「商品コード受付部」(3901)と、「商品コード保持部」(3902)と、「撮像部」(3903)と、「電子決済部」(3904)と、「表示部」(3905)と、「照合部」(3911)と、「照合結果出力部」(3912)と、「照合結果フラグ記録部」(3913)と、「フラグ判断部」(3921)と、「完了コード出力部」(3922)と、「決済履歴情報保持部」(3924)と、を有する。また、商品コード受付部(3901)は、「購入済み商品選択手段」(3925)を有する。また、商品コード保持部(3902)は、「購入予定商品リスト保持手段」(3906)と、「買掛商品リスト保持手段」(3907)と、を有する。さらに、携帯端末装置(3900)は、第一類似テーブル部と、第一類似判断部と、第一類似商品コード出力部を有していてもよい。さらに、携帯端末装置(3900)は、第二類似性判断テーブル部と、第二類似判断部と、第二類似商品コード出力部を有していてもよい。さらに、携帯端末装置(3900)は、非類似買掛商品コード出力部を有していてもよい。さらに、電子決済部(3904)は、完了後決済手段を有していてもよい。「購入済商品選択手段」(3925)以外の構成については前述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
「購入済商品選択手段」(3925)は、決済履歴情報保持部に保持されている完了コードにかかる商品コードを購入予定商品コードとして選択する。図40は、購入済商品選択手段の具体例である。なお、決済履歴情報保持部に保持されている情報は図37(a)に例示した情報であるとする。すなわち、図40に表示されている商品名及び商品コードは、図37(a)のリストにある商品の商品名と商品コードである。ユーザは、図40のような画面によって過去に購入した商品を再度、購入予定商品コードとして入力することができる。図40の「選択」の欄は、ユーザが購入予定商品として選択したい商品にチェックマークを入れて選択するための欄である。また、「数量」の欄には、選択した商品の購入しようとする数量を入力する。図40の状態であれば、「トマト1個」、「りんご3個」、「じゃがいも4個」、が購入予定商品として指定されていることになる。このようになっていると、例えばユーザが普段よく購入する商品を次回の購入予定商品に指定することができる。
(実施形態14:処理の流れ)本実施形態に係る携帯端末装置における処理の流れは、実施形態13に係る携帯端末装置における処理の流れと同様である。ただし、購入予定商品コードの入力を受け付ける際に、決済情報と関連付けられている完了コードにかかる商品コードを購入予定商品コードとして入力を受け付ける。
(実施形態14:効果)本実施形態に係る携帯端末装置によれば、例えばユーザが度々購入するような商品について、簡単に購入予定商品コードとして入力することができる。